JP2004529730A - ***物吸収体モニタリングシステム - Google Patents

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Abstract

***物吸収体モニタリングシステムは、一意であり、低コスト、多層の使い捨てセンサー(100)構造によって、オムツモニタリング問題(400)に対応する。この構造は、少量の尿を吸収し、さらにほとんどの量の尿がそれによって妨げられることなく、オムツ(400)へと流れることを可能にする。再利用可能な小型のモニター/指示ユニット(500)に接続される場合、センサー(100)は、著しい量の尿がオムツ(400)へ高速で流れる際、および/またはオムツの上面(474)の利用可能な吸収率が著しく低下した際に、計測条件の明確な変更、かつ進行中の変更を示す。センサー(100)は、さらに凹状の保護された素子を提供して、糞便が存在する際に、同様に計測条件の明確な変更、かつ進行中の変更を示す。さらに狭く、広いスペースを取る、高速の、高速遷移時間パルスを利用するモニターユニット(500)が提供される。

Description

【技術分野】
【0001】
(発明の分野)
本発明は、オムツ、他の下着、寝具等の状態を監視するためのシステムおよびデバイスに関し、特にそれらの清潔または汚れた状態に関し、詳細には、***物吸収体監視システムとして有用なセンサおよびモニタ/アラームアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
(背景情報)
発明者は、オムツ、他の下着、寝具等の状態を効率的に監視するための関連したデバイスのシステムを提供することを長い間探求してきた。本発明は、これらの環境のそれぞれにおいて有用な***物吸収体監視システムを提供しつつ、好適な実施形態は、使い捨てオムツと共に利用される。従って、本発明の明細書を簡潔にする目的のために、用語「オムツ」は、特に他のことを言及するかまたはその内容から明らかにされる場合を除いて、任意の上述の使用環境を示す。
【0003】
本技術は、***物吸収体監視システムに対する必要性を満足するためには、従来の試みの例によって満たされる。各例は、1つの理由または別の理由のために、明らかに、重要な実装および消費者承認を達成することに失敗した。検討すると、従来のシステムは、主に以下の理由の内の1つのために、実用的でないか、使用環境に対して不適切であるか、または動作しないかおよび/または不経済であるかのように見える。すなわち、その理由は、尿による汚れに関する適切なセンサ応答またはアラーム基準の提供の失敗、糞便事態の検出、または糞便の汚れに関する適切なセンサまたはアラーム基準の提供不能、重要なユーザ指向の特徴の欠如、ならびにコスト効率のよい製造に対する不適応性である。
【0004】
ほとんどの以前のシステムは、オムツの吸収体層の上部、その内部、またはその下部のどこかに配置された2つの間隔が空いた電極間での電気導電率の計測を利用して、液体尿が電極間のいくつかの経路をブリッジした場合、液体尿の存在を検出してきた。このアプローチは、米国特許第3,460,123号(Bass)、米国特許第4,356,818号(Macias)、米国特許第4,800,370号(Vetecnik)、米国特許第4,539,559号(Kelly)、米国特許第4,768,023号(Xie)、米国特許第5,036,859号(Brown)、米国特許第5,264,830号および米国特許第5,392,032号(Kline)、米国特許第4,205,672号(Dvorak)、ならびに米国特許第5,266,928号および米国特許第5,395,358号(Lu)に説明される。これらのシステム全ては、汚れていない、乾燥したオムツ材料の典型的な低導電率と比較したて、相対的に高い尿の導電率に依存する。これらの従来の数人の発明者は、有用な「オムツの湿潤性」アラーム(その対象物がしばしば命名されるため)に対する鍵が、オムツ内の仮想的な任意の尿の検出であることを明らかに想定している。発明者らはまた、センサ構成に依存して、尿が意図されたターゲットを外し得ることを認識していた。従って、分散された(例えば、スクリーン状)電極または種々の吸収体パッド、あるいはオムツの改変のいずれかによって組み込まれたアプローチの改変は、尿流を収集、集中、または方向付けるために役立ち、センシング電極をブリッジさせる(例えば、米国特許第4,356,818号(Macias))。しかし、これは、***物吸収体が実際の変化(または少なくとも検査)を必要とした、はるかにより有用な決定とは対照的に、***物の結果生じる単純な「湿潤性」の検出に焦点をあわせる。この結果、介護者およびオムツ着用者の実際のニーズに答えることに失敗した。従来のシステムの全てに関して、真のユーザ応答のセンサ性能を定義かつ獲得することに関してほとんど強調がなされないように見える。この単純な「湿潤性検出」の焦点は、所定の布または最初に低吸収度のオムツに適用された場合、幾分動作可能に見られ得る一方で、種々の排尿イベントおよび状況における幅広く異なる流量および量の影響に十分取り組まなかった。さらに、以下に説明される理由のために、このアプローチは、現代の使い捨てオムツの性質(特にさらに大きな容量)と完全に適合しなかった。従って、簡単な「湿潤性検出」に基づく以前のシステムは、典型的には、継続して動作できないか、あるいは、無意味なまたは不完全なアラーム表示を受けやすかった。
【0005】
いくつかの従来の試みは、「汚れた」オムツ状態がオムツの下部(外部被覆のちょうど内側)において尿の到着を単に検出することによって、推定され得るという観点を持っていた。すなわち、これは、いつオムツがその吸収容量に達したかを示す。しかし、高吸収率オムツは、尿が少なくとも予測された着用時間の間に外部被覆に浸漬されることを妨げるように特に設計される。尿は、少なくともいくつかの時間遅延と共に、オムツにおよびオムツを貫通して浸透するために、一対のセンシング電極に最初に到達した後にさらなる尿が集まるように継続する。尿がオムツの下部に浸漬した後のみ検出される場合、継続された蓄積は、被覆の内側に沿って速やかに拡散する傾向があり、オムツが変更され得る前に速やかに漏れだす可能性がある。従って、下部層における突発的な存在に基づく十分に飽和された条件の決定は、実際には有用ではない。FittiTMブランドのオムツの外部被覆に組み込まれた「ハッピーフェイス(happy face)」視覚インジケータ等のオムツモニタリングに対する完全な非電子的なアプローチでさえも、同様に、過剰に簡略化されたアラーム基準の制限、不適切な、一貫性のない、またはタイミングのずれたセンサ応答の制限に苦しんでいる。あるいは、オムツカバー上に必ず直接的に配置されるこのような純粋に視覚的な湿潤性指示デバイスは、他の理由のために制限された価値を有する。従来の方法と全く同様に、これらは、依然としてインジケータを見ることを可能にするために、介護者による頻繁かつ継続的な検査(およびオムツ上の磨耗された布層の不適切な除去)を必要とする。従って、これらは、オムツが交換を必要とする簡便な、自動的な、注意喚起(attention−getting)信号を供給できない。
【0006】
さらに他の発明者は、オムツの中間層のどこかの場所で尿流を「遮断」するように試みたが、当業者に理解されているように、このような積極的な吸収体である現代の使い捨てオムツから別の問題が生じる。このようなオムツ内部の導電率センシング経路(吸収体を通る中間経路を含む)の選択は、「変更される必要性」の状態を適切に反映するような時間に対して、「乾燥」から十分に「湿潤」に簡便に進む可能性を有さない。いくつかのこのようなオムツにおいて、「超吸収体」粒子またはポリマージェルは、吸収体構造の中心コアにおける液体保持能力を劇的に増加させるために使用されてきた。これらの中心吸収体は、典型的には、従来の(例えば、セルロース系)吸収体詰め物(wadding)によって包囲されている。なぜなら、超吸収体は、従来の材料と比較した場合、液体を吸収する際に、比較的遅く応答する傾向がある。これは、オムツを貫通する液体の分布が高度に不均一であり、そして超吸収体コアが液体を従来の吸収体バルクから徐々に引っ張るので、その分布が排尿イベント後に顕著に変化することを意味する。あるいは、任意のタイプのオムツにおける水分の中間レベル(吸収体材料は、まだ完全に飽和されていない)に対して、尿は、徐々にまたは不均一に蓄積し得る(しばしば、非継続的な液滴または予測不可能な散在した湿気または単なる湿気のある領域に分離される)。従って、尿が信頼的に検出され得るために、これらの領域は、電極間の選択された経路に偶発的に及び得ない。さらに、オムツを貫通する任意の所与の経路に沿った単に比較的に高い導電率の存在(従って、液体の存在)は、特に、現代の高吸収度使い捨てオムツの場合、真の「変更される必要性」の状態を反映し得ない(すなわち、介護者の予測または従来のオムツ検出方法に相関する)。上述で説明されたように、前記の簡単な導電率ベースのシステムのいずれも、真に適切なセンサ応答もオムツの尿の汚れに関する「アラーム基準」も反映しなかった。このシステムは、典型的には、オムツを通過する些細な量の尿の存在に直ちにまたは早まってのいずれかで応答していたか、または、このシステムは、センシング場所の選択に主に依存して、一貫性なく応答していたいか、またはオムツが安全な吸収体能力を超越して浸漬された後まで応答していなかった。
【0007】
他の従来のデバイスは、より適切なアラーム指示(例えば、米国特許第4,704,108および米国特許第4,754,264(Okada))を達成するために、オムツ吸収体材料のバルク体積を介してAC導電率(または関係する電気容量)を計測してきた。これらの方法は、オムツ吸収体のいくつかの部分における平均「水分含有量」または「湿気」の間接的な決定を使用した。この間接的な決定は、直接計測されたキャパシタンスまたはAC導電率に対する平均湿気の推定的な比例関係に基づいた。このアプローチの提案者は、所定の固定された閾値を超える正確な計測が尿の汚れの状態を示すと考えていた。提案者はまた、このアプローチがオムツが変更を必要としたことを決定するのに適切かつ十分であることを支持した。しかし、さらに部分的に正確であるために、この想定は、実際に計測された吸収体材料の部分が全体の吸収体体積における平均湿気を真に表わすことを必要とした。あるいは、意味のある計測に対して、この部分は、センシング手段に対して、一定の形状および位置に保持されなければならない。さらに、適切に固定された閾値(オムツの異なるサイズおよび用途に関しても有効のままである)を選択することは可能でないかもしれない。したがって、十分に正確かつ意味のある計測(全ての予測された条件下)にすることは、重大かつ未解決の実用的な問題を提示した。これらの問題は、高い湿度、発汗、汚れた皮膚の洗浄によって残っている湿気、ならびに、着用者が位置をシフトするに伴い、吸収体の相対運動およびランダムな圧力等の多くのファクタによる計測可能な導電率またはキャパシタンスの変動を生じさせる(これらの全ては、使用環境において経験される可能性がある)。
【0008】
米国特許第5,469,145(Johnson)では、計測される材料(オムツ内側)へのセンシング回路(オムツの外部上に配置される)の容量性結合の使用は、モニタリングデバイスとオムツ内部との間の全ての直接接続を排除した。しかし、モニタ回路への説明された比較的高いインピーダンスキャパシタ入力は、オムツ着用者がアクティブかつ継続的に位置をシフトするにつれて、予測不可能な水分分布、他の近接する導電性表面の存在、および物理運動による外部電気ノイズおよび干渉、ならびに著しいキャパシタンスの変動の影響を特別に受ける可能性がある。要するに、他の分布した湿気計測に関連した以前に説明した困難の全ては、計測された量からはるかに逸脱して移動されたセンシングエレメントに伴ってさらに悪化する傾向がある。さらに、センシングのための連続的な正弦波AC信号の使用はまた、典型的には、DC導電率法の使用よりもより高いエネルギー消費を引き起こす。従来のシステムにおいて、これは、バッテリの再充電または交換のいずれかを必要とし、それにより、永久的にシールされたモニタユニットの使用を複雑化または排除させた。
【0009】
さらに、従来のシステムは、オムツの糞便の汚れを検出することに対して全て非効率的であった。DC導電率または吸収体バルクAC導電率(またはキャパシタンス)における極小変化のみから、オムツの表面上の少量の糞便の事態が判る。これは、使用環境における多くの上記ファクタによって生成されるはるかに大きいバックグランド変化のために従来の方法によって検出にさせなかった。一般的には、従来のデバイスは、センサの物理的な性質およびその性質と共に使用される電子システムの両方から糞便(feces stem)を信頼的に検出する集中的な能力を有していない。
【0010】
上述のように、従来の電子システムは、尿を検出するために、DCまたはAC導電率またはキャパシタンスのいずれかを測定してきた。液体イオン導電率を正確に計測するためのDCシステムは、典型的には、いくつかの「ラッチ」手段(初期イベントを検出し、次いで「トリガされた」状態を維持する回路等)を必要とする。なぜなら、計測するために印加される電界が電気導電を可能にするそのイオンの分離を引き起こし、それにより、経時的に計測された導電率を低減する。液体尿が2つの密接に配置された接点を直接ブリッジする場合、この影響は軽微な問題に過ぎない。なぜなら、導電率の突発的な初期増加が大きく(尿内の比較的高い尿酸イオン濃度のため)、この突発的な増加がベースラインの「乾燥オムツ」状態から容易にずれ得るためである。しかし、オムツに分布される比例的なバルク水分含量も糞便の存在も直接的なDC導電率計測に適さない。特に糞便に対して、イオン濃度は、直接的な液体尿の接触よりもはるかに低く、イオン移動を可能にする水含有量は、しばしば半固体廃棄物内よりもはるかに低い。定常状態電圧が、DC電流を誘導することによって糞便を検出する試みにおいて印加される場合、イオン分解効果は、計測される導電率における急速な低減を生じる。尿のDCセンシングに関して、アラーム状態が無理のない時間にわたって(しかし、恐らく全ての場合において継続しない)継続するように、基準アラーム閾値が選択され得る。このアプローチは、糞便の全てにおいて全く動作しないが、初期導電率が非常に低く、その低下が急速であるため、数秒後、導電率が実用的に計測可能なレベル未満まで低下する。この問題を回避するために、「ラッチ」電子検出器が使用される(糞便の検出に対して十分敏感にされる)場合、このタイプの回路は、一時的かつ重要でない状態によって容易にトリガされ得る。オムツ監視システムと共に実際の使用状況においてこれが発生する場合、介護者介入は、そのシステムをリセットすることを必要とする可能性がある。オムツの真の状態が、このような場合では、信頼的に決定されないため(従来のオムツ検査に戻ることなく)、ラッチ型検出器は、***物吸収体監視システムにおける使用のために望ましくない。
【0011】
さらなる問題は、糞便の汚れのための適切なアラーム基準によって提示される。オムツは糞便を吸収せず、その糞便を皮膚との直接接触から離れるように運び(尿のように)、特に延長された接触から生じる炎症を与えるために、糞便は、オムツ表面において仮想的に検出されなければならず、糞便で汚れたオムツは、実用的であるように早く変更される必要がある。明らかに、糞便検出目的のために、センサの種々の従来のACバルク湿気タイプは、オムツの表面ではなく、オムツのバルク量に集中したセンシングエレメントでは有用でなかった。一方で、オムツの上部表面上に配置された露出された電極を含むセンサ構造は、介護者を当惑させることはないが、任意の尿の存在に永久的に応答する。このような構成はまた、AC結合、または特に湿気がある場合に皮膚との直接接触を介して電極のブリッジから生じる偽アラームの可能性を大幅に増加させる。上述のように、糞便は、導電率が比較的非常に低く、従って、このようなシステムは、使用環境において信頼的に検出することは困難である。このようなシステムに対して困難である。全体の***物吸収体の糞便検出問題はさらにより困難になる。なぜなら、真の実用的なシステムは、オムツの糞便および尿の汚れの両方の決定を効果的に組み合わせる。明らかに、従来のシステムは、そのように首尾よく行われなかった。
【0012】
***物吸収体モニタリングのための任意の幅広く市販された消費者製品の欠如は、従来の発明者の試みの不適合能力をさらに強調する。今日の親および介護者は、依然として、彼らの子供の臭いを嗅ぎ、変更する必要があるかどうかを見るために公衆でパンツを引き下ろすことに困惑する。従って、介護者に依存する乳幼児および他の個人に使用するために、真に効果的で、経済的で、安全で、信頼可能で、簡便で、そしてエネルギー効率のよいシステムについての願望が残っている。以下の明細書および図面から明らかになるように、これらおよび他の目的は、本発明によって満たされる。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0013】
(発明の要旨)
***物吸収体監視システムと共に使用するためのセンサは、センシング手段、ならびにセンシング手段上にセンシングされるべき液体の直接的な流れを防ぐために配置された流れバフリング(flow baffling)層を有する。センサはまた、センシング手段に対向して、流れバフリング層にわたってセンシングされる液体を収集かつ伝達するように、流れバフリング層に隣接した配置された第1の液体浸透可能な流れ伝達層を有する。第2の液体浸透可能流れ伝達層は、第1の流れ伝達層に対向して、第1の流れ伝達層から流れバフリング層周辺かつセンシング手段に向かって液体を伝達するように、流れバフリング層に隣接して配置され得る。好適な実施形態では、第1および第2の流れ伝達層は、第1および第2の流れ伝達層が流れバフリング層を超えて延び、互いに隣接しかつ互いに流体連絡して配置された部分を有する。さらに好適な実施形態では、第1の流れ伝達層は、第2の流れ伝達層を超えて延び、***物吸収体に隣接かつこれと流体連絡して配置された(使い捨て)部分を有する。別の実施形態では、センシング手段内部の毛管チャネルを形成するように、センシング手段および第2の流れ伝達層に対して、センサは、流れバフリング層に対向して配置された第2の相対的液体不浸透性層を有する。相対的液体不浸透性層は、センシング手段と***物吸収体との間の直接流を防ぐのに十分広い。
【0014】
別の実施形態では、センサは、第1の流れ伝達層から流れバフリング層を貫通して第2の流れ伝達層に液体を伝達するために、流れバフリング層の外部縁に向かって貫通かつ配置された第1の組の開口部と、第1の流れ伝達層から流れバフリング層を貫通して***物吸収体に液体を伝達するために、第1の組の開口部と流れバフリング層の外部縁との間に配置された流れバフリング層を貫通する第2の組の開口部とを有する。本実施形態では、第2の流れ伝達層は、第2の組の開口部を介してではなく、第1の組の開口部を介して第1の流れ伝達層と連絡するのに十分広い。それは、流れバフリング層とセンシング手段との間に配置される。
【0015】
センサの別の実施形態では、第2の流れ伝達層は、好適には、交換を必要とするのに乾燥***物吸収体よりも低い吸収性であるが、十分湿潤性のある***物吸収体よりも高い吸収性の材料から選択される。***物吸収体が交換を必要とするのに十分湿潤性があるまで、第2の流れ伝達層は、第1の伝達層からセンシング手段までの液体の伝達を遅延させるサイズおよび材料において構成される。
【0016】
***物吸収体監視システムと共に使用するためのセンサのさらに別の実施形態では、センサは、流れバフリング層の下に配置されたセンシング手段上でセンシングされるべき液体の直接的な流れを防ぐように配置された流れバフリング層、ならびに流れバフリング層を貫通する1組の開口部(センシング手段と接触するが、センシング手段と***物吸収体の着用者の皮膚との間の接触を抑制するように検出される半固体または固体物質(例えば糞便)の通過を可能にする十分な大きさ、形状、および厚さの開口部)を有する。開口部は、尿の一滴または流れによって直接的に影響される最も可能性のある、センサ部分の後方に配置されることが好ましい。また好ましいことには、流れバフリング層に隣接して配置された液体浸透性流れ伝達層を提供するためには、流れ伝達層は、保持するのに十分吸収度があり、それにより、少量の液体または凝結物が、開口部を貫通し、かつセンシング手段によって検出されることを妨げることである。流れバフリング層は、流れバフリング層を貫通する開口部に隣接かつそれと流体連絡するように配置された1組の開口部に設けられる。吸収体材料が飽和し、流れ伝達層は、開口部から離れるように液体の流れを向けるために、液体不浸透性層によって束縛され得る場合であっても、流れバフリング層は、流れ伝達(吸収体)層と比較した場合、好ましくは相対的に疎水性である。被覆層(開口部を被覆する名目的に密接したスリット/フラップを有する被覆層)がセンシング手段に対向する流れバフリング層に隣接した配置されることもまた好ましい(または、センシング手段から最も離れた流れ伝達層の表面に隣接する流れ伝達層を含む実施形態では)。これらのスリット/フラップは、尿の通過に抵抗するが、糞便の開口部への通過を可能にするように、糞便との接触によって交換可能である。
【0017】
本発明のセンサは、使い捨てオムツの一部として組み込まれてもよいし、***物吸収体に対する用途のために適用されてもよく、本実施形態では、***物吸収体にセンサを貼り付けるために手段、および***物吸収体の着用者の皮膚から第1の流れ伝達層を分離するための任意の被覆層が設けられる。
【0018】
本発明の別の実施形態では、***物吸収体監視システムと共に使用するためのモニタ/アラームユニット保持装置が設けられ、保持装置は、***物吸収体/センサまたは***物吸収体モニタのいずれか上にそれぞれ配置されたインターロック突出物および受部を有し、***物吸収体/センサは、モニタ/アラームユニットにわたる引っ張りに適応され、かつ***物吸収体に取り外し可能に接着される弾性体または半弾性体フラップを有する。好適な実施形態では、フラップは、モニタ/アラームユニットにわたって、ならびにオムツの前部およびさらにウエストとバンド内部のオムツ部分の両方に接着される***物吸収体のウエストバンドにわたって引っ張られるのに十分なサイズである。保持装置は、好適には、本発明の取り外し可能な電気回路コネクタと共に使用され、このコネクタは、可撓性タブ部分およびタブ受部分を含む。タブ部分は、弾性支持上に配置された2つ以上の導電部材を有する。タブ受部は、導電部材、タブをガイドかつ位置付ける横方向表面に係合するように配置された2つ以上の突出している接点を有し、弾性支持を波型形状に変形させるための手段を有し、それによりタブ部分を保持しつつ、接点と導電部材の連続的な電気接続を確実にするように、接点に対するその配向および圧力を維持する。このコネクタは、幅広く変化する環境およびシステムへの適用性を有し、本発明の***物監視システムを用いる用途に限定されることを意図しない。
【0019】
さらに提供されるものは、モニタ/アラームユニットと共に本発明の1つ以上の任意のセンサ、および好適には、システムの正常な機能を確認する際に使用するためのテストストリップを含む***物吸収体監視システムキットである。モニタ/アラームユニットは、好適には、電源、アラーム手段、モニタ/アラームユニット保持器上の相反部分に対応するインターロッキング突出部または受部、取り外し可能なセンサコネクタ(上述のように)、ならびに、監視されるべき***物吸収体に対する適切な計測経路にわたっておよびその内部に配置される一対の間隔を開けた導電体または半導体間の導電率またはキャパシタンスを計測するために比較的狭く、比較的小さいデューティサイクルパルスを利用する電子回路を含み、***物吸収体が恐らく交換を必要とする場合アラーム手段を起動させる。モニタ/アラームユニットは、本発明の別の局面を形成する。そのユニットは、好適には、電源、アラーム手段、および電子回路を収容する防水ケース内部に設けられる。取り外し可能なセンサコネクタは、好適には、ケースの一部として製造される。ケースは、アラーム手段および制御手段に対するアクセスを有する制御表面を有し、このアクセスは、薄く、少なくとも部分的に可撓性の部材によってシールされている。
【0020】
本発明の別の局面では、比較的薄く、実質的に光学的に透明な浸透性のある被覆によってシールされる貫通開口部に配置される電子光学源を含む可視アラーム手段が設けられる。好適な局面では、上記で配置された可視アラーム手段被覆は、除去可能または再配置可能であり、比較的薄く、光透過性があり、保護または保持被覆層であり、上記材料のフラップまたはポケットである。フラップは、モニタ/アラームユニットを著しく保護し、保持し、そして配置し、電子光学源のための後方投影スクリーンとして機能し、電気光学源からの比較的に狭い光ビームを、光源よりも著しく広いビームまたは視野角に発散またはデフォーカスさせる。
【0021】
さらに別の局面では、可聴アラーム手段は、可聴的に伝達性があり、構造的に支持ができ、位比較的剛性のある、穿孔された下部を有する音声伝搬可能な比較的薄い可撓性膜の背後に配置されたケース内の狭い陥凹に配置される。この陥凹は、膜が陥凹の後方に配置された電気音響トランスデューサからの音響圧力波に応答して自由に振動することを可能にするが、その陥凹は、膜の弾性限界の範囲内で膜の最大撓みを制限することにより、意図された動作間のトランスデューサからの音声伝搬を過剰に減衰することなく、機械的損傷から膜を保護する。
【0022】
ケースの表面を介して配置された制御手段が提供される。制御手段は、反復された減衰に応答してシステムの動作に対して選択されたアラームまたは指示機能の変更および指示の両方を行う。この指示は、表示信号を出射する可視または可聴アラームを用いる。制御手段は、好適には、取り外し可能なセンサコネクタを介して***物吸収体センサの適切な接続のみに応じてこのような指示を提供する。
【0023】
さらに説明されるのは、システムのモニタ/アラームユニットに接続された場合、テスト、介護者訓練、または実証目的のために汚れたまたは汚れていない***物吸収体/センサのいずれかのシミュレートを選択的に行うことができる簡便なテストストリップである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
(発明の詳細な説明)
本発明は、適切な「アラーム基準」および検出方法を有する***物吸収体モニタリングシステムを提供し、以下を信頼的に確立させる。
【0025】
・著しい量の尿がオムツに急速に排出され、および/または
・吸収するためのオムツの保持能力が著しく低下され、および/または
・任意の糞便がオムツに蓄積される
上述の条件は、本明細書および特許請求の範囲の目的のために、オムツの「変更の必要性」または「変更される必要性」と称される何時最近の高吸収力オムツが恐らくまとめて変更されるべきである(または少なくとも点検されるべきである)かについての従来の認知に適切に相関するように定義かつ自動的に検出される。この応答は、従来の検査基準を反映するばかりではなく、同様の間隔でオムツ変更を導く。
【0026】
使い捨ての***物−吸収体モニタリングセンサに対して、本発明において識別かつ提供される他の要求は、その「感覚」、外観、およびコストに関係する。センサがオムツに組み込まれるかまたは使用前に内側表面に与えられようとも、着用者には快適である。センサは、やわらかく、柔軟で、弾力があり、かつ外観がよい。コストの観点から、材料は特に経済的であり、センサ設計は、特に、連続的なストリップベースのアセンブリ方法等の高速製造プロセスに指向される。
【0027】
介護者および着用者の両方の必要性に応答する態様で、「オムツ変更の必要性」の条件(尿および糞便の汚れの両方に関して)を一貫して決定するセンサシステムを提供することに加えて、本発明は、未解決のままの従来のアプローチおよび重要な必要性に関する所定の実用的な問題にさらに取り組む。モニタユニットは、無理のない距離から聞こえ得る、典型的なバックグランドノイズよりも大きい比較的心地よい可聴アラームを生成し、そしてこのモニタは、共通のリモートオーディオモニタと互換性がある。しかし、可聴アラームは、夜または昼寝の使用に対して(または所定の公共的な状況において)望ましくなく、それにより、幼児または周囲の人の眠りを妨げないように設計される代替の(例えば可視)アラームもまた提供される。可視アラームは、日中屋外でまたは1つ以上の衣服層を貫通して、ならびに広い視野角にわたっての容易に見られるほど明るい。さらに、介護者は、アラームモード間でモニタユニットを容易に切り替え得、それを除去する必要のない着用者の衣服であっても片手で切り替えることができる。***物−吸収体モニタリングシステムのための再使用可能なモニタユニットが不可避に湿気に曝され、汚れた場合、洗浄を必要とする。通常通りに取り扱われている間、このユニットはまた、時には硬い表面上に落とされる可能性がある。従って、小型で、頑丈で、防水性のある場合が必要とされる。モニタユニット回路、スイッチング手段、可視かつ可聴アラームを収容すること、ならびに、オムツおよびセンサへの物理および化学接続を提供することが望まれる。完全にシールされた場合、潜在的にバッテリ再充電または置換のための使用を制限するか、または全くこれを不可能にする。しかし、それによりこのようなデバイスに対する電力要求を複雑化する。従って、モニタユニットのエネルギー使用は、単一の予め設けられたバッテリを用いて予測された寿命にわたって給電される完全なシステムのために十分節約されなければならない。さらに、シールされたモニターケースはまた、可聴および可視アラーム信号伝達を妨害し、ならびに、使い捨てセンサとモニタユニットの信頼的でかつ簡便な相互接続を複雑化し得る。従って、本システムは、これらの問題を効果的に克服する革新的な手段を利用する。モニタユニットは、使い捨てセンサおよびオムツから迅速かつ容易に取り付けられかつ除去され得る。この手段は、使用の際にしっかりと配置され、電気的に接続されたままである。正常な動作のセルフテスト表示は、システムが駆動されると(単にそのシステムを使い捨てセンサ/オムツに取り付けることによって)、自動的に与えられる。このセルフテスト表示はまた、モニターがどのモード(可聴または可視)に設定されるかを確認する。
【0028】
(システム)
