JP2004519641A - 自動車に用いられるボールジョイント - Google Patents
自動車に用いられるボールジョイント Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004519641A JP2004519641A JP2002591682A JP2002591682A JP2004519641A JP 2004519641 A JP2004519641 A JP 2004519641A JP 2002591682 A JP2002591682 A JP 2002591682A JP 2002591682 A JP2002591682 A JP 2002591682A JP 2004519641 A JP2004519641 A JP 2004519641A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating ring
- ball joint
- ball
- boot
- stud
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
- F16C11/0666—Sealing means between the socket and the inner member shaft
- F16C11/0671—Sealing means between the socket and the inner member shaft allowing operative relative movement of joint parts due to flexing of the sealing means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/416—Ball or spherical joints
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/43—Fittings, brackets or knuckles
- B60G2204/4308—Protecting guards, e.g. for rigid axle damage protection
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2202/00—Solid materials defined by their properties
- F16C2202/20—Thermal properties
- F16C2202/24—Insulating
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32606—Pivoted
- Y10T403/32631—Universal ball and socket
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32606—Pivoted
- Y10T403/32631—Universal ball and socket
- Y10T403/32713—Elastomerically biased or backed components
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32606—Pivoted
- Y10T403/32631—Universal ball and socket
- Y10T403/32721—Elastomeric seat
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32606—Pivoted
- Y10T403/32631—Universal ball and socket
- Y10T403/32729—Externally packed
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32606—Pivoted
- Y10T403/32631—Universal ball and socket
- Y10T403/32737—Universal ball and socket including liner, shim, or discrete seat
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Abstract
Description
本発明は、自動車に用いられるボールジョイントであって、当該ボールジョイントがボールスタッドを有しており、該ボールスタッドが少なくとも、ハウジングの軸受けシェル内に回転可能にかつ/または旋回可能に収容されたジョイントボールと、スタッド区分とから成っている形式のものに関する。さらに、ボールジョイントの内側のジョイント構成部分はシールベローズによって不純物や湿分の侵入に対して保護されている。
【0002】
