JP2004519311A - 車両座席用の小組み立て品、特に取り付け具 - Google Patents
車両座席用の小組み立て品、特に取り付け具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004519311A JP2004519311A JP2002581225A JP2002581225A JP2004519311A JP 2004519311 A JP2004519311 A JP 2004519311A JP 2002581225 A JP2002581225 A JP 2002581225A JP 2002581225 A JP2002581225 A JP 2002581225A JP 2004519311 A JP2004519311 A JP 2004519311A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- mounting
- subassembly
- vehicle seat
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/22—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
- B60N2/235—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
- B60N2/2356—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
- B60N2/236—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls linearly movable
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/06—Surface hardening
- C21D1/09—Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/0068—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for particular articles not mentioned below
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D2221/00—Treating localised areas of an article
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Transportation (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】小組み立て品の構成要素の疲労を防ぐ。
【解決手段】車両座席用の小組み立て品、特に自動車座席用の取り付け具であって、第1構成要素(11;112;240)と、部位(15、17、19;134;240’)により前記第1構成要素(11;112;240)に対して移動可能な第2構成要素(12、21;212)とを備え、前記部位は、前記第1構成要素(11;112;240)に指定され、前記小組み立て品が、前記第1構成要素(11;112;240)に対して取り付けられ、案内され、および/または支持され、または該第1構成要素に対して互いに相互作用し、
前記第1構成要素(11;112;240)が少なくとも部分的に硬化される小組み立て品。
【選択図】図1
【解決手段】車両座席用の小組み立て品、特に自動車座席用の取り付け具であって、第1構成要素(11;112;240)と、部位(15、17、19;134;240’)により前記第1構成要素(11;112;240)に対して移動可能な第2構成要素(12、21;212)とを備え、前記部位は、前記第1構成要素(11;112;240)に指定され、前記小組み立て品が、前記第1構成要素(11;112;240)に対して取り付けられ、案内され、および/または支持され、または該第1構成要素に対して互いに相互作用し、
前記第1構成要素(11;112;240)が少なくとも部分的に硬化される小組み立て品。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、車両座席用の小組み立て品、特に、請求項1の序文に記載の特徴を備えた、自動車座席用の取り付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】
WO 00/44582号は、取り付け具として設計され、車両座席の背もたれ用の傾斜調整装置として設けられたこのタイプの小組み立て品を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
長期にわたって背もたれの傾斜を頻繁に変更することで、ある程度の疲労が生じてしまう。
【0004】
