JP2005011242A - 印刷システム、印刷データ送信装置及び方法、印刷データ管理装置及び方法、印刷装置及び印刷装置における表示方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラから送信される印刷データをプリンタで印刷するような場合に、効率的な印刷を可能とする。
【解決手段】印刷データを受信して印刷するプリンタ303と、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできるパーソナルコンピュータ302と、印刷データを送信することのできるデジタルカメラ301とを備えた印刷システムにあって、デジタルカメラ301は、パーソナルコンピュータ302が印刷データを受信可能な場合には印刷データをパーソナルコンピュータ302に送信し、パーソナルコンピュータ302が印刷データを受信可能でない場合には印刷データをプリンタ303に直接送信する。
【選択図】 図5
【解決手段】印刷データを受信して印刷するプリンタ303と、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできるパーソナルコンピュータ302と、印刷データを送信することのできるデジタルカメラ301とを備えた印刷システムにあって、デジタルカメラ301は、パーソナルコンピュータ302が印刷データを受信可能な場合には印刷データをパーソナルコンピュータ302に送信し、パーソナルコンピュータ302が印刷データを受信可能でない場合には印刷データをプリンタ303に直接送信する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は印刷システム、印刷データ送信装置及び方法、印刷データ管理装置及び方法、印刷装置及び印刷装置における表示方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に係り、例えばデジタルカメラから送信される印刷データをプリンタで印刷するような場合に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷システムには、撮像装置(デジタルカメラ等)と印刷装置との間を無線で接続し、使用者によって選択されたデジタル画像を撮像装置から印刷装置にダイレクトに送信する印刷システムがある(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−191226号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無線によってデジタルカメラから画像の印刷データを直接プリンタに送信して印刷する場合、プリンタは複数のデジタルカメラやパーソナルコンピュータと通信可能なため、複数の印刷ジョブの印刷順序を制御する必要がある。このようなジョブ管理のためにプリンタにスプール機能を持たせる場合、そのためのバッファ等をプリンタに持たせる必要があり、プリンタのコストアップの要因となる。
【0005】
また、デジタルカメラ側で複数の印刷ジョブを制御する場合には、前のジョブの印刷が終わってから次のジョブを送信するまでの間、デジタルカメラの操作を行うことができない等の問題がある。
【0006】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、デジタルカメラから送信される印刷データをプリンタで印刷するような場合に、効率的な印刷を可能として、上記のようなプリンタやデジタルカメラでの不都合を回避しうるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷システムは、印刷データを受信して印刷する印刷装置と、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできる印刷データ管理装置と、印刷データを送信することのできる印刷データ送信装置とを備えた印刷システムであって、上記印刷データ送信装置は、上記印刷データ管理装置が印刷データを受信可能な場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、上記印刷データ管理装置が印刷データを受信可能でない場合には印刷データを上記印刷装置に直接送信する制御手段を備える点に特徴を有する。
【0008】
本発明の印刷データ送信装置は、印刷データを送信することのできる印刷データ送信装置であって、本装置と通信可能な印刷データ管理装置が存在するか否かを判定する手段と、本装置と通信可能な印刷データ管理装置が存在する場合に、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能であるか否かを判定する手段と、本装置と通信可能な印刷データ管理装置が存在し、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能である場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、そうでない場合には印刷データを印刷装置に直接送信する制御手段とを備える点に特徴を有する。
【0009】
本発明の印刷データ管理装置は、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできる印刷データ管理装置であって、印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、外部の印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する通知手段を備える点に特徴を有する。
【0010】
本発明の印刷装置は、印刷データを受信して印刷する印刷装置であって、印刷データ送信装置から送信される印刷データが印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する表示手段を備える点に特徴を有する。
【0011】
本発明の印刷データ送信方法は、印刷データを送信する印刷データ送信方法であって、通信可能な印刷データ管理装置が存在するか否かを判定する手順と、通信可能な印刷データ管理装置が存在する場合に、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能であるか否かを判定する手順と、通信可能な印刷データ管理装置が存在し、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能である場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、そうでない場合には印刷データを印刷装置に直接送信する手順とを有する点に特徴を有する。
【0012】
本発明の印刷データ管理方法は、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信する印刷データ管理方法であって、印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、外部の印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する手順を有する点に特徴を有する。
【0013】
本発明の印刷装置における表示方法は、印刷データを受信して印刷する印刷装置における表示方法であって、印刷データ送信装置から送信される印刷データが印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する手順を有する点に特徴を有する。
【0014】
本発明のプログラムは、印刷データを送信することのできる印刷データ送信装置を制御するためのプログラムであって、通信可能な印刷データ管理装置が存在するか否かを判定する処理と、通信可能な印刷データ管理装置が存在する場合に、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能であるか否かを判定する手順と、通信可能な印刷データ管理装置が存在し、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能である場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、そうでない場合には印刷データを印刷装置に直接送信する処理とを実行させる点に特徴を有する。
【0015】
本発明の他のプログラムは、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできる印刷データ管理装置を制御するためのプログラムであって、印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、外部の印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する処理を実行させる点に特徴を有する。
