JP2005005013A - コンタクト、及びコネクタ装置 - Google Patents

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Hiroshi Endo
宏 遠藤
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Abstract

【課題】接触に際して高い信頼性を確保すること。
【解決手段】基部11から第1の方向Aへ延び仮想基準面Fを交差する第2の方向B及び第3の方向Cへ変位可能な第1及び第1のバネ部21,31とを有し、前記第1のバネ部21は、前記基部11から前記第2の方向Bで前記仮想基準面Fの第1の領域F1へ曲げられている第1の連結部23と、前記第3の方向Cで前記仮想基準面Fの第2の領域F2へ曲げられている第1の接触部25とを有し、前記第2のバネ部31は、前記基部11から前記第3の方向Cで前記第2の領域F2へ曲げられている第2の連結部33と、前記第1の領域F1へ曲げられている第2の接触部35とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相手コンタクトに接離可能に接続するコンタクト、及びコネクタとコネクタに互いに接離可能に接続する相手コネクタとを有するコネクタ装置に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコネクタとしては、雌雄ハウジングに、それぞれ接触バンプを相手ハウジングに向けて雌雄フィルムコンタクトを取り付け、雌雄ハウジングを互いに嵌合させた状態で雌雄フィルムコンタクトの接触バンプ同士を当接接触させたバットジョイントコネクタがある(例えば、引用文献1を参照)。
【0003】
また、導電板からなる平板状の雄機能部と雄機能部に嵌合可能な雌機能部を有し、雌機能部は雄機能部のなす平面と平行に平板状の面接触部を有し押す機能部と面接触部は厚さ方向に導電板の厚さ分だけ位置がずれており、かつ雄機能部と雌機能部との間には、嵌合方向にスリットが形成されており、対向して相互に接触する接続端子がある(例えば、引用文献2を参照)。
【0004】
さらに、一方の接続端子の凹部に他方の接続端子の凸部が挿し入れられると、凹部の開口入り口部分(凸部の挿入方向先端側)が、凸部の形状に応じて弾性変形して凸部を受け入れ、凸部がさらに凹部の内部に入り込むと、凹部が凸部の形状に合わせて弾性変形して広がり、このときに発生する凹部の反発力でもって、挿し入れられた凸部が凹部によって押される接続端子がある(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−29648号公報(第1頁、図1)
【0006】
【特許文献2】
特開平7−288148号公報(第1頁、図1)
【0007】
【特許文献3】
特開2003−45540号公報(第3頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、引用文献1では、上下からの押し付け方式であるので、その押し付け力が反発力を受けるのでロック構造が必要となるという問題がある。
【0009】
また、引用文献2では、雄機能部と雌機能部との長さ寸法が短く、幅方向の寸法が広いので、バネ定数が高いことから高い接触力となり、対向して相互に接触する接続端子の挿入力が高くなるので、このような接続端子ではインシュレータに多芯数のコンタクトを有するコネクタを構成できないという問題がある。
【0010】
また、引用文献2の接続端子は、相手コンタクトと接続する際のピッチのずれ、あるいは中心軸のずれなどの板厚方向へのロケーション・エラーを吸収することができないので、基板に実装するようなコネクタを得ることができないという問題がある。
【0011】
さらに、引用文献3では、実質上の接続端子同士の嵌合を考慮したときに、凸部の部分の距離が長いため、凹部の側壁が後退して後方へ回転してしまうので正しい嵌合ができないという問題がある。
【0012】
それ故に本発明の課題は、高い接触力を発生できるコンタクト、及びコネクタ装置を提供することにある。
【0013】
また、本発明の他の課題は、接触に際して高い信頼性が確保できるコンタクト、及びコネクタ装置を提供することにある。
【0014】