本発明は、冒頭部分でその疲労に関して述べたタイプの小組み立て品を改善する目的に基づいている。この目的は、請求項1の特徴を備えた小組み立て品によって、本発明に従い達成される。有益な改良は副請求項の課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1構成要素(および、好ましくはさらに第2構成要素)が少なくとも部分的に硬化されているために、疲労態様が著しく改善され、また、疲れ強度を増加することで、小組み立て品の耐用年数を大幅に増すことができる。既にある隙間が拡大しないため、取り付け具の不調が回避される。さらに、硬化した部位は比較的高い表面圧力に耐え得るので、本発明による取り付け具の使用の幅が広がる。
【0006】
構成要素の静的および動的な動作を大幅に変更しないようにするべく、コストに関して増加した出費と製造量を低く抑えるために、第1構成要素の、第1構成要素に対応して移動できる取り付け具の構成要素と相互作用する部位のみ、例えば軸受けおよび/または案内部および/または他の支持部を硬化させ、また好ましくは、第1構成要素を局所的に、つまり軸受け表面、案内部表面、歯表面、他の支持部表面上を硬化させるか、あるいは硬化させないことが好ましい。疲労の低減により、これらの支持部表面の形状の質に影響することはない。
【0007】
特に好ましい実施形態では、硬化した部位は、特別に境界層をレーザによって硬化している。表面硬化または高周波焼き入れと比較すると、この方法ではより優れた寸法安定性が得られ、画定された硬化範囲寸法での特定の硬化を特定範囲内で行うことができ、また、冷却後に生じる構成要素の歪みが非常に小さくて済む。この方法によって生じる熱の低い引き込みのために、硬化工程直後に、構成要素のさらなる処理を行うことが可能である。自動焼き入れが行われるため、つまり、導入された熱が、熱伝導によって冷たいベース材料内へと著しく消散するため、焼き入れ媒体は不要である。さらに、完全な自動設置システム内でのより費用効果的な使用が可能である。
【0008】
以下に、図面に示した3つの例証的実施形態を参照して、本発明をより詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1の例証的実施形態では、背もたれ3の傾斜を調整するための、自動車用車両座席1の両側部には、ラッチ取り付け具として設計された取り付け具5が、小組み立て品として設けられている。2つの取り付け具5は、トランスミッションロッド7によって、相互にギア接続している。取り付け具5を手動で作動するために、回転可能に固定された方法でトランスミッションロッド7上に取り付けられたハンドレバー9を使用する。以下に示す指示的な詳細は、トランスミッションロッド7によって画定されたシリンダ調整システムを参照している。
【0010】
各取り付け具5は、第1取り付け部としての取り付け下部11と、第2取り付け部としての取り付け上部12とを備え、これらの部品は、保持プレート(これ以上の詳細な図示は省く)によって軸方向に共に保持されている。垂直四半円形状をした4つの案内および軸受けセグメント15が取り付け下部11と一体に形成され、これが座席部分に固定されている。各案内および軸受けセグメント15の外側には、取り付け下部11の中心周囲で湾曲した狭い軸受け表面17が放射状に設けられている。4つの軸受け表面17は共に、円筒形状の軸受け表面を形成しており、この軸受け表面は、これに対応して湾曲した、取り付け上部12の放射状内方に向いた軸受け表面のために4回中断されており、取り付け上部12の軸受け表面はリングギアとして設計され、背もたれに固定されている。各案内および軸受けセグメント15はさらに、半径方向に走行した、狭く平坦な案内部表面19を備えている。各場合における2つの案内部表面19が共に、放射状に移動できるように配置された、歯付きセグメント21用の放射状案内部を形成している。
【0011】
歯付きセグメント21の各々は、さらに外方に配置された側部上の複数の歯をラッチとして備え、これらの歯は、取り付け具5をロックするために、取り付け上部12およびその軸受け表面とに対応する歯と相互作用できる。2つの案内側部23は放射状方向と平行して走行しており、関連する2つの案内および軸受けセグメント15の案内部表面19に対して支えられている。歯付きセグメント21の放射状内方に配置された側部は、偏心的に湾曲したクランプ面を具備する偏心ディスク25に対して支えられている。偏心ディスク25は、トランスミッションロッド7上に、ブッシュ形状をしたトランスミッション要素27により、回転可能に固定されて設置されており、また、取り付け具5を歯付きセグメント21上に押圧してこれをロックするために、2つの渦巻きバネ29によって円周方向へのプレストレスを与えられている。駆動ディスク(明瞭性のために図示していない)は、やはりトランスミッションロッド7上に、トランスミッション要素27により、回転可能に固定されて設置されており、また、ピンアンドスロット案内部を介して、本質的に従来の方法で2つの歯付きセグメント21と相互作用する。この駆動ディスクは、歯付きセグメント21を放射状方向内方へ戻すために、つまり、トランスミッションロッド7をハンドレバー9により回転することで開始されるロック解除に使用される。
【0012】
4つの案内および軸受けセグメント15は、各場合において、狭い隣接した範囲を含む、その軸受け表面17および案内部表面19の部位において局所的に硬化されている一方で、これ以外の部位および取り付け下部11は硬化されず、つまり軟質なままの状態である。これらの面と相互に作用する面、つまり、取り付け上部12の内部歯および歯つきセグメント21の案内側部23も硬化することができる。この硬化はレーザによって行う。特定の局所的な熱の付加およびインテグラル焼き入れを伴うこの方法により、構成要素の歪みが非常に小さくなる。同時に、頻繁な圧迫による支持面の疲労が大幅に減少され、より高い表面圧力を吸収することができるようになる。
