JP2005010163A - X線画像のサブピクセル分解能のための中心点装置及び方法 - Google Patents

X線画像のサブピクセル分解能のための中心点装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電荷収集電極及び電子回路の密度の増大のための代償を払うことなく、X線画像分解能を向上させる。
【解決手段】X線を検出する装置(16)が、X線フォトンによって衝突されると複数の光電子を放出するシンチレータ(30)を備えている。光電子は気体電子増倍管(44)で増幅され、得られた光電子は電荷収集電極(72)の二次元アレイ(70)に蓄積される。各々の電荷収集電極(72)に衝突する光電子の量を示す電気信号が発生される。プロセッサ(20)が、電荷収集電極(72)のアレイによって蓄積された光電子の空間的分布を解析することにより、X線フォトン衝突の位置を決定する。X線フォトンの強度は、蓄積された光電子の数から決定される。
【選択図】 図2

Description

本発明はX線撮像装置に関し、さらに具体的には、かかる装置において電気的な画像信号を発生するX線検出器に関する。
従来のX線撮像装置は、患者のような撮像対象を透過するX線ビームを投射する線源を含んでいる。患者を透過したビームの部分がX線検出器に入射し、検出器は患者によって減弱されたX線をフォトンへ変換し、次いでフォトンは電気的な画像信号へ変換される。X線検出器の一形式として、光検出器の二次元アレイと、アレイの前方に設けられているシンチレータとの組み合わせを有するものがある。各々の光検出器は、衝突するX線フォトンのエネルギをX線照射時間にわたって積算し、X線エネルギ積分又はX線強度に比例する信号を発生する。各々の光検出器からの電気信号は、一般にピクセルと呼ばれる画素を形成しており、画素を処理して結合することにより画像を形成してビデオ・モニタに表示する。得られるX線画像の分解能は従来は、シンチレータ内部での光の進路変化すなわち拡散によって悪影響を受けていた。X線検出効率を高めるためにはシンチレータの厚みを増すことが望ましいが、厚みを増すと光拡散も増大する。
米国特許第6,011,265号は、X線又はγ線に用いることのできる検出器を開示している(特許文献1)。放射線が入射窓を通って検出器に入射し、気体と相互作用して一次電子を発生する。一次電子はカスケード(縦続)接続された一列の気体電子増倍管(gas electron multiplier、GEM)を通過して、最終的に線型の一組の電荷収集電極に衝突する。電荷収集電極は、各々の電極からの信号によってピクセルを形成する読み出し電子回路に接続されている。
米国特許第6,011,265号
得られるX線データの分解能は、電荷収集電極のピッチすなわち間隔によって制限される。このため、電極アレイ及び電極アレイに接続される読み出し電子回路を物理的に構築する能力が、X線検出器の分解能を制限する。マイクロエレクトロニクスの進歩によって、より細かい電極及びより稠密な電子読み出し回路を形成して画像分解能を高めることが可能になるが、このような分解能向上は著しい経費増大を伴う。従って、電荷収集電極及び電子回路の密度の増大のための代償を払うことなく、X線画像分解能を向上させることが望ましい。
本発明は、フォトン事象として知られる検出装置へのX線フォトンの各々の衝突を検知することによりX線画像を形成することに関する。フォトン事象の位置を決定し、装置の各々の画定された位置でのフォトン事象の数を計数して、X線画像の構築に利用する。
X線を検出する装置が、X線フォトンによって衝突されると複数の光電子を放出するシンチレータを含んでいる。この衝突はX線フォトン事象と呼ばれる。複数の段を有する気体電子増倍管が、光電子を受光するようにシンチレータに隣接して設けられている。電荷収集電極の二次元アレイが、シンチレータからの複数の光電子の受光に応答して気体電子増倍管によって放出される光電子を受光するように配置されている。各々の電荷収集電極が、それぞれの電荷収集電極に衝突した光電子の量を示す電気信号を発生する。
