JP2004523720A - 閉鎖液体システムに液体を供給する方法 - Google Patents
閉鎖液体システムに液体を供給する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004523720A JP2004523720A JP2002578072A JP2002578072A JP2004523720A JP 2004523720 A JP2004523720 A JP 2004523720A JP 2002578072 A JP2002578072 A JP 2002578072A JP 2002578072 A JP2002578072 A JP 2002578072A JP 2004523720 A JP2004523720 A JP 2004523720A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- plunger
- closed
- inlet
- drip feeder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims abstract description 153
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 239000000872 buffer Substances 0.000 claims abstract description 32
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 16
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 18
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 17
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 235000015073 liquid stocks Nutrition 0.000 claims description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 abstract 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 abstract 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 208000028659 discharge Diseases 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
- 230000000153 supplemental effect Effects 0.000 description 1
- 210000004243 sweat Anatomy 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24D—DOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
- F24D3/00—Hot-water central heating systems
- F24D3/10—Feed-line arrangements, e.g. providing for heat-accumulator tanks, expansion tanks ; Hydraulic components of a central heating system
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24D—DOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
- F24D3/00—Hot-water central heating systems
- F24D3/10—Feed-line arrangements, e.g. providing for heat-accumulator tanks, expansion tanks ; Hydraulic components of a central heating system
- F24D3/1083—Filling valves or arrangements for filling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Pipeline Systems (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Abstract
【課題】閉鎖液体システムに液体源から必要に従って液体を自動的に供給する方法を提供する。
【解決手段】液体源と閉鎖液体システムとの間に液体から形成された供給バッファを形成することによって実現される。液体源と供給バッファとの間では、供給バッファの方向での液体の流れのみが許容され、供給バッファから閉鎖液体システムへ向けて液滴をなした液体の輸送のみが許容される。供給バッファは、円筒形ドリップフィーダーで形成することができる。ドリップフィーダーは、入口、出口、及び衝合位置で出口を閉鎖できるが非常に小さな漏れチャンネルを残す移動自在のプランジャーを含む。このプランジャーは、入口の方向に関しての逆止弁が設けられた通路を備えている。このようなドリップフィーダーは、液体用貯蔵容器が設けられてるかどうかに拘わらず、例えば、配管システム、ボイラー及び膨張タンクを持つセントラル暖房システム等の液体システムに連結することができる。
【解決手段】液体源と閉鎖液体システムとの間に液体から形成された供給バッファを形成することによって実現される。液体源と供給バッファとの間では、供給バッファの方向での液体の流れのみが許容され、供給バッファから閉鎖液体システムへ向けて液滴をなした液体の輸送のみが許容される。供給バッファは、円筒形ドリップフィーダーで形成することができる。ドリップフィーダーは、入口、出口、及び衝合位置で出口を閉鎖できるが非常に小さな漏れチャンネルを残す移動自在のプランジャーを含む。このプランジャーは、入口の方向に関しての逆止弁が設けられた通路を備えている。このようなドリップフィーダーは、液体用貯蔵容器が設けられてるかどうかに拘わらず、例えば、配管システム、ボイラー及び膨張タンクを持つセントラル暖房システム等の液体システムに連結することができる。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、閉鎖液体回路として設計された、例えばセントラル暖房システム又は他の熱交換又はプロセスシステム等の閉鎖液体システムに液体源から必要に従って液体を自動的に供給する方法に関する。このようなシステムでは、供給バッファが液体から形成され、液体源と供給バッファとの間で供給バッファの方向での液体の流れのみが許容される。本発明は、更に、このような方法を実施するのに使用することができるドリップフィーダー、並びに上述した方法及びドリップフィーダーを使用する暖房システムに関する。
【背景技術】
【0002】
以上に説明した方法は、WO−A−00/19149号公報で知られている。脱気チャンバには、液体源、更に詳細には公共水道システムからフロート制御弁を介して必要に従って補給される液体ストックが維持される。このような方法では、供給中、どのような環境でも、例えば液体システムの圧力上昇又は液体源の減圧又は圧力が失われること等によって、閉鎖液体システムから供給源に液体が逆流することがあってはならない。更に、事故が起こった場合、例えば液体システムの配管が損傷した場合、液体源からの供給を少なくとも実質的に遮断し、事故がこれ以上悪化しないようにしなければならない。
【特許文献1】
WO−A−00/19149
【0003】