このような形式のボールジョイントのシールベローズは、ハウジングに固定された第1の縁範囲を有している。シールベローズの第2の縁範囲は滑り結合部を介して、ボールスタッドのスタッド区分に位置固定された回転リングに結合されている。自動車に用いられるこのようなボールジョイントは、たとえばスイス国特許第465971号明細書に開示されている。シールベローズの第1の縁範囲が少なくとも1つの締付けリングによってボールジョイントのハウジングに固定されているのに対して、第2の縁範囲は滑り結合部を有している。この滑り結合部は公知の構成では、特にボールスタッドがその長手方向軸線を中心にして回転運動を実施する際にシールベローズとボールスタッドとの間の相対運動を可能にするために必要となる。このような可動性なしでは、たいていゴムから成っているシールベローズが許容し得ない程に負荷されて、早期に摩耗してしまう。なぜならば、引張負荷はゴムを損傷させる作用を有する恐れがあるからである。その結果、このようなボールジョイントの寿命は減じられてしまう。
【0003】
自動車のホイール懸架装置に用いられるボールジョイントは、たとえばアッパアームとナックルとを連結する、車両全重量により負荷される「サポートジョイント(Traggelenk)」またはロアアームとナックルとを連結する、ホイールを車両長手方向軸線に対して相対的に正確に規定された位置に案内する「ガイドジョイント(Fuehrungsgelenk)」の場合にそうであるように、しばしばホイール近傍の範囲に取り付けられるので、このようなボールジョイントは、たとえばオイル、グリース、汚物、飛沫水および腐食性媒体、たとえば塩水によって著しく負荷される。
【0004】
さらに、ボールジョイントがブレーキディスク近傍に取り付けられる場合には、高い熱負荷が考慮されなければならない。ブレーキディスクは走行運転中に著しく加熱され、ひいては熱を放出する。この熱はジョイント構成部分にとっては極度の負荷となる。この理由から一般に、熱防護シールドとしてブーツ(Schutzmanshette)を設けることが知られている。このブーツは隣接した自動車構成部分の熱放射線に対して、敏感なボールジョイント構成部分を保護する。それと同時に、このブーツは少なくとも制限された規模で飛沫水をボールジョイントから遠ざけておくこともできる。冒頭で既に述べたように、ボールスタッドの回転運動を補償するためには、シールベローズ縁部のうちの一方の縁部のための回転リングを設けることが必要となる。しかし、回転リングが使用されると、ジョイント構成部分にとって別の危険ポテンシャルが生じる。なぜならば、たとえばクリープによりこの回転リングに湿分もしくは腐食性媒体が浸透すると、これによって、特にこのようなボールジョイントの回転リング範囲において腐食現象が発生する恐れがあるからである。このことは、ボールジョイントの短縮された寿命を招く。なぜならば、接触範囲における腐食発生により、ジョイント構成部分が、予想された時期よりも早く摩耗してしまい、ひいてはボールジョイント内部に位置する敏感なジョイント構成部分への湿分や不純物の侵入がもはや阻止され得なくなるからである。また、回転リングとボールスタッドとの接触範囲における付加的なシール手段も、このような危険を完全に排除することはできない。特に高圧洗浄器具を用いた洗浄は、当該アッセンブリのシールに対して高められた要求を課している。
【0005】
本発明に課された技術的な課題は、敏感なジョイント構成部分を熱放射線に対しても、飛沫水や腐食性影響因子に対しても一層良好に保護することのできるボールジョイントを提供することである。
【0006】
このような技術的課題は、本発明によれば請求項1の特徴部に記載の特徴により解決される。本発明の有利な構成は請求項2以下の対象である。
【0007】
本発明によるボールジョイントは、回転リングの表面と、この回転リングの表面に面した、回転リングを支持する自動車構成部分の表面との間にブーツが挿入されていることを特徴としている。
【0008】
ブーツはこの場合、自体公知の形式で、敏感なボールジョイント構成部分を熱放射線や飛沫水影響に対してシールドするために働く。このブーツを回転リングと自動車構成部分との間に挿入することにより、さらに回転リング範囲のシールも達成されるので、この区分にはもはや湿分もしくは不純物が侵入し得なくなる。とりわけ回転リングを当て付けるために働くか、もしくはブーツを保持するために働く自動車構成部分は、たとえばホイール懸架装置のレバーアイ(Hebelauge)であってよい。
【0009】
ボールジョイントの本発明による構成に基づき、ボールジョイントを有効に保護し、ひいてはボールジョイントの寿命を全体的に向上させるような極めて単純で、ひいては廉価な変化形が提供されている。臨界的な回転リング区分をシールするための付加的な手間のかかるシール手段が回避可能となるので、たとえば回転リングの特別な被覆を不要にすることができる。本発明によるボールジョイントは卓越した耐熱性、耐飛沫水性および耐食性によりすぐれている。
【0010】
本発明の有利な構成では、ブーツの少なくとも一部の区分を、自動車構成部分の前記表面と、回転リングの対応する表面との間の締付け結合もしくはクランプ結合により保持することが提案される。
【0011】
しかし、本発明の別の有利な構成では、回転リングとブーツとの間に形状接続的な結合、すなわち係合に基づいた嵌合による結合または材料接続的な結合を設けることもできる。この場合、たとえば接着結合または加硫法が考えられる。
【0012】
