JP2005011219A - 緊急通報システム - Google Patents

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Hiromoto Kazuno
浩基 數野
Koichi Yamamoto
幸一 山本
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】通信線の断線等が発生しても、防犯ユニットと監視側装置との通信を維持して信頼性を向上させる。
【解決手段】この緊急通報システムでは、周辺に緊急事態が発生した場合にその旨を示す緊急通報情報、画像データ及び音声データを防犯灯ポールから監視制御サーバに送信するに際して、各防犯ユニットにより、何れかの通信線モデム33が不能となっていると断線検出部34により判断した場合に、通信切換器35により通信元を切り換えることにより、電力線モデム32を使用して、通信制御器31からの緊急通報情報、画像データ及び音声データを監視制御サーバに送信する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の通報ユニットの周辺にて発生した緊急事態を監視者に通報するための緊急通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無差別殺人や誘拐、ストーカーや通り魔、痴漢、ひったくりなどの路上犯罪が多発して地域の治安が急速に悪化している。そのため、地域住民が安心して出歩くことが可能な道路や街づくりが望まれている。
【0003】
その対策として、例えば下記の特許文献1に開示されているように、街灯に警報機能と通報機能を具備させ、当該街灯に対して遠隔地に設けられたセンタ装置で監視させるためのネットワークシステムが提案されている。この特許文献1に記載されている技術は、ある地域に設けられているポール等に情報機器を実装し、この情報機器を通信ネットワークを介して監視及び制御することにより、情報機器の管理を行い、監視制御や情報の送受信を可能としている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−268281号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術では、各地に設けられた防犯ユニットを通信線で接続する必要があるが、各防犯ユニット同士を直列に接続していたため、何れかの通信線に断線が発生すると、多数の防犯ユニットの通信ができなくなる可能性があった。したがって、従来では、各防犯ユニットとセンタ装置との通信の信頼性が低く、当該通信の断線を故意に行う悪意の者への対策が十分でなかったのが現状である。
【0006】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、通信線の断線等が発生しても、防犯ユニットと監視側装置との通信を維持して信頼性を向上させることができる緊急通報システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る緊急通報システムは、防犯ユニットに少なくとも2つ以上の異なる通信線を使用して通信をする複数の通信機能を有する第1通信手段を備えている。そして、監視制御サーバは、何れかの防犯ユニットからの緊急通報情報、当該緊急通報情報を送信した防犯ユニットからの画像データ及び音声データを受信し、受信した画像データ及び音声データを監視者に提示することにより各防犯ユニット周辺の様子を監視者により監視させる。
【0008】
本発明に係る緊急通報システムでは、周辺に緊急事態が発生した場合にその旨を示す緊急通報情報、画像データ及び音声データを監視制御サーバに送信するに際して、各防犯ユニットにより、何れかの通信機能部が不能となっていると判断した場合に、他の通信機能部を使用して緊急通報情報、画像データ及び音声データを監視制御サーバに送信することにより、上述の課題を解決する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
[第1実施形態]
本発明は、例えば図1に示すように構成された第1実施形態に係る緊急通報システムに適用される。
【0011】
この緊急通報システムは、通信ネットワーク1に、防犯ユニットである複数の防犯灯ポール2と、各防犯灯ポール2を管理するための防犯灯監視制御サーバ3が接続されて構成されている。通信ネットワーク1は、例えば有線通信回線により防犯灯ポール2と防犯灯監視制御サーバ3を通信接続して通信接続が可能となっている。なお、通信ネットワーク1としては、インターネット網や電話回線網、電力線通信網、専用線等が使用される。
【0012】
防犯灯ポール2は、図1及び図2に示すように、道路の照明として機能する照明灯11を備え、当該照明灯11を夜間等の周辺が暗いときに動作させることにより、照明灯11を防犯灯として機能させる。
【0013】
この防犯灯ポール2には、ポール2aに防犯カメラ12及びインターホン装置13が設けられている。また、この防犯灯ポール2には、防犯カメラ12にて撮像した画像データに所定の画像処理をする画像処理部14、防犯灯監視制御サーバ3との間で通信をする通信制御部15、防犯カメラ12にて撮像した画像データやインターホン装置13にて取得した音声データを記憶する記憶部16、予め図示しないメモリ等に記憶しておいたプログラムによって各部を制御するCPU(Central Processing Unit)等からなる制御部17を備える。
【0014】
防犯カメラ12は、例えばパン機能やチルト機能を有し、防犯灯ポール2の周辺の状況を撮像して画像データを生成する。防犯カメラ12は、生成した画像データを画像処理部14に送る。
【0015】
インターホン装置13は、スピーカ21、通報ボタン22、マイク23及び音声処理認識部24からなる。このインターホン装置13は、通報ボタン22が防犯灯ポール2の付近で歩行するユーザにより押圧操作されると、当該操作が制御部17により検出される。これにより、制御部17では、防犯灯監視制御サーバ3に緊急通報をする必要があることを認識する。そして、インターホン装置13では、マイク23にて検出した防犯灯ポール2周辺の音声をマイク23により検出して音声処理認識部24により所定の音声認識処理を行うと共に、制御部17からの音声データを音声処理認識部24を介してスピーカ21を駆動することにより、防犯灯ポール2周囲のユーザに各種音声を通知する。
【0016】
このような防犯灯ポール2では、通報ボタン22が押圧操作されることに応じて、制御部17により、周辺に通報すべき事態が発生したことを示す緊急通報情報を生成して、通信制御部15から防犯灯監視制御サーバ3に送信させる。また、この防犯灯ポール2では、緊急通報情報を送信すると共に、防犯カメラ12により撮像した画像データの記憶部16への蓄積や、取得した画像データ及び音声データを通信制御部15及び通信ネットワーク1を介して防犯灯監視制御サーバ3に送信する処理をする。
【0017】
この防犯灯ポール2における通信制御部15は、例えば図3に示すように、二以上の通信線と接続されて構成されている。図3に示す通信制御部15は、制御部17と接続された通信制御器31、防犯灯ポール2の電力線と接続された電力線モデム32、通信線と接続された通信線モデム33、通信線の通信状態を検出する断線検出部34、通信線を使用した通信又は電力線を使用した通信の何れかに切り換える通信切換器35を備える。この図3における通信制御部15は、通信線として例えば電話回線等が使用可能である。また、この通信制御部15においては、電力線が通信線モデム33のみならず防犯灯ポール2を構成する各部と接続されているものとする。
【0018】
このような通信制御部15では、通報ボタン22が操作されたことにより緊急通報情報を防犯灯監視制御サーバ3に送信するに際して、制御部17から通信制御器31に緊急通報情報が送られる。このとき、通信制御部15では、断線検出部34により、通信線モデム33による通信線を使用した通信が可能であるか否か、電力線モデム32による電力線を使用した通信が可能であるか否かを判定している。そして、通信制御部15では、緊急通報情報が通信制御器31から通信切換器35に送られた場合に、通信切換器35により、通信線又は電力線による通信状態に応じて通信線モデム33又は電力線モデム32の何れかに緊急通報情報を送る。
【0019】
ここで、通信制御部15は、通信線の断線が発生していない通常時には通信線モデム33を介して防犯灯監視制御サーバ3に緊急通報情報を送信する。これに対し、通信制御部15では、通信線の断線が発生していると断線検出部34により検出した異常時には、電力線モデム32を介して防犯灯監視制御サーバ3に緊急通報情報を送信するように通信切換器35を制御する。
【0020】
また、防犯灯ポール2では、電力線モデム32を備えた通信制御部15を使用した場合には、図4に示すような電力供給部40を備えることが望ましい。この電力供給部40は、電力線に断線が発生していない場合には、電力線からの電力を電力供給部41から電力切換器42を介して防犯灯ポール2を構成する各部に電力供給をする。
【0021】
そして、この電力供給部40では、電力供給部41から各部への電力供給状態を断線検出部43により検出するようにし、断線検出部43により、電力供給部41から各部への電力供給が停止した場合に、電力線に断線が発生したことを検出する。このとき、電力供給部40では、無停電電源装置44を断線検出部43により起動することにより、無停電電源装置44から電力切換器42に電力供給をして、断線検出部43により、電力供給元を電力供給部41から無停電電源装置44に切り換える。
【0022】
このような通信制御部15を備えた防犯灯ポール2を有する緊急通報システムでは、その動作を図5に示すように、ある防犯灯ポール2の通報ボタン22が押圧操作されると(ステップS1)、その旨を制御部17により検出して緊急通報情報を生成して通信制御部15に送る。
【0023】
これに応じて、通信制御部15では、通信線に断線が発生しているか否かを判定することにより防犯灯監視制御サーバ3との間で通信開設が可能であるか否かを判定する(ステップS2)。
【0024】
そして、通信制御部15では、通信線の断線が発生していない場合には通信線モデム33を介して緊急通報情報を防犯灯監視制御サーバ3に送信して通信を開設する(ステップS3)。これにより、防犯灯ポール2と防犯灯監視制御サーバ3との間で通信線モデム33を介した双方向通信が可能となり、マイク23にて検出した音声データや防犯カメラ12にて撮像した画像データを防犯灯ポール2から防犯灯監視制御サーバ3に送信したり、防犯灯監視制御サーバ3からの音声データをスピーカ21から放音したりすることが可能となる。
【0025】
これに対し、通信制御部15では、ステップS3にて通信線の断線が発生していると判定した場合には、別ルートとして電力線モデム32を介して緊急通報情報を防犯灯監視制御サーバ3に送信するものとし(ステップS4)、電力線に断線が発生しているか否かを判定することにより、防犯灯監視制御サーバ3との間で通信開設が可能であるか否かを判定する(ステップS5)。そして、通信制御部15では、電力線を介した通信が可能であると判定した場合には、電力線モデム32を介して緊急通報情報を防犯灯監視制御サーバ3に送信して通信を開設する(ステップS6)。これにより、防犯灯ポール2と防犯灯監視制御サーバ3との間で電力線モデム32を介した双方向通信が可能となる。
【0026】
以上詳細に説明したように、第1実施形態に係る緊急通報システムによれば、各防犯灯ポール2を、通信線と電力線との双方により防犯灯監視制御サーバ3との間で通信が可能な構成としたので、通信線の断線等が発生しても、防犯灯ポール2と防犯灯監視制御サーバ3との通信を維持して信頼性を向上させることができる。したがって、この緊急通報システムによれば、例えば故意に通信線が断線された場合であっても当該防犯灯ポール2周辺の画像や音声の送信、緊急通報情報の送信が不可能になることなく、確実に防犯灯ポール2から防犯灯監視制御サーバ3に緊急事態を通報して通信を維持することができる。
【0027】
また、この緊急通報システムによれば、各防犯灯ポール2に電力供給部40を搭載し、電力が供給されていないと判定した場合には無停電電源装置44による電力供給をすることができ、通信線又は電力線による通信を維持することができ、更に通信の信頼性を向上させることができる。更に、この緊急通報システムによれば、無停電電源装置44に代えて自家発電装置を使用することにより、更に通信の信頼性を向上させることができる。
【0028】
[第2実施形態]
つぎに、本発明を適用した第2実施形態に係る緊急通報システムについて説明する。なお、上述の実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0029】
この第2実施形態に係る緊急通報システムは、図6に示すように、複数の通信線として、有線の通信線のみならず、携帯端末51を介した無線通信回線を利用したことを特徴とするものである。
【0030】
この緊急通報システムにおける防犯灯ポール2は、図7に示すように、通信制御部15に、電力線モデム32に代えて携帯端末51との間で通信をするための携帯端末通信部61を備える。この携帯端末通信部61は、携帯端末51に実装されている無線通信プロトコルであって、例えば数メートル単位で近距離無線通信をするbluetooth等の通信プロトコルに準じた通信機能を有するものが使用可能である。そして、この通信制御部15では、通信線モデム33の状態を検出して通信線に断線が発生していると断線検出部34により認識した場合には、通信切換器35により緊急通報情報等を携帯端末通信部61に送る。
【0031】
すなわち、この第2実施形態に係る緊急通報システムは、図8及び図6(a)に示すように、ユーザが防犯灯ポール2に近づいて通報ボタン22を操作した場合に、制御部17により、通信線又は電力線の断線が発生しているか否かを判定することにより、有線の通信線による通信を確保することができるか否かを判定する(ステップS11)。そして、制御部17では、有線の通信線による通信が確保することができると判定した場合には、通信線を利用して、通信制御部15と防犯灯監視制御サーバ3との通信を開設する(ステップS12)。
【0032】
これに対し、制御部17では、通信線の双方の通信が確保できないと判定した場合には(ステップS11)、携帯端末通信部61に緊急通報情報を送信して、通報ボタン22を押圧操作したユーザの携帯端末51の無線通信機能にアクセスする(ステップS13)。ここで、携帯端末通信部61から携帯端末51へは、防犯灯監視制御サーバ3との間で通信をするための命令や、防犯灯監視制御サーバ3のIPアドレス、防犯灯ポール2の識別情報等を送信する。
【0033】
これに対し、携帯端末51のbluetoothに対応した無線通信機能では、携帯端末通信部61からのアクセスを受信すると(ステップS14)、当該アクセス時に受信した防犯灯監視制御サーバ3のIPアドレスを使用して防犯灯監視制御サーバ3に緊急通報情報等の発信をする(ステップS15、図6(b))。
【0034】
そして、防犯灯監視制御サーバ3では、携帯端末51からの緊急通報情報を受信すると(ステップS16)、通報ボタン22が押圧操作された防犯灯ポール2と直接通信をする処理又は緊急通報情報を発信した携帯端末51を介して防犯灯ポール2と通信をする処理をすることにより、防犯灯ポール2との通信を実現する(ステップS17、図6(c))。
【0035】
ここで、緊急通報システムでは、防犯灯監視制御サーバ3と防犯灯ポール2との間で直接通信を実現する場合には、各防犯灯ポール2及び防犯灯監視制御サーバ3に無線電話網等と接続する機能を備える必要があり、携帯端末51から防犯灯監視制御サーバ3に緊急通報情報を送信すると共に、携帯端末51から防犯灯監視制御サーバ3に防犯灯ポール2を識別する情報を送信する必要がある。
【0036】
また、この緊急通報システムでは、携帯端末51を介して防犯灯ポール2と防犯灯監視制御サーバ3との通信を実現するときには、緊急通報情報と共に携帯端末51を識別する情報を携帯端末51から防犯灯監視制御サーバ3に送信する必要がある。
【0037】
このように、緊急通報システムでは、通報ボタン22を操作したユーザの携帯端末51を使用する場合に、緊急通報情報のみならず、画像データ等も携帯端末51を介して防犯灯監視制御サーバ3に送信するようにしても良い。この場合、防犯灯ポール2では、図9に示すように、通報ボタン22が操作されると(ステップS21)、通信線モデム33を使用した通信線による通信が確保されているか否かを判定する(ステップS22)。そして、防犯灯ポール2では、通信線による通信が確保された場合には通信線を介した防犯灯監視制御サーバ3との通信を行う(ステップS23)。
【0038】
これに対し、防犯灯ポール2では、断線検出部34により通信線の断線が検出され、通信線による通信が確保されていないと判定した場合には、通信切換器35から携帯端末通信部61に緊急通報情報及びリアルタイムの画像データ及び音声データを送る。これにより、防犯灯ポール2では、通信線による通信から、携帯端末51を使用した通信に切り換える(ステップS24)。そして、防犯灯ポール2では、例えば所定期間毎にリアルタイムの画像データ及び音声データを防犯灯監視制御サーバ3に送信することにより(ステップS25)、防犯灯監視制御サーバ3にて監視者に画像及び音声を監視させる。
【0039】
以上詳細に説明したように、本発明を適用した第2実施形態に係る緊急通報システムによれば、各防犯灯ポール2を、通信線と無線通信回線との双方により防犯灯監視制御サーバ3との間で通信が可能な構成としたので、通信線の断線等が発生しても、防犯灯ポール2と防犯灯監視制御サーバ3との通信を維持して信頼性を向上させることができる。したがって、この緊急通報システムによれば、例えば故意に通信線が断線された場合であっても当該防犯灯ポール2周辺の画像や音声の送信、緊急通報情報の送信が不可能になることなく、確実に防犯灯ポール2から防犯灯監視制御サーバ3に緊急事態を通報して通信を維持することができる。
【0040】
[第3実施形態]
つぎに、第3実施形態に係る緊急通報システムについて説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0041】
この第3実施形態に係る緊急通報システムは、防犯灯ポール2との通信をする対象として、防犯灯監視制御サーバ3のみならず、例えば尋ね事を受け付ける対応センターを備えることを特徴とする。この対応センターは、通信線を介して複数の防犯灯ポール2と接続するための通信機能を有し、当該通信機能によって防犯灯ポール2から受信した音声や画像を通じて送られる尋ね事をオペレータ等に提示するスピーカやディスプレイを備えると共に、オペレータの画像や音声を防犯灯ポール2に送信するためのマイクやカメラを備える。
【0042】
このような緊急通報システムでは、図10にその動作を示すように、防犯灯ポール2の通報ボタン22が押圧操作されることにより(ステップS31)、制御部17では、マイク23からの音声データを取得すると共に、防犯カメラ12からの画像データを取得して、音声データ及び画像データに基づいて防犯灯ポール2の周辺に緊急事態が発生したか否かを判定する(ステップS32)。
【0043】
このとき、犯灯ポール2では、検出した音声データに対して音声処理認識部24によって音声認識処理を行って特徴量を作成し、予め図示しないメモリに記憶しておいた緊急と判断するための音声特徴量と、検出した音声データの特徴量とをマッチングさせることにより、防犯灯ポール2の周辺に緊急事態が発生したか否かを判定する。また、防犯灯ポール2では、撮像した画像データに対して画像処理部14によって画像認識処理を行って特徴量を作成し、予め図示しないメモリに記憶しておいた緊急と判断するための画像特徴量と、検出した画像データの特徴量とをマッチングさせることにより、防犯灯ポール2の周辺に緊急事態が発生したか否かを判定する。
【0044】
そして、制御部17では、防犯灯ポール2の周辺に緊急事態が発生していないと判定した場合には、ステップS31にて行われた通報ボタン22の押圧操作が、ユーザが対応センターへのアクセスを要求した操作と判定し(ステップS33)、対応センターにアクセスするように通信制御部15を制御する(ステップS34)。
【0045】
一方、制御部17では、防犯灯ポール2の周辺に緊急事態が発生したと判定した場合には(ステップS32)、ステップS35に処理を進めて、緊急が発生したか否かを問い合わせる音声として、スピーカ21から「緊急ですか」との音声を放音させるように音声処理認識部24を制御する。これにより、制御部17では、通報ボタン22を押圧操作したユーザに緊急か否かを問い合わせるようにインターホン装置13を制御する。そして、制御部17では、マイク23を介して緊急であることを示す音声が入力されたと音声処理認識部24の音声認識結果から判断した場合には、防犯灯監視制御サーバ3に緊急通報情報を送信し(ステップS36)、防犯灯監視制御サーバ3にアクセスすることにより防犯灯監視制御サーバ3との間で双方向通信を確立させる(ステップS37)。一方、制御部17は、音声処理認識部24の音声認識結果から緊急であることを示す音声が入力されなかった場合にはステップS32に処理を戻す(ステップS35)。
【0046】
以上詳細に説明したように、第3実施形態に係る緊急通報システムによれば、各防犯灯ポール2と防犯灯監視制御サーバ3とを接続する経路と、各防犯灯ポール2と対応センターとを接続する経路との2つの経路を備え、防犯灯ポール2周辺での画像又は音声に基づいて緊急と判断した場合や、ユーザに問いかけたことに応じた音声処理認識部24での音声認識結果から緊急と判断した場合には、防犯灯監視制御サーバ3に緊急通報情報を送信することができる。したがって、この緊急通報システムによれば、各防犯灯ポール2を防犯、監視、通報目的のみならず、ユーザの道案内等の尋ね事にも利用することができる。
【0047】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
本発明に係る緊急通報システムでは、周辺に緊急事態が発生した場合にその旨を示す緊急通報情報、画像データ及び音声データを監視制御サーバに送信するに際して、各防犯ユニットにより、何れかの通信機能部が不能となっていると判断した場合に、他の通信機能部を使用して緊急通報情報、画像データ及び音声データを監視制御サーバに送信するので、通信線の断線等が発生しても、防犯ユニットと監視側装置との通信を維持して信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態に係る緊急通報システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した第1実施形態に係る緊急通報システムにおいて、防犯灯ポールの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した第1実施形態に係る緊急通報システムにおいて、防犯灯ポールの通信制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】防犯灯ポールの電力供給部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用した第1実施形態に係る緊急通報システムにおいて、防犯灯ポールから防犯灯監視制御サーバに緊急通報情報を送信するときの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明を適用した第2実施形態に係る緊急通報システムの動作を説明するための図である。
【図7】本発明を適用した第2実施形態に係る緊急通報システムにおいて、防犯灯ポールの通信制御部の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明を適用した第2実施形態に係る緊急通報システムにおいて、防犯灯ポールから防犯灯監視制御サーバに緊急通報情報を送信するときの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明を適用した第2実施形態に係る緊急通報システムにおいて、防犯灯ポールから防犯灯監視制御サーバに緊急通報情報を送信するときの他の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明を適用した第3実施形態に係る緊急通報システムにおいて、防犯灯ポールと、防犯灯監視制御サーバ又は対応センターとの間で通信をするときの防犯灯ポールの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信ネットワーク
2 防犯灯ポール
3 防犯灯監視制御サーバ
11 照明灯
12 防犯カメラ
13 インターホン装置
14 画像処理部
15 通信制御部
16 記憶部
17 制御部
21 スピーカ
22 通報ボタン
23 マイク
24 音声処理認識部
31 通信制御器
32 電力線モデム
33 通信線モデム
34 断線検出部
35 通信切換器
41 電力供給部
42 電力切換器
43 断線検出部
44 無停電電源装置
51 携帯端末
61 携帯端末通信部

Claims (8)

  1. 周囲を撮像して画像データを生成する防犯カメラと、周囲の音声を検出して音声データを生成する音声検出手段と、周辺に緊急事態が発生した場合にその旨を示す緊急通報情報を生成して送信し、前記画像データ及び音声データを送信する第1通信手段とを備えた複数の防犯ユニットと、
    何れかの前記防犯ユニットからの緊急通報情報、当該緊急通報情報を送信した防犯ユニットからの画像データ及び音声データを受信する第2通信手段と、当該第2通信手段で受信した画像データ及び音声データを監視者に提示する提示手段とを備える監視制御サーバとを備え、
    複数の前記防犯ユニットの第1通信手段は、少なくとも2つ以上の異なる通信線を使用して通信をする複数の通信機能部を備え、前記緊急通報情報を送信する防犯ユニットの第1通信手段は、何れかの通信機能部が不能となっていると判断した場合に、他の通信機能部を使用して緊急通報情報、画像データ及び音声データを前記監視制御サーバに送信すること
    を特徴とする緊急通報システム。
  2. 前記防犯ユニットは、周辺に存在するユーザにより操作される緊急通報ボタンを更に供え、当該緊急通報ボタンが操作された場合に前記緊急通報情報を生成して前記監視制御サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の緊急通報システム。
  3. 前記防犯ユニットは、前記音声検出手段により検出した音声データに対する音声認識処理、又は前記防犯カメラにより生成した画像データに対する画像認識処理をして、周辺に緊急事態が発生したか否かを判定する緊急認識手段を更に備え、当該緊急認識手段により緊急事態が発生したと判定された場合に前記緊急通報情報を生成して前記監視制御サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の緊急通報システム。
  4. 前記第1通信手段は、汎用通信回線を使用して通信をする第1通信機能部と、電力線を使用して通信をする第2通信機能部とを備え、
    複数の前記防犯ユニットは、前記第1通信機能部による通信が不能か否かを判定する第1通信検出手段を更に備え、当該第1通信検出手段により前記第1通信機能部が正常であると判定した場合には前記第1通信機能部を使用して通信をし、当該第1通信検出手段により前記第1通信機能部の通信が不能であると判定した場合には前記第2通信機能部を使用して通信をすることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の緊急通報システム。
  5. 複数の前記防犯ユニットは、前記第2通信機能部による通信が不能か否かを判定する第2通信検出手段と、停電時に電力供給をする無停電電源装置又は自家発電装置とを更に備え、当該第2通信検出手段により電力線を使用した通信が不能であると判定した場合に、前記無停電電源装置又は自家発電装置を起動させることを特徴とする請求項4に記載の緊急通報システム。
  6. 前記第1通信手段は、前記防犯ユニットの周辺に存在する携帯端末との間で近距離通信をする第3通信機能部を備えると共に、前記第2通信手段は、前記携帯端末を介して前記第1通信手段との間で通信をする第4通信機能部を備え、
    前記第1通信手段は、何れかの通信機能部が不能となっていると判断した場合に、前記第3通信機能部により、前記緊急通報ボタンを操作したユーザが保持する携帯端末を介して前記第4通信機能部との間で通信をすることを特徴とする請求項2に記載の緊急通報システム。
  7. 前記第1通信手段は、前記監視制御サーバとの間で無線通信をする第5通信機能部を更に備え、何れかの通信機能部が不能となっていると判断した場合に、前記第5通信機能部を使用して緊急通報情報、画像データ及び音声データを前記監視制御サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の緊急通報システム。
  8. 複数の前記防犯ユニットと接続され、各防犯ユニットからの尋ね事を示す音声データを受信すると共に、当該尋ね事を示す音声データに対する返答を示す音声データを送信する対応センターを更に備え、
    前記防犯ユニットは、前記緊急通報ボタンが操作された場合に、前記緊急認識手段により前記音声認識処理又は前記画像認識処理をして周辺に緊急事態が発生したか否かを判定し、
    前記緊急認識手段は、前記音声認識処理又は前記画像認識処理により緊急事態が発生したと判定した場合に放音装置から緊急が発生したか否かを問い合わせる音声を出力し、当該出力した音声に応じて前記音声検出手段により検出した音声に基づいて緊急事態が発生した場合に、前記緊急通報情報を生成して前記監視制御サーバに送信させ、前記音声認識処理又は前記画像認識処理により緊急事態が発生していないと判定した場合に、前記対応センターと通信接続することを特徴とする請求項2及び請求項3に記載の緊急通報システム。
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