一例として、セントラル暖房設備に関しての問題点を以下に更に詳細に論じる。温度及び圧力が変化するこのような閉鎖液体循環回路は、多くの場合、膨張タンクを使用する。このため、温度変化が起こると、封入液体容積の膨張及び減少が過剰の圧力上昇なしに起こる。更に、特にセントラル暖房設備に含まれる閉鎖液体循環回路では、閉鎖回路から液体が失われることを排除することができない。この場合、非常に多くの液体が閉鎖システムから漏出するため、漏れが明らかに視認でき、従って、これを補償することができる。量が少ない場合には、漏れの位置を検出するのはほとんど不可能であり、即ち非常に困難である。更に、液体の漏出量が非常に少ないため、液体はほぼ瞬時に蒸発してしまい、その場合、滲み出し漏れ損失(sweat leakage losses)を追跡することはほとんど又は全く不可能である。40kWの暖房設備を長期に亘って調査すると、これらの追跡不能の滲み出し漏れ損失が24時間で約0.8ccであるということが分かった。これは、暖房を行う1シーズンで約300ccに相当する。
【0004】
気づかずに漏出した水は、補給源と考えられる膨張タンク(ただし、その場合でもかなり制限された即ち限定された補給源としか考えられない膨張タンク)によってかなりの程度まで収集することができる。この補給源がなくなった場合には、更に漏れが生じるとき、閉鎖液体循環回路内の圧力が急速に低下し、これは、特定の圧力以下に低下した場合、例えば暖房設備内の圧力が大気圧以下に低下した場合、設備が自動的に作動を停止する。セントラル暖房設備に関し、これは、例えば、凍りつくような夜に悲惨な結果をもたらす。これは、WO−A−00/19149号公報で知られた補給方法によって回避することができる。しかしながら、この方法は、以上に論じたように閉鎖液体システムから液体源への液体の逆流を阻止するため、及び例えば閉鎖液体システムの配管が破損した場合に実際上制限されていない液体源、即ち公共水道システムから液体が自由に流れることがないようにするため、特別の装置を必要とする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、閉鎖液体システムに液体源から必要に従って液体を、液体システムから液体源に逆流する危険なしに自動的に供給し、液体システムで事故が起こった場合でも液体が液体源から液体システムに制限なく通過できないようにする方法を提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、所定の限られた量の液体を液体システムに瞬間的に供給することができる方法を提供することである。
【0007】
本発明の更に別の目的は、上述した方法を有利に実施することができる、従って、閉鎖循環回路から漏出した少量の液体を公共水道システム等の本質的に制限されていない供給源から必要に従って、跳ね返りや逆止なしの放出の危険なしに自動的に補給することができるドリップフィーダーを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、このようなドリップフィーダーを使用することによって加圧状態に自動的に保持することができる閉鎖液体循環システムを提供することである。このシステムにより、漏れが起こった場合、漏れの位置の検出を容易にするために特定の限られた量の液体を瞬間的に放出することができ、限られた量の液体を放出した後、自動供給により水が連続的に過剰に放出されないようにすることができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に従って構成することによって、閉鎖液体システムに液体源から必要に従って液体を自動的に供給する方法において、供給バッファが液体源と閉鎖供給システムとの間に形成され、供給バッファから閉鎖液体システムまで液滴をなした液体の輸送のみが許容され、液体回路に液体源から連続的に液体を供給することができると同時に、供給バッファへの液体の押し戻しを制限するように構成されており、液体源への液体の逆流が常に完全に阻止される。この場合、通常の作動中、液体を液体源から連続的に管理なしで流すことができるけれども、液体回路内の圧力が例えば配管の損傷により低下したり圧力が無くなったりした場合、供給を別の方法で、例えば弁で完全に閉鎖するまで、更に多くの液体が液体源から液滴をなして流出させる。
【0010】
供給バッファは、次いで、液体システムと開放連通することができ、従って、実際にその部分を形成する。供給バッファが圧力変動の対象である場合、本発明の別の実施の形態によれば、供給バッファが最小容積を持つのが好ましく、この容積は、供給バッファ内の圧力が液体源の圧力を越えたときに上昇する。かくして、供給バッファには膨張性があり、供給バッファの容積の上昇が、吹き出し過剰圧力保護によって制限される。
【0011】
液体が供給バッファによって液滴をなした態様でしか供給することができないため、流出の保護が効率的に行われるが、単位時間にシステムに加えることができる液体の量が制限される。比較的短時間で大量の液体をシステムに送出するのが望ましいと考えられる場合には、これは、本発明の別の実施の形態によれば、供給バッファと閉鎖液体システムとの間に液体ストックが形成され、これが開放連結を介して供給バッファからの液滴をなした輸送により供給される。これは、液体システムに閉鎖可能な通路を介して連結された場合に行うことができる。通路の開閉は、閉鎖液体システムが発生する大きさに応じて制御される。
【0012】
本発明を実施するため、有利には、入口及び出口を持つ円筒形ハウジングと、このハウジング内に移動自在に配置された実質的に円筒形のプランジャーとを備えたドリップフィーダーに収容された供給バッファを使用することができる。プランジャーは、少なくとも、円筒形ハウジングに滑り嵌めで嵌着された第1部分と、第1部分よりも小径の第2部分とを含み、衝合位置で出口を閉鎖でき、この際、極めて小さい漏れチャンネルを残す。漏れチャンネルには、入口をハウジング内の第2部分の周囲の空間に連結することができる通路が設けられている。空間から入口への逆流を防ぐ逆止弁が設けられている。これらの手段により、公共水道システム等の加圧液体源に連結した後、プランジャーが衝合位置にて液体圧力によって駆動されるドリップフィーダーが得られる。極めて小さな漏れチャンネルは、液体を液滴をなして限られた量だけ通すように設計されている。かくして、小さな滲み出し漏れ損失を自動的に且つ連続的に補給することができる。配管の割れといった重大な事故が起こり、ドリップフィーダーの出口での圧力が失われた場合には、このドリップフィーダーは、液体を液滴をなした態様でのみ連続的に送出する。その結果、大量の補給液体を連続的に供給することによって配管の割れが更に悪化することがない。逆流が起こると、即ち出口での圧力が入口での圧力よりも高くなると、例えば補給源の圧力が一次的に低下したり無くなったりすると、逆止弁により、出口と入口との間の圧力差が大きくなり、プランジャーが入口の方向に押され、極めて小さな漏れチャンネルが広幅の開放連結した場合でも、液体がこの弁を通過しないようにし、及びかくして入口を通って補給源に入らないようにする。
【0013】
極めて小さな漏れチャンネルを形成し且つ適正に寸法を定め、これを所定の寸法状態に維持することは、とりわけ、プランジャーの第2部分が出口と協働する方法で決まる。協働状態を最適にするため、本発明の別の実施の形態に従ってプランジャーの第2部分を中央に配置されたピン状突出部によって延長し、これを出口の部分を形成するボアと係合し、第2部分との連結部近くに周溝を設け、ここに、ピン状突出部の長さ方向に延びる少なくとも一つの長さ方向溝を連結する。これらの手段により、プランジャーをハウジング内で正確に案内するととともに、出口をその所望の寸法に対して小さくすることができる。
【0014】
極めて小さな漏れチャンネルは、多くの方法で形成することができる。その一例は、プランジャーの第2部分及びハウジングの端壁の協働する端面のうちの一方又は両方に設けられた極めて細い溝であってもよい。しかしながら、本発明の別の実施の形態によれば、ピン状突出部の脚部をプランジャーの第2部分に連結し、自由端が終端するのが特に好ましく、シーリングリングが、調節要素のカム面と接触した第2部分の当接位置で、脚部及び自由端の周囲に配置され、これがピン状突出部に対して移動自在であり、移動したときにプランジャーをピン状突出部を介して長さ方向に移動することができる。これらの方法により、漏れの程度、従って極めて小さな漏れチャンネルの幅を非常に正確に調節することができる構造が得られる。通常は、シーリングリングをプランジャーでハウジングの端壁に当たったシーリング位置に押圧する。しかしながら、調節要素により、プランジャーを押し戻すことができ、そのため、最初は比較的平らなシーリングリングが徐々にその円形の流出形体をとる。これにより、所与の時期に、シーリングリングが完全にはシールしない状態となり、極めて小さな漏れ通路を開放する。かくして得られた漏れ通路の幅は、極めて小さな漏れチャンネルを形成するとともに、調節要素によって正確に制御できる。