【0016】
本発明の他のプログラムは、印刷データを受信して印刷する印刷装置を制御するためのプログラムであって、印刷データ送信装置から送信される印刷データが印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する処理を実行させる点に特徴を有する。
【0017】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明のプログラムを格納した点に特徴を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
まず、本実施形態で説明する各種無線通信方式の標準化が推進されているものの中で代表的なものについて説明を行う。電磁波を利用して無線でパケット化されたデータの送受信を行う方式の標準化の一例を挙げると、IEEE(米国電気電子技術者協会)標準委員会ではIEEE std 802.11という名称で無線LANの物理層及びメディアアクセス制御層(以下、MAC層と略記する)を標準化しており、更にIEEE std 802.11b及びIEEE std 802.11aという名称でより高速な物理層及びMAC層を標準化している。
【0019】
ここで、IEEE std 802.11では、電磁波だけでなく、赤外線の利用も含めている。これに対しIEEE std 802.11b及びIEEE std 802.11aは現在のところ電磁波のみである。また、IEEE std 802.11及びIEEE std 802.11bで使用する電磁波の周波数帯域は、利用者が免許取得を不要とする2.4GHz(ギガヘルツ)帯である。IEEE std 802.11では通信速度は1Mbit/秒(メガビット毎秒)乃至2Mbit/秒であるが、IEEE std 802.11bでは上記に5.5Mbit/秒及び11Mbit/秒の通信速度が加えられている。IEEE std 802.11aでは使用する電磁波の周波数帯域が異なるものの、6Mbit/秒から54Mbit/秒の通信速度が規定されている。IEEE std 802.11b準拠の製品の通信距離は、11Mbpsで30m程度、通信速度を下げればより長距離の通信が可能である。
【0020】
電磁波を使う無線通信方式は、IEEE std 802.11では直接拡散方式(DS)方式及び周波数ホッピング方式(FH方式)の両方を採用している。IEEE std 802.11bではDS方式を採用している。IEEE std 802.11aではOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)という方式を採用している。
【0021】
2.4GHz帯を使用する無線通信方式として最近注目されているものとして、他にBluetooth(R)がある。Bluetooth(R)は現状の規格では通信速度が1Mbpsで通信距離も10m程度と、IEEE std 802.11bより低速で通信距離が短い。携帯電話とヘッドセット間や携帯型PCと携帯電話間の通信等の手近なアプリケーションを想定して規格化されたものである。IEEE std 802.11bが採用しているDS方式に対してBluetooth(R)はFH方式を採用している。
【0022】
Bluetooth(R)では、物理層やリンク層の規格のほか、各アプリケーションを想定して各アプリケーション毎にプロトコルスタックの実装方法を規定するプロファイルと呼ばれる仕様を定めている。これらのプロファイルには、現在開発中のものも含め、ヘッドセット・プロファイル、ダイヤルアップ・ネットワーキング・プロファイル、ファイル転送プロファイル、プリンティング・プロファイル等種々の仕様が定められつつある。これらは、ヘッドセットへ音声データを出力するためのアプリケーション、ダイヤルアップを行うためのアプリケーション、ファイル転送を行うアプリケーション、プリンティングを行うアプリケーション等、各アプリケーション毎に定められるものであり、通信を行う双方の機器がアプリケーションに該当するプロファイルに従っていなければならない。例えば、Bluetooth(R)を利用して携帯型端末装置等からプリンタにプリント出力させるためには、上記携帯型端末装置等と上記プリンタは共にBluetooth(R)の規格に従った物理層や上位層を実装するとともに、上記プリンティング・プロファイルに従っていなければならない。
【0023】
以下、図面を参照して、本実施形態における印刷システムについて説明する。図3には、本実施形態における無線印刷システムの全体構成を示す。印刷システムは、プリンタ(印刷装置)303と、本発明でいう印刷データ管理装置に相当するパーソナルコンピュータ(PC)302と、本発明でいう印刷データ送信装置に相当するデジタルカメラ301とによって構成される。これらプリンタ303、デジタルカメラ301、PC302は相互に無線によって通信することが可能である。
【0024】
図1は、本実施形態におけるプリンタ1(図3でいうプリンタ303に相当)の構成例を示すブロック図である。同図において、101はプリンタ1のプリントエンジン部105、MAC層制御部108等の各部を制御する中央制御装置(CPU)である。外部から受信した印刷データをプリントエンジン部105が媒体に印刷出力できるような形式のデータに変換する等のデータ処理を行う機能も有する。
【0025】
102は中央制御装置101が読み出すプログラム命令コード等が格納されている記憶媒体であるところのROM(Read Only Memory)部、103は中央制御装置101が必要に応じてデータの書き込みや読み出しを行うためのRAM(Random Access Memory)部、104は中央制御装置101の制御によって計時を開始し、設定された時間経過を中央制御装置101に通知するためのタイマである。
【0026】
105はプリントエンジン部であり、プリンタの種別によって異なる。例えばプリンタ1がインクジェットプリンタであればプリントエンジン部105には紙送り機構、プリントヘッド、インクカートリッジ、排紙機構等が含まれる。また、紙無し検出手段、紙詰まり検出手段、インクの残りの有無を検出する検出手段等のエラー或いは消耗材切れを検知する各種手段を備える。
【0027】
106は電源スイッチ等のスイッチ部であり、スイッチが押下された場合は該スイッチが押下された情報が中央制御装置101に通知される、もしくは中央制御装置101が定期的にスイッチの状態を監視するように構成されている。107は中央制御装置101の制御によって表示を行うためのLED(Light Emitting Diode)、LCD、液晶パネル、プリンタの各種操作機能を含む液晶タッチパネルディスプレイ等による表示部である。
【0028】
108はIEEE std 802.11bに従って動作するMAC層(メディアアクセス制御層)制御部であり、無線で送受信するフレームの組み立て・分解や制御フレームの生成、無線通信チャネルの獲得制御、通信速度の制御等を司る部分である。109はベースバンド処理部であり、上記フレームの変復調、符号化/復号化、アナログ/デジタル変換等を行う部分である。
【0029】
110はIF(Intermediate Frequency)のI/Q(In phase/Quadrature)モデム部であり、送信用IF信号及び受信IFのフィルタリング、4相位相変調/復調等を行う部分である。111はRF/IF変換部であり、IFのI/Qモデム部110が出力するIF信号を入力してRF(Radio Frequency)信号に変換し、RF送受信部112に出力し、RF送受信部112を介してアンテナ113より出力させるためのもので、逆にアンテナ113が受信したRF信号をRF送受信部112を介して入力された場合にIF信号に変換してIFのI/Qモデム部110へ出力するための部分である。
【0030】
112はRF送受信部であり、RF信号の増幅やMAC層制御部108の指示によって送信/受信の切り替え等を行う部分である。113はアンテナであり、RF送受信部112の出力信号を電磁波として出力したり、受信した電磁波をRF信号である電気信号に変換したりするためのものである。ベースバンド処理部109からアンテナ113まではIEEE std 802.11b準拠の物理層を形成するためのものである。ここまで説明してきたMAC層制御部108からアンテナ113が通信処理部として作動することで、外部との印刷データ、各種コマンドを含むデータの送受信が行われる。
【0031】
114は電源制御部であり、中央制御装置101の制御によって動作し、電源部115の出力を制御する。115は電源部であり、例えば日本の場合AC100V入力を所望のDC電圧に変換して各部に供給するためのものである。その出力は上述した電源制御部114によって制御される。