さらに、本発明の他の課題は、部品管理点数を削減や部品管理を簡素化でき、さらに、組立作業ミスを防ぐことができるコンタクト、及びコネクタ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、基部と、該基部から第1の方向で仮想基準面に沿って延びかつ該仮想基準面を基準として該仮想基準面を交差する第2の方向及び該第2の方向とは逆な向きである第3の方向へ変位可能な第1のバネ部と、前記仮想基準面を基準として前記第1の方向を直交しかつ前記仮想基準面に対して平行な第4の方向で、前記第1のバネ部に隣り合って前記基部から前記第1の方向で仮想基準面に沿って延びかつ前記第2の方向及び前記第3の方向へ変位可能な第2のバネ部とを含む導電性のコンタクトにおいて、前記第1のバネ部は、前記仮想基準面に対して前記基部から前記第2の方向で前記仮想基準面の一面上の第1の領域へ突出する形態に曲げられている第1の連結部と、該第1の連結部に連接し前記仮想基準面に対して前記第3の方向で前記仮想基準面のもう一方の一面上の第2の領域へ突出する形態に曲げられている第1の接触部とを有し、前記第2のバネ部は、前記仮想基準面に対して前記基部から前記第3の方向で前記第2の領域へ突出する形態に曲げられている第2の連結部と、該第2の連結部に連接し前記第1の領域へ突出する形態に曲げられている第2の接触部とを有していることを特徴とするコンタクトが得られる。
【0016】
また、本発明によれば、コネクタと相手コネクタとを相対的に嵌合することによって相互に接続するコネクタ装置であって、前記コネクタは、導電性のコンタクトと、該コンタクトを保持したインシュレータとを有し、前記コンタクトは、基部と、該基部から第1の方向で仮想基準面に沿って延びかつ該仮想基準面を基準として該仮想基準面を交差する第2の方向及び該第2の方向とは逆な向きである第3の方向へ変位可能な第1のバネ部と、前記仮想基準面を基準として前記第1の方向を直交しかつ前記仮想基準面に対して平行な第4の方向で、前記第1のバネ部に隣り合って前記基部から前記第1の方向で仮想基準面に沿って延びかつ前記第2の方向及び前記第3の方向へ変位可能な第2のバネ部と含むコネクタ装置において、前記相手コネクタは、前記コンタクトと同じ形状である相手コンタクトと、該相手コンタクトを保持した相手インシュレータとを有し、前記第1のバネ部は、前記仮想基準面に対して前記基部から前記第2の方向で前記仮想基準面の一面上の第1の領域へ突出する形態に曲げられている第1の連結部と、該第1の連結部に連接し前記仮想基準面に対して前記第3の方向で前記仮想基準面のもう一方の一面上の第2の領域へ突出する形態に曲げられている第1の接触部とを有し、前記第2のバネ部は、前記仮想基準面に対して前記基部から前記第3の方向で前記第2の領域へ突出する形態に曲げられている第2の連結部と、該第2の連結部に連接し前記第1の領域へ突出する形態に曲げられている第2の接触部とを有し、前記コネクタと前記相手コネクタとを嵌合した状態で、前記インシュレータに保持した前記コンタクトの前記第1の接触部と前記相手コンタクトの前記第1の接触部とが互いに前記第2及び第3の方向で押圧して接触しかつ前記コンタクトの前記第2の接触部に前記相手コンタクトの前記第2の接触部とが互いに前記第2及び第3の方向で押圧して接触するように前記相手コンタクトが所定の姿勢で前記相手インシュレータに保持されていることを特徴とするコネクタ装置が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係るコンタクトの一実施の形態例を説明する。図1及び図2は、一実施の形態例におけるコンタクトを示している。
【0018】
図1及び図2を参照して、コンタクト1Aは、平板状の基部11と、基部11の一側から第1の方向A(図2を参照)へ延びている第1のバネ部21と、基部11の一側から第1の方向Aへ延びている第2のバネ部31と、基部11の一側とは反対側から延びている接続部41とを有している。
【0019】
コンタクト1Aは、導電板をプレスによってコンタクト形状に打ち抜き加工した後に、板厚方向に曲げ加工を施すことによって作ることができる。なお、この実施の形態例における第1のバネ部21及び第2のバネ部31は、導電板をプレスによってコンタクト形状に打ち抜く際に帯板形状に打ち抜かれ、帯板形状部分を板厚方向に曲げ加工を施すことによって得られる。
【0020】
第1のバネ部21は、図2に示すように、基部11から第1の方向Aで仮想基準面Fに沿って延びかつ仮想基準面Fを基準として仮想基準面Fを交差する第2の方向B及び第2の方向Bとは逆な向きである第3の方向Cへ変位可能な部分である。
【0021】
第1のバネ部21は、仮想基準面Fに対して基部11から第2の方向Bで仮想基準面Fの一面上における第1の領域F1へ突出する形態に曲げられている第1の連結部23と、第1の連結部23に連接し仮想基準面Fに対して第3の方向Cで仮想基準面Fのもう一方の一面上の第2の領域F2へ突出する形態に曲げられている第1の接触部25とを有している。
【0022】
したがって、図2によって明らかなように、第1のバネ部21を側面から見ると、全体が略S字形に曲げられている。なお、この実施の形態例においては、基部11の一側端P1から仮想基準面Fを交差する部分P2までの範囲を第1の連結部23とし、仮想基準面Fを交差する部分P2から第1のバネ部21の先端までの範囲を第1の接触部25としている。
【0023】
第2のバネ部31は、図2及び図3に示すように、仮想基準面Fを基準として第1の方向Aを直交し仮想基準面Fに対して平行な第4の方向D(図3を参照)で第1のバネ部21に所定間隔をもって隣り合い、基部11から第1の方向Aで仮想基準面Fに沿って延びかつ第2の方向B及び第3の方向Cへ変位可能な部分である。
【0024】
第2のバネ部31は、仮想基準面Fに対して基部11から第3の方向Cで前記第2の領域F2へ突出する形態に曲げられている第2の連結部33と、第2の連結部33に連接し第1の領域F1へ突出する形態に曲げられている第2の接触部35とを有している。
【0025】
さらに、第1の接触部25の自由端は、第1の領域F1へ入り込むように延びている。第2の接触部35の自由端は、第2の領域F2へ入り込むように延びている。第1の接触部25は、略円弧状に曲げられた部分であり、その曲げ部分の頂部の外面が第1の接点部25aとなっている。同様に、第2の接触部35は、略円弧状に曲げられた部分であり、その曲げ部分の頂部の外面が第2の接点部35aとなっている。
【0026】
また、第1の接触部25の自由端及び第1の接点部25a間の部分は、図示しない相手コンタクトを第1の接点部25aへ誘う第1の誘い部25bとなっており、第2の接触部35の自由端及び第2の接点部35a間の部分は、図示しない相手コンタクトを第1の接点部35aに誘う第2の誘い部35bとなっている。
【0027】
したがって、図2によって明らかなように、第2のバネ部31を側面から見ると、全体が略S字形に曲げられている。なお、この実施の形態例においては、基部11の一側端P1から仮想基準面Fを交差する部分P2までの範囲を第2の連結部33とし、仮想基準面Fを交差する部分P2から第2のバネ部31の先端までの範囲を第2の接触部35としている。
【0028】
図1及び図2は、コンタクト1Aに相手コンタクトが接触していない自然状態を示しており、相手コンタクトが第1の接点部25aに接触したときには、相手コンタクトによって第1の接触部25が第3の方向Cへ押圧される。このとき、第1のバネ部21は、反発力によって第2の方向Bへバネ荷重が加わっているので相手コンタクトに対して所定の接触力によって接触状態を維持する。
【0029】
また、同時に相手コンタクトが第2の接点部35aに接触したときには、相手コンタクトによって第2の接触部35が第2の方向Bへ押圧される。このとき、第2のバネ部31は、反発力によって第3の方向Cへバネ荷重が加わっているので相手コンタクトに対して所定の接触力によって接触状態を維持する。
【0030】
なお、相手コンタクトをコンタクト1Aと同じ形状のものを採用した場合には、コンタクト1Aの第1の接点部25aと相手コンタクトの第1の接点部が接触し、コンタクト1Aの第1の接触部25と相手コンタクトの第1の接触部とが第1及び第2の方向B,Cで、互いに押圧している状態で接触する。この際、コンタクト1Aの第2の接点部35aと相手コンタクトの第2の接点部が接触し、コンタクト1Aの第2の接触部35と相手コンタクトの第2の接触部とが第1及び第2の方向B,Cで、互いに押圧している状態で接触する。
【0031】
上述したように、第1のバネ部21及び第2のバネ部31は、相手コンタクトと接触したときには、相反するように第2及び第3の方向B,Cへ反発力を発生するので、相手コンタクトとの接触力が高くなる。