可動のボールジョイント構成部分のできるだけ良好なシールを可能にするためには、さらに、ポット形のブーツが、当該ボールジョイントの周方向で当該ボールジョイントの少なくとも一部を取り囲んでいて、シールベローズを当該ボールジョイントの長手方向で十分にカバーしていることが提案される。この場合、ブーツと自動車構成部分との間の直接的な当付け範囲がシステム全体のシール作用のために極めて重要となる。当然ながら、ブーツは周方向で見てボールジョイント全体を取り囲むことができる。
【0013】
回転リングとブーツとの間の結合手段もしくは互いに対応し合う構成部分の間でのブーツの密な当付けを改善するためには、ブーツが高耐熱性のプラスチック、ゴムまたは生ゴムから製造されていると有利である。EPDM(エチレンプロピレンジエンターポリマ)ゴムまたはシリコーンゴムのような材料が適当となり得る。軟質の材料または弾性的な材料の使用に基づき、極めて密な結合を形成することが可能となる。なぜならば、これによってブーツの縁範囲内への回転リングの少なくとも部分的な押込みもしくは圧入が達成されると同時に、このブーツが、対応する自動車構成部分の表面に最適に当て付けられるからである。回転リングは有利にはステンレス金属または表面保護された金属もしくはプラスチックまたは金属とプラスチックとから成る複合材料から製作され得る。したがって、回転リングおよびブーツのための材料選択に応じて、これらの構成部分を単一部分として一体に形成することも可能となる。一体の構成の場合には、ボールジョイントを製作するか、もしくはボールジョイントを自動車構成部分に挿入するために僅かな組付け手間しか必要とならない点に決定的な利点が認められる。
【0014】
ボールスタッドにおける回転リングの固着もしくは締まり嵌めを保証すると共に、対応する自動車構成部分における回転リングの好都合な支持を保証するために、本発明のさらに別の改良形では、回転リングを、横断面で見て互いに所定の角度を成した少なくとも2つのつばを備えるように形成することが提案される。これらのつばは互いにほぼ直角に延びていると有利である。この場合、第1のつばはスタッド区分に固着配置されており、第2のつばの、自動車構成部分に面した表面は、自動車構成部分の対応する表面に弾性的に支持されている。
【0015】
既に述べたように、回転リングとブーツとを単一部分から一体に構成するか、または複数の部分からそれぞれ別体に構成することが可能である。これらの構成部分の組合せのために2つの別体の部分が使用される場合、本発明のさらに別の有利な構成では、回転リングの第2のつばが、少なくとも自動車構成部分に面した表面に凹部を有している。この凹部は、ブーツの縁区分を収容するために働く。回転リングとブーツとのこのような結合の場合には、回転リングと、自動車構成部分の対応する表面との間にクランプ結合が形成されるので有利である。このようなクランプ結合を用いて、ブーツは回転リングの凹部内に保持される。このシステムの組付けは比較的簡単となり、しかもたとえばブーツがいつでも交換可能となるという利点を有している。
【0016】
本発明によるボールジョイントのシールシステムを全体的に最適化するためには、さらに別の手段を設けることができる。すなわち、本発明のさらに別の有利な構成では、シールベローズの第2の縁範囲の、回転リングとの接触面のうちの少なくとも1つの接触面に、ラビリンスシールを装備させることが可能となる。回転リングにおけるシールベローズの縁範囲の当付けの改善は、さらに自体公知の締付けリングによって行うことができる。この場合、この締付けリングはシールベローズの縁範囲に回転リングに対して、つまり回転リングに向かって、プリロードもしくは予荷重をかける。
【0017】
シールベローズの縁範囲がボールスタッドのジョイントボールの方向へずれ滑り、これによってシールベローズの縁範囲が回転リングから自動的に解離されてしまうことを回避するためには、さらに、回転リングとジョイントボールに設けられたスロート部との間に保持リングを配置することが推奨される。ジョイントボールのスロート部はボールスタッドのスタッド区分と、ボールスタッドに一体成形されたか、もしくは取り付けられたジョイントボールとの間の移行範囲に位置している。
【0018】
本発明のさらに別の改良形では、当然ながら、前記保持リングが回転リングと一体に形成されていてよい。その場合、回転リングに設けられた、シールベローズの縁範囲のための嵌込み範囲は、横断面で見てほぼU字形の形状を有しているので、シールベローズの縁範囲は回転リング内にスライド式に収容されており、シールベローズの自動的な軸方向滑りずれが防止されている。
【0019】
以下に、自動車に用いられる本発明によるボールジョイントの有利な実施例を図面につき詳しく説明する。
【0020】
図1に示した、自動車に用いられるボールジョイントはボールスタッド1を有している。このボールスタッド1は、円筒状もしくは軽度に円錐状の横断面を有するスタッド区分5からくびれ区分もしくはネック区分19を介してジョイントボール4へ移行している。ネック区分19とジョイントボール4との間には、スロート部(Kehlung)17が設けられている。
【0021】
ジョイントボール4は軸受けシェル2内に複数の方向で滑り運動可能に支持されている。軸受けシェル2はボールジョイントのハウジング3内に収容されている。ボールスタッド1の円錐状のスタッド区分5は、自動車構成部分10に孔として形成された収容部20内に挿入されている。ボールスタッド1の、ジョイントボール4とは反対の側に設けられたねじ山区分(図示しない)を用いて、ボールジョイント全体を自動車構成部分10に取り付けることができる。この場合、組付け時にスタッド区分5の円錐状の部分はボールスタッド1の長手方向で、十分な締まり嵌め(Festsitz)が保証されるまで自動車構成部分10の収容部20内に引き込まれる。
