JP2004501823A - エアバックシステムのための冷ガス発生器 - Google Patents

エアバックシステムのための冷ガス発生器 Download PDF

Info

Publication number
JP2004501823A
JP2004501823A JP2002505238A JP2002505238A JP2004501823A JP 2004501823 A JP2004501823 A JP 2004501823A JP 2002505238 A JP2002505238 A JP 2002505238A JP 2002505238 A JP2002505238 A JP 2002505238A JP 2004501823 A JP2004501823 A JP 2004501823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
gas generator
cold gas
generator according
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002505238A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴェルツ ジークフリート
Original Assignee
ヴェルツ インドゥストリープロドゥクテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヴェルツ インドゥストリープロドゥクテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング filed Critical ヴェルツ インドゥストリープロドゥクテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Publication of JP2004501823A publication Critical patent/JP2004501823A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/268Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R2021/23107Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration the bag being integrated in a multi-bag system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/268Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
    • B60R2021/2685Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas comprising a plurality of pressure chambers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

本発明は、圧力下にあるガス(3)で内部空間(2)が充填されているリザーバ(1)を有する、エアバックシステムのための冷ガス発生器に関する。静止状態において閉鎖されているガス流出開口部(4、5)と、ガス流出開口部(4、5)を必要に応じて開放し、それと同時に、ガス(3)でエアバック(7)を充填するための開放機構(6)とが設けられている。内部空間(2)は少なくとも2つの部分空間(8、9)に分割されていて、これらの部分空間(8、9)には別個の複数のエアバック(7)を充填するための各々1つのガス流出開口部(4、5)が付設されている。これらのガス流出開口部(4、5)は開放機構(6)により共通して操作可能である。
【選択図】図1

Description

【0001】
本発明は、請求項1の前提部に記載した構成を有する、エアバックシステムのための冷ガス発生器に関する。
【0002】
自動車両構造内で使用されているエアバックシステム、また、鉄道車両内又は航空機内でも使用され得るような周知のエアバックシステムは、主に、静止状態(非活動状態)において折り畳まれていて必要に応じてガスで充填可能なエアバックと、充填ガスを提供するガス発生器と、事故に起因する限界レベルが定義された限界値以上に位置する場合に充填過程を準備する作動装置とから成る。この際、所謂冷ガス発生器は、圧力下にあるガスで充填されているリザーバと、ガス流出開口部とを有し、このガス流出開口部は、静止状態では閉鎖されていて、必要に応じて開放機構により開放され得て、それによりエアバックが充填される。
【0003】
