JP2005013086A

JP2005013086A - Hydraulic driving gear for sugar cane harvester

Info

Publication number: JP2005013086A
Application number: JP2003182131A
Authority: JP
Inventors: Kagefumi Maruno; 影文丸野
Original assignee: Bummei Noki KK
Current assignee: Bummei Noki KK
Priority date: 2003-06-26
Filing date: 2003-06-26
Publication date: 2005-01-20
Anticipated expiration: 2023-06-26
Also published as: JP3725529B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To contrive to simplify arrangement of a hydraulic driving gear and hydraulic circuits so that the driving circuit of the hydraulic driving gear is simplified as much as possible, the numbers of change-over valves and operation levers are lessened and a hydraulic piping structure is simplified in the hydraulic driving gear for a sugar cane harvester, with which each working apparatus is separately driven by each oil motor. <P>SOLUTION: In the hydraulic driving gear for the sugar cane harvester, with which a crop divider 2, a base cutter 3, a drawing apparatus 10, a chopping apparatus 11, a J-shaped chain conveyor 12 for transporting shredded sugar cane slantingly upward, a winnowing apparatus 13 and a suction apparatus 15 are arranged from the front to the rear in order and a great number of pumps are driven by an engine, the crop divider 2, the base cutter 3, the drawing apparatus 10, the chopping apparatus 11 and the J-shaped chain conveyor 12 and the winnowing apparatus 13 and the suction apparatus 15 are driven by independent drive systems, respectively, the oil motors in each hydraulic drive system are successively connected in series, and the change-over valves are intervened only in the hydraulic drive line of the base cutter 3, the draw apparatus 10 and the chopping apparatus 11 and between the pumps. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、さとうきび収穫機（ケーンハーベスター）の油圧駆動装置に関するものであり、全長を可及的に短くして小型化、軽量化、低価格化し、比較的作業能率が高く、作業能率が高い割に廉価であり、さとうきび栽培農家が個人専用機として使用することができるものである。
【０００２】
【従来の技術】
刈り取り、裁断し、ハカマ（幹に付着している葉）を分離し風選して、幹部だけをかごや袋などに収集するさとうきび収穫機（ケーンハーベスター）は従来公知であり（例えば、特開昭５５−４８３１８号公報、特開平５−１５３８３６号公報）、刈り取り、裁断機構は共通であるが、搬送機構、風選装置、エンジンの配置については様々なものが実用されている。その一つの従来技術が図１に示されているものであり、これは全体機構が最も単純で、機能的にも優れたものである。
【０００３】
上記従来のさとうきび収穫機は、クローラ１で自走して、左右一対のクロップディバイダー２でさとうきびを引き起こしながら機内に引き込み、ベースカッタ３で根切りする。ベースカッタ３で根切りされたさとうきびは、その螺旋状の跳ね上げ具３ａでその下端（根元）を跳ね上げられる。跳ね上げられたさとうきびは、その直後に配置された引き込み装置４に根元から引き込まれ、引き込み装置４の送りローラ４ａで斜め上方に指向され、搬送ローラコンベア５の下端に無理なく誘導されて搬送ローラコンベア５に引き込まれ、これによって斜め上方に引き上げられる。搬送ローラコンベア５の上端まで引き上げられたさとうきびは搬送ローラコンベア５の上端に設けたチョッピング装置６でほぼ３０ｃｍ程度の長さに切断されて風選装置７に落とされる。風選装置７に落とされたさとうきびは、ブロア７ａによって吹き上げられる高速空気流によってハカマが幹部から分離されて、幹部が袋Ｂに収集される。風選装置７で幹部から分離されたハカマはファン７ｂによる吸引装置で上方に吸引され、その排出口から排出される。
【０００４】
ベースカッタ３で切断されたさとうきびを、引き込み装置４で搬送ローラコンベア５へ指向させ、搬送ローラコンベア５で上方に引き上げることで、刈り取り後のさとうきびの処理をスムーズにかつ能率的に行うことができるので、作業能率が高い。
長いさとうきびを引き込み装置４で引き込み、斜めの搬送ローラコンベア５の傾斜方向に誘導する引き込み装置４は、斜め上方に小さく傾斜しており、引き込んださとうきびをさらに上方に指向させて搬送ローラコンベア５に無理なく引き渡すために、上下一対のロールによる送りローラ４ａを３組備えている。なお、引き込み装置４から搬送ローラコンベア５への引き渡し角度が搬送ローラコンベア５の傾斜角度に比して小さいと、さとうきびが送りローラ５ａ間の隙間から突き出て搬送ローラコンベア５から逸脱し、地面に落下するばかりでなく、送りローラ５ａ間の隙間から突き出て突っ掛かって停止したさとうきびが、後続のさとうきびのスムーズな搬送の障害となり、搬送が滞留し、刈り取り作業を中断せざるを得なくなる可能性が高い。したがって、引き込み装置の送りローラは、２組では引き込んださとうきびをさらに上方に指向させることはできないので、最低限３組が必要である。
【０００５】
また、さとうきびを引き込み装置４から引き取り、斜め上方に引き上げ、その上端のチョッピング装置６に供給する搬送ローラコンベア５の傾斜角度は約４５度であり（曲りくねった細長いさとうきびを引き込み装置４からスムーズに引き取り、斜め上方にスムーズに指向させるにはこれ以上の傾斜角度は無理である）、また、その送りローラ５ａは、曲がりくねった長細いさとうきびでも、送りローラ５ａ間の隙間から突き出て脱落することなく確実に、かつスムーズに搬送されるように密に配列されている。もし、送りローラ５ａの配置密度が粗であると、送りローラ５ａ間の隙間から、さとうきびが突き出て突っ掛かって停止し、停止したさとうきびが後続のさとうきびのスムーズな搬送の障害となり、搬送が滞留し、刈り取り作業を中断せざるを得なくなる可能性が高いので、送りローラ５ａの配置密度を高くすることが避けられない。
【０００６】
