JP2005004571A - 情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの嗜好に合わせた情報を提供できるようにする。
【解決手段】書籍情報管理サーバ37は、所定の時間毎に、非接触ICチップ32を介して、非接触ICタグ33から書籍IDを取得し、図書館内の書籍を管理している。ユーザにより、非接触ICカード31が、書籍店内の書籍の棚に装着されている非接触ICチップ32−1に近接された場合、非接触ICチップ32−1は、非接触ICカード31からユーザIDを取得し、ジャンルIDとともに顧客情報管理サーバ38に送信する。その後、非接触ICカード31が、表示装置34に近接された場合、顧客情報管理サーバ38は、ジャンルIDに対応する書籍情報を書籍情報管理サーバ37から取得するとともに、顧客情報を読み出し、これらに基づいてお勧め情報を生成する。表示装置34は、お勧め情報に基づく画像を表示する。本発明は無線通信を利用したシステムに適用することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、ユーザの嗜好に合わせた情報を提供できるようにした情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ユーザが商品を購入する場合、ユーザは、商品を販売している販売店に行き、そこにある商品を実際見て、自分が欲しいと思う商品を購入する。
【0003】
このような場合、販売店側のサービスとして、例えば、販売店内におけるユーザの位置をアクセスポイント経由で特定し、ユーザの位置に近い商品の詳細をユーザが有する携帯型情報端末に表示させるサービスが提案されている。
【0004】
また、例えば、無線タグを情報の媒体とすることで、局所的なエリアにおける広告や案内をユーザに発信する情報発信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−85494号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなシステムでは、販売店側は、ユーザの趣味や嗜好を知ることができないため、ユーザの趣味や嗜好に応じた情報を提供することは困難である。
【0007】
また、販売店側は、ユーザが実際販売店内にある商品の中から商品を選ぶ行為を確実にサポートするための情報を提供することもできないという問題があった。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの嗜好にあわせた情報を提供できるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報提供システムは、装着される対象物に対応する識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得手段と、ユーザに対する提供情報を要求する要求手段と、要求手段による提供情報の要求を受け付ける受付手段と、受付手段により、提供情報の要求が受け付けられた場合、取得手段により取得された第1の情報および第2の情報に基づいて、提供情報を生成する生成手段と、生成手段により生成された提供情報に基づく表示を行なう表示手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の情報提供方法は、装着される対象物に対応する識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得ステップと、ユーザに対する提供情報を要求する要求ステップと、要求ステップの処理による提供情報の要求を受け付ける受付ステップと、受付ステップの処理により、提供情報の要求が受け付けられた場合、取得ステップの処理により取得された第1の情報および第2の情報に基づいて、提供情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された提供情報に基づく表示を制御する表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の情報処理装置は、第1の他の情報処理装置が装着されている対象物の識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得手段と、ユーザに対する提供情報の要求を受け付ける受付手段と、受付手段により、提供情報の要求が受け付けられた場合、取得手段により取得された第1の情報および第2の情報に基づいて、提供情報を生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
前記対象物の識別情報に対応する対象物の詳細な情報である対象物情報を記憶する記憶手段と、取得手段により取得された第1の情報、および、記憶手段に記憶されている対象物情報に基づいて、第1の他の情報処理装置の有無を識別する識別手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0013】
前記受付手段により、提供情報の要求が受け付けられた場合、ユーザの識別情報に基づいて、ユーザの嗜好を表わす嗜好情報を他の第2の情報処理装置に要求する要求手段と、要求手段による要求に対応して、他の第2の情報処理装置から送信された嗜好情報を受信する受信手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0014】
前記取得手段により取得される第1の情報は、対象物に対応するジャンルの識別情報であるようにすることができる。
【0015】
前記取得手段により取得される第1の情報は、対象物の識別情報の他に、対象物の詳細な情報である対象物情報をさらに含むようにすることができる。
【0016】
前記取得手段により取得される第2の情報は、ユーザの識別情報の他に、ユーザの嗜好を表わす嗜好情報をさらに含むようにすることができる。
【0017】
前記生成手段により生成された提供情報を、提供情報に基づく表示を行なう表示装置に送信する送信手段をさらに備えるようにすることができる。
【0018】
前記受付手段により、提供情報の要求が受け付けられた場合、対象物の識別情報に基づいて、対象物の詳細な情報である対象物情報を他の第2の情報処理装置に要求する要求手段と、要求手段の要求に対応して、他の第2の情報処理装置から送信された対象物情報を受信する受信手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0019】
前記第2の情報に対応するユーザの嗜好を表わす嗜好情報を記憶する記憶手段をさらに備えるようにすることができる。
【0020】
前記対象物の識別情報に対応する対象物の詳細な情報である対象物情報を記憶する記憶手段をさらに備えるようにすることができる。
【0021】
本発明の情報処理方法は、第1の他の情報処理装置が装着されている対象物の識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得ステップと、ユーザに対する提供情報の要求を受け付ける受付ステップと、受付ステップの処理により、提供情報の要求が受け付けられた場合、取得ステップの処理により取得された第1の情報および第2の情報に基づいて、提供情報を生成する生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】
本発明のプログラムは、第1の他の情報処理装置が装着されている対象物の識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得ステップと、ユーザに対する提供情報の要求を受け付ける受付ステップと、受付ステップの処理により、提供情報の要求が受け付けられた場合、取得ステップの処理により取得された第1の情報および第2の情報に基づいて、提供情報を生成する生成ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0023】
本発明の情報提供システムおよび方法においては、装着される対象物に対応する識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報が取得され、ユーザに対する提供情報の要求が受け付けられた場合、第1の情報および第2の情報に基づいて、提供情報が生成され、提供情報に基づく表示が行なわれる。
【0024】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、第1の他の情報処理装置が装着されている対象物の識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報が取得され、ユーザに対する提供情報の要求が受け付けられた場合、第1の情報および第2の情報に基づいて、提供情報が生成される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0026】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
【0027】
請求項1に記載の情報提供システムは、装着される対象物(例えば、書籍)に対応する識別情報(例えば、ジャンルID)を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得手段(例えば、図16のステップS301の処理を実行する図3の受信部101)と、前記ユーザに対する提供情報を要求する要求手段(例えば、図18のステップS354の処理を実行する図9の要求部402)と、前記要求手段による前記提供情報の要求を受け付ける受付手段(例えば、図19のステップS401の処理を実行する図3の受信部101)と、前記受付手段により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記取得手段により取得された前記第1の情報および前記第2の情報に基づいて、前記提供情報を生成する生成手段(例えば、図19のステップS408の処理を実行する図3のお勧め情報生成部104)と、前記生成手段により生成された前記提供情報に基づく表示を行なう表示手段(例えば、図18のステップS357の処理を実行する図9の表示部405)とを備えることを特徴とする。
【0028】
請求項2に記載の情報提供方法は、装着される対象物に対応する識別情報(例えば、ジャンルID)を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得ステップ(例えば、図16のステップS301)と、前記ユーザに対する提供情報を要求する要求ステップ(例えば、図18のステップS354)と、前記要求ステップの処理による前記提供情報の要求を受け付ける受付ステップ(例えば、図19のステップS401)と、前記受付ステップの処理により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記取得ステップの処理により取得された前記第1の情報および前記第2の情報に基づいて、前記提供情報を生成する生成ステップ(例えば、図19のステップS408)と、前記生成ステップの処理により生成された前記提供情報に基づく表示を制御する表示制御ステップ(例えば、図18のステップS357)とを含むことを特徴とする。
【0029】
請求項3に記載の情報処理装置(例えば、図1の顧客情報管理サーバ38)は、第1の他の情報処理装置(例えば、図1の非接触ICチップ32)が装着されている対象物(例えば、書籍)の識別情報(例えば、ジャンルID)を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得手段(例えば、図16のステップS301の処理を実行する図3の受信部101)と、前記ユーザに対する提供情報の要求を受け付ける受付手段(例えば、図19のステップS401の処理を実行する図3の受信部101)と、前記受付手段により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記取得手段により取得された前記第1の情報および前記第2の情報に基づいて、前記提供情報を生成する生成手段(例えば、図19のステップS408の処理を実行する図3のお勧め情報生成部104)とを備えることを特徴とする。
