JP2004527565A - グリホサート組成物及びその使用 - Google Patents

グリホサート組成物及びその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は(a)グリホサート酸又はその農業的に許容できる塩又は誘導体、及び(b)式(I)の界面活性成分又はその第四級化形体もしくはそのアミンオキシド誘導体からなる除草剤組成物に関し、式中R1及びR2はそれぞれ独立して4ないし24個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を表し、各々の(R3−O)−基中のR3は同じか又は異なりそして2ないし4個の炭素原子を有するアルキレンを表し、そしてx及びyはx+yが2ないし160の範囲内であるような平均数である。それは更にそのような界面活性化合物を含む補助剤組成物及び制御組成物のための方法に関する。これらの組成物は改良された除草剤効力を示しそして高い濃度のグリホサートを含み得る。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明はグリホサート除草剤及び界面活性剤からなる改良された除草剤グリホサート組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
グリホサートは農業雑草を含む広範囲の種々の望ましくない植生に対抗するよく知られた高度に有効でありそして商業的に重要な非選択的全身性除草剤である。グリホサートは慣用的には水に溶解した活性成分及び界面活性成分からなる処方した製造物として植物の茎葉に施用する。
【0003】
通常、グリホサートは水溶性塩の形体で市販の組成物に処方される。市販用途に使用する塩はアンモニウム塩、イソプロピルアミン塩のようなアルキルアミン塩、ナトリウム塩のようなアルカリ金属塩、及びトリメチルスルホニウム塩を含む。
【0004】
グリホサートの除草作用に与える界面活性剤又は界面活性剤配合物の効果については数多くの研究がなされた。Wyrill and Burnside, Weed Science, Vol. 25 (1977), 275-287は界面活性剤の異なる種類からの具体例を含む多くの種々の界面活性剤の効果について研究した。界面活性剤の幾つかの種類は他のそれよりグリホサート(イソプロピルアミン塩の溶液として使用した)の除草効果を高める点で有効であった。Wyrill and Burnside は有効な界面活性剤はいずれのグリホサート噴霧用処方にとっても重要成分であると結論した。
【0005】
Roundup(R)の商品名で多年にわたり販売されている Monsanto のよく知られた市販液体処方物は、処方した製造物のリットル当たり360g a.e.(酸当量)のグリホサートをイソプロピルアミン塩の形でそして180gのタローアミン エトキシラート界面活性剤を含む。
【0006】
近年、一般的又はある条件下で改良された効力を示し、及び/又は改善された環境プロフィールを示すグリホサート組成物を開発するための努力がなされた。優れた固体組成物も開発された。
【0007】
WO95/33379 は農業用化学薬品の効力を高めるためトリアルカノールアミン誘導体及びその第四級化誘導体を開示している。より詳しくは農業用化学薬品と一緒に使用のため、式
【化1】
Figure 2004527565
の化合物を開示しており、式中R1は中でも5ないし29個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を表し、R2及びR3は同じか又は異なることがありそしてそれぞれ水素又は5ないし29個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を表し、p、q、及びrは同じか又は異なることがありそしてそれぞれ平均して1ないし30の数を表し、そしてR4、R5及びR6は2ないし4個の炭素原子のアルキレン基を表す。グリホサートを含む除草剤組成物も開示されている。実施例1、表9は Roundup(R)除草剤及びR1及びR2が18個の炭素原子のアルキルであり、R3が水素であり、そしてp、q及びrがそれぞれ5である上の式の化合物からなる除草剤組成物を提唱している。
【0008】
より最近になり、WO96/32839 は次の化学式
【化2】
Figure 2004527565
(式中x及びyはx+yが2ないし60の範囲内であるような平均的数である);又は
【化3】
Figure 2004527565
(式中x+yは0ないし60の範囲内であり、そしてA−は農業的に許容できるアニオンであり、R4はC1−C4アルキルである);又は
【化4】
Figure 2004527565
(式中x+yは2ないし60の範囲内である)を有する界面活性剤の有効な除草剤活性を高める量を含む除草剤グリホサート組成物を開示しており、そしてすべての上式において、R1は6ないし22個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル、アリール、又はアルキルアリール基であり、mは1ないし10の平均的数であり、m(O−R2)及び(R3−O)基のそれぞれの中のR2及びR3は独立して1ないし4個の炭素原子のアルキレンである。そのような組成物は450ないし500g酸当量/lにわたる極めて高いグリホサート濃度を示すことがあり得る一方でなお適当な界面活性剤濃度を示す。そのような組成物は広い範囲の温度の下で優れた除草剤能力を発揮しそして良好な貯蔵安定性を示すと云われる。
【発明の開示】
【0009】
本発明の目的は改良された除草剤グリホサート組成物を与えることである。
【0010】
本発明のもう一つの目的は有利な除草剤活性を良好な環境プロフィールと共に示す新しいグリホサート処方物を提供することからなる。
【0011】
本発明による除草剤組成物は、
(a)グリホサート酸もしくはその農業的に許容できる塩もしくは誘導体、及び
(b)式
【化5】
Figure 2004527565
の界面活性成分又はその第四級化形体
【化6】
Figure 2004527565
又はそのアミンオキシド誘導体
【化7】
Figure 2004527565
からなり、式中R及びR′は水素又は1ないし3個の炭素原子を有するアルキルを表し、R1及びR2はそれぞれ独立して4ないし24個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を表し、各々の(R3−O)−基の中のR3は同じか又は異なることがありそして2ないし4個の炭素原子を有するアルキレンを表し、A-は農業的に許容できるアニオンであり、そしてx及びyはx+yが2ないし160の範囲内であるような平均的数である。
【0012】
そのような組成物は驚くべきことに、慣用的な界面活性剤含有組成物と、代表的なグリホサート/界面活性剤比において効力が少なくとも同程度であるが、しかし高いグリホサート/界面活性剤比においては圧倒的な改良が見られる点において、先行技術組成物と比較して高度の除草剤効力を示す。発明の組成物はより高いグリホサート/界面活性剤比を使用する利点と共に、先行技術組成物と同様の能力又は生物学的効果を示す。この結果、本発明の組成物はより高濃度のグリホサートを含みそして経済的により関心を引くものであり得る。
【0013】
本明細書で使用する「グリホサート」は、その酸形体並びにその任意の塩形体又は誘導体であるN−ホスホノ−メチルグリシンを意味し、これは水溶液中で適当なカチオンと共にグリホサート アニオンを与える。グリホサートはグリホサートのイソプロピルアミン塩及び米国特許第 3,799,758 号に開示されているようなグリホサートの他の農業的に許容できる塩を含む。
【0014】
上で定義した界面活性剤はこの技術分野の熟練者に既知でありそして対応するアルコール(アルコキシル化された又はされない)のアンモニア及び適当な触媒を使用するアンモノリシスにより製造することができる。この製造方法によると、適当なアルコール又はアルコール混合物を例えばニッケル触媒のような適当な触媒の存在下で、窒素をフラッシングしながら、130ないし220℃の範囲の温度、好ましくは約190℃に加熱する。次いでアンモニア及び水素を容量で5:1から1:2、好ましくは約3対1の比率で連続的に添加する。反応媒質の圧力は常圧から約20バールの中圧条件に変化させることができる。生成する界面活性剤は9ないし20時間後、反応水の蒸留後に得られる。反応が完了した後、製造物を室温に冷却し、触媒を瀘去しそして製造物をエバポレーターで脱気する。得られる製造物は更に望ましいアルコキシル化、メチル化、酸化又は第四級化を考慮して標準の方法により反応させることができる。
【0015】
本発明の組成物において、グリホサート(グリホサート酸当量として表す)の全界面活性成分に対する重量比はかなりの範囲にわたり、例えば1:5から20:1まで変化させることができる。最適の比率は除草剤組成物を施用する方法及び条件、処理する雑草の種、そして使用する特定の界面活性剤により変化するものであるが、しかしながら通常は1:1より高く、好ましくは2:1より高く、より特定すると5:1より高い。本発明の組成物は極めて優れた効果を発揮するので、ほぼ20:1又は15:1の程度の予期しなかったほど高いグリホサート酸当量/界面活性剤の組成物でさえなお良好な結果を与える。8:1、10:1又は12:1のグリホサート酸当量の対界面活性剤比を有する組成物が特に好ましい。そのような組成物は一方で減少した濃度の界面活性剤を含みながら望ましくない植物に対して現在市販の及び先行技術の組成物と同様の良好な商業的抑制を与える。
【0016】
本発明の組成物は水で希釈して除草剤施用のための噴霧溶液を作ることを目的とする液体濃縮物とすることができる。液体濃縮物は普通はリットル当たり少なくとも50グラムのグリホサート酸当量、そして好ましくは少なくとも200g/l、上は600g/lまで含むものであるが、しかしながらある場合、もっと希釈した即時使用可能な処方物では約2ないし20g/lのグリホサート濃度を含み得る。300ないし600g/l又は400ないし550g/lを含む組成物が好ましい。
【0017】
もう一つの形体として、本発明の組成物は固体、例えば易流動性微粒子、顆粒状固体又は任意の所望の形及び大きさの錠剤又はブリケットに圧縮したそれである。そのような組成物は通常重量で5%以下そして好ましくは1%以下の水を含む。固体組成物は水溶性不活性担体を含んで処方してよく、そしてこの目的には硫酸アンモニウムのようなアンモニウム塩が特に適している(下記参照)。そのような組成物におけるグリホサート(グリホサート酸当量として表す)の界面活性成分に対する重量比は上述の一般的範囲内である。水溶性不活性担体の量は決定的ではなく、そして硫酸アンモニウムの場合、例えば、組成物の全重量の0%ないし80%の範囲としてよい。乾燥組成物は普通少なくとも5〜80% w/wのグリホサート酸当量を含む。固体組成物は、例えば成分の水溶液の噴霧乾燥により、慣用的な顆粒化装置による成分のドライ−ブレンディングにより、又は押し出し混合により製造することができ、後者による場合顆粒製造物は基本的に一回の操作により得られる。
【0018】
本発明の組成物は噴霧溶液も含む。これらの溶液においては、グリホサートの濃度は使用する噴霧溶液の単位面積当たり液量及び単位面積当たりグリホサートの所望の施用比率により選択される。例えば、通常の噴霧はヘクタール当たり50〜800リットルの噴霧溶液でなされ、そしてグリホサートの施用比率は代表的にはヘクタール当たり0.125ないし4kgのグリホサート酸当量である。制御液滴噴霧の場合、ヘクタール当たりグリホサートの施用比率は普通は同じ範囲内であるが、ヘクタール当たり噴霧溶液の液量はかなり少なく、多分ヘクタール当たり15〜50リットルであろう。従って制御液滴噴霧用溶液は通常の噴霧に使用されるそれよりも濃厚である。
【0019】
噴霧溶液組成物は上に記述した本発明の液体濃縮物を希釈するか又は固体組成物を溶解することにより、又は特許請求した組成物の別々の成分をタンク混合することにより製造することができる。
【0020】
本発明の組成物はグリホサート除草剤及び界面活性成分の他に相当量の農業的に許容できる無機アンモニウム塩例えば硝酸アンモニウム、チオシアン酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、好ましくは硫酸アンモニウムを含み得る。
【0021】
本発明の組成物、より特定すると本発明の処方した濃縮物組成物は更に処方助剤のような他の補助剤、例えば押し出し助剤、色素、増粘剤、消泡剤、例えばシリコンを基材とする消泡剤、安定剤、エチレングリコールのような凍結防止剤及び他の界面活性剤、あるいは他の農薬活性物質さえも含んでよく、この技術分野の熟練者が決定し得ることである。
【0022】
好ましくはR1及びR2はそれぞれ独立して8ないし18個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を表す。
【0023】
式(I)に相当する界面活性剤が好ましい。最も好ましいのはR1及びR2がそれぞれ独立して12ないし18個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基である式(I)の界面活性剤である。
【0024】
x+yは本発明の組成物において界面活性剤の良好な効力を維持する一方で2ないし160又は更にそれ以上であり得る。有利なアルコキシル化度はx+y=4ないし100、好ましくは6ないし50の範囲である。ある事例において、界面活性剤の実際の化学構造により、8及び20の間、又は10ないし20又は好ましくは12ないし20から成るアルコキシル化度が特に有利であることが示された。
【0025】
本発明に関係する別の実施態様は、農業的組成物、より詳しくは式(I)ないし(III)による界面活性成分を含む除草剤グリホサート組成物のための補助剤を含む。
【0026】
本発明の補助剤組成物は、上に記述した本発明の除草剤組成物と同様に場合により他の成分を含むことができる。
【0027】
本発明の濃縮物及び溶液は他の農薬と混合してもよい。そのような他の除草剤、殺虫剤又は殺菌剤は低い刺激性及び毒性を有することが好ましいがしかしながら必要なことではない。
【0028】
本発明の更に別の態様は、好ましくない植生の抑制のため上に記述した組成物の使用方法である。
【0029】
本発明は以後実施例を参照してより詳細に説明される。
【実施例1】
【0030】
本発明による固体組成物(cmps 1)を下記のように製造した。
グリホサートのアンモニウム塩(MON8750 粉末)、式C12-1825-37−(OCH2CH2)5−NH−(CH2CH2O)5−C12-1825-37の界面活性剤(界面活性剤1)及び Rhodorsil 432(商品名)消泡剤を Hobart 遊星撹拌機中へ室温で上の順序で加え混ぜ合わせた。次いで水を添加しそして撹拌を押し出し成形に適当な粘稠度の生地が形成されるまで続けた。生地混合物を0.7mmの放射状スクリーンを取り付けた Fuji Paudal EXDS-60 押し出し機に詰めた。押し出した顆粒をほぼ50℃に調節した Aeromatic Strea-1 流動床乾燥器を使用して約30分間乾燥し、そして Endecotts EFL MK3 ふるい振盪機でふるった。大きさが<0.3mmの微粒子及び>2.0mmの過大粒子を篩別工程により除きそして捨てた。最終製造物は易流動性の、粉塵化しない白色の顆粒からなっていた。
【0031】
最終組成は次の通りであった。
アンモニウム グリホサート(MON8750 粉末) 89.81% w/w
界面活性剤 N.1 9.70
Rhodorsil 432 0.49
製造物は当初の残留水分含量が<1% w/wであった。
【0032】
保存安定性試験結果の詳細は下表で理解することができる。処方物の分析は54℃で1か月後のグリホサート活性成分が同期間−18℃で貯蔵の試料に比べて損失がないことを示した。この処方物は230mlの水中6.4gの製造物の濃度で方法 CIPAC MT47.2 により試験した場合、希釈の際泡立ちしないことを見いだした。250mlの水中6.9gの処方物の濃度で CIPAC 法 MT179 により溶解及び溶液安定性を試験した。始発及び54℃で2週間貯蔵後の両方とも処方物は指定した5分以内に溶解しそしてこのように作った溶液は18時間後に沈殿も相分離も示さなかった。
【0033】
【表1】
Figure 2004527565
【実施例2】
【0034】
実施例1の組成物の除草剤効力を温室試験により、先行技術組成物との比較において評価した。
【0035】
・ cmps a, 360g/lのグリホサート酸当量及び180g/lのタローアミン エトキシラート(15EO)を基材とする界面活性剤からなる市販の Roundup(R)
・ cmps b, 360g/lのグリホサート酸当量及び180g/lの EP-0 441 764 の実施例6によるプロポキシル化第四級アンモニウム界面活性剤を含む界面活性剤組成物からなるフランスで Roundup(R)Bioforce(R)なる商品名で販売されている市販のグリホサート組成物;
・ cpms c, 81.80% w/wのグリホサートのイソプロピルアミン塩(等級 205 −グリホサート酸当量の46% w/w)及び7.53% w/wの WO96/32839 による界面活性剤(R1は11〜14個の炭素原子を有する分岐したアルキル鎖であり、R2はイソプロピルであり、mは1であり、R3はエチレンオキシドでありそしてx+yは5であるアミン構造を有する)からなる可溶性液体。
【0036】
この試験の施用比率は240、480、720及び960g酸当量/haと等価であった。
【0037】
アグロピロン レペンス(Agropyron repens, シバムギの一種)(AGRRE−狭葉)及びラファヌス サチブス(Raphanus sativus, ダイコン類)(RAPSA−広葉)植物を天然の砂質ローム土壌を含む10cmの鉢で種子から成長させた。鉢を噴霧まで正確な関係湿度並びに温度制御がなされる成長室内に置いた。噴霧後植物を光り及び温度が同様に十分に制御される温室に移した。植物は残りの実験のためこの温室内に残した。成長室及び温室の両方で、自動潅漑装置により水を鉢の下から供給した。
【0038】
植物は播種後およそ3〜4週間で噴霧に適当な成長段階に達した。噴霧に先立ち、できるだけ均一性を保つため鉢を選択しそして不揃いの鉢は捨てた。
【0039】
グリホサート組成物は苗から成熟するまで正確な研究室噴霧器(IMAG-DMLO)を使用して、一回の操作で「平坦均一」ノズル(11003)を通して200l/haの液量の溶液を与えた。すべての組成物を水で希釈した。すべての繰り返しの鉢(処理区当たり4鉢)を噴霧器の一操作で噴霧した。
【0040】
鉢は処理後成長室内に無作為に配置した。処理しない対照鉢は処理した鉢の間に無作為に置いた。
【0041】
植物毒性百分率は0ないし100%の任意の尺度を使用して無処理対照鉢と比較することにより決定したが、この場合0は認識できる影響がないことを意味しそして100はすべての植物の死を意味する。
結果は処理後24日における4つの繰り返し及び3つの決定値の平均値として示す。
【0042】
【表2】
Figure 2004527565
【0043】
上表から容易に理解できるように、すべての組成物は同じような能力を示し、それらの間に有意な統計的差異はないが、けれども本発明組成物は先行技術組成物より遥かに少ない界面活性剤を含む。
【実施例3】
【0044】
この実施例においては、次の界面活性剤を使用した。
【表3】
Figure 2004527565
【0045】
界面活性剤 N.4 はx’=3及びx”=3、RはHでありそしてR1はイソトリデシルである式RN[(EO)x'(PO)x"1]2に相当する。
【0046】
界面活性剤 N.7 はRはCH3であり、R′はCH3であり、R3はエチレンであり、x+yは16であり、そしてR1はタローからの飽和、直鎖アルキル鎖である式(II)の第四級化化合物である。
【0047】
試験した組成物はグリホサートのイソプロピルアミン塩及び適切な界面活性剤が5:1の比率でなるタンク混合した組成物であった。
【0048】
グリホサートは基本的に実施例2に詳述した方法に従って360、720及び1080g酸当量/haの用量比で施用した。試験した植物種子はエリムス レペンス(Elymus repens, シバムギの一種)(狭葉)、ラファヌス サチブス(広葉)、イポメア プルプレア(Ipomea purpurea, マルバアサガオ)(広葉)であった。植物毒性を処理後6、18及び25日(DAT)に評価しそして記録した。
結果を、表示した用量比及び DAT における4つの繰り返しの平均値として示す。
【0049】
【表4】
Figure 2004527565
【0050】
【表5】
Figure 2004527565
【0051】
【表6】
Figure 2004527565
【0052】
【表7】
Figure 2004527565
【0053】
【表8】
Figure 2004527565
【0054】
IPA-G はグリホサートのイソプロピルアミン塩を意味し;
sur は初めに言及した界面活性剤の番号を付記した界面活性剤を意味し;
360、 720 及び 1080 はヘクタール当たりグラム酸当量を意味する。
【0055】
この実施例は5:1のグリホサート酸当量/界面活性剤比において、すべてのこれらの本発明組成物は極めて良好にそして同じ程度に能力を発揮していることを示している。
【実施例4】
【0056】
評価を表示した(DAT)で実行したことを除いて、基本的に同じプロトコルにより同様の試験を行った。
試験した組成物は下記の通りであった。
【0057】
・実施例2で定義した組成物a;
・実施例2で定義した組成物b;
・実施例2で定義した組成物c;
・10:1の比率のグリホサート イソプロピルアミン塩及び界面活性剤1からなるタンクミックス;
・10:1の比率のグリホサート イソプロピルアミン塩及び界面活性剤3からなるタンクミックス;
・10:1の比率のグリホサート イソプロピルアミン塩及び界面活性剤4からなるタンクミックス;
・10:1の比率のグリホサート イソプロピルアミン塩及び界面活性剤5からなるタンクミックス;
・10:1の比率のグリホサート イソプロピルアミン塩及び界面活性剤9からなるタンクミックス;
・10:1の比率のグリホサート イソプロピルアミン塩及び界面活性剤11からなるタンクミックス;
・10:1の比率のグリホサート イソプロピルアミン塩及び界面活性剤12(R1=R2=C24 ゲルベ、(R3−O)はEO,x+y=160,そしてR=Hである)からなるタンクミックス組成物。
試験結果を下記の表IVに要約する。
【0058】
【表9】
Figure 2004527565
【0059】
【表10】
Figure 2004527565
【0060】
IPA-G はグリホサートのイソプロピルアミン塩を意味し;
sur は相当する界面活性剤の定義を表す界面活性剤番号を付記した界面活性剤を意味し;
360、720 及び 1080 はグラム/haで表される、施用したグリホサート酸当量用量比である。
【0061】
この実施例は10:1のように高いグリホサート酸当量/界面活性剤比において本発明の組成物は予期しなかったほど十分に能力を発揮し、そして5:1又は2:1の比率の先行技術組成物と同じように良好であることを示している。
【実施例5】
【0062】
同様の試験を基本的に同じプロトコルにより実行した。
試験した組成物は先行技術組成物a、b及びc、並びにグリホサートのイソプロピルアミン塩及び適切な界面活性剤が5:1の比率でなるタンクミックス組成物であった。
この試験に使用した界面活性剤は下記の通りである。
【0063】
【表11】
Figure 2004527565
【0064】
グリホサートは基本的に実施例2に詳述した方法に従って360、720及び1080g酸当量/haの用量比で施用した。試験した植物種子はエリムス レペンス(狭葉)、ラファヌス サチブス(広葉)、イポメア プルプレア(広葉)であった。植物毒性を処理後6、17及び25日(DAT)に評価しそして記録した。
結果を、表示した用量比及び DAT における4つの繰り返しの平均値として示す。
【0065】
【表12】
Figure 2004527565
【0066】
【表13】
Figure 2004527565
【0067】
【表14】
Figure 2004527565
【0068】
【表15】
Figure 2004527565
【0069】
IPA-G はグリホサートのイソプロピルアミン塩を意味し;
sur は相当する界面活性剤の定義を表す界面活性剤の番号を付記した界面活性剤を意味し;
360、720 及び 1080 はグラム/haで表される施用したグリホサート酸当量用量比である。
【0070】
この実施例は5:1のグリホサート酸当量/界面活性剤比において、本発明組成物は5:1又は2:1の比率の先行技術組成物と比較して予期しなかったほど十分に能力を発揮する。

Claims (10)

  1. (a)グリホサート酸またはその農業的に許容できる塩もしくは誘導体、及び
    (b)式
    Figure 2004527565
    の界面活性成分又はその第四級化形体
    Figure 2004527565
    又はそのアミンオキシド誘導体
    Figure 2004527565
    からなる除草剤組成物。[上記式中、R及びR′は水素又は1〜3個の炭素原子を有するアルキルを表し、R1及びR2はそれぞれ独立して4〜24個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を表し、各々の(R3−O)−基中のR3は同じか又は異なりそして2〜4個の炭素原子を有するアルキレンを表し、A-は農業的に許容できるアニオンであり、そしてx及びyはx+yが2〜160の範囲内にある平均数である]
  2. 1及びR2は8〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を表す請求項1に記載の組成物。
  3. 界面活性剤は式(I)の界面活性剤である請求項1または2に記載の組成物。
  4. 界面活性剤の式においてR1及びR2はそれぞれ独立して12〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を表す請求項3に記載の組成物。
  5. 界面活性剤の式においてx+yは4〜100、好ましくは6〜50の範囲である請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. グリホサート(グリホサート酸当量として表される)の全界面活性成分に対する重量比が1:5〜20:1の範囲である請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. グリホサート(グリホサート酸当量として表される)の全界面活性成分に対する重量比が1:1より高く、好ましくは2:1より高く、より特定すると5:1より高い請求項6に記載の組成物。
  8. グリホサート酸当量/界面活性剤比が15:1のように高い請求項7に記載の組成物。
  9. グリホサート(グリホサート酸当量として表される)の全界面活性成分に対する重量比が約8:1、10:1又は12:1である請求項6〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 水又は低級アルコール、例えばイソプロパノール又はグリコールのような溶媒又は希釈剤、無機アンモニウム塩、色素、増粘剤、安定剤及び/又はその他の補助剤が一緒にされ得る請求項1〜5のいずれかに記載の界面活性剤を含む補助剤組成物。
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