JP2004501686A - クラッキング圧で作動する弁装置 - Google Patents
クラッキング圧で作動する弁装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004501686A JP2004501686A JP2002505069A JP2002505069A JP2004501686A JP 2004501686 A JP2004501686 A JP 2004501686A JP 2002505069 A JP2002505069 A JP 2002505069A JP 2002505069 A JP2002505069 A JP 2002505069A JP 2004501686 A JP2004501686 A JP 2004501686A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve device
- fluid
- valve
- flow
- patient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K15/00—Check valves
- F16K15/14—Check valves with flexible valve members
- F16K15/148—Check valves with flexible valve members the closure elements being fixed in their centre
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/14—Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
- A61M5/142—Pressure infusion, e.g. using pumps
- A61M5/14212—Pumping with an aspiration and an expulsion action
- A61M5/14228—Pumping with an aspiration and an expulsion action with linear peristaltic action, i.e. comprising at least three pressurising members or a helical member
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/22—Valves or arrangement of valves
- A61M39/24—Check- or non-return valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K15/00—Check valves
- F16K15/14—Check valves with flexible valve members
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/22—Valves or arrangement of valves
- A61M39/24—Check- or non-return valves
- A61M2039/242—Check- or non-return valves designed to open when a predetermined pressure or flow rate has been reached, e.g. check valve actuated by fluid
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/22—Valves or arrangement of valves
- A61M39/24—Check- or non-return valves
- A61M2039/2473—Valve comprising a non-deformable, movable element, e.g. ball-valve, valve with movable stopper or reciprocating element
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/22—Valves or arrangement of valves
- A61M39/24—Check- or non-return valves
- A61M2039/2473—Valve comprising a non-deformable, movable element, e.g. ball-valve, valve with movable stopper or reciprocating element
- A61M2039/2486—Guided stem, e.g. reciprocating stopper
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/14—Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
- A61M5/142—Pressure infusion, e.g. using pumps
- A61M5/14212—Pumping with an aspiration and an expulsion action
- A61M5/14232—Roller pumps
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/7722—Line condition change responsive valves
- Y10T137/7837—Direct response valves [i.e., check valve type]
- Y10T137/7879—Resilient material valve
- Y10T137/7888—With valve member flexing about securement
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Hematology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Check Valves (AREA)
Abstract
医療的な栄養物を供給するための弁装置が開示される。弁装置は、ロータリー蠕動ポンプとともに使用するために適しており、流体が第1の方向に流れることができるようにし、第2の方向への流体の流れを阻止する。弁装置は、約0.10ないし0.20バールのクラッキング圧を有する弁を備えている。また弁装置の製造方法と、患者に栄養物を供給する際の弁装置の使用と、弁装置を通して用有効な量の組成分を投与すること含む患者の治療方法とが開示される。
Description
【0001】
(発明の背景)
