JP2004355737A - ディスク記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記憶されている登録情報へのアクセスを効率的に行うことを可能にしたディスク記憶装置を提供する。
【解決手段】電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置であって、当該ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する手段と、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御手段とを備えた。
【選択図】 図4
【解決手段】電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置であって、当該ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する手段と、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御手段とを備えた。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、登録情報を記憶することが可能なディスク記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディスク記憶装置の高機能化が急速に進んでおり、ディスク記憶装置内に記憶すべき登録情報(ディスク記憶装置の動作に係る各種情報)が増えている。
【0003】
例えば、複数のユーザのパスワードを予めディスク記憶装置内に登録しておき、入力されたパスワードが、登録したパスワードのいずれかに一致する場合にのみ、ディスク上に記憶されているコンテンツデータへのアクセスを許可するという認証機能を具備したディスク記憶装置が提案されている。
【0004】
また、可搬型のディスク記憶装置の場合に、紛失等に備えて所有者の詳細情報を登録しておき、所定のコマンドにより登録した詳細情報を読み出す機能を具備させる技術も提案されている。
【0005】
これらの登録情報については、電源が入っていない状態でもその内容を保持しておく必要があるので、一般にはディスク上に記憶される。
【0006】
また、キャッシュメモリとしてフラッシュメモリを採用したハードディスク装置が提案されている(たとえば、特許文献1)。
【0007】
【特許文献1】
特開平06−236241号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、登録情報をディスク上に記憶する場合、ディスクの回転が停止した状態では登録情報にアクセスできず、登録情報へのアクセスを効率的に行えないという問題点があった。
【0009】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、記憶されている登録情報へのアクセスを効率的に行うことを可能にしたディスク記憶装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段と、本体装置と接続するためインターフェース手段と、当該ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する手段と、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
[第1実施形態]
<ディスク記憶装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るディスク記憶装置の構成を示すブロック図である。
【0013】
このディスク記憶装置100は、本体装置111のスロット(不図示)に活線挿抜可能に接続される。ディスク記憶装置100が本体装置111に装着されると、ATAインターフェース102(他の汎用のディスクインターフェースでもよい)を介して本体装置111からディスク記憶装置100へ電源が供給され、リセット入力等によりディスク記憶装置100の動作が開始される。装着された後、ディスク記憶装置100は、ATAインターフェース102を介した本体装置111とのコマンドのやりとりに基づいて各種動作を実行する。
【0014】
ここで、本体装置111は、例えば、パーソナルコンピュータのような汎用の情報機器であり、上位層からの要求に基づいてATA規格に準拠したコマンド等によりディスク記憶装置100を制御するデバイスドライバ112や、ディスク記憶装置100に記憶されたコンテンツをファイルとしてハンドリングするファイルシステムドライバ113、コンテンツファイルを利用するアプリケーション114、等のソフトウエアコンポーネントが稼動している。また、本体装置111は、汎用の情報機器以外の装置、例えば、ファイリング装置や複写装置、印刷装置のような特定用途のための情報機器であってもよいことは言うまでもない。
【0015】
CPU101は、ディスク記憶装置100全体の制御を司り、インターフェース制御部103は、本体装置111との間のインターフェース制御を実行する。
【0016】
データ制御部104は、本体装置との間での各種命令やリード/ライトデータの入出力等を行う。データバッファ105は、本体装置との間のリード/ライトデータの一時的に保存しておくためのメモリである。
【0017】
