JP2005000390A

JP2005000390A - Ultrasonograph

Info

Publication number: JP2005000390A
Application number: JP2003167092A
Authority: JP
Inventors: Hisayo Fukui; 寿世福井; Yoshimitsu Yamazaki; 義光山崎; Masao Ito; 正男伊藤
Original assignee: Shimadzu Corp; Media Cross Co Ltd
Current assignee: Shimadzu Corp; Media Cross Co Ltd
Priority date: 2003-06-11
Filing date: 2003-06-11
Publication date: 2005-01-06

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an ultrasonograph for measuring IMT values which outputs reports assisting physicians in making accurate diagnoses of arterial sclerosis or the like without being influenced even if the average or maximum IMT values are affected by plaque or noises. <P>SOLUTION: The ultrasonograph, which performs observations using ultrasound at a plurality of cross sections and acquires an intima-media thickness (IMT values) of carotid arteries based on an ultrasonogram acquired by the observations, is equipped with a report output means for outputting a detailed report in which a display 42 by tracing the position of an inner wall of a tunica intima and the position of an inner wall of a tunica media and sites measured in various IMT measuring methods are superposed on ultrasonograms 411-414 displayed by expanding the inside of the region, subjected to the measurement, for all of the observed cross sections in addition to a conventional summary report including ultrasonograms for all cross sections and IMT measured in the various methods and a report for representative observed cross sections. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波診断装置に関し、更に詳しくは、血管の内膜中膜複合体厚を測定するための超音波診断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
動脈硬化は狭心症・心筋梗塞等の心疾患や脳梗塞等の原因となるため、定期的に検査を行うことが望ましい。動脈硬化とは、外膜・中膜・内膜の３層から成る動脈の血管壁のうち、内膜及び中膜が肥厚し、硬くなるものである。通常、動脈硬化の診断は、頸動脈血管の内膜中膜複合体厚（Ｉｎｔｉｍａ−ＭｅｄｉａＴｈｉｃｋｎｅｓｓ、以下、”ＩＭＴ”という。）を測定することにより行われる。ここで、頸動脈を測定対象とするのは、他の部位と比較して頸動脈のＩＭＴ値が動脈硬化の初期の段階から大きくなることにより動脈硬化の発見が容易であるため、及び頸動脈の皮膚からの深さが２〜３ｃｍと浅いことにより測定が容易であるためである。
【０００３】
従来より、ＩＭＴ値の測定は、頸動脈を超音波診断装置により撮影し、得られた超音波画像を分析することにより行われている。具体的には、測定者である医師又は技師が表示装置の画面に表示された画像又は紙に印刷された画像上にノギスを当ててＩＭＴ値を求めている。しかし、このような方法では測定に時間を要するだけでなく、測定精度が測定者の熟練度に依存するという問題がある。動脈硬化の判定を行うためには、ＩＭＴ値の測定には０．１ｍｍの精度が要求されるが、測定者の技術が未熟である場合にはこの精度で測定を行うことは困難である。
【０００４】