電荷収集電極のアレイからの電気信号は信号プロセッサに供給される。信号プロセッサは電気信号を解析して、上述の二次元アレイ内で電荷収集電極の二次元マトリクスを画定する。好ましくは、最大の光電子衝突数を示す電気信号を発生した電荷収集電極を中心とする方形マトリクスが画定される。マトリクス内の電荷収集電極からの電気信号の解析によって、X線フォトン事象の位置が決定される。従って、シンチレータでの光拡散に起因する画像分解能への悪影響は、本手法に従ってX線フォトン事象の位置をさらに高精度に決定することにより軽減される。これにより、画像分解能を著しく低下させることなくX線検出効率を向上させるために、より厚みのあるシンチレータを採用することができる。
本装置の好適実施形態では、信号プロセッサは、電荷収集電極のマトリクスの二つの直交する次元において電気信号の強度加重平均を導き出すことにより、X線フォトン事象の位置を決定する。例えば、X線フォトン事象位置の直交座標x,yを次式に従って導き出すことができる。
Figure 2005010163
式中、xはマトリクスの第一の軸に沿ったピクセル位置の座標であり、yは第一の軸に直交する第二の軸に沿ったピクセル位置の座標であり、iは電荷収集電極の一つを示す整数であり、niはマトリクスでのi番目の電荷収集電極によって収集された光電子の数であり、xiはマトリクスでのi番目の電荷収集電極の座標であり、mはマトリクスでの電荷収集電極の数であり、Nmはマトリクスによって収集された光電子の総数であり、yiはマトリクスでのi番目の電荷収集電極の座標である。
本発明の他の観点では、信号プロセッサは、マトリクス内の電荷収集電極からの電気信号に応答してX線フォトン事象の強度値を決定する。
先ず図1について説明する。医療撮像に用いられるようなX線イメージング・システム10がX線源12を有しており、X線源12は、撮像対象の患者に対して反対側にある検出器アレイ16に向けてX線コーン・ビーム14を投射する。検出器アレイ16は、複数の検出器素子の二次元アレイによって形成されており、検出器素子は一体として患者15を透過する投射X線を検知する。X線フォトンの検出器アレイ16への衝突はフォトン事象として知られ、後述するように幾つかの検出器素子18から電気信号を発生する。検出器アレイ16は、検出器素子信号をディジタル化する回路を有している。
X線源12の動作は、X線源12に電力信号及びタイミング信号を供給するX線制御器22を含む制御及び画像処理システム20によって制御される。データ取得システム(DAS)24が、検出器素子18によって生成されたデータをサンプリングする。X線制御器22及びデータ取得システム24の動作はコンピュータ・システム25によって制御され、コンピュータ・システムは命令及び照射パラメータを操作者からコンソール26を介して受け取り、コンソールは、操作者が表示モニタによってX線画像や制御及び画像処理システム20の動作データを観察することを可能にするキーボード及び表示モニタを有している。コンピュータ・システム25は、検出器アレイ16からのデータを処理して、各々のフォトン事象の位置を決定すると共に、アレイの各々の画定された位置でのフォトン事象を計数する。この情報は、後にX線画像を構築するのに用いるために大容量記憶装置28にX線画像データとして記憶される。
図2について説明する。検出器アレイ16及び付設されている信号処理回路は、検出器に衝突するX線フォトンの数を計数すると共に各々の衝突の位置を決定し、この情報を用いてX線画像を形成する。検出器アレイ16は、ヨウ化ナトリウム又はヨウ化セシウムのようなシンチレーション物質32の層を有するシンチレータ30を含んでいる。シンチレータ30のX線源に対向する側の表面は、シンチレータ物質32の内部で発生された光が反対側の表面に向かって進むように光を反射する薄膜34で被覆されている。反対側の表面は薄膜導体36で被覆されており、薄膜導体はさらにフォトカソード薄膜38で被覆されている。薄膜導体36は、相対的に負の高電圧(例えば−2800ボルト)を当該薄膜導体に印加する分圧器42に接続されている。薄膜導体36は比較的薄く、シンチレーション物質32で発生される波長の光について透過性が高い。シンチレータ30の内部での望ましい光拡散は、従来の検出器で用いられていたものと同様に、シンチレータの厚みを変化させるか、又は柱状構造若しくはピクセル構造を利用することにより制御される。シンチレーション物質32に入射する単一のX線フォトンによるフォトカソード薄膜38での光の強さは一定の空間分布を有し、この空間分布を測定することができる。以下の記載ではガウス点拡散関数を想定する。フォトカソード薄膜38は、シンチレータ物質32から光が入射すると光電子40を放出する。