記録再生部106は、ヘッド(不図示)との間におけるデータの記録・再生の制御を行い、機構制御部107は、ヘッドを駆動するためのボイスコイルモータ(不図示)、磁気ディスク108を回転するためのスピンドルモータ(不図示)等の機構駆動系を制御する。
【0018】
ワークRAM109は、CPU101の制御プログラムを実行する際に必要な変数等を記憶し、フラッシュメモリ110は、CPU101に実行させる制御プログラムとともに、電源がオフされても保持しておくべき、フラッシュメモリ110に係る各種登録情報(以下、ディスク登録情報と称する)を記憶する。ディスク登録情報に情報を書き込む際は、フラッシュメモリの書き換え寿命の特性に基づいて、所定のブロック単位で書き換え回数を管理し、書き換え回数が所定の上限値に達したブロックについては、代替の空きブロックを順次使用していくメモリ制御が行われる。
【0019】
ディスク登録情報としては、ディスク記憶装置100を使用するユーザを認証するためユーザIDとパスワードの組(以下、認証情報と称する)が複数記憶される。ディスク記憶装置100は、本体装置111からATAインターフェース102を介して入力される認証情報が、ディスク登録情報として記憶されている認証情報のいずれかと一致する場合にのみ磁気ディスク108上のコンテンツへのアクセスを許可する。
【0020】
ここで、ディスク登録情報の記憶エリアは、フラッシュメモリ110の他に、磁気ディスク108にも設けられている。
【0021】
ディスク記憶装置100は、本体装置111からATAインターフェース102を介して入力されたディスク登録情報を、フラッシュメモリ110と磁気ディスク108にそれぞれ記憶するとともに、ディスク記憶装置の状態に応じてフラッシュメモリ110または磁気ディスク108のいずれからディスク登録情報を読み出す。
【0022】
<ディスク登録情報の詳細>
次に、ディスク登録情報の詳細について図2を参照して説明する。
【0023】
図2は、フラッシュメモリ110と磁気ディスク108に記憶されたディスク登録情報のデータフォーマットを示した図である。
【0024】
同図に示すように、フラッシュメモリ110と磁気ディスク108のそれぞれに、ディスク登録情報を記憶するエリア201と202がそれぞれ設けられている。
【0025】
ディスク登録情報のデータフォーマットは、例えば、ディスクコメント情報204、ディスク認証モード205、及び複数のユーザ情報206〜208を記憶するエリアを有する。
【0026】
ディスクコメント情報204は、ディスクのユーザに関する情報(名前や連絡先等)や、複数のユーザ間でやりとりするメッセージ等が記憶される。ディスク認証モード205は、磁気ディスク108にアクセスするためにユーザ認証を必要とする認証オンモードであるか、またはユーザ認証を必要としない認証オフモードであるかを示す情報が記憶され、ATAインターフェース102を介した本体装置111から指示コマンドにより設定される。
【0027】
ユーザ情報206〜208は、認証情報(ユーザID210とパスワード211)や、アクセス権212、アクセス履歴213等を記憶する。なお、パスワード211は平文の状態ではなくハッシュ値として記憶し、ユーザ認証時に入力された平文パスワードをハッシュ変換したものと比較する形態を採ることにより耐タンパ性が向上し、より好適である。
【0028】
<ディスク記憶装置100の動作状態の遷移>
次に、ディスク記憶装置100の状態遷移を表す図3を参照して、ディスク記憶装置100の動作状態の遷移について説明する。
【0029】
同図に示すように、ディスク記憶装置100の動作状態として、少なくとも未装着状態300と、アンマウント状態301と、マウント状態302がある。
【0030】
未装着状態300は、ディスク記憶装置100が本体装置111のスロットに物理的に接続されていない状態であり、この状態ではディスク記憶装置100には電源が供給されていない。
【0031】
ディスク記憶装置100が本体装置111に装着されると、本体装置111からディスク記憶装置100に対して電源が供給され、ディスク記憶装置100が動作を開始する。ディスク記憶装置100は、所定の初期化処理を実行した後、アンマウント状態301に移行する。
【0032】
アンマウント状態301では、本体装置111とATAインターフェース102を介して一部のコマンドのやりとりが可能となるが、本体装置111側ではファイルシステムドライバ113とディスク記憶装置100との論理的な接続が形成されていない状態にある。ディスク記憶装置100側も、正当なユーザからマウントされるまでは磁気ディスク108上のコンテンツへアクセスを許可しない。さらに、ディスク記憶装置100の一部のブロックへの電流供給を停止し、スピンドルモータの回転を停止することで、消費電力が低減する。
【0033】
アンマウント状態301において、本体装置111からマウント指示コマンドを受けると、ディスク記憶装置100はマウント状態302に移行する。このマウント指示コマンドは、本体装置111側で、ファイルシステムドライバ113とディスク記憶装置100との論理的な接続が形成される動作に連動して発行される。
【0034】