【0015】
上述したように、ドリップフィーダーの使用中、補給源からの液体の圧力によってプランジャーを衝合位置に押圧する。補給源の圧力が一次的に低下したり無くなったりした場合にも常にこの状態であるようにし、プランジャーをその衝合位置に維持するため、衝合位置に向かう補助的な力をプランジャーに及ぼさなければならない。これは、本発明の別の実施の形態に従ってプランジャーがばねによって衝合位置に押し込まれる場合に容易に実現することができる。ばねは、一方ではプランジャーに、他方ではハウジングに定置に連結されたストップ部分に支持される。従って、ストップ部分がハウジングに対して調節自在であるのが更に好ましい。
【0016】
本発明の別の実施の形態によれば、プランジャーの第2部分の外面に設けられた、側縁部及び底部を含む環状溝によって形成され、入口と連通した少なくとも一つの通路がこの溝に開放し、底部から所定距離のところが、側縁部に衝合するO−リングによってシールされた場合、非常に効果的な逆止弁を比較的容易な方法で形成することができる。更に、溝の側縁部を互いに対して調節自在であるように設計することによって、逆止弁の開放圧力を最適に調節することができる。例えば、第2部分の周囲の空間内の圧力よりもほんの僅かに高い入口圧力で逆止弁が既に開放しているが、空間内の圧力が入口の圧力よりも高い場合に逆止弁が最適にブロックするように調節することができる。更に、逆止弁は、例えば、液体循環システムに加えられた液体の最大供給圧力が入口の圧力よりも低いのが望ましい場合、更に高い開放圧力に調節することができる。
【0017】
以上において、管理的な規則のため、液体循環システムから補給源に液体が押し込まれないようにすることが望ましいか或いは場合によっては必要であるということがわかっている。その目的のため、逆止弁を設けることが非常に効果的な手段である。液体循環システムにおいて、例えば過圧保護弁の破損等の予期せぬ原因により、液体循環システムに高い圧力が発生すると、プランジャーが入口の方向に所定の距離に亘って押圧され、その結果、例えば、ピン状突出部がガイドから離れ、次いで本発明の別の実施の形態に従ってハウジングに出口が設けられ、プランジャーの第2部分が衝合位置にある場合にハウジング出口がプランジャーの第1部分によって密封状態をなして閉鎖され、入口の方向へのプランジャーの所定の移動後に開放される場合、システムを本発明によるドリップフィーダーで有利に開放することができる。
【0018】
本発明は、更に、少なくともボイラー及び膨張タンクが設けられた閉鎖液体循環回路を持つ暖房設備に関する。閉鎖液体循環回路は、本発明によるドリップフィーダーを介して加圧液体源に連結されている。極端な事故は別として、水がなくなってシステム圧力が低くなり過ぎ、これにより作動を自動的に停止することがない暖房システムが得られる。
【0019】
液体循環回路の漏れを検出するため、漏出する液体の量が漏れの位置を明らかに示すのがよい。本発明の別の実施の形態によれば、ドリップフィーダーの出口が閉鎖液体循環回路用補給ライン及び補給水用貯蔵容器の入口の両方と開放連通し、補給ラインが液体循環回路と開放連通し、通常は閉鎖位置にあるけれども液体循環回路内の水がなくなった場合に開放する弁を備えた補給要素の入口に連結された場合、この観察を更に容易に行うことができる。これらの手段により、所定量の液体を特定の圧力が作用した貯蔵容器で利用することができる。液体は、補給液体の弁が開放したときに液体循環回路に瞬間的に供給することができる。この液体パルスにより、漏れを見えるようにすることができる。しかしながら、更に、これは、瞬間的な液体パルスに過ぎない。貯蔵容器が空になった場合には、パルス式供給を停止し、ドリップフィーダーを介して更に補給することが行われる。かくして、漏れの場所を見えるようにできるが、これによって見えるようにされた循環システムの過度の連続した漏れが阻止される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
添付図面に示す実施の形態を参照して、本発明によるドリップフィーダー及び暖房システムを、専ら非限定的な例であるが、以下に更に詳細に説明する。
【0021】
図1に示すドリップフィーダーは、入口2及び出口3を持つ円筒形ハウジング1を有する。ハウジング1内に摺動自在に配置されたプランジャー4は、第1部分4a、第2部分4b及びピン状突出部4cを含む。
【0022】
第1部分4aにはチャンバ5が一体に形成されており、このチャンバ5には、ばね6の端部を支持するフィルタプレート20が収容されている。ばね6は、更に、ハウジング1内に移動自在に配置された環状ストップ部分7に支持されている。第1部分4aの外周面は、円筒形ハウジング1の内壁に沿って滑り嵌めで移動する。この際、シーリングリング8がハウジング1内の空間を第1部分4aの左右に関して密封状態をなして分離する。
【0023】
プランジャー4の第2部分4bは第1部分4aよりも小径であり、そのため、ハウジング1の内側で第2部分4bの周囲に空間9が形成される。第2部分4bの外周面には溝10が設けられており、この溝の底部に通路11が開放している。これらの通路11は、第1部分4aのチャンバ5から延びている。溝10は、第2部分4bの外周面でO−リング12によって遮断されている。かくして逆止弁が形成される。これは、チャンバ5内の圧力が空間9内の圧力よりも高くなるとO−リング12が外方に移動し、チャンバ5と空間9との間の連結を解放するが、空間9内の圧力がチャンバ5内の圧力よりも高い場合にはO−リング12が更に強く押され、従って、溝10内にて更に密封されるためである。逆止弁の開放圧力は調節自在である。これは、第2部分4bの残りの部分に変位自在に螺着されたナット部分の端縁部によって溝10の一方の壁が形成されるためである。第2部分4bはシーリングリング19によってナット部分に対してシールされている。第2部分4bは、出口3の部分を形成するボア内に滑り嵌めをなして延びるピン状突出部4cを支持する。図2に明瞭に示すように、ピン状突出部4cには周溝13が設けられており、この溝に長さ方向溝14が開放している。シーリングリング15はピン状突出部4cの周囲に設置され、一方では第2部分4bと接触し、他方ではハウジング壁と接触する。ピン状突出部4cには、比較的大きな鈍角をなした頂部を備えた円錐形表面の形態の自由端が設けられている。円錐形表面は、調節要素16のカム面16aと接触している。調節要素16は、ピン状突出部4cに対して横方向に延びており、ハウジング1内にて長さ方向に調節自在に配置され、周囲に対してシーリングリング21によってシールされている。
【0024】
ハウジング1には、更に、内部リング溝17が設けられており、この溝は周囲に繋がるドレン18と連通している。
【0025】
ドリップフィーダーの作動は以下のとおりである。
【0026】
入口2は図示していない手段により加圧液体源、例えば公共水道システムに連結されている。この圧力がばね6によって及ぼされる力と協働し、プランジャーが右方に図1に示す位置に押圧される。チャンバ5内の液体圧力が空間9内の液体圧力よりも高い場合には、これによりO−リング12が外方に移動し、液体がチャンバ5から空間9に流れる。出口3に連結された液体循環システムに液体を図示していない方法で供給するため、液体は空間9から出口3に流れることができなければならず、従って、シーリングリング15を通過できなければならない。これは、プランジャー4を調節要素16で押し戻してシーリングリング15を緩ませることによって、即ちシーリングリングがその平らなシーリング形体から丸味を帯びた形体にばね作用で戻り、シーリングリングに沿って極めて小さな漏れ通路を形成することによって、即ち、シーリングリング15の位置に極めて小さな漏れチャンネルを形成することによって行うことができる。液体はこれを通って周溝13に進入し、長さ方向溝14を介して出口3に流入する。かくして、調節要素16を適正に調節することによって、液体を液滴をなして放出することができる。液体を液体循環システムに放出することによって、空間9内の圧力が低下し、その後、逆止弁を介してチャンバ5から再び補充が行われる。
