JP2004360781A - ゴムシール材 - Google Patents

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Wataru Komura
亘 小村
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】溝部に対する保持力を向上し浮き上がりや脱落を防止しうるゴムシール材を提供すること。
【解決手段】断面矩形状の溝部110に、略下半部が圧入され略上半部が被対象物200に弾接してシールする、断面略円状のゴムシール材11であって、前記略下半部を前記溝部110に圧入した際に、前記溝部110の奥側に形成される2つのコーナー部113,114に相対向するように、凸部13,14をそれぞれ、前記略下半部の先端に離間させて設けてなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溝部に圧入され被対象物に弾接してシールする断面略円状のゴムシール材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4,図5に示すように、例えば自動車の機械部品100に形成された溝部110に断面略円状のゴムシール材1が嵌合され、被対象物200に弾接して被対象物200との隙間をシールするものが知られている。
一般的に断面略円状のゴムシール材1は、それが嵌合される溝部110の幅Wよりも若干大きい径を設定し、ゴムシール材1を圧縮させた状態で設置するので、ゴムシール部1は溝部110の側面111,112で保持されることになる。
【0003】
したがって、溝部110の側面111,112での保持が弱い場合、ゴムシール材1が溝部110が浮いてしまうという欠点がある。特に、ゴムシール材1をエンドレスで使用し、3次元コーナーに設置した場合、この欠点は顕著に現れることになる。
【0004】
また、ゴムシール材1は上述したように断面が略円状であるように方向性がないため、ゴムシール材1をねじった状態で設置した場合には、ねじれた部分にシワが発生し、その結果、止水性を損なうという欠点も上げられる。
【0005】
これに対して、下記に示すような特許文献がある。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−150575号公報(第3図,第4図)
【特許文献2】
特開平2−256967号公報(第1図,第3図)
【0007】
特許文献1には、固定用Oリングとして保持部を設けたものが記載されているが、その保持部は溝部側面に当接するにすぎないため、浮き上がり防止対策としては不十分である。
また、特許文献2には、シリンダヘッドカバー用ガスケットとして突起部を設けガスケットの脱落防止を図ったものが記載されているが、突起部が非常に大きいために溝部に挿入するのが難しく、さらに、突起部間に断面略V字形の切込部が形成されているため溝部挿入後に、ガスケットを溝部から外に引き出す方向に力がはたらくという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の目的とするところは、上述した課題を解決するものであり、溝部に対する保持力を向上し浮き上がりや脱落を防止しうるゴムシール材を提供することにある。また、目印の設置によりゴムシール材のねじれを防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のゴムシール材は、断面矩形状の溝部(110)に、略下半部が圧入され略上半部が被対象物(200)に弾接してシールする、断面略円状のゴムシール材(11)であって、
前記略下半部を前記溝部(110)に圧入した際に、前記溝部(110)の奥側に形成される2つのコーナー部(113,114)に相対向するように、凸部(13,14)をそれぞれ、前記略下半部の先端に離間させて設けたことを特徴とする。
【0010】
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記略下半部に設けられた2つの凸部(13,14)を結ぶ線(A)に対する垂直2等分線(B)が、前記略上半部の上端と交わる部位(P)に、凹部(15)を設けたことを特徴とする。
【0011】
さらに請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記略下半部に設けられた2つの凸部(13,14)を結ぶ線(A)に対する垂直2等分線(B)が、前記略上半部の上端と交わる部位(P)に、凸部(25)を設けたことを特徴とする。
【0012】
また請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3に記載の発明において、前記断面略円状の中心(S)と、前記2つの凸部(13,14)をそれぞれ結んだ場合、両凸部(13,14)を挟む角度(θ)を略90度にしたことを特徴とする。
【0013】
また請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4に記載の発明において、前記2つの凸部(13,14)は断面略円状に突出したものでありその曲率半径を、前記断面略円状のゴムシール材(11)の曲率半径よりも小さくしたことを特徴とする。
【0014】
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明の実施の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
【0015】
本発明のゴムシール材によれば、略上半部が被対象物に弾接してシールする断面略円状のゴムシール材を、断面矩形状の溝部に圧入した際に、溝部の奥側に形成される2つのコーナー部に相対向するように、凸部をそれぞれ、圧入側となる略下半部の先端に離間させて設けたので、溝部に対するゴムシール材の保持力が単に溝部の側面に弾接させる場合と比較して向上する。
これによって、溝部に対するゴムシール材の浮き上がりや脱落が一層防止される。
【0016】
また本発明によれば、略下半部に設けられた2つの凸部を結ぶ線に対する垂直2等分線が、略上半部の上端と交わる部位、すなわち、被対象物とのシール面に、凹部あるいは凸部を設けたので、凹部あるいは凸部を目印にして、ゴムシール材を溝部に圧入し設置することができる。
これによって、ゴムシール材のねじれを防止することができる。
また、凸部よりも凹部を設けるものの方が、略下半部に設けられた2つの凸部との識別が容易になるので、溝部に対するゴムシール材の圧入方向に間違いを生じ難くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1および図2を参照して、本発明の実施形態に係るゴムシール材について説明する。図1はゴムシール材11の外観を示す断面図であり、図2は、そのゴムシール材11を溝部110に取付けた状態を示す断面図である。なお、従来例で示したものと同一部分には同一符合を付した。
【0018】
本発明の実施形態に係るゴムシール材11は、自動車の機械部品100に形成された長手方向に延びる断面矩形状の溝部110に嵌合されている。ゴムシール材11は、ゴム様弾性体から構成された断面略円状であり、溝部110と同様に長手方向に延びている。
またゴムシール材11の径は、それが嵌合される溝部110の幅Wよりも若干大きい径に設定してあり、これにより溝部110に対して、ゴムシール材11の略下半部が圧入され、逆側の略上半部が、被対象物200に弾接して被対象物200との隙間をシールするようになっている。
なお、溝部110が形成されるものは、自動車の機械部品100に限定されるものではなく、産業資材の部品でもよく、その材質も金属製,樹脂製等特に限定されるものではない。
【0019】
そして、ゴムシール材11の略下半部の先端には、互いに離間させた状態で、2つの凸部13,14が設けられている。
略下半部の先端におけるこの凸部13,14の設置位置は、略下半部を溝部110に圧入した際に、溝部110の奥側に形成される2つのコーナー部113,114に相対向する位置になるようにしてある。
これによれば、2つの凸部13,14は、溝部110の側面111,112ではなく、溝部110の奥側に形成される2つのコーナー部113,114を埋めるようにコーナー部113,114に確実に弾接するようにしてあるので、溝部110に対するゴムシール材11の保持力が単に側面111,112に弾接させる場合と比較して向上する。
【0020】
また2つの凸部13,14は断面略円状に突出したものでありその曲率半径は、断面略円状のゴムシール材11の曲率半径よりも小さくしている。この実施形態では、凸部13,14の曲率半径をゴムシール材11の曲率半径の略1/3にしている。
そして、ゴムシール材11の断面略円状の中心Sと、2つの凸部13,14をそれぞれ結んだ場合、両凸部13,14を挟む角度θを略90度にしたものである。
【0021】
さらに略下半部に設けられた2つの凸部13,14を結ぶ線Aに対する垂直2等分線Bが、略上半部の上端と交わる部位Pには、長手方向に延びる凹部15を設けている。2つの凸部13,14と凹部15とはゴムシール材11に対して略逆Y字状に設置されている。
凹部15は、被対象物200とのシール面に設けられることになるので、溝部110と同様に長手方向に延びる凹部15を目印にして、ゴムシール材11を溝部110に圧入し設置することにより、ゴムシール材11のねじれを防止することができる。
【0022】
なお、本発明の実施形態ではゴムシール材11のシール面に凹部15を設けるようにしたが、図3に示すゴムシール材21のように、凹部15が設置された位置に、凹部15にかえて凸部25を設けるようにしてもよい。
これによっても、凸部25を目印にして、ゴムシール材11を溝部110に圧入し設置することにより、ゴムシール材11のねじれを防止することができる。
なお、凸部25よりも凹部15を設けるものの方(図1,図2)が、他の凸部13,14との識別が容易になるので、溝部110に対するゴムシール材11の圧入方向に間違いを生じ難くなる。
【0023】
【発明の効果】
本発明のゴムシール材によれば、略上半部が被対象物に弾接してシールする断面略円状のゴムシール材を、断面矩形状の溝部に圧入した際に、溝部の奥側に形成される2つのコーナー部に相対向するように、凸部をそれぞれ、圧入側となる略下半部の先端に離間させて設けたので、溝部に対するゴムシール材の保持力が単に溝部の側面に弾接させる場合と比較して向上する。
これによって、溝部に対するゴムシール材の浮き上がりや脱落が一層防止される。
【0024】
また本発明によれば、略下半部に設けられた2つの凸部を結ぶ線に対する垂直2等分線が、略上半部の上端と交わる部位、すなわち、被対象物とのシール面に、凹部あるいは凸部を設けたので、凹部あるいは凸部を目印にして、ゴムシール材を溝部に圧入し設置することができる。
これによって、ゴムシール材のねじれを防止することができる。
また、凸部よりも凹部を設けるものの方が、略下半部に設けられた2つの凸部との識別が容易になるので、溝部に対するゴムシール材の圧入方向に間違いを生じ難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るゴムシール材を示す断面図である。
【図2】図1に示すゴムシール材の取付状態を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係るゴムシール材を示す断面図である。
【図4】従来例に係るゴムシール材を示す断面図である。
【図5】図4に示すゴムシール材の取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ゴムシール材
11 ゴムシール材
13 凸部
14 凸部
15 凹部
21 ゴムシール材
25 凸部
100 機械部品
110 溝部
111 側面
112 側面
113 コーナー部
114 コーナー部
200 被対象物
S 中心
W 溝幅
θ 角度

Claims (5)

  1. 断面矩形状の溝部に、略下半部が圧入され略上半部が被対象物に弾接してシールする、断面略円状のゴムシール材であって、
    前記略下半部を前記溝部に圧入した際に、前記溝部の奥側に形成される2つのコーナー部に相対向するように、凸部をそれぞれ、前記略下半部の先端に離間させて設けたことを特徴とするゴムシール材。
  2. 前記略下半部に設けられた2つの凸部を結ぶ線に対する垂直2等分線が、前記略上半部の上端と交わる部位に、凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のゴムシール材。
  3. 前記略下半部に設けられた2つの凸部を結ぶ線に対する垂直2等分線が、前記略上半部の上端と交わる部位に、凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のゴムシール材。
  4. 前記断面略円状の中心と、前記2つの凸部をそれぞれ結んだ場合、両凸部を挟む角度を略90度にしたことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のゴムシール材。
  5. 前記2つの凸部は断面略円状に突出したものでありその曲率半径を、前記断面略円状のゴムシール材の曲率半径よりも小さくしたことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のゴムシール材。
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