JP2005008356A - 包装装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装置本体1にはフィルム巻回物8、10を回転可能に支持する複数の支持部7、9が設けられていると共に、やや前方にフィルム導出部14が設けられている。支持部7、9に対応してフィルムガイド部16、25が設けられ、さらにフィルム導出部14から導出されたフィルムを切断するカッタ11と、被包装物に巻回されたフィルムをシールする熱盤15とが設けられている。フィルムガイド部25は、当該フィルムを保持したまま変位可能に構成されていて、その変位により、支持部7及びフィルムガイド部16に対応するフィルム巻回物セット用空間を形成する構成としている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のフィルム巻回物を備えそのフィルム巻回物を択一的に使用する包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、包装装置には、複数のフィルム巻回物をそれぞれ支持部に支持させて、いずれかのフィルム巻回物のフィルムを選択してフィルム導出部からフィルムガイド部を通して導出し、そのフィルムにより食品トレーなどの被包装物を巻回し、カッタにて切断し、そのフィルム切断端部分を熱盤にてシールする構成のものがある(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−104788号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のものでは、フィルム使用が済んだフィルム巻回物を取外す場合、あるいは、新たなフィルム巻回物を支持部に配置しガイド部に通す場合、つまり、フィルム巻回物をセットする場合に、他のフィルム巻回物が邪魔になったり、あるいはフィルム巻回物から導出されたフィルム(ガイド部を通されているフィルム)が邪魔になってしまい、結局、既にセットされている他のフィルム巻回物を取外したり、あるいは、ガイド部のフィルム部分を取外したりしなければならない問題があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のフィルム巻回物を備えそのフィルム巻回物を択一的に使用する包装装置において、新たにフィルム巻回物をセットする場合あるいは交換などする場合に、既にセットしてある別のフィルム巻回物及びフィルム引出部分を取外す面倒のない包装装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、装置本体に設けられ、フィルム巻回物を回転可能に支持する複数の支持部と、
前記装置本体に設けられたフィルム導出部と、
前記複数の支持部に対応して設けられ、該複数の支持部に支持されたフィルム巻回物から引き出されたフィルムをそれぞれ前記フィルム導出部に導く複数のフィルムガイド部と、
このフィルム導出部から導出されたフィルムを切断するカッタと、
被包装物に巻回されたフィルムをシールする熱盤と
を備え、
前記少なくとも一つのフィルムガイド部を、当該フィルムを保持したまま変位可能に構成し、その変位により、他の支持部及びフィルムガイド部に対応するフィルム巻回物セット用空間を形成する構成としたことを特徴とするものである。
【0007】
フィルム巻回物を交換もしくは新たにセットする場合に、別のフィルム巻回物から引き出されたフィルム巻回物から引き出されたフィルムが邪魔になるものであり、この引き出されたフィルムはフィルムガイド部により導出されているから、請求項1によれば、フィルムガイド部を変位させて、フィルム巻回物セット用空間を形成する構成としたから、その空間を通して使用済みのフィルム巻回物の取り出し、あるいは新たなフィルム巻回物のセットを行うことができ、しかも、該フィルムガイド部は、フィルムを保持したまま変位するから、フィルムがフィルムガイド部から脱落することもなく、総じてフィルム巻回物の交換あるいはセットを他のフィルム巻回物及び引き出されたフィルムを取外すことなく簡単に行うことができる。
【0008】
請求項2の発明は、装置本体の上面部に作業台が備えられ、
この作業台の下方部に一つの支持部が設けられ、
前記作業台の下方で且つ前記支持部の上方部に、別の支持部に対応するフィルムガイド部が設けられ、
このフィルムガイド部及び前記作業台が回動変位可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
これによれば、被包装物の置き台などに使用される作業台が存在する場合に、この作業台の下方部に支持部を設けることにより、フィルム巻回物をデッドスペースとなりがちな作業台下方部にセットできて、コンパクト化を図り得る。しかも、この作業台とフィルムガイド部とを回動変位させることにより、フィルム巻回物セット用空間を良好に形成することができる。
【0010】
この場合、請求項3の発明のように、別の支持部を一つの支持部の後方に、前後に並ぶ形態に設ける構成とすることにより、複数のフィルム巻回物を装着可能でありながら装置全体を平型にできて、コンパクト化が図れる。
【0011】
請求項4の発明は、フィルムガイド部が、当該フィルムガイド部にガイドされたフィルムを、一つの支持部に支持されたフィルム巻回物から隔離するための隔離部材を備えたことを特徴とするものであり、これによれば、隔離部材により、フィルムガイド部にガイドされたフィルムが、フィルム巻回物に付着することを防止でき、特に、フィルムをフィルム巻回物のごく近くを通す場合に有効である。
【0012】
請求項5の発明は、フィルムガイド部はフィルム引出端近くを戻り阻止状態に保持するフィルム戻り阻止手段を備えていることを特徴とするものであり、これによれば、フィルムガイド部におけるフィルムの戻りを阻止できて、フィルム保持が確実となる。
【0013】
この場合、請求項6の発明のように、フィルム戻り阻止手段を、フィルム戻り防止ローラと、このフィルム戻り防止ローラの一方向のみへの回転を許容するワンウエークラッチから構成するようにしても良く、これによれば、コンパクトで簡単な構成で、フィルムの保持を図ることができる。
【0014】
請求項7の発明は、加熱室が設けられていることを特徴とするものであり、これによれば、熱盤では熱可塑性フィルムのシールすることができ、加熱室では熱収縮性フィルムで被覆した被包装物の収縮包装が可能であり、総じて、熱可塑性フィルムのフィルム巻回物を使用した包装と、熱収縮性フィルムのフィルム巻回物を使用した包装(シュリンク包装)とが可能となり、実用上極めて便利である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施例につき図1ないし図10を参照して説明する。装置本体1は、左右の本体側板1a、1bを適宜連結して構成されたものである。図1及び図2において、右方が前で、左方が後ろである。装置本体1の中間部上面部には、作業台2が設けられている。この作業台2は、図3に示すように、その後端部が本体側板1a、1b内面に固着された取付片3、3に支軸4、4に回動可能に支持されており、回動により変位可能である。
【0016】
装置本体1において前記作業台2の下方部には、回転可能な支持ローラ5、6を有して構成された支持部7が設けられており、これにはフィルム巻回物8が配置されている。また、この支持部7の後方部には別の支持部9が設けられており、これは回転可能な支持ローラ9a、9bを有して構成されている。この支持部9にはフィルム巻回物10が配置されている。
【0017】
装置本体1のやや前寄りの部位にはカッタ11が設けられており、このカッタ11は内部にヒータ線を配設して構成されていて、いわゆる熱カッタを構成している。このカッタ11の後部にはフィルムが付着しやすい水平状の付着部12が取り付けられており、これは表面仕上げ精度の良い金属板から構成されている。この付着部12は下段にも水平状の補助付着部12aが形成されている。
【0018】
またカッタ11の前部にはカッタガード13が設けられている。上記付着部12の後方空間部がフィルム導出部14たるものである。さらに、カッタ11の前方部には熱盤15が配設されており、これは金属板にヒータ線を配設して構成されている。
【0019】
一方、前記支持部7の前方にはフィルムガイド部16が設けられており、このフィルムガイド部16はガイドローラ17と、フィルム戻り阻止手段たる阻止ローラ機構18とを有して構成されている。この阻止ローラ機構18は前記フィルム導出部14部分に位置すると共に前記補助付着部12a近傍部に位置する。
【0020】
この阻止ローラ機構18は、矢印A方向(フィルム引出方向)への回転は許容しその反対方向の回転は阻止する構成である。
【0021】
この阻止ローラ機構18は、図4及び図5に示すように、ローラ軸19aにブッシュ21を介して回転可能に支承されたフィルム戻り防止ローラ19とワンウエークラッチ20を備えて構成されている。フィルム戻り防止ローラ19の一端部内面には、これと一体回転する前記ブッシュ21が嵌合固着されている。
【0022】
