JP2004525821A

JP2004525821A - Fluid dispenser device of one or two doses

Info

Publication number: JP2004525821A
Application number: JP2002525006A
Authority: JP
Inventors: ジュゼッペストラデッラ
Original assignee: Aptar France SAS
Current assignee: Aptar France SAS
Priority date: 2000-09-07
Filing date: 2001-08-28
Publication date: 2004-08-26
Anticipated expiration: 2021-08-28
Also published as: DE60107268T2; CN1210192C; JP4843182B2; EP1315659A1; CN1471487A; DE60107268D1; FR2813592B1; WO2002020370A1; EP1315659B1; FR2813592A1

Abstract

本体（１）と、１回分又は半分ずつの２回分の流体が格納された貯蔵器を有する貯蔵器ユニット（３）と、貯蔵器（３）内部で休止位置と投与位置との間を軸方向に移動する形に設置された、ピストン（８）などの投与部材と、休止位置と駆動位置との間を移動する形に設置された駆動要素（５）と、を有する流体ディスペンサ装置であって、特徴となる点は、前記駆動要素（５）は、側面に配置されていて、終端部分には、前記投与部材（８）又は前記貯蔵器ユニット（３）と協働するカム面（６）を備えており、前記駆動要素（５）の移動方向は、投与部材（８）が貯蔵器に対して移動する方向である軸方向とは異なっており、具体的には、当該軸方向に対してほぼ垂直な方向になっていることである、という前記流体ディスペンサ装置。A reservoir unit (3) having a reservoir in which a body (1) and two doses of fluid are stored, one or half each, and an axial direction between the rest position and the administration position inside the reservoir (3). A fluid dispensing device comprising a dispensing member, such as a piston (8), mounted to move in a position, and a drive element (5) mounted to move between a rest position and a driving position. The feature is that the drive element (5) is arranged on the side and at the end part a cam surface (6) cooperating with the dosing member (8) or the reservoir unit (3). Wherein the direction of movement of the drive element (5) is different from the axial direction in which the dosing member (8) moves relative to the reservoir, and in particular with respect to the axial direction. Said fluid dispenser device being in a substantially vertical direction.