本発明は、医療上の栄養を供給する弁装置と、この弁装置を含む流れセットと、弁装置を製造する製造方法と、栄養を供給する際の弁装置の使用方法と、弁装置を通して有効な量の栄養組成分を投与することを含む患者の治療方法とに関する。
【0002】
この明細書において使用される「含む(comprises)」という用語は、「数ある中で、あるものを含む」という意味である。「あるもののみから成る」という意味で使用する意図はない。
【0003】
「逆流(Flow back)」という用語は、患者から離れる方向への流体の流れを意味するものとして使用される。
【0004】
「フリーフロー(Free Flow)」という用語は、一般に、ポンプのような機械的な装置を介在することなく重力によって受動的に起こる流体の流れを意味するものとして使用される。それはポンプが非作動の状態にあることを特徴とする。フリーフローは、流体が肺に吸い込まれる結果に導くので患者にとって非常に有害である。
【0005】
「クラッキング圧(Cracking Pressure)」という用語は、流れを生じることができるしきい値圧を意味するものとして使用される。弁の前後の流体圧がこのしきい値以下である場合には、流れは生じない。
【0006】
病院の患者には、水和作用を良好な状態に維持するために流体が定期的に供給される。さらに、流体は、例えば、手術後に適当な栄養物を患者に与えるために栄養物の担体として作用することができる。
【0007】
患者に流体を投与するシステムは、広く知られている。流体を患者に送り込む態様は、重力、変形可能な容器に圧力を加えること、またはポンプによる。ポンプを作動することによる投与システムにおいて、ポンプは、制御された、通常連続的な態様で流体を投与することができなければならない。
【0008】
ポンプは、患者を保護し、医薬の効能を最大限にするために流体の投与において高い精度のニーズに合致するように使用される。
【0009】
現在、管に沿って患者に流体を送るために使用されるポンプの例は、ロータリー蠕動ポンプである。この種のポンプには、流れセットがポンプに適切に接続されていないか、または外れている場合に、フリーフロー(free−flow)を生じる恐れがあるという問題がある。さらに、一般に、この種のポンプは、フリーフロー防止構造を備えていない。患者への流体のフリーフローを禁止しないことは患者にとって危険であり、患者にドローニング(drowning)が生じるおそれがある。
【0010】
現在使用されているポンプの他の例は、リニア型蠕動ポンプである。この種のポンプには、流れセットが適切に接続されていない場合に、患者の方向への意図された流れとは反対の方向にポンプが流体を逆流させるという問題がある。もし、フリーフローまたは逆流が検知されずに進行する場合には、患者にとって危険であることは明らかである。
【0011】
このフリーフローの問題に対処するために、オクルーダー(occluder)として知られる1つの装置が使用されてきた。この医療装置は、ある長さを有する弾性的な管を折り曲げ、それによって管をはさみ、その内径を小さくして管を通る流れを禁止することによって作動される。この装置は作動するが、弾性的な管を折り曲げた状態に維持するためにオクルーダーの弾性部分が過剰に伸張された場合に、容易に破損することがあるといった問題があることが分かった。したがって、操作者がポンプを外し、例えば、ローラークランプ部材によって管を閉鎖するのに失敗した場合、フリーフローが生じる。
【0012】
したがって、患者への良好な流れを可能にするが、フリーフロー及び逆流を防止しないことによって生じる問題を解決する装置へのニーズが存在する。
【0013】
本発明は、上述した問題を解決する。
【0014】
注目すべきことに、厳格な狭い範囲のクラッキング圧を有する弁が患者からの流体の流れを防止し、反対方向へのフリーフローを制限することが分かった。これは、患者に高水準の安全性を提供する。さらに、このことが、フリーフローを危険でない水準に低減することによって達成することができることが分かった。それに対し、従来の試みは、フリーフローを完全に無くそうとするものであった。これは必ずしも必要ではないことが分かった。
【0015】
したがって、第1の側面において、本発明は、ロータリー型蠕動ポンプとともに使用するために適しており、流体が第1の方向に流れることができるようにし、流体が第2の方向へ流れることを阻止し、約0.10から0.20バールのクラッキング圧を有する弁を含む弁装置を提供する。
【0016】
第2の側面において、本発明は、本発明の実施形態による弁装置と、容器を弁の入口ポートに接続するための入口管と、流体を患者に供給するために弁の出口に接続される出口管とを含む、患者に少なくとも1つの流体を投与するための流れセットを提供する。
【0017】
第3の側面において、本発明は、室を形成する工程と、入口ポートと出口ポートとを備えたポートを形成する工程と、流体を一方向にのみ流すことができるようにするために前記入口ポートと前記出口ポートとの間に一方向弁を取付ける工程とを含み、弁のクラッキング圧は、約0.10から0.20バールである、弁装置の製造方法を提供する。
【0018】
第4の側面によれば、本発明は、栄養物を患者に供給するための本発明の1つの実施形態による弁装置の使用法を提供する。
【0019】
第5の側面において、本発明は、本発明の1つの実施形態による弁装置を介して有効な量の流体を投与することを含む患者の治療方法を提供する。
【0020】
本発明の実施形態による弁装置は、容器から患者へ簡単かつ安全に流体を投与することができる利点を提供する。弁組立体の前後の流体圧が所定のクラッキング圧を越える場合に、流れが可能になるが、例えば、ポンプによってクラッキング圧を越えない限り、流体が弁組立体を通って流れることができない。正常な使用中、容器の高さは、弁のクラッキング圧をわずかに超える静圧を発生するような高さにするとよい。さらに、流れセットがポンプから外された場合、弁組立体を通る流体の流れは制限され、すなわち、弁の漏れが患者に危険性をもたらさない程度に禁止される。それに対して、公知の弁装置は、流れセットが関連するポンプに誤って取り付けられるか、それが取り付けられない場合に、容器から患者に大量のフリーフローが生じる可能性があるという問題があった。
【0021】
本発明によって提供される他の利点は、ポンプによってプログラムされた流れの量が、弁装置によって影響されないことである。これは、弁装置のインピーダンスを低減した結果である。
【0022】
本発明の他の利点は、管が外れることがなく、弁を手で調整することがなく、流れを阻止するために他の装置を使用する必要がないことである。したがって、弁装置からの流体の流れを、正確に制御することができる。さらに、使用中に管を外す必要がないという事実によって、汚染の危険性が低減される。
【0023】
さらに、特別なソフトウエアまたは公知のポンプの機械的な変形は必要とされない。
【0024】