図示左側のブッシュ21と嵌合する筒体22は本体側板1aにねじ止めされており、ブッシュ21と筒体22とには、転動空間部23を構成する内径面21aと外径面22aがそれぞれ形成されている。その内径面21aと外径面22aとは偏心している(偏心距離を図5に符号Qdにて示す)。上記転動空間部23にはころ24は転動可能に配置されていて、これは、図5に示すようにフィルム戻り防止ローラ19が矢印Va(図1、図2の矢印Aと同方向)方向に回転するのは許容し、矢印Vb方向へ回転するのは転動空間部23がその方向へ楔状となることによって阻止する構成となっている。なお、ストッパ22bはころ24の移動領域を規制するものである。
【0023】
図1及び図2において、作業台2の下方(前記支持部17の上方)には、フィルムガイド部25が設けられている。このフィルムガイド部25は、図3、図6及び図8にも示すように、装置本体1に設けたガイドローラ26と、ガイド本体部27とを含んで構成されている。ガイド本体部27は、前記取付片3、3に回動可能に取り付けられた作動フィルムガイド28にガイドローラ29、30、31を取り付けると共に、フィルム戻り阻止手段たる阻止ローラ機構32を取り付け、さらに、ロック釦33、33を備えた構成である。
【0024】
作動フィルムガイド28は左右の側板部28a、28b間に隔離部材たる隔離板部28cを架設した構成である。この隔離板部28cは、前記作業台2とフィルム巻回物8との間にそれぞれ隙間を形成するように設けられるものであり、隔離板部28cにおいてフィルム10aを通す側の面にはフィルム10aが付着しないような処理が施されている。
【0025】
前記阻止ローラ機構32は図6に示すように作動フィルムガイド28の左右の側板部28a、28b間に設けられているが、前記阻止ローラ機構18と同一構成(軸方向長さは異なる)であるので、説明は省略する。
【0026】
ロック釦33部分の構成につき述べる。このロック釦33は、本体側板1a、1bから突出するローラ軸19a両端部に、それぞれ矢印B、C方向へ移動可能に設けられていて、常時はそれぞれ反矢印B方向、反矢印C方向へばねにより付勢されている。この図6の状態では、ロック釦33の嵌合部33aが、本体側板1a、1bに形成されただるま孔部34a、34bに嵌合していて、ガイド本体部27を図1に示す位置に保持し、嵌合部33a、33aがそれぞれ矢印B、C方向へ移動されると、ローラ軸19aがだるま孔部34a、34bから脱出することで、ガイド本体部27全体が上方へ回動可能となる。
【0027】
前記阻止ローラ機構32はフィルム導出部14近傍に位置する。
【0028】
前記フィルム巻回物8から引き出されたフィルム8aは、図1及び図2に示すように、フィルムガイド部16のガイドローラ17及び阻止ローラ機構18を通して付着部12の補助付着部12aに付着されている。この状態では、このフィルム巻回物8のフィルム8aは不使用状態である。
【0029】
一方、フィルム巻回物10から引き出されたフィルム10aは、フィルムガイド部25のガイドローラ26、29、30、31及び阻止ローラ機構32を通して付着部12に付着されている。このフィルム10aは使用待機状態にある。
【0030】
しかして、フィルム10aを使用して図示しない被包装物を包装する場合には、フィルム導出部14に位置するフィルム10aを摘んで引き出して、作業台2側で被包装物を巻回し、次いで、カッタ11方向へ移動させてフィルム10aを熱溶断し、そして、被包装物の巻回フィルムを熱盤15にて熱溶着する。
【0031】
次に、フィルム巻回物8のフィルム8aを使用して被包装物を包装するには、先のフィルム巻回物10のフィルム10aを図7、図8に示すように、付着部12から剥がして、阻止ローラ機構32下方に垂らして(あるいは図7二点差線のようにフィルム10a同士を付着させて)格納状態とした上で、フィルム8aをフィルム導出部14から引き出して被包装物の包装、切断及びシールを同様に行う。
【0032】
ここで、フィルム巻回物8を交換あるいは新たなフィルム巻回物をセットする場合には、フィルムガイド部25のガイド本体部27を、図9に示すように、回動により変位させる。すると装置本体1に、フィルム巻回物セット用空間35が形成される。この場合その空間35はフィルム導出部14も含む。
【0033】
上記空間35を通して使用済みのフィルム巻回物の取り出し、あるいは新たなフィルム巻回物のセットを行うことができる。しかも、該フィルムガイド部25のガイド本体部27は、フィルム10aを保持したまま変位するから、フィルム10aがフィルムガイド部25から脱落することもなく、総じてフィルム巻回物の交換あるいはセットを他のフィルム巻回物10及び引き出されたフィルム10aを取外すことなく簡単に行うことができる。
【0034】
なお、他の支持部9のフィルム巻回物を交換あるいは新たにセットする場合には、図10に示すように、作業台2を回動させると良い。
【0035】
このように本実施例によれば、フィルムガイド部25を変位させて、他の支持部7及びフィルムガイド部16に対応するフィルム巻回物セット用空間35を形成する構成としたから、その空間35を通して使用済みのフィルム巻回物の取り出し、あるいは新たなフィルム巻回物のセットを行うことができ、しかも、該フィルムガイド部25は、フィルム10aを保持したまま変位するから、フィルム10aがフィルムガイド部25から脱落することもなく、総じてフィルム巻回物の交換あるいはセットを他のフィルム巻回物及び引き出されたフィルムを取外すことなく簡単に行うことができる。
【0036】
また、本実施例によれば、被包装物の置き台やカバーなどに使用される作業台2が存在する場合に、この作業台2の下方部に支持部7を設けたから、フィルム巻回物8をデッドスペースとなりがちな作業台2下方部にセットできて、コンパクト化を図り得る。しかも、この作業台2とフィルムガイド部25とを回動変位させることにより、フィルム巻回物セット用空間35を良好に形成することができる。
【0037】
また、別の支持部9を一つの支持部7の後方に、前後に並ぶ形態に設ける構成としたから、複数のフィルム巻回物を装着可能でありながら装置全体を平型にできて、コンパクト化が図れる。
【0038】
さらに、フィルムガイド部25が、当該フィルムガイド部25にガイドされたフィルム10aを、一つの支持部7に支持されたフィルム巻回物8から隔離するための隔離板部28cを備えた構成としたから、フィルムガイド部25にガイドされたフィルム10aが、フィルム巻回物8に付着することを防止でき、特に、フィルム10aをフィルム巻回物8のごく近くを通す場合に有効である。
【0039】
また、フィルムガイド部25がフィルム10引出端近くを戻り阻止状態に保持するフィルム戻り阻止手段たる阻止ローラ機構32を備えているから、フィルムガイド部25におけるフィルム10aの戻りを阻止できて、フィルム保持が確実となる。なお、フィルムガイド部16も阻止ローラ機構18を備えているから、このフィルムガイド部16においてもフィルム保持が確実となる。
【0040】
この場合、阻止ローラ機構32、18を、フィルム戻り防止ローラ19と、このフィルム戻り防止ローラ19の一方向のみへの回転を許容するワンウエークラッチ20とから構成するようにしたから、コンパクトで簡単な構成で、フィルムの保持を図ることができる。
【0041】
なお上記実施例においては、カッタ11及び熱盤15を備えたことで、フィルム巻回物のフィルムとして熱可塑性フィルムが好適する。
【0042】
図11及び図12は本発明の第2の実施例を示しており、この実施例においては、熱収縮性フィルムを巻回したフィルム巻回物の使用にも好適するようにしている。すなわち、前記カッタ11及び熱盤15を備える他に、この熱盤15の下方部に加熱室41を形成している。この加熱室41の底部には加熱室用熱盤42を設けており、これは内部にヒータ線を備えて構成されている。また加熱室41の奥部には温風循環用の送風手段たる送風機43が設けられており、この送風機43は、ケーシング44及び横流ファン45を備えて構成されている。
【0043】
この送風機43及び加熱室用熱盤42により加熱室41内に温風(熱風)を矢印で示すように循環するようになっている。また、前記熱盤15の前部にはシール用の加熱器46が設けられている。さらに、加熱室41の前面には扉47が設けられている。
【0044】
図12には電気的構成を示しており、カッタ11のヒータ線11a、熱盤15のヒータ線15a、加熱室用熱盤42のヒータ線42a、加熱器46のヒータ線46aはそれぞれ温度調節回路48〜51により入力電力可変に構成されていて、温度調節ができるようになっている。なお、52は電源スイッチ、53は送風機用モータ、54は電流ヒューズ、55は電源オン表示器である。
【0045】
この実施例において、二つのフィルム巻回物のうち一方を、熱可塑性フィルムを巻回したフィルム巻回物とし、他方を、熱収縮性フィルムを巻回したフィルム巻回物としても、良好に被包装物を包装できるものである。つまり、熱可塑性フィルムを巻回したフィルム巻回物を用いた場合には、カッタ11及び熱盤15によりフィルムの切断及び溶着(シール)ができる。
【0046】
また、熱収縮性フィルムを巻回したフィルム巻回物を用いた場合には、カッタ11によりフィルムの切断をし、熱盤15により、被包装物包装状態のフィルムの全体的な溶着(シール)をし、加熱器46により線状の溶着をしてシールの確実性を図り、その後加熱室41に被包装物を収容して加熱し、熱収縮包装(シュリンク包装)する。
【0047】
この実施例によれば、熱可塑性フィルムのフィルム巻回物を使用した包装と、熱収縮性フィルムのフィルム巻回物を使用した包装(シュリンク包装)とが可能となり、実用上極めて便利である。また、複数のフィルム巻回物の全部を、熱可塑性フィルムのフィルム巻回物としても良いし、熱収縮性フィルムのフィルム巻回物としても良い。
【0048】
なお、上記した各実施例では、フィルムガイド部を一対の支持ローラから構成したが、例えばフィルム巻回物の中心(芯)を支持する構成としても良い。また、第2の実施例における温度調節回路は適宜設ければ良い。
【0049】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、複数のフィルム巻回物を備えそのフィルム巻回物を択一的に使用する包装装置において、新たなフィルム巻回物をセットする場合あるいは交換などする場合に、既にセットしてある別のフィルム巻回物及びフィルム引出部分を取外す面倒をなくすことができ、新たにフィルム巻回物のセットあるいは交換を極めて簡単にできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す全体の破断側面図
【図2】全体の側面図
【図3】図7のF−F線に沿う断面図
【図4】図7のG−G線に沿う断面図
【図5】図4のI−I線に沿う断面図
【図6】図7のH−H線に沿う断面図
【図7】作用説明のための全体の破断側面図
【図8】要部の縦断側面図
【図9】作用説明のための要部の縦断側面図
【図10】作用説明のための要部の縦断側面図
【図11】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図12】電気回路図
【符号の説明】
1は装置本体、2は作業台、7は支持部、8はフィルム巻回物、9は支持部、10はフィルム巻回物、11はカッタ、14はフィルム導出部、15は熱盤、16はフィルムガイド部、18は阻止ローラ機構(フィルム戻り阻止手段)、19はフィルム戻り防止ローラ、20はワンウエークラッチ、25はガイド部、27はガイド本体部、32阻止ローラ機構(フィルム戻り阻止手段)、41は加熱室、42は加熱室用熱盤、43は送風機を示す。
Claims (7)
- 装置本体に設けられ、フィルム巻回物を回転可能に支持する複数の支持部と、
前記装置本体に設けられたフィルム導出部と、
前記複数の支持部に対応して設けられ、該複数の支持部に支持されたフィルム巻回物から引き出されたフィルムをそれぞれ前記フィルム導出部に導く複数のフィルムガイド部と、
このフィルム導出部から導出されたフィルムを切断するカッタと、
被包装物に巻回されたフィルムをシールする熱盤と
を備え、
前記少なくとも一つのフィルムガイド部を、当該フィルムを保持したまま変位可能に構成し、その変位により、他の支持部及びフィルムガイド部に対応するフィルム巻回物セット用空間を形成する構成としたことを特徴とする包装装置。 - 装置本体の上面部に作業台が備えられ、
この作業台の下方部に一つの支持部が設けられ、
前記作業台の下方で且つ前記支持部の上方部に、別の支持部に対応するフィルムガイド部が設けられ、
このフィルムガイド部及び前記作業台が回動変位可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の包装装置。 - 別の支持部が一つの支持部の後方に、前後に並ぶ形態に設けられていることを特徴とする請求項2記載の包装装置。
- フィルムガイド部は、当該フィルムガイド部にガイドされたフィルムを、一つの支持部に支持されたフィルム巻回物から隔離するための隔離部材を備えたことを特徴とする請求項2記載の包装装置。
- フィルムガイド部はフィルム引出端近くを戻り阻止状態に保持するフィルム戻り阻止手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の包装装置。
- フィルム戻り阻止手段は、フィルム戻り防止ローラと、このフィルム戻り防止ローラの一方向のみへの回転を許容するワンウエークラッチから構成されていることを特徴とする請求項5記載の包装装置。
- 加熱室が設けられていることを特徴とする請求項1記載の包装装置。
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