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は流体ディスペンサ装置に関するものであり、更に詳しく言えば、１回分又は２回分の種類（すなわち、格納した流体を１回で、又は半分ずつ２回に分けて投与する種類）の流体ディスペンサ装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
１回分又は２回分の種類の鼻用噴霧装置の分野において存在する、人間工学上及び操作上の制約や必要事項は、多回数用のシステムに存在するそれとは異なっている。さらに言えば、これは、装置のサイズが小さく、そのために取り扱いが難しくなる場合があることによる。加えて、２回分の種類のディスペンサ装置では、分量を半分ずつ２回に小分けして、２つある鼻孔のそれぞれに１回ずつ、連続投与しなければならない。そうすると、必須条件として、分量の小分けが安全かつ信頼できる形で行われることを保証しなければならない。
【０００３】
さらに、１回分又は２回分の種類の装置はしばしば、一度だけの服用を意図される薬剤（例えば、ワクチンや緊急の場合に服用される薬剤など）の投与に用いられる。そして、こうした装置は、患者が自身で投薬するのでなく、他の人物が患者に投与する、という設計になっている場合もある。そのため、鼻用装置については、鼻孔内の正しい位置に位置付けること、そして、操作が簡単で安全かつ信頼性が高いこと、が絶対的に必要である。
【０００４】
現在のところ、こうした安全性及び信頼性に関する課題を同時に解決する、充分に満足のできる解決策は提示されていない。２回分の種類のディスペンサ装置において、分量を半分ずつ２回分に小分けして２つの鼻孔のそれぞれに別々に投与するために、既存の装置は一般的に２つの要素で作られている。１つの要素は貯蔵器を支えるものであり、もう１つの要素はピストンを支えるものである。これら要素が軸方向に圧縮されて互いに近づけられると、最初の半分の分量が投与開口部を通って鼻孔内に送出される。分量の小分けのために、ピストンのストロークはその全長の半分のところで肩によって止められる。そして、ピストンにストロークの後半を移動させるためには（すなわち、残り半分の分量を投与するためには）、ピストン要素を手動で貯蔵器に対して回転させる必要がある。こうした種類のシステムは安全かつ正確であるが、比較的複雑な取扱いが必要である。すなわち、所望の結果を得るために、そして、２つの鼻孔のそれぞれに半分ずつの分量を２回連続して投与できるようにするためには、両方の手を使わなければならない。
【０００５】
他の種類の解決策でも、肩によって形成された受け台と回転とを用いるものがあるが、これらの場合、回転は、ピストンの押下が終わった直後、最初の半分の分量が投与された後に、例えばスプリングなどの弾性部品を用いてシステムが自動的に実行する。こうしたシステムは比較的操作が簡単であるが、完全に安全とは言えない。ピストンの押下は、例えば、手の震え、躊躇、鼻への噴霧に対する恐怖などが原因となって、意図しない形で終わってしまう場合があるからだ。結果、２回分が両方とも一方の鼻孔に投与される事態が生じうる。
【０００６】
装置のサイズの小ささに起因する人間工学上の問題に関しては、既存の装置は解決策を提示していない。また、この種の装置は鼻孔に向けて軸方向に押す必要があるのだが、これも、実際に行うのは比較的難しい。その原因は、上記種類の装置のサイズが比較的小さいことにあるのだが、投薬を実行するのが別の人間である場合は、困難がさらに大きくなる。装置の駆動には軸方向の押下が必要となるが、これは、装置が鼻孔内部に突込んで鼻孔を傷つける原因となり得るだけでなく、患者の反応（例えば、投与実行時に患者が突然体を引くこと）によって投与がうまくいかない事態が生じるおそれもある。そこで、鼻孔への投与の間中安定した状態が保たれるような投与開口部の実現が求められるが、これが特に重要となるのは、具体的には、ワクチンなど、１回に限って服用される薬剤の投与の場合であり、この場合、分量の計量が不正確となると、これを２回目の投薬で修正することはできない。
【０００７】
特許文献１：ＵＳ−５５７０８２１号公報には、ピストンに連結されたラチェットコラムを有する半流動体用ディスペンサが開示されており、前記ラチェットコラムは、側面の駆動ボタンによって垂直方向に移動させられる。
【特許文献１】
ＵＳ−５５７０８２１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
本発明は、上で述べた問題が発生しない流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
さらに具体的に言えば、本発明は、小さいサイズであっても、そして他人が操作する場合であっても、安価でしかも使用が容易な流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
【０００９】
また、本発明は、２回分の種類であれば分量を半分ずつに小分けする動作を簡単、安全かつ信頼できる形で行い、さらに、両手を使わなくとも２つの鼻孔のそれぞれに半分ずつの量を投与できる、という流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、製造及び組立てが簡単かつ安価に行える流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
これらの目的の達成のために本発明が提供するのは、本体と、１回分又は半分ずつの２回分の流体が格納された貯蔵器を有する貯蔵器ユニットと、貯蔵器内部で休止位置と投与位置との間を軸方向に移動する形に設置された、ピストンなどの投与部材と、休止位置と駆動位置との間を移動する形に設置された駆動要素と、を有する流体ディスペンサ装置であって、特徴となる点は、前記駆動要素は、側面に配置されていて、終端部分には、前記投与部材又は前記貯蔵器ユニットと協働するカム面を備えており、前記駆動要素の移動方向は、投与部材が貯蔵器に対して移動する方向である軸方向とは異なっており、具体的には、当該軸方向に対してほぼ垂直な方向になっていることである、という前記流体ディスペンサ装置である。
【発明の効果】
【００１１】
また、第１の変形例として、駆動要素は前記本体１の中でスライド移動する形に設置されており、並進（in-translation）で移動すること、とする。
また、別の変形例として、前記側面の駆動要素は前記本体でピボット運動する形に設置されており、ピボットピンを中心に回転運動すること、とする。
また、本発明の第１の実施の形態は、貯蔵器には１回分の流体が格納されており、投与部材又は貯蔵器ユニットが、前記駆動要素の前記カム面と協働する突起部を少なくとも１つ備えていること、となる。
【００１２】
また、第２の実施の形態では、貯蔵器には半分ずつ２回分の流体が格納されており、装置が分量分割手段を備えていること、となる。
また、効果的な構成として、駆動要素は、最初の半分の分量が投与された後に駆動要素自身を休止位置に戻すための弾性戻し手段を備えており、駆動要素が再び移動させられて駆動位置に入った時に２回目の半分の分量が放出される、という形に分量分割手段が実装されていること、とする。
【００１３】
また、効果的な構成として、投与部材又は貯蔵ユニットは、軸方向に隔たった少なくとも２つの突起部を備え、少なくとも第１の突起部はカム面と協働して１回目の半分の分量を放出させ、少なくとも第２の突起部は２回目の半分の分量の放出のためにカム面と協働すること、とする。
また、効果的な構成として、前記少なくとも１つの第２の突起部は、投与部材又は貯蔵器ユニットに固定又は一体化された弾性アーム上に設けられており、前記アームは、駆動要素が１回目の半分の分量の送出のために前記少なくとも１つの突起部と協働する時には、道を空ける形で移動し、駆動要素が１回目の半分の分量の送出が完了した後に弾性戻し手段の力で休止位置に戻される時には、弾性的に初期位置に戻り、その結果、前記少なくとも１つの第２の突起部は、前記駆動要素が２回目の半分の分量を送出するために再び移動させられて駆動位置に入る時に、前記駆動要素のカム面と協働するようになること、とする。
【００１４】
また、効果的な構成として、駆動要素の前記カム面は、実質的に径方向である駆動要素の移動を投与部材又は貯蔵器ユニットの軸方向の移動に変換すること、とする。
また、効果的な構成として、前記駆動要素は前記本体と一体化された形で作られており、柔軟な素材ブリッジがピボットピンを形成していること、とする。
また、第１の変形実施形態では、貯蔵器ユニットは前記本体に対して固定されており、前記駆動要素は前記投与部材と協働すること、となる。
【００１５】
また、第２の変形実施形態では、投与部材は前記本体に対して固定されており、前記駆動要素は前記貯蔵器ユニットと協働すること、となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
本発明に関する他の効果及び特徴は、本発明の２つの実施の形態に関して以下に記す詳細な説明を、非制限的な例として示す添付図面を参照しながら読めば、いっそう明らかになるであろう。
図１乃至４を見れば分かるように、本装置は主本体１を有し、主本体には、投与開口部が設けられた鼻用アプリケータが保持されている。前記本体１の内部には、１回又は半分ずつ２回で投与される流体を格納している貯蔵器を有する貯蔵器ユニット３が固定されている。本体１にはさらに、中空の側面スリーブ４を備えており、当該スリーブは、プッシュボタンなどの駆動要素５をスライド移動可能な形で保持している。駆動要素５はカム面６を備えており、当該カム面は１又は複数の傾斜面の形で実装するのが好ましい。ピストンなどの投与部材８が、貯蔵器内部にスライド可能な形で設置されており、これは、図１に示す休止位置と放出位置との間を移動する（ピストンは前記貯蔵器内部で軸方向に移動する）。
【００１７】
また、効果的な構成として、駆動要素５のカム面６（具体的には傾斜面で形作られた面）は、少なくとも１つ、好ましくは２つの突起部７と協働する。突起部７はピストン要素８に形成されている。この一対の突起部７は、本体１の空洞１０の壁に形成された２つの溝のそれぞれに１つずつ挿入され、スライド移動可能な形で保持されている。前記空洞内では、駆動中のピストンがスライド移動する。駆動要素５についてはさらに、駆動要素が意図しない形で本体から外れてしまうのを防止する保持手段１１、そして、図には示していない弾性戻し手段、を備えることとしてもよい。また、図１及び図２に示す実施の形態（２回分の装置）ではさらに、ピストン８が第２の一対の突起部１２を備えており、当該突起部１２は、ピストン８に一体化した部品である２つの弾性アーム１３上に形成するのが効果的である。突起部１２は、効果的な構成として、装置の頂上部に向けて進む厚み付け部分１４を備えている。
