JP2004532129A - 鋳造工場において用いられる砂およびベントナイト粘土を回収するためのプロセス - Google Patents

鋳造工場において用いられる砂およびベントナイト粘土を回収するためのプロセス Download PDF

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Abstract

生砂鋳型鋳物工場からバグハウスダストおよび鋳造廃棄物として回収される砂、ベントナイト粘土および有機物は、液圧分離工程および機械的分離工程の両方を含む複数工程のプロセスにより、新たな生砂鋳型および鋳型コアを混合する際に再利用するために再生される。生砂鋳型を製造する生砂鋳物工場の操作に必要な初生砂の量を減少するためのプロセスであって、該鋳物工場はまた、バッグハウスダストおよび鋳造廃棄物の形態にて鋳物工場廃棄物を生じ、該プロセスは、以下の工程:第1液圧分離工程における該バッグハウスダストのスラリーを液圧分離して、該バッグハウスダスト中の該砂の少なくとも約40%を含むアンダーフロー流および該バッグハウスダスト中のベントナイト粘土の少なくとも約60%を含むオーバーフロー流を生成する工程、ならびに該アンダーフロー流における該砂を再利用して、さらなる生砂鋳型を作製する工程、を包含する、プロセス。

Description

【技術分野】
【0001】
(発明の分野)
本発明は一般に、砂鋳造成形の分野に関する。より詳細には、本発明は、鋳造工場において成形媒体を回収するためのプロセスおよび装置、ならびに鋳造工場において回収された成形媒体を用いるためのプロセスに関する。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
生砂鋳造は、鋳造金属物品を形成するための周知のプロセスである。このプロセスでは、鋳造品を作製するための鋳造鋳型は、主に砂およびベントナイト粘土である成形媒体から形成され、1または複数の鋳造品の生成のためにほんの1回の成形サイクルにおいて用いられる。一旦、鋳造品が鋳型中で凝固したら、鋳型は破壊され、そして鋳造サイクルが完了する。しかし、成形媒体の一部は、別の鋳造プロセスのためにリサイクルされ得、成形媒体の多くは、鋳造工場で鋳物廃棄物として存在する。米国単独で、鋳物廃棄物は、1年あたり約600〜1000万立方ヤードの速度で蓄積する。鋳物廃棄物が大量であることは、埋め立てエーカー数および輸送のコストを増すことと結びついて、問題がある。
【0003】
生砂鋳物工場では、鋳造鋳型は、鋳造品の外側部分を規定する「生砂鋳型」および鋳造品の内側の形を規定するために生砂鋳型の内側に配置される「中子」を用いて作製される。図1は、成形媒体を用いて、生砂鋳造工場内で鋳造サイクルにおいて用いられる生砂鋳型および中子を形成する、周知の様式を図示するプロセスフロー図である。インプットストリーム1の初生(prime)(すなわち、新たな)珪砂およびインプットストリーム3の化学的結合剤を用いて、中子形成工程Aにおいて中子を生成する。中子は、鋳造品の形成の間の高圧に耐えねばならず、砂の粒子を多数の化学的結合剤(例えば、二部ウレタン系)のうちのいずれか1つでコーティングすることによって作製され、そして化学的結合剤は当該分野で周知である。砂/化学的結合剤の混合物は、作製されるべき鋳造品の内側の形に従って予め形成され、次いで、化学的結合剤を反応させて、高引張り中子を完成する。初生珪砂2、ベントナイト粘土4および有機添加物5を用いて、生砂鋳型を鋳型形成工程Bにおいて生成する。生砂鋳型は、一般的に「接着剤」として公知の、ベントナイトおよび有機添加物の混合物によってコーティングされた砂を加圧成形することによって作製される。インプットストリーム6の水の添加は、接着剤を水和して、砂の粒子が互いに接着して形を作ることを引き起こす。生砂鋳型は代表的に、約86重量%〜90重量%の砂、8重量%〜10重量%のベントナイト粘土、2重量%〜4重量%の有機添加物および2重量%〜4重量%の水分を含む。
【0004】
中子および生砂鋳型が形成された後、中子は、生砂鋳型中に挿入され、そして溶融した金属が生砂鋳型中に注ぎ込まれて、鋳造品が鋳造工程Cで生成される。溶融した金属が凝固した後、鋳造品は、砂落とし工程Dで「砂落とし」を受けて生砂鋳型が壊されて外され、そして中子が小さな粒子または塊とされる。砂落としの間に、中子の粒子は、凝固した鋳造品から流れ落ち、そして生砂鋳型から粒子と混合されるようになる。アウトプットストリーム7によって表される、生砂鋳型および中子を一旦作製した材料の一部は、その後の鋳造サイクルのために鋳型形成工程Bで、生砂鋳型を作製するためにリサイクルされる。アウトプットストリーム8によって表されるように、生砂鋳型および中子を一旦作製した過剰の部分の材料は、「鋳造廃棄物」としてプロセスを出る。鋳型形成工程Bでの初生砂2の添加は、各鋳造サイクルの後にこのプロセスから運び出された「細かい」砂を埋め合わせる。初生ベントナイト粘土4および初生有機添加物5は、コーティングされていない初生砂、および中子を一旦作製したコーティングされていない砂をもコーティングするために必要とされるさらなる接着剤を補償する。初生ベントナイト粘土および有機添加物の添加はまた、高温への曝露に起因する成形媒体の損失を補償する。
【0005】
過剰の成形媒体(すなわち、その後の鋳造サイクルで再使用できない鋳物廃棄物)は、鋳造工場内のいくつかの場所で作製される。鋳物廃棄物の組成および粒径分布は、収集される鋳造工場の領域に依存して変動し得るが、鋳物廃棄物は一般に、2つの広いカテゴリー(すなわち、「鋳造廃棄物」および「バッグハウスダスト」)に分類され得る。用語「鋳造廃棄物」とは、砂落としの間に形成される壊れた生砂鋳型および中子(アウトプットストリーム8)由来の過剰の成形媒体をいう。ストリーム9によって表される鋳物廃棄物の別の供給源は、鋳造操作において用いられない不良の中子によって作製される。鋳造廃棄物は、アウトプットストリーム8および9の両方に存在する材料、ならびに鋳造工場全体の種々の段階でコンベヤシステムから落ちた成形媒体を包含し得る。多くの生砂鋳造工場では、鋳造廃棄物は代表的に、約80重量%〜約90重量%の砂、約6重量%〜約10重量%のベントナイト粘土および約1重量%〜約4重量%の有機添加物を含む。鋳造廃棄物は、接着剤でコーティングされた砂、ならびに砂、ベントナイトおよび有機添加物の個々の粒子を含む。
【0006】