【0030】
請求項4に記載の情報処理装置(例えば、図26の図書情報管理サーバ704)は、前記対象物の識別情報に対応する前記対象物の詳細な情報である対象物情報を記憶する記憶手段(例えば、図26の図書情報記憶部803)と、前記取得手段により取得された前記第1の情報、および、前記記憶手段に記憶されている前記対象物情報に基づいて、前記第1の他の情報処理装置の有無を識別する識別手段(例えば、図27のステップS703またはステップS706の処理を実行する図26の制御部802)とをさらに備えることを特徴とする。
【0031】
請求項5に記載の情報処理装置は、前記受付手段により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記ユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザの嗜好の嗜好を表わす嗜好情報を他の第2の情報処理装置(例えば、図29の顧客情報管理サーバ853)に要求する要求手段(例えば、図31のステップS802の処理を実行する図26の要求部805)と、前記要求手段による要求に対応して、前記他の第2の情報処理装置から送信された前記嗜好情報を受信する受信手段(例えば、図31のステップS804の処理を実行する図26の受信部801)とをさらに備えることを特徴とする。
【0032】
請求項7に記載の情報処理装置は、前記取得手段により取得される前記第1の情報は、前記対象物の識別情報の他に、前記対象物の詳細な情報である対象物情報(図22の書籍情報)をさらに含むことを特徴とする。
【0033】
請求項8に記載の情報処理装置は、前記取得手段により取得される前記第2の情報は、前記前記ユーザの識別情報の他に、前記ユーザの嗜好を表わす嗜好情報(図23のユーザ情報)をさらに含むことを特徴とする。
【0034】
請求項9に記載の情報処理装置は、前記生成手段により生成された前記提供情報を、前記提供情報に基づく表示を行なう表示装置に送信する送信手段(例えば、図19のステップS409の処理を実行する図3の送信部106)をさらに備えることを特徴とする。
【0035】
請求項10に記載の情報処理装置は、前記受付手段により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記対象物の前記識別情報に基づいて、前記対象物の詳細な情報である対象物情報を他の第2の情報処理装置に要求する要求手段(例えば、図19のステップS403の処理を実行する図3の要求部105)と、前記要求手段の要求に対応して、前記他の第2の情報処理装置から送信された前記対象物情報を受信する受信手段(例えば、図19のステップS405の処理を実行する図3の受信部101)とをさらに備えることを特徴とする。
【0036】
請求項11に記載の情報処理装置は、前記第2の情報に対応する前記ユーザの嗜好を表わす嗜好情報を記憶する記憶手段(例えば、図3の顧客情報記録部103)をさらに備えることを特徴とする。
【0037】
請求項12に記載の情報処理装置は、前記対象物の前記識別情報に対応する前記対象物の詳細な情報である対象物情報を記憶する記憶手段(例えば、図6の書籍情報記録部253)をさらに備えることを特徴とする。
【0038】
請求項13に記載の情報処理方法は、第1の他の情報処理装置が装着されている対象物の識別情報(例えば、ジャンルID)を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得ステップ(例えば、図16のステップS301)と、前記ユーザに対する提供情報の要求を受け付ける受付ステップ(例えば、図19のステップS401)と、前記受付ステップの処理により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記取得ステップの処理により取得された前記第1の情報および前記第2の情報に基づいて、前記提供情報を生成する生成ステップ(例えば、図19のステップS408)とを含むことを特徴とする。
【0039】
なお、請求項14に記載のプログラムの構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係は、上述した請求項13に記載の情報処理方法と同様であるので、その記載は省略する。
【0040】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0041】
図1は、本発明を適用した情報提供システム1の全体の構成例を示す図である。
【0042】
非接触IC(Integrated Circuit)カード31は、ユーザにより所有されており、非接触ICカード31には、所有しているユーザの識別情報(ユーザID)が予め記憶されている。非接触ICチップ32−1乃至32−nは、例えば、ジャンル毎に分けられたn段の棚(書籍の棚)にそれぞれ装着されており、それぞれの非接触ICチップ32−1乃至32−nには、そのジャンルの識別情報(ジャンルID)が記憶されている。nは、1以上の任意の数である。
【0043】
非接触ICチップ32−1が装着されている書籍の棚には、非接触ICタグ33−1−1乃至33−1−mが装着されたm冊の書籍が置かれており、非接触ICチップ32−nが装着されている書籍の棚には、非接触ICタグ33−n−1乃至33−n−mが装着された書籍が置かれている。販売店内の全ての書籍には、このような非接触ICタグが装着されており、それぞれの非接触ICタグには、装着される書籍に対応する書籍IDが記憶されている。mは1以上の任意の数であり、図1の例の場合は、7冊の書籍が置かれているので、m=7となる。
【0044】
以下、非接触ICチップ32−1乃至32−nを個々に区別する必要がない場合、単に非接触ICチップ32と称し、非接触ICタグ33−1−1乃至33−1−m、並びに非接触ICタグ33−1−1乃至33−1−mを個々に区別する必要がない場合、単に非接触ICタグ33と称する。
【0045】
非接触ICチップ32には、ICカードリーダ機能が備えられており、非接触ICカード31、または非接触ICタグ33が近接されたとき、電磁誘導を利用して通信し、それぞれに記憶されている情報を読み取り、LAN(Local Area Network)35を介して書籍情報管理サーバ37に情報を送信する。
【0046】
表示装置34は、LAN35を介して書籍情報管理サーバ37と通信したり、LAN35およびインターネット36を介して、ユーザ情報管理サーバ38と通信する。書籍情報管理サーバ37は、LAN35に接続されており、LAN35を介して、非接触ICチップ32と通信することにより、棚に置かれた書籍の情報を管理する。顧客情報管理サーバ38は、インターネット36およびLAN35を介して、非接触ICチップ32や表示装置34と通信したり、ユーザの嗜好に関する嗜好情報を管理する。
【0047】
顧客情報管理サーバ38は、非接触ICカードに記憶されている識別情報(ユーザID)に対応するユーザ情報(例えば、趣味や嗜好情報を含むユーザ情報)を予め記憶している。例えば、クレジットカードを非接触ICカード31として販売するクレジット会社が、ユーザの加入時に、ユーザの趣味や嗜好情報を含む情報を取得して、非接触ICカード31に識別情報を記憶させるとともに、顧客情報管理サーバ38に、その識別情報に対応するユーザ情報を登録させる等の処理を行なっている。
【0048】
書籍情報管理サーバ37は、非接触ICタグ33−1乃至33−mのそれぞれに記憶されている書籍の識別情報(書籍ID)に対応する書籍情報(例えば、ジャンル、著者、年齢層、および金額等を含む書籍情報)を予め記憶している。例えば、書籍店側が書籍入荷時に、書籍IDとそれに対応する書籍情報を非接触ICタグ33−1乃至33−m、並びに、書籍情報管理サーバ37に登録させる等の処理を行なっている。
【0049】
なお、非接触ICチップ32、非接触ICタグ33、書籍情報管理サーバ37、および表示装置34は、書籍店内(販売店内)に設置されている。また、顧客情報管理サーバ38は、インターネット36を介して、書籍店の外に設置されている(例えば、クレジット会社が管理している)。
【0050】
さらに、図1の例の場合、非接触ICカード31を所有するユーザを1人としたが、複数であってもよい。この場合、それぞれの非接触ICカード31には、それぞれ所有するユーザ毎に異なる識別情報(ユーザID)が記憶されている。
【0051】
図2は、図1の非接触ICカード31の機能的構成例を示すブロック図である。
【0052】
非接触ICカード31には、制御部71、メモリ72、送受信部73、およびアンテナ74が設けられている。
【0053】
メモリ72は、非接触ICカード31を所有するユーザの識別情報(ユーザID)を予め記憶している。送受信部73は、アンテナ74を介して、電磁誘導を利用する通信が可能な他の機器との間の通信を制御する。制御部71は、各種の要求信号を生成する。
【0054】
図2のメモリ72に記憶されているユーザの識別情報(ユーザID)に対応するユーザ情報は、図3の顧客情報管理サーバ38に記憶されている。
【0055】
図3は、図1の顧客情報管理サーバ38の機能的構成例を示すブロック図である。
【0056】
顧客情報管理サーバ38には、受信部101、読み取り情報記憶部102、顧客情報記録部103、お勧め情報生成部104、要求部105、および送信部106が設けられている。
【0057】
受信部101は、他の機器から送信されてきた情報を、インターネット36を介して受信し、受信した情報を読み取り情報記憶部102、お勧め情報生成部104、または要求部105に送信する。読み取り情報記憶部102は、受信部101から供給された情報を記憶したり、記憶している情報を、お勧め情報生成部104に供給する。顧客情報記録部103は、ユーザIDと、そのユーザIDに対応するユーザ情報(ユーザの趣味や嗜好情報を含む情報)を記録する。
【0058】
顧客情報記録部103には、図4に示されるような情報が予め記録されている。具体的には、非接触ICカード31−1乃至31−nのそれぞれに記憶されている複数のユーザID(図4の例の場合、ユーザA、ユーザB、ユーザC、およびユーザD)と、それぞれに対応するユーザ情報(図4の例の場合、ユーザAに対応してユーザ情報A、ユーザBに対応してユーザ情報B、ユーザCに対応してユーザ情報C、およびユーザDに対応してユーザ情報D)が記録されている。それぞれのユーザ情報(例えば、ユーザ情報A)には、対応するユーザの趣味や嗜好情報が含まれている。なお、ユーザ情報の詳細は、図23を参照して後述する。
【0059】
お勧め情報生成部104は、顧客情報記録部103に記録されているユーザ情報、および書籍情報に基づいて、ユーザにお勧めする情報であるお勧め情報を生成し、送信部106に出力する。要求部105は、他の機器に所定の情報を要求する信号を生成し、送信部106に供給する。例えば、要求部105は、受信部101により受信された書籍ジャンルIDに対応する書籍情報を、書籍情報管理サーバ37に要求する信号を生成し、送信部106に供給する。
【0060】
送信部106は、お勧め情報生成部104から供給されたお勧め情報、または要求部105から供給された要求信号を、インターネット36を介して対象となる機器に送信する。
【0061】
次に、図5を参照して、図1の非接触ICタグ33の機能的構成例を説明する。
【0062】
非接触ICタグ33は、メモリ201、送受信部202、およびアンテナ203により構成されている。
【0063】
メモリ201には、自分自身(非接触ICタグ33)が装着される書籍の識別情報(書籍ID)が予め記憶されている。送受信部202は、アンテナ203を介して電磁誘導を利用した通信が可能な機器との間の通信を制御する。