このような問題を解決するために、本願発明者の一部は特許文献１において、画像データの輝度値からＩＭＴ値を測定する超音波診断方法及び装置を提案している。これにより、測定時間を短縮すると共に、測定者の熟練度に頼ることなく必要な測定精度を得ることができるようになった。
【０００５】
【特許文献１】
特許２８８９５６８号公報（［００３３］〜［００３７］，図６）
【０００６】
特許文献１に記載の超音波診断装置においては、具体的には、以下のような操作によりＩＭＴ値が得られる。まず、測定者は被検者の頸部の所定の位置に超音波プローブを当てる。超音波プローブには多くの超音波素子が配列され、各超音波素子から順次超音波が送波される。送波された超音波は体内で反射され、この反射超音波が超音波素子により受波される。この送波と受波との時間差に基づき、頸動脈周辺の超音波画像を得る。この超音波画像は所定の周期毎に更新され、動画として表示される。
【０００７】
この超音波画像は、測定者が所定の操作を行うことにより、その瞬間の画像が固定（フリーズ）される。そして、フリーズされた画像中に測定対象領域枠の初期枠が重畳表示される。測定者はこの測定対象領域枠の位置及び大きさを任意に変更ことができるようになっている。測定対象領域枠が確定されると、設定された測定対象領域枠の内側を対象に、超音波診断装置は、画像データ（各画素の輝度値）から、前記領域中の内膜の内壁位置（内膜と血流領域との境界）と外膜の内壁位置（中膜と外膜との境界）を検出し、両者の間隔をＩＭＴ値として決定する。
【０００８】
ＩＭＴ値測定の際には通常、頸部の左右に１本ずつある頸動脈の双方に対して、それぞれ２方向から超音波画像を撮影する。また、頸動脈は、心臓に近い側の総頸動脈が、脳に血液を供給する内頸動脈と顔面に血液を供給する外頸動脈とに分岐する。そのため、動脈硬化に関する診断を行う際は、通常、総頸動脈と内頸動脈のいずれか一方、又は双方に対してＩＭＴ値の測定を行う。従って、総頸動脈と内頸動脈のいずれか一方に対してＩＭＴ値測定を行う場合は、１人の被検者に対して４つの断面で超音波画像を撮影することになる。また、総頸動脈と内頸動脈の双方に対してＩＭＴ値測定を行う場合は、１人の被検者に対して８つの断面で超音波画像を撮影することになる。
【０００９】
超音波診断装置は、撮影した全ての断面について、画像データを基にＩＭＴ値を測定し、全断面の超音波画像と共に、後述の各種方法で測定したＩＭＴ値を表示したレポートを作成する。これを一覧レポートと呼ぶ。
【００１０】
次に、動脈硬化等に関する診断では、ＩＭＴ値が大きい場合が問題となる。そこで、本発明者の１人を含む医師のグループは、最大のＩＭＴ値が現れる観察断面（以下、これを代表観察断面と呼ぶ）をレポート（これを代表断面レポートと呼ぶ）として出力することを提案している。代表断面レポートにおいては、代表観察断面中のＩＭＴ測定対象領域を拡大表示するとともに、それに重畳して、内膜の内壁位置と外膜の内壁位置を高輝度線表示（トレース表示）し、また、ＩＭＴ値が最大となっている箇所や各種ＩＭＴ値測定法で用いられた測定個所等を重畳表示する。更に、被検者の測定値と標準値との比較を行うグラフ等も表示する。
従来の超音波診断装置では、これら一覧レポート及び代表断面レポートを出力している。なお、これらのレポートは画面上に出力されると共に、必要に応じてプリンタにも出力され、印刷される。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
血管内にプラークが存在する場合には、プラークの厚みが結果に大きく反映され、実際よりも大きなＩＭＴ値が測定されることがある。また、何らかのノイズによって誤って大きいＩＭＴ値が測定されてしまうこともある。このような場合、その断面におけるＩＭＴの測定値が全観察断面の中で最も大きくなり、この断面が代表観察断面とされて代表断面レポートが出力される場合がある。
【００１２】
本発明はこのような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、プラークやノイズ等により最大ＩＭＴの測定値が影響を受けている場合であっても、医師等がそれに左右されることなく動脈硬化等の診断を正しく行うための助けとなるようなレポートを出力することのできるＩＭＴ値測定用超音波診断装置を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本発明に係る超音波診断装置は、複数の断面において超音波観察を行い、該観察により得られる超音波画像に基づいて頸動脈の内膜中膜複合体厚を求める超音波診断装置において、
観察した全ての断面について、測定対象領域内を拡大表示した超音波画像に、内膜の内壁位置及び外膜の内壁位置を重畳表示したものをレポートとして出力するレポート出力手段を備えることを特徴とする。
【００１４】
ここで、レポートの出力とは、画面上に表示すること、ファイルに出力すること、プリンタに出力して紙面に印刷することのいずれか又はそれらの組み合わせを意味する。
【００１５】
【発明の実施の形態及び効果】
