JP2004361800A - 表示装置 - Google Patents

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Isao Nose
勲 能勢
Hiromi Arakawa
裕己 荒川
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Arakawa Chemical Industries Ltd
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Abstract

【課題】設置現場での作業性向上
【解決手段】収納枠30の内部に、光源装置20を一体的に保持し、この収納枠30に対して着脱自在に収納可能な光源装置保持具26を設けること。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種標識や案内等の表示部が記された表示板を備える表示装置に係り、特にその光源の修理や交換等を要する場合の設置現場における作業性に優れる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種標識や案内等が記された表示部を照明することにより夜間等における視認性を向上させた表示装置がある。この表示装置は、表示部照明用の光源を具備しており、例えばその光源として、表示部が記された表示板を装置の内部から照明する蛍光灯を使用している。ここで、例えばトンネル内等の使用環境や非常灯等の使用目的によっては、表示装置を長時間又は常時点灯し続けなければならない。しかしながら、このような使用形態の表示装置の光源に蛍光灯を用いると、その寿命の短さ故に蛍光灯の交換作業を頻繁に行わなければならない。これが為、例えば特許第2631449号公報に開示された表示装置の如く、その交換作業を容易にする技術が発明等されている。
【0003】
しかしながら、かかる技術は、蛍光灯の交換作業を容易にはするが、その交換回数に何ら変わりはない。そこで、光源自体を寿命の長い発光ダイオード(以下「LED」という。)に替えて光源の交換作業回数を減らすことが考えられた。例えば、光源にLEDを用いた表示装置としては特開2000−338908号公報に開示されたものがある。この表示装置は、光源たる複数のLEDと当該各LEDからの光が入射される導光板とを有する面発光装置が内部に配設されたものであって、この面発光装置が光源装置として機能することにより(その導光板からの出射光により)表示板を照明するものである。
【0004】
【特許文献1】
特許第2631449号公報
【特許文献2】
特開2000−338908号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の如く光源にLEDを用いることでその交換作業回数を減らしたとしても、これは光源の延命を図ったに過ぎず、いつかはその交換時期が訪れる。
【0006】
ここで、LEDを用いた光源装置がその機能を発揮する為には、主光源たる複数のLEDに加え、これらを所定の位置に配列すると共に保持する光源保持体や各LEDに電源を供給する為の回路基板も必要になる。このような各構成部品は、夫々が螺子止めや嵌合等により一体を成し、表示装置の枠体等に螺子止め等で固定される。これが為、表示装置が具備している複数のLEDについて短時間で且つ容易には交換し難い。特に、多くの場合は各LEDが回路基板に半田付けされているので、設置現場でのLEDの短時間且つ容易な交換は事実上不可能に近い。このようなことからLED交換等の光源装置の修理作業には多くの時間がかかってしまう。
【0007】
そして、そのような長時間作業の弊害として、人件費が嵩んでしまったり、また表示装置の設置場所如何では他の悪影響も懸念される。例えば作業対象の表示装置が道路上に設置された交通標識や非常用標識である場合はその作業の為に道路閉鎖や車線規制を行うことがあるが、その際に作業時間がかかり過ぎると無用な渋滞が発生し、これにより道路の利用者に迷惑がかかるだけでなく、環境上も好ましくない。更には、車線規制や速度規制を行ったとしても作業者の近くを車輌が通ることには変わりなく、特に高速道路等の車両速度の高い道路や複数の車線を有する道路においては作業現場近辺の車両の通過速度も高いので、作業者の安全性を確保する上でも好ましくない。
【0008】