【0064】
図6は、図1の書籍情報管理サーバ37の機能的構成例を示すブロック図である。
【0065】
書籍情報管理サーバ37には、通信部251、制御部252、および書籍情報記録部253が設けられている。
【0066】
書籍情報記録部253には、図7に示されるように、非接触ICチップ32−1乃至32−nに記憶されている書籍の棚のジャンルID、並びに、その棚に置かれている複数の書籍の書籍IDおよびその書籍情報が記録されている。図7の例の場合、書籍の棚は4段(n=4)とされ、それぞれの書籍の棚に対応するジャンルIDは、ジャンルA、ジャンルB、ジャンルC、およびジャンルDとされる。また、それぞれのジャンルIDに対応する書籍IDは、ジャンルAに対して書籍Eおよび書籍Fとされ、ジャンルBに対して書籍Gおよび書籍Hとされ、ジャンルCに対して書籍Iおよび書籍Jとされ、ジャンルDに対して書籍Kおよび書籍Lとされている。また、それぞれの書籍IDに対応する書籍情報は、書籍Eに対して書籍情報Eとされ、書籍Fに対して書籍情報Fとされ、および書籍Gに対して書籍情報Gとされて、書籍情報記録部253に記録されている。これらの書籍情報には、書籍IDに対応する書籍のジャンル、著者、年齢層および金額等の情報が含まれている。なお、書籍情報の詳細は、図22を参照して後述する。
【0067】
通信部251は、いまの例の場合、非接触ICチップ32とLAN35を介して通信する他、LAN35およびインターネット36を介して顧客情報管理サーバ38と通信する。制御部252は、書籍情報記録部253から情報を読み出す制御処理等を実行する。
【0068】
図8は、図1の非接触ICチップ32の機能的構成例を示すブロック図である。
【0069】
非接触ICチップ32には、制御部301、メモリ302、送受信部303、アンテナ304、および通信部305が設けられている。
【0070】
メモリ302には、自分自身(非接触ICチップ32)が装着される書籍の棚の識別情報(ジャンルID)が予め記憶されている。送受信部303は、アンテナ304を介して電磁誘導を利用した通信が可能な機器との間の通信を制御する。制御部301は、メモリ302から情報を読み出す制御処理等を実行する。通信部305は、LAN35を介して、書籍情報管理サーバ37と通信する他、LAN35およびインターネット36を介して顧客情報管理サーバ38と通信する。
【0071】
図9は、図1の表示装置34の機能的構成例を示すブロック図である。
【0072】
表示装置34には、ICカードリーダライタ401、要求部402、送信部403、受信部404、および表示部406が設けられている。
【0073】
ICカードリーダライタ401は、電磁誘導を利用して通信する他の機器から情報を読み取ったり、他の機器に情報を書き込む。要求部402は、所定の情報を要求する信号を、送信部403に送信したり、ICカードリーダライタ401に送信する。送信部403は、LAN35を介して書籍情報管理サーバ37に情報を送信したり、LAN35およびインターネット36を介して顧客情報管理サーバ38に情報を送信する。受信部404は、LAN35を介して書籍情報管理サーバ37から情報を受信したり、LAN35およびインターネット36を介して顧客情報管理サーバ38から情報を受信する。表示部405は、受信部404から供給されたお勧め情報に基づく画像(またはテキスト等)を表示する。
【0074】
次に、図10を参照して、図9のICカードリーダライタ401の機能的構成例を説明する。図10を図2と比較して明らかなように、図10のICカードリーダライタ401は、図2の非接触ICカード31と、基本的に同様の構成とされている。
【0075】
すなわち、ICカードリーダライタ401は、図2の制御部71、メモリ72、送受信部73、およびアンテナ74に対応して、制御部451、メモリ452、送受信部453、およびアンテナ454を有している。対応する名称のものは対応する機能を有している。ただし、図10のメモリ452には、ユーザの識別情報(ユーザID)等は記憶されていない。
【0076】
次に、図11乃至図13を参照して、書籍の管理方法について説明する。
【0077】
最初に、図11のフローチャートを参照して、図8の非接触ICチップ32が実行する書籍ID読み取り処理を説明する。
【0078】
ステップS1において、非接触ICチップ32の制御部301は、非接触ICタグ33に、書籍IDを要求する信号を生成し、生成した要求信号を送受信部303に供給する。
【0079】
ステップS2において、送受信部303は、書籍IDの要求信号を、アンテナ304を介して、近接する(例えば、半径50cm以内の範囲にある)全ての非接触ICタグ33に送信する。例えば、非接触ICチップ32−1がこの処理(ステップS1およびステップS2の処理)を実行した場合、この非接触ICチップ32−1に近接する非接触ICタグ33−1−1乃至33−1−mに書籍IDの要求信号が送信される。要求信号を受信した非接触ICタグ33は、これに対して、要求を行なった非接触ICチップ32に書籍IDを送信してくる(後述する図12のステップS53)。
【0080】
そこで、ステップS3において、非接触ICチップ32の送受信部303は、近接する非接触ICタグ33から、アンテナ304を介して書籍IDを受信し、制御部301に供給する。
【0081】
ステップS4において、制御部301は、メモリ302に記憶されているジャンルID(非接触ICチップ32が装着されている書籍の棚に対応するID)を読み出す。
【0082】
ステップS5において、通信部305は、制御部301からの制御に基づいて、ステップS3で受信された書籍ID(近接する全ての書籍の書籍ID)およびステップS4で読み出されたジャンルIDを、LAN35を介して書籍情報管理サーバ37に送信する。
【0083】
ステップS6において、制御部301は、前回の書籍IDの要求(書籍IDの要求信号の生成)から、所定の時間(例えば、30秒)が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過するまで処理は待機され、所定の時間が経過したと判定された場合、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0084】
すなわち、図11の処理では、非接触ICチップ32が、所定の時間毎に、近接する非接触ICタグ33から書籍IDを取得し、自分自身に記憶されているジャンルIDとともに、書籍情報管理サーバ37に送信している。
【0085】
次に、図12のフローチャートを参照して、図11の非接触ICチップ32の処理に対応する図5の非接触ICタグ33における書籍ID読み出し処理を説明する。
【0086】
ステップS51において、非接触ICタグ33の送受信部202は、非接触ICチップ32から書籍IDが要求されたか(書籍IDの要求信号が送信されてきたか)否かを判定し、要求されたと判定されるまで処理は待機される。具体的には、上述した図11のステップS2で、非接触ICチップ32から書籍IDの要求信号が送信されたとき、YESと判定される。すなわち、この書籍IDの要求は、近接する非接触ICチップ32から送信されるものである。図1の例の場合、非接触ICチップ32−1から送信される書籍IDの要求は、非接触ICタグ33−1−1乃至33−1−mに受信される。
【0087】
ステップS51において、非接触ICチップ32から書籍IDが要求されたと判定された場合、ステップS52において、送受信部202は、メモリ201から書籍IDを読み出す。上述したように、メモリ201には、装着されている書籍の書籍IDが記憶されているので、その書籍IDが読み出される。
【0088】
ステップS53において、送受信部202は、ステップS51の処理で書籍IDを要求してきた非接触ICチップ32に、アンテナ203を介して書籍IDを送信し、処理を終了する。
【0089】
次に、図13のフローチャートを参照して、図11の非接触ICチップ32の処理に対応する図6の書籍情報管理サーバ37における書籍ID取得処理について説明する。
【0090】
ステップS101において、書籍情報管理サーバ37の制御部252は、非接触ICチップ32から(LAN35を介して)書籍IDおよびジャンルIDが送信されてきたか否かを判定し、書籍IDおよびジャンルIDが送信されてくるまで待機する。上述した図11で示されるように、非接触ICチップ32からは、所定の時間毎に書籍IDおよびジャンルIDが送信されてくる。図11のステップS5で、書籍IDおよびジャンルIDが送信されてきた場合、ステップS101の処理はYESと判定される。
【0091】
ステップS101で、非接触ICチップ32から書籍IDおよびジャンルIDが送信されてきたと判定された場合、ステップS102において、通信部252は、書籍IDおよびジャンルIDをLAN35を介して受信する。
【0092】
ステップS103において、制御部252は、受信された書籍IDを更新する。書籍は、ユーザにより購入されるため、書籍が書籍の棚から無くなることがある。そのため、ジャンルIDに基づいて書籍IDを更新することにより、書籍の棚に置かれている書籍を、書籍情報管理サーバ37が管理することができる。ステップS103の処理の後、処理はステップS101に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0093】
図11乃至図13の処理により、所定の時間毎に非接触ICチップ32が近接する(書籍の棚に置かれている)非接触ICタグ33に記憶されている書籍IDを読み取り、ジャンルIDとともに書籍情報管理サーバ37に送信することにより、書籍情報管理サーバ37で書籍を管理することができる。
【0094】
なお、いまの例の場合、非接触ICチップ32が書籍情報管理サーバ37に書籍IDとともにジャンルIDを送信するようにしているが、書籍IDに対応する書籍情報には、ジャンルに関する情報も含まれているため、ジャンルIDを必ずしも送る必要はない。
【0095】
次に、図14乃至図16を参照して、ユーザが販売店内において、興味のある書籍の棚に近接したときに実行される処理について説明する。この処理は、上述した図11乃至図13と並行して実行される処理である。
【0096】
最初に、図14のフローチャートを参照して、図8の非接触ICチップ32におけるユーザID取得処理について説明する。
【0097】
ステップS201において、非接触ICチップ32の送受信部303は、非接触ICカード31が近接されたか(例えば、半径50cm以内の範囲にあるか)否かを判定し、近接されると判定されるまで処理は待機される。具体的には、非接触ICカード31を所有するユーザが興味のある非接触ICチップ32に近接したとき、ステップS201においてYESと判定される。
【0098】
ステップS201において、非接触ICカード31が近接されたと判定された場合、ステップS202において、制御部301は、ユーザIDを要求する信号(ユーザIDの要求信号)を生成し、送受信部303に供給する。
【0099】
ステップS203において、送受信部303は、ユーザIDの要求信号をアンテナ304を介して、近接している非接触ICカード31(ステップS201で近接されたと判定された非接触ICカード31)に送信する。例えば、非接触ICカード31が非接触ICチップ32−1に近接された場合、非接触ICチップ32−1は、非接触ICカード31に対して、ユーザIDの要求信号を送信する。要求信号を受信した非接触ICカード31は、これに対して、要求を行なった非接触ICチップ32(いまの例の場合、非接触ICチップ32−1)にユーザID(例えば、ユーザA)を送信してくる(後述する図15のステップS254)。
【0100】
そこで、ステップS204において、送受信部303は、要求信号を送信した(近接する)非接触ICカード31から、アンテナ304を介してユーザID(例えば、ユーザA)を受信し、制御部301に供給する。