【００１８】
図１乃至４に示す装置は、以下の説明のように動作する。先ず、最初の半分を投与する際には、駆動要素５を軸方向に対してほぼ垂直な方向に押す。すると、傾斜面６が一対の突起部７と協働してピストン８を軸方向に押しやることとなり、その結果、ピストンが上方向にスライド移動して流体が放出される。この動作の間に、第２の一対の突起部１２は、カム面６のところで駆動要素５の底面に達する。そして、突起部１２は、厚み付け部分１４及び弾性アーム１３によって、駆動要素５の下でスライド移動した後、図２に示す位置に達するが、これは最初の半分の分量の投与の完了に対応する。それから、駆動要素５の押下が終了すると、駆動要素５は弾性戻し手段（図示せず）によって休止位置に戻される。この動きが生じている間に、第２の一対の突起部１２は解放され、弾性アームも自身の弾性によって初期位置に戻ることができる。初期位置における突起部１２は、最初の半分の分量が送出される以前に一対の突起部７があったのと同じ場所に位置することになる。ここで、装置は２回目の分量を投与する準備が完了した状態となる。この２回目の投与は、再び駆動要素５を径方向に押すことで実行される。
【００１９】
以上の内容から、本装置の効果は明らかである。すなわち、半分ずつ２回に分けて行われる投与と投与との間に駆動要素５を回転させる必要がまったくない、という点である。そのため、２つの鼻孔のそれぞれに半分ずつ行う２回の投与を、片方の手だけを用いて連続で行うことができる。
しかしながら、本発明は、２回分の種類の装置には限定されず、１回だけで所定量が投与される１回分の種類の装置にも適用できる。その場合の装置の動作は、一部を除いて上で説明した動作様態と同じである。異なるのは、一対の突起部７だけがピストンに設置される点だが、これは、突起部１２やアーム１３が、弾性戻し手段と同様に、不要となることによる。
【００２０】
図５乃至７は本発明の第２の実施の形態を示す。本実施の形態においては、駆動要素５は、本体１内部でスライド移動する形に設置されるのでなく、前記本体１でピボット運動するように設置されている。装置の動作は、上で説明した動作様態に比較的近いが、カム面６の形状は、当然のことながら、駆動要素５が生じさせる回転運動に合う形に調整されている。図５、図６は、１回分の種類の装置に関して休止位置、駆動位置を明瞭に示す図である。
【００２１】
図７は、上記実施の形態を２回分の種類の装置に適用した場合を示した図であり、当該装置の動作は上で説明した動作様態に近い。すなわち、第２の一対の突起部１２がピストン８に設けられており、前記突起部は、駆動要素５が駆動されて最初の半分の分量が送出される際には移動して道を空け、その後、残りの半分の送出のために、初期状態における第１の突起部７の存在場所に対応する位置に来る。
【００２２】
効果的な構成として、図５乃至７に示すように、駆動要素は本体１に一体化した形で作られており、ピボットピン２０を形成する素材ブリッジによって本体１に接続されている。
また、効果的な構成として、エネルギー蓄積手段を、例えば、ラグ又はその類似物の形で、駆動要素５又は本体１に設けることとしてもよい。傾斜面６の傾斜角についても、駆動要素からピストン又は貯蔵器に加わる力が大きくなるように決定してもよい。
【００２３】
上述した実施の形態に関する変形例として、側面の駆動要素が貯蔵器ユニットと協働することにしてもよい。その場合、第１及び／又は第２の突起部は前記貯蔵器ユニットの一部となる。そうして、装置本体に対して固定されるのはピストンであり、側面の駆動要素によって軸方向に移動させられるのは貯蔵器である。
このような構成であるため、本発明によれば、以下に述べるような、２回分又は１回分の種類の装置を得ることができる。すなわち、鼻孔への流体投与において、流体の送出の際は常に装置が鼻孔内部で軸方向に安定した状態に保たれ、送出タイミングで装置に軸方向の力が生じることがない、という装置である。こうした装置は、患者以外の人間でも容易に駆動することができる。患者にけがをさせる危険がないからである。そして最後に、本装置は一方の手だけで駆動させることができる。このことは、それ自体が非常に大きな効果であると共に、駆動時は常に装置が安全かつ信頼できる形で動作することを保証してくれる。
【図面の簡単な説明】
【００２４】
【図１】本発明における流体ディスペンサ装置の第１の実施の形態を示す概略断面図である。
【図２】図１と同様の図であり、最初の１回分が放出された後の状態を示す図である。
【図３】図１に示した装置を上から見た、概略水平断面図である。
【図４】図２に示した装置を上から見た、概略水平断面図である。
【図５】本発明における第２の実施の形態を休止位置において示す概略図である。
【図６】図５と同様の図であり、１回分が放出された後の状態を示す図である。
【図７】図５及び図６と同様の図であり、２回分の種類の実施の形態を示す図である。【Technical field】
[0001]
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a fluid dispenser device, and more particularly, to a fluid dispenser device of one or two doses (that is, a type in which a stored fluid is dispensed once or twice in half). About.
[Background Art]
[0002]
The ergonomic and operational constraints and requirements that exist in the field of single or double dose nasal spray devices are different from those that exist in multi-use systems. Furthermore, this is due to the small size of the device, which can make it difficult to handle. In addition, with two dose dispenser devices, the dose must be subdivided into two halves and given continuously to each of the two nostrils. Then, as a prerequisite, it must be ensured that the aliquoting is performed in a safe and reliable manner.
[0003]
In addition, single or double dose devices are often used to administer medications intended to be taken only once (eg, vaccines or medications taken in an emergency). In some cases, such devices are designed not to be administered by the patient themselves, but by another person. Therefore, it is absolutely necessary for the nasal device to be positioned at the correct position in the nostril, and to be easy to operate, safe and reliable.
[0004]
At present, no satisfactory solution has been proposed to simultaneously solve these safety and reliability issues. In a two dose dispenser device, existing devices are generally made of two components in order to dispense the dose in two equal halves and to separately administer each of the two nostrils. One element supports the reservoir and the other element supports the piston. As the elements are axially compressed and brought closer together, the first half dose is delivered through the dosing opening into the nostrils. For dispensing, the stroke of the piston is stopped by the shoulder at half its full length. Then, to move the piston in the second half of the stroke (ie, to dispense the other half), the piston element must be manually rotated with respect to the reservoir. These types of systems are safe and accurate, but require relatively complex handling. That is, both hands must be used to obtain the desired result and to be able to administer two consecutive half doses to each of the two nostrils.
[0005]