【0027】
特別の環境により、出口3内の液体圧力が空間9内の液体圧力を越えた場合、逆止弁により、液体が空間9からチャンバ5に進入しないようにされる。出口3と入口2との間の圧力差が大きく上昇し、プランジャー4全体が左方に、即ち入口2の方向に押された場合、プランジャー4の特定の移動後、空間9がリング溝17と連通し、圧力が出口18を介して外に放出される。
【0028】
図3は、放熱器21及びボイラー22を備えた閉鎖液体循環回路20を含む暖房システムを示す。液体循環回路20に空気コレクタ23を介して連結された膜無し膨張タンク24には、補給バルブ26及び脱気バルブ27を持つ要素25が設けられている。バルブ26及び27は、通常は閉鎖状態にあり、閉鎖液体循環システム20からの液体の漏出による膨張タンク24内の液体レベルの低下により、膨張タンク24内のフロートによって開放することができるが、協働して低下するフロートは、第1レベルに達した後に脱気バルブ27を開放し、第2レベルまで更に低下した場合に補給バルブ26を開放する。補給バルブ26には補給ライン28が連結されている。補給ライン28は、一方では公共水道システムのライン30に連結されたドリップフィーダー29と開放連通しており、他方では貯蔵容器31と開放連通している。
【0029】
滲み出し漏れ損失により、膨張タンク24内のフロートが、所与の時期に、補給バルブ26が開放する程低下すると、水が貯蔵容器31から供給され、その後、補給バルブ26が再度閉鎖し、貯蔵容器31から引き出された水がドリップフィーダー29によって再度補給される。貯蔵容器31をドリップフィーダー29と組み合わせて使用することの利点は、液体が滴下供給されるにも拘わらず、高圧の補給液の特定のストックを常に利用することができるということである。事故が起こった場合、例えば誤って水が失われた場合、この量の液体を直ちに利用することができる。貯蔵容器31からの制限された放出により、これ以上の損傷を防ぎ、液体パルスにより、修復を行わなければならない場所を直ちに示す。
【0030】
添付の特許請求の範囲に記載の本開示の範囲内で多くの変形及び変更を行うことができるということは自明である。かくして、本開示を以上にセントラル暖房設備を参照して説明した。しかしながら、同様に、この他の液体システム及び生産プロセスでの使用が可能であり、この場合、特に、例えば漏れ又は滲み出し損失を埋め合わせるため、又は添加剤を供給するために比較的少量の液体が必要とされる。滴下供給で十分な場合、供給バッファ即ちドリップフィーダーは液体システムと開放連通しているのがよい。特定期間に亘って滴下供給よりも大量の液体を供給できるのが望ましいと考えられる場合には、所望の時期に液体ストックを液体システムと開放連通する。液体ストックは、ドリップフィードによって形成され、補給される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】ドリップフィーダーの断面図である。
【図2】図1の細部の拡大図である。
【図3】暖房システムの概略図である。
【0001】
本発明は、閉鎖液体回路として設計された、例えばセントラル暖房システム又は他の熱交換又はプロセスシステム等の閉鎖液体システムに液体源から必要に従って液体を自動的に供給する方法に関する。このようなシステムでは、供給バッファが液体から形成され、液体源と供給バッファとの間で供給バッファの方向での液体の流れのみが許容される。本発明は、更に、このような方法を実施するのに使用することができるドリップフィーダー、並びに上述した方法及びドリップフィーダーを使用する暖房システムに関する。
【背景技術】
【0002】
以上に説明した方法は、WO−A−00/19149号公報で知られている。脱気チャンバには、液体源、更に詳細には公共水道システムからフロート制御弁を介して必要に従って補給される液体ストックが維持される。このような方法では、供給中、どのような環境でも、例えば液体システムの圧力上昇又は液体源の減圧又は圧力が失われること等によって、閉鎖液体システムから供給源に液体が逆流することがあってはならない。更に、事故が起こった場合、例えば液体システムの配管が損傷した場合、液体源からの供給を少なくとも実質的に遮断し、事故がこれ以上悪化しないようにしなければならない。
【特許文献1】
WO−A−00/19149
【0003】
一例として、セントラル暖房設備に関しての問題点を以下に更に詳細に論じる。温度及び圧力が変化するこのような閉鎖液体循環回路は、多くの場合、膨張タンクを使用する。このため、温度変化が起こると、封入液体容積の膨張及び減少が過剰の圧力上昇なしに起こる。更に、特にセントラル暖房設備に含まれる閉鎖液体循環回路では、閉鎖回路から液体が失われることを排除することができない。この場合、非常に多くの液体が閉鎖システムから漏出するため、漏れが明らかに視認でき、従って、これを補償することができる。量が少ない場合には、漏れの位置を検出するのはほとんど不可能であり、即ち非常に困難である。更に、液体の漏出量が非常に少ないため、液体はほぼ瞬時に蒸発してしまい、その場合、滲み出し漏れ損失(sweat leakage losses)を追跡することはほとんど又は全く不可能である。40kWの暖房設備を長期に亘って調査すると、これらの追跡不能の滲み出し漏れ損失が24時間で約0.8ccであるということが分かった。これは、暖房を行う1シーズンで約300ccに相当する。
【0004】
気づかずに漏出した水は、補給源と考えられる膨張タンク(ただし、その場合でもかなり制限された即ち限定された補給源としか考えられない膨張タンク)によってかなりの程度まで収集することができる。この補給源がなくなった場合には、更に漏れが生じるとき、閉鎖液体循環回路内の圧力が急速に低下し、これは、特定の圧力以下に低下した場合、例えば暖房設備内の圧力が大気圧以下に低下した場合、設備が自動的に作動を停止する。セントラル暖房設備に関し、これは、例えば、凍りつくような夜に悲惨な結果をもたらす。これは、WO−A−00/19149号公報で知られた補給方法によって回避することができる。しかしながら、この方法は、以上に論じたように閉鎖液体システムから液体源への液体の逆流を阻止するため、及び例えば閉鎖液体システムの配管が破損した場合に実際上制限されていない液体源、即ち公共水道システムから液体が自由に流れることがないようにするため、特別の装置を必要とする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、閉鎖液体システムに液体源から必要に従って液体を、液体システムから液体源に逆流する危険なしに自動的に供給し、液体システムで事故が起こった場合でも液体が液体源から液体システムに制限なく通過できないようにする方法を提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、所定の限られた量の液体を液体システムに瞬間的に供給することができる方法を提供することである。
【0007】
本発明の更に別の目的は、上述した方法を有利に実施することができる、従って、閉鎖循環回路から漏出した少量の液体を公共水道システム等の本質的に制限されていない供給源から必要に従って、跳ね返りや逆止なしの放出の危険なしに自動的に補給することができるドリップフィーダーを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、このようなドリップフィーダーを使用することによって加圧状態に自動的に保持することができる閉鎖液体循環システムを提供することである。このシステムにより、漏れが起こった場合、漏れの位置の検出を容易にするために特定の限られた量の液体を瞬間的に放出することができ、限られた量の液体を放出した後、自動供給により水が連続的に過剰に放出されないようにすることができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に従って構成することによって、閉鎖液体システムに液体源から必要に従って液体を自動的に供給する方法において、供給バッファが液体源と閉鎖供給システムとの間に形成され、供給バッファから閉鎖液体システムまで液滴をなした液体の輸送のみが許容され、液体回路に液体源から連続的に液体を供給することができると同時に、供給バッファへの液体の押し戻しを制限するように構成されており、液体源への液体の逆流が常に完全に阻止される。この場合、通常の作動中、液体を液体源から連続的に管理なしで流すことができるけれども、液体回路内の圧力が例えば配管の損傷により低下したり圧力が無くなったりした場合、供給を別の方法で、例えば弁で完全に閉鎖するまで、更に多くの液体が液体源から液滴をなして流出させる。