本発明に係る超音波診断装置は、複数の断面において頸動脈の超音波観察を行い、得られた超音波画像に基づいてＩＭＴ値の測定を行う。これら複数の断面には、１本の頸動脈を異なる方向から観察したもの、頸部の左右の頸動脈についてそれぞれ観察したもの、総頸動脈と内頸動脈のそれぞれについて観察したもの等が含まれる。総頸動脈又は内頸動脈のいずれかについて、左右の頸動脈に対してそれぞれ異なる２方向から超音波観察を行う場合、４断面の超音波画像が得られる。更に、総頸動脈と内頸動脈の双方について同様の観察を行う場合、８断面の超音波画像が得られる。
【００１６】
このように複数の断面について得られた超音波画像のそれぞれに対して、測定者は、内膜及び中膜を含むように、ＩＭＴ値測定の対象とする領域を超音波画像内に設定する。この測定対象領域内において、所定の方法で内膜の内壁位置及び外膜の内壁位置がそれぞれ検出され、それらの間の距離がＩＭＴ値として測定される。この内壁位置の検出及びＩＭＴ値の測定には、特許文献１に記載された方法を用いることができる。
【００１７】
レポート表示制御手段は、上記のようにして得られた観察・測定結果に関して、全ての観察断面について測定対象領域内を拡大表示した超音波画像に、内膜の内壁位置及び外膜の内壁位置をトレースして重畳表示したものをレポート（これを詳細レポートと呼ぶ）として出力する。
【００１８】
例えば、プラークやノイズの影響により内膜中膜複合体の内膜の内壁位置又は外膜の内壁位置が正しく検出されなかった場合でも、従来の超音波診断装置では、両内壁間の距離が最大である観察断面を代表観察断面としてレポート表示し（代表断面レポート）、それ以外の断面については拡大されていない断面画像を一覧表示したレポート（一覧レポート）しか出力されなかった。それに対し、本願発明に係る超音波診断装置では、全ての観察断面について、トレース表示を重畳した拡大観察断面が出力されるため、それらの中からプラーク等の影響を受けていない観察断面を選択することができ、動脈硬化等に関して適切な診断を行うことができる。
【００１９】
ＩＭＴ値の測定には各種方法が提案されており、前記の通り、従来の超音波診断装置では、それらの方法で測定された複数のＩＭＴ値を代表値としてレポートに出力するようにしていた。これらの代表値には例えば、測定対象領域内の全管壁のＩＭＴ測定値の平均値である全平均ＩＭＴ値、測定対象領域内での最大値である最大ＩＭＴ値、測定対象領域内の所定の位置（基準位置）での値を採用する基準ＩＭＴ値、測定対象領域内の所定の３点のＩＭＴ値の平均値である３点平均値がある。最大ＩＭＴ値や３点平均値、基準ＩＭＴ値の場合には、その測定位置が適切であるか否かを判断する必要があるため、詳細レポートにはこれらの測定位置を重畳表示することが望ましい。
【００２０】
【実施例】
本発明に係る超音波診断装置の一実施例のブロック図を図１に示す。
超音波プローブ１１は、被検者の頸部表面の所定の位置に当接して、発信超音波を被検者の体内に送波すると共に、被検者の体内で反射された超音波を受波して電気信号に変換する。超音波送受信部１２は超音波プローブ１１による超音波の送受波を制御するものであり、超音波信号処理部１３は、超音波プローブ１１から出力される電気信号を画像データに変換し、整相加算、ゲイン調整、対数圧縮等の所定のデータ処理を行う。表示処理部１４は、超音波信号処理部１３の出力に基づき、モニタ１５に超音波画像を表示させるための処理を行う。
【００２１】
ＩＭＴ値測定部１６は、超音波画像内でＩＭＴ値測定の対象とする領域を設定すると共に、設定した測定対象領域内のＩＭＴ値を測定するための所定の動作を行う。測定結果記憶部１７は、取得した超音波画像や測定したＩＭＴ値等を記憶するものである。レポート出力部１８は、観察・測定結果をレポートとしてモニタ１５やプリンタ２１に出力するための制御を行うものであり、その詳細については後述する。制御部１９は、上記の各部の制御を行う。入力部２０は、上記情報取得部に入力する情報やその他の設定等を測定者が入力するためのもので、マウス等のポインティングデバイスやキーボード等から成る。
【００２２】
以下、本実施例の超音波診断装置の動作について、図１〜図５を用いて説明する。ここでは、総頸動脈に対して、左斜め前方、左側方、右斜め前方、右側方の４つの観察断面から観察・測定を行う場合を例に説明する。
【００２３】
まず、測定者は超音波プローブ１１を被検者の頸部に当接する。測定者の所定の操作により、超音波プローブ１１は発信超音波を所定の周期で被検者の体内に送波する。被検者の体内で反射された超音波は超音波プローブ１１により電気信号に変換され、超音波信号処理部１３及び表示処理部１４において上記の処理が行われる。これにより、モニタ１５に表示された超音波画像は、超音波プローブが送波する超音波の周期に従って更新され、動画となる。
【００２４】
測定者が入力部２０を用いて所定の操作を行うことにより、モニタ１５の画面に動画表示されている超音波画像がフリーズされる。測定者は、フリーズされた画像をＩＭＴ値測定用の画像として適切であるか否かを判断する。適切でないと判断した場合には、入力部２０を操作することにより、フリーズさせる前の時点の超音波画像をモニタ１５に表示させ、ＩＭＴ値測定に適した画像を選択する。あるいは、再度動画を表示させたうえでフリーズをやり直す。測定者が所定の操作（例えば、画面上の「画像選択」ボタンをクリックする等）を行うと、ＩＭＴ値測定に用いる超音波画像が決定される。