【0022】
ボールスタッド1の円錐状のスタッド区分5の端部では、つまりネック区分19への移行部の直前では、ボールスタッド1に回転リング(Laufring)9が固着して配置されている。この回転リング9は、直接にボールスタッド1に装着された第1のつば12と、横断面で見て第1のつば12からほぼ直角に突出した第2のつば13とから成っている。回転リング9のこの第2のつば13は自動車構成部分10の対応する表面に弾性的に支持されている。
【0023】
前で説明した組付け過程の間では、つまりボールジョイントを対応する自動車構成部分10へ組み込む過程の間では、回転リング9の第2のつば13が自動車構成部分10に弾性的に当て付けられる。回転リング9の第2のつば13の、ボールスタッド1とは反対の側の前方の範囲では、回転リング9が凹部14を有している。この凹部14内には、この場合、ブーツ11の環状の区分が挿入されている。回転リング9の第2のつば13が自動車構成部分10に弾性的に支持されていることに基づき、第2のつば13と自動車構成部分10との間にはクランプ結合が達成され、このクランプ結合によってブーツ11の環状の区分が保持されている。
【0024】
ブーツ11は図示の実施例では高耐熱性のゴムから成っているので、このクランプ結合は図示の実施例のための、シール性と高い固着性とを有する固定を保証している。ブーツ11は全体的にポット形の構造を有していて、周方向でボールジョイントの大部分を取り囲んでいる。ボールスタッド1の長手方向で見て、ブーツ11は少なくともシールベローズ6の範囲をカバーしている。
【0025】
ボールジョイントの内側のジョイント構成部分をシールするために働くシールベローズ6は、ハウジング3に設けられた溝内に締付けリング結合部によって固着配置されている第1の縁範囲7と、回転リング9との滑り結合部を有する第2の縁範囲8とから成っている。シールベローズ6の第2の縁範囲8と回転リング9の内側表面との間のコンタクトペアリング(接触対偶)はこの場合、ラビリンスシール15の形で形成されている。ボールジョイントの図示の実施例では、シールベローズ6の第2の縁範囲8に設けられたラビリンスシール15が片側にしか設けられていない。回転リング9におけるシールベローズ6の第2の縁範囲8の当付けを改善し、ひいては第2の縁範囲8のシール機能を改善するためには、締付けリング16が使用される。この締付けリング16はシールベローズ6の第2の縁範囲8に回転リング表面に対してプリロードを加える。図1に示した、横断面で見て互いに直角を成して配置された2つのつばを有する回転リング9の実施例では、シールベローズ6の第2の縁範囲8が軸方向で、つまりジョイントボール4へ向かう方向で、回転リング9から滑脱してしまう恐れがある。このことを有効に阻止するためには、回転リング9と、ボールスタッド1のネック区分19とジョイントボール4との間の移行範囲に位置するスロート部17との間に保持リング18が設けられる。この場合、回転リング9と保持リング18とはそれぞれ別体の部分として形成されている。当然ながら、回転リング9を横断面U字形に形成することもできるし、あるいはまた保持リング18を回転リング9と一体に形成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明によるボールジョイントの一部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ボールスタッド、 2 軸受けシェル、 3 ハウジング、 4 ジョイントボール、 5 スタッド区分、 6 シールベローズ、 7 第1の縁範囲、 8 第2の縁範囲、 9 回転リング、 10 自動車構成部分、 11 ブーツ、 12 第1のつば、 13 第2のつば、 14 凹部、 15 ラビリンスシール、 16 締付けリング、 17 スロート部、 18 保持リング、 19 ネック区分、 20 収容部
Claims (12)
- 自動車に用いられるボールジョイントであって、
−ボールスタッド(1)が設けられており、該ボールスタッド(1)が少なくとも、ハウジング(3)の軸受けシェル(2)内に回転可能でかつ/または旋回可能に収容されたジョイントボール(4)とスタッド区分(5)とから成っており、
−シールベローズ(6)が設けられており、該シールベローズ(6)の第1の縁範囲(7)がハウジング(3)に固定されており、第2の縁範囲(8)が、スタッド区分(5)に位置固定された回転リング(9)との滑り結合部を有している形式のものにおいて、
回転リング(9)の表面と、該回転リング(9)の表面に面した、自動車構成部分(10)の表面との間にブーツ(11)が挿入されていることを特徴とする、自動車に用いられるボールジョイント。 - ブーツ(11)の少なくとも所定の区分が、自動車構成部分(10)の前記表面と回転リング(9)との間にクランプされて保持されている、請求項1記載のボールジョイント。
- ブーツ(11)の少なくとも所定の区分が、回転リング(9)との形状接続的または材料接続的な結合部を有している、請求項1記載のボールジョイント。
