JP2004529832A - 流体ディスペンサ組立物 - Google Patents
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Abstract
流体ディスペンサ組立物であって、流体貯蔵器(11)、変形可能な駆動壁(12)、そして出口開口部(13)が形作られた流体ディスペンサ(1)と、ディスペンサ(1)を包むケース(21,22)が形作られたパッケージ(2)であって、駆動壁は当該ケースを介して押し込まれる、という前記パッケージ(2)と、を有し、特徴となる点は、パッケージがさらに、ケース(21,22)にかぶさる形で折り畳むことで、その上に重ねることが可能なヒンジ付きフラップ(23,24)を有し、当該フラップは、側面エッジ(25)を介してケースに固定またはこれと一体化されており、また、フラップは外側面(23)と内側面(24)とを有し、当該内側面は、フラップがケースの上に折り畳まれた際にケースと接する状態になる、という形で働くことである、という前記流体ディスペンサ部品。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体ディスペンサとパッケージとを有する流体ディスペンサ組立物に関する。
【背景技術】
【0002】
上記流体ディスペンサには、流体貯蔵器、変形可能な駆動壁、そして出口開口部が形作られている。駆動壁を押し込むと、貯蔵器の容積を小さくすることができ、それによって、貯蔵器内部の圧力は高められる。そして、それにより、流体は投与開口部を通って、例えば、霧状となった流体の噴流の形で放出される。加えて、パッケージにより、ディスペンサを覆うケースが形作られるが、ここで任意の構成として、出口開口部が目に見える状態としてもよい。そして、駆動壁は、このケース越しに押し込まれる。よって、流体ディスペンサはパッケージのケースによって隠されて、外からは見えない状態になる。ユーザは、ケースを押下することで、実際にはディスペンサの駆動壁を押下することになる。ただし、ケースにウィンドウを設けて、ここからディスペンサの一部が見えるようにすることもある。
【0003】
この種のディスペンサ組立物に使用される流体ディスペンサについては、例えば、特許公報:FR 2 791 645号で説明されている。当該公報で説明されているディスペンサは、使用前の初期保管状態では非常に薄いものである。このように薄くできるのは、変形可能な駆動壁を休止位置に戻す働きをするスプリングを完全に圧縮した状態にしているからである。初期状態での出口開口部は取り外し可能な密封部材によって閉じられており、当該密封部材が貯蔵器内に空気が入り込むのを防いでいる。この時、貯蔵器の中にあるのは少量の流体のみであり、スプリングは完全に圧縮されて、ほとんど平らな状態になっている。
【0004】
こうした従来技術のディスペンサは、パッケージのケースに、出口開口部を除いた全体が包まれるという形で配置することが容易である。また、効果的な構成として、ケースにノッチまたはプリカットを設けることで、ここから取り外し可能な密封部材を簡単に取り外して出口開口部を開くことができるようにする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
こうしたディスペンサのケースでも、流体に関して商標、特性、そして用途などを表示するための領域については、許容できるだけの広さがあるが、さらに広い表示用領域が必要になる場合もある。加えて、ディスペンサを包むケースの外観は、特に目を楽しませるものとは言えない。例えば、香水の場合、ディスペンサ組立物の外観については、その香水が入れられて売られる瓶の形状を喚起するようなものにするのが効果的であろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従来技術に関するこれら問題点の解消のために、本発明が提供するのは、ケースにかぶさる形で折り畳むことで、その上に重ねることが可能なヒンジ付きフラップをさらに有するパッケージであって、当該フラップは、側面エッジを介してケースに固定またはこれと一体化されており、また、フラップは外側面と内側面とを有し、当該内側面は、フラップがケースの上に折り畳まれた際にケースと接する状態になる、という形で働く、という前記パッケージである。
【発明の効果】
【0007】
このような、ケースにかぶせる形で折り畳むことのできるヒンジ付きフラップを加えることで、ディスペンサ組立物において表示用に使用できる領域を2倍にすることができる。また、ケースのうち特に変形可能な駆動壁を覆っている箇所において、ケースを保護することができる。そうして、ディスペンサ組立物は小さな本の形を取ることとなり、閉じている場合にはヒンジ付きフラップの外側面が目に見える状態になり、開いている場合にはケースの内側面とヒンジ付きフラップの内側面とが目に見える状態になる。ユーザは、これを開いた上でケースを押下することで、ディスペンサを駆動することができる。
【0008】