【0101】
ステップS205において、制御部301は、メモリ302に記憶されているジャンルID(非接触ICチップ32が装着されている書籍の棚に対応するID)(例えば、ジャンルA)を読み出す。
【0102】
ステップS206において、通信部305は、制御部301からの制御に基づいて、ステップS204で受信されたユーザIDおよびステップS205で読み出されたジャンルID(例えば、ジャンルA)を、LAN35およびインターネット36を介して顧客情報管理サーバ38に送信し、処理は終了される。
【0103】
図14の処理により、非接触ICチップ32は、ユーザが所有する非接触ICカード31が近接されると、その非接触ICカード31に記憶されているユーザIDを取得するとともに、自分自身に記憶されているジャンルIDを読み出し、これらを顧客情報管理サーバ38に送信する。この処理が繰り返されると、ユーザの興味のある書籍が置かれている書籍の棚のジャンルID(1つ以上のジャンルID)とユーザIDが顧客情報管理サーバ38に蓄積される。
【0104】
次に、図15のフローチャートを参照して、図14の非接触ICチップ32の処理に対応する図2の非接触ICカード31におけるユーザID読み出し処理を説明する。
【0105】
ステップS251において、非接触ICカード31の送受信部73は、非接触ICチップ32が近接されたか否かを判定し、近接されたと判定されるまで処理は待機される。ユーザは、自分自身のIDが記憶された非接触ICカード31を所有しており、これを興味のある書籍が置かれている棚(興味のあるジャンルの棚)に近接させることにより、非接触ICカード31と非接触ICチップ32の間で通信を行なわせる。この処理は、上述した図14のステップS201の処理に対応する処理である。すなわち、非接触ICカード31を所有するユーザが興味のある非接触ICチップ32に近接したとき、ステップS251においてYESと判定される。
【0106】
ステップS251において、非接触ICチップ32が近接されたと判定された場合、ステップS252において、送受信部73は、非接触ICチップからユーザIDの要求の要求(ユーザIDの要求信号)を受信する。上述したように、図14のステップS201で、非接触ICチップ32に非接触ICカード31が近接された場合(ステップS201でYESと判定された場合)、非接触ICチップ32は、ステップS203で、ユーザIDの要求信号を送信してくるので、非接触ICカード31は、これを受信する。
【0107】
ステップS253において、送受信部73は、ステップS252で受信したユーザIDの要求信号に基づいて、メモリ72からユーザID(いまの例の場合、ユーザA)を読み出す。上述したように、メモリ72には、非接触ICカード31を所有するユーザに対応するユーザIDが記憶されているので、そのユーザIDが読み出される。
【0108】
ステップS254において、送受信部73は、ステップS253の処理で読み出したユーザID(いまの例の場合、ユーザA)を、アンテナ74を介して非接触ICチップ32(ステップS252でユーザIDの要求信号を送信してきた非接触ICチップ32)に送信する。
【0109】
次に、図16のフローチャートを参照して、図14の非接触ICチップ32の処理に対応する図3の顧客情報管理サーバ38におけるユーザIDおよびジャンルID取得処理について説明する。なお、この処理は、図14のステップS206で非接触ICチップ32の通信部305からジャンルIDとユーザIDが送信されてきたとき開始される。
【0110】
ステップS301において、受信部101は、図14のステップS206の処理で非接触ICチップ32から送信されたジャンルIDとユーザID(いまの例の場合、ジャンルAとユーザA)を受信する。
【0111】
ステップS302において、読み取り情報記憶部102は、ステップS301で受信されたジャンルIDとユーザIDを記憶し、処理は終了される。
【0112】
図14乃至図16の処理により、ユーザは、自分自身が所有する非接触ICカード31を、興味のある書籍の棚に装着されている非接触ICチップ32に近接させることにより、非接触ICチップ32に記憶されているジャンルIDと非接触ICカード31に記憶されているユーザIDが、顧客情報管理サーバ38の読み取り情報記憶部102に記憶される。ユーザは、販売店内(書籍販売店内)において、興味のある書籍を順次見ていくことができるので、その都度、図14乃至図16の処理が繰り返され、顧客情報管理サーバ38の読み取り情報記憶部102は、その情報(ユーザIDおよびジャンルID)が蓄積される。その結果、顧客情報管理サーバ38の読み取り情報記憶部102には、図17に示されるような情報が記憶される。
【0113】
図17において、ユーザIDはユーザAとされ、ジャンルIDは、ジャンルA、ジャンルB、ジャンルC、およびジャンルDとされる。例えば、ユーザIDがユーザAとされるユーザが、販売店内で、ジャンルA、ジャンルB、ジャンルC、およびジャンルDに興味を持ち、それぞれのジャンルに対応する書籍の棚に装着されている非接触ICチップ32に非接触ICカード31を近接させた場合、このような情報(図17に示される情報)が記憶される。
【0114】
次に、図18乃至図20を参照して、お勧め情報の生成および表示処理について説明する。なお、これらの処理は、上述した図11乃至図13、並びに、図14乃至図16の処理が実行された後に実行される処理である。すなわち、書籍情報管理サーバ37に、所定の時間毎に書籍IDが送信されているとともに、ユーザが興味を持ったジャンルのジャンルIDが顧客情報管理サーバ38に送信された後に実行される処理である。換言すると、書籍情報管理サーバ37には、複数のジャンルID、書籍ID、および書籍情報が記録されているとともに、顧客情報管理サーバ38の読み取り情報記憶部102には、1つのユーザIDに対応して、少なくとも1つのジャンルIDが記憶されている状態で開始される処理である。
【0115】
最初に、図18のフローチャートを参照して、図9の表示装置34におけるお勧め情報表示処理を説明する。
【0116】
ステップS351において、表示装置34のICカードリーダライタ401は、非接触ICカード31が近接(装着)されたか否かを判定する。具体的には、ICカードリーダライタ401の送受信部453は、アンテナ454が、非接触ICカード31のアンテナ74に近接されたか否かを判定する。非接触ICカード31が近接されていないと判定された場合、処理は近接されたと判定されるまで待機される。図21に示されるように、非接触ICカード31が表示装置34ののICカードリーダライタ401に近接(装着)されたとき、ステップS351の処理はYESと判定される。
【0117】
ステップS351において、非接触ICカード31が近接されたと判定された場合(図21に示される状態とされた場合)、処理はステップS352において、要求部402は、近接された非接触ICカード31に対して、非接触ICカード31のメモリ72に記憶されているユーザIDを要求する信号(ユーザIDの要求信号)を生成し、ICカードリーダライタ401に供給する。ICカードリーダライタ401は、この要求信号をアンテナ454を介して非接触ICカード31に送信する。上述したように、非接触ICカード31には、非接触ICカード31を所有するユーザのユーザID(識別情報)が予め記憶されている。
【0118】
そこで、非接触ICカード31は、この要求(ステップS352の処理による要求)に対して、メモリ72に記憶されているユーザIDを読み出し、送信してくる(上述した図15の処理と同様であるので、この処理については省略する)。ステップS353において、ICカードリーダライタ401は、非接触ICカード31からユーザID(いまの例の場合、ユーザA)を受信する。要求部402は、ICカードリーダライタ401が受信したユーザID(いまの例の場合、ユーザA)を取得する。
【0119】
ステップS354において、要求部402は、取得したユーザIDに対応するお勧め情報を要求する信号(お勧め情報要求信号)を生成し、送信部403に送信する。送信部403は、ステップS355において、ユーザIDに対応するお勧め情報要求信号を、LAN35およびインターネット36を介して顧客情報管理サーバ38に送信する。
【0120】
上述した図4に示されるように、顧客情報管理サーバ38には、顧客情報記録部103に、ユーザIDに対応するユーザ情報が記録されている他、読み取り情報記憶部102に、ユーザIDおよびそのユーザの興味のあったジャンルID(1個以上)が記憶されている。顧客情報管理サーバ38は、ステップS354の表示装置34からの要求を受信すると、そのユーザID(いまの例の場合、ユーザA)に対応するお勧め情報を生成し、表示装置34に送信してくる。このお勧め情報生成処理の詳細は、図19を参照して説明する。
【0121】
ステップS354の表示装置34の要求に対し、顧客情報管理サーバ38からお勧め情報が送信されてくると、ステップS356において、受信部404は、顧客情報管理サーバ38から送信されてきたお勧め情報(いまの例の場合、ユーザAの為のお勧め情報)を、LAN35およびインターネット36を介して受信する。
【0122】
ステップS357において、表示部405は、受信部404により受信されたお勧め情報に基づく画像(またはテキスト)を表示し、処理を終了する。例えば、図21の表示部405に示されるように、書籍IDが書籍Aに対応する書籍を示す画像600(例えば、夏日漱石の小説を薦める情報)が表示される。
【0123】
次に、図19のフローチャートを参照して、図18の表示装置34の処理に対応する図3の顧客情報管理サーバ38におけるお勧め情報生成処理を説明する。なお、この処理は、上述した図18のステップS352で、表示装置34からユーザIDに対応するお勧め情報の要求信号が送信されてきたとき開始される。
【0124】
ステップS401において、顧客情報管理サーバ38の受信部101は、上述した図18のステップS352で、表示装置34から送信されてくる、ユーザID(いまの例の場合、ユーザA)に対応するお勧め情報の要求信号を受信する。受信された要求信号は、要求部105およびお勧め情報生成部104に供給される。
【0125】
ステップS402において、要求部105は、受信したユーザID(いまの例の場合、ユーザA)に対応するジャンルIDを、読み取り情報記憶部102から取得する。図17の例の場合、ユーザAに対応するジャンルIDとして、ジャンルA、ジャンルB、ジャンルC、およびジャンルDが取得される。
【0126】
ステップS403において、要求部105は、ステップS402で取得したジャンルIDの書籍情報を要求し、ステップS404において、送信部106は、この書籍情報の要求を、インターネット36およびLAN35を介して書籍情報管理サーバ37に送信する。いまの例の場合、ジャンルA、ジャンルB、ジャンルC、およびジャンルDに対応する書籍の棚に置かれている全ての書籍の書籍情報の要求が送信される。
【0127】
これに対して、書籍情報管理サーバ37は、要求されたジャンル(いまの例の場合、ジャンルA、ジャンルB、ジャンルC、およびジャンルD)に対応する書籍の書籍情報を、書籍情報記録部253から読み出し、顧客情報管理サーバ38に送信してくる。書籍情報記録部253に記録される書籍情報は、所定の時間毎(例えば、30秒毎)に更新されているので、ここでは、いま現在販売店内で販売されている書籍の情報が読み出される。
【0128】
ステップS404の処理に対応して、書籍情報管理サーバ37からジャンルID(1個以上のジャンルID)に対応する書籍情報が送信されてくると、ステップS405において、受信部101は、書籍情報管理サーバ37から書籍情報を受信する。図7の例の場合、書籍情報E乃至書籍情報Lが受信される。このとき受信された書籍情報の1つ(例えば、書籍情報F)は、例えば、図22に示されるような情報により構成されている。