- ポット形のブーツ(11)が、当該ボールジョイントの周方向で当該ボールジョイントの少なくとも一部を取り囲んでいて、シールベローズ(6)を当該ボールジョイントの長手方向で十分にカバーしている、請求項1から3までのいずれか1項記載のボールジョイント。
- ブーツ(11)が高耐熱性のプラスチック、ゴムまたは生ゴムから成っており、回転リング(9)がステンレス金属または表面保護された金属、プラスチックまたは金属とプラスチックとから成る複合材料から成っている、請求項1から4までのいずれか1項記載のボールジョイント。
- 回転リング(9)が、互いに所定の角度を成した少なくとも2つのつば(12,13)を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載のボールジョイント。
- 回転リング(9)が、横断面で見て互いにほぼ直角を成して配置された2つのつば(12,13)を有しており、第1のつば(12)がスタッド区分(5)に固着配置されており、第2のつば(13)が、自動車構成部分(10)の表面に弾性的に支持されている、請求項6記載のボールジョイント。
- 第2のつば(13)が凹部(14)を有しており、該凹部(14)がブーツ(11)の縁区分を収容している、請求項7記載のボールジョイント。
- シールベローズ(6)の第2の縁範囲(8)が、少なくとも回転リング(9)に接触した接触面にラビリンスシール(15)を有している、請求項1から8までのいずれか1項記載のボールジョイント。
- シールベローズ(6)の第2の縁範囲(8)が、締付けリング(16)によって回転リング(9)に対してプリロードをかけられている、請求項1から9までのいずれか1項記載のボールジョイント。
- 当該ボールジョイントが、回転リング(9)を軸方向で位置固定するための軸方向位置固定部を有しており、該軸方向位置固定部が、回転リング(9)とジョイントボール(4)に設けられたスロート部(17)との間に配置された保持リング(18)から成っている、請求項1から10までのいずれか1項記載のボールジョイント。
- 前記保持リング(18)が回転リング(9)と一体に形成されている、請求項11記載のボールジョイント。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10125232A DE10125232B4 (de) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | Kugelgelenk für Kraftfahrzeuge |
PCT/DE2002/001832 WO2002095246A1 (de) | 2001-05-22 | 2002-05-17 | Kugelgelenk für kraftfahrzeuge |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004519641A true JP2004519641A (ja) | 2004-07-02 |
JP4034190B2 JP4034190B2 (ja) | 2008-01-16 |
Family
ID=7685931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002591682A Expired - Fee Related JP4034190B2 (ja) | 2001-05-22 | 2002-05-17 | 自動車に用いられるボールジョイント |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6857811B2 (ja) |
EP (1) | EP1301722B1 (ja) |
JP (1) | JP4034190B2 (ja) |
KR (1) | KR20030019557A (ja) |
DE (2) | DE10125232B4 (ja) |
ES (1) | ES2242868T3 (ja) |
WO (1) | WO2002095246A1 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20070111808A1 (en) * | 2003-07-07 | 2007-05-17 | Izquierdo Nunez Jose R | Knuckle with thermal protector |
DE10331929B3 (de) * | 2003-07-15 | 2004-09-16 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Pneumatisch oder elektromotorisch betätigbare Scheibenbremse |
DE102004046676A1 (de) * | 2004-09-24 | 2006-04-20 | Zf Friedrichshafen Ag | Kugelgelenk mit Dichtungsbalg |
US7648304B2 (en) * | 2004-11-12 | 2010-01-19 | Honda Motor Co., Ltd | Shield for a vehicle suspension ball joint |
