JP2005016479A - 回転車の羽根並びに回転車 - Google Patents

回転車の羽根並びに回転車 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、羽根の内外側面に当る追い風を効率良い回転推力とし、回転体の内部に入った風を外方へ高速度で排出することによって、羽根の内側に造成される負圧を高めて、羽根の自走回転推力を高めるように構成された回転車の羽根、並びに回転車を提供することを目的としている。
【解決手段】回転車の主軸に直角に配設された回転体5周部に、主軸と平行に配設される羽根であって、該羽根1は主体部2とその縦中央内側面に形成された取付支持体3とから構成され、該主体部の正面は、縦中央部から上下方へ次第に薄くなるように設定されている羽根において、羽根主体部2の縦中央における横断平面は、略魚形状とし、その先端と後端を結ぶ中芯線(S)は、回転体5に装着して回転する羽根1の回転トラック(T)に沿うように湾曲され、主体部2の側面は、縦中央部の前後幅より上下端部は細く形成されている回転車の羽根1。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転車の羽根並びに回転車に係り、特に風車の回転体周部に配設される羽根であって、羽根の内外面に当たる追い風を効率良い回転推力とし、回転体の内部に入った風を、外方へ高速度で排出することによって、羽根の内側に造成される負圧を高めて、羽根の回転推力を高めるように構成された回転車とその羽根に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、風力発電機の風車は、横軸プロペラ式が使用され、風力回収率が35%程度と云われる縦軸風車は、実用性がないものとして使用されていないのが現状である。
また過去における縦軸風車の羽根は、羽根の外側に向けて揚力を得るような設定であるので、回転方向への推力が得にくいという難点がある。
加えて回転体の回転に伴い、遠心力が羽根の上下にかかるため、羽根には、外側に向けた揚力と、遠心力とが重なってかかるために、羽根の破損が生じやすく、破損を防止するために、羽根の剛性を持たせると重量が重くなり、回転効率が悪化するという難点がある。
【0003】
特に縦軸風車は、回転体の周部に羽根があり、回転に伴い羽根は向きを反転させることから、羽根に対する風の影響については予測が立たず、例えば飛行機の翼については、風の影響に関する学理は成立しているが、回転する羽根に対する風の影響に関する学術理論も研究されていない。
この発明者は、これに関して、受風羽根に生じる負圧を利用して回転推力を生じさせ、風速よりも早く回転する風車を開発し、例えば特許文献1,2で開示している。
【特許文献1】
特願2002−376879号
【特許文献2】
特願2003−143374号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記、文献の受風羽根も風力回収効果は高いが、回転体の周部に配設される羽根は、回転する時に、直径比の差によって、外側面が内側面よりも物理的に早い速度で回転している。
従って、羽根の回転時に、羽根の前部にあたって、羽根の内外側面に分かれて通過する風の速度は、物理的に、羽根の外側面に沿って通過する風の速度が早いことになる。
【0005】
羽根の内側面に回転推力を造成させる膨出部を形成すると、回転時に羽根の内側面に沿って通過する風の速度は早くなって、羽根の前端縁部域に負圧が生じ、羽根の外側面域から、内側面域の負圧部分に対して常圧気流が作用して、羽根を回転方向へ押すという回転推力が生じる。
【0006】
ところが、回転体の回転速度があがった場合、羽根の回転速度が早くなるために、羽根で囲まれた回転体の内側に入った風が、回転する羽根の回転方向へ追従して、外側に出にくくなり、内側に渦となって停滞する気流によって、前記羽根の内側面に沿って、高速で通過する風が外に抜けにくくなり、その分、回転推力を減退させる。
【0007】
この発明は、高速回転時にも、回転時に羽根の内側面に沿って通過する風を、より高速で外方へ通過させることができ、結果として強い回転推力が得られる回転車の羽根と、回転車を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記課題を解決し目的を達成するために、次のような技術的手段を講じた。