【0032】
116はDMAC(Direct Memory Access Controller)であり、MAC層制御部108内の図示しないメモリから、受信したフレームを分解して格納された印刷データ等をRAM部103へ転送させるため等に用いるものであり、データ処理部、通信処理部の機能をそれぞれ担うものである。
【0033】
117は内部バスであり、中央制御装置101、ROM部102、RAM部103、タイマ104、プリントエンジン部105、スイッチ部106、表示部107、MAC層制御部108、電源制御部114、及びDMAC116の各部を接続している。
【0034】
図2は、本実施形態におけるPC2(図3でいうPC302に相当)の構成例を示すブロック図である。同図において、201は例えばノート型のパーソナルコンピュータ本体、202は無線通信手段であるところの無線LANカードであり、例えばIEEE std 802.11bに準拠している。
【0035】
203はPCMCIAインタフェース部であり、パーソナルコンピュータ本体201と無線LANカード202を接続するためのインタフェースである。204はIEEE std 802.11bに従って動作するMAC層制御部であり、フレームの組み立て・分解や制御フレームの生成、無線通信チャネルの獲得制御、通信速度の制御等を司る部分である。
【0036】
205はベースバンド処理部であり、フレームの変復調、符号化/復号化、アナログ/デジタル変換等を行う部分である。206はIF(Intermediate Frequency)信号送受信部であり、送信用IF信号及び受信IFのフィルタリング、4相位相変調/復調等を行う部分である。
【0037】
207はRF/IF変換部であり、IF送受信部206が出力するIF信号を入力してRF(Radio Frequency)信号に変換し、RF送受信部208に出力し、RF送受信部208を介してアンテナ209より出力させるためのものであり、逆にアンテナ209が受信したRF信号をRF送受信部208を介して入力された場合にIF信号に変換してベースバンド制御部205へ出力するための部分である。
【0038】
208はRF送受信部であり、RF信号の増幅やMAC層制御部204の指示によって送信/受信の切り替え等を行う部分である。209はアンテナであり、RF送受信部の出力信号を電磁波として出力したり、受信した電磁波をRF信号である電気信号に変換したりするためのものである。
【0039】
なお、図2では省略するが、一般的なコンピュータが備える中央演算処理装置(CPU)、不揮発性又は揮発性の記憶手段等、入出力手段等も備えるものとする。なお、PCMCIAインタフェース部203に代えてCompact Flash(R)のインタフェース部を設けてもよい。
【0040】
このようにしたPC2では、印刷データを蓄えるスプーラを備え(スプール機能)、複数の印刷ジョブの印刷順序を制御する仕組みを有する。
【0041】
また、本実施形態におけるデジタルカメラ301の構成例も、201がパーソナルコンピュータ本体に代わってデジタルカメラ本体となる以外は図2に示したものと同様である。ただし、デジタルカメラである場合、スプーラを備えていない。
【0042】
図4は、印刷装置に適用されるデータ処理の階層構造例を説明する図であり、ここではその一例としてBluetooth(R)の階層構成を説明する。図4において、601は装置や機能によって異なるアプリケーション・レイヤ、602はAPI(Application Interface)と呼ばれ、アプリケーション・レイヤ601とRFCOMM604等との橋渡しをする部分である。なお、プロファイルによって実装されるプロトコルスタックが異なり、例えばシリアルポート・プロファイルの場合はシリアルポート・エミュレーション、ヘッドセット・プロファイルの場合はヘッドセット・コントロール、ダイヤルアップ接続プロファイルやファクシミリ・プロファイルの場合はダイヤリング・アンド・コントロールと呼ばれるプロトコルスタックがこの部分に必要になる。
【0043】
603はSDP(Service Discovery Protocol)と呼ばれ、アプリケーション・レイヤ601が通信相手装置のサービス情報を知るために使用するプロトコルである。604はRFCOMMと呼ばれ、2つの機器のアプリケーション・レイヤを論理的に接続するために用いられるレイヤである。
【0044】
605はLMP(Link Management Protocol)と呼ばれ、ベースバンド607で定義される通信リンクの制御や管理を行うためのプロトコルである。606はL2CAP(Logical Link Control & Adaptation Protocol)と呼ばれ、論理チャネルの設定やパケットのセグメント化及び再構成、プロトコルの種類に応じてデータを振り分けたり多重したりする等の役割を果たすためのプロトコルである。
【0045】
607はベースバンド層と呼ばれ、音声を一定周期のクロックに同期させて通信させるSCO(Synchronous Connection Oriented)という通信方式又は非音声データを非同期に通信させるACL(Asynchronous Connectionless)という通信方式の通信リンクを提供したり、SCOパケットやACLパケットの組み立て・分解を行ったり、誤り訂正等を行ったりする部分である。608はRF部と呼ばれ、2.4GHz帯の周波数を用いて周波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式で電波の送受信を行う部分である。
【0046】
図5は、無線印刷システムのデジタルカメラ301が印刷データを送信する際の処理動作を示すフローチャートである。各ステップでの処理はデジタルカメラ301における図示しない中央制御装置が、図示しない不揮発性記憶手段に記憶されたプログラムコードに応じた処理を実行することによって実現されるものである。
【0047】
また、図6は、無線印刷システムのPC302がデジタルカメラ301から印刷データを受信し、それをプリンタ303に送信して印刷する際の処理動作を示すフローチャートである。各ステップでの処理はパーソナルコンピュータ302における図示しない中央制御装置が、図示しない不揮発性記憶手段に記憶されたプログラムコードに応じた処理を実行することによって実現されるものである。
【0048】
デジタルカメラ301において、ステップ501では、無線による通信可能なPC302が周囲に存在するかを調べる。PC302は図2に示したPCとして実現される。ステップ501にて通信可能なPC302が存在すれば、ステップ502で、そのPC302が印刷データを受信可能であるか、即ちそのPC302がプリンタ303と通信可能で、かつ、そのプリンタ303にて印刷可能であるかを調べる。プリンタ303は図1に示した印刷装置として実現される。プリンタ303とPC302は無線又は有線のどちらで接続されていても良い。プリンタ303にて印刷可能であるかは、例えば対応するプリンタドライバがPC302に存在するかどうかによって調べる。
【0049】
PC302においては、デジタルカメラ301からの指示を受けて、ステップ601で、印刷データを受信可能であるか、即ちプリンタ303と通信可能で、かつ、そのプリンタ303にて印刷可能であるかを調べる。プリンタ303にて印刷可能であるかは、例えば対応するプリンタドライバがインストールされているかどうかで調べる。
【0050】
PC302がプリンタ303と通信可能で、かつ、そのプリンタ303にて印刷可能である場合は、デジタルカメラ301において、ステップ503でPC302に印刷データを送信する。その際、デジタルカメラ301の図示しない表示部に、PC302に印刷データを送信したことを示す表示を行う。これは、印刷データがPC302を経由するのかそうでないかを区別するためである。
【0051】
PC302においては、ステップ602で印刷データを受信する。そしてステップ603において、プリンタ303に印刷データを送信し印刷を行う。
【0052】
一方、PC302において、プリンタ303と通信ができない、或いは、そのプリンタ303にて印刷可能でない場合は、ステップ604で印刷データの受信を拒否し、PC302からの印刷が不可能であることをデジタルカメラ301に通知する。
【0053】
この場合、デジタルカメラ301において、ステップ504で、印刷データを直接プリンタ303に送信し、プリンタ303はそのデータを印刷する。その際に、デジタルカメラ301の表示部に、印刷データを直接プリンタ303に送信したことを示す表示を行う。
【0054】