【0013】
第2の例証的実施形態では、取り付け具105は、リングギアとして設計された取り付け上部112を備えている。この目的のために、取り付け上部112は、放射状内方へ向いた歯132をカップ状の凹部の円周面上に備えている。歯132の歯フランクと歯頭部はレーザ硬化されている。さらに、取り付け上部112は、その中心部に、軸受けとして使用されるつば形成部134を備え、このつば形成部134の外円周面134’も同様にレーザ硬化されている。
【0014】
第3の例証的実施形態は、揺らぎ取り付け具205を備え、取り付け上部212と揺らぎ取り付け具205のギアを含む部品との間で動作し、揺らぎ取り付け具205の上には中央自由旋回手段が設けられている。この機能のために、軸受けブッシュ240が取り付け上部212の軸受け内に設けられており、該ブッシュは、その放射状外方を向いた円周面上に3つの部位240’を備え、この3つの部位240’は相互に対してずれており、放射状に若干突出し、レーザ硬化されている。
【0015】
より詳細な説明がない限り、例証実施形態は、本質的に従来の方法に関連し、またこの方法で設計される。
【0016】
【発明の効果】
小組み立て品の構成要素の疲労が防止され、耐用年数が増加する。また、より優れた寸法安定性が得られ、画定された硬化範囲寸法での特定の硬化を特定範囲内で行うことができ、冷却後に生じる構成要素の歪みが非常に小さくて済み、硬化工程直後に構成要素のさらなる処理を行うことが可能であり、焼き入れ媒体は不要であり、さらに、完全な自動設置システム内でのより費用効果的な使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
第1の例証的実施形態の取り付け下部を示す。
【図2】
第1の例証的実施形態の断面図である。
【図3】
本発明に従い装備を行った車両座席を示す。
【図4】
第2の例証的実施形態の取り付け上部の断面図である。
【図5】
軸受けブッシュの範囲における、第3の例証的実施形態の部分図である。
【符号の説明】
1 車両座席
3 背もたれ
5、105、205 取り付け具
7 トランスミッションロッド
9 ハンドレバー
11 第1取り付け部、取り付け下部
12、112、212 第2取り付け部、取り付け上部
15 案内および軸受けセグメント
17 軸受け表面
19 案内部表面
21 歯付きセグメント
23 案内側部
25 偏心ディスク
27 トランスミッション要素
29 渦巻きバネ
132 歯
134 つば形成部
134’ つば形成部の外円周面
240 軸受けブッシュ
240’ 軸受けブッシュの部位
【発明の属する分野】
本発明は、車両座席用の小組み立て品、特に、請求項1の序文に記載の特徴を備えた、自動車座席用の取り付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】
WO 00/44582号は、取り付け具として設計され、車両座席の背もたれ用の傾斜調整装置として設けられたこのタイプの小組み立て品を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
長期にわたって背もたれの傾斜を頻繁に変更することで、ある程度の疲労が生じてしまう。
【0004】
本発明は、冒頭部分でその疲労に関して述べたタイプの小組み立て品を改善する目的に基づいている。この目的は、請求項1の特徴を備えた小組み立て品によって、本発明に従い達成される。有益な改良は副請求項の課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1構成要素(および、好ましくはさらに第2構成要素)が少なくとも部分的に硬化されているために、疲労態様が著しく改善され、また、疲れ強度を増加することで、小組み立て品の耐用年数を大幅に増すことができる。既にある隙間が拡大しないため、取り付け具の不調が回避される。さらに、硬化した部位は比較的高い表面圧力に耐え得るので、本発明による取り付け具の使用の幅が広がる。
【0006】
構成要素の静的および動的な動作を大幅に変更しないようにするべく、コストに関して増加した出費と製造量を低く抑えるために、第1構成要素の、第1構成要素に対応して移動できる取り付け具の構成要素と相互作用する部位のみ、例えば軸受けおよび/または案内部および/または他の支持部を硬化させ、また好ましくは、第1構成要素を局所的に、つまり軸受け表面、案内部表面、歯表面、他の支持部表面上を硬化させるか、あるいは硬化させないことが好ましい。疲労の低減により、これらの支持部表面の形状の質に影響することはない。
【0007】
特に好ましい実施形態では、硬化した部位は、特別に境界層をレーザによって硬化している。表面硬化または高周波焼き入れと比較すると、この方法ではより優れた寸法安定性が得られ、画定された硬化範囲寸法での特定の硬化を特定範囲内で行うことができ、また、冷却後に生じる構成要素の歪みが非常に小さくて済む。この方法によって生じる熱の低い引き込みのために、硬化工程直後に、構成要素のさらなる処理を行うことが可能である。自動焼き入れが行われるため、つまり、導入された熱が、熱伝導によって冷たいベース材料内へと著しく消散するため、焼き入れ媒体は不要である。さらに、完全な自動設置システム内でのより費用効果的な使用が可能である。
【0008】
以下に、図面に示した3つの例証的実施形態を参照して、本発明をより詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1の例証的実施形態では、背もたれ3の傾斜を調整するための、自動車用車両座席1の両側部には、ラッチ取り付け具として設計された取り付け具5が、小組み立て品として設けられている。2つの取り付け具5は、トランスミッションロッド7によって、相互にギア接続している。取り付け具5を手動で作動するために、回転可能に固定された方法でトランスミッションロッド7上に取り付けられたハンドレバー9を使用する。以下に示す指示的な詳細は、トランスミッションロッド7によって画定されたシリンダ調整システムを参照している。
【0010】
各取り付け具5は、第1取り付け部としての取り付け下部11と、第2取り付け部としての取り付け上部12とを備え、これらの部品は、保持プレート(これ以上の詳細な図示は省く)によって軸方向に共に保持されている。垂直四半円形状をした4つの案内および軸受けセグメント15が取り付け下部11と一体に形成され、これが座席部分に固定されている。各案内および軸受けセグメント15の外側には、取り付け下部11の中心周囲で湾曲した狭い軸受け表面17が放射状に設けられている。4つの軸受け表面17は共に、円筒形状の軸受け表面を形成しており、この軸受け表面は、これに対応して湾曲した、取り付け上部12の放射状内方に向いた軸受け表面のために4回中断されており、取り付け上部12の軸受け表面はリングギアとして設計され、背もたれに固定されている。各案内および軸受けセグメント15はさらに、半径方向に走行した、狭く平坦な案内部表面19を備えている。各場合における2つの案内部表面19が共に、放射状に移動できるように配置された、歯付きセグメント21用の放射状案内部を形成している。
【0011】
歯付きセグメント21の各々は、さらに外方に配置された側部上の複数の歯をラッチとして備え、これらの歯は、取り付け具5をロックするために、取り付け上部12およびその軸受け表面とに対応する歯と相互作用できる。2つの案内側部23は放射状方向と平行して走行しており、関連する2つの案内および軸受けセグメント15の案内部表面19に対して支えられている。歯付きセグメント21の放射状内方に配置された側部は、偏心的に湾曲したクランプ面を具備する偏心ディスク25に対して支えられている。偏心ディスク25は、トランスミッションロッド7上に、ブッシュ形状をしたトランスミッション要素27により、回転可能に固定されて設置されており、また、取り付け具5を歯付きセグメント21上に押圧してこれをロックするために、2つの渦巻きバネ29によって円周方向へのプレストレスを与えられている。駆動ディスク(明瞭性のために図示していない)は、やはりトランスミッションロッド7上に、トランスミッション要素27により、回転可能に固定されて設置されており、また、ピンアンドスロット案内部を介して、本質的に従来の方法で2つの歯付きセグメント21と相互作用する。この駆動ディスクは、歯付きセグメント21を放射状方向内方へ戻すために、つまり、トランスミッションロッド7をハンドレバー9により回転することで開始されるロック解除に使用される。
【0012】
4つの案内および軸受けセグメント15は、各場合において、狭い隣接した範囲を含む、その軸受け表面17および案内部表面19の部位において局所的に硬化されている一方で、これ以外の部位および取り付け下部11は硬化されず、つまり軟質なままの状態である。これらの面と相互に作用する面、つまり、取り付け上部12の内部歯および歯つきセグメント21の案内側部23も硬化することができる。この硬化はレーザによって行う。特定の局所的な熱の付加およびインテグラル焼き入れを伴うこの方法により、構成要素の歪みが非常に小さくなる。同時に、頻繁な圧迫による支持面の疲労が大幅に減少され、より高い表面圧力を吸収することができるようになる。
【0013】
第2の例証的実施形態では、取り付け具105は、リングギアとして設計された取り付け上部112を備えている。この目的のために、取り付け上部112は、放射状内方へ向いた歯132をカップ状の凹部の円周面上に備えている。歯132の歯フランクと歯頭部はレーザ硬化されている。さらに、取り付け上部112は、その中心部に、軸受けとして使用されるつば形成部134を備え、このつば形成部134の外円周面134’も同様にレーザ硬化されている。
【0014】
第3の例証的実施形態は、揺らぎ取り付け具205を備え、取り付け上部212と揺らぎ取り付け具205のギアを含む部品との間で動作し、揺らぎ取り付け具205の上には中央自由旋回手段が設けられている。この機能のために、軸受けブッシュ240が取り付け上部212の軸受け内に設けられており、該ブッシュは、その放射状外方を向いた円周面上に3つの部位240’を備え、この3つの部位240’は相互に対してずれており、放射状に若干突出し、レーザ硬化されている。
【0015】
より詳細な説明がない限り、例証実施形態は、本質的に従来の方法に関連し、またこの方法で設計される。
【0016】
【発明の効果】
小組み立て品の構成要素の疲労が防止され、耐用年数が増加する。また、より優れた寸法安定性が得られ、画定された硬化範囲寸法での特定の硬化を特定範囲内で行うことができ、冷却後に生じる構成要素の歪みが非常に小さくて済み、硬化工程直後に構成要素のさらなる処理を行うことが可能であり、焼き入れ媒体は不要であり、さらに、完全な自動設置システム内でのより費用効果的な使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
第1の例証的実施形態の取り付け下部を示す。
【図2】
第1の例証的実施形態の断面図である。
【図3】
本発明に従い装備を行った車両座席を示す。
【図4】
第2の例証的実施形態の取り付け上部の断面図である。
【図5】
軸受けブッシュの範囲における、第3の例証的実施形態の部分図である。
【符号の説明】
1 車両座席
3 背もたれ
5、105、205 取り付け具
7 トランスミッションロッド
9 ハンドレバー
11 第1取り付け部、取り付け下部
12、112、212 第2取り付け部、取り付け上部
15 案内および軸受けセグメント
17 軸受け表面
19 案内部表面
21 歯付きセグメント
23 案内側部
25 偏心ディスク
27 トランスミッション要素
29 渦巻きバネ
132 歯
134 つば形成部
134’ つば形成部の外円周面
240 軸受けブッシュ
240’ 軸受けブッシュの部位
Claims (10)
- 車両座席用の小組み立て品、特に自動車座席用の取り付け具であって、第1構成要素(11;112;240)と、部位(15、17、19;134;240’)により前記第1構成要素(11;112;240)に対して移動可能な第2構成要素(12、21;212)とを備え、前記部位は、前記第1構成要素(11;112;240)に指定され、前記小組み立て品が、前記第1構成要素(11;112;240)に対して取り付けられ、案内され、および/または支持され、または前記第1構成要素に対して互いに相互作用し、
前記第1構成要素(11;112;240)が少なくとも部分的に硬化される小組み立て品。 - 前記第1構成要素(11;112;240)が、軸受け(15、17;134;240’)、案内部(15、19)、歯(132)、または前記第2構成要素(12、21;212)用の別の支持面を形成する表面の部位(15、17、19;132、134’、240’)において少なくとも部分的に硬化されている請求項1に記載の小組み立て品。
- 前記第1構成要素(11;112;240)が、少なくとも部分的に硬化された部位(15、17、19;132、134;240)内で局所的に硬化される、あるいは硬化されない請求項1または2に記載の小組み立て品。
- 前記第2構成要素(12、21;212)が、前記第1構成要素(11;112;240)と相互作用する前記部位において少なくとも部分的に硬化される請求項1から3のいずれか1項に記載の小組み立て品。
- 前記取り付け具(5;105;205)が、相互に対して回転できる2つの取り付け部(11、12;112)を備え、前記軸受け(15、17;134;240)が前記第1取り付け部(11;112)上に設けられ、前記第2取り付け部(12;212)を硬化するためのものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の小組み立て品。
- 前記取り付け具(5;105)がラッチ取り付け具として設計され、該ラッチ取り付け具が、相互に対して回転できる2つの取り付け部(11、12;112)と、少なくとも1つのラッチ(21)とを具備し、前記ラッチ(21)が、前記第1取り付け部(11)の案内部(15、19)内で半径方向へ移動可能に配置されており、ロックを実行する目的で前記第2取り付け部(12)と相互作用し、前記案内部(15、19)が前記第1取り付け部上に設けられ、前記ラッチ(21)を硬化するためのものである請求項1〜5のいずれか1項に記載の小組み立て品。
- 前記取り付け具(105)が歯部分(132)を備え、前記歯部分の歯フランクおよび/または頭部が硬化されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の小組み立て品。
- 前記取り付け具(205)が、軸受けブッシュ(240)を介在させて相互に対して回転できる2つの取り付け部(212)を備え、前記軸受けブッシュ(240)が部分的に硬化されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の小組み立て品。
- 前記硬化された部位(15、17、19;132、134’;240’)がレーザ硬化されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の小組み立て品。
- 背もたれ(3)を備えた車両用座席(1)であって、請求項1〜9のいずれか1項に記載の小組み立て品を設け、前記小組み立て品が、取り付け具(5;105;205)として設計されており、前記背もたれ(3)の傾斜を調整するためのものである車両用座席(1)。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10118358A DE10118358A1 (de) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | Baugruppe für einen Fahrzeugsitz, insbesondere Beschlag |
PCT/EP2002/003790 WO2002083451A1 (de) | 2001-04-12 | 2002-04-05 | Baugruppe für einen fahrzeugsitz, insbesondere beschlag |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004519311A true JP2004519311A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=7681420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002581225A Pending JP2004519311A (ja) | 2001-04-12 | 2002-04-05 | 車両座席用の小組み立て品、特に取り付け具 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6742844B2 (ja) |
EP (1) | EP1377480B1 (ja) |
JP (1) | JP2004519311A (ja) |
BR (1) | BR0204825A (ja) |
DE (2) | DE10118358A1 (ja) |
WO (1) | WO2002083451A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169761A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Delta Kogyo Co Ltd | リクライニング部品の製造方法 |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2512177C (en) * | 2003-01-24 | 2012-05-29 | Intier Automotive Inc. | Recliner assembly for an automotive vehicle seat having a floating cam |
DE10323450B3 (de) | 2003-05-23 | 2005-01-05 | Keiper Gmbh & Co. Kg | Beschlagsystem für einen Fahrzeugsitz |
US7261379B2 (en) * | 2003-09-05 | 2007-08-28 | Dura Global Technologies, Inc. | Reclining vehicle seat hinge assembly |
US7100987B2 (en) * | 2004-08-31 | 2006-09-05 | Dura Global Technologies, Inc. | Reclining vehicle seat hinge assembly |
CA2537924C (en) * | 2005-03-03 | 2008-10-07 | Faurecia Automotive Seating Canada Limited | Rotary recliner mechanism for use with a vehicle seat assembly |
DE102005026966C5 (de) | 2005-06-10 | 2008-07-03 | Keiper Gmbh & Co.Kg | Beschlag für einen Fahrzeugsitz, insbesondere für einen Kraftfahrzeugsitz |
WO2007000041A2 (en) | 2005-06-13 | 2007-01-04 | Intier Automotive Inc. | Disc recliner with memory |
US20080073961A1 (en) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Lear Corporation | Reclining mechanism for vehicle seats |
US7517021B2 (en) * | 2006-09-12 | 2009-04-14 | Lear Corporation | Reclining mechanism for vehicle seats |
JP5195761B2 (ja) * | 2007-11-09 | 2013-05-15 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シートのリクライニング装置 |
US7703852B2 (en) * | 2007-12-03 | 2010-04-27 | Lear Corporation | Heavy duty reclining mechanism for vehicle seats |
CA2711966C (en) | 2008-01-17 | 2016-05-17 | Fisher Dynamics Corporation | Round recliner mechanism |
DE102009041493A1 (de) | 2009-09-10 | 2011-03-31 | Keiper Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur Herstellung eines Beschlagteils eines Beschlags für einen Fahrzeugsitz |
WO2012069277A1 (de) * | 2010-11-23 | 2012-05-31 | C. Rob. Hammerstein Gmbh & Co. Kg | Verfahren und vorrichtung zum herstellen einer gleitschiene einer längsverstellvorrichtung eines fahrzeugsitzes |
DE102011101700A1 (de) * | 2010-12-21 | 2012-06-21 | Sitech Sitztechnik Gmbh | Fahrzeugsitz mit laserverfestigten Bereichen |
DE102011012428B4 (de) | 2011-02-23 | 2018-03-29 | Adient Luxembourg Holding S.à.r.l. | Beschlag für einen Fahrzeugsitz |
DE102011086650A1 (de) * | 2011-11-18 | 2013-05-23 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg | Strukturbauteile für Fahrzeugsitze sowie Verfahren zu deren Herstellung |
US9296315B2 (en) | 2013-02-26 | 2016-03-29 | Fisher & Company, Incorporated | Recliner mechanism with backdriving feature |
US9902297B2 (en) | 2014-06-11 | 2018-02-27 | Fisher & Company, Incorporated | Latch mechanism with locking feature |
JP6682300B2 (ja) * | 2016-03-04 | 2020-04-15 | シロキ工業株式会社 | シートリクライニング装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE258248C (ja) | ||||
DE298826C (ja) | ||||
US4218092A (en) * | 1978-03-23 | 1980-08-19 | Rockwell International Corporation | Seat recliner mechanism |
AU572635B2 (en) * | 1984-04-02 | 1988-05-12 | Keiper Recaro Inc. | Continuously variable adjustable hinge |
DD258248A1 (de) * | 1987-03-05 | 1988-07-13 | Nagema Veb K | Verfahren zum haerten von kurvenbahnen und vorrichtung hierfuer |
FR2729108B1 (fr) * | 1995-01-10 | 1997-03-28 | Faure Bertrand Equipements Sa | Articulation pour siege de vehicule, et siege de vehicule equipe d'une telle articulation |
FR2766138B1 (fr) * | 1997-07-17 | 1999-10-01 | Faure Bertrand Equipements Sa | Mecanisme d'articulation pour siege de vehicule, et siege de vehicule equipe d'un tel mecanisme |
JP4103178B2 (ja) * | 1998-06-22 | 2008-06-18 | トヨタ紡織株式会社 | リクライニング装置 |
JP2000052826A (ja) * | 1998-08-04 | 2000-02-22 | Delta Kogyo Co Ltd | リクライニングシートのラチェット構造 |
DE19904300C1 (de) * | 1999-01-28 | 2000-08-03 | Keiper Gmbh & Co | Rastbeschlag für einen Fahrzeugsitz |
DE19904299C1 (de) * | 1999-01-28 | 2000-06-08 | Keiper Gmbh & Co | Rastbeschlag für einen Fahrzeugsitz |