【0009】
(1) 回転車の主軸に直角に配設された回転体周部に、主軸と平行に配設される羽根であって、該羽根は主体部とその縦中央内側面に形成された取付支持体とから構成され、該主体部の正面は、縦中央部から上下方へ次第に薄くなるように設定されている羽根において、羽根主体部の縦中央における横断平面は、略魚形状とし、その先端と後端を結ぶ中芯線は、回転体に装着して回転する羽根の回転トラックに沿うように湾曲され、主体部の側面は、縦中央部の前後幅より上下端部は細く形成されている回転車の羽根。
【0010】
(2) 前記主体部は、中央横断平面における、中芯線より外側の膨出部よりも、内側面の回転推力を造成する膨出部は、大きく前端縁部に設定され、内側膨出部から後端部に至る後内側面は、後外向きに傾斜され、その横断平面形状が、主体部の上下端部へかけて幅長さに対応して次第に縮尺されている、前記(1)に記載された回転車の羽根。
【0011】
(3) 前記主体部の外側面後部には、外膨出部と後端部とを結ぶ直線より中に窪む凹成部が形成されている、前記(1)(2)のいずれかに記載された回転車の羽根。
【0012】
(4) 前記主体部は、正面において縦中央部位から上下端部にかけて、左側方へ湾曲されている、前記(1)〜(3)のいずれかに記載された回転車の羽根。
【0013】
(5) 前記主体部は、正面において縦中央部位から上下端部にかけて、右側方へ湾曲されている、前記(1)〜(3)のいずれかに記載された回転車の羽根。
【0014】
(6) 前記主体部は、正面において縦中央部位から上下端部にかけて、右側方へ湾曲されて、その各先端部は左側方へ湾曲されている、前記(1)〜(3)のいずれかに記載された回転車の羽根。
【0015】
(7) 前記主体部は、正面において縦中央部位から上下端部にかけて、左側方へ湾曲されて、その各先端部は右側方へ湾曲されている、前記(1)〜(3)のいずれかに記載された回転車の羽根。
【0016】
(8) 支持体に支持された主軸に回転体を直角に支持し、回転体周部に複数の羽根を主軸に平行に配設する構成において、
該羽根は主体部とその縦中央内側面に形成された取付支持体とから構成され、該主体部の正面は、縦中央部から上下方へ次第に薄くなるように設定され、羽根主体部の縦中央における横断平面は、略魚形状とし、その先端と後端を結ぶ中芯線は、回転体に装着して回転する羽根の回転トラックに沿うように湾曲され、該羽根は主体部の上下先端部が、正面において左方に湾曲しているものと、右方に湾曲しているものとを、交互に配設してなる回転車。
【0017】
【発明の実施の形態】
本願発明の実施の形態例を、図面を参照して説明する。図1は本発明に係る回転車の羽根(以下単に羽根という)の正面図、図2は図1におけるA−A線横断面図、図3は羽根の左側面図、図4は図1におけるBーB線横断平面図である。
【0018】
図において羽根(1)は、正面において、主体部(2)と、その左側面(内側面)縦中央部に形成された取付支持体(3)とで構成されている。
主体部(2)は、正面において、縦中央部は厚みが厚く、上下先端部にかけて、次第に薄くなるように設定されている。図4は図1におけるBーB線断面図である。このように羽根(1)の断面形状は、羽根(1)の上下端部に至るに従って次第に幅が縮尺される。
【0019】
羽根(1)の平面形は、図2に示めすように、縦中央部においては、略魚形状に後部へかけて次第に細くなるように形成され、前端部と後端部を結ぶ中芯線(S)は、図8に示す回転体(5)に配設したときの、羽根(1)の回転トラック(T)に沿うように湾曲形成されている。
【0020】
図2に示すように、中芯線(S)に対して、主体部(2)の左右は厚さが異なっている。中芯線(S)の右側(外側)の膨出部(2a)は左側(内側)より薄く、内側には前縁部に外側より大きな、回転推力を造成する膨出部(2b)が形成されている。また外側面には、後部において、膨出部(2b)と後端部とを結ぶ直線よりも中に窪む凹成部(2c)が凹成されている。
【0021】
主体部(2)の左側面(内側面)は、図3に示すように、縦中央部から上下端部にかけて、次第に細くなるように形成されている。図2、図3に示す取付支持体(3)は、後記する図8に図示した回転体(5)の中心を通る放射線上に合わせて配設される。図中符号(3a)はネジ孔である。
【0022】
取付支持体(3)の位置が羽根(1)の前縁部にあるので、平面において羽根(1)の前端部よりも後端部は内方へ傾斜した状態で、取付支持体(3)が配設される。このことは、右側(外側)の膨出部(2a)の回転トラック(T1)よりも、中側に主体部(2)の後尾がある事になり、図1で判るように、右側の膨出部(2a)は正面における面積が小さいので、回転時の抵抗は小さい。
【0023】
そして、羽根(1)主体部(2)の左側面(内側面)は、回転推力を造成する膨出部(2b)から後部の面は、膨出部(2b)の回転トラック(T2)より外向きに傾斜している。
このことから、羽根(1)の回転時に、主体部(2)の内側面に沿い、後外向きに通過する風は、主体部(2)の外側面を通過する風の速度より早くなり、羽根(1)の内側前縁部域に負圧が生じて、羽根(1)の回転推力が生じる。
【0024】
主体部(2)の内側面を、斜外向きに通過する高速の風は、外向きに傾斜した主体部(2)の、内側後部から外向きに抜ける。この場合、主体部(2)の後部は上下部で前からの長さが短いので、短時間で早く通過する。
【0025】
主体部(2)の外側面を通過する風は、凹成部(2c)で気圧が変化され、そのため、内側から後外向きに抜ける高速風は、羽根(1)の外側を通過しようとする風を巻き込んで、羽根(1)を後から押す作用をする。
【0026】
このように、回転時において、羽根(1)の内側面に沿って通過する風は、後斜め外に早く抜けるので、その後に通過する回転後位の羽根(1)に、影響を及ぼさない。また風が吹いて、羽根(1)の内側面に向かい風が当たる場合、やはり羽根(1)の後斜め外に風が抜けるため、羽根(1)で囲まれた回転体(5)の内側に風が滞りにくい。
【0027】
この羽根(1)の形状は、正面から見て上下部が薄く形成されているので、回転時における風の抵抗を受けにくい。羽根(1)の前後幅を広くしても、平面でその中芯線(S)が回転トラック(T)に沿っているために、風の抵抗を受けにくい。 加えて、羽根(1)の内側面後部が、外向きに傾斜していて、内側面に沿って通過する風を早く後外方へ抜けさせるので、後位置で追従する羽根に通過風の影響を与えない。
【0028】
このことから、羽根(1)の縦長さを長くしなくても、受風面積を充分確保することができる。特に羽根(1)は回転体と共に回転するので、常に半回転毎に反転するが、その切り返しの時点で、羽根(1)の後部が風の抵抗負担になる。
【0029】
そのため普通の羽根は、前後幅を狭くせざるを得ないが、この羽根(1)は、上下先端部縦中央部野前後幅よりも細くしたことによって、切返し時における風圧抵抗の負担が軽くなり、結果として、前後幅を広くする事ができ、受風面積を広くする事ができた。
【0030】
更に、主体部(2)の縦中央部の厚味が厚く、前後幅が長いので、剛性強度に優れている。このことから、羽根の大きさは変えずに、図8に示すような回転体(5)の直径を大きくしたものに使用して、回転効率を上げることができる。なお、羽根(1)の側面において、主体部(2)の上下端部が、前後方向へ傾斜するように設定することができる。
【0031】
図5は羽根の第2実施例を示す正面図、図6は図5におけるA−A線横断面図、図7は羽根の左側面図、図8は羽根を装着した回転車の平面図である。前例と同じ部位には同じ符号を付して説明を省略する。
【0032】
図5において、羽根(1)は、正面において、主体部(2)の上下部は、縦中央部からそれぞれ左側(内側)方へ次第に湾曲されている。該右側湾曲面は、この羽根(1)を配設する回転体(5)の、周曲面に近い湾曲面に合わせて設定させることができる。
【0033】
羽根(1)の左側面は、図7に示すように、縦長で、主体部(2)の高さは、例えば2.6m、中央部前後長さ50cmで、後部が三角状に後尖状に形成されている。この大きさは、後記する回転体(5)の直径が4mの場合に適しているが、これに限定されるものではない。
【0034】
図8において、回転車(4)の回転体(5)は、支持体(6)に垂直に支持された主軸(7)に、直角に装着されている。回転体(5)は、軸部(8)に複数の支持アーム(9)を介して環縁体(10)が固定されている。該環縁体(10)の周部に所定間隔を開けて羽根(1)が複数、その内側面を主軸(7)方向に向けて縦長に配設される。該環縁体(10)は、回転慣性により回転を安定させるほか、羽根(1)の数が変化するときでも、容易に位置決めすることができる。また、該環縁体(10)から放射方向へ図示しないアームを突設させて、該アームの先端部に羽根(1)を装着するようにすることができ、すなわち羽根(1)の回転半径を大きく変化させることができる。
【0035】
上記構成の、風車として構成された回転車(4)において、羽根(1)にA矢示の風を受けると、回転体(5)がB矢示方向へ回転する。
この時、羽根(1)主体部(2)の中芯線(S)は、回転トラック(T)に沿って回転する。また回転に伴って羽根(1)の前部に当たるC矢示の風は、羽根(1)の回転速度と同じであるが、羽根(1)の左右へ分岐して流れる。
【0036】
すなわち、図6において、外側の膨出部(2a)は、図5において取付支持体(3)の部位なので、縦方向では羽根(1)の縦長さの約半分で、正面では図5に示すように湾曲しているので、回転時に於ける当該外側膨出部(2a)は風抵抗が小さい。
【0037】
次に、図6における内側面の、回転推力を造成する膨出部(2b)は、図7における取付支持体(3)の部分の位置であるが、図5に示すように正面では高さの半分以上を占めるので、回転時の風抵抗は外側より大きい。そのことは、抵抗を受けた風はその後部へと高速度で通過するために、該回転推力を造成する膨出部(2b)により負圧が作られて、羽根(1)の外側の常気圧が内側前部へ羽根(1)を押すので、回転推力が得られる。
【0038】
また、高速度で羽根(1)の内側面に沿って後部へ抜ける風は、図6でよく判るように、羽根(1)の内側面後部が、中芯線(S)に対して外向きに傾斜しているために、羽根(1)の回転トラック(T)より外向きに出て行く事になる。そのことは、外側後部を通過する風を外方向へ巻き込んで、羽根(1)を前方へ押す力となる。
【0039】
羽根(1)の上下端縁部においても、図6に示す断面とほぼ同じなので、図5における上下端縁部の傾斜と直交する内方へ、D矢示のように外からの常気圧がかかる。また図6における羽根(1)の外側後部面に対して直角内方へ、E矢示方向の常気圧がかかる。これは羽根(1)の回転推力として作用する。
【0040】
図8において、A矢示方向の風が吹いていると、各羽根(1)はB矢示方向に回転する。この回転に伴ない、回転体(5)に近ずく風は、羽根(1)の回転方向へ引きずられる。図8における手前の羽根(1A)は、図5、図6における右方から向かい風を受けて、主体部(2)上下部の傾斜面を滑って上下方面に抜ける。
【0041】
そのことは、図5において、点QーRを通過する風の速度よりも、点PーRを滑って行く風の速度の方が早くなるため、図6における羽根(1)の後部外側面域が負圧になり、羽根(1)の内側面後部において、内側から外側にかけて常圧が押す力が働く。これによって、図8における羽根(1A)は、外側面に向かい風を受けても、回転推力が得られる。
【0042】
図8における左側手前の羽根(1B)は、外側面に追い風を受けて回転推力が得られる。この場合、羽根(1B)の上下端縁部における外側面は、内方へ湾曲しているので、羽根(1B)の後部を押す。また羽根(1B)の内側面を回り込む風は、膨出部(2b)により速度を早められて、羽根(1B)の内側前縁部域に負圧を生じさせて、回転推力が得られる。
【0043】
図8における左方風下の羽根(1C)は、内側面に追い風を受けて回転推力が得られる。図5における左方から追い風を受ける状態で、主体部(2)の上下部の傾斜面)に当たる風は中央部へ集まり、羽根(1C)を押すと共に、膨出部(2a)に当り、前方へ抜ける風はより高速化されて、回転速度よりも風速が早い場合は、羽根(1C)の内側前縁部域に強い負圧を生み回転推力を生じる。
【0044】
右風下の羽根(1D)は、A矢示方向の風が当たると、主体部(2)の上下部の傾斜部に当った風は、羽根(1D)を押しながら後方へと流れて、更に風は羽根(1D)の後外方向へ流れて羽根(1D)を前へと押し出す。
右前部の羽根(1E)は、A矢示の風を受けると、羽根(1E)の左側面に負圧を生じさせて、やはり回転推力が得られる。
【0045】
このように、どの方向を向く羽根(1A)〜(1E)も回転推力が得られる。そして、高速回転して前後の羽根同士の通過間隔が短くなり、羽根(1A)〜(1E)で囲まれた回転体(5)の中に入る風は、羽根に連れられながら、羽根の後部上下から外へ排出される。
【0046】
図9は第3実施例を示す羽根の正面図、図10は図9におけるAーA線横断平面図である。前例と同じ部位には同じ符号を付して説明を省略する。この実施例は、主体部(2)の上下端縁部が、外側方へ湾曲していることに特徴がある。
【0047】
この実施例において、第2実施例と異なる点は、主体部(2)の上下端部の向きが正反対である点であるが、図8で判るように、回転体(5)は回転するため、位置によって、羽根の湾曲している先が向いている方角は変化するので、羽根(1)の風を受ける作用は似ている。
また湾曲しているので、3次元の形状をしており、どの方角からの応力に対しても剛性に優れて、高速回転時に遠心力がかかっても破損しにくい。
【0048】
ただ、この図9、図10において、左方からA矢示の風が吹いた場合、主体部(2)の上下端縁部に当る風は、湾曲面に沿って早く通過する。
すなわち、図9において点PーQ間を直進する風よりも、点PーR間を滑って通過する風の速度が早くなる。
【0049】
その事から、図8における風下の羽根(1A)(1D)については、A矢示の風の通り抜けが遅いが、これと同じ位置で図10の羽根(1)は、A矢示の風を早く外方へ通過させることができる。
【0050】
図10において、C矢示の風は、羽根の内側面に沿って後斜外方へ抜ける時に、主体部(2)の上下端縁部の大きな抵抗を受けにくい。すなわち、羽根(1)で囲まれた回転体(5)の中側に入った風を、より早く外方へ排出させる事ができる。
【0051】
そのことは、回転する羽根(1)の内側面に沿って通過する高速風を、より早く通過させることが出来て、その高速風が早ければ早いほど、羽根(1)の内側面前部域に負圧を生じさせ、羽根(1)の回転推力を高めるからである。
【0052】
図11は第4実施例を示す羽根の正面図、図12は図11におけるAーA線横断平面図である。前例と同じ部位には同じ符号を付して説明を省略する。
この実施例は、正面において、その上下端縁部は、それぞれその中間部を右側へ湾曲させ、上下先端部は左側へ湾曲させたものである。
これは実施例2,3のそれぞれの良い点を加味させたもので、それに加えて、直線部のない3次元構造なので、剛性強度に優れている。
【0053】
図13は、第5実施例を示す羽根の正面図である。前例と同じ部位については同じ符号を付して説明を省略する。この実施例は、正面において、羽根(1)の主体部(2)における上下先端部が、縦中央部より右側に湾曲し、更に上下先端部は左側方に湾曲しているものである。これは図11のものと湾曲部が正反対になっているが、回転するときは、向きが逆転するので、作用効果は同じように現れる。
【0054】
図14は、回転車の平面図である。この回転車(4)は、図8に示すものとほぼ同じものであるが、回転体(5)に配設される羽根(1)に特徴がある。すなわち、羽根(1)の正面において、主体部(2)の上下端部が、左側方向きに湾曲した羽根(1F)と、右側方向に湾曲した羽根(1G)とを回転体(5)の周部に、交互に配設したことに特徴がある。
【0055】
図14では左側向き湾曲羽根3枚、右側向き湾曲羽根3枚であるが、これを4枚対4枚にすると、対向面で逆向きの羽根を配設することができる。
このように湾曲の向きの異なる羽根(1F)(1G)を交互に配設するとき、回転体(5)は回転するので、回転時における羽根(1F)(1G)による風圧変化が、後位置で追従して回転する羽根に影響を及ぼしにくい。
【0056】
本発明の羽根は、風力発電用風車に使用する他、水車の羽根に使用することができる。例えば図8の回転車(4)の羽根に、A矢示方向から水圧をかけることによって、回転車(4)を安定して回転させることができる。
またこの回転車(4)の主軸(7)を水平として、羽根を水路に沈める。水流は羽根を押すことにより、回転させることができ、羽根の水からの抜け出しがよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明は、次のような優れた効果を有している。
【0058】
(1) 請求項1に記載された発明の羽根は、羽根主体部の縦中央における横断平面は、略魚形状とし、その先端と後端とを結ぶ中芯線は、回転体に装着して回転する羽根の、回転トラックに沿うように湾曲されているので、羽根の前後幅が長くても、回転時に風の抵抗が小さいという効果がある。その結果、羽根の縦長さを長くしなくても、受風面積を広くすることができる効果がある。
また主体部の側面形は、縦中央部に対して上下先端部は次第に細く形成されているため、回転に伴い向きが反転する切り返し時点において、風圧抵抗の負担が小さいため、失速原因がなくなる効果がある。
【0059】
(2) 請求項2に記載された発明の羽根は、横断平面における、中芯線より外側の膨出部よりも、内側面の回転推力を造成する膨出部は大きく前端縁部に設定されているので、羽根の回転時に羽根の外側面に沿って通過する風の速度より、内側面に沿って通過する風の速度が早くなり、羽根の内側前端縁部の空気密度が希薄となり負圧が生じることから、羽根に自走回転推力が得られる効果がある。
また内側膨出部から後端部に至る後部内側面は、後外向きに傾斜されているので、羽根の内側面に沿って通過する高速の風は、羽根の後斜め外方へ抜けるため、羽根の回転トラックより外に抜ける事になり、そのことは後位置で追従回転する羽根に対して、この高速風の影響を与えることがない、という効果がある。
また後斜め外に抜ける高速風は、羽根の外側面に沿って通過する風を外方へ押すことから、外側にある常気圧の風が外後方から羽根を押すことになり、自走回転推力にプラスとなる。
更に、羽根が高速回転をすると、羽根で囲まれた回転体の内部に入った風は、羽根の回転方向へ引きずられて渦流を生じる。この渦流をそのままにしておくと、前記羽根の内側面に沿って通過する風流が回転体の中で停滞するため、その結果は回転推力を減退させるが、この発明においては、前記羽根の内側面後部が外後斜めに傾斜しているために、これらの風流を速やかに、羽根の回転トラック外へ排出させるので、前記渦流の発生が生じない効果がある。
羽根は中央部から上下方向へかけて幅を薄く設定されて、羽根の縦中央部における横断面形状は、ほぼ同じ形状で主体部の上下端部へかけて幅長さに対応して次第に縮尺されているので、正面において、回転時の風抵抗が小さいが、前記効果が羽根の上下において同様に得られる。また羽根の縦中央部が厚いので剛性強度に優れている効果がある。
【0060】
(3) 請求項3に記載された発明の羽根は、前記主体部の外側面後部に、外膨出部と後端部とを結ぶ直線より中に窪む凹成部が形成されているため、羽根の前面から外側面に沿って通過する風は、凹成部で気圧変化現象を生じ、羽根の内側面を通過して後外方へ抜ける風と相俟って、羽根を後部から押す効果がある。
【0061】
(4) 請求項4に記載された発明の羽根は、前記主体部は、中央部位から上下端部にかけて、内側方へ湾曲されているので、羽根の外側面に受ける向かい風に対しては、抵抗を少なくし、また羽根の内側面に追風を受けるときは、風を抱え込むようにして風力を得ると共に、風を後方へ早く排出させる効果がある。また湾曲により3次元形状となり、どちらからの応力に対しても剛性に優れて、高速風、高速回転時の遠心力に対しても破損しにくい効果がある。
【0062】
(5) 請求項5に記載された発明の羽根は、前記主体部は、中央部位から上下端部にかけて、外側方へ湾曲されているので、高速回転時において、羽根で囲まれた回転体の内部に入り込んだ風を、主体部内側面の湾曲面により、効率良く外部へ排出させることができる効果がある。また全体の湾曲により3次元形状となり、どちらからの応力に対しても剛性に優れて、高速風、高速回転時の遠心力に対しても破損しにくい効果がある。
【0063】
(6) 請求項6に記載された発明の羽根は、前記主体部は、正面において上下端縁部が右側方へ湾曲されて、その各先端部は左側方へ湾曲されているので、主体部の上下端部が左方あるいは右方へ湾曲したものの、それぞれの良い点を具備している効果がある。また左右への湾曲により3次元形状となり、どちらからの応力に対しても剛性強度に優れて、高速風、高速回転時の遠心力に対しても破損しにくい効果がある。
【0064】
(7) 請求項7に記載された発明の羽根は、前記主体部は、正面において上下端縁部が左側方へ湾曲されて、その各先端部は右側方へ湾曲されているので、主体部の上下端部が左方あるいは右方へ湾曲したものの、それぞれの良い点を具備している効果がある。また左右への湾曲により3次元形状となり、どちらからの応力に対しても剛性強度に優れて、高速風、高速回転時の遠心力に対しても破損しにくい効果がある。
【0065】
(8) 請求項8に記載された回転車は、回転体の周部に配設された羽根が、上下先端部を左側方向へ湾曲した羽根と、右側方向へ湾曲した羽根とを交互に配設してあるので、受風のバランスがよく、また回転時において羽根による気流の変化が後位に追従して回転する羽根に影響を及ぼさない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明羽根の正面図である。
【図2】図1におけるA−A線横断平面図である。
【図3】本発明羽根の左側面図である。
【図4】図1におけるBーB線横断平面図である。
【図5】第2実施例を示す羽根の正面図である。
【図6】図5におけるAーA線横断平面図である。
【図7】第2実施例の羽根左側面図である。
【図8】羽根を配設した回転車の平面図である。
【図9】第3実施例を示す羽根の正面図である。
【図10】図9におけるA−A線横断平面図である。
【図11】第4実施例を示す羽根の正面図である。
【図12】図10におけるA−A線横断平面図である。
【図13】第5実施例を示す羽根の正面図である。
【図14】回転車の平面図である。
【符号の説明】
(1)羽根
(1A)(1B)(1C)(1D)(1E)(1F)(1G)羽根
(2)主体部
(2a)外側の膨出部
(2b)回転推力造成用膨出部
(3)取付支持体
(3a)ネジ孔
(4)回転車
(5)回転体
(6)主軸
(7)ケース体
(8)軸部
(9)支持アーム
(10)環縁体
(T)主体部の回転トラック
(T1)外膨出部の回転トラック
(T2)内膨出部の回転トラック
(S)中芯線

Claims (8)

  1. 回転車の主軸に直角に配設された回転体周部に、主軸と平行に配設される羽根であって、該羽根は主体部とその縦中央内側面に形成された取付支持体とから構成され、該主体部の正面は、縦中央部から上下方へ次第に薄くなるように設定されている羽根において、羽根主体部の縦中央における横断平面は、略魚形状とし、その先端と後端を結ぶ中芯線は、回転体に装着して回転する羽根の回転トラックに沿うように湾曲され、主体部の側面は、縦中央部の前後幅より上下端部は細く形成されている事を特徴とする回転車の羽根。
  2. 前記主体部は、中央横断平面における、中芯線より外側の膨出部よりも、内側面の回転推力を造成する膨出部は大きく前端縁部に設定され、内側膨出部から後端部に至る後内側面は、後外向きに傾斜され、その横断平面形状が、主体部の上下端部へかけて幅長さに対応して、次第に縮尺されていることを特徴とする、請求項1に記載された回転車の羽根。
  3. 前記主体部の外側面後部には、外膨出部と後端部とを結ぶ直線より中に窪む凹成部が、形成されていることを特徴とする、請求項1,2のいずれかに記載された回転車の羽根。
  4. 前記主体部は、正面において、縦中央部位から上下端部にかけて、左側方へ湾曲されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載された回転車の羽根。
  5. 前記主体部は、正面において、縦中央部位から上下端部にかけて、右側方へ湾曲されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載された回転車の羽根。
  6. 前記主体部は、正面において、縦中央部位から上下端部にかけて、右側方へ湾曲されて、その各先端部は左側方へ湾曲されている事を特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載された回転車の羽根。
  7. 前記主体部は、正面において、縦中央部位から上下端部にかけて、左側方へ湾曲されて、その各先端部は右側方へ湾曲されている事を特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載された回転車の羽根。
  8. 支持体に支持された主軸に回転体を直角に支持し、回転体周部に複数の羽根を主軸に平行に配設する構成において、
    該羽根は主体部とその縦中央内側面に形成された取付支持体とから構成され、該主体部の正面は、縦中央部から上下方へ次第に薄くなるように設定され、羽根主体部の縦中央における横断平面は、略魚形状とし、その先端と後端を結ぶ中芯線は、回転体に装着して回転する羽根の回転トラックに沿うように湾曲され、該羽根は、主体部の上下先端部が正面において左方に湾曲しているものと、右方に湾曲しているものとを、交互に回転体に配設してなる事を特徴とする回転車。
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