Other types of solutions use a cradle and rotation formed by the shoulder, but in these cases, the rotation occurs shortly after the piston is depressed and after the first half dose has been administered. The system is automatically implemented using elastic components such as springs. While such systems are relatively easy to operate, they are not completely secure. Pressing the piston can end up in an unintended way, for example due to shaking hands, hesitation, or fear of spraying on the nose. As a result, a situation may occur in which both doses are administered to one nostril.
[0006]
Existing devices do not offer a solution for ergonomic problems due to the small size of the device. Also, this type of device requires an axial push into the nostrils, which is also relatively difficult to actually do. This is due to the relatively small size of devices of the type described above, but the difficulty becomes even greater if the medication is to be performed by another person. Activating the device requires an axial depression, which not only can cause the device to poke into the nostrils and cause injuries to the nares, but may also cause patient reactions (e.g., sudden patient withdrawal during administration). ) May result in a situation where administration is not successful. Therefore, it is required to realize an administration opening that maintains a stable state during administration to the nostrils, and this is particularly important, specifically, for a vaccine or the like taken only once. In this case, if the dose is incorrectly measured, it cannot be corrected by the second dose.
[0007]
U.S. Pat. No. 5,570,821 discloses a semi-fluid dispenser having a ratchet column connected to a piston, the ratchet column being moved vertically by a drive button on the side. .
[Patent Document 1]
US Pat. No. 5,570,821 [Disclosure of the Invention]
[Problems to be solved by the invention]
[0008]
An object of the present invention is to provide a fluid dispenser device that does not cause the above-mentioned problems.
More specifically, it is an object of the present invention to provide a fluid dispenser device that is inexpensive and easy to use, even if it is small in size and operated by others.
[0009]
In addition, the present invention performs the operation of dividing the amount into two halves in a simple, safe and reliable manner in the case of two types, and furthermore, halves the amount in each of the two nostrils without using both hands. It is an object to provide a fluid dispenser device capable of dispensing.
It is a further object of the present invention to provide a fluid dispenser device that is simple and inexpensive to manufacture and assemble.
[Means for Solving the Problems]
[0010]
To achieve these objects, the present invention provides a reservoir unit having a body, a reservoir containing two doses of fluid, one or half, and a rest position and administration inside the reservoir. A fluid dispenser device comprising a dosing member, such as a piston, mounted to move axially between positions and a drive element mounted to move between a rest position and a drive position. The characteristic feature is that the drive element is arranged on the side and at the end portion comprises a cam surface cooperating with the dosing member or the reservoir unit, the direction of movement of the drive element Is different from the axial direction in which the dispensing member moves relative to the reservoir, and in particular is in a direction substantially perpendicular to the axial direction. Device.
【The invention's effect】
[0011]
Further, as a first modified example, the driving element is installed so as to slide in the main body 1 and moves by in-translation.
Further, as another modification, the driving element on the side surface is installed so as to pivot with the main body, and rotates around a pivot pin.
In a first embodiment of the invention, the reservoir contains a single dose of fluid, and the dosing member or reservoir unit has at least a projection cooperating with the cam surface of the drive element. One is provided.
[0012]
Further, in the second embodiment, the fluid is stored twice in half in the reservoir, and the device is provided with the quantity dividing means.
Advantageously, the drive element also comprises elastic return means for returning the drive element itself to the rest position after the first half dose has been dispensed, so that the drive element can be moved again to the drive position. It is assumed that the quantity dividing means is mounted in such a manner that half of the quantity is released for the second time when entering.