安全技術に対する要求の高まりにより、更に複雑なエアバックシステムの開発が追従される。例えば、組み合わされた正面衝突と側面衝突に対する保護のためには、前方のエアバック並びに側方のエアバックをそれぞれ有する装置が合目的であり得る。この際、そのサイドエアバックは、1つのシステムとして、例えば3つの個々のエアバックにより形成され得て、この場合、各々の個々のエアバックは、その性質に関し、防護すべき体部分に適合されている。そのために要求される多数のガス発生器は、コストのかかるもので、それにより最新の安全技術の幅広い使用の妨げとなる。
【0004】
本発明の基礎を成す課題は、コストの軽減が成されていて、改善された配位を伴うエアバックシステムの使用が可能とされている、当初に掲げた形式の冷ガス発生器を構成することである。
【0005】
この課題は、請求項1に記載した特徴を有する冷ガス発生器により解決される。
【0006】
リザーバの内部空間を少なくとも2つの部分空間に分割すること、及び、それらの部分空間に各々1つのガス流出開口部を付設することにより、複数のエアバックが1つのリザーバから充填可能となる。それらのガス流出開口部を共通して操作し、それにより別個のエアバックを充填する開放機構を配設することにより、定義された作動信号で、接続されている全てのエアバックが時間的に互いに同調されて充填され、それにより同調された保護システムを提供することが保証されている。更に、複数のエアバックから成るシステムのために単に1つのリザーバと単に1つの開放機構だけが必要であるということが達成されていて、このことは投資コストを軽減させる。場合により、複数の内部空間を有する対応的な1つのリザーバが標準装備として車両内に組み込まれ得て、この場合には最低数の個々のエアバックだけが接続されている。必要に応じ、僅かな追加手間で他のエアバックが顧客の要望により接続可能であり、冷ガス発生器自体が、修正、交換、又は他の冷ガス発生器により補われる必要はない。
【0007】
有利な構成において、冷ガス発生器のリザーバは、縦軸線に沿って延びている円筒状の中央部を有し、この中央部内に縦方向に変位可能なピストンが保持されている。この際、このピストンは、内部空間を2つの部分空間に分割するための隔壁を形成し、その静止ポジション(非活動ポジション)において、両方の部分空間のうちの1つの部分空間におけるガス流出開口部を閉鎖している。この装置に基づき、簡単に形成される開放機構だけを設ける必要があり、この開放機構は1つのガス流出開口部だけに作用する。このガス流出開口部を開放する際、ガス圧力はそれらの部分空間のうちの1つの部分空間内で低下し、その結果、ピストンがリザーバの縦軸線の方向に移動され、それにより他のガス流出開口部が開け放たれる。特に、各々の部分空間を区切り、静止ポジションにおいて、付設されている各々のガス流出開口部を閉鎖している複数のピストンを有する装置により、エアバックシステムの複数のエアバックが簡単な方式で調和されて充填可能であり、その理由は、単に唯一の開放機構だけが操作されればよいためである。この際、ピストン棒を用いたピストンの互いの連結が合目的なものとして判断され、それにより、個々の開放過程の互いの時間的な同調における精密性が改善されている。この際、これらのピストン棒は、有利には管形状で形成されていて、その理由は、それにより高い耐屈曲性が僅かな重量と同時に達成できるためである。この高い耐屈曲性は、発生する高ガス圧力のために必要であり、それと同時に、数ミリ秒の領域内の高い作動速度が必要であるために、可動部材の僅かな全重量が望まれている。
【0008】
簡単で効果的な開放機構は、端面側のガス流出開口部を閉鎖し且つ目標破壊位置を有する密閉ディスクを配設することにより提供され、この際、この密閉ディスクはサポート要素によって支持されている。例えば、着火式アクチュエータは、密閉ディスクが最早支持されていないように、必要な場合にサポート要素を側方に又は回転させてずらすことができる。目標破壊位置は、密閉ディスクが支持されていない状態で印加するガス圧力により破壊され且つ密閉ディスクがガス流出開口部を開け放つようにサイズ決定されている。この装置は、操作のために、開放機構に蓄えられている極めて小さなエネルギーだけを必要とし、このエネルギーはサポート要素の変位だけに作用すればよい。異なるガス流出開口部の実質的な開放は、リザーバ内に圧縮されて貯蔵されているガスのエネルギーによって行われる。この際、この高ガス圧力は、ピストンシステムの有利には高い加速度と、それと同時に、異なるガス流出開口部の迅速な開放とをもたらす。そのためにリザーバの周壁は、合目的にはその端面側の端部の領域において先細りする横断面を有し、この先細りする横断面は、高速で運動するピストンを制動するように作用し、それにより、作動過程中の機械的な衝撃ピークを回避する。
【0009】