本発明の他の利点は、製造が容易で廉価な構造を提供することである。簡単なハウジング及びピストンまたは薄膜を含む簡単な製造方法を実施することができ、より簡単なこの構造によって、生産速度をより早めることができる。さらに、本発明による弁装置が使用される場合には、ピンチクリップオクルーダまたはローラクランプのような商業的に入手可能な装置がより少なくてすむ。
【0025】
さらに、本発明による弁装置は、ロータリー型蠕動ポンプとともに使用するために適しているが、この種のポンプとのみ、または特定のタイプの流れセットとのみ使用することには制限されない。それに対し、公知の構成は、そのようなものに制限された。
【0026】
好ましくは、本発明による弁装置の実施形態は、約0.12から約0.18バールのクラッキング圧を有する弁を備えている。最も好ましくは、クラッキング圧は、約0.15バールである。
【0027】
さらに、本発明による弁の特定のクラッキング圧は重要であることが分かった。それは、単に公知の装置の最適化の結果ではない。事実、流体を患者に投与する際にクラッキング圧が特に重要であることを認識することによる創意に富むステップを最初に経ることなくして、理論的にその特定のクラッキング圧に到達することはなかったのである。
【0028】
これらのクラッキング圧は、ポンプが弁装置から外された場合、出口弁を通って患者に流体が流れることができないか、少量の流体のみしか流れることができない利点を提供することが分かった。したがって、患者への制御されない流れが防止できる。また、これらのクラッキング圧は、蠕動機構のすべりを防止するために十分に低いので、ポンプの動作を変えないという利点を提供する。
【0029】
好ましくは、本発明による弁装置の実施形態は、所望の流れの方向の圧力下で変形することができる可撓性薄膜を含む弁を備えている。可撓性薄膜は、それを通る孔を有し、この孔は、可撓性薄膜が、選択された程度変形することによって開放され、流れを可能にする。この弁組立体は、支持体を備えており、この支持体は、流れの方向と反対の方向に可撓性薄膜が十分に変形することを防止して逆流を防止するために可撓性薄膜に関連している。本発明の好ましい実施形態によれば、弁の薄膜は、所定のクラッキング圧で変形する。
【0030】
好ましくは、本発明による弁装置の実施形態は、公知の装置を変更することによって得られる。適切な出発材料は、例えば、金属、または、プラスチック材料、好ましくは、ABS、ポリカーボネート、PVC、アクリルまたはMABSを含む硬質のプラスチック材料からつくられたハウジングと、ポリウレタン、シリコンまたはゴムを含む弾性材料からつくられた弁の薄膜とを有する。
【0031】
好ましくは、本発明による治療方法は、流体を送るためのポンプと本発明の実施形態による弁装置とを使用して容器から患者に流体を投与するステップを有する。
【0032】
本発明の追加的な特徴及び利点は、図面を参照して以下に説明する好ましい実施形態の説明に記載され、それから明らかになるであろう。
【0033】
(好適実施例の詳細な説明)
本発明の実施例による弁装置は、通路と室とを含む。流体は、室を通って通路を通過する。室は、環状入口と、環状出口とを有する。ステムとマッシュルーム形状のヘッドとを有する弾性ピストンが室内に配置されている。ピストンは可撓性材料一般には、シリコン、ゴムのような殺菌可能な材料、または他の適切な材料から形成されている。
【0034】
マッシュルーム形状のヘッドは、休止状態において、室の入口で通路を閉鎖している。入口の流体圧が少なくとも0.15バール(15kPa)のクラッキング圧だけ室内の圧力を越えるとき、ヘッド及び/又はピストンが変形し、かつ/又は通路内で軸線方向に移動する。これは室の入口で通路を開放し、流体が流れることを可能にする。通路に対するピストンの移動は、マッシュルーム形状のヘッドの頂点に係合するストッパによって制限される。これに対し、差圧が0.15バール以下又は負である場合には、ピストンのヘッドは流体の流れを阻止する。これは、容器からの望ましくない流体のフリーフローを防止する。
【0035】
このクラッキング圧は、マッシュルーム形状のヘッドの圧縮の程度を設定することによって、または休止状態中に存在するステム内のテンションを設定することによって予め設定される。
【0036】
ポンプユニットのポンプが管を介して弁装置に結合される。このポンプは、蠕動ポンプが好ましいが、制御された量で流体を供給することができ、医療的な用途に適しているポンプであれば使用することができる。このポンプユニットは制御ユニットを有する。この制御ユニットは、典型的には、ディスプレイ及びキーパッドを有する制御パネルを含む。このキーパッドは、ポンプのマニュアルによる制御、データ入力等のために使用される。この制御ユニットは、ポンプを制御するか、作動させるためのマイクロプロセッサを備えているとよい。メモリがマイクロプロセッサに関連し、組み込まれている。所望ならば、制御ユニットは、音声、ビジュアルまたはデュアルアラーム警告手段を備えていてもよい。
【0037】
一般に、弁装置を含む流れセットがスタンドの上部のアームによって保持されている流体の容器とともにスタンドに取り付けられる。弁装置の出口に隣接して容器と弁装置の入口との間にドリップ室が設けられる。
【0038】
使用時に、ポンプは、容器から患者に流体を供給する。ポンプによって供給する前は、ピストンは休止状態にある。流体が入口管を通って供給され、選択された差圧のしきい値に到達するとき、ピストンが引っ張られ、かつ/又は通路の内側を軸線方向に移動され、かつ/又はピストンのヘッドが変形する。これにより、室の入口が開放され、入口管から出口管に弁装置を通って流体が流れることができるようになる。
【0039】
本発明の実施形態による他の弁装置は通路及び室を有するハウジングを含む。通路を横切って可撓性薄膜が保持される。可撓性薄膜は、弾性可撓性材料、一般にシリコン、ゴムのような殺菌可能な材料または他の適切な材料からつくられる。この薄膜は、休止状態で閉鎖しているとともに流体が流れないようにする複数(例えば、2つ)のスリットを有する。一般に、薄膜は、薄膜上の差圧が約0.15バール(15kPa)を越えた場合にのみ開放するように構成される。これは、望ましくない容器からの流体のフリーフローを防止する。
【0040】
使用時に、ポンプは、容器から患者に流体を供給する。ポンプによって供給される前は、可撓性薄膜は、休止状態にある。流体が入口管を通して供給されるとき、可撓性薄膜が伸長される。選択された差圧のしきい値に到達して、可撓性薄膜が十分に伸長されると、それが変形し、薄膜のスリットが広がり、開放され、入口管から出口管に流体が流れることができる。
【0041】
この装置は、操作が非常に簡単で、患者への流体を安全にかつ迅速に投与する手段を提供する。
【0042】
特許請求の範囲に記載した本発明の精神及び範囲を逸脱せずに、好ましい実施形態に種々の変更を加えることができることは理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による弁装置を示す図である。
(発明の背景)