なお、デジタルカメラ301から印刷データを送信することのできるプリンタ303が存在しない場合は、当然印刷することができないので、その場合は所定のエラー処理を行う。
【0055】
このように、デジタルカメラ301は一定の場合にPC302を経由して印刷を行うので、無線通信可能なプリンタ303に対して複数の印刷ジョブが発行された場合は、PC302がジョブをスプールし印刷順序を決めることができる。また、デジタルカメラ301は印刷データをPC302に送信するだけで、印刷ジョブの制御はPC302に任せることができるので、印刷処理からすぐに開放され、ユーザはすぐにデジタルカメラ301の操作を行うことが可能である。
【0056】
図7は、無線印刷システムにおけるプリンタ303が印刷データを受け取る動作を示すフローチャートである。各ステップ処理は図1の印刷装置における中央制御装置101が、図示しない不揮発性記憶手段に記憶されたプログラムコードに応じた処理を実行することによって実現されるものである。
【0057】
ステップ701では、印刷データがPC302から送られたものなのか、デジタルカメラ301から送られたものなのかを判断し、PC302から送られてきたものならば、ステップ702においてそれを示すための表示を表示部107に行う。デジタルカメラ301から送られてきたものならば、ステップ704においてそれを示すための表示を表示部107に行う。
【0058】
そして、ステップ703において印刷を行う。これによって、ユーザは印刷したデータがデジタルカメラから直接印刷されるのか、PCを経由するものなのかを区別することができ、例えばPCから経由していれば、ユーザはデジタルカメラで撮影を行ったり、電源を切ったりする等、デジタルカメラに他の動作を行わせることができる。
【0059】
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム内のコンピュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0060】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。そのプログラムコードの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネット等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
【0061】
さらに、上記プログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0062】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることはいうまでもない。
【0063】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることはいうまでもない。
【0064】
なお、上記実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、印刷データ送信装置から印刷装置に印刷データを送信する際に、印刷データ管理装置にいったん印刷データを送信し、印刷ジョブの制御を印刷データ管理装置に行わせることができるので、効率的な印刷が可能となり、印刷装置や印刷データ送信装置に印刷用のバッファを持たせなくとも、印刷データ送信装置は印刷が終わる前に次々と印刷データを送信することができる。その結果、印刷データ送信装置は印刷が終わるまで待たずとも、ユーザの所望する次の動作を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における印刷装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】実施形態における印刷データ管理装置(又は印刷データ送信装置)の構成例を示すブロック図である。
【図3】実施形態における無線印刷システムの全体構成を示す図である。
【図4】印刷装置に適用されるデータ処理の階層構造例を説明するための図である。
【図5】無線印刷システムの印刷データ送信装置での処理動作を示すフローチャートである。
【図6】無線印刷システムの印刷データ管理装置での処理動作を示すフローチャートである。
【図7】無線印刷システムの印刷装置での処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 中央制御装置
102 ROM部
103 RAM部
104 タイマ
105 プリントエンジン部
106 スイッチ部
107 表示部
108、204 MAC層制御部
109、205 ベースバンド処理部
110、206 IF I/Q MODEM部
111、207 RF/IF変換部
112、208 RF送受信部
113、209 アンテナ
114 電源制御部
115 電源部
116 DMAC
117 内部バス
201 パーソナルコンピュータ
202 無線通信部
203 PCMCIAインタフェース部
301 デジタルカメラ
302 パーソナルコンピュータ
303 プリンタ
【発明の属する技術分野】
本発明は印刷システム、印刷データ送信装置及び方法、印刷データ管理装置及び方法、印刷装置及び印刷装置における表示方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に係り、例えばデジタルカメラから送信される印刷データをプリンタで印刷するような場合に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷システムには、撮像装置(デジタルカメラ等)と印刷装置との間を無線で接続し、使用者によって選択されたデジタル画像を撮像装置から印刷装置にダイレクトに送信する印刷システムがある(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−191226号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無線によってデジタルカメラから画像の印刷データを直接プリンタに送信して印刷する場合、プリンタは複数のデジタルカメラやパーソナルコンピュータと通信可能なため、複数の印刷ジョブの印刷順序を制御する必要がある。このようなジョブ管理のためにプリンタにスプール機能を持たせる場合、そのためのバッファ等をプリンタに持たせる必要があり、プリンタのコストアップの要因となる。
【0005】
また、デジタルカメラ側で複数の印刷ジョブを制御する場合には、前のジョブの印刷が終わってから次のジョブを送信するまでの間、デジタルカメラの操作を行うことができない等の問題がある。
【0006】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、デジタルカメラから送信される印刷データをプリンタで印刷するような場合に、効率的な印刷を可能として、上記のようなプリンタやデジタルカメラでの不都合を回避しうるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷システムは、印刷データを受信して印刷する印刷装置と、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできる印刷データ管理装置と、印刷データを送信することのできる印刷データ送信装置とを備えた印刷システムであって、上記印刷データ送信装置は、上記印刷データ管理装置が印刷データを受信可能な場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、上記印刷データ管理装置が印刷データを受信可能でない場合には印刷データを上記印刷装置に直接送信する制御手段を備える点に特徴を有する。
【0008】
本発明の印刷データ送信装置は、印刷データを送信することのできる印刷データ送信装置であって、本装置と通信可能な印刷データ管理装置が存在するか否かを判定する手段と、本装置と通信可能な印刷データ管理装置が存在する場合に、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能であるか否かを判定する手段と、本装置と通信可能な印刷データ管理装置が存在し、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能である場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、そうでない場合には印刷データを印刷装置に直接送信する制御手段とを備える点に特徴を有する。
【0009】