接着剤を砂から機械的に除去して、中子の生成において再使用するに充分に砂を清浄にすることによって、鋳造廃棄物の蓄積を低減する試みがなされている。このようなプロセスでは、砂は回収されるが、ベントナイト粘土(これは、重量基準で、砂よりも何倍もコストがかかる)および有機添加物は廃棄される。機械的再生の別の欠点は、初生砂のコストが、砂回収のための資本投資が経済的に実行できない多くの地理的区域で充分低いことである。
【0007】
鋳造工場廃棄物の別の大きな供給源(ストリーム10)は、鋳造工場の排気システムにおいて収集された、砂、ベントナイト粘土、有機添加物および破片の細かい粒子を含む。鋳物廃棄物10は、鋳造工場において、「バッグハウスダスト」として通常公知である。バッグハウスダストは、鋳造廃棄物が含むよりも多くのベントナイト粘土を実質的に含む。バッグハウスダストは代表的に、約40%〜約70%の砂、約20%〜約50%のベントナイト粘土および約10%〜約30%の有機添加物を含む。
【0008】
いくつかの場合には、特定の鋳造工場は、鋳造プロセスにおいて生砂鋳型を作製するために用いられる水システムにバッグハウスダストを導入し戻すことによって、ベントナイト粘土を回収できている。このようにして、バッグハウスダストは、最新式酸化プロセス(AO技術)に従って処理された水システムに混合され、そして沈澱槽に配置される。Advanced Oxidants Offer Opportunities to Improve Mold Properties,Emissions;Modern Casting,2000年9月,40−43頁を参照のこと。沈澱したら、ベントナイト粘土を含む水は、沈澱槽の上から引き出され、そして生砂鋳造ラインにおいて再使用される。しかし、欠点は、沈澱槽に沈澱して廃棄されるスラッジが、バッグハウスダスト中の大部分の砂を含むことである。
【0009】
従って、生砂鋳造工場から出る鋳物廃棄物の量を低減する必要性が存在する。中子および生砂鋳型を作製するために鋳造工場において用いられるに充分な品質を有し、その後の鋳造プロセスにおいて上質の鋳造品を生じ得る、砂を回収するプロセスについての必要性もまた存在する。鋳造工場に原材料として入る初生材料の量を減らすために、砂、ベントナイト粘土および有機添加物を回収するプロセスについての必要性もまた存在する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0010】
(発明の要旨)
これらおよび他の必要性は、代表的生砂鋳造工場に由来する鋳物廃棄物に含まれる砂およびベントナイト粘土の多くが、2工程液圧分離手順によって新たな生鋳型を作製する際に再使用のために回収され得るという認識に基づく本発明によって取り組まれる。2工程液圧分離手順は、新たな生砂鋳型を作製する際に再使用のために適切な粗い砂を廃棄物から最初に回収し、その後、新たな生鋳型を作製する際に使用するために適切でない細かい砂を廃棄物の残りから分離して、水性の副産物ベントナイト粘土ストリーム(これもまた、新たな生鋳型を作製する際に用いられ得る)を生成する。
【0011】
従って、本発明の1つの実施形態において、バッグハウスダストは、水中でスラリーとなった後で、液圧分離されて、バッグハウスダスト中に元々含まれていた砂の少なくとも約40%を含むアンダーフローアウトプットストリーム、およびバッグハウスダスト中のベントナイト粘土の少なくとも約60%を含む水性オーバーフローストリームを生成する。本発明に従って、アンダーフロー中に含まれる比較的粗い砂は、その後の鋳造サイクルのために新たな生砂鋳型を作製するために直接使用されるのを可能にする粒径分布を有することが見出された。従って、この粗い砂産物は、任意の水除去の後、さらなる生砂鋳型を作製する際の再使用のために、生鋳型調製ステーションへとリサイクルされる。第一の液圧分離工程の副産物として生成された水性オーバーフローストリームは、所望の場合、第二の液圧分離工程に供されて、その砂成分の大部分が除去され得る。この砂は、さらなる生砂鋳型を作製する際に有用であるには細かすぎ、それゆえ、廃棄される。しかし、この第二分離工程の結果として生成される廃液アウトプットストリームは、バッグハウスダスト中に元々見出されるベントナイト粘土のうちの少なくとも約50%を含むが砂はごくわずかしか含まず、これもまた、新たな生砂鋳型を作製するために直接使用され得、従ってこの目的のために生砂鋳造ステーションへとまたリサイクルされる。
【0012】
本発明の別の実施形態では、代表的な生砂鋳物の操作の間に生成された鋳造廃棄物は、上記と本質的に同じ方法で加工される。しかし、この例では、鋳造廃棄物は、最初に機械的に分離されて、より軽い画分とより重い画分とが生成される。より軽い画分は、鋳造廃棄物中のベントナイト粘土および有機成分の大部分を含み、それゆえ、上記と同じ方法でそれ自体または鋳造工場によって生成されたバッグハウスダストと一緒に加工されて、なおさらなる生砂鋳型を作製するためのその有用な砂およびベントナイト粘土の値が回収され得る。機械的分離によって生成される、より重い画分は、主に砂から構成される。本発明のなお別の特徴に従って、この再生砂産物は、適切な様式で機械的分離プロセスを実施することによって、初生砂の粒径および粒径分布に近似した粒径および粒径分布を示すようにされ得る。それゆえ、このより重い砂画分は、本発明に従って適切に作製される場合、新たな鋳型中子を作製する際に用いられる初生砂の少なくとも一部の代わりになり得、それゆえ、その生砂鋳造プロセス全体における初生砂についての鋳造工場の総需要を有意に低減し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(発明の詳細な説明)
本発明の1つの実施形態によれば、砂、ベントナイト粘土および有機添加剤が、代表的な生砂鋳物工場により生成されるバグハウスダストから回収され、そしてさらなる生砂鋳型を作製するために再利用される。珪砂が一般に用いられ、そして生砂はまた、例えば、珪砂、湖砂(シリカおよびカルシウム、貝殻など)、クロム鉄鉱砂、ジルコン砂、かんらん石砂、ニッケルスラグ、およびカーボン砂を含み得る。また、異なる型のベントナイト粘土が用いられ、そして、例えば、ベントナイトカルシウム、ベントナイトナトリウムおよびナトリウム活性化ベントナイトを含み得る。生砂鋳物工場で用いられる有機添加剤は、制限されずに、例えば、セルロース、穀物、スターチ、腐食亜炭、瀝青炭、ギルソナイト、および無煙炭を含む。
