JP2005017280A - 使い捨てピペット及び採血器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所定量の血液等を容易に正確に採取できるとともに、気泡が混入せず、比較的安価な使い捨てピペット及び採血器を提供する。
【解決手段】 スポイト筒と可撓性のキャップが連通している使い捨てピペットにおいて、液体を一時吸液可能であり、かつ、圧縮することあるいは気体を吹き付けることによって吸液している液体を放出されることが可能である一時吸液体をスポイト筒内に取り付け、一時吸液体とキャップとの間に空気通過性フィルターを取り付け、スポイト筒の先端と一時吸液体との間に解放機構付き逆止弁を取り付け、スポイト筒の先端から一時吸液体へ向かっての液体の移動のみを通常可能としている使い捨てピペットである。
【選択図】 図1



Description

本発明は使い捨てピペット及び採血器に関する。特に、血液、体液、尿(以下、「血液等」という。)の検査において用いる使い捨てピペット及び採血器に関し、一定量の血液等を採取するのに用いる使い捨てピペット及び採血器に関する。
図2は従来の使い捨てピペットの概略図である。従来の使い捨てピペット11は、スポイト筒11aと蛇腹構造のキャップ11bとが連結してなり、スポイト筒11aの中には血液等の通過を阻止するフィルターはまったく取り付けられていない。スポイト筒11a及びキャップ11bは、いずれも透明または半透明で可撓性を有する材料でできている。そして、スポイト筒11aには目印11c、11dが付けてある。目印11cは採取すべき血液等の量の下限を示し、目印11dは採取すべき血液等の量の上限を示している。そして、スポイト筒11aの先端は開放されているが、他の部分と同一の外径、内径であり、幅が狭い。
しかしながら、目印11cと目印11dとの間に血液等を合せることは困難であり、何度も血液等の採取と排出を繰り返さないと、所定量の血液等を採取することはできない。
また、ピペット中の血液等に気泡が混入しやすい。片手でスポイト筒5を指ではさみつつ、スポイト筒の先端を血液等の中へ入れ、毛細管現象によってスポイト筒の中へ血液等を採取するものである。しかし、親指でキャップを押したり放したりして誤って操作してしまうことが多く、空気を吸い込んでしまう。混入した気泡を従来のピペットでは取り除くことは困難である。その結果として、何度も血液等の採取と排出を繰り返さなければならない。また、気泡が混入した血液等では採取量が不足したり、正確な検査ができない。
そこで、本発明の目的は、所定量の血液等を容易に正確に採取できるとともに、気泡が混入せず、比較的安価な使い捨てピペット及び採血器を提供することである。
上記目的は、請求項1に記載の本発明に係る使い捨てピペット、すなわち、スポイト筒と可撓性のキャップとが連通している使い捨てピペットにおいて、液体を一時吸液可能であり、かつ、圧縮することあるいは気体を吹き付けることによって吸液している液体を放出されることが可能である一時吸液体をスポイト筒内に取り付け、一時吸液体をキャップとの間に空気通過性フィルターを取り付け、スポイト筒の先端と一時吸液体との間に開放機構付き逆止弁を取り付け、スポイト筒の先端から一時吸液体へ向かっての液体の移動のみを通常可能としている使い捨てピペットによって、達成される。
本発明に係る使い捨てピペットの好ましい実施態様においては、請求項2に記載のように、スポイト筒の先端が貫通内管を有する吸引口部品からなり、キャップの方へ向かって移動可能であり、吸引口部品のキャップ側が細径のノズルとなっていて、吸引口部品を押し込みキャップの方へ移動させると、ノズルが開放機構付き逆止弁の中へ挿入され逆止弁が開放状態になる。
また、本発明に係る使い捨てピペットの他の好ましい実施態様においては、請求項3に記載のように、一時吸液体をキャップの方から圧縮し、または空気を吹き付ける一時吸液体圧縮ピンを備えている。
また、上記目的は、請求項4に記載の本発明に係る使い捨て採血器、すなわち、血液凝固防止液を含有する吸液体であって、所定量の血液を一時吸液する吸液体を先端に配置し、吸液体の後面を押して吸液体を分離する押圧体を設けた使い捨て採血器、によっても達成される。