また、LEDの寿命による交換作業であれば、その寿命と使用環境や使用目的に応じた点灯時間から予め定期的な交換時期を定めることができるので、この交換時期に所定の作業内容で交換を行えばよいが、例えば故障等の突発的な修理が必要になった場合には、どの構成部品が不具合の原因であるのか即座に突き止めることができないことも多々ある。これにより、かかる場合には、その原因究明と実作業(交換等の修理作業)に手間取り、更に長時間を要してしまうので、上述した不都合はより顕著なものとして表れる。
【0009】
また、光源装置として上記従来例の面発光装置を使用する場合、構成部品には導光板も含まれるので,即ち修理や不具合原因調査の対象となる部品が増えてしまうので、上記の不都合は更に顕著なものとなる。
【0010】
そこで、本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、設置現場において短時間で且つ容易に光源装置の交換が可能な表示装置を提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為、本発明に係る表示装置は、収納枠の内部に、光源装置を一体的に保持し、この収納枠に対して着脱自在に収納可能な光源装置保持具を設けている。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第一実施形態]
本発明に係る表示装置の第一実施形態について図1から図7を用いて説明する。
【0013】
図1の符号1は本実施形態の表示装置を示す。この表示装置1は、図1に示す如く、標識や案内等の表示部が設けられた透光性を有する表示板10と、この表示板10を背面から照射する光源装置20と、この光源装置20が収納され且つ表示板10の表示部を外部から視認する為の図2に示す開口部30aが形成された収納枠30とを有する。尚、本実施形態においては、図2や図3に示す如く、収納枠30の表裏面夫々に開口部30aを形成し、これら各開口部30aに上記表示板10を夫々配設した両面発光型の表示装置1を例示する。以下、これら各構成について詳述する。
【0014】
この表示装置1の表示板10は、例えば合成樹脂や強化ガラスで略矩形に成形された透明の板状部材に、標識や案内等の文字や図形が記された表示部を設けたものである。ここで、この表示部としては、例えば上記板状部材に文字や図形を転写して形成したもの,その板状部材に樹脂フィルムを貼着したもの等種々の形態が考えられる。更に、後者の樹脂フィルムにあっては、透明の樹脂フィルムに所望の標識や案内等の文字や図形を印刷したもの,樹脂フィルム自体を所望の標識や案内等の文字や図形に形成したもの等から選択することもできる。
【0015】
尚、その表示部を構成する樹脂フィルム等は、板状部材の前面(表示装置1の外部側の面)に設けても背面に設けてもよく、表示装置1の使用目的や使用環境に応じて適宜好適な面を選択すればよい。また、表示部の表示内容は図1に示すものに限定するものではない。
【0016】
上記の如く構成した表示板10は、表示部が収納枠30の外部から見えるように当該収納枠30の夫々の開口部30aに配設され、その開口部30aに対して例えば螺子等の締結部材(図示略)を用いて固定される。
【0017】
次に、この表示装置1に内蔵される光源装置20について図4〜図6を用いて説明する。ここで、本実施形態の光源装置20としては、LEDの出射光が導光板を介して照射される面発光装置を使用する。この面発光装置20は、上記表示板10の背面側に所定の間隔を設けて配設された略矩形の導光板21と、この導光板21の端面(本実施形態にあっては一端)に沿って所定の間隔で配設され当該端面に向けて光を照射する複数のLED22と、その導光板21の端部に配設され、且つ各LED22を個々に嵌装する光源保持体23と、この光源保持体23に取設され、電源供給ケーブル25を介して各LED22に図示しない電源供給装置からの給電を行う回路基板24とを備える。尚、この回路基板24には、各LED22の点灯間隔等の点灯制御を行う回路パターンが設けられていてもよい。
【0018】
先ず、本実施形態の導光板21としては、例えばアクリル樹脂等の合成樹脂で成形された略矩形の透明な板状部材の背面(表示板10と対向する面の反対側の面)に、複数の点状のグラデーションパターンを形成した光拡散体と、この光拡散体を被覆する略矩形の反射シートとが設けられたものを用いる。
【0019】