図1に示されるように、***物吸収体モニタリングシステムの好適な実施形態は、取り外し可能に相互接続された使い捨てセンサ100および再利用可能なモニタ/アラームユニット500を含む。システムは、種々のオムツ(再利用可能な布および使い捨て)、下着、寝具等と共に使用するために適する。好適な使用は(すなわち、使い捨てオムツ(図1、図2A、および図2Bに示される)に与えられるアドオン製品として提供されるセンサを用いる)、本発明の説明のための主要な基礎である。システムに適応させるために必要な改変または他の環境での使用のためのそのコンポーネントはまた、以下にさらに説明される。例えば、図22Aは、使い捨てオムツの一部として予め組み込まれたセンサを表わす。このような組み込まれた実施形態では、図1に示されるアドオンユニットの除去可能な下部保護層110は必要ではない。さらに、アドオンユニットの上部被覆層400および(層400の下の)上部吸収体層350が、オムツ内側表面400−A(図22Aに示される)および1つ以上のオムツの吸収体層の下の部分によってそれぞれ置換され得る。説明されるように、センサ100の新規の基になる動作原理および手段は、センサ応答特性を修正するか、または製造コスト低減等の他の目的を達成するかのいずれかのために多くの態様で適用され得る。センサが接着裏層(adhesive backing)に設けられてもよいし、あるいは、オムツに貼り付けられてもよい。任意の高い量の使い捨て製品に関して、実用的である場合は常に、生分解性材料を使用することが有利である。センサの取り外し可能な電子接続およびモニタリング保持部分450はオムツから突出し得、図2Aおよび図2Bに示されたようなアドオンユニット等で、あるいは、図22A、図22B、図22C、図22D、および図22Eに示されるようなオムツへの種々の付加または改変物を利用することによってのいずかれかで上部前面オムツ表面474上に配置される。
【0029】
(センサ)
センサ100は、典型的には、センサが使用されるオムツまたは他の物品に直接付与されるか、またはその内部に組み込まれる(パッドまたはストリップと似ている)多層アセンブリである。図1に示された好適なアドオン実施形態は、上部102、下部104、2つの側縁105、遠位端106、および近位端108を有する。破線折線342(図2Aに示されたように、センサがオムツの上部前面縁を越えて折り畳むように設計される線を示す)の右方に示されるのは、取り外し可能な電子接続およびモニタ保持部分450である。センサの部分450は、モニタ/アラーム500の取り付けおよび保持のための手段を含み、図5Aの拡大概略図に示される。上記で導かれたように、好適な使い捨てアドオン実施形態は、種々の重なり合った層を示す図3にさらに示される。明瞭にするために、除去可能な下部保護層110および同様の剥離可能な上部保護被覆455(図5Aに示される)が省略される。図3の実施形態の層は、図3A、図3B、および図3Cの拡大された断面図に示される。これらの断面部の相対位置および配向が図3に示される。センサ100の実施形態はまた、図4の垂直方向に強調された側面図に示される(「全ての」層を含む)。図4では、層は、下部から上部まで、除去可能な保護層110(取り外し可能な接着材固定テープ116、包装部114、および剥離可能部112から構成される)、下部接続/取付層452、モニタ/アラーム保持フラップ層460、選択モニタ/アラーム位置決めブロック470、タブ補強材166、下部の相対的不浸透性層150、導電素子層200、下部の多孔質/吸収体層250、上部の相対的不浸透性層300、第2の多孔質/吸収体層350、被覆層400、ならびに、剥離可能な上部保護層455を含む。これらの寸法(dimension)を含むこれらの層は、特に同じ好適な実施形態に関して、以下により詳細に説明される。この層は、それぞれ図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、および図17に別個に示される。所定のセンサ改変のように、異なる実施形態および使用環境に対して調整することが必要とされ得ると、異なるサイズのオムツは、少なくともいくつかの寸法が変動するが(好ましくは、所定の層の長さのみ)、オムツサイズの差に正比例することを必要としない。センサの取り外し可能な電子接続および保持部450を含む層452、166、150、200、300、460、470、および455の詳細な説明は、本明細書中で以後提示される。これは、センサの「内部−オムツ」部を含む層が(図1、図3、および図4における折線342の左に示されるように)、キー機能構造として最初に取り扱われ得るためである。
【0030】
(接着材の「結合」および効果、コーティング、および内部層取付)
センサ100の種々の層を説明する際に、接着手段の好適な配置は、選択的に層の名前で示され得る(例えば、層150および300を「両面接着層」と呼ぶことによって)。当業者に理解されるように、接着材は、センサの正常なアセンブリを達成するために、200、250、350、および400等の他のものを含む適切な部分および種々の層の表面上に配置され得る。あるいは、熱結合、あるいは、超音波またはレーザ溶接等の処理が、接着材の使用を除去するために利用され得る。物理的な表面間の取付対層の簡単な近接度は、多孔質/吸収体層の液体吸収および流れ特性に関する「結合」効果による正常なセンサ機能に対して重要であり得る。接着材または他の不浸透性コーティングでその吸収体をシーリングすることによって、境界を確立するかまたは薄い吸収体層の表面を「束縛する」ことは、層に沿って横方向に液体を引っ張る断面積細孔毛管張力の平均的大きさを下げる(低減する)表面に沿って空気接触をブロックする。このような結合は、層の表面吸収能力を低減または除去しながら、層内により速やかに液体を拡散させる(言い換えると、結合される表面を介して「収集する」ための表面吸収能力)。例えば、薄い吸収体層の上部および下部層の両方を完全に結合することは、液体の横方向または横拡散速度を最大化する傾向があるが、その表面吸収体能力もまた除去する。(なお、用語「横方向」および「横」は、本説明では交換可能に使用され、1つ以上の層の適切な平面に比較的垂直な1つ以上の層「への」またはその層「からの」流れを交換可能に表わす「垂直」または「貫通」とは対照的に、材料の層における拡散流を示す)。表面吸収度および横拡散速度は、「開領域」または結合され「ない」表面の百分率を調整することによって調整され得る(例えば、結合接着材またはコーティング中の「ピンホール」または他の妨害を提供することによって、または溶解可能なコーティングの使用によって)。横拡散はまた、隣接する層の相対的な浸透性または隣接する層の吸収度によって達成されてもよいし、使用された材料の選択は、センサを介しておよびセンサの周辺の流れの主要な方向を決定し得る。従って、用語「相対的に不浸透性」は、センシング手段200とセンシングされる液体の源との間にバッフルを提供する機能にストレスを与えるために、層300を説明するために使用される。
【0031】
いくつかの場合、上述で説明されたように、接着材を介して物理的な取り付けが好ましく、これは、所望のアラーム応答を得るためにセンサの較正に貢献し得る。これはまた、オムツへの貫流の最大化を助ける。例えば、図3Bおよび3Dに示されたように、下部吸収層250、上部不浸透層300、および上部吸収体層350は、好適には、層300上の両面接着層によって接着的に接合され、それにより、2つの吸収体層250および350の隣接する部分258/358が直接的に接触して一定に維持される。図3Bの実施形態では、接触は、参照符号320によって示された開口部を貫通する。この一定かつ予測可能な接触は、センサの「流れスプリッティング(flow splitting)」特性に対して重要である。それにより、被覆層400を貫通して吸収体層350に最初に吸収される尿は、不浸透性バリア層300の中央部分を横方向に横断し、かつオムツに向かって「下方向に」優先的に流れるように、接触部分258/358および部分356を貫通させて流れる。この優先的な貫流は、オムツの表面吸収の速度が吸収体層250のそれより低下するまで続く(その吸収バルクおよび/または表面への高速流れの飽和を増加させることによって)。その点において、全流れの少なくとも1つの部分(または増加された部分)はオムツに進まないが、主要な流れから横方向に分流し、吸収体層250に進み、そこを貫通して、導電体層200に進む。吸収体層の有利な接着の別の例は、接触部分356を介して(または、図3Bに示された一連の「吐出口」開口部310を介して)センサを貫通させることによって比較的大量のオムツへの流れの伝達効率を有することである。これは、オムツに隣接し、かつ流体連絡する接触部356をしっかりと配置することによって(または開口部310を囲む領域をオムツ表面に接着することによって)実質的増加される。これは、上部吸収体層350がオムツに直接接触して一定に保ち、これ以外の不浸透性層300を貫通してまたはこの層の周辺に毛細管連続性を提供することを確実にする。
【0032】
しかし、センサの他の部分では、物理的な取り付けは好ましく「ない」。例えば、図3Bにおいて理解され得るように、被覆層400は、上部吸収体層350の上部表面に対して「自由に浮動している」か、またはこの表面に対して貼り付けられ得る。層350および400を接着させるのではなく、接近させることによって、これらの層を結合されないままにし、これにより、層350の層の能力を高めて尿の初期流を迅速に吸収し、センサによって被覆されたオムツの領域における「跳ね返り」を防ぐ。ここでの接着の欠如はまた、快適な皮膚接触およびセンサの柔軟性、それによる刻々と変化するオムツの形状に対する適合に貢献する。これは、被覆400が層350にわたって容易に滑り得、それにより全体のセンサの可撓性を増加させるからである。
【0033】
(センサ100の下部取り外し可能な保護層)
好適なアドオンの実施形態における取り外し可能な保護層110は、典型的には、その層が折り畳まれるかまたは巻き付けられることを可能にしつつ、センサの清潔を維持するためにパッケージング化するものとして利用される。層110はまた、センサの所定の好適な接着表面の剥離可能な保護を提供することによってシステムの応用およびアセンブリを容易にする。図4および図6に示されたように、層110は、取り外し可能なように接着する剥離可能部112を有し、かつ両面接着層300および452とほぼ同じ(または好ましくは少し大きい幅)幅を有する。剥離可能部112のために使用される材料(被覆されるための非多孔性プラスチックを有する薄紙または接着材を有する特性的に低接合強度を有する、ワックスコーティング等)は、取り外し可能なように接着しなければならない接着材の特性と一致しなければならい。(このような被覆材料は、典型的には、3−M等の製造業者からの特殊接着テープを最高な適合性のものとして特化される)。剥離可能部112のいずれかの面を延ばしたものは、オプションのラッピング部114であり、これは、全体のセンサ手段100の周囲に折り畳むのに十分に延びる。ラッピング部114のために使用される材料(好適には、厚さ約0.001インチ以下のポリエチレンまたはビニルシート等)は、薄く、軽量で、折り畳み可能で、使い捨てのものでなければならない。この材料は、剥離可能部112と同じ材料で製造され得、このことは、製造プロセスにおいて必要とされる材料の数を低減し、積層工程を取り除く長所の追加を有する。使用前に清潔に折り畳まれるかまたは巻き付けられる条件においてアセンブリを保持するための接着部分116がラッピング部114の一端に存在する。センサがバルクパッケージングされる(例えば、平坦に堆積されたセンサのプラスチックバッグにおいて)場合、そして、上述のように、全体の保護層110がセンサの予め埋め込まれた使い捨てオムツの実施形態において必要とされない場合、ラッピング部114/116は必要とされ得ない。
【0034】
(センサ100の「内部オムツ」部)
図3および図11に示された下部の比較的不浸透性層150は、センサ100をオムツまたは他の使用環境に貼り付けるための手段として機能し得る。図3Bに示されるように、層150は、中心コア152を有し、随意に、しかし好適には、上部154接着材および下部156接着材が供給される。層150はまた、構造的支持を提供し、電気導電層200をその位置に保持し、エレメント202および204を平行にそして所定の距離だけ離れて保持し、さらにその間にチャネル160を規定する。液体抵抗または不浸透性材料から製造されることによって、層150はまた、チャネル160内の水分を捕捉するように機能する。層150はまた、吸収体層250の部分およびその部分を貫通してセンサ手段100の残部に接着し、それによりオムツにさらに貼り付けられる。不浸透性層150のための材料は、典型的には、薄く(約0.001インチの厚さ)、可撓性であるが、液体不浸透性紙の寸法的に安定なテープ、または酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の好適にはプラスチックである。層150および従ってコア152は、導電層200を除いて、センサ手段100の中で最も狭い層である。図3および図11に示されたように、好適な実施形態では、層150は、約0.75インチ幅および0.003インチ厚さであり、前部(端164付近)にて随意により狭い部分162を有する。このより狭い部分は、層200の電気導電素子202および204の全体の幅にほぼ整合し、それにより、層150の上部接着材154は、図5Aに示されたように、タブ補強材166の上方の層150の前部接続端162において露出されない。図3Cおよび図10において示されたタブ補強材166は、好適には、コア152(0.010インチの厚さのポリエステルシート等)よりもより厚い材料から製造され、層150のより下部接着材156に接着される。タブ補強材166は、層150および200に対して構造的な支持として作用し、好適にはさらに、図5Aおよび図5Bに示されたようなセンサ100とモニタ500との間の取り外し可能な接続のためのアクティブスプリング要素として作用する。タブ補強材166と層150および200との前部との組み合わせは、図4および図5Aに示されたようなセンサ100の雄コネクタタブアセンブリ170を含む。センサの取り外し可能な電子接続および保持部450に関してさらに説明されたように、タブアセンブリが、図5Bの拡大側面図に示されたように、センサ100に接続され、使用のためにオムツ上に設置される場合、このタブアセンブリはさらに、モニタユニット500を位置付けかつ保持することを支援する。図11に示されたように、不浸透性層150の部分162は、好適な実施形態では、0.5インチ幅であり、タブ補強材166は、好適には0.75インチ幅であり、この166の幅は、図20に示されたような電気および/または機械的接続目的のためのセンサのタブ部170を受け取るモニタ/アラームユニット500の陥凹コネクト受部600の幅よりもわずかに小さい。図3A、図3B、および図3Cに示されたような上部接着材154のために使用された材料は、導電層200および吸収体層250への、強く、好適には永久的な取り付けを形成するように選択される。接着材154は、典型的な3−M「Scotch」ブランドのテープ上に感圧性接着材のような非吸収体で非透過性な接着材であるべきである。あるいは、これは熱溶融接着材の層であってもよいし、その1つ以上の材料表面が取り付けのために互いに溶融されてもよい。下部接着材156のために使用される材料は、保護層110に取り外し可能なように接着するように選択される。すわわち、保護層110の剥離可能部分112の性質に依存して上部接着材154と同じであり得る。層150は、既に塗布される接着材154および156と共に獲得されてもよいし、あるいは、接着材は、アセンブリプロセスの一部として塗布されてもよい。層150は、0.75インチ幅から切断され、両面テープ(double−sticky tape)(3−M type 665等)であり得、容易に利用可能な所望された幅に予め巻き付けられている。
【0035】
本発明の予め組み込まれた使い捨てオムツの実施形態では、下部接着材156は、オムツ内部のセンサ手段をその場所に受ける/貼り付けるための代替的な手段(加熱接合、あるいは、オムツの吸収体コア材料において縫い付けられた部分、あるいは陥凹チャネルまたは折り畳みの使用等)によって随意に置換されてもよいし、センサは、製造のために最も経済的であると証明されているように、内部被覆層またはオムツの他の部分にその代わりに取り付けられ得る。
【0036】
図12に示されたように、導電ストリップ層200は、第1の導電部材202および第2の導電部材204を有し、部材202および204の各々は、外部端面206および内部端面208を有する。これらは、層150の上部接着材154によって互いに実質的に平行に維持され、そして(最も簡単には)固定された距離だけ離れている(好適には、約0.010〜0.125インチであり、最も好適には0.045インチである)。導電性部材202および204のために使用された材料ならびにその寸法は、チャネル160の材料およびそれらの導電部材が作製される材料と共に考慮することによって、センサ100および全体のシステムの感度を部分的に決定する。導電性部材202および204は、異なる材料から作成されてもよいし、積層された薄い金属ホイル(例えば0.001インチの厚さのアルミニウム等)好ましくは同じ材料であってもよいし、真空蒸着処理された金属または半導体であってもよいし、プリントされた導電性インク、塗料、イオン性ジェル、溶解可能な塩、または他の液体可能な導電体であってもよいし、ドープされたポリマー材料であってもよい。
【0037】
チャネル160の幅を規定する導電性部材202および204の間隔が、かなりの範囲にわたって(例えば、0.01〜0.5インチ)設定(または変化)され得るが、モニタユニット500における所定の電子素子の値の選択による適切な補償を有し、所望された感度の閾値を達成する。尿および糞便の導電率は、広範囲にわたって変動し、尿および糞便の両方を信頼して検出するためには、設計パラメータの設定の際の慎重な妥協が必要とされる。しかし、適切な素子の値の選択であっても、他のファクタによって、好ましい隙間(同様に導電体幅)の範囲の実現化においてより制限される傾向がある。一般的に、チャネル160のあまりにも小さい隙間は、製造の困難の原因となり、2つの導電性ストリップが決して接触またはショートしないこと(図5Bおよび図20に示されたように、センサが620、622、および624を接続するモニタユニットのセットに取り付ける末端164において接触またはショートを含む)を確実にする。あるいは、小さすぎる間隔は、損傷、または導電体を偶発的にブリッジし得る無関係な汚染粒子に対するセンサの感度を増加させる。同様に、汗まみれの皮膚からの凝結または高い周囲の湿度は、隙間が狭すぎる場合、面倒になり得る。この点まで、隙間が小さくなればなるほど、より多くの電力消費を犠牲にするが、システムが理論的には、ますます「電気的な」ノイズ抵抗と性となるが、なぜなら、導電体間の電流は、センシングの間(特に、除去材料が導電体をブリッジする場合)大きさがより大きくなるためである。一方で、隙間をあまりにも大きくすると比較的低導電率の糞便(特に乾燥の場合)の存在を検出するために、非現実的に高い基準インピーダンスを必要とする。より大きな隙間もまた、一連の糞便侵入開口部252、330、352、および410(図13、図14、図15、および図16それぞれに示されるように)が、両方の導電体にわたるようにより広くなる必要があり、比較的多くの糞便が信頼性のある検出のために存在することを必要とすることを意味する。あまりにも大きい開口部はまた、望ましくなくオムツ着用者の皮膚が開口部に圧縮し、導電性ストリップを接触またはブリッジすることさえ可能にする。
【0038】
部材202および204は、異なる幅(好適な実施形態では、それぞれ約0.305および0.130インチ)で、好適には、同じ厚さ(典型的には、0.001インチ以下)を有し、これによってセンサの繰り返される湾曲における認知可能な剛性および破壊的応力を最小化する。特に、導電性ストリップの幅および間隔は、「最小の」実際のコネクタ隙間およびコネクタタブ部170における接触オーバラップと一致するように選択され得る(図20に示されるように)。層200の全領域を最小化することが望ましい。なぜなら、平均導電体ギャップによって分割された全体の露出された領域がセンサの全体の電気キャパシタンスに比例する。センサのキャパシタンスが大きくなればなるほど、システムの電子および電気ノイズ感度が高くなり、そしてさらに、センサを動作するために必要な電力が大きくなる。最終的には、望ましくはないが、比較的高いアクティブセンサ領域(導電性素子200の外部「フットプリント」によって規定される)は、ソース(オムツ着用者)からバルク吸収体(オムツ)への流れのより大きな妨害を生じさせる。なぜなら、下部不浸透性層150(以下のオムツ層から導電性ストリップ202および204を分離する)は、センサの長さ方向中心領域のいずれの場所においても、直接的下方(貫通)の流れを不可能にする。
【0039】
上述したように、部材202または204のいずれかは、センサ手段の機能に影響を与えることなく、より大きいかまたはより小さくなり得る。好適な実施形態では、より広い導電ストリップ202は、好適には、モニタユニット500におけるコンタクト620および622の対をブリッジするように使用される。モニタユニット500では、ストリップの末端は、可撓性または剛性コネクタタブ構成にもたらされる(図20に示されるように)。これは、センサユニットへのセンサのコネクタタブ部分の簡単な挿入が(図5Bにもまた示されるように)、システム内で必要とされるパワーオン/オフ制御として簡便に機能することを可能にする。ストリップの全体の長さにわたって一定の幅は、供給される金属ホイル導電材料を用いて製造することに対して望ましいが、堆積またはその上にプリントされた導電ストリップのいずれかに対して必要でないことが明らかである。この場合、1つのストリップの幅は、コネクタ末端において他方のみよりも容易に大きく作製され得るか、または層200の素子は、種々の他の形状を取り得る。例えば、その素子は、固体ストリップではなく、格子または網状に配置され得ることにより、さらに、必要な領域を被覆し、所望の機能を提供する一方で、電気容量および材料コストを低減する。
【0040】
モニタ/アラームユニット500に関してさらに説明されたように、導電性ストリップは、モニタユニット回路への取り外し可能な接続を介して、時間間隔(約3秒毎)、短い(約0.1秒の持続時間)、低電圧(3v以下)、高速立ち上がり時間(好適には1μ秒未満)の矩形波パルスに支配され、そのパルスによって、導電ストリップ間の捕捉チャネル160における任意の材料によって多様に伝達され、各パルスの継続時間の間のストリップ間で流れるように、比例平均電流(0〜約1マイクロアンペアにわたる)が可能になる。電流の大きさは、導電体ストリップならびに実効的な電流経路の幾何学的形状をブリッジする材料の「バルクイオン」および「皮膚」導電率に依存する。プリセットの閾値レベルを超える任意のこれらのパルスの間に流れる生成した電流のレベルは、モニタユニットに、オムツまたは他の吸収体の変更が必要とする介護者に合図を送る可聴ビープ音または可視アラームを発光するかのいずれかを行わせる。上述のように、二重または多重パルスは、介護者へのより効率的なアラーム通信のために、単一のパルスよりも好ましい。
【0041】
図3および図13に示されたように、多孔性の吸収体層250は、一般的に、両面接着層150よりも幾分幅広い矩形形状であり、その遠位端254に向かって配置される一連の延びた開口部252を有する(これらの開口部は、コンジット、チャネル、通路、穿孔、穴等として代替的に説明され得、糞便特有の検出目的のために提供される。これは、センサ100の他の層として十分に説明されるときに十分説明される。)。層250の長さは、名目上、層250がオムツの前部リムにおいて設けられた場合、折線342を丁度越えたところからオムツ内部に進むセンサの部分の全長に向かっておよびその全長全体まで延びる。層250は、典型的には、セルロースベースの、高吸収体紙またはクロス、あるいは、織物構成物または不織構成物の同様の天然または合成親水性材料から作製される。この選択は、製造経済性および層によって達成される目的に依存する。好適な実施形態では、その厚さは、約0.01〜0.06インチ(未圧縮)であるが、かなりの範囲から選択され得、その選択は、主に、排尿イベントに対するセンサの応答遅延時間に影響を与える。層を貫通する液体の横拡散速度とは対照的に、より大きな厚さは、層の相対的な液体緩衝能力および体積伝達能力を増加させる。相対的な幅、および特に吸収体層250の材料および「組成」はまた、以下に説明されるように、その特性の決定に貢献する。
【0042】
一般的に、液体多孔質(吸収体)媒体の重要な特性は、材料と所与の液体との間の表面張力と共に、その平均「毛管張力」または液体を隣接する吸収体多孔質材料から引っ張る相対的能力を決定する平均細孔サイズまたはチャネル寸法である。比較的小さい平均細孔またはチャネルサイズを有する材料は、比較的大きい平均細孔またはチャネルサイズを有する同様の材料の隣接する量から液体を引き出すことを可能にする。さらに、低粘度液体に対して、平均細孔サイズが小さくなればなるほど、材料が液体をより速く吸収する。なぜなら、吸収速度は、平均毛管張力に比例し(真空のユニット内で計測される)、次いで、平均毛管張力は、平均空孔表面対体積比、およびより多くの液体を保持するのに現在利用可能な空孔容量の%(すなわち、通常、体積または重量によって%と表現される、利用可能な「吸収体容量」)に依存する。
【0043】
表面(オムツの内部等の)にわたる即時吸収速度は、どれくらい急速に液体が露出された(吸収されるべき)表面に到達するかと、どれくらい高速で液体が材料の量のバルクに運ばれるかとの間のバランスに依存して変化する。利用可能な吸収体能力は、そのバルクを貫通する液体の蓄積のために、経時的に低減するので、表面への最大(通常初期)吸収速度が低減される。なぜなら、平均毛管張力が低減されるためである。液体が、実質的に異なる毛管張力を有する2つの材料(オムツ表面(400−B等)とセンサ100の多孔性層250および350との間の界面259および356等(350との直接接触から300によってシールドされることによるより小さい範囲まで))の接合部において到達する場合、比較的より多くの(または仮想的に全ての)流れは、オムツ材料の張力が最終的に層250の値よりも小さい値まで降下するまで、より高い張力(最初はオムツ)で材料中に進む。オムツの全体の吸収容量が低減したにもかかわらず、入来流がオムツ表面の最大吸収の速度能力に「打ち勝つ」ほど高速である場合、この流れの「分流」は常に発生し得る。
【0044】
例えば、図3、図3A、図3B、および図14に示されるように、第2の比較的不浸透性な層300は、センサ100のバックボーンである(製造基板を確実に処理する)。層150と共に、層300は、センサコア302を有するが、任意に好ましくは、上部304および下部306接着剤が提供され、例示される好適な実施形態において、層300が、幅がほぼ1.5インチであることを除く、類似の材料または層150に関して記載されるような材料からそれぞれ作られる。また、本実施形態において、層300は、好ましくはほぼ0.001〜0.003インチ厚であり、1.50インチ幅で穴が開けられ、予め巻かれた両面接着紙またはプラスチックテープ、好ましく比較的液体不浸透性および疎水性(すなわち、例えば、尿などの水溶液によって「濡らすことが可能」ではないことを意図する)であり、良好な寸法安定性、ねじれ可撓性、および適度に能動的な接着性(例えば、Ohio州WestlakeのManco Inc.製のタイプDT−2)を有する。
【0045】
図3Bの実施形態において、層300は、複数の開口部310および320が設けられ、好ましくは、外部エッジ308の方に主に配置されるコア302ならびに両接着剤304および306を介してそれぞれ広がる。フローに関連した機能のみならず、この複数の開口部は、その組み合わされた層の全体的な剛性を減少することによってセンサ100の機械的な可撓性およびコンプライアンスに役立つ。第1の連続した開口部310は、層300の外側エッジ308の方に対称的に配置される。大部分の形状が機能に役立つが、長方形または細長い外部開口部が好ましい。このことは、層300の構造整合性またはおむつに速い液体の流れを可能にするためのセンサの機能の一方を解決することなく、層400の不浸透性接着に対して利用可能な表面領域の使用の際に最善のバランスを層300に提供する(図3Bに示されるようにエッジ308に沿って)。図14において、それぞれの開口部310は、最前面エッジ312、最高部エッジ314、最外部エッジ316、および最内部318を有する。第2の連続した開口部320(さらに、類似の理由のため好ましくは長方形であるように示されるが、たいてい他の形状が使用され得る)は、好ましくは対称的に開口部3の内向きに配置され(層300の中心方向)、それぞれ、開口部310の最前部(front−most)312と最後部(rear−most)314との間の中点とほぼ同直線上にある開口部の中点にある。開口部310および320のこの比較的ねじれた配置は、通気を妨害することなく層300の構造保全性を最大限にさせる。このことはまた、不浸透性層300の最上部を通る任意の外向きのフローによって得られる経路に関わらず、開口部310およびオーバーエッジ308を通るおむつに達するまでのフロー距離は最短化され、少なくともいくつかのフローは、実用的に正確に開口部320に入り、その結果、吸収層250に導かれることを保証するのに役立つ。第2のシリーズ320の最外端322は、吸収層250の最外端256および開口部310の最内部端318に近くに近接して配置され、好適には、最外端256とともにエッジ318と322との間の中間に直接整列される。
【0046】
この配置を通って、最外部の直接接触部分356(第1のシリーズ310かそれ以外を通る)は、すぐにかつ直接、おむつに液体を導くための「水吐き口(spillway)」として働く。最内部の直接接触部分258/358(第2の連続した「フロースプリッティング」開口部320かそれ以外のどちらか一方)は、吸収層250および(したがっておむつ)に液体をある程度導く。層250に使用される特有の材質である毛細吸収体は、おむつ表面の材質に関連して、このような液体がチャネル160の方に層250を介して横方向内側に邪魔になる(層250の下部表面部分を通っておむつに完全に、または部分的に下方向に(遮蔽/トラップする不浸透性層150の側端の外側に)吸収されるこのような液体に対して妨害する)かどうか、あるいはどのくらいの割合かを決定する。層250を通って側方内側、従ってチャネル160へのこのような液体の到達は、部材202と204との間に測定可能な伝導率を増加させる。伝導率のほぼ所定の閾値レベルを境にして(あるいは、変化、すなわち、伝導率の変化率、またはこのような液体の到達により生じる任意の他のプロパティにおける同様の変化)、モニタ/アラームユニット500の回路は、伝導性部材202および204に開放可能に接続され、効率的にトリガーされる。ゆえに、この状況は、おむつの交換を必要とするモニタユニットによるアラーム指示を開始する。
