JP2004529243A - 水溶性又は水分散性小袋のキット - Google Patents

水溶性又は水分散性小袋のキット Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも第1及び第2の組成物を含有する少なくとも第1及び第2の水溶性又は水分散性小袋を含むキットに関し、各組成物は少なくとも1つの異なる成分を含む。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物、好ましくは食器洗い組成物を含有する少なくとも第1及び第2の水溶性又は水分散性小袋を含むキットに関する。前記第1及び第2の小袋又はその中に含まれる組成物は、異なる視覚的効果を提供するか、又は少なくとも1つの異なる成分を含む。
【背景技術】
【0002】
水溶性又は水分散性小袋は、従来技術で既知である。このような小袋は、1980年代以降、洗濯用洗剤を包装する方法として記載されてきた。このような小袋は、使用者が化学薬品、特に危険な又は刺激性の化学薬品を直接取り扱うことを必要とせず、洗剤製品を取り扱うことを可能にする簡便な方法を提供すると一般に理解されている。
【0003】
EP879874には、手洗い用食器洗い組成物を含む、硬質表面洗浄組成物を含む小袋が記載されている。このような小袋は、洗濯用洗剤産業に提供される小袋と同様の利益、即ち、取り扱いの簡便性及び容易さを提供することが記載されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、消費者は上記の簡便性の理由から小袋を歓迎するが、選択できるとすれば、仕事の性質若しくは重要度、使用者の性格若しくは気分に応じて、使用する製品を変えることができる方を好む、ということを本出願人らは見出した。従って、本発明は、少なくとも2つの小袋を含む食器洗い小袋のキットを提供するが、各小袋は異なる視覚的効果を提供するか、又は異なる組成物を含む。前記組成物は、以下に詳述する香料、染料、又は活性成分が異なってもよい。
【0005】
本発明のキットは、他の硬質表面洗浄、又は洗濯用途に同様に適用されてもよいことがさらに認識される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に従い、少なくとも第1及び第2の組成物を含有する、少なくとも第1及び第2の水溶性又は水分散性小袋を含むキットが提供され、各小袋又はその中に含まれる組成物は、異なる視覚的効果を提供するか、又は少なくとも1つの異なる成分を含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明のキットは、少なくとも2つの小袋を含み、前記小袋は組成物を含む。該キットは、少なくとも第1の種類の組成物を含む第1の種類の小袋と、第2の種類の組成物を含む第2の種類の小袋とを含む。好ましい実施形態では、該キットは、第1及び第2の種類の小袋及び組成物、並びに第3の種類の小袋及び組成物、任意選択的に第4の種類の小袋及び組成物、並びに、任意選択的にさらにその他の種類の小袋及び組成物を含む。各小袋又はその中に含まれる組成物は、異なる視覚的効果を提供するか、又は少なくとも1つの異なる成分を含む。「視覚的効果」という用語は、小袋又は組成物の視覚的外観がヒトの目で気づくことができることを意味する。「少なくとも1つの異なる成分を含む小袋又は組成物」とは、小袋内に含有される小袋組成物が、実質的に同一であってもよいが、第2の小袋又は組成物中に存在しない、第1の小袋又は組成物中の少なくとも1つの成分の存在によって異なる、又はその逆であることを本明細書では意味する。本発明の好ましい態様では、第1及び第2の小袋又は組成物、並びに任意選択的に、第3、第4、及びさらにその他の小袋又は組成物は、それぞれ、他の小袋又は組成物のそれぞれに存在しない少なくとも1つの成分を含む。さらに好ましくは、小袋は全て同一であり、組成物は異なる視覚的効果、又は化学的に異なる組成物を提供する。
【0008】
視覚的効果の差は、例えば、小袋の形状、寸法、質感を変えることにより達成されてもよい。あるいは、視覚的効果の差は、色、透明度、組成物の形態を変えることにより達成されてもよい。組成物は、組成物中の着色剤の存在に応じて、いかなる好ましい色に染色されてもよい。組成物は、配合に応じて多かれ少なかれ透明であってもよく、例えば、組成物は不透明であっても、透明であっても、又はその間のいかなる程度の透明度であってもよい。組成物は、固体、液体、ゲル、ペーストの形態、又はこれらの混合物であってもよい。例えば、組成物は液体であってもよく、懸濁された固体粒子を含んでもよい。前記懸濁された固体粒子は、必要に応じて、いかなる大きさ、形状、又は色であってよい。一実施形態では、組成物は全て、液体マトリックス中に懸濁された固体を含み、組成物は、懸濁された固体の色又は寸法が異なる。あるいは、一組成物は、均一で実質的に透明な液体の形態であり、もう一方は、実質的に不透明なエマルションの形態であってもよい。
【0009】
該キットは、好ましくは、洗剤製品の一ヶ月分の供給を提供する、第1の種類及び第2の種類の十分な小袋を含む。さらに好ましくは、該キットは、少なくとも7〜15の小袋を含み、さらに好ましくは、少なくとも第1の組成物を含む第1の小袋と、第2の組成物を含む第2の小袋との混合物を含む。さらに好ましくは、該キットは、第1、第2、第3及び第4の小袋及び組成物を含む。
【0010】
(小袋)
本明細書で「小袋」と呼ばれる本発明の小袋は、典型的には、組成物を含む体積空間を閉じ込める、本明細書に記載の水溶性又は水分散性フィルムで作製される閉鎖構造である。前記組成物は、本明細書中により詳しく記載される。小袋は組成物を保持するのに好適な、例えば、小袋が水と接触する前に小袋から組成物が放出されることのない、いかなる形態、形状及び材料とすることもできる。正確な実行は、例えば、小袋内の組成物の種類及び量、小袋内の区画の数、組成物を保持、保護、及び送達又は放出するのに小袋に必要とされる特質に依存する。
【0011】
小袋は、必要とされる操作、例えば、1度の洗浄に好適な一回用量の本明細書の組成物、又は例えば、洗浄するものの汚れの大きさ及び/又は程度に応じて使用する量を変えられる、より大きな融通性を消費者に与える部分用量を、簡便に含有するような大きさであってよい。
【0012】
水溶性又は水分散性フィルム、及び好ましくは小袋全体を、結果として得られる小袋が少なくとも一部延伸されるように、小袋の形成中及び/又は閉鎖時に延伸することが好ましい可能性がある。これによって小袋の体積空間を閉じ込めるのに必要なフィルムの量が減るはずである。フィルムを延伸すると、フィルムの厚さが減少する。延伸の程度は、フィルムの厚さの減少によってフィルムの延伸の量を示す。例えば、フィルムを延伸することによって、フィルムの厚さを正確に半分にすれば、その時、延伸されたフィルムの延伸度は100%である。また、延伸されたフィルムのフィルム厚が正確に未延伸フィルムの4分の1になるようにフィルムを延伸すれば、その時、延伸度はちょうど200%である。通常及び好ましくは、厚さ、従って延伸度は、形成及び閉鎖方法により、小袋全体にわたって不均一である。例えば、水溶性又は水分散性フィルムが金型中に配置され、開放区画が真空成形によって形成され(そして次に組成物の成分で充填され、次に閉鎖され)る際、金型の底部にあるフィルムの部分は閉鎖点から最も離れて除去され、上部におけるよりも一層延伸される。好ましくは、開口部から最も離れたフィルム、例えば金型の底部のフィルムは、より一層延伸されて、開口部に最も近いフィルム、例えば型の上部よりも薄くなる。
【0013】
小袋を延伸する別の利点は、小袋の形状を形成する及び/又は小袋を閉鎖する時、延伸動作が小袋を不均一に延伸し、結果として不均一な厚さを有する小袋を生じることである。これによって、本明細書の水溶性の小袋の溶解を制御することができ、例えば、小袋に封入された洗剤組成物の構成成分を順番に水に放出することができる。
【0014】
延伸されたフィルムで形成される小袋の厚さのばらつきが、10〜1000%、好ましくは20%〜600%、又はさらに40%〜500%、又はさらに60%〜400%であるように、この小袋を延伸させることが好ましい。これはいかなる方法でも、例えば、適切なマイクロメータを使用して測定できる。好ましくは小袋は延伸された水溶性フィルムから作製され、前記フィルムは、40%〜500%、好ましくは40%〜200%の延伸度を有する。
【0015】
小袋は、水溶性又は水分散性フィルムから作製される。小袋全体が、水分散性材料又はより好ましくは水溶性材料を含むことが好ましい。好ましい水溶性フィルムはポリマー材料、好ましくはフィルム又はシートに形成されるポリマー類である。フィルムの形態の材料は、当業界において既知の、例えば、ポリマー材料のキャスト法、吹き込み成型、押し出し又は吹き込み押し出しによって得られる。
【0016】
本明細書の好ましい水分散性材料は、最大孔径が50ミクロンであるガラスフィルターを使用した本明細書で以下に示す方法によって測定された時、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又はさらに少なくとも95%の水分散度を有する。
【0017】
さらに好ましくは、材料は水溶性であり、最大孔径が50ミクロンであるガラスフィルターを使用する本明細書で以下に示す方法、即ち区画及び/又は小袋の材料の水溶性又は水分散性を求める重力測定法によって測定される場合、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又はさらに少なくとも95%の水溶解度を有する。
【0018】
材料50グラム±0.1グラムを400mlビーカーに加え、その重量を測定し、蒸留水245ml±1mlを加える。これを、600rpmに設定された磁気攪拌器で、30分間激しく攪拌する。その後、混合物は上記で定義した孔径(最大50ミクロン)の組み立て式定性焼き付けガラスフィルターで濾過される。回収したろ液から従来のいずれかの方法によって水を乾燥させ、残ったポリマーの重量を測定する(それが溶解あるいは分散画分である)。その後、溶解度%あるいは分散度%が計算できる。
【0019】
好ましいポリマー類、コポリマー類又はそれらの誘導体はポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド類、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル類、セルロースエステル類、セルロースアミド類、ポリビニルアセテート類、ポリカルボン酸類及び塩類、ポリアミノ酸類若しくはペプチド類、ポリアミド類、ポリアクリルアミド、マレイン酸類/アクリル酸類のコポリマー類、デンプン及びゼラチンを含む多糖類、キサンタム(xanthum)及びカラガム(carragum)などの天然ゴム類から選択される。さらに好ましいポリマーはポリアクリレート類及び水溶性アクリレートコポリマー類、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート類から選択され、最も好ましくはポリビニルアルコール類、ポリビニルアルコールコポリマー類、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。好ましくは、フィルム材料における、ある種類のポリマー(例えば、市販の混合物)の濃度は、例えばPVAポリマーではフィルムの少なくとも60重量%である。
ポリマーはいかなる重量平均分子量、好ましくは約1000〜1,000,000、さらに10,000〜300,000、さらに15,000〜200,000、さらに20,000〜150,000を有することができる。
【0020】
ポリマーの混合物も用いることができる。これは、区画又は小袋の適用及び要求されるニーズに依存して、区画又は小袋の機械的及び/又は溶解特性の制御において特に有益であることができる。例えば、ポリマーの混合物が区画材料中に存在することが好ましく、それによって1つのポリマー材料がその他のポリマー材料より、より高い水溶解度を有し、及び/又は1つのポリマー材料がその他のポリマー材料より、より高い機械的強度を有する。異なった重量平均分子量を有する、例えば、10,000〜40,000、好ましくはおよそ20,000の重量平均分子量のPVA又はそれらのコポリマーと、約100,000〜300,000、好ましくはおよそ150,000の重量平均分子量のPVA又はそれらのコポリマーの混合物を使用するのが好ましい。