【0129】
図22の例の場合、書籍IDは「9726420」(例えば、書籍Fに対応する具体的な数値)とされ、ジャンルは「小説」とされ、著者は「夏日漱石」とされ、年齢層は「18歳から25歳」とされ、金額は500円とされている。このように、書籍IDに対応する書籍情報(例えば、書籍Fに対応する書籍情報F)には、その書籍の詳細な情報が含まれている。
【0130】
ステップS406において、受信部101は、受信した書籍情報をお勧め情報生成部104に送信する。
【0131】
お勧め情報生成部104は、ステップS407において、顧客情報記録部103に記録されているユーザ情報の中から、ステップS401の処理で受信部101から供給されたユーザIDのユーザ情報を取得する。いまの例の場合、ユーザIDはユーザAであるので、図4のユーザAに対応するユーザ情報Aが取得される。このとき取得されたユーザ情報Aは、例えば、図23に示されるような情報により構成されている。
【0132】
図23に示されるように、ユーザIDは「103176」(例えば、ユーザAに対応する具体的な数値)とされ、性別は「男性」とされ、年齢層は「21歳から25歳」とされ、嗜好情報として、小説は「夏日漱石」とされ、マンガは「どりえもん」とされ、スポーツは「サッカー」とさている。このように、ユーザ情報には、そのユーザの嗜好情報の他、ユーザに関する情報が含まれている。
【0133】
ステップS408において、お勧め情報生成部104は、ユーザの嗜好情報(ステップS407で取得した図23に示されるようなユーザ情報)、および書籍情報(ステップS406で受信した書籍情報)に基づいて、そのユーザ(いまの例の場合、ユーザA)に対応するお勧め情報を生成する。いまの例の場合、ユーザAの嗜好情報は、図23に示される情報とされ、書籍情報は、図7に示されるような8冊の書籍情報とされているので、お勧め情報生成部104は、ユーザAの嗜好にあった書籍を検索し、これをお勧めするお勧め情報を生成する。具体的には、図22に示される書籍Fの書籍情報には、著者が「夏日漱石」である情報が含まれており、図23に示されるユーザAの嗜好情報にも、「夏日漱石」を嗜好する情報が含まれているため、お勧め情報生成部104は、書籍Fをお勧めする情報を生成する。なお、図22には図示していないが、この書籍情報Fには、書籍の表紙の画像情報等が含まれている。
【0134】
ステップS409において、送信部106は、お勧め情報生成部104により生成されたお勧め情報を、インターネット36およびLAN35を介して、表示装置34に送信し、処理は終了される。上述した図18のステップS356およびステップS357に示されるように、表示装置34は、これを受信し、お勧め情報に基づく画像を表示する。これにより、図21に示されるような画像600が表示される。
【0135】
次に、図20のフローチャートを参照して、図19の顧客情報管理サーバ38の処理に対応する図6の書籍情報管理サーバ37における書籍情報読み出し処理を説明する。なお、この処理は、図19のステップS404で、顧客情報管理サーバ38から書籍情報の要求が送信されてきたとき開始される。
【0136】
ステップS501において、書籍情報管理サーバ37の通信部251は、顧客情報管理サーバ38から送信されてきたジャンルIDに対応する書籍情報の要求(図19のステップS404)を受信する。
【0137】
ステップS502において、制御部252は、ステップS501で受信されたジャンルID(いまの例の場合、ジャンルA、ジャンルB、ジャンルC、およびジャンルD)に対応する書籍情報を書籍情報記録部253から読み出す。いまの例の場合、図14乃至図16の処理で、読み取り情報記憶部102に記憶されたユーザAに対応するジャンルIDは、ジャンルA、ジャンルB、ジャンルC、およびジャンルDであり、書籍情報記録部253に記録されているジャンルIDは、ジャンルA、ジャンルB、ジャンルC、およびジャンルDであるので、書籍情報記録部253に記録されている8冊の書籍に対応する書籍情報E乃至書籍情報Lが読み出される。
【0138】
ステップS503において、通信部251は、制御部252により読み出された書籍情報(書籍情報E乃至書籍情報L)を、LAN35およびインターネット36を介して顧客情報管理サーバ38に送信し、処理を終了する。
【0139】
図18乃至図20の処理により、ユーザは、所有する非接触ICカード31を表示装置34のICカードリーダライタ401に近接させることにより、興味のある書籍のジャンルの中から(図14乃至図16の処理で顧客情報管理サーバ38の読み取り情報記憶部102に記憶されたジャンルの中から)、自分の嗜好に合った情報の提供を受けることができる。
【0140】
換言すると、書籍情報管理サーバ37は、非接触ICチップ32に、非接触ICタグ33に記憶されている書籍IDを所定の時間毎に取得させることにより、書籍の在庫等を管理することができる。また、顧客情報管理サーバ38は、非接触ICチップ32を介して、非接触ICカード31が近接された書籍の棚のジャンルIDを取得し、そのジャンルIDに対応する書籍情報を書籍情報管理サーバ37から取得することにより、ユーザの興味のある書籍の情報を取得することができる。さらに、顧客情報管理サーバ38は、非接触ICカード31に記憶されているユーザIDに対応するユーザの嗜好情報を予め記憶しているので、ユーザの興味のあるジャンルIDに対応する書籍情報と、予め記憶されているユーザの嗜好情報に基づいて、ユーザに合うお勧め情報を提供することができる。
【0141】
以上の処理により、ユーザの嗜好情報と、販売店内においてユーザが気に入った書籍(興味のある書籍)の情報に基づいて、お勧め情報を提示することができる。すなわち、ユーザの嗜好にあわせた情報を提供することができる。
【0142】
また、書籍情報管理サーバ37は、非接触ICチップ32が所定の時間毎に非接触ICタグ33から取得する書籍IDを取得するようにしたので、実際に販売店内で販売されている書籍をユーザに勧めることができる。
【0143】
なお、以上の例では、書籍情報管理サーバ37が、非接触ICチップ32から所定の時間毎に非接触ICタグ33に記憶されている書籍IDを取得するようにしたが、これに限らず、ユーザが非接触ICカード31を表示装置34に近接させ(装着させ)、お勧め情報の提供を受けるときに、販売店内にある書籍IDを取得するようにしてもよい。その場合、非接触ICチップ32が所定の時間毎に非接触ICタグ33に記憶されている書籍IDを取得する必要はなくなる。
【0144】
また、図1の情報提供システム1に示されるように、顧客情報管理サーバ38がインターネット36に接続されているので、他の販売店においても、同じ顧客情報管理サーバ38を利用することができる。例えば、非接触ICカード31をクレジットカードとし、クレジット会社が顧客情報管理サーバ38を管理することにより、クレジットカードのシステムを利用する顧客および販売店に情報を提供することができる。
【0145】
さらに、以上の例では、書籍を管理するようにしたが、これに限らず、服飾、家具、CD(Compact Disc)等の販売店で販売される商品や、図書館、またはCDレンタル店等で貸し借りされるような書籍またはレンタルCD等の全ての対象物に適用することができる。
【0146】
また、非接触ICタグ33に記憶される情報は、装着される商品(対象物)を識別できる情報であれば何でもよい。非接触ICチップ32についても同様に、装着される書籍の棚(対象物が置かれる棚)を識別できる情報であれば何でもよい。さらに、非接触ICタグ33は、棚に装着されるだけでなく、その対象物に近接する場所(通信可能な場所)であればどこでもよい。
【0147】
さらに、以上の例では、非接触ICカード31に予め記憶されている情報としては、ユーザIDのみであり、そのユーザIDに対応するユーザ情報(例えば、図23のユーザ情報)は、顧客情報管理サーバ38に記録されるようにしたが、非接触ICカード31にユーザ情報を予め記憶させるようにしてもよい。この場合、顧客情報管理サーバ38は、非接触ICカード31からユーザIDとユーザ情報を取得できるので、顧客情報管理サーバ38に顧客情報を記録しておく必要はなく、単にお勧め情報を生成すればよい。
【0148】
また、顧客情報管理サーバ38を販売店内に設けるようにしてもよいし、書籍情報管理サーバ37をインターネット36に接続させ、他の販売店(例えば、支店)とも共有できるようにしてもよい。
【0149】
さらに、非接触ICタグ33に予め記憶されている情報としては、書籍IDのみであり、その書籍IDに対応する書籍情報(例えば、図22の書籍情報)は、書籍情報管理サーバ37に記録されるようにしたが、非接触ICタグ33に書籍情報を予め記憶させるようにしてもよい。その場合、顧客情報管理サーバ38は、非接触ICタグ33から書籍IDと書籍情報を取得できるので、書籍情報管理サーバ37にアクセスする必要もなくなるし、情報提供システム1において、別途書籍情報管理サーバ37を設ける必要もない。
【0150】
また、以上の例では、顧客情報管理サーバ38がお勧め情報を生成するようにしたが、書籍情報管理サーバ37や表示装置34がお勧め情報を生成するようにしてもよい。例えば、書籍情報管理サーバ37がお勧め情報を生成する場合、ユーザが表示装置34に非接触ICカード31を近接させたとき、書籍情報管理サーバ37は、顧客情報管理サーバ38から対応する顧客の嗜好情報(ユーザ情報)を取得し、自分自身(書籍情報管理サーバ37)に記録されている図書情報に基づいて、お勧め情報を生成する。
【0151】
さらに、以上の例では、ユーザ情報を図23に示されるような情報としたが、これに限らず、ユーザに関する情報であれば何でも良い。例えば、単に嗜好情報のみにより構成されていてもよいし、ユーザが購入した商品(書籍)の履歴により構成されていてもよい。書籍情報についても同様に、図22に示されるような書籍情報に限らず、書籍(対象物)に関する情報であれば何でもよい。例えば、単に、書籍のジャンルのみにより構成されていてもよい。
【0152】
また、顧客情報管理サーバ38が、ユーザが非接触ICカード31を近接させた複数の書籍(気に入った書籍)の中から、ユーザの嗜好情報に基づいて、お勧めする書籍の情報を生成するようにしたが、顧客情報管理サーバ38が、ユーザが非接触ICカード31を近接させた1冊の書籍(気に入った1冊の書籍)と組み合わせて購入をお勧めするような情報を生成するようにしてもよい。例えば、気に入った1冊の書籍が小説であった場合、その著者が生きていた時代の歴史の本などをお勧めする情報が生成されてもよい。
【0153】
次に、生成されるお勧め情報の例を以下に示す。
【0154】
例えば、ユーザが非接触ICカード31に読み取らせた複数のジャンルIDに対応する書籍の中から、本当にそのユーザの嗜好に合うものだけを選択して勧めるような情報でもよい。
【0155】
また、ユーザと同じ年齢層や同じ趣味嗜好を有する他のユーザがよく購入する書籍をお勧め情報に含めるようにしてもよい。また、ユーザが非接触ICカード31に読み取らせたジャンルIDに対応する書籍と同じ書籍を購入した他のユーザが、同時に購入した他の書籍をお勧め情報に含めるようにしてもよい。
【0156】
過去の購入履歴を利用してお勧め情報が生成される場合、表示装置34にユーザの購入履歴を記憶させるようにしておけばよい。また、例えば、表示装置34に読み取らせたユーザの購入履歴を、インターネット36を介して顧客情報管理サーバ38に送信し、ユーザ情報とともに記録させるようにしてもよい。さらには、非接触ICカード31のメモリ72に記憶させるようにしてもよい。このように、購入履歴を記録させるようにした場合、例えば、ユーザが非接触ICカード31に読み取らせた複数のジャンルIDに対応する書籍の中から、過去にそのユーザが購入した書籍に合う書籍を選択して勧めるようにしてもよい。
【0157】