本発明は、医療上の栄養を供給する弁装置と、この弁装置を含む流れセットと、弁装置を製造する製造方法と、栄養を供給する際の弁装置の使用方法と、弁装置を通して有効な量の栄養組成分を投与することを含む患者の治療方法とに関する。
【0002】
この明細書において使用される「含む(comprises)」という用語は、「数ある中で、あるものを含む」という意味である。「あるもののみから成る」という意味で使用する意図はない。
【0003】
「逆流(Flow back)」という用語は、患者から離れる方向への流体の流れを意味するものとして使用される。
【0004】
「フリーフロー(Free Flow)」という用語は、一般に、ポンプのような機械的な装置を介在することなく重力によって受動的に起こる流体の流れを意味するものとして使用される。それはポンプが非作動の状態にあることを特徴とする。フリーフローは、流体が肺に吸い込まれる結果に導くので患者にとって非常に有害である。
【0005】
「クラッキング圧(Cracking Pressure)」という用語は、流れを生じることができるしきい値圧を意味するものとして使用される。弁の前後の流体圧がこのしきい値以下である場合には、流れは生じない。
【0006】
病院の患者には、水和作用を良好な状態に維持するために流体が定期的に供給される。さらに、流体は、例えば、手術後に適当な栄養物を患者に与えるために栄養物の担体として作用することができる。
【0007】
患者に流体を投与するシステムは、広く知られている。流体を患者に送り込む態様は、重力、変形可能な容器に圧力を加えること、またはポンプによる。ポンプを作動することによる投与システムにおいて、ポンプは、制御された、通常連続的な態様で流体を投与することができなければならない。
【0008】
ポンプは、患者を保護し、医薬の効能を最大限にするために流体の投与において高い精度のニーズに合致するように使用される。
【0009】
現在、管に沿って患者に流体を送るために使用されるポンプの例は、ロータリー蠕動ポンプである。この種のポンプには、流れセットがポンプに適切に接続されていないか、または外れている場合に、フリーフロー(free−flow)を生じる恐れがあるという問題がある。さらに、一般に、この種のポンプは、フリーフロー防止構造を備えていない。患者への流体のフリーフローを禁止しないことは患者にとって危険であり、患者にドローニング(drowning)が生じるおそれがある。
【0010】
現在使用されているポンプの他の例は、リニア型蠕動ポンプである。この種のポンプには、流れセットが適切に接続されていない場合に、患者の方向への意図された流れとは反対の方向にポンプが流体を逆流させるという問題がある。もし、フリーフローまたは逆流が検知されずに進行する場合には、患者にとって危険であることは明らかである。
【0011】
このフリーフローの問題に対処するために、オクルーダー(occluder)として知られる1つの装置が使用されてきた。この医療装置は、ある長さを有する弾性的な管を折り曲げ、それによって管をはさみ、その内径を小さくして管を通る流れを禁止することによって作動される。この装置は作動するが、弾性的な管を折り曲げた状態に維持するためにオクルーダーの弾性部分が過剰に伸張された場合に、容易に破損することがあるといった問題があることが分かった。したがって、操作者がポンプを外し、例えば、ローラークランプ部材によって管を閉鎖するのに失敗した場合、フリーフローが生じる。
【0012】
したがって、患者への良好な流れを可能にするが、フリーフロー及び逆流を防止しないことによって生じる問題を解決する装置へのニーズが存在する。
【0013】
本発明は、上述した問題を解決する。
【0014】
注目すべきことに、厳格な狭い範囲のクラッキング圧を有する弁が患者からの流体の流れを防止し、反対方向へのフリーフローを制限することが分かった。これは、患者に高水準の安全性を提供する。さらに、このことが、フリーフローを危険でない水準に低減することによって達成することができることが分かった。それに対し、従来の試みは、フリーフローを完全に無くそうとするものであった。これは必ずしも必要ではないことが分かった。
【0015】
したがって、第1の側面において、本発明は、ロータリー型蠕動ポンプとともに使用するために適しており、流体が第1の方向に流れることができるようにし、流体が第2の方向へ流れることを阻止し、約0.10から0.20バールのクラッキング圧を有する弁を含む弁装置を提供する。
【0016】
第2の側面において、本発明は、本発明の実施形態による弁装置と、容器を弁の入口ポートに接続するための入口管と、流体を患者に供給するために弁の出口に接続される出口管とを含む、患者に少なくとも1つの流体を投与するための流れセットを提供する。
【0017】
第3の側面において、本発明は、室を形成する工程と、入口ポートと出口ポートとを備えたポートを形成する工程と、流体を一方向にのみ流すことができるようにするために前記入口ポートと前記出口ポートとの間に一方向弁を取付ける工程とを含み、弁のクラッキング圧は、約0.10から0.20バールである、弁装置の製造方法を提供する。
【0018】
第4の側面によれば、本発明は、栄養物を患者に供給するための本発明の1つの実施形態による弁装置の使用法を提供する。
【0019】
第5の側面において、本発明は、本発明の1つの実施形態による弁装置を介して有効な量の流体を投与することを含む患者の治療方法を提供する。
【0020】
本発明の実施形態による弁装置は、容器から患者へ簡単かつ安全に流体を投与することができる利点を提供する。弁組立体の前後の流体圧が所定のクラッキング圧を越える場合に、流れが可能になるが、例えば、ポンプによってクラッキング圧を越えない限り、流体が弁組立体を通って流れることができない。正常な使用中、容器の高さは、弁のクラッキング圧をわずかに超える静圧を発生するような高さにするとよい。さらに、流れセットがポンプから外された場合、弁組立体を通る流体の流れは制限され、すなわち、弁の漏れが患者に危険性をもたらさない程度に禁止される。それに対して、公知の弁装置は、流れセットが関連するポンプに誤って取り付けられるか、それが取り付けられない場合に、容器から患者に大量のフリーフローが生じる可能性があるという問題があった。
【0021】
本発明によって提供される他の利点は、ポンプによってプログラムされた流れの量が、弁装置によって影響されないことである。これは、弁装置のインピーダンスを低減した結果である。
【0022】
本発明の他の利点は、管が外れることがなく、弁を手で調整することがなく、流れを阻止するために他の装置を使用する必要がないことである。したがって、弁装置からの流体の流れを、正確に制御することができる。さらに、使用中に管を外す必要がないという事実によって、汚染の危険性が低減される。
【0023】
さらに、特別なソフトウエアまたは公知のポンプの機械的な変形は必要とされない。
【0024】
本発明の他の利点は、製造が容易で廉価な構造を提供することである。簡単なハウジング及びピストンまたは薄膜を含む簡単な製造方法を実施することができ、より簡単なこの構造によって、生産速度をより早めることができる。さらに、本発明による弁装置が使用される場合には、ピンチクリップオクルーダまたはローラクランプのような商業的に入手可能な装置がより少なくてすむ。