【0047】
層300における第3の連続した開口部330は、好ましくは、細長い開口部252のような形状であり、その上に、かつ、流体的につながった状態で、ならびに、その結果、導電部材202および204に直接配置される。図3、図13、および図14において示されるように、好ましくは、開口部330および252は、センサ100の中心部分に沿って、遠位端方向に、いくつかの開口部320間のほぼ中間に配置され、かつ、開口部320の最内部分324に接触する線にほぼ横方向外側に伸びる。いくつかの一致する細長い開口部330および252を有することがさらに好ましい。図3Aにおいて、他の形状がその機能に役立ち、横方向に細長い形状は、半固体および液体の糞便をチャネル160へ効率的に導くように特に適しており、それによって、糞便の検出(従来はかなり困難であった)を容易にするために伝導部材202および204に直接接触することが理解され得る。センサ100の後方(すなわち遠位端)のみに向かう開口部330および252の位置および濃度(concentration)は、これらのコンジットを、糞便がもっとも集中する可能性が高い部分であり、かつ、尿の源である可能性が高い部分の後方に、特に、尿の直接当たる流れから離れるように向ける。この構成は、直接あたる尿の流れが糞便を選択する検出開口部を通じて入り、伝導層200に接触する可能性をなくすことによって、システムが誤って、プリトリガされることを防ぐ。
【0048】
吸収層250は、層150を有する底部側の接着接触手段によって、(伝導部材202および204と直接接触する部分を除いて)制限され、また、上部側の接着接触部分によって沿う300に制限される。この制限は、層250内の横方向の拡散速度が上がり、チャネル160(部材202および204の内側端部208と、層150の上側接着面と、層250の下側面とによって規定される)の「キャピタリートラップ」性質が向上する原因となる。また、チャネル160がある程度弾性がある多孔質媒体250で(糞便を選択する検出開口部330および252の位置を除いて)充填されているので、検出されるべき液体物質を維持する、充分に強いキャピラリー性質がチャネル160に与えられる。この「キャピラリートラップ」は、トラップに最初に到着したときから長い時間、充分に比較的伝導性のある***物を維持する能力を有し、モニタユニット500の一部の(伝導性部材202および204にわたって測定された)伝導状態の閾値を越えた状態のあらゆる機能的な「ラッチング」の必要をなくす。このセンサの特徴は、伝導性ストリップ202および204が糞便物質によって橋絡し、それでも、電気ノイズまたは干渉、あるいは、任意の理由によって伝導体ストリップの一時的橋絡(相対的ショート)がある状態で、繰り返し自己補正(すなわち、「ラッチング」の反対の「自己リセット」)モードで動作することによって生じる非常に低い典型的な伝導性に対して、非常に高い電気的感度を、モニタが有することを可能にするので重要である。上記のように、任意の測定可能な量のプリセット閾値レベルの位置的な到達に「ラッチ」する電子感知デバイスの一般的な問題は、電子感知デバイスが、特に、高感度で動作する場合、無意味な状態によって、不適切、かつ、恒常的にトリガされ得ることである。
【0049】
層の相互関係に関わる他の設計面を考慮すると、層150は、伝導性ストリップ202および204の「フットプリント」全体よりも幅広くなる必要がある。そうでない場合は、ストリップが伝導性接着剤から製造されない限り、ストリップ間の狭いギャップ以外には、吸収層250にくっつく露出された接着領域がないからである。伝導性接着剤が用いられる場合、ストリップ202および204のコネクタ端部(図5Aおよび図5Bに示すように、ストリップ自体が電子モニタユニット500との取り外し可能な連絡のための摺動部材として機能する)に非接着部分が提供される必要がある。層150はまた、好ましくは、センサ全体を縦方向の中心線に沿っておむつに取り付けるように、底部において粘着性である。上記のように、これは、確実な取り付けのため、また、おむつの変動する形に対してセンサが充分に一致するために望ましい。これはまた、(層150の外側の端部256において)吸収層250の底部の露出された領域の良好なキャピラリー接触を維持することに役立ち、そのことにより、尿が流れる最大流量および適切なモニタシステム応答の両方を容易にする。
【0050】
さらに他の相互関係面において、不浸透性層150は、チャネル160のキャピラリーウェルまたはトラップと、また、横方向流れ(不浸透性層300のあたりから、接触部分258/358を通り、吸収性層250を通って内側へと流れる)とが、下にあるおむつ表面によって、制御不可能に「奪われ」るか、または、尿が空になることを防ぐ。層300または流れを分割する穴320と、不浸透性層150の外側の端部との間のおむつと接触する、吸収層250の表面領域259が露出されればされるほど、(おむつ表面の吸収性に対して)センサの応答の感度は下がる。なぜなら、そうでない場合にはモニタユニットをトリガさせる横方向の流れが、電動部材202と204との間のキャピラリートラップに達する前におむつに吸収される可能性が比較的高いからである。反対に、直接接触部分258/358または流れを分割する穴320が、部分的に、または完全に、不浸透性層の上方になるように、相対的に内側に、横方向に配置し直される場合、あるいは、層150がより広く作られる場合、センサ応答はこれにより変更され得、所望の場合には、下にあるおむつの残っている吸収能力に対する依存性が下がるか、または、実質的にない状態で、ある特定の最小限の量の尿が放出された後に警報をトリガすることを可能にする。したがって、センサは、センサとおむつとの間で流れを分割し、放出された尿の量の反対側のおむつの有効な吸収能力を(測定とは反対に)モデリングするために、流れの一部を層250に伝えるように設計され得る。このことは、本発明の追加方式(組み込み型の反対)実施形態において特に有用である。
【0051】
図3Bおよび3Dをさらに参照すると、直接接触部分258/358、259および260(または流れを分割する穴320)の横方向の位置と向かい合う層150の相対的な幅は、従って、センサ100の排尿応答を簡単に「微調整(fine−tune)」することが可能な1つの手段であり、所望の伝統基準を反映する(および、おむつの材料特性を調製する)。吸収層250および350の平均孔サイズまたは他の適切なプロパティを、おむつの材質に関連して、選択することによって、「粗調整(coarse tuning)」がなされ得る。(これらの層は、段階的な変化および制限された範囲のみの吸収性プロパティを有する通常利用可能な「在庫」である材質から作られる。)パラメータの好適な組み合わせは、所望の応答感度を生み出し、さらに、最も狭くできるコア152と共に層150上に接着(または付着の他の手段)のための充分な範囲を有する必要がある。この狭さは重要である。なぜなら、おむつに尿の速い流れに対して、不浸透層150の全体的な「フットプリント(footprint)」を少なくし、全体のセンサの「透明さ」をより多くさせ、かつ、センサの可撓性および準拠がより多くなされ得るからである。
【0052】
前に説明されるように、層250とおむつ表面との接合点における各毛細管または吸収性テンションの違いは、排尿イベント中およびその後のおむつ状態をモニタリングするための「流れを分割する」主要な手段である。しかし、センサのトリガーは、層250自体が常に全体的な「飽和度」または「充満したパーセンテージ」(おむつ表面と比較されるかまたは絶対的に)であることに依存する必要はない。これは事実である。なぜなら、層250の部分だけが、とても小さい同じ大きさの断面の「コンジット」において飽和に達する必要がある。このコンジットは、排尿イベントに応じて、十分な液体量で徐々にいっぱいになり、(チャネル160におけるブリッジング手段202によって)検出器手段に達して、トリガーし得る。従って、代替のセンサ実施形態において、比吸収性毛細管層または他の液体輸送デバイスは、センシング手段に液体を導く際に層250の機能を供給し得、(完全にその機能を排除しても、)表面状態識別機能を個々のエレメントに任せる。液体通過遅延と連動する「流れの分割」は、おむつへの流れの総量をいくらか比例的にトラッキングするために使用され得(おむつの残りの表面吸収性プロパティをモニタリングすることに反対して、あるいは追加して)、この機構は、さらに、センサ応答を変更することに利用され得る。例えば、より低い吸収層250は、その領域に関してより厚くされ得る場合、それは、どちらかと言うと、「時間遅延」または「比例スプリッティング」エレメントに近く、「テンション識別」エレメントにはほど遠いように作用する傾向である。なぜなら、おむつ表面からの距離が離れれば離れるほど、横方向の流れは、おむつによる影響が少なくなるからである。このことは、上部不浸透性層300と境界がつけられる層250の最上表面において、特に正確になる。センサ100の代替の実施形態は、選択される材質および大きさによって構成され得、1つ以上の***イベントの後にセンサのトリガーする際の遅延が、(主に、接触表面の相対的毛細管テンションの代わりに)上述の横方向伝達の時間遅延に、主に、または完全に依存することになる。このような構成は、モニタ/アラームユニット500が継続的な「おむつ変更準備(ready−for−diaper−change)」指示を生み出すことを生じる前に、おむつが効率的に機能することを可能にする同様の目的を実質的に成し遂げる(すなわち、それが遅延期間中にある程度の量および/または比較的遅い流れ速度である***物質を吸収することを可能にすることによって)。例えば、吸収層250のより大きい部分または全体のより低い表面は、不浸透性層によって境界がつけられ得、***物質は、バッフル層の周りからの上記(例えば、バッフル層300におけるホールを介して)または代替の一方からの層250を入り得る。従って、このような物質は、検出器をトリガーするセンシングポイントに時間の周期を経て横方向に移動し得る。浸透性バッフルを介するホールは、さらに、層250および/またはより低い境界を示す層を経て広がり得、一層多くの***物質がセンサを経て吸収体に流れることを可能にする。
【0053】
好適な実施形態の変化において、上述されるように、おむつ自体の上部層(単数または複数)にとって、その下のおむつのレストに関する吸収体層250の目的を供給することが可能になる。この場合、例えば、好適な実施形態における伝導ストリップ202および204といった検出手段は、不浸透性層300の下部に配置され得る。同様の層300の部分もまた、その近位端(更なる積層された層を有するか、または有することなく)における比較的狭いタブのようなコネクタ構造を形成するために適し、モニタユニットと接続し得る。このアプローチは、図22Cにおける予め組み込まれたセンサの実施形態のコネクタタブアセンブリ部分170を参照して示される。言うまでもなく、このような構成は、好適な実施形態において、層150により提供される液体トラッピングおよびシールディング効果により利益を得るが、さらに低いセンサコストを提供し得る。不浸透性層の下およびセンシング手段と接触して、おむつのレストと異なる吸収性のプロパティを有する物質を配置し、水分または液体を効率的にトラップし、それにより、毛細管トラップ部分160の機能を供給し、適切なセンサ応答を容易にすることがさらに可能である。
【0054】
さらに他の代替の実施形態において、任意の適切な検出器手段は、比較的不浸透性エレメントの効率的なバッフルの下に配置され(またはそれによってシールディングされる)、このようなバッフルにおける開口部を介して(またはこのようなバッフルのエッジの周りに)提供される***物の流れを受け取り得る。この流れは、十分な液体の蓄積および/または流れの組み合わせのために適切に測定される量における変化を引き起こすことによって検出手段に適切に影響する。従って、検出器手段によって、アラーム信号または指示は、***物吸収体変更の必要性(または少なくとも検査)を適切に決定するために所望のセット基準を反映することを実現する。
【0055】
図3、図3A、図3B、図4、および図15において示されるように、多孔性、吸収材、収集/拡散層350は、一般に、形状が長方形であり、層300と少なくとも同じ幅であるが、好ましくは、直接接触部分258/358および356を提供するために少なくともわずかにより広く、さらに浮動性のソフトエッジを形成する。吸収層350はまた、さらに以下に記載されるように、好ましくは同様の形状で、かつ、表面の特徴の検出目的のための同数の細長い開口部252および開口部330の上に直接および接触した状態で配置される連続した細長い開口部352を有する。吸収層350の材質は、ほぼ同様の厚さであり、層250に用いられるように同様のタイプから選択され得る。好適な実施形態において、層250は、おむつの吸収性が顕著に減少されるまで、尿の流れが好適におむつに向かう目的で接触おむつ層に関連していくらか低い初期の吸収性を有するように設計され得る。一方、層350の吸収性は、実用と同じ高さであり、尿の「スプラッシュバック(splash-back)」を妨げて、容易に、その上部表面上のどこかに影響を与える尿の流れを修正する用に選択される。層350はまた、センサの早過ぎるトリガーリングを尿の有効な量を吸収およびバッファリングすることによって妨げて、外端部354の方へ流れを早く導くために毛細管を有するか、または特性をウィッキング(wicking)することを支援する。好ましくは、不浸透性層300に吸収層350を直接接着することにより吸収層350に境界をつけることによって、または、さもなければ、浸透性材料とその層とをコーティングすることにより、層350の特性を取り込み、および/または、薄く塗る側方の液体が増加される。それぞれ、不浸透性層300の共に下部および上部表面への吸収層250および350のこのような直接接着は、図3Bおよび3Dにおいて示され得るようにこれらのホールを介して吸収層250および350の相互の毛細管接触を維持することによって、層300における直接接触部分258/358または「フロースプリッティング」ホール320を介して速くかつ予測可能な液体の流れを容易にする。
【0056】
図3Aに示されるように、尿は、糞便特性検出開口部352、330および252を介して多孔層350からの漏出(すなわち、毛細管の流れ)を経て伝導エレメント202および204へ間接的に流れることを妨げられる。なぜなら、吸収層350および250の両方におけるこれらの開口部は、層300における開口部330とともに配置されるので(いくつかの実施形態においてわずかに大きい)、2つの吸収層は、互いに不浸透性(および好ましくは疎水性)層300を介して接しないからである。この毛細管ギャップは、参照番号332によって示されるように、効率的に選択的な糞便特性の検出開口部を介して尿の任意の漏出パスを取り除く。当業者に明らかであるように、層350および250の毛細管フラグメントが層300における開口部330の領域を保つことができないように、糞便検出開口部352、330、および252に穴を開けるか、あるいは、さもなければ作製するために用いられる製造方法は、きれいに切り取る必要がある。
【0057】
代替の実施形態において、層350に対して、その表面における適切な開口部を有すること、および、不浸透性層300の周りを完全に包み込むために十分に広くさせることが可能になる。この場合、接着は、結合された層250/350の下部の外縁に適用され得、または、いくつかの他の手段がセンサ100をおむつに保持するように用いられ得る。
【0058】
不浸透性層300は、不浸透性層150と類似か、または同じ幅にされ得、ゆえに、層300を介する「排水溝ホール」320または「フロースプリッティングホール」320の一方の穴を開ける必要はない。この場合、適切な接着または他の手段(例えば、熱結合)はまた、(少なくとも定位置に)吸収層を共に維持し、さらにおむつの表面との良好な接触においてセンサを任意に保持するために使用され得る。一実施形態において、センサがおむつに組み込まれる場合、おむつの周囲層は、この目的を供給し得る。層300がホール310および320を取り除くためにより狭くされる場合、層300は、折り目342に近いいくつかの点より前方のセンサの近位端においてさらにより広くされ得、あるいは、おむつの上部前方におけるモニタユニット500の付属、位置、および保持の多様な目的のために個々のより広いアセンブリに加えられるか、または用いられ得る。前述されるように、センサ構造の近位(「おむつの外部」)の部分の多様な局面は、さらに、電子カップリングおよび保持部分450に関連して、本明細書中にさらに後述される。
【0059】
図1、図2A、図2B、図3、図3A、図3B、図4、および図16に示されるように、カバー層400は、最上部層である(センサが利用するためにおむつ上に設置される場合)。それは、着用者の皮膚に接触し、快適性および他の層との接触からの保護を提供する。それは、上部表面402、下部表面404、および外部側端406を有する。層400は、尿の流れに対する閉塞性を最小限にするために、柔らかく、非吸収性、かつ、好ましくは高い多孔性または液体伝達性である必要がある。好適な実施形態において、層400は、疎水性材料によって作製され得、ゆえに、尿が、さらに、層350による開口部のメッシュを経てすぐに吸収され得るが、上部表面は、さもなければ、特に乾燥したままである。適切な材料は、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロンまたは他の熱結合可能な繊維、ならびに他のポリオレフィン(例えば、ポリプロピレンおよびポリエチレンのコポリマー、または直鎖低密度ポリエチレンのコポリマーなど)の薄い(好ましくは約0.001インチの厚さ)ウェブまたはメッシュを含み得る。ウェブは、一般に、マイクロ穴あきフィルムシートから構成されるか、または紡いで、織って、ブローし(blown)、泡立たせて、あるいは製造され得る。例えば、マイクロ穴あきポリマーフィルムシートが下に構成されるか、あるいはネットワークまたはウェブが紡がれる薄い不繊の繊維を組み合わせる合成材料が、皮膚の接触を快適な、和らげる表面を提供するために使用され得る。代替の実施形態において、層400のこのような合成形状にとって、効率的にさらに吸収層350として供給され、それにより、多くのコンポーネント層を減少することが可能である。
【0060】
図16、図3A、および図3Bに示されるように、カバー層400は、その層の外側の周りに収められるために、層350よりも好ましくはいくらか広い。この好適な実施形態において、カバー400(折られる場合)は、おむつの内部に配置されるべきセンサ部分の全体的な幅を効率的に定義する。層400のエッジ406は、外部のファントムライン412の位置において折りたためられ、層350の外部エッジ354を包囲し、かつ、内部のファントムライン414の配置を継続する。図3Bに示されるように、層400の折りたためられるエッジの部分416は、ファントムライン412と414との間の寸法よりもいくらか小さく(図16に示される)、結局、開口部310のエッジ316から外部に延びる不浸透性層300の上部接着剤304の部分を覆う。上述されるように、層300のエッジ308を越えて外部に延びる層400および層350の部分は、センサの一対のフローティングソフトウェアエッジ418を提供する。部分416は、層300における最外部の直接接触部分356または開口部310の行を覆う必要はないので、カバー層400は、尿が、収集/拡散層350からおむつに流れる際に通る必要がある更なる材料を妨害しないか、または提供する。
【0061】
層300の下面上のより低い接着剤306は、直接接触部分356であろうとホール310であろうとそれらを介してセンサの下のおむつ表面と吸収層350の直接毛細管接触を維持するのに役立ち、ゆえに、おむつのバルク吸収層に直接、層350からの尿の流れを容易にする。図1および図4における層の側面図から推測され得るように、層300の下面接着剤306の露出部分(図4に明白に示されない)は、層110の剥離性保護部分112によって覆われる。それは、おむつ上のセンサ100の設置より以前に取り除かれることが意図される。代替の実施形態において(図3Bから推測され得るように)、エッジ406は、層300および層350を包囲し、ゆえに、層300の「下面」上の部分309(エッジ316の外側寄り)の代わりに接着されるように収められ得る。このような場合、より低い接着剤306の部分309は、好適な実施形態と同様に、センサ100の外部エッジをおむつに押し付けるように利用できない。当業者に明らかなように、層400および層350を層300に結合するか、または取り付けるために選択される方法は、接着剤を選択的に付けることに対して予め接着テープ材料を用いるか、あるいは、例えば、熱結合といった他の手段をさらに利用するかの、製造する経済、および相対的な利点に依存する。高容量の製造コストを最少化するために、一般に、センサ100のアセンブリに対して接着の代わりに、熱結合または他の手段を使用すること、ならびにユーザが実行した取り付けおよび保持アプリケーションについて主に接着を用いることが好ましいとうまく判明し得る。しかし、いかなる場合でも、センサの最外部(例えば、418といった任意のフローティングエッジを除いて)がおむつ表面と常に接触している状態が維持される。このことにより、センサは、おむつの内部を束ねるか、またはその内部に折り目をつけられて不快になることを効率的に避ける。上述されるように、それは、センサを通る効率的な液体の伝導をさらに改良する。エッジ接着は、おむつ表面との層250の下面の露出した部分の良好な接触を維持する手助けをし、ゆえに、おむつ状態に対するセンサの応答性を増大する。
【0062】
図1、図3、図3A、および図16に示されるように、層400は、さらに、好適には、細長い開口部252、330および352と同様の、ならびにこれらのすぐ上に配置され、かつ、これらと通信する一連の細長い開口部410を有する。これらの位置合わせされた開口部は、ふん便専用の検出のための導電性構成部分202および204の上面への直接的なコンジットを提供する。1実施形態において、開口部410は、開口部252、330および352よりもわずかに幅が狭いか、または、尿のしぶきの侵入に対してか、または、導電層200と皮膚との間に直接的な接触に対してさらなる保護を提供するために、単に、層400の材料を通るスリットが事前に入れられ得る。層400の材料は、好適には、開口部410がふん便の存在によって容易に動いて離れるように十分に薄く、かつ可撓性であり、従って、このような材料は、***されると、最初に層400を通り、次に、位置合わせされた開口部352、330および252を通り、かつ、これらを通って層200と直接接触しての効率的な収集および侵入を容易にする。種々の実施形態において、スリット410は、ふん便が存在しない場合は名目上、閉じられた状態であるフラップに適合され得る。さらに他の実施形態において、いくらか幅が広い開口部が用いられ得るか、または、一連の小さい、場合によっては細長くない任意の形状の開口部が上述の機能のために利用される。開口部410の数、形状、または幅に関係なく、このような開口部の各々は、その下の位置合わせされた一連の開口部の深さ全体について(例えば、およそ等しい)十分に狭い少なくとも1つの寸法を有さなければならない(層400、350および250の最小の圧縮可能の組み立て厚さ(assembled thickness)の測定によって決定される)。位置合わせされた開口部のこのようなアスペクト比は、オムツ着用者の皮膚が構成要素202および204に触れるように、開口部410に絶えず深く押し付けられ、これによりセンサ性能が損なわれる(このようなことが起こっても、着用者にとっては、いずれにせよ有害ではない)可能性を排除する。
【0063】
(機能に関する要旨:好適な実施形態のセンサ100における排尿に対する応答)
上述(および図2Bおよび図3Bを参照)のように、センサ装備オムツの着用者によって生成される尿は、大抵の場合、被覆層400に当たり得、かつ、単に通過して吸収層350に達し得る。好適には、非浸透性の層300と接着により接触することによって、被覆層の下部に抱束された、層350の浸透性で、流れを収集する横方向に広がる材料は、それ自体、尿の少量の排出を吸収し得る一方で、被覆層400の上面は、実質的に乾燥した状態のままである。大量の尿が、層350全体にわたって高速で、必然的に外部に向かって広がり、ここで、部分356(または、代替的実施形態において、「排出路(spillway」」開口部310)は、オムツの中を直接通過することを容易にする。(さらに高い流量がサイドエッジ354および105にわたって容易に収容される。)層300を通る直接接触部分258/358(または第2の連続した「分流(flow−splitting」開口部320)は、吸収層350と250との間で液体を搬送するための直接的な毛細管接触を提供し、これは、さらに、オムツ表面の吸収特性が下部吸収層250と比べて著しく劣化する時間まで、尿がオムツを通過することを容易にする。これが行われた場合(または、代替的実施形態において、十分な遅延の後、または十分な流量が流れた後)尿は、さらに、導電性構成要素202と204との間のチャネル160に向かって案内され得、これらの間の間隙を埋め、従って、尿の全貯留量によるか、または、著しく高速の尿の流れ(または選択的に、所望の遅延時間の後)により、オムツの表面吸収能力が著しく低下した時間に、解除可能に接続されたモニタ/アラーム500を発する。チャネル160の毛細管トラップの性質は、長期間(数時間におよぶ)の間、このような発出状態を「ラッチ」するために利用される。
【0064】
(機能に関する要旨:好適な実施形態のセンサ100に対する排便の応答)
上述(ならびに図2Bおよび図3A)のように、センサ100は、オムツへの実質的に任意の著しいふん便の存在に対して選択的、さらに、直ちに応答する。この応答は、上述のセンサの尿関連の応答とは明確に異なる。センサ装備オムツの上面に付着したふん便物質は、そのような物質が、センサの位置合わせされた一連の浅い、効果的に配置された、細長いふん便専用の検出開口部410、352、330および252に必然的に侵入し、かつ、これらを通って、モニタユニット500に接続された導電性素子202および204と直接接触し、かつ、これらを架橋することによって収集される。オムツ着用者の皮膚は、間隙が狭いか、または名目上閉じたスリット状の細長い開口部が用いられるために、開口部の深さに関して貫入し得ない。(少量の低導電性ふん便物質でさえも確実に検出するモニタ/アラームユニット500において用いられる電気的な方法の詳細は、本明細書中でモニタユニットに関して詳細に説明される。)センサ10によって用いられる上述のふん便専用検出構造および手段は、ふん便物質専用であり、すなわち、これらは、主に2つの理由から、上述の尿に対する応答を損なわない。第1に、上述のように、センサにおける、これらの位置合わせされたふん便開口部の毛細管流れ特性は、上部吸収層350からの尿の間接的な浸透、および、尿が、これらの開口部を通って素子202および204に到達することを効果的に防ぐ。第2に、ふん便源(origin)の生理的限界および着用者から発する流れの方向が固有であるため、センサのふん便開口部の配置に関して、尿の直接的な流れがこれらの開口部をターゲットとすることは物理的にあり得ない。
【0065】
これら開口部の相対位置は、有利にも、オムツ着用者のほぼ会陰の中線の位置よりも後(閉じた場合であっても)に配置され、意図されたように、男女両方に機能する、。
【0066】
(ユーザ基準を反映するためのセンサ100の複合的応答の調整)
上述のように、オムツ交換の伝統的な基準を正確に反映するためのセンサの応答の調整は、コンポーネントの絶対的および/または相対的寸法を変更し、および/または吸収性および流動性を変更して材料を選択することによって、ならびに/あるいは選択的に、種々の層の適切な表面(または表面の部分)に接着材または他の境界コーティングを用いて、液体の表面吸収性または層からの液体損失対その層内の横方向に広がる流量の相対比率を制御するか、または、特に、本明細書に関して、当業者によって理解される検出手段に対する流れの時間遅延を制御することによって容易に達成され得る。
【0067】
(解除可能電子結合および留め部分)
図2Aに示されるように、センサ100は、対応したサイズのオムツの内部で、前リムの上部の後「リム」のいくらか下のポイントから前方に伸び、ここで、層構造は、上述の「オムツ内(in−diaper)」部分とは異なる。層300の近位端340は、折り目342を越えて伸びる(図3、図4および図5Aにも示される)。事前に定義したように、この線は、センサが折り畳まれるべき、およびオムツの外側部分474に取り付けられるおよその位置を示す。一旦部分474に付与されると、センサは、電子モニタ/アラーム500と良好に位置合わせされ、接続され、かつ堅固に留められるように設計される(図2B示される)。部分450によるモニタユニットの独自の取り付けは、使用環境において、モニタがオムツの着用者によって取り外されるか、または、その動作が損なわれることは、通常、困難である(従って、あり得ない)ことを確実にさせる。しかしながら、これは、オムツが汚された後、介護者によってモニタが容易に除去されるようにも設計されており、従って、モニタは、次のオムツに付与され得る。
【0068】
図5Aに示されるように、層150およびタブ166の部分162で支持される(および、これにより、コネクタタブ170を含む)導電性部材202および204の近位端は、これらが、層300の近位端340を通過して伸びるところでアクセス可能である。終端部340にて、タブ170は、好適には、接続および取り付け層452から離れた角度で上方に突き出す(図3、図3C、図4、図5A、図5Bおよび図7に示される)。
【0069】
層452は、薄い、好適には、不浸透性(impermeable)の材料からなり、かつ、層300をモニタ留めフラップ460に接続するように機能する。このフラップは、モニタユニットを包装および留める目的で提供される層300の延長部分である。層452は、上部接着手段454および下部接着手段456を備える。下部接着手段456は、保護パッケージング層110の除去可能ストリップ112の近位部分によって覆われる(オムツを取り付ける前に)。(層110は、図3または図5Aに示されないが、図1および図4に示される。)層452は、好適には、薄い(約0.001〜0.003インチの厚さ)紙シート、またはポリエチレン、ポリエステル等のプラスチックシート、あるいは、層300用に用いられるような他の適切な基板材料の中心コア453を有する両面粘着テープであり得る。接着手段は、事前粘着性テープの使用と関連した、可能なコストおよび他の問題を除去するために、同様に、はけ塗りされた、回転塗布(rolled)されたか、または印刷された接着材、熱溶融性、または超音波、レーザ、あるいは他の接着プロセスを含む。下部接着材456は、センサ100をオムツの部分474に固定するために(さらに、間接的に、モニタユニット500)に提供される。(この領域は、通常、側面閉じテープ、フラップまたはタブ等の接着のために、ほとんどのオムツブランドで、すでにプラスチックコートされている)。