有利な構成において、1つのピストン又は複数のピストンは、各々のピストンに隣接する2つの部分空間を圧力伝達接続するための各々1つの接続路を有し、静止状態において、冷ガス発生器の全ての部分空間内に同じ圧力が支配し、それと同時に、ピストンシステムが力平衡状態にあることが保証されている。接続路内には各々1つの気流絞りが配設されていて、それにより、一方では、製造プロセス中にリザーバを比較的低速で充填する場合に個々の部分空間内の圧力調整が過剰の圧力差を回避しながら行われ得る。それに対し、個々の部分空間内に蓄えられているガスの、各々のエアバック内への排気は、比較的極めて迅速に行われる。この際、接続路内の気流絞りは、別個のエアバック或いはそれに付属する部分空間の影響の及ぼし合いを回避させる。ピストン棒は、合目的には各々のピストンの中心軸線の領域におけるめくら穴において保持されていて、この際、めくら穴の底部には、このめくら穴と軸線をほぼ同じくして接続路が配設されている。それにより、自動化可能な唯一の作業工程で、接続路も、ピストン棒のための保持受部も製造可能であり、このことは、作成コストを少なく維持するし、ピストンの機械的な弱体化も回避させる。特に、管形状のピストン棒に関連し、このような装置では、これらのピストン棒が、充填バルブから各々の部分空間に充填する際に、ガス流の定義された案内のためのガス導管としても用いられる。更に、作動過程時において精密に定義された気流状況を達成するために、リザーバの周壁に対し、特にOリングを用いてピストンを密閉することが合目的である。それにより、十分な密閉性で、ピストンと周壁との間の良好な滑り作用も提供されている。
【0010】
構造を簡素化するために、ガス流出開口部は、これらのガス流出開口部が付属するピストンによりその静止ポジションにおいて覆われているように周壁に配設されている。それにより、簡単な手段で、静止状態におけるガス流出開口部の密閉維持も、ガス流出開口部の必要に応じた開放も達成可能である。この際、合目的にはガス流出開口部が各々1つの密閉スリーブにより閉鎖されていて、この場合、この密閉スリーブは、リザーバの周壁に固定されている基本ボディと、ピストンに固定された閉鎖ボディとから構成されている。この基本ボディと閉鎖ボディは、目標破壊位置により互いに連結されていて、その結果、静止状態において、一方では、リザーバ内部空間の信頼性のある密閉、及びそれと同時に、十分なほど長期間に渡って所望の圧力レベルを維持することが保証されている。他方では、各々のピストンが上述したように縦方向運動を実施し、この際、目標破壊位置において閉鎖ボディを基本ボディから切り離すことにより、ガス流出開口部が信頼性をもって且つ僅かな操作力で必要に応じて開放され得る。そのために合目的には基本ボディが円形ディスクとして形成されていて、この円形ディスクには一体式に差込部が成形されている。この差込部は、ピストンにおける対応的な穴内に嵌り込み、それに対し、円形ディスクは特に密閉溶接継目を用いて周壁に固定されている。円形ディスクと差込部と軸線を同じくして流出穴が設けられていて、この流出穴の直径は、差込部の直径よりも僅かに小さく、この流出穴の深さは、少なくとも円形ディスクの厚さにほぼ対応する。それにより、円形ディスクと差込部との間の接続位置の領域には薄壁の短い管部分が得られ、この管部分が上記の目標破壊位置を形成する。差込部の切断時には、流出穴により精密に定義されたガス流出開口部が残り、目標破壊位置における所望の切断力は、差込部直径と流出穴直径の調整により簡単な方式で精密に調整可能である。この際、ピストンは、その流出ポジションの反対側に有利には流出穴に対して定義されたオーバーラップ長を有する。このオーバーラップ長は、個々のピストンで異なってサイズ決定され得て、その結果、場合により、個々のエアバックの膨張過程の開始の互いの時間的なずれが制御可能である。
【0011】
充填ガスとしてはヘリウムが有利であるとされ、その理由は、このガスが圧力と温度に対して僅かな依存性を有するためである。それにより、リザーバの充填圧力は、一方では低い周囲温度でエアバックの確実な充填が可能とされていて、他方では例えば集中的な日光照射の際にガス圧力が過剰に増加しないように選択され得て、それにより、高温時のエアバックの過剰負荷が回避されている。更に、ヘリウムは傑出した流れ特性(流動性)を有し、この流れ特性は、対応する長さの導管を介してエアバックをリザーバにつなぐことを可能にする。それにより、例えば、エアバックを装着する場所とは一致しない自動車両内の適切な位置にリザーバを位置決めすることが可能である。また、異なる場所に装着された複数のエアバックを必要に応じて中央のリザーバから対応する圧力導管を介してガス供給することも可能である。更に、ヘリウムで充填されたエアバックは傑出した減衰特性を有し、それにより、保護すべき人物に対する衝撃荷重、特にHICファクタ(Head Injury Criterion、頭部損傷ファクタ)が減少可能である。
【0012】
次に、図面に基づき、本発明の実施形態を更に詳細に説明する。
【0013】