本発明に係る使い捨て採血器の好ましい実施態様においては、請求項5に記載のように、押圧体の移動防止を解除することが可能なロック手段を有する。
本発明に係る使い捨てピペット及び採血器は、一時吸液体または吸液体をスポイト筒内または本体先端部に取り付けているので、所定量(例えば50μl、60μl)の血液等を正確かつ容易に採取し、また、検査容器等へ所定量の血液等を正確かつ容易に移し取ることができるという効果が得られる。
また、本発明に係る使い捨てピペットは、開放機構付き逆止弁をスポイト筒内に取り付けているので、血液等の採取時には吸引口から一時吸液体へ向かってだけ血液等が流れ、逆流はしないが、検査容器等への移し取る時には、開放機構付き逆止弁を開放して、一時吸液体に吸液されている血液等を吸引口へ向けて移動させることができる。そのため、血液等の採取及び検査容器等への移し取りの手順が何人でも間違いなく、容易に行うことができるという効果が得られる。

以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して、詳細に説明する。
第1実施形態
図1は本発明に係る第1実施形態の使い捨てピペットの正面断面図である。
吸引口部品1は、先端1aの外径がわずかに細く、中央部1cはほぼ外径が一定であり、わずかな円周突起が1つあり、他端には外径が一定で細いノズル部1bが一体に形成されてある。吸引口部品1の内部には内径が一定で直線状の内管1dが形成されている。吸引口部品1は、わずかに弾性を有する材料、例えば硬質プラスチックや硬質ゴムなどで作られるのが好ましい。また、内管1dの面にはシリコーンとテフロン(登録商標)がコーティングされており、その後に、ヘパリンなど抗凝血剤が塗布されているのが良い。吸引口部品1は透明であっても、半透明であっても不透明であっても良い。
第1ホルダー2は透明または半透明の硬質プラスチックで一体に作られており、わずかに弾性を有する。外径が細い部分と外径が太い部分とが中心軸を共通にして軸方向に連結している。外径が細い部分の端は、吸引口部品用取付け・案内部2aであり、内面には第1位置用凹部2bと第2位置用凹部2cが形成されている。第1ホルダー2の外径が太い部分には逆止弁取付け部2dもあり、その内部に逆止弁3が逆止弁ホルダー4によって取り付けてある。外径が太い部分の端は第2ホルダーと接合するための接合部分2fであり、内面にわずかにへこんでいる円周凹部2gが一本形成されている。外径が太い部分の内部には一時吸液体
取付け部2eがあり、その外側にはつまみ部2iがある。一時吸液体取付け部2eの中にはヘパリンなど抗凝血剤を浸透させた円柱状の一時吸液体5が取り付けてある。一時吸液体としては、紙巻きタバコのフィルターやマーカーペンのペン先としても用いられる吸水フィルターなどを用いることができる。一時吸液体5の形状・寸法を管理することによって、50μlあるいは60μlの血液等をばらつきが少なく、簡単に、再現性良く、採取、保存することができる。第1ホルダー2の内部は、吸引口部品用取付け・案内部2aの案内用内面と、逆止弁取付け部2dの内面と、接続細管部2jと、一時吸液体取付け部2eの内面と、が連通しているが、それぞれの内径は異なっている。また、逆止弁取付け部2dと接続細管部2jとの境には当接面2hが形成されている。
第2ホルダー6はわずかに弾性を有するプラスチックで一体に作られている。第1ホルダー用接合部の外面には係合突起6aがほぼ円周にわたって形成されている。他端は比較的径の小さなキャップ用接合部6bであり、その内部は円柱状のガイド面6cである。
キャップ8は可撓弾性のゴム等で作られている。円筒状取付け部8aと押圧部8bと底部8cとからなる。底部8cにはフィルター圧縮ピン9を挿通し、通常状態において、わずかな隙間が周囲に生じる貫通孔が形成されている。
フィルター圧縮ピン9はほぼ中空円筒形状であり、一端9fはプッシュ部品10が差し込まれ閉塞され、他端9aは空気通過性フィルター7が取り付けられている。また、側面と連通する連通孔9b、9d、9eがそれぞれ他端9aの近く及び中央2ヶ所に形成されている。なお、連通孔9bは中心軸方向の位置は等しく、中心軸のまわりに90°ずつ4つの連通孔を設けている。
逆止弁3は2枚の平板が互いに長辺を接して先端をなす「からす口」状であり、シリコーンゴム、合成ゴム、天然ゴムなどのゴム質軟質材でできている。吸引