【0032】
また、基部11には、後述するインシュレータにコンタクト1Aを保持するために複数の突起部11a,11bが形成されている。突起部11a,11bは、基部11の第4の方向D(図3を参照)の両辺から突出している部分である。
【0033】
以下に、上述したコンタクト1Aと、同じ形状を呈する相手コンタクトを採用してコンタクト1A及び相手コンタクトを接触させるコネクタ装置の一実施の形態例を説明する。
【0034】
図4は相手コンタクト1Bを示している。図4によって明らかなように、相手コンタクト1Bは、コンタクト1Aと同じ形状を呈しているため、図1に示したコンタクト1Aに付した符号と同じ符号を付して相手コンタクト1Bの説明を省略する。
【0035】
図5は、一実施の形態例におけるコネクタ装置を示している。コネクタ装置は、コネクタと相手コネクタとからなり、図5は、コネクタと相手コネクタとが嵌合している状態を示している。
【0036】
図1乃至図3、図5を参照して、コネクタ51は、図1乃至図3に示したコンタクト1Aと、コンタクト1Aを保持している略箱形状のインシュレータ53とを有している。
【0037】
インシュレータ53は、一面に大きな溝部が形成されている嵌合部53aを有している。嵌合部53aには、コンタクト1Aの第1及び第2のバネ部21,31が位置している。基部11は、嵌合部53aの一部を構成するインシュレータ53の底壁部53bに形成されている穴(図示せず)に圧入されて突起部11a,11bがインシュレータ53に係合されている。接続部41は、インシュレータ53の外に位置しており、基部11に対して略直角に曲げられている部分がプリント回路基板のような基板61に設けられている導電部に半田によって接続されている。即ち、この実施の形態例におけるコネクタ51は、基板61上に実装される表面実装タイプとなっている。
【0038】
さらに、図1乃至図3、図5を参照して、相手コネクタ71は、図1乃至図3に示したコンタクト1Aと同じ形状のコンタクト1Aと、コンタクト1Aを保持している略箱形状の相手インシュレータ73を有している。
【0039】
相手インシュレータ73は、一面に大きな溝部が形成されている相手嵌合部73aを有している。相手嵌合部73aには、コンタクト1Aの第1及び第2のバネ部21,31が位置している。基部11は、相手嵌合部73aの一部を構成する相手インシュレータ73の相手底壁部73bに形成されている穴(図示せず)に圧入されて突起部11a,11bが相手インシュレータ73に係合されている。接続部41は、相手インシュレータ73の外に位置しており、基部11に対して略直角に曲げられている部分がプリント回路基板のような相手基板81に設けられている導電部に半田によって接続されている。即ち、この実施の形態例における相手コネクタ71は、相手基板81上に実装される表面実装タイプとなっている。
【0040】
図1、図2、及び図5にて明らかなように、相手コンタクト1Bは、図2に示した仮想基準面Fでコンタクト1Aを180度の角度で反転させた所定の姿勢の形態で相手インシュレータ73に保持されている。
【0041】
ここで、具体例として、相手コネクタ71を固定側として、コネクタ51を可動側とした場合には、図2に示した第1の方向Aでコネクタ51を移動させることによって、相手嵌合部73aの所定位置まで嵌合部53aが入り込み嵌合する。
【0042】
この際、相手コンタクト1Bの第2の誘い部25aにコンタクト1Aの第1の誘い部25aが誘われ互いに誘導しつつ移動し、嵌合した時に相手コンタクト1Bの第1の接触部25における第1の接点部25aと、コンタクト1Aの第1の接触部25における第1の接点部25aが接触し、同時に、相手コンタクト1Bの第2の誘い部35aにコンタクト1Aの第2の誘い部35aが誘われ互いに摺動しつつ移動し、嵌合したときに相手コンタクト1Bの第2の接点部35aとコンタクト1Aの第2の接点部35aが接触する。
【0043】
上述したように、コネクタ51と相手コネクタ71とが嵌合している状態では、コンタクト1Aの第1の接点部25aに相手コンタクト1Bの第1の接点部25aが接触した状態で、第2及び第3の方向B,Cで互いに押圧されることによって接触し、コンタクト1Aの第2の接点部35aに相手コンタクト1Bの第2の接点部35aが接触した状態で第2及び第3の方向B,Cで互いに押圧されることによって接触して接触状態を維持する。
【0044】
なお、相手コンタクト1Bとは、コンタクト1Aと異なる形状であっても弾性を持つ形状であれば所定の接触力が得られる。また、コネクタ装置は、コネクタ51を基板61に表面に実装する表面実装タイプ、相手コネクタ71を相手基板81の表面に実装する表面実装タイプの構成により説明したが、コネクタ51及び相手コネクタ71のいずれか一方が機器にレセプタクル側コネクタとして組み付けられているものに対して、他方をプラグ側コネクタとして使用するようなものであってもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るコンタクト、及びコネクタ装置によれば、変位可能な第1及び第2のバネ部を有し、第1のバネ部は、前記基部から第2の方向で仮想基準面の第1の領域へ曲げられている第1の連結部と、第3の方向で仮想基準面の第2の領域へ曲げられている第1の接触部とを有し、第2のバネ部は、基部から第3の方向で第2の領域へ曲げられている第2の連結部と、第1の領域へ曲げられている第2の接触部とを有しているので、相手コンタクトと接触した際に、第1及び第2のバネ部が相反する第2及び第3の方向で反発力を発生することから高い接触力を発生させることができる。
【0046】
また、本発明に係るコンタクト、及びコネクタ装置によれば、第1のバネ部に大1の接点部を、第2のバネ部に第2の接点部を形成しているので、接触に際して高い信頼性が確保できる。
【0047】
また、本発明に係るコンタクト、及びコネクタ装置によれば、第1及び第2の誘い部に誘われて摺動しつつ第1及び第2の接点部で接触するので、摺動部分の摩擦によって第1及び第2の接点部に付着した付着物を取り除くようなワイピング効果が得られる。
【0048】
また、本発明に係るコンタクト、コネクタ装置によれば、同一な形状のコンタクトと相手コンタクトを採用することができるので、部品管理点数を削減や部品管理を簡素化でき、さらに、組立作業ミスを未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンタクトの一実施の形態例を示す斜視図である。
【図2】図1に示したコンタクトの側面図である。
【図3】図1に示したコンタクトの平面図である。
【図4】図1に示したコンタクトと同じ形状の相手コンタクトを示す斜視図である。
【図5】図1に示したコンタクトと図4に示した相手コンタクトを採用したコネクタ装置を嵌合した状態で示す断面図である。
【符号の説明】
1A コンタクト
1B 相手コンタクト
11 基部
11a,11b 突起部
21 第1のバネ部
23 第1の連結部
25 第1の接触部
25a 第1の接点部
25b 第1の誘い部
31 第2のバネ部
33 第2の連結部
35 第2の接触部
35a 第2の接点部
35b 第2の誘い部
41 接続部
53 インシュレータ
53a 嵌合部
53b 底壁部
61 基板
71 相手コネクタ
73 相手インシュレータ
73a 相手嵌合部
73b 底壁部
81 相手基板
A 第1の方向
F 仮想基準面
B 第2の方向
C 第3の方向
D 第4の方向
F1 第1の領域
F2 第2の領域

Claims (6)

  1. 基部と、該基部から第1の方向で仮想基準面に沿って延びかつ該仮想基準面を基準として該仮想基準面を交差する第2の方向及び該第2の方向とは逆な向きである第3の方向へ変位可能な第1のバネ部と、前記仮想基準面を基準として前記第1の方向を直交しかつ前記仮想基準面に対して平行な第4の方向で、前記第1のバネ部に隣り合って前記基部から前記第1の方向で仮想基準面に沿って延びかつ前記第2の方向及び前記第3の方向へ変位可能な第2のバネ部とを含む導電性のコンタクトにおいて、
    前記第1のバネ部は、前記仮想基準面に対して前記基部から前記第2の方向で前記仮想基準面の一面上の第1の領域へ突出する形態に曲げられている第1の連結部と、該第1の連結部に連接し前記仮想基準面に対して前記第3の方向で前記仮想基準面のもう一方の一面上の第2の領域へ突出する形態に曲げられている第1の接触部とを有し、
    前記第2のバネ部は、前記仮想基準面に対して前記基部から前記第3の方向で前記第2の領域へ突出する形態に曲げられている第2の連結部と、該第2の連結部に連接し前記第1の領域へ突出する形態に曲げられている第2の接触部とを有していることを特徴とするコンタクト。
  2. 請求項1記載のコンタクトにおいて、前記第1の接触部の自由端が前記第1の領域へ延びており、前記第2の接触部の自由端が第2の領域へ延びており、前記第1の接触部の曲げ部分の頂部の外面が前記第1の接触部と同じ形状をもつ相手コンタクトの第1の接触部により前記第2の方向で押圧されて接触する第1の接点部となっており、前記第2の接触部の曲げ部分の頂部の外面が前記コンタクトの前記第2の接触部と同じ形状をもつ前記相手コンタクトの第2の接触部により前記第3の方向で押圧されて接触する第2の接点部となっていることを特徴とするコンタクト。
  3. 請求項2に記載のコンタクトにおいて、前記コンタクトの前記第1の接触部の自由端及び前記第1の接点部間の部分が前記相手コンタクトの前記第1の接触部を前記コンタクトの前記第1の接点部へ誘う第1の誘い部となっており、前記コンタクトの前記第2の接触部の自由端及び前記第2の接点部間の部分が前記相手コンタクトの前記第2の接触部を前記第1の接点部へ誘う第2の誘い部となっていることを特徴とするコンタクト。
  4. コネクタと相手コネクタとを相対的に嵌合することによって相互に接続するコネクタ装置であって、前記コネクタは、導電性のコンタクトと、該コンタクトを保持したインシュレータとを有し、
    前記コンタクトは、基部と、該基部から第1の方向で仮想基準面に沿って延びかつ該仮想基準面を基準として該仮想基準面を交差する第2の方向及び該第2の方向とは逆な向きである第3の方向へ変位可能な第1のバネ部と、前記仮想基準面を基準として前記第1の方向を直交しかつ前記仮想基準面に対して平行な第4の方向で、前記第1のバネ部に隣り合って前記基部から前記第1の方向で仮想基準面に沿って延びかつ前記第2の方向及び前記第3の方向へ変位可能な第2のバネ部と含むコネクタ装置において、
    前記相手コネクタは、前記コンタクトと同じ形状である相手コンタクトと、該相手コンタクトを保持した相手インシュレータとを有し、
    前記第1のバネ部は、前記仮想基準面に対して前記基部から前記第2の方向で前記仮想基準面の一面上の第1の領域へ突出する形態に曲げられている第1の連結部と、該第1の連結部に連接し前記仮想基準面に対して前記第3の方向で前記仮想基準面のもう一方の一面上の第2の領域へ突出する形態に曲げられている第1の接触部とを有し、
    前記第2のバネ部は、前記仮想基準面に対して前記基部から前記第3の方向で前記第2の領域へ突出する形態に曲げられている第2の連結部と、該第2の連結部に連接し前記第1の領域へ突出する形態に曲げられている第2の接触部とを有し、
    前記コネクタと前記相手コネクタとを嵌合した状態で、前記インシュレータに保持した前記コンタクトの前記第1の接触部と前記相手コンタクトの前記第1の接触部とが互いに前記第2及び第3の方向で押圧して接触しかつ前記コンタクトの前記第2の接触部に前記相手コンタクトの前記第2の接触部とが互いに前記第2及び第3の方向で押圧して接触するように前記相手コンタクトが所定の姿勢で前記相手インシュレータに保持されていることを特徴とするコネクタ装置。
  5. 請求項4記載のコネクタ装置において、前記第1の接触部の自由端が前記第1の領域へ延びており、前記第2の接触部の自由端が第2の領域へ延びており、前記第1の接触部の曲げ部分の頂部の外面が第1の接点部となっており、前記第2の接触部の曲げ部分の頂部の外面が第2の接点部となっていることを特徴とするコネクタ装置。
  6. 請求項5に記載のコネクタ装置において、前記第1の接触部の自由端及び前記第1の接点部間が相手コンタクトを前記第1の接点部へ誘う第1の誘い部となっており、前記第2の接触部の自由端及び前記第2の接点部間が相手コンタクトを前記第2の接点部へ誘う第2の誘い部となっていることを特徴とするコネクタ装置。
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KR101493986B1 (ko) 2008-07-24 2015-02-17 한국단자공업 주식회사 탭터미널 및 이를 포함하는 터미널 어셈블리

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