さらに、いまの例の場合、非接触ICチップ32にジャンルIDが記憶されるようにしたが、これに限らず、非接触ICタグ33に記憶されている書籍IDのみを、非接触ICチップ32が読み取って、書籍情報管理サーバ37等に送信するようにしてもよい。ただし、図1に示されるように、ジャンルIDを書籍情報管理サーバ37に送るようにした場合、ユーザは興味のある書籍に1つずつ非接触ICカード31を近接させる必要はなく、単にジャンルIDが記憶された非接触ICチップ32のみに近接させればよいので、ユーザの手間を省くことができる。ユーザは、一般的にジャンルが同じ商品(書籍)を好む為、書籍ID(非接触ICタグ33)との間に、ジャンルID(非接触ICタグ32)を設けることにより、ユーザの手間を省くことができ、もって迅速にお勧め情報を提供することができる。
【0158】
以上のように、ユーザが所有する、ユーザの識別情報が少なくとも記憶された非接触ICカード31に、書籍のジャンルに対応するジャンルIDが記憶されている非接触ICチップ32(書籍IDが記憶された非接触ICタグ33の近傍にある非接触ICチップ32)を近接させ、さらに、非接触ICカード31を表示装置34に近接(装着)させることにより、販売店側は、ユーザの嗜好に応じた商品(書籍)を勧めることができる。
【0159】
換言すれば、実際に販売店(書籍店)で販売されている購入対象となる商品(書籍)の中であって、ユーザが実際に近接した(興味を示した)商品(書籍)の中から、販売店側は、ユーザに対して最適な情報を提供することができる。
【0160】
また、販売店側は、ユーザに、より購入を勧めることができるし、ユーザは、より自分に合う商品(書籍)を見つけることができる。
【0161】
なお、以上の例では、本発明を電磁誘導を利用して通信する媒体(非接触ICカード31、非接触ICチップ32、および非接触ICタグ33)に適用した場合について説明したが、これに限らず、近接したときに無線通信を行なう媒体であれば他のものでもよい。
【0162】
また、以上の例では、ユーザが、販売店内において、自分自身が所有する非接触ICカード31を興味のある書籍の棚に近接させた場合、販売店側(表示装置34、書籍情報管理サーバ37、および顧客情報管理サーバ38)がユーザに合わせたお勧め情報を提供するようにしたが、ユーザが販売店内に入店して表示装置に近接させる(装着する)だけで、お勧め情報を提供するようにしてもよい。すなわち、ユーザが販売店内の商品を見ることなく、ユーザの嗜好情報のみに基づいてお勧め情報が提供されてもよい。この例を、図24乃至図31を参照して説明する。この例の場合、場所は図書館とされ、書籍(商品)は、図書とされる。
【0163】
図24においては、図書館内の全ての図書(貸し出し可能な本)に、それぞれ異なる図書IDが記憶された無線タグ701−1乃至701−kが装着されている。無線タグ701−1乃至701−kは、無線アクセスポイント702との間で無線通信を行なう。無線アクセスポイント702は、LAN703に接続されており、図書情報管理サーバ704もまた、LAN703に接続されている。図書情報管理サーバ704には、無線タグ701−1乃至701−kに記憶されている図書IDに対応する図書情報が予め記憶されている。
【0164】
以下、無線タグ701−1乃至701−kを個々に区別する必要がない場合、単に無線タグ701と称する。
【0165】
図25は、図24の無線タグ701の機能的構成例を示すブロック図である。
【0166】
無線タグ701には、無線通信インターフェース751、制御部752、およびメモリ753が設けられている。
【0167】
メモリ753には、自分自身(無線タグ701)が装着される図書の識別情報(図書ID)が予め記憶されている。制御部752は、メモリ753に記憶されている図書IDを読み出す制御をしたり、無線通信インターフェース751を介して、無線による通信が可能な機器との間の通信を制御する。例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers )802.11b等の規格に基づく無線通信が行なわれる。
【0168】
次に、図26を参照して、図24の図書情報管理サーバ704の機能的構成例について説明する。
【0169】
図書情報管理サーバ704には、受信部801、制御部802、図書情報記憶部803、お勧め情報生成部804、要求部805、および送信部806が設けられている。
【0170】
受信部801は、他の機器から送信されてきた情報をLAN703を介して受信し、受信した情報を制御部802、お勧め情報生成部804、および要求部805に供給する。制御部802は、受信部801の受信を制御したり、お勧め情報生成部804によるお勧め情報の生成を制御する他、図書情報記憶部803への記憶を制御する。図書情報記憶部803には、無線タグ701−1乃至701−kのそれぞれに記憶されている図書IDに対応する図書情報が記憶されている。なお、図書情報記憶部803に記憶されている情報の詳細は、図28を参照して後述する。
【0171】
お勧め情報生成部804は、ユーザの嗜好情報に基づいてお勧め情報を生成し、送信部806に出力する。要求部805は、他の機器に所定の情報を要求する信号を生成し、送信部806に出力する。送信部806は、供給された信号を該当する機器に送信する。
【0172】
次に、図27のフローチャートを参照して、図26の図書情報管理サーバ704における図書情報管理処理について説明する。
【0173】
ステップS701において、図書情報管理サーバ704の受信部801は、図書が置かれたか否かを判定する。具体的には、受信部801は、LAN703および無線アクセスポイント702を介して、図書が置かれたか否か(無線アクセスポイント702と棚に置かれた図書の無線タグ701の通信が開始されたか否か)を判定する。棚に図書が置かれた場合、無線タグ701は、無線アクセスポイント702と無線通信を開始するので、この判定を行なうことができる。
【0174】
ステップS701において、図書が置かれたと判定された場合、ステップS702において、受信部801は、置かれた図書の図書IDを受信する。ステップS703において、制御部802は、図書情報記憶部803に記憶されている複数の図書IDの中から、受信した図書IDに対応するフラグを1にする。図書情報記憶部803には、図28に示されるように、全ての図書の図書IDおよびそれに対応する図書情報が記憶されている。すなわち、図書情報記憶部803には、貸し出し中である図書についても、その図書IDとそれに対応する図書情報が記憶されており、フラグを0または1とすることで、その図書がいま現在図書館にあるか否か(貸し出し中でないか否か)(図書の有無)を識別することができる。
【0175】
図28において、図書IDは、図書M、図書N、図書O、図書P、および図書Qとされ、それそれの図書IDに対応する図書情報は、図書Mに対して図書情報Mとされ、図書Nに対して図書情報Nとされ、図書Oに対して図書情報Oとされ、図書Pに対して図書情報Pとされ、図書Qに対して図書情報Qとされている。
【0176】
図28の例の場合、フラグが1とされている図書、すなわち図書IDが図書M、図書O、図書P、および図書Qである図書は現在図書館内にある図書とされ、一方、フラグが0とされている図書、すなわち図書IDが図書Nである図書は現在図書館内にはなく、貸し出し中とされている。
【0177】
例えば、ステップS701の処理で、置かれた図書の図書IDが図書Nであった場合、ステップS703の処理で、図書Nのフラグが1に変更される。
【0178】
ステップS701の処理で図書が置かれていないと判定された場合、またはステップS703の処理の後、ステップS704において、受信部801は、図書が移動されたか否かを判定する。具体的には、上述したステップS701の処理と同様に、受信部801は、LAN703および無線アクセスポイント702を介して、図書が移動されたか否かを判定する。棚から図書が移動された場合、無線タグ701は、無線アクセスポイント702との無線通信を終了するので、この判定を行なうことができる。
【0179】
ステップS704で、図書が移動されたと判定された場合、ステップS705において、受信部801は、移動された図書の図書ID(例えば、無線タグ701−4に記憶されている図書P)を取得する。実際には、移動された図書の図書IDが受信されるわけではないので、受信部801は、無線アクセスポイント702との間で通信が終了した(途絶えた)無線タグ701(いまの例の場合、無線タグ701−4)を読み取る(または検索する)ことにより、移動された図書を識別し、これを取得する。
【0180】
ステップS706において、制御部802は、図書情報記憶部803に記憶されている複数の図書IDの中から、取得した図書ID(いまの例の場合、図書F)に対応するフラグを0にする。これにより、その図書が、貸し出された(または、棚から取り出された)か否かを識別することができる。
【0181】
ステップS704の処理で、図書が移動されていないと判定された場合、またはステップS706の処理の後、処理はステップS701に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0182】
図27の処理により、図書情報管理サーバ704は、図書館内の図書が、現在貸し出し中であるか、または本棚に置かれているかを知ることができ、もって、図書館内の図書をリアルタイムに管理することができる。また、例えば、無線アクセスポイント702と無線タグ701の通信距離を変更することにより、その図書が本棚からは取り出されても、貸し出し中ではなく、図書館の中にはある等の状況も識別することができる。
【0183】
このように図24の図書情報管理サーバ704に管理されている図書情報に基づいて、ユーザの嗜好にあった情報を提供するシステムを、図29を参照して説明する。なお、おおまかな構成は上述した図1と同様であるので、図29では簡単に説明する。
【0184】
図29において、ユーザは、非接触ICカード851を有しており、この非接触ICカード851には、図2の非接触ICカード31と同様に、ユーザに固有の識別情報が記憶されている。
【0185】
非接触ICカード851は、表示装置852に近接されたとき(装着されたとき)、電磁誘導を利用した通信を行う。表示装置852は、LAN703(図24のLAN703と同一である)に接続されており、LAN703を介して、図書情報管理サーバ704との間で情報を授受する。顧客情報管理サーバ853は、インターネット854に接続されており、顧客情報管理サーバ853は、インターネット854およびLAN703を介して図書情報管理サーバ704との間で情報を授受する。
【0186】
顧客情報管理サーバ853は、上述した図3の顧客情報管理サーバ38とは異なり、お勧め情報生成部104や読み取り情報記憶部102を有しておらず、単に、顧客情報(ユーザIDに対応するユーザ情報)を記憶しているだけである。なお、非接触ICカード851の構成は、上述した図2の非接触ICカード31と同一であり、表示装置852の構成は、上述した図9の表示装置34と同一であるので、その説明は省略する。そして、以下においては、図2は、非接触ICカード851の構成としても引用し、図9は、表示装置852の構成としても引用する。
【0187】
次に、図30および図31を参照して、表示装置852と図書情報管理サーバ704におけるお勧め情報の生成および表示処理について説明する。
【0188】
最初に、図30のフローチャートを参照して、表示装置852におけるお勧め情報表示処理について説明する。なお、ステップS751乃至ステップS754の処理は、図18のステップS351乃至ステップS354の処理と同様であるのでその説明は省略し、ステップS755以降について説明する。
【0189】