【0070】
フラップ460は、薄く、好適には、いくらか弾力のある伸縮性、および透明または半透明の材料によって形成される。この特性の組み合わせは、包装を容易にし、これにより、オムツ部分474上のモニタ/アラーム500を保持する一方で、可視および/または可聴アラーム信号の伝送を可能にする。フラップ460は、好適には、澄んでいるか、または半透明のビニール(約0.001〜0.003インチの厚さ)からなるが、選択された材料が必要な視覚的、聴覚的および弾力特性を有し、かつ、用いられる接着手段と適合する場合、ポリエチレン、または照射PVC(「収縮ラップ」等)のような他のプラスチック、または、織または不織の天然または合成繊維等の材料を、その背面の下から、ユニットの前および上にわたって完全に包装し、その後、層300の露出した上部接着材304に貼り付けられる(図2Bおよび図5Aから推定され得、かつ、図5Bに示されるように)。従って、フラップ460は、層452に接着され、その後、部分450をオムツの外側前面に貼り付けるための不浸透層300の延長部分として接着される。不浸透層300および接続/接着層452と対向する層460の位置は、接着材が製造プロセス中にコンポーネントに選択的に付与されるか否か、または、フラップ460を生成するために非接着層の付与と共に、事前粘着性テープ材料が用いられるか否かに依存して、センサの製造アセンブリを容易にするように調整され得る。好適には、図3および図4に示されるように、層300および460の長さは、タブ部分170がこれらの2つの層の最小のギャップを通って、さもなければ端と端を接した接合部において突き出すことが可能になるように調整される。タブアセンブリ170と層452との間へのフラップ層460の配置は、層452の上部接着材454からアセンブリ170(および、取り付けられている場合、モニタユニットの下部も)をシールドするというさらなる有利な点を提供する。センサの代替的実施形態において、層300が上述のような必要な特性を有する場合、フラップ460は、層300の連続的延長部分として製作され得る。層300の上部および下部接着材304および306は、その後、遠位端から折り目342をいくらか越えたところに選択的に付与される必要があり、従って、フラップ部分は、粘着性を有しない。層300およびフラップ460が同じ連続的構成部分として組み合わされた場合、モニタ500との接続のために接触可能なコネクタタブ部分170を製作するために必要な経路を提供するように、層300において適切な開口部344(図5Aにおける位置「(344)」に示される)が穿孔され得る。
【0071】
図5Bに示されるように、フラップ460の最近位端462は、好適には、層400の近位(および、非粘着性)端を超えて突き出し、オムツを交換する際にセンサ100からモニタ/アラーム500を取り外すための小型のプルタブ部分463として利用される。層400の近位端は、層300の上部接着材304に固定され、平滑な遷移を生成する。好適には、フラップ460を層300の露出した上部接着材304に保持し、さらに、層452の下部接着材456をオムツ部分474に保持する強力接着ボンドに対向する部分463の位置およびサイズは、タブ463が、上述のように、特に、オムツ着用者にとって除去し辛く、かつし難いが、介護者によっては取り扱いが容易であることを保証する。図22Fに示されるように、別の好適な実施形態において、フラップ460は、オムツのベルトにわたって伸びる(すなわち、折り目342を返して)ように十分な長さ463−Aであり、ウエストバンドの内部に貼り付けられ、さらに、プルタブがオムツ着用者から届きにくくし、かつ、上部からシステムに落下し得る異物に対するシールドをさらに提供する。フラップ460は、さらに、フラップの両方のエッジに向かって配置された別個の接着部分475−Aを介して接着され得、フラップ460の非粘着性の中心部分は、介護者が除去するために指を挿入するために提供された空間を、残しておくが、残った空間は、オムツ着用者には相対的に接触不可能である。
【0072】
センサ100の種々の実施形態において、下部多孔層250または上部多孔層350のどちらかはまた、よりクッション性のある快適なエッジ(オムツ着用者にとって)を提供し、かつ、導電層200上の曲げ応力を最小化するために、折り目342を超えて近位に突き出し得る。このような任意の突出部は、層400のものよりもわずかに小さいので、層400の近位エッジは、層300の上部接着層304にしっかりと固定されている。
【0073】
フォームまたは他の軽量の硬質材料(例えば、図5Aおよび図9に示されるような0.125インチの厚さのウレタンフォーム)の位置決めブロック470は、サイズが、モニタアラーム500の下部上の結合する「リッジのような」フィーチャ520に対応する(図18Cおよび図20に示される)。好適な実施形態において(図22Fに示される)、位置合わせブロックは、所定の位置のアセンブリを容易にするためにセンサ100の近位端に向かって内部に先細になり(モニタアラーム500の対応する部分520のように)、初期の配置および係合を楽にするためのガイドを提供する。従って、介護者は、何時モニタアラームが完全に所定の位置にあることを容易に見分け得る。あるいは、タブ170と完全に結合されない範囲で、フラップ460の可撓性は、センサ100およびモニタアラーム500をより堅固にかつ正確に接続させる傾向がある。位置決めブロック470は、選択的に、フラップ460の表面上に配置され、ここで、このブロックは、接着材等の任意の適切な手段によって、または、溶剤、超音波または熱接着等の他の手段によって貼り付けられる。位置合わせブロックは、ノッチ472を供え得、これは、コネクタタブ部分170が、センサの残り部分から、より自由に突き出すことを可能にし、従って、介護者による、モニタ500の受取部分600へのタブ部分の挿入を容易にする。モニタユニットの背面における位置合わせブロック470および結合フィーチャ520は、ユニットが表面484上でスライドすること、特に、包装リテーナフラップ460によって生成されるループの開側から滑り落ちることを防ぐ。
【0074】
上述の位置合わせ機能は、さらに、他の結合、インターロック、摩擦の増加または相対的移動最小化手段と置換され得る。このような手段は、摩擦パッド、または1つ以上の短い棒のような、またはリッジのような、好適には、モニタケースの背面において丸みが付けられるか、または先細にされた突出部を含み得る。これらの突出部は、フラップ460および層452を通じて、適切な穴または開口部に嵌合するように設計され得る。このような突出部は、これらが、先細または丸みが付けられたプロファイルを有する場合、センサとより容易に係合され得る。これらは、その後、開口部と容易に位置合わせされ得るセンサを通じて、オムツの前面474にわずかに押され得る。このような適切に小さいくぼみは、通常、オムツ着用者には気付かれない。この代替策は、位置決めブロック470のコストを削減し、かつ、(ブロックの厚さの分だけわずかに厚さが増す)オムツの前面に留められたモニタの全取り付け高さを低減するという有利な点を提供する。介護者によって使用される際に、フラップ460がモニタのまわりに延伸され、かつ、オムツ/センサの前面に貼り付けられるように、コネクタタブアセンブリ170をモニタ500に完全に挿入することによって、モニタが、提供された位置決めフィーチャに穏やかに押し入れられるか、または押し付けられるように正確に位置決めされる。
【0075】
あるいは、上述した配置要件の機能は、センサコネクタタブ部170をモニタ500の対応するコネクタ受け部600と接続することのみによって提供され得る。様々な実施形態において、コネクタタブ170の近位端は、フラップ460がモニタ500上を引き伸ばされて適所に接着されるときに「自由浮遊」状態のままであるのではなく、部分600の端部底に取り付けられるように設計され得る。これにより、モニタがフラップ部に対して配置され、おむつの前部に保持される。特にタブ170が採用される唯一の配置要件である場合、受け部600の側壁はコネクタタブ170のエッジとの間に十分小さいクリアランス(好適には約0.025インチ以下)を有していなければならない。さらにタブはモニタの長手方向移動(フラップ460がモニタ上で引き伸ばされたとき)を有効に停止し、かつ、モニタを横方向に配置し確実に保持するために十分な剛性を有していなければならない。このことは、受け部600およびタブアセンブリ170の公称幅が十分広く(図示する好適な実施形態では、たとえば約0.75インチ)とられている場合に特に実用的である。コネクタタブがさらにそれだけでモニタユニットを配置し保持することを補助するように作用する場合、モニタケースの受け部および/またはタブ部の幅は好適には先細りになっている。これによりセンサタブ部が、容易にモニタに挿入され、且つ、タブが完全に係合したときに最小の側部クリアランスで適所に配置されるように案内することが可能となる。この構成は、配置ブロックのコストを排除する一方で、導電性部材202および204がモニタユニット受け部のコンタクト620、662および624を擦ることを増加させる傾向にあり得る。なぜならこの場合、使用環境においてモニタケースとセンタタブとの相対移動が増加するからである。いくつかのこのような移動は、導電性部材202および204の少なくともいくつかの選択肢にとっておそらく有利であり得る。金属箔導体の場合、このことは接触面の自己洗浄を増加させることを促進する傾向がある。しかし、より傷つきやすいプリントされた導電材料が用いられた場合、電気接触が損失される可能性を回避するために、このような移動は最小限に抑えられるべきである。プリントされた導電材料は、層200の接触空隙がコネクタ端部でのみより広くなることを容易に可能にし、それによって両面接着性層150の近位端を狭くする必要性をなくすという潜在的な利点を提供する可能性がある。(上述したように、図3に示す実施形態では、タブ170上で、導体202および204のいずれかの側が接着して露出することを避けるために、狭くなった部分162を採用している。)
上述したように、タブアセンブリ170は、層300の端部340内を通って、または図5Aに示す好適な実施形態では層300の端部340周りに突出するように設計されている。この設計は、導電ストリップ202および204を、流れを妨げられ、毛細管のトラップ機能を有する位置(おむつの内側の層300の裏側)から、基板層を介して、おむつ外部の、モニタに接続するセンサ部の上側にまで引き出すように作用する。この構成(図5Bおよび図20に示すように)により、タブアセンブリ170は(上面に導電ストリップが設けられた状態で)、モニタ受け部600に簡単に挿入され得る。モニタ受け部600において、タブアセンブリ170は、好適には取り外し可能なバネクリップ/プレート610(または他の圧力生成手段)によって上方に、モニタケース内の固定された平滑コネクタコンタクトに抗して押圧される。このことは、モニタ内部で、これらのコンタクトが電気回路900に液密に連結されることを簡素化する。このことはさらに、モニタユニットの頑強さと洗浄の容易さとを促進する。当業者には自明であるが、この構成は、モニタユニットのコンタクトが、タブアセンブリの外部(すなわちモニタに対向しない側)で導体を処理するために好適である。上述したように、センサの別の実施形態では、導電性ストリップ(またはその一部)が層300または250の底部に取り付けられ得る。このことは、上面(上面のコンタクトパッド)へのフィードスルーコネクションによって行われる。あるいは、コネクタタブアセンブリの上面上のストリップの前端部を引き出すために、層300または他の基板内でハーフツイストが採用され得る。しかしこれらの変形例のいずれもがコストを上昇させ、製造上および信頼面での他の問題を加える可能性がある。導体がコンタクトタブアセンブリの背面でおむつから引き出されるというセンサ構成での別の解決法は、このアセンブリを底部からモニタに入れることである。これは本明細書で後に「部分450の別の実施形態」という項目でさらに説明する。
【0076】
硬化タブ166は好適にはコネクタタブ170を含む層サンドイッチの底部に積層される。これにより、圧力バネ610または他のモニタコネクタ手段が、この比較的硬く滑りやすい表面に対して平滑かつ安全にスライドする。しかもコネクタ導電性ストリップ(非常に薄いか単にプリントされている状態であり得る)を傷つけたり裂いたりする危険性はない。この特徴はさらに、タブ170がモニタに容易に挿入されることを促進する。このことをユニット500に関してさらに説明する。図20に示すように、アセンブリ170の上面において、コンタクトストリップは好適には、上部接着剤154および/または何らかの柔らかい圧縮性の材料の層150によって、タブ166から分離している。このことは、導電性ストリップ202および204の接触領域がモニタユニット内で「ポケットに入れる」または、コンタクト620、622および624の平滑な(好適には丸みのある)バンプまたは突起の上方を「冷流」することを可能にする。これによりそれぞれの接続の信頼性が増す。
【0077】
部分450の別の実施形態
図22Aは、モニタリングシステムの別の実施形態を示す。この実施形態では、センサがおむつに直接組み込まれており、接続、配置および保持手段450は図2Bに示す追加型の実施形態に非常に似た状態で提供されている。しかしこの場合、フラップ部460(および/または必要に応じて300などの他の層またはタブアセンブリ170などの他のコンポーネント)が、折り線342で示すように、おむつ層の上エッジ内部から引き出されている(内面から折り返されているのではない)。図2Bの場合と同様、部分450はモニタユニット500の裏でおむつの前面を下方に延ばしている。この部分において、フラップ460の一部は好適にはおむつ部474に接着しているか、他の手段でおむつ部474に取り付けられている。フラップはその後モニタを包むかモニタの前面上で引き伸ばされて、好適にはセンサの前面上部(またはおむつの表面が適切に露出する、さらに別の実施形態ではおむつ自体)に密着する(適切な取り外し可能な接着剤で接着されるか、または他の手段で取り付けられる)。
【0078】
部分450の、上述した、または別の変形例では、コネクタタブ170および必要に応じて設けられる配置手段(たとえばブロック470であるが、これは図22Aではモニタとフラップに隠れて見えない)が、モニタをおむつの前面上に位置づけ、ある程度弾性のあるフラップが実際にモニタを保持している。フラップ460の弾性は絶対的に必要なものではない。なぜなら、浅いチャネルまたはフラップ案内リッジまたは他の配置手段が、モニタ500の前面または他の面に追加され得、それによりモニタがフラップの横から滑り出るのが防止されるからである。しかし弾性はより平滑なカバリングおよびより移動に対して耐性があり従って安定なモニタの保持を提供する。さらにモニタ上にさらなる突出部が設けられると、洗浄の容易性が低減し得、おむつが着用者にとってより不快なものとなり得るからである。弾性フラップはさらにモニタの取り付けを容易にし、介護人にとってより便利である。フラップはモニタ上を単に引っ張ることにより、迅速におむつに安定的に取り付けられる。
【0079】
部分450の様々な別の実施形態では、タブ170またはコンポーネントが、おむつの前面上部の縫い目からではなく、おむつの前面から引き出されるようにすることが可能である。このような構成は製造上望ましいことが証明され得るが、比較的複雑でさらに漏れに対する耐性が低いと考えられる。代わりにおむつモニタリングユニットをおむつの背面に設けることも可能であるが、これは、モニタ取り付けの容易性、介護人の便宜、およびおむつ着用者の快適さと健康上の理由により望ましくない。これらの理由は好適な睡眠姿勢に関する理由を含む。様々な機関が、S.I.D.S.(「乳児突然死症候群」)を防ぐために、幼児を「俯せ」にして眠らせないことを推薦している。
【0080】
図22B、図22C、および図22Dは、接続、配置および保持手段450の様々な別の実施形態を示す。これらの実施形態は、センサがおむつに直接組み込まれている場合、およびフラップ様前部460が図22Aにおけるよりも短い場合に採用可能である。なぜなら、これらの実施形態では、接続、配置および保持手段450は、おむつの前面でモニタ/アラーム500全体を包まないからである。代わりに、モニタの位置づけを補助する配置ブロック470がおむつの前面に別途設けられる。フラップはモニタユニット上を下方に延びて、モニタユニットを配置ブロック上に保持する。ユニット上で保持フラップを引き伸ばす動作によってタブ170がモニタから引き剥がされがちになること(図22Bに示す構成の場合に、特に配置ブロックが用いられないときに起こり得る)を避けるために、好適にはセンサタブが、図22Aおよび図22Bとは逆に底部からモニタに入れられる。この構成を図22Cに示す。しかし留意すべきは、この場合、タブ170の導電性コンタクト部材202および204の近位端がタブの逆の側(すなわち底部側)にあり、異なるモニタ構造(図21Aに示す)と連結されなければならないということである。この異なるモニタ構造においては、コネクタ開口部600がモニタユニットの底部にある。導電性コンタクトがタブ170の底部になければならないという必要性は、ある別のセンサ実施形態を用いることにより満たされ得る。この実施形態は、***物層150に関して上述した。あるいは上記必要性は、当業者には明らかであるように、コネクタタブアセンブリ内のハーフツイストまたは他の手段により満たされ得る。全く別のアプローチによると、図21Bに示すような別の「エッジクリップ」モニタコネクタ実施形態が採用され得る。これにより、コネクタアセンブリがモニタの下端にあっても、ストリップ202および204がタブ170の上面に設けられ得る。このようなモニタ構成は図22Dに示すセンサと共に用いられる。図22Dの場合、タブ170の近位端部は好適には、部分474から比較的鋭角に突出するように折れ曲がっている。当業者には理解されるが、部分450を提供するための、図22B、図22Cおよび図22Dに示す方法は、様々な組み合わせで適用され、さらにおむつに組み込まれた状態のみならず、おむつに「追加する」状態にも適用され得る。
【0081】
図22Eは、センサがおむつに内蔵されている実施形態において、フラップ460および任意のモニタ配置要件(タブ170以外)が、他の追加されたセンサコンポーネントと完全に分離され得、474で示すようにおむつの前面に取り付けられるか又は一体化される様式を示す。このような別の実施形態は、センサがおむつに内蔵される場合、製造上最も有利であると言える。なぜなら、この実施形態は、タブ170をセンサの層を通って、またはセンサの他の層間をぬって底部から引き出すという複雑な構成を不要にするからである。さらに、この方法は、製造工程でセンサ−基板層300をフラップ460に接合させることを不要にする。そのため、別々の連続ストリッププロセスで別々の材料を用いること(たとえば「300には「両面接着性」テープを用いるが、460には用いない)を容易にし、および/または、単一のコンポーネントの適切な部分にのみ接着剤を付着させることを簡素化する。このアプローチ(図22E)はさらに、図22Cおよび図22Dに示すようにタブ170を延ばすことを回避する。
【0082】
図22Eに示す実施形態はさらに、フラップ460でモニタユニットを包む際に最も好適な方向である「上向き」の方向を保持する。これは図2および図22Aに示される。この構成によると、モニタをおむつ/センサに取り付ける際に介護人の視界が最も明瞭で、さらに、フラップ460の取り外し(おむつ交換時)がより簡便である。図22Eに示すように、タブ170のみ、ならびに必要に応じて層300およびカバー400の短い延長部(平滑仕上げの折り線エッジを提供する)が「おむつ内」感知部から前方に連続して延び、おむつの上端から出て、漏れ経路を形成する可能性なしに、前面モニタ位置に到達することを必要とする。保持フラップ460および必要に応じて設けられる配置ブロック470は、センサアセンブリのおむつ内部分の一部でなければ、より容易に形成され得、おむつの前部に取り付けられ得る(またはおむつの前部と一体化され得る)可能性がある。したがってフラップ460は、ユニット500を包み(好適にはユニット500全体に引き伸ばされて)、層300の近位側延長部の露出した接着剤に接着される(または取り付けられる)。
【0083】
部分450の上述した実施形態のいずれにおいても、上記に代えて、適切な解放可能取り付け手段(たとえば接着剤)がフラップ460の近位部の端部に近い部分462に設けられ得る。これはフラップがモニタ上で引き伸ばされた後にフラップを安定化させるためである。フラップがモニタの前面を下方に延ばす場合、図22B、図22Cおよび図22Dでフラップ460およびおむつの両方に示すように、接着剤は部分474の底部で用いられ得る。これらのいずれの場合も、様々な取り外し可能なトップカバーシート455(図2Aおよび図17に示す)が、モニタ500を取り付ける前に、露出した接着剤を保護し得る。
【0084】
モニタ/アラームユニット500
図18A、図18B、図18Cおよび図18Dに示すように、モニタ/アラーム500は、上部512と下部514とを有する保護ケース510を含む。下部514は、配置ブロック470用の受け取り部として作用する突出したリッジすなわちカラー部520を有する。センサ100に関して上述したように、使い捨てセンサおよびおむつの表面に対してモニタを配置し横方向に保持するという目的を果たすために、様々な形態の連結、結合、または摩擦生成要件または材料が、センサおよび/またはモニタユニットに採用され得る。下部514は好適には凹型の受け部600を有する。部分600は、バネクリップ/プレート部610ならびにコンタクトピン620、622および624と共に、モニタ500に、センサへの信頼できる電気的接続を提供することを補助し、さらに、モニタの適切な配置および安定した維持に貢献する。上部512は、フェースプレートオーバーレイ517を配置するための、上部の比較的平滑な表面を提供する。フェースプレートオーバーレイ517は、必要に応じて、「バルーン」または他のデザインなどのデザイングラフィクス518を含む。オーバーレイ517は、モード変更アセンブリ700、可視信号伝達アセンブリ750、および可聴信号アセンブリ800の機能的に一体化した部分を含む。上部512および下部514はそれぞれさらに、ケース510の、上部530、底部532、左側534および右側536の、対応する半分を提供する。ケース510内に設けられるのは、リチウムボタン電池(BTY)を有する回路基板アセンブリ901、可聴トランスデューサBPR(他では810で示す)、可視表示LED、モード変更スイッチS1、ならびにセンサ−タブコンタクト620、622および624であり、これらは全体で、図23の模式的ブロック図に示す電気回路900のモニタ/アラーム部を構成する。ケース510の上部および下部は好適には接合されて、永久的に防水密封されたケースを形成する。このケースは、意図する使用可能寿命中に修理または電池の交換のために開口部を必要としないように設計されている。
【0085】
受け部600のセンサ−コネクタ
図18B、図20および図21Aに示すように、受け部600は、タブ170が、バネクリップ/プレート610の第1の枝部セット612、第2の枝部セット614および第3の枝部セット616とコンタクトピン620、622および624との間に挿入されたときに、タブ170を受け取る。コネクタピン624は、狭い方の導電性部材204を受け取る。コンタクトピン620および622は両方とも広い方の導電性部材202を受け取り、それによりピン620および622間のモニタ回路を完成させる。この作用は、タブ170が挿入されると、自動的にモニタ500をオンにする(モニタ900に関してさらに説明する)。好適な実施形態(図20に示す)では、中央のピン622に比べてコンタクトピン620および624が部分600の上面からより突出している。バネ枝部614の圧力は、タブ170の中央をピン622に対して直接力を加える際に、コネクタピンの突出度の違いと共に作用して、タブ170が挿入されるにしたがって弾性タブ/導電性ストリップアセンブリを次第に屈曲させる。したがってこの構成は、コネクタピンのそれぞれに抗する導電性ストリップ202および204の接触圧力がタブ170に常にかかることを保証する。タブ170の屈曲はさらに、タブが凹部600内に保持される摩擦力を増す。バネ枝部614の滑らかな丸みを帯びた先端部619は好適には、ケースの上面530から僅かに突出する(部分600から離れる方向に)。タブ170はまず先端部619、ならびにプレート610のエッジ612および616によって案内され、さらにモニタケース内の凹部600の側面によって中央に位置づけられ整合される。
【0086】
言い換えると、すべてのモニタコンタクトに対して信頼できる接続を実現するために、好適には狭い片もち梁型バネ枝部614が、互いに間隔をあけた3つのコンタクトの中央部に直接抗して(または感知コンタクトが2つだけ用いられる場合には、モニタケース内の凹部上部に直接抗して)タブの中央軸線を押圧する。2つの「バンプ」型外部コンタクト620および624が中央のコンタクトバンプ622(またはコンタクトが2つだけ用いられる場合にはモニタケースの表面)に比べて突出しているため、バネクリップはさらに、弾性コンタクトタブ自体を屈曲させ平坦バネ部材として作用させる。この第2のバネの力は、タブアセンブリの導電性部材を、外部コンタクトに抗して安定的に押圧する。(コンタクトの相対的突出はあるいは、逆、すなわち鏡に映った状態でもよい。すなわち、中央が高くて側部が低い状態でもよい。この場合も実質的に同じ目的を達成する。)コネクタタブおよびモニタのこの後の任意の相対的動きは単に、接触面に連続的に圧力が加えられている間、コンタクトバンプの平滑な表面に対して導電性ストリップを「擦る」ことであるため、自己洗浄および信頼できる電気接続が保証される。
【0087】
上述した好適な3コンタクト構成によると、モニタユニットの動作は、単にタブ170をスロット600に挿入することにより使い捨てセンサと再使用可能モニタユニットとが接続されると同時にかつ同じ手段により、自動的にオンになる(電力消費ゼロ状態から)。
【0088】
上述した保持および接触力は必要に応じて、取り付け手段618(好適にはネジ)の可変締結により「フィールド調整可能」にされ得る。取り付け手段618は、図18Cに示すように下部514上にバネクリップ/プレート610を適所に保持するために採用され得る。調整可能であるか否かにかかわらず、ネジまたは他の、バネクリップ/プレート610の取り外し可能な取り付けは、弱まったりダメージを受けたりした場合に、その置換を容易に可能にする。上記取り外し可能な取り付けはさらに、凹部600というモニタの取り囲まれた領域を容易にアクセス可能にすることにより、凹部600を時折洗浄することを容易にし、さらにそのコネクタコンタクトを容易にする。これらは使用環境によって必要になり得る。あるいは、バネクリップ/プレート610は、モニタユニットケース内に成形された「ありつぎ」型または他のタイプのスロットに滑り込ませられ得、さらに、摩擦または成形されたタブ/戻り止めまたは他の手段によって配置され保持され得る。バネクリップ/プレート610は好適には、薄い耐腐食性シート材料(たとえば厚み0.015インチのステンレス鋼またはおそらくより厚い適切なエンジニアリングポリマーまたは複合物)により形成される。
【0089】
バネクリップ/プレート610はモニタの接触領域を覆い、したがって物理的に保護し、さらに、センサのコネクタタブがコネクタピンと整合したままであることを保証する。狭い(たとえば幅0.125インチ)の片もち梁バネ枝部614は好適には、電気的機能を有さないが、初期にタブがプレート610と凹部600との間のスロットに挿入される際にタブを案内する。
【0090】
タブ170およびモニタユニット内の連結用スロット凹部610/600は以下のようなサイズを有する。タブが挿入されたときに、タブの端部がコンタクトバンプを長さ方向に十分通り過ぎるが、好適には、スロットの端部には到達しない(従って、タブの正確な端部の位置にかかわらず、モニタユニットが配置ブロック470または他の配置要件によって位置づけられることを保証する)。この構成は(センサ100に関して上述したように)、コネクタピンに対してセンサタブの導電性部材が擦れることを最小限に抑える。センサタブが擦れると、使用中にコネクタの電気的信頼性が低減する。スロット600の幅はコネクタタブ170の幅よりも僅かに広い(好適には約0.050インチ)。これは、導電性ストリップとコンタクトバンプとが整合し続けながら、挿入が容易であることを保証するためである。ケース内の凹部600の3つの入口エッジは、滑らかな半円部を有し、コンタクトバンプは丸くモニタユニットケース内のそれぞれの位置で僅かに円錐状になっている。これらの要件はコネクタタブが、バネおよびバンプによって曲げられながら、屈曲スロット内に平滑に斜め方向に入ること(コネクタバンプのエッジに対向することなく)を可能にする。スロット600へのタブ170の初期係合を介護人にとってできるだけ容易にするために(そして上述したように)、先端部619がケースの上部エッジ530から少しの距離だけ突出している。これによりモニタがセンサに適合される際に、タブの端部がスロット610/600に自動的に「キャッチ」または捕獲される。モニタケースの上部エッジ530は好適には対照的なマーキングを有してもよいし、僅かに陥没しているかまたは***していてもよい(図18Aおよび図18Bにおいて516で示す)。これにより、タブ170が挿入されるべき正確な位置が強調される(介護人が上から見た場合)。センサ100に関して上述したように、タブ170を含む層の材料の特性および順序は、挿入/取り外しの容易性と、システムのコネクタ手段によって達成される接触保持および信頼性との両方を向上させる。
【0091】
センサ接続およびモニタ保持手段は、上述したように、凹部600の底部において、モニタケース部514を直接介した、コンタクトバンプ620、622および624による完全に液密の電気接続を採用している。これらのバンプは好適な実施形態では、平滑な円形ヘッドを有する耐腐食性金属ピン(たとえばステンレス鋼または金またはニッケルメッキされた真鍮)である。
【0092】