また、外側面には、内部空間を規定するレリーフ部分が設けられており、前期レリーフ部分は外側面から前方に向かって突き出している、とするのが効果的である。このようにすれば、開いている場合は、フラップの外側面のうちレリーフ部分だけが見える状態となり、ディスペンサはケースおよび折り畳まれたフラップによって完全に隠される。また、レリーフ部分が香水瓶の形をしていること、とするのが効果的である。このようにすれば、ユーザは、実際に香水が店で売られる際の瓶の形状を直ちに認識できる。その結果、本発明のディスペンサ組立物は、販売促進用および試供品として店頭で無料配布されるサンプルに用いるのに特に適したものとなる。このサンプルのディスペンサを使ったユーザは、フラップの外側面のレリーフ部分に示された香水瓶の形状やデザインを認識し、その上で瓶入りの香水を購入することができる。このように、本サンプル/ディスペンサ組立物であれば、第1に、香水の固有の特性について知ることができ、第2に、香水が店頭で実際に売られる際に入れられる瓶についても認識できる。つまり、本ディスペンサ組立物は、香水の中身とその入れ物の両方について同時に示しているのである。当然のことながら、香水をそれ以外の流体と置き換えてもよい。例えば、ローション、ヘアスプレー、溶剤、マニキュア落とし、などである。
【0009】
レリーフ部分を設けるのが好ましいが、フラップの外側面については、平面的な図を描くだけにしてもよい。
しかし、レリーフ部分を設けることが好ましく、また、その中に流体を格納することにしてもよい。ここでの流体については、ディスペンサ内の流体と同一としてもよいが、ディスペンサ内の流体に関連する流体、あるいは、ディスペンサ内の流体と同じ製品分類に属する流体としてもよい。例えば、ディスペンサには香水が格納されており、レリーフ部分にはクリームまたは化粧品が格納されている、とすることもできる。
【0010】
また、本発明の特徴として、フラップの内側面には、開口部を形成する、はぎ取りまたは切り取り部分が設けられており、当該開口部を通ってレリーフ部分の背面にアクセスできることとする。そして、レリーフ部分は2枚のシートの間に保持される挿入部材の一部であり、当該2枚のシートはそれぞれ、フラップの外側面、内側面を形成することとするのが好ましい。この構成であれば、はぎ取り/切り取り部分を取り除くことで、内側面を介して挿入部材をフラップから取り出すことが可能となる。
【0011】
また、現実的な実施の形態においては、フラップの外側面にはウィンドウが設けられており、レリーフ部分は当該ウィンドウを通って突き出していることとする。この構成では、レリーフ部分のみがウィンドウから見える状態となり、挿入部材の残りの部分やベース部分は、ヒンジ付きフラップを形成する2枚のシートの間に配置され、隠されることになる。
【0012】
同様に、ケースは、間にディスペンサが配置される2枚のシートで作られ、ディスペンサは効果的な形としてシートの一方に固定されていることとする。また、別の現実的な実施の形態においては、フラップとケースとが1つの部材の形で作られていることとする。パッケージについては、カード、プラスチック、金属、または、これらの合成物でできた単一のシートで製造することができる。
【0013】
これ以降の部分では、本発明について、非限定的な例として、本発明に関する2つの実施の形態を示す添付図面を参照しながら、説明していく。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
これ以降に説明する実施の形態の両方において、参照番号1で示す流体ディスペンサは同一のものとしてよい。また、上で述べた特許公報:FR 2 791 645号で説明された流体ディスペンサに類似または同一のものとしてもよい。ディスペンサ1は貯蔵器11を有し、当該貯蔵器は、周縁に沿って接合された2枚の可撓性シートによって形成されたものである。貯蔵器11は、1つまたは2つの駆動壁12を備えており、これは、接合されて貯蔵器11を形成するシートの一方または両方に形成されている。ディスペンサ1には、さらに出口開口部13が形作られており、これは、噴霧開口部とするのが好ましい。出口開口部13を閉じる形で、取り外し可能な密封部材が設けられているが、これを折り曲げる、または切り取ることで、出口開口部13を開けることができる。また、ディスペンサ1に戻しバネを設けるのも効果的であり、この戻しバネは、駆動壁を(それに伴い、貯蔵器も)休止状態(貯蔵器の容積が最大となる状態)にすることを可能にするものである。このバネについては、貯蔵器の内側に配置してもよいが、貯蔵器11に格納された流体に接触しないように、外側に配置してもよい。好ましい構成として、使用前の段階、すなわち、取り外し可能な密封部材14が出口開口部13を密封している段階では、貯蔵器にはごく少量の流体のみが格納されており、容積は最小限であるかゼロに近いものとする。取り外し可能な密封部材が出口開口部13を密封しているため、空気が貯蔵器内に入り込むことはなく、バネがゆるむこともない。すなわち、最大限にまで圧縮された状態にあり、厚みも非常に小さくなる(2ミリメートル以下であるのが好ましい)。これは、逆に言えば、取り外し可能な密封部材が取り外された直後に、出口開口部13を通って空気が貯蔵器内に入り込み、バネがゆるんで貯蔵器の動作容積を最大にする、ということである。この状態になれば、流体を噴射させるためには、バネの作用に逆らう形で駆動壁を押さえつけるだけでよく、そうすれば、空気と流体との2相の噴射が得られる。こうしたディスペンサは、本発明のディスペンサ組立物における効果であるが、ユニークなものと考えるべきではない。しかしながら、使用前の状態での薄さや、非常に質の優れた2相噴霧という点において効果を有する。