口部品1から一時吸液体5へ向かう液体は流すが、逆方向の流れは阻止される。また逆止弁は平状円形の中央に十字形、「Y」字形、「一」字形の形状の切れ目の入った弁でも良い。
基本状態における、使い捨てピペットの使い方について説明する。
血液等に吸引口部品1の先端を浸漬または接触させた状態に保つ。そして、片手の親指と人差し指でつまみ部2iをはさむとともに、他方の手の親指と人差し指とでキャップ8をはさみ、押圧する。するとキャップ8の内部の空気のうち一部がキャップ8の底部8cに形成されている隙間を通って外へ排出され、キャップ8がへこむ。次に、他方の手の指を放すと、キャップ8はもとの形状に戻ろうとし、キャップ8の内部の気圧が低くなり、吸引口部品1の先端から内管1dを通って血液等が吸引される。内管1dの面にはシリコーンとテフロン(登録商標)がコーティングされ、さらに抗凝血材が塗布されているので、吸引された血液等は凝結しにくいとともに、内管1dの面との表面張力を低減させて、速やかに血液等が内管1dに沿って流れる。続いて、内管1dを通過した血液等は逆止弁
3を通り、接続細管部2jを通過して、一時吸液体5へ至る。接続細管部2jの面にもシリコーンとテフロン(登録商標)がコーティングされ、さらに、ヘパリンなど抗凝血剤が塗布されているのが望ましい。一時吸液体5に血液等が接触すると、血液等が一時吸液体5に吸液され一時吸液体5の色が変化する。所定量の血液等が吸液されて、一時吸液体5の全体が変色(人間の血液であれば赤色)し、これ以上血液等を吸液できなくなる。その時の一時吸液体5に吸液されている血液等の量は、一時吸液体5の形状・寸法によってほぼ一定となる。したがって、50μlの血液の採取や60μlの尿の採取などを何人が行っても、再現性良く、ほぼ一定とすることができる。また、一時吸液体5にはヘパリンなど抗凝血剤が浸み込ませてあるので、吸液した血液等は凝結することはない。
なお、一時吸液体5の近くの空気や血液等はフィルター圧縮ピン9の他端9aの開孔及び他端9a近くの連通孔9bから内管を通り、フィルター圧縮ピン9の中央近くの連通孔9d、9eを経て、キャップ8の内部へと吸引される。そして、フィルター圧縮ピン9の他端9aには、空気通過性フィルター7が取り付けられているので、空気は吸引、通過されるが、血液等は空気通過性フィルター7を通過することができない。その結果、キャップ8の中やフィルター圧縮ピン9の中には血液等が侵入することはない。
続いて、血液等の採取後の第1手順について説明する。
図3は第1手順を行った後の実施形態の使い捨てピペットの正面断面図である。吸引口部品1を押し込むと、図3に示すように、吸引口部品1の円周突起が第1ホルダー2の第2位置用凹部2cに係合するとともに、ノズル部1bが逆止弁3の中に挿入されて、逆止弁3を押し広げて開き、さらにノズル部1bの尖端が当接面2hに当接し密接する。すると、一時吸液体5から吸引口部品1へ途中で漏れることなく、血液等の流体が流れることが可能になる。
次に、第1手順後の第2手順について説明する。
図4は第2手順を行った後の実施形態の使い捨てピペットの正面断面図である。フィルター圧縮ピン9の一端9fに差し込まれているプッシュ部品10を押し込むと、フィルター圧縮ピン9は、キャップ用接合部6bの内部のガイド面6cに沿って案内されて、中心軸方向ヘ移動する。すると、フィルター圧縮ピン9の他端9aが一時吸液体5に当接し一時吸液体5を圧縮する。フィルター圧縮ピン9の他端9aの開口は空気通過性フィルター7によって塞がれているので、一時吸液体5に吸液されている血液等はフィルター圧縮ピン9の内管の中へ侵入することなく、すべての血液等は第1ホルダー2の接続細管部2j、吸引口部品1の内管1dを順に通過して吸引口部品1の先端1aから流れ出す。すなわち、一時吸液体5に吸液されている血液等はすべてしぼり出されて吸引口部品1の先端1aから不図示の検査容器に所定量(例えば50μlや60μl)の血液等が移し取られる。
これらの手順(血液等の採取、第1手順、及び第2手順)の間において、血液等に気泡が混入することはない。また、これらの手順は、両手を使って、簡単に、安定して行うことができるので、初心者や高齢者であっても無理なく行うことができる。