図26Aに示すように、凹部600の別の実施形態は、好適には成形されたチャネル600を背面ケース部514に採用する。チャネルは、表面に設けられた3つの平滑ヘッドを有するコンタクトピンまたはバンプ620、622および624を有し、圧力プレート605の対向する面に一対の平滑で好適には先細りまたは斜面を有する突出部636および638を有する。圧力プレート605は好適には取り外し可能であるが、チャネル600に対して剛性に配置されている。プレート605はプラスチックの単一の片として成形され得、ケース部514内のありつぎ型スロットに滑り込む斜面を有する側エッジを有することにより適所に固定され得るか、またはネジまたは他の手段によってケース部514に保持され得る。突出部636および638はそれぞれ、概ね中央622コンタクトピンと外部コンタクトピン620および624との間に設けられ、それぞれタブアセンブリ170を波形に形成する。これにより、各コンタクトピンとの接触、および凹部600/605内でのタブの保持が保証される。したがって圧力プレート605(突出部636および638がタブアセンブリ170の弾性と組み合わされている)は、バネクリップ/プレート610(上述した実施形態の)に有効に取って代わり、好適には成形されたリードインリップ606を有してタブ170を捕獲し得る。コンタクト620、622および624の突出量は同一でもよいし異なっていてもよい。コンタクト620、622および624は対称的に配置されていてもよいし非対称でもよい。他の実施形態は、凹部600の側面に交互に異なる接触部材を採用することを含む。(たとえば、コンタクト620、622および624の均等物を有するが、これらを交互に配置してコネクタタブの上面および底面の両方を処理する。その結果、オン/オフ動作のためにアセンブリが挿入されると、より広い又はより狭い接触部材を採用することなく、上面と底面との間に回路がブリッジ状態でかかる。これによりコネクタアセンブリの幅が減少する。)これに伴うセンサ接続の改変は、本明細書を読めば当業者には明らかである。
【0093】
***物吸収体モニタシステムのフレキシブルタブコネクタ手段は、この過酷な使用環境で介護人にとっての最大の便宜を含む高い信頼性を最低価格で提供することを目的とする。低価格、高信頼性、頑強性、柔軟性および簡便性が主要である別の使用も十分考えられ得る。たとえば、多くの製品、システムおよびデバイスは、フレキシブル回路部材と他のいくつかの部材との間の耐運動性電気接続を提供する必要性を有する。モニタ500で採用されたアプローチは、任意の追加型コネクタデバイスのコストおよび他の欠点の大部分を排除する。このアプローチがなければ、上記追加型コネクタデバイスは、タブ170などのフレックス回路の終端に取り付けられなければならない。小さく安価なプラスチックスチフナータブがフレックス回路の背面に接着され得(たとえばセンサ100内のタブスチフナー166の場合は厚み0.010インチのポリエステル)、適切なバネクリップまたは圧力突出手段と共に用いられたときに所望の接触圧力を提供する。(あるいは、適切な材料および寸法/形状が選択された場合は、フレックス回路基板はそれ自体、この目的にとって十分な弾性を有する。)フレックス回路の導電性ストリップは、タブの端部から後ろに短い距離だけ露出している。これは、上部の絶縁積層体を選択的に排除するか又はこの領域のフレックス回路をコーティングすることによって行われる。この領域において、導電性ストリップは必要に応じてメッキされるか、または接触および弾性力向上材料(たとえば金)でコーティングされる。コネクタシステム全体が容易に耐水性にされ得、その洗浄および維持は非常に簡単である。さらにコネクタシステムは、信頼性のある、積極的な自動整合、そして反復する接続および切断の極度の容易性を提供するという主要な利点を有する。
【0094】
フレックス回路タブコネクタの概念は、マルチ回路接続(すなわちおむつモニタ500で用いられる2または3より多い導電性回路)にも拡張され得る。これは単に、コネクタの「雌」部のスロット(モニタ500のケース部532内のスロット600など)内の互いに空隙を有するコンタクトバンプの相対的突出高さを交互にすることによって行われる。2または3の導電性回路の場合、フレックス回路導体を保持する、フレキシブルで弾性を有する「雄」タブは、その後スロットに挿入される際に僅かに「リップル」される。スロットにおいて、タブは僅かに「波形」の断面を有し、複数のコンタクトバンプを通過しこれらのバンプに対して跳ね返る。これを以下にさらに述べる。
【0095】
別のコネクタ実施形態に関するさらなる説明
あるいは、図26Bから推測され得るように、提供される導体の数にかかわらず、***物吸収体モニタリングシステムまたは他の適用で採用されるコネクタの圧力バネ610は、その全体が一連の固定された(好適には内部に成形された)斜面を有する突出物または高さ方向に先細りになる圧力バンプ(たとえば図示する636および638)に置換され得る。突出物または圧力バンプは、スロットの表面であって、コンタクトバンプ(たとえば図示する630、632および634)を有する表面とは反対側の表面の内部から出ている。このようなバンプの一実施形態は、スライスされた側面上に設けられた長さ方向に二分されたアイスクリームコーンと考えられ得る。これらのバンプは、各圧力バンプが、対向する一対のコンタクトバンプの中間に位置する(すなわち、中央線に沿って等間隔にある)ように配置される。これにより、弾性コネクタタブがスロットに挿入されるにつれて、次第にタブが長さ方向に僅かに波形状を有するようになる。これらの圧力バンプは先細りになっているか、またはゼロ高さ(スロットの入口)から斜面を有し、コンタクトバンプの中央線で最大高さを有する。
【0096】
図26Bに示すように、コンタクトバンプはさらにそれ自体、高さ方向に先細りになっていてもよく、それにより挿入力を最小限に抑え、タブの変形を補助する。この構成(圧力バネがない)において、すべてのコンタクト維持力は、雄コネクタタブ自体の固有の弾性力により供給される。コンタクトバンプおよび圧力バンプのいずれか又は両方の表面は好適には、滑らかに角度を有するリップ606(スロット600/605の任意の開エッジ上)に延び得る。これにより、雄タブの捕獲および挿入が容易になる。圧力バンプが(好適には成形された)プレート(形成された圧力バネおよび一体的プレートではなく)から突出する状態で、コンタクトバンプはコネクタの雌部全体で唯一の導電部(したがっておそらく唯一の金属)でなければならない。上述したように、コネクタの雌部の凹部600を覆う圧力プレート605は、「ありつぎ」スロットに容易に滑り込み得、あるいは1以上のファスナ、戻り止め、または他の任意の適切な手段を用いることにより保持され得る。
【0097】
「二側面」形態のコネクタは、「圧力バンプ」を導電性の「コンタクトバンプ」に変更し、単にフレックス回路タブの導電性ストリップを互いにずらして配置する(すなわち、タブの上部および底部のストリップのパターンをシフトさせて、上部と底部とで全く整合しないようにする)ことにより形成され得る。コンタクトバンプの片方または両方のセットは、コネクタの「雌側半分」から延びるフレックス回路の端部(または同一の二層フレックス回路を半分に割った両方)であり得る。これにより、様々な適用において「インライン」接続を行うこと、または接続を別の回路(基板)アセンブリに提供することが特に容易になる。さらに、導電性ストリップが雌コネクタに入って平滑なコンタクトバンプ上で「横方向に」スライドまたはリップルするという、別の方法を採用することも可能である。しかしこの方法は、いくつかの適用では、導電性ストリップがコンタクトバンプと最終的な(意図された)整合に近づきつつ、一時的に「誤った」接続が起こり得るという不利な点がある。さらに、カムまたは他の簡単な機械的デバイスを用いて、いずれの方位でも「ゼロ挿入力」コネクタを形成することも可能である。これにより、コネクタタブの挿入のために、コンタクトバンプと圧力バンプ(またはコンタクト)とが分離され、その後、プロセスは逆になってタブが「クランプ」ダウンされ変形されて上記したランプイン方法同様、「波形状」になる。
【0098】
制御および指示インターフェース
モニタユニット500は、高度に直感的な動作手順で、新規で簡単な制御および指示インターフェースを用いる。おむつモニタリングユニットは、非常に若いベビーシッター、年配または身体に障害を持つ介護人、および一般的に、かなりのストレス下にあるか動揺している状態で作業をする任意の人間によって、実質的にいかなる位置または状態でも動作可能でなければならない。この理由のために、本発明は、介護人に必要とされる動作(***物モニタの動作中の制御目的のために)が、単一のスイッチを「片手で」押すこと(モード変更アセンブリ700に関して以下に述べる)のみであり、これだけで、動作が適切であるか否かをテストおよび確認し、さらに可聴アラームモードと可視アラームモードとを交互に変更することができるということを提供する。スイッチを押すごとに、ユニットは交互に、一時的可聴アラーム指示と可視アラーム指示とのいずれかを発するが、これはユニットが適切にセンサに接続されシステムがおむつをモニタする準備が整っている場合のみである。各指示(可聴または可視)はさらに、モニタが動作するように設定されている現在のモード(可聴または可視)を明確に確認する。モニタユニットは、いずれのモードに設定されていても、センサがそれに接続されている限り、連続的に動作する。それにより、誤ってオフのままであったりオフになったりする可能性が排除される。(センサが接続されていない場合、ユニットは電力を消費しない。逆に、センサが接続されると、モニタは自動的にオンになる。)当業者には明らかであるが、モニタ/アラーム600の別の実施形態は、可聴アラームおよび可視アラームの両方を共に用いるように提供し得る。この場合、消費電力がおそらく上昇する。
【0099】
モード変更アセンブリ
図18Aおよび図21Aに示すように、モード変更アセンブリ700は、単一の防水瞬間タイプのフラットパネルスイッチからなる(図23の模式図に示すS1)。フラットパネルスイッチは、モニタユニット500の前ケース部512上の密閉されたフェースプレートオーバーレイ517によって覆われている。モード変更アセンブリ700は、フェースプレートの下隅近傍に配置され、着用者にとってのアクセスが介護人にとってのアクセスよりも困難であるようになっている。スイッチは任意の適切なタイプ(たとえば好適な実施形態で用いられる典型的な小型ドームタイプのキーボードスイッチ)であり得、ユニットの回路基板の上面に取り付けられている。スイッチの相対的高さおよび位置は、その可動プッシュボタンまたは他のこのような作動ボタンの端部がモニタユニットの前ケース部512内の、スイッチよりも僅かに大きな孔705を介して突出するようなものである。スイッチボタンは、公称、ケースの上面と同一平面上にある。ケースの上面において、スイッチボタンは、孔705を密封するフレキシブルな防水グラフィックオーバーレイシート517の底面に触れる。(別の実施形態では、作動ボタン突出部が、周囲の環状フレキシブル要件と共にケース上面に成形され得る。これは別体のフレキシブルオーバーレイが用いられるか否かにかかわらず、下にある比較的に平坦なタイプのスイッチに届くことを目的としている。)オーバーレイ517は、モニタのフェース面よりも幾分小さく、製造中にケース前部512内の浅い配置凹部に永久的に取り付けられる(そして好適には接着される)。このオーバーレイは好適には薄い(典型的には厚み0.001〜0.010インチ、好適な実施形態では厚み0.003インチ)フレキシブルなゴムまたはプラスチックシートであり、たとえばビニール、ポリエステル、またはポリカーボネート(好適な実施形態ではポリエステル)が用いられる。オーバーレイの特性は、使用環境でスイッチを頑強に保護し、しかも介護人の指の、硬く的を定めた圧力が容易にかつ確かにスイッチを作動することを可能にするように選択されなければならない。必要とされる圧力は好適には、スイッチの選択、およびスイッチとオーバーレイとの間のケーススルーホールクリアランスまたは端部空隙(または作動ボタンに対して予め負荷された力)を調整して赤ん坊がスイッチを作動することを比較的に困難にすることにより行われ得る。オーバーレイ部のグラフィックデザイン(たとえば図18Aに示すオーバーレイ517上の「点」、孔705の直上にある)はさらに、スイッチの位置(これがなければあまり明確でない)を示す。このようにスイッチの位置は必要に応じて明確にもできるし不明確にもできる。モード変更スイッチの好適な位置は、モニタ500が使用のためにおむつに設置されている場合は、着用者には比較的アクセスが容易でない位置であり、より困難な位置にもされ得る
【0100】
モニタケース内の孔705の上エッジは、反復されるスイッチの作動が過剰にオーバーレイ517に圧力をかけないように、面取りまたは丸みをつけられるべきである。オーバーレイは、上述したように、できるだけ薄い。これは、屈曲誘導疲労を防止するため、およびモニタ500の可聴アラーム手段を不必要に減衰させることを避けるためである(可聴アラーム手段は同一の防水オーバーレイを介して音の振動を伝える)。モード変更スイッチS1は、それが搭載された回路基板を介して、モニタユニットの電気回路に接続され、そこで適切な論理入力を作動させてモニタユニットの可聴アラームモードと可視アラームモードとの切り換えを有効にする。
【0101】
可視信号伝達アセンブリ
図18A、図21Aおよび図27に示すように可視信号伝達アセンブリ750は、センサ100のフラップ460と共に動作するように設計されている。これは、使用環境において、十分低い電力消費で、十分に高い明るさと有用な視野角を達成するためである。図23の模式図に示す高効率高強度なLED(発光ダイオード)は、「超輝度」タイプとして選択され、典型的には比較的狭い「視野」またはビーム「出射角」(たとえばMouser Elecronics、タイプ351−5200、T−1 3/4サイズレッドデバイスであって、10mAで1、200〜2、000mcdの特定された光度を有し、20度の出射角を有する)を有するフォーカスレンズを有する。強い印象を与えるほど高い輝度を有するが出射角出力が狭いこのようなデバイスは容易に入手可能であるが、典型的な適用においては、「軸から外れて」見ることは、特に周囲光が明るい場合(または直接の太陽光または屋外の場合)非常に困難である。LEDがモニタユニット500内に搭載される位置および相対的高さは以下のようなものである。LEDがその実質的に全光出力を、モニタケースの前部512内の孔755を介して、そしてユニットの薄い接着剤で密閉された永久的フェースプレートオーバーレイ517の任意のグラフィックデザインまたは他の不透明な部分中の整合された比較的透明な窓を介して発射できる(図27に示す)。ケース内のスルーホールには、面取りされたエッジ760が供給される。スルーホールは、コーン形状の出射光または出射角にとって障害にはならないがスルーホールがなければユニットの内部が遮断されて見えなくなるように、適切なサイズおよび形状を有している。コーン形状の出射して焦点を合わされた光は、透明窓を通過し、その後、好適には半透明であるセンサフラップ460の部分の底面に当たる。センサフラップ460はモニタユニットを覆い、適所で安定化させるように設計されている一方、コーン形状のLED光用の光拡散後部投影スクリーンとして作用する。上述した構成は、LEDチップの実質的に全光出力が、センサの、外から見える外フラップ表面の所望の指示領域まで効率的に透過し、この指示領域で適切に拡散し、さらにモニタが使用されるときには実用上180度の視野角を実現することを保証する。この構成はさらに、カバリングフラップ内に開口部を設けること、またはカバリングフラップとモニタユニットとを整合させて視覚的表示への障害を回避することを不要にする。別の実施形態では、モニタユニットのフェースプレートオーバーレイは光拡散特性をも有し得、それによって、明るさを多少犠牲にして(光がフラップを透過する際に)光の追加の角拡散または散乱をもたらす。フェースプレート517は好適には、LED窓と一体化されたグラフィックスを有し得る。グラフィックスはたとえば、モニタユニットがおむつに取り付けられたときにセンサフラップを介して見えるバルーン518または他の魅力的なアイコンまたはデザインである。センサフラップが光を強力に拡散しても、モニタユニットの前パネルオーバーレイはセンサフラップを介してはっきりと見える。なぜなら、フラップはユニット上できつく引き伸ばされており、ユニットを適所に保持しているからである。使用中、着用者の外側の衣服もまたLED用の後部投影スクリーンとして作用する。驚くべきコンタクトであるが、比較的明るい光の下でも、衣服を介して可視指示が容易に見える(衣服の素材が厚く多層で濃い色である場合はこの限りではない)。
【0102】
おむつモニタリングシステムを、おむつの上に着用した衣服を介して有効にかつ便利に用いてセンサがいつ作動したかを決定することができることは、本発明の有意な利点である。これは従来技術では得られたかったことであり、特に、電気を用いない様々なアプローチでは得られなかったことである。電気を用いない様々なアプローチはすべて、衣服を何度も脱がせておむつの外側を目視で検査することを必要とした。モニタユニット500のモード変更アセンブリ700は(上述したように)、衣服の上からでも「片手で」容易に動作可能である。ユニットの可聴モード指示は部屋の反対側からでも容易に聞くことができ、さらには遠く離れた場所からでも、通常のリモートベビーモニタを介して聞くことができる。上述したように、可聴モード指示および音のない可視モード指示の両方が外側の衣服を介して有効である。
【0103】
(音響信号伝達アセンブリ)
図18Aおよび図28に示される音響信号アセンブリ800は、受動共振器膜としてモニタユニット500のシールされたフェースプレートオーバーレイ517の特定の部分を利用し、これにより、アラーム信号(および、特に、好適には、低周波数の信号)が、ユニットのケースの防水シールを損なうことなく、低電力電気音響変換器810(模式図においては「BTY」)から介護者に有効に伝達され得る(図28を参照)。少なくとも1つの場所において、このオーバーレイ膜は、(膜の下に配置された)ユニットのケース内の機能によって一意的にサポートされ(るが、通常、触れられない)、これにより、この膜は、過度な撓みによる損傷から守られるが、このダンピング性は増加しない。さらに、シールされたモニターケースを通じての音響警報の有効な伝達は、最小のコストおよび視覚的衝撃で達成される。なぜなら、追加的または顕著な、シールされた、音響的に伝達可能なコンポーネントが必要とされず、平滑および容易に洗浄できる表面が残るからである。
【0104】
従来の電子デバイス、および複数の種類の製品は、それぞれのユニットケースを通る1つ以上の開口部または穴と共に音響変換器を用いて、音が発出することを可能にし(および従って、防水の完全性が不可能であっ)た。他の従来のデバイスは、一般的に、硬質または半硬質の保護グリルまたはパネルの後に配置されたシーリング膜を用いて、液体または異物を、洗浄できない場合に特に困難である小さい開口部に閉じ込める傾向がある外部表面を提供する。さらに別の従来デバイス(特に、防水「アラームウォッチ」)は、この問題に対処するために、ユニットケースそれ自体、またはウォッチフェースクリスタル等の比較的硬質のコンポーネントを通じての音の伝達に依存してきた。比較的硬質の材料は、効果的に伝導せず、従って、比較的低い周波数の音響的または機械的振動を外気に伝達するため、このアプローチは、使用可能な可聴周波数を、複数のアプリケーションにおいて望ましくない、予想以上に高いピッチに制限する。例えば、多くの人々が高周波数に対する聴力を有さず、これは、このようなデバイスを有効に用いる妨げとなる。さらに、比較的高い周波数の可聴アラームのインジケーションは、環境のバックグラウンドノイズを越えて聞き取ることが低周波数音の場合よりも困難であり得る。これらのインジケーションが十分に大きい音である場合、これらは、多くの場合、他の状況においては不愉快になり得る。数年間、技術者は、可聴変換器を駆動する信号出力電力を単に(および、多くの場合、大幅に)大きくするという一般的な従来技術を用いて、シールされた電子デバイス筐体の幾分激しい減衰を克服してきた。残念ながら、この実用化は、元来、多くのデバイスの電力消費が最大である動作局面の1つをさらに悪化させることによって、一般的に、バッテリの寿命を著しく制限した。
【0105】
本発明において、適切な変換器は、電磁ブザー、圧電ブザー、およびスピーカを含む(がこれらに限定されない)種々のタイプのいずれかから選択される。好適な実施形態において、変換器は、好適に低い共振周波数の2.048Hz(国際コンポーネントタイプBRT−101等)を有する、比較的小型の非常に低電力の電気音響ブザーであるように選択される。10cmの範囲(自由な空気)において約80dB(A)の音声圧力レベルを生成することが可能であるが、30mW(rms)未満の電力を消費する。このデバイス自体は、その上部(直径約0.125インチ)において小さい穴820を有するHelmholtz型共振エンクロージャを組み込む。典型的な電子製品では、この穴は、製品のケースにおけるより小さなサイズのスルーホールの背後およびそれに整列して配置される。本発明では、このトランスデューサは、モニタユニット回路によって駆動され、適切な時間に、約2.5〜3.0ボルトの振幅を有し(モニタユニットケースにおいてシールされた場合)、かつトランスデューサの共振周波数にほぼ等しい周波数を有する「矩形波」を生成する。
【0106】
モニタユニット500のシールされた面板オーバーレイ膜517を介して、トランスデューサデバイス810からの音響エネルギーの最も高い可能な伝達効率を達成するために、膜の厚さに対して、比較的減衰しない自由に撓む膜の「ドラムヘッド」領域を最大化することが望ましい。これは、面板のオーバーレイ(直径約0.375インチおよび好適な実施形態では深さ0.015)の音響「受動ラジエータ」またはドラムヘッド部分の好ましくは直接背後のモニタユニットのケースにおける非常に大きいが、非常に浅い凹部830を提供することによってなされる。この凹部の下部は、好ましくは、上部ケース部512に直接成型され、比較的妨害されない音響伝達のための1つ以上の(しかし、好ましくは複数の)開口部540に穿孔されるが、膜がユニット内部のトランスデューサデバイス810から音響圧力波によって振動される場合に、膜の最大の撓みをその最大振幅よりもわずかに大きく制限するために、依然として比較的剛性かつ強い。この構成は、処理中(すなわち、子供または乳幼児の部分を「調査」することによって)オーバーレイ膜がケースに押し込まれることを妨げるように機能し、それにより、オーバーレイ材料の撓みを十分に弾性範囲内部に制限することによって、そのダメージを妨げるように機能する。オーバーレイは、シームレスに凹部を被覆し、凹部の領域は、視覚的に気付かないようにされ、膜に対する損傷の可能性をさらに低減する。
【0107】
不均一なオーバーレイ断面を有するオーバーレイ517を有する図28に示された好適な実施形態の改変において、オーバーレイは、その代わりに同じまたは異なる厚さの2つ以上の層から積層され得ることにより、浅い凹部(上述のように)上に横たわる音響活性部が、1つ以上の他の層の1つ以上の隣接部分を除去することによってオーバーレイの他の領域よりも薄くなり得ることにより、継続可能性および音響伝達の最適なバランスを提供する。1つのこのような場合、薄い、音響的に活性な最外部の層は、除去された部分が浅い凹部830の機能に作用する支持パネルまたはケース自体と共に取られるように1つ以上の内部層の1つ以上の除去された隣接部分上に配置され得る。同様に、上述されたように、オーバーレイの1つ以上の部分は、視覚ディスプレイ目的のために比較的透明であってもよいし、スイッチまたは他のデバイスは、オーバーレイの下に配置される他の望ましい性質を有してもよい。
【0108】
本発明におけるように、トランスデューサデバイスの比較的小さいシールされた量への封入は、トランスデューサの共鳴周波数を固有に上昇させる。この事実は、駆動信号が最大音響量に対して適切に調整された周波数を有することを必要とする。一般的には、トランスデューサ自体の封入(使用された場合)は、部屋または屋外の比較的「無限」量に対する音響エネルギーの最大伝達に対して調整される。しかし、本発明のケースでは、モニターケース設計は、オーバーレイ膜に対するさらに最適化された音響インピーダンス整合(すなわち結合)を提供するように改変され得る。トランスデューサデバイスまたはそれ自身の共鳴エンクロージャは、当業者に容易に理解されるように同じ目的を達成するように適切に改変され得る。さらに、モニターケースは、空気で部分的に排気されるか、および/または適切なガスで満たされ、ケースの小さい内部量によって生成されたキャビティ共鳴周波数または音響減衰を低減し、音響伝達の効率を高める。比較的不活性ガスを有するモニタユニットケースの部分的排気または充填はまた、腐食または他の化学効果によるモニタの内部成分の劣化を妨げるために、固体またはジェルタイプポッティング、あるいは適応コーティングを有するかまたはこれを有さないかのいずれかで使用され得る。
【0109】
(可聴800および可視750信号伝達手段の他の用途)
本発明者の可聴および可視信号アセンブリの両方の基本エレメントはまた、非可聴または非可視波長(それぞれ超音波/超低周波または赤外/紫外波)を用いて他の種々の用途に対して利用可能である。これらの方法は、各トランスデューサが代替のまたはさらなる信号(所与の「既存の角度」を有する真のソースではなく所与の「許容角度」を有する)の「検出器」のいずれかである状況に対して対称的に利用可能であることも理解される。各利点の全てがこれらの方法に対して引用されるわけではない場合、ほとんどは、このような他の用途に明らかに適用する。
【0110】
(モニタ500によって利用された電子方法)
図23において示されたように、モニタ/アラーム回路900は、好適には、以前のシステムによって使用されたDCまたは正弦波AC方法のいずれかの代わりに、導電率測定のための発振器回路によって生成された狭い、比較的早い伝達時間パルスを利用する。パルスは、約0.1秒の持続時間および3秒毎に約1パルスの反復速度を有し得る。この速度は、「一目で見る(see−it−at−one−glance)」ユーザの好み(典型的には、発生するアラームフラッシュを見ながら3秒より多く待つことを望まない選択された介護者を用いる主観的テストによって決定されるような)と、より頻繁なアラーム表示によって引き起こされる過剰な電力消費との間の妥協として選択される(同じパルス幅および繰返し速度がセンシングおよびアラーム表示の両方に対して使用される)。あるいは、以下に説明されるように、パルスは、好ましくは二重にされ得る(すなわち、各バーストは2つのパルスを含み、各パルスは、約0.1秒のオフタイムによって分離された約0.1秒の持続時間を有し、このようなバーストは約3秒ごとに発生する)。この比較的低デューティサイクルは、問題中のイオンがパルス間の正規、ランダム分布を復元するためにモニタリングされることを可能にする利点を提示し、それにより、平均計測導電率が経時的に急激に変化しない。電子分野の同業者に理解され得るように、モニタ回路900の異なる実施形態は、極性が交互であるパルスをセンサに印加してもよいし、パルスが印加された電圧の真の0時間平均を達成するためにキャパシタを介して(すなわち直列に)印加されてもよい。しかし、このような代替の方法は、よりコンポーネント集中型であり、除外しない場合、センサ100の接続を介して内部自動パワースイッチングを複雑にする。パルスの高速遷移時間によるパルス波形の高周波数高調波含有はまた、一般的に固体の「皮膚伝導率」と呼ばれる現象を利用する。これにより、比較的高い周波数の電気信号はしばしば、低周波数またはDC信号よりも固体および半固体の表面を介してはるかに容易に進む。この現象は、信頼性のある糞便センシングのために特に利用可能である。さらに、パルスを生成する発振回路におけるデジタルスイッチングは、AC正弦波発振器を用いて達成され得る十分なより多くのエネルギーを生成し、それによりモニタ/アラーム500に対するより長いバッテリ寿命を生成する。
【0111】
センシングのために生成された同じパルス幅はまた、1つの好適な実施形態(図23の概略図に示されるように)では、「オムツ交換の必要性」状態を示すモニタユニットによって生成されたビープ音またはフラッシュのために使用され、電子機能の組み合わせを可能にし、さらなるエネルギー節減を容易にする。種々のマイクロコントローラベースの実施形態(図24A、図24B、図24C、および図24D)では、コンポーネントカウントを増加させることなくアラーム表示のために使用される場合、あるいは、センシングのための異なるパルス幅および/または反復速度を有することに対して実現可能である。このような実施形態は、電力消費およびイオン性解離の両方を最小化するように、センシングのための非常に狭いパルス(典型的には数ミリ秒の幅)を使用し得る。上述のように、アラーム信号の観測可能性を最適化するために(特にバックグランドノイズまたは周辺光の競合に対して)、アラームインジケーションのために、単一パルスではなく二重(または多重)パルスを使用することが好ましい。あるいは、可聴および可視信号の他のタイプ(音楽旋律、シミュレートされた動物ノイズまたは他の音声、ならびに声または表示メッセージ)が使用されてもよい。しかし、このような代替は、より複雑な回路、電力消費の増加、および潜在的により大きなサイズおよび重量を生じる可能性がある。
【0112】
(電子回路900の好適なディスクリート論理)
モニタユニット500および接続された使い捨てセンサ100の好適なディスクリート論理インプリメンテーションの電子回路図(図23)を参照すると、CMOS論理ゲート(4000シリーズまたは74HCシリーズデバイス等)および他の標準的な素子の組み合わせは、全ての必要な電子構成を提供する。共通の方法を用いてインプリメントされ得るいくつかの機能的なブロックは、明瞭のために簡略化して示される。例えば、より低周波数CMOS「二重パルス発振器」ブロック(U7)は、ユニットが使い捨てセンサに接続される度に、示されたように連続波形を生成し、それにより、一次時間基準およびモニタ回路のための導電率計測パルス、ならびに可聴または可視アラーム起動のためのパルスを提供する。電子分野の当業者に容易に理解されるよう、このタイプの発振器ブロックは、適切な標準的なゲートを有する簡単なR/C緩和発振器構成を含む複数の通常の技術を使用して実現され得る。結晶またはセラミック振動子発振器の種々のタイプが代替的に使用され得るが、約+−10%よりも大きいタイミング精度が本用途において必要とされず、簡単なR/C発振器アプローチは、一般的には最も経済的である。無視できる出力負荷を有する典型的なCMOSゲートは、実質的に0−V〜+Vの出力変動を提供し、ならびにマイクロ秒またはそれ以上の範囲における比較的高速なスイッチング遷移時間を有し、電力の最小化および糞便に関連した導電率の効率的な計測のための両方に対して望ましい。
【0113】
U7によって生成された二重パルスは、センシング基準抵抗器R2(好適な実施形態では、約2megOhm)を介してセンサコネクタSC1(コンタクトピン624と同じ)に印加され、従って、使い捨てセンサ100の導電ストリップ204に印加される。図20に示されるように、この導電性ストリップは、好適な実施形態では、センサコネクタタブ170に沿って延び、オムツ内部のセンサ100の計測ギャップ部分160の「毛管補足」を導く2つのストリップ202および204の内のより狭い方である。センサのタブ170のモニタユニット500の受部600への挿入の際、これらのストリップの両方は、図23における破線によって示されたように、モニタ回路900に接続され、より広い導電ストリップ202は、センサコネクタコンタクトSC2およびSC3をブリッジすることにより、モニタの内部リチウム「コイン型電池」バッテリBTYのアノード(本実施形態では)を回路の3ボルト「+V」供給バスに接続し、それにより、回路の電源オン/オフスイッチとして作用する。1つの「末端」の導電率計測回路が全回路900の電源バスに通常接続されるこの有利な構成は、モニタコネクタにおける1つのみの「余分な」(第3の)コンタクトSC3(これらは、620または622のいずれかであり得る)が、システムの完全に自動マスターオン/オフ制御を(より広い導電ストリップ202と共に)提供する。SC1に印加された電圧およびそれによってセンサの導電ストリップ204に印加される電圧が、U7からの比較的短い(約0.1秒)低進行パルスを除いた間(約3秒毎に発生する)SC2およびSC3(および従って導電ストリップ202)に印加された一定の+V(バッテリ電圧)に実質的に等しい。以前に説明したように、センサ間に印加された電圧のこの低デューティサイクルは、センシングされる材料のイオン性解離およびセンサを通った電流導電による回路の電力消費を最小化する。さらに説明されたように、パルスの比較的早い遷移時間は、有利な高周波数皮膚導電効果を利用する。
【0114】
U7からの低進行パルスは、U8によって反転され、次いでANDゲートU9の1つの入力に印加される。U9の他の入力(好適にはSchmittトリガタイプ)は、保護電流リミット抵抗器R3(約100kΩ)を、センサコネクタSC1を介してセンサに接続され、このセンサコネクタは、好適な実施形態では、モニタ500のコンタクトピンと同じである。抵抗器R3および遷移吸収デバイスZ1およびZ2は、モニタユニットの処理の間および使用環境における動作間の可能な静電気放電(ESD)イベントからモニタ回路を保護するために使用される。Z1およびZ2は、約10Vの定格電圧を有する、任意の適切なツェナーダイオードまたは他の好適な高速応答、高電流半導体遷移抑制デバイス(General Instrument SA10A 「Tranzorb」 devices等)であってもよい。これらのデバイスはまた、+V(3ボルト)において約1μAmp未満の最大室温反転リークを有さなければならない。キャパシタC1は、好適には、+Vバスおよび回路共有(−V)間に接続された0.1μFスタックフィルム型遷移バイパスデバイスである。モニタ回路中のCMOSデバイスが全てわずかに負荷が与えられるために、リチウム電池BTYの等価な直列抵抗に対して、単一の小電源バイパスキャパシタは、全回路に対して必要であるのみである。このタイプもC1の値も特に重要ではないが、これらは良好な高周波数特性および低リーク(好適には、+Vにおいて1μAmp未満である)を有するべきである。
【0115】
使い捨てセンサ100(SC1とSC2との間に接続されたCSNSRと平行なRSNSR)の有効電気インピーダンスは、基準抵抗器R2と共に作用し、U9の1つの入力に印加された電圧パルス(好ましくは、Schmittタイプ)を分割することにより、U9の出力は、U7の比較的短い二重出力パルスの間のみ、および前述したように、そのキャピラリトラップ内部のセンサの導電エレメントをブリッジする尿または糞便のいずれかの存在により、センサのインピーダンスがその初期値(典型的には、少なくとも数megOhms)から約500kOhm未満に降下するこのような時間のみでハイとなる。U9のSchmitt−トリガゲート入力の使用によってセンサの「トリガされた」条件の簡単な「過閾値」電圧決定は、***物吸収体上に作用する尿、あるいは低デューティサイクルで高速遷移時間パルスを用いてモニタ500によって検出されるように、糞便事態の存在のいずれかに応答して、センサ100の構造によって生成される決定的かつ比較的長寿命の導電率変化によって実現可能にされる。比較的より多くの電力消費および高価な精密コンパレータデバイス、ならびに検出回路における任意の電子ラッチング機能に対する任意の要求の欠如は、***物吸収体モニタリングシステムの重要な利点である。
【0116】
U9に対して利用された典型的なCMOS Schmitt−トリガ入力ゲートによって提供された履歴効果は、ゲートの直線領域バイアシングによる過剰電流ドレインを回避し、そうでなければ、緩やかに変化するセンサ導電率によって生成される。この履歴はまた、センサがわずかにトリガされる場合、不安定または断続的なアラーム起動を妨げる。当業者に理解されるように、示されたU9のSchmitt−トリガ入力構成(明瞭にするために簡略化される)は、単一の標準的な部分として実際利用可能ではないが、好適なSchmitt−トリガ入力容量は、標準的なANDゲート(74HC08等)と直列に別個のSchmitt−タイプインバータ(74HC14等)の使用によって容易に供給され得、その代わりに、標準的なSchmitt NAND(74HC132等)の出力は、同じ目的を達成するために反転され得る。実際には、センサ入力(R3を介した)におけるU9までのさらなるゲート遅延は、狭い(およびエネルギー廃棄物)出力グリッチは、センサがモニタリングされるが、まだトリガされない場合の期間の間に、U8から到達する各ハイ進行入力パルスのそれぞれの立ち上がりエッジと同期するU9によって生成されない。この「ゲート遅延」方法は、R3入力においてさらなる遅延キャパシタをU9に挿入することの代替よりも効率的である。
【0117】
検出閾値基準として作用することに加えて、抵抗器R2はまた、SC1およびSC2/SC3間の絶対的な最大可能(ショート回路)電流をセンシングパルスの間(およびそれ以外では0)に約1.5μAに制限するように機能する。低デューティサイクルセンシングパルス回路の残りと共に、R2はまた、ユニットのセンサコネクタピン620、622、および624の内の全て3つもまた、長期間であっても互いに何とかショートする可能性のないイベントにおいてバッテリの放電(monitor内部にシールされる)の放電を著しく最小化する。単一電池バッテリの比較的高い等価な直列抵抗および低出力(約3V)のために、モニタ回路は、(最悪の場合)仮説的ショート回路故障が、仮説的に、何とか以前にZ2およびC1にブリッジされた後、コネクタコンタクトをブリッジする露出されたウエット皮膚にわたって直接印加される。
【0118】
取り付けられたセンサが上述のように「トリガ」されるようになる任意の時間では、ANDゲートU9の出力は、U7の元の出力の論理補数を概算するショート、二重、正の進行パルスを連続的に生成する。これらのパルスは、トグルフリップフロップU1の既存の出力状態に依存して、可聴または可視アラームのいずれかを起動させるためにステアリング論理ゲートU3、U4、U10、およびU11の組み合わせによって印加される。図23に示されるように、センサがトリガされ、U1の出力Qがハイになり、U5(図23において「U5 BEEPER OSC」とラベル付けされたボックスとして示される簡単なCMOSゲートR/C緩和発振器)をイネーブルするように、U9からの二重パルスがORゲートU3およびANDゲートU4によって可能にされ、パルスがその共振周波数(好ましくは約2kHz)付近における低電力ビープ音発生器BPR(すなわち、モニタユニット500のトランスデューサ810)を駆動することを可能にする二重の持続時間の間のみ適切な「矩形波」出力を生成し、それにより、好適には、約3秒毎に反復する「二重ビープ」を生成する。電子技術の当業者に明らかなように、BEEPER OSC U5は、複数の通常の態様でインプリメントされ得、それによって、U5がイネーブルされる代わりにU4の出力クライアントによって直接給電されることを可能にする。短いアラームパルスの間、静止状態を維持するかまたは短いアラームパルスの間を除いた代替的にパワーオフである別個の発振器の使用は、バッテリエネルギーを保存するために重要である。トランスデューサBPR(好適な実施形態ではトランスデューサ810と同じ)は、好適には、1.5〜3ボルトの10mAにおける平均駆動電流要求、10cmにおける約80dBの音声出力レベル用いる任意の適切な圧電または電気機械トランスデューサであり得る。同様に、センサが「トリガされ」、U1の出力Qが代替的に低く、約5〜10mAの電流レベルにおいて可視アラームデバイスLEDをターンオンする(すなわち二重フラッシュ)ことによって、U9からの二重パルスがORゲートU10およびANDゲートU11によって可能にされる。LEDは、可視信号アセンブリ750に対して以前に説明されたように、任意の高輝度、低電流タイプであり得る。
【0119】
上述のように、トグルフリップフロップU1の状態は、取り付けられたセンサがトリガされた後、どのアラームモード(可聴または可視)がアクティブにされるかを制御する。U1は、モードスイッチS1のユーザ動作によってトグルされ(モード変化アセンブリ700に対して以前に説明されたように)、共通回路(−V)に接続されるプルダウン抵抗器R1(約100kOhms)によって維持された通常低い状態からU1の「T」入力を論理的にハイに引っ張ることも作用する。しかし、このU1のトグルが発生し得るだけであるが、モニタ回路がセンサ100のコネクタタブアセンブリ170のモニタ500への適切な挿入によってオンにスイッチされる。上述したように、適切に挿入されたセンサスイッチは、センサの2つの導電ストリップ202および204の内のより広い方(202)を介して、コンタクト620をコンタクト622に接続することによって、適切に挿入されたセンサスイッチは、電力をモニタ回路にスイッチする。MODE SWITCH S1がアクティブ化され、それによりU1がトグルされる任意の時間において、ONE−SHOT U2またはU6のいずれかが代替的にトリガされる。U1の出力Qがアサートされる場合、次いでこれは、ONE−SHOT U2(同様にU6は、任意の適切な標準的な低パワー単安定性回路であり得る)であり、次いでU2は、短い出力パルス(約0.2秒)を生成し、次いで、このパルスは、ゲートU3およびU4を介してBEEPER OSC U5をイネーブルすることによってトランスデューサBPRの同様に簡単な可聴「BEEP」を引き起こす。あるいは、U1の出力Qバーがアサートされる場合、その代わりに、可聴アラームデバイスLEDは、ONE−SHOT U6およびゲートU10およびU11を介して同様にアクティブ化される。図23に示されるように、典型的なCMOSゲートは、数ミリアンペアの電流まで直接アラームデバイスのいずれかの駆動を可能にする。電子分野の当業者によって理解されるように、BPRまたはLEDのいずれかは、これらのデバイスと直列に接続された適切な電流制限抵抗器を随意に有し、アラーム活性の間の電力消費と量または輝度のいずれかとの間のトレードオフをそれぞれ変更する。
【0120】
上述したように、真に簡便かつ信頼性のある***物吸収体モニタリングシステムは、例外的に簡単かつ直感的であるユーザインターフェースおよび動作シーケンスを有さなければならない。本発明は、その簡単なモードスイッチと、上述のようにシステムの自動パワースイッチングと結合された結合アラームデバイス回路によって本目的を達成し、モニタリングシステムに対する全ての必要なオペレータインターフェースを提供し、そのシステムは、可聴から可視アラームモードへの簡便な切替、ならびにモードが現在選択されている固有かつ間違いのない実証の両方を含む。モードスイッチのアクティブ化はまた、使い捨てセンサのモニタユニットへの適切な接続を明らかに識別する。電子分野の当業者によって示されたように、より大きい複雑さ、コストおよびエネルギー消費を犠牲にして、さらなる回路は、モニタ回路および/または接続されたセンサの任意の他の局面をテストするように、センサの接続および以後のアクティブ化によって開始される自己テスト機能の範囲を拡張するように容易に提供され得るが、依然として「準備」または「OK」状態を示す同じアラームデバイスを使用する。日付等任意の他の有用な指示の開始をリンクさせることが同様に可能であるか、またはこれらの種々のイベントをシーケンスに単にカスケードすることによって、および/またはさらなる指示デバイスを利用することによってモードスイッチを起動させる。電子分野の当業者はまた、発振器のタイプ、論理チップ、および/またはディスクリートコンポーネントの組み合わせの多くの代替的な構成または選択(1つ以上のカスタムまたは半カスタム集積回路を含む)は、恐らく、本発明者の基本要素および方法から逸脱することなく本発明の種々の実施形態を実現するために使用され得る。
【0121】
(回路900のマイクロコントローラベースの代替の実施形態)
モニタ回路900の代替の実施形態の例は、図24A、図24B、図24C、および図24Dは、代替のプログラム可能なマイクロコントローラの4つの改変を示す。電子産業に関連した当業者によって周知のように、種々の魅力的な使用および能力を有する「ローエンド」CMOSマイクロコントローラチップのいくつかのファミリ(これらの図において示されたMicrochip Technology PIC12CXXデバイス等)は、比較的低コストで複数の製造業者から入手可能である。図23のディスクリート論理の代わりに、マイクロコントローラチップの使用は、モニタユニット回路基板上のより低いコンポーネントカウントの利点を提示し、その結果、より低い組み立てコストとなる可能性がある。マイクロコントローラベースの実施形態はまた、必要とされた複数の別個のレジスタ/キャパシタ時間定数の組み合わせの数を低減することによってユニットからユニットのモニタシステムの時間ベースの機能において観測された変動の範囲を最小化し得るが、これは、実際には重要な問題ではないが、必要とされた低タイミング精度(一般的に、恐らく、約+/−10%)を与える。別の可能な利点は、所望される場合、マイクロコントローラチップにプログラムされたファームウエアを修正することによって(その代わり、コンポーネント値または他のハードウエアを変更することによって)モニタシステムの動作のタイミング値または他の局面を変更するのが比較的容易である。あるいは、異なる機能がさらなるハードウエア(センサパルス対アラーム表示、または可聴対視覚アラーム表示)のオーバーヘッドを課すことなく別個のタイミング定数を容易に有し得る。
【0122】
図24Aは、本発明の代替の実施形態を示し、PIC12CxxマイクロコントローラU1−24Aは、図25に示されたフローチャートによって提示されるようなプログラム可能なコード(すなわち、ファームウエア)を実行する。単一の発振器のみが必要とされる。なぜなら、PICマイクロコントローラは、内部クロック発振器を有し、その周波数は、外部R/CコンポーネントR4−24AおよびC2−24Aによって決定され、センサがスイッチオンパワーに接続されつつ、マイクロコントローラを連続的にクロックする。ファームウエアまたはオンチップタイマー遅延によって提供された適切なタイミングと共に、マイクロコントローラチップは、フローチャートに示されたような連続的な「モニタループ」に延び、その間、繰り返してモードスイッチS1をポーリングし(かつデバウンスする(debounce))(約0.1秒毎)、接続されたセンサ100(約3秒毎)をパルス化およびモニタリングし、そしてさらに、適切な場合、BPRおよびLEDを駆動するのに適するアラーム信号を生成し、効果的には、図23のディスクリートな実施形態の機能をほぼエミュレートする。なお、ユーザインターフェース、制御シーケンスおよびセンシング方法、センサ接続SC2およびSC3(接触ピン620/624)を介してバッテリBTYの自動パワースイッチング、ならびにESD保護およびバイパス構成は、全て図23のディスクリート論理実施形態と実質的に同じである。さらに、なお、マイクロコントローラU1−24Aであっても、ディスクリート論理実施形態において説明されたような回路のセンシング部分のための同じ抵抗器ネットワークに接続されたSchmitt−トリガ入力線12を有する。本実施形態における有意な差(図23の以前にディスクリート論理バージョンと比較した場合)は、アラームまたはモード変化指示のためにそれぞれ使用される二重0.1秒パルスまたは単一の0.2秒パルスとは対照的に、センサが余分なハードウエアなしで、はるかに狭い、単一のパルス(約10ミリ秒の長さ)を用いて有利にパルス化され得る。電子分野およびファームウエアプログラミング技術の当業者によって理解されるように、発振器のタイプ、マイクロコントローラチップ、およびI/O(すなわち、入力/出力)ラインの構成、ならびに種々のファームウエアインプリメンテーションの多数の代替の構成または選択が、本発明の基本的なエレメントおよび方法の固有の組み合わせから逸脱することなく本発明の種々の実施形態を生成するために恐らく使用され得る。
【0123】
一方で、図23のディスクリート論理バージョンに対して、モニタ回路900のマイクロコントローラベースの実施形態の可能性のある欠点は、単独のソースキーコンポーネント(マイクロコントローラチップ自体)の依存、電気ノイズまたはインターフェースによる不適切な動作に対する可能な増加された感度、比較的大きなエネルギー消費を含む。当業者によって理解されるように、ノイズおよび干渉の感度は、概して、RAM(ランダムアクセスメモリ)レジスタに格納されたデータの意図されないリセットによって通常マイクロコントローラベースのシステムに関して問題となり得る。このようなイベントは、システムの機能に対して重要になる場合に、特に面倒である。プログラムフローが、マイクロコントローラのプログラム命令カウンタによって更新される場合に最も面倒になる(プログラム実行において予測されないかつ受け入れられない可能性のある「ジャンプ」を引き起こす)。いわゆる「番犬タイマー」は、通常、このような全発生率の場合にプログラムカウンタを自動的にリセットするために使用され、このプログラム実行は、所定の期間よりも長く(PICマイクロコントローラチップは、図24A、図24B、図24C、および図24Dに示され、それぞれは、本目的のために随意に使用され得るビルトイン番犬タイマーを有する)ハングアップ(hung up)されるが、この代替は、番犬発振器および/またはカウンタに連続的に延びるようにさらなる電力消費の犠牲を伴う。
【0124】
マイクロコントローラベースの実施形態または本発明によって比較的増加された電力消費は、概して、プログラムされた論理の他の中心となる利点(すなわち、専用ハードウエアのためのマイクロコントローラによるプログラムコード実行の置換)から主に生じる。マイクロコントローラは、典型的には、単一のプログラム命令の実行を達成するためのいくつかのクロックサイクルを必要とし、従って、マイクロコントローラは、ファームウエアの実行によって生成される任意の出力信号の最高反復速度よりも数倍高いクロック周波数を有さなければならない。これは、最小コンポーネントカウントの探究において、マイクロコントローラが本発明の可聴アラームデバイスを駆動するように2kHzの矩形波を生成するために利用される場合、マイクロコントローラに対する入力クロック周波数(この場合)が少なくとも16kHzでなければならないことを意味する。CMOS論理における全体の電力消費がクロック周波数にほぼ比例するために、この構成は、2kHz発振器を用いるよりもはるかに多くのエネルギー集中となる。あるいは、約0.1秒の長さの連続的な2kHz矩形波の生成は、マイクロコントローラサイクル時間が完全に直線の符号化(ここで、出力線は、0.1秒間連続的に実行される連続的な命令と共に、ON/OFF/ON/OFF等にチューニングされる)を必要とするために遅い場合、命令コードの多くの(この場合数百)バイトを要する。
【0125】
上記理由のために、図24Aの回路は、図24Bに示されるバージョンに改変され得、ここで、2−KH発振器OSCからのパルスがPIC 12CxxマイクロコントローラU1−24Bをクロックするために使用され、可聴アラームトランスデューサBPRに直接ゲートされる(マイクロコントローラU1−24Bの出力ラインO1を介してファームウエア制御下でさらなる論理チップU2−24Bを使用する)。この回路に関して、マイクロコントローラは、ここで、アラーム信号に対して使用された周波数と同じ2−kHzにおいてクロックされ得る。この構成が、図24Aの構成よりもエネルギーを保存するが、依然としてこの構成は、マイクロコントローラが2kHz(ファームウエアの実行を介して任意のモニタユニットの他の機能を達成するために必要とされた速度よりもかなり高速)でクロックされることを必要とする。
【0126】
図24Cは、マイクロコントローラベースのモニタの実施形態の別のバージョンを示し、別個のハードウエア2−KHz発振器OSC(図23の別の実施形態において使用されたようなU5 BEEPER OSCと同様に)が利用され、PIC 12CxxマイクロコントローラU1−24Cが、直接可聴トーン生成以外の全ての必要とされた機能を達成するためにそれを必要とした最小速度(約128Hz)でクロックされる。それは、当業者に理解されるように、比較的遅いクロック発振器(例えば、128Hzで動作する)のための種々の利用可能なマイクロコントローラチップを用いる設計において代替的に可能になり、マイクロコントローラが目覚める(例えば3秒毎)度にそれをリセットすることによって、比較的低電流「スリープ」モードからマイクロコントローラを周期的に「目覚めさせる」ように周波数ディバイダと結合され、それにより、本発明の観点では、専用番犬タイマーの電流消費の欠点なしで、反復的なリセットを有するさらにより低い平均周波数クロッキングの特徴は、「ハングアップ」イベントからの回復に影響を与え得る。このアプローチでは、モードスイッチS1をモニタリングするために利用された入力は、スイッチが一時的に動作され、マイクロコントローラが「スリープ」状態を発生したとしても、適切に高速スイッチ応答時間を提供するために、3秒毎のみ(各目覚め期間)マイクロコントローラによってポーリングされるスイッチ入力の代わりのスイッチ動作に応じて直接「スリープ」からマイクロコントローラを目覚めさせるように構成されなければならない。
【0127】
最終的に、図24Dは、モニタ回路900の妥協的な改変を示し、ここでは、PIC 12CxxマイクロコントローラU1−24Dは、2−kHzにおける直接可聴アラームドライブのために必要な16kHz速度に対するモニタのほとんどの機能に対して必要とされた128−Hzの速度からのファームウエア制御下で動的に変更可能なクロック発振器周波数を有する。これは、センサをパルス化するマイクロコントローラU1−24Dの対応する出力ラインO4−24Dを用いることによってなされ、さらなる抵抗器R5−24Dを介してマイクロコントローラの内部緩和発振器に対して利用可能な変更する電流を同時にさらに増加させる(それにより、必要とされた場合、短いバーストのための発振の周波数を増加させる)。あるいは、追加されると、本実施形態では、ブロックダイオードD1−24D(1N4151等の任意の低リークタイプ)であり、出力ラインが低条件に戻る場合、逆電流フローを除去し、クロック周波数を128−Hzの速度で戻す。任意の代替のマイクロコントローラチップおよび/または利用可能な出力ラインがクロック周波数変更の目的のために使用され得るが、安価なPICチップが8ピンデバイスとしてパッケージングされるため、利用可能な別個のI/Oラインが存在しない。これは、マイクロコントローラが各センシングパルスの持続時間にわたって16kHzで延びなければならないが、センシングパルスは、マイクロコントローラは、アラーム指示のために適切なより長いパルスを提供するためにさらなるハードウエアを必要としないために(センサがトリガされた後に)、図23の別個の実施形態において使用される0.1秒よりもはるかに短く容易に作成され得ることを意味する。パルスは、さらなるハードウエアなしで、4つのクロック期間(単一の命令時間)に等しい最小持続時間を有するマイクロコントローラによって生成され得る。従って、「予めトリガされた」センシングパルス(従って、比較的高い電流動作の予めトリガされた期間)が、1ミリ秒の長さよりも短くなり得、エネルギーの保存およびイオン解離効果(上述)の低減の両方に1ミリ秒の長さよりも短くなり得る。さらに、図24Dに示されたように、クロック発振器を適切に加速するために、マイクロコントローラU1−24Dのセンサパルシング出力ラインが正確な論理的な意味を有することを可能にするために、パワーセンシングセンサコンタクトSC2およびSC3は、以前に説明された回路900の実施形態(図23、図24A、図24B、および図24C)のように+V末端の代わりにバッテリBTY−24Dの「共通」端(すなわち−V)をスイッチするように接続される。この構成は、低デューティサイクルセンシングパルスの間を除いて、ゼロ電圧がセンサ間に印加され、そしてさらに、パルスの拘束遷移時間が、説明されたような以前の実施形態においてのみ、センシングされる材料の高周波数信号伝搬特性を利用し得る。
【0128】
(エネルギー要求およびバッテリ寿命)
実用的な***物除去監視システムのために鍵となる要求は、バッテリ充電または再充電のいずれかのための必要性なしで、バッテリ寿命の全体のオムツ着用部分(典型的には第1の2年間)の連続的使用を可能にすることである。多くの実験室の計測に基づいて、本発明の方法および制御戦略を用いる電子回路は、図23に示されるように、典型的には、このような低い全エネルギー消費において動作し、まる2年の連続的動作(保管を拡張した後)が、システムの単一560mA−Hour、3ボルトリチウムコイン電池BTYユニット(Panasonic CR2354等)によって信頼して予測される。電池BTYは、製造プロセスの間のモニタユニット500に永久的にシールされるように意図される。最大電流要求および生じた寿命は、以下の関係を用いることによって以下のように計算される。
【0129】
平均電流=(瞬間電流)×(デューティサイクル)
モニタシステムの3つの動作状態のための平均電流の成分を加えると、
「プリトリガ電流」+「モード変更および自己テスト電流」+「ポストトリガ電流」=「全平均電流」であり、ここで、
「プリトリガ電流」(周期的センサパルスを含む)=4.0μA
「モード変更および自己テスト電流」(アラームデバイス駆動電流を含み、モニタユニットの有用な寿命にわたって平均1日当たり20モード変更であり、各モード変更は、0.2秒アラームデバイスビープ音またはフラッシュによって示されると想定する)
アラームオン電流×モード変更×アラームパルス時間
8.0mA×(20イベント/24−Hrs)×(0.20秒)×(1−Hr/3,600秒)=0.4μA、および
「ポストトリガ電流」(アラームデバイス駆動電流を含み、モニタユニットの有用な寿命にわたって平均1日当たり5回のオムツ変更が存在すると想定し、各汚れたオムツ/センサが変更される前、かつアラームが停止する前に、各アラームが平均12分間継続し、アラーム指示は、2つの0.1秒のビープ音または各3.0秒のフラッシュの内の1つからなり、そしてさらに、仮想的に変更の間にオフタイムが発生しない)
アラームオン電流×アラームイベント×アラームパルス時間
8.0mA×(5アラーム×0.20−Hr/24−Hrs)×(0.20秒/3.0秒)=22.2μA、
その結果、「全平均電流」=26.6μA
利用されたリチウム電池のために、電圧が電池の利用可能な寿命に対して実質的に一定であると想定する。
バッテリ寿命=電池容量/全平均電流=(560mA−hrs/26.6μA)×(1−年/8,760時間)=2.40年
上記計算されたバッテリ寿命は、好ましくは、通常の使用前の可能な高温格納および個々のバッテリ性能における変動を補償するために15%のファクタだけ下方に調整され、さらに種々の安全ファクタを含む。この調整では、本発明のモニタユニット500は、「正味の連続動作寿命」を計算した。
【0130】
0.85×2.40年=「2.04年」
注記:実際には、上述の全ての電流消費値は、動作電圧(+V)の関数であり、バッテリの動作寿命を介して約+2.5Vに非線形的に減少されることが期待され得る。この事実は、効率的には、計算されたバッテリ寿命に対してさらなる安全ファクタを加える。なぜなら、使用中の実際の平均電流値は、上記で特定された値よりも幾分低いためである。実際のバッテリ性能は、ピークならびに平均放電電流レベルの両方に依存し、これらの値の両方は、上記計算で使用された電池容量(560mA−hrs)に対してバッテリ製造業者によって特定された範囲内に十分ある。典型的に介護者によって決定された上記計算における動作状態の変化(各変化の前の12分の妨害されていないアラームインジケーション等)に対するタイミング想定のいくつかは、むしろ保守的な可能性があり、このような詳細がさらなるマーケットリサーチに基づいてより適切とみなされる場合、2−1/2または3年であっても計算されたバッテリ寿命仕様を拡張するように合理的に修正され得る。あるいは、実際のモニタユニット内部電子タイミングは、容易に修正され(3秒の間隔を増加させることによって、またはアラームパルスの0.1秒の幅を低減させることによって等)、同じ目的を達成し得る。
(システムテストデバイス)
***物吸収体モニタリングシステムと共に利用するための、おむつシミュレーティング、テストストリップデバイス950が、図30Aおよび図30Bに示される。テストストリップは、電気的絶縁材料の薄いタブ960からなる基板を有する。タブ960は、(前述された)センサー100のコネクタタブ補強材166の長さおよび幅と同様の長さおよび幅を有し、(0.010の厚さポリエステルシートのような)同一の材料から作られ得る。このタブは、図に示されるように配置されるような(薄い、すなわち0.001インチのアルミホイルまたは他の適切な材料のような)比較的導電性のあるコーティングの第1の領域964を有する、(図30Aに示されるように)側面961を有する。側面961はまた、比較的導電性のあるコーティングの第2の領域965を有し、第2の領域965は、絶縁ギャップ966によって領域964から分離される。チップ抵抗器(または他のデバイス)968は、好ましくは、側面961上に配置されて、領域964および965を架橋する。デバイス968は、非常に少量の糞便がセンサー装備のオムツに存在する場合、(チャネル166間、従って、接続されたセンサー100の導電性ストリップ202と204との間で)モニター500によって計測される導電率の値を効果的にシミュレーションする。このデバイスおよびその値(好ましくは、約1.5〜2.0メガオームの値を有するチップ抵抗器、またはチップキャパシタのような他の適切なデバイス)は、(前述されたような)アラーム指示を起動させるためにモニター500に必要となる糞便の最小量にほぼ対応するがいくらか大きい(モニターによって計測される)導電率を有するように選択される。タブの反対側962(図30Bに示される)は、比較的電気的導電性のあるコーティングの領域967を有し、この領域967は、好ましくは、全ての面において側面961の第1の領域コーティング964と同じである。しかし、側面962は、第2の領域965に対応する導電性領域を有しない。
【0131】
(単にモニター500のスロット600/610へ挿入されることによって)センサー100が置換される場合、テストストリップは、ユニット500において接触部620および622を架橋し、それにより、モニター回路の電源を接続する。どの方向にストリップが挿入されるのか(すなわち、どの側面が「上向き」であるのか)に依存して、ストリップはまた、「トリガーされている」か「トリガーされていない」センサーのどちらかをシミュレートする。この構成では、「上向き」の側面961を有するテストストリップの挿入のみが、モニター接触部624と接触部620/622との間でデバイス968を効果的に接続し、それにより、「トリガーされた」状態をシミュレートする。テストストリップは、好ましくは、それぞれ側面961および962上に、対の固有の指示マーク971および972が提供され、その結果、ユーザは、所望の機能を容易に選択し得る。好ましい実施形態では、便利なようにキーリングにこのテストデバイスを保持するために、適切なホールまたは開口部974が提供され、それにより、比較的小さなテストストリップにすぐにアクセスし得、またこの比較的小さなテストストリップを失うことを避け得る。
【0132】
別の実施形態では、テストストリップ950は、側面961上に単一のより大きな導電性領域を有し得、領域964および965を結合し、その結果ギャップ966を排除するか、あるいは領域964および965は、導電性トレースまたは他のシャントによって接続され得る。そのような構成は、上述の実施形態と同様に機能するが、システムの感度を検証せず、むしろ、より基本動作状態にある。もしくは、テストストリップデバイスは、実質的にある終端では側面961の機能に対応する、適切な配置の1つ以上の導電性表面または基準デバイスを有し、かつ他の終端(同じ側面上の)では、側面962に機能的に対応する素子を有し得る。その結果、ストリップを裏返すのではなく、ストリップをひっくり返す(end−for−end)回転が、同一の目的を達成する。あるいは、当該分野の当業者には容易に明らかなように、比較的導電性のある表面、および比較的非導電性の表面の様々な幾何学的形状および方向が、任意の適切な一片またはアセンブリの上、あるいはその中に配置されて、トリガーされた、またはトリガーされていないセンサーの同地らかの接続を適切にシミュレートし、それにより、***物吸収体モニタリングシステムのモニターユニットを適切に起動する。テストデバイスおよび/またはモニターユニットの位置的な方向を変化させて、単一のデバイスがどちらかのセンサー状態をシミュレートし得るか、あるいは2つの別々のデバイスが利用され得るかのどちらかである。
【0133】
この単一であり、かつ高価でないデバイスは、いくつかの利用環境状況において有用である。例えば、新しい介護者にモニターのアラームモードおよび「トリガーされていない」オペレーションを説明する場合、あるいは(接着剤や他の埃のような)外部の材料が、モニターユニットの接続領域に蓄積されていない(誤ってトリガーさせる、または適切なセンサー接続を妨げるような)か、または接続バネもしくは他の手段が曲げられてセンサーの適切な接続を妨げていないかを検証する(従って、接続手段のクリップまたは他の部分の清掃または置き換えを必要とする)場合である。
(製造および組立)
(センサー100の製造およびアセンブリ)
センサー100の製造に利用される材料は、拡張可能、生体分解性、非有毒、軽量および大量に容易に入手可能であることである。様々なセンサーの実施形態は、単純な手動プロセスによって製造され得る。例えば、事前に穴を空けられた(pre−punched)層が、それぞれの接着性基板を介して配置および固定され得、その後、保護剥離カバーで包まれる。あるいは、さらに好ましくは、高速、連続性のストリップ製造方法が利用され得る。例えば、様々な層が以下によって組み立てられ得る。熱硬化、相互反応性または触媒硬化性接着剤、接触または圧力感受性接着剤、熱ステーキング、ホットローリングまたは圧縮、超音波溶着、誘導加熱(金属製ストリップの場合)、ステープリング、アイレット、リベット打ち等である。
【0134】
ある代表的なシーケンスでは、部品材料は、既に幅がカットされ、せん孔され(いくらかまたは全ての場合)、および大きなロールで糸を巻かれた状態で提供されて、製造プロセスに供給される。様々な層は、組立前にリール上で、またはジョイント点までに事前に穴を空けられ得る。部品のいくらかまたは全ては、圧力ローラーまたはプレートの間で積層されて連続する多層ストリップにされ得るか、あるいは特定の部品またはサブアセンブリは、各完成したユニットの最後の「カットオフ」工程の前に、事前にカットされた部品として供給され、適切な位置で移動する基板ストリップ上に「落とされ」得る。
【0135】
既に特別に述べられた実施形態以外の層構築のさらに別の実施形態では、完成したセンサーの最後のカットオフの前に、連続的に分厚い供給リールから積層される、製造プロセス中に利用されるテープのような材料の数を最大化することが好まれ得る。それにより、事前にカットされた区分的な材料の横方向の結合を最小化するが、既成の「両面の」テープを利用する代わり、または付加的に、選択的な接着剤の適用および/またはボンディングプロセスの必要なものを挿入する可能性もある。ある好ましい製造プロセスでは、第2の両面接着剤層300は、このプロセスに供給される第1の部品である。上述されたように、層300は、既に取り付けられた接着剤に供給されるか、またはこの接着剤は、その両表面の適切な部分に適用され得る。第1の工程、すなわち取り付け層250および350の前に、好ましくは、層300の穴あけ(perforation)の後に、穴が空けられるか、または切り抜かれて、粘着質の穴の空けられた断片の製造を避けるか、または最小化する。層300の端に沿ったホール310は、有利にも(これらのほかの機能に追加して)「スプロケットホール」として機能し、組立プロセスを介してロールまたはシートが供給されたセンサーの正確であり、高速の輸送を容易にする。あるいは、このセンサーは、より広い材料のロールから平行に、いくつか、または多くのユニットと共に積層され得る。このとき、最後のカットオフは、「タフィーカッター」のオペレーションよりも、「クッキーカッター」のオペレーションに近い。さらに別のバリエーションでは、いくつか、または全ての部品は、大きなシートにおいて「一段上」または「多段上」のどちらかで、ある固定物に「スタック積層」され得る。
【0136】
オムツに直接組み込まれることが意図されたセンサー100の実施形態は、オムツの前面の一部分474に配置された、またはオムツの前面の一部分474と一体化された、任意の前述の一部分450の一部分を利用し得る。オムツの内部部分は、製造プロセス中に連続的または同時かのどちらかで、単純にオムツの中に積層され得る。このとき、従来のオムツ層は、必要に応じて適切に改変された状態である。
【0137】
センサー100の様々な実施形態を製造するために必要となる製造プロセスの調整は、当業者には明らかである。使い捨てオムツの一部分として組み込まれたセンサーの実施形態の製造は、オムツに付け足すこととは反対に、この特定のオムツに対して利用される材料および組立プロセスを考慮している。あるいは、他の従来のオムツ製造プロセスにおける最後のステップのように、別々または比較的完全なセンサーが、使い捨てオムツの内部の裏地(lining)に簡単に適用され得る。
(モニター500の製造および組立)
モニターは、通常のプリント回路基板材料上に穴の開いた、および/または表面マウント技術の部品の加工に対して、電気産業において標準的な技術を利用して製造される。図29A(および図21Aを参照)に示される好ましい実施形態のある製造シーケンスの例では、リチウムコイン電池BTYを含み、3つのセンサーコネクタ接触ピンソケット621、623、および625を含む(接触ピン620、622、および624を除く)全ての回路部品は、単一の、小型の(約1.2インチ×2.0インチ×0.06インチ厚さ)の硬いプリント回路基板905上にマウントされる、および/またははんだ付けされる。プリント回路基板905は、組立、はんだ付け、清掃、およびテストの後、モールドされたプラスチックバックケース部分514を介して既に挿入されたコネクタ接触ピン620、622、および624上に「プラグ接続」される。これらのピンは、圧力調整、熱圧縮、誘導加熱、超音波溶着、バックケース部分への挿入モールディングを含む、いくつかの方法によって定位置に挿入され、かつシーリングされ得るか、またはエポキシ樹脂またはシリコーンゴムのような適切な防水フィルタを有するモニターケースの「ポッティング」を介して封止される。その結果、その製造中の組立の信頼性のある液密シーリングを単純化し、さらにその耐久性を増加させる。接触ピンのヘッドは、コネクタ凹部領域600に晒され、その結果、それらのシャンク部分は、そのケースの内部を介して飛び出し、かつそのケースの内部まで連続し、プリント回路基板905の平面を通過する。回路基板は、適切なミニチュアの穴の開いたソケット621、623、および625を組み込む。これらのソケットは、好ましくは、金メッキされた、ワイプ接触バネタイプであり、接触ピンを受け取り、かつ確実に組み込む。完全機能電子回路基板アセンブリ910全体が、そのケースと独立した単一のサブユニットを備える(および、後のパッケージングのインベントリにおいて、容易にテストされ、配置され得る)という事実は、この実施形態の実質的な利点である。
【0138】
この点では、回路アセンブリ910は、好ましくはケース510の雄部512および514の特徴を適切に突き出す、およびサポートすることによって、定位置に保たれ、その後、いくつかの標準的なコーティング/ポッティング/シーリング方法の1つ以上を利用して(エポキシ樹脂またはシリコーンインジェクションのように)ユニットをシーリングし、かつ機械的に保護する。前部のケース部分は、ケースをシーリングし、かつ保護する同一のプロセスによって後部部分に物理的に結合され得るか、もしくは、超音波溶着のような別のプロセス工程によって別々に取り付けられ得る。あるいは、内部の「ポッティング」または他の充填材料のインジェクション(ケースの不活性ガスまたは部分的排気)は、2つのケース部分が結合された後か、またはそれと同時かのどちらかでなされ得る。次に、表版オーバーレイ517は、上部ケース部分512の前面表面の狭い配列凹部に付着する。バネクリップ/平板610は、最終的な工程、または接触コネクタピンがバックケース部分に挿入された後の任意のより早い段階で、バックケース部分514の凹部600に取り付けられ得る。
【0139】
図29Bは、別のバージョンのモニターユニット500の組立シーケンスを示す。これは、図21Bに示される曲げタブコネクタ手段のエッジタイプの実施形態を利用する。この状況では、3つの平らなエッジタイプ接触バネ621−A、623−A、および625−Aが、回路基板905上に配置され、回路アセンブリ910がバックケース部分514の内部の位置に圧縮された時に、かつ接触ピン620、622、および624のシャンクに対して安全に圧縮されるように設計される。コネクタクリップ/平板610−Aの(610と)別の実施形態は、ケース部位514の対のダブテール型スロット617によって保持される。モニター/アラーム500のアセンブリに適する可能性のある他のさらなる詳細なプロセスのバリエーションは、この明細書の内容に基づき当業者には明らかであることは疑う余地がない。
(利用方法)
(使い捨てオムツへの適用(図2Aを参照))
センサー100は、保護底カバー110に包まれておらず、層150のより低い接着剤156、および層300の底の終端の晒された接着剤456、ならびに層452の底の接着剤456を露出している。カバー110は、処分されている。センサー100は、オムツ上に配置されており、折り線342を上部前部縁を越えてセンタリングし、このとき、一部分450は、外部のオムツの前部を越えて伸びている状態である。センサー100のオムツを平らに伸張しながら、「内部オムツ」は、所定の位置まで滑らかにされる。ほぼ折り線342を越えて突き出るセンサー100の上部部分は、接着剤456によってオムツのセクション474(通常プラスチックコーティングされている)に付着する。(このオムツは、後で利用するためにとっておいてもよい。)
(モニター/アラームの取り付け(図2Bを参照))
上部保護層455は、剥がされ、捨てられる。一方でモニターユニット500を保持しながら、コネクタタブ170は、モニターが配置ブロック470と係合するときに、モニターの上部端のスロット600/610に完全に挿入される。定位置にモニター500を保持し、半透明のフラップ460の端をつかんでしっかりと、ユニットの上部へ伸張する。フラップの近接部分は、その後、オムツの上部前部に晒された接着剤304と接触して、不当に圧力を加えて外れないようにモニターを固定する。
(オペレーション(図2Bを参照))
(モード変更アセンブリ700をカバーする)モニター500の表面上のドット702は、「ビープ」または「点滅」モードのどちらかを選択するために、指先で直ちに押される。「ビープ」が聞こえた場合、ユニットは、ビープに設定される。モニター表面の上部「バルーン」シンボル518の指示ランプ750が点滅する場合、点滅に設定される。そのような応答はまた、適切なモニターオペレーションを検証し、センサー100が適切にモニターユニットに結合されているか(従って、接続されているか)を検証する。ドットは、ビープ/点滅モードを変更する度にいつ押されてもよい。聴覚式または視覚式指示器のどちらかの連続する自動的に繰り返し発生する動きは、「オムツの取替えを必要としている」状況が存在することを意味する。
(除去(図2Bを参照))
オムツを変更してモニターユニットを除去する際には、センサーの半透明なフラップ460のプルタブ463のエッジをつかんで引き下げオムツから離される。モニターユニットは、わずかにリフトされ(配置ブロック470との係合から離れて)、タブ170から離れて下方に真直ぐスライドされる。オムツおよび取り付けられたセンサーパッドは、通常捨てられ、オムツモニター500は、次のオムツのセンサーに取り付けられる準備ができている。
(例(以下の例は、本発明の範囲を制限すると考えられるべきではなく、単にその例および代表として示される。))
(予備的な使用中の効果テストおよび結果のまとめ)
***物吸収体モニタリングシステム(図2Bに示される)は、まず、生後8ヶ月のはじめの健康的な男の子を被験者として、複数の2、3、および4日のセッションにおいて使用テストがなされた。これらの試みの介護者は、テスト被験者の大人の親であった。このシステムの使用時の基本的な指示を受けた後、介護者は、前述の「使用方法」手続きに従って、様々な人気のあるブランドおよびモデル型の市販されている使い捨てオムツに(前述されたような「使用方法」手続きに応じて、各オムツの取り替えの直前に、「1回1つ」)、プロトタイプの使い捨てセンサーを包み、適用した。各テストセッションでは、介護者1人毎に各センサーが適用される状態で、約20の使い捨てセンサーが利用された。(介護者の予想に対して)各センサーの性能は、オムツの次の取り替えの後に、観測者によって議論され、かつ記録された。介護者のコメントもまた、センサーおよびモニターのオムツへの各適用の直後に記録された。汚れたオムツを検査した(ならびに、システムの使用中の介護者によるあらゆる概略的な観測の)結果は、各取り替えサイクルの後に議論され、かつ記録された。センサーの提供、およびオムツの取り替え中のモニターユニットの除去/再適用、ならびにさらに、介護者によるモニターの「モードスイッチ」の状況に応じた動きによること以外、テスト対象および介護者のルーティン活動の何も、制限され、変更されていない。モードスイッチの動きは、各オムツの取り替えの後のシステムのオペレーションを検証し、介護者の望みに応じて聴覚式または視覚的アラームモードのどちらかを選択するためになされた。例えば、プライバシー(および機密性)のために、通常、制御されたアクセステスト施設の外にいる場合には、視覚的アラームモードが選択された。
【0140】
各例では、介護者によると、システムは、適切なアラーム基準に応答しているようにみえた。誤ったポジティブな反応、または誤ったネガティブな応答は、観測されなかった。テスト終了後の介護者の結果報告では、介護者は、システムの利用が、結果として、十分にケアの便宜を改良したとの意見を表明した。いくつかの例では、介護者はまた、システムの利用が、介護者の従来のチェック方法の利用により生じていたよりもよりタイムリーなオムツの取り替えを先導したことを報告した。さらに、結果として生じるモニターが提案したオムツの取り替え間隔は、従来の方法のみが利用された場合に以前に観測された期待される「水準」に似た反復を示したように見えた。まとめると、本明細書の基準に従って、***物吸収体モニタリングシステムは、意図されるように機能した。
(開示された実施形態の改変)
本発明は、その特定の実施形態を参照して述べられたが、当業者に理解されるべきは、本発明の真の意図および範囲を逸脱することなく、様々な変更がなされ得、かつ等価なものに代用され得ることである。さらに、多くの修正が、本発明の目的、意図、および範囲に対して、特定の状況、材料、組成物、処理、処理ステップ(単数または複数)に適応するようになされ得る。任意のこのような修正は、本明細書に添付される特許請求の範囲内に意図され得る。上記に引用される全ての特許および公報が、本明細書中において参照として援用される。
【図面の簡単な説明】
【0141】
【図1】図1は、2つの主要な***物吸収体監視システムコンポーネント(すなわち、使い捨てセンサおよび再利用可能なモニタ/アラームユニット)を示す上部平面図である。純粋に例示的な目的のために、本発明の好適な、使い捨て可能なアドオン実施形態において利用される場合、センサの保護パッケージング層の頂上に、直線的な態様で構成されたこれらのコンポーネントが示される。センサは、既に相互接続されたモニタユニットと共に示されるが、これらのコンポーネントは、通常オムツ上へのセンサの設置前に結合されない。センサは、オムツ上に予め設置されることが意図され、その後、オムツが必要とされる場合、モニタユニットが取り付けられる。
【図2A】図2Aは、使い捨てオムツにアドオンとして設置されたセンサを有するシステムの好適な実施形態の概略図である。オムツの上部前面上に折り畳まれたセンサの領域から除去されるかのように、センサの剥離可能な上部保護層が右方に示される。センサが装着されたオムツに対する接続および取り付け準備可能であるように再使用可能なモニタユニットもまた示される。
【図2B】図2Bは、図2Aに示されたようなシステムの概略図であり、モニタユニットは、センサに接続され、使用準備中のオムツの前部に固定されている。
【図3】図3は、接続および保持手段を含むセンサの種々の重なり層を示す上面図である。センサは、上部および下部保護層が除去された状態で平坦な表面上にレイアウトされたかのように直線的に示される。この図の水平方向のスケールおよび破線折線は、図1および図4に対応する。図3、ならびに、センサおよびそのコンポーネントのほとんどの以下の図(しかしもちろん、断面図だけではないが)では、参考のためにセンサの折線の相対位置が示される。
【図3A】図3Aは、センサの糞便応答構造特性の実施形態を示す、図3(しかし、あるスケールで拡大される)の線A−Aに沿って取られた高さ方向の拡大断面図である。
【図3B】図3Bは、センサの尿応答構造特性の実施形態を示す、図3(しかし、あるスケールで拡大される)の線B−Bに沿って取られた高さ方向の拡大断面図である。
【図3C】図3Cは、使用のために設置された場合、オムツの上部前面のちょうど外部およびその上に配置されたセンサの部分の実施形態を示す、図3(しかし、あるスケールで拡大される)の線C−Cに沿って取られた高さ方向の拡大断面図である。簡単のために、センサモニタ位置付けブロックは示されていない。
【図3D】図3Dは、図3B(また、あるスケールで拡大される)に示されたのと同様の点で取られた、そこを貫通する周辺の開口部のないより狭い流れバフリング層を有する代替の実施形態を示す高さ方向の拡大断面図である。
【図4】図4は、全ての層を示す完全な、好適なアドオン実施形態のセンサの高さ方向の側面(縁)図である。各層の厚さおよび垂直分離が誇張され、その相対位置および長さを明瞭にする。図4の水平スケールおよび破線折線の両方は、図1および図3に対応する。
【図5A】図5Aは、***物吸収体センサのモニタ接続/位置決め/保持部分の拡大「分解図」の概略図である(取り外し可能な下部保護層は示されない)。
【図5B】図5Bは、センサのモニタ接続/位置決め/保持部分に係合するように示された際使用可能な電子モニタユニットの好適な実施形態の拡大側面図である。明瞭にするために、折線を超える(左側)センサのオムツ自体およびオムツ内部部分は示されない。隠された(点)線は、モニタユニットの接続部分に挿入された場合、センサのタブ部コネクタ部分を示し、どのようにしてセンサの位置決めブロックの好適なタイプがモニターケースの下にキャプチャされるかを示す。さらに示されるのは、オムツの前面上にモニタを保持するために、モニタの周囲およびその上にラップされたセンサフラップ部分である
【図6】図6は、取り外し可能な下部保護層の上面図である。
【図7】図7は、センサの接続および保持部分の下部接続/取り付け層の上面図である。
【図8】図8は、センサのモニタユニット保持フラップ層の上面図である。
【図9】図9は、センサのモニタユニット位置決めブロックの上面図である。
【図10】図10は、センサの強化コネクタタブの上面図である。
【図11】図11は、センサのオムツ内部の部分の下部不浸透性層の上面図である。
【図12】図12は、センサの電気導電性層のエレメントの上面図である。
【図13】図13は、下部センサ吸収体層の上面図である。
【図14】図14は、センサ基板(上部不浸透性)層の上面図である。
【図15】図15は、センサ上部吸収体層の上面図である。
【図16】図16は、センサ被覆層の上面図である。
【図17】図17は、センサ剥離可能上部保護層の上面図である。
【図18A】図18Aは、モニタ/アラームユニットの前面(面板)図である(この図は、図1に位置付けられて示されたように、「上部平面図」に対応する)。
【図18B】図18Bは、センサタブ受部の開口部を示す、モニタ/アラームユニットの上部縁の図である。
【図18C】図18Cは、モニタ/アラームユニットの背面図である。
【図18D】図18Dは、モニタ/アラームユニットの下部縁図である。
【図19A】図19Aは、モニタ/アラームの接点バネクリップ/板の拡大(拡大されたスケール)の背面図。
【図19B】図19Bは、モニタ/アラームの接点バネクリップ/板の拡大(拡大されたスケール)の上面背面図。
【図20】図20は、モニタ/アラームユニットに取りつけられた、取り外し可能な電子接続およびセンサの保持部分の実施形態を示す、図1(しかし、あるスケールで拡大される)における線20−20に沿って取られた高さ方向の拡大断面図である。この図はまた、モニタ/アラームユニットに取り付けられるセンサの可撓性であり、弾性のタブ状雄型コネクタ部分を、その上部表面上の導電部材と共に示す。タブ状センサ部は、モニタユニット接触ピンとバネクリップ/プレートの突起部との間で変形するように示される。
【図21A】図21Aは、代替の実施形態の再使用可能な電子モニタユニットおよび代替の実施形態の使い捨てセンサのタブ上コネクタ部分のセグメントの拡大概略図であり、これはこのセグメントがモニタユニットの受部に入っている状態を示す。
【図21B】図21Bは、対応するセンサ実施形態のモニタユニットおよびコネクタタブ部分の別の代替的な実施形態の拡大概略図であり、これは、図21Aにおけるようにユニットの背面に平行ではなく、モニタユニットの縁に平行にモニタユニットの受部に入る状態を示す。
【図22A】図22Aは、使い捨てオムツに直接組み込まれたセンサを有するシステムの実施形態の概略図である。図2Aおよび図2Bにおいて示されたアドオン実施形態のたいていの部分と類似しているように、センサのモニタ保持フラップ部分はオムツの前面上に配置される。しかし、図22Aでは、内部オムツ表面は、アドオン実施形態の被覆層を置換するように改変され、センサのオムツ内部の部分の他の層は、この表面下に一体化される。センサのタブコネクタ部分およびモニタ保持フラップ部分は、オムツの上部全縁上またはその付近において、内部オムツカバーと外部オムツカバーとの間から突出する。
【図22B】図22Bは、使い捨てオムツに直接組み込まれたセンサを用いてシステムを監視する代替の実施形態の概略図である。センサの監視保持フラップは、その前面(図22A)にわたってラップする前にモニタユニットの背面の下にまず通過しないが、そのかわりに、モニタより下のオムツ/センサの前面に接着されるか、またはそうでなければ取り付けられるように、モニタにわたって直接的に下方にラップする。
【図22C】図22Cは、センサの代替の実施形態の概略図であり、図22Bのオムツと同様の使い捨てオムツに直接的に組み込まれるが、センサのタブ状接続部分が対向する(下部)端からモニタユニットに入るように設計される。本実施形態を使用するために、モニタユニット受部は、図22Bにおけるものではなく、下部エッジ上に配置される。
【図22D】図22Dは、センサの別の代替の実施形態の概略図であり、図22Cのオムツと同様の使い捨てオムツに直接的にさらに組み込まれるが、タブ状接続部分がユニットの下部に平行である(図21Aのように)のではなく、モニタユニット(図21Bのように)の縁に平行なモニタユニットの受部に入るように設計される。
【図22E】図22Eは、センサの代替の実施形態の概略図であり、図22Aのオムツと同様の使い捨てオムツに直接的に組み込まれるが、センサのフラップ部分がオムツ内部のセンサ部分から完全に分離するオムツの前面上に配置される。あるいは、図22Bにおけるモニタの下にトラップされたとして示されるように、位置決めブロックを利用するのではなく、フラップ部分におけるスロット上の開口部が、位置決め目的のためにモニタユニットの背面上に係合するギザギザを受けるように設けられる。タブ状コネクタ部分は、オムツの上部縁またはその付近でオムツ内部の部分から突出する。
【図22F】図22Fは、代替のモニタ/アラーム位置決めブロックおよび別個の接着材領域を有する拡張された締め付け用のフラップを示す、使い捨てオムツに直接組み込まれたようなセンサの代替の好適な実施形態の概略図である。
【図23】図23は、モニタ/アラームユニットにおいて使用されるディスクリートな論理回路の概略的ブロック図である。
【図24A】図24Aは、モニタ/アラームユニットにおいて代替的に使用されたマイクロコントローラベースの回路の実施形態の概略的ブロック図である。
【図24B】図24Bは、モニタ/アラームユニットにおいて代替的に使用されたマイクロコントローラベースの回路の実施形態の概略的ブロック図である。
【図24C】図24Cは、モニタ/アラームユニットにおいて代替的に使用されたマイクロコントローラベースの回路の実施形態の概略的ブロック図である。
【図24D】図24Dは、モニタ/アラームユニットにおいて代替的に使用されたマイクロコントローラベースの回路の実施形態の概略的ブロック図である。
【図25】図25は、モニタ/アラームユニット(図24Aにおけるような)のマイクロコントローラベースの実施形態と連携して使用されるファームウエアのフローチャートである。
【図26A】図26Aは、図20に示されたコネクタの実施形態の代替のバージョンの拡大概略図を示し、センサの可撓性のタブ状のコネクタ部分の短い(区分された)部分が、図20において使用されたバネクリップ/プレートによるものではなく、モニタユニットのコンタクトピン(一方の側)と固定されたランピング(ramping)突出物(反対側)との間で変形されるように示される。
【図26B】図26Bは、モニタユニットおよびセンサにおいて使用された可撓性タブコネクタ手段の別の代替的な実施形態の概略図を示し、センサの可撓性のタブ状のコネクタ部分の短い(区分された)部分が、受側コネクタ部分の代替の固定されたランピング突出物間の両面から変形されるように示され、任意の数の突出物が利用され、任意の数の突出物が導電性であり得る。
【図27】図27は、モニタユニットの広視野角視覚ディスプレイ手段の拡大断面図である。
【図28】図28は、モニタユニットのシールされた可聴アラーム手段の拡大断面図である。
【図29A】図29Aは、図21Aに示されたような、モニタ/アラームユニットの実施形態を用いて利用された製造アセンブリ方法の「分解図」の概略図である。
【図29B】図29Bは、図21Bに示されたような、モニタ/アラームユニットの別の実施形態を用いて利用された代替の製造アセンブリ方法の「分解図」の概略図である。
【図30A】図30Aは、モニタ/アラームユニットと共に使用するためのセンサシミュレートテストストリップデバイスの1つの面の概略図である。
【図30B】図30Bは、モニタ/アラームユニットと共に使用するためのセンサシミュレートテストストリップデバイスの反対面(図30Aに対して)の概略図である。
【符号の説明】
【0142】
100 ***物吸収体モニタリングのための使い捨てセンサ
102 センサ100の上部
104 センサ100の下部
105 センサ100の側縁
106 センサ100の遠位端
108 センサ100の近位端
110 センサ100の保護層(設置前の下部を被覆する)
112 保護層110の剥離可能部分
114 110のラッピング部
116 ラッピング部114のための除去可能な接着固定テープ
150 センサ100の下部不浸透層
152 層150の中心コア
154 層150の上部接着材
156 層150の下部接着材
160 層200のエレメント202と204との間のチャネル