また、さとうきび収穫機は地面が軟らかいさとうきび畑を走行するのであるから重量が左右にバランスしていることが重要である。また、搬送ローラコンベア５及びチョッピング装置６の下部に空間があるので、この空間にエンジンを横置きにして配置してエンジンの重量が左右に均等にかかるようにしている。また、このさとうきび収穫機では、エンジンでポンプを駆動し、クロップディバイダー、ベースカッタ、引き込み装置の引き込みローラ、搬送コンベアの送りローラ、走行駆動輪等は全てオイルモータで駆動されるようになっている。このように多くの機器が油圧で駆動されるので、多量の作動油が必要であり、この作動油の放熱のために大型のオイルタンクが必要であり、その重量は大である。このため大型オイルタンクを運転台の後方に配置している。
【０００７】
なお、クロックディバイダーは油圧シリンダＳ_１によって昇降操作され、また、ベースカッタ３及び引き込み装置４は枠体が同じであって、油圧シリンダＳ_２によって昇降操作され、作業時には図示の位置に下降している。
以上の従来のさとうきび収穫機は、全体機構、作動が、従来の他の方式のものに比してシンプルで、耐久性に優れており、高い作業能力を有するが、しかし、他の方式のものと同様に、大型、大重量になることが避けられず、また、高価なものになる。したがって、さとうきび栽培農家が自家用作業機として購入するには高価すぎるという側面がある。また、上記従来のさとうきび収穫機は大面積のさとうきび畑での収穫作業には適しているが、比較的狭いさとうきび畑での収穫作業には大きすぎて不向きであるという面もある。このようなことから、従来のさとうきび収穫機（ケーンハーベスタ）は、わが国における比較的小規模のさとうきび農家には普及し難いという側面がある。
【０００８】
他方、稲作からさとうきび栽培に転換する農家が徐々に増加しているので、中小規模のさとうきび栽培農家が増えることが予想される。
以上のようなことから、作業能率は幾分低くても、上記従来のさとうきび収穫機と全く同様の機能を有し、小型、軽量で廉価なさとうきび収穫機が求められている。
小型、軽量化、製造コスト低減を図るには、機構を単純化し、長さを短くしなければならない。しかし、クロップディバイダーからベースカッタまでの機構は、さとうきびの引き起こし、根切りに関わるものであるから、その機構の小形化は可能であるが簡略化は困難であり、また、クロップディバイダーからベースカッタまでの長さはさとうきびの高さに関連するから、この間の長さを短くすることはほとんどできない。
【０００９】
したがって、さとうきび収穫機の全体機構を単純化し、全長を短縮化するには、ベースカッタよりも下流側（さとうきびの流れの方向において下流）の装置、すなわち、引き込み装置、搬送装置、風選装置についてその機構を単純化し、これらの配置、エンジンの配置を工夫して、ベースカッタよりも下流側の装置の集約化を図る他はない。
【００１０】
【特許文献１】特開昭５５−４８３１８号公報
【特許文献２】特開平５−１５３８３６号公報
【００１１】
【先行技術】
そこで、さとうきび収穫機について、その機能を低下させることなしに、小型化、軽量化、低価格化を図ることを目的とし、そのために、ベースカッタよりも下流（さとうきびの流れの方向において下流）の機器、すなわち、引き込み装置、搬送装置、風選装置を単純化し、これらの配置、エンジンの配置を工夫して、ベースカッタから下流側の装置全体を集約化するという課題を解決した小型のハーベスタがある（特願２００３−１３５４１９号。以下これを「先行技術」という）。
【００１２】
先行技術の要点は次のとおりである。
クロップディバイダー、ベースカッタ、引き込み装置、斜め上方に搬送する搬送装置、チョッピング装置、風選装置、吸引装置を有し、エンジンによってポンプを駆動し、走行装置、作業装置をオイルモータで駆動し、クローラで自走するさとうきび収穫機を前提として、
（イ）上記引き込み装置を前後２組の送りローラによるものとし、この引き込み装置の後方にチョッピング装置を配置し、
（ロ）上記搬送装置をＪ型チェンコンベアとして、その下端水平部分を上記チョッピング装置の下方に配置し、
（ハ）上記Ｊ型チェンコンベアの傾斜部の下方の空間に上記風選装置を配置し、当該風選装置のダクトを傾斜ダクトとしてＪ型チェンコンベアの傾斜部の下面に沿わせ、上記ダクトの下部にブロアを配置し、当該ダクト上端をＪ型チェンコンベア上端の下方に位置させ、上記風選装置の傾斜ダクトの上端の上方に吸引装置が設けられており、
（ニ）上記エンジンをチェンコンベアの一方の横に、前後方向に向けて配置し、反対側にオイルタンクを配置したものである。
【００１３】
そして、上記先行技術は、次のとおりの特有の作用効果を奏する。
すなわち、ベースカッタ、引き込み装置、チョッピング装置、搬送コンベア、風選装置が前後方向に密に集約された状態で配置され、機器配置の全長が大幅に短縮される。そして、その結果、クローラの長さが短縮され、また、機構を単純化し、小形化した結果、作業能率は低下するが、その分だけ引き込み装置、チョッピング装置、搬送コンベアによる一連の装置の幅が狭くなるので、その横にエンジンとオイルタンクとを縦置きに配置することが可能である。そして、オイルタンクを搬送コンベアの横に配置した結果、従来オイルタンクが配置されていた運転室の下部後方の空間が空くので、この空いた空間から、引き込み装置、チョッピング装置などをメンテナンスすることができ、これらの保守点検を極めて容易に行うことができる。
【００１４】
また、処理能力の低下割合に比して、大幅に小形化、軽量化されており、大型の従来のさとうきび収穫機に劣らない機能を有し軽便で小回りが利くので、その利用性は極めて高く、さとうきび栽培農家の自家用機として普及することが確実に期待され、その結果、中小規模のさとうきび栽培農家の労働負荷を軽減することができ、また、労力節減に大きく貢献することができる。
以上の先行技術の具体的な機構は次のとおりである（図２〜図６参照）。
【００１５】
クロックディバイダー２、ベースカッタ３の機構は基本的には従来のさとうきび収穫機と違いはないが、小形化し、また、左右一対のクロックディバイダー２をそれぞれ単一のロールによるものにしている。そして、ベースカッタ３と引き込み装置１０及びチョッピング装置１１が一つの枠体に取り付けられており、この枠体が油圧シリンダＳ_２によって昇降操作される。
【００１６】
引き込み装置１０は、上下ローラによる前後２組の送りローラ１０ａを備えており、油圧モータで駆動されるチェン伝動装置を備え、このチェン伝動装置を介して前後上下の各ローラが駆動される。
４つの送りローラ１０ａのうちの下側の２つのローラは固定で、互いにチェンで連動しているが、上側の２つのローラはその中間の歯車を介して互いに連動しており、上記歯車軸を支持点とする支持アームによって上下方向に可動に支持されている。上下一対の２組の送りローラ２組で引き込み装置１０を構成することができ、引き込み装置１０は上下一対の２組の送りローラ２組で構成されたものであるから、前後方向の長さが短く、かつその支持機構、駆動機構が単純であり、したがって、従来技術における引き込み装置４に比して極めて小型、軽量である。
【００１７】
上記チョッピング装置１１は、上下一対のローラによる把持ローラとカッタ１１ａからなるものであり、油圧モータによって、ギヤを介してカッタ及び把持ローラが駆動される。引き込み装置１０の後方の送りローラから繰り出されるさとうきびは、チョッピング装置１１のカッタ１１ａで把持され細断される。なお、さとうきび収穫機のカッタには様々な形式のものがあるが、この例では、さとうきびの流れをスムーズにするために、２軸回転刃方式を採用しており、その機構の概要は次のとおりである。
互いに同速度で回転する上下２軸のうちの上軸に１８０度の間隔で切断刃１１ｘが２枚セットされており、下軸にロール１１ｙが固定されている。そして、このロール１１ｙの外周の切断刃１１ｘが当たるところに、緩衝のためのウレタンゴムが埋め込まれている。そして、引き込み装置１１の送りローラ１１ａから繰り出されたさとうきびを切断刃１１ｘとロール１１ｙ間に挟み込みつつ切断刃１１ｘで切断する。
【００１８】
チョッピング装置１１の後方にＪ型チェンコンベア１２が配置されている。このＪ型チェンコンベア１２は、左右のコンベアチェン１２ａ，１２ａの間に多数の羽根１２ｂを等間隔で配置し、左右のコンベアチェン１２ａを羽根１２ｂで連結した、いわゆる羽根付きチェンコンベアであり、細断されたさとうきびをこの羽根１２ｂに載せて搬送するものである。この羽根付きチェンコンベアそれ自体は従来周知のものであり、その外観は図６に示すとおりである。
この先行技術では、Ｊ型チェンコンベア１２の傾斜部の傾斜角度は約６０度であり、その長さは２００ｃｍであり、幅は５０ｃｍである。Ｊ型チェンコンベア１２の下端の水平部の長さは約５０ｃｍであって、チョッピング装置１１のカッタの下方に約２０ｃｍ入り込んでいる。
【００１９】