US6491440B1 (en) * | 1999-09-22 | 2002-12-10 | Ntn Corporation | Wheel bearing apparatus |
-
2001
- 2001-04-12 DE DE10118358A patent/DE10118358A1/de not_active Ceased
-
2002
- 2002-04-05 EP EP02735227A patent/EP1377480B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-04-05 BR BR0204825-6A patent/BR0204825A/pt not_active Application Discontinuation
- 2002-04-05 WO PCT/EP2002/003790 patent/WO2002083451A1/de active IP Right Grant
- 2002-04-05 DE DE50211604T patent/DE50211604D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-04-05 JP JP2002581225A patent/JP2004519311A/ja active Pending
-
2003
- 2003-01-07 US US10/337,640 patent/US6742844B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169761A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Delta Kogyo Co Ltd | リクライニング部品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE50211604D1 (de) | 2008-03-13 |
US6742844B2 (en) | 2004-06-01 |
US20030102704A1 (en) | 2003-06-05 |
EP1377480A1 (de) | 2004-01-07 |
WO2002083451A1 (de) | 2002-10-24 |
DE10118358A1 (de) | 2002-10-24 |
BR0204825A (pt) | 2003-06-10 |
EP1377480B1 (de) | 2008-01-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004519311A (ja) | 車両座席用の小組み立て品、特に取り付け具 | |
US6918635B2 (en) | Fitting for a vehicle seat | |
JP4445549B2 (ja) | 車両座席用取り付け具 | |
KR100902981B1 (ko) | 차량 의자용 기어식 피팅 장치 | |
US8961056B2 (en) | Recliner mechanism | |
US7455361B2 (en) | Fitting for a vehicle seat | |
CN101612903B (zh) | 用于座椅倾角调节器的防返回传动装置 | |
US5452938A (en) | Hinge fitting for motor vehicle seats | |
KR20060123620A (ko) | 차량 시트용 피팅 | |
KR101082618B1 (ko) | 자동차 시트용 피팅 | |
US8591358B2 (en) | Belt tensioner | |
US8187128B2 (en) | Tensioning device | |
KR20120058569A (ko) | 차량 좌석용 구동 유닛 | |
KR20090057170A (ko) | 차량 좌석용 피팅 시스템 | |
US20080193203A1 (en) | Fitting for a vehicle seat | |
KR20090007784A (ko) | 자동차 부품용 조절 피팅 및 조절 피팅의 잠금 효과를 고정시키기 위한 방법 | |
KR101616878B1 (ko) | 회전식 리클라이너 | |
JP2013522101A (ja) | 車両シート用の取付具 | |
JP2011057210A (ja) | 車両シートのチルト調整機構 | |
CN108528280B (zh) | 车辆座椅及其电动旋转装置 | |
CN111231786A (zh) | 用于车辆座椅的倾斜装置 | |
JP2017524852A (ja) | カムシャフト組立体の製造方法 | |
KR20070068241A (ko) | 리클라이닝 부품의 제조 방법 | |
JP3742136B2 (ja) | 自動車用シートの回転構造 | |
KR100998335B1 (ko) | 차량 시트용 사이클로이드 타입 리클라이닝 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051018 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060425 |