【００２５】
超音波画像が決定されると、図２に示すように、測定対象領域を設定するための枠（初期枠）２３が超音波画像中に表示される。測定者は、血管壁２４の内膜２５及び中膜２６が測定領域設定枠２３内に入るように、測定領域設定枠２３の位置及び大きさを適宜変更する。所定の操作により測定者が測定領域設定枠２３の位置及び大きさを確定させると、ＩＭＴ値測定部１６は、測定領域設定枠２３内の画像データより、所定の方法で内膜２５の内壁及び外膜２７の内壁を検出し、それらの間の距離としてＩＭＴ値を測定する。この内壁検出及びＩＭＴ値測定は、特許文献１に記載の方法を用いて行うことができる。
【００２６】
測定結果記憶部１７は、測定対象として決定された超音波画像を記憶すると共に、測定したＩＭＴ値を記憶する。更に、検出した各内壁のトレース線の位置、観察断面の位置、測定領域設定枠２３の位置及び大きさ、ＩＭＴ値の測定を行った位置等、測定により得られたその他の情報や測定に用いた条件を併せて記憶する。
【００２７】
ここまでの動作を各観察断面に対してそれぞれ行い、上記と同様の項目を測定結果記憶部１７に記憶させる。
【００２８】
全ての超音波画像の撮影及びＩＭＴ測定が終了した後に、測定者が所定の操作を行うと、レポート出力部１８は、各観察断面について、測定結果記憶部１７に記憶された各項目を読み出し、それらに基づき、以下に示す３種のレポートを作成する。
【００２９】
第１のレポートは、従来の超音波診断装置においても同様に出力されていた一覧レポートである。これには、図３に示すように、全観察断面の、測定領域設定枠２３を含む広い領域の超音波画像３１１〜３１４が一覧表示される。また、異なる評価法により求められた、観察断面毎の代表ＩＭＴ値３２が出力される。更に、これらのＩＭＴ値の中から所定の基準により選ばれたＩＭＴ値、及び、選ばれたＩＭＴ値が測定された観察断面並びに評価法を記載したＩＭＴ値評価結果３３が出力される。
【００３０】
第２のレポートは、本発明に基づいて出力される詳細レポートである。図４に示すように、全ての観察断面についてそれぞれ、測定領域設定枠２３内が拡大された超音波画像４１１〜４１４が出力される。また、これらの超音波画像内に、符号４２で示すように、検出された各内壁の位置がそれぞれトレース表示される。また、各種方法でＩＭＴ値を測定した箇所が表示される。破線４３は３点平均ＩＭＴ評価法によりＩＭＴ値の測定を行った３箇所を示し、記号４４は最大ＩＭＴ評価法に用いた、測定対象領域全体の中でＩＭＴ値が最も大きい箇所を示す。
【００３１】
第３のレポートは、従来の超音波診断装置においても出力されていた代表断面レポートである。図５に示すように、全ての観察断面の中で、測定されたＩＭＴ値が最も大きい観察断面（代表観察断面）に関するレポートが出力される。このレポートには、代表観察断面における、測定領域設定枠２３内が拡大された超音波画像５１が出力される。超音波画像５１には、第２のレポートと同様に、両内壁のトレース表示５２や、各種方法でＩＭＴ値を測定した箇所を表す破線５３及び記号５４が表示される。更に、年齢毎の標準ＩＭＴ値をプロットしたグラフ５５上に、被検者のＩＭＴ値の印５６が表示される。
【００３２】
レポート出力部１８は、上記の３種のレポートをモニタ１５に表示すると共に、測定者の要求に応じて、これらのレポートをプリンタ２１で印刷する。
【００３３】
本実施例の超音波診断装置では、第２のレポートに、全ての観察断面について拡大された超音波画像が表示されると共に、検出した内壁位置がトレース表示される。そのため、代表観察断面においてプラークやノイズ等により内壁が正しく検出されていない場合にも、医師等は他の観察断面における拡大超音波画像及びトレース表示を参照することができる。医師等はこれらを参照した上で総合判断することにより、より適切な診断を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る超音波診断装置の一実施例を示すブロック図。
【図２】頸動脈の超音波画像の例を示す図。
【図３】第１のレポートの一例を示す図。
【図４】第２のレポートの一例を示す図。
【図５】第３のレポートの一例を示す図。
【符号の説明】
１１…超音波プローブ
１２…超音波送受信部
１３…超音波信号処理部
１４…表示処理部
１５…モニタ
１６…ＩＭＴ値測定部
１７…測定結果記憶部
１８…レポート出力部
１９…制御部
２０…入力部
２１…プリンタ
２３…測定領域設定枠
２４…血管壁
２５…内膜
２６…中膜
３１１、３１２、３１３、３１４…超音波画像
３２…ＩＭＴ値
３３…ＩＭＴ値評価結果
４１１、４１２、４１３、４１４、５１……拡大された超音波画像
４２、５２…トレース表示[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an ultrasonic diagnostic apparatus, and more particularly to an ultrasonic diagnostic apparatus for measuring the intima-media thickness of a blood vessel.