図1には、概観図として、3つの別個のエアバック7を有するエアバックシステムが示されていて、これらのエアバック7は、示唆されている圧力導管35を介して冷ガス発生器46に接続されている。冷ガス発生器46はリザーバ1を含み、このリザーバ1の内部空間2はガス3で充填されていて、この際、図示されている実施形態においてガス3はヘリウムである。内部空間2は、3つのピストン13により、端面側の端部21の領域における部分空間8、並びに残りの3つの部分空間9に分割されている。端面側の部分空間8は、閉鎖されているガス流出開口部4を有し、残りの部分空間9には、リザーバ1の周側に配設されている各々1つのガス流出開口部5が付設されている。端面側の端部21の領域内には開放機構6が設けられていて、この開放機構6は作動器ケーシング39内に保持されている。リザーバ1は、その中央部11において、縦軸線10に沿って延びている円筒状の周壁12を有し、この周壁12は、端面側の端部21では作動器ケーシング39により、端部21に対向する端部36では蓋37により閉鎖されている。蓋37には充填バルブ38が設けられている。ピストン13は、管形状のピストン棒16を介して互いに連結されていて、図示されているそれらの静止ポジション14から示唆されている流出ポジション15へと縦軸線10の方向に共同で変位可能である。
【0014】
図2には、図1による開放機構6の領域に関し、リザーバ1の拡大横断面図が示されている。開放機構6は密閉ディスク18を含み、この密閉ディスク18は、目標破壊位置17を用いて作動器ケーシング3に接続されていて、端面側のガス流出開口部4を閉鎖している。端面側の部分空間8内のガス圧力に対し、密閉ディスク18は、軸ボルト41を中心に旋回可能に備えられているサポート要素19を用いて支持されている。サポート要素19で見て密閉ディスク18の反対側には、衝撃ピストン42を有する着火式アクチュエータ20が配設されていて、この着火式アクチュエータ20は、必要に応じてサポート要素19に対して衝突され得る。部分空間8、9は同じガス圧力で充填されていて、それにより、ピストン13とピストン棒16とから成るシステムが力平衡状態で保持されている。また、端面側の端部21の領域内に位置するピストン13が直接的に又は他のピストン棒を用いてサポート要素19に対して支持されているという装置も可能である。静止ポジション14で図示されているこれらのピストン13は、周側のガス流出開口部5を覆い、これらのガス流出開口部5は、各々の目標破壊位置29を有する密閉スリーブ27により閉鎖されている。
【0015】
図3には、図2による装置が、作動された状態で示されている。この場合、着火式アクチュエータ20によって衝撃ピストン42がサポート要素19に対して押圧され、密閉ディスク18が端面側の部分空間8内のガス圧力によりガス流出開口部4から飛び出している。予め端面側の部分空間8内に設けられているガスは、ガス流出開口部4並びに作動器ケーシング39における他の2つの流出開口部40を通じて外へ漏れ出し得る。また、ガス流出開口部4に他のエアバック7(図1)が接続されているという装置も合目的であり得る。端面側のガス流出開口部4の開放により、ピストン13とピストン棒16とから成るシステムは、最早、力平衡状態にはなく、その結果、このシステムは、印加するガス圧力により、図2に示された静止ポジション14から図3により流出ポジション15へと移動される。この際、密閉スリーブ27の目標破壊位置29(図2)は切断されていて、それにより、周側のガス流出開口部5は、各々の部分空間9と接続されていて、その結果、図1によるエアバック7が充填される。円筒状の周壁12に端面側で溶接されている作動器ケーシング39は、その内側で、この領域内で円筒状の中央部11が先細りするような半径を伴う輪郭線を有する。この領域内で、端面側の部分空間8に隣接するピストン13は、その端面側のエッジ47を用いて次のように保持されている。即ち、そこに発生する塑性変形が、定義された制動経路を発生させるようである。端面側のガス流出開口部4の横断面と流出開口部40の横断面の適合により、ピストン13の運動速度が適切にエアバック7(図1)の要求に適合可能である。
【0016】
図4には、ピストン13の領域に関し、図1による冷ガス発生器46の横断面が示されている。そこでは、管形状のピストン棒16がピストン13内の中央で締付ピン43により保持されている様子が示されている。ピストン13を包囲する周壁12には密閉スリーブ27が固定されていて、この密閉スリーブ27は、基本ボディ28と、この基本ボディ28に対して目標破壊位置29を用いて結合されている閉鎖ボディ30とを含んでいる。密閉スリーブ27はガス流出開口部5を閉鎖する。基本ボディ28は、円形ディスク31として形成されていて、この円形ディスク31は、密閉溶接継目により周壁12に固定されている。閉鎖ボディ30は、円筒状の差込部32として形成されていて、ピストン13における対応的な穴33によって包囲係合されている。円形ディスク31には、この円形ディスク31と軸線を同じくして流出穴34が配設されていて、その直径Dは、差込部32の直径Dよりも僅かに小さい。更に、流出穴34は深さdを有し、この深さdは、円形ディスク31の厚さdよりも僅かに大きい。それにより、リング形状の目標破壊位置29が形成されている。
【0017】
図5には、図4に示されているV−V線に沿った冷ガス発生器46の縦断面図が示されている。ピストン13は、その両側において、管形状のピストン棒16を受け入れるための各々1つのめくら穴24を有する。めくら穴24の底部25には接続路22が設けられていて、この接続路22内には気流絞り23が配設されている。この際、管形状のピストン棒16はガス導管として作用し、この場合、ピストン棒16における圧力調整穴44を通じ、隣り合う両方の部分空間9の接続が提供されている。両方の部分空間9の圧力伝達接続のためには、場合により、ピストン棒16とこれらのピストン棒16を保持するめくら穴24の間の定義された非密閉性、或いは、締付ピン43の領域内の定義された非密閉性でも足り得る。ピストン13は、周回するOリング26により、円筒状の周壁12に対して密閉されていて、更に、流出穴34に対し、ピストン13において流出ポジション15(図1〜図3)の反対側45でオーバーラップ長Lを有する。このオーバーラップ長Lを流出穴34に適合することにより、接続されているエアバック(図1)の定義された作動・充填過程が達成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
概略的に描かれたエアバックを有する冷ガス発生器を概観図で示す図である。
【図2】
静止ポジションにおける図1による冷ガス発生器の部分的な横断面を示す図である。
【図3】
図2に示されている装置を流出ポジションで示す図である。
【図4】
ピストンの領域における冷ガス発生器の横断面を示す図である。
【図5】
図4に示されているV−V線に沿った領域の縦断面を示す図である。

Claims (16)

  1. 圧力下にあるガス(3)で内部空間(2)が充填されているリザーバ(1)と、静止状態において閉鎖されているガス流出開口部(4、5)と、ガス流出開口部(4、5)を必要に応じて開放し、ガス(3)でエアバック(7)を充填するための開放機構(6)とを有する、エアバックシステムのための冷ガス発生器において、
    内部空間(2)が少なくとも2つの部分空間(8、9)に分割されていて、これらの部分空間(8、9)には別個の複数のエアバック(7)を充填するための各々1つのガス流出開口部(4、5)が付設されていて、これらのガス流出開口部(4、5)が開放機構(6)により共通して操作可能であることを特徴とする冷ガス発生器。
  2. リザーバ(1)が、縦軸線(10)に沿って延びているほぼ円筒状の中央部(11)を含み、この中央部(11)が円筒状の周壁(12)を有し、中央部(11)の領域における内部空間(2)内にはピストン(13)が設けられていて、このピストン(13)が、開放機構(6)の操作により、静止ポジション(14)から縦軸線(10)の方向に流出ポジション(15)へと変位可能であり、ピストン(13)の静止ポジション(14)ではガス流出開口部(5)が閉鎖されていて、ピストン(13)の流出ポジション15)では開放されていることを特徴とする、請求項1に記載の冷ガス発生器。
  3. 複数のピストン(13)が各々の部分区間(9)を区切るために設けられていて、これらのピストン(13)の領域には各々1つのエアバック(7)を充填するための各々1つのガス流出開口部(5)が配設されていることを特徴とする、請求項2に記載の冷ガス発生器。
  4. ピストン(13)がピストン棒(16)により互いに連結されていることを特徴とする、請求項3に記載の冷ガス発生器。
  5. ピストン棒(16)が管形状で形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の冷ガス発生器。
  6. ピストン(13)が、それらの静止ポジション(14)において、印加するガス圧力により平衡状態に保持されていること、及び、開放機構(6)が、リザーバ(1)の端面側の端部(21)の領域に配設されている部分空間(8)のガス流出開口部(4)に作用することを特徴とする、請求項2〜5のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
  7. 開放機構(6)が、目標破壊位置(17)を備え且つガス流出開口部(4)を閉鎖する密閉ディスク(18)と、この密閉ディスク(18)を支持するサポート要素(19)と、このサポート要素(19)に作用する着火式アクチュエータ(20)とを含むことを特徴とする、請求項6に記載の冷ガス発生器。
  8. 周壁(12)が、その端面側の端部(21)の領域において、先細りする横断面を有することを特徴とする、請求項6又は7に記載の冷ガス発生器。
  9. ピストン(13)には、各々のピストン(13)に隣接する2つの部分空間(8、9)を圧力伝達接続するための各々1つの接続路(22)が設けられていて、これらの接続路(22)には各々1つの気流絞り(23)が配設されていることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
  10. ピストン(13)が、ピストン棒(16)を受け入れるためのめくら穴(24)を有すること、及び、このめくら穴(24)の底部(25)には、このめくら穴(24)と軸線をほぼ同じくして接続路(22)が配設されていることを特徴とする、請求項4〜9のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
  11. ピストン(13)が特にOリング(26)を用いて周壁(12)に対して密閉されていることを特徴とする、請求項2〜10のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
  12. ガス流出開口部(5)が、周壁(12)に配設されていて、付属するピストン(13)の静止ポジション(14)でこのピストン(13)により覆われていることを特徴とする、請求項2〜11のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
  13. ガス流出開口部(5)が、ピストン(13)の静止ポジション(14)で密閉スリーブ(27)により閉鎖されていて、この密閉スリーブ(27)が、周壁(12)に固定されている基本ボディ(28)と、この基本ボディ(28)に目標破壊位置(2)を用いて結合されていて且つピストンに固定された閉鎖ボディ(30)とから成ることを特徴とする、請求項12に記載の冷ガス発生器。
  14. 基本ボディ(28)が、ほぼ、厚さ(d)を有する円形ディスク(31)の形状を有すること、閉鎖ボディ(30)が、一体式で軸線を同じくして円形ディスク(31)に成形されていて且つ直径(D)を有する円筒状の差込部であり、この差込部が、ピストン(13)における対応的な穴(33)内に嵌り込むこと、及び、円形ディスク(31)には実質的に軸線を同じくした流出穴(34)が設けられていて、この流出穴(34)の直径(D)が差込部(32)の直径(D)よりも僅かに小さく、この流出穴(34)の深さ(d)が少なくとも円形ディスク(31)の厚さ(d)にほぼ対応することを特徴とする、請求項13に記載の冷ガス発生器。
  15. ピストン(13)が、その流出ポジション(15)の反対側(45)において、流出穴(34)に対するオーバーラップ長(L)で延びていることを特徴とする、請求項12〜14のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
  16. 内部空間(2)内に充填されたガス(3)が主としてヘリウムであることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の冷ガス発生器。
JP2002505238A 2000-06-29 2001-06-21 エアバックシステムのための冷ガス発生器 Pending JP2004501823A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10031750A DE10031750A1 (de) 2000-06-29 2000-06-29 Kaltgasgenerator für ein Airbag-System
PCT/EP2001/006991 WO2002000477A1 (de) 2000-06-29 2001-06-21 Kaltgasgenerator für ein airbag-system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004501823A true JP2004501823A (ja) 2004-01-22

Family

ID=7647251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002505238A Pending JP2004501823A (ja) 2000-06-29 2001-06-21 エアバックシステムのための冷ガス発生器

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6814371B2 (ja)
EP (1) EP1296858B1 (ja)
JP (1) JP2004501823A (ja)
AT (1) ATE265341T1 (ja)
BR (1) BR0111957B1 (ja)
DE (2) DE10031750A1 (ja)
WO (1) WO2002000477A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10239778B3 (de) * 2002-08-29 2004-02-12 Trw Airbag Systems Gmbh & Co. Kg Kaltgasgenerator
DE10243864B3 (de) * 2002-09-20 2004-04-29 Autoliv Development Ab Gasgenerator für Airbags und andere Rückhaltevorrichtungen
US7328914B2 (en) * 2003-05-29 2008-02-12 Daicel Chemical Industries, Ltd. Inflator
US7338073B2 (en) * 2004-08-18 2008-03-04 Daicel Chemical Industries, Ltd. Inflator
US7520531B2 (en) * 2006-02-28 2009-04-21 Autoliv Asp, Inc. Inflator device pressure relief
FR2953008B1 (fr) * 2009-11-25 2011-12-02 Livbag Generateur de gaz a gaz reactifs
DE102012217718A1 (de) 2011-09-30 2013-04-04 Diehl Bgt Defence Gmbh & Co. Kg Pyrotechnische Kaltgasgeneratoren
AT13000U1 (de) 2011-11-03 2013-03-15 Isi Automotive Austria Gmbh Gassack mit druckentlastungskammer
DE112014003721T5 (de) * 2013-08-12 2016-04-28 Tk Holdings, Inc. Druckbeaufschlagter Aktor
US10518733B2 (en) * 2017-08-18 2019-12-31 Ford Global Technologies, Llc Seat with airbag

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318669U (ja) * 1989-06-30 1991-02-25
JP3018669U (ja) * 1994-06-07 1995-11-28 モートン インターナショナル,インコーポレイティド エアバッグ膨張用の大なるl/d比をもつ管状ハイブリッドガス発生器
JPH0811675A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Miyata Ind Co Ltd エアバッグ装置
JP2000211466A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Livbag Snc ハイブリッドガスジェネレ―タおよび電気火花点火装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3642303A (en) * 1970-02-13 1972-02-15 Gen Motors Corp Vehicle occupant restraint system
DE2324571A1 (de) * 1972-05-19 1973-11-29 Gen Motors Corp Insassen-rueckhaltesystem
US4215878A (en) * 1978-05-08 1980-08-05 Farrokh Hirbod Bumper-air bag
US4275901A (en) * 1978-07-21 1981-06-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Inflatable safety bag system for vehicles
US5273309A (en) * 1992-06-19 1993-12-28 General Motors Corporation Air bag for side impact
DE4231522A1 (de) * 1992-09-21 1994-03-24 Diehl Gmbh & Co Seitlicher Airbag zum Schutz von Personen in Fahrzeugen
US5556128A (en) * 1994-11-24 1996-09-17 Volkswagen Ag Safety arrangement for a vehicle occupant
US5593180A (en) * 1995-04-24 1997-01-14 Trw Inc. Dual chamber inflator for side impact air bag
DE69507807T2 (de) * 1995-09-29 1999-10-07 Salvatore Russo Sicherheitsgurt, kombiniert mit Luftsäcken
US6039347A (en) * 1997-02-03 2000-03-21 General Dynamics Armament Systems, Inc. Liquid propellant airbag inflator with dual telescoping pistons
US6299203B1 (en) * 1997-02-03 2001-10-09 Inova Gmbh Technische Entwicklungen Airbag device in a vehicle and method for activating an airbag device
DE19739375B4 (de) * 1997-09-09 2005-07-28 Welz Industrieprodukte Gmbh Öffnungsvorrichtung für einen Gasdruckbehälter eines Airbags
US6129380A (en) * 1998-08-25 2000-10-10 Autoliv Asp, Inc. Arrangements and methods for inflatable device formation of inflation gas
DE19929046C2 (de) * 1999-06-25 2002-12-12 Autoliv Dev Mehrkammerairbag mit Mehrkammergasgenerator

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318669U (ja) * 1989-06-30 1991-02-25
JP3018669U (ja) * 1994-06-07 1995-11-28 モートン インターナショナル,インコーポレイティド エアバッグ膨張用の大なるl/d比をもつ管状ハイブリッドガス発生器
JPH0811675A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Miyata Ind Co Ltd エアバッグ装置
JP2000211466A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Livbag Snc ハイブリッドガスジェネレ―タおよび電気火花点火装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1296858B1 (de) 2004-04-28
WO2002000477A1 (de) 2002-01-03
EP1296858A1 (de) 2003-04-02
US6814371B2 (en) 2004-11-09
DE50102149D1 (de) 2004-06-03
US20030137136A1 (en) 2003-07-24
BR0111957A (pt) 2003-05-13
BR0111957B1 (pt) 2010-05-18
DE10031750A1 (de) 2002-01-10
ATE265341T1 (de) 2004-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101436407B1 (ko) 적응형 밸브를 가진 에어백 팽창기
EP1846272B1 (en) Compact multi-level output gas generator
US5345876A (en) Hybrid inflator
AU626052B2 (en) Passenger automotive restraint generator
EP0706917B1 (en) Toroidal hybrid gas generator
US5195777A (en) Air bag inflator
US6203061B1 (en) Variable output air bag module with PAV heat sink
US8656716B2 (en) Actuator for an active hood
JP2004501823A (ja) エアバックシステムのための冷ガス発生器
JP2002067955A (ja) 膨張可能体の放出を行う放出装置及びこのような放出装置が取り付けられた乗物に対する衝撃保護を可能にする保護装置
EP0787630A1 (en) Hybrid adaptive driver side inflator
JPH0829695B2 (ja) 自動車の乗客用保護装置
JPH05105025A (ja) エアバツグ式衝突安全装置
EP1651467B1 (en) Compact multi-level output hybrid gas generator
US5806883A (en) Steering wheel and air bag module
US6095549A (en) Airbag system for motor vehicles
US20040261409A1 (en) Gas generator
US6039348A (en) Variable output inflator with adaptive heat sinking
US6227567B1 (en) Airbag module with gas distributor
US6050601A (en) Airbag safety system with inflation control
JP4996744B2 (ja) 車両用エアバッグモジュール
CN101134452B (zh) 气囊装置
US6877436B2 (en) Gas generator
EP1186485B1 (en) Device for regulating inflation of an airbag
GB2316475A (en) A gas generator arrangement for an airbag and a method of inflating an airbag

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101026