このとき、本体装置111からは、マウント指示コマンドとともに認証情報が送られてくるので、ディスク記憶装置100はディスク登録情報を参照して、当該マウント指示が正当なユーザからのものであるか否かを判断するユーザ認証を実行する。本体装置111からの認証情報がディスク登録情報の認証情報のいずれかと一致する場合はマウント状態302に移行し、いずれにも不一致の場合はアンマウント状態301のまま留まる。
【0035】
アンマウント状態301におけるユーザ認証では、フラッシュメモリ110に記憶された認証情報が参照される。また、ディスクコメント情報204やディスク認証モード205も本体装置111からの要求により設定値を返却すべくアンマウント状態301で参照されるが、この場合の参照先もフラッシュメモリ110である。これにより、ユーザ認証が成功するまではスピンドルモータを回転していない状態を維持することができる。
【0036】
マウント状態302に移行すると、本体装置111のファイルシステムドライバ113と論理的な接続が形成され、本体装置111から磁気ディスク108上のコンテンツへのアクセスが可能となる。また、ディスク記憶装置100の各ブロックには電流が供給され、スピンドルモータがデータリード/ライト可能な定格回転数で回転している状態にある。
【0037】
マウント状態302では、ユーザ認証や各種情報の照会のためディスク登録情報を参照するが、その場合は磁気ディスク108に記憶されたディスク登録情報を参照する。これにより、例えば、データバッファ105に高速なSDRAMを使用しているような場合に、フラッシュメモリ110よりもパフォーマンス良くディスク登録情報をアクセスすることが可能となる。
【0038】
マウント状態302からアンマウント状態301へは、本体装置111からのアンマウントコマンドにより移行する。
【0039】
このように、ディスク記憶装置100は、ディスク記憶装置100の動作状態に応じて、フラッシュメモリ110または磁気ディスク108のいずれかをディスク登録情報の参照先とする。
【0040】
<第1実施形態におけるディスク記憶装置の動作>
図4は、第1実施形態におけるディスク記憶装置の動作フローチャートであり、ディスク記憶装置100がディスク登録情報の参照先を切り替える動作を示したものである。CPU101は本フローチャートに基づく制御プログラムを実行する。
【0041】
ディスク登録情報のいずれかを参照するときは、まずステップS401で、ディスク記憶装置100の状態として、磁気ディスク108がアクセス可能な回転状態にあるか否かを判断する。本実施形態では、ディスク記憶装置100がマウント状態302であれば磁気ディスク108がアクセス可能な回転状態にあるのでステップS402に進み、マウント状態302でなければ磁気ディスク108のアクセスができないと判断してステップS403に進む。
【0042】
ステップS402では、フラッシュメモリ110から所望のディスク登録情報を読み出し、ステップS403では、磁気ディスク108から所望のディスク登録情報を読み出す。
【0043】
以上、第1実施形態のディスク記憶装置によれば、ディスク登録情報をフラッシュメモリ110と磁気ディスク108にそれぞれ記憶し、磁気ディスク108が停止状態にあるときはフラッシュメモリ110からディスク登録情報を読み出し、磁気ディスク108がアクセス可能な回転状態にあるときは、磁気ディスク108からディスク登録情報を読み出すようにした。これにより、磁気ディスク108の回転を停止させたままでもディスク登録情報を参照することが可能となるとともに、磁気ディスク108がアクセス可能な回転状態にあるときはパフォーマンス良くディスク登録情報を参照することが可能となる。
【0044】
なお、磁気ディスク108の回転状態としては、アクセス可能な定格速度で回転する第1の状態と、停止している第2の状態以外に、定格速度より低速で回転させる第3の状態を別途設ける場合がある。この第3の状態についてのステップS401の判断は、「アクセス可能な回転状態にない」として否定判断にすればよいが、定格回転状態へ短時間に遷移できるのであれば肯定判断にしてもよく、いずれの場合でも本発明の適用範囲となる。
【0045】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
【0046】
第2実施形態のディスク記憶装置では、第1実施形態のディスク記憶装置に更に次の処理を設けている。すなわち、本体装置111からのディスク登録情報の登録/変更指示を、まず磁気ディスク108側のみに反映し、本体装置111からの所定の指示に応じて磁気ディスク108側に反映された変更をフラッシュメモリ110側に反映させるものである。
【0047】
以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
【0048】
図5は、本発明の第2実施形態に係るディスク記憶装置の動作フローチャートであり、本体装置111からATAインターフェース102を介してコマンドを受け付けたときのディスク記憶装置100の動作を示すものである。CPU101は本フローチャートに基づく制御プログラムを実行する。
【0049】
本第2実施形態におけるディスク登録情報の書き換えは、ディスク記憶装置100がマウント状態302にあるときのみ可能であるものとし、図5のフローチャートはディスク記憶装置100がマウント状態302にあるものとして示してある。
【0050】