[0002]
[Prior art]
Since arteriosclerosis causes heart disease such as angina pectoris and myocardial infarction, and cerebral infarction, it is desirable to conduct periodic examinations. Arteriosclerosis is a thickening and hardening of the intima and media of the arterial vascular wall composed of three layers of the adventitia, media and intima. Usually, the diagnosis of arteriosclerosis is performed by measuring the intima-media thickness (hereinafter referred to as “IMT”) of the carotid artery blood vessel. Here, the carotid artery is the measurement target because the IMT value of the carotid artery is increased from the initial stage of arteriosclerosis compared to other sites, and it is easy to find arteriosclerosis. This is because measurement is easy because the depth from the skin is as small as 2 to 3 cm.
[0003]
Conventionally, the measurement of the IMT value is performed by photographing the carotid artery with an ultrasonic diagnostic apparatus and analyzing the obtained ultrasonic image. Specifically, a doctor or engineer who is a measurer applies an vernier caliper to an image displayed on a screen of a display device or an image printed on paper to obtain an IMT value. However, such a method not only requires time for measurement, but also has a problem that the measurement accuracy depends on the skill level of the measurer. In order to determine arteriosclerosis, IMT value measurement requires an accuracy of 0.1 mm, but it is difficult to measure with this accuracy if the technique of the measurer is immature.
[0004]
In order to solve such a problem, part of the inventors of the present application has proposed an ultrasonic diagnostic method and apparatus for measuring an IMT value from a luminance value of image data in Patent Document 1. As a result, the measurement time can be shortened, and the necessary measurement accuracy can be obtained without depending on the skill level of the measurer.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2889568 ([0033] to [0037], FIG. 6)
[0006]
In the ultrasonic diagnostic apparatus described in Patent Document 1, specifically, the IMT value is obtained by the following operation. First, the measurer applies an ultrasonic probe to a predetermined position on the neck of the subject. Many ultrasonic elements are arranged in the ultrasonic probe, and ultrasonic waves are sequentially transmitted from each ultrasonic element. The transmitted ultrasonic wave is reflected in the body, and the reflected ultrasonic wave is received by the ultrasonic element. An ultrasonic image around the carotid artery is obtained based on the time difference between the transmitted wave and the received wave. This ultrasonic image is updated at predetermined intervals and displayed as a moving image.
[0007]
The ultrasonic image is fixed (frozen) when the measurer performs a predetermined operation. Then, the initial frame of the measurement target region frame is superimposed and displayed in the frozen image. The measurer can arbitrarily change the position and size of the measurement target area frame. When the measurement target region frame is confirmed, the ultrasound diagnostic apparatus targets the inside of the set measurement target region frame from the image data (the luminance value of each pixel) (inner wall position of the intima in the region ( The boundary between the intima and the blood flow region) and the inner wall position of the adventitia (boundary between the media and the adventitia) are detected, and the interval between them is determined as the IMT value.
[0008]
In measuring the IMT value, usually, ultrasonic images are taken from two directions for both the carotid arteries, one on each side of the neck. The common carotid artery on the side close to the heart branches into an internal carotid artery supplying blood to the brain and an external carotid artery supplying blood to the face. Therefore, when making a diagnosis related to arteriosclerosis, the IMT value is usually measured for one or both of the common carotid artery and the internal carotid artery. Therefore, when IMT value measurement is performed on either the common carotid artery or the internal carotid artery, an ultrasonic image is taken with four cross sections for one subject. Further, when IMT value measurement is performed on both the common carotid artery and the internal carotid artery, an ultrasonic image is taken with eight cross sections for one subject.
[0009]
The ultrasonic diagnostic apparatus measures IMT values based on image data for all photographed cross sections, and creates a report displaying IMT values measured by various methods to be described later together with ultrasonic images of all cross sections. This is called a list report.
[0010]
Next, in the diagnosis related to arteriosclerosis or the like, a problem occurs when the IMT value is large. Therefore, a group of doctors including one of the present inventors outputs an observation cross section (hereinafter referred to as a representative observation cross section) in which the maximum IMT value appears as a report (referred to as a representative cross section report). is suggesting. In the representative cross-section report, the IMT measurement target area in the representative observation cross-section is enlarged and superimposed, and the inner wall position of the inner membrane and the inner wall position of the outer membrane are displayed with high luminance lines (trace display). A location where the IMT value is maximum, a measurement location used in various IMT value measurement methods, and the like are superimposed and displayed. Further, a graph or the like for comparing the measured value of the subject with the standard value is also displayed.
The conventional ultrasonic diagnostic apparatus outputs these list reports and representative cross-section reports. These reports are output on the screen and are also output to a printer and printed as necessary.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
When plaque is present in the blood vessel, the thickness of the plaque is greatly reflected in the result, and an IMT value larger than the actual value may be measured. Also, a large IMT value may be measured by mistake due to some noise. In such a case, the IMT measurement value in the cross section becomes the largest among all the observed cross sections, and this cross section may be the representative observation cross section and a representative cross section report may be output.
[0012]
The present invention has been made to solve such a problem, and the object of the present invention is to provide a doctor or the like even when the maximum IMT measurement value is affected by plaque, noise, or the like. It is an object of the present invention to provide an ultrasonic diagnostic apparatus for measuring an IMT value capable of outputting a report that helps to correctly diagnose a diagnosis of arteriosclerosis and the like without depending on the above.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
An ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention, which has been made to solve the above-described problems, performs ultrasonic observation in a plurality of cross sections, and based on an ultrasonic image obtained by the observation, an intima-media complex of a carotid artery In an ultrasonic diagnostic apparatus for obtaining a thickness,
It comprises a report output means for outputting, as a report, a superposition of the inner wall position of the intima and the inner wall position of the outer film on an ultrasonic image in which the inside of the measurement target area is enlarged and displayed for all the observed cross sections. To do.
[0014]
Here, the output of the report means any one of a combination of displaying on a screen, outputting to a file, outputting to a printer and printing on paper, or a combination thereof.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention performs ultrasonic observation of the carotid artery in a plurality of cross sections, and measures an IMT value based on the obtained ultrasonic image. These multiple cross-sections include a single carotid artery observed from different directions, left and right carotid arteries observed, the common carotid artery and the internal carotid artery observed, respectively. . When either the common carotid artery or the internal carotid artery is subjected to ultrasound observation from two different directions with respect to the left and right carotid arteries, four cross-sectional ultrasound images are obtained. Furthermore, when the same observation is performed for both the common carotid artery and the internal carotid artery, an ultrasonic image of eight cross sections is obtained.
[0016]
In this way, for each of the ultrasonic images obtained for a plurality of cross sections, the measurer sets an IMT value measurement target region in the ultrasonic image so as to include the intima and the media. In the measurement target region, the inner wall position of the inner membrane and the inner wall position of the outer membrane are respectively detected by a predetermined method, and the distance between them is measured as an IMT value. For the detection of the inner wall position and the measurement of the IMT value, the method described in Patent Document 1 can be used.
[0017]
The report display control means displays the inner wall position of the intima and the inner wall position of the outer membrane in the ultrasonic image in which the measurement target area is enlarged and displayed for all observation cross sections with respect to the observation / measurement results obtained as described above. The traced and superimposed display is output as a report (this is called a detailed report).
[0018]
For example, even if the position of the inner wall of the intima-media complex or the inner wall of the outer membrane is not correctly detected due to the influence of plaque or noise, the conventional ultrasonic diagnostic apparatus has the maximum distance between both inner walls. As a representative observation cross-section, a report is displayed as a representative observation cross-section (representative cross-section report), and for other cross-sections, only a report (list report) displaying a list of cross-sectional images not enlarged is output. On the other hand, in the ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention, since an enlarged observation cross section on which the trace display is superimposed is output for all observation cross sections, an observation cross section that is not affected by plaque or the like is selected from them. It is possible to make an appropriate diagnosis regarding arteriosclerosis and the like.
[0019]
Various methods have been proposed for measuring the IMT value. As described above, the conventional ultrasonic diagnostic apparatus outputs a plurality of IMT values measured by these methods as representative values to a report. These representative values include, for example, the total average IMT value that is an average value of the IMT measurement values of all the tube walls in the measurement target region, the maximum IMT value that is the maximum value in the measurement target region, and a predetermined value in the measurement target region. There are a reference IMT value that adopts a value at the position (reference position) of the reference point, and a three-point average value that is an average value of three predetermined IMT values in the measurement target region. In the case of the maximum IMT value, the three-point average value, or the reference IMT value, it is necessary to determine whether or not the measurement position is appropriate. Therefore, it is desirable to superimpose these measurement positions on the detailed report. .