【0021】
また、物質が水分散性又は水溶性でなければならない場合、例えば、加水分解により分解可能な水溶性のポリマーブレンドを含むポリマーブレンド組成物、例えば、典型的には1〜35重量%のポリラクチドとおよそ65〜99重量%のポリビニルアルコールとを含む、ポリラクチドとポリビニルアルコールとの混合によって達成される、ポリラクチド及びポリビニルアルコールのポリマーブレンドなども有用である。
【0022】
フィルムに存在するポリマーは、材料の溶解度を改善するために60%〜98%、好ましくは80%〜90%加水分解されていることが好ましいかもしれない。
最も好ましいのは、上述のような水溶性及び延伸可能なフィルムである。非常に好ましい水溶性フィルムは、PVAポリマーを含み、米国、インディアナ州ゲイリーのクリス−クラフト・インダストリアル・プロダクツ(Chris-Craft Industrial Products)より販売されている登録商標M8630として既知のフィルムと同様の特性を有するフィルムである。
【0023】
本明細書の水溶性フィルムは、ポリマー又はポリマー材料以外の他の添加物成分を含んでもよい。例えば、可塑剤、例えば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール及びそれらの混合物、付加的な水、分解補助剤を加えることが有益であるかもしれない。小袋又は水溶性フィルム自体が、洗浄水に送達される洗剤添加物を含むことが有用な可能性がある。
【0024】
小袋は、本明細書の組成物を一部閉じ込めて一部形成された小袋が得られるように、前記組成物を水溶性フィルムに接触させる手順と、任意選択的に、前記一部形成された小袋を第2の水溶性フィルムと接触させる手順と、次いで、小袋を得るために前記一部形成された小袋を密封する手順を含む方法によって作製される。
【0025】
好ましくは、小袋は金型を使用して作製され、好ましくは、金型は丸みを帯びた内部側壁及び丸みを帯びた内部底壁を有する。水溶性フィルムが金型の内壁とぴったり重なるように、前記フィルムを金型の中に真空を用いて引き込んでもよい。次いで、本明細書の組成物を金型に注入してもよく、組成物を有する金型の上に第2の水溶性フィルムをかぶせ、次いで小袋を密閉してもよく、好ましくは一部形成された小袋はヒートシールされる。小袋の形成中、好ましくはフィルムは延伸される。
【0026】
本発明の小袋は、1〜50mLの、さらに好ましくは1〜30mLの、さらに好ましくは1〜20mLの、及び最も好ましくは2〜10mLの組成物を含む。
【0027】
(組成物)
本発明の組成物は、ヒドロトロープ、粘度調節剤、ジアミン、界面活性剤、高分子泡安定剤、酵素、ビルダー、酸素漂白剤、漂白剤活性化剤、漂白触媒、香料、溶媒、着色剤、キレート剤、汚れ放出ポリマー、ポリマー分散剤、多糖類、研磨剤、殺菌剤及び他の抗菌剤、防曇剤、緩衝剤、抗カビ剤又はカビ制御剤、防虫剤、加工助剤、泡立ち促進剤、光沢剤、抗腐食助剤、安定化剤、酸化防止剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される成分を含んでもよい。さらに好ましくは、組成物は、香料、染料、及びこれらの混合物からなる群から選択される成分を含む。
【0028】
本明細書で使用するあらゆる部、パーセンテージ、及び比率は、特に指定のない限り、重量%として表す。全ての引用文献は、関連部分において引用され、参考として本明細書に組み込まれる。
【0029】
これらの組成物は、水性であっても非水性であってもよい。組成物が水性である場合、これらは、好ましくは15%未満の水、さらに好ましくは12%未満の水、さらに好ましくは8%未満の水、及び最も好ましくは6%未満の水を含む。
【0030】
組成物は、特定の食器洗い作業用に調製されてもよい。例えば、頑固な食物洗浄用の1回用量洗剤は、好ましくは、溶媒、ビルダー、キレート剤、研磨剤、酵素、陰イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択される成分を含んでもよい。ガラス洗浄用組成物は、好ましくは、ビルダー、キレート剤、溶媒、シーティング非イオン性界面活性剤(sheeting nonionic surfactants)、及びこれらの混合物から選択される成分を含む。使用者に穏やかさの利益を付与する組成物は、好ましくは、プロテアーゼ酵素を含んでもよい。特定の染み、特に、例えば、茶、コーヒー、ワイン、トマトベースの染みなどの強く着色した染みを洗浄するための組成物は、好ましくは、安定化酸素漂白剤、漂白剤活性化剤、触媒、及びこれらの混合物から選択される成分を含む。
【0031】
(香料)
本発明の好ましい態様では、組成物は香料を含む。特に好ましい実施形態では、使用者がそれぞれ異なる種類の小袋で異なる嗅覚経験を得るように、組成物は異なる香料を含む。
特に好ましい実施形態では、組成物はブルーミング香料を含む。ブルーミング香料組成物(blooming perfume composition)とは、ブルーミング香料成分を含む香料組成物である。ブルーミング香料成分は、その沸点(B.P.)及びそのオクタノール/水への分配係数(P)によって特徴付けられ得る。本発明によるB.P.は、通常760mmHgの標準常圧で測定される。多くの香料成分の標準760mmHgでの沸点は、例えば、「香料と風味の化学(アロマ化学)(Perfume and Flavor Chemicals(Aroma Chemicals))」(ステファン・アークタンダー(Steffen Arctander)、著者により出版、1969年)に見られ、参考として本明細書に組み込まれる。
【0032】
香料成分のオクタノール/水の分配係数とは、オクタノール中と水中における香料成分の平衡濃度の比である。本発明の好ましい香料成分の分配係数は、10を底とする対数の形、logPとして表すとより便利である。多くの香料成分のlogP値が報告されており、例えば、ポモナ(Pomona)92データベース(デイライト化学情報システムズ社(Daylight Chemical Information Systems, Inc.(DaylightCIS))(カリフォルニア州アーバイン)から入手できる)では、原文献への引用と共に多くのlogP値を記載している。しかし、logP値は、最も簡便には、同様にデイライト(Daylight)CISから入手できる「CLOGP」プログラムにより計算される。このプログラムは、ポモナ(Pomona)92データベースにおいて利用可能である場合には、logPの実験値も一覧にしている。「logPの計算値」(ClogP値)は、ハンシュ(Hansch)及びレオ(Leo)のフラグメント手法により求められる(参考として本明細書に組み込まれる、A.レオ、「総括医薬品化学(Comprehensive Medicinal Chemistry)」、第4巻、C.ハンシュ(C. Hansch)、P.G.サメンス(P.G.Sammens)、J.B.テイラー(J.B.Taylor)、及びC.A.ラムスデン(C.A.Ramsden)編、295頁、パーガモン出版、1990年を参照)。このフラグメント手法は、各香料成分の化学構造を基にして、原子の数と種類、原子の連結性、及び化学接合を考慮に入れている。ClogP値は、最も信頼でき、物理化学的特性の評価に広く用いられており、好ましくは本発明で有用な香料成分の選択においてlogPの実験値の代わりに用いられる。
【0033】
本発明の1つの好ましい態様では、香料組成物は少なくとも二つの香料成分を含む。第1の香料成分は、250℃以下の沸点及び3.0以下のClogPを有することを特徴とする。より好ましくは、第1の香料成分は、240℃以下、最も好ましくは235℃以下の沸点を有する。より好ましくは、第1の香料成分は、3.0未満、より好ましくは2.5以下のClogP値を有する。第1の香料成分は、組成物の少なくとも7.5重量%、より好ましくは少なくとも8.5重量%、最も好ましくは少なくとも9.5重量%の濃度で存在する。
【0034】
第2の香料成分は、250℃以下の沸点及び3.0以上のClogPを有することを特徴とする。より好ましくは、第2の香料成分は、240℃以下、最も好ましくは235℃以下の沸点を有する。より好ましくは、第2の香料成分は、3.0を超える、さらにより好ましくは3.2を超えるClogP値を有する。第2の香料成分は、香料組成物の少なくとも35重量%、より好ましくは少なくとも37.5重量%、最も好ましくは40重量%を超える濃度で存在する。
【0035】
さらに好ましくは、香料組成物は、第1群の香料成分から選択される複数の成分と、第2群の香料成分から選択される複数の成分とを含んでもよい。上記に加えて、組成物が第1の香料成分及び/又は第2の香料成分から選択される少なくとも一つの香料成分を含むのも好ましく、その成分は、香料組成物の少なくとも7重量%、好ましくは香料組成物の少なくとも8.5重量%、最も好ましくは香料組成物の少なくとも10重量%の量で存在する。
【0036】
第1及び第2の香料成分は、好ましくはエステル類、ケトン類、アルデヒド類、アルコール類、これらの誘導体、及びこれらの混合物から成る群から選択される。第1及び第2の香料成分の好ましい例は、PCT出願番号US00/19078号(出願人案件番号CM2396F)に見ることができる。
【0037】
香料業界において、匂いのない又は匂いの少ない幾つかの補助物質、例えば、溶媒、希釈溶液、展延剤、定着剤が使用される。これらの物質の非限定例は、エチルアルコール、カルビトール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチルフタレート、トリエチルシトレート、ミリスチン酸イソプロピル、及びベンジルベンゾエートである。例えば、特定の固形又は粘稠な香料成分を可溶化又は希釈して、例えば、取り扱い及び/又は配合を改善するために、これらの物質を使用する。これらの物質はブルーミング香料組成物に有用であるが、本発明のブルーミング香料組成物の定義/配合上の限界の計算には数えられない。
【0038】
低い臭気検出閾値を有する、ブルーミング及び遅延ブルーミング香料成分、並びにさらに別の成分を(好ましくは少量で)本発明のブルーミング香料組成物に使用するのが望ましい。臭気物質の臭気検出閾とは、物質の検出が可能な最低の蒸気濃度のことである。臭気検出閾及び臭気検出閾値は、例えば、M.デボス(M.Devos)らの、「標準化ヒト嗅覚閾(Standardized Human Olfactory Thresholds)」(IRL出版、オックスフォード大学出版、1990年)及びF.A.ファツァラリ(F.A.Fazzalari)編、「臭気及び味覚閾値データの編集(Compilation of Odor and Taste Threshold Values Data)」(ASTMデータシリーズDS48A、アメリカ材料試験協会、1978年)で検討されており、前記出版物は共に参考として本明細書に組み込まれる。低い臭気検出閾値を有する非ブルーミング香料成分を少量使用すると、例えば、食器表面などに付着する成分及び/又は被膜を作る成分などに通常関連する潜在的な不快臭を発することなく、香料の匂いの性質を高めることができる。本発明に有用な低い臭気検出閾値を有する香料成分の例には、クマリン、バニリン、エチルバニリン、メチルジヒドロイソジャスモネート、3−ヘキセニルサリチレート、イソオイゲノール、リラール、γ−ウンデカラクトン、γ−ドデカラクトン、メチルβナフチルケトン及びこれらの混合物が含まれるが、これらに限定されない。これらの物質は、好ましくはブルーミング成分及び任意選択的に遅延ブルーミング成分に加えて、通常、本発明のブルーミング香料組成物の5重量%未満、好ましくは3重量%未満、さらに好ましくは2重量%未満の低い濃度にて存在する。
【0039】
本明細書の洗浄組成物への使用に好適な香料は、既知の香水成分から配合することができるが、環境との適合性を向上させるために、本明細書に使用する香料組成物は、好ましくはハロゲン化芳香物質及びニトロムスクを実質的に含まない。
【0040】
あるいは、本発明の香料成分又はその一部を錯化剤と錯化させてもよい。錯化剤には、水性溶液中で香料原料を封入又は結合させるいかなる化合物を含んでもよい。結合は、一つ以上の強い可逆性の化学接合、可逆性の弱い化学接合、弱い又は強い物理的吸収又は吸着から生じ得、例えば、封入、部分封入、又は結合の形態であってもよい。形成された錯体は、1:1、1:2、2:1の錯化剤:香料比であることができ、又はより複雑な組み合わせであることもできる。コーティング(例えば、デンプンコーティング)又はコアセルベーションによる物理的な封入を介して香料を結合することも可能である。制御された香料放出のための効果的な錯化の鍵となるのは、皿や硬質表面を洗うための製品を使用することによって行われる効果的な脱錯化機構である。好適な脱錯化機構には、水中への希釈、温度の上昇又は低下、イオン強度の増大又は減少を含み得る。例えば、酵素、漂白剤若しくはアルカリ性との反応によって、又は界面活性剤若しくは溶媒による可溶化によってコーティングされた香料を、化学的若しくは物理的に分解することも可能である。好ましい錯化剤としては、シクロデキストリン、ゼオライト、コアセルベートデンプンコーティング、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0041】
シクロデキストリン分子は、香料成分と錯体を形成する能力のあることが知られており、通常、香料担体として教示されてきた。さらに、シクロデキストリン分子は、アミン類などの窒素系化合物によって生じる悪臭を減少させるのに驚くほど効果的であるようにも見える。
【0042】
従来技術には、高濃度のシクロデキストリン/香料錯体を含有する乾燥剤添加布地柔軟剤シートの使用が教示されており、ここでこの固形シクロデキストリン錯体で処理された布地は、布地が再び湿る場合に香料を放出し、これらシクロデキストリン/香料錯体は、保護されることなく、水性のリンス添加布地柔軟剤組成物に使用できることが教示されている。「保護される」とは、シクロデキストリンが疎水性ワックスコーティングに封入されて、シクロデキストリン/香料錯体が水の存在により分解しないことを意味する。例えば、米国特許第5,578,563号(1996年11月26日発行、トリン(Trinh)ら、この文献は参考として本明細書に組み込まれる)を参照のこと。ゆえに、本発明に使用されるシクロデキストリンは、上述したように「保護されていなくて」もよく、又は従来技術に議論されている疎水性コーティング保護技術によって「保護されて」もよい。米国特許第5,102,564号(ガードリック(Gardlik)ら、1992年4月7日発行)、米国特許第5,234,610号(ガードリックら、1993年8月10日発行)を参照のこと。
【0043】
シクロデキストリン分子の空洞は、実質的に円錐形である。本発明では、シクロデキストリンの円錐形空洞の長さ(高さ)は8Åであり、基底寸法は5Å〜8.5Åであるのが好ましい。ゆえに、本発明のシクロデキストリンの好ましい空洞容積は、65Å3〜210Å3である。
【0044】
好適なシクロデキストリン種は、6〜12個のグルコース単位を含有する非置換シクロデキストリンのような既知のシクロデキストリン、特にα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン及び/又はこれらの誘導体及び/又はこれらの混合物のいずれかを含む。α−シクロデキストリンは6個のグルコース単位から成り、β−シクロデキストリンは7個のグルコース単位から成り、γ−シクロデキストリンはドーナツ形状の環の中に配置された8個のグルコース単位から成る。グルコース単位の特有の連結及び配列は、比容積を持つ中空の内部を有する堅く円錐状の分子構造をシクロデキストリンに付与する。内部空洞の「内張り」は水素原子及びグリコシド架橋する酸素原子によって形成されるため、この表面はかなり疎水性である。空洞の独特の形状及び物理化学的特性は、空洞に適合できる有機分子又は有機分子の一部をシクロデキストリン分子が、吸収すること(それと共に包接錯体を形成すること)を可能にしている。多くの香料分子は、この空洞に適合する。
【0045】
シクロデキストリン分子は好ましくは水溶性である。本明細書で使用される水溶性シクロデキストリンは、標準温度及び圧力において、好ましくは100mlの水に対して少なくとも10g、より好ましくは100mlの水に対して少なくとも25gの溶解度を有する。本明細書での使用に好適な好ましい水溶性シクロデキストリン誘導体種の例は、ヒドロキシプロピルα−シクロデキストリン、メチル化(methylareal)α−シクロデキストリン、メチル化β−シクロデキストリン、ヒドロキシエチルβ−シクロデキストリン、及びヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンである。ヒドロキシアルキルシクロデキストリン誘導体は、好ましくは1〜14、さらに好ましくは1.5〜7の置換度を有し、その際、シクロデキストリンあたりのOR基の総数が、置換度として定義される。メチル化シクロデキストリン誘導体は、通常1〜18、好ましくは3〜16の置換度を有する。既知のメチル化β−シクロデキストリンは、一般にDIMEBとして知られるヘプタキス−2,6−ジ−O−メチル−β−シクロデキストリンであり、その際、各グルコース単位は、14の置換度を有する2個のメチル基を有する。好ましいメチル化β−シクロデキストリンのうちさらに購入しやすいものは、12.6の置換度を有する、無作為にメチル化されたβ−シクロデキストリンである。好ましいシクロデキストリンは、例えば、アメリカン・メイズ−プロダクツ社(American Maize-Products Company)及びワッカー・ケミカルズ(USA)社(Wacker Chemicals (USA), Inc.)から入手可能である。
【0046】
本発明で使用するのに好適なさらなるシクロデキストリン種は、α−シクロデキストリン及びその誘導体、γ−シクロデキストリン及びその誘導体、誘導体化されたβ−シクロデキストリン、並びに/又はこれらの混合物を含む。本発明の使用に好適なシクロデキストリンの他の誘導体は、上記で組み込まれた米国特許第5,578,563号で議論されている。二つ以上の異なる種類のシクロデキストリンを同一の液体洗剤組成物に使用してもよいことに留意すべきである。
【0047】
錯体は、当該技術分野で既知のどのような方法によって形成されてもよい。通常、錯体は、例えば、水及びエタノール混合物、プロピレングリコールなどの好適な溶媒中、芳香物質とシクロデキストリンを結びつけることによって形成される。好適な方法の追加的な例、並びにさらに好ましい処理パラメータ及び条件は、米国特許第5,234,610号(ガードリック(Gardlik)ら、1993年8月10日発行)(この文献は参考として本明細書に組み込まれる)に開示されている。シクロデキストリン及び芳香物質を一緒に混合した後、この混合物を液体洗剤組成物に加える。
【0048】
一般に、シクロデキストリンと混合される芳香物質の一部だけが(全てではない)、シクロデキストリンによって封入され、シクロデキストリン/香料錯体の一部を形成する。残りの芳香物質は、シクロデキストリンと遊離しており、シクロデキストリン/香料混合物が洗剤組成物に加えられる時に遊離の香料分子として洗剤組成物に含まれる。芳香物質と錯化していない遊離のシクロデキストリン分子の一部も存在していてもよい。本発明の別の実施形態において、芳香物質及びシクロデキストリンは、非錯体型で別々に液体洗剤組成物に加えられる。結果として、シクロデキストリン及び芳香物質は、組成物中でお互いの存在に加わり、それぞれの一部が化合して所望の芳香物質/シクロデキストリン錯体を形成する。
【0049】
本発明の使用に好適な芳香物質を以下により詳細に記載する。
【0050】
一般に、香料/シクロデキストリン錯体は、1:1の香料化合物対シクロデキストリンのモル比を有する。しかしながら、そのモル比は、香料化合物の大きさ及びシクロデキストリン化合物の一致性に応じて、より高く又はより低くなり得る。本発明において、芳香物質とシクロデキストリンとのモル比は、好ましくは4:1〜1:4、より好ましくは1.5:1〜1:2、最も好ましくは1:1〜1:1.5である。モル比は、シクロデキストリンの飽和溶液の形成及び錯体を形成する香料の追加によって、容易に決定し得る。一般的に、錯体は容易に沈殿する。そうでない場合は、錯体は、通常、電解質の添加、pHの変化、冷却などによって沈殿し得る。次いで、錯体を分析し、香料とシクロデキストリンとの比を決定することができる。
【0051】
実際の錯体は、シクロデキストリンの空洞の寸法と香料分子の大きさによって決定される。普通の錯体ではシクロデキストリン1分子に対して香料1分子であるけれども、香料分子が大きく、シクロデキストリンに適合できる二つの部分を含有する場合は、1分子の香料と2分子のシクロデキストリンの間で錯体を形成することができる。香料は、普通は大きさが様々に異なる物質の混合物であるので、極めて望ましい錯体はシクロデキストリンの混合物を使用して形成することができる。少なくとも物質の主要部分は、β−及び/又はγ−シクロデキストリンであることが通常望ましい。以上に議論したように、純シクロデキストリンの製造の中間段階からの反応混合物を使用するのが極めて望ましい。
【0052】
(香料の実施例)
以下に好ましい香料組成物としてA〜Hの例を示すが、決してこれらに限定されることを意味しない。
【0053】
【表1】
Figure 2004529243
【0054】
(ヒドロトロープ)
本発明の組成物は、好ましくはヒドロトロープを含む。ヒドロトロープは一般に、特定の微溶性有機化合物の溶解性、好ましくは水溶性を増大する能力のある化合物を意味し、より好ましくは、「ヒドロトロープ」は以下のように定義される(フライベルグ(S.E.Friberg)及びチウ(M.Chiu)著、分散科学技術誌(J.Dispersion Science and Technology)、9(5&6)、443〜457頁、(1988〜1989年)参照):
1.25重量%の特定の化合物及び75重量%の水を含む溶液を調製する。
2.その後、オクタン酸を、特定の化合物の溶液中の重量の1.6倍の割合で前記溶液に加え、溶液は温度20℃とする。溶液を、マリンプロペラのついた攪拌器を用いてソタックス(Sotax)ビーカー内で混合する。プロペラはビーカーの底の約5mm上に位置づけ、攪拌器は200rpmの回転速度に設定する。
3.オクタン酸が完全に溶解される場合、即ち、溶液が相を1つだけ含み、その相が液相である場合、この特定の化合物はヒドロトロープである。
【0055】
好ましいヒドロトロープ(hydrotope)には、アルキルアリールスルホン酸塩又はアルキルアリールスルホン酸が挙げられる。好ましいアルキルアリールスルホン酸塩としては、キシレンスルホン酸ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウム;トルエンスルホン酸ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウム;クメンスルホン酸ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウム;置換型又は非置換型ナフタレンスルホン酸ナトリウム、カリウム、カルシウム及びアンモニウム;並びにこれらの混合物が挙げられる。好ましいアルキルアリールスルホン酸としては、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、置換型又は非置換型ナフタレンスルホン酸及びこれらの混合物が挙げられる。より好ましくは、クメンスルホン酸塩又はp−トルエンスルホン酸塩又はこれらの混合物を使用する。
【0056】
(粘度調節剤)
本発明の組成物は、好ましくは粘度調節剤を含む。好適な粘度調節剤には、低級アルカノール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、エーテル類、アミン類が挙げられ、その他同様のものを本発明で使用してもよい。とりわけ好ましいものはC1〜C4アルカノールである。
【0057】
本明細書で使用するのに好適な粘度調節剤としては、4〜14個の炭素原子、好ましくは6〜12個の炭素原子、より好ましくは8〜10個の炭素原子を有するエーテル及びジエーテルが挙げられる。さらに別の好適な粘度調節剤は、グリコール類又はアルコキシ化グリコール類、アルコキシ化芳香族アルコール類、芳香族アルコール類、脂肪族分枝アルコール類、アルコキシ化脂肪族分枝アルコール類、アルコキシ化直鎖C1〜C5アルコール類、直鎖C1〜C5アルコール類、C8〜C14アルキル及びシクロアルキル炭化水素類及びハロ炭化水素類、C6〜C16グリコールエーテル類及びこれらの混合物である。
【0058】
本明細書で使用できる好適なアルコキシ化アルコールは次の式による。
R−(A)n−R1−OH
式中、RはH、1〜20個の炭素原子、好ましくは2〜15個の炭素原子、より好ましくは2〜10個の炭素原子を有する直鎖状飽和又は不飽和アルキルであり、R1はH又は1〜20個の炭素原子、好ましくは2〜15個の炭素原子、より好ましくは2〜10個の炭素原子を有する直鎖状飽和又は不飽和アルキルであり、Aはアルコキシ基、好ましくはエトキシ、メトキシ、及び/又はプロポキシであり、nは1〜5、好ましくは1〜2である。本明細書で使用するのに好適なアルコキシ化アルコール類は、メトキシオクタデカノール及び/又はエトキシエトキシエタノールである。
【0059】
本明細書に使用できる好適な芳香族アルコール類は、式R−OHによるものであり、式中、Rは1〜20個の炭素原子、好ましくは1〜15個の炭素原子、より好ましくは1〜10個の炭素原子を有するアルキル置換又は非アルキル置換のアリール基である。例えば、本明細書に用いられる好適な芳香族アルコールはベンジルアルコールである。
【0060】
本明細書に使用できる好適な脂肪族分枝アルコール類は、式R−OHによるものであり、式中Rは、1〜20個の炭素原子、好ましくは2〜15個の炭素原子、より好ましくは5〜12個の炭素原子を有する分枝状飽和又は不飽和アルキル基である。本明細書で使用するのに特に好適な脂肪族分枝アルコール類には2−エチルブタノール及び/又は2−メチルブタノールが挙げられる。
【0061】
本明細書に使用できる好適なアルコキシ化脂肪族分枝アルコール類は、式R(A)n−OHによるものであり、式中、Rは1〜20個の炭素原子、好ましくは2〜15個の炭素原子、より好ましくは5〜12個の炭素原子を有する分枝状飽和又は不飽和アルキル基であり、式中、Aはアルコキシ基であり、好ましくはブトキシ、プロポキシ、及び/又はエトキシであり、nは1〜5、好ましくは1〜2の整数である。好適なアルコキシ化脂肪族分枝アルコール類には1−メチルプロポキシエタノール及び/又は2−メチルブトキシエタノールが挙げられる。
【0062】
本明細書に使用できる好適な直鎖C1〜C5アルコール類は、式R−OHによるものであり、式中、Rは1〜5個の炭素原子、好ましくは2〜4個の炭素原子を有する直鎖状飽和又は不飽和アルキル基である。好適な直鎖C1〜C5アルコール類は、メタノール、エタノール、プロパノール、又はこれらの混合物である。
【0063】
他の好適な粘度調節剤には、ブチルジグリコールエーテル(BDGE)、ブチルトリグリコールエーテル、三級−アミルアルコール(ter amilic alcohol)及びグリセロールが挙げられるがこれらに限定されない。本明細書に使用できる特に好ましい粘度調節剤は、ブトキシプロポキシプロパノール、ブチルジグリコールエーテル、ベンジルアルコール、ブトキシプロパノール、プロピレングリコール、グリセロール、エタノール、メタノール、イソプロパノール、及びこれらの混合物である。
【0064】
本明細書の使用に好適な他の粘度調節剤としては、n−ブトキシプロパノール又はn−ブトキシプロポキシプロパノールのようなプロピレングリコール誘導体、水溶性カルビトール(CARBITOL)R粘度調節剤又は水溶性セロソルブ(CELLOSOLVE)R粘度調節剤が挙げられ、水溶性カルビトールR粘度調節剤は2−(2−アルコキシエトキシ)エタノール系の化合物であり、アルコキシ基は、エチル、プロピル又はブチルに由来する。好ましい水溶性カルビトールは、ブチルカルビトールとしても既知の2−(2−ブトキシエトキシ)エタノールである。水溶性セロソルブ(CELLOSOLVE)R粘度調節剤は、2−アルコキシエトキシエタノール系の化合物であり、2−ブトキシエトキシエタノールが好ましい。他の好適な粘度調節剤としては、ベンジルアルコール、並びに2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールのようなジオール類及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書の使用に好ましいいくつかの粘度調節剤は、n−ブトキシプロポキシプロパノ−ル、ブチルカルビトールO(BUTYLCARBITOL O)(登録商標)、及びこれらの混合物である。
【0065】
粘度調節剤は、モノ−、ジ−、及びトリ−エチレングリコールのエーテル誘導体、ブチレングリコールエーテル類、並びにこれらの混合物を含む化合物群から選択することもできる。これらの粘度調節剤の分子量は、好ましくは350未満、より好ましくは100〜300、さらにより好ましくは115〜250である。好ましい粘度調節剤の例としては、例えば、モノエチレングリコールn−ヘキシルエーテル、モノプロピレングリコールn−ブチルエーテル、及びトリプロピレングリコールメチルエーテルが挙げられる。エチレングリコール及びプロピレングリコールエーテル類は、ダウケミカル社(Dow Chemical Company)から商品名「ダウアノール(Dowanol)」及びアルコケミカル社(Arco Chemical Company)から商品名「アルコソルブ(Arcosolv)」として市販されている。モノ−及びジ−エチレングリコールn−ヘキシルエーテルを含む他の好ましい粘度調節剤は、ユニオンカーバイド(Union Carbide)社から入手可能である。
【0066】
粘度調節剤が存在する場合、本組成物は、好ましくは組成物の少なくとも約0.01重量%、より好ましくは少なくとも約0.5重量%、さらにより好ましくは少なくとも約1重量%の粘度調節剤を含有する。組成物はまた、好ましくは20%を超えずに、より好ましくは10%を超えずに含有する。
【0067】
これらの粘度調節剤は、例えば、水などの水性の液体担体と組み合わせて使用してもよく、又はいかなる水性の液体担体も存在せずに使用してもよい。粘度調節剤は、温度20℃〜25℃で液体である化合物として広く定義され、界面活性剤とはみなされない。際立った特徴の一つは、粘度調節剤が化合物の広範囲の混合物としてよりむしろ別個のものとして存在する傾向にあることである。本発明の好ましい粘度調節剤の例としては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、2−メチルピロリジノン、ベンジルアルコール、及びモルホリンn−酸化物が挙げられる。これらの粘度調節剤のうち、最も好ましいのはエタノール及びイソプロパノールである。
【0068】
(ジアミン類)
本発明の組成物の、好ましいが別の任意選択である成分は、ジアミンである。手洗い用食器洗い組成物に関連して、本明細書の組成物におけるこのようなジアミンの「使用濃度」は、汚れやシミの種類やひどさだけでなく、洗浄水の温度、洗浄水の容量、及び食器が洗浄水と接触する時間の長さによって変化し得る。
【0069】
洗剤組成物のユーザーの習慣及び実践はばらつきが激しいので、組成物は、好ましくは前記組成物の少なくとも0.1重量%、より好ましくは少なくとも0.2重量%、さらにより好ましくは少なくとも0.25重量%、さらにより一層好ましくは少なくとも0.5重量%のジアミンを含有する。組成物はまた、好ましくは前記組成物の15重量%以下、より好ましくは10重量%以下、さらに一層好ましくは6重量%以下、さらに一層好ましくは5重量%以下、尚さらに一層好ましくは1.5重量%以下のジアミンを含有する。
【0070】
本発明に使用するジアミン類は本質的には不純物を含まないのが好ましい。つまり、「本質的に含まない」とは、ジアミンが95%を超える純度、即ち好ましくは97%、より好ましくは99%、さらにより好ましくは99.5%、不純物を含まないということを意味する。市販で供給されるジアミン類に存在する可能性のある不純物の例としては、2−メチル−1,3−ジアミノブタン及びアルキルヒドロピリミジンが挙げられる。さらに、ジアミン類はその分解及びアンモニア形成を避けるために、酸化反応物を含むべきではないと考えられている。
【0071】
好ましい有機ジアミン類は、pK1及びpK2が8.0〜11.5の範囲、好ましくは8.4〜11の範囲、さらにより好ましくは8.6〜10.75にあるものである。性能及び供給を考慮した好ましい物質は、1,3−ビス(メチルアミン)−シクロヘキサン(pKa=10〜10.5)、1,3プロパンジアミン(pK1=10.5;pK2=8.8)、1,6ヘキサンジアミン(pK1=11;pK2=10)、1,3ペンタンジアミン(Dytek EP)(pK1=10.5;pK2=8.9)、2−メチル1,5ペンタンジアミン(Dytek A)(pK1=11.2;pK2=10.0)である。その他の好ましい物質は、一級ジアミン類で、アルキレンスペーサーがC4〜C8の範囲の一級ジアミン類である。一般に、一級ジアミン類は、二級及び三級ジアミン類より好ましいと考えられている。
【0072】
pK1及びpK2の定義−本明細書で使用する時、「pKa1」及び「pKa2」は、当業者にはまとめて「pKa」として既知の種類の数量であり、pKaは、化学技術の当業者に一般に知られているのと同様に本明細書で使用される。本明細書で参照される値は、スミス(Smith)及びマーテル(Martel)著、「臨界安定性定数:第2巻、アミン類(Critical Stability Constants:Volume 2、Amines)」(プレミアムプレス(Plenum Press)、ニューヨーク及びロンドン、1975年)のような文献から得ることができる。pKaに関する追加的な情報は、ジアミンの供給元であるデュポン(Dupont)により供給される情報など、関連会社の文献から得ることができる。
【0073】
本明細書で実用的な定義として、ジアミン類のpKaは25℃の全水溶液中で、0.1〜0.5Mのイオン強度に関して特定される。pKaは温度及びイオン強度で変化し得る平衡定数であるため、文献に報告される値は、測定方法及び条件によって時々一致しない。あいまいさを除去するために、本発明のpKaに使用する関連条件及び/又は参考は、本明細書で定義される又は「臨界安定定数:第2巻、アミン類」に定義される。1つの典型的な測定方法は、酸と水酸化ナトリウムの電位差滴定であり、1990年、ニューヨーク、マグローヒル(McGraw Hill, NY)から出版された、シュガー(Shugar)及びディーン(Dean)による「化学者の簡便参照辞典(The Chemist's Ready Reference Handbook)」に記載及び参照されている好適な方法によるpKaの測定である。
【0074】
pK1及びpK2を8.0より下げる置換基及び構造的修飾は望ましくなく、性能を損失する原因となることがわかっている。これはエトキシ化ジアミン類、ヒドロキシエチル置換ジアミン類、スペーサー基の窒素に対してベータ(及びガンマ以外)位の酸素を持つジアミン類(例えば、ジェファミン(Jeffamine)EDR148)を導く置換基を含み得る。加えて、エチレンジアミンをベースとした物質は好適ではない。
【0075】
本明細書に有用なジアミン類は、次の構造によって定義され得る。
【0076】
【化1】
Figure 2004529243
式中、R25は独立して、H、メチル、−CH3CH2、及びエチレンオキシドから選択され、Cx及びCvは独立して、メチレン基又は分枝アルキル基から選択され、ここでx+yは3〜6であり、Aは任意選択的に存在し、ジアミンのpKaを所望の範囲に調整するために電子供与性部位又は電子求引性部位から選択される。もし、Aが存在するなら、x及びyはいずれも1以上でなければならない。
【0077】
好ましいジアミンの例は、1998年6月2日に提出され、P&G案件番号7167P、出願番号第60/087,693号を有し、「改善された油脂洗浄、発泡、低温安定性及び溶解のための有機ジアミンを含有する、食器洗い洗剤組成物(Dishwashing Detergent Compositions Containing Organic Diamines for Improved Grease Cleaning, Sudsing, Low Temperature Stability and Dissolution)」と題されたフィリップ・カイル・ビンソン(Phillip Kyle Vinson)らの同時係属仮特許出願に見ることができ、この特許は参考として本明細書に組み込まれる。
【0078】
(カルボン酸)
本発明の組成物は、直鎖若しくは環状カルボン酸又はこれらの塩を含んでもよい。これらの酸又は塩が存在し、直鎖状である場合、好ましくは1〜6個の炭素原子を含み、この酸が環状である場合、3個を超える炭素原子を含むのが好ましい。カルボン酸又はその塩の直鎖又は環状炭素含有鎖は、ヒドロキシル、エステル、エーテル、1〜6個、より好ましくは1〜4個の炭素原子を有する脂肪族基、及びこれらの混合物から成る群から選択される置換基で置換されていてもよい。
カルボン酸又はその塩は、好ましくは7未満、より好ましくは1〜3のpKaを有する。カルボン酸及びその塩は、1又は2以上のカルボキシル基を含んでもよい。
【0079】
好適なカルボン酸又はその塩は次の一般式を有するものである。
【0080】
【化2】
Figure 2004529243
及び/又は
【0081】
【化3】
Figure 2004529243
式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7は、1〜3個の炭素原子を有するアルキル鎖、ヒドロキシ基、水素、エステル基、3個以下のカルボン酸基が存在する条件下のカルボン酸基、から成る群から選択される。
【0082】
好ましいカルボン酸は、サリチル酸、マレイン酸、アセチルサリチル酸、3−メチルサリチル酸、4−ヒドロキシイソフタル酸、ジヒドロキシフマル酸、1,2,4ベンゼントリカルボン酸、ペンタン酸、及びこれらの塩、並びにこれらの混合物から成る群から選択される。カルボン酸が塩の形態で存在する場合、塩の陽イオンは、好ましくはアルカリ金属、アルカリ土類金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、又はトリエタノールアミン、及びこれらの混合物から選択される。
カルボン酸又はその塩は、好ましくは0.1%〜5%、より好ましくは0.2%〜1%、最も好ましくは0.25%〜0.5%の濃度で存在する。
【0083】
カルボン酸は、以下に定義される改善されたすすぎ感触を提供するために使用できる。陰イオン性界面活性剤が存在すると、特に組成物の15〜35重量%の範囲で多量に存在すると、ユーザーの手及び食器類にぬめりの感触を与える組成物になる。このぬめりの感触は、本明細書で定義されるカルボン酸を用いる場合に減少し、即ちすすぎ感触のさらりとしたものが得られる。
【0084】
(界面活性剤)
本発明の組成物は、好ましくは界面活性剤を含む。界面活性剤は、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
【0085】
両性界面活性剤が、好ましい追加的な界面活性剤である。本発明に有用な両性界面活性剤は、好ましくはアミンオキシド界面活性剤から選択される。アミンオキシド類は半極性非イオン性界面活性剤であり、それらには10〜18個の炭素原子の一つのアルキル部分及び1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群から選択される二つの部分を含有する水溶性アミンオキシド類;10〜18個の炭素原子の一つのアルキル部分及び1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群から選択される二つの部分を含有する水溶性ホスフィンオキシド類;及び10〜18個の炭素原子の一つのアルキル部分及び1〜3個の炭素原子を含有するアルキル部分及びヒドロキシアルキル部分から成る群から選択される部分を含有する水溶性スルホキシド類が挙げられる。
【0086】
半極性非イオン性洗剤界面活性剤は次の式を有するアミンオキシド界面活性剤を含み、
【0087】
【化4】
Figure 2004529243
式中、R3は、8〜22個の炭素原子を含有するアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルキルフェニル基、又はこれらの混合物であり、R4は、2〜3個の炭素原子を含有するアルキレン基、ヒドキシアルキレン基、又はこれらの混合物であり、xは0〜3であり、各R5は、1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、又は1〜3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基である。R5基は、例えば酸素又は窒素原子を介して互いに付着させ、環状構造を形成できる。
【0088】
これらのアミンオキシド界面活性剤としては、とりわけC10〜C18アルキルジメチルアミンオキシド類及びC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド類が挙げられる。
また、次の式で表される、プロピルアミンオキシド類などのアミンオキシド類が好適であり、
【0089】
【化5】
Figure 2004529243
式中、R1はアルキル、2−ヒドロキシアルキル、3−ヒドロキシアルキル、又は3−アルコシキ−2−ヒドロキシプロピルラジカルであり、その際アルキル及びアルコキシはそれぞれ8〜18個の炭素原子を含有し、R2及びR3はそれぞれメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、又は3−ヒドロキシプロピルであり、nは0〜10である。
【0090】
さらに好適なアミンオキシド半極性界面活性剤の種類は、次の式を有する化合物及び化合物の混合物を含み、
【0091】
【化6】
Figure 2004529243
式中、R1はアルキル、2−ヒドロキシアルキル、3−ヒドロキシアルキル、又は3−アルコキシ−2−ヒドロキシプロピルラジカルであり、その際アルキル及びアルコキシはそれぞれ8〜18個の炭素原子を含有し、R2及びR3はそれぞれメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、又は3−ヒドロキシプロピルであり、nは0〜10である。特に好ましいのは次の式のアミンオキシド類であり、
【0092】
【化7】
Figure 2004529243
式中、R1はC1014アルキルであり、R2及びR3はメチル又はエチルである。長鎖アミンオキシド界面活性剤を使用することは、それが低発泡性であるために、望ましいこともあり、米国特許第4,316,824号(パンチェリ(Pancheri))、第5,075,501号、及び第5,071,594号により完全に記載され、参考として本明細書に組み込まれる。
【0093】
本発明に有用な両性洗剤界面活性剤のその他の好適な非限定的な例としては、アミドプロピルベタイン類並びに脂肪族又は複素環式二級及び三級アミン類の誘導体が挙げられ、脂肪族部分は直鎖又は分枝鎖であることができ、脂肪族置換基の一つは8〜24個の炭素原子を含有し、少なくとも一つの脂肪族置換基は陰イオン性水溶性基を含有する。
【0094】
好適な両性界面活性剤のさらなる例は「界面活性剤及び洗剤(Surface Active Agents and Detergents)」(I及びII巻、シュワルツ(Schwartz)、ペリー(Perry)及びバーチ(Berch))に与えられており、参考として本明細書に組み込まれる。
【0095】
両性界面活性剤が存在する場合、両性界面活性剤は好ましくは有効量で組成物中に存在し、より好ましくは0.1重量%〜20重量%、さらにより好ましくは0.1重量%〜15重量%、さらに一層より好ましくは0.5重量%〜10重量%で存在する。
【0096】
好適な非イオン性洗剤界面活性剤は、ラフリン(Laughlin)らに対して1975年12月30日に発行された米国特許第3,929,678号の13欄14行〜16欄6行に概ね開示されており、参考として本明細書に組み込まれる。
【0097】
1〜25モルのエチレンオキシドと脂肪族アルコール類の縮合生成物。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖状又は分枝状、一級又は二級のいずれであることもでき、一般的には8〜22個の炭素原子を含有する。特に好ましいのは、10〜20の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコール類とアルコールのモルあたり2〜18モルのエチレンオキシドとの縮合生成物である。この型の市販されている非イオン性界面活性剤の例としては、タージトール(Tergitol)(登録商標)15−S−9(9モルのエチレンオキシドとC11〜C15直鎖二級アルコールの縮合生成物)、タージトール(Tergitol)(登録商標)24−L−6NMW(分子量分布の狭い6モルのエチレンオキシドとC12〜C14一級アルコールの縮合生成物)(双方ともユニオンカーバイド社(Union Carbide Corporation)により販売)、ネオドール(Neodol)(登録商標)45−9(9モルのエチレンオキシドとC14〜C15直鎖アルコールの縮合生成物)、ネオドール(登録商標)23−6.5(6.5モルのエチレンオキシドとC12〜C13直鎖アルコールの縮合生成物)、ネオドール(登録商標)45−7(7モルのエチレンオキシドとC14〜C15直鎖アルコールの縮合生成物)、ネオドール(登録商標)45−4(4モルのエチレンオキシドとC14〜C15直鎖アルコールの縮合生成物)(シェルケミカル社(Shell Chemical Company)より販売)及びキロ(Kyro)(登録商標)EOB(9モルのエチレンオキシドとC13〜C15アルコールの縮合生成物(プロクター&ギャンブル社(The Procter & Gamble Company)により販売)が挙げられる。その他の市販されている非イオン系界面活性剤としては、シェルケミカル社(Shell Chemical Co.)より販売されているドバノール(Dobanol)91−8(登録商標)及びヘキスト(Hoechst)より販売されているゲナポール(Genapol)UD−080(登録商標)が挙げられる。この部類の非イオン性界面活性剤は、一般に「アルキルエトキシレート類」と称される。
【0098】
好適なアルキルポリグリコシドは次の式を有する。
2O(Cn2nO)t(グリコシル)x
式中、R2はアルキル、アルキル−フェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、及びこれらの混合物からなる群より選択されるが、アルキル基は10〜18個の炭素原子、好ましくは12〜14個の炭素原子を含有し、nは2又は3、好ましくは2であり、tは0〜10、好ましくは0であり、xは1.3〜10、好ましくは1.3〜3、最も好ましくは1.3〜2.7である。グリコシルは好ましくはグルコースから得られる。これらの化合物を調製するため、アルコール又はアルキルポリエトキシアルコールが最初に形成され、しかる後グルコース又はグルコース源と反応せしめられて、グルコシドを形成する(1位で付着)。次いで追加グリコシル単位は、それらの1位と既存グリコシル単位の2、3、4及び/又は6位、好ましくは主に2位との間で付着させることができる。
【0099】
脂肪酸アミド界面活性剤は、次の式を有し、
【0100】
【化8】
Figure 2004529243
式中、R6は7〜21個(好ましくは9〜17個)の炭素原子を含有するアルキル基であり、各R7は水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、及び−(C24O)xHからなる群から選択され、式中xは1〜3の範囲で変化する。
【0101】
好ましいアミド類はC8〜C20アンモニアアミド類、モノエタノールアミド類、ジエタノールアミド類、及びイソプロパノールアミド類である。
【0102】
非イオン性界面活性剤が存在する場合、非イオン性界面活性剤は好ましくは有効量で組成物中に存在し、より好ましくは0.1重量%〜20重量%、さらにより好ましくは0.1重量%〜15重量%、さらに一層より好ましくは0.5重量%〜10重量%で存在する。
【0103】
本明細書の洗剤組成物は、有効量のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤をも含有していてもよい。「有効量」とは、組成物の配合者が、洗剤組成物の洗浄性能が改善されるように組成物中に組み込まれるポリヒドロキシ脂肪酸アミドの量を選択できることを意味する。一般に従来の濃度では、1重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミドを導入すると、洗浄性能が向上する。
【0104】
ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤が存在する場合、洗剤組成物は、1重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤、好ましくは3重量%〜30重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含んでいてもよい。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤成分は、次の構造式を有する化合物を含み、
【0105】
【化9】
Figure 2004529243
式中、R1はH、C1〜C4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、又はそれらの混合物であり、好ましくはC1〜C4アルキル、より好ましくはC1又はC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(即ち、メチル)であり、R2はC5〜C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C7〜C19アルキル若しくはアルケニル、より好ましくは直鎖C9〜C17アルキル若しくはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜C15アルキル若しくはアルケニル、又はそれらの混合物であり、Zは鎖に少なくとも3個のヒドロキシルが直接連結した直鎖ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、又はそれらのアルコキシ化(好ましくはエトキシ化若しくはプロポキシ化)誘導体である。Zは、好ましくは還元型アミノ化反応における還元糖に由来し、より好ましくはZはグリシチルである。好適な還元糖としては、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース、及びキシロースが挙げられる。上記の個々の糖類と同様に、原材料として、高級ブドウ糖コーンシロップ、高級フルクトースコーンシロップ、及び高級マルトースコーンシロップを利用することができる。これらのコーンシロップによって、Zが糖成分の混合物となってもよい。これはその他の好適な原材料を除外することを決して意図しないことを理解すべきである。Zは、好ましくは−CH2−(CHOH)n−CH2OH、−CH(CH2OH)−(CHOH)n1−CH2OH、−CH2−(CHOH)2(CHOR’)(CHOH)−CH2OH、及びこれらのアルコキシル化誘導体からなる群より選択され、nは3〜5の整数であり、R’はH又は環状若しくは脂肪族単糖類である。最も好ましいものは、nが4であるグリシチルであり、とりわけ好ましくは−CH2−(CHOH)4−CH2OHである。
【0106】
R’は、例えば、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N−イソプロピル、N−ブチル、N−2−ヒドロキシエチル、又はN−2−ヒドロキシプロピルとすることができる。
2−CO−N<は、例えば、ココアミド、ステアルアミド、オレアミド、ラウロアミド、ミリスタミド、カプリカミド、パルミタミド、タローアミドなどとすることができる。
Zは1−デオキシグルシチル、2−デオキシフルクチチル、1−デオキシマルチチル、1−デオキシラクチチル、1−デオキシガラクチチル、1−デオキシマンニチル、1−デオキシマルトトリオチチルなどとすることができる。
【0107】
本明細書の組成物に使用するのに好適な陰イオン性界面活性剤としては、式ROSO3M(式中、Rは、好ましくはC6〜C20直鎖又は分枝ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有するアルキル又はヒドロキシアルキル、より好ましくはC10〜C14アルキル又はヒドロキシアルキルであり、MはH、又はアルカリ金属陽イオン、アンモニウム、若しくは置換アンモニウムなどの陽イオンであるが、好ましくはナトリウムである)の水溶性塩又は酸が挙げられる。
【0108】
本明細書に使用するのに好適な他の陰イオン性界面活性剤は、式RO(A)mSO3Mの水溶性塩又は酸であって、式中、RはC10〜C20アルキル成分を有する非置換直鎖又は分枝C6〜C20アルキル又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくはC12〜C20アルキル又はヒドロキシアルキルであり、より好ましくはC12〜C14アルキル又はヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシ又はプロポキシ単位であり、mは0より大きく、典型的に0.5〜5、より好ましくは0.5〜2であり、MはH、又は、例えば、金属陽イオン、アンモニウム、若しくは置換アンモニウム陽イオンであることができる陽イオンである。アルキルプロポキシ化サルフェート類並びにアルキルエトキシ化サルフェート類が、本明細書において考察される。代表的な界面活性剤は、C10〜C14アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート、C10〜C14ポリエトキシレート(1.0)サルフェート、C10〜C14アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェート、C10〜C14ポリエトキシレート(2.25)サルフェート、C10〜C14アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェート、C10〜C14ポリエトキシレート(3.0)サルフェート、及びC10〜C14アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート、C10〜C18ポリエトキシレート(4.0)サルフェートである。好ましい実施形態において、陰イオン性界面活性剤は、アルコキシ化、好ましくはエトキシ化及び非アルコキシ化サルフェート界面活性剤の混合物である。このような好ましい実施形態において、好ましい平均アルコキシ化度は0.4〜0.8である。
【0109】
本明細書に使用するのに特に好適な他の陰イオン性界面活性剤は、式RSO3Mの水溶性塩又は酸を含むアルキルスルホネート類であって、式中、RはC6〜C20直鎖状又は分枝状、飽和又は不飽和アルキル基、好ましくはC10〜C20アルキル基、より好ましくはC10〜C14アルキル基であり、MはH又は陽イオン、例えば、アルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、アンモニウム、又は置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウム陽イオン、並びにテトラメチル−アンモニウムなどの四級アンモニウム陽イオン、ジメチルピペリジニウム陽イオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物などのアルキルアミン類に由来する四級アンモニウム陽イオンなど)である。
【0110】
本明細書に使用するのに好適なアルキルアリールスルホネート類には、式RSO3Mの水溶性塩又は酸が挙げられ、式中、RはC6〜C20直鎖状又は分枝状、飽和又は不飽和アルキル基、好ましくはC12〜C16アルキル基、さらに好ましくはC10〜C14アルキル基で置換されたアリール、好ましくはベンジルであり、MはH又は陽イオン、例えば、アルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、アンモニウム、又は置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウム陽イオン、並びにテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウム陽イオンのような四級アンモニウム陽イオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物などのアルキルアミン類に由来する四級アンモニウム陽イオンなど)である。
【0111】
さらに好ましい実施形態において、陰イオン性界面活性剤の炭素鎖はアルキル、好ましくはC1〜4アルキル分枝ユニットを含む。陰イオン性界面活性剤の平均分枝百分率は、30%を超える、より好ましくは35%〜80%、最も好ましくは40%〜60%である。このような平均分枝百分率は1つ以上の陰イオン性界面活性剤を組成物に配合することによって達成でき、この全ての界面活性剤は、好ましくは30%を超える分枝度、より好ましくは35%〜80%、最も好ましくは40%〜60%の分枝度である。別の方法としてより好ましくは、組成物は、陰イオン性界面活性剤の組み合わせ全体の平均分枝百分率が30%を超える、より好ましくは35%〜80%、最も好ましくは40%〜60%であるように、分枝陰イオン性界面活性剤及び直鎖陰イオン性界面活性剤の組み合わせを含んでいてもよい。
陰イオン性界面活性剤は、好ましくは総組成物の少なくとも10重量%、より好ましくは15重量%〜40重量%、及び最も好ましくは20重量%〜35重量%の濃度で存在する。
【0112】
洗浄目的のために有用な他の追加的な陰イオン性界面活性剤もまた、本明細書において用いることができる。これらには石鹸の塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、並びにモノ−、ジ−、及びトリエタノールアミン塩などの置換アンモニウム塩)、C8〜C24オレフィンスルホネート類、クエン酸アルカリ土類金属塩の熱分解生成物のスルホン化によって調製されるスルホン化ポリカルボン酸、例えば、英国特許明細書第1,082,179号に記載されているようなもの、C8〜C24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート類(10モルまでのエチレンオキシドを含有する);C1416メチルエステルスルホネート類などのアルキルエステルスルホネート類;アシルグリセロールスルホネート類、脂肪族オレイルグリセロールサルフェート類、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート類、パラフィンスルホネート類、アルキルホスフェート類、スルホベタイン類、アシルイセチオネート類などのイセチオネート類、N−アシルタウレート類、アルキルサクシナメート類及びスルホサクシネート類、スルホサクシネートのモノエステル類(とりわけ飽和及び不飽和C12〜C18モノエステル類)、スルホサクシネートのジエステル類(とりわけ飽和及び不飽和C6〜C14ジエステル類)、アルキルポリグルコシドのサルフェート類などのアルキル多糖類のサルフェート類(以下に記載する非イオン性の非サルフェート化合物)、分枝一級アルキルサルフェート類、式RO(CH2CH2O)kCH2COO−M+(式中、RはC8〜C22アルキルであり、kは0〜10の整数であり、Mは可溶性塩形成陽イオンである)のものなどのアルキルポリエトキシカルボキシレート類が挙げられる。ロジン、水素添加ロジンなどの樹脂酸及び水素添加樹脂酸も好適であり、樹脂酸及び水素添加樹脂酸はトール油中に存在するか又はトール油に由来する。さらなる例は「界面活性剤及び洗剤(Surface Active Agents and Detergents)」(I及びII巻、シュワルツ(Schwartz)、ペリー(Perry)及びバーチ(Berch))に示されている。多種多様なこうした界面活性剤は又、ラフリン(Laughlin)らに対して1975年12月30日に発行された米国特許第3,929,678号の23欄58行〜29欄23行に概ね開示されている(参考として本明細書に組み込まれる)。
【0113】
本明細書で使用するのに特に好適な、他の陰イオン性界面活性剤は、アルキルカルボン酸塩及びアルキルアルコキシカルボン酸塩であって、アルキル鎖に4〜24個の炭素原子、好ましくは8〜18個の炭素原子、より好ましくは8〜16の炭素原子を有し、ここでアルコキシは、プロポキシ及び/又はエトキシであり、好ましくは、アルコキシ化度0.5〜20、好ましくは5〜15のエトキシである。本明細書に使用するのに好ましいアルキルアルコキシカルボン酸塩は、ラウレス11カルボン酸ナトリウム(sodiumlaureth 11 carboxylate)であり(即ち、RO(C24O)10−CH2COONaであり、RはC12〜C14である)、アキポソフト(Akyposoft(登録商標))100NVの名前で、花王化学株式会社(Kao Chemical Gbmh)より市販されている。
【0114】
使用される特定の界面活性剤は、それゆえに想定された特定の最終用途により広範囲に変化し得る。好適な追加的界面活性剤は「高分子泡増強剤を含む液体洗剤組成物(Liquid Detergent Compositions Comprising Polymeric Suds Enhancers)」の名称で、チャンドリカ・カスツリー(Chandrika Kasturi)らの同時係属仮特許出願、P&G案件番号第6938P、出願番号第60/066,344号に詳細に記載されており、上記に組み込まれている。
【0115】
本発明の好ましい態様においては、組成物は、少なくとも30%の界面活性剤、好ましくは、陰イオン性、発泡非イオン性、両性及び双極性界面活性剤から成る群から選択される界面活性剤を含む。
【0116】
(高分子泡安定剤)
本発明の組成物は、任意選択的に高分子泡安定剤を含有してもよい。このような高分子泡安定剤は、液体洗剤組成物のグリースを断ち切る能力を犠牲にすることなく、高められた泡容量及び泡立ち持続時間を提供する。これらの高分子泡安定剤は、i)次の式
【0117】
【化10】
Figure 2004529243
(式中、各Rは独立して、水素、C1〜C8アルキル、及びこれらの混合物であり、R1は水素、C1〜C6アルキル、及びこれらの混合物であり、nは2〜6である)を有する(N,N−ジアルキルアミノ)アルキルアクリレートエステルのホモポリマー、及びii)(i)と
【0118】
【化11】
Figure 2004529243
とのコポリマー(式中、R1は水素、C1〜C6アルキル、及びこれらの混合物である)から選択され、(ii)と(i)との比は2:1〜1:2であることを条件とする。従来のゲルろ過クロマトグラフィーにより決定される高分子泡立ち促進剤の分子量は、1,000〜2,000,000、好ましくは、5,000〜1,000,000、より好ましくは、10,000〜750,000、より好ましくは、20,000〜500,000、さらにより好ましくは、35,000〜200,000である。高分子泡安定剤は任意に塩、又は無機塩若しくは有機塩のどちらかの形態で、例えば(N,N−ジメチルアミノ)アルキルアクリレートエステルのクエン酸塩、サルフェート、又は硝酸塩として、存在できる。
【0119】
好ましい高分子泡安定剤の1つは、(N,N−ジメチルアミノ)アルキルアクリレートエステル類、即ち次式である。
【0120】
【化12】
Figure 2004529243
高分子泡立ち促進剤が組成物に存在する場合、高分子泡立ち促進剤は、0.01重量%〜15重量%、好ましくは0.05重量%〜10重量%、より好ましくは0.1重量%〜5重量%で組成物に存在してもよい。
【0121】
(酵素)
本発明の洗剤組成物は、洗浄性能利益を提供する1つ以上の酵素をさらに含んでもよい。前記酵素には、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、グルコ−アミラーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、キシラナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、又はこれらの混合物から選択される酵素が挙げられる。好ましい組み合わせは、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、及び/又はセルラーゼのような従来の適用可能な酵素の反応混液を有する洗剤組成物である。酵素が組成物に存在する場合、洗剤組成物の0.0001重量%〜5重量%の活性酵素として存在する。次に、好ましいタンパク質分解酵素は、アルカラーゼ(Alcalase)(登録商標)(ノボインダストリ(Novo Industri)A/S)、BPN’、プロテアーゼA及びプロテアーゼB(ジェネンコア(Genencor))、並びにこれらの混合物から成る群から選択される。プロテアーゼBが最も好ましい。好ましいアミラーゼ酵素としては、ターマミル(TERMAMYL)(登録商標)、デュラミル(DURAMYL)(登録商標)、並びにジェネンコア・インターナショナル(Genencor International)のPCT国際公開特許WO94/18314、及びノボ(Novo)のPCT国際公開特許WO94/02597に記載されているアミラーゼ酵素が挙げられる。
【0122】
さらに好適な及び好ましい酵素の非限定的な例は、同時系属出願「改善された油脂洗浄、発泡、低温安定性及び溶解のための有機ジアミンを含有する、食器洗い洗剤組成物」と名づけられたP&G案件番号7167P、出願番号第60/087,693号に開示されており、それは参考として本明細書に組み込まれる。
【0123】
過酸化水素並びにクエン酸及びクエン酸塩などのビルダーはLDL組成物における酵素の安定性を減ずるので、酵素を含有する組成物においてはこれらの化合物の量を減ずるか又は除去するのが望ましい。過酸化水素は、界面活性剤及び界面活性剤ペーストにおいて不純物としてしばしば見られる。このように、アミンオキシド又はアミンオキシドの界面活性剤ペーストにおける過酸化水素の好ましい濃度は0〜40ppm、より好ましくは0〜15ppmである。アミンオキシド及びベタイン類のアミン不純物が存在する場合、そのアミン不純物は過酸化水素に関して上述した濃度まで最低限にするべきである。
【0124】
(マグネシウムイオン)
二価イオンは、本発明によって調製されるLDL組成物から削除されるのが好ましいが、本発明の別の実施形態はマグネシウムイオン類を含んでもよい。
【0125】
二価イオンは、不十分なリンスと同様により遅い溶解、及び低温における不十分な安定特性につながるおそれがあるので、全ての二価イオンをLDL組成物から取り除くのが望ましい。さらに、アルカリpHマトリックスにおけるそのような二価イオン含有組成物を配合することは、二価イオン、とりわけマグネシウムと水酸化イオンの不適合性のため、難しい可能性がある。
【0126】
それにもかかわらず、マグネシウムイオンの存在はいくつかの利益を与える。特に、そのような二価イオンを含むことによって、多様なLDL組成物、特にアルキルエトキシカルボキシレート及び/又はポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有する組成物の脂質汚れの洗浄性が改善される。これは、組成物が二価イオンをほとんど含有しない軟水に使用される時、とりわけ当てはまる。
【0127】
しかし本発明において、これらの利点は二価イオンを含まなくても得ることができる。特に、上述の特定の比率で両性及び陰イオン性界面活性剤と組み合わせて有機ジアミン類を含ませることによって二価イオンが無くても、グリース洗浄性を改善できると共に、酵素は本発明のLDL組成物の皮膚に穏やかである性能の改善を示す。
【0128】
それらが本発明のLDL組成物の別の実施形態に含まれる場合、マグネシウムイオンは0.01重量%〜1.5重量%、好ましくは0.015重量%〜1重量%、より好ましくは0.025重量%〜0.5重量%の活性濃度で存在する。本発明の組成物中に存在するマグネシウムイオンの量は、そこに存在する界面活性剤の総量にも依存する。
【0129】
好ましくは、マグネシウムイオンは水酸化物、塩化物、アセテート、サルフェート、蟻酸塩、オキシド、又は硝酸塩として本発明の組成物に加えられる。保存中、これらの組成物の安定性は、適度な濃度の水酸化物イオンを含有する組成物の存在において、水酸化物沈殿の形成によって低下するので、ある種のキレート剤を加えることが必要となる可能性がある。好適なキレート剤は、以下に、及び参考として本明細書に組み込まれる、オホス−アサンテ(Ofosu-asante)に対して1998年4月14日に発行された米国特許第5,739,092号に、さらに記載されている。
【0130】
(キレート剤)
本明細書の洗剤組成物は、任意選択的に1つ以上の鉄及び/又はマンガンキレート剤を含有してもよい。かかるキレート剤は、アミノカルボン酸塩、アミノホスホン酸塩、多官能置換された芳香族キレート剤及びこれらの混合物から成る群から選択することができ、すべて以下に定義する。理論により束縛されることを意図しないが、このような物質の利益は、ある程度、可溶性キレートの形成により洗浄溶液から鉄及びマンガンイオンを取り除くそれらの並外れた能力によると考えられている。
【0131】
任意選択のキレート剤として有用なアミノカルボン酸塩類には、エチレンジアミンテトラアセテート類、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート類、ニトリロ−トリ−アセテート類、エチレンジアミンテトラプロプリオネート類、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート類、ジエチレントリアミンペンタアセテート類、及びエタノールジグリシン類、これらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及び置換アンモニウム塩、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0132】
洗剤組成物において少なくとも総リン量が低濃度であることが許容される場合、アミノホスホン酸塩類はまた本発明の組成物におけるキレート剤として用いるのに好適であり、デクエスト(DEQUEST)のようなエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート類)が挙げられる。このようなアミノホスホン酸塩類は、6を超える炭素原子を持つアルキル基又はアルケニル基を含有しないのが好ましい。
【0133】
本明細書の組成物において、多官能置換された芳香族キレート剤も有用である。コナー(Connor)らに対して1974年5月21日に発行された米国特許第3,812,044号を参照のこと。酸形態でのこの種の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンのようなジヒドロキシジスルホベンゼン類である。
【0134】
本明細書で使用するのに好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンジサクシネート(「EDDS」)であり、特に、ハートマン(Hartman)及びパーキンス(Perkins)に対して1987年11月3日に発行された米国特許第4,704,233号に記載されている[S,S]異性体である。
【0135】
本発明における組成物は、キレート剤又は補助ビルダーとして水溶性メチルグリシン二酢酸(MGDA)塩(又は酸の形態)も含有してよい。同様に、クエン酸塩のようないわゆる「弱い」ビルダーをキレート剤として用いることもできる。
【0136】
キレート剤を利用するのであれば、該キレート剤は、一般に、本明細書における洗剤組成物の0.00015重量%〜15重量%で含まれる。さらに好ましくは、キレート剤を利用するのであれば、該キレート剤は、かかる組成物の0.0003重量%〜3.0重量%で含まれる。
【0137】
その他の有効成分、担体、ヒドロトロープ、酸化防止剤、加工助剤、染料又は顔料、液体配合物用の溶媒、固形組成物用の固体充填剤などを含む洗剤組成物で有用な多種多様なその他の成分を本発明の組成物に含むことができる。高い泡立ちが所望であれば、C10〜C16アルカノールアミド類のような泡立ち促進剤を、通常1%〜10%の濃度にて組成物に組み入れることができる。C10〜C14モノエタノール及びジエタノールアミド類は、かかる泡立ち促進剤の典型的な部類を例示する。上述のようなアミンオキシド類、ベタイン類、及びスルタイン類のような高い発泡補助界面活性剤と共にこのような泡立ち促進剤を使用することも有利である。
【0138】
酸化防止剤を本発明の洗剤組成物に任意選択的に加えることができる。それらは、2,6−ジ−三級−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、カルバミン酸塩、アルコルビン酸塩、チオ硫酸、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのような洗剤組成物において使用される従来のいかなる酸化防止剤であってもよい。酸化防止剤が存在する場合、酸化防止剤は0.001重量%〜5重量%で組成物に存在することが好ましい。
【0139】
前記成分を多孔性の疎水性基材に吸収させ、次いで疎水性コーティングで前記基材をコーティングすることにより、本組成物で用いられる種々の洗浄性成分を任意選択的にさらに安定化することができる。好ましくは、洗浄性成分は多孔性基材に吸収させる前に界面活性剤と混合する。使用中、洗浄性成分は基材から水性洗い液に放出され、そこで企図された洗浄性の機能を発揮する。
【0140】
この技法をさらに詳細に説明するために、多孔性疎水性シリカ(商標シペルナット(SIPERNAT)D10、デグッサ(DeGussa))を3%〜5%のC1315エトキシ化アルコール(EO7)非イオン性界面活性剤を含有するタンパク質分解酵素溶液と混合する。通常、酵素/界面活性剤溶液はシリカの重量の2.5倍である。結果として得られる粉末を撹拌しながらシリコーン油(500〜12,500の範囲の種々のシリコーン油の粘度を用いることができる)に分散する。結果として得られるシリコーン油分散物を乳化するか、別の方法として最終洗剤マトリックスに加える。この手段によって、前述の酵素、漂白剤、漂白剤活性化剤、漂白触媒、光活性化剤、染料、蛍光剤、布地コンディショナー、及び加水分解性界面活性剤などの成分を、液体洗濯用洗剤組成物を含む洗剤に使用するために「保護する」ことができる。
【0141】
(非水性液体洗剤)
非水性担体媒体を含む液体洗剤組成物の製造は、米国特許第4,753,570号、同第4,767,558号、同第4,772,413号、同第4,889,652号、同第4,892,673号、GB−A−2,158,838、GB−A−2,195,125、GB−A−2,195,649、米国特許第4,988,462号、米国特許第5,266,233号、EP−A−225,654(6/16/87)、EP−A−510,762(10/28/92)、EP−A−540,089(5/5/93)、EP−A−540,090(5/5/93)、米国特許第4,615,820号、EP−A−565,017(10/13/93)、EP−A−030,096(6/10/81)の開示に従って調製することができ、これらは参考として本明細書に組み込まれる。かかる組成物は、その中に安定して懸濁される種々の粒子状洗浄性成分を含有することができる。従って、かかる非水性組成物は「液体相」及び任意選択的にしかし好ましくは「固体相」を含み、すべて詳細は以下及び引用文献に記載されている。
【0142】
(食器類の洗浄方法)
本発明は、食器類を洗浄する方法にも関する。一般に、食器洗いの方法をフルシンク(full sink)、又は直接適用として説明することができる。フルシンク用途では、使用者は、ボウル又はシンクを水で満たし、洗剤組成物を加える。この場合、洗剤は、前述の水溶性又は水分散性小袋の形態で加えられる。
【0143】
小袋が少なくとも一部溶解するのにかかる時間を評価するため、小袋は以下の試験を受ける。PVA1回用量食器洗い洗剤小袋を、48℃の脱塩水500mLで満たされた600mLのガラスビーカーに入れる。円筒状の磁気攪拌器(長さ50mm、直径8mm)をその水に加え、200rpmで回転するように設定した。水に小袋を入れてから、食器洗い組成物の放出の最初の瞬間までの時間を測定する。上記の実験は、4回繰り返される。本発明の小袋は、上記の試験方法に従い、好ましくは60秒未満で、より好ましくは30秒未満で、より好ましくは20秒未満で、少なくとも一部水に溶解すべきである。好ましい実施形態では、小袋はアプリケーターと組合せて使用される。アプリケーターは、食器をアプリケーターと接触させる前に、少なくとも1回圧迫されてもよい。1回用量の洗剤、より好ましくは小袋を含むアプリケーターの圧迫により、1回用量が破壊又は破裂し、洗剤のアプリケーターへの放出速度が改善される。
【0144】
アプリケーターは、小袋を受け入れるのに好適な空洞を含む限り、洗剤を表面に塗布し、食器を洗うのに好適ないかなる用具であってもよい。アプリケーターは、空洞を含むように適合された、現在市販されているこのような好適ないかなるアプリケーターであってもよい。好適なアプリケーターには、布、ワイプ、シート、スポンジ、ブラシ、又はこれらの混合物等が挙げられる。より好ましくは、アプリケーターはスポンジである。「空洞」という用語は、小袋を保持するのに好適な大きさの領域を提供する穴、窪み、又は全体的にくりぬかれた空間を意味する。例えば、空洞は、アプリケーターの外部表面の1つにあってもよい。空洞は、キャップ配置により一部又は完全に覆われて、小袋を保護し、それをアプリケーター内に保持してもよい。あるいは、空洞は、アプリケーターの内側にあってもよい。この後者の実施形態では、空洞は、アプリケーターの外部表面から内部空洞に延びるチューブによって到達されてもよい。この場合、チューブの外部端は一部又は完全に、覆われても又は閉鎖されてもよい。チューブの外部表面は、キャップ配置で覆われてもよい。あるいは、チューブの相対面を一緒にして固定し、例えばベルクロ(Velcro)(商品名)などの任意の好適な材料を使用してチューブを効果的に閉鎖してもよい。このような方法で、チューブの空洞の外部表面を閉鎖する又は覆うことにより、組成物は保護され、アプリケーター内に保持される。チューブは、アプリケーター自体の一部を切り離してチューブを作ることにより提供されてもよく、又は、例えばプラスチックなどの好適な材料の別のチューブがアプリケーターに加えられてもよい。あるいは、アプリケーターは、少なくとも一部、互いに分離可能な少なくとも2つの部分からなってもよい。第1の部分は空洞を含み、第2の補足的な部分は第1の部分に固定されてもよい。次に、空洞は、アプリケーターの少なくとも2つの部分を分離させ空洞を露出させることにより到達されてもよい。この部分は、一部分離可能、例えば、蝶番式であってもよいし、又は完全に分離可能であってもよい。小袋が空洞に入れられると、次いで、アプリケーターのこの部分は元通りに配置し、一緒に固定することができる。この部分は、当該技術分野で既知の、好適ないかなる方法、例えば、ロック、インターロック、又はベルクロ(Velcro)(商品名)型のシステムによっても固定することができる。
【実施例】
【0145】
以下に記載される実施例は、決して制限するものではない。小袋は、1層のポリビニルアルコール(PVA)フィルム、76ミクロンのモノゾル(Monosol)M8630フィルムを、好ましくは角に丸みをつけた金型(24mm×24mm)の中に入れることにより作製される。PVAフィルムが空洞の形状を取るように、真空を適用してPVAフィルムを変形させる。このフィルムに熱を掛けてフィルムの変形を容易にする。真空を維持する間、各空洞は以下に列記される組成物A〜D、5mlで充填される。次いで、PVAフィルムの第2の層を金型上に配置し、PVAフィルムは両方とも互いに密封され、小袋を形成する。平均の密封条件は、150℃で2秒間である。最後に、真空を解除した後、各小袋は、正味90の小袋から手で個々に切り取られる。以下に列記される香料は、前述の香料の実施例から選択される。
【0146】
【表2】
Figure 2004529243
上記の、5mlのPVA1回用量食器洗い洗剤小袋を、48℃の脱塩水500mLで満たされた600mLのガラスビーカーに入れた。円筒状の磁気攪拌器(長さ50mm、直径8mm)をその水に加え、200rpmで回転するように設定した。水に小袋を入れてから、食器洗い組成物の放出の最初の瞬間までの時間を測定する。上記の実験を各小袋A〜Dで4回繰り返した。洗剤の放出にかかる平均時間は、22秒であった。

Claims (13)

  1. 少なくとも第1及び第2の組成物を含有する少なくとも第1及び第2の水溶性又は水分散性小袋を含むキットであって、各小袋又はその中に含まれる組成物が、異なる視覚的効果を提供するか、又は少なくとも1つの異なる成分を含むキット。
  2. 少なくとも第1、第2及び第3の組成物を含有する少なくとも第1、第2及び第3の水溶性又は水分散性小袋を含む請求項1に記載のキットであって、各小袋又はその中に含まれる組成物が、異なる視覚的効果を提供するか、又は少なくとも1つの異なる成分を含むキット。
  3. 少なくとも第1、第2、第3及び第4の組成物を含有する少なくとも第1、第2、第3及び第4の水溶性又は水分散性小袋を含む請求項1又は2に記載のキットであって、各小袋又はその中に含まれる組成物が、異なる視覚的効果を提供するか、又は少なくとも1つの異なる成分を含むキット。
  4. 前記小袋が、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド類、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル類、セルロースエステル類、セルロースアミド類、ポリビニルアセテート類、ポリカルボン酸類及びその塩、ポリアミノ酸類若しくはペプチド類、ポリアミド類、ポリアクリルアミドのポリマー類、コポリマー類又はその誘導体、マレイン酸/アクリル酸類のコポリマー、デンプン及びゼラチンを含む多糖類、天然ゴム類、さらに好ましくは、ポリビニルアルコール、キサンタム及びカラガム、並びにこれらの混合物からなる群から選択される材料から作製される請求項1に記載のキット。
  5. 前記小袋が、周囲を密封された2枚の水溶性、水分散性材料を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載のキット。
  6. 前記小袋がヒートシールされている請求項5に記載のキット。
  7. 前記小袋が10mL未満の組成物を含む請求項1〜6のいずれか一項に記載のキット。
  8. 40〜100の小袋を含む請求項1〜7のいずれか一項に記載のキットであって、前記小袋が、第1及び第2の小袋、及び任意選択的に第3及び第4の小袋の混合物から構成されるキット。
  9. 前記第1の組成物が第1の香料を含み、前記第2の組成物が第2の異なる香料を含み、第3及び第4の組成物が存在する場合、第3及び第4の組成物が共に、前記第1及び第2の香料のいずれとも異なる第3及び第4の香料を含む請求項1〜8のいずれか一項に記載のキット。
  10. 前記第1の組成物が第1の視覚的効果を提供し、前記第2の組成物が第2の異なる視覚的効果を提供し、前記第3及び第4の組成物が存在する場合、前記第3及び第4の組成物が共に、前記第1及び第2の視覚的効果のいずれとも異なる第3及び第4の視覚的効果を提供する請求項1〜9のいずれか一項に記載のキット。
  11. 前記第1の小袋が第1の視覚的効果を提供し、前記第2の小袋が第2の異なる視覚的効果を提供し、前記第3及び第4の小袋が存在する場合、前記第3及び第4の小袋が共に、前記第1及び第2の視覚的効果のいずれとも異なる第3及び第4の視覚的効果を提供する請求項1〜10のいずれか一項に記載のキット。
  12. 少なくとも1つの組成物が、界面活性剤、泡立ち促進剤、pH調節剤、酵素、溶媒及びこれらの混合物から選択される成分を含む請求項1〜11のいずれか一項に記載のキット。
  13. 食器洗いの方法であって、
    a)請求項1〜12のいずれか一項に記載のキットから組成物を含む小袋を選択する手順と、
    b)組成物を含む前記小袋を水と接触させる手順と、
    c)食器を、水及び手順b)で調製される食器洗い組成物溶液と接触させる手順と、
    を含む方法。
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