US20060133891A1 (en) * | 2004-12-21 | 2006-06-22 | Dwayne Cook | Ball joint seal |
DE102004063013B4 (de) * | 2004-12-22 | 2009-06-18 | Zf Friedrichshafen Ag | Kugelgelenk, vorzugsweise für einen Einsatz in Fahrzeugen |
DE102007038491B4 (de) * | 2007-08-14 | 2010-08-12 | Zf Friedrichshafen Ag | Gelenk- und/oder Lageranordnung |
DE102008014695B4 (de) * | 2008-03-18 | 2023-08-03 | THK RHYTHM AUTOMOTIVE GmbH | Dichtungsbaugruppe eines Kugelgelenks sowie Kugelgelenk |
WO2017018168A1 (ja) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | Nok株式会社 | ボールジョイント用ダストカバー |
DE102015217219A1 (de) * | 2015-09-09 | 2017-03-09 | Zf Friedrichshafen Ag | Schutzkappe, Kugelgelenk mit einer solchen Schutzkappe und Zweipunktlenker mit einem derartigen Kugelgelenk |
FR3043741B1 (fr) * | 2015-11-17 | 2018-05-25 | Renault S.A.S. | Systeme de suspension d’un vehicule |
DE102016212323A1 (de) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | Zf Friedrichshafen Ag | Dichtungsanordnung |
DE102023202038B3 (de) | 2023-03-07 | 2024-06-13 | Zf Friedrichshafen Ag | Gelenk |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB892025A (en) | 1959-04-28 | 1962-03-21 | Eng Productions Clevedon Ltd | Improvements in dust covers for ball joints |
US3208779A (en) * | 1962-10-22 | 1965-09-28 | Gen Motors Corp | Ball joint dirt seal valve |
US3357728A (en) * | 1964-09-11 | 1967-12-12 | James O Melton | Ball and socket joint |
US3343855A (en) * | 1964-10-16 | 1967-09-26 | Ford Motor Co | Seal construction for articulated joints |
US3343857A (en) * | 1964-12-18 | 1967-09-26 | Ford Motor Co | Ball joint construction |
DE1575437B1 (de) * | 1966-10-08 | 1971-04-22 | Ehrenreich & Cie A | Kugelgelenk, insbesondere zur Verwen dung bei Kraftfahrzeugen |
DE6601766U (de) * | 1967-08-24 | 1969-03-27 | Daimler Benz Ag | Abdichtung zwischen einem hebelteil und einem gelenk-gehaeuse |
JPH048907A (ja) * | 1990-04-26 | 1992-01-13 | T R W S I Kk | ボールジョイント用プロテクター |
JPH08159147A (ja) * | 1994-12-08 | 1996-06-18 | Somic Ishikawa:Kk | ロッドエンド軸受装置 |
US6357956B1 (en) * | 1999-12-10 | 2002-03-19 | Dana Corporation | Unitized boot seal for ball joints |
-
2001
- 2001-05-22 DE DE10125232A patent/DE10125232B4/de not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-05-17 WO PCT/DE2002/001832 patent/WO2002095246A1/de active IP Right Grant
- 2002-05-17 DE DE50203609T patent/DE50203609D1/de not_active Expired - Fee Related