[0020]
【Example】
FIG. 1 shows a block diagram of an embodiment of an ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention.
The ultrasonic probe 11 is in contact with a predetermined position on the surface of the neck of the subject, transmits the transmitted ultrasonic wave into the body of the subject, and receives the ultrasonic wave reflected in the body of the subject. Wave and convert to electrical signal. The ultrasonic transmission / reception unit 12 controls transmission / reception of ultrasonic waves by the ultrasonic probe 11, and the ultrasonic signal processing unit 13 converts an electrical signal output from the ultrasonic probe 11 into image data, and performs phasing. Predetermined data processing such as addition, gain adjustment, logarithmic compression is performed. The display processing unit 14 performs processing for displaying an ultrasonic image on the monitor 15 based on the output of the ultrasonic signal processing unit 13.
[0021]
The IMT value measurement unit 16 sets a region to be subjected to IMT value measurement in the ultrasonic image and performs a predetermined operation for measuring the IMT value in the set measurement target region. The measurement result storage unit 17 stores the acquired ultrasonic image, the measured IMT value, and the like. The report output unit 18 performs control for outputting the observation / measurement result as a report to the monitor 15 or the printer 21, and details thereof will be described later. The control unit 19 controls each unit described above. The input unit 20 is used by a measurer to input information to be input to the information acquisition unit and other settings, and includes a pointing device such as a mouse, a keyboard, and the like.
[0022]
Hereinafter, the operation of the ultrasonic diagnostic apparatus according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. Here, an example will be described in which the common carotid artery is observed and measured from four observation cross sections, that is, diagonally forward left, leftward, diagonally forward right, and rightward.
[0023]
First, the measurer brings the ultrasonic probe 11 into contact with the neck of the subject. The ultrasonic probe 11 transmits the transmitted ultrasonic wave into the body of the subject at a predetermined cycle by a predetermined operation of the measurer. The ultrasonic wave reflected in the body of the subject is converted into an electric signal by the ultrasonic probe 11, and the above processing is performed in the ultrasonic signal processing unit 13 and the display processing unit 14. Thereby, the ultrasonic image displayed on the monitor 15 is updated according to the cycle of the ultrasonic wave transmitted by the ultrasonic probe, and becomes a moving image.
[0024]
When the measurer performs a predetermined operation using the input unit 20, the ultrasonic image displayed on the screen of the monitor 15 is frozen. The measurer determines whether the frozen image is appropriate as an image for measuring the IMT value. When it is determined that it is not appropriate, by operating the input unit 20, an ultrasonic image before the freeze is displayed on the monitor 15 and an image suitable for IMT value measurement is selected. Alternatively, freeze again after displaying the video again. When the measurer performs a predetermined operation (for example, by clicking an “select image” button on the screen), an ultrasonic image used for IMT value measurement is determined.
[0025]
When the ultrasonic image is determined, as shown in FIG. 2, a frame (initial frame) 23 for setting a measurement target region is displayed in the ultrasonic image. The measurer appropriately changes the position and size of the measurement region setting frame 23 so that the intima 25 and the media 26 of the blood vessel wall 24 fall within the measurement region setting frame 23. When the measurer determines the position and size of the measurement region setting frame 23 by a predetermined operation, the IMT value measurement unit 16 determines the inner wall of the intima 25 and the inner wall 25 by a predetermined method from the image data in the measurement region setting frame 23. The inner wall of the outer membrane 27 is detected, and the IMT value is measured as the distance between them. This inner wall detection and IMT value measurement can be performed using the method described in Patent Document 1.
[0026]
The measurement result storage unit 17 stores the ultrasonic image determined as the measurement target and also stores the measured IMT value. Furthermore, it is used for other information and measurement obtained by the measurement such as the position of the trace line of each detected inner wall, the position of the observation cross section, the position and size of the measurement region setting frame 23, the position where the IMT value was measured, etc. Memorize the conditions that you had.
[0027]
The operation so far is performed for each observation section, and the same items as described above are stored in the measurement result storage unit 17.
[0028]
When the measurer performs a predetermined operation after the imaging of all the ultrasonic images and the IMT measurement are completed, the report output unit 18 reads out each item stored in the measurement result storage unit 17 for each observation cross section, Based on these, the following three types of reports are created.