まず、ステップS501では、本体装置111からのコマンドを解釈し、ディスク登録情報の登録コマンドであればステップS502に進む。なお、この登録コマンドにより新規登録及び登録内容の変更が実行されるものとする。
【0051】
ステップS502では、登録コマンドの内容に基づいて、磁気ディスク108のディスク登録情報の対応項目に書き込みを行う。その際、磁気ディスク108側の登録内容に変更があった項目を変更履歴情報に記憶する。変更履歴情報は、磁気ディスク108上の所定領域に設けられており、マウント状態302への移行時にその内容が初期化される。
【0052】
ステップS503では、本体装置111からのコマンドがアンマウント状態301への移行を示すアンマウントコマンドであるか否かを判断し、肯定判断の場合はステップS504に進む。このアンマウントコマンドは、本体装置111側においてファイルシステムドライバ113がディスク記憶装置100をアンマウントすることに連動して発行される。
【0053】
ステップS504では、マウント状態302において磁気ディスク108のディスク登録情報で変更されている項目があるか否かを、上記変更履歴情報の内容に基づいて判断し、変更がある場合はステップS505に進む。
【0054】
ステップS505では、磁気ディスク108上で変更されているディスク登録情報の内容をフラッシュメモリ110のディスク登録情報に対応する領域へコピーする。ステップS506では、アンマウント処理を実行する。すなわち、本体装置111からのマウントを解除するための所定の内部処理とともに、スピンドルモータの停止等の処理を実行する。
【0055】
一方、ステップS503が否定判断の場合はステップS507に進み、本体装置111からのコマンドがフラッシュ登録コマンドか否かを判断する。フラッシュ登録コマンドは、本体装置111がディスク記憶装置100に対して、マウント状態302において生じた磁気ディスク108側のディスク登録情報の変更をフラッシュメモリ110側へ反映することを指示するためのコマンドである。このフラッシュ登録コマンドを受け付けた場合はステップS508、S509の処理を実行する。ステップS508、S509の処理は、それぞれステップS504、S505の処理と同じであるので説明を省略する。
【0056】
ステップS507が否定判断となるとステップS510へ進んで、本体装置111から他のコマンドを受け付けた場合の処理を実行する。
【0057】
ここで、指示ディスク108側のディスク登録情報の変更をフラッシュメモリ110側へ反映する前に不用意にディスク記憶装置100の電源がオフされた場合には、次回の起動後に磁気ディスク108に記憶されている変更履歴情報から変更の反映動作が完了していないことを判断し、電源がオフされる前の指示ディスク108側のディスク登録情報の変更をフラッシュメモリ110側へ反映すればよい。
【0058】
また、上記図5のフローチャートでは、本体装置111側においてファイルシステムドライバ113がディスク記憶装置100をアンマウントすることに連動して本体装置111からアンマウントコマンドが発行されるとして説明したが、本体装置111のアンマウント動作に連動してフラッシュ登録コマンドを発行するようにしてもよい。
【0059】
以上、第2実施形態のディスク記憶装置では、本体装置111からのディスク登録情報の登録/変更指示を、まず磁気ディスク108側のみに反映し、本体装置111からの所定の指示に応じて、磁気ディスク108側に反映された変更をフラッシュメモリ110側に反映させるようにしたので、頻繁にディスク登録情報が書き換えられた場合のフラッシュメモリ110の書き換え頻度が低減され、フラッシュメモリ110の寿命を向上させることができる。
【0060】
なお、上述した図4及び図5のフローチャートに従ったプログラムを、フラッシュメモリ110に格納し動作することにより、上述の制御方法を実現させることが可能となる。
【0061】
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【0062】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク108、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0063】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0064】
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0065】
<実施態様1> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置であって、当該ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する手段と、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御手段とを備えたことを特徴とするディスク記憶装置。
【0066】
<実施態様2> 前記読み出し制御手段は、ディスク媒体がアクセス可能な駆動状態にないときは前記不揮発性メモリ上の登録情報を読み出すことを特徴とする実施態様1に記載のディスク記憶装置。
【0067】
<実施態様3> 前記読み出し制御手段は、ディスク媒体がアクセス可能な駆動状態にあるときは、前記ディスク媒体上の登録情報を読み出すことを特徴とする実施態様1または2に記載のディスク記憶装置。