【0025】
さらに、本発明による弁装置は、ロータリー型蠕動ポンプとともに使用するために適しているが、この種のポンプとのみ、または特定のタイプの流れセットとのみ使用することには制限されない。それに対し、公知の構成は、そのようなものに制限された。
【0026】
好ましくは、本発明による弁装置の実施形態は、約0.12から約0.18バールのクラッキング圧を有する弁を備えている。最も好ましくは、クラッキング圧は、約0.15バールである。
【0027】
さらに、本発明による弁の特定のクラッキング圧は重要であることが分かった。それは、単に公知の装置の最適化の結果ではない。事実、流体を患者に投与する際にクラッキング圧が特に重要であることを認識することによる創意に富むステップを最初に経ることなくして、理論的にその特定のクラッキング圧に到達することはなかったのである。
【0028】
これらのクラッキング圧は、ポンプが弁装置から外された場合、出口弁を通って患者に流体が流れることができないか、少量の流体のみしか流れることができない利点を提供することが分かった。したがって、患者への制御されない流れが防止できる。また、これらのクラッキング圧は、蠕動機構のすべりを防止するために十分に低いので、ポンプの動作を変えないという利点を提供する。
【0029】
好ましくは、本発明による弁装置の実施形態は、所望の流れの方向の圧力下で変形することができる可撓性薄膜を含む弁を備えている。可撓性薄膜は、それを通る孔を有し、この孔は、可撓性薄膜が、選択された程度変形することによって開放され、流れを可能にする。この弁組立体は、支持体を備えており、この支持体は、流れの方向と反対の方向に可撓性薄膜が十分に変形することを防止して逆流を防止するために可撓性薄膜に関連している。本発明の好ましい実施形態によれば、弁の薄膜は、所定のクラッキング圧で変形する。
【0030】
好ましくは、本発明による弁装置の実施形態は、公知の装置を変更することによって得られる。適切な出発材料は、例えば、金属、または、プラスチック材料、好ましくは、ABS、ポリカーボネート、PVC、アクリルまたはMABSを含む硬質のプラスチック材料からつくられたハウジングと、ポリウレタン、シリコンまたはゴムを含む弾性材料からつくられた弁の薄膜とを有する。
【0031】
好ましくは、本発明による治療方法は、流体を送るためのポンプと本発明の実施形態による弁装置とを使用して容器から患者に流体を投与するステップを有する。
【0032】
本発明の追加的な特徴及び利点は、図面を参照して以下に説明する好ましい実施形態の説明に記載され、それから明らかになるであろう。
【0033】
(好適実施例の詳細な説明)
本発明の実施例による弁装置は、通路と室とを含む。流体は、室を通って通路を通過する。室は、環状入口と、環状出口とを有する。ステムとマッシュルーム形状のヘッドとを有する弾性ピストンが室内に配置されている。ピストンは可撓性材料一般には、シリコン、ゴムのような殺菌可能な材料、または他の適切な材料から形成されている。
【0034】
マッシュルーム形状のヘッドは、休止状態において、室の入口で通路を閉鎖している。入口の流体圧が少なくとも0.15バール(15kPa)のクラッキング圧だけ室内の圧力を越えるとき、ヘッド及び/又はピストンが変形し、かつ/又は通路内で軸線方向に移動する。これは室の入口で通路を開放し、流体が流れることを可能にする。通路に対するピストンの移動は、マッシュルーム形状のヘッドの頂点に係合するストッパによって制限される。これに対し、差圧が0.15バール以下又は負である場合には、ピストンのヘッドは流体の流れを阻止する。これは、容器からの望ましくない流体のフリーフローを防止する。
【0035】
このクラッキング圧は、マッシュルーム形状のヘッドの圧縮の程度を設定することによって、または休止状態中に存在するステム内のテンションを設定することによって予め設定される。
【0036】
ポンプユニットのポンプが管を介して弁装置に結合される。このポンプは、蠕動ポンプが好ましいが、制御された量で流体を供給することができ、医療的な用途に適しているポンプであれば使用することができる。このポンプユニットは制御ユニットを有する。この制御ユニットは、典型的には、ディスプレイ及びキーパッドを有する制御パネルを含む。このキーパッドは、ポンプのマニュアルによる制御、データ入力等のために使用される。この制御ユニットは、ポンプを制御するか、作動させるためのマイクロプロセッサを備えているとよい。メモリがマイクロプロセッサに関連し、組み込まれている。所望ならば、制御ユニットは、音声、ビジュアルまたはデュアルアラーム警告手段を備えていてもよい。
【0037】
一般に、弁装置を含む流れセットがスタンドの上部のアームによって保持されている流体の容器とともにスタンドに取り付けられる。弁装置の出口に隣接して容器と弁装置の入口との間にドリップ室が設けられる。
【0038】
使用時に、ポンプは、容器から患者に流体を供給する。ポンプによって供給する前は、ピストンは休止状態にある。流体が入口管を通って供給され、選択された差圧のしきい値に到達するとき、ピストンが引っ張られ、かつ/又は通路の内側を軸線方向に移動され、かつ/又はピストンのヘッドが変形する。これにより、室の入口が開放され、入口管から出口管に弁装置を通って流体が流れることができるようになる。
【0039】
本発明の実施形態による他の弁装置は通路及び室を有するハウジングを含む。通路を横切って可撓性薄膜が保持される。可撓性薄膜は、弾性可撓性材料、一般にシリコン、ゴムのような殺菌可能な材料または他の適切な材料からつくられる。この薄膜は、休止状態で閉鎖しているとともに流体が流れないようにする複数(例えば、2つ)のスリットを有する。一般に、薄膜は、薄膜上の差圧が約0.15バール(15kPa)を越えた場合にのみ開放するように構成される。これは、望ましくない容器からの流体のフリーフローを防止する。
【0040】
使用時に、ポンプは、容器から患者に流体を供給する。ポンプによって供給される前は、可撓性薄膜は、休止状態にある。流体が入口管を通して供給されるとき、可撓性薄膜が伸長される。選択された差圧のしきい値に到達して、可撓性薄膜が十分に伸長されると、それが変形し、薄膜のスリットが広がり、開放され、入口管から出口管に流体が流れることができる。
【0041】
この装置は、操作が非常に簡単で、患者への流体を安全にかつ迅速に投与する手段を提供する。
【0042】
特許請求の範囲に記載した本発明の精神及び範囲を逸脱せずに、好ましい実施形態に種々の変更を加えることができることは理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による弁装置を示す図である。
Claims (9)
- ロータリー蠕動ポンプと共に使用するために適しており、流体が第1の方向に流れることができるようにするとともに、その流体が第2の方向へ流れることを阻止できるようになっており、また、約0.10から0.20バールのクラッキング圧を有する弁を含んでいる弁装置。
- 前記クラッキング圧が約0.15バールである請求項1に記載の弁装置。
- 前記弁は、所望の流れ方向での圧力下で変形可能な可撓性薄膜を含み、その可撓性薄膜は、該可撓性薄膜を通る孔を有し、その孔は、可撓性薄膜の選択された程度の変形により開放して流れを可能にする請求項1または2に記載の弁装置。
- 前記弁は、支持体を備えており、その支持体は、可撓性薄膜に関連して、流れの方向と反対の方向に前記可撓性薄膜が十分に変形することを防止して逆流を防止するようになっている請求項3に記載の弁装置。
- 請求項1から3までのいずれか一に記載の弁装置と、容器を前記弁装置の入口ポートに接続するための入口管と、流体を患者に供給するために前記弁装置の出口に接続するための出口管とを含む少なくとも1つの流体を患者に投与するための流れセット。
- 室を形成する工程と、入口ポートと出口ポートとを有するポートを形成する工程と、流体を一方向にのみ流すことができるようにするために前記入口ポートと前記出口ポートとの間に一方向弁を取付ける工程とを含み、前記弁のクラッキング圧は、約0.10から0.20バールである、請求項1から4までのいずれか一項に記載の弁装置の製造方法。
- 患者に腸溶性の栄養物を供給するための請求項1から4までのいずれか一項に記載の弁装置。
- 請求項1から4までのいずれか一項に記載の弁装置を通して有効な量の流体を投与するステップを含む患者の治療方法。
- 請求項1から4までのいずれか一項に記載の弁装置を介して流体を供給するためにポンプを使用して容器から患者に流体を投与するステップを有する請求項8に記載の治療方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP20000113777 EP1166818A1 (en) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | Medium cracking pressure valve |
PCT/EP2001/006432 WO2002000291A1 (en) | 2000-06-29 | 2001-06-07 | Medium cracking pressure valve arrangement |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004501686A true JP2004501686A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=8169101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002505069A Withdrawn JP2004501686A (ja) | 2000-06-29 | 2001-06-07 | クラッキング圧で作動する弁装置 |
Country Status (20)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7192419B2 (ja) |
EP (2) | EP1166818A1 (ja) |
JP (1) | JP2004501686A (ja) |
KR (1) | KR20030014250A (ja) |
CN (1) | CN1440305A (ja) |
AR (1) | AR029690A1 (ja) |
AT (1) | ATE304389T1 (ja) |
AU (1) | AU2001270555A1 (ja) |
BG (1) | BG107298A (ja) |
BR (1) | BR0112037B1 (ja) |
CA (1) | CA2351300A1 (ja) |
DE (1) | DE60113421T2 (ja) |
HU (1) | HUP0301495A2 (ja) |
IL (2) | IL152694A0 (ja) |
MX (1) | MXPA01006446A (ja) |
NO (1) | NO20026251D0 (ja) |
PL (1) | PL360264A1 (ja) |
RU (1) | RU2268759C2 (ja) |
WO (1) | WO2002000291A1 (ja) |
ZA (1) | ZA200300758B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8186384B2 (en) | 2006-01-17 | 2012-05-29 | Jms Co., Ltd. | Flow control apparatus and medical injection circuit using the same |
JP2016519590A (ja) * | 2013-03-15 | 2016-07-07 | バイエル メディカル ケア インコーポレーテッド | 知的で構成可能な流体送達システム及びその使用方法 |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6988510B2 (en) | 2002-03-22 | 2006-01-24 | Halkey-Roberts Corporation | Disc check valve |
AU2003252399A1 (en) * | 2002-08-13 | 2004-03-03 | Satoru Hashimoto | Fluid control device |
US7302971B2 (en) * | 2004-12-22 | 2007-12-04 | Vernay Laboratories, Inc. | Umbrella valve and assembly |
DE102009033365B4 (de) * | 2009-07-16 | 2021-05-20 | j. söllner AG | Rückschlagventil |
US8715247B2 (en) * | 2009-07-30 | 2014-05-06 | Carefusion 303, Inc. | Collapsible valve |
US8478385B2 (en) * | 2009-09-18 | 2013-07-02 | United Medical Innovations, Inc. | Rotary medical manifold |
US8689439B2 (en) | 2010-08-06 | 2014-04-08 | Abbott Laboratories | Method for forming a tube for use with a pump delivery system |
US8377000B2 (en) | 2010-10-01 | 2013-02-19 | Abbott Laboratories | Enteral feeding apparatus having a feeding set |
US8377001B2 (en) | 2010-10-01 | 2013-02-19 | Abbott Laboratories | Feeding set for a peristaltic pump system |
US20130014836A1 (en) * | 2011-07-14 | 2013-01-17 | John Cain | Pump adaptor |
CN102512726B (zh) * | 2012-01-17 | 2013-07-10 | 南京扬子医用制品有限公司 | 一种微量输液泵 |
US11058811B2 (en) | 2013-03-15 | 2021-07-13 | Bayer Healthcare Llc | Intelligent and configurable fluid delivery system and methods for its use |
JP6544114B2 (ja) * | 2015-07-27 | 2019-07-17 | 浜名湖電装株式会社 | 逆止弁装置及び蒸発燃料供給システム |
CA3040503A1 (en) | 2016-10-17 | 2018-04-26 | Bayer Healthcare Llc | Fluid control valve and manifold |
CN110292532B (zh) * | 2018-03-23 | 2024-05-03 | 美昕医疗器械(昆山)有限公司 | 防自由流动阀 |
CN112169083B (zh) * | 2020-10-16 | 2022-09-27 | 上海必趣医疗科技有限公司 | 一种具有中性压力的无针给药接头 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4244378A (en) * | 1978-05-30 | 1981-01-13 | The West Company | Pressure responsive one-way valve for medical systems |
US4845487A (en) * | 1987-07-20 | 1989-07-04 | Frantz Medical Development Ltd. | Pump system for enteral/parenteral fluid control and delivery |
US5009654A (en) * | 1989-03-10 | 1991-04-23 | Baxter International Inc. | Sterile product and method for sterilizing and assembling such product |
US4946448A (en) * | 1989-10-23 | 1990-08-07 | Kendall Mcgaw Laboratories, Inc. | Check valve for use with intravenous pump |
US5025829A (en) * | 1990-01-29 | 1991-06-25 | Harmac Medical Products, Inc. | Parenteral check valve |
US5244463A (en) * | 1991-12-06 | 1993-09-14 | Block Medical, Inc. | Programmable infusion pump |
DE4304949C2 (de) * | 1993-02-18 | 1996-07-18 | Filtertek Sa | Rückschlagventil für medizinische Anwendungen der Fluidtechnik |
US5535785A (en) * | 1994-09-08 | 1996-07-16 | Nypro, Inc. | Luer-activated check valve |
US5660205A (en) * | 1994-12-15 | 1997-08-26 | Epstein; Alan B. | One-way valve |
US5738662A (en) * | 1996-02-21 | 1998-04-14 | Pacific Device/Avail Medical Products, Inc. | Retrograde flow checked manifold for infusing medical fluids |
US6059747A (en) * | 1997-07-16 | 2000-05-09 | Medex, Inc. | Syringe pump infusion control set |
IL123227A0 (en) * | 1998-02-08 | 1998-09-24 | 3By Ltd | Check valve |
IT1311245B1 (it) * | 1999-10-22 | 2002-03-04 | Borla Ind | Valvola anti-sifone per linee medicali di infusione e simili. |
IT1311348B1 (it) * | 1999-11-12 | 2002-03-12 | Borla Ind | Valvola di ritegno per linee medicali di infusione e simili. |
-
2000
- 2000-06-29 EP EP20000113777 patent/EP1166818A1/en not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-06-07 DE DE2001613421 patent/DE60113421T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-06-07 RU RU2003102431A patent/RU2268759C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2001-06-07 PL PL36026401A patent/PL360264A1/xx not_active IP Right Cessation
- 2001-06-07 IL IL15269401A patent/IL152694A0/xx unknown
- 2001-06-07 EP EP20010949382 patent/EP1299149B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-06-07 AU AU2001270555A patent/AU2001270555A1/en not_active Abandoned
- 2001-06-07 KR KR1020027016137A patent/KR20030014250A/ko not_active Application Discontinuation
- 2001-06-07 CN CN01812155A patent/CN1440305A/zh active Pending
- 2001-06-07 JP JP2002505069A patent/JP2004501686A/ja not_active Withdrawn
- 2001-06-07 AT AT01949382T patent/ATE304389T1/de not_active IP Right Cessation
- 2001-06-07 BR BR0112037A patent/BR0112037B1/pt not_active IP Right Cessation
- 2001-06-07 HU HU0301495A patent/HUP0301495A2/hu unknown
- 2001-06-07 WO PCT/EP2001/006432 patent/WO2002000291A1/en active IP Right Grant
- 2001-06-21 US US09/681,896 patent/US7192419B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-06-22 MX MXPA01006446A patent/MXPA01006446A/es active IP Right Grant
- 2001-06-26 CA CA 2351300 patent/CA2351300A1/en not_active Abandoned
- 2001-06-28 AR ARP010103099 patent/AR029690A1/es active IP Right Grant
-
2002
- 2002-11-07 IL IL152694A patent/IL152694A/en active IP Right Grant
- 2002-11-20 BG BG107298A patent/BG107298A/xx unknown
- 2002-12-27 NO NO20026251A patent/NO20026251D0/no not_active Application Discontinuation
-
2003
- 2003-01-28 ZA ZA200300758A patent/ZA200300758B/en unknown
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8186384B2 (en) | 2006-01-17 | 2012-05-29 | Jms Co., Ltd. | Flow control apparatus and medical injection circuit using the same |
JP2016519590A (ja) * | 2013-03-15 | 2016-07-07 | バイエル メディカル ケア インコーポレーテッド | 知的で構成可能な流体送達システム及びその使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1299149B1 (en) | 2005-09-14 |
WO2002000291A1 (en) | 2002-01-03 |
NO20026251L (no) | 2002-12-27 |
EP1299149A1 (en) | 2003-04-09 |
ZA200300758B (en) | 2004-04-28 |
PL360264A1 (en) | 2004-09-06 |
HUP0301495A2 (en) | 2003-09-29 |
EP1166818A1 (en) | 2002-01-02 |
BR0112037B1 (pt) | 2011-12-13 |
KR20030014250A (ko) | 2003-02-15 |
NO20026251D0 (no) | 2002-12-27 |
IL152694A0 (en) | 2003-06-24 |
AU2001270555A1 (en) | 2002-01-08 |
DE60113421D1 (de) | 2005-10-20 |
BR0112037A (pt) | 2003-05-13 |
CA2351300A1 (en) | 2001-12-29 |
AR029690A1 (es) | 2003-07-10 |
MXPA01006446A (es) | 2003-05-19 |
US7192419B2 (en) | 2007-03-20 |
RU2268759C2 (ru) | 2006-01-27 |
DE60113421T2 (de) | 2006-06-22 |
ATE304389T1 (de) | 2005-09-15 |
IL152694A (en) | 2009-09-22 |
BG107298A (en) | 2003-09-30 |
US20020002350A1 (en) | 2002-01-03 |
CN1440305A (zh) | 2003-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004501686A (ja) | クラッキング圧で作動する弁装置 | |
US7367963B2 (en) | Apparatus and method for preventing free flow in an infusion line | |
US7815612B2 (en) | Apparatus and method for preventing free flow in an infusion line | |
US6923785B2 (en) | Apparatus and method for preventing free flow in an infusion line | |
EP0927061B1 (en) | Valve apparatus for use with an iv set | |
AU2001253883B2 (en) | Drip chamber anti free flow device | |
EP3019214B1 (en) | Check valve system | |
US20230011520A1 (en) | Priming System for Infusion Devices | |
JP4166981B2 (ja) | 輸液ライン内の自由流れを防止するための装置 | |
WO2003024519A1 (en) | Anti free-flow valve | |
WO1996017636A1 (en) | Infusion apparatus comprising a deformable tube |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20061110 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20070314 |
|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080902 |