血液等の移し取りが終わった使い捨てピペットのキャップ8には血液等がまったく付着しないので、一般廃棄物として処分することができる。フィルター圧縮ピン9の他端9aに取り付けた空気通過性フィルター7には血液等が付着するが、フィルター圧縮ピン9を押し込むと、連通孔9bはガイド面6cによって塞がった状態となり、そしてキャップ8を押圧すると、空気がフィルター圧縮ピン9の連通孔9d、9eから内管を通って他端9aの空気通過性フィルター7から噴出される。そのため、空気通過性フィルターに付着していた血液等は吹き飛ばされ、除去される。血液等が凝固、付着してしまうと、空気の噴射による血液等の除去が困難となる。よって、予め空気通過性フィルターにもヘパリンなど抗凝血剤をしみ込ませておくことが好ましい。血液等を除去した空気通過性フィルター7は細菌やウィルスなどが付着しているおそれがあるので、医療廃棄物として処分されなければならないが、フィルター圧縮ピン9には血液等が付着していない。
第2実施形態
図5、6、7は本発明に係る第2実施形態の採血器の概略図であり、図5は採血前及び採血中の状態を示す断面図であり、図6は採血器を採血ボトルに差し込んだ状態を示す断面図であり、図7は図6の後にキャップを押し込んで吸液体を押して分離している状態を示す断面図である。
第2実施形態の採血器の本体21の先端部21aは内面が円柱状であり外面が端に向かって径が小さくなるテーパ―状である。そして、多孔質フィルター31が端からわずかに突出して配置されている。中央部にはロックキー24、25が左右対称に配置されている。後端部21cはやや径の大きな円筒形であり、その内部には円筒部と半球殻部とが連続した押圧ボタン部23が挿入されている。そして、押圧ボタン部23には押圧軸部22が連結されて、押圧軸部22は本体21の内部に配置されている。押圧軸部22の先端が押圧部22aであり、中央部21dにはキー溝部22b、22cが左右対称に形成されており、後端部22dにおいて押圧ボタン部23と連結されている。ロックキー24、25は、それぞれ、係合部24a、25aと、支点部24b、25bと、力点部24c、25cとからなる樹脂あるいは硬質ゴムなど多少の可撓性を有する材料で作られている。本体21の先端部21a近くの内部には、多孔質フィルター31の位置を決めるための小突起21bが中心軸のまわりに90°間隔で4か所設けてある(図5(c)参照)。図5(b)は図5(a)におけるA−A´断面図であるが、ロックキー24、25の支点部24b、25bの端部は押圧軸部22の側面に当接して押圧軸部22がその中心軸に移動できるように案内している。ロックキー24、25の係合部は通常時には押圧軸部22の溝部22b、22cに係合しており、その場合には押圧軸部22が移動することはできない。
そして、押圧軸部22の押圧部22aは多孔質フィルター31には触れていない。多孔質フィルター31は商品名「ファイバーロッド」などの市販品の多孔質円柱体を用いることができ、毛細管現象を利用して所定量、例えば50μl、60μl、70μl、80μlの血液を吸液するように長さを調整する。また、血液の凝固を防止するために、ヘパリンなど抗凝血剤を多孔質フィルター31に予め含浸させておくのが好ましい。
図5に示す状態の採血器を用いて所定量の血液を吸液するのは極めて簡単である。皮膚に針等を刺して血を出し、その血に第2実施形態の採血器の多孔質フィルター31の先端を接触させて血液を吸液する。もはや多孔質フィルター31に吸液されないまで接触させ続ける。すると、多孔質フィルター31には所定量の血液を空気の混入なしに採取することができる。多孔質フィルター31の中にあった空気は、多孔質フィルター31の先端から毛細管現象によって血液が吸液されるにしたがって、他端へ向かって追いやられて他端から徐々に放出される。その結果、多孔質フィルター31には所定量50μlの血液が空気の混入なしに採取されるのである。
次に、図6に示すように、第2実施形態の採血器を採血ボトル32の中に差し込む。すると、ボトル32の内側面がロックキー24、25の力点部24c、25cに接触し、差し込むにつれて、力点部24c、25cが押され中心軸方向へ移動する。すると、支点部24b、25bをはさんで逆の位置の係合部24a