【0068】
<実施態様4> 前記登録情報は、ユーザ認証を行うための情報を含むことを特徴とする実施態様1乃至3のいずれかに記載のディスク記憶装置。
【0069】
<実施態様5> 前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御手段を更に備えたことを特徴とする実施態様1乃至4のいずれかに記載のディスク記憶装置。
【0070】
<実施態様6> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置であって、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する手段と、前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御手段とを備えたことを特徴とするディスク記憶装置。
【0071】
<実施態様7> 前記第2の指示は、前記本体装置上で稼動するファイルシステムドライバが当該ディスク記憶装置をアンマウントすることに応じて発行されることを特徴とする実施態様6に記載のディスク記憶装置。
【0072】
<実施態様8> 前記第2の指示に応じて、前記ディスク媒体の駆動状態をアクセス可能な駆動状態から所定の状態に移行させるディスク制御手段を更に備えたことを特徴とする実施態様6または7に記載のディスク記憶装置。
【0073】
<実施態様9> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法であって、当該ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する工程と、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御工程とを有することを特徴とするディスク記憶装置の制御方法。
【0074】
<実施態様10> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法であって、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する工程と、前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御工程とを有することを特徴とするディスク記憶装置の制御方法。
【0075】
<実施態様11> 電気的な書き換えの回数に制限を有する不揮発性メモリを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続され、前記不揮発性メモリに記憶すべき所定情報をディスク媒体上に保持する手段を備えたディスク記憶装置の制御方法であって、前記本体装置上で稼動するファイルシステムドライバが前記ディスク記憶装置をアンマウントする動作に連動して、前記ディスク媒体上に保持された前記所定情報を前記不揮発性メモリ側に書き込むための指示コマンドを、前記ディスク記憶装置に発行することを特徴とするディスク記憶装置の制御方法。
【0076】
<実施態様12> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶するステップと、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御ステップとを有することを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【0077】
<実施態様13> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶するステップと、前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御ステップとを有することを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【0078】
<実施態様14> 電気的な書き換えの回数に制限を有する不揮発性メモリを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続され、前記不揮発性メモリに記憶すべき所定情報をディスク媒体上に保持する手段を備えたディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記本体装置上で稼動するファイルシステムドライバが前記ディスク記憶装置をアンマウントする動作に連動して、前記ディスク媒体上に保持された前記所定情報を前記不揮発性メモリ側に書き込むための指示コマンドを、前記ディスク記憶装置に発行することを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【0079】
<実施態様15> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶するステップと、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方から前記登録情報を読み出す読み出し制御ステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
【0080】