【0015】
パッケージ2については、1枚の紙、カード、プラスチック、金属、または、これらの合成物あるいは積層物でできたシートから製造することができる。そうした場合、パッケージは1つの部材で作ることができる。
パッケージ2は、2枚のシート21、22で作られたケースを有し、シート21はバックシートまたはベースシートを成し、シート22はカバーシートを成し、当該カバーシートはヒンジ線またはリンク線212を介してバックシート21につながっている。そのため、カバーシート22はヒンジ線のところで、バックシート21に重なる形に折り畳むことができる。流体ディスペンサ1は2枚のシート21、22の間に配置され、これらシートは折り重ねられて一体になることで、ディスペンサ1を包むケースを形成する。2枚のシート21、22はそれぞれ、リンク線212の所にノッチ211、221が設けられている。そのため、これらが折り重ねられると、リセス211、221も重なり合って共通ノッチを形成する。この共通ノッチには、出口開口部13、さらに具体的に言えば、その取り外し可能密封部材14が収まる形となる。こうした形になっているため、密封部材14に手を触れ、これを開口部13から取り外すことが可能となる。これは、図2を見れば明らかである。また、ノッチ211、221の代わりに、取り外し可能密封部材14を覆う切り取り部分をケース21、22に形成することも可能である。ディスペンサ1については、一方のシートに接着加工で固定される形とするのが効果的であり、カバーシート22をバックシート21上に折り重ねる前の段階で、バックシート21に固定するのが好ましい。また、ケースを閉じる場合には、カバーシート22をその周縁に沿って、接着剤を用いてバックシート21に接合する、という形が効果的であろう。この時点で、リンク線212はディスペンサ組立物の上側エッジを成し、そこにあるノッチにはディスペンサ1の取り外し可能密封部材14が収容されている。
【0016】
使用前の状態では、ディスペンサ1は特に平たくなっており、ケースについても、中に何も入っていないように見えるくらいに非常に薄くなっている。ケースの厚みは3ミリメートルを超えない。
また、パッケージ2には、リンクおよび折り曲げ線234を介して一体に接続された2枚のシート23、24によって成るフラップが形成されている。フラップはまた、バックシート21とフラップのシート23とを接続する相互接続バック25を介してケース21、22に接続されている。そのため、フラップは、相互接続バック25を中心にしたピボット運動の形で、ヒンジ線に沿ってケースに重なる形に折り畳むことができる。シート23はベースシートを構成し、シート24はカバーシートを構成する。カバーシートは線234を中心にしたピボット運動によって、ベースシート23に重なる位置に持ってくることができる。カバーシート24とベースシート23とは、それらの周縁に沿って一体化させてケースの様態とすることもできる。
【0017】
2枚のカバーシート22、24をそれぞれのベースシート21、23に折り重ねて接合してしまえば、フラップをケースに重ねる形に折り畳むことができ、そうすれば、カバーシート24がカバーシート22に接触する状態となる。この時、ディスペンサ組立物は小さな本のような形と成り、ベースシート23が本の表紙を、カバーシート24、22が本の内側面を、ベースシート21が本の裏表紙を形成する形となる。相互接続バック25は、本を成すシート2枚を通常の本の様態で一体に接続している。ヒンジ付きフラップのベースシート23はフラップの外側面を形成し、一方、カバーシート24はフラップの内側面を形成している。フラップを加えることで、ディスペンサ組立物において表示を載せるのに用いることのできる領域の広さを2倍にすることができ、同時に、ディスペンサ1をケース内に配置された状態で、覆い隠し、保護することも可能となる。以上に述べたのは、本発明のディスペンサ組立物に関する実施の形態としては非常に簡単なものである。
【0018】
さらに工夫した実施の形態として、フラップが挿入部材3を備えることにしてもよい。この挿入部材は、外側面(すなわち、フラップのベースシート23)から突き出す形にレリーフ部分31が形成されている。ベースシート23にウィンドウ231を切り抜いておいてもよい。そうすれば、レリーフ部分31は、前記ウィンドウ231内に収まると共に、本が閉じられた状態では前面側に突出することになる。この構成では、ウィンドウ231を通して目に見えるのはレリーフ部分31のみであり、挿入部材3の背面は、ヒンジ付きフラップを完成させるカバーシート24によって完全に覆い隠された状態となる。
