JP2005009471A - 多方向式シリンダー - Google Patents
多方向式シリンダーInfo
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- JP2005009471A JP2005009471A JP2003202054A JP2003202054A JP2005009471A JP 2005009471 A JP2005009471 A JP 2005009471A JP 2003202054 A JP2003202054 A JP 2003202054A JP 2003202054 A JP2003202054 A JP 2003202054A JP 2005009471 A JP2005009471 A JP 2005009471A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【課題】レシプロエンジンに於いては、従来、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ていた。
爆発の圧力は、本来球状に、四方八方に向いているが、それをシリンダーブロックの形によって、1つの方向にまとめていた。
当然、爆発の圧力の持つ力もその集中によって、少なからず減殺される。
これは、爆発の圧力の保存にかかる問題であり、出来るだけその力を有効に使おうとする立場からは、ひとつの欠点であるといえよう。
本発明は、この欠点を解決するためになされたものである。
【解決手段】レシプロエンジンに於いては、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ているが、これを2つの方向で受けられるよう、上面の弁機構を側面に移しすなわちサイドバルブの形で置き、上部にもシリンダーブロック(7)を設け、2つの方向それぞれにピストン(6)を備える。
【選択図】 図2
爆発の圧力は、本来球状に、四方八方に向いているが、それをシリンダーブロックの形によって、1つの方向にまとめていた。
当然、爆発の圧力の持つ力もその集中によって、少なからず減殺される。
これは、爆発の圧力の保存にかかる問題であり、出来るだけその力を有効に使おうとする立場からは、ひとつの欠点であるといえよう。
本発明は、この欠点を解決するためになされたものである。
【解決手段】レシプロエンジンに於いては、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ているが、これを2つの方向で受けられるよう、上面の弁機構を側面に移しすなわちサイドバルブの形で置き、上部にもシリンダーブロック(7)を設け、2つの方向それぞれにピストン(6)を備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レシプロエンジンに於いて、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ているのを、そのまま2つ以上の方向で爆発の圧力を受けられ、利用できるようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ていた。
爆発の圧力は、本来球状に、四方八方に向いているが、それをシリンダーブロックの形によって、1つの方向にまとめていた。
当然、爆発の圧力の持つ力もその集中によって、少なからず減殺される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これは、爆発の圧力の保存にかかる問題であり、出来るだけその力を有効に使おうとする立場からは、ひとつの欠点であるといえよう。
本発明は、この欠点を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
オーバーヘッドカムの4サイクルエンジンに於いては、その上面すなわちシリンダーヘッド部分に弁機構とプラグを集中させているが、それらのうちプラグの発火にかかる部品、すなわちスパークプラグ(5)を極力軽量化した上で2つに分け、1方をピストン(6)の側に移す。
【0005】
また、レシプロエンジンに於いては、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ているが、これを2つの方向で受けられるよう、上面の弁機構を側面に移しすなわちサイドバルブの形で置き、上部にもシリンダーブロック(7)を設け、2つの方向それぞれにピストン(6)を備える。
【0006】
そこから発展させて、より一回の爆発の圧力を受ける方向を増やすため、3つ以上の方向それぞれにシリンダーブロック(7)とピストン(6)を備える。
本発明は、以上の構成よりなる「多方向式シリンダー」である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
オーバーヘッドカムの4サイクルエンジンに於いては、その上面すなわちシリンダーヘッド部分に弁機構とプラグを集中させているが、それらのうちプラグの発火にかかる部品、すなわちスパークプラグ(5)を極力軽量化した上で2つに分け、1方をピストン(6)の側に移す。
【0011】
プラグの発火にかかる部品、すなわちスパークプラグ(5)を2つに分け、1方をピストン(6)の側に移すことで、過熱を気にせずスパークプラグ(5)のプロジェクト量を自由に設定し得ることにより、発火点を燃焼室のより中心に近づけることが出来、発火すなわち爆発後の圧力の展開スペースが、半球程度から、より球に近い形に出来て、その分爆発の圧力を有効に利用し、減殺せずにすむ。
【0012】
また、レシプロエンジンに於いては、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ているが、これを2つの方向で受けられるよう、上面の弁機構を側面に移しすなわちサイドバルブの形で置き、上部にもシリンダーブロック(7)を設け、2つの方向それぞれにピストン(6)を備える。
【0013】
これによって、下方にのみ押し出さされていた圧力が、上下両方にその展開スペースを得ることになり、爆発の圧力を有効に利用することが出来、減殺せずにすむようになる。
【0014】
このばあい、動かすピストン(6)の数が2倍になるという問題が生じるが、爆発の圧力自体が2分されるので、当然ピストン(6)に架かる力も軽減され、その分軽く出来、また仮に当初4気筒であったならば、それを2気筒にすればまったく同数のピストン(6)ですむことになり、爆発の圧力の効率的利用のメリットのみが残る。
【0015】
なおここではシリンダーヘッドが上にあって、その下にシリンダーブロック(7)がある形にもとずいて上下を述べているが、通常実施面では左右となる。
【0016】
そこから発展させて、より一回の爆発の圧力を受ける方向を増やすため、3つ以上の方向それぞれにシリンダーブロック(7)とピストン(6)を備える。
【0017】
動かすピストン(6)の数の増加の問題については、上下にシリンダーブロック(7)を設ける場合と同じ。
【0018】
最後に、このサイドバルブ形式は、オーバーヘッドバルブ形式に比べて、バルブの設定数を比較的自由にとることが可能で、例えば、図1、2では2バルブ、図3、4では4バルブとしたが、これを5バルブ以上にして、1つのバルブの面積を極小化することも可能であり、また、同様の目的のためにバルブを楕円形にすることも可能である。
【0019】
【発明の効果】
本発明を使用することによって、エンジンにおける1回の爆発をより効率的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダー、現行式とスパークプラグを2分した場合の2図
【図2】シリンダーブロックを2つ備えた場合の2図
【図3】図2をバルブの中心線で切断した場合の上部の図(4バルブ)
【図4】図2をバルブの中心線で切断した場合の下部の図(4バルブ)
【符号の説明】
1 二次電流のプラス側
2 二次電流のマイナス側
3 インテークバルブ
4 エキゾーストバルブ
5 スパークプラグ
6 ピストン
7 シリンダーブロック
8 クランクシャフト
9 中心電極
10 接地電極
11 バルブリセス
【発明の属する技術分野】
本発明は、レシプロエンジンに於いて、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ているのを、そのまま2つ以上の方向で爆発の圧力を受けられ、利用できるようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ていた。
爆発の圧力は、本来球状に、四方八方に向いているが、それをシリンダーブロックの形によって、1つの方向にまとめていた。
当然、爆発の圧力の持つ力もその集中によって、少なからず減殺される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これは、爆発の圧力の保存にかかる問題であり、出来るだけその力を有効に使おうとする立場からは、ひとつの欠点であるといえよう。
本発明は、この欠点を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
オーバーヘッドカムの4サイクルエンジンに於いては、その上面すなわちシリンダーヘッド部分に弁機構とプラグを集中させているが、それらのうちプラグの発火にかかる部品、すなわちスパークプラグ(5)を極力軽量化した上で2つに分け、1方をピストン(6)の側に移す。
【0005】
また、レシプロエンジンに於いては、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ているが、これを2つの方向で受けられるよう、上面の弁機構を側面に移しすなわちサイドバルブの形で置き、上部にもシリンダーブロック(7)を設け、2つの方向それぞれにピストン(6)を備える。
【0006】
そこから発展させて、より一回の爆発の圧力を受ける方向を増やすため、3つ以上の方向それぞれにシリンダーブロック(7)とピストン(6)を備える。
本発明は、以上の構成よりなる「多方向式シリンダー」である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
オーバーヘッドカムの4サイクルエンジンに於いては、その上面すなわちシリンダーヘッド部分に弁機構とプラグを集中させているが、それらのうちプラグの発火にかかる部品、すなわちスパークプラグ(5)を極力軽量化した上で2つに分け、1方をピストン(6)の側に移す。
【0011】
プラグの発火にかかる部品、すなわちスパークプラグ(5)を2つに分け、1方をピストン(6)の側に移すことで、過熱を気にせずスパークプラグ(5)のプロジェクト量を自由に設定し得ることにより、発火点を燃焼室のより中心に近づけることが出来、発火すなわち爆発後の圧力の展開スペースが、半球程度から、より球に近い形に出来て、その分爆発の圧力を有効に利用し、減殺せずにすむ。
【0012】
また、レシプロエンジンに於いては、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ているが、これを2つの方向で受けられるよう、上面の弁機構を側面に移しすなわちサイドバルブの形で置き、上部にもシリンダーブロック(7)を設け、2つの方向それぞれにピストン(6)を備える。
【0013】
これによって、下方にのみ押し出さされていた圧力が、上下両方にその展開スペースを得ることになり、爆発の圧力を有効に利用することが出来、減殺せずにすむようになる。
【0014】
このばあい、動かすピストン(6)の数が2倍になるという問題が生じるが、爆発の圧力自体が2分されるので、当然ピストン(6)に架かる力も軽減され、その分軽く出来、また仮に当初4気筒であったならば、それを2気筒にすればまったく同数のピストン(6)ですむことになり、爆発の圧力の効率的利用のメリットのみが残る。
【0015】
なおここではシリンダーヘッドが上にあって、その下にシリンダーブロック(7)がある形にもとずいて上下を述べているが、通常実施面では左右となる。
【0016】
そこから発展させて、より一回の爆発の圧力を受ける方向を増やすため、3つ以上の方向それぞれにシリンダーブロック(7)とピストン(6)を備える。
【0017】
動かすピストン(6)の数の増加の問題については、上下にシリンダーブロック(7)を設ける場合と同じ。
【0018】
最後に、このサイドバルブ形式は、オーバーヘッドバルブ形式に比べて、バルブの設定数を比較的自由にとることが可能で、例えば、図1、2では2バルブ、図3、4では4バルブとしたが、これを5バルブ以上にして、1つのバルブの面積を極小化することも可能であり、また、同様の目的のためにバルブを楕円形にすることも可能である。
【0019】
【発明の効果】
本発明を使用することによって、エンジンにおける1回の爆発をより効率的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダー、現行式とスパークプラグを2分した場合の2図
【図2】シリンダーブロックを2つ備えた場合の2図
【図3】図2をバルブの中心線で切断した場合の上部の図(4バルブ)
【図4】図2をバルブの中心線で切断した場合の下部の図(4バルブ)
【符号の説明】
1 二次電流のプラス側
2 二次電流のマイナス側
3 インテークバルブ
4 エキゾーストバルブ
5 スパークプラグ
6 ピストン
7 シリンダーブロック
8 クランクシャフト
9 中心電極
10 接地電極
11 バルブリセス
Claims (3)
- オーバーヘッドカムの4サイクルエンジンに於いては、その上面すなわちシリンダーヘッド部分に弁機構とプラグを集中させているが、それらのうちプラグの発火にかかる部品、すなわちスパークプラグ(5)を極力軽量化した上で2つに分け、1方をピストン(6)の側に移す。
- レシプロエンジンに於いては、通常爆発による圧力を1つの方向に集中させ力を得ているが、これを2つの方向で受けられるよう、上面の弁機構を側面に移しすなわちサイドバルブの形で置き、上部にもシリンダーブロック(7)を設け、2つの方向それぞれにピストン(6)を備える。
- 請求項2で述べた方法により、一回の爆発の圧力を受ける方向を増やすため、3つ以上の方向それぞれにシリンダーブロック(7)とピストン(6)を備える。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003202054A JP2005009471A (ja) | 2003-06-21 | 2003-06-21 | 多方向式シリンダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003202054A JP2005009471A (ja) | 2003-06-21 | 2003-06-21 | 多方向式シリンダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005009471A true JP2005009471A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34100536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003202054A Pending JP2005009471A (ja) | 2003-06-21 | 2003-06-21 | 多方向式シリンダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005009471A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009526946A (ja) * | 2006-02-16 | 2009-07-23 | ファルコン モーター カンパニー ベー フェー | 可変圧縮比の内燃機関 |
WO2013093501A1 (en) * | 2011-12-23 | 2013-06-27 | Cox Powertrain Limited | Internal combustion engines |
-
2003
- 2003-06-21 JP JP2003202054A patent/JP2005009471A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009526946A (ja) * | 2006-02-16 | 2009-07-23 | ファルコン モーター カンパニー ベー フェー | 可変圧縮比の内燃機関 |
WO2013093501A1 (en) * | 2011-12-23 | 2013-06-27 | Cox Powertrain Limited | Internal combustion engines |
CN104145082A (zh) * | 2011-12-23 | 2014-11-12 | 考克斯传动有限公司 | 内燃机 |
JP2015502493A (ja) * | 2011-12-23 | 2015-01-22 | コックス パワートレイン リミテッド | 内燃機関 |
US10458323B2 (en) | 2011-12-23 | 2019-10-29 | Cox Powertrain Limited | Internal combustion engines |
CN104145082B (zh) * | 2011-12-23 | 2021-07-09 | 考克斯传动有限公司 | 内燃机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061121 |