、25aが中心軸から遠ざかるように移動する。すると、ロックキー24、25の係合部24a,25aと押圧軸部22のキー溝部22b、22cとの係合が解除される。その結果として、押圧軸部22は自由にその中心軸に沿って直線移動することができる。回転移動を防止するために本体21の内面に中心軸に平行に伸びる直線状のガイド溝を設けるのが好ましい。
なお、採血ボトル32には底部32bがある。内部には薬液がたまっており、血液を保存したり、血漿と血球とを分離したりする。
続いて、図7に示すように、押圧ボタン部23を指などで押し込む。すると、押圧軸部22の押圧部22aが多孔質フィルター31に接触し押して、多孔質フィルター31を押し出して本体21の先端部21aから多孔質フィルター31を分離されて採血ボトル32の中へ落下する。
採血ボトル32の脚部32cは安定して直立できる形状・構造であるのが好ましい。
採血器の本体21の先端部21aは、多孔質フィルター31の有無を目視確認し、多孔質フィルター31への血液の吸液状態を目視確認しやすいように透明であるのが好ましい。
本発明に係る実施形態の使い捨てピペットの正面断面図である。 従来の使い捨てピペットの概略図である。 第1手順を行った後の実施形態の使い捨てピペットの正面断面図である。 第2手順を行った後の実施形態の使い捨てピペットの正面断面図である。 採血前及び採血中の状態を示す断面図である。 採血器を採血ボトルに差し込んだ状態を示す断面図である。 図6の後にキャップを押し込んで吸液体を押して分離している状態を示す断面図である。
符号の説明
1 吸引口部品
1a 先端
1b ノズル部
1c 中央部
1d 内管
2 第1ホルダー
2a 吸引口部品用取付け・案内部
2b 第1位置用凹部
2c 第2位置用凹部
2d 逆止弁取付け部
2e 一時吸液体取付け部
2f 接合部分
2g 円周凹部
2h 当接面
2i つまみ部
2j 接続細管部
3 逆止弁
4 逆止弁ホルダー
5 一時吸液体
6 第2ホルダー
6a 係合突起
6b 接合部
6c ガイド面
7 空気通過性フィルター
8 キャップ
8a 取付け部
8b 押圧部
8c 底部
9 フィルター圧縮ピン
9a 他端
9b 連通孔
9d 連通孔
9e 連通孔
9f 一端
10 プッシュ部品
11 ピペット
11a スポイト筒
11b キャップ
11c 目印
11d 目印
21 本体
21a 先端部
21b 小突起
21c 後端部
21d 中央部
22 押圧軸部
22a 押圧部
22b 溝部
22c 溝部
22d 後端部
23 押圧ボタン部
24 ロックキー
24a 係合部
24b 支点部
24c 力点部
25 ロックキー
25a 係合部
25b 支点部
25c 力点部
31 多孔質フィルター(吸液体)
32 採血ボトル
32b 底部
32c 脚部

Claims (5)

  1. スポイト筒と可撓性のキャップが連通している使い捨てピペットにおいて、液体を一時吸液可能であり、かつ、圧縮することあるいは気体を吹き付けることによって吸液している液体を放出されることが可能である一時吸液体をスポイト筒内に取り付け、一時吸液体とキャップとの間に空気通過性フィルターを取り付け、スポイト筒の先端と一時吸液体との間に解放機構付き逆止弁を取り付け、スポイト筒の先端から一時吸液体へ向かっての液体の移動のみを通常可能としている使い捨てピペット。
  2. スポイト筒の先端が貫通内管を有する吸引口部品からなり、キャップの方へ向かって移動可能であり、吸引口部品のキャップ側が細径のノズルとなっていて、吸引口部品を押し込みキャップの方へ移動させると、ノズルが開放機構付き逆止弁の中へ挿入され逆止弁が開放状態になる請求項1に記載の使い捨てピペット。
  3. 一時吸液体をキャップの方から圧縮し、または空気を吹き付ける一時吸液体圧縮ピンを備えている請求項1または2に記載の使い捨てピペット。
  4. 血液凝固防止液を含有する吸液体であって、所定量の血液を一時吸液する吸液体を先端に配置し、吸液体の後面を押して吸液体を分離する押圧体を設けた使い捨て採血器。
  5. 押圧体の移動防止を解除することが可能なロック手段を有する請求項4に記載の使い捨て採血器。
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