JP2004504873A - 生鮮製品、特に花、果物および野菜を保存するための方法および対応する装置 - Google Patents

生鮮製品、特に花、果物および野菜を保存するための方法および対応する装置 Download PDF

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Abstract

本方法およびそれに対応する装置は、生鮮製品、より詳細には花、植物および野菜を保存するように設計されており、所望の温度および湿度レベルで外生エチレンのない、濾過された空気流または流れを絶え間なく生成すること、および、最終的な製品が陳列され販売されるような方式でその中で束ねられる、ディフューザ装置/容器を通って空気をガイドして、製品を取り囲む空気の恒久的な更新を達成し、それによって内生エチレンを排除し、その蓄積および結合を防止することを含む。製品はまた、所望の雰囲気条件に曝される。このことによって、製品と公衆の間の隔壁を設ける必要なく製品を恒久的に陳列することが可能になる。また、本方法は、霧状のまたは気体状の化合物を用いて製品を処理することを可能にし、付加的な処理を不必要とする。

Description

【0001】
(発明の目的)
本発明は、以下で一般に「製品」と呼ぶ、花、植物、果物および野菜などの生鮮製品の保存のための方法に関する。このようなプロセスは、前記製品を、チャンバの必要なしに、所望の温度および湿度で外生エチレンのない処理された空気に当てることに基づいている。
【0002】
製品をより長く保存すると同時に製品と潜在顧客の間の隔壁なしでこのような製品を陳列することができるプロセスを提供することが本発明の目的である。
【0003】
処理された空気の定常流が製品のそれぞれに分配され、かつ流通され、製品全体にわたって拡散される、製品の保存のためのプロセスを実施するための装置を提供することもまた本発明の目的である。
【0004】
(発明の背景)
生鮮製品、一般に花、植物、果物、野菜、肉および魚の劣化の主な原因は、特に、
製品内の望ましくないバクテリアおよび菌類の定着および/または成長
製品の水分の過度の損失
内生、外生エチレンの両方によって加速される、熟成または老化および/またはその腐敗である。
【0005】
現況技術では、生鮮製品を物理化学的な特性を変化させることなくその自然な状態に保つことを目的とした生鮮製品の保存プロセスは、以下のものを基にしていた。すなわち、
a)製品自体と、それを冒す可能性があり、概して生鮮商品の熟成、老化および腐敗の原因となる菌類およびバクテリアの代謝プロセスを共に遅延(冷却によって)または停止(冷凍によって)させるための商品の冷却。
現況技術は、強制空気循環のある、またはない、公衆へ陳列することができる窓がある、またはない、冷蔵チャンバまたは容器内に置くことによって、この機能の実施を管理している。
b)花、植物、果物、野菜などの場合、水の損失が衰弱およびそれに続く老化を引き起こすため、水の損失を避けるために製品内の高いレベルの湿度を保持することによる。
現況技術は、空気の相対湿度を所望のレベルまで上昇させるために蒸発器その他の類似の手段を用いて、上述のチャンバ内の空気を処理することによって、この機能を達成している。
c)胞子、バクテリアおよび他の汚染要素による汚染を減少させるためのチャンバの空気の濾過。
現況技術は、前記機能を実施するためのフィルタのセット特に、空気のオゾン化に基づくもの、および菌類およびバクテリアの除去のために紫外線を用いるものを使用していた。
d)エチレンの制御。エチレンは、老化および/または熟成および腐敗プロセス、一般的な燃焼プロセス、はんだ付け作業などの間に発生するガスであり、いったん花、植物、果物、野菜などの生鮮商品に接触すると一連の生理学的反応を開始し、それ自体が花/果物の老化/熟成、およびそれに続く腐敗を引き起こすエチレンをより多く発生する。
【0006】
したがって、エチレンの存在は、同時に、老化、熟成および腐敗の原因でも結果でもあるため、急速に連鎖反応を引き起こす。このため、エチレンの制御は、花、植物、果物および野菜などの生鮮製品の保存のために不可欠である。
【0007】
植物内でのエチレンの蓄積、およびその発生および/または定着を制御するため、現況技術は、2つの手法に焦点をおいていた。すなわち、
スクラバ内でエチレンを分離および定着させて、倉庫、チャンバなどの中でこのガスの蓄積を回避する、空気濾過システムを生み出すこと。
エチレンの生成を抑制する、および/または吸収を防止する物質を生み出すこと。これらの化合物は、2つのタイプに分割することができる。
1)アミノエトキシビニルグリシン(AVG)や2−アミノオキシ酢酸(AOA)などのエチレンの内生的な生成を抑制するもの。これらは、好ましくは果物の保存用に使用される化合物である。
2)内生、外生いずれのエチレンの定着を防止して、花、植物、果物および野菜のこのガスへの負の応答の活動化を防止/抑制するもの。
【0008】
これらの結果を達成する化合物は、2つの族に分割される。すなわち、
STS(チオ硫酸銀)。水に解けにくい極めて毒性の強い化合物は、花および植物の処理で使用されている。これは、主に、切花産業で使用されている。
1−MCP(1−メチルシクロプロペン)、気体状の化合物であり、倉庫、冷蔵チャンバなどの中での植物および花の処理用に米国の市場で最近導入された。このガスの無視できる毒性に基づいて(E.P.A.report−CAS Registry Number 3100−04−7;OPP Chemical Code 224459;Registration Eligibility Document:Environment Protection Agency,1999年4月、米国)1999年4月に、米国政府は、花および植物の処理のために、水との適切な組み合わせで前述のガスを徐々に解放する、粉末形態の製品の販売を認可した。
【0009】
(発明の説明)
提唱されたプロセスは、前節で提起された問題点を解決するものであり、その目的は、花、植物および野菜などの生鮮製品を、その最良の状態で保存し、同時に前記製品と潜在的消費者の間の隔壁なしで、前記製品を陳列することを可能にすることであると考えられてきた。
【0010】
本プロセスは、以下の機能を実施すると考えられてきた。
製品を、調整された相対湿度および温度で、外生エチレンなしで、制御された雰囲気に曝すこと。製品のタイプに応じて、相対湿度は、90%から95%の間で構成され、温度は0℃から12℃の間で構成される。
接触を避けるため、または前記ガスが製品と接触する時間を短縮するために花、植物、果物および野菜などの製品からの内生エチレンを追い出すこと。
製品が、製品と潜在的消費者の間の隔壁なしで、陳列されることができるようにして、また製品が、いかなるときも潜在的消費者から見えるようにして前記機能を実施すること。また、このような目的を果たすために、製品は、いかなるチャンバまたは容器内にも閉鎖されるべきではない。
【0011】
第2の機能として、製品を霧状のまたは気体状の化合物を用いて任意に処理することで、製品が受ける取り扱いの数を減少させ、あるいは付加的な取り扱いを不用とすることができる。
【0012】
本プロセスが基にしている原理は、絶え間なく更新される制御された雰囲気に製品を曝すために、製品を定常な空気流の中に置くということである。
【0013】
このような原理は、制御された雰囲気を内側に有する、閉じたチャンバまたは容器内に製品を置く通常の方法と異なっている。
【0014】
前記原理は、所要の特性の空気の流れの中に製品を置くことができる装置を用いて開発される。その結果、製品と接触している空気は、絶え間なく更新され、清潔で、湿った、冷たいエチレンのない空気に交換される。このようにして、製品の冷却および湿度の保持のほか、発生されるかもしれない内生エチレンが直ちに追い出され、花、植物、果物または野菜を取り囲んでいる空気中でのいかなる起こりうるエチレンの発生も除去される。
【0015】
したがって、製品が、チャンバまたは容器内に閉鎖されていないため、製品自体と潜在的消費者の間にいかなるタイプの物理的隔壁もなく、見せる、および陳列することができる。
【0016】
また、この原理は、前記タイプの製品の処理および冷却がその保存のために行われる連続的な順序を変更する。
【0017】
通常の方法は、チャンバまたは容器全体および中の空気を冷却し、それによって、内側の製品に制御された雰囲気を受けさせることである。一方、本発明のプロセスに基づいて、空気自体が冷却、処理され、その後、製品へ直接流通される。最後に、その主要な任務が完了したとき、使用者が、彼の必要および好みに応じて、チャンバまたは部屋の冷却用に空気を再使用するか、処分するかどうかを決定する。
【0018】
したがって、本発明のプロセスは、以下のような3つの基本的段階を備えると言うことができる。
1.既定の仕様および流れを生み出すためのその運動の設定に従う、ある体積の処理された空気を発生させること。
2.この体積の処理された空気を、処理、保存および陳列される多数の製品の間で分配させること。
3.製品を取り囲む全ての空気の一定の更新を提供するために、装置を用いて製品全体にわたってこの空気の流れを流通および拡散させること。
【0019】
このようにして、本発明のプロセスを用いて、通常の方法とは異なる保存機能が開発され、それによって、付加的な機能が、結果として生じる付加価値とともに同様に開発される。
【0020】
上記に述べた3つの基本的段階は適切な手段を用いて実行される。そのうちのいくつかは、現況技術で知られている。
【0021】
第1に説明した段階では、例えば、処理された空気の定常流をファン、圧縮機、交換機、蒸発器などを用いて発生させることができる。したがって、製品のタイプに応じて調節された容量および速度の空気の流れを発生させ、所望の範囲の温度および相対湿度を維持することができれば、いかなる手段、補助品および/または機構も適切であることになる。ちり、バクテリアおよび菌類を除去するために、オゾン・フィルタ、紫外線を用いたフィルタなどの空気フィルタを使用してもよい。そのほか、エチレンを除去するためにエチレン・スクラバを使用してもよい。
【0022】
第2段階(製品の間への空気流の分配)は、拡張容器を用いて実施される。このようにして、処理された空気の処理された流れが、適切な形状および寸法を有する拡張容器へ移送される。これは、保存、陳列される製品のユニットの間に前記空気の流れを分配させることになる。
【0023】
この目的のために、前記拡張容器は、処理された空気の取入口と、多数の保存、陳列される製品によって与えられた数個の出口とを除いて完全に気密であることになる。処理された空気は、前記出口を通って、拡張容器の内側から外へ流れることになる。前の段階で生成された、処理された空気の体積は、出口の数およびその直径に比例しており、拡張容器の内側で、所望の速度で流れる処理された空気の所望の出力を維持するのに必要な圧力を保持している。出口を固定している装置が、拡張容器の外側に固定されて、製品を固定して、それらを陳列できるようにすることになる。
【0024】
ブーケの保存および陳列の実際例では、ブーケ・スタンド自体の内部が、スタンドの外側にある処理された空気用の出口を与える拡張容器であり、前記スタンドの表面上に高く浮き出した円錐の形状であると考えられる。したがって、処理された空気を流通させることのほかに、この円錐形状の出口は、ディフューザ/容器、すなわち以下で説明する装置の雄支持部として機能している。
【0025】
この例では、この拡張容器の外側部分は、その上にディフューザ/容器装置を用いて製品が重力によって保持される、上述の円錐形支持部を備える。いかなるときにも、前記外側の支持部は、サイズおよび形状が異なっていてよい、また、保存される最終的な製品に応じて、また陳列される方法および傾斜角に応じて異なる固定/取付け機構を有してもよい。
【0026】
第3の基本的処理段階を実行する手段に関し、これに対応する装置は、ディフューザ/容器から成る。第1の場所では、このような装置は、前の段階で説明した処理された空気の流れを収集し、保存、陳列される製品全体にわたってそれを分配させて、それによって、製品を取り巻いている全ての空気が絶え間なく追い出され、処理された空気の流れによって更新される。また、第2の場所では、装置は、製品を、容易に完全に見えるようにし(望む場合は部分的に)、魅力的で、購買されやすくするように、スタンド内で支持する。
【0027】
本発明の特徴をさらに説明し、より良く理解するために、その好ましい実施形態の例に従って、この明細書は、1組の図面を備えるが、これは例示的な目的であり、これに制限されるものではない。
【0028】
(発明の好ましい実施形態)
本発明のプロセスによると、花、植物、果実および野菜などの生鮮製品の保存(および所望の場合、同時的な陳列)は、プロセスの3つの基本的な段階に基づいて達成される。
【0029】
第1段階は、既定の仕様、および流れを生み出すためのその運動の設定に従う、ある体積の処理された空気を発生させることに対応している。
【0030】
第2段階は、その体積の処理された空気を、拡張容器/スタンドを用いて、保存および陳列される数々の製品の間に分配させることに対応している。
【0031】
そして、第3段階は、ディフューザ/容器を用いて、その空気の流れを流通させ、製品と接触している全ての空気が絶え間なく追い出され、更新されるようにして、製品全体にわたって拡散することに対応している。
【0032】
より具体的には、本発明のプロセスは、前述の第2および第3の段階に基本的に焦点を置いている。すなわち、拡張容器/スタンドを用いて、ある体積の処理された空気を、保存される多数の製品の間に分配させ、ディフューザ/容器を用いて、結果として生じる流れを流通させ、製品全体にわたってそれを拡散すること。
【0033】
上述の図に示したディフューザ/容器は、同時に独特の機能を行う。一方では、ディフューザ/容器は、拡張容器/スタンドからの処理された空気の流れを収集し、保存および陳列される製品全体にわたって流通および拡散させて、それによって、製品を取り囲んでいる全ての空気が絶え間なく追い出され、新鮮な処理された空気の定常流に更新されるようにする。他方では、ディフューザ/容器は、製品を、拡張容器/スタンド上に保持し、それを容易にかつ完全に見えるようにし、(またはそのように望む場合は部分的に見えるようにする)、魅力的で、購買/消費しやすいようにする。
【0034】
したがって、図に示したように、前記ディフューザ/容器[(7)または(7’)または(7”)]は、製品を中に入れやすい様々なサイズおよび形状の受け部[(1)または(1’)または(1”)]から成る。このような受け部[(1)または(1’)または(1”)]は、様々なサイズおよび形状の中空の柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]の起点である。
【0035】
柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]は、処理された空気を移送し、同じ柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]に沿って配置された1組の出口を用いて、前記処理された空気を製品全体にわたって拡散する。柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]の外側は、縁、フック、輪郭および/または製品を固定するための他の任意の適切な手段を有してもよい。
【0036】
柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]の底部部分は、様々な形状およびサイズの空洞を形成しているベースの外側部分と接続されている。このような空洞は、ディフューザ/容器[(7)または(7’)または(7”)]を拡張容器/スタンド(8)に固定できるようにし、前記拡張容器/スタンド(8)から柄/ダクト(2)へ、次に製品自体へと処理された空気を移送する安定した通路を生み出している。
【0037】
具体的には、図2に示すように、花束用に設計されたディフューザ/容器(7)は、花の茎が置かれることになっている平らにされたベース(3)を備える半球形状の受け部(1)をその外側部分に示している。
【0038】
このようなベース(3)の中心の上に、機能の中でもとりわけ花を支持する、中空の柄/ダクト(2)を接続している円錐(4)が立っている。柄/ダクト(2)は、上側部分が広がっており、その拡大部の上の頂部(6)で終わっている。そこに、処理された空気の拡散のための出口を配置することができる。
【0039】
その内側部分に、装置は、開いた頂部および底部を有する円錐台形状の空洞を有する。その空洞の最も広い部分、開いた底部は、装置の下側部分へ向かって鋭くなっており、外側に向かって開いている。一方、このような空洞の最も狭い部分、開いた頂部は、装置の上側部分に向かって鋭くなっており、中空の柄/ダクト(2)と接続している。この空洞は、雌部の機能をすることになり、したがって、処理された空気流を受ける拡張容器/スタンドの上記で説明した円錐状の付属品に製品を固定する。このようにして、処理された空気は、柄/ダクト(2)によって移送され、次に製品(花束、葉など)全体にわたって拡散され、その製品を取り囲んでいる空気を絶え間なく更新する。
【0040】
前記柄/ダクト(2)は、束の直径および/または所望の特性に応じて、1つまたは複数のディフューザを終点とすることができる。
【0041】
柄/ダクト(2)に沿って、花の茎が受けるであろう処理された空気の所望の更新速度に応じて、適切な数の出口が配置されている。
【0042】
上側頂部(6)の拡張部分は、花が見えなくならないように、花のがくの下に配置されるべきである。この位置は、空気流源から最も遠い点にあるがくの周りで、処理された空気のより良い循環を提供することになる。がくは、最もエチレンの集中に対する感受性が強く、花の他のいかなる部分よりもずっと容易に負の影響を受けることがあり得るため、このことは重要である。そのほか、がくは、購買者に最も近いため、潜在的顧客の最大の購買願望を奮起させる。
【0043】
花は、ディフューザ/容器(7)とともに柄/ダクト(2)の周りに束ねられることになる。結果としてできる花束またはブーケは、糸、ゴム・バンド、プラスチック・フィルムなどの任意の適切な手段によって定位置に保持されることになる。このようにして、ディフューザ/容器(7)は花束またはブーケの一体部分になり、花束またはブーケは、標準的な花束またはブーケの通常の外観を保持することになる。
【0044】
ディフューザ/容器(7)は、その下側部分で、任意の熱的、化学的、機械的手段によって受け部の内側部分に固定され、花を開いたままにされる束の頂部を除いて長手方向に包装する、耐水フィルムまたは紙の包装が施されたとき、空気の流れを単一方向に拡散するのを管理する。
【0045】
このことは、花束またはブーケ用の通常の包装の外観を与えるほか、空気の流れを花束の底部から上側部分へと方向付け、頂部を通って出すことができ、このようにして、処理された空気の絶え間ない更新が十分にすることができ、確実に花束のいかなる部分も外部環境に曝されないようにする。このようにして、所望の温度および湿度のより良い調整が達成され、花を外生エチレンに曝すことが避けられることになる。
【0046】
図2に示す実施形態では、ディフューザ/容器(7)の部品それぞれの任意のあり得る形状の1つが、指針として示されている。しかし、前記ディフューザ/容器(7)の部品のそれぞれは、任意の所望の特殊な外形または他の任意の理由に応じたそれ自体の形状を与えられてもよい。
【0047】
このようにして、図3では、ディフューザ/容器(7’)が、濡れたバケツ内の切花の保存用に示されている。
【0048】
この場合、前記ディフューザ/容器(7’)は、所望の量の花を収容するために、より大きなサイズの受け部(1’)を呈し、図2に図示したものと基本的に同じ形状を維持しているが、その縁部は、柄/ダクト(2’)の頂部(6’)の高さまで延びており、したがって、製品のほかに、水または、花および/または葉または植物の栄養補給および保存のための溶液を中に入れることができる空洞を残している。
【0049】
また、空気出口は、柄/ダクト(2’)の上側部分に配置されるべきであり、水面の高さは確実にそれを超えてはならない。この場合、ディフューザ/容器(7’)は、中に入るかもしれない水または溶液を重力によって出すためのバルブ、タップ、キーまたはキャップをそのベース(3’)に備えてもよい。
【0050】
上述のベース(3’)上に立っている円筒形部分(4’)は、拡張容器/スタンド(8)と結合しており、柄/ダクト(2’)は受け部(1’)自体の高さまで延びている。
【0051】
必要な場合、このディフューザ/容器(7’)の使用によって、花を処理する空気の温度とは異なる温度(約20℃)で、水を用いることによって花および/または葉を再調整し、このようにして、花/葉の残りを所望の温度に保持しながら、茎に再調整する溶液をより容易に吸収させることができる。
【0052】
このバージョンのディフューザ/容器(7’)は、陳列されている製品と、製品を輸送する車両に適応された拡張容器および支持部を作成することによって移動する際の製品の両方に使用可能である。移動する際の製品の場合、処理された空気の流れを発生させるために使用する手段は、車両のエンジンまたはエンジン群により電気的または機械的に駆動されることになる。この組み合わせによって輸送されている同じ容器内で製品の陳列が可能になる。
【0053】
図4では、この場合、エチレンへの感受性、メンテナンスの必要性、開花段階を得るための特定の雰囲気パラメータなどの任意の理由で制御された雰囲気に曝されることが必要である、植物または花の鉢に適応された、ディフューザ/容器(7”)の別の変形形態が示されている。
【0054】
上記で説明した実施形態のように、ディフューザ/容器(7”)は、柄/ダクト(2”)が起点としているそのベース(3”)上に立っている円錐形部分(4”)を有する受け部(1”)から成る。受け部(1”)は、柄/ダクト(2”)自体よりも低い。それぞれの植物の特性または使用される土、腐植土などの量に応じて、この受け部(1”)は、低くまたは高くなることになり、柄/ダクト(2”)は、所望の高さへの調節を増加または減少させることになる。
【0055】
この特定の実施形態も、任意の適切な手段によってその下側部分が受け部の内側部分に固定される耐水フィルムまたは紙の包装が施されている。
【0056】
最後に、図5では、果物、野菜、葉物(9)の箱に適応されたディフューザ/容器(7)の実施形態の例が示されている。これらの製品はより頻繁に、サイズ、形状、直径の特定のパラメータに応じて選択され、したがって、ディフューザ/容器(7)もまた果物および野菜に適応させることができる。
【0057】
受け部は、箱(9)の形態を有し、必要数の柄/ダクト(2)がその全体にわたって一様に分配している。柄/ダクトは、前の例および図で説明したものと類似であり(図2、3および4)、それによって、各果物が、2つの柄/ダクトの間の自由な空間内に入れられている。柄/ダクト(2)は、この場合、受け部または箱(9)よりもわずかに低く、好ましくは頂部ではなくそれらに沿った空気拡散出口を備え、これらの柄/ダクト(2)は、処理された空気を収集し、分配させる拡張容器(10)の底部に接続されており、このような拡張容器(10)は、ベースの低さに、拡張容器/スタンド自体(8)を接続するためのそれに応じた円筒形部品(11)を備えるという特徴を有する。
【0058】
これらの箱(9)は、また魚の保存のために、対応するディフューザ/容器(7)の分配を有して適切に適応されていてもよい。
【0059】
箱(9)は、積み重ねることができるようにフランジを有する。したがって、従来型の方法(冷蔵チャンバ)によって、およびその陳列を目的としたプロセスの方法によっての両方での保存が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
果物、野菜または植物の箱のための実施形態例に沿った、ディフューザ/容器の実施形態の3つの実施例を有する拡張容器/スタンドの透視図である。
【図2】
ディフューザ/容器、すなわち製品を陳列している間、製品全体にわたって処理された空気の流れを拡散する装置の側立面図および透視図である。この例では、製品は、販売用の切花の既成の花束である。
【図3】
図2で示したディフューザ/容器の代替実施形態、この場合切花の処理および保存用のバケツの別の側立面図ならびに別の透視図である。
【図4】
この場合鉢花用に構成された、ディフューザ/容器の別の代替実施形態を示す図である。
【図5】
果物、野菜および葉物用の箱の実施形態の例の透視図、下部平面図および主側面図である。

Claims (6)

  1. 生鮮製品、特に花、植物、果物および野菜の保存のための方法であって、花、植物、果物および野菜などの製品を、外生エチレンがなく、同時に内生エチレンを除去して接触を避け、または前記ガスが製品と接触している時間を短縮するために、制御された、絶え間なく更新される雰囲気にかけることから構成され、これが全て、ある体積の処理された空気(制御された雰囲気)を、いくつかの保存すべき製品の間で流れとして分配することによって、およびその処理された空気の流れをディフューザ/容器[(7)または(7’)または(7”)]を用いて製品へ直接流通させることによって実行され、このようにして製品の保存が、その自由な陳列とともに、製品自体と潜在顧客の間に隔壁のない状態で達成されることを特徴とする方法。
  2. 処理された空気の流れが、各製品へのその分配および流通の後で、花、植物、果物、野菜などであるかどうかにかかわらず製品全体にわたって拡散されて、製品と接触している空気の絶え間ない更新を達成することを特徴とする、請求項1に記載の、生鮮製品、特に花、植物、果物および野菜などの保存のための設計された方法。
  3. 請求項1に記載の、生鮮製品、特に花、植物、果物および野菜などの陳列のために設計された方法であって、任意選択で、該生鮮製品を霧状またはガス状の化合物を使用する製品処理にかけることを可能にし、付加的な取り扱いを不用としている該方法。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の、生鮮製品、特に花、植物、果物および野菜などの保存のための装置において、該装置はディフューザ/容器[(7)または(7’)または(7”)]から構成され、あるいは該装置内で製品が陳列され、かつ販売され、該装置は、拡張容器/スタンド(8)から来る処理された空気の流れを収集し、ディフューザ/容器[(7)または(7’)または(7”)]は、受け部[(1)または(1’)または(1”)]と、その受け部[(1)または(1’)または(1”)]のベース[(3)または(3’)または(3”)]を起点とする鉛直方向の中空の柄/ダクト(2)または(2’)または(2”)とから構成され、花、植物、果物、野菜などの製品を受けるように設計され、その中心部分が柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]と受け部[(1)または(1’)または(1”)]の間の接合部として働く円錐形空洞[(4)または(4’)または(4”)]から構成され、また、拡張容器/スタンド(8)から受け部[(1)または(1’)または(1”)]のベース[(3)または(3’)または(3”)]を通って来る処理された空気の流れを収集し、かつその処理された空気を柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]へ移送し、かつディフューザ/容器[(7)または(7’)または(7”)]を製品とともに拡張容器/スタンド(8)に固定するように設計されており、柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]が、その底部で上記に述べた円錐形部品[(4)または(4’)または(4”)]によって受け部[(1)または(1’)または(1”)]に結合されており、頂部に拡張部分[(6)または(6’)または(6”)]を有し、処理された空気の流れを移送し、かつ、受け部全体とともに、製品を拡張容器/スタンド(8)に固定して、それによって、容易に完全に(または望むなら部分的に)視認可能であり、すぐに販売することができるようにされ、前記装置がまた、1度に保存用または陳列用のどちらか1つの目的だけのために使用されるように設計されたことを特徴とする該装置。
  5. 柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]が中空であること、柄/ダクトが、出口を用いて、処理された空気を製品に向かって製品全体にわたって移送するように設計されていること、および、柄/ダクトが処理された空気用の出口を有し、上側の頂部の拡張部分[(6)または(6’)または(6”)]が出口およびディフューザを有することができる特定の特徴を有し、柄/ダクトを、製品を支持するために他の要素で補完することができることを特徴とする、請求項4に記載の、生鮮製品、特に花、植物、果物および野菜などの保存のための装置。
  6. 果物、野菜および魚の箱(9)に適応された実施形態では、装置が、切花のブーケおよび束用の図2の場合のものと同様に、全体にわたって一様に分配された多数の必要な柄/ダクト(2)を備える、厳密な意味での箱(9)の形態を有し、それによって、各果物または野菜が、2つの柄/ダクト[(2)または(2’)または(2”)]の間の障害のない空間で支持/保持/内包され、この場合、箱(9)の高さよりもわずかに下に、頂部を除くあらゆるところに空気の拡散のための出口を備え、処理された空気を収集し、かつ分配させる拡張容器/スタンド(8)自体とベースで接続された低い高さのそれに対応する円錐形部品(11)を備える拡張容器(10)と底部で接続されていることを特徴とする、請求項4に記載の、生鮮製品、特に花、植物、果物および野菜などの保存のための装置。
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