JP2005008613A - パック用ゲルシート - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘着性が良好で使い易いパック用ゲルシートを提供する。
【解決手段】 寒天0.5〜5%、キサンタンガム0.01〜3%、ローカストビーンガム0〜3%の重量比で含有し、キサンタンガムとローカストビーンガムの合計が重量比で1%未満含有したゲル状物をシート状に成形する。ゲル状物には、ポリアクリル酸又はポリアクリル酸ナトリウムを0.01〜3%含有する。このゲルシート10は、光透過率が60%以上であり透明感があり、粘着性は自重の20〜120倍程度の接着力である。ゲルシート10は、引っ張り強度の範囲を、厚みが1mmで幅が50mmのゲルシートにおいて、2N〜15Nとする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、シート状に形成された美容用のパック用ゲルシートに関する。
従来、美容用のパック剤は、例えば紙や不織布で作られた支持体に美容成分を含んだ膏体が均一に取り付けられているものがある。この美容用のパック剤の使用方法は、顔等に膏体が直接接触するように貼り、所定時間放置し、膏体に含まれる美容成分を肌に浸透させるものである。さらに、剥がす際にも皮膚上の汚れや老化した角質を取り去り、美容効果が発揮される。
また、支持体が設けられておらず、膏体自体に保形性を持たせてシート状に形成したパック剤がある。このようなパック剤は、たとえば基剤としてゴム系含水ゲルを用いたもの、ポリアクリル酸塩、多価アルコール及び水を主成分として用いたもの等が提案されている。その他に、特許文献1に開示されているように、キサンタンガム及びローガストビーンガムを3:1〜1:19の重量比で合計1〜6重量%、水溶性溶剤を1〜40重量%及び水を50〜98重量%含有するゲル状物をシート状に成型したものもある。
特開平3−81213号公報
上記従来の技術のゲル状パック剤や、特許文献1に開示されたキサンタンガムとローカストビーンガムで作られたパック剤は、皮膚への粘着力が弱く、使用時に皮膚から外れ易く、使いにくいものであった。
この発明は上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、粘着性が良好で使い易いパック用ゲルシートを提供することを目的とする。
この発明は、寒天0.5〜5%、キサンタンガム0.01〜3%、ローカストビーンガム0〜3%の重量比で含有し、キサンタンガムとローカストビーンガムの合計が重量比で1%未満であり、ポリアクリル酸又はポリアクリル酸ナトリウムを0.01〜3%含有したゲル状物をシート状に成形したパック用ゲルシートである。
上記シート状のゲルは、光透過率が60%以上で透明感があるものである。また、上記シート状のゲルは、自重の20〜120倍程度の接着力があることを特徴とする請求項1記載のパック用ゲルシート。
この発明のパック用ゲルシートは、キサンタンガムとローカストビーンガムに、ポリアクリル酸が加えられ、皮膚への粘着性を高めたものである。
この発明のパック用ゲルシートは、確実に皮膚に粘着し、美容成分を効果的に皮膚に浸透させ、高い美容効果を得ることができる。しかも、剥がすときには角質や老廃物を除去し、皮膚の表面をきれいにすることができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1、図2は、この発明の一実施形態を示したものであり、この実施形態のパック用ゲルシート10は、目の下に貼るものであり、ほぼ一定の厚みを有するシート状に形成されている。
パック用ゲルシート10の形状は、ゆるやかに湾曲した雨滴形であり、長手方向の一方の端部10aは直径が大きい円弧で形成され、端部10aから離れるに従いパック用ゲルシート10の幅が細くなり、反対側の端部10bは直径が小さい円弧で形成されている。このパック用ゲルシート10は、両目の下に貼るため、対称形に一対が設けられている。
パック用ゲルシート10の組成は、例えば寒天0.5〜5%、好ましくは1.5%、キサンタンガム0.01〜3%、好ましくは0.8%、ローカストビーンガム0〜3%、フェノキシエタノール0.2%、1.3−ブチレングリコール3%、グリセリン5〜40%、好ましくは10%、ポリアクリル酸又はポリアクリル酸ナトリウム0.01〜3%、好ましくは0.3%、残りは精製水である。また、その他に適宜美容成分等が添加される。
一対のパック用ゲルシート10は、図1に示すように1枚の保存用シート12に包装されている。保存用シート12は、非浸透性の樹脂フィルムなどの剥離シート材であり、シリコンを塗工したポリエステルフィルムやポリプロピレンエンボスフィルム、OPP,CPP,PET等が用いられる。保存用シート12は長方形に形成され、角部12aがそれぞれ丸められている。保存用シート12は長手方向における中心10cで二つ折りされ、折り返された保存用シート12の間に一対のパック用ゲルシート10が並んで挟持されている。パック用ゲルシート10は粘着性を有するため、保存用シート12は二つ折りされた状態で粘着される。二つ折りされた剥離シート12は、さらに図示しないラミネートパックで個別に包装される。
なお、この実施形態のパック用ゲルシート10は、対称形の一対のものが別体に設けられているものの他に、一部が接した状態で連結されて一体となったものでも良い。この場合、一対のパック用ゲルシート10が一部材となるため包装の工程が簡単になる。そして、使用するときに連結している部分を破断して別体とする。
次に、この実施形態のパック用ゲルシート10を使用するときは、図示しないラミネートパックを開封して、二つ折りの剥離シート12で包まれたパック用ゲルシート10を取り出し、二つ折りの保存用シート12を展開して、パック用ゲルシート10を保存用シート12から剥がす。そして、パック用ゲルシート10を、顔の眼下に貼付する。パック用ゲルシート10は、いずれの側面を顔に貼りつけても良い。パック用ゲルシート10の、大きい円弧で形成された端部10aを目じり側、小さい円弧で形成された端部10bを目頭側にして、眼の輪郭に平行にシート10が下方へ湾曲するように貼り付ける。この状態で所定時間放置する。
このパック用ゲルシート10は、寒天ゲルを主組成としているので、光透過率が60%以上であり、透明感があり、肌に貼ったときも違和感が無く自然な使用感が得られる。また、粘着性はポリアクリル酸等の成分を調整することにより、自重の1〜120倍程度の接着力に適宜設定することができ、接着力を自重の数十倍以上に設定することにより自然落下することが無く、より剥がれ落ちにくくすることが可能であり、使用中の動きにも落ちにくく、使用上好都合なものである。また、このパック用ゲルシート10は、引っ張り強度の範囲を、厚みが1mmで幅が50mmのゲルシートにおいて、2N〜15Nとすることができる。これにより、強度があり、且つ柔軟性のあるゲルシートを形成することができる。
この実施形態のパック用ゲルシート10によれば、寒天ゲル主成分としており、水に溶解した美容成分を水とともに大量に含ませることができ、しかも確実に皮膚に粘着し、美容成分を皮膚に効果的に浸透させ、肌の表面の調子を整える効果を効率良く得ることができる。キサンタンガムとローカストビーンガム、及びポリアクリル酸等が併用されているため、粘着性が良好であり、はがれやずれが生じにくい。また粘着力が高いことから、剥がすときに角質や老廃物を除去し、皮膚の表面をきれいにすることができる。
また、ポリアクリル酸塩を用いずにポリアクリル酸を使用した場合、水への分散が容易となり、作業工程が簡単なものである。さらに、中和剤を用いないので、金属イオン存在下でも析出することなく、安定に存在し、密着力はポリアクリル酸塩を用いた場合と変わらないものである。
一方、ポリアクリル酸ナトリウムを用いた場合、pHが中性に近いので、pH調整を行わなくても各種エキス成分との相性がよいと言う利点がある。
さらに、このパック用ゲルシート10は、二つ折りの保存用シート12に挟まれているため、取り扱いが容易であり、保存用シート12に挟まれた状態で、ラミネートパックで個別に包装されているため、簡単な包装構造で変質や乾燥を防ぎ、長期間保管することができる。
なお、この発明のパック用ゲルシートは、上記実施形態に限定されるものではなく、貼る部位に合わせて適宜形状を変更しても良い。また、パック用ゲルシートの各材料の含有率は、一定の範囲内で変更可能であり、剥離シートやラミネートパックの素材は自由に変更可能である。
この発明の一実施形態のパック用ゲルシートの正面図である。 この実施形態のパック用ゲルシートの縦断面図である。
符号の説明
10 パック用ゲルシート
12 保存用シート

Claims (3)

  1. 寒天0.5〜5%、キサンタンガム0.01〜3%、ローカストビーンガム0〜3%の重量比で含有し、キサンタンガムとローカストビーンガムの合計が重量比で1%未満であり、ポリアクリル酸又はポリアクリル酸ナトリウムを0.01〜3%含有したゲル状物をシート状に成形したことを特徴とするパック用ゲルシート。
  2. 上記シート状のゲルは、光透過率が60%以上で透明感があることを特徴とする請求項1記載のパック用ゲルシート。
  3. 上記シート状のゲルは、自重の20〜120倍程度の接着力があることを特徴とする請求項1記載のパック用ゲルシート。
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