【0019】
挿入部材3のレリーフ部分31については、例えば、瓶の形としてもよく、その瓶とは、ディスペンサ1を用いたサンプル提供の対象となる香水が実際に店頭販売される際に詰められる瓶と同じ外観を有するものにするのが効果的であろう。もちろん実際は、レリーフ部分は香水瓶全体の姿をかたどっているわけではない。それがかたどっているのは、香水瓶のうち目に見える側の面だけである。例えば、レリーフ部分は、香水瓶を縦に2つに割った半分の形とすればよい。
【0020】
挿入部材3は、例えば、シェルから作ってもよい。当該シェルについては、熱形成するのが効果的であり、例えば密封用フィルムなどを貼り付けてもよい。これにより、挿入部材3は、平らなマージン32が形成された形となり、レリーフ部分31は、ほぼ中央に位置することになる。レリーフ部分のウィンドウ231内への配置が終わった後、カバーシート24を折り畳んでベースシート23にかぶせれば、それによって、平らなマージン32を2枚のシート23、24の間に保持させることができ、さらに、レリーフ部分31については、ウィンドウ231から突き出して、目に見える状態となる。こうした構成であるため、挿入部材3を2枚シート23、24の間に固定する必要はない。
【0021】
また、図1、2に示した実施の形態の変形例のように、挿入部材3のレリーフ部分31の中に流体を格納しておいてもよい。当該流体については、ディスペンサ1に入っているのと同じものとすることもできるが、何か他の種類のものとしてもよい。その場合、挿入部材3は、レリーフ部分31で貯蔵器を形成する流体格納容器の形を取る。挿入部材3にはさらに、切り取り型または折り返し型のタブ34を形成しておいてもよい。当該タブを設けることで、最小抵抗線33のところに開口部を形成することが可能となる。そうすると、レリーフ部分31を押すなどの方法で、レリーフ部分の内部に格納された流体を挿入部材3から取り出すことができる。また、効果的な構成として、カバーシート24に切り取り/はぎ取り部分241を形成し、これを取り除くことで、フラップの内側に配置、保持された挿入部材3に接触することができる。この切り取り/はぎ取り部分241については、図2に見られるように、最小抵抗線242に沿って取り外すこととすればよい。そうすれば、挿入部材3をフラップから取り出して使用することができる。
【0022】
留意すべきは、出口開口部13の位置が、ケースのエッジ(すなわち、相互接続バック25に隣接する上側エッジ)となる点である。効果的な構成として、開口部の軸はディスペンサおよびケースの面を延びている。そのため、フラップがケース上に折り重ねられている場合でも、開口部の出口の所でフラップが噴霧の妨げになることはない。従って、フラップがケースにかぶさる位置にある場合は、挿入部材を押さえるだけでディスペンサを駆動することができる。これが特に効果を発揮するのは、挿入部材の見た目を、市場に出る本物のディスペンサに似せてある場合である。ユーザが挿入部材を押さえれば、スプレーが放出される。この場合、ディスペンサは全体が隠れている。
【0023】
ケースに重ねる形で折り畳むことのできる、このヒンジ付きフラップを用いることで、表示を載せられる領域は相当に広くなる。さらに、フラップには、瓶の見た目を美的に優れた形で表すための支持部材としての働きもある。あるいは、さらに効果的な形として、フラップは販売促進用の流体を格納する容器のための支持部材としても働く。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明のディスペンサ組立物を示す概略斜視図であり、組立中の状態を示す図である。
【図2】図1に示すディスペンサ組立物の図であり、組立が完了した後の開いた状態を示す図である。
【図3】図1と同様の図であり、本発明に関わる第2の実施の形態を示す図である。
【図4】図2と同様の図であり、図3に示した実施の形態を示す図である。
【0001】
本発明は、流体ディスペンサとパッケージとを有する流体ディスペンサ組立物に関する。
【背景技術】
【0002】
上記流体ディスペンサには、流体貯蔵器、変形可能な駆動壁、そして出口開口部が形作られている。駆動壁を押し込むと、貯蔵器の容積を小さくすることができ、それによって、貯蔵器内部の圧力は高められる。そして、それにより、流体は投与開口部を通って、例えば、霧状となった流体の噴流の形で放出される。加えて、パッケージにより、ディスペンサを覆うケースが形作られるが、ここで任意の構成として、出口開口部が目に見える状態としてもよい。そして、駆動壁は、このケース越しに押し込まれる。よって、流体ディスペンサはパッケージのケースによって隠されて、外からは見えない状態になる。ユーザは、ケースを押下することで、実際にはディスペンサの駆動壁を押下することになる。ただし、ケースにウィンドウを設けて、ここからディスペンサの一部が見えるようにすることもある。