ステップS755において、表示装置852の送信部403は、ステップS754の処理(図18のステップS354の処理に対応する処理)で、要求部402により生成されたお勧め情報の要求信号(ステップS753の処理で受信されたユーザIDに対応するお勧め情報の要求信号)を、LAN703を介して図書情報管理サーバ704に送信する。
【0190】
これに対して、図書情報管理サーバ704は、そのユーザIDに対応するユーザ情報を顧客情報管理サーバ853から取得し、ユーザ情報に含まれるそのユーザの嗜好に基づいたお勧め情報を生成し、表示装置852に送信してくる。
【0191】
そこで、ステップS756において、受信部404は、図書情報管理サーバ704から送信されてきたお勧め情報を受信し、ステップS756において、表示部405は、お勧め情報に基づく画像(またはテキスト)を表示し、処理を終了する。
【0192】
すなわち、図18の処理では、表示装置34が顧客情報管理サーバ38にお勧め情報を要求し、受信しているが、図30の処理では、表示装置852が図書情報管理サーバ704にお勧め情報を要求し、受信している。
【0193】
次に、図31のフローチャートを参照して、図30の表示装置852に対応する、図26の図書情報管理サーバ704におけるお勧め情報生成処理を説明する。なお、この処理は、表示装置852からお勧め情報の要求が送信されてきた(図30のステップS755)とき開始される。
【0194】
ステップS801において、受信部801は、表示装置852からユーザIDに対応するお勧め情報の要求(お勧め情報要求信号)を受信し、この要求信号をお勧め情報生成部804および要求部805に送信する。
【0195】
ステップS802において、要求部805は、ユーザIDに対応する嗜好情報を要求する信号(嗜好情報要求信号)を生成する。送信部806は、ステップS803において、生成された嗜好情報要求信号を顧客情報管理サーバ853に送信する。
【0196】
上述したように、顧客情報管理サーバ853には、ユーザのIDとそれに対応するユーザ情報が記録されているので、顧客情報管理サーバ853は、この要求に対して、対応するユーザIDのユーザ情報を送信してくる(例えば、図23に示されるようなユーザ情報)。
【0197】
そこで、ステップS804において、受信部801は、顧客情報管理サーバ853から送信されてきた嗜好情報(嗜好情報を含むユーザ情報)を受信し、ステップS805において、嗜好情報を、お勧め情報生成部804に送信する。
【0198】
ステップS806において、制御部802は、フラグが1である図書情報を全て取得し、お勧め情報生成部804に送信する。図28の例の場合、フラグが1である図書Mに対応する図書情報M、図書Oに対応する図書情報O、図書Pに対応する図書情報P、および図書Qに対応する図書情報Qが取得され、お勧め情報生成部804に供給される。
【0199】
ステップS807において、お勧め情報生成部804は、嗜好情報(ユーザ情報)および図書情報(ステップS806で供給された4冊分の図書情報)に基づいてお勧め情報を生成する。お勧め情報の生成については、上述した図19のステップS408と同様であるので、その説明は省略する。
【0200】
ステップS808において、送信部806は、お勧め情報生成部804により生成されたお勧め情報を、LAN703を介して表示装置852に送信する。表示装置852では、このお勧め情報に基づく画像が表示される(上述した図30のステップS757)。
【0201】
図30および図31の処理により、図書情報管理サーバ704は、図書館内にある図書の中から、ユーザの嗜好情報(ユーザ情報)に基づいて、そのユーザにあった情報を提供することができる。
【0202】
図24乃至図31によれば、図書情報管理サーバ704が、無線アクセスポイント702を介して、図書に装着された無線タグ701と通信するようにしたので、図書館内にある全ての図書を動的に(リアルタイムに)管理することができる。
【0203】
また、図書情報管理サーバ704は、ユーザにより非接触ICカード851が表示装置852に近接された場合、非接触ICカード851に記憶されているユーザIDに基づいて、顧客情報管理サーバ853からユーザ情報(ユーザの嗜好情報)を取得し、お勧め情報を生成するようにしたので、ユーザは、いま図書館内にある図書の中から、自分自身の嗜好に合わせた図書情報の提供を受けることができる。この場合、ユーザは、図書館内において、自分自身の嗜好に合う図書を探す必要はなく、迅速に嗜好にあった図書の情報の提供を受けることができる。換言すると、図書館側は、迅速にユーザにあった図書をお勧めすることができる。
【0204】
また、顧客情報管理サーバ853がインターネット854に接続されているので、他の図書館(販売店)においても、同じ顧客情報管理サーバ853を利用することができる。例えば、非接触ICカード851をクレジットカードとし、クレジット会社(クレジットカード会社)が顧客情報管理サーバ853を管理することにより、クレジットカードのシステムを利用する顧客(ユーザ)および販売店に情報を提供することができる。
【0205】
さらに、この例では、図書を管理するようにしたが、これに限らず、服飾、家具、書籍、CD等の販売店で販売される商品や、CDレンタル店等で貸し借りされるようなレンタルCD等の全ての対象物に適用することができる。
【0206】
また、無線タグ701に記憶される情報は、装着される商品(対象物、この例の場合、図書)を識別できる情報であれば何でもよい。
【0207】
さらに、以上の例では、非接触ICカード851に予め記憶されている情報としては、ユーザIDのみであり、そのユーザIDに対応するユーザ情報(例えば、図23のユーザ情報)は、顧客情報管理サーバ853に記録されるようにしたが、非接触ICカード851にユーザ情報を予め記憶させるようにしてもよい。この場合、顧客情報管理サーバ853は、非接触ICカード851からユーザIDとユーザ情報を取得できるので、図29において、顧客情報管理サーバ853を設ける必要はなくなる。
【0208】
また、顧客情報管理サーバ853を販売店内(いまの例の場合、図書館内)に設けるようにしてもよいし、図書情報管理サーバ704をインターネット854に接続させ、他の販売店(他の図書館)とも共有できるようにしてもよい。
【0209】
さらに、無線タグ701に予め記憶されている情報としては、図書IDのみであり、その図書IDに対応する図書情報は、図書情報管理サーバ704に記録されるようにしたが、無線タグ701に図書IDとともに図書情報を記憶させるようにしてもよい。その場合、図書情報管理サーバ704は、無線タグ701から図書IDと図書情報を取得できるので、単に、お勧め情報を生成するだけでよい。
【0210】
また、この例では、図書情報管理サーバ704がお勧め情報を生成するようにしたが、顧客情報管理サーバ853や表示装置852がお勧め情報を生成するようにしてもよい。例えば、顧客情報管理サーバ853がお勧め情報を生成する場合、ユーザが表示装置852に非接触ICカード851を近接させたとき、顧客情報管理サーバ853は、図書情報管理サーバ704から図書情報を取得し、自分自身に記録されているユーザの嗜好情報(ユーザ情報)に基づいて、お勧め情報を生成する。
【0211】
さらに、以上の例では、ユーザ情報を図23に示されるような情報としたが、これに限らず、ユーザに関する情報であれば何でも良い。例えば、単に嗜好情報のみにより構成されていてもよいし、ユーザが借りた図書(商品)の履歴により構成されていてもよい。図書情報についても同様に、図書(対象物)に関する情報であれば何でもよい。
【0212】
次に、生成されるお勧め情報の例を以下に示す。
【0213】
例えば、ユーザと同じ年齢層や同じ趣味嗜好を有する他のユーザがよく借りる図書をお勧め情報に含めるようにしてもよい。
【0214】
過去の貸し出し履歴を利用してお勧め情報が生成される場合、表示装置852にユーザの貸し出し履歴を記憶させるようにしておけばよい。また、例えば、表示装置852に読み取らせたユーザの貸し出し履歴を、インターネット854を介して顧客情報管理サーバ853に送信し、ユーザ情報とともに記録させるようにしてもよい。さらには、非接触ICカード851のメモリに記憶させるようにしてもよい。このように、貸し出し履歴を記憶させるようにした場合、例えば、ユーザが過去に借りた図書に合う図書(例えば、同じシリーズものの図書等)を選択して勧めるようにしてもよい。
【0215】
以上のように、図24乃至図31によれば、ユーザが所有する、ユーザの識別情報が少なくとも記憶された非接触ICカード851を、表示装置852に近接(装着)させることにより、図書館側は、ユーザの嗜好に応じた図書(商品)を勧めることができる。
【0216】
また、図書情報管理サーバ704は、無線アクセスポイント702を介して無線タグ701と通信することにより、図書館内の全ての図書をリアルタイムに管理することができる。
【0217】
さらに、図書館側は、ユーザに、より貸し出しを勧めることができるし、ユーザは、より自分に合う図書を見つけることができる。
【0218】
なお、図24乃至図31の例では、無線タグ701と無線アクセスポイント702による通信を利用して図書を管理するようにしたが、これに限らず、無線通信を行なう媒体であれば何でもよい。また、非接触ICカード851と表示装置852のように電磁誘導を利用して通信する媒体に限らず、近接したときに無線通信を行なう媒体であれば他のものでもよい。
【0219】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、上述した処理は、図32に示されるような表示装置34により実行される。
【0220】
図32において、CPU(Central Processing Unit)901は、ROM(Read Only Memory)902に記憶されているプログラム、または、記憶部908からRAM(Random Access Memory)903にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM903にはまた、CPU901が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0221】
CPU901、ROM902、およびRAM903は、内部バス904を介して相互に接続されている。この内部バス904にはまた、入出力インターフェース905も接続されている。
【0222】
入出力インターフェース905には、キーボード、マウスなどよりなる入力部906、CRT,LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部907、ハードディスクなどより構成される記憶部908、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部909、並びに、ICカードリーダライタ401が接続されている。通信部909は、電話回線やCATVを含む各種のネットワークを介しての通信処理を行なう。
【0223】
入出力インターフェース905にはまた、必要に応じてドライブ910が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア921が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部908にインストールされる。
【0224】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0225】
この記録媒体は、図32に示されるように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア921よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM902や記憶部908が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0226】