Ｊ型チェンコンベア１２の傾斜部の下方空間に風選装置１３の傾斜ダクト１３ａがあり、Ｊ型チェンコンベア１２の下面に沿って斜め上方に傾斜した状態で配置されている。この風選装置１３の傾斜ダクト１３ａの幅は約５０ｃｍであり、その上端１３ｅがＪ型チェンコンベア１２の上端部の下方に位置している。
また、上記傾斜ダクト１３ａの下部に送風ファン１３ｂがあって、傾斜ダクト１３ａに風選用風を高速で送り込んでいる。この例では、ダクト１３ａの上端開口の断面積は６５０ｃｍ^２であり、風速４０ｍ／秒で風が吹き出される。
上記傾斜ダクト１３ａの上端１３ｅの開口部に縦方向の整流板が一定間隔で設けられており、Ｊ型チェンコンベア１２の上端から落下するさとうきびに対して傾斜ダクト１３ａの上端１３ｅの開口部から斜め上方に向けて風が吹き付けられるようにしている。
【００２０】
Ｊ型チェンコンベア１２の羽根で後方に放り出された落下するさとうきびが、斜め上方に吹き付けられる風によって後方に押し出され、Ｊ型チェンコンベア１２の上端よりも後方にある収納袋Ｂのほぼ中央に落下し、収納袋Ｂの全面にほぼ均等に順次収納されてゆく。
また、Ｊ型チェンコンベア１２の上端から放り出された直後に、斜め下方から吹き上げられ、ハカマは下から呷られ、さらに吸引装置１５によって上方に強力に吸引されるので、さとうきびの幹から確実に分離される。
なお、吸引装置１５のケーシングに対する取付け構造は図１の従来例と違いはなく、そのケーシングの上方壁の外にオイルモータがあり、当該オイルモータのファン軸ががケーシングの上方壁を貫通してケーシング内に突出しており、当該ファン軸の下端にファンが取付けられている。
【００２１】
また、Ｊ型チェンコンベア１２の枠の上端に吸引ダクト１４が取り付けられており、この吸引ダクト１４に吸引装置１５を載せて固定していて、その排出口が後方に開口している。ただし、排出口は左方又は右方に開口させることもできる。したがって、分離されたハカマは吸引装置１５によって吸引ダクト１４から吸引され、吸引装置の上記開口から後方、左方又は右方に排出される。
また、上記風選装置１３の傾斜ダクト１３ａの後方に収納袋Ｂを装着する袋支持部１６があり、Ｊ型チェンコンベア１２の上端から落下し、ハカマが分離された幹部を収納袋Ｂに収納するようになっている。
【００２２】
ところで、この先行技術の車体フレームの一部平面形状の概要は図４に示すとおり、車体のメインフレームＦの後部が左右に張り出している。この右側の張出部（サブフレーム）Ｆ_１に４０馬力のディーゼルエンジンを、前後方向に向けて搭載してあり、また、左側の張出部（サブフレーム）Ｆ_２に容量が１８０リットルのオイルタンクＴを載せて固定している。
以上の先行技術は、その作業能力が従来のさとうきび収穫機の約５０％であるが、車体フレームの全長が５６０ｃｍで、上記従来のさとうきび収穫機に比して５０ｃｍ短縮されており、また、作業機の高さが３３０ｃｍであって、従来のものに比して３０ｃｍ低い。また、重量が３．８ｔ（トン）で、従来のさとうきび収穫機に比して約２ｔ軽減されており、さらに、走行クローラの前後方向長さが１６０ｃｍで、従来のさとうきび収穫機に比して約２０ｃｍ短縮されている。
【００２３】
ところで、先行技術のさとうきび収穫機のクロックディバイダー２、ベースカッタ３、引き込み装置１０、チョッピング装置１１、Ｊ型チェンコンベア１２、風選装置１３、吸引装置１５は、個々にオイルモータで駆動されている。
他方、運転中にさとうきびがかみ込んで回転が停止したときに、かみ込んださとうきびを排出するためにただちに逆転させる必要がある装置と、運転中は駆動、停止の繰り返しを避けることが望ましい装置とがあり、また、操作性を単純にするとともに油圧駆動装置の単純化のために、その切り替え弁、操作レバーをできるだけ少なくし、油圧配管構造を単純化することが望まれる。
【００２４】
【解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記要求に応えることを目的とし、先行技術の作業装置の油圧駆動装置について、その駆動回路を可及的に単純にし、その切り替え弁、操作レバーをできるだけ少なくするとともに、油圧配管構造を単純化するするように油圧駆動装置の配置、油圧回路を工夫することをその課題とするものである。
【００２５】
【課題解決のために講じた手段】
上記課題解決のために講じた手段は、クロップディバイダー２、ベースカッタ３、引き込み装置１０、斜め上方に搬送する搬送装置、チョッピング装置１１、風選装置１３、吸引装置を有し、エンジンによってポンプを駆動し、走行装置、作業装置をオイルモータで駆動し、クローラで自走するさとうきび収穫機であって、
上記引き込み装置１０は前後２組の送りローラによるものであり、この引き込み装置の後方にチョッピング装置１１が配置されており、
上記搬送装置がＪ型チェンコンベア１２であり、その下端水平部分が上記チョッピング装置１１の下方に配置されており、
上記Ｊ型チェンコンベア１２の傾斜部の下方の空間に上記風選装置１３が配置され、当該風選装置１３のダクトがＪ型チェンコンベアの傾斜部の下面に沿って配置された傾斜ダクトであり、上記ダクトの下部にブロアが配置され、当該ダクト上端がＪ型チェンコンベア上端の下方に位置し、Ｊ型チェンコンベア上端の上方に吸引装置が配置されており、上記Ｊ型チェンコンベアの一方の横に、前後方向に向けてエンジンが配置され、反対側にオイルタンクが配置されているさとうきび収穫機の油圧駆動装置を前提として、次の（イ）〜（ハ）によるものである。
（イ）クロップディバイダー２のオイルモータを一つのポンプに接続し、左右のクロップディバイダーのオイルモータを直列に接続したこと、
（ロ）ベースカッタ３のオイルモータ、引き込み装置１０のオイルモータ、チョッピング装置１１のオイルモータを他の一つのポンプに切り替え弁を介して接続し、ベースカッタ３のオイルモータ、引き込み装置１０のオイルモータ、チョッピング装置１１のオイルモータを直列に接続したこと、
（ハ）Ｊ型チェンコンベア１２のオイルモータ、風選装置１３のオイルモータ、吸引装置１５のオイルモータをさらに他のポンプに接続し、Ｊ型チェンコンベア１２のオイルモータ、風選装置１３のオイルモータ、吸引装置１５のオイルモータを直列に接続したこと。
【００２６】
【作用効果】
上記３つのポンプがエンジンによって駆動され、それぞれの開閉弁が開かれると、左右のクロップディバイダーが同速度で順方向に回転し、また、チェンコンベア、風選装置、吸引装置が順方向に駆動される。
他方、ベースカッタ、引き込み装置、チョッピング装置は、切り替え弁が中立位置にあるときは停止しており、切り替え弁の切り換えによって、正転、逆転する。ところで、先行技術のさとうきび収穫機においては、さとうきびがかみ込むのはベースカッタからチョッピング装置までの間であり、他にはさとうきびがかみ込むところはない。ベースカッタからチョッピング装置の間にさとうきびがかみ込んだときは、上記操作レバーを逆転位置に切り替えることで、ベースカッタ、引き込み装置及びチョッピング装置は直列に接続されているのでこれらが同時に逆転し、かみ込んださとうきびが前方へ排出される。他方、クロップディバーダー、また、チェンコンベア、風選装置及び吸引装置は、開閉弁で始動、停止されるだけであるから常に正転方向に回転し、逆転することはない。
【００２７】
そして、最前方に位置するクロップディバーダーと、ベースカッタ、引き込み装置及びチョッピング装置と、最後方に位置している風選装置、チェンコンベア及び吸引装置とが、それぞれひとまとまりとしてそれぞれのポンプに直列に接続されており、さらに、ベースカッタ、引き込み装置及びチョッピング装置が切り替え弁を介してポンプに接続されているので、それぞれの駆動油圧回路は簡略化され、油圧駆動装置の製作コストが著しく低減される。
また、これら３系統の油圧駆動回路がそれぞれ別個のポンプで駆動され、かつ、各系統内のオイルモータは近隣に配置され、かつ直列に接続されているから、油圧回路が極めて簡略であり、また、それぞれのポンプの吐出容量は極めて小さくて済み、したがって、ポンプが小型、軽量であり、配管長さが著しく短縮されるので、油圧駆動装置の製作コストが著しく低減される。
【００２８】
【実施態様】
ベースカッタ３の後方の引き込み装置の後方にチョッピング装置を近接して配置し、チョッピング装置で細断されたさとうきびをＪ型チェンコンベアの水平部で受けて、これを斜め上方に搬送するようにしたところに、先行技術の最大の特徴がある。この場合、引き込み装置の引き込みローラと、チョッピング装置の押さえローラ及びカッタをほぼ等速で回転させなければならず、他方、引き込み装置とチョッピング装置は一体化され、ベースカッタとともに一つの支持構造物に取り付けられてユニット化される。したがって、ベースカッタのオイルモータ、引き込み装置のオイルモータ、チョッピング装置のオイルモータを直列接続して無理なく配管することが可能であり、また、これらの油圧回路は著しく簡略になり、各モータ間の配管長さが短縮されるので、配管作業が簡単容易であり、そのコストが著しく低減される。
【００２９】
【実施例】
この実施例のさとうきび収穫機の全体機構は先行技術のさとうきび収穫機と違いがない。
そして、クロップディバイダー２のオイルモータ２ｍ、ベースカッタ３のオイルモータ３ｍ、引き込み装置１０のオイルモータ１０ｍａ，１０ｍｂ、チョッピング装置のオイルモータ１１ｍ、風選装置１３のオイルモータ１３ｍ、チェンコンベア１２のオイルモータ１２ｍ、吸引装置１５のオイルモータ１５ｍが前方から順に後方に配置されている。引き込み装置１０は所定位置で回転する前後一対の下方引き込みローラと上下動可能な上方引き込みローラとを有し、上方引き込みローラがオイルモータ１０ｍａで、下方引き込みローラがオイルモータ１０ｍｂでそれぞれ駆動される。
左右のクロップディバイダー２の油圧駆動装置を第１の油圧駆動系統としてこれをポンプＰ４で駆動し、ベースカッタ３、引き込み装置及びチョッピング装置を第２の油圧駆動系統としてこれをポンプＰ２で駆動し、風選装置、チェンコンベア１２及び吸引装置１５を第３の油圧駆動系統としてこれをポンプＰ３で駆動している。
【００３０】
ポンプＰ１，Ｐ２，Ｐ３からなる３連ポンプのうちのポンプＰ１は、走行用ポンプであって、走行方向及び走行速度制御のための走行制御弁、ステアリングのために流量分配弁を介して、左右のクローラのオイルモータがポンプＰ１に接続されている。なお、走行制御、ステアリング制御のため油圧駆動装置は、従来周知のものであるから、その詳細な説明は省略している。
上記第１の油圧駆動系統においては、ポンプＰ４の吐出口が一方のクロップディバイダー２，２の一方のオイルモータ１ｍの一次側（入り口側）に開閉弁を介して接続されており、当該一方のオイルモータ１ｍの二次側（出口側）が他方のオイルモータ２ｍの一次側に接続され、他方のオイルモータ２ｍの二次側が戻り管Ｍを介してタンクＴに接続されている。一方のオイルモータ２ｍと他方のオイルモータ２ｍとは回転方向が逆で、同速度で回転し、ポンプＰ４の回転速度が変化するにつれてその回転速度が変化する。
【００３１】
また、上記第２の油圧駆動系統においては、ポンプＰ２の吐出口がチョッピング装置１１のオイルモータ１１ｍの一次側に接続されており、オイルモータ１１ｍの二次側が引き込み装置のオイルモータ１０ｍａに接続されている。オイルモータ１０ｍａとオイルモータ１０ｍｂとは直列に接続されており、オイルモータ１０ｍｂの二次側がベースカッタのオイルモータ３ｍの一次側に接続されており、当該オイルモータ３ｍの二次側が戻り管Ｍを介してタンクＴに接続されている。
さらに、上記第３の油圧駆動系統においては、ポンプＰ３の吐出口が吸引装置のオイルモータ１５ｍの一次側に開閉弁を介して接続されており、オイルモータ１５ｍの二次側が風選装置のオイルモータ１３ｍの一次側に接続され、オイルモータ１３ｍの二次側がチェンコンベアのオイルモータ１２ｍの一次側に接続され、オイルモータ１２ｍの二次側が戻り管Ｍを介してタンクＴに接続されている。
【００３２】
第１の油圧駆動系統のポンプＰ４とオイルモータとの間、第３の油圧駆動系統のポンプＰ３とオイルモータ１５ｍとの間には開閉弁が介在するだけで、切り替え弁は介在しておらず、他方、第２の油圧駆動系統のポンプＰ２及び戻り管Ｍと、オイルモータ１１ｍ及びベースカッタのオイルモータ３ｍとの間に切り替え弁Ｖがある。この替え弁Ｖは運転台の操作レバーによって切り替え操作され、これによってポンプＰ２からの作動油の流れの方向が切り換えられて、チョッピング装置、引き込み装置、ベースカッタがともに逆転駆動され、ベースカッタ３とチョッピング装置の間に介在するさとうきびが速やかに前方に排出される。
各油圧駆動系統のオイルモータは互いに直列接続されているから、下流側の作業機に過大負荷がかかるとその上流側のポンプの背圧（バックプレッシャー）が異常に上昇して様々な不都合を生じるので、この異常なバックプレッシャーを逃がすように、それぞれにドレンが設けられている。
【００３３】
また、ポンプＰ１の定格吐出量は、回転速度２０００ｒｐｍで毎分最高約４０ｌであり、これによって走行オイルモータが駆動され、さとうきび収穫機は３ｋｍ／ｈ（ただし、０〜３ｋｍ／ｈの範囲で可変）で直進走行し、操向レバー操作で、左右の走行オイルモータの回転速度が加減され、転向操作がなされる。
また、ポンプＰ２の定格吐出量は、回転速度２０００ｒｐｍで毎分４０ｌであり、オイルモータ１１ｍ、１０ｍａ及び１０ｍｂは、上記定格流量で１４０ｒｐｍで回転する容量であり、また、オイルモータ３ｍは上記定格流量で３００ｒｐｍで回転する容量である。
【００３４】
また、ポンプＰ３の定格吐出量は、回転速度２０００ｒｐｍで毎分４０ｌであり、オイルモータ１５ｍ、オイルモータ１３ｍは上記定格流量で２０００ｒｐｍで回転し、オイルモータ１２ｍは、上記定格流量で最高１６０ｒｐｍで回転する容量である。この実施例においては、チェンコンベアの搬送速度を必要な限度に抑制するために、流量制御弁（通称「フローコントロールバルブ」ＦＣによるバイパス回路をＪ型チェンコンベアのオイルモータ１２ｍと並列に設けて、オイルモータ１３ｍからの作動油の一部が流量制御弁ＦＣを経てタンク戻るようにしている。流量制御弁ＦＣからの戻りが多いほどオイルモータ１２ｍの回転速度が抑制される。この流量制御弁ＦＣからのバイパス流量を調整することによって、オイルモータ１２ｍの回転速度、すなわち、チェンコンベアの搬送速度を適宜調整することができる。
【００３５】
さらに、ポンプＰ４の定格吐出量は、回転速度２０００ｒｐｍで毎分２４ｌであり、クロップディバイダーのオイルモータは、上記定格流量で１４０ｒｐｍで回転する容量である。
【００３６】
以上のように、この実施例はエンジンでポンプＰ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４を直結で駆動し、全ての作業装置、すなわち、クロックディバイダー２、引き込み装置１０、チョッピング装置１１、Ｊ型チェンコンベア１２、風選装置１３、吸引装置１５を上記ポンプからの作動油で駆動する。
また、クロックディバイダー２の昇降シリンダー、ベースカッタ３、引き込み装置１０及びチョッピング装置１１を１ユニットとして昇降させる昇降シリンダー、収納袋Ｂ用リフトの昇降シリンダーを、ポンプＰ５からの作動油で駆動する。
【図面の簡単な説明】
【図１】は従来のさとうきび収穫機の側面図である。
【図２】は先行技術のさとうきび収穫機の側面図である。
【図３】は先行技術における搬送チェンコンベア及び風選用吸引装置の側面図である。
【図４】は先行技術における車体フレムの平面形状、引き込み装置、チョッピング装置、搬送チェンコンベア、エンジン、オイルタンクの車体フレーム上での配置を模式的に示す平面図である。
【図５】はチョッピング装置のカッタの側面図である。
【図６】は羽根付きチェンコンベアの一部拡大図である。
【図７】はこの発明の実施例を模式的に示す側面図である。
【符号の説明】
１：クローラ
２：クロップディバイダー
２ｍ：クロップディバイダーのオイルモータ
３：ベースカッタ
３ｍ：ベースカッタのオイルモータ
１０：引き込み装置
１０ａ：送りローラ
１０ｍ：引き込み装置のオイルモータ
１１：チョッピング装置
１１ａ：ベースカッタ
１１ｍ：ベースカッタのオイルモータ
１２：Ｊ型チェンコンベア
１２ｍ：Ｊ型チェンコンベアのオイルモータ
１３：風選装置
１３ａ：傾斜ダクト
１３ｂ：送風ファン
１３ｅ：傾斜ダクトの上端
１３ｍ：風選装置のオイルモータ
１４：吸引ダクト
１５：吸引装置
１５ｍ：吸引装置のオイルモータ[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a hydraulic drive device for a sugarcane harvester (cane harvester), which is as short as possible to reduce the size, weight, and cost, and has relatively high work efficiency and high work efficiency. It is relatively inexpensive and can be used as a private machine by sugarcane farmers.
[0002]
[Prior art]
A sugarcane harvester (Kane harvester) that cuts, cuts, separates winds (leaves attached to the trunk), wind-selects them, and collects only the trunk in a basket or bag is known in the art (for example, see Japanese Patent Application Laid-Open (JP-A)). 55-48318 and JP-A-5-1553836), the cutting and cutting mechanisms are the same, but various arrangements of the conveying mechanism, the wind-selecting device, and the engine are in practical use. One such prior art is shown in FIG. 1, which has the simplest overall mechanism and superior functionality.
[0003]
The conventional sugar cane harvesting machine is self-propelled by the crawler 1, pulled into the machine while causing sugar cane by the pair of left and right crop dividers 2, and rooted by the base cutter 3. The sugarcane rooted by the base cutter 3 is flipped up at its lower end (root) by the spiral flip-up tool 3a. The sugar cane that has been bounced up is drawn from the base into the retracting device 4 disposed immediately thereafter, directed obliquely upward by the feed roller 4a of the retracting device 4, and is naturally guided to the lower end of the transport roller conveyor 5 to be transported by the transport roller. It is drawn into the conveyor 5 and thereby pulled up obliquely upward. Sugarcane pulled up to the upper end of the conveying roller conveyor 5 is cut into a length of about 30 cm by the chopping device 6 provided at the upper end of the conveying roller conveyor 5 and dropped to the wind sorting device 7. Sugarcane dropped on the wind separator 7 is separated from the trunk by the high-speed airflow blown up by the blower 7a, and the trunk is collected in the bag B. The hakama separated from the trunk by the wind separator 7 is sucked upward by the suction device by the fan 7b and discharged from the discharge port.
[0004]
The sugarcane cut by the base cutter 3 is directed to the conveying roller conveyor 5 by the pulling device 4 and pulled upward by the conveying roller conveyor 5, so that the processing of the sugarcane after cutting can be performed smoothly and efficiently. So work efficiency is high.
The pulling device 4 that pulls in the long sugar cane with the pulling device 4 and guides it in the tilting direction of the slanted conveying roller conveyor 5 is inclined slightly upward obliquely, and the drawn sugar cane is directed further upward to the conveying roller conveyor 5. Three sets of feed rollers 4a with a pair of upper and lower rolls are provided for easy delivery. If the delivery angle from the drawing device 4 to the conveying roller conveyor 5 is smaller than the inclination angle of the conveying roller conveyor 5, sugar cane protrudes from the gap between the feeding rollers 5a and deviates from the conveying roller conveyor 5 to the ground. In addition to dropping, the sugar cane that protrudes from the gap between the feed rollers 5a and stops and becomes a hindrance to the smooth conveyance of the subsequent sugar cane, the conveyance may stay, and the mowing operation may be interrupted. Is expensive. Therefore, since the feeding rollers of the drawing device cannot direct the drawn sugarcane further upward with two sets, at least three sets are necessary.
[0005]
In addition, the sugar cane is taken out from the retracting device 4, pulled upward obliquely, and supplied to the chopping device 6 at the upper end thereof. The inclination angle of the conveyor roller conveyor 5 is about 45 degrees (smooth and slender sugar cane is smoothly pulled from the retracting device 4. It is impossible to tilt and smoothly tilt upward, and the feed roller 5a does not protrude from the gap between the feed rollers 5a even if the feed roller 5a is winding and slender. It is densely arranged so as to be transported reliably and smoothly. If the arrangement density of the feed rollers 5a is rough, sugar cane protrudes and stops from the gap between the feed rollers 5a, and the stopped sugar cane becomes an obstacle to smooth conveyance of the subsequent sugar cane, and the conveyance is retained. However, since there is a high possibility that the mowing operation must be interrupted, it is inevitable to increase the arrangement density of the feed rollers 5a.
[0006]
In addition, since sugarcane harvesters run on sugarcane fields where the ground is soft, it is important that the weight is balanced on the left and right. Further, since there is a space below the transport roller conveyor 5 and the chopping device 6, the engine is placed horizontally in this space so that the weight of the engine is equally applied to the left and right. In this sugarcane harvester, the pump is driven by the engine, and the crop divider, the base cutter, the retracting roller of the retracting device, the feed roller of the conveyor, the traveling drive wheel, etc. are all driven by the oil motor. . Since many devices are driven by hydraulic pressure in this way, a large amount of hydraulic oil is required, and a large oil tank is required to dissipate the hydraulic oil, and its weight is large. For this reason, a large oil tank is arranged behind the cab.
[0007]
The clock divider is a hydraulic cylinder S ₁ The base cutter 3 and the retracting device 4 have the same frame, and the hydraulic cylinder S ₂ And is lowered to the position shown in FIG.
The above conventional sugarcane harvesting machines are simpler in terms of overall mechanism and operation than those of other conventional methods, have superior durability, and have a high working capacity. In the same manner as above, large size and heavy weight are inevitable and expensive. Therefore, there is an aspect that sugarcane growers are too expensive to purchase as a private working machine. The conventional sugar cane harvesting machine is suitable for harvesting operations in a large area of sugar cane fields, but is not suitable for harvesting operations in relatively small sugar cane fields. For this reason, the conventional sugarcane harvester (cane harvester) is difficult to spread to relatively small sugarcane farmers in Japan.
[0008]
On the other hand, as the number of farmers switching from rice farming to sugarcane cultivation is gradually increasing, it is expected that small and medium-sized sugarcane cultivation farmers will increase.
For these reasons, there is a need for a sugarcane harvester that has the same function as the conventional sugarcane harvester, but is small, light, and inexpensive, even if the work efficiency is somewhat low.
In order to reduce the size, weight, and manufacturing cost, the mechanism must be simplified and the length must be shortened. However, since the mechanism from the crop divider to the base cutter is related to sugarcane and is related to root cutting, it is possible to reduce the size of the mechanism, but it is difficult to simplify it, and from the crop divider to the base cutter. Since the length is related to the height of sugar cane, the length during this period can hardly be shortened.
[0009]
Therefore, in order to simplify the overall mechanism of the sugarcane harvester and shorten the overall length, it is necessary to provide a device downstream of the base cutter (downstream in the direction of sugarcane flow), that is, a drawing device, a conveying device, and a wind sorting device. There is no other way than simplifying the mechanism and devising these arrangements and engine arrangements to consolidate devices downstream from the base cutter.
[0010]
[Patent Document 1] Japanese Patent Laid-Open No. 55-48318
[Patent Document 2] Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-153636
[0011]
[Prior art]
Therefore, the sugar cane harvesting machine aims to reduce the size, weight, and cost without reducing its function. For this purpose, it is located downstream of the base cutter (downstream in the direction of sugar cane flow). A small harvester that solves the problem of simplifying the equipment, that is, the retracting device, the conveying device, and the wind-selecting device, contriving the arrangement of these and the arrangement of the engine, and consolidating the entire apparatus downstream from the base cutter Yes (Japanese Patent Application No. 2003-135419, hereinafter referred to as “prior art”).
[0012]
The main points of the prior art are as follows.
Crop divider, base cutter, pull-in device, transport device that transports obliquely upward, chopping device, wind-selection device, suction device, pump driven by engine, travel device, working device driven by oil motor, crawler Assuming a sugarcane harvester
(A) The pulling device is made up of two pairs of front and rear feed rollers, and a chopping device is arranged behind the pulling device,
(B) The transport device is a J-type chain conveyor, and the lower horizontal portion thereof is disposed below the chopping device.
(C) The wind selection device is disposed in a space below the inclined portion of the J-type chain conveyor, and the duct of the wind selection device is used as an inclined duct along the lower surface of the inclined portion of the J-type chain conveyor. A blower is arranged at the bottom, the upper end of the duct is positioned below the upper end of the J-type chain conveyor, and a suction device is provided above the upper end of the inclined duct of the wind-selecting device,
(D) The engine is arranged on one side of the chain conveyor in the front-rear direction, and an oil tank is arranged on the opposite side.
[0013]
And the said prior art has the following specific effect.
That is, the base cutter, the retracting device, the chopping device, the transfer conveyor, and the wind sorting device are arranged in a state of being densely gathered in the front-rear direction, and the overall length of the device arrangement is greatly shortened. As a result, the length of the crawler is shortened, and the mechanism is simplified and miniaturized. As a result, the work efficiency is reduced, but the width of a series of devices including the drawing device, the chopping device, and the conveyor is reduced accordingly. Since it becomes narrower, it is possible to place the engine and the oil tank vertically on the side. As a result of arranging the oil tanks on the side of the transfer conveyor, a space behind the lower part of the cab where the oil tanks were conventionally arranged becomes vacant, and maintenance of the drawing device, chopping device, etc. can be performed from this vacant space. These maintenance inspections can be performed very easily.
[0014]
In addition, it is significantly smaller and lighter than the rate of decline in processing capacity, and has the same functionality as a large conventional sugarcane harvester, and it is light and convenient, making it extremely useful. Therefore, it is expected to be widely used as a private machine for sugarcane growers. As a result, the labor load of small and medium sugarcane growers can be reduced, and it can greatly contribute to labor saving.
The specific mechanism of the above prior art is as follows (see FIGS. 2 to 6).
[0015]
The mechanism of the clock divider 2 and the base cutter 3 is basically the same as that of the conventional sugarcane harvesting machine, but is downsized, and the pair of left and right clock dividers 2 are each constituted by a single roll. The base cutter 3, the retracting device 10, and the chopping device 11 are attached to one frame, and this frame is the hydraulic cylinder S. ₂ Is moved up and down.
[0016]
The retracting device 10 includes two pairs of front and rear feed rollers 10a using upper and lower rollers, a chain transmission device driven by a hydraulic motor, and the front and rear and upper and lower rollers are driven via the chain transmission device.
The lower two rollers of the four feed rollers 10a are fixed and interlocked with each other by a chain, but the upper two rollers are interlocked with each other via an intermediate gear, and the gear shaft is A support arm serving as a support point is movably supported in the vertical direction. The pulling device 10 can be composed of two pairs of upper and lower feed rollers, and the pulling device 10 is composed of two pairs of upper and lower pairs of feed rollers. It is short and its support mechanism and drive mechanism are simple, and therefore it is extremely small and light compared to the retracting device 4 in the prior art.
[0017]
The chopping device 11 includes a gripping roller and a cutter 11a with a pair of upper and lower rollers, and the cutter and the gripping roller are driven via a gear by a hydraulic motor. Sugarcane fed out from the feed roller behind the pull-in device 10 is gripped and shredded by the cutter 11a of the chopping device 11. There are various types of cutters for sugarcane harvesting machines. In this example, a 2-axis rotary blade method is adopted to smooth the flow of sugarcane, and the outline of the mechanism is as follows. It is as follows.
Two cutting blades 11x are set on the upper shaft of two upper and lower shafts rotating at the same speed at an interval of 180 degrees, and a roll 11y is fixed to the lower shaft. And the urethane rubber for a buffer is embedded in the place where the cutting blade 11x of the outer periphery of this roll 11y hits. Then, the sugar cane fed from the feed roller 11a of the drawing device 11 is cut by the cutting blade 11x while being sandwiched between the cutting blade 11x and the roll 11y.
[0018]
A J-type chain conveyor 12 is disposed behind the chopping device 11. This J-type chain conveyor 12 is a so-called chain conveyor with blades in which a large number of blades 12b are arranged at equal intervals between left and right conveyor chains 12a, 12a, and the left and right conveyor chains 12a are connected by blades 12b. The cut sugar cane is carried on the blade 12b. This vane chain conveyor itself is well known in the art, and its external appearance is as shown in FIG.
In this prior art, the inclination angle of the inclined part of the J-type chain conveyor 12 is about 60 degrees, its length is 200 cm, and its width is 50 cm. The length of the horizontal portion at the lower end of the J-type chain conveyor 12 is about 50 cm, and is about 20 cm below the cutter of the chopping device 11.
[0019]
In the lower space of the inclined portion of the J-type chain conveyor 12, there is an inclined duct 13 a of the wind-selecting device 13, which is disposed in a state inclined obliquely upward along the lower surface of the J-type chain conveyor 12. The width of the inclined duct 13 a of the wind sorting device 13 is about 50 cm, and its upper end 13 e is located below the upper end of the J-type chain conveyor 12.
In addition, a blower fan 13b is provided below the inclined duct 13a, and the wind for wind selection is sent to the inclined duct 13a at a high speed. In this example, the cross-sectional area of the upper end opening of the duct 13a is 650 cm. ² The wind is blown out at a wind speed of 40 m / sec.
Longitudinal rectifying plates are provided at regular intervals at the opening of the upper end 13e of the inclined duct 13a, and oblique from the opening of the upper end 13e of the inclined duct 13a against sugarcane falling from the upper end of the J-type chain conveyor 12. The wind is blown upward.
[0020]
The falling sugar cane that is thrown backward by the blades of the J-type chain conveyor 12 is pushed backward by the wind blown obliquely upward, and falls to the approximate center of the storage bag B that is behind the upper end of the J-type chain conveyor 12. Then, they are sequentially stored almost uniformly on the entire surface of the storage bag B.
In addition, immediately after being thrown out from the upper end of the J-type chain conveyor 12, it is blown up obliquely from below, and the hook is beaten from below, and further strongly sucked upward by the suction device 15, so that it is reliably separated from the sugar cane trunk. Is done.
The mounting structure of the suction device 15 with respect to the casing is not different from the conventional example of FIG. 1, and there is an oil motor outside the upper wall of the casing, and the fan shaft of the oil motor passes through the upper wall of the casing. It protrudes into the casing, and a fan is attached to the lower end of the fan shaft.
[0021]
Further, a suction duct 14 is attached to the upper end of the frame of the J-type chain conveyor 12, and a suction device 15 is mounted and fixed on the suction duct 14, and the discharge port is opened rearward. However, the discharge port can be opened leftward or rightward. Accordingly, the separated hakamas are sucked from the suction duct 14 by the suction device 15 and discharged backward, leftward or rightward from the opening of the suction device.
In addition, there is a bag support portion 16 for mounting the storage bag B behind the inclined duct 13a of the wind sorting device 13, and the trunk portion that has fallen from the upper end of the J-type chain conveyor 12 and has been separated is stored in the storage bag B. It is supposed to be.
[0022]
By the way, as shown in FIG. 4, the outline of the partial plan shape of the body frame of this prior art is such that the rear part of the main frame F of the vehicle body protrudes left and right. This right overhang (subframe) F ₁ A 40-horsepower diesel engine is mounted in the front-rear direction, and the left overhanging part (subframe) F ₂ An oil tank T having a capacity of 180 liters is placed on and fixed to.
The above prior art has a working capacity of about 50% that of a conventional sugar cane harvester, but the overall length of the body frame is 560 cm, which is 50 cm shorter than the conventional sugar cane harvester. The height of the machine is 330 cm, which is 30 cm lower than the conventional one. In addition, the weight is 3.8 t (tons), which is reduced by about 2 tons compared to the conventional sugar cane harvester, and the length of the traveling crawler in the front-rear direction is 160 cm, compared to the conventional sugar cane harvester. It is shortened by about 20 cm.
[0023]
By the way, the clock divider 2, the base cutter 3, the drawing device 10, the chopping device 11, the J-type chain conveyor 12, the wind sorting device 13, and the suction device 15 of the sugar cane harvesting machine of the prior art are individually driven by an oil motor. .
On the other hand, when sugarcane bites during operation and rotation stops, it is necessary to reverse immediately in order to discharge bitten sugarcane, and to avoid repeated driving and stopping during operation In addition, in order to simplify the operability and simplify the hydraulic drive device, it is desired to simplify the hydraulic piping structure by reducing the number of switching valves and operation levers as much as possible.
[0024]
[Problems to be solved]
Therefore, the present invention aims to meet the above-mentioned demand, and for the hydraulic drive device of the prior art work device, the drive circuit thereof is made as simple as possible, its switching valve and operation lever are reduced as much as possible, The problem is to devise the arrangement of the hydraulic drive device and the hydraulic circuit so as to simplify the piping structure.
[0025]
[Measures taken to solve the problem]
Means taken to solve the above problems include the crop divider 2, the base cutter 3, the pull-in device 10, the transport device that transports obliquely upward, the chopping device 11, the wind selection device 13, and the suction device, and the pump is driven by the engine. It is a sugarcane harvesting machine that drives, drives the traveling device, the working device with an oil motor, and runs on a crawler,
The pulling device 10 is composed of two pairs of front and rear feed rollers, and a chopping device 11 is arranged behind the pulling device,
The transport device is a J-type chain conveyor 12, and a horizontal portion at the lower end thereof is disposed below the chopping device 11,
The wind selection device 13 is disposed in a space below the inclined portion of the J-type chain conveyor 12, and the duct of the wind selection device 13 is an inclined duct disposed along the lower surface of the inclined portion of the J-type chain conveyor. A blower is disposed below the duct, an upper end of the duct is located below the upper end of the J-type chain conveyor, and a suction device is disposed above the upper end of the J-type chain conveyor. The following (a) to (c) are based on the premise of a hydraulic drive device of a sugarcane harvesting machine in which an engine is disposed sideways in the front-rear direction and an oil tank is disposed on the opposite side.
(A) The oil motor of the crop divider 2 is connected to one pump, and the oil motors of the left and right crop dividers are connected in series.
(B) The oil motor of the base cutter 3, the oil motor of the retracting device 10, and the oil motor of the chopping device 11 are connected to another pump via a switching valve, and the oil motor of the base cutter 3 and the oil of the retracting device 10 Connecting the oil motor of the motor and chopping device 11 in series;
(C) The oil motor of the J-type chain conveyor 12, the oil motor of the wind-selecting device 13, and the oil motor of the suction device 15 are further connected to another pump, and the oil motor of the J-type chain conveyor 12 and the oil of the wind-selecting device 13 The motor and the oil motor of the suction device 15 are connected in series.
[0026]
[Function and effect]
When the above three pumps are driven by the engine and the respective on-off valves are opened, the left and right crop dividers rotate in the forward direction at the same speed, and the chain conveyor, wind separator and suction device are driven in the forward direction. The
On the other hand, the base cutter, the drawing-in device, and the chopping device are stopped when the switching valve is in the neutral position, and rotate forward and reverse by switching the switching valve. By the way, in the sugar cane harvesting machine of the prior art, sugar cane bites between the base cutter and the chopping device, and no other sugar cane bites. When sugarcane bites between the base cutter and the chopping device, the base cutter, the pull-in device and the chopping device are connected in series by switching the operation lever to the reverse rotation position. The mixed sugar cane is discharged forward. On the other hand, the crop divider, the chain conveyor, the wind separator, and the suction device are only started and stopped by the on-off valve, and thus always rotate in the forward direction and never reverse.
[0027]
A crop divider located at the forefront, a base cutter, a drawing-in device and a chopping device, and a wind-selecting device, a chain conveyor and a suction device located at the rear are grouped in series with each pump. In addition, since the base cutter, the drawing-in device and the chopping device are connected to the pump via the switching valve, each drive hydraulic circuit is simplified, and the manufacturing cost of the hydraulic drive device is significantly reduced. The
In addition, these three hydraulic drive circuits are driven by separate pumps, and the oil motors in each system are arranged in the vicinity and connected in series, so the hydraulic circuit is very simple, The discharge capacity of each pump can be very small. Therefore, the pump is small and lightweight, and the pipe length is remarkably shortened, so that the manufacturing cost of the hydraulic drive device is remarkably reduced.
[0028]
Embodiment
A chopping device is arranged close to the back of the retracting device behind the base cutter 3, and the sugar cane shredded by the chopping device is received by the horizontal portion of the J-type chain conveyor and conveyed obliquely upward. However, there is the greatest feature of the prior art. In this case, the retracting roller of the retracting device and the pressing roller and cutter of the chopping device must be rotated at a substantially constant speed, while the retracting device and the chopping device are integrated together with the base cutter into one support structure. It is attached and unitized. Therefore, it is possible to connect the oil motor of the base cutter, the oil motor of the retracting device, and the oil motor of the chopping device in series, and piping without difficulty, and these hydraulic circuits are remarkably simplified. Since the pipe length is shortened, the piping work is easy and easy, and the cost is remarkably reduced.
[0029]
【Example】
The overall mechanism of the sugar cane harvester of this embodiment is no different from the prior art sugar cane harvester.
Then, the oil motor 2m of the crop divider 2, the oil motor 3m of the base cutter 3, the oil motors 10ma and 10mb of the pulling device 10, the oil motor 11m of the chopping device, the oil motor 13m of the wind selector 13 and the oil motor of the chain conveyor 12 The oil motor 15m of 12m and the suction device 15 is arrange | positioned back in order from the front. The pulling device 10 has a pair of front and rear lower pulling rollers that rotate at a predetermined position and an upper pulling roller that can move up and down. The upper pulling roller is driven by an oil motor 10ma, and the lower pulling roller is driven by an oil motor 10mb.
The hydraulic drive device of the left and right crop dividers 2 is driven by a pump P4 as a first hydraulic drive system, and the base cutter 3, the drawing device and the chopping device are driven by a pump P2 as a second hydraulic drive system, The wind separator, the chain conveyor 12 and the suction device 15 are driven by a pump P3 as a third hydraulic drive system.
[0030]
The pump P1 of the triple pumps composed of the pumps P1, P2 and P3 is a traveling pump, and is controlled by a traveling control valve for controlling the traveling direction and traveling speed, and a flow distribution valve for steering. The crawler oil motor is connected to the pump P1. Since the hydraulic drive device for running control and steering control is well known in the art, detailed description thereof is omitted.
In the first hydraulic drive system, the discharge port of the pump P4 is connected to the primary side (inlet side) of one oil motor 1m of one of the crop dividers 2 and 2 via an on-off valve. The secondary side (outlet side) of the oil motor 1m is connected to the primary side of the other oil motor 2m, and the secondary side of the other oil motor 2m is connected to the tank T via the return pipe M. One oil motor 2m and the other oil motor 2m have opposite rotation directions and rotate at the same speed, and the rotation speed changes as the rotation speed of the pump P4 changes.
[0031]
In the second hydraulic drive system, the discharge port of the pump P2 is connected to the primary side of the oil motor 11m of the chopping device 11, and the secondary side of the oil motor 11m is connected to the oil motor 10ma of the drawing device. ing. The oil motor 10ma and the oil motor 10mb are connected in series, the secondary side of the oil motor 10mb is connected to the primary side of the oil motor 3m of the base cutter, and the secondary side of the oil motor 3m is connected to the return pipe M. Via the tank T.
Further, in the third hydraulic drive system, the discharge port of the pump P3 is connected to the primary side of the oil motor 15m of the suction device via an on-off valve, and the secondary side of the oil motor 15m is the oil of the wind selection device. The primary side of the motor 13m is connected, the secondary side of the oil motor 13m is connected to the primary side of the oil motor 12m of the chain conveyor, and the secondary side of the oil motor 12m is connected to the tank T via the return pipe M.
[0032]
There is only an open / close valve between the pump P4 of the first hydraulic drive system and the oil motor, and between the pump P3 of the third hydraulic drive system and the oil motor 15m, and no switching valve. On the other hand, there is a switching valve V between the pump P2 and the return pipe M of the second hydraulic drive system and the oil motor 11m and the oil motor 3m of the base cutter. The replacement valve V is switched by the operation lever of the cab, whereby the direction of the flow of hydraulic oil from the pump P2 is switched, and the chopping device, the drawing device, and the base cutter are all driven in reverse. Sugarcane interposed between the chopping devices is quickly discharged forward.
Since the oil motors of each hydraulic drive system are connected in series with each other, if an excessive load is applied to the downstream working machine, the back pressure (back pressure) of the upstream pump abnormally rises, causing various inconveniences. Therefore, each drain is provided so as to release this abnormal back pressure.
[0033]
The rated discharge amount of the pump P1 is about 40 l per minute at a rotational speed of 2000 rpm, which drives the traveling oil motor, and the sugar cane harvester is variable within a range of 3 km / h (however, in the range of 0 to 3 km / h). ), The speed of the left and right traveling oil motors is adjusted by turning the steering lever, and the turning operation is performed.
The rated discharge amount of the pump P2 is 40 l / min at a rotational speed of 2000 rpm, the oil motors 11m, 10ma, and 10mb have a capacity that rotates at 140rpm with the above rated flow rate, and the oil motor 3m has the above rated flow rate. The capacity of rotating at 300 rpm.
[0034]
The rated discharge amount of the pump P3 is 40 l / min at a rotational speed of 2000 rpm, the oil motor 15m and the oil motor 13m rotate at 2000 rpm at the above rated flow, and the oil motor 12m rotates at a maximum of 160 rpm at the above rated flow. Capacity. In this embodiment, in order to suppress the transfer speed of the chain conveyor to a necessary limit, a bypass circuit by a flow rate control valve (commonly called “flow control valve” FC) is provided in parallel with the oil motor 12m of the J-type chain conveyor, Part of the hydraulic oil from the oil motor 13m returns to the tank via the flow control valve FC, and the more the return from the flow control valve FC, the more the rotational speed of the oil motor 12m is suppressed. The rotational speed of the oil motor 12m, that is, the conveying speed of the chain conveyor can be adjusted as appropriate by adjusting the bypass flow rate from the engine.
[0035]
Furthermore, the rated discharge amount of the pump P4 is 24 l / min at a rotational speed of 2000 rpm, and the oil motor of the crop divider has a capacity that rotates at 140 rpm at the rated flow rate.
[0036]
As described above, in this embodiment, the pumps P1, P2, P3, and P4 are driven directly by the engine, and all the working devices, that is, the clock divider 2, the drawing device 10, the chopping device 11, the J-type chain conveyor 12, Wind selection device 13 and suction device 15 are driven with hydraulic oil from the pump.
Further, the lifting cylinder for lifting and lowering the lifting cylinder for the storage bag B and the lifting cylinder for lifting the storage bag B are driven by hydraulic oil from the pump P5.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a conventional sugarcane harvester.
FIG. 2 is a side view of a prior art sugarcane harvester.
FIG. 3 is a side view of a conveying chain conveyor and a wind-selecting suction device according to the prior art.
FIG. 4 is a plan view schematically showing a planar shape of a vehicle body frame, a drawing device, a chopping device, a transfer chain conveyor, an engine, and an oil tank on a vehicle body frame in the prior art.
FIG. 5 is a side view of the cutter of the chopping device.
FIG. 6 is a partially enlarged view of a chain conveyor with blades.
FIG. 7 is a side view schematically showing an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: Crawler
2: Crop divider
2m: Crop divider oil motor
3: Base cutter
3m: Oil motor for base cutter
10: Retraction device
10a: Feed roller
10m: Oil motor for retractor
11: Chopping device
11a: Base cutter
11m: Oil motor for base cutter
12: J-type chain conveyor
12m: Oil motor for J-type chain conveyor
13: Wind selector
13a: Inclined duct
13b: Blower fan
13e: upper end of the inclined duct
13m: Oil motor for wind separator
14: Suction duct
15: Suction device
15m: Oil motor of suction device

Claims

ベースカッタ３の後方の引き込み装置１０の後方にこれに近接してチョッピング装置１１を配置し、ベースカッタ３、引き込み装置１０、チョッピング装置１１を同じ支持構造物に取り付けてユニット化してあり、チョッピング装置１１で細断されたさとうきびをＪ型チェンコンベア１２の水平部で受けて、これを斜め上方に搬送するようにし、これらをそれぞれのオイルモータで独立して駆動するさとうきび収穫機の油圧駆動装置において、
ベースカッタのオイルモータ、引き込み装置のオイルモータ、チョッピング装置のオイルモータを互いに直列に接続して油圧回路が構成されており、さらに当該油圧回路が切り替え弁を介して専用のポンプに接続されている、さとうきび収穫機の油圧駆動装置。A chopping device 11 is disposed in the vicinity of the retracting device 10 behind the base cutter 3 in the vicinity thereof, and the base cutter 3, the retracting device 10, and the chopping device 11 are attached to the same support structure to form a unit. In the hydraulic drive device of the sugarcane harvester, the sugarcane shredded at 11 is received by the horizontal portion of the J-type chain conveyor 12 and is conveyed obliquely upward, and these are independently driven by each oil motor. ,
The oil motor of the base cutter, the oil motor of the retracting device, and the oil motor of the chopping device are connected in series to form a hydraulic circuit, and the hydraulic circuit is connected to a dedicated pump via a switching valve. , Hydraulic drive of sugarcane harvesting machine.

クロップディバイダー２、ベースカッタ３、引き込み装置１０、斜め上方に搬送する搬送装置、チョッピング装置１１、風選装置１３、吸引装置を有し、エンジンによってポンプを駆動し、走行装置、作業装置をオイルモータで駆動するものであって、クローラで自走するさとうきび収穫機であって、上記引き込み装置１０は前後２組の送りローラによるものであり、この引き込み装置の後方にチョッピング装置１１が配置されており、
上記搬送装置がＪ型チェンコンベア１２であり、その下端水平部分が上記チョッピング装置１１の下方に配置されており、
上記Ｊ型チェンコンベア１２の傾斜部の下方の空間に上記風選装置１３が配置され、当該風選装置１３のダクトがＪ型チェンコンベアの傾斜部の下面に沿って配置された傾斜ダクトであり、上記ダクトの下部にブロアが配置され、当該ダクト上端がＪ型チェンコンベア上端の下方に位置し、Ｊ型チェンコンベア上端の上方に吸引装置が配置されており、上記エンジンをチェンコンベアの一方の横に、前後方向に向けてエンジンが配置され、反対側にオイルタンクが配置されているさとうきび収穫機の油圧駆動装置において、
上記クロップディバイダー２のオイルモータを一つのポンプに接続し、左右のクロップディバイダーのオイルモータを直列に接続し、
上記ベースカッタ３のオイルモータ、引き込み装置１０のオイルモータ、チョッピング装置１１のオイルモータを切り替え弁を介して他の一つのポンプに接続し、ベースカッタ３のオイルモータ、引き込み装置１０のオイルモータ、チョッピング装置１１のオイルモータを直列に接続してあり、
上記Ｊ型チェンコンベア１２のオイルモータ、風選装置１３のオイルモータ、吸引装置１５のオイルモータをさらに他のポンプに接続し、Ｊ型チェンコンベア１２のオイルモータ、風選装置１３のオイルモータ、吸引装置１５のオイルモータを直列に接続している、さとうきび収穫機の油圧駆動装置。Crop divider 2, base cutter 3, pull-in device 10, transport device that transports obliquely upward, chopping device 11, wind selection device 13, suction device, pump driven by engine, travel device and work device as oil motor It is a sugarcane harvester that is driven by a crawler and is a sugarcane harvester, wherein the pulling device 10 is composed of two front and rear feed rollers, and a chopping device 11 is arranged behind the pulling device. ,
The transport device is a J-type chain conveyor 12, and a horizontal portion at the lower end thereof is disposed below the chopping device 11,
The wind selection device 13 is disposed in a space below the inclined portion of the J-type chain conveyor 12, and the duct of the wind selection device 13 is an inclined duct disposed along the lower surface of the inclined portion of the J-type chain conveyor. A blower is disposed below the duct, an upper end of the duct is located below the upper end of the J-type chain conveyor, a suction device is disposed above the upper end of the J-type chain conveyor, and the engine is connected to one of the chain conveyors. In the hydraulic drive of the sugarcane harvester, the engine is arranged sideways in the front-rear direction and the oil tank is arranged on the opposite side,
Connect the oil motor of the crop divider 2 to one pump, connect the oil motors of the left and right crop dividers in series,
The oil motor of the base cutter 3, the oil motor of the retracting device 10, and the oil motor of the chopping device 11 are connected to another pump through a switching valve, and the oil motor of the base cutter 3, the oil motor of the retracting device 10, The oil motor of the chopping device 11 is connected in series,
The oil motor of the J-type chain conveyor 12, the oil motor of the wind selection device 13, and the oil motor of the suction device 15 are further connected to another pump, and the oil motor of the J-type chain conveyor 12, the oil motor of the wind selection device 13, A hydraulic drive for a sugarcane harvester, in which the oil motor of the suction device 15 is connected in series.