本発明の印刷データ管理装置は、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできる印刷データ管理装置であって、印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、外部の印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する通知手段を備える点に特徴を有する。
【0010】
本発明の印刷装置は、印刷データを受信して印刷する印刷装置であって、印刷データ送信装置から送信される印刷データが印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する表示手段を備える点に特徴を有する。
【0011】
本発明の印刷データ送信方法は、印刷データを送信する印刷データ送信方法であって、通信可能な印刷データ管理装置が存在するか否かを判定する手順と、通信可能な印刷データ管理装置が存在する場合に、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能であるか否かを判定する手順と、通信可能な印刷データ管理装置が存在し、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能である場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、そうでない場合には印刷データを印刷装置に直接送信する手順とを有する点に特徴を有する。
【0012】
本発明の印刷データ管理方法は、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信する印刷データ管理方法であって、印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、外部の印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する手順を有する点に特徴を有する。
【0013】
本発明の印刷装置における表示方法は、印刷データを受信して印刷する印刷装置における表示方法であって、印刷データ送信装置から送信される印刷データが印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する手順を有する点に特徴を有する。
【0014】
本発明のプログラムは、印刷データを送信することのできる印刷データ送信装置を制御するためのプログラムであって、通信可能な印刷データ管理装置が存在するか否かを判定する処理と、通信可能な印刷データ管理装置が存在する場合に、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能であるか否かを判定する手順と、通信可能な印刷データ管理装置が存在し、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能である場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、そうでない場合には印刷データを印刷装置に直接送信する処理とを実行させる点に特徴を有する。
【0015】
本発明の他のプログラムは、印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできる印刷データ管理装置を制御するためのプログラムであって、印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、外部の印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する処理を実行させる点に特徴を有する。
【0016】
本発明の他のプログラムは、印刷データを受信して印刷する印刷装置を制御するためのプログラムであって、印刷データ送信装置から送信される印刷データが印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する処理を実行させる点に特徴を有する。
【0017】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明のプログラムを格納した点に特徴を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
まず、本実施形態で説明する各種無線通信方式の標準化が推進されているものの中で代表的なものについて説明を行う。電磁波を利用して無線でパケット化されたデータの送受信を行う方式の標準化の一例を挙げると、IEEE(米国電気電子技術者協会)標準委員会ではIEEE std 802.11という名称で無線LANの物理層及びメディアアクセス制御層(以下、MAC層と略記する)を標準化しており、更にIEEE std 802.11b及びIEEE std 802.11aという名称でより高速な物理層及びMAC層を標準化している。
【0019】
ここで、IEEE std 802.11では、電磁波だけでなく、赤外線の利用も含めている。これに対しIEEE std 802.11b及びIEEE std 802.11aは現在のところ電磁波のみである。また、IEEE std 802.11及びIEEE std 802.11bで使用する電磁波の周波数帯域は、利用者が免許取得を不要とする2.4GHz(ギガヘルツ)帯である。IEEE std 802.11では通信速度は1Mbit/秒(メガビット毎秒)乃至2Mbit/秒であるが、IEEE std 802.11bでは上記に5.5Mbit/秒及び11Mbit/秒の通信速度が加えられている。IEEE std 802.11aでは使用する電磁波の周波数帯域が異なるものの、6Mbit/秒から54Mbit/秒の通信速度が規定されている。IEEE std 802.11b準拠の製品の通信距離は、11Mbpsで30m程度、通信速度を下げればより長距離の通信が可能である。
【0020】
電磁波を使う無線通信方式は、IEEE std 802.11では直接拡散方式(DS)方式及び周波数ホッピング方式(FH方式)の両方を採用している。IEEE std 802.11bではDS方式を採用している。IEEE std 802.11aではOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)という方式を採用している。
【0021】
2.4GHz帯を使用する無線通信方式として最近注目されているものとして、他にBluetooth(R)がある。Bluetooth(R)は現状の規格では通信速度が1Mbpsで通信距離も10m程度と、IEEE std 802.11bより低速で通信距離が短い。携帯電話とヘッドセット間や携帯型PCと携帯電話間の通信等の手近なアプリケーションを想定して規格化されたものである。IEEE std 802.11bが採用しているDS方式に対してBluetooth(R)はFH方式を採用している。
【0022】
Bluetooth(R)では、物理層やリンク層の規格のほか、各アプリケーションを想定して各アプリケーション毎にプロトコルスタックの実装方法を規定するプロファイルと呼ばれる仕様を定めている。これらのプロファイルには、現在開発中のものも含め、ヘッドセット・プロファイル、ダイヤルアップ・ネットワーキング・プロファイル、ファイル転送プロファイル、プリンティング・プロファイル等種々の仕様が定められつつある。これらは、ヘッドセットへ音声データを出力するためのアプリケーション、ダイヤルアップを行うためのアプリケーション、ファイル転送を行うアプリケーション、プリンティングを行うアプリケーション等、各アプリケーション毎に定められるものであり、通信を行う双方の機器がアプリケーションに該当するプロファイルに従っていなければならない。例えば、Bluetooth(R)を利用して携帯型端末装置等からプリンタにプリント出力させるためには、上記携帯型端末装置等と上記プリンタは共にBluetooth(R)の規格に従った物理層や上位層を実装するとともに、上記プリンティング・プロファイルに従っていなければならない。
【0023】
以下、図面を参照して、本実施形態における印刷システムについて説明する。図3には、本実施形態における無線印刷システムの全体構成を示す。印刷システムは、プリンタ(印刷装置)303と、本発明でいう印刷データ管理装置に相当するパーソナルコンピュータ(PC)302と、本発明でいう印刷データ送信装置に相当するデジタルカメラ301とによって構成される。これらプリンタ303、デジタルカメラ301、PC302は相互に無線によって通信することが可能である。
【0024】
図1は、本実施形態におけるプリンタ1(図3でいうプリンタ303に相当)の構成例を示すブロック図である。同図において、101はプリンタ1のプリントエンジン部105、MAC層制御部108等の各部を制御する中央制御装置(CPU)である。外部から受信した印刷データをプリントエンジン部105が媒体に印刷出力できるような形式のデータに変換する等のデータ処理を行う機能も有する。