[0029]
The first report is a list report that is also output in the conventional ultrasonic diagnostic apparatus. In this, as shown in FIG. 3, a list of ultrasonic images 311 to 314 in a wide area including the measurement area setting frame 23 of the entire observation cross section is displayed. In addition, a representative IMT value 32 for each observation cross section obtained by a different evaluation method is output. Furthermore, an IMT value evaluation result 33 describing the IMT value selected from these IMT values according to a predetermined criterion, the observation cross section where the selected IMT value was measured, and the evaluation method is output.
[0030]
The second report is a detailed report output based on the present invention. As illustrated in FIG. 4, ultrasonic images 411 to 414 in which the inside of the measurement region setting frame 23 is enlarged are output for all observation cross sections. In addition, as shown by reference numeral 42, the detected positions of the inner walls are traced and displayed in these ultrasonic images. In addition, the location where the IMT value is measured by various methods is displayed. The broken line 43 shows three places where the IMT value was measured by the three-point average IMT evaluation method, and the symbol 44 shows the place where the IMT value is the largest in the entire measurement target region used in the maximum IMT evaluation method.
[0031]
The third report is a representative cross-section report that has been output also in the conventional ultrasonic diagnostic apparatus. As shown in FIG. 5, a report relating to the observation cross section (representative observation cross section) having the largest measured IMT value among all the observation cross sections is output. In this report, an ultrasonic image 51 in which the measurement area setting frame 23 in the representative observation section is enlarged is output. Similar to the second report, the ultrasonic image 51 displays a trace display 52 of both inner walls, and a broken line 53 and a symbol 54 representing a location where the IMT value is measured by various methods. Further, a mark 56 of the subject's IMT value is displayed on a graph 55 in which standard IMT values for each age are plotted.
[0032]
The report output unit 18 displays the above three types of reports on the monitor 15 and prints these reports with the printer 21 in response to a request from the measurer.
[0033]
In the ultrasonic diagnostic apparatus of the present embodiment, the ultrasonic image enlarged for all the observation cross sections is displayed on the second report, and the detected inner wall position is displayed in a trace manner. Therefore, even when the inner wall is not correctly detected due to plaque, noise, or the like in the representative observation section, a doctor or the like can refer to the enlarged ultrasonic image and the trace display in another observation section. A doctor or the like can make a more appropriate diagnosis by referring to these and making a comprehensive determination.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of an ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an example of an ultrasonic image of a carotid artery.
FIG. 3 is a diagram showing an example of a first report.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a second report.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a third report.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Ultrasonic probe 12 ... Ultrasonic transmission / reception part 13 ... Ultrasonic signal processing part 14 ... Display processing part 15 ... Monitor 16 ... IMT value measurement part 17 ... Measurement result storage part 18 ... Report output part 19 ... Control part 20 ... Input Unit 21 ... Printer 23 ... Measurement region setting frame 24 ... Vessel wall 25 ... Intima 26 ... Medium 311, 312, 313, 314 ... Ultrasonic image 32 ... IMT value 33 ... IMT value evaluation result 411, 412, 413, 414 51 ... Enlarged ultrasonic images 42, 52 ... Trace display

Claims

複数の断面において超音波観察を行い、該観察により得られる超音波画像に基づいて頸動脈の内膜中膜複合体厚を求める超音波診断装置において、
観察した全ての断面について、測定対象領域内を拡大表示した超音波画像に、内膜の内壁位置及び外膜の内壁位置を重畳表示したものをレポートとして出力するレポート出力手段を備えることを特徴とする超音波診断装置。In the ultrasonic diagnostic apparatus for performing ultrasonic observation in a plurality of cross sections and obtaining the intima-media complex thickness of the carotid artery based on the ultrasonic image obtained by the observation,
It comprises a report output means for outputting, as a report, a superposition of the inner wall position of the intima and the inner wall position of the outer film on an ultrasonic image in which the inside of the measurement target area is enlarged and displayed for all the observed cross sections. Ultrasound diagnostic device.

前記レポート出力手段が、内膜の内壁位置及び外膜の内壁位置を重畳表示した前記超音波画像に、更に、内膜中膜複合体厚の測定箇所を重畳表示することを特徴とする請求項１に記載の超音波診断装置。The report output means further superimposes and displays an intima-media complex thickness measurement location on the ultrasonic image in which the inner wall position of the intima and the inner wall position of the outer membrane are superimposed and displayed. The ultrasonic diagnostic apparatus according to 1.