- 2002-05-17 US US10/333,237 patent/US6857811B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-05-17 ES ES02742768T patent/ES2242868T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2002-05-17 EP EP02742768A patent/EP1301722B1/de not_active Expired - Fee Related
- 2002-05-17 JP JP2002591682A patent/JP4034190B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2002-05-17 KR KR10-2003-7000205A patent/KR20030019557A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20030019557A (ko) | 2003-03-06 |
WO2002095246A1 (de) | 2002-11-28 |
DE10125232A1 (de) | 2002-12-12 |
JP4034190B2 (ja) | 2008-01-16 |
US6857811B2 (en) | 2005-02-22 |
US20040101353A1 (en) | 2004-05-27 |
DE50203609D1 (de) | 2005-08-18 |
DE10125232B4 (de) | 2007-08-23 |
ES2242868T3 (es) | 2005-11-16 |
EP1301722A1 (de) | 2003-04-16 |
EP1301722B1 (de) | 2005-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4034190B2 (ja) | 自動車に用いられるボールジョイント | |
EP0902203B1 (en) | Sealing assembly for a rolling bearing | |
JP5186040B2 (ja) | ウィンドガラスワイパ駆動装置及びウィンドガラスワイパ駆動装置を備えた自動車 | |
US20110020056A1 (en) | Sealing Assembly of a Ball Joint and Ball Joint | |
US20090260928A1 (en) | Disc Brake, In Particular for a Utility Vehicle | |
US4926979A (en) | Disk brake of a pin type | |
US4878767A (en) | Sleeve bearing | |
KR20130040915A (ko) | 브레이크 커버 플레이트 | |
JP2008524531A (ja) | 有利には車両における使用のためのボールジョイント | |
US20090097908A1 (en) | Dust Cover | |
US11255390B2 (en) | Disc brake for a utility vehicle | |
JPS6174914A (ja) | 自在継手用密封装置 | |
JPH08178080A (ja) | 自動車用の単一の車軸シール | |
US20040028302A1 (en) | Ball-and-socket joint | |
EP0890500A3 (en) | Motor vehicle steering linkage ball joint protective clip | |
US6913409B2 (en) | Ball joint for motor vehicles | |
JP2000205241A (ja) | 玉継手のボ―ルピンへのシ―ルベロ―ズ固定部 | |
KR102654322B1 (ko) | 볼조인트 | |
JPH0128343Y2 (ja) | ||
JP2009541681A (ja) | ジョイントアッセンブリ及び/又は支承アッセンブリ | |
JP4685706B2 (ja) | 自動車用プロペラシャフト | |
JP2007308072A (ja) | 自動車用プロペラシャフト | |
JP7134609B2 (ja) | 密封装置及びその製造方法 | |
CN218510185U (zh) | 防尘罩 | |
JPH0629517Y2 (ja) | ウォータポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070516 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070814 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070821 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071011 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |