JP2005017206A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の所望する条件を満たすような経由地を経由し、利用者の所望する条件を満たすようなドライブコースを作成し、経路案内を行うナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【解決手段】外部メモリ9が記憶する名所のデータベースから利用者によって指定された区域内の名所を抽出し、利用者が指定した観光条件を考慮して算出された評価値を基に観光する名所を選出する。そして、選出された名所を順に観光する経路を経路探索によって作成し、経路案内を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】外部メモリ9が記憶する名所のデータベースから利用者によって指定された区域内の名所を抽出し、利用者が指定した観光条件を考慮して算出された評価値を基に観光する名所を選出する。そして、選出された名所を順に観光する経路を経路探索によって作成し、経路案内を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者により指定された条件を満たす経由地を選出し、条件を満たす案内経路(ドライブコース)を自動作成し、案内する技術に関する。
【0002】
【従来技術】
従来のナビゲーション装置には、利用者に特定の地点を指定させ、その付近にある名所、旧跡、行楽地、観光地等(以下、名所と総称する。)をデータベースから検索して利用者に紹介する機能がある。ところが利用者は提供された名所等の利用や観光の所要時間、各名所を巡る移動時間、名所の種類、名所の場所等を考慮して随時目的地として設定し、経路探索を行う必要があり、煩雑な操作を行う必要がある。そこで、予めデータベースに記憶されるドライブコースを選択して経路案内するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−372429号公報([0046]〜[0048]、図1)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記ナビゲーション装置においては、紹介された名所等のうち利用者が所望する条件を満足させるような名所を順に巡る経路の設定が行えなかったり、既存のドライブコースの中に利用者が所望する条件を満足させるものがない場合がある。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みたもので、利用者の選択した条件を満たすようなドライブコースを作成し、経路案内を行うことができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、名所を経由する経路を作成するナビゲーション装置において、条件取得手段により利用者から所定の選択条件を取得し、地点の詳細情報を記憶するデータベースから選出手段によって少なくとも選択条件を満たすような名所を経由地として選出し、選出した経由地を選択条件に基づいて経由する経路を作成手段によって作成することを特徴とする。
【0007】
従って、データベースに記憶される地点に関する情報と利用者による選択条件の指定により、利用者の所望する条件を満たすようなドライブコースを作成することが可能となる。つまり、利用者は所望する形態のドライブコースで、行きたい名所を巡ることが可能となる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明によれば、地点を経由する経路を作成するナビゲーション装置において、エリア取得手段により利用者からエリア(領域)を取得し、条件取得手段により利用者から所定の選択条件を取得し、選出手段で利用者より取得したエリア内に存在する選択条件を満たすような地点を、地点の詳細情報を記憶するデータベースから経由地として選出する。そして、作成手段により選出した経由地を選択条件に基づいて経由する経路を作成することを特徴とする。これにより、エリア取得手段によって取得したエリア内から選択条件を満たす任意の地点を選出し、経路を作成することが可能となる。
【0009】
そして、請求項3に記載の発明において、利用者が選択した行政区画名又は選択した地点を基準とする領域をエリア取得手段により取得することを特徴とするため、利用者は目的や要望に応じてエリアの選択方法を変更することにより比較的容易に所望のエリアを指定し、経路作成に反映させることが可能となる。
【0010】
更に、請求項4に記載の発明において、選出手段は各地点の評価値を利用者より取得した選択条件及びデータベースに記憶される地点の詳細情報を用いて算出し、算出された評価値に基づいて経由地を選出することを特徴とする。従って、利用者の要望を反映する評価値を基に経由地を選出し、経路を作成することにより、利用者の要望を反映した経路の作成が可能となる。
【0011】
また、請求項5に記載の発明において、選出手段はエリア取得手段によって取得されたエリア内に存在する各地点の評価値を、利用者より取得した選択条件及びデータベースに記憶される地点の詳細情報を用いて算出し、算出された評価値に基づいて経由地を選出することを特徴とする。つまり、利用者が指定したエリア内の地点の評価値を算出し、その評価値を基に経由地を選出することによって、利用者の要望を反映した経路の作成が可能となる。
【0012】
そして、請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5に記載のナビゲーション装置において、選択条件には少なくとも作成した経路を完走するまでにかかる時間を表わす経路完走時間、選出する地点の種別を表わす経由地の種類、選出する地点の知名度を表わす経由地の知名度、経路を走行する季節を表わす経路の走行季節の何れか1つ又はそれらの組み合わせからなることを特徴とする。これによって、利用者の要望をより細かく反映した経路の作成が可能となる。
【0013】
また、請求項7に記載の発明では、数値化手段によって経由地の種類に対して前記データベースに記憶される各地点の種類と比較し、一致不一致に応じて数値を割り振り、経由地の知名度に対してデータベースに記憶される各地点の知名度と比較し、一致不一致に応じて数値を割り振り、経路の走行季節に対し前記データベースに記憶される各地点の有効季節と比較し、有効季節内外に応じて数値を割り振り、少なくとも割り振られたこれらの数値を基に各地点に対する評価値を算出することを特徴とする。即ち、条件取得手段によって取得した選択条件とデータベースに記憶される情報を比較することによって、数値を割り当て、選択条件を数値化する。よって、数値化された選択条件を基に、評価値を算出することが可能となり、利用者による観光条件を満たす地点や満たさない地点を数値で示すことによって、容易に経由地を選出することが可能となる。
【0014】