なお、本明細書において、コンピュータプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0227】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0228】
【発明の効果】
以上の如く、第1の本発明によれば、ユーザに対応する情報を提供するシステムを実現することができる。特に、この発明によれば、対象物の識別情報を含む情報と、ユーザの識別情報を含む情報に基づいて、ユーザに対する提供情報を生成し、表示することができる。
【0229】
第2の本発明によれば、ユーザに対応する情報を生成することができる。特に、この発明によれば、対象物の識別情報を含む情報とユーザの識別情報を含む情報に基づいて、ユーザに対する提供情報を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報提供システムの全体の構成例を示す図である。
【図2】図1の非接触ICカードの機能的構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の顧客情報管理サーバの機能的構成例を示すブロック図である。
【図4】図3の顧客情報記録部に記録される情報を説明する図である。
【図5】図1の非接触ICタグの機能的構成例を示すブロック図である。
【図6】図1の書籍情報管理サーバの機能的構成例を示すブロック図である。
【図7】図6の書籍情報記録部に記録される情報を説明する図である。
【図8】図1の非接触ICチップの機能的構成例を説明する図である。
【図9】図1の表示装置の機能的構成例を説明する図である。
【図10】図9のICカードリーダライタの機能的構成例を説明する図である。
【図11】図8の非接触ICチップにおける書籍ID読み取り処理を説明するフローチャートである。
【図12】図5の非接触ICタグにおける書籍ID読み出し処理を説明するフローチャートである。
【図13】図6の書籍情報管理サーバにおける書籍ID取得処理を説明するフローチャートである。
【図14】図8の非接触ICチップにおけるユーザID取得処理を説明するフローチャートである。
【図15】図2の非接触ICカードにおけるユーザID読み出し処理を説明するフローチャートである。
【図16】図3の顧客情報管理サーバにおけるユーザIDとジャンルID取得処理を説明するフローチャートである。
【図17】図16のステップS302で図3の読み取り情報記憶部に記憶される情報を説明する図である。
【図18】図9の表示装置におけるお勧め情報表示処理を説明するフローチャートである。
【図19】図3の顧客情報管理サーバにおけるお勧め情報生成処理を説明するフローチャートである。
【図20】図6の書籍情報管理サーバにおける書籍情報読み出し処理を説明するフローチャートである。
【図21】図18のステップS357で表示部に表示される画像を説明する図である。
【図22】図19のステップ405で受信される書籍情報の1つを説明する図である。
【図23】図19のステップ407で取得されるユーザ情報を説明する図である。
【図24】図書情報管理サーバが図書を管理するシステムを説明する図である。
【図25】図24の無線タグの機能的構成例を示すブロック図である。
【図26】図24の図書情報管理サーバの機能的構成例を示すブロック図である。
【図27】図26の図書情報管理サーバにおける図書情報管理処理を説明するフローチャートである。
【図28】図26の図書情報記憶部に記憶される情報を説明する図である。
【図29】図26の図書情報管理サーバが、ユーザの嗜好にあった情報を提供するシステムを説明する図である。
【図30】図24の表示装置におけるお勧め情報表示処理を説明するフローチャートである。
【図31】図26の図書情報管理サーバにおけるお勧め情報生成処理を説明するフローチャートである。
【図32】本発明を適用した表示装置の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
31 非接触ICカード, 32 非接触ICチップ, 33 非接触ICタグ, 34 表示装置, 37 書籍情報管理サーバ, 38 顧客情報管理サーバ, 72 メモリ, 101 受信部, 102 読み取り情報記憶部, 103 顧客情報記録部, 104 お勧め情報生成部, 105 要求部, 201 メモリ, 253 書籍情報記録部, 302 メモリ, 402 要求部, 404 受信部, 405 表示部, 452 メモリ, 701 無線タグ, 702 無線アクセスポイント, 704 図書情報管理サーバ, 753 メモリ, 801 受信部, 802 制御部, 803 図書情報記憶部, 804 お勧め情報生成部, 805 要求部, 851 非接触ICカード, 852 表示装置, 853 顧客情報管理サーバ

Claims (14)

  1. 情報を提供する情報提供システムにおいて、
    装着される対象物に対応する識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得手段と、
    前記ユーザに対する提供情報を要求する要求手段と、
    前記要求手段による前記提供情報の要求を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記取得手段により取得された前記第1の情報および前記第2の情報に基づいて、前記提供情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記提供情報に基づく表示を行なう表示手段と
    を備えることを特徴とする情報提供システム。
  2. 情報を提供する情報提供システムの情報提供方法において、
    装着される対象物に対応する識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得ステップと、
    前記ユーザに対する提供情報を要求する要求ステップと、
    前記要求ステップの処理による前記提供情報の要求を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップの処理により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記取得ステップの処理により取得された前記第1の情報および前記第2の情報に基づいて、前記提供情報を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記提供情報に基づく表示を制御する表示制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報提供方法。
  3. 情報を処理する情報処理装置において、
    第1の他の情報処理装置が装着されている対象物の識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得手段と、
    前記ユーザに対する提供情報の要求を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記取得手段により取得された前記第1の情報および前記第2の情報に基づいて、前記提供情報を生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記対象物の識別情報に対応する前記対象物の詳細な情報である対象物情報を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段により取得された前記第1の情報、および、前記記憶手段に記憶されている前記対象物情報に基づいて、前記第1の他の情報処理装置の有無を識別する識別手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記受付手段により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記ユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザの嗜好を表わす嗜好情報を他の第2の情報処理装置に要求する要求手段と、
    前記要求手段による要求に対応して、前記他の第2の情報処理装置から送信された前記嗜好情報を受信する受信手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得手段により取得される前記第1の情報は、前記対象物に対応するジャンルの識別情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得手段により取得される前記第1の情報は、前記対象物の識別情報の他に、前記対象物の詳細な情報である対象物情報をさらに含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得手段により取得される前記第2の情報は、前記前記ユーザの識別情報の他に、前記ユーザの嗜好を表わす嗜好情報をさらに含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  9. 前記生成手段により生成された前記提供情報を、前記提供情報に基づく表示を行なう表示装置に送信する送信手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  10. 前記受付手段により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記対象物の前記識別情報に基づいて、前記対象物の詳細な情報である対象物情報を他の第2の情報処理装置に要求する要求手段と、
    前記要求手段の要求に対応して、前記他の第2の情報処理装置から送信された前記対象物情報を受信する受信手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  11. 前記第2の情報に対応する前記ユーザの嗜好を表わす嗜好情報を記憶する記憶手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  12. 前記対象物の前記識別情報に対応する前記対象物の詳細な情報である対象物情報を記憶する記憶手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  13. 情報を処理する情報処理装置の情報処理方法において、
    第1の他の情報処理装置が装着されている対象物の識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得ステップと、
    前記ユーザに対する提供情報の要求を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップの処理により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記取得ステップの処理により取得された前記第1の情報および前記第2の情報に基づいて、前記提供情報を生成する生成ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. 情報を処理するプログラムであって、
    第1の他の情報処理装置が装着されている対象物の識別情報を含む第1の情報とともに、ユーザの識別情報を含む第2の情報を取得する取得ステップと、
    前記ユーザに対する提供情報の要求を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップの処理により、前記提供情報の要求が受け付けられた場合、前記取得ステップの処理により取得された前記第1の情報および前記第2の情報に基づいて、前記提供情報を生成する生成ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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