シンチレータ30によって放出された光電子40は、三つの段45、46及び47を有する気体電子増倍管(GEM)44に入る。気体電子増倍管44の詳細及び作用は、前掲の米国特許(特許文献1)に記載されているように周知である。各々のGEM段45−47は、主表面に金属を被着させた電気絶縁体層を有しており、また当該増倍段を貫通して延在する複数の貫通孔54によって形成される電場凝集区域の配列を有している。明確に述べると、1段目のGEM段45は金属層50と金属層52との間に挟まれた電気絶縁物質48を有する。金属被着層50及び52の各々は分圧器42の異なる点に接続されており、電位差がこの増倍段に跨がって存在しており、これにより図の左側部分の電界線に示すような電場凝集区域を形成する。同様の電場が増倍管の各段の各々の孔に生ずる。各々のGEM段45−47の金属被着層は、シンチレータ30から遠ざかるにつれて漸減する負電圧を印加されている。1段目のGEM段45は、後段の孔よりも小さい孔54を有し、また気体シンチレーションによるフォトン及びイオンのフォトカソード38への帰還を最小にするように選択された単位値又は低値のゲインを有する。換言すると、1段目のGEM段45は、電子抽出及び帰還遮断の作用を果たす。
2段目及び3段目のGEM段46及び47は1段目のGEM段45と同様の物理的構造を有する。具体的には、2段目のGEM段46の絶縁体層56は金属層60及び62を被着されており、3段目のGEM段47は金属層64及び66を被着されている。これらの金属被着層60−66の各々は、各導電層に漸減する負バイアスが生ずるように分圧器42の連続タップに接続されている。GEM44に望まれる信号ゲインは2段目及び3段目46及び47において提供され、10−100のゲインを各々提供している。GEMゲインが高いと安定性及び計数速度性能に悪影響を及ぼすため、2段目及び3段目のゲインは相対的に中程度に保たれるのが好ましい。周知のように、ゲインは、所要のX線計数速度(高速化するためにはゲインを低くする必要がある)、読み出し電子雑音レベル、及びシンチレータ30からの光電子発生量(光電子発生量を小さくする場合にはゲインを高くする必要がある)に基づいて決定される。さらに高いゲインが必要な場合には追加のGEM段を挿入することができる。
3段目のGEM段47から流出する光電子は読み出し段70に向かって進む。読み出し段70は集束グリッド74によって二つの次元で隔設されている電荷収集電極72の二次元アレイを含んでいる。集束グリッド74は分圧器42の最終タップに接続され、これによりバイアスされて、3段目のGEM段47からの光電子を吸引する。各々の電荷収集電極72は、気体電子増倍管44からの流入光電子を受光し、また前置増幅器76を介して図1のディジタル取得システム24に接続されている。個々の前置増幅器からのパルスが所定のレベルを超えると、パルス信号はアナログからディジタルへの(アナログ−ディジタル)変換器(ADC)77によって適当な分解能(例えば3ビット)でデジタル化される。次いで、DAS24が、最大信号値を有する3×3(又は5×5)の電荷収集電極72のマトリクスを画定する。
読み出しサーキットリ及びディジタル取得システム24は、シンチレータ30に衝突する1個のX線フォトンに起因して電荷収集電極72に入射する光電子を検知するように充分な速度で動作する。換言すると、所与の電荷収集電極72からの信号が読み出されるときに、信号レベルは一つのX線フォトン事象に対応している。さらに、図2はまた、各々の電荷収集電極72にはGEM44を通る幾つかのチャネルが存在することを示している。シンチレータ30の一つの点で起こる一つのX線フォトン事象は、フォトカソード38から上述のチャネルの幾つかに入る複数の光電子を生ずることが理解されよう。実際には、図3に示すように、シンチレータ30に衝突したX線フォトン80が光フォトンを発生し、これらの光フォトンがフォトカソード38の区域に衝突することにより一次光電子雲82を発生する。フォトカソード38でのシンチレータ光の点拡散関数は、電子雲82での光電子分布と同様に、X線フォトン80の経路の周囲で二次元でガウス分布を示す。電子雲82の光電子は、GEM44に入って、電荷収集電極72に向かって進む間に増倍される。単一のX線フォトン事象がGEM42を通る光電子流を発生し、この光電子流が読み出し段70の二次元領域において複数の電荷収集電極72に衝突する。
