JP2004522524A - 複数先細りした歯科用やすり - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は一般に内歯科用(endodontic)の器具に関し、特に、人間の歯の根管内に存在する物質を清掃するために、及び、充填の準備をできるように根管を拡大及びシェーピングするために使用される根管用やすり(root canal files)に関する。
【背景技術】
【0002】
比較的一般ではあるが困難な歯科処置は患者の歯の根管のシェーピング(shaping;形成る)、清掃及び充填である。根管処置の遂行においては、歯の歯冠(クラウン)部分即ち露出部分、典型的には、奥歯に対しては歯の噛み表面又は切歯に対しては顎の内部の歯の側部において、穴を最初に切削する。次いで、根管用やすりとして一般に知られている小さな内歯科用の器具を使用して、根管内に存在する物質を掃除し、根管をシールするために充填材料を根管内に挿入できるように、根管に先細り形状(tapered shape)を与える。
【0003】
根管が清掃及びシェーピングされているとき、1つの特定の準備装置においては、増大する直径を有する一連のやすりを使用して、根管を実質上拡大する。やすりは歯科医により片手の親指と人差し指との間に保持される。既知の従来の一組内の各やすりは切断フルート(cutting flute;縦溝)部分の一端から他端まで同一の先細りを有する。例えば、典型的なK型やすりの組においては、先細りは切断フルートの標準的な16mmの長さにわたって各やすりについて0.32ミリメートルであるか、又はクルート長さ1mmに先細り0.02mmである。この先細りは時々規格ISO(国際規格機構)先細りとして参照される。
【0004】
これらのやすりの組は同一の先細りを有するが、これらは多数の寸法を持つ。やすりを特徴づける寸法番号は数百分の1ミリメートルとしての先端部でのやすりの直径であり、従って、大きい端部でのやすりの直径はこの先端部直径よりも大きな0.32ミリメートルである。完全な組は寸法06、08、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、70、80、90、100、110、120、130、140を含むが、寸法08−60が典型的に使用される。ある製造者はある半寸法又は規格外寸法を作る。
【0005】
根管は滅多に真直ぐではなく、根の厚さ及び根管の湾曲の厳しさや位置に応じて、シェーピング処置中に根及び根管に取り返しのつかない損傷を生じさせる危険性がある。大き過ぎてやすりが湾曲した根管内へ遠くまで前進し過ぎると、やすりが根の側部を容易に切断することがあり、これは根の穿孔として参照され、次いで、歯を抜かなければならない。
【0006】
根の穿孔の別の原因は、薄くて湾曲した根の中間の3分の1内への大きなエンジン駆動ゲーツ・グリデン(Gates−Glidden)又はピーゾ(Peezo)バー(bur)の不注意な導入である。極めて稀だが、これらのバーが新しくて鋭利な場合、操作者は管のオリフィスにおいてのみ一層大きな寸法の1つを使用することを意図するが、頼るものもなくバーを見て管の壁をつかみ、それ自体を根の危険な深さまで引き込む。
【0007】
穿孔は多分シェーピング処置における間違いの最悪の結果であるが、管準備の熱心すぎる開拡により生じる亜穿孔及び根弱化における一層共通の問題がある。内歯科文献においては、管のデリケートな頂点区域における器具の必要な制御を提供し、全体の根管空間を有効に塞ぐために、管準備の首部の3分の2における十分な形状が管の十分な清掃を達成するのに必須であることを述べている。しかし、これらの処置のすべてが直接見ることのできない顕微鏡的な根管用装置において達成されるので、十分なアクセスを生じさせることと危険な器具使用との間の満足できるラインを決定することは困難である。
【0008】
更に、やすりの先端部が管の湾曲を追従せず、レッジング(ledging;棚)として参照される、根管から分岐する通路を穴明けする場合、手術的な修正の問題がしばしば必要となる。従って、根管シェーピングの技術は、歯に対する損傷を阻止し、管の理想的な充填の助けとなる先細りした管の準備を行うためにかなりの熟練を必要とすること明らかである。
【0009】