【0014】
生砂鋳物工場において、砂、ベントナイト粘土および有機添加物を回収するためのプロセスは図2に示され、これは、スラリータンク中に供給され、そしてスラリー工程Eで混合されてスラリー24を生成する、バグハウスダスト10および水22を示す。スラリー工程Eでは、任意の量の水が添加され得るが、通常、添加される水の量は、重量ベースで、バグハウスダストの量の少なくとも約10倍である。より代表的には、添加される水の量は、バグハウスダストに対する水の重量比が約12:1と約40:1との間、より好ましくは約15:1と30:1との間であるに十分である。
【0015】
次いで、スラリー24は、分離工程Fに移され、そこで、スラリーは水理学的に分離されて、さらなる生鋳型を作製することにおける再利用のために、その中のより粗く、重い砂粒子を回収する。「水理学的に分離」されたは、スラリーが重力または遠心分離力のような力を、より重く、粗い粒子がスラリー中の他の成分−すなわち、水およびより軽く、微細な粒子から分離されるように受けることを意味する。
【0016】
異なるサイズおよび密度の粒子を互いから水理学的に分離するために、種々の方法および装置が利用され得る。例えば、より大きいか、またはより密度の高い粒子を、より小さく、より軽い粒子から離れて移動するために、スラリー上に遠心力を与える流体取り扱い装置が用いられ得る。このような流体取り扱い装置の例としては、ハイドロクローンおよび遠心分離器が挙げられる。ハイドロクローンは、頂部近傍の入口に入るスラリー上に遠心力を与える、円錐形底部をもつ、静止鉛直シリンダーを有する。入来するスラリーは、シリンダーへの入口で回転運動を受け、そしてそのように形成された渦が、遠心力を生じ、これが、より重い砂粒子をハイドロクローンの壁に向かって半径方向に強制し、そしてそれらを、微細粒子を含む流体から分離する。スラリー上に与えられる遠心力は、より粗い砂の沈降速度を増大し、そしてこの砂をより微細な粒子より先に底部ウェルに沈降させる。より粗い砂粒子を含むアンダーフローはハイドロクローンの底から出、その一方、粒子を含むオーバーフローは、分離されないで、アンダーフローのための出口の上に位置する出口を通じて出る。このようなユニットの市販の例は、Swaco Inc.(Houston、Texas)から入手可能な、ハイドロクローンユニット(Hydroclone Unit)212である。
【0017】
分離工程Fは、本発明に従って、スラリー24中の砂の少なくとも約40%がアンダーフローの流出流28中に回収され、その一方、スラリー24中のベントナイト粘土の少なくとも約60%がオーバーフロー流れ26中に回収されるように実施される。本発明によれば、このように作動させるとき、アンダーフロー流出流28中に回収される粗い砂の生成物の少なくとも約80%は、公称、少なくとも約60ミクロンの粒子サイズを有する。この粒子サイズは、新たな砂鋳型を作製するために適切であり、そしてアンダーフロー流出流28は、所望であれば、ファウンダリによるさらなる生砂鋳型を作製する際に、その中の砂を再利用するため、鋳型形成工程Bに直接リサイクルされ得る。
【0018】
示される特定の実施形態では、アンダーフロー流出流28は脱水工程Hで脱水され、回収された粗い砂からその中にある大部分の水を除去する。固形フラクション流出流34は、アンダーフロー流出流28中の実質的にすべての砂、および約10wt.%より多くない水、より代表的には約2wt.%より多くない水を含み、さらなる生砂鋳型の製造のために鋳型形成工程Bに直接または間接的にリサイクルされ得る。あるいは、流出流34の砂は、乾燥され、そしてコア形成工程A、または鋳物工場内外の別の適用のための添加剤として用いられ得る。
【0019】
分離工程Hはまた、液体フラクション36を生成し、これは、通常、スラリー流れ24中の、約1〜3wt.%のベントナイト粘土および約8〜15wt.%の有機添加剤を含む。この流れはまた、鋳型形成工程Bに直接戻され得る。
【0020】
多くの異なる型の市販の装置が、分離工程Hを実施するために用いられ得る。例は、浚渫ユニット、泥クリーナー、およびシェーカーデッキである。このような市販の装置の1つの特定の例は、Swaco Corporation(Houston、Texas)から入手可能なDesiltering Unit Model No.202である。
【0021】
上記のように、分離工程Fは、スラリー24中の砂の少なくとも約40%がアンダーフロー流出流28中に回収され、その一方、スラリー24中のベントナイト粘土の少なくとも約60%が、オーバーフロー流れ26中に回収されるように実施される。このように操作されるとき、スラリー24中に当初含まれていた有機物の約60%を超える有機物もまた、オーバーフロー流れ26中に回収される。好ましくは、分離工程Fは、スラリー24中の砂の約50%〜80%がアンダーフロー流出流28中に回収され、その一方、このスラリー中に当初含まれていたベントナイト粘土の約70%〜95%および有機物の70%〜90%がオーバーフロー流れ26中に回収される。いくつかの例では、分離工程Fは、スラリー24中の砂の約60〜80%がアンダーフロー流出流28中に回収され、その一方、このスラリー中に当初含まれていたベントナイト粘土の約80%〜95%および有機物の75%〜85%がオーバーフロー流れ26中に回収されるように操作される。
【0022】
当業者が良く認識するように、市販の水理学的分離装置を操作するとき達成される分離の程度は、用いられる装置の種々の操作変数に依存し、これは、遠心力またはスラリー上に奏されるその他の力、スラリーが装置中に導入される流速、滞留時間などを含む。これら操作変数の影響は、上記のように、所望の分離の程度を達成するための慣用的な実験により容易に決定され得る。
【0023】
バクハウスダスト10の組成および最初の水理学的分離工程Fが稼動される方法に依存して、水のオーバーフロー流れ26は、分離工程Fでも生成され、顕著な量の、約20ミクロンまたはそれより小さい粒子サイズを有する砂を含み得る。この粒子サイズは、さらなる生砂鋳型を作製する際の目的には微細すぎるので、オーバーフロー流れ26は、この砂内容物およびこの流れ中に存在し得るその他の残渣を除去するために処理され得る。これは、図2中に第2の水理学的分離工程Gとして示される。
【0024】