X線検出器16からのデータの処理は、電荷収集電極72の方形マトリクスからの信号サンプルを利用して検出器に衝突した各々のX線フォトンの強度及び位置を決定する。強度及び位置の決定は、各々のX線フォトン事象毎にコンピュータ・システム25によって画定される電荷収集電極72の方形マトリクスからの信号サンプルに基づくものとなる。このデータ処理について3×3マトリクスの例で記載するが、5×5又はこれよりも大きい方形マトリクスを用いる場合もあることを理解されたい。
図4は、電荷収集電極72の3×3マトリクス86に衝突する光電子の二次元分布を示しており、これらの衝突は、マトリクスの中央電極の中心点の直上で一つのX線フォトン事象が起こった結果として生じている。単一のX線フォトンの衝突の結果として624個の光電子がフォトカソード38によって放出されたと仮定して、マトリクス86の9個の電荷収集電極72に衝突する光電子の分布を各々のマトリクスの正方形内の数値niによって示しており、ここでnは一次光電子の数であり、iは特定の電荷収集電極を示し、またGはGEM44の合計ゲインである。このように、各々の電荷収集電極72に衝突する光電子の数はマトリクス86の中心に関して実質的にガウス分布を有しており、マトリクスの中心はこの例では、該マトリクス中心の直上のシンチレータ30で起こったX線フォトン事象の位置に対応している。正確なガウス分布は理想的な場合であって、各々の電荷収集電極に衝突する光電子の実際の数は、雑音及び他の要因によって理想とは異なる。それでも尚、実質的にはガウス分布が生ずる。光電子の衝突によって、影響を受けた電荷収集電極72に電荷が蓄積する。
DAS24は複数の前置増幅器76及びADC77から信号を連続的に受け取り、各々の電荷収集電極72での電荷の大きさを示すディジタル信号サンプルを記憶する。コンピュータ・システム25は、DAS24からの信号サンプルを受け取ると、最大信号サンプルを発生した電荷収集電極72を処理マトリクス86の中央電極であるものとして選択する。3×3マトリクス86の残りは、選択された中央電極を包囲する8個の電荷収集電極72によって形成される。画定されたマトリクス86の各々の電荷収集電極の座標(xi,yi)は、図4に示すように、中央電極の中心点に位置する原点を基準にして示される。さらに、GEMのゲインを知ることにより、各々の電荷収集電極72の一次光電子数を、該電極によって発生された合計信号から導き出すことができる。
図4に示す例は、指定されたマトリクスの中央電荷収集電極の中心点の直上でX線フォトン事象が起こったと仮定している。しかしながら、X線フォトン事象は電荷収集電極72の中心点からずれている可能性が高い。図5に示すように、X線フォトン事象は電荷収集電極72の中心(0,0)からずれた何らかの位置90で起こる可能性が高い。結果として、電荷収集電極に衝突する光電子のガウス分布のピークが、この位置90に一致するように移動する。
従来は、画像処理は、最大信号を発生した電荷収集電極72の位置に位置するものとしてX線フォトン事象を識別していた。このため、X線検出器の分解能は電荷収集電極のピッチに等しかった。本イメージング・システム10内のコンピュータ・システム25は、画定された方形マトリクス86の中央電極の区域の内部でX線フォトンの位置を決定することにより、さらに高い分解能で位置を決定することができる。この決定は、マトリクス内の電荷収集電極72によって発生される信号サンプルに基づいて行なわれる。
マトリクス86の中心点(0,0)に対するX線フォトン事象のx座標及びy座標は、コンピュータ・システム25によって、直交する二つの軸に沿った電子分布の強度加重平均を次式(1)及び(2)に従って決定することにより導かれる。
Figure 2005010163
式中、xはマトリクスの第一の軸に沿ったX線フォトン事象位置の座標であり、yは第一の軸に直交する第二の軸に沿ったX線フォトン事象位置の座標であり、iは電荷収集電極の一つを示す整数であり、niはマトリクスでのi番目の電荷収集電極によって収集された一次光電子の数であり、xiはマトリクスでのi番目の電荷収集電極の座標であり、mはマトリクスでの電荷収集電極の数であり、Nmはマトリクスによって収集された一次光電子の総数であり、yiはマトリクスでのi番目の電荷収集電極の座標である。
X線フォトン事象の座標x,y、及びmによって表わされるフォトン強度は、対象15の画像を構築するための所与のX線照射において起こる他のX線フォトン事象による同様のデータと共に後の利用のためにコンピュータ・システム25のメモリに記憶される。