[0013]
Advantageously, the dosing member or the storage unit comprises at least two axially spaced projections, at least the first of which cooperates with the cam surface to release the first half dose. At least the second projection cooperates with the cam surface for a second half release.
Advantageously, the at least one second projection is provided on a resilient arm fixed or integrated with the dosing member or the reservoir unit, the arm being provided with a drive element for the first time. When cooperating with the at least one projection for the delivery of half the volume of the first half, the drive element moves in a way that allows the drive element to move under the force of the elastic return means after the first half delivery of the volume has been completed. When returned to the rest position, the at least one second projection resiliently returns to the initial position, so that the at least one second projection is moved again in order for the drive element to deliver a second half dose. Upon entering the position, it is to cooperate with the cam surface of the drive element.
[0014]
Advantageously, the cam surface of the drive element converts a substantially radial movement of the drive element into an axial movement of the dosing member or the reservoir unit.
Advantageously, the drive element is made in one piece with the body and the flexible material bridge forms a pivot pin.
Also, in a first alternative embodiment, the reservoir unit is fixed relative to the body, and the drive element cooperates with the dosing member.
[0015]
In a second variant, the dosing member is fixed relative to the body, and the drive element cooperates with the reservoir unit.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[0016]
Other advantages and features of the present invention will become more apparent from the following detailed description of two embodiments of the invention when read in conjunction with the accompanying drawings, which are shown by way of non-limiting examples. .
As can be seen from FIGS. 1 to 4, the device has a main body 1 which holds a nasal applicator provided with a dispensing opening. A reservoir unit 3 having a reservoir for storing a fluid to be administered once or half twice is fixed inside the main body 1. The body 1 further comprises a hollow side sleeve 4, which holds a drive element 5, such as a push button, in a slidable manner. The drive element 5 has a cam surface 6 which is preferably implemented in the form of one or more inclined surfaces. A dosing member 8, such as a piston, is slidably mounted inside the reservoir, which moves between a rest position and a discharge position shown in FIG. 1 (the piston moves axially inside said reservoir). Move to).
[0017]
Also, as an advantageous configuration, the cam surface 6 (specifically a surface shaped by a ramp) of the drive element 5 cooperates with at least one, preferably two, projections 7. The projection 7 is formed on the piston element 8. The pair of protrusions 7 are inserted one by one into each of two grooves formed in the wall of the cavity 10 of the main body 1 and are held in a slidable manner. The driving piston slides in the cavity. The drive element 5 may further include a holding means 11 for preventing the drive element from coming off the body in an unintended manner, and an elastic return means (not shown). In the embodiment (two-time apparatus) shown in FIGS. 1 and 2, the piston 8 further includes a second pair of protrusions 12, and the protrusions 12 are parts integrated with the piston 8. It is effective to form them on the two elastic arms 13. Protrusion 12 is advantageously provided with a thickened portion 14 that runs towards the top of the device.
[0018]
The apparatus shown in FIGS. 1 to 4 operates as described below. First, when dispensing the first half, the drive element 5 is pushed in a direction substantially perpendicular to the axial direction. Then, the inclined surface 6 cooperates with the pair of protrusions 7 to push the piston 8 in the axial direction, and as a result, the piston slides upward to discharge the fluid. During this operation, the second pair of projections 12 reach the bottom surface of the drive element 5 at the cam surface 6. The projection 12 then slides under the drive element 5 by means of the thickening part 14 and the elastic arm 13 and reaches the position shown in FIG. 2, which corresponds to the completion of the first half dose. I do. Then, when the pressing of the driving element 5 is completed, the driving element 5 is returned to the rest position by the elastic return means (not shown). During this movement, the second pair of protrusions 12 is released, and the elastic arm can return to the initial position by its own elasticity. The projection 12 in the initial position will be located at the same location where the pair of projections 7 were before the first half was delivered. The device is now ready to dispense the second dose. This second administration is carried out by pressing the drive element 5 again in the radial direction.