本発明によれば、第2の分離工程Gは、水のオーバーフロー流れ26中の実質的にすべての砂を取り除き、そしてそれによって、オーバーフロー流れ26中に当初含まれていた砂の最大約5%、好ましくは約3%、およびなおより好ましくは約1%を含む流出液流出流30を生成するために実施される。流出液流出流30はまた、オーバーフロー流れ26中に当初含まれていたベントナイト粘土および有機添加物の多くを含み、そして本発明によれば、この保持されたベントナイト粘土の顕著な量が、脱水され、次に再水和されるとき、いくつかの活性な結合性質を示すという意味で「活性」であることが見出された。従って、この回収されたベントナイト粘土は、流出液流出流30を廃棄するために棄てるよりはむしろ、鋳型形成工程Bに直接または間接的にこの流れをリサイクルすることにより、さらなる生砂鋳型を作製するための活性ベントナイトの供給源として用いられ得る。
【0025】
工程Fのように、分離工程Gは、ハイドロクローンまたは遠心分離機のような、周知の水理学的、重力または遠心分離の分離ユニットを用いて達成され得、例えば、水のオーバーフロー流れ26に対して重力および/または遠心力を与えて、より軽く微細な粒子からより重く大きな粒子の示差的な沈降速度を増大し、それらが別々に引き抜かれ得るように粒子を離れて物理的に移動させる。実質的にすべての微細砂粒子が、大部分のベントナイト粘土を保持する流出液から除去され得ることが見出された。
【0026】
先に示されたように、オーバーフロー流れ26中の砂粒子は、さらなる生砂鋳型を作製する目的には微細過ぎる。例えば、固形分廃棄流れ32中の80%を超える砂は、通常、約20ミクロン以下の粒子サイズを有する。従って、固形分廃棄流れ32は、通常、廃棄するために棄てられている。驚くべきことに、これらの砂粒子は、おそらく、存在する残存ベントナイト粘土のため、存在し得る有機物質およびその他の残渣とともに、コロイド状塊の形態で合体することもまた見出された。ベントナイトによる砂および有機物質のカプセル化は、この物質の廃棄にともなう環境ハザードを低減すると考えられる。
【0027】
要するに、上記の本発明のプロセスは、鋳物工場のバグハウスダストに当初含まれていた、砂の約40%以上、ベントナイト粘土の約60wt.%以上および有機添加物の約20wt.%以上を回収する。従前に知られた方法は、これら物質をまったく回収しないか、またはそれらがこれら物質を回収したとしても、それらは、高度酸化(AO)技術の操作と同一の限られた条件下でそれらのいくつかを回収するに過ぎない。AO技術は、これは所望であれば用いられ得るが、本発明によれば必ずしも必要ではない。いずれにしろ、本発明に従って生成された回収物質は、さらなる生砂鋳型を作製し、それによって、鋳物工場稼動を維持するために追加しなければならない、プライム(メーキャップ)砂、ベントナイト粘土および有機物の量を実質的に低減し、そしてまた生成される廃棄物の量を低減するためにリサイクルされ得る。
【0028】
本発明の別の実施形態では、上記の分離技法を用いて、生砂鋳物工場によってまた生成される鋳造廃棄物からの砂、ベントナイト粘土および有機物を回収する。本発明のこの局面もまた図2に示される。
【0029】
振出工程D由来の鋳造廃棄物8および/またはコア形成工程A由来の鋳造廃棄物9(および/または鋳型形成工程Bからの未使用または欠陥生砂鋳型から形成された鋳造廃棄物)は、最初、調製工程Iで、乾燥、スクリーニングおよび消磁を受け、乾燥鋳造廃棄物産物52を生成する。この鋳造廃棄物はまた、必要であれば、乾燥の前後に予備粉砕工程を受け得る。
【0030】
乾式鋳造廃棄生成物52は、10重量%以下、好ましくは4重量%以下、2重量%以下、または0.5重量%の水分含有量さえを有するべきである。さらに、この生成物は、20重量%以下が8メッシュを超えない、そして好ましくは10メッシュを超えない、粒子サイズを有するような、粒子サイズを有するべきである。鋳造廃棄生成物52はまた、望ましくは、鉄、および磁気による分離が可能な他の金属成分を、実質的に含まない。なぜなら、このような材料は、汚染性の廃棄物の構成要素となるからである。調製工程Iにおいて達成される鋳物廃棄物を乾燥し、篩分けし、そして減磁するための設備は、市販されている。また、鋳造廃棄物8/9は、所望であれば、上記のように乾燥され、篩分けされ、そして減磁される必要がない。なぜなら、本発明の技術および利点は、このような前処理がなされてもなされなくても、実現されるからである。しかし、以下に記載される処理工程は、鋳造廃棄物がこの様式で乾燥され、篩分けされ、そして減磁される場合に、より効率的に働き、より良好な品質の再生材料を生じる。
【0031】
本発明の第二の実施形態によれば、鋳造廃棄生成物52は、分離工程Jにおいて、機械的分離に供される。「機械的分離」とは、鋳造廃棄物が有意な機械的衝撃または磨耗に供されて、凝集物を含む複数の砂粒子を物理的に破壊し、そして/またはこれらの砂粒子を、少なくとも部分的に、これらの粒子の表面に存在し得るベントナイト粘土、炭素質添加物、および他の化学結合剤から分離する分離プロセスを意味する。
【0032】
多数の異なる型の市販の設備が、本発明の機械的分離工程Jを実施するために使用され得る。ある場合には、処理されるべき材料は、(例えば、空気または他の気体の噴出の作用によって)固体物体に対して推進される。他の場合には、材料は、それ自体により粉砕される。鋳造廃棄物が、気体によって静止板に吹き付けられて静止板に衝突されるようにする機械的分離ユニットは、Simpson Technologies of Aurora,ILから入手可能なEvenFlo Pneumatic Reclaimerユニットである。鋳造廃棄物の粒子を互いに対して磨耗させる機械的分離ユニットは、Sand Mold Systems,Inc. of Newaygo,Michiganから入手可能なModel NRR32Sユニットである。当業者によって十分に理解されるように、これらの機械によって達成される分離の程度は、種々の作動要因(保持時間、粒子の速度、廃棄物の粒子が処理される反復の数などが挙げられる)に依存する。
【0033】
機械的分離プロセス工程Jは、砂、ベントナイト粘土および有機添加剤から構成されるる、より軽い画分(図2における残留ストリーム56)、ならびに主に粗い砂から構成される、より重い画分(図2における排出ストリーム58)を生じる。鋳造廃棄物から砂を回収する先行技術の方法において、残留する砂、ベントナイト粘土および有機添加剤は、処分される。しかし、本発明に従うと、残留排出ストリーム56は、しかしながら、なおさらなる生砂鋳型を作製するために、バッグハウスダスト10に関して上で議論したものと同じ様式で処理されて、この残留ストリーム中の砂、ベントナイト粘土、および有機添加剤をまた回収し得ることが見出された。
【0034】
従って、本発明のこの局面に従って、残留排出ストリーム56は、スラリー工程Eに移送され、ここで、このストリームはスラリーにされ、次いで、第一液圧分離工程Fおよび第二液圧分離工程Gに供されて、水性のオーバーフローストリーム26、アンダーフロー排出ストリーム28、溶出排出ストリーム30、固体放出ストリーム32、固体画分排出ストリーム34、および液体画分36を、上に議論したものと同じ様式で生じる。処理バッグハウスダストの場合と同様に、本発明のこの局面に従って、記載される様式で第一および第二の液圧分離工程を実施することによって、残留排出ストリーム56に最初に含まれた、砂の約40%以上、ベントナイト粘土の約60重量%以上、および有機添加剤の約20重量%以上を回収することもまた可能であることが見出された。
【0035】
本発明の特に好ましい実施形態において、図2に示されるように、残留排出ストリーム56とバッグハウスダスト10との両方が、さらなる処理のためにスラリー24へと形成される。このアプローチによって、さらなる生砂鋳型を作製するために、鋳物廃棄物の源の両方(バッグハウスダストおよび鋳造廃棄物)が、その中の砂、ベントナイト粘土および有機物を回収するために同時に処理され得る。従って、鋳造工場を運転するために必要な補給の砂、粘土および有機物の量、ならびにこの鋳造工場によって生成される全体の廃棄物は、なおさらに減少され得る。
【0036】
残留排出ストリーム56に加えて、機械的分離プロセス工程Jはまた、主により粗い砂から構成される排出ストリーム54を生じる。通常、この粗い砂生成物は、鋳造廃棄物8/9における砂の約30%〜90%、好ましくは、約50%〜85%、そしてなおより好ましくは、約75%〜85%から構成される。本発明に従って、この粗い砂生成物は、機械的分離プロセス工程Jを適切な様式で実施することによって、組成および粒子サイズ分布の点で、初生珪砂に近付けられ得ることが、さらに見出された。従って、本発明の特に好ましい実施形態に従って、排出ストリーム54における粗い砂生成物は、仕上げ工程Kにおける洗浄および乾燥の後に、この生成物を中子形成工程Aに直接または間接的にリサイクルすることによって、さらなる新たな鋳型中子を作製する際に再使用するために、回収される。
【0037】
2つの要因が、排出ストリーム54において再生された砂生成物が、新たな鋳型中子を作製する際に初生(新たな)珪砂の代用物として使用され得るか否かの決定を補助する。第一は、この生成物の砂粒子の表面に残っている残留するベントナイト粘土および有機添加剤の量であり、そして第二は、この生成物の粒子サイズである。
【0038】
分離工程Jから回収された砂粒子の表面に残っているベントナイト粘土および有機添加物は、新たな中子の製造の際にこれらの回収された砂粒子に添加される新たな化学結合剤を妨害し得る。次に、このことは、新たな中子の強度、および最終的に、これらの中子から作製される鋳造物の品質に、不利に影響を与え得る。従って、分離工程Jは、排出ストリーム54に最初に存在した粘土および有機物を十分に除去し、その結果、この再生砂で作製される新たな中子の結合強度が、いずれの有意な程度でも不利に影響を受けないことを達成するべきである。
【0039】
十分な粘土および有機物が、機械的分離工程Jにおいて除去されたか否かを決定するための1つの方法は、AFS手順番号110−87−Sに従って、回収された砂の「AFS粘土測定」を決定することである。当業者に周知であるように、この試験方法は、American Foundry Societyの標準であり、これは、砂粒の表面の微粒子物質の量(粘土以外の材料を含む)を測定する。生砂鋳造工場に入る初生砂のAFS粘土は、代表的に、約0.3のAFS粘土を有する。本発明に従って、分離工程Fから回収された、再生砂は、望ましくは、約0.5未満、好ましくは、約0.4未満、そしてなおより好ましくは、約0.3未満のAFS粘土値を有する。
【0040】
十分な粘土および有機物が分離工程Jにおいて除去されたか否かを決定するための別の方法は、再生砂から作製された試験中子の結合強度を試験することである。換言すれば、製品中子を作製するために使用されることが意図される全ての成分(試験されるべき再生砂を含む)を含む試験中子が、例えば、AFS手順番号317−87−Sによって試験されて、その引張り強度を決定され得る。試験中子の引張り強度が、計画された鋳造プロセスにおいて遭遇する圧力に耐えるために十分な最小の認容可能な引張り強度を超える場合には、十分な粘土および有機物が、分離工程Jにおいて除去されたということになる。
【0041】
このアプローチの代替において、試験中子は、再生砂のみを使用して作製され得る。換言すれば、試験中子を作製するために初生砂が使用されず、再生砂のみである。この例において認容可能な引張り強度を達成することは、製品中子を作製するために初生砂が使用されない場合でさえも、分離工程Jから回収された再生砂が、認容可能なレベルより低く結合強度を減少させないことを示す。次に、このことは、本発明の再生砂に加えて十分な量の初生砂を用いて作製された製品中子は、最小認容レベルよりさらに強いはずであることを示唆する。
【0042】
排出ストリーム58中の再生砂は、交換のために使用される初生砂の粒子サイズ分布に類似の粒子サイズ分布を有することもまた、望ましい。砂粒子は、分離工程Jにおいて過剰の接触力が使用される場合、破壊され得、これは次に、有用であるためにはあまりに微細すぎる砂粒子を含有する、再生砂生成物を導き得る。従って、分離工程Jの間に、排出ストリーム58中の再生砂生成物が、200および270のスクリーン(篩)およびパン(皿)(screens and pans)に残る重量の合計として定義される、約3重量%以上の微細物を含むほど過酷な接触条件を避けるように、注意が払われるべきである。
【0043】
当業者によって理解されるように、上記要因(粒子サイズおよび表面残留物)のいずれも、排出ストリーム58において回収された再生砂が、少なくともある程度まで、中子形成工程Aにおいて初生砂の代用物として使用されるための絶対的な要件ではない。むしろ、これらの要因は、どのような機械的分離工程Jが、特定の例において達成されるべきであるかの決定を補助する。
【0044】
換言すれば、再生砂の粒子サイズおよび表面残留物が上記標準を満たしていない場合でさえも、この再生砂を、少なくともいくらかの初生砂の代用物として、新たな鋳型中子を作製する際に使用することが、依然として可能であり得る。他方で、再生砂が、表面残留物と粒子サイズとの両方の観点において、初生砂に似ているほど、より多くの量のこの生成物が、製造される鋳型中子に不利な影響を与えずに、初生砂の代用物として使用され得る可能性が高い。従って、本発明のプロセスの特定の例を実施する際に、表面残留物および粒子サイズは、どのような機械的分離が実施されるべきであるかを正確に決定することを補助するための、便利な指針として使用され得る。
【0045】
当業者が本発明を実施する方法をよりよく理解し得るために、本発明をより完全かつ明白に記載する目的で、以下の実施例が与えられる。以下の実施例は、本発明を説明することを意図され、そして本明細書中に開示および特許請求される本発明を、いかなる様式でも限定するとは解釈されるべきではない。
【0046】
(実施例1)
1時間当たり約350個の鋳型を作製する生砂鋳造工場から得た1600ポンドのバグハウスダスト(bag house dust)を、図1に示される液圧分離スキームを用いて処理した。864ポンドの砂、448ポンドのベントナイト粘土、および288ポンドの有機付加物を含む、バグハウスダストを、20,164ポンドの水と混合して、スラリー(スラリー24)を作製した。次いで、このスラリーを、Sawaco製のハイドロクローンモデルユニット212に供給して、第1の液圧分離工程(工程F)において、ベントナイトおよび有機付加物から砂を分離した。オーバーフロー流(26)およびアンダーフロー流(28)を作った。アンダーフロー流は、518ポンドの砂(バッグハウスダスト中に存在する砂の60%)、13ポンドのベントナイト粘土(3%)、53ポンドの有機付加物(18%)、および4757ポンドの水を含んでいた。このアンダーフロー流中の砂生成物の80%は、60ミクロンよりも大きい粒子サイズを有しており、このことは、この砂生成物がさらなる生砂鋳型を作製するために再利用され得ることを示した。
【0047】
オーバーフロー流は、435ポンドのベントナイト粘土(バッグハウスダスト中に存在するベントナイトの97%)、235ポンドの有機フィラー(82%)、346ポンドの砂(40%)、および15,403ポンドの水を含んだ。次いで、このオーバーフロー流を、遠心分離に通して、ベントナイトおよび有機付加物から細砂および破片をさらに分離した(工程G)。遠心分離における分離は、348ポンドのベントナイト粘土(バグハウスダストに78%存在)、105ポンドの有機フィラー(36%)および15,100ポンドの水を含んだ溶出(effluent)流を生じた。この流出流はまた、1%未満の砂を含んでおり、このことは、新しい生砂を形成する際の水を構成するときに再利用され得る。ベントナイト流中の全てのベントナイトは、メチレンブルー粘土試験の結果に基づいて活性なベントナイトであることが見出された。
【0048】
湿った形態(コロイド状集塊岩)の固体流出物(discharge)は、346ポンドの砂(40%)、130ポンドの有機付加物(45%)、87ポンドのベントナイト粘土(19%)および303ポンドの水(合計1%の水)を含んだ。80%の砂が、60ミクロン未満の粒子サイズを有し、このことは、この砂が細かすぎて、さらなる生砂鋳型または鋳型コアを作製する際に関心がもたれなかった。
【0049】
(実施例2)
標準的な鋳物廃棄物を、初生珪砂と交換し得る再生珪砂産物へと転換する、市販の機械的分離装置の能力を示すために、以下の実施例を行った。
【0050】
上記の生砂鋳物工場により産生された、1.84%の水分含有量を有する、約2000ポンドの鋳物廃棄物を、Newaygo,MichiganのSand Mold Systemsから入手可能な機械的再生利用装置を用いて多経路の機械的分離プロセスに供した。廃棄砂を、2つのセルユニットの頂部に導入し、そして回転ドラムの中に入れた。廃棄砂は、ドラムで回転し、そしてシェルフ(棚)の上に積み上げられた砂と接触して研磨された。ベントナイト、有機付加物、および砂粒子から取り出された結合剤を、ダスト収集システムを介して収集し、そしてより重い砂粒子を、ユニットの底に落とし、そして分類した。6つの経路を、2つのセルユニットを通じて実行した。
【0051】
以下の表1のデータは、1)処理される鋳物廃棄物、2)2つのセルユニットを通じる6つの経路の各々の後の鋳物廃棄物、3)初生砂(対照)のいくつかの測定した特徴を列挙する。各サンプルを粒子サイズ分布について分類し、そして砂のいくつかの物理的特性を測定した。さらに、鋳型コアの製造において鋳物工場で用いられる初生珪砂、および2つのセルユニットを通じる6つの経路の後に、上記のように精製される再生珪砂の、40倍の拡大率の顕微鏡写真もまた撮影した。
【0052】
これらの物理的測定の結果を、以下の表1に報告し、一方、初生砂の顕微鏡写真を図3aに示し、そして再生珪砂の顕微鏡写真を図3(b)に示す。
【0053】
(表I)
【0054】
【表1】
Figure 2004532129
表Iならびに図3(a)および図3(b)から理解され得るように、機械的に再生した砂は、初生砂のサイズおよび形状に類似しており、そして表Iに列挙した機械的に再生した砂の粒子サイズ分布は、鋳物工場に搬入される初生砂の粒子サイズ分布とほぼ同じである。このことは、再生砂が、新しい鋳型コアを作製するために用いられる、少なくともいくらかの初生砂の代替物として容易に用いられ得ることを示す。
【0055】
(実施例3)
新しい鋳型コアを作製するために用いられる、いくらかまたは全ての初生砂を交換するために実施例2において得られた再生砂の適合性を示すために、いくつかの様々な張力のブリケット(briquette)の引張り強さを試験した。様々な張力のブリケットを、1)初生珪砂、2)実施例2の機械的分離ユニットを通じる6番目の経路の後に回収した再生砂、および3)この再生砂および初生砂の80/20ブレンドを用いて作製した。1重量%、1.3重量%、および1.8重量%の量のフェノール/ウレタン樹脂をまた、結合剤として各ブリケットに含有させた。全ての伸張性ブリケットを、以下の手順に従って作製した:
約4,000グラムのBridgman1L−5W洗浄および乾燥した珪砂(AFS#50)(Bridgman Corporation製)を、ステンレス混合ボウルに置いた。小さなポケットを砂の中に作製し、そして28.1gのPart Iの化学結合樹脂を、このポケットの中に注いだ。Part Iの結合樹脂は、Detroit,MichiganのDelta HA Corporation製のPart Iとして市販されている。この結合樹脂を、素早く砂に転換し、そして#1の速度で1分間、Hobart N−5Dミキサーで混合した。このボウルを、ボウルの側面および底の未混合の樹脂について検査し、そしてこれを更に1分間混合した。小さなポケットを、混合した砂に再度作製し、そして23.4gのPart IIの結合樹脂を、ポケットに注いだ。Part IIの結合樹脂は、Detroit,MichiganのDelta HA Corporation製のPart IIとして市販されているイソシアネート化合物である。Part II樹脂についてPart I樹脂と同じ混合手順を繰り返して、砂の混合物を得た。砂の混合物を、伸張性ブリケットを作製する際に用いるために準備ができるまで、ポリエチレン容器に保存した。
【0056】
伸張ブリケットを、ポリエチレン容器から、意匠設計によるベンツ(vents per industry design)のAFS仕様を満たす3ゴング(3−gong)容量の金属コアボックスへと、砂の混合物を移すことによって作製した。気体マニホルドを、コアブロワー(Redford−Caver Foundry Products,Sherwood,Oregon製の改良型Redford−Carver HBT−1コアブロワー)に適用し、そしてアミン触媒(Ashland,Chemical,Cleveland,Ohio)を、7秒間コアボックスに吹き付けた。中心のブリケットを、コアボックスから取り出し、そしてその後、張力試験器においた。
【0057】
各コアの引張り強さを、この砂および化学結合剤を、コアへと混合および形成した1時間後に得た。引張り強度測定を、Thwing−Albert操作マニュアルに従って得た。表IIは、得られた結果を列挙する:
(表II)
【0058】
【表2】
Figure 2004532129
この表から理解されるように、本発明の再生砂を用いて作製したブリケットの引張り強度は、初生砂を用いて作製したブリケットの引張り強度ほどは高くはないが、まだ妥当な高さである。さらに、本発明の再生砂を用いて作製したブリケットの引張り強度は、それに少量の初生砂を添加することにより、有意に増大され得る。このことは、所望の引張り強度を有する製品ブリケットは、それに含まれる本発明の再生砂の量の適切な選択を通じて容易に設計され得ることを示唆する。
【0059】
(実施例4)
実施例2に従って機械的に再生した砂を、1.8%の化学結合剤と混合し、そしてコア鋳型中に注いでコアを製造した。次いで、このコアを、生砂鋳型の内側に置き、そして鋳造プロセスを実行した。製造された鋳物は、寸法および表面の品質についての品質基準を満たした。
【0060】
本発明のいくつかの実施形態のみを上記したが、多くの改変が本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされ得ることが理解されるべきである。全てのこのような改変は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限されるべきである、本発明の範囲内に含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0061】
本発明は、以下の図面を参照することによって、より容易に理解され得る。
【図1】図1は、生砂鋳型および関連する鋳型中子を形成するために用いられた成形媒体が、代表的生砂鋳造工場においてどのようにして回収され、用いられ、そして廃棄されるかを図示する模式的プロセスフロー図である。
【図2】図2は、本発明を図示する模式的プロセスフロー図である。
【図3a】図3(a)は、生砂鋳造工場において鋳型中子を作製するために用いられる初生珪砂の代表的サンプルの顕微鏡写真である。
【図3b】図3(b)は、本発明に従って生成された、再生砂産物の顕微鏡写真である。

Claims (23)

  1. 生砂鋳型を製造する生砂鋳物工場の操作に必要な初生砂の量を減少するためのプロセスであって、該鋳物工場はまた、バッグハウスダストおよび鋳造廃棄物の形態にて鋳物工場廃棄物を生じ、該プロセスは、以下の工程:
    第1液圧分離工程における該バッグハウスダストのスラリーを液圧分離して、該バッグハウスダスト中の該砂の少なくとも約40%を含むアンダーフロー流および該バッグハウスダスト中のベントナイト粘土の少なくとも約60%を含むオーバーフロー流を生成する工程、ならびに
    該アンダーフロー流における該砂を再利用して、さらなる生砂鋳型を作製する工程、
    を包含する、プロセス。
  2. 請求項1に記載のプロセスであって、前記アンダーフロー流における前記砂は、粗い砂生成物中の前記砂の少なくとも80%が、少なくとも約60ミクロンの粒子サイズを有する点で特徴付けられる粗い砂生成物である、プロセス。
  3. 請求項1に記載のプロセスであって、前記水性オーバーフロー流はまた、前記バッグハウスダストに存在する有機付加物の少なくとも20%を含む、プロセス。
  4. 請求項1に記載のプロセスであって、前記スラリーは、重力または遠心力により分離される、プロセス。
  5. 請求項4に記載のプロセスであって、前記スラリーは、遠心力により分離される、プロセス。
  6. 請求項1に記載のプロセスであって、前記スラリーにおける水 対 バッグハウスダストの重量比が、少なくとも10:1である、プロセス。
  7. 請求項1に記載のプロセスであって、さらに以下の工程:
    第2液圧分離工程における水性オーバーフロー流を分離して、前記バッグハウスダスト中の前記ベントナイト粘土の少なくとも約60%およびを該バッグハウスダスト中の前記砂の約5%以下を含む流出流を生成する工程、ならびに
    該流出流を再利用して、さらなる生砂鋳型を作製する工程、
    を包含する、プロセス。
  8. 請求項7に記載のプロセスであって、前記オーバーフロー流における前記砂は、細かな砂生成物中の前記砂の少なくとも約80%が、約20ミクロン未満の粒子サイズを有するという点で特徴付けられる、細かな砂生成物である、プロセス。
  9. 請求項8に記載のプロセスであって、前記アンダーフロー流における前記生砂は、粗い生砂生成物中の前記砂の少なくとも80%が、少なくとも約60ミクロンの粒子サイズを有するという点で特徴付けられる、粗い砂生成物である、プロセス。
  10. 請求項9に記載のプロセスであって、前記スラリーは、前記粗い砂生成物から前記細かい砂生成物および前記ベントナイト粘土が差示的に沈殿する速度を増大させ、その結果、該細かい砂生成物および該ベントナイト粘土が別々に回収され得ることにより分離される、プロセス。
  11. 請求項7に記載のプロセスであって、前記スラリーは、重力または遠心力により分離される、プロセス。
  12. 請求項11に記載のプロセスであって、前記スラリーは、遠心力により分離される、プロセス。
  13. 請求項1に記載のプロセスであって、さらに以下の工程:
    前記アンダーフロー流における前記生砂を再利用する前に、前記アンダーフロー流から、前記バッグハウスダスト中の水および少なくとも約1重量%のベントナイト粘土を含む液体画分を分離して、さらなる生砂鋳型を作製する工程、
    を包含する、プロセス。
  14. 請求項1に記載のプロセスであって、前記バッグハウスダストは、重量で、約40%〜約70%の砂および約20%〜約50%のベントナイト粘土を含む、プロセス。
  15. 請求項1に記載のプロセスであって、さらに以下の工程:
    前記型廃棄物を、より軽い画分およびより重い画分に機械的に分離する工程、ならびに
    前記スラリーが前記第1液圧分離工程に供される場合、ハウスダストバッグの該スラリー中に該より軽い画分を含める工程、
    を包含する、プロセス。
  16. 請求項15に記載のプロセスであって、前記生砂鋳物工場が、生砂鋳型に加えて、鋳型コアを作製し、さらに前記鋳造廃棄物のより重い画分は、鋳型コアを作製するために再利用される、プロセス。
  17. 生砂鋳物工場により生成される鋳物工場廃棄物から、砂、ベントナイト粘土および有機付加物を回収するためのプロセスであって、該鋳造廃棄物は、バッグハウスダストおよび鋳造廃棄物から形成され、該プロセスは、以下の工程:
    該ハウスダストの水性スラリーを形成する工程、
    第1液圧分離工程における該スラリーを、該バッグハウスダストにおける最初は少なくとも60%のベントナイトを含むオーバーフロー流および該バッグハウスダストにおける該砂の少なくとも60%を含むアンダーフロー流に液圧分離する工程、
    第2液圧分離工程において該オーバーフロー流を液圧分離して、該バッグハウスダストにおいて水および約5%未満の砂を含む流出流を生成する工程、ならびに、
    生砂型を作製するために、該アンダーフロー流における該砂ならびに該流出流における該ベントナイト粘土および有機付加物を再利用する工程、
    を包含する、プロセス。
  18. 生砂鋳型および鋳型コアの製造において、生砂鋳物工場において使用される砂、ベントナイト粘土および有機付加物を再利用するためのプロセスであって、該鋳物工場はまた、接着剤でコーティングされた砂から形成される鋳造廃棄物を生成し、該プロセスは、以下の工程:
    接着剤を、砂粒子から機械的に除去して、より軽い画分およびより重い画分を生成する工程、
    該より軽い画分と廃棄物を合わせて、スラリーを生成する工程、
    第1液圧分離工程における該スラリーを、該より軽い画分における該ベントナイト粘土の少なくとも60%を含む水性オーバーフロー流および該より軽い画分における該砂の少なくとも40%を含むアンダーフロー流に液圧分離する工程、
    第2液圧分離工程における該水性オーバーフロー流を液圧分離して、該より軽い画分において最大約5%の該砂および少なくとも60%の該ベントナイト粘土を含む流出流を生成する工程、
    該アンダーフロー流における該砂および該流出流における該ベントナイト粘土を再利用して、生砂鋳型を作製する工程、ならびに
    該より重い画分を再利用して、鋳型コアを作製する工程、
    を包含する、プロセス。
  19. 請求項18に記載のプロセスであって、前記より重い画分は、前記鋳造廃棄物中に約30%〜90%の前記砂を含む、プロセス。
  20. 請求項17に記載のプロセスであって、前記より重い画分における砂は、約0.5未満のAFS粘土を有する、プロセス。
  21. 生砂鋳型および鋳型コアの製造において、生砂鋳物工場において使用される、砂、ベントナイト粘土および有機付加物を再利用するためのプロセスであって、該鋳物工場はまた、接着剤でコーティングされた砂から形成される鋳造廃棄物ならびに砂およびベントナイト粘土を含むバッグハウスダストを生成し、該プロセスは、以下の工程:
    該鋳造廃棄物の砂粒子から接着剤を機械的に除去して、より軽い画分およびより重い画分を生成する工程、
    該より軽い画分および該バッグハウスダストを、水と合わせてスラリーを形成する工程、
    第1液圧分離工程における該スラリーを、該スラリーにおける該ベントナイト粘土の少なくとも60%を含む水性オーバーフロー流および該スラリーにおける該砂の少なくとも40%を含むアンダーフロー流に液圧分離する工程、
    第2液圧分離工程における該水性オーバーフロー流を液圧分離して、該スラリー中に最初に含まれる最大約5%の砂および少なくとも約60%の該ベントナイト粘土を含む流出流を生成する工程、
    該アンダーフロー流における該砂および該流出流における該ベントナイト粘土を再利用して、生砂鋳型を作製する工程、ならびに
    該より重い画分を再利用して、鋳型コアを作製する工程、
    を包含する、プロセス。
  22. 請求項21に記載のプロセスであって、前記オーバーフロー流における前記砂は、粗い砂生成物における前記砂の少なくとも80%が、少なくとも約60ミクロンの粒子サイズを有する点で特徴付けられる、粗い砂生成物である、プロセス。
  23. 請求項22に記載のプロセスであって、前記オーバーフロー流における前記砂は、細かい砂生成物における前記砂の少なくとも80%が、約20ミクロン未満の粒子サイズを有する点で特徴付けられる、細かい砂の生成物である、プロセス。
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