根管を清掃し、シェーピングするために同一の先細りを有する従来の一組のやすりを使用する1つの技術は「ステップ・バック」として参照される。08から60まで(12器具)の一連のやすり寸法は最小のものから最大のものまで順番に管内に導入され、各連続する一層大きなやすりが管の端部からもっと先で使用される。更に、4から6までの寸法のゲーツ・グルデン又はピーゾバーがこのステップ・バック方法で同様に使用され、合計16乃至18個の器具を使う。
【0010】
ステップ・バック手順の改善は、本出願人に係る「根管準備方法」という名称の米国特許第6,053,735号明細書に開示されており、その開示を参照としてここに組み込む。
【特許文献1】米国特許第6,053,735号明細書
【特許文献2】米国特許第5,897,316号明細書
【0011】
開示された改善された内歯科処置は、第1のクラウン・ダウン手順においてやすり又はバーのいずれかを使用する工程と、次いで、連続するステップ・バック手順における逆の順序で器具を使用する工程と、これに続いて、第2のクラウン・ダウン手順において選択された器具により根管の準備を完了する工程とを含む。標準の先細りの普通の根管用やすり又は可変の先細りのやすりのいずれかを使用することができる。
【0012】
本出願人に係る先の米国特許第5,897,316号明細書は大きな先細り装置(Greater Taper System) (商標名)として参照される可変先細りのやすりの使用を開示する。この特許の開示を参照としてここに組み込む。
【0013】
内歯科シェーピング処置の目的は、管の端部で最も狭く、歯の歯冠の近傍で最も幅広い連続的に先細りする準備を行うことである。その先細りが変化するやすりを使用することにより、従来のISO先細り器具により要求される16乃至18個のやすりの代わりに単一のシェーピング用やすりを使用することによって、根管をしばしば準備できることが分かった。16乃至18個の工具の代わりに単一の工具を使用することは効率の点から望ましいことが容易に明らかであるが、可変の先細りのやすりの使用は、一層少ない訓練及び経験しかつんでいない開業医にとって理想的な根管シェーピング結果を提供することにも留意すべきである。
【0014】
困難で時間の要するステップ・バック技術により先細りした管形状を作るのとは逆に、大きな先細り装置(商標名)は、適当な先細りのシェーピング器具で管の全長を作業するだけで済む。単一の器具での管のシェーピングの大幅に改善された容易化及び簡単化に加えて、これは、初めて、管の全長にわたっての予め定められた形状を提供する。
【0015】
予め定められた根管準備により提供される最も重要な利点の1つは、根管装置における清掃及び充填手順を最適化する合成能力である。大きな先細り装置(商標名)により教示されたやすりのデザインが異なる先細りを含むので、シェーピング用やすりの先端部は、標準の先細りを備えたやすりにおけるように管内で経路を切断するために使用されない。規格ISOのやすりの組は同じ先細りを有するが一連のやすりにおける先端部直径が増大するけれども、大きな先細り装置(商標名)の一組のシェーピング用やすりの先端部直径は異なる先細りのやすりに対して同一とすることができる。また、その先端部直径を異にする異なる組のこのようなシェーピング用やすりも存在することができる。即ち.04及び.06及び.08及び.10及び.12mm/mmの先細りを備え、同じ0.2mmの先端部直径を有する1つの組のシェーピング用のやすり;同じ範囲の先細りを備えるが、0.35mmの先端部直径を有する別の組のシェーピング用のやすり等。最後に、大きな先細り装置(商標名)は均一に又は比例的に先端部直径を増大させることにより変化する同様の非ISO先細りを備えた組のシェーピング用やすりを含む。
【0016】
更に、大きな先細り装置(商標名)のシェーピング用やすりは、その一層大きな先細り率にも拘らず、湾曲した管及び/又は薄い根において安全に使用できる。これは、組内のやすりが漸進的に大きくなる先細りを有し、その最大フルート直径を制限するので、漸進的に短くなるフルート長さの仕様により極めて有効に達成される。この特徴がなければ、これらの器具の先細りが増大するにつれて、可変的に先細りするシェーピング用やすりのシャンク端フルート直径は一層大きく、一層硬くなり、横方向の穿孔又は根の弱化の可能性も同様に増大する。
【0017】
これらの増大的に先細りするシェーピング用やすりの最大フルート直径はその安全な使用を許容するが、この特徴は一層広い意味で極めて重要である。普通の15−18の器具セットの代わりに単一のシェーピング用やすりを使用することは、6つの異なる寸法のゲーツ・グリデンバーを使用して根管の宝冠部分を漸進的に狭くする場合のシェーピング結果とは違って、その管の全長にわたっての最終形状が予め定められることを意味する。ゲーツ・グリデン又はピーゾバーにとっては、薄い根において深過ぎる使用は極めて普通のことであり、弱化及び穿孔の危険性を生じさせる。シェーピング用やすりの最大フルート直径を単に制限することは、内歯科分野において初めて、管の宝冠の3分の2の拡大を、管の小さな頂上部分を清掃し、その区域における器具のシェーピング及び充填の制御を維持するのに正確に十分な程度であるが僅かにでも大きくならない程度まで、許容する。
【0018】
回転切断運動でシェーピング用やすりを使用する場合、2つの主要な問題、即ち破断の可能性及び切断の遅鈍化に遭遇する。大きな先細り装置(商標名)においては、これは、器具のシャンク端部でのインラインリーマー様の角度からやすりの先端部における一層垂直なK型フルート角度までフルートピッチを変化させることにより、克服される。上述の代わりに又はそれに加えて、切断フルートの相対的な鋭利度はやすりの長さに沿って変化し、一層幅広いフルートによる積極的な切断を許容するように長いシャンクの端部において最も鋭利となり、やすりの一層小さくて一層脆い先端部の近傍で最も鈍くなっており、そのため、これらのフルートは回転中に管の壁から容易に解放でき、先端部が束縛されるときに生じることのあるやすりの破断を阻止する。
【0019】
大きな先細り装置(商標名)のやすりの使用及び上述したこれらのやすりの実質的な改善による多くの利点にも拘らず、やすり毎の先細りの変化に拘らずシャンクから先端部までの一定の即ち固定の先細りを有するやすりを依然として包含する。特定の根管の準備が1つの部分においてある先細り必要とし、目的を達成するために異なるやすりの使用を要求する別の部分において異なる先細りを必要とする場合があることを発見した。先端部とシャンクとの間の異なる地点で少なくとも2つの異なる先細り角度を提示し、根管の準備における効率を実質的に改善する複数先細りしたやすりを工夫した。この複数先細りしたやすりは上述した各手順及び内歯科の一般分野における他の手順で役立つように使用できる。
【発明の開示】
【0020】
概略的には、本発明の特定な構成は、そのフルート区分の異なる部分に沿って少なくとも2つの異なる先細り角度即ち度合いを有する先細りした根管用のやすりを有する。例えば、本発明に係る1つの特定のやすりは0.12の先細りを有するやすりの先端部に隣接する第1の部分を有する。これは、先端部から、先細りが0.02先細り(規格ISO先細り)へと変化するシャンクに隣接した第2の部分まで戻る選択された距離にわたって延びる。このやすりは、すべてが第1及び第2の部分に対してやすり毎に同じ長さをそれぞれ有し、第2の部分に対して同じ0.02の先細りを有するが、第1の部分がやすり毎に減少するような一組の4つのやすりのうちの1つである。
【0021】
第1のやすりは第1の部分に対して0.12の先細りを有するものである。次のやすりは第1の部分に対して0.10の先細りを有し、第3及び第4のやすりはそれぞれ0.08及び0.06の第1部分の先細りを有する。第2の組のやすりは、第2の部分に対する先細りが0.04mm/mmで確立される点を除いて、すべての点で先に述べた組と正確に同様である。用語を区別する目的で、これら2つの組のやすりは第1のグループのやすりとして指名する。
【0022】
本発明に係る別の構成においては、複数先細りしたやすりは、変化する長さの(即ち先端部から戻って延びる)その第1の部分を有する2つの同様の組の4つのやすりとして設けられる。やすりの切断部分の長さがやすり毎に同じであるので、第1の部分の長さがそれぞれ0.12、0.10、0.08及び0.06の減少した先細りを有するように増大したときに、第2の部分の長さはそれに従って減少する。第1のグループ内の2組のやすりのように、これらの2組のやすりはシャンクに隣接する第2のフルート部分の長さにわたってそれぞれ0.02及び0.04mm/mmの先細りを伴って設けられる。これらの2組のやすりは第2のやすりグループとして参照される。
【0023】
第3のグループは単一の組の4つのやすりからなり、これらは、第1の組のやすりと同様に、それぞれ第1及び第2の部分に対してやすり毎に等しい長さを有する。しかし、この第3のグループにおいては、第2の部分の先細りはやすり毎に第1の部分の先細りとは逆に変化する。すなわち、第3のグループのやすりの第1の部分の先細りが第1のやすりのための0.12から0.10及び0.08を経て第4のやすりのための0.06まで減少するときに、第2の部分の先細りは第1のやすりのための0.01mm/mmから0.02及び0.03を経て第4のやすりのための0.04mm/mmまで増大する。
【0024】
第4のグループのやすりは第2のグループのやすりと同様であり、第1及び第2の部分の長さはやすり毎に変化し、すなわち、最も短い第1の部分従って最も長い第2の部分を有する第1のやすりから始まり、第1の部分の長さはやすり毎に増大し、一方、第2の部分の長さはそれに従って減少する。第1の部分の先細りはやすり毎に減少し、0.12の先細りから出発して、第4のやすりにおける0.06の先細りまで漸進的に減少する。この第4のグループにおいては、第2の部分の先細りが一定の組内においてやすり毎に同じである第2のグループとは違って、第1の部分の先細りが減少するにつれて、第2の部分の先細りはやすり毎に増大する。
【0025】
従って、第4のグループ内のやすりに対しては、第1の部分の先細りが0.12から0.10及び0.08を経て0.06へ減少すると、第2の部分の先細りはやすり毎に増大する。0.12の第1の部分の先細りを有する第4のグループ内のやすりに対しては、第2の部分の先細りは0.01である。0.10の第1部分の先細りを有する第2のやすりに対しては、第2の部分の先細りは0.02である。0.08の第1部分の先細りを備えた第3のやすりに対しては、第2部分の先細りは0.03である。第4のやすりは0.06の第1部分の先細りを有し、一方、第2の部分の先細りは0.04である。
【0026】
それ故、本発明に係る構成は複数先細りした組の各々4つのやすりを提供する。適当なら、5つ又は6つのやすりの組に延ばすことができる。開示の目的で、これらをグループI−IVとして体系づける。グループのいくつかは2組のやすりからなり;いくつかは明確に異なる先細りの少なくとも2つの部分を各々有する単一の組からなる。各組において、第1の部分の先細りはやすり毎に変化し、最大の先細りのやすりのための0.12の先細りから出発して、0.10及び0.08を経て第1の部分内の0.06の最小の先細りやすりまで漸進的に減少する。組が5つ又は6つのやすりまで延びる場合は、第1の部分の最小先細りはそれぞれ0.04又は0.02である。グループI及びIIにおいては、1つの組はその第2の部分内において0.02の標準先細りを有するやすりからなり、一方、他方の組はやすりの第2の部分内において0.04の先細りを提供する。
【0027】
グループは特定のやすりの2つの部分のそれぞれの長さによっても区別することができる。グループI及びIIIにおいては、やすりの第1の部分はすべて同じ長さである。第2の部分の長さはまたやすり毎に一貫している。他のグループのやすりにおいては、第1の部分の長さは、最大の先細りに対して最も短く、やすりの第1の部分の先細りが0.06での最小先細りへ減少するときに、対応的に増大し、第2の部分の長さはそれに応じて調整される。適当なら、第1の部分の先細りが0.04又は0.02であるような付加的なやすりが存在することができる。
【0028】
他のグループ(グループIII及びIV)のやすりにおいては、一定の組内のやすりの第2の部分の先細りは固定ではなく、第1の部分の先細りとは逆に変化する;すなわち、第1の部分の先細りがやすり毎に減少するときに、第2の部分の先細りは増大する。
【0029】
グループII及びIVにおいては、第1及び第2の部分の先細り間の変化の位置は先端部からの距離において変化する。この距離が増大すると、やすり毎に、第2の部分の長さはそれに応じて減少する。
【0030】
上述したK型やすり及びヘドストロム(Hedstrom)型やすりの如き種々の形式又は形のフルートを有するやすりにおいて、この複数先細りの特徴を上述の種々のバージョンに組み込むことができる。更に、本発明の複数先細りの特徴は1又はそれ以上の螺旋状のフルートを有するやすり又は少なくとも単一の軸方向切断縁を有するやすりに組み込むことができる。
【0031】
本発明に係るこれらの特定の構成の1つの特定の利点は根管の宝冠部分を清掃及びシェーピングするその能力から生じ、その後、シャンクに隣接するフルート部分は根管の残りの部分のシェーピングを引き継ぎ、やすりが根管内へ更に移動するときに、選択されたやすりの第2の部分の所望の先細りを維持する。
【実施例】
【0032】
図1の概略図において、歯10は患者の顎の骨12内に位置する状態で示されている。歯10は切歯であり、歯10の歯冠内の開口は内部で歯の側部に切削され、その開口は全体を符号14で示す。歯10は骨12内に埋設された歯の先端部へ延びる神経管16を有する。根管の準備において、神経管16及び破線輪郭内の取り巻き部分は、根管の完成に使用される材料での引き続きの充填のために、取り除くべきである。
【0033】
図2はやすり20を支持するハンドル22を有する従来技術の普通の根管用やすりを示す。このやすりはフルート長さX、シャンク直径Y及び先端部直径Zを有する。この形式のISO規格やすりにおいて、Xは16mmに等しく、Yは0.32mm+Zに等しく、Zはやすりの寸法に応じて変化し、最小のやすりに対する0.06mmで始まり、最大のやすりに対する1.4mmまで増大する。最小のやすりは鋭利な先端部を有し、これは、一連の各やすりが先端部において一層大きな直径を有するために、必要である。
【0034】
図3A乃至図3Dは本発明に係る4つの複数先細りしたやすり31、32、33、34の組を概略的に示す。各やすりは、先端部40に隣接する第1の部分A及び先端部から離れ、シャンク(図示せず)へ戻るように延びる第2の部分Bを備えた状態で示されている。部分A、Bは同じやすり内で異なる先細りを有し、第1の部分の先細りはまたやすり毎に変化する。やすり31においては、第1の部分の先細りは0.12である。やすり32においては、第1の部分の先細りは0.10である。やすり33においては、第1の部分の先細りは0.08である。やすり34においては、第1の部分の先細りは0.06である。一層小さなやすりに対しては、必要に応じて、第1の部分の先細りを0.04又は0.02とすることができる。一定の組のやすり毎の第1の部分の先細りの同じ変化はここに開示されたすべてのやすり組に適用される。
【0035】
図3A乃至図3Dに示す第1の組のやすりにおいては、第2の部分Bの先細りは0.02mm/mmである。また図3A乃至図3Dの図面に示す第2の組のやすりにおいては、第2の部分Bの先細りは0.04mm/mmである。図3A乃至図3Dのやすりは以後グループIとして述べる。
【0036】
図4A乃至図4Dは、図3A乃至図3Dのものとは異なる組のやすりを概略的に示す。上述したグループIIのやすりがある。図4A乃至図4Dは複数先細り形状のやすり41、42、43、44を示す。各々のやすり41−44においては、先端部50に隣接する第1の部分Aと、先端部から離れ、シャンクへ延びる第2の部分Bとがある。これらの組のやすりにおいては、各第1の部分は他の第1の部分のものとは異なる長さであり、第1の部分A(0.12)の最大先細りを有するやすり41に対して最小となり、第1の部分の先細りが減少するにつれて、やすり42、43、44に対して漸進的に増大する。グループIの組のやすり31−34のように、1つの組のやすり41−44は第2の部分Bに対して0.02mm/mmの先細りを有し、一方、別の組は第2の部分Bに対して0.04mm/mmの先細りを有する。
【0037】
本発明のやすりの第1及び第2の部分はやすりの材料(ニッケルチタンであるかステンレス鋼であるか又はある他の材料)や、第1及び第2の部分の特定の先細りや、やすりの直径等の如き多数の因子に基づいて決定される。第1の部分の長さLの選択は第2の部分の長さを(16mmのフルート長さを有するやすりに対して)16−LAとして固定する。
【0038】
図5A乃至図5Dは本発明に係る別の組の4つの複数先細りしたやすり51、52、53、54を概略的に示す。各やすりは先端部60に隣接する第1の部分Aと、先端部から離れ、シャンク(図示せず)へ戻るように延びる第2の部分Bとを備えた状態で示されている。部分A、Bは同じやすり内で異なる先細りを有し、第1の部分内の先細りはやすり毎に変化する。やすり51においては、第1の部分の先細りは0.12である。やすり52においては、第1の部分の先細りは0.10である。やすり53においては、第1の部分の先細りは0.08である。やすり54においては、第1の部分の先細りは0.06である。
【0039】
これらのやすり51−54においては、第2の部分の先細りはやすり毎に変化し、第1の部分の先細りが減少するにつれて、先細りが増大する。やすり51に対しては、第2の部分の先細りは0.01mm/mmであり;やすり52に対しては、それは0.02であり;やすり53に対しては、それは0.03であり;やすり54に対しては、第2の部分の先細りは0.04mm/mmである。図5A乃至図5Dのやすりは以後グループIIIとして述べる。
【0040】
図6A乃至図6Dは上述のグループIVのやすりである本発明に係る更に別の組のやすりを概略的に示す。図6A乃至図6Dは複数先細り形状のやすり61、62、63、64を示す。やすり61−64の各々においては、先端部70に隣接する第1の部分Aと、先端部から離れ、シャンクへ延びる第2の部分Bとがある。この組のやすりにおいては、各第1の部分は他の第1の部分のものとは異なる長さであり、第1の部分A(0.12)の最大先細りを有するやすり61に対して最も短く、やすり61に対する0.10で開始してやすり64に対する0.06に至る第1の部分の先細りが減少するにつれて、やすり62、63、64に対して漸進的に増大する。所望なら、0.04及び0.02の一層小さい先細りを第5及び第6のやすり内に適当なものとして設けることができる。
【0041】
従って、第2の部分の先細りに対する第1の部分の先細りの比率は、0.02の第2部分の先細りを備えたグループIのやすりに対しては、3乃至6の範囲にある。第1の部分の最小先細りが0.02である場合、先細り比率の範囲は1から6までである。これらのやすり61−64においては、第2の部分の先細りはやすり毎に変化し、第1の部分の先細りが減少するにつれて、先細りが増大する。やすり61に対しては、第2の部分の先細りは0.01mm/mmであり;やすり62に対しては、それは0.02であり;やすり63に対しては、それは0.03であり;やすり64に対しては、第2の部分の先細りは0.04mm/mmである。
【0042】
歯の根管の準備のための本発明に係る複数先細りしたやすりの使用の結果、一層少ない時間で及び一層少数のやすりで、良好な結果を得ることができる。複数先細りしたやすりの1つが歯の根内へ一層深く駆動された場合、やすりの異なる深さでの切断フルートの異なる部分が、グッタペルカ又は他の充填材料を受け入れるための準備において、根管を最終形状へとシェーピングするのに有効となる。これらのやすりは図2に示す形式のハンドルを有する個々のやすりとして説明した。しかし、これらは動力駆動で使用するための器具として同様に適用できる。
【0043】
図7A、図7B、図7C及び図7Dに概略的に示した形状(ただし、これに限定されない)に対応して、やすりは異なる形状及び断面形状とすることができる。図7Aは3つの切断縁122、124、126を備えた断面として器具120を示す。切断縁122、124、126間には、3つの面123、125、127がそれぞれ存在する。これらの面は確実なレーキ角度及び改善された切断縁122、124、126を提供するような横断面としてほぼ形状づけられる。
【0044】
図7Bは3つの切断縁132、134、136を備えた断面として器具130を示す。切断縁間には、3つの面133、135、137が存在する。各面はフルート縁として半径方向のランド部を備えた、断面が凹状となっている。図7Bの形状は、図7Aに比べて少ない製造コストで、改善された切断縁を提供する。
【0045】
図7Cは器具140を断面で示す。この器具は切断縁142、144、146間に平坦な面143、145、147を備えた三角形断面を有する。図7Dは器具150を断面で示す。この器具は、他のものとは違って、2つの対向する切断表面152、154を有する。
【0046】
本発明を有利に使用できるような方法を示す目的で、本発明に係る複数先細りした歯科用のやすりの種々の特定の構成を上述したが、本発明がそれに限定されないことを認識されたい。従って、当業者が行うことのできる任意の及びすべての修正、変更及び等価構成は特許請求の範囲で規定された本発明の範囲内に入るものと考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】破線で示す根管シェーピング手順中に一部が除去される歯の根管の概略図である。
【図2】従来技術の普通のISOやすりを示す図である。
【図3】図3A乃至図3Dは本発明に係る第1のグループの4つの複数先細りのやすりの概略図である。
【図4】図4A乃至図4Dは本発明に係る第2のグループの4つの複数先細りのやすりの概略図である。
【図5】図5A乃至図5Dは本発明に係る第3のグループの4つの複数先細りのやすりの概略図である。
【図6】図6A乃至図6Dは本発明に係る第4のグループの4つの複数先細りのやすりの概略図である。
【図7】図7A乃至図7Dは本発明の複数先細りのやすりの切断フルートのための4つの異なる断面形状の概略断面図である。
Claims (24)
- 内歯科用やすりであって、
第1の直径を有する丸いシャンクと、シャンクから遠い方のやすりの端部に位置し、第1の直径よりも小さな第2の直径を有する先端部と、先端部とシャンクとの間を延び、その長さ全体にわたって少なくとも1つの螺旋状の切断縁を有する先細りフルート部分と、を含み、
先細りフルート部分は、フルート部分の異なる部位において少なくとも2つの異なる度合いの先細りを含むやすり。 - 前記やすりのシャンクに取付けられやすりの操作を容易にするハンドルを更に含む請求項1のやすり。
- 前記シャンクは歯科用の手持ち片に結合するためのラッチ把持部分を具備する請求項1のやすり。
- 先端部に隣接するフルート部分の第1の部位が第1の部位の全長にわたる第1の一定の度合いの先細りを具備し、シャンクに隣接するフルート部分の第2の部位が第1の部位の先細りよりも小さな第2の一定の度合いの先細りを具備する請求項1のやすり。
- 前記フルート部分の第1の部位の先細りはその第2の部位の先細りよりも大きいことを特徴とする請求項4のやすり。
- 前記フルート部分の第2の部位の先細りは0.02mm/mmである請求項5のやすり。
- 前記フルート部分の第2の部位の先細りは0.04mm/mmである請求項5のやすり。
- 前記フルート部分の第1の部位の先細りは0.12mm/mmである請求項4のやすり。
- 前記フルート部分の第1の部位の先細りは0.10mm/mmである請求項4のやすり。
- 前記フルート部分の第1の部位の先細りは0.08mm/mmである請求項4のやすり。
- 前記フルート部分の第1の部位の先細りは0.06mm/mmである請求項4のやすり。
- 前記フルート部分の第1の部位の先細りは0.04mm/mmである請求項4のやすり。
- 前記フルート部分の第1の部位の先細りは0.02mm/mmである請求項4のやすり。
- 前記フルート部分の第1及び第2の部位の先細りは互いに関して選択された比率内にある請求項4のやすり。
- 前記比率が3乃至6の範囲内にある請求項14のやすり。
- 先細りの度合いがフルート部分の第1及び第2の部位間で急激に変化する請求項12のやすり。
- 前記フルート部分の第1及び第2の部位間の境界点がやすりの先端部から予め選択された距離にある請求項16のやすり。
- 請求項4にそれぞれ対応する一組の内歯科用やすりであって、フルート部分の第1の部位の先細りが上記組内でやすり毎に変化する一組の内歯科用やすり。
- フルート部分の第1の部位の先細りの変化の範囲が0.02mm/mmから0.12mm/mmまでである請求項18の一組の内歯科用やすり。
- フルート部分の第1の部位の先細りの変化の範囲が0.06mm/mmから0.12mm/mmまでである請求項18の一組の内歯科用やすり。
- フルート部分の第2の部位の先細りが0.02mm/mmの選択された値である請求項20の一組の内歯科用やすり。
- フルート部分の第2の部位の先細りが0.04mm/mmの選択された値である請求項20の一組の内歯科用やすり。
- フルート部分の第2の部位の先細りの度合いが上記組のフルート部分の第1の部位における先細りの度合いの変化に逆比例してやすり毎に変化する請求項20の一組の内歯科用やすり。
- フルート部分の第1の部位の先細りが0.12から0.06mm/mmまで減少するときに、フルート部分の第2の部位の先細りが0.01から0.04mm/mmまで増大する請求項20の一組の内歯科用やすり。
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