<実施態様16> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶するステップと、前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御ステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
【0081】
<実施態様17> 電気的な書き換えの回数に制限を有する不揮発性メモリを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続され、前記不揮発性メモリに記憶すべき所定情報をディスク媒体上に保持する手段を備えたディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記本体装置上で稼動するファイルシステムドライバが前記ディスク記憶装置をアンマウントする動作に連動して、前記ディスク媒体上に保持された前記所定情報を前記不揮発性メモリ側に書き込むための指示コマンドを、前記ディスク記憶装置に発行することを特徴とする制御プログラム。
【0082】
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば、ディスク媒体の駆動が停止した状態であっても不揮発性メモリより登録情報を読み出すことができ、またディスク媒体がアクセス可能な駆動状態にあるときはパフォーマンス良く登録情報を読み出すことができるので、記憶されている登録情報へのアクセスを効率的に行うことが可能になる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、不揮発性メモリとディスク媒体の両方に登録情報を書き込むので、ディスク装置の状態に応じて、効率良く登録情報を読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るディスク記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ディスク登録情報のデータフォーマットを示した図である。
【図3】ディスク記憶装置の状態遷移を説明する図である。
【図4】第1実施形態に係るディスク記憶装置の動作フローチャートである。
【図5】第2実施形態に係るディスク記憶装置の動作フローチャートである。
【符号の説明】
100 ディスク記憶装置
101 CPU
102 ATAインターフェース
103 インターフェース制御部
104 データ制御部
105 データバッファ
106 記録再生制御部
107 機構制御部
108 磁気ディスク
109 ワークRAM
110 フラッシュメモリ
111 本体装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、登録情報を記憶することが可能なディスク記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディスク記憶装置の高機能化が急速に進んでおり、ディスク記憶装置内に記憶すべき登録情報(ディスク記憶装置の動作に係る各種情報)が増えている。
【0003】
例えば、複数のユーザのパスワードを予めディスク記憶装置内に登録しておき、入力されたパスワードが、登録したパスワードのいずれかに一致する場合にのみ、ディスク上に記憶されているコンテンツデータへのアクセスを許可するという認証機能を具備したディスク記憶装置が提案されている。
【0004】
また、可搬型のディスク記憶装置の場合に、紛失等に備えて所有者の詳細情報を登録しておき、所定のコマンドにより登録した詳細情報を読み出す機能を具備させる技術も提案されている。
【0005】
これらの登録情報については、電源が入っていない状態でもその内容を保持しておく必要があるので、一般にはディスク上に記憶される。
【0006】
また、キャッシュメモリとしてフラッシュメモリを採用したハードディスク装置が提案されている(たとえば、特許文献1)。
【0007】
【特許文献1】
特開平06−236241号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、登録情報をディスク上に記憶する場合、ディスクの回転が停止した状態では登録情報にアクセスできず、登録情報へのアクセスを効率的に行えないという問題点があった。
【0009】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、記憶されている登録情報へのアクセスを効率的に行うことを可能にしたディスク記憶装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段と、本体装置と接続するためインターフェース手段と、当該ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する手段と、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
[第1実施形態]
<ディスク記憶装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るディスク記憶装置の構成を示すブロック図である。
【0013】