マトリクス内の電荷収集電極からの電気信号のこの解析によって、生じた光がシンチレータ内で拡散して相当な大きさの電子雲を形成した場合でもX線フォトン事象の位置が決定される。従って、シンチレータでの光拡散に起因する画像分解能に対する悪影響は、本手法に従ってX線フォトン事象の位置を決定することにより軽減される。これにより、さらに厚みのあるシンチレータを用いて、画像分解能を大幅に低下させることなくX線検出効率を高めることができる。
雲82の辺縁の一部の光電子が方形マトリクス86の外部で読み出し段70に衝突する場合があることが理解されよう。この影響は、X線フォトン事象が電荷収集電極72の中心の直上で起こる場合には殆ど問題にならない。というのは、これら外部の光電子はマトリクス周囲の全方向に均等に分布するからである。しかしながら、X線フォトン事象は、図5の位置90でのように電荷収集電極72の中央からずれている可能性が高い。従って、雲82の右上部分の一次光電子の一部が3×3電極マトリクス86の範囲内に入らない。結果として、X線フォトン事象位置の導出が非対称のデータ・サンプルに基づくことになり、実際のX線事象位置90から変位した点92の座標を生成する可能性がある。また、システムに影響する雑音も変位Δの一因となる。ポアソン分布に従ってシンチレータ30の異なる区画で生成される光電子の数のばらつきによって生ずる量子雑音と、空間量子化雑音との両方が、X線フォトン事象の実際の位置からの算出位置の変位の一因となる。
変位誤差は、この誤差を定量化する経験的データを収集することにより補正することができる。一手法では、微小なピンホールを通してX線を投射して、読み出し段70の明確に画定された既知の位置に衝突させる。電荷収集電極72からの信号を前述のように処理してX線フォトン事象の位置を算出する。算出された位置(X,Y)_calを実際の位置(X,Y)_trueと比較して、補正係数(X,Y)_coef=(X,Y)_true−(X,Y)_calを決定する。各々の中央電荷収集電極についての補正係数をこの態様で導き出して、ルックアップ・テーブルに記憶させることができる。実撮像時には、各々の算出位置を補正して補正後位置(X,Y)_corr=(X,Y)_cal+(X,Y)_coefを生成する。
他の較正手法では、非常に大きいマトリクス・サイズ(例えば撮像時に用いられる3×3マトリクスの代わりに9×9マトリクス)を用いる。遥かに大きいこのマトリクスでは検知されない光電子は殆どなく、式(1)及び式(2)は実質的にX線フォトン事象の実際の位置(X,Y)_trueを算出する。実撮像時に遥かに大きいこのマトリクスを用いることもできるが、大幅に長い信号処理時間を要し、例えば処理時間は3×3マトリクスよりも9×9マトリクスでは9倍長くなる。後者の較正手法では、フォトン事象位置は2回算出され、1回目は9×9マトリクス全体からのデータを用いて、また2回目は3×3マトリクスのみのデータで算出される。二つの算出位置の差は、マトリクスの中央電荷収集電極に関する変位誤差を画定し、従って補正係数を画定する。
以上、本発明の好適実施形態について主に記載した。本発明の範囲内で様々な代替構成への注意を促したが、当業者は本発明の実施形態の開示から明らかとなる追加の代替構成を実現し得るものと期待される。従って、本発明の範囲は特許請求の範囲から決定され、上の開示に限定されないものとする。
本発明を組み込んだX線イメージング・システムのブロック模式図である。 図1に示すX線検出器の断面模式図である。 X線検出器の信号形成を示す図である。 X線検出器内で画定される3×3電極マトリクスでの光電子の二次元分布を示す図である。 電極マトリクスの中心を外れて生じたX線事象についてのサブピクセル変位検出誤差を示す図である。
符号の説明
10 X線イメージング・システム
12 X線源
14 X線コーン・ビーム
15 患者
16 検出器アレイ
18 検出器素子
20 制御及び画像処理システム
30 シンチレータ
32 シンチレーション物質
34 薄膜
36 薄膜導体
38 フォトカソード薄膜
40 光電子
42 分圧器
44 気体電子増倍管(GEM)
45、46、47 GEMの各段
48、56、58 絶縁体層
50、52、60、62、64、66 金属層
54 貫通孔
70 読み出し段
72 電荷収集電極
74 集束グリッド
76 前置増幅器
80 X線フォトン
82 一次光電子雲
86 3×3マトリクス