【0010】
供給バッファは、次いで、液体システムと開放連通することができ、従って、実際にその部分を形成する。供給バッファが圧力変動の対象である場合、本発明の別の実施の形態によれば、供給バッファが最小容積を持つのが好ましく、この容積は、供給バッファ内の圧力が液体源の圧力を越えたときに上昇する。かくして、供給バッファには膨張性があり、供給バッファの容積の上昇が、吹き出し過剰圧力保護によって制限される。
【0011】
液体が供給バッファによって液滴をなした態様でしか供給することができないため、流出の保護が効率的に行われるが、単位時間にシステムに加えることができる液体の量が制限される。比較的短時間で大量の液体をシステムに送出するのが望ましいと考えられる場合には、これは、本発明の別の実施の形態によれば、供給バッファと閉鎖液体システムとの間に液体ストックが形成され、これが開放連結を介して供給バッファからの液滴をなした輸送により供給される。これは、液体システムに閉鎖可能な通路を介して連結された場合に行うことができる。通路の開閉は、閉鎖液体システムが発生する大きさに応じて制御される。
【0012】
本発明を実施するため、有利には、入口及び出口を持つ円筒形ハウジングと、このハウジング内に移動自在に配置された実質的に円筒形のプランジャーとを備えたドリップフィーダーに収容された供給バッファを使用することができる。プランジャーは、少なくとも、円筒形ハウジングに滑り嵌めで嵌着された第1部分と、第1部分よりも小径の第2部分とを含み、衝合位置で出口を閉鎖でき、この際、極めて小さい漏れチャンネルを残す。漏れチャンネルには、入口をハウジング内の第2部分の周囲の空間に連結することができる通路が設けられている。空間から入口への逆流を防ぐ逆止弁が設けられている。これらの手段により、公共水道システム等の加圧液体源に連結した後、プランジャーが衝合位置にて液体圧力によって駆動されるドリップフィーダーが得られる。極めて小さな漏れチャンネルは、液体を液滴をなして限られた量だけ通すように設計されている。かくして、小さな滲み出し漏れ損失を自動的に且つ連続的に補給することができる。配管の割れといった重大な事故が起こり、ドリップフィーダーの出口での圧力が失われた場合には、このドリップフィーダーは、液体を液滴をなした態様でのみ連続的に送出する。その結果、大量の補給液体を連続的に供給することによって配管の割れが更に悪化することがない。逆流が起こると、即ち出口での圧力が入口での圧力よりも高くなると、例えば補給源の圧力が一次的に低下したり無くなったりすると、逆止弁により、出口と入口との間の圧力差が大きくなり、プランジャーが入口の方向に押され、極めて小さな漏れチャンネルが広幅の開放連結した場合でも、液体がこの弁を通過しないようにし、及びかくして入口を通って補給源に入らないようにする。
【0013】
極めて小さな漏れチャンネルを形成し且つ適正に寸法を定め、これを所定の寸法状態に維持することは、とりわけ、プランジャーの第2部分が出口と協働する方法で決まる。協働状態を最適にするため、本発明の別の実施の形態に従ってプランジャーの第2部分を中央に配置されたピン状突出部によって延長し、これを出口の部分を形成するボアと係合し、第2部分との連結部近くに周溝を設け、ここに、ピン状突出部の長さ方向に延びる少なくとも一つの長さ方向溝を連結する。これらの手段により、プランジャーをハウジング内で正確に案内するととともに、出口をその所望の寸法に対して小さくすることができる。
【0014】
極めて小さな漏れチャンネルは、多くの方法で形成することができる。その一例は、プランジャーの第2部分及びハウジングの端壁の協働する端面のうちの一方又は両方に設けられた極めて細い溝であってもよい。しかしながら、本発明の別の実施の形態によれば、ピン状突出部の脚部をプランジャーの第2部分に連結し、自由端が終端するのが特に好ましく、シーリングリングが、調節要素のカム面と接触した第2部分の当接位置で、脚部及び自由端の周囲に配置され、これがピン状突出部に対して移動自在であり、移動したときにプランジャーをピン状突出部を介して長さ方向に移動することができる。これらの方法により、漏れの程度、従って極めて小さな漏れチャンネルの幅を非常に正確に調節することができる構造が得られる。通常は、シーリングリングをプランジャーでハウジングの端壁に当たったシーリング位置に押圧する。しかしながら、調節要素により、プランジャーを押し戻すことができ、そのため、最初は比較的平らなシーリングリングが徐々にその円形の流出形体をとる。これにより、所与の時期に、シーリングリングが完全にはシールしない状態となり、極めて小さな漏れ通路を開放する。かくして得られた漏れ通路の幅は、極めて小さな漏れチャンネルを形成するとともに、調節要素によって正確に制御できる。
【0015】
上述したように、ドリップフィーダーの使用中、補給源からの液体の圧力によってプランジャーを衝合位置に押圧する。補給源の圧力が一次的に低下したり無くなったりした場合にも常にこの状態であるようにし、プランジャーをその衝合位置に維持するため、衝合位置に向かう補助的な力をプランジャーに及ぼさなければならない。これは、本発明の別の実施の形態に従ってプランジャーがばねによって衝合位置に押し込まれる場合に容易に実現することができる。ばねは、一方ではプランジャーに、他方ではハウジングに定置に連結されたストップ部分に支持される。従って、ストップ部分がハウジングに対して調節自在であるのが更に好ましい。
【0016】
本発明の別の実施の形態によれば、プランジャーの第2部分の外面に設けられた、側縁部及び底部を含む環状溝によって形成され、入口と連通した少なくとも一つの通路がこの溝に開放し、底部から所定距離のところが、側縁部に衝合するO−リングによってシールされた場合、非常に効果的な逆止弁を比較的容易な方法で形成することができる。更に、溝の側縁部を互いに対して調節自在であるように設計することによって、逆止弁の開放圧力を最適に調節することができる。例えば、第2部分の周囲の空間内の圧力よりもほんの僅かに高い入口圧力で逆止弁が既に開放しているが、空間内の圧力が入口の圧力よりも高い場合に逆止弁が最適にブロックするように調節することができる。更に、逆止弁は、例えば、液体循環システムに加えられた液体の最大供給圧力が入口の圧力よりも低いのが望ましい場合、更に高い開放圧力に調節することができる。
【0017】
以上において、管理的な規則のため、液体循環システムから補給源に液体が押し込まれないようにすることが望ましいか或いは場合によっては必要であるということがわかっている。その目的のため、逆止弁を設けることが非常に効果的な手段である。液体循環システムにおいて、例えば過圧保護弁の破損等の予期せぬ原因により、液体循環システムに高い圧力が発生すると、プランジャーが入口の方向に所定の距離に亘って押圧され、その結果、例えば、ピン状突出部がガイドから離れ、次いで本発明の別の実施の形態に従ってハウジングに出口が設けられ、プランジャーの第2部分が衝合位置にある場合にハウジング出口がプランジャーの第1部分によって密封状態をなして閉鎖され、入口の方向へのプランジャーの所定の移動後に開放される場合、システムを本発明によるドリップフィーダーで有利に開放することができる。
【0018】
本発明は、更に、少なくともボイラー及び膨張タンクが設けられた閉鎖液体循環回路を持つ暖房設備に関する。閉鎖液体循環回路は、本発明によるドリップフィーダーを介して加圧液体源に連結されている。極端な事故は別として、水がなくなってシステム圧力が低くなり過ぎ、これにより作動を自動的に停止することがない暖房システムが得られる。
【0019】
液体循環回路の漏れを検出するため、漏出する液体の量が漏れの位置を明らかに示すのがよい。本発明の別の実施の形態によれば、ドリップフィーダーの出口が閉鎖液体循環回路用補給ライン及び補給水用貯蔵容器の入口の両方と開放連通し、補給ラインが液体循環回路と開放連通し、通常は閉鎖位置にあるけれども液体循環回路内の水がなくなった場合に開放する弁を備えた補給要素の入口に連結された場合、この観察を更に容易に行うことができる。これらの手段により、所定量の液体を特定の圧力が作用した貯蔵容器で利用することができる。液体は、補給液体の弁が開放したときに液体循環回路に瞬間的に供給することができる。この液体パルスにより、漏れを見えるようにすることができる。しかしながら、更に、これは、瞬間的な液体パルスに過ぎない。貯蔵容器が空になった場合には、パルス式供給を停止し、ドリップフィーダーを介して更に補給することが行われる。かくして、漏れの場所を見えるようにできるが、これによって見えるようにされた循環システムの過度の連続した漏れが阻止される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
添付図面に示す実施の形態を参照して、本発明によるドリップフィーダー及び暖房システムを、専ら非限定的な例であるが、以下に更に詳細に説明する。
【0021】
図1に示すドリップフィーダーは、入口2及び出口3を持つ円筒形ハウジング1を有する。ハウジング1内に摺動自在に配置されたプランジャー4は、第1部分4a、第2部分4b及びピン状突出部4cを含む。
【0022】
第1部分4aにはチャンバ5が一体に形成されており、このチャンバ5には、ばね6の端部を支持するフィルタプレート20が収容されている。ばね6は、更に、ハウジング1内に移動自在に配置された環状ストップ部分7に支持されている。第1部分4aの外周面は、円筒形ハウジング1の内壁に沿って滑り嵌めで移動する。この際、シーリングリング8がハウジング1内の空間を第1部分4aの左右に関して密封状態をなして分離する。
【0023】
プランジャー4の第2部分4bは第1部分4aよりも小径であり、そのため、ハウジング1の内側で第2部分4bの周囲に空間9が形成される。第2部分4bの外周面には溝10が設けられており、この溝の底部に通路11が開放している。これらの通路11は、第1部分4aのチャンバ5から延びている。溝10は、第2部分4bの外周面でO−リング12によって遮断されている。かくして逆止弁が形成される。これは、チャンバ5内の圧力が空間9内の圧力よりも高くなるとO−リング12が外方に移動し、チャンバ5と空間9との間の連結を解放するが、空間9内の圧力がチャンバ5内の圧力よりも高い場合にはO−リング12が更に強く押され、従って、溝10内にて更に密封されるためである。逆止弁の開放圧力は調節自在である。これは、第2部分4bの残りの部分に変位自在に螺着されたナット部分の端縁部によって溝10の一方の壁が形成されるためである。第2部分4bはシーリングリング19によってナット部分に対してシールされている。第2部分4bは、出口3の部分を形成するボア内に滑り嵌めをなして延びるピン状突出部4cを支持する。図2に明瞭に示すように、ピン状突出部4cには周溝13が設けられており、この溝に長さ方向溝14が開放している。シーリングリング15はピン状突出部4cの周囲に設置され、一方では第2部分4bと接触し、他方ではハウジング壁と接触する。ピン状突出部4cには、比較的大きな鈍角をなした頂部を備えた円錐形表面の形態の自由端が設けられている。円錐形表面は、調節要素16のカム面16aと接触している。調節要素16は、ピン状突出部4cに対して横方向に延びており、ハウジング1内にて長さ方向に調節自在に配置され、周囲に対してシーリングリング21によってシールされている。
【0024】
ハウジング1には、更に、内部リング溝17が設けられており、この溝は周囲に繋がるドレン18と連通している。
【0025】
ドリップフィーダーの作動は以下のとおりである。
【0026】
入口2は図示していない手段により加圧液体源、例えば公共水道システムに連結されている。この圧力がばね6によって及ぼされる力と協働し、プランジャーが右方に図1に示す位置に押圧される。チャンバ5内の液体圧力が空間9内の液体圧力よりも高い場合には、これによりO−リング12が外方に移動し、液体がチャンバ5から空間9に流れる。出口3に連結された液体循環システムに液体を図示していない方法で供給するため、液体は空間9から出口3に流れることができなければならず、従って、シーリングリング15を通過できなければならない。これは、プランジャー4を調節要素16で押し戻してシーリングリング15を緩ませることによって、即ちシーリングリングがその平らなシーリング形体から丸味を帯びた形体にばね作用で戻り、シーリングリングに沿って極めて小さな漏れ通路を形成することによって、即ち、シーリングリング15の位置に極めて小さな漏れチャンネルを形成することによって行うことができる。液体はこれを通って周溝13に進入し、長さ方向溝14を介して出口3に流入する。かくして、調節要素16を適正に調節することによって、液体を液滴をなして放出することができる。液体を液体循環システムに放出することによって、空間9内の圧力が低下し、その後、逆止弁を介してチャンバ5から再び補充が行われる。
【0027】
特別の環境により、出口3内の液体圧力が空間9内の液体圧力を越えた場合、逆止弁により、液体が空間9からチャンバ5に進入しないようにされる。出口3と入口2との間の圧力差が大きく上昇し、プランジャー4全体が左方に、即ち入口2の方向に押された場合、プランジャー4の特定の移動後、空間9がリング溝17と連通し、圧力が出口18を介して外に放出される。
【0028】
図3は、放熱器21及びボイラー22を備えた閉鎖液体循環回路20を含む暖房システムを示す。液体循環回路20に空気コレクタ23を介して連結された膜無し膨張タンク24には、補給バルブ26及び脱気バルブ27を持つ要素25が設けられている。バルブ26及び27は、通常は閉鎖状態にあり、閉鎖液体循環システム20からの液体の漏出による膨張タンク24内の液体レベルの低下により、膨張タンク24内のフロートによって開放することができるが、協働して低下するフロートは、第1レベルに達した後に脱気バルブ27を開放し、第2レベルまで更に低下した場合に補給バルブ26を開放する。補給バルブ26には補給ライン28が連結されている。補給ライン28は、一方では公共水道システムのライン30に連結されたドリップフィーダー29と開放連通しており、他方では貯蔵容器31と開放連通している。
【0029】
滲み出し漏れ損失により、膨張タンク24内のフロートが、所与の時期に、補給バルブ26が開放する程低下すると、水が貯蔵容器31から供給され、その後、補給バルブ26が再度閉鎖し、貯蔵容器31から引き出された水がドリップフィーダー29によって再度補給される。貯蔵容器31をドリップフィーダー29と組み合わせて使用することの利点は、液体が滴下供給されるにも拘わらず、高圧の補給液の特定のストックを常に利用することができるということである。事故が起こった場合、例えば誤って水が失われた場合、この量の液体を直ちに利用することができる。貯蔵容器31からの制限された放出により、これ以上の損傷を防ぎ、液体パルスにより、修復を行わなければならない場所を直ちに示す。
【0030】
添付の特許請求の範囲に記載の本開示の範囲内で多くの変形及び変更を行うことができるということは自明である。かくして、本開示を以上にセントラル暖房設備を参照して説明した。しかしながら、同様に、この他の液体システム及び生産プロセスでの使用が可能であり、この場合、特に、例えば漏れ又は滲み出し損失を埋め合わせるため、又は添加剤を供給するために比較的少量の液体が必要とされる。滴下供給で十分な場合、供給バッファ即ちドリップフィーダーは液体システムと開放連通しているのがよい。特定期間に亘って滴下供給よりも大量の液体を供給できるのが望ましいと考えられる場合には、所望の時期に液体ストックを液体システムと開放連通する。液体ストックは、ドリップフィードによって形成され、補給される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】ドリップフィーダーの断面図である。
【図2】図1の細部の拡大図である。
【図3】暖房システムの概略図である。
Claims (14)
- 閉鎖液体システムに液体源から必要に従って液体を自動的に供給する方法であって、前記システムでは、液体から形成された供給バッファが形成され、液体源と供給バッファとの間で供給バッファの方向での液体の流れのみが許容される方法において、供給バッファが液体源と閉鎖供給システムとの間に形成され、供給バッファから閉鎖液体システムまで液滴をなした液体の輸送のみが許容されることを特徴とする方法。
- 前記供給バッファは、前記供給バッファ内の圧力が前記液体源内の圧力を越えた場合に増大する所定の最小容積を有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記供給バッファの前記容積は、噴出過剰圧力保護によって制限されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
- 前記供給バッファと前記閉鎖液体システムとの間に液体ストックが形成され、これは、前記供給バッファからの液滴をなした輸送による開放連結を介して供給され、閉鎖可能な通路を介して前記閉鎖液体システムに連結されており、前記通路の開閉は、前記閉鎖液体システムが発生する大きさに応じて制御されることを特徴とする、請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の方法。
- 入口及び出口を持つ円筒形ハウジングと、このハウジング内に自由に移動できるように配置された実質的に円筒形のプランジャーとを含み、このプランジャーは、少なくとも第1部分が前記円筒形ハウジングに滑り嵌めで嵌着されており、第2部分は前記第1部分よりも小径であり、前記出口を衝合位置で閉鎖することができ、この際、極めて小さな漏れチャンネルを残し、前記入口を前記ハウジング内の前記第2部分の周囲の空間に連結することができる通路が設けられており、前記空間から前記入口への流れを阻止する逆止弁が設けられている、ドリップフィーダー。
- 前記プランジャーの前記第2部分は中央に配置されたピン状突出部によって延長され、この突出部は、前記出口の部分を形成するボアと滑り嵌めで係合し、前記第2部分への連結部近くに周溝が設けられ、前記ピン状突出部の長さ方向に延びる少なくとも一つの長さ方向溝が前記周溝に連結されていることを特徴とする、請求項5に記載のドリップフィーダー。
- 前記ピン状突出部は、前記プランジャーの前記第2部分に脚部で連結され、自由端で終端し、シーリングリングが脚部の周囲に配置されており、前記自由端は、前記第2部分の衝合位置で、ピン状突出部に対して移動自在の調節要素のカム面と接触し、これは、移動時に前記プランジャーを前記ピン状突出部を介して長さ方向に移動することができることを特徴とする、請求項6に記載のドリップフィーダー。
- 前記プランジャーは、一方でプランジャーに支持され且つ他方で前記ハウジングに定置に連結されたストップ部分に支持されたばねによって衝合位置に押し込まれていることを特徴とする、請求項5乃至7のうちのいずれか一項に記載のドリップフィーダー。
- 前記ストップ部分は前記ハウジングに対して調節自在であることを特徴とする、請求項8に記載のドリップフィーダー。
- 前記プランジャーの前記第2部分の外周面の環状溝によって逆止弁が形成されており、前記入口と連通した少なくとも一つの通路が前記溝の側縁部及び底部に連通しており、前記底部から所定距離のところが、前記側縁部に当接したO−リングによってシールされていることを特徴とする、請求項5乃至9のうちのいずれか一項に記載のドリップフィーダー。
- 前記溝の前記側縁部は、互いに対して調節自在であることを特徴とする、請求項10に記載のドリップフィーダー。
- 前記ハウジングには、前記プランジャーの前記第2部分が衝合位置にある場合に前記プランジャーの前記第1部分によって密封状態をなして閉鎖され、前記入口の方向への前記プランジャーの所定の移動後に開放される出口が設けられていることを特徴とする、請求項5乃至11のうちのいずれか一項に記載のドリップフィーダー。
- ボイラー及び膨張タンクを含み、請求項5乃至12のうちのいずれか一項に記載のドリップフィーダーを介して加圧液体源に連結された閉鎖液体循環回路が設けられた暖房設備。
- 前記ドリップフィーダーの前記出口は、前記閉鎖液体循環回路の補給ライン及び補給水用貯蔵容器の入口の両方と開放連通しており、前記補給ラインは補給要素の入口に連結されており、この要素は、前記閉鎖液体循環回路と開放連通しており、入口には、通常は閉鎖位置にあるが前記液体循環回路内の水が失われた場合に開放する弁が設けられていることを特徴とする、請求項13に記載の暖房設備。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL1017756A NL1017756C2 (nl) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | Druppelvoeder alsmede een verwarmingssysteem voorzien van een dergelijke druppelvoeder. |
NL1019043A NL1019043C2 (nl) | 2001-04-02 | 2001-09-26 | Werkwijze voor het voeden van een gesloten vloeistofsysteem alsmede een daarvoor geschikte druppelvoeder en daarmee uitgerust verwarmingssysteem. |
PCT/NL2002/000203 WO2002079696A1 (en) | 2001-04-02 | 2002-03-28 | Method for feeding a closed liquid system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004523720A true JP2004523720A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=26643318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002578072A Pending JP2004523720A (ja) | 2001-04-02 | 2002-03-28 | 閉鎖液体システムに液体を供給する方法 |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1373803B1 (ja) |
JP (1) | JP2004523720A (ja) |
KR (1) | KR20030094321A (ja) |
CN (1) | CN1250914C (ja) |
AT (1) | ATE313043T1 (ja) |
CA (1) | CA2442696A1 (ja) |
CZ (1) | CZ20032730A3 (ja) |
DE (1) | DE60208005T2 (ja) |
DK (1) | DK1373803T3 (ja) |
ES (1) | ES2256452T3 (ja) |
NL (1) | NL1019043C2 (ja) |
NO (1) | NO20034395L (ja) |
PL (1) | PL363863A1 (ja) |
RU (1) | RU2275556C2 (ja) |
SK (1) | SK12122003A3 (ja) |
TW (1) | TW548385B (ja) |
WO (1) | WO2002079696A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102476400B1 (ko) * | 2015-12-04 | 2022-12-12 | 에이치엘만도 주식회사 | 체크밸브 |
CN107671302A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-09 | 广州番禺职业技术学院 | 一种金属粒化分流收集器及方法 |
CN112145706B (zh) * | 2020-08-24 | 2022-05-31 | 九江七所精密机电科技有限公司 | 一种过滤流体用组合式大流量自封结构 |
CN114382930B (zh) * | 2022-03-26 | 2022-07-01 | 艾肯(江苏)工业技术有限公司 | 一种防密封件膨胀的耐高温蒸汽分配阀组 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2204669A (en) * | 1987-04-27 | 1988-11-16 | Myco Engineering Limited | Water connection device |
AU2967397A (en) * | 1996-05-25 | 1998-01-05 | Euro Innovations Limited | Improvements in and relating to a valve |
-
2001
- 2001-09-26 NL NL1019043A patent/NL1019043C2/nl not_active IP Right Cessation
-
2002
- 2002-03-28 EP EP02714637A patent/EP1373803B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-03-28 KR KR10-2003-7013009A patent/KR20030094321A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-03-28 CN CNB028076672A patent/CN1250914C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-03-28 RU RU2003132065/06A patent/RU2275556C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2002-03-28 CA CA002442696A patent/CA2442696A1/en not_active Abandoned
- 2002-03-28 DK DK02714637T patent/DK1373803T3/da active
- 2002-03-28 CZ CZ20032730A patent/CZ20032730A3/cs unknown
- 2002-03-28 DE DE60208005T patent/DE60208005T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2002-03-28 WO PCT/NL2002/000203 patent/WO2002079696A1/en active IP Right Grant
- 2002-03-28 SK SK1212-2003A patent/SK12122003A3/sk unknown
- 2002-03-28 JP JP2002578072A patent/JP2004523720A/ja active Pending
- 2002-03-28 PL PL02363863A patent/PL363863A1/xx unknown
- 2002-03-28 ES ES02714637T patent/ES2256452T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2002-03-28 AT AT02714637T patent/ATE313043T1/de not_active IP Right Cessation
- 2002-03-29 TW TW091106348A patent/TW548385B/zh not_active IP Right Cessation
-
2003
- 2003-10-01 NO NO20034395A patent/NO20034395L/no not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW548385B (en) | 2003-08-21 |
WO2002079696A1 (en) | 2002-10-10 |
ES2256452T3 (es) | 2006-07-16 |
NL1019043A1 (nl) | 2002-10-07 |
NL1019043C2 (nl) | 2002-10-25 |
CN1500191A (zh) | 2004-05-26 |
DE60208005T2 (de) | 2006-08-17 |
DE60208005D1 (de) | 2006-01-19 |
NO20034395D0 (no) | 2003-10-01 |
RU2003132065A (ru) | 2005-04-10 |
RU2275556C2 (ru) | 2006-04-27 |
DK1373803T3 (da) | 2006-05-01 |
EP1373803B1 (en) | 2005-12-14 |
ATE313043T1 (de) | 2005-12-15 |
CA2442696A1 (en) | 2002-10-10 |
NO20034395L (no) | 2003-12-02 |
SK12122003A3 (sk) | 2004-06-08 |
EP1373803A1 (en) | 2004-01-02 |
CN1250914C (zh) | 2006-04-12 |
CZ20032730A3 (cs) | 2004-04-14 |
KR20030094321A (ko) | 2003-12-11 |
PL363863A1 (en) | 2004-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7086388B2 (en) | Combination valve for fuel system | |
BR112016028913B1 (pt) | Sistema dispensador de bebida, recipiente, dispositivo de pressurização e regulador de pressão | |
JP2004523720A (ja) | 閉鎖液体システムに液体を供給する方法 | |
CN106419585B (zh) | 一种直饮水机及直饮水机热罐的泄压方法 | |
JP3545343B2 (ja) | 閉回路式給湯設備の操作方法とそれと共に使用される装置 | |
US10697589B2 (en) | High-pressure gas supplying apparatus | |
JPWO2014049814A1 (ja) | 給湯システム | |
ES2779049T3 (es) | Válvula reductora de presión para una instalación de extinción de incendios automática | |
KR19990022219A (ko) | 폐쇄된 유체순환장치용 팽창 제어방법과 유체순환장치 | |
US20040244847A1 (en) | Method for feeding a closed liquid system | |
KR101042067B1 (ko) | 온수 매트용 온수 보일러 | |
US1115582A (en) | Pressure-controlling valve. | |
WO2007114703A1 (en) | An arrangement in a fire water system | |
JP2009041593A (ja) | 逆止弁、これを備えた逆止弁装置、及びこれを備えたポンプ | |
JP6195218B2 (ja) | 減圧弁、及びこれを備えた電気温水器 | |
CA2346786C (en) | Method and valve device for counteracting harmful pressure pulses in a hydraulic system | |
JP5977425B1 (ja) | 逆流防止装置における過圧逃がし構造 | |
KR102319641B1 (ko) | 수처리장치 | |
US5562123A (en) | Overfill prevention valve | |
JP2015194950A (ja) | 減圧弁 | |
KR101171233B1 (ko) | 냉각수 저장탱크 공기배출장치 및 이를 구비하는 냉각수 저장탱크 | |
CN117570076A (zh) | 一种溢流阀 | |
CN117514959A (zh) | 压力保持阀 | |
PL52462B1 (ja) | ||
KR20110064614A (ko) | 정수기 저수탱크의 수위조절장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071214 |