【0003】
この種のディスペンサ組立物に使用される流体ディスペンサについては、例えば、特許公報:FR 2 791 645号で説明されている。当該公報で説明されているディスペンサは、使用前の初期保管状態では非常に薄いものである。このように薄くできるのは、変形可能な駆動壁を休止位置に戻す働きをするスプリングを完全に圧縮した状態にしているからである。初期状態での出口開口部は取り外し可能な密封部材によって閉じられており、当該密封部材が貯蔵器内に空気が入り込むのを防いでいる。この時、貯蔵器の中にあるのは少量の流体のみであり、スプリングは完全に圧縮されて、ほとんど平らな状態になっている。
【0004】
こうした従来技術のディスペンサは、パッケージのケースに、出口開口部を除いた全体が包まれるという形で配置することが容易である。また、効果的な構成として、ケースにノッチまたはプリカットを設けることで、ここから取り外し可能な密封部材を簡単に取り外して出口開口部を開くことができるようにする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
こうしたディスペンサのケースでも、流体に関して商標、特性、そして用途などを表示するための領域については、許容できるだけの広さがあるが、さらに広い表示用領域が必要になる場合もある。加えて、ディスペンサを包むケースの外観は、特に目を楽しませるものとは言えない。例えば、香水の場合、ディスペンサ組立物の外観については、その香水が入れられて売られる瓶の形状を喚起するようなものにするのが効果的であろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従来技術に関するこれら問題点の解消のために、本発明が提供するのは、ケースにかぶさる形で折り畳むことで、その上に重ねることが可能なヒンジ付きフラップをさらに有するパッケージであって、当該フラップは、側面エッジを介してケースに固定またはこれと一体化されており、また、フラップは外側面と内側面とを有し、当該内側面は、フラップがケースの上に折り畳まれた際にケースと接する状態になる、という形で働く、という前記パッケージである。
【発明の効果】
【0007】
このような、ケースにかぶせる形で折り畳むことのできるヒンジ付きフラップを加えることで、ディスペンサ組立物において表示用に使用できる領域を2倍にすることができる。また、ケースのうち特に変形可能な駆動壁を覆っている箇所において、ケースを保護することができる。そうして、ディスペンサ組立物は小さな本の形を取ることとなり、閉じている場合にはヒンジ付きフラップの外側面が目に見える状態になり、開いている場合にはケースの内側面とヒンジ付きフラップの内側面とが目に見える状態になる。ユーザは、これを開いた上でケースを押下することで、ディスペンサを駆動することができる。
【0008】
また、外側面には、内部空間を規定するレリーフ部分が設けられており、前期レリーフ部分は外側面から前方に向かって突き出している、とするのが効果的である。このようにすれば、開いている場合は、フラップの外側面のうちレリーフ部分だけが見える状態となり、ディスペンサはケースおよび折り畳まれたフラップによって完全に隠される。また、レリーフ部分が香水瓶の形をしていること、とするのが効果的である。このようにすれば、ユーザは、実際に香水が店で売られる際の瓶の形状を直ちに認識できる。その結果、本発明のディスペンサ組立物は、販売促進用および試供品として店頭で無料配布されるサンプルに用いるのに特に適したものとなる。このサンプルのディスペンサを使ったユーザは、フラップの外側面のレリーフ部分に示された香水瓶の形状やデザインを認識し、その上で瓶入りの香水を購入することができる。このように、本サンプル/ディスペンサ組立物であれば、第1に、香水の固有の特性について知ることができ、第2に、香水が店頭で実際に売られる際に入れられる瓶についても認識できる。つまり、本ディスペンサ組立物は、香水の中身とその入れ物の両方について同時に示しているのである。当然のことながら、香水をそれ以外の流体と置き換えてもよい。例えば、ローション、ヘアスプレー、溶剤、マニキュア落とし、などである。
【0009】
レリーフ部分を設けるのが好ましいが、フラップの外側面については、平面的な図を描くだけにしてもよい。
しかし、レリーフ部分を設けることが好ましく、また、その中に流体を格納することにしてもよい。ここでの流体については、ディスペンサ内の流体と同一としてもよいが、ディスペンサ内の流体に関連する流体、あるいは、ディスペンサ内の流体と同じ製品分類に属する流体としてもよい。例えば、ディスペンサには香水が格納されており、レリーフ部分にはクリームまたは化粧品が格納されている、とすることもできる。
【0010】
また、本発明の特徴として、フラップの内側面には、開口部を形成する、はぎ取りまたは切り取り部分が設けられており、当該開口部を通ってレリーフ部分の背面にアクセスできることとする。そして、レリーフ部分は2枚のシートの間に保持される挿入部材の一部であり、当該2枚のシートはそれぞれ、フラップの外側面、内側面を形成することとするのが好ましい。この構成であれば、はぎ取り/切り取り部分を取り除くことで、内側面を介して挿入部材をフラップから取り出すことが可能となる。
【0011】
また、現実的な実施の形態においては、フラップの外側面にはウィンドウが設けられており、レリーフ部分は当該ウィンドウを通って突き出していることとする。この構成では、レリーフ部分のみがウィンドウから見える状態となり、挿入部材の残りの部分やベース部分は、ヒンジ付きフラップを形成する2枚のシートの間に配置され、隠されることになる。
【0012】
同様に、ケースは、間にディスペンサが配置される2枚のシートで作られ、ディスペンサは効果的な形としてシートの一方に固定されていることとする。また、別の現実的な実施の形態においては、フラップとケースとが1つの部材の形で作られていることとする。パッケージについては、カード、プラスチック、金属、または、これらの合成物でできた単一のシートで製造することができる。
【0013】
これ以降の部分では、本発明について、非限定的な例として、本発明に関する2つの実施の形態を示す添付図面を参照しながら、説明していく。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
これ以降に説明する実施の形態の両方において、参照番号1で示す流体ディスペンサは同一のものとしてよい。また、上で述べた特許公報:FR 2 791 645号で説明された流体ディスペンサに類似または同一のものとしてもよい。ディスペンサ1は貯蔵器11を有し、当該貯蔵器は、周縁に沿って接合された2枚の可撓性シートによって形成されたものである。貯蔵器11は、1つまたは2つの駆動壁12を備えており、これは、接合されて貯蔵器11を形成するシートの一方または両方に形成されている。ディスペンサ1には、さらに出口開口部13が形作られており、これは、噴霧開口部とするのが好ましい。出口開口部13を閉じる形で、取り外し可能な密封部材が設けられているが、これを折り曲げる、または切り取ることで、出口開口部13を開けることができる。また、ディスペンサ1に戻しバネを設けるのも効果的であり、この戻しバネは、駆動壁を(それに伴い、貯蔵器も)休止状態(貯蔵器の容積が最大となる状態)にすることを可能にするものである。このバネについては、貯蔵器の内側に配置してもよいが、貯蔵器11に格納された流体に接触しないように、外側に配置してもよい。好ましい構成として、使用前の段階、すなわち、取り外し可能な密封部材14が出口開口部13を密封している段階では、貯蔵器にはごく少量の流体のみが格納されており、容積は最小限であるかゼロに近いものとする。取り外し可能な密封部材が出口開口部13を密封しているため、空気が貯蔵器内に入り込むことはなく、バネがゆるむこともない。すなわち、最大限にまで圧縮された状態にあり、厚みも非常に小さくなる(2ミリメートル以下であるのが好ましい)。これは、逆に言えば、取り外し可能な密封部材が取り外された直後に、出口開口部13を通って空気が貯蔵器内に入り込み、バネがゆるんで貯蔵器の動作容積を最大にする、ということである。この状態になれば、流体を噴射させるためには、バネの作用に逆らう形で駆動壁を押さえつけるだけでよく、そうすれば、空気と流体との2相の噴射が得られる。こうしたディスペンサは、本発明のディスペンサ組立物における効果であるが、ユニークなものと考えるべきではない。しかしながら、使用前の状態での薄さや、非常に質の優れた2相噴霧という点において効果を有する。
【0015】
パッケージ2については、1枚の紙、カード、プラスチック、金属、または、これらの合成物あるいは積層物でできたシートから製造することができる。そうした場合、パッケージは1つの部材で作ることができる。
パッケージ2は、2枚のシート21、22で作られたケースを有し、シート21はバックシートまたはベースシートを成し、シート22はカバーシートを成し、当該カバーシートはヒンジ線またはリンク線212を介してバックシート21につながっている。そのため、カバーシート22はヒンジ線のところで、バックシート21に重なる形に折り畳むことができる。流体ディスペンサ1は2枚のシート21、22の間に配置され、これらシートは折り重ねられて一体になることで、ディスペンサ1を包むケースを形成する。2枚のシート21、22はそれぞれ、リンク線212の所にノッチ211、221が設けられている。そのため、これらが折り重ねられると、リセス211、221も重なり合って共通ノッチを形成する。この共通ノッチには、出口開口部13、さらに具体的に言えば、その取り外し可能密封部材14が収まる形となる。こうした形になっているため、密封部材14に手を触れ、これを開口部13から取り外すことが可能となる。これは、図2を見れば明らかである。また、ノッチ211、221の代わりに、取り外し可能密封部材14を覆う切り取り部分をケース21、22に形成することも可能である。ディスペンサ1については、一方のシートに接着加工で固定される形とするのが効果的であり、カバーシート22をバックシート21上に折り重ねる前の段階で、バックシート21に固定するのが好ましい。また、ケースを閉じる場合には、カバーシート22をその周縁に沿って、接着剤を用いてバックシート21に接合する、という形が効果的であろう。この時点で、リンク線212はディスペンサ組立物の上側エッジを成し、そこにあるノッチにはディスペンサ1の取り外し可能密封部材14が収容されている。
【0016】
使用前の状態では、ディスペンサ1は特に平たくなっており、ケースについても、中に何も入っていないように見えるくらいに非常に薄くなっている。ケースの厚みは3ミリメートルを超えない。
また、パッケージ2には、リンクおよび折り曲げ線234を介して一体に接続された2枚のシート23、24によって成るフラップが形成されている。フラップはまた、バックシート21とフラップのシート23とを接続する相互接続バック25を介してケース21、22に接続されている。そのため、フラップは、相互接続バック25を中心にしたピボット運動の形で、ヒンジ線に沿ってケースに重なる形に折り畳むことができる。シート23はベースシートを構成し、シート24はカバーシートを構成する。カバーシートは線234を中心にしたピボット運動によって、ベースシート23に重なる位置に持ってくることができる。カバーシート24とベースシート23とは、それらの周縁に沿って一体化させてケースの様態とすることもできる。
【0017】
2枚のカバーシート22、24をそれぞれのベースシート21、23に折り重ねて接合してしまえば、フラップをケースに重ねる形に折り畳むことができ、そうすれば、カバーシート24がカバーシート22に接触する状態となる。この時、ディスペンサ組立物は小さな本のような形と成り、ベースシート23が本の表紙を、カバーシート24、22が本の内側面を、ベースシート21が本の裏表紙を形成する形となる。相互接続バック25は、本を成すシート2枚を通常の本の様態で一体に接続している。ヒンジ付きフラップのベースシート23はフラップの外側面を形成し、一方、カバーシート24はフラップの内側面を形成している。フラップを加えることで、ディスペンサ組立物において表示を載せるのに用いることのできる領域の広さを2倍にすることができ、同時に、ディスペンサ1をケース内に配置された状態で、覆い隠し、保護することも可能となる。以上に述べたのは、本発明のディスペンサ組立物に関する実施の形態としては非常に簡単なものである。
【0018】
さらに工夫した実施の形態として、フラップが挿入部材3を備えることにしてもよい。この挿入部材は、外側面(すなわち、フラップのベースシート23)から突き出す形にレリーフ部分31が形成されている。ベースシート23にウィンドウ231を切り抜いておいてもよい。そうすれば、レリーフ部分31は、前記ウィンドウ231内に収まると共に、本が閉じられた状態では前面側に突出することになる。この構成では、ウィンドウ231を通して目に見えるのはレリーフ部分31のみであり、挿入部材3の背面は、ヒンジ付きフラップを完成させるカバーシート24によって完全に覆い隠された状態となる。
【0019】
挿入部材3のレリーフ部分31については、例えば、瓶の形としてもよく、その瓶とは、ディスペンサ1を用いたサンプル提供の対象となる香水が実際に店頭販売される際に詰められる瓶と同じ外観を有するものにするのが効果的であろう。もちろん実際は、レリーフ部分は香水瓶全体の姿をかたどっているわけではない。それがかたどっているのは、香水瓶のうち目に見える側の面だけである。例えば、レリーフ部分は、香水瓶を縦に2つに割った半分の形とすればよい。
【0020】
挿入部材3は、例えば、シェルから作ってもよい。当該シェルについては、熱形成するのが効果的であり、例えば密封用フィルムなどを貼り付けてもよい。これにより、挿入部材3は、平らなマージン32が形成された形となり、レリーフ部分31は、ほぼ中央に位置することになる。レリーフ部分のウィンドウ231内への配置が終わった後、カバーシート24を折り畳んでベースシート23にかぶせれば、それによって、平らなマージン32を2枚のシート23、24の間に保持させることができ、さらに、レリーフ部分31については、ウィンドウ231から突き出して、目に見える状態となる。こうした構成であるため、挿入部材3を2枚シート23、24の間に固定する必要はない。
【0021】
また、図1、2に示した実施の形態の変形例のように、挿入部材3のレリーフ部分31の中に流体を格納しておいてもよい。当該流体については、ディスペンサ1に入っているのと同じものとすることもできるが、何か他の種類のものとしてもよい。その場合、挿入部材3は、レリーフ部分31で貯蔵器を形成する流体格納容器の形を取る。挿入部材3にはさらに、切り取り型または折り返し型のタブ34を形成しておいてもよい。当該タブを設けることで、最小抵抗線33のところに開口部を形成することが可能となる。そうすると、レリーフ部分31を押すなどの方法で、レリーフ部分の内部に格納された流体を挿入部材3から取り出すことができる。また、効果的な構成として、カバーシート24に切り取り/はぎ取り部分241を形成し、これを取り除くことで、フラップの内側に配置、保持された挿入部材3に接触することができる。この切り取り/はぎ取り部分241については、図2に見られるように、最小抵抗線242に沿って取り外すこととすればよい。そうすれば、挿入部材3をフラップから取り出して使用することができる。
【0022】
留意すべきは、出口開口部13の位置が、ケースのエッジ(すなわち、相互接続バック25に隣接する上側エッジ)となる点である。効果的な構成として、開口部の軸はディスペンサおよびケースの面を延びている。そのため、フラップがケース上に折り重ねられている場合でも、開口部の出口の所でフラップが噴霧の妨げになることはない。従って、フラップがケースにかぶさる位置にある場合は、挿入部材を押さえるだけでディスペンサを駆動することができる。これが特に効果を発揮するのは、挿入部材の見た目を、市場に出る本物のディスペンサに似せてある場合である。ユーザが挿入部材を押さえれば、スプレーが放出される。この場合、ディスペンサは全体が隠れている。
【0023】
ケースに重ねる形で折り畳むことのできる、このヒンジ付きフラップを用いることで、表示を載せられる領域は相当に広くなる。さらに、フラップには、瓶の見た目を美的に優れた形で表すための支持部材としての働きもある。あるいは、さらに効果的な形として、フラップは販売促進用の流体を格納する容器のための支持部材としても働く。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明のディスペンサ組立物を示す概略斜視図であり、組立中の状態を示す図である。
【図2】図1に示すディスペンサ組立物の図であり、組立が完了した後の開いた状態を示す図である。
【図3】図1と同様の図であり、本発明に関わる第2の実施の形態を示す図である。
【図4】図2と同様の図であり、図3に示した実施の形態を示す図である。
Claims (10)
- 流体ディスペンサ組立物であって、
流体貯蔵器(11)、変形可能な駆動壁(12)、そして出口開口部(13)が形作られた流体ディスペンサ(1)と、
ディスペンサ(1)を包むケース(21,22)が形作られたパッケージ(2)であって、駆動壁は当該ケースを介して押し込まれる、という前記パッケージ(2)と、を有し、
特徴となる点は、
パッケージがさらに、ケース(21,22)にかぶさる形で折り畳むことで、その上に重ねることが可能なヒンジ付きフラップ(23,24)を有し、当該フラップは、側面エッジ(25)を介してケースに固定またはこれと一体化されており、また、フラップは外側面(23)と内側面(24)とを有し、当該内側面は、フラップがケースの上に折り畳まれた際にケースと接する状態になる、という形で働くことである、
という前記流体ディスペンサ部品。 - 外側面(23)には、内部空間を規定するレリーフ部分(31)が設けられており、前期レリーフ部分は外側面から前方に向かって突き出していること、
を特徴とする請求項1に記載の組立物。 - レリーフ部分(31)が香水瓶の形をしていること、
を特徴とする請求項2に記載の組立物。 - レリーフ部分(31)に流体が格納されていること、
を特徴とする請求項2に記載の組立物。 - フラップの内側面(24)には、開口部を形成する、はぎ取りまたは切り取り部分(241)が設けられており、当該開口部を通ってレリーフ部分(31)の背面にアクセスできること、
を特徴とする請求項4に記載の組立物。 - フラップの外側面(23)にはウィンドウ(231)が設けられており、レリーフ部分(31)は当該ウィンドウを通って突き出していること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の組立物。 - レリーフ部分(31)は2枚のシート(23,24)の間に保持される挿入部材(3)の一部であり、当該2枚のシートはそれぞれ、フラップの外側面(23)、内側面(24)を形成すること、
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の組立物。 - ケースは、間にディスペンサ(1)が配置される2枚のシート(21,22)で作られ、ディスペンサ(1)は効果的な形としてシートの一方に固定されていること、
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の組立物。 - フラップとケースとが1つの部材の形で作られていること、
を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の組立物。 - 使用される前のディスペンサ(1)の厚みが2ミリメートル以下であること、
を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の組立物。
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