更に、請求項8に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れか1つに記載の発明において、選択条件には少なくとも作成した経路を完走するまでにかかる時間を表わす経路完走時間、選出する地点の種別を表わす経由地の種類、選出する地点の知名度を表わす経由地の知名度、経路を走行する季節を表わす経路の走行季節、経路探索の際に最初の経由地の決定条件である経由開始地の選択基準、経由する経由地の数を指定する経路の経由地数の何れか1つ又はそれらの組み合わせからなることを特徴とする。これによって、利用者の要望をより細かく反映した経路の作成が可能となる。
【0015】
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項6乃至8の何れか1つに記載の発明において、最初に経由する経由地を決定した後、通常はその最初の経由地から最短距離にある別の経由地までの経路を探索し、以降順次経路の最先端にある経由地から最短距離にある更に他の経由地までの経路を探索して経路を作成するが、経路完走時間が利用者より指定された場合には、最初の経由地からの移動時間と評価値を考慮して他の経由地までの経路を探索し、以降順次経路の最先端にある経由地からの移動時間と前記評価値を考慮して更に他の経由地までの経路を探索し、経路を作成することを特徴とする。
【0016】
これにより、選出された経由地を効率よく経由する経路の作成が可能となるだけでなく、より利用者の指定した選択条件を満たす経路の作成が可能となる。更に、経路完走時間が指定されている際には、移動時間を考慮した経路を作成することにより、より正確に選択条件を満たす経路の作成が可能となる。
【0017】
そして、請求項10に記載の発明によれば、データベースは当該ナビゲーション装置が有するものであり、外部との通信が可能な通信手段によって外部から地点に関する最新の詳細情報を受信し、適宜データベースを更新することを特徴とする。よって、外部との通信を利用することにより、最新のデータベースへと更新することが可能となり、より正確な情報を用いた経路の制作が可能となる。
【0018】
更に、請求項11に記載の発明では、外部との通信が可能な通信手段によって利用者より取得した選択条件を外部へ送信し、外部より選択条件を満たす経由地に関する情報を受信して経路を作成することを特徴とする。従って、データベースの多大な情報を記憶する記憶媒体を備える必要はなく、通信によって必要な経由地の情報を得ることが可能となる。
【0019】
そして、請求項12に記載の発明によれば、外部との通信が可能な通信手段によって、取得した選択条件を外部へ送信し、外部より選択条件を満たす経由地及び経路に関する情報を受信することが可能となる。これにより、利用者の所望する選択条件を満たすような経由地や経路に関する情報を通信手段によって受信することができ、より正確且つ細やかな条件に沿った経路の受信が可能となる。
【0020】
また、請求項13に記載の発明によれば、案内手段により、作成手段が作成した経路を案内することを特徴とするため、利用者は作成された経路に沿った案内を受けて移動することが可能となり、所望の選択条件を満たす経由地を経由して移動することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用ナビゲーション装置に適用し、名所を巡るドライブコースを作成するという一実施の形態について、図1乃至図9を参照しながら説明する。
【0022】
図1は本実施形態の車両用ナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。車両用ナビゲーション装置は、現在位置検出装置1、地図データ記憶装置2、音声確認装置3、入力操作装置4、リモコンセンサ5、リモートコントロール端末(以下、リモコンと略す。)6、制御装置7、報知装置8、及び外部メモリ9より構成されている。現在位置検出装置1は何れも周知のGPS受信機、ジャイロスコープ、車速センサ等を備えており、これらが互いに補間しながら車両の現在位置を検出するように構成されている。地図データ記憶装置2は、例えばDVD−ROMやHDD等の記憶媒体を備えて構成されており、地図データ、マップマッチング用データ、施設データ等の各種地図を表示したり、経路の探索や案内を行うためのデータを記憶している。
【0023】
また、入力操作装置4は利用者により操作される種々の入力キーを有し、ナビゲーションに必要な各種入力信号を出力する。尚、利用者による操作入力については、入力操作装置4からの入力以外に、音声確認装置3による音声入力や、リモコン6からリモコンセンサ5を介した遠隔操作入力が行えるようにしてもよい。制御回路7はコンピュータ手段を有して構成されるものであり、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。そして、制御回路7では経路探索や地図表示等の車載用ナビゲーション装置におけるさまざまな制御処理を行い、処理された情報を報知装置8によって報知する。
【0024】
報知装置8は車両のインストルメントパネル部に設けられる表示装置(図示せず)や、音声を車内に発生する音声発生装置(図示せず)等によって構成され、本発明における案内手段に相当するの機能を有し、利用者への報知などの出力を行う。ここで、表示装置は、車両の現在地および道路地図を表示するもので、液晶表示装置、CRT表示装置等を用いることができる。
【0025】
外部メモリ9は、HDDやフラッシュROM等の書き込み可能な不揮発性記憶媒体より構成され、本実施形態では、名所の詳細情報のデータベース及び、利用者の所望する観光条件(本発明における選択条件に相当する。)を記憶する記憶媒体として使用される。
【0026】
上記構成において、利用者が入力操作装置4によって所望の観光条件を指定すると、データベースの情報を基に、観光条件を満たすような名所を選出し、選出された名所を順に観光できるドライブコース(経路)を探索する。そして、探索し、設定されたドライブコースに基づいて案内を行う。尚、ドライブコースの案内は従来の経路案内と同様に、設定されたドライブコースを経路として複数の経由地(名所)を経由し、最終目的地(最後の名所)へ車両を案内する。
【0027】
このような車両用ナビゲーション装置において、以下、ドライブコース作成に用いられる名所の詳細情報を記憶するデータベースの構成やドライブコース作成にあたって行われる処理について、図2乃至図9を用いて説明する。尚、ドライブコースを作成するにあたり、観光条件として、名所を観光する地域の範囲を指定する観光区域、ドライブコース完走に要する時間を指定する観光時間、名所の種類を指定するカテゴリ、名所の知名度を指定する知名度、観光する季節や日時を指定する季節等があり、これらを利用者がメニュー等から選択することによって指定可能とする。そして、観光区域に関しては、地名を選択して指定したり、任意の地点(現在位置でもよい)を指定し、その指定した地点を中心とした半径(又は直径)により形成される円形内部の範囲を観光区域と指定することが可能である。尚、ここで範囲を指定する形状は、特に円形に限定するものではない。
また、ここで言う観光区域は本発明におけるエリアに、観光時間は経路完走時間に、カテゴリは経由地の種類に、知名度は経由地の知名度に、季節は経路の走行季節に相当する。
【0028】
また、外部メモリ9に記憶されるデータベース(以下、名所データベースと呼ぶ。)には、上記観光条件に挙げられるような名所に関する情報が数値に変換され、記憶されている。所要時間は名所を観光するのにかかる所要時間を分単位で記憶される。カテゴリは名所の分類を各カテゴリごとに任意の数字を割り振られ、登録される(例えば、1:遊ぶ、2:スポーツ、3:アトラクション、4:美術館、5:史跡・名跡、6:散策、99:お任せ等。)。知名度は最大知名度を100、最小知名度を1として数値で表され、記憶される。季節は名所の利用又は観光が可能な季節が開始時期と終了時期にて記憶される(例えば、海水浴:開始=7/1、終了=8/31等。)。また、利用者からの投票や雑誌の記載数等をお勧め度として100〜1までの数値で記憶している。これら、名所データベースに記憶される数値及び利用者によって指定された観光条件を基に各名所の評価値が算出されることとなる(算出方法は後述する。)。
【0029】
図2は名所データベースの構成を示す図である。所在地と名所の関連付け情報(図2a)は、地名番号及び位置情報と名所の関連付けを行っており、利用者が指定する観光区域に存在する名所を抽出するために用いる。ここで、地名番号とは、地名を表す任意の値であり(例えば、1:茅ヶ崎、2:藤沢市、3:鎌倉等)、位置情報は名所の位置を緯度経度や座標等で示すものである。また、名所番号は名所を表す任意の値である。
【0030】
名所の詳細情報(図2b)は、各名所ポイントの詳細情報が格納されており、図2aより抽出された名所の選出に使用する。尚、図2bには所要時間のみが図示されているが、上記観光条件やお進め度も同様に格納されており、評価値の算出に用いられる。
【0031】
次に、上記名所データベースを用いたドライブコース作成処理について説明する。まず、図3において、ステップ(以下、Sと略す。)100で観光条件が利用者によって指定される。尚、利用者は上述した全ての観光条件を指定する必要はなく、所望の条件を選択して指定する。そして、本実施の形態では、利用者が観光区域を指定した場合を例に挙げて説明する。
【0032】
S100で観光条件が指定されると、S101へ移行し、観光区域が地名による指定か否かが判定される。地名によって観光区域が指定されたと判定した場合(S101:Yes)、名所データベースから該当地名番号に対する名所(名所番号)を抽出する。ここで、図4aのように報知装置8である表示装置に表示される地図20から利用者が茅ヶ崎市21及び鎌倉市22を指定した場合を例に説明する。茅ヶ崎市の地名番号を1、鎌倉市の地名番号を3とした場合、名所データベースに記憶される所在地と名所の関連付け情報(図2a)より、図4bに示すように地名番号1及び地名番号3である名所番号A〜F及びM〜Qが抽出される。
【0033】
一方、観光区域が地名ではなく、範囲指定によって指定されたと判定した場合には(S101:No)、名所データベースから該当区域に存在する名所(名所番号)を抽出する。ここで、図5のように、報知装置8である表示装置に表示される地図30から指定ポイント31を中心とする範囲32が観光区域として指定された場合を例に説明する。図6aのように指定された範囲32内に存在する名所を、名所データベースに記憶される所在地と名所の関連付け情報(図2a)より、その位置情報(緯度・経度等)を基にして、n1、n8、n12、n17が抽出される(図6b)。
【0034】
次に、S103にて抽出した名所に対する評価値を計算し(評価値の算出方法は図9を用いて後述する。)、S104へ移行する。S104では評価値が大きいほど利用者の観光条件を多く満たすと判断できるため、S103で算出された評価値を基に、評価値の大きい順に所定数(例えば、10箇所)名所を観光対象として選出する。尚、ここで選出する名所の数も(本発明における経路の経由地数に相当する)利用者によって指定可能としてもよい。また、観光時間が指定されている場合は、名所を観光対象として選出するたびにその名所の所要時間を加算し、指定された観光時間に到達するまで名所を選出する。例えばS102の例のように、名所番号A〜F及びM〜Qが抽出されており、観光時間が520分と指定されている場合、図7に示すように評価値の高い順に名所番号M、F、P、O、B、C、Nが観光対象として選出される。
【0035】
S104で観光対象が選出されると、S105で観光対象を順に巡る経路(ドライブコース)を探索する。最初に観光する名所の決定は、高速道路ICに最も近い名所、主要幹線道路に最も近い名所、評価値の最も大きい名所、車両の現在位置から最も近い名所等、利用者が指定した基準(本発明における選択基準に相当し、以下、選択基準と呼ぶ。)を基に決定する。そして、決定した名所に距離が近い名所を次に観光する名所として決定し、順次同様にして、全ての観光対象として選出した名所を巡る経路を作成する。尚、利用者が選択基準を指定していない場合は、最も評価値の大きい名所から観光を開始することとする。例えば、S104の例のように名所番号M、F、P、O、B、C、Nが観光対象として選出され、選択基準が評価値の最も大きい名所と指定された場合、評価値の一番大きい名所Mから観光を開始することとなる。そして、図8aのように名所が存在している場合は、名所Mの次に名所Mに近い名所P、そして、同様に名所F、名所O、名所B、名所C、名所Nの順に名所を巡る経路が探索される。
【0036】
尚、観光時間が指定されている場合には、選択基準に基づいて最初に観光する名所を決定した後、現在位置から最初に観光する名所までの移動時間とその名所の所要時間を加算して観光時間とする。そして、次の観光する名所を評価値及び時間に基づいて決定する度に、決定した名所の一つ前に観光する名所から決定した名所までの移動時間とその名所の所要時間を観光時間として加算していく。加算された観光時間が指定された観光時間に到達した時点で、経路探索を終了する。ここで、移動時間とは従来のナビゲーション装置が到着予定時刻を算出する際に使用する計算方法と同様にして算出するものとする。
【0037】
S104の例のように名所番号M、F、P、O、B、C、Nが観光対象として選出され、選択基準が評価値の最も大きい名所と指定され、観光時間が520分と指定された場合を例に図8bを用いて説明する。まず、最も評価値の高い名所Mが最初に観光する名所として決定される。すると、現在位置50から名所Mまでの移動時間(60分)と名所Mの所要時間(180分)を加算して、探索した経路の観光時間とする。次に、名所Mの次に観光する名所を評価値及び所要時間に基づいて名所Pに決定し、名所Mから名所Pまでの移動時間(40分)と名所Pの所要時間(60分)を探索経路の観光時間に加算する。このようにして、探索経路の観光時間を加算していくと、名所Fを観光した時点で観光時間が利用者の指定した観光時間520分になるため、名所M、名所P、名所Fの順で3つの名所を巡るドライブコースの探索が終了し、経路として設定される。
【0038】
次に、図3のS103で処理される評価値の算出処理について、図9を用いて説明する。図9において、S200で各名所のカテゴリと利用者の指定したカテゴリを比較し、変数(category)が設定される。カテゴリが一致した場合はcategory=1、異なる場合はcategory=0.3、そして、利用者によってカテゴリが指定されていない場合にはcategory=1とする。S201では、各名所の知名度と利用者の指定した知名度を比較し、変数(famous)が設定される。データベースには知名度を表わす数値(100〜1)が記憶されているが、利用者が指定する知名度は大、中、小、大と中、中と小の5通りとする。そこで、知名度大を100〜61、知名度中を60〜31、知名度小を30〜1と割り振り、一致した場合はfamous=1、異なる場合はfamous=0.3とする。そして、指定されていない場合にはfamous=0.3とする。
【0039】
S202ではナビゲーション装置が内蔵するカレンダより日時を抽出し、各名所が観光可能な季節であるか否かを判定し、変数(season)を設定する。
変数(season)は、指定された日が観光可能な季節である場合には、season=1、観光可能な季節ではない時にはseason=0と設定される。そして、S203では、数1に基づいて各名所の評価値を算出する。
【0040】
[数1]
評価値=category×famous×season×お勧め度
以上、本実施形態の車両用ナビゲーション装置によれば、名所データベースに記憶される名所に関する情報と利用者による観光条件の指定により、利用者の所望する条件を満たすようなドライブコースを作成し、作成したドライブコースに沿うような経路案内を行うことが可能となる。従って、利用者は行きたい地域で所望する形態のドライブコースによって名所を巡ることが可能となる。ここで、図3のS100は本発明における条件取得手段に、S104は選出手段に、S105は作成手段に、図9のS200及びS201及びS202が本発明の数値化手段に相当する処理を行うものである。
【0041】
尚、本実施形態では、ナビゲーション装置の外部メモリ9に記憶されるデータベースを基にドライブコースを作成する等、ナビゲーション装置単体で様々な処理を行ったが、ナビゲーション装置に通信機能(図示せず)を加え(本発明における通信手段に相当する。)、名所等に関する情報をインターネット等を介して外部のサーバから入手してもよい。例えば、外部メモリ9が記憶する名所データベースを外部から適宜更新できるようにしたり、利用者が設定した観光条件を送信して外部のサーバに記憶される名所データベースより該当する名所を選出したり、ドライブコースの作成までも外部で行い、そのドライブコースを受信するようにしてもよい。つまり、外部との通信を可能とすることにより、最新の名所等の情報を反映したドライブコースの作成が可能となる。また、通信が可能であれば、外部メモリ9にデータベースを記憶する必要はなく、外部に名所データベースを設けてもよい。そうすれば、多大なデータベースを記憶する記憶媒体を備えずとも、同様の効果を得ることが可能となる。
【0042】
更に、上記したいずれの場合においても、車両に搭載されたナビゲーション装置を対象とするものを示したが、車両に限らず他の移動体(自転車、バイク、人等)、あるいは地図データを記憶することが可能な携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)などの携帯端末においても同様に適用することができる。その際、経路や案内などを移動体に適したものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す図である。
【図2】名所データベースのデータ構成を示す図である。a)所在地と名所の関連付け情報。b)名所詳細情報
【図3】ドライブコース作成処理のフローチャートを示す図である。
【図4】観光範囲を地名で指定した際の表示例(a)と名所データベースにおける情報の選出例(b)を示す図である。
【図5】観光範囲を指定範囲で指定した際の表示例を示す図である。
【図6】図5での名所抽出を象徴する図(a)と名所データベースにおける情報の選出例(b)を示す図である。
【図7】名所データベースにおける、利用者の観光条件を考慮した名所の選出例を示す図である。
【図8】図7で抽出された名所の優先順位を示す図(a)と探索された経路を示す図(b)である。
【図9】評価値算出処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1・・・現在位置検出装置
2・・・地図データ記憶装置
3・・・音声確認装置
4・・・入力操作装置
5・・・リモコンセンサ
6・・・リモコン
7・・・制御装置
8・・・報知装置
9・・・外部メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者により指定された条件を満たす経由地を選出し、条件を満たす案内経路(ドライブコース)を自動作成し、案内する技術に関する。
【0002】
【従来技術】
従来のナビゲーション装置には、利用者に特定の地点を指定させ、その付近にある名所、旧跡、行楽地、観光地等(以下、名所と総称する。)をデータベースから検索して利用者に紹介する機能がある。ところが利用者は提供された名所等の利用や観光の所要時間、各名所を巡る移動時間、名所の種類、名所の場所等を考慮して随時目的地として設定し、経路探索を行う必要があり、煩雑な操作を行う必要がある。そこで、予めデータベースに記憶されるドライブコースを選択して経路案内するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−372429号公報([0046]〜[0048]、図1)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記ナビゲーション装置においては、紹介された名所等のうち利用者が所望する条件を満足させるような名所を順に巡る経路の設定が行えなかったり、既存のドライブコースの中に利用者が所望する条件を満足させるものがない場合がある。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みたもので、利用者の選択した条件を満たすようなドライブコースを作成し、経路案内を行うことができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、名所を経由する経路を作成するナビゲーション装置において、条件取得手段により利用者から所定の選択条件を取得し、地点の詳細情報を記憶するデータベースから選出手段によって少なくとも選択条件を満たすような名所を経由地として選出し、選出した経由地を選択条件に基づいて経由する経路を作成手段によって作成することを特徴とする。
【0007】
従って、データベースに記憶される地点に関する情報と利用者による選択条件の指定により、利用者の所望する条件を満たすようなドライブコースを作成することが可能となる。つまり、利用者は所望する形態のドライブコースで、行きたい名所を巡ることが可能となる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明によれば、地点を経由する経路を作成するナビゲーション装置において、エリア取得手段により利用者からエリア(領域)を取得し、条件取得手段により利用者から所定の選択条件を取得し、選出手段で利用者より取得したエリア内に存在する選択条件を満たすような地点を、地点の詳細情報を記憶するデータベースから経由地として選出する。そして、作成手段により選出した経由地を選択条件に基づいて経由する経路を作成することを特徴とする。これにより、エリア取得手段によって取得したエリア内から選択条件を満たす任意の地点を選出し、経路を作成することが可能となる。
【0009】
そして、請求項3に記載の発明において、利用者が選択した行政区画名又は選択した地点を基準とする領域をエリア取得手段により取得することを特徴とするため、利用者は目的や要望に応じてエリアの選択方法を変更することにより比較的容易に所望のエリアを指定し、経路作成に反映させることが可能となる。
【0010】
更に、請求項4に記載の発明において、選出手段は各地点の評価値を利用者より取得した選択条件及びデータベースに記憶される地点の詳細情報を用いて算出し、算出された評価値に基づいて経由地を選出することを特徴とする。従って、利用者の要望を反映する評価値を基に経由地を選出し、経路を作成することにより、利用者の要望を反映した経路の作成が可能となる。
【0011】
また、請求項5に記載の発明において、選出手段はエリア取得手段によって取得されたエリア内に存在する各地点の評価値を、利用者より取得した選択条件及びデータベースに記憶される地点の詳細情報を用いて算出し、算出された評価値に基づいて経由地を選出することを特徴とする。つまり、利用者が指定したエリア内の地点の評価値を算出し、その評価値を基に経由地を選出することによって、利用者の要望を反映した経路の作成が可能となる。
【0012】
そして、請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5に記載のナビゲーション装置において、選択条件には少なくとも作成した経路を完走するまでにかかる時間を表わす経路完走時間、選出する地点の種別を表わす経由地の種類、選出する地点の知名度を表わす経由地の知名度、経路を走行する季節を表わす経路の走行季節の何れか1つ又はそれらの組み合わせからなることを特徴とする。これによって、利用者の要望をより細かく反映した経路の作成が可能となる。
【0013】
また、請求項7に記載の発明では、数値化手段によって経由地の種類に対して前記データベースに記憶される各地点の種類と比較し、一致不一致に応じて数値を割り振り、経由地の知名度に対してデータベースに記憶される各地点の知名度と比較し、一致不一致に応じて数値を割り振り、経路の走行季節に対し前記データベースに記憶される各地点の有効季節と比較し、有効季節内外に応じて数値を割り振り、少なくとも割り振られたこれらの数値を基に各地点に対する評価値を算出することを特徴とする。即ち、条件取得手段によって取得した選択条件とデータベースに記憶される情報を比較することによって、数値を割り当て、選択条件を数値化する。よって、数値化された選択条件を基に、評価値を算出することが可能となり、利用者による観光条件を満たす地点や満たさない地点を数値で示すことによって、容易に経由地を選出することが可能となる。
【0014】
更に、請求項8に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れか1つに記載の発明において、選択条件には少なくとも作成した経路を完走するまでにかかる時間を表わす経路完走時間、選出する地点の種別を表わす経由地の種類、選出する地点の知名度を表わす経由地の知名度、経路を走行する季節を表わす経路の走行季節、経路探索の際に最初の経由地の決定条件である経由開始地の選択基準、経由する経由地の数を指定する経路の経由地数の何れか1つ又はそれらの組み合わせからなることを特徴とする。これによって、利用者の要望をより細かく反映した経路の作成が可能となる。
【0015】
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項6乃至8の何れか1つに記載の発明において、最初に経由する経由地を決定した後、通常はその最初の経由地から最短距離にある別の経由地までの経路を探索し、以降順次経路の最先端にある経由地から最短距離にある更に他の経由地までの経路を探索して経路を作成するが、経路完走時間が利用者より指定された場合には、最初の経由地からの移動時間と評価値を考慮して他の経由地までの経路を探索し、以降順次経路の最先端にある経由地からの移動時間と前記評価値を考慮して更に他の経由地までの経路を探索し、経路を作成することを特徴とする。
【0016】
これにより、選出された経由地を効率よく経由する経路の作成が可能となるだけでなく、より利用者の指定した選択条件を満たす経路の作成が可能となる。更に、経路完走時間が指定されている際には、移動時間を考慮した経路を作成することにより、より正確に選択条件を満たす経路の作成が可能となる。
【0017】
そして、請求項10に記載の発明によれば、データベースは当該ナビゲーション装置が有するものであり、外部との通信が可能な通信手段によって外部から地点に関する最新の詳細情報を受信し、適宜データベースを更新することを特徴とする。よって、外部との通信を利用することにより、最新のデータベースへと更新することが可能となり、より正確な情報を用いた経路の制作が可能となる。
【0018】
更に、請求項11に記載の発明では、外部との通信が可能な通信手段によって利用者より取得した選択条件を外部へ送信し、外部より選択条件を満たす経由地に関する情報を受信して経路を作成することを特徴とする。従って、データベースの多大な情報を記憶する記憶媒体を備える必要はなく、通信によって必要な経由地の情報を得ることが可能となる。
【0019】
そして、請求項12に記載の発明によれば、外部との通信が可能な通信手段によって、取得した選択条件を外部へ送信し、外部より選択条件を満たす経由地及び経路に関する情報を受信することが可能となる。これにより、利用者の所望する選択条件を満たすような経由地や経路に関する情報を通信手段によって受信することができ、より正確且つ細やかな条件に沿った経路の受信が可能となる。
【0020】
また、請求項13に記載の発明によれば、案内手段により、作成手段が作成した経路を案内することを特徴とするため、利用者は作成された経路に沿った案内を受けて移動することが可能となり、所望の選択条件を満たす経由地を経由して移動することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用ナビゲーション装置に適用し、名所を巡るドライブコースを作成するという一実施の形態について、図1乃至図9を参照しながら説明する。
【0022】
図1は本実施形態の車両用ナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。車両用ナビゲーション装置は、現在位置検出装置1、地図データ記憶装置2、音声確認装置3、入力操作装置4、リモコンセンサ5、リモートコントロール端末(以下、リモコンと略す。)6、制御装置7、報知装置8、及び外部メモリ9より構成されている。現在位置検出装置1は何れも周知のGPS受信機、ジャイロスコープ、車速センサ等を備えており、これらが互いに補間しながら車両の現在位置を検出するように構成されている。地図データ記憶装置2は、例えばDVD−ROMやHDD等の記憶媒体を備えて構成されており、地図データ、マップマッチング用データ、施設データ等の各種地図を表示したり、経路の探索や案内を行うためのデータを記憶している。
【0023】
また、入力操作装置4は利用者により操作される種々の入力キーを有し、ナビゲーションに必要な各種入力信号を出力する。尚、利用者による操作入力については、入力操作装置4からの入力以外に、音声確認装置3による音声入力や、リモコン6からリモコンセンサ5を介した遠隔操作入力が行えるようにしてもよい。制御回路7はコンピュータ手段を有して構成されるものであり、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。そして、制御回路7では経路探索や地図表示等の車載用ナビゲーション装置におけるさまざまな制御処理を行い、処理された情報を報知装置8によって報知する。
【0024】
報知装置8は車両のインストルメントパネル部に設けられる表示装置(図示せず)や、音声を車内に発生する音声発生装置(図示せず)等によって構成され、本発明における案内手段に相当するの機能を有し、利用者への報知などの出力を行う。ここで、表示装置は、車両の現在地および道路地図を表示するもので、液晶表示装置、CRT表示装置等を用いることができる。
【0025】
外部メモリ9は、HDDやフラッシュROM等の書き込み可能な不揮発性記憶媒体より構成され、本実施形態では、名所の詳細情報のデータベース及び、利用者の所望する観光条件(本発明における選択条件に相当する。)を記憶する記憶媒体として使用される。
【0026】
上記構成において、利用者が入力操作装置4によって所望の観光条件を指定すると、データベースの情報を基に、観光条件を満たすような名所を選出し、選出された名所を順に観光できるドライブコース(経路)を探索する。そして、探索し、設定されたドライブコースに基づいて案内を行う。尚、ドライブコースの案内は従来の経路案内と同様に、設定されたドライブコースを経路として複数の経由地(名所)を経由し、最終目的地(最後の名所)へ車両を案内する。
【0027】
このような車両用ナビゲーション装置において、以下、ドライブコース作成に用いられる名所の詳細情報を記憶するデータベースの構成やドライブコース作成にあたって行われる処理について、図2乃至図9を用いて説明する。尚、ドライブコースを作成するにあたり、観光条件として、名所を観光する地域の範囲を指定する観光区域、ドライブコース完走に要する時間を指定する観光時間、名所の種類を指定するカテゴリ、名所の知名度を指定する知名度、観光する季節や日時を指定する季節等があり、これらを利用者がメニュー等から選択することによって指定可能とする。そして、観光区域に関しては、地名を選択して指定したり、任意の地点(現在位置でもよい)を指定し、その指定した地点を中心とした半径(又は直径)により形成される円形内部の範囲を観光区域と指定することが可能である。尚、ここで範囲を指定する形状は、特に円形に限定するものではない。
また、ここで言う観光区域は本発明におけるエリアに、観光時間は経路完走時間に、カテゴリは経由地の種類に、知名度は経由地の知名度に、季節は経路の走行季節に相当する。
【0028】
また、外部メモリ9に記憶されるデータベース(以下、名所データベースと呼ぶ。)には、上記観光条件に挙げられるような名所に関する情報が数値に変換され、記憶されている。所要時間は名所を観光するのにかかる所要時間を分単位で記憶される。カテゴリは名所の分類を各カテゴリごとに任意の数字を割り振られ、登録される(例えば、1:遊ぶ、2:スポーツ、3:アトラクション、4:美術館、5:史跡・名跡、6:散策、99:お任せ等。)。知名度は最大知名度を100、最小知名度を1として数値で表され、記憶される。季節は名所の利用又は観光が可能な季節が開始時期と終了時期にて記憶される(例えば、海水浴:開始=7/1、終了=8/31等。)。また、利用者からの投票や雑誌の記載数等をお勧め度として100〜1までの数値で記憶している。これら、名所データベースに記憶される数値及び利用者によって指定された観光条件を基に各名所の評価値が算出されることとなる(算出方法は後述する。)。
【0029】
図2は名所データベースの構成を示す図である。所在地と名所の関連付け情報(図2a)は、地名番号及び位置情報と名所の関連付けを行っており、利用者が指定する観光区域に存在する名所を抽出するために用いる。ここで、地名番号とは、地名を表す任意の値であり(例えば、1:茅ヶ崎、2:藤沢市、3:鎌倉等)、位置情報は名所の位置を緯度経度や座標等で示すものである。また、名所番号は名所を表す任意の値である。
【0030】
名所の詳細情報(図2b)は、各名所ポイントの詳細情報が格納されており、図2aより抽出された名所の選出に使用する。尚、図2bには所要時間のみが図示されているが、上記観光条件やお進め度も同様に格納されており、評価値の算出に用いられる。
【0031】
次に、上記名所データベースを用いたドライブコース作成処理について説明する。まず、図3において、ステップ(以下、Sと略す。)100で観光条件が利用者によって指定される。尚、利用者は上述した全ての観光条件を指定する必要はなく、所望の条件を選択して指定する。そして、本実施の形態では、利用者が観光区域を指定した場合を例に挙げて説明する。
【0032】
S100で観光条件が指定されると、S101へ移行し、観光区域が地名による指定か否かが判定される。地名によって観光区域が指定されたと判定した場合(S101:Yes)、名所データベースから該当地名番号に対する名所(名所番号)を抽出する。ここで、図4aのように報知装置8である表示装置に表示される地図20から利用者が茅ヶ崎市21及び鎌倉市22を指定した場合を例に説明する。茅ヶ崎市の地名番号を1、鎌倉市の地名番号を3とした場合、名所データベースに記憶される所在地と名所の関連付け情報(図2a)より、図4bに示すように地名番号1及び地名番号3である名所番号A〜F及びM〜Qが抽出される。
【0033】
一方、観光区域が地名ではなく、範囲指定によって指定されたと判定した場合には(S101:No)、名所データベースから該当区域に存在する名所(名所番号)を抽出する。ここで、図5のように、報知装置8である表示装置に表示される地図30から指定ポイント31を中心とする範囲32が観光区域として指定された場合を例に説明する。図6aのように指定された範囲32内に存在する名所を、名所データベースに記憶される所在地と名所の関連付け情報(図2a)より、その位置情報(緯度・経度等)を基にして、n1、n8、n12、n17が抽出される(図6b)。
【0034】
次に、S103にて抽出した名所に対する評価値を計算し(評価値の算出方法は図9を用いて後述する。)、S104へ移行する。S104では評価値が大きいほど利用者の観光条件を多く満たすと判断できるため、S103で算出された評価値を基に、評価値の大きい順に所定数(例えば、10箇所)名所を観光対象として選出する。尚、ここで選出する名所の数も(本発明における経路の経由地数に相当する)利用者によって指定可能としてもよい。また、観光時間が指定されている場合は、名所を観光対象として選出するたびにその名所の所要時間を加算し、指定された観光時間に到達するまで名所を選出する。例えばS102の例のように、名所番号A〜F及びM〜Qが抽出されており、観光時間が520分と指定されている場合、図7に示すように評価値の高い順に名所番号M、F、P、O、B、C、Nが観光対象として選出される。
【0035】
S104で観光対象が選出されると、S105で観光対象を順に巡る経路(ドライブコース)を探索する。最初に観光する名所の決定は、高速道路ICに最も近い名所、主要幹線道路に最も近い名所、評価値の最も大きい名所、車両の現在位置から最も近い名所等、利用者が指定した基準(本発明における選択基準に相当し、以下、選択基準と呼ぶ。)を基に決定する。そして、決定した名所に距離が近い名所を次に観光する名所として決定し、順次同様にして、全ての観光対象として選出した名所を巡る経路を作成する。尚、利用者が選択基準を指定していない場合は、最も評価値の大きい名所から観光を開始することとする。例えば、S104の例のように名所番号M、F、P、O、B、C、Nが観光対象として選出され、選択基準が評価値の最も大きい名所と指定された場合、評価値の一番大きい名所Mから観光を開始することとなる。そして、図8aのように名所が存在している場合は、名所Mの次に名所Mに近い名所P、そして、同様に名所F、名所O、名所B、名所C、名所Nの順に名所を巡る経路が探索される。
【0036】
尚、観光時間が指定されている場合には、選択基準に基づいて最初に観光する名所を決定した後、現在位置から最初に観光する名所までの移動時間とその名所の所要時間を加算して観光時間とする。そして、次の観光する名所を評価値及び時間に基づいて決定する度に、決定した名所の一つ前に観光する名所から決定した名所までの移動時間とその名所の所要時間を観光時間として加算していく。加算された観光時間が指定された観光時間に到達した時点で、経路探索を終了する。ここで、移動時間とは従来のナビゲーション装置が到着予定時刻を算出する際に使用する計算方法と同様にして算出するものとする。
【0037】
S104の例のように名所番号M、F、P、O、B、C、Nが観光対象として選出され、選択基準が評価値の最も大きい名所と指定され、観光時間が520分と指定された場合を例に図8bを用いて説明する。まず、最も評価値の高い名所Mが最初に観光する名所として決定される。すると、現在位置50から名所Mまでの移動時間(60分)と名所Mの所要時間(180分)を加算して、探索した経路の観光時間とする。次に、名所Mの次に観光する名所を評価値及び所要時間に基づいて名所Pに決定し、名所Mから名所Pまでの移動時間(40分)と名所Pの所要時間(60分)を探索経路の観光時間に加算する。このようにして、探索経路の観光時間を加算していくと、名所Fを観光した時点で観光時間が利用者の指定した観光時間520分になるため、名所M、名所P、名所Fの順で3つの名所を巡るドライブコースの探索が終了し、経路として設定される。
【0038】
次に、図3のS103で処理される評価値の算出処理について、図9を用いて説明する。図9において、S200で各名所のカテゴリと利用者の指定したカテゴリを比較し、変数(category)が設定される。カテゴリが一致した場合はcategory=1、異なる場合はcategory=0.3、そして、利用者によってカテゴリが指定されていない場合にはcategory=1とする。S201では、各名所の知名度と利用者の指定した知名度を比較し、変数(famous)が設定される。データベースには知名度を表わす数値(100〜1)が記憶されているが、利用者が指定する知名度は大、中、小、大と中、中と小の5通りとする。そこで、知名度大を100〜61、知名度中を60〜31、知名度小を30〜1と割り振り、一致した場合はfamous=1、異なる場合はfamous=0.3とする。そして、指定されていない場合にはfamous=0.3とする。
【0039】
S202ではナビゲーション装置が内蔵するカレンダより日時を抽出し、各名所が観光可能な季節であるか否かを判定し、変数(season)を設定する。
変数(season)は、指定された日が観光可能な季節である場合には、season=1、観光可能な季節ではない時にはseason=0と設定される。そして、S203では、数1に基づいて各名所の評価値を算出する。
【0040】
[数1]
評価値=category×famous×season×お勧め度
以上、本実施形態の車両用ナビゲーション装置によれば、名所データベースに記憶される名所に関する情報と利用者による観光条件の指定により、利用者の所望する条件を満たすようなドライブコースを作成し、作成したドライブコースに沿うような経路案内を行うことが可能となる。従って、利用者は行きたい地域で所望する形態のドライブコースによって名所を巡ることが可能となる。ここで、図3のS100は本発明における条件取得手段に、S104は選出手段に、S105は作成手段に、図9のS200及びS201及びS202が本発明の数値化手段に相当する処理を行うものである。
【0041】
尚、本実施形態では、ナビゲーション装置の外部メモリ9に記憶されるデータベースを基にドライブコースを作成する等、ナビゲーション装置単体で様々な処理を行ったが、ナビゲーション装置に通信機能(図示せず)を加え(本発明における通信手段に相当する。)、名所等に関する情報をインターネット等を介して外部のサーバから入手してもよい。例えば、外部メモリ9が記憶する名所データベースを外部から適宜更新できるようにしたり、利用者が設定した観光条件を送信して外部のサーバに記憶される名所データベースより該当する名所を選出したり、ドライブコースの作成までも外部で行い、そのドライブコースを受信するようにしてもよい。つまり、外部との通信を可能とすることにより、最新の名所等の情報を反映したドライブコースの作成が可能となる。また、通信が可能であれば、外部メモリ9にデータベースを記憶する必要はなく、外部に名所データベースを設けてもよい。そうすれば、多大なデータベースを記憶する記憶媒体を備えずとも、同様の効果を得ることが可能となる。
【0042】
更に、上記したいずれの場合においても、車両に搭載されたナビゲーション装置を対象とするものを示したが、車両に限らず他の移動体(自転車、バイク、人等)、あるいは地図データを記憶することが可能な携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)などの携帯端末においても同様に適用することができる。その際、経路や案内などを移動体に適したものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す図である。
【図2】名所データベースのデータ構成を示す図である。a)所在地と名所の関連付け情報。b)名所詳細情報
【図3】ドライブコース作成処理のフローチャートを示す図である。
【図4】観光範囲を地名で指定した際の表示例(a)と名所データベースにおける情報の選出例(b)を示す図である。
【図5】観光範囲を指定範囲で指定した際の表示例を示す図である。
【図6】図5での名所抽出を象徴する図(a)と名所データベースにおける情報の選出例(b)を示す図である。
【図7】名所データベースにおける、利用者の観光条件を考慮した名所の選出例を示す図である。
【図8】図7で抽出された名所の優先順位を示す図(a)と探索された経路を示す図(b)である。
【図9】評価値算出処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1・・・現在位置検出装置
2・・・地図データ記憶装置
3・・・音声確認装置
4・・・入力操作装置
5・・・リモコンセンサ
6・・・リモコン
7・・・制御装置
8・・・報知装置
9・・・外部メモリ
Claims (13)
- 名所を経由する経路を作成するナビゲーション装置において、
利用者より所定の選択条件を取得する条件取得手段と、
少なくとも前記条件取得手段で取得した前記選択条件を満たすような名所を、地点の詳細情報を記憶するデータベースから経由地として選出する選出手段と、前記選出手段によって選出した経由地を前記選択条件に基づいて経由する経路を作成する作成手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 地点を経由する経路を作成するナビゲーション装置において、
利用者よりエリアを取得するエリア取得手段と、
利用者より所定の選択条件を取得する条件取得手段と、
前記エリア取得手段により指定したエリア内に存在し、且つ前記条件取得手段によって取得した前記選択条件を満たすような地点を、地点の詳細情報を記憶するデータベースから経由地として選出する選出手段と、
前記選出手段によって選出した経由地を前記選択条件に基づいて経由する経路を作成する作成手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記エリア取得手段は、利用者によって選択された行政区画名又は選択地点を基準とする領域を取得することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
- 前記選出手段は、前記選択条件及び前記データベースに記憶される地点の詳細情報を用いて各地点に対する評価値を算出し、
前記評価値に基づいて経由する経由地を選出することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 前記選出手段は、前記選択条件及び前記データベースに記憶される地点の詳細情報を用いて、前記エリア取得手段によって取得したエリア内に存在する各地点に対する評価値を算出し、
前記評価値に基づいて経由する経由地を選出することを特徴とする請求項2又は3に記載のナビゲーション装置。 - 前記選択条件は、少なくとも経路完走時間、経由地の種類、経由地の知名度、経路の走行季節の何れか1つ又はそれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項4又は5に記載のナビゲーション装置。
- 前記経由地の種類に対して前記データベースに記憶される各地点の種類と比較し、一致不一致に応じて数値を割り振り、前記経由地の知名度に対して前記データベースに記憶される各地点の知名度と比較し、一致不一致に応じて数値を割り振り、前記経路の走行季節に対して前記データベースに記憶される各地点の有効季節と比較し、有効季節内外に応じて数値を割り振る数値化手段を有し、
少なくとも前記数値化手段によって割り振られたこれらの数値を基に各地点に対する評価値を算出することを特徴とする請求項6に記載のナビゲーション装置。 - 前記選択条件は、少なくとも経路完走時間、経由地の種類、経由地の知名度、経路の走行季節、経由開始地の選択基準、経路の経由地数の何れか1つ又はそれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載のナビゲーション装置。
- 前記作成手段は、最初の経由地を決定し、通常は当該最初の経由地から最短距離にある他の経由地までの経路を探索し、以降順次経路の最先端にある経由地から最短距離にある更に他の経由地までの経路を探索して経路を作成するが、
前記経路完走時間が前記選択条件として指定された場合には、
前記最初の経由地からの移動時間と前記評価値を考慮して他の経由地までの経路を探索し、以降順次経路の最先端にある経由地からの移動時間と前記評価値を考慮して更に他の経由地までの経路を探索することにより経路を作成することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1つに記載のナビゲーション装置。 - 前記データベースは当該ナビゲーション装置が有するものであって、
外部との通信が可能な通信手段を有し、
前記通信手段により外部から地点に関する最新の詳細情報を受信し、前記データベースを適宜更新すること、
を特徴とする請求項1乃至9の何れか1つに記載のナビゲーション装置。 - 外部との通信が可能な通信手段を有しており、
前記通信手段により前記選択条件を外部へ送信し、外部より当該選択条件を満たす経由地に関する情報を受信して前記作成手段により経路を作成することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1つに記載のナビゲーション装置。 - 外部との通信が可能な通信手段を有しており、
前記通信手段によって前記選択条件を外部へ送信し、外部より当該選択条件を満たす経路に関する情報を受信することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1つに記載のナビゲーション装置。 - 前記作成手段によって作成した経路を案内する案内手段を有することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1つに記載のナビゲーション装置。
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