ここで、本実施形態の導光板21においては剥離防止の観点からその前面(表示板10と対向する面)に光拡散シートを貼着していないので、面発光装置20の薄型化やその構成部品の種類の削減が図れる。このことから本実施形態の面発光装置20は、点検や故障時の整備性に優れ、更に交換部品に要する費用の低減をも図ることができるが、その一方で、光拡散シートが無いので、均整度の低下や上記光拡散体のドットが表示装置1の外側から見える等の不都合が懸念される。これが為、本実施形態にあっては後述する如く面発光装置収納ケース26を乳白半透明にすることで、均整度を高め、更にドットが見えないようにしている。
【0020】
また、本実施形態の光源保持体23としては、各LED22を導光板21の端面に沿い且つ所定の間隔を設けて一列に配設する為の所謂単列LED用の光源保持体23を例示する。この光源保持体23には、各LED22を夫々嵌装する為の複数の貫通孔(図示略)と、各LED22の端子が半田付け等された回路基板24を例えば螺子部材等で固定する為の基板固定部(図示略)とが設けられている。ここで、この光源保持体23は、例えば螺子部材や接着剤等で導光板21の端部に固定される。尚、この光源保持体23は、ここで例示したものに限定されず、例えばLED22を嵌装する複数の貫通孔の列が複数形成された複列の光源保持体を用いてもよく、また導光板21の背面に例えば複数のLED22を格子状に配列する為のものであってもよい。
【0021】
以上示した面発光装置20は収納枠30の中に配設されるのであるが、前述した如く本実施形態にあっては両面発光型の表示装置1を例示しているので、二枚の表示板10が照明されるよう、図5及び図6に示す如く二つの面発光装置20を対向させて配設する。
【0022】
ここで、本実施形態の表示装置1においては、各面発光装置20を面発光装置保持具(光源装置保持具)で一体的に保持して収納枠30の中に収納する。
【0023】
例えば本実施形態にあっては、その面発光装置保持具としてアクリル樹脂等の合成樹脂で成形された図4〜図6に示す面発光装置収納ケース26を用い、この面発光装置収納ケース26に各面発光装置20を収納した上で収納枠30の中に配設する。この面発光装置収納ケース26は、一対の面発光装置20の全体を被包する箱体であって、乳白半透明のものを使用する。尚、ここでは、夫々の面発光装置20と面発光装置収納ケース26とを図示しない螺子部材等で固定する。
【0024】
ここで、このような箱体の中に収納された面発光装置20のLED22を点灯させる為には図示しない電源供給装置からの給電が必要になる。そこで、この面発光装置収納ケース26には、前述した電源供給ケーブル25をケースの外に出す為の図5に示すケーブル導出部26aが形成されている。更に、LED22等の面発光装置20の構成部品を交換する為には、この面発光装置収納ケース26の少なくとも一つの面は取り外し等できなければならない。これが為、この面発光装置収納ケース26には、少なくとも一つの面が蓋又は扉として機能し得るよう、螺子部材や蝶番等を用いて組み立てた箱体を使用する。
【0025】
更に、屋外に設置される表示装置1にあっては雨水やトンネル内等における塵埃から面発光装置20を保護しなければならないので、この面発光装置収納ケース26は密閉型に構成することが好ましい。しかしながら、密閉型にすると、面発光装置収納ケース26内の防水性能や防塵性能は向上するが、その内部の放熱性能は劣ってしまう。そして、これにより光源として使用しているLED22は高温になり、その性能を発揮することができないだけでなく、寿命も短くなってしまう。
【0026】
そこで、本実施形態にあっては、LED22の温度上昇を防ぐ為の開口部を面発光装置収納ケース26に少なくとも一つ形成する。例えば図6に例示した長孔状の複数の開口部26bは、収納された面発光装置20の光源保持体23側の側面に形成されている。ここで、更なる放熱性能の向上を図る為には、図5及び図6に示す如く夫々の面発光装置20の間に所定の間隔を設け、導光板21を含めた面発光装置20全体の温度上昇を上記開口部26bにより抑制することが好ましい。尚、上記開口部26bの形状や大きさは、ここで例示したものに限定するものではなく、例えば上記側面の全体を開口させてもよい。
【0027】
次に、本実施形態の収納枠30について説明する。この収納枠30は、図1に示す如く、上記面発光装置収納ケース26が配設される収納枠主体31と、開閉扉32とで構成される。尚、図示しないが本実施形態の収納枠主体31と開閉扉32との間には蝶番等のヒンジ機構が配設されており、これにより開閉扉32を開閉自在に構成している。また、開閉扉32を閉じた後の収納枠30内の密閉状態を保持する為の保持部材(後述するパッキン部材32b)も上記収納枠主体31と開閉扉32との間に配設されている。
【0028】
本実施形態にあっては収納枠30をステンレス鋼板やアルミニウム鋼板等の鋼板で形成するが、その強度や表示装置の使用環境等を勘案した上で合成樹脂を用いてもよい。
【0029】
上記収納枠主体31には、前述した表示板10を配設する開口部30aと、上記面発光装置収納ケース26の出入を行う図3に示す出入部30bとが形成されている。ここで、上記開閉扉32(開閉扉主体32aの内面)には、上記出入部30bの形状(ここでは略矩形)に対応し且つ開閉扉32が閉じられた際に当該出入部30bと当接するパッキン部材32bが配設されており、収納枠30内の防水性能と防塵性能の向上を図っている。
【0030】
また、この収納枠主体31には、面発光装置収納ケース26の出入を容易にする為のガイド機構31c,及び外部の電源供給装置と前述した電源供給ケーブル25とを接続する為の接続具31dが配設されている。
【0031】
また、上記開閉扉主体32aの内面には、収納された面発光装置収納ケース26の収納位置を固定する為の図1及び図3に示す係止部材32cが立設されている。ここで、この係止部材32cの先端(面発光装置収納ケース26との当接部分)にゴムや柔軟性のある合成樹脂等の弾性部材を配設することにより、面発光装置収納ケース26を破損させること無く保持力を確保することが望ましい。
【0032】
例えば本実施形態の収納枠主体31は、図1〜図3に示す如く、第一フレーム31aと第二フレーム31bで構成される。ここで、前述した開口部30aは、これら第一及び第二のフレーム31a,31bの夫々に形成された略矩形の開口部分により形成され、また前述した出入部30bは、第一及び第二のフレーム31a,31bの端部により形成される。また、前述したガイド機構31cは、例えば第二フレーム31bが具備する図1〜図3に示す四本のガイドレール31c,又は面発光装置収納ケース26の上面及び下面を夫々案内する二本のガイドレール(図示略)として設けられる。
【0033】
本実施形態にあっては、面発光装置20が具備された面発光装置収納ケース26を以上の如く構成された収納枠30に収納し、電源供給ケーブル25を上記接続具31dに接続することにより表示装置1が形成される。
【0034】
以上示した如く本実施形態の表示装置1は、面発光装置20が面発光装置収納ケース26に収納され、更にこの面発光装置収納ケース26が収納枠30に対して着脱自在であるので、光源として機能する面発光装置20又はその構成部品の修理や交換の際の作業性が向上する。
【0035】
より具体的に説明すると、先ず作業者は表示装置1の設置現場において面発光装置収納ケース26ごと面発光装置20を取り外し、新たな又は整備済みの別の面発光装置収納ケース26(面発光装置20が収納されたもの)に取り替える。そして、取り外した面発光装置収納ケース26を作業者の詰め所等に持ち帰り、そこで修理等を行って次の交換用の面発光装置収納ケース26(面発光装置20が収納されたもの)として整備しておく。
【0036】
このように、作業者は設置現場において面発光装置収納ケース26の交換作業のみを行えばよいので、その作業は容易で、また短時間に行える。そして、これにより例えばその表示装置1が道路上に設置された標識等である場合には、作業の為の道路閉鎖や車線規制を行う時間が大幅に短縮されるので、道路利用者の利便性の低下を極力抑えることが可能になり、また特に高速道路等の平均速度の高い道路上での作業者の安全性の向上にも寄与することができる。
【0037】
[第二実施形態]
次に、本発明に係る表示装置1の第二実施形態を説明する。
【0038】
本実施形態の表示装置1は、前述した第一実施形態の光源装置保持具(即ち面発光装置収納ケース26)を図8〜図10に示す面発光装置収納ケース126に置換したものである。ここで、その素材や色は第一実施形態のものと同様にする。以下、この面発光装置収納ケース126について詳述する。
【0039】
この面発光装置収納ケース126には、第一実施形態の面発光装置収納ケース26と同様に、電源供給ケーブル25をケース外に出す為のケーブル導出部126aとLED22の温度上昇を防ぐ為の開口部126bとが設けられている。ここで、第一実施形態の面発光装置収納ケース26の開口部26bとしてはLED22寄りのケース側面に形成した長孔を例示しているが、本実施形態にあっては少なくとも面発光装置20の出し入れができるだけの大きさの孔を少なくとも一つのケース側面に設けている。即ち、本実施形態の面発光装置収納ケース126は、側面が少なくとも一つ開口され、かかる開口部126bがケース内放熱用及び面発光装置出入用として機能する箱体である。