90 X線事象位置
92 変位した点

Claims (10)

  1. X線フォトンにより衝突されると複数の光電子(40)を放出するシンチレータ(30)であって、前記衝突はX線フォトン事象と呼ばれる、シンチレータ(30)と、
    前記複数の光電子を受光するように前記シンチレータ(30)に隣接して設けられており、複数の段を有している気体電子増倍管(44)と、
    前記シンチレータ(30)からの前記複数の光電子の受光に応答して前記気体電子増倍管(44)により放出される光電子を受光するように配置されている電荷収集電極(72)の二次元アレイであって、各々の電荷収集電極はそれぞれの電荷収集電極に衝突した光電子の量を示す電気信号を発生する、電荷収集電極(72)の二次元アレイと、
    前記X線フォトン事象の位置を決定するために、前記二次元アレイ内の複数の前記電荷収集電極(72)から成る二次元マトリクス(86)からの前記電気信号を解析する信号プロセッサ(20)と、
    を備えたX線を検出する装置(16)。
  2. 前記信号プロセッサ(20)は、前記マトリクス(86)内の前記電荷収集電極(72)からの前記電気信号に応答して前記X線フォトン事象の強度値を決定する、請求項1に記載の装置(16)。
  3. 前記信号プロセッサ(20)は、前記X線フォトン事象のエネルギ値を生成するために、前記マトリクス(86)内の前記電荷収集電極(72)からの前記電気信号を合計する、請求項1に記載の装置(16)。
  4. 前記信号プロセッサ(20)は、前記複数の電荷収集電極(72)から成る二次元マトリクス(86)からの前記電気信号の強度加重平均を導き出すことにより前記X線フォトン事象の前記位置を決定する、請求項1に記載の装置(16)。
  5. 前記信号プロセッサ(20)は、次式に従って前記X線フォトン事象の前記位置を決定し、
    Figure 2005010163
    式中、xは前記マトリクス(86)の第一の軸に沿ったピクセル位置の座標であり、yは前記第一の軸に直交する第二の軸に沿ったピクセル位置の座標であり、iは前記電荷収集電極(72)の一つを示す整数であり、niは前記マトリクス(86)でのi番目の電荷収集電極により収集された一次光電子の数であり、xiは前記マトリクスでのi番目の電荷収集電極の座標であり、mは前記マトリクスでの電荷収集電極(72)の数であり、Nmは前記マトリクスにより収集された前記一次光電子の総数であり、yiは前記マトリクスでのi番目の電荷収集電極の座標である、請求項1に記載の装置(16)。
  6. 前記気体電子増倍管(44)の各々の段は、
    サンドイッチ構造を形成するように両面に第一及び第二の金属箔被着層(50、52)を有する絶縁体(48)と、
    前記サンドイッチ構造を横断する複数の貫通孔(54)と、
    を含んでいる、請求項1に記載の装置(16)。
  7. 前記貫通孔(54)の各々に電場凝集区域を形成するように、前記第一及び第二の金属被着層(50、52)にそれぞれ印加される第一及び第二のバイアス電圧電位の電源(42)をさらに含んでいる請求項6に記載の装置(16)。
  8. 前記電荷収集電極(72)の隣接する電極同士の間に集束グリッド(74)をさらに含んでいる請求項1に記載の装置(16)。
  9. X線フォトンにより衝突されると光電子を放出するシンチレータ(30)を設ける工程であって、前記衝突はX線フォトン事象と呼ばれる、設ける工程と、
    複数の段(45、46、47)を有する気体電子増倍管(44)において前記光電子を増幅する工程と、
    前記気体電子増倍管(44)から放出された光電子を電荷収集電極(72)の二次元アレイ(70)において受光する工程であって、各々の電荷収集電極はそれぞれの電荷収集電極に衝突する光電子の量を示す電気信号を発生する、受光する工程と、
    前記二次元アレイ(70)内の複数の前記電荷収集電極(72)から成る二次元マトリクス(86)からの前記電気信号に応答して前記X線フォトン事象の位置を決定する工程と、
    を備えたX線を検出する方法。
  10. 前記X線フォトン事象の位置を決定する工程は、前記複数の電荷収集電極(72)から成る二次元マトリクス(86)からの前記電気信号の強度加重平均を導き出すことを含んでいる、請求項9に記載の方法。
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