JP2004503409A - 画像を3次元の表面に印刷する方法 - Google Patents

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Abstract

3次元の表面に画像を印刷する方法を開示する。画像は転写要素(S12)に印刷され、転写要素は加熱されて柔軟性が加えられる(S26)。加熱された転写要素は画像を印刷する物品の上に真空成形され(S16)、転写要素は加熱されて画像が物品の上に昇華される(S20)。

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は画像を3次元の表面に印刷することに関し、より具体的には、複雑な画像を、成形されたプラスチック物品の平面ではない表面に印刷することに関するが、これに限られるものではない。
【0002】
(背景技術)
車両のインテリア部品または携帯電話のケーシングなどの3次元の物品に画像を生成する既存の技術は、物品の製造における成形段階の一部として、透明フィルム上に印刷された画像を物品の上に成形することを含む。この技法は、物品上に印刷すべき画像を物品の製造時に決定しなければならず、成形後に物品に印刷できないという欠点を有し、また、新しい画像を物品の新しいラインに導入したい時は常に、新しい画像を含む新しいフィルムを導入できるよう生産プロセスを中断しなければならない。たとえば、種々の異なる国で販売されている大量生産物品はしばしば、単一の場所で生産されついで配送される。このような物品に要求される好みあるいは情報に、地域による変動が生じる場合、これらの変動は、物品が目的の国または地域に到着してからその地域で印刷するのではなく、これらの変動も生産プロセスの一部として含めなければならない。これは、必要な生産コストを大幅に増加させる。
【0003】
代替の技術は、3次元の物体の上に印刷する必要がある画像を含む薄膜を、液体のバスの上で浸すことを含む。画像を印刷すべき物品は浮遊画像を通してバスに漬けられ、これにより画像が物品に付着する。この印刷方法は、一連の同じ物品の上の同じ位置に同じ画像を一貫して複製することが困難であるという欠点を有する。物品上に情報を提示する場合、これは重大な欠点となる可能性がある。この技法はまた、物品がバスに漬けられる時、または画像が液体のバスの上に載せられる時、画像がしわになりやすく、この結果、物品上に均一ではない画像がしばしば形成されるという問題を有する。これらの問題があるために、この技術から作成される物品の無駄のレベルは容認できないほど高い。
【0004】
平面上に印刷する既存の方法は、画像を転写シートの上に印刷するステップと、シートを、画像を印刷すべき平面に接触させるステップとを含む。加熱された要素は転写シートに対して正しい位置に置かれる。要素の熱によって画像を印刷するインクの顔料(pigment、絵具、色素)が昇華(sublime)、すなわち、液相を経ずに固相からガス相に変化する。しかし、この方法では成形された加熱要素がシートと接触するまで画像が表面全体に接触しないので、平面ではない表面上に印刷することには適していない。多くの平面ではない表面に関しては、この方法は転写シートがゆがむ、またはしわになる原因となり、その結果、画像の転写は満足できないものとなる。
【0005】
(発明の開示)
本発明の好ましい実施形態は、従来技術の上記の欠点を克服しようとするものである。
【0006】
本発明によれば、画像を3次元の表面に印刷する方法が提供され、この方法は、
画像を転写要素(transfer element)に印刷することと、
画像が印刷された転写要素を加熱して転写要素の柔軟性を高めることと、
画像が表面に面するように、転写要素と表面の間の接触領域に渡って実質的に均一な圧力で、加熱された転写要素を3次元の表面に当てることと(applying、塗る、付ける)、
転写要素を加熱し、少なくとも部分的に画像を転写要素から3次元の表面に転写することとを含む。
【0007】
転写要素に熱を加えることにより、また、転写要素と表面の間の接触領域に渡って実質的に均一な圧力で物品の表面に当てられる(apply)転写要素から画像を転写する方法を提供することによって、一貫して反復できる印刷結果が得られ、また、この方法は3次元の物体上に印刷するために使用することもできるという利点が提供される。画像の物品上の位置を一貫して正確に決定できるため、不正確に配置された画像による無駄が大幅に低減される。さらに、この技法は短い印刷の実行にも容易に適応でき、また、もともと画像を印刷する目的がなかった物品上に画像を印刷することにも容易に適応できる。
【0008】
好ましい実施形態では、転写要素はキャリアコーティング(carrier coating)と支持層とを有し、画像はキャリアコーティング上に印刷される。
【0009】
支持層はアモルファスポリエチレンテレフタレート(Amorphous Poly Ethylene Terephthlate)のシートを含んでいてもよい。
【0010】
支持層はさらに、少なくとも1つの表面上に金属化されたコーティングを含んでいてもよい。
【0011】
キャリアコーティングは水溶液として支持層に塗ってもよい。
【0012】
キャリアコーティングは、実質的に5ミクロン(microns)から実質的に250ミクロンの厚さに塗ることができる。
【0013】
本方法はさらに、レセプタコーティング(receptor coating)を表面に塗るステップを含んでいてもよい。
【0014】
本方法は好ましくは、レセプタコーティングを表面に塗る前に下地を該表面に塗るステップをさらに含む。
【0015】
下地(base coat)を画像に塗ることによって、レセプタコーティングが接着しない物質から形成された物品の上にも印刷できる。下地はまた、ベースカラーを物品に塗るために使用することもできる。
【0016】
下地はスプレープロセスで塗ってもよい。
【0017】
好ましい実施形態では、下地を塗って平均の厚さが最大で実質的に300ミクロンまでの厚さの下地を与える。
【0018】
好ましい実施形態では、下地の構成比は実質的にペイント下塗剤が100部(割合、parts)、触媒が10から40部、および溶剤が15から85部である。
【0019】
他の好ましい実施形態では、レセプタコーティングをスプレープロセスで塗る。
【0020】
別の好ましい実施形態では、レセプタコーティングを実質的に300ミクロンまでの平均の厚さに塗る。
【0021】
別の好ましい実施形態では、レセプタコーティングの構成比は実質的に、ペイント下塗剤が100部、触媒が1から40部、および溶剤が15から85部である。
【0022】
好ましい実施形態では、レセプタコーティングは表面に塗った後は実質的に半透明である。
【0023】
転写要素を3次元の表面に適用するステップは、好ましくは、転写要素を表面に真空形成することを含む。
【0024】
別の好ましい実施形態では、画像を転写コーティングに印刷するステップは、デジタルプリンタによって行なわれる。
【0025】
スクリーン印刷などのインパクト印刷技術(an impact printing technique)では、インクのほかにスクリーンと基板が接触するが、デジタル印刷では、印刷されている基板と接触する材料はインクだけであるため、デジタル印刷は非インパクト(non−impact)印刷技術として知られる。この結果、デジタル印刷はより大きな柔軟性を提供し、たとえば、作成したい新しい画像の各々について新しいスクリーンを作成する必要がないため、印刷される画像はより容易に変更できる。たとえば木目を印刷するなど、画像にランダムな要素が重要である場合は、プリンタにデータを提供しているコンピュータがランダムに生成した木目で3次元物品の印刷を行うことが可能であり、従って、印刷されたプラスチックの各片は実際の木のようにユニークな外観となる。さらに、コンピュータを使用してデータを操作し、真空成形プロセスの結果として引き伸ばされた転写要素について画像を補償することができる。真空形成プロセスでは常に、転写要素と画像がゆがむ結果が生じるため、上記のことが可能である。
【0026】
好ましい実施形態では、デジタルプリンタは少なくとも1つの圧電式印刷ヘッド(piezoelectric printing head)を有する。
【0027】
圧電式印刷ヘッドは印刷されているインクをほとんど熱しないので、この結果、昇華(sublimation)によって転写するインク顔料を使用する場合、印刷プロセスの間、顔料の劣化はほとんどない。
【0028】
別の好ましい実施形態では、画像は、既定の温度に加熱されると昇華できる少なくとも1つの顔料から形成される。
【0029】
熱を加えることによって顔料が固体からガスに変換するインクを提供することによって、転写要素上の第2のコーティングから接着促進コーティングへ顔料分子がよりよく転写されるため、鮮明な画像が生成されるという利点が生じる。顔料を液体として転写要素から接着促進コーティングに転写する場合、または、顔料を固体から液体に変換し、ついで液体からガスに変換してから転写する場合、印刷された画像内に偶発的に不規則性が生じる可能性が高くなる。
【0030】
好ましい実施形態では、熱を転写要素に加えるステップは一定の温度で真空成形ステップの後に行われ、各々の顔料を昇華させる。
【0031】
別の好ましい実施形態では、熱は50℃から450℃の間で10秒から20分の間、転写要素に加えられる。
【0032】
好ましい実施形態はさらに、モールド(mould、型、鋳型)によって、画像を印刷すべき表面以外にも、その表面上に画像を印刷する物品を支持するステップを含む。
【0033】
画像を印刷すべき物品が加熱硬化型材料ではない場合、すなわち、印刷プロセスを促進するために熱を加えると溶ける可能性がある材料の場合、物品を支持するモールドを提供することにより、物品が形を維持し加熱と真空形成プロセスによってゆがめられないという利点が提供される。さらに、物品がモールドで正確に位置づけられるので、印刷される転写要素も一貫した反復性を有して、物品上に正確に位置づけることができるという利点も提供される。
【0034】
別の好ましい実施形態はさらに、モールドの温度を制御するステップを含む。
【0035】
モールド(mould、成形)の温度を制御することにより、印刷プロセスの間を通じて、温度の上昇によるモールドの拡大がなくなり、モールド上に位置する物品はモールドに正確にフィットし続けるという利点が提供される。
【0036】
別の好ましい実施形態はさらに、転写要素を表面に真空成形するステップの前に、転写要素を加熱するステップを含む。
【0037】
転写要素を加熱してから印刷される物品の上で転写要素を真空成形することによって、印刷されるべき物品の上で転写要素が一貫して均一に成形できるという利点が提供される。
【0038】
好ましい実施形態では、転写要素は150℃から600℃の温度で、1秒から30秒の間加熱される。
【0039】
好ましい実施形態では、熱を転写要素に加えるステップは、物品の表面と同様な大きさの表面を有する成形された加熱チャンバを提供し、成形された加熱チャンバと転写要素を接触させずにチャンバを物品の表面に隣接した位置に配置することを含む。
【0040】
印刷すべき表面の輪郭に一致する成形された加熱チャンバを提供することによって、転写要素全体にわたって熱が均一に提供でき、これによって画像が均一に転写されるという利点が提供される。
【0041】
成形された加熱チャンバは、異なるレートで熱を放射する領域を有していてもよい。
【0042】
これによって、表面の特定の領域に画像を転写するレートがよりよく制御できるという利点が提供される。たとえばより迅速に熱を放射する領域を提供することにより、画像転写のレートが早くなり、表面の不規則な形状の部分には有利である。
【0043】
別の好ましい実施形態では、転写要素に熱を加えるステップは、熱風で熱を加えることを含む。
【0044】
熱風の形で転写要素用の熱源を提供することにより、物品のモールドごとに別の成形された加熱チャンバを形成する必要がなく、異なる形状の物品に適切に均一に熱が提供できるという利点が提供される。
【0045】
熱風は、大気圧よりも大きな圧力で転写要素にあてることができる。
【0046】
これにより、表面の不規則な形状の部分に対して画像の転写を改善できるという利点が提供される。
【0047】
好ましい実施形態はさらに、支持層を物品から除去した後に該物品に上塗り(finishing coat)を塗るステップを含む。
【0048】
画像を転写してから物品に上塗りを塗ることにより、転写された画像が磨耗から保護されるという利点が提供される。
【0049】
好ましい実施形態では、上塗りはスプレープロセスで塗る。
【0050】
別の好ましい実施形態では、上塗りは500ミクロンまでの平均の厚さで塗る。
【0051】
別の好ましい実施形態では、上塗りの構成比は実質的にペイント下塗剤が100部、触媒が10から40部、溶剤が15から85部である。
【0052】
好ましい実施形態はさらに、紫外線フィルタリング添加剤を上塗りに添加するステップを含む。
【0053】
コーティングの中にUVフィルタリング物質を提供することにより、特に長く日光に暴露することにより生じるUV劣化から画像を保護するという利点が提供される。
【0054】
好ましい実施形態では、画像は物品の平面ではない面に印刷される。
【0055】
次に、付随する図面を参照しながら、限定的な意味ではなく例示的なものとして本発明の好ましい実施形態を説明する。
【0056】
(発明を実施するための最良の形態)
図1は、たとえば携帯電話のケーシングなど、物品の平面ではない面に画像を適用する(apply、塗る、付ける、当てる)方法を示す。ステップS10でレセプタコーティングを物品に塗る。ステップS12で画像は転写要素に印刷され、転写要素はステップS14で塗った水溶性コーティングの形態でキャリアコーティングを有する。ステップS16の物品上の転写要素の真空成形を補助するために、転写要素は所定の位置に締め付けられ、ステップS26で、転写要素の予備加熱として150℃から300℃の間の放射熱が1秒から30秒の間加えられる。これによって転写要素はより柔軟になり、物品上でより容易に成形できるようになる。ステップS16では、転写要素は真空成形されて、画像を転写要素から物品に転写する時に、転写要素の領域全体で実質的に均一な圧力を加え、不一致を最小にする。転写要素は基準の位置に締め付けられ、物品は設定位置に位置づけられるので、たとえば物品がモールドによって支持される場合、転写要素上の画像の位置を印刷される物品上で正確に決めることができる。
【0057】
転写要素が真空成形されている間、ステップS18で熱が再び加えられ、これによって、転写要素上に印刷されるインク内の顔料が昇華し、この結果、ステップS20で画像は転写要素から物品に転写される。
【0058】
ステップS18では、転写要素が物品上にある間に、典型的には150℃から450℃というステップS16の加熱温度より高い温度の熱が1秒から600秒の間転写要素に加えられる。熱は、製品に接触せずに製品の周囲に成形され、従って物品と接触している転写要素全体に均一な熱を加える成形された加熱チャンバを提供することによって加えられる。別法としては、圧力を加えて熱風を物品上に吹きつけ、これによって、物品全体に均一な熱を適切に生成してもよい。転写要素の温度が上昇すると、転写要素上のインクの顔料が固体の形状からガスに直接変わり(昇華)、ステップS20で、顔料はガスの形状で転写要素の水溶性のコーティングから物品上の接着促進コーティングに転写される。
【0059】
画像が転写要素から物品に転写されると、転写要素はステップS28で除去することができる。ついでステップS30で、画像を保護する保護コーティングを物品に塗る。この最終コーティングはUV保護を含んで画像を紫外線放射から保護してもよい。
【0060】
上記の方法を使用して、画像を一部のプラスチック材料に直接適用できることが分かっている。しかし、物品によっては、ステップS22などで下地を物品に塗り、その上にステップS10でレセプタコーティングを追加することが必要になるかまたは有利である場合がある。下地は典型的には白である。レセプタコーティングはスプレー法で塗り、典型的には、構成比が下塗剤が100部、触媒が10から40部、および溶剤が15から85部である。下地は厚さが300ミクロンを超えるべきではない。
【0061】
上記のレセプタコーティングを塗る場合、レセプタコーティングは典型的には次の成分からなる。下塗剤は一般にはアクリル樹脂、シリカおよび/またはポリアミドの顔料、および混合された炭化水素溶剤を含む。炭化水素溶剤(hydrocarbon solvent)は典型的には、イソブタノール、‐ブタノール(‐butanol)、メチルイソブチルケトン、ブチルアセテート、イソブチルアセテート、キシレン、およびナファライト(napha light)を含む。触媒は、ポリイソシアネート(polyisocyanate)、エチルアセテート、メトキシプロピルアセテート(methoxypropylacetate)、およびキシレンを含む。溶剤は典型的には、イソブチルアセテート、メトキシプロピルアセテート、およびイソブタノールの混合からなる。
【0062】
転写要素の支持層は金属化されたアモルファスポリエチレンテレフタレート(APET)であり、ステップS14で塗られる水溶性コーティングは、ポリビニルポリマの水溶液の形態であり、また、合成シリカ、界面活性剤、および蛍光増白剤(optical brightening agents)を含んでいてもよい。転写要素は、転写要素を製造する時に、APETの1つの側面に金属色コーティングを塗ることによって金属化される。
【0063】
ステップS12では、画像は多くの技術で、APET転写要素に塗られたキャリアコーティングの上に印刷できる。このステップに適した種々の知られた印刷技術は、コンピュータで描かれた画像を使用して繰り返して高品質の画像を生成するデジタル印刷を含む。このようなデジタルプリンタでは種々の知られた印刷ヘッドが使用できる。しかし、インクは熱に敏感なのでサーマルプリンタヘッド(thermal print heads、感熱式プリンタヘッド)はインクを劣化させる場合があるが、圧電式印刷ヘッドは過熱やインクの劣化の原因とはならず、高品質の印刷画像を生成することに注意されたい。印刷される表面上で転写要素が真空成形される時に、転写要素と画像の引き伸ばしによるゆがみがしばしば生じる。印刷すべき表面の輪郭が分かっている場合には、コンピュータを使用して画像をゆがめてから印刷ステップS12を行い、印刷プロセスの間に発生する画像のゆがみを補償することができる。
【0064】
画像転写を行なうために加えられる熱で溶ける可能性のあるプラスチックの物品の場合には、ステップS24のように物品をモールド上で支持することがしばしば必要である。物品に加えられた熱によって物品がわずかに溶けた場合でも、モールドによって物品の変形を防がなければならない。
【0065】
図2と図3を参照すると、真空成形装置50はベース52を備え、ベース52の上に支持用モールド54が配置される。モールド54の上には画像を上に印刷すべき物品56が配置される。図2と図3では、転写要素を物品56の上で真空形成しているとき、転写要素締め付け枠58は下げられた位置で示されている。
【0066】
真空ポンプ60はベース52を介して転写要素を吸引し、転写要素は一貫して物品56上で完全に引かれる。転写要素を物品の上に置くと、ピストン64が輪郭のある加熱ブロック62を物品56の上に下げ、均一な熱を転写要素に加えて、画像を転写する。
【0067】
当業者であれば、上記の実施形態は限定的な意味ではなく例示的なものとしてのみ説明されたものであり、添付の請求項によって定義される本発明の範囲から離れることなく、種々の変形と変更が可能であることが理解されるであろう。たとえば、本発明の方法を多くの同じ印刷作業が必要な場合にもっともコスト効果の高いリソグラフィ印刷や、よりコスト効果の高いデジタル印刷など多くの異なる印刷技術に適用し、少ない数の物品を印刷する時に印刷すべき画像の変化に対応するより大きな融通性を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化する印刷プロセスの概念的なフロー図である。
【図2】図1のプロセスを実行するために使用される装置の斜視図である。
【図3】図2の装置の断面図である。

Claims (36)

  1. 画像を3次元の表面上に印刷する方法であって、前記方法は、
    画像を転写要素上に印刷することと、
    前記転写要素の柔軟性を高めるために、前記画像が印刷された前記転写要素を加熱することと、
    前記画像が前記表面に向くように、前記転写要素と前記表面の間の接触領域に渡って実質的に均一な圧力で、前記加熱された転写要素を前記3次元の表面に当てることと、
    前記画像を前記転写要素から前記3次元の表面に少なくとも部分的に転写するために、前記転写要素を加熱すること
    とを含む前記方法。
  2. 前記転写要素はキャリアコーティングと支持層とを有し、前記画像は前記キャリアコーティングの上に印刷される請求項1に記載の方法。
  3. 前記支持層はアモルファスポリエチレンテレフタレートのシートを含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記支持層はさらに、少なくとも1つの面の上に金属化されたコーティングを含む請求項2または3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記キャリアコーティングを水溶液として前記支持層に塗る請求項2から4のうちいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記キャリアコーティングを実質的に5ミクロンから実質的に250ミクロンの厚さで塗る請求項2から5のうちいずれか一項に記載の方法。
  7. レセプタコーティングを前記表面に塗るステップをさらに含む、請求項1から6のうちいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記レセプタコーティングを前記表面に塗る前に、前記表面に下地を塗るステップをさらに含む請求項7に記載の方法。
  9. 前記下地をスプレープロセスで塗る請求項8に記載の方法。
  10. 前記下地を塗って実質的に300ミクロンまでの平均の厚さの下地を与える請求項8または9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記下地の構成比は実質的に、ペイント下塗剤が100部、触媒が10から40部、および溶剤が15から85部である請求項8から10のうちいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記レセプタコーティングをスプレープロセスで塗る請求項8から11のうちいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記レセプタコーティングを実質的に300ミクロンまでの平均の厚さで塗る請求項8から12のうちいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記レセプタコーティングの構成比は実質的に、ペイント下塗剤が100部、触媒が1から40部、および溶剤が15から85部である請求項8から13のうちいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記レセプタコーティングは、前記表面上に塗った後は実質的に半透明になる請求項8から14のうちいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記転写要素を3次元の表面に当てる前記ステップは、前記転写要素を前記表面に真空成形することを含む請求項1から15のうちいずれか一項に記載の方法。
  17. 画像を前記転写コーティングの上に印刷する前記ステップは、デジタルプリンタによって行われる請求項1から16のうちいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記デジタルプリンタは少なくとも1つの圧電式印刷ヘッドを有する請求項17に記載の方法。
  19. 前記画像は、既定の温度に加熱されたときに昇華できる少なくとも1つの顔料から形成される請求項1から18のうちいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記転写要素に熱を加える前記ステップは、前記真空形成ステップの後に前記顔料又は前記顔料の各々を昇華させる温度で行われる請求項19に記載の方法。
  21. 熱は50℃から450℃の間の温度で、10秒から20分の間にわたって前記転写要素に加えられる請求項20に記載の方法。
  22. 画像を印刷すべき表面の他に、前記画像を表面に印刷すべき物体をモールドの手段によって支持するステップをさらに含む請求項1から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記モールドの温度を制御するステップをさらに含む請求項22に記載の方法。
  24. 前記転写要素を表面に真空成形するステップの前に、前記転写要素を加熱するステップをさらに含む請求項1から23のうちいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記転写要素は150℃から600℃の間の温度で1秒から30秒の間にわたって加熱される請求項24に記載の方法。
  26. 前記熱を転写要素に加えるステップは、前記物品の表面と同様な大きさの表面を有する成形された加熱チャンバを提供することと、前記成形された加熱チャンバと前記転写要素とを接触させずに、前記チャンバを前記物品の表面に隣接して配置することとを含む請求項1から25のうちいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記成形された加熱チャンバは、異なるレートで熱を放射する領域を有する請求項26に記載の方法。
  28. 前記熱を転写要素に加えるステップは、熱風の手段によって熱を加えることを含む請求項1から26のうちいずれか一項に記載の方法。
  29. 熱風は大気圧よりも大きな圧力で前記転写要素にあてられる請求項28に記載の方法。
  30. 前記物品から前記転写要素を除去した後に、前記物品に上塗りを塗るステップをさらに含む請求項1から29のうちいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記上塗りをスプレープロセスで塗る請求項30に記載の方法。
  32. 前記上塗りを500ミクロンまでの平均の厚さで塗る請求項30または31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記上塗りを塗る場合、前記上塗りの構成比は実質的に、ペイント下塗剤が100部、触媒が10から40部、および溶剤が15から85部である請求項30から32のうちいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記上塗りに紫外線フィルタリング添加剤を添加するステップをさらに含む請求項30から33のうちいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記画像は物品の平面ではない面に印刷される請求項1から34のうちいずれか一項に記載の方法。
  36. 物品の表面上に画像を印刷する方法であって、付随する図面を参照して本明細書に実質的に記述されている方法。
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