[0019]
From the above, the effect of the present device is clear. In other words, there is no need to rotate the driving element 5 between the administrations, which are performed in two halves, twice. Thus, two doses, one half to each of the two nostrils, can be performed consecutively using only one hand.
However, the invention is not limited to two types of devices, but is also applicable to one type of device in which a predetermined amount is administered only once. The operation of the device in that case is the same as the operation mode described above except for a part. The difference is that only the pair of protrusions 7 are provided on the piston, but this is because the protrusions 12 and the arms 13 are not required as in the case of the elastic return means.
[0020]
5 to 7 show a second embodiment of the present invention. In the present embodiment, the driving element 5 is not installed so as to slide inside the main body 1, but is installed so as to pivot on the main body 1. The operation of the device is relatively close to the mode of operation described above, but the shape of the cam surface 6 is of course adjusted to the rotational movement produced by the drive element 5. 5 and 6 are views clearly showing the rest position and the drive position for one type of apparatus.
[0021]
FIG. 7 is a diagram showing a case where the above embodiment is applied to two types of apparatuses, and the operation of the apparatus is close to the operation mode described above. That is, a second pair of protrusions 12 are provided on the piston 8, and the protrusions move and clear the road when the driving element 5 is driven and the first half amount is delivered, After that, for the transmission of the other half, it comes to a position corresponding to the location of the first projection 7 in the initial state.
[0022]
Advantageously, the drive element is made in one piece with the body 1 and is connected to the body 1 by a material bridge forming a pivot pin 20, as shown in FIGS.
As an advantageous configuration, the energy storage means may be provided on the drive element 5 or the main body 1, for example in the form of a lug or the like. The angle of inclination of the inclined surface 6 may also be determined so that the force applied from the driving element to the piston or the reservoir increases.
[0023]
As a variant on the above-described embodiment, the drive element on the side may cooperate with the reservoir unit. In that case, the first and / or second projections become part of the reservoir unit. Thus, it is the piston that is fixed relative to the device body and the reservoir that is moved axially by the driving element on the side.
With such a configuration, according to the present invention, it is possible to obtain two types or one type of device as described below. That is, in the administration of fluid to the nostrils, the device always keeps the device stable in the axial direction inside the nostrils when the fluid is delivered, so that no axial force is generated in the device at the delivery timing. . Such devices can be easily driven by people other than patients. There is no risk of injury to the patient. And finally, the device can be driven with only one hand. This is a very significant effect in itself and assures that the device always operates safely and reliably when driven.
[Brief description of the drawings]
[0024]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing a first embodiment of a fluid dispenser device according to the present invention.
FIG. 2 is a view similar to FIG. 1, but showing a state after the first dose has been released.
FIG. 3 is a schematic horizontal sectional view of the apparatus shown in FIG. 1 as viewed from above.
FIG. 4 is a schematic horizontal sectional view of the device shown in FIG. 2 as viewed from above.
FIG. 5 is a schematic diagram showing a second embodiment of the present invention in a rest position.
FIG. 6 is a view similar to FIG. 5, but showing a state after one dose has been released.
FIG. 7 is a view similar to FIGS. 5 and 6, showing two embodiments;

Claims

本体（１）と、
１回分又は半分ずつの２回分の流体が格納された貯蔵器を有する貯蔵器ユニット（３）と、
貯蔵器（３）内部で休止位置と投与位置との間を軸方向に移動する形に設置された、ピストン（８）などの投与部材と、
休止位置と駆動位置との間を移動する形に設置された駆動要素（５）と、を有する流体ディスペンサ装置であって、特徴となる点は、
前記駆動要素（５）は、側面に配置されていて、終端部分には、前記投与部材（８）又は前記貯蔵器ユニット（３）と協働するカム面（６）を備えており、
前記駆動要素（５）の移動方向は、投与部材（８）が貯蔵器に対して移動する方向である軸方向とは異なっており、具体的には、当該軸方向に対してほぼ垂直な方向になっていることである、
という前記流体ディスペンサ装置。Body (1),
A reservoir unit (3) having a reservoir in which one or half of the two fluids are stored;
A dosing member, such as a piston (8), arranged to move axially between a rest position and a dosing position inside the reservoir (3);
A fluid dispenser device having a drive element (5) mounted for movement between a rest position and a drive position, characterized in that:
Said drive element (5) is arranged on the side and at the end portion comprises a cam surface (6) cooperating with said dosing member (8) or said reservoir unit (3);
The direction of movement of the drive element (5) is different from the axial direction in which the dosing member (8) moves with respect to the reservoir, in particular a direction substantially perpendicular to the axial direction. That is,
Said fluid dispenser device.

側面の駆動要素（５）は前記本体１の中でスライド移動する形に設置されており、並進（in-translation）で移動すること、
を特徴とする請求項１に記載の装置。The driving element (5) on the side is installed so as to slide in the main body 1 and move in translation.
The device according to claim 1, characterized in that:

前記側面の駆動要素（５）は前記本体（１）でピボット運動する形に設置されており、ピボットピン（２０）を中心に回転運動すること、
を特徴とする請求項１に記載の装置。The side drive element (5) is mounted for pivoting movement on the body (1), and rotates about a pivot pin (20);
The device according to claim 1, characterized in that:

貯蔵器には１回分の流体が格納されており、
投与部材（８）又は貯蔵器ユニット（３）が、前記駆動要素（５）の前記カム面（６）と協働する突起部（７）を少なくとも１つ備えていること、
を特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の装置。The reservoir contains one dose of fluid,
The dosing member (8) or the reservoir unit (3) comprises at least one projection (7) cooperating with the cam surface (6) of the drive element (5);
The device according to any one of claims 1 to 3, characterized in that:

貯蔵器（３）には半分ずつ２回分の流体が格納されており、
装置が分量分割手段を備えていること、
を特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の装置。The reservoir (3) contains half of the fluid twice,
The device is provided with a quantity dividing means,
The device according to any one of claims 1 to 3, characterized in that:

駆動要素（５）は、最初の半分の分量が投与された後に駆動要素自身を休止位置に戻すための弾性戻し手段を備えており、
駆動要素（５）が再び移動させられて駆動位置に入った時に２回目の半分の分量が放出される、という形に分量分割手段が実装されていること、
を特徴とする請求項５に記載の装置。The drive element (5) comprises elastic return means for returning the drive element itself to the rest position after the first half dose has been dispensed;
The quantity splitting means is implemented such that the second half of the quantity is released when the drive element (5) is moved again and enters the drive position;
The device according to claim 5, characterized in that:

投与部材（８）又は貯蔵ユニット（３）は、軸方向に隔たった少なくとも２つの突起部（７，１２）を備え、少なくとも第１の突起部（７）はカム面（６）と協働して１回目の半分の分量を放出させ、少なくとも第２の突起部（１２）は２回目の半分の分量の放出のためにカム面（６）と協働すること、
を特徴とする請求項５又は６に記載の装置。The dosing member (8) or the storage unit (3) comprises at least two axially spaced projections (7, 12), at least a first projection (7) cooperating with the cam surface (6). Dispensing the first half dose, at least the second projection (12) cooperating with the cam surface (6) for the second half dose release;
The device according to claim 5 or 6, wherein:

前記少なくとも１つの第２の突起部（１２）は、投与部材（８）又は貯蔵器ユニット（３）に固定又は一体化された弾性アーム（１３）上に設けられており、
前記アーム（１３）は、駆動要素（５）が１回目の半分の分量の送出のために前記少なくとも１つの突起部（７）と協働する時には、道を空ける形で移動し、駆動要素（５）が１回目の半分の分量の送出が完了した後に弾性戻し手段の力で休止位置に戻される時には、弾性的に初期位置に戻り、その結果、前記少なくとも１つの第２の突起部（１２）は、前記駆動要素（５）が２回目の半分の分量を送出するために再び移動させられて駆動位置に入る時に、前記駆動要素（５）のカム面（６）と協働するようになること、
を特徴とする請求項７に記載の装置。Said at least one second projection (12) is provided on a resilient arm (13) fixed or integrated with the dosing member (8) or the reservoir unit (3);
The arm (13) moves in a clear way when the drive element (5) cooperates with the at least one projection (7) for the first half delivery of the drive element (5). When 5) is returned to the rest position by the force of the elastic return means after the first half of the delivery of the half amount is completed, it elastically returns to the initial position, and as a result, the at least one second protrusion (12) ) Cooperates with the cam surface (6) of the drive element (5) when the drive element (5) is moved again to deliver a second half dose and enters the drive position. To become a,
The device according to claim 7, characterized in that:

駆動要素（５）の前記カム面（６）は、実質的に径方向である駆動要素（５）の移動を投与部材（８）又は貯蔵器ユニット（３）の軸方向の移動に変換すること、
を特徴とする請求項１乃至８のいずれかに記載の装置。Said cam surface (6) of the drive element (5) converts a substantially radial movement of the drive element (5) into an axial movement of the dosing member (8) or the reservoir unit (3). ,
Apparatus according to any of the preceding claims, characterized in that:

前記駆動要素（５）は前記本体（１）と一体化された形で作られており、柔軟な素材ブリッジ（２０）がピボットピンを形成していること、
を特徴とする請求項３に記載の装置。Said drive element (5) is made in one piece with said body (1), said flexible material bridge (20) forming a pivot pin;
The device according to claim 3, characterized in that:

貯蔵器ユニット（３）は前記本体（１）に対して固定されており、
前記駆動要素（５）は前記投与部材（８）と協働すること、
を特徴とする請求項１乃至１０のいずれかに記載の装置。A storage unit (3) fixed to said body (1);
Said drive element (5) cooperating with said dosing member (8);
Device according to any of the preceding claims, characterized in that:

投与部材（８）は前記本体（１）に対して固定されており、
前記駆動要素（５）は前記貯蔵器ユニット（３）と協働すること、
を特徴とする請求項１乃至１０のいずれかに記載の装置。The administration member (8) is fixed to the main body (1),
Said drive element (5) cooperating with said reservoir unit (3);
Device according to any of the preceding claims, characterized in that: