JP2004521583A - 非スケーラブル符号化ビデオ信号からスケーラブル符号化ビデオ信号を発生する方法及び装置 - Google Patents

非スケーラブル符号化ビデオ信号からスケーラブル符号化ビデオ信号を発生する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、入力符号化ビデオ信号中のデータを修正して、ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とからなる出力スケーラブルビデオ信号を発生する方法に関するものである。該方法は、上記入力符号化ビデオ信号から復号データ信号を発生するエラー復号ステップと、該復号データ信号への動き補償信号の加算の結果としての中間データ信号から上記ベースビデオ信号を発生する第1再符号化ステップと、上記ベースビデオ信号の符号化エラーを発生する再構築ステップと、該符号化エラーから上記動き補償信号を発生する動き補償ステップと、上記符号化エラーから前記拡張ビデオ信号を発生する第2再符号化ステップとを少なくとも有している。上記ベースビデオ信号の符号化エラーは、該ベースビデオ信号を発生するために使用されるものより精細な粒度で再符号化される。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力符号化ビデオ信号中のデータを修正して、ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とからなる出力スケーラブルビデオ信号を発生する第1の方法であって、該方法が、
− 上記入力符号化ビデオ信号から復号データ信号を発生するエラー復号ステップと、
− 該復号データ信号と動き補償信号との加算の結果としての中間データ信号から上記ベースビデオ信号を発生する第1再符号化ステップと、
− 上記ベースビデオ信号の符号化エラーを発生する再構築ステップと、
− 該符号化エラーから上記動き補償信号を発生する動き補償ステップと、
を少なくとも有するような方法に関する。
【0002】
また、本発明は、入力符号化ビデオ信号中のデータを修正して、ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とからなる出力スケーラブルビデオ信号を発生する第2の方法であって、該方法が、
− 上記入力符号化ビデオ信号から復号データ信号を発生するエラー復号ステップと、
− 該復号データ信号から上記ベースビデオ信号を発生する第1再符号化ステップと、
− 上記ベースビデオ信号の符号化エラーを発生する再構築ステップと、
を少なくとも有するような方法にも関する。
【0003】
また、本発明は、上記第1方法又は第2方法を実行するトランスコーディング(transcoding)装置にも関する。本発明は、例えば、ビデオ放送又はビデオ記憶の分野において使用することができる。
【0004】
【従来の技術】
新しい情報技術の出現に伴い、圧縮されたビデオが、例えば専門用途及び/又は消費者向け製品等の種々の用途で使用されている。このことは、伝送される符号化ビデオ信号のビットレートが通信ネットワークの帯域幅容量に適合されねばならないことを意味している。この目的のため、斯かるデータ操作を成就するためにトランスコーディング(transcoding)方法が使用されている。
【0005】
トランスコーディング方法は、ヨーロッパ特許出願第EP 0 690 392 A1号に提案されている。この方法は、MPEG−2規格に従い符号化された入力ビデオ信号のビットレート低下を実行するために使用される。この特許出願は、入力符号化ビデオ信号を修正して、入力符号化ビデオ信号から、異なる品質レベルを有する一連の符号化ビデオ信号からなるスケーラブルビデオ信号を発生する方法及び対応する装置を記載している。
【0006】
従来技術により発生されるスケーラブルビデオ信号は、低品質のベースビデオ信号と、より高い品質のビデオ情報を帯びる拡張ビデオ信号とからなっている。該拡張ビデオ信号は、動き補償ループに直列に挿入される、即ち上記ベースビデオ信号の符号化エラーに作用する、再符号化ステップにより発生される。この再符号化ステップは、動き補償ステップにおいてビデオ信号として使用される修正された符号化エラーも発生する。この再符号化ステップは、上記符号化エラーに適用される量子化ステップを有し、該ステップには上記拡張ビデオ信号を発生する可変長符号化ステップが後続する。平行して、上記量子化ステップの出力信号は逆量子化された信号を発生するために逆量子化され、該逆量子化された信号から上記符号化エラーが減算されて、上記の修正された符号化エラーが得られる。同様の再符号化ステップを縦続的に反復することにより他の品質レベルを得ることもできることが記載されている。
【0007】
しかしながら、従来技術によるデータを修正する該方法は種々の制限を受ける。
【0008】
第1に、従来技術に述べられている再符号化ステップは量子化ステップ及び逆量子化ステップを必要とする。これらの処理ステップは計算資源の点で非常に消耗的であるので、斯かる方法は消費者向け製品においてではなく専門製品における実施化に制限される。この制限は、この従来の方法が異なる品質を持つ複数のビデオ信号を発生する限りにおいてはもっともである。何故なら、この場合には、異なる品質を持つビデオ信号と同じだけ多くの量子化及び逆量子化ステップを考えなければならないからである。
【0009】
第2に、前記再符号化ステップの設定によれば、修正された符号化エラーの大きさが、拡張ビデオ信号の品質レベルが減少した場合に大きな割合で変化する可能性がある。確かに、上記符号化エラーが動き補償される前に上記再符号化ステップにより修正されるという事実は、前記ベースビデオ信号のビットレートの調節を乱し得、該ベースビデオ信号の目標ビットレートを維持することが困難となる。
【0010】
最後に、従来方法により発生されるベースビデオ信号の内容は、拡張ビデオ信号を発生する前記再符号化ステップに依存する。何故なら、該ベースビデオ信号は動き補償の後に上記の修正された符号化エラーから発生されるからである。結果として、上記拡張ビデオ信号がベースビデオ信号との連結伝送の間に失われると、該ベースビデオ信号の復号は品質のドリフトをもたらす。何故なら、符号化の間に使用された基準フレームを復号側で再構築することができないからである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、入力符号化ビデオ信号を修正して、ベースビデオ信号と一連の拡張ビデオ信号とからなる出力スケーラブルビデオ信号を発生する第1及び第2の価格有効的な方法を提供することにより従来の方法の制限を解決することにある。
【0012】
この目的のため、本発明によるデータを修正する第1方法は、該第1方法が前記符号化エラーから前記拡張ビデオ信号を発生する第2再符号化ステップを有していることを特徴としている。
【0013】
上記入力符号化ビデオ信号の処理の結果、スケーラブルビデオ信号が得られる。確かに、入力符号化ビデオ信号から所与のビットレートのベースビデオ信号を発生している間に、この第1方法は少なくとも1つの拡張ビデオ信号の同時的発生を可能にする。上記ベースビデオ信号の符号化エラーは、該ベースビデオ信号を発生するために使用されるものより精細な粒度で(即ち、より精細なビデオデータ情報を含んで)再符号化される。このように、上記入力符号化ビデオ信号は処理後に複数の符号化されたビデオ信号、即ち上記入力符号化ビデオ信号の好ましくは低品質版に対応するベースビデオ信号及び該ベースビデオ信号の品質を改善するための少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組、に従って分解される。
【0014】
上記再符号化ステップは上記符号化エラーに対して直接実行され、このことは、動き補償ステップに使用される符号化エラーは修正されず、結果として上記ベースビデオ信号に対する符号化妨害を防止することを意味する。
【0015】
更に、従来技術に反して、伝送の間に1つ又は複数の拡張ビデオ信号が失われた場合に、ベースビデオ信号の復号が影響を受けることがない(即ち、品質のドリフトがない)。何故なら、斯様な復号に使用される基準フレームが拡張レイヤとは完全に独立となるからである。
【0016】
本発明によるデータを修正する第2方法は、上記符号化エラーから上記拡張ビデオ信号を発生する第2再符号化ステップを有していることを特徴とする。
【0017】
本発明による上述した第1方法と比較して、動き補償ステップを含む符号化ループが解放されている。結果として、最早、動き補償ステップは実行されず、このことは、実施化された場合に該第2方法により必要とされる計算的負荷の低減を可能にする。
【0018】
結果として拡張ビデオ信号が発生される上記符号化エラーの再符号化は、ベースビデオ信号の品質ドリフトを補償する。何故なら、該符号化エラーを上記ベースビデオ信号と同時に部分的に又は全体として送信することができるからである。
【0019】
好ましいモードにおいては、本発明によるデータを修正する上記第1及び第2方法の各々は、上記第2再符号化ステップが、
− 前記符号化エラーを形成するデータのビット面をシフトするシフト副ステップと、
− 前記シフトされたビット面を形成するデータの間の最大値を見付け、再符号化されるべき前記シフトされたビット面の数を導出する副ステップと、
− 各々が拡張ビデオ信号を規定するような可変長符号化されたビット面を発生するために前記シフトされたビット面を可変長符号化する副ステップと、
を有していることを特徴とする。
【0020】
これらの順次の副ステップは、上記符号化エラーから、容易に劣化され得、且つ、例えば最上位側ビット面等のビット面を選択することによりスケーリングすることができる単一の拡張ビデオ信号の発生を可能にする。上記拡張ビデオ信号のビットレートは、当該ビットストリームにおける如何なる位置においても変更することができ、このことは、ビデオデータが伝送される通信チャンネルの帯域幅制約に対する瞬時的な適応化を可能にする。これは、価格有効的な解決策に繋がる。何故なら、このことは低い計算資源しか必要とされない価格有効的な副ステップを意味すると共に、上記再符号化ステップが上記符号化エラーに対して周波数ドメインで直接作用するからである。
【0021】
また、本発明は、ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する出力スケーラブルビデオ信号を発生するために、入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正する第1ビデオトランスコーディング装置であって、
− 前記入力符号化ビデオ信号から復号データ信号を発生するエラー復号手段と、
− 動き補償信号と前記復号データ信号との加算の結果としての中間データ信号から、前記ベースビデオ信号を発生する第1再符号化手段と、
− 前記ベースビデオ信号の符号化エラーを発生する再構築手段と、
− 前記符号化エラーから前記動き補償信号を発生する動き補償手段と、
を少なくとも有するような装置にも関している。
【0022】
この第1トランスコーディング装置は、前記符号化エラーから前記拡張ビデオ信号を発生する第2再符号化手段を有していることを特徴とする。
【0023】
このビデオトランスコーディング装置は、本発明による前記第1方法の種々のステップ及び副ステップを実施するソフトウェア及びハードウェア手段を有する。
【0024】
また、本発明は、ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する出力スケーラブルビデオ信号を発生するために、入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正する第2ビデオトランスコーディング装置であって、
− 前記入力符号化ビデオ信号から復号データ信号を発生するエラー復号手段と、
− 前記復号データ信号から前記ベースビデオ信号を発生する第1再符号化手段と、
− 前記ベースビデオ信号の符号化エラーを発生する再構築手段と、
を少なくとも有するような装置にも関している。
【0025】
このトランスコーディング装置は、前記符号化エラーから前記拡張ビデオ信号を発生する第2再符号化手段を有していることを特徴とする。
【0026】
このビデオトランスコーディング装置は、本発明による前記第2方法の種々のステップ及び副ステップを実施するソフトウェア及びハードウェア手段を有する。
【0027】
本発明による特別な実施化モードにおいては、上記第1トランスコーディング装置及び第2トランスコーディング装置は、上記第2再符号化手段が、
− 前記符号化エラーを形成するデータのビット面をシフトするシフト手段と、
− 前記シフトされたビット面を形成するデータの間の最大値を見付け、再符号化されるべき前記シフトされたビット面の数を導出する手段と、
− 各々が拡張ビデオ信号を規定するような可変長符号化されたビット面を発生するために前記シフトされたビット面を可変長符号化する手段と、
を有しているようなものとなる。
【0028】
また、本発明は、入力符号化ビデオ信号を受信すると共に、該入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正してベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する出力スケーラブルビデオ信号を発生するような本発明による上記トランスコーディング装置を有するセットトップボックスにも関している。
【0029】
また、本発明は、ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する符号化ビデオ信号であって、該符号化ビデオ信号が、入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正する上記第1又は第2方法を実施した結果得られたものであるような符号化ビデオ信号にも関している。
【0030】
このスケーラブル信号は、本発明による前記第1又は第2方法のステップ及び副ステップの技術的特徴を反映する。
【0031】
また、本発明は、ベースレイヤと一連の拡張レイヤとを有する符号化ビデオ信号が記録されている記憶媒体であって、該符号化ビデオ信号が入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正する前記第1又は第2方法を実施した結果得られたものであるような記憶媒体にも関している。
【0032】
上記記憶媒体は、好ましくは、ハードディスク又は消去可能なデジタルビデオディスク(例えば、R/Wディスク)に対応するものとすることができる。
【0033】
また、本発明は、本発明の前記第1又は第2方法の前記ステップ又は副ステップを実行するためのコード命令を有しているようなコンピュータプログラムにも関している。
【0034】
このコンピュータプログラムは一連の命令を有し、これら命令は、信号プロセッサに接続されたメモリ等のハードウェア手段にロードされた場合に、前述した本発明による第1及び第2方法の何れかのステップ及び副ステップを実行するのを可能にする。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細な説明及び他の態様を以下に述べる。
【0036】
以下、本発明の特定の態様を、以下に記載されると共に添付図面に関連して考察される実施例を参照して説明する。尚、図面において同一の部分又は副ステップは同様の形で示されている。
【0037】
本発明は、MPEG−2入力符号化ビデオ信号のデータ修正に良く適合されるが、当業者にとっては、斯かる方法が例えばMPEG−4、H.261又はH.263ビデオ規格に記載されているもののようなブロックに基づく圧縮方法により符号化されている如何なる符号化信号にも適用可能であることは明らかであろう。
【0038】
以下、本発明を、修正されるべき入力符号化ビデオ信号がMPEG−2国際ビデオ規格(動画専門家グループ、ISO/IEC13818−2)に準拠すると仮定して詳細に説明する。1つのビデオフレームは、16x16ピクセルの隣接する正方形領域(マクロブロック(MB)と呼ばれる)に分割されると仮定する。
【0039】
本発明による方法は、入力符号化ビデオ信号のデータ修正を可能にして、MPEG−2符号化シンタックスに準拠するベースビデオ信号及び一連の拡張ビデオ信号を同時に発生する。この目的のため、ベースビデオ信号はトランスコーディングステップにより発生される。このトランスコーディングステップは、上記入力符号化ビデオ信号のビットレートを低減し、かくして該入力符号化ビデオ信号と比較してビデオ品質を低下させることからなる。本発明による方法は、この品質損失を利用して、上記拡張ビデオ信号を発生する。該品質損失を表す符号化エラーは、上記拡張ビデオ信号を発生する再符号化ステップにより再符号化される。該符号化エラーは、前記ベースビデオ信号に含まれない補足的な精細ビデオデータ情報を有するような1つ又は複数の拡張ビデオ信号を発生するように再符号化される。このように、ベースビデオ信号と拡張ビデオ信号との再合成は、ベースビデオ信号のビデオ品質を較べて一層良好な品質のビデオ信号を形成することを可能にする。
【0040】
図1は、本発明による方法の第1実施例を示している。この実施例は、現入力符号化ビデオ信号103から復号データ信号102を発生するエラー復号ステップ101を少なくとも有するようなトランスコーディング構成に基づいている。このエラー復号ステップ101は、当該入力信号に含まれる減少された数のデータ型式のみが復号されるので、入力ビデオ信号103の部分的復号を実行する。このステップは、符号104で示される、上記信号103内に含まれる少なくともDCT係数及び動きベクトルの可変長復号(VLD)ステップを有している。このステップは、復号されたDCT係数105及び動きベクトル106を得るためのエントロピ復号ステップ(例えば、ハフマンコードを有する逆ルックアップテーブルによる)からなっている。該ステップ104と直列に、107で示す逆量子化(IQ)が上記の復号された係数105に対して実行されて、復号されたデータ信号102を発生する。逆量子化ステップ107は、主に、上記DCT復号係数105を上記入力信号103の量子化係数により乗算するステップからなっている。殆どの場合、この逆量子化ステップ107はマクロブロックレベルで実行される。何故なら、上記量子化係数はマクロブロックからマクロブロックへと変化し得るからである。復号された信号102は周波数ドメイン内のデータを有する。
【0041】
このトランスコーディング構成は、入力ビデオ信号103のトランスコーディングの結果としての信号に対応する出力ビデオ信号109を発生する再符号化ステップ108も有している。このビデオ信号109は、ベースビデオ信号として示される。信号109は、入力信号103のようにMPEG−2ビデオ規格に準拠している。上記再符号化ステップ108は、復号されたデータ信号102と修正された動き補償信号112との加算副ステップ111による加算の結果としての中間データ信号110に対して作用する。該再符号化ステップ108は、113により示される量子化(Q)ステップを直列に有している。この量子化ステップ113は、信号110におけるDCT係数を新たな量子化係数により除算して、量子化されたDCT係数114を発生するステップからなっている。斯様な新たな量子化係数は、入力符号化ビデオ信号103のトランスコーディングにより実施される修正を特徴付けるものである。何故なら、例えばステップ107において使用されるものより大きな量子化係数は、結果として上記入力符号化ビデオ信号103のビデオレートの低減となるからである。上記量子化ステップ113と直列に、115により示す可変長符号化(VLC)ステップが上記係数114に適用されて、エントロピ符号化されたDCT係数116を得る。VLD処理と同様に、VLC処理は各係数114に対するハフマンコードを定義するようなルックアップテーブルからなっている。次いで、係数116は動きベクトル106(図示略)と共に117で示すバッファ(BUF)に蓄積され、ベースビデオ信号109により帯びられるトランスコーディングされたフレームを形成する。
【0042】
この構成は、上記ベースビデオ信号109の周波数ドメインにおける符号化エラー119を発生するための再構築ステップ118も有している。この再構築ステップは、量子化ステップ113により導入された符号化エラーの定量化を可能にする。現在のトランスコーディングされたビデオフレームの斯様な符号化エラーは、後に詳述する動き補償ステップの間において、次のビデオフレームのトランスコーディングに対して考慮され、ベースビデオ信号109におけるフレームからフレームへの品質のドリフトを防止する。上記符号化エラー119は、信号114に対して実行されると共に結果として信号121が得られるような、符号120により示す逆量子化(IQ)ステップを用いて再構築される。次いで、減算副ステップ122が信号110と121との間で実行され、結果としてDCTドメイン、即ち周波数ドメインにおける上記符号化エラー119が得られる。斯様な符号化エラー119は、入力符号化ビデオ信号103とベースビデオ信号109との間の差に対応する。周波数ドメインにおける該符号化エラー119は、123で示す逆離散コサイン変換(IDCT)ステップを介して通過され、ピクセルドメインでの対応する符号化エラー124を発生する。
【0043】
この構成は、符号125により示されるメモリ(MEM)に記憶されると共に信号109により帯びられる前のトランスコーディングされたビデオフレームに関連する符号化エラーから動き補償信号112を発生する動き補償ステップ126も有している。メモリ125は少なくとも2つの副メモリを有している。これら副メモリの第1のものはトランスコーディングされているビデオフレームに対する修正された符号化エラー124の記憶のためのものであり、第2のものは前のトランスコーディングされたビデオフレームに関する修正された符号化エラー124の記憶のためのものである。先ず、128で示す動き補償(COMP)が、信号127によりアクセスされる上記第2副メモリの内容に対して予測ステップで実行される。該予測ステップは、上記の記憶された符号化エラー127から予測信号129を計算することからなっている。動き補償信号とも呼ばれる該予測信号は、メモリ装置125に記憶された信号のうちの、トランスコーディングされている入力ビデオ信号102の部分に関する動きベクトル106により示される部分に対応する。当業者により既知なように、上記予測は通常はMBレベルで実行される。このことは、信号102により帯びられる各入力MBに対して、予測MBが決定されると共に加算副ステップ111によりDCTドメインにおいて上記入力MBに更に加算されて、フレームからフレームへの品質のドリフトを減衰することを意味する。動き補償信号129はピクセルドメイン内であるので、該信号はDCTステップ130を通過されて、DCTドメインにおける動き補償信号112を発生する。
【0044】
この構成は、前記符号化エラー119から拡張ビデオ信号137を発生する再符号化ステップ131も有している。該再符号化ステップは、上記符号化エラー119を構成するデータのビット面又は好ましくはビット面の部分をシフトするシフト副ステップ132を有するようなビット面符号化に基づくものである。入力符号化ビデオ信号103が8x8DCTブロックを用いたブロック型技術に従って符号化されていると考えると、上記符号化エラー119も同様に、ビット面は有利には8x8符号化エラーブロックを構成する64のデータから抽出される同一ランクの64ビットのアレイからなる。例えば、最初のビット面は上記64のデータの第1の最上位側ビット(MSB)に対応する64ビットからなり、第2のビット面は上記64のデータの第2のMSBに対応する64ビットからなり、等々となるであろう。加重方法が使用されるとしたら、当該シフトはMBレベルで実行される、即ち当該MBを構成するデータの全ビットが同一の値だけ左にシフトされる。例えば、420ビデオフォーマットを扱うとすると、輝度データに関する4組の64係数と2組のクロミナンスデータとが規定され、かくしてシフトされる。かくして、シフトされたビット面133は、該シフトされたビット面を構成するデータの間の最大値を見付けるステップからなる副ステップ134により解析される。該最大値は、シフトされたビット面133の数を導出するために直接使用される。例えば、副ステップ132によるシフト後に、該シフトされたビット面133が次のような組の64のデータ(10,0,6,0,0,3,0,2,2,0,0,2,0,0,1,0,…0,0)を有している場合、このブロックにおける最大値は10であることが分かり、二進で10を表すビット(1010)の最小数は4である。全ての値を4ビットを用いて二進で書くと、4つのビット面が以下のように形成される。
(1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, ... 0, 0) (MSB面)(0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, ... 0, 0) (第2MSB面)
(1, 0, 1, 0, 0, 1, 0, 1, 1, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, ... 0, 0) (第3MSB面)
(0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 0, ... 0, 0) (第4MSB面=LSB面)
【0045】
後続の副ステップにおいて、シフトされたビット面は可変長符号化副ステップ136により符号化され、拡張ビデオ信号137を形成する可変長符号化データを発生する。この目的のため、ビット面は先ず以下のように2Dシンボル(RUN、EOP)に変換することができる。
− 1の前の連続する0の数(RUN)、
− このビット面上に何れかの1が残っているか、即ち最終面(End Of Plane;EOP)か。MSB面の後のビット面が全て0を有する場合、全零ビット面を表すために特別なシンボルALL−ZEROが形成される。
前記4つのビット面を(RUN、EOP)シンボルに変換すると、
(0,1) (MSB面)
(2,1) (第2MSB面)
(0,0),(1,0),(2,0),(1,0),(0,0),(2,1)(第3MSB面)
(5,0),(8,1) (第4MSB面=LSB面)
が得られる。かくして、各2Dシンボルは、VLCコードを各2Dシンボルに関連付けるルックアップテーブルによりVLC符号化される。
【0046】
上記信号137は、全ビット面が前記ベースビデオ信号と共に1つの信号として同時に送信される場合は、単一の拡張ビデオ信号と見ることができる。上記信号137自体は、最下位側ビット面(LSB側の面)のような低減された数のビット面が送信の前又は間に省略される場合は、上記ベースビデオ信号と同時に送信されるべきスケーラブルビデオ信号と見ることもできる。拡張ビデオ信号137の数は左へのシフトを増加させることにより増加することができ、該シフトは、好ましくは、LSB側面が省略される場合に対応する情報が失われないように高い重要度のデータに対して実行される。結果として、ビット面の数が増加されると、信号137のスケーラビリティは一層精細な粒度を有し、これは目標ビットレートに一層精密に到達することを可能にする。該目標ビットレートは、ベースビデオ信号のビットレートと、信号137における選択された組のビット面のビットレートとの和である。
【0047】
信号119を形成するデータに適用されるシフトは、画像ヘッダに記憶されたシフト値を有する8x8重み付けマトリクスによりフレームレベルで実行することができる。この場合、8x8ブロックデータ形成する各値は該重み付けマトリクス内の同一の行及び列を持つシフト値に従いシフトされる。このようにして、8x8ブロック内の周波数領域は、これらが一層重要な係数を有すると見なされる場合は、有利にも他の周波数領域より多くシフトすることができる。
【0048】
上記シフトは、信号119により帯びられる所与のフレーム内の部分的領域の選択的シフトも含む。この目的のため、MBヘッダに値が含まれるシフトは、該部分的領域を規定するようなMBを形成する全データに対して実行される。このシフト方法は、有利には、上記部分的領域が保存されるべきビデオシーケンス内の重要な領域である場合に使用される。
【0049】
図2は、本発明による方法の第2実施例を示している。この実施例は、図1において動き補償ステップを含む符号化ループが解放されているものに基づいている。この実施例は、本発明による方法の計算的負荷をビデオ品質の悪化により低下させるのを可能にする。何故なら、ベースビデオ信号109にフレームからフレームへのドリフトが現れるからである。確かに、このトランスコーディング方法は、ドリフト性のベースビデオ信号109に繋がる。何故なら、量子化ステップ113により生じる符号化エラー119が、最早、次のフレームのトランスコーディングに再導入されないからである。
【0050】
この方法の利点は、符号化エラー119を再符号化ステップ131により別個に再符号化し、結果として1つ又は複数の拡張ビデオ信号137が発生される点にある。このように、ベースビデオ信号と拡張ビデオ信号との再合成は、ベースビデオ信号のビデオ品質と較べて一層良好な品質のビデオ信号を形成することを可能にする。
【0051】
信号137のスケーラビリティは上記品質のドリフトを防止する。何故なら、符号化エラー119は、このようにして、部分的に又は全体として上記ベースビデオ信号と同時に送信することができるからである。
【0052】
図3は、本発明による方法により発生されたビデオ信号の復号原理を示し、これは文献「INTERNATIONAL ORGANISATION FOR STANDARDISATION ISO/IEC JTC1/SC29/WG11 CODING OF MOVING PICTURES AND AUDIO, ISO/IEC JTC1/SC29/WG11, N3317, March 2000, FGS Verification Model」に記載されているように本発明の一部ではない。この復号処理は、ベースビデオ信号及び拡張ビデオ信号を別個に復号するステップからなっている。ベースビデオ信号301はMPEG−2ビデオ規格による標準のデコーダ302により復号され、該デコーダは復号されたベースビデオ信号303を発生する。一方、拡張ビデオ信号304のビット面はハイブリッドデコーダ305により復号される。当該拡張ビデオ信号が図1又は図2に示した実施例により発生されている場合は、該ハイブリッドデコーダ305は、可変長復号副ステップ307と、可変長復号されたビット面を右にシフト戻しする副ステップ308と、ピクセル型の拡張ビデオ信号310を発生する逆離散コサイン変換309とを有するような順次の副ステップからなる。かくして、加算副ステップ311により信号303及び310は加算され、結果として復号された向上されたビデオ信号308が得られる。
【0053】
本発明によりデータを修正する該方法は、トランスコーディング装置において異なる筋書きで実施することができる。
【0054】
このようなトランスコーディング装置は、ビデオ放送又はビデオストリーミング装置に対応することができる。このような状況においては、MPEG−2ビデオ規格に従い符号化された入力ビデオ信号を、処理後に、可変数の拡張ビデオ信号(即ち、より多くの又は少ない重要な数のビット面)をベースビデオ信号に関連させることにより、異なる帯域幅容量を有する通信チャンネルを介して伝送することができる。
【0055】
このようなトランスコーディング装置は、セットトップボックス又はデジタルビデオディスク(DVD)のような消費者向け製品に対応することもできる。このような状況では、MPEG−2ビデオ規格に従い符号化された入力ビデオ信号の処理後、ベースビデオ信号及び該信号の関連する拡張ビデオ信号はメモリ手段にローカルに記憶される。次いで、メモリスペースが不足する場合、1つ又は複数の拡張ビデオ信号を、ビデオシーケンスの完全さを損なうこと無しに、上記メモリ手段から削除することができる。この装置は、特に融通のきく記憶用途向きである。
【0056】
入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正する該方法は、ビデオトランスコーディング装置において幾つかの態様で実施することができる。第1に、ハードウェア部品を使用する場合、このスケーラブルな方法は、配線された電子回路(例えば、シフト副ステップを実行するためのシフトレジスタ、動き補償ステップの間にビデオフレームを記憶するため及びデータバッファリングのためのRAMメモリ)により実施化することができる。又は、第2として、ソフトウェア構成要素を使用する場合、該方法は、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶される一連の命令により実施化することができ、これら命令は上記回路の少なくとも一部を置換すると共に、該置換された回路により満たされるのと同一の機能を果たすためにコンピュータ又はデジタルプロセッサの制御の下で実行可能である。
【0057】
従って、本発明は上述した第1及び第2の方法のステップ又は幾つかのステップを実施するためのコンピュータが実行可能な命令を含むようなソフトウェアモジュールを有するコンピュータ読み取り可能な媒体にも関するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による方法の第1実施例を示す。
【図2】図2は、本発明による方法の第2実施例を示す。
【図3】図3は、本発明による方法により発生されたビデオ信号の復号を可能にする方法の一実施例を示す。

Claims (10)

  1. ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する出力スケーラブルビデオ信号を発生するために、入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正する方法であって、
    − 前記入力符号化ビデオ信号から復号データ信号を発生するエラー復号ステップと、
    − 動き補償信号と前記復号データ信号との加算の結果としての中間データ信号から、前記ベースビデオ信号を発生する第1再符号化ステップと、
    − 前記ベースビデオ信号の符号化エラーを発生する再構築ステップと、
    − 前記符号化エラーから前記動き補償信号を発生する動き補償ステップと、
    を少なくとも有するような方法において、
    前記符号化エラーから前記拡張ビデオ信号を発生する第2再符号化ステップを有していることを特徴とする方法。
  2. ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する出力スケーラブルビデオ信号を発生するために、入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正する方法であって、
    − 前記入力符号化ビデオ信号から復号データ信号を発生するエラー復号ステップと、
    − 前記復号データ信号から前記ベースビデオ信号を発生する第1再符号化ステップと、
    − 前記ベースビデオ信号の符号化エラーを発生する再構築ステップと、
    を少なくとも有するような方法において、
    前記符号化エラーから前記拡張ビデオ信号を発生する第2再符号化ステップを有していることを特徴とする方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータを修正する方法において、前記第2再符号化ステップが、
    − 前記符号化エラーを形成するデータのビット面をシフトするシフト副ステップと、
    − 前記シフトされたビット面を形成するデータの間の最大値を見付け、再符号化されるべき前記シフトされたビット面の数を導出する副ステップと、
    − 各々が拡張ビデオ信号を規定するような可変長符号化されたビット面を発生するために前記シフトされたビット面を可変長符号化する副ステップと、
    を有していることを特徴とする方法。
  4. ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する出力スケーラブルビデオ信号を発生するために、入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正するトランスコーディング装置であって、
    − 前記入力符号化ビデオ信号から復号データ信号を発生するエラー復号手段と、
    − 動き補償信号と前記復号データ信号との加算の結果としての中間データ信号から、前記ベースビデオ信号を発生する第1再符号化手段と、
    − 前記ベースビデオ信号の符号化エラーを発生する再構築手段と、
    − 前記符号化エラーから前記動き補償信号を発生する動き補償手段と、
    を少なくとも有するような装置において、
    前記符号化エラーから前記拡張ビデオ信号を発生する第2再符号化手段を有していることを特徴とする装置。
  5. ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する出力スケーラブルビデオ信号を発生するために、入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正するトランスコーディング装置であって、
    − 前記入力符号化ビデオ信号から復号データ信号を発生するエラー復号手段と、
    − 前記復号データ信号から前記ベースビデオ信号を発生する第1再符号化手段と、
    − 前記ベースビデオ信号の符号化エラーを発生する再構築手段と、
    を少なくとも有するような装置において、
    前記符号化エラーから前記拡張ビデオ信号を発生する第2再符号化手段を有していることを特徴とするトランスコーディング装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のトランスコーディング装置において、前記第2再符号化手段が、
    − 前記符号化エラーを形成するデータのビット面をシフトするシフト手段と、
    − 前記シフトされたビット面を形成するデータの間の最大値を見付け、再符号化されるべき前記シフトされたビット面の数を導出する手段と、
    − 各々が拡張ビデオ信号を規定するような可変長符号化されたビット面を発生するために前記シフトされたビット面を可変長符号化する手段と、
    を有していることを特徴とする装置。
  7. 入力符号化ビデオ信号を受信すると共に、該入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正してベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する出力スケーラブルビデオ信号を発生する請求項4又は請求項5に記載のトランスコーディング装置を有することを特徴とするセットトップボックス。
  8. ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する符号化ビデオ信号において、該符号化ビデオ信号が請求項1又は請求項2に記載の入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正する方法を実施した結果得られたものであることを特徴とする符号化ビデオ信号。
  9. ベースビデオ信号と少なくとも1つの拡張ビデオ信号の組とを有する符号化ビデオ信号が記録されている記憶媒体において、該符号化ビデオ信号が請求項1又は請求項2に記載の入力符号化ビデオ信号におけるデータを修正する方法を実施した結果得られたものであることを特徴とする記憶媒体。
  10. 請求項1又は請求項2に記載の方法における前記ステップ又は副ステップを実行するためのコード命令を有していることを特徴とするコンピュータプログラム。
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