162 層150の随意に細くなった前面部
164 層150の前面(近位)端
166 センサ100のアセンブリ170のタブ補強材
170 センサ100の雄コネクタタブアセンブリ部
200 センサ100の電気導電エレメント層
202 層200の第1の電気導電部材
204 層200の第2の電気導電部材
206 エレメント202および204の外部エッジ
208 エレメント202および204の内部エッジ
250 センサ100の下部多孔性/吸収体層
252 層250内の延長された糞便方向の開口部
254 吸収体層250の遠位端
256 吸収体層250の外部エッジ
258 層350と接触する層250の部分
259 ***物吸収体と接触する、258に対応する層250の部分
260 ***物吸収体と接触する層250の第2部分
300 センサ100の上部不浸透層
302 不浸透層300の中心コア
304 層300の上部接着材
306 層300の下部接着材
308 層300の外部エッジ
309 層400を代替的に固定する下部接着材306の部分
310 層300における第1の(外部または「吐水口」)組の開口部
312 開口部310の最も前面の端
314 開口部310の最も背面の端
316 開口部310の最外端
318 開口部310の最内端
320 層300における第2の(内部または「分流」)組の開口部
322 開口部320の最外端
324 開口部320の最内端
330 層300における延長された糞便方向の開口部
332 350から吸収体層250を分離するギャップスルー層300
340 層300の近位端
342 センサの折線(ここで、オムツの上部前面エッジを越えて折り畳む)
344 タブアセンブリ170の通過のための層300/460を介しての随意の開口部
350 センサ100の上部多孔性/吸収体層
352 層350における延長された糞便検出開口部
354 層350の外部エッジ
356 400−Bにおける***物吸収体に接触する層350の部分
358 層250に接触する層350の部分
400 センサ100の保護層(オムツ着用者の皮膚に接触する)
400−A 組み込まれたセンサ100のインナー(皮膚接触)改変オムツライニング
400−B 組み込まれたセンサ100を有するオムツのバルク吸収部分
402 層400の上部面
404 層400の下部面
406 層400の外部面エッジ
410 層400における延長された糞便検出開口部
412 層400が折り畳まれる周辺の直線
414 層400が折り畳まれる直線
416 層300に貼り付けられる被覆400の側縁部分
418 センサ100の浮動ソフトエッジ(層400によって被覆された層350)
450 センサ100の剥離可能な電子接続および保持部分
452 部分450の接続および取り付け層
453 接続/取り付け層452の中心コア
454 層452の上部接着手段
455 センサ100のストリップ可能な上部保護層
456 層452の下部接着層
460 センサ100のモニタ/アラーム保持フラップ
462 フラップ460の最近位端
463 フラップ460のプルタブ部分付近の端部462
463−A フラップ460のプルタブ部分付近の端部462の延長された長さ実施形態
470 センサ100のモニタ/アラーム位置決めロックブロック
470−A センサ100の代替のモニタ/アラーム位置決めロックフィーチャ
470−B センサ100の代替のモニタ/アラーム位置決めロックブロック
472 位置決めブロック470における切り欠き
474 モニタ500がセンサに保持/接続される上部前面オムツ表面
475 フラップ460を固定するための代替の接着/付着領域
475−A フラップ460を固定するための代替の別の接着領域
500 モニタ/アラームユニット
510 モニタ/アラームユニット500の保護ケース
512 ケース510の前面部分
514 ケース510の背面部分
516 受信部分600の位置を強調するケース510の表面フィーチャ
517 512上の面板オーバーレイ
518 アセンブリ750を強調する面板517上のバルーンまたは他のグラフィックシンボル
520 位置決めブロック470と係合する500の背面上の係合フィーチャ
530 (オムツの前面上の位置に対する)ケース510の上部(エッジ)
532 (オムツの前面上の位置に対する)ケース510の下部(エッジ)
534 (前面または面板側から見た場合)ケース510の左側
536 ケース510の右側
540 ケース510を貫通する音響伝達開口部
600 モニタ500の下部ケースの半分514におけるセンサ−コネクタ受信部
605 モニタユニット500における代替のコネクタ手段の圧力板
606 圧力板605または凹部600の引き込み縁
610 モニタユニット500のスプリングクリップ/プレート
610−A 610の代替の実施形態
612 610の第1の(プレート状のアウトボード)突起物
614 610の第2の(プレート状のアウトボード)突起物
616 610の第3の(プレート状のアウトボード)突起物
617 ありつぎスロットまたは他の保持手段
618 クリップ/プレート610のケース510への取り付け手段
619 クリップ/プレート610の突起物614の滑らかな円形先端
620 モニタユニット500の第1の接触ピン
621 回路基板アセンブリ910の第1の接触ピンソケット
621A 回路基板アセンブリ910の代替の第1の接触ピン圧力ばね
622 モニタユニット500の第2の(中央)接触ピン
623 回路基板アセンブリ910の第2の(中央)接触ピンソケット
623−A 回路基板アセンブリ910の代替の第2の接触ピン圧力ばね
624 モニタユニット500の第3の接触ピン
625 回路基板アセンブリ910の第3の接触ピンソケット
625−A 回路基板アセンブリ910の代替の第3の接触ピン圧力ばね
630 モニタ500の代替のコネクタ実施形態の第1の接触ピン
632 モニタ500の代替のコネクタ実施形態の第2の接触ピン
634 モニタ500の代替のコネクタ実施形態の第3の接触ピン
636 代替のコネクタ具現化物の第1の対向する傾斜突起物
638 代替のコネクタ実施形態の第2の対向する傾斜突起物
700 モニタユニット500のモード変化アセンブリ
702 モード変化アセンブリ700の場所を示すドットまたは他のグラフィックシンボル
705 モード変化スイッチS1のフラッシュボタンのためのホールスルーフロントケース部分512
750 モニタユニット500の可視信号伝達
755 可視信号伝達のためのモニタ500の面表面516における穴
760 穴755の面取りエッジ
800 モニタユニット500の可聴信号アセンブリ
810/BPR モニタユニット500電気音響トランスデューサ(「BPR」とも呼ばれる)
820 トランスデューサ810における音響波伝搬穴
830 ケース510におけるオーバーレイ面板膜517の後方にある浅い陥凹
900 モニタ/アラーム500において利用された電子回路
905 モニタユニット500の電子プリント回路基板
910 モニタユニット500の電子回路基板アセンブリ
950 モニタ500と共に使用するためのオムツシミュレートテストストリップデバイス
960 テストストリップデバイスのタブ(基板)
961 システムテストストリップデバイスの1つの側
962 システムテストストリップデバイスの反対側(961に対して)
964 導電コーティングの第1の領域
965 導電コーティングの第2の領域
966 導電コーティングエレメント964と965との間のギャップ
967 面962上の導電コーティングの領域
968 チップレジスタまたは他の基準値デバイス
971 面961上の表示マーキング
972 面962上の表示マーキング
974 960を貫通するホールまたは開口部
注:図23、図24A、図24B、図24Cおよび図24Dの概略電子ブロック図において、ならびにこれらの図を参照する文字説明においてのみ出現する他の参照符号は、上記に列挙されない。

Claims (47)

  1. ***物吸収体モニタリングシステムと共に用いるセンサーであって、該センサーは、センシング手段と、整流層であって、該センシング手段により検知される前に、該整流層の周りで検知されるべき液体の真っ直ぐな流れを転換させるために配置される、整流層とを含む、センサー。
  2. 前記整流層を介して感知されるべき液体を収集して、かつ案内するように、前記センシング手段と反対の該整流層の側の該整流層に隣接して配置される第1の液体浸透性流れ案内層を含む、請求項1に記載のセンサー。
  3. 前記第1の流れ案内層から前記整流層の周りで、かつ前記センシング手段へ向かって液体を案内するように、該整流層に関して該第1の流れ案内層の反対に配置される、第2の液体浸透性流れ案内層を含む、請求項2に記載のセンサー。
  4. 前記第1および第2の液体浸透性流れ案内層の隣接部分は、前記整流層の外部エッジを越えて伸び、かつ該整流層の周りで、該第2の流れ案内層へ液体を案内するように流動的に伝達する、請求項3に記載のセンサー。
  5. ***物吸収体まで液体を案内するように、前記第1の液体浸透性流れ案内層の一部分は、前記第2の浸透性流れ案内層の外部エッジまで伸びる、請求項4に記載のセンサー。
  6. 前記整流層の周りで、かつ前記センシング手段に向かって液体を案内するように、該センシング手段から最も遠い該整流層の側面に配置されるカバー層と、該センシング手段に最も近い該整流層の側面に配置される液体浸透性流れ案内層とを備える、請求項1に記載のセンサー。
  7. 前記整流層に関して前記センシング手段の反対側に配置される比較的液体非浸透性の層をさらに含む、請求項6に記載のセンサー。
  8. 前記第1の流れ案内層から前記整流層を介して、かつ第2の流れ案内層へと液体を案内するように、該整流層の外側のエッジを介し、かつ該整流層の外側のエッジへ向かう第1の一連の開口部を含む、および請求項3に記載のセンサー。
  9. 前記第1の流れ案内層から、前記整流層を介して、***物吸収体まで液体を案内するように、前記第1の一連の開口部と該整流層の外側のエッジとの間に配置される該整流層を通る第2の一連の開口部を含む、請求項8に記載のセンサー。
  10. 前記センシング手段内に毛細管チャネルを形成するように、該センシング手段および前記第2の流れ案内層に関して前記整流層の反対側に配置される比較的液体非浸透性の層を含む、請求項3に記載のセンサー。
  11. 前記第1および前記第2の液体浸透性流れ案内層の隣接部分は、前記整流層の外側のエッジを越えて伸び、かつ該整流層の周りで、該第2の流れ案内層へと液体を案内するように流動的に伝達し、
    該第1の液体浸透性流れ案内層の一部分は、該第2の液体浸透性流れ案内装の外部エッジを越えて伸びる、請求項10に記載のセンサー。
  12. 前記センシング手段と前記***物吸収体の着用者の肌との間の接触を阻止しつつ、糞便の通路が該センシング手段と接触することを可能にするために十分な大きさおよび形状の前記整流層を通る一連の開口部を含む、請求項1に記載のセンサー。
  13. 前記開口部は、尿の落下または流れによって直接影響を受ける可能性の最もあるセンサー部より後ろに配置される、請求項12に記載のセンサー。
  14. 層の厚さとひとまとめに考えられる場合、前記センシング手段と前記***物吸収体の着用者の肌との間の接触を阻止しつつ、糞便の通路が該センシング手段と接触することを可能にするために十分な大きさおよび形状の前記整流層を通る第3の一連の開口部であって、該3の一連の開口部は、尿の落下または流れによって直接影響を受ける可能性の最もあるセンサー部より後ろに配置され、前記第1の流れ案内層と前記第2の流れ案内層との間、または該第3の一連の開口部を通る前記センシング手段の間に液体伝導が存在する、第3の一連の開口部をさらに含む、請求項4に記載のセンサー。
  15. 前記センサーは、使い捨てオムツの一部分に組み込まれる、請求項14に記載のセンサー。
  16. 前記センサーは、***物吸収体への適用に対して適応され、
    該センサーを該***物吸収体に固定する手段と、
    該***物吸収体の着用者の肌から前記第1の流れ案内層を分離するオプションのカバー層と
    を含む、請求項14に記載のセンサー。
  17. 前記第2の流れ案内層は、乾燥した***物吸収体よりも吸収性が低いが、取り替えられる必要が十分ある程度に湿った***物吸収体よりは吸収性の高い材料から選択される、請求項3に記載のセンサー。
  18. 前記第2の流れ案内層は、前記***物吸収体が取り替えられる必要が十分にある程度に湿るまで前記第1の案内層から前記センシング手段までの液体の案内を遅らせるような大きさおよび材料で構成される、請求項3に記載のセンサー。
  19. ***物吸収体モニタリングシステムと共に用いるセンサーであって、該センサーは、層と、該層の下に配置されるセンシング手段と、該層を通る一連の開口部とを含み、該開口部は、該センシング手段と該***物吸収体の着用者の肌との間の接触を阻止しつつ、糞便の通路が該センシング手段と接触することを可能にするために十分な大きさ、形状、および厚さである、センサー。
  20. 前記開口部の各々は、尿の落下または流れによって直接影響を受ける可能性が最も高いセンサー部の後ろに配置される、請求項19に記載のセンサー。
  21. 前記層は、少量の液体または凝縮物を保持し、かつ該少量の液体または凝縮物が、前記開口部を浸透し、かつ前記センシング手段によって検知されることを防ぐために十分な吸収性を有する、請求項20に記載のセンサー。
  22. 前記吸収性のある層の上、下、または内部に配置される比較的液体非浸透性の層であって、前記開口部は、該吸収性があり、かつ液体非浸透性の層を通って連続する、請求項21に記載のセンサー。
  23. 前記液体非浸透性層は、前記吸収性のある材料が完全に湿ったときでさえ、該吸収性のある層と比較して疎水性である、請求項22に記載のセンサー。
  24. 前記吸収性のある層は、前記開口部から遠くに液体の流れを導く、前記液体非浸透性層によって制約を受ける、請求項22に記載のセンサー。
  25. 前記センシング手段の反対側の前記層に隣接して配置されるカバー層であって、該カバー層は、前記開口部をカバーする通常閉じたスリット/フラップを有し、該スリット/フラップは、尿の通過に耐久性があるが、該開口部への糞便の通過を許可するように、糞便との接触によって取替え可能である、カバー層を含む、請求項19に記載のセンサー。
  26. ***物吸収体/センサーユニットおよびモニター/アラームユニットを有する***物吸収体モニタリングシステムと共に用いるモニター/アラームユニットリテイナーであって、該リテイナーは、
    該モニター/アラームユニットを越えて伸張されるように適応された弾力性があるか、または半弾力性のあるフラップであって、該フラップは、実質的に接着自在であるモニター/アラームユニット接触部を有し、該モニター/アラームユニット接触部は、該***物吸収体または該***物吸収体/センサーユニット上での保持のために十分な接着性を有する第2の部分に少なくとも部分的に囲まれ、それにより、必要な場合に該リテイナーからの該モニター/アラームユニットの準備および清潔な解放を容易にする、フラップと、
    該フラップが、該***物吸収体モニター/アラームユニットを越えて伸張されつつ、該モニター/アラームユニットの運動を妨げ、かつ該ユニットの突き出たタブおよびかかりのない受け取りスロット接続手段との間に配列を維持するように、該***物吸収体/センサーユニットまたは該モニター/アラームユニット上にそれぞれ配置される、配置ブロックおよび相互に形作られた受け取り部分と
    を含む、リテイナー。
  27. モニター/アラームユニットリテイナーをさらに含み、該リテイナーは、
    ***物吸収体モニター上のメイティング部に対応する、内部ロック突き出し、または受け取り部分と、
    モニター/アラームユニットを越えて伸張するように適応される弾力性があるか、または半弾力性のあるフラップであって、該フラップは、前記センサー、または該***物吸収体の遠位端に永久的に取り付けられ、かつ該センサー、該***物吸収体、または該フラップの別の部分に解放可能なように接着されるように適応される近位端部を有する、フラップと
    を含む、請求項15に記載のセンサー。
  28. モニター/アラームユニットリテイナーをさらに含み、該リテイナーは、
    ***物吸収体モニター上のメイティング部に対応し、該***物吸収体へ取り付けるための粘着手段を有する、内部ロック突き出し、または受け取り部分と、
    モニター/アラームユニットを越えて伸張するように適応される弾力性があるか、または半弾力性のあるフラップであって、該フラップは、該突き出し部分または受け取り部分の遠位端からぶらさがっており、かつ該センサー、または該***物吸収体に解放可能なように付着するように適応される近位端部を有する、フラップと
    を含む、請求項16に記載のセンサー。
  29. 解放可能な回路電気コネクタであって、該コネクタは、フレキシブルなタブ部分およびタブ受け取り部分とを含み、
    該タブ部分は、弾力性のあるサポート上に配置される2つ以上の導電性部材を有し、
    該タブ受け取り部分は、該導電性部材を有する回路を完成させるように配置される2つ以上の突き出した接触部、該タブを案内および配置する横方向の表面を有し、かつ実質的に波形の断面へ該弾力性のあるサポートを変形させる手段を有し、それにより、該タブ部分の向き、および該接触部に対する圧力を維持して、該導電性部材と接触部との連続的電気的接続を維持する、解放可能な回路電気コネクタ。
  30. 解放可能な回路電気コネクタをさらに含み、該コネクタは、***物吸収体モニターのタブ受け取り部分で受け取られるように適応されたフレキシブルなタブ部分を含み、
    該タブ部分は、弾力性のあるサポート上に配置された前記センシング手段の2つ以上の導電性部材を有する、請求項27に記載のセンサー。
  31. 前記タブ部分は、前記オムツの前面を介して前記内部ロック突き出しまたは受け取り部分の上に配置される、請求項30に記載のセンサー。
  32. 解放可能な回路電気コネクタをさらに含み、該コネクタは、***物吸収体モニターのタブ受け取り部分で受け取られるように適応されるフレキシブルなタブ部分を含み、
    該タブ部分は、弾力性のあるサポート上に配置される前記センシング手段の2つ以上の導電性部材を有する、請求項28に記載のセンサー。
  33. 請求項30のセンサーおよびモニター/アラームユニットを有する***物吸収体モニタリングシステムキットであって、該モニター/アラームユニットは、
    電源と、
    アラーム手段と、
    該モニター/アラームユニットリテイナーの一部分と対応する、内部ロック突き出しまたは受け取り部分と、
    解放可能なセンサーコネクタであって、前記導電性部材と係合するように構成された2つ以上の突き出し接触部、前記タブを案内および配置する横方向の表面を有し、前記弾力性のあるサポートを変形させる手段を有し、それにより、その向きおよび該接触部に対する圧力を維持しつつ、該タブ部分を保持して、該導電性部材と該接触部との連続する電気的接続を確実にする、解放可能なセンサーコネクタと、
    比較的狭く、比較的低いデューティサイクルパルスを利用する電気回路であって、内部に配置されるか、またはモニタリングされるべき該***物吸収体について適切な計測パスを橋渡しする間隔をあけた導体、または半導体の対の間の導電率またはキャパシタンスを計測して、該***物吸収体の取り替えが必要なときに該アラーム手段を作動させる、電気回路と
    を含む、***物吸収体モニタリングシステムキット。
  34. 請求項32のセンサーおよびモニター/アラームユニットを有する***物吸収体モニタリングシステムキットであって、該モニター/アラームユニットは、
    電源と、
    アラーム手段と、
    該モニター/アラームユニットリテイナーの一部分と対応する、内部ロック突き出しまたは受け取り部分と、
    解放可能なセンサーコネクタであって、前記導電性部材と係合するように配置された2つ以上の突き出し接触部、前記タブを案内および配置する横方向の表面を有し、前記弾力性のあるサポートを変形させる手段を有し、それにより、その向きおよび該接触部に対する圧力を維持しつつ、該タブ部分を保持して、該導電性部材と該接触部との連続する電気的接続を確実にする、解放可能なセンサーコネクタと、
    比較的狭く、比較的低いデューティサイクルパルスを利用する電気回路であって、内部に配置されるか、またはモニタリングされるべき該***物吸収体について適切な計測パスを橋渡しする間隔をあけた導体、または半導体の対の間の導電率またはキャパシタンスを計測して、該***物吸収体の取り替えが必要なときに該アラーム手段を作動させる、電気回路と
    を含む、***物吸収体モニタリングシステムキット。
  35. ***物吸収体モニタリングシステムと共に用いるモニター/アラームユニットであって、該モニターは、
    電源と、
    アラーム手段と、
    解放可能なセンサーコネクタと、
    間の導電率またはキャパシタンスを計測し、かつ該***物吸収体の取り替えが必要なときに該アラーム手段を作動させるように、直接駆動され、比較的狭く、比較的低いデューティサイクルパルスを利用する電気回路であって、該パルスは、内部に配置されるか、またはモニタリングされるべき該***物吸収体について適切な計測パスを橋渡しする間隔をあけた導体、または半導体の対の間に直接印加される、電気回路と
    を含む、モニター/アラームユニット。
  36. 前記センサーは、センシングパルスの間の時間、実質的に印加された任意の電圧に対して前記モニター回路によって支配されないことにより、感知されるべき材料中の帯電したイオンは、そのようなパルス間のもともとのランダムな分散まで戻る傾向があり得、該センシングパルスは、その幅よりも実質的に短い比較的高速の立ち上がり/立下り時間を有する、請求項35に記載のセンサー。
  37. 起動された場合の前記アラーム手段の繰り返しの開始は、前記センシングパルスと比較的同期しているか、またはそれぞれの繰り返し速度が導かれる共通のマスタークロック周波数を介して、センシング信号繰り返し速度に関連する、請求項35に記載のセンサー。
  38. センサーの接続導体に印加される前記センシングパルスは、電源の一側面と共通して接続されることにより、回路電源の完全な切断が、該センサーの接続導体または半導体の1つに対して単一の付加的な接触によって達成され得る、請求項35に記載のセンサー。
  39. 前記電源、前記アラーム手段、前記電気回路、前記解放可能なセンサーコネクタを封止する防水ケースであって、該防水ケースは、該ケースの一部分として製造され、該ケースは、該アラーム手段および制御手段とアクセスする制御表面を有し、該アクセスは、薄く、少なくとも部分的にフレキシブルな膜によってシーリングされる、防水ケースと、
    該制御表面の貫通した開口部に配置される電気光学ソースを含む、視覚的なアラーム手段であって、該貫通した開口部は、比較的薄く、実質的に光学的に浸透性のカバーリングによってシーリングされる、視覚的なアラーム手段と、
    該ケースに浅い凹部を含む聴覚的アラーム手段であって、該アラーム手段は、聴覚的に透過性であり、比較的薄くフレキシブルな膜の後ろに配置され、該凹部は、音透過性であり、構造的に支えとなり、比較的硬い、穴の開いた底を有し、該凹部は、該膜が、該ケース内に配置された電気音響トランスデューサーの最も外側の振動部材から、音響圧力波に応答して自由に振動することを可能にするが、ここで、該底は、その弾力性のある制限内部に対する該膜の最大たわみを制限し、それにより、意図された動作中に該トランデューサーからの音伝播を過度に減衰することなく、機械的な損傷から該膜を保護する、聴覚的アラーム手段と、
    該ケースの表面を介して配置される制御手段であって、該制御手段は、該制御手段の作動に応答して、該システムの動作に対して選択されたアラームまたは指示機能を変更し、かつ指示し、ここで、該指示は、該視覚的または聴覚的アラームを起動してそれぞれの信号を放射する手段によってなされ、該制御手段は、該解放可能なセンサー手段を介した***物吸収体センサーの適切な接続時にのみ、そのような指示を提供する、請求項35に記載のセンサー。
  40. ***物吸収体に解放可能なように取り付け可能な、センシング手段および電気モニター/アラームユニットを含む***物吸収体モニタリングシステムであって、該モニター/アラームユニットは、
    電源、アラーム手段、電気***物吸収体モニタリング手段を備え、該モニタリング手段は、該***物吸収体が取り替えを要求する際に該アラーム手段を作動させ、該アラーム手段は、アラーム指示のために聴覚的および視覚的/静かな指示モードの両方を含み、
    作動時に、該聴覚的から該視覚的/静かなモードへ、またはその逆に、該モニター/アラームユニットによって利用される該指示モードを変化させ、かつ実質的に作動と同時に、該モニターユニットに、聴覚的または視覚的/静かなそれぞれのアラーム指示のどちらかを生成させ、該指示は、それにより、選択されるモードを説明し、かつ該変更を検証する、単一の制御手段と
    を含む、***物吸収体モニタリングシステム。
  41. 前記モニター/アラームユニットは、取り付け制御可能なスイッチ手段をさらに含み、ここで、該モニター/アラームユニットのそのオン/オフ動作および前記電源のスイッチングは、前記モニタリング手段に該モニター/アラームユニットをメイティングまたは取り付けることによって制御される、請求項40に記載の***物吸収体モニタリングシステム。
  42. 前記それぞれのアラーム指示は、前記センサーへの前記モニターの適切に動作する接続を実証するか、または検証する、請求項40に記載の***物吸収体モニタリングシステム。
  43. ケース、包み、または電子デバイスのパネルに対して、流体シーリングされたか、または汚染抵抗性のなる聴覚信号伝播手段であって、該手段は、
    聴覚的に透過性があり、比較的薄いフレキシブルなシーリング膜の後ろに配置される該ケース、包み、またはパネルの狭い凹部であって、該凹部は、音透過性であり、構造的に支えとなり、比較的硬い、穴の開いた底を有し、該凹部は、該膜が、該デバイス内に配置された電気音響トランスデューサーの最も外側の振動部材へ、または該振動部材からのどちらかに移動する音響圧力波に応答して自由に振動することを可能にするが、ここで、該底は、その弾力性のある制限内部に対する該膜の最大たわみを制限し、それにより、意図された動作中に該トランデューサーへ、または該トランデューサーからの音伝播を過度に減衰することなく、機械的な損傷から該膜を保護する、狭い凹部
    を含む、手段。
  44. ケース、包み、または電子デバイスのパネルに対して、流体シーリングされたか、または汚染抵抗性のある聴覚信号伝播手段であって、該手段は、
    シーリング膜の聴覚的に透過性で、かつ比較的薄いフレキシブルな部分の後ろに配置される該ケース、包み、またはパネルの音透過性で、かつ構造的に支えとなる開口部であって、該膜の該開口部または対応する低減された厚み部分は、該膜が、該デバイス内に配置された電気音響トランスデューサーの最も外側の振動部材へ、または該振動部材からのどちらかに移動する音響圧力波に応答して自由に振動することを可能にするが、ここで、該開口部は、その弾力性のある制限内部に対する該膜の最大たわみを制限し、それにより、意図された動作中に該トランデューサーへ、または該トランデューサーからの音伝播を過度に減衰することなく、機械的な損傷から該膜を保護する、開口部
    を含む、手段。
  45. 電子デバイスのケース、包み、パネル等に対して、流体シーリングされたか、または高視角/アクセプタンス角の汚染抵抗性聴覚的信号伝播手段であって、該手段は、
    比較的狭いビーム出口/入口角度を有する、電気光学ソース/検出器であって、該電気光学ソース/検出器は、該ケース、包み、またはパネルの貫通した開口部の内部または後ろに配置され、ここで、該ソースまたは検出器からの/への該ビーム出口/入口角度は、実質的に該開口部内部が汚染されている、電気光学ソース/検出器
    を含み、
    該貫通した開口部は、比較的薄く、実質的に光学的透過性であり、比較的永久的なカバーリングによってシーリングされており、
    該貫通した開口部は、比較的薄く、実質的に光学的透過性である材料の除去可能なカバー層またはフラップによってさらにカバーされており、ここで該除去可能カバー層は、該ソース/検出器へ、または該ソース/検出器からの該光学的信号の比較的制限されていない通過を可能にしつつ、該ケース、包み、またはパネルを機械的に保護し、かつ定位置に保持することを助けるように作用し、該カバー層または該永久的なカバーリングの存在および光学的特性は、該ケース、包み、またはパネルについての有用な視角/アクセプタンス角が、該ビーム出口/入口の角度よりも実質的に広くなるようにさせる、手段。
  46. ***物吸収体モニタリングシステムと共に用いるテストデバイスであって、該システムは、センサーと、該センサーと解放可能に接続可能な電気モニター/アラームユニットを含み、該モニター/アラームユニットは、電源と、アラーム手段と、解放可能センサーコネクタと、電気手段とを含み、内部に配置されるか、またはモニタリングされるべき該***物吸収体について適切な計測パスを橋渡しする間隔をあけた導体、または半導体の対の間の導電率またはキャパシタンスを計測し、該電気手段は、該***物吸収体の取り替えが必要なときに該アラーム手段を作動させ、該テストデバイスは、
    サポートと、
    該サポート上に配置される2つ以上の導電性接触部であって、該接触部は、該サポートと該センサーコネクタを係合する手段によって該モニター/アラームユニットの該電気手段に解放可能に接続される、導電性接触部と、
    該サポート上に配置され、かつ該接触部と通信する回路であって、該モニター/アラームユニットと係合する際の該相対的な物理的向きは、該テストデバイスが該電気手段に対して示す導電率またはキャパシタンスを実質的に決定し、該テストデバイスは、それにより、比較的汚染されていないか、または汚染されている***物吸収体のどちらかそれぞれをシミュレートする、回路と
    を含む、テストデバイス。
  47. 前記サポート上に配置され、かつ前記接触部と通信する回路をさらに含み、該回路は、テストデバイスが係合のためにどの向きに選択されたかに関わらず、該テストデバイスの前記センサーのコネクタとの係合時に、前記モニター/アラームユニット内部で前記電源と接続する、請求項46に記載のテストデバイス。
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