【0040】
かかる箱状の面発光装置収納ケース126には二つの面発光装置20が所定の間隔を空けて収納されるが、その出し入れの際に面発光装置20同士が,又は面発光装置20と面発光装置収納ケース126とが接触し、これらに傷を付けたり、最悪の場合は破損させてしまう虞がある。更に、面発光装置20が表示板10を確実に照射する為、また面発光装置20同士の間隔を保ち放熱性を向上させる為には、夫々の面発光装置20を面発光装置収納ケース126内の所定の位置に収納しなければならない。そこで、本実施形態にあっては、面発光装置20の出し入れを容易にして破損等を防止すると共に、その位置決めを容易且つ確実なものとする為の面発光装置案内/位置決め機構(光源装置案内/位置決め機構)を面発光装置収納ケース126に設ける。
【0041】
本実施形態の面発光装置案内/位置決め機構としては、面発光装置収納ケース126内部の対向する二辺(上端及び下端)に夫々形成した図8及び図9に示す面発光装置ガイドレール126cを用いる。この面発光装置ガイドレール126cは、図8に示す面発光装置出入方向Iに形成された溝であって、図10に示す如くその幅を導光板21の厚さに対応させた(即ち少なくともその厚さよりも広くした)ものである。このような上下の面発光装置ガイドレール126cは面発光装置20毎に設けており、作業者はこれに沿って面発光装置20を出し入れすればよいので、出入時の面発光装置20の破損等が防止でき、更にはその位置決めを容易且つ確実に行うことができる。
【0042】
ここで、面発光装置20の出し入れを滑らかにする為には、上記面発光装置ガイドレール126cの溝幅を導光板21の厚さよりもある程度は広くする必要がある。しかしながら、その出し入れが滑らかであるということは、その反面、面発光装置20が溝に沿ってずれるということでもある。これが為、本実施形態の面発光装置収納ケース126には、そのようなずれを防止する為の面発光装置保持機構(光源装置保持機構)126dを設ける。
【0043】
本実施形態にあっては、導光板21をその上端及び下端から挟持する形態の面発光装置保持機構126dを例示する。具体的に説明すると、この面発光装置保持機構126dは、図10に示す如く、上記面発光装置ガイドレール126cの溝底部に連通する貫通孔に雌螺子を螺刻した雌螺子部126dと、この雌螺子部126dに螺合する雄螺子126dとを、面発光装置ガイドレール126c各々に対応させて面発光装置収納ケース126の上部及び下部に設けたものである。かかる面発光装置保持機構126dは、面発光装置20を面発光装置収納ケース126内に収納した後、その上下の雄螺子126dを螺入することによって、夫々の雄螺子126dの先端が導光板21の上端及び下端を押圧して面発光装置20の保持を行うものである。尚、ここで例示した面発光装置保持機構126dは、一つの面発光装置ガイドレール126cに対して複数設けてもよい。
【0044】
以上示した本実施形態の表示装置1によれば、前述した第一実施形態と同様の表示装置1の設置現場での有用な効果を奏するだけでなく、詰め所等での作業性向上や破損等の防止という効果をも奏することができる。
【0045】
尚、本実施形態の面発光装置収納ケース26は、作業者の持ち方如何で(即ち開口部126bを下にすると)、その着脱作業時や持ち運ぶ際に面発光装置20が開口部126bから落下してしまう虞もある。これが為、面発光装置20の落下防止用ストッパー(図示略)を面発光装置収納ケース26に設けることが好ましい。例えば前述した第一実施形態の開口部26bが形成された側面部をヒンジ機構等を介して本実施形態の開口部126bに配設し、上記落下防止用ストッパーとしてもよい。
【0046】
[第三実施形態]
次に、本発明に係る表示装置1の第三実施形態を説明する。
【0047】
本実施形態の表示装置1は、前述した第一又は第二の実施形態の光源装置保持具(即ち面発光装置収納ケース26,126)を図11及び図12に示す面発光装置収納ケース226に置換したものである。ここで、その素材や色は上記各実施形態のものと同様にする。以下、この面発光装置収納ケース226について詳述する。
【0048】
この面発光装置収納ケース226は、その出し入れ(特に取り出し)を容易にする為に、前述した各実施形態の面発光装置収納ケース26又は面発光装置収納ケース126の側面(収納枠30の開口部30a側)に、図11及び図12に示す取っ手226aを設けたものである。この取っ手226aは、略矩形の板状部材からなり、出入時に作業者が指又は手を引っ掛ける為の貫通孔226bが形成されている。
【0049】
ここで、前述した各実施形態にあっては面発光装置収納ケース26,126の収納位置を固定する為の係止部材32cが開閉扉主体32aの内面に立設されているが、本実施形態ではその係止部材32cを開閉扉主体32aに設けずに、その面発光装置収納ケース固定機能を上記取っ手226aに持たせる。これが為、この取っ手226aの幅(図11の紙面上の横方向)を上記係止部材32cと同等の広さにすると共に、この取っ手226aの開閉扉32側又は開閉扉主体32aの内面にゴムや柔軟性のある合成樹脂等の弾性部材を配設する。
【0050】
以上示した本実施形態の表示装置1によれば、前述した第一又は第二の実施形態と同様の効果を奏するだけでなく、面発光装置収納ケース226の出し入れ時の作業性を更に向上させることができる。
【0051】
尚、上述した各実施形態にあっては均整度向上等の為に面発光装置保持具(面発光装置収納ケース26,126,226)を乳白半透明にしているが、これに替えて表示板10(標識や案内等の文字や図形の部分を除く)を乳白半透明にしてもよい。また、表示板10と面発光装置収納ケース26,126,226の双方を乳白半透明にしてもよいが、これでは面発光装置20から出射された光の透過率が低下するので、何れか一方のみを乳白半透明にし、他方を透明にすることが好ましい。また更に、上述した各実施形態の面発光装置20が具備する導光板21には光拡散シートを設けていないが、これを有する導光板の使用を否定するものではない。但し、かかる場合の表示板10及び面発光装置収納ケース26,126,226は上記透過率の問題を鑑みた上で透明にすることが好ましい。
【0052】
また、導光板21の一辺のみにLED22を配設した面発光装置20を例示しているが、その対向する他辺にもLED22を配設した面発光装置を用いてもよい。
【0053】
[第四実施形態]
次に、本発明に係る表示装置1の第四実施形態を説明する。
【0054】
本実施形態の表示装置1は、前述した各実施形態の面発光装置20を他の光源装置に置き換えたものである。例えばその光源装置としては、表示板10の背面側に複数の砲弾型のLEDを格子状に配置したもの(図示略),回路基板上に複数の発光素子を設けたもの(図示略)等が考えられる。
【0055】
例えば、前者の光源装置は、上記各LEDと、これら各LEDを保持する為に複数の貫通孔が格子状に形成された光源保持体と、この光源保持体の背面に配設された回路基板とで構成され、前述した面発光装置収納ケース26,126,226の如き光源装置保持具に収納される。ここで、第二実施形態の如き内部形状の光源装置保持具(面発光装置収納ケース126)を用いる場合は、上下の面発光装置ガイドレール126cに回路基板が挿入できるように回路基板や光源装置保持具を形成する,又は上下の面発光装置ガイドレール126cに挿入し得る凸部を光源保持体に形成する等して、面発光装置ガイドレール126cによる効果を有効活用することが望ましい。
【0056】
また、後者の光源装置あっては、第二実施形態に示した如き内部形状の光源装置保持具(面発光装置収納ケース126)を用い、回路基板の上部及び下部を面発光装置ガイドレール126cに挿入して光源装置の保持や位置決めを行うことが望ましい。
【0057】
尚、上述した各実施形態にあっては箱状の光源装置保持具を例示し、これに光源装置を収納するものとしたが、収納枠30によって所望の防水性能や防塵性能を確保することができるのであれば、前述したLED22の温度上昇の抑制に重点をおいた光源装置保持具を構成することが好ましい。例えば、前述した開口部26a,126aを可能な限り面発光装置収納ケース26,126全体に形成してもよく、また表示装置1内に収納される一つ又は複数の面発光装置20の全体を一体的に保持する保持枠や保持具(例えば対向する二つの面発光装置20全体の四隅を保持する保持具等)として構成してもよい。
【0058】
また、両面発光型の表示装置1を例示したが、表示板10を一面のみ又は三面以上具備する表示装置に本発明に係る構成を適用してもよい。かかる場合その表示板10の枚数に合わせた数量の光源装置を収納枠内に配置するが、複数の光源装置を配置する際の光源装置保持具は、光源装置を一つのみ保持するものを複数組使用してもよく、複数の光源装置を保持するものを一組又は複数組使用してもよい。更に、略直方体状の表示装置1を例示したが、その形状は必ずしもこれに限定するものではない。
【0059】
【発明の効果】
本発明に係る表示装置によれば、光源装置やその構成部品の修理や交換が必要な場合に、設置現場での作業時間を短縮することができ、またかかる現場での作業を容易に行うことができる。更に、光源装置保持具として収納ケースを用いる場合にはこれに開口部を設けることによって、また複数の光源装置を内蔵するのであれば夫々に間隔を設けることによって、光源装置が収納された収納ケース内の温度上昇を抑制することができ、これにより大本の光源としてLEDを用いた際の当該LEDの温度上昇による機能低下や短命化という弊害の防止が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の第一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1に示す表示装置をそのX−X線から見た断面図である。
【図3】図1に示す表示装置をそのY−Y線から見た断面図である。
【図4】面発光装置が収納された第一実施形態の面発光装置収納ケースを示す図であって、図1に示す表示装置内に収納される面発光装置収納ケース及び面発光装置の一例を示す正面図である。
【図5】図4に示す面発光装置収納ケース及び面発光装置の下面図である。
【図6】図4に示す面発光装置収納ケース及び面発光装置の側面図である。
【図7】面発光装置が具備された面発光装置収納ケースの収納枠への着脱動作を説明する説明図である。
【図8】本発明に係る第二実施形態の面発光装置収納ケースを示す図である。
【図9】図8に示す面発光装置収納ケースをLED側の側面から見た側面図である。
【図10】図8に示す面発光装置収納ケースをそのZ−Z線から見た拡大断面図である。
【図11】本発明に係る第三実施形態の面発光装置収納ケースを示す図である。
【図12】図11に示す面発光装置収納ケースの下面図である。
【符号の説明】
1 表示装置
10 表示板
20 面発光装置(光源装置)
21 導光板
22 LED
23 光源保持体
24 基板
25 電源供給ケーブル
26,126,226 面発光装置収納ケース(光源装置保持具)
26a,126a ケーブル導出部
26b,126b 開口部
30 収納枠
30a 開口部
30b 出入部
31 収納枠主体31
31a 第一フレーム
31b 第二フレーム
31c ガイド機構
31d 接続具
32 開閉扉
32a 開閉扉主体
32b パッキン部材
32c 保持部材
126c 面発光装置ガイドレール(光源装置案内/位置決め機構)
126d 面発光装置保持機構(光源装置保持機構)
126d 雌螺子部
126d 雄螺子
226a 取っ手
226b 貫通孔

Claims (5)

  1. 表示部を有する少なくとも一つの表示板と、該表示板の表示部を外部から見得る開口部が設けられた収納枠と、該収納枠の内部に配設され、前記表示板の背面に光を照射する光源装置とを備えた表示装置であって、
    前記収納枠の内部に、前記光源装置を一体的に保持し、該収納枠に対して着脱自在に収納可能な光源装置保持具を設けたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記収納枠に、前記光源装置が一体的に保持された光源装置保持具の出入用の開閉扉を設け、
    この開閉扉に、前記収納枠内に収納された前記光源装置及び光源装置保持具の収納位置を保持する為の保持具を設けたことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記収納枠内に複数の前記光源装置を配設する場合には、該各光源装置の間に所定の間隔を設けることを特徴とした請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記光源装置保持具は、前記光源装置を収納する収納ケースである請求項1,2又は3に記載の表示装置。
  5. 前記収納ケースに、前記光源装置の温度上昇を抑制する為の開口部を設けたことを特徴とする請求項4記載の表示装置。
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JP2008299263A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Oki Denki Bosai Kk 表示装置
JP2009244501A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Topy Ind Ltd 両面発光表示装置

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