【0025】
102は中央制御装置101が読み出すプログラム命令コード等が格納されている記憶媒体であるところのROM(Read Only Memory)部、103は中央制御装置101が必要に応じてデータの書き込みや読み出しを行うためのRAM(Random Access Memory)部、104は中央制御装置101の制御によって計時を開始し、設定された時間経過を中央制御装置101に通知するためのタイマである。
【0026】
105はプリントエンジン部であり、プリンタの種別によって異なる。例えばプリンタ1がインクジェットプリンタであればプリントエンジン部105には紙送り機構、プリントヘッド、インクカートリッジ、排紙機構等が含まれる。また、紙無し検出手段、紙詰まり検出手段、インクの残りの有無を検出する検出手段等のエラー或いは消耗材切れを検知する各種手段を備える。
【0027】
106は電源スイッチ等のスイッチ部であり、スイッチが押下された場合は該スイッチが押下された情報が中央制御装置101に通知される、もしくは中央制御装置101が定期的にスイッチの状態を監視するように構成されている。107は中央制御装置101の制御によって表示を行うためのLED(Light Emitting Diode)、LCD、液晶パネル、プリンタの各種操作機能を含む液晶タッチパネルディスプレイ等による表示部である。
【0028】
108はIEEE std 802.11bに従って動作するMAC層(メディアアクセス制御層)制御部であり、無線で送受信するフレームの組み立て・分解や制御フレームの生成、無線通信チャネルの獲得制御、通信速度の制御等を司る部分である。109はベースバンド処理部であり、上記フレームの変復調、符号化/復号化、アナログ/デジタル変換等を行う部分である。
【0029】
110はIF(Intermediate Frequency)のI/Q(In phase/Quadrature)モデム部であり、送信用IF信号及び受信IFのフィルタリング、4相位相変調/復調等を行う部分である。111はRF/IF変換部であり、IFのI/Qモデム部110が出力するIF信号を入力してRF(Radio Frequency)信号に変換し、RF送受信部112に出力し、RF送受信部112を介してアンテナ113より出力させるためのもので、逆にアンテナ113が受信したRF信号をRF送受信部112を介して入力された場合にIF信号に変換してIFのI/Qモデム部110へ出力するための部分である。
【0030】
112はRF送受信部であり、RF信号の増幅やMAC層制御部108の指示によって送信/受信の切り替え等を行う部分である。113はアンテナであり、RF送受信部112の出力信号を電磁波として出力したり、受信した電磁波をRF信号である電気信号に変換したりするためのものである。ベースバンド処理部109からアンテナ113まではIEEE std 802.11b準拠の物理層を形成するためのものである。ここまで説明してきたMAC層制御部108からアンテナ113が通信処理部として作動することで、外部との印刷データ、各種コマンドを含むデータの送受信が行われる。
【0031】
114は電源制御部であり、中央制御装置101の制御によって動作し、電源部115の出力を制御する。115は電源部であり、例えば日本の場合AC100V入力を所望のDC電圧に変換して各部に供給するためのものである。その出力は上述した電源制御部114によって制御される。
【0032】
116はDMAC(Direct Memory Access Controller)であり、MAC層制御部108内の図示しないメモリから、受信したフレームを分解して格納された印刷データ等をRAM部103へ転送させるため等に用いるものであり、データ処理部、通信処理部の機能をそれぞれ担うものである。
【0033】
117は内部バスであり、中央制御装置101、ROM部102、RAM部103、タイマ104、プリントエンジン部105、スイッチ部106、表示部107、MAC層制御部108、電源制御部114、及びDMAC116の各部を接続している。
【0034】
図2は、本実施形態におけるPC2(図3でいうPC302に相当)の構成例を示すブロック図である。同図において、201は例えばノート型のパーソナルコンピュータ本体、202は無線通信手段であるところの無線LANカードであり、例えばIEEE std 802.11bに準拠している。
【0035】
203はPCMCIAインタフェース部であり、パーソナルコンピュータ本体201と無線LANカード202を接続するためのインタフェースである。204はIEEE std 802.11bに従って動作するMAC層制御部であり、フレームの組み立て・分解や制御フレームの生成、無線通信チャネルの獲得制御、通信速度の制御等を司る部分である。
【0036】
205はベースバンド処理部であり、フレームの変復調、符号化/復号化、アナログ/デジタル変換等を行う部分である。206はIF(Intermediate Frequency)信号送受信部であり、送信用IF信号及び受信IFのフィルタリング、4相位相変調/復調等を行う部分である。
【0037】
207はRF/IF変換部であり、IF送受信部206が出力するIF信号を入力してRF(Radio Frequency)信号に変換し、RF送受信部208に出力し、RF送受信部208を介してアンテナ209より出力させるためのものであり、逆にアンテナ209が受信したRF信号をRF送受信部208を介して入力された場合にIF信号に変換してベースバンド制御部205へ出力するための部分である。
【0038】
208はRF送受信部であり、RF信号の増幅やMAC層制御部204の指示によって送信/受信の切り替え等を行う部分である。209はアンテナであり、RF送受信部の出力信号を電磁波として出力したり、受信した電磁波をRF信号である電気信号に変換したりするためのものである。
【0039】
なお、図2では省略するが、一般的なコンピュータが備える中央演算処理装置(CPU)、不揮発性又は揮発性の記憶手段等、入出力手段等も備えるものとする。なお、PCMCIAインタフェース部203に代えてCompact Flash(R)のインタフェース部を設けてもよい。
【0040】
このようにしたPC2では、印刷データを蓄えるスプーラを備え(スプール機能)、複数の印刷ジョブの印刷順序を制御する仕組みを有する。
【0041】
また、本実施形態におけるデジタルカメラ301の構成例も、201がパーソナルコンピュータ本体に代わってデジタルカメラ本体となる以外は図2に示したものと同様である。ただし、デジタルカメラである場合、スプーラを備えていない。
【0042】
図4は、印刷装置に適用されるデータ処理の階層構造例を説明する図であり、ここではその一例としてBluetooth(R)の階層構成を説明する。図4において、601は装置や機能によって異なるアプリケーション・レイヤ、602はAPI(Application Interface)と呼ばれ、アプリケーション・レイヤ601とRFCOMM604等との橋渡しをする部分である。なお、プロファイルによって実装されるプロトコルスタックが異なり、例えばシリアルポート・プロファイルの場合はシリアルポート・エミュレーション、ヘッドセット・プロファイルの場合はヘッドセット・コントロール、ダイヤルアップ接続プロファイルやファクシミリ・プロファイルの場合はダイヤリング・アンド・コントロールと呼ばれるプロトコルスタックがこの部分に必要になる。
【0043】
603はSDP(Service Discovery Protocol)と呼ばれ、アプリケーション・レイヤ601が通信相手装置のサービス情報を知るために使用するプロトコルである。604はRFCOMMと呼ばれ、2つの機器のアプリケーション・レイヤを論理的に接続するために用いられるレイヤである。
【0044】
605はLMP(Link Management Protocol)と呼ばれ、ベースバンド607で定義される通信リンクの制御や管理を行うためのプロトコルである。606はL2CAP(Logical Link Control & Adaptation Protocol)と呼ばれ、論理チャネルの設定やパケットのセグメント化及び再構成、プロトコルの種類に応じてデータを振り分けたり多重したりする等の役割を果たすためのプロトコルである。
【0045】
607はベースバンド層と呼ばれ、音声を一定周期のクロックに同期させて通信させるSCO(Synchronous Connection Oriented)という通信方式又は非音声データを非同期に通信させるACL(Asynchronous Connectionless)という通信方式の通信リンクを提供したり、SCOパケットやACLパケットの組み立て・分解を行ったり、誤り訂正等を行ったりする部分である。608はRF部と呼ばれ、2.4GHz帯の周波数を用いて周波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式で電波の送受信を行う部分である。
【0046】
図5は、無線印刷システムのデジタルカメラ301が印刷データを送信する際の処理動作を示すフローチャートである。各ステップでの処理はデジタルカメラ301における図示しない中央制御装置が、図示しない不揮発性記憶手段に記憶されたプログラムコードに応じた処理を実行することによって実現されるものである。
【0047】
また、図6は、無線印刷システムのPC302がデジタルカメラ301から印刷データを受信し、それをプリンタ303に送信して印刷する際の処理動作を示すフローチャートである。各ステップでの処理はパーソナルコンピュータ302における図示しない中央制御装置が、図示しない不揮発性記憶手段に記憶されたプログラムコードに応じた処理を実行することによって実現されるものである。
【0048】
デジタルカメラ301において、ステップ501では、無線による通信可能なPC302が周囲に存在するかを調べる。PC302は図2に示したPCとして実現される。ステップ501にて通信可能なPC302が存在すれば、ステップ502で、そのPC302が印刷データを受信可能であるか、即ちそのPC302がプリンタ303と通信可能で、かつ、そのプリンタ303にて印刷可能であるかを調べる。プリンタ303は図1に示した印刷装置として実現される。プリンタ303とPC302は無線又は有線のどちらで接続されていても良い。プリンタ303にて印刷可能であるかは、例えば対応するプリンタドライバがPC302に存在するかどうかによって調べる。
【0049】
PC302においては、デジタルカメラ301からの指示を受けて、ステップ601で、印刷データを受信可能であるか、即ちプリンタ303と通信可能で、かつ、そのプリンタ303にて印刷可能であるかを調べる。プリンタ303にて印刷可能であるかは、例えば対応するプリンタドライバがインストールされているかどうかで調べる。
【0050】
PC302がプリンタ303と通信可能で、かつ、そのプリンタ303にて印刷可能である場合は、デジタルカメラ301において、ステップ503でPC302に印刷データを送信する。その際、デジタルカメラ301の図示しない表示部に、PC302に印刷データを送信したことを示す表示を行う。これは、印刷データがPC302を経由するのかそうでないかを区別するためである。
【0051】
PC302においては、ステップ602で印刷データを受信する。そしてステップ603において、プリンタ303に印刷データを送信し印刷を行う。
【0052】
一方、PC302において、プリンタ303と通信ができない、或いは、そのプリンタ303にて印刷可能でない場合は、ステップ604で印刷データの受信を拒否し、PC302からの印刷が不可能であることをデジタルカメラ301に通知する。
【0053】
この場合、デジタルカメラ301において、ステップ504で、印刷データを直接プリンタ303に送信し、プリンタ303はそのデータを印刷する。その際に、デジタルカメラ301の表示部に、印刷データを直接プリンタ303に送信したことを示す表示を行う。
【0054】
なお、デジタルカメラ301から印刷データを送信することのできるプリンタ303が存在しない場合は、当然印刷することができないので、その場合は所定のエラー処理を行う。
【0055】
このように、デジタルカメラ301は一定の場合にPC302を経由して印刷を行うので、無線通信可能なプリンタ303に対して複数の印刷ジョブが発行された場合は、PC302がジョブをスプールし印刷順序を決めることができる。また、デジタルカメラ301は印刷データをPC302に送信するだけで、印刷ジョブの制御はPC302に任せることができるので、印刷処理からすぐに開放され、ユーザはすぐにデジタルカメラ301の操作を行うことが可能である。
【0056】
図7は、無線印刷システムにおけるプリンタ303が印刷データを受け取る動作を示すフローチャートである。各ステップ処理は図1の印刷装置における中央制御装置101が、図示しない不揮発性記憶手段に記憶されたプログラムコードに応じた処理を実行することによって実現されるものである。
【0057】
ステップ701では、印刷データがPC302から送られたものなのか、デジタルカメラ301から送られたものなのかを判断し、PC302から送られてきたものならば、ステップ702においてそれを示すための表示を表示部107に行う。デジタルカメラ301から送られてきたものならば、ステップ704においてそれを示すための表示を表示部107に行う。
【0058】
そして、ステップ703において印刷を行う。これによって、ユーザは印刷したデータがデジタルカメラから直接印刷されるのか、PCを経由するものなのかを区別することができ、例えばPCから経由していれば、ユーザはデジタルカメラで撮影を行ったり、電源を切ったりする等、デジタルカメラに他の動作を行わせることができる。
【0059】
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム内のコンピュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0060】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。そのプログラムコードの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネット等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
【0061】
さらに、上記プログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0062】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることはいうまでもない。
【0063】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることはいうまでもない。
【0064】
なお、上記実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、印刷データ送信装置から印刷装置に印刷データを送信する際に、印刷データ管理装置にいったん印刷データを送信し、印刷ジョブの制御を印刷データ管理装置に行わせることができるので、効率的な印刷が可能となり、印刷装置や印刷データ送信装置に印刷用のバッファを持たせなくとも、印刷データ送信装置は印刷が終わる前に次々と印刷データを送信することができる。その結果、印刷データ送信装置は印刷が終わるまで待たずとも、ユーザの所望する次の動作を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における印刷装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】実施形態における印刷データ管理装置(又は印刷データ送信装置)の構成例を示すブロック図である。
【図3】実施形態における無線印刷システムの全体構成を示す図である。
【図4】印刷装置に適用されるデータ処理の階層構造例を説明するための図である。
【図5】無線印刷システムの印刷データ送信装置での処理動作を示すフローチャートである。
【図6】無線印刷システムの印刷データ管理装置での処理動作を示すフローチャートである。
【図7】無線印刷システムの印刷装置での処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 中央制御装置
102 ROM部
103 RAM部
104 タイマ
105 プリントエンジン部
106 スイッチ部
107 表示部
108、204 MAC層制御部
109、205 ベースバンド処理部
110、206 IF I/Q MODEM部
111、207 RF/IF変換部
112、208 RF送受信部
113、209 アンテナ
114 電源制御部
115 電源部
116 DMAC
117 内部バス
201 パーソナルコンピュータ
202 無線通信部
203 PCMCIAインタフェース部
301 デジタルカメラ
302 パーソナルコンピュータ
303 プリンタ
Claims (20)
- 印刷データを受信して印刷する印刷装置と、
印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできる印刷データ管理装置と、
印刷データを送信することのできる印刷データ送信装置とを備えた印刷システムであって、
上記印刷データ送信装置は、上記印刷データ管理装置が印刷データを受信可能な場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、上記印刷データ管理装置が印刷データを受信可能でない場合には印刷データを上記印刷装置に直接送信する制御手段を備えることを特徴とする印刷システム。 - 上記印刷装置と上記印刷データ管理装置と上記印刷データ送信装置とのいずれか或いはすべての間の通信が無線により行われることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 上記印刷データ管理装置は、上記印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、上記印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
- 上記印刷装置及び/又は上記印刷データ送信装置は、印刷データが上記印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 上記印刷データ管理装置がパーソナルコンピュータであり、上記印刷データ送信装置がデジタルカメラであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 印刷データを送信することのできる印刷データ送信装置であって、
本装置と通信可能な印刷データ管理装置が存在するか否かを判定する手段と、本装置と通信可能な印刷データ管理装置が存在する場合に、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能であるか否かを判定する手段と、
本装置と通信可能な印刷データ管理装置が存在し、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能である場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、そうでない場合には印刷データを印刷装置に直接送信する制御手段とを備えることを特徴とする印刷データ送信装置。 - 上記印刷データ管理装置及び/又は上記印刷装置と間の通信が無線により行われることを特徴とする請求項6に記載の印刷データ送信装置。
- デジタルカメラであることを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷データ送信装置。
- 印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできる印刷データ管理装置であって、
印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、外部の印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する通知手段を備えることを特徴とする印刷データ管理装置。 - 上記印刷データ送信装置及び/又は上記印刷装置と間の通信が無線により行われることを特徴とする請求項9に記載の印刷データ管理装置。
- パーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項9又は10に記載の印刷データ管理装置。
- 印刷データを受信して印刷する印刷装置であって、
印刷データ送信装置から送信される印刷データが印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する表示手段を備えることを特徴とする印刷装置。 - 上記印刷データ送信装置及び/又は上記印刷データ管理装置と間の通信が無線により行われることを特徴とする請求項12に記載の印刷装置。
- 印刷データを送信する印刷データ送信方法であって、
通信可能な印刷データ管理装置が存在するか否かを判定する手順と、
通信可能な印刷データ管理装置が存在する場合に、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能であるか否かを判定する手順と、
通信可能な印刷データ管理装置が存在し、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能である場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、そうでない場合には印刷データを印刷装置に直接送信する手順とを有することを特徴とする印刷データ送信方法。 - 印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信する印刷データ管理方法であって、
印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、外部の印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する手順を有することを特徴とする印刷データ管理方法。 - 印刷データを受信して印刷する印刷装置における表示方法であって、
印刷データ送信装置から送信される印刷データが印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する手順を有することを特徴とする印刷装置における表示方法。 - 印刷データを送信することのできる印刷データ送信装置を制御するためのプログラムであって、
通信可能な印刷データ管理装置が存在するか否かを判定する処理と、
通信可能な印刷データ管理装置が存在する場合に、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能であるか否かを判定する手順と、
通信可能な印刷データ管理装置が存在し、その印刷データ管理装置が印刷データを受信可能である場合には印刷データを上記印刷データ管理装置に送信し、そうでない場合には印刷データを印刷装置に直接送信する処理とを実行させることを特徴とするプログラム。 - 印刷データを受信して、複数の印刷データをスプールしながら送信することのできる印刷データ管理装置を制御するためのプログラムであって、
印刷装置と通信可能で、かつ、その印刷装置にて印刷可能である場合、外部の印刷データ送信装置に対して印刷データを受信可能であることを通知する処理を実行させることを特徴とするプログラム。 - 印刷データを受信して印刷する印刷装置を制御するためのプログラムであって、
印刷データ送信装置から送信される印刷データが印刷データ管理装置を経由して送信されている場合と、上記印刷データ送信装置から直接送信されている場合とを区別して表示する処理を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項17〜19のいずれか1項に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003176993A JP2005011242A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | 印刷システム、印刷データ送信装置及び方法、印刷データ管理装置及び方法、印刷装置及び印刷装置における表示方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003176993A JP2005011242A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | 印刷システム、印刷データ送信装置及び方法、印刷データ管理装置及び方法、印刷装置及び印刷装置における表示方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005011242A true JP2005011242A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34099713
Family Applications (1)
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JP2003176993A Pending JP2005011242A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | 印刷システム、印刷データ送信装置及び方法、印刷データ管理装置及び方法、印刷装置及び印刷装置における表示方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005011242A (ja) |
-
2003
- 2003-06-20 JP JP2003176993A patent/JP2005011242A/ja active Pending
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