このディスク記憶装置100は、本体装置111のスロット(不図示)に活線挿抜可能に接続される。ディスク記憶装置100が本体装置111に装着されると、ATAインターフェース102(他の汎用のディスクインターフェースでもよい)を介して本体装置111からディスク記憶装置100へ電源が供給され、リセット入力等によりディスク記憶装置100の動作が開始される。装着された後、ディスク記憶装置100は、ATAインターフェース102を介した本体装置111とのコマンドのやりとりに基づいて各種動作を実行する。
【0014】
ここで、本体装置111は、例えば、パーソナルコンピュータのような汎用の情報機器であり、上位層からの要求に基づいてATA規格に準拠したコマンド等によりディスク記憶装置100を制御するデバイスドライバ112や、ディスク記憶装置100に記憶されたコンテンツをファイルとしてハンドリングするファイルシステムドライバ113、コンテンツファイルを利用するアプリケーション114、等のソフトウエアコンポーネントが稼動している。また、本体装置111は、汎用の情報機器以外の装置、例えば、ファイリング装置や複写装置、印刷装置のような特定用途のための情報機器であってもよいことは言うまでもない。
【0015】
CPU101は、ディスク記憶装置100全体の制御を司り、インターフェース制御部103は、本体装置111との間のインターフェース制御を実行する。
【0016】
データ制御部104は、本体装置との間での各種命令やリード/ライトデータの入出力等を行う。データバッファ105は、本体装置との間のリード/ライトデータの一時的に保存しておくためのメモリである。
【0017】
記録再生部106は、ヘッド(不図示)との間におけるデータの記録・再生の制御を行い、機構制御部107は、ヘッドを駆動するためのボイスコイルモータ(不図示)、磁気ディスク108を回転するためのスピンドルモータ(不図示)等の機構駆動系を制御する。
【0018】
ワークRAM109は、CPU101の制御プログラムを実行する際に必要な変数等を記憶し、フラッシュメモリ110は、CPU101に実行させる制御プログラムとともに、電源がオフされても保持しておくべき、フラッシュメモリ110に係る各種登録情報(以下、ディスク登録情報と称する)を記憶する。ディスク登録情報に情報を書き込む際は、フラッシュメモリの書き換え寿命の特性に基づいて、所定のブロック単位で書き換え回数を管理し、書き換え回数が所定の上限値に達したブロックについては、代替の空きブロックを順次使用していくメモリ制御が行われる。
【0019】
ディスク登録情報としては、ディスク記憶装置100を使用するユーザを認証するためユーザIDとパスワードの組(以下、認証情報と称する)が複数記憶される。ディスク記憶装置100は、本体装置111からATAインターフェース102を介して入力される認証情報が、ディスク登録情報として記憶されている認証情報のいずれかと一致する場合にのみ磁気ディスク108上のコンテンツへのアクセスを許可する。
【0020】
ここで、ディスク登録情報の記憶エリアは、フラッシュメモリ110の他に、磁気ディスク108にも設けられている。
【0021】
ディスク記憶装置100は、本体装置111からATAインターフェース102を介して入力されたディスク登録情報を、フラッシュメモリ110と磁気ディスク108にそれぞれ記憶するとともに、ディスク記憶装置の状態に応じてフラッシュメモリ110または磁気ディスク108のいずれからディスク登録情報を読み出す。
【0022】
<ディスク登録情報の詳細>
次に、ディスク登録情報の詳細について図2を参照して説明する。
【0023】
図2は、フラッシュメモリ110と磁気ディスク108に記憶されたディスク登録情報のデータフォーマットを示した図である。
【0024】
同図に示すように、フラッシュメモリ110と磁気ディスク108のそれぞれに、ディスク登録情報を記憶するエリア201と202がそれぞれ設けられている。
【0025】
ディスク登録情報のデータフォーマットは、例えば、ディスクコメント情報204、ディスク認証モード205、及び複数のユーザ情報206〜208を記憶するエリアを有する。
【0026】
ディスクコメント情報204は、ディスクのユーザに関する情報(名前や連絡先等)や、複数のユーザ間でやりとりするメッセージ等が記憶される。ディスク認証モード205は、磁気ディスク108にアクセスするためにユーザ認証を必要とする認証オンモードであるか、またはユーザ認証を必要としない認証オフモードであるかを示す情報が記憶され、ATAインターフェース102を介した本体装置111から指示コマンドにより設定される。
【0027】
ユーザ情報206〜208は、認証情報(ユーザID210とパスワード211)や、アクセス権212、アクセス履歴213等を記憶する。なお、パスワード211は平文の状態ではなくハッシュ値として記憶し、ユーザ認証時に入力された平文パスワードをハッシュ変換したものと比較する形態を採ることにより耐タンパ性が向上し、より好適である。
【0028】
<ディスク記憶装置100の動作状態の遷移>
次に、ディスク記憶装置100の状態遷移を表す図3を参照して、ディスク記憶装置100の動作状態の遷移について説明する。
【0029】
同図に示すように、ディスク記憶装置100の動作状態として、少なくとも未装着状態300と、アンマウント状態301と、マウント状態302がある。
【0030】
未装着状態300は、ディスク記憶装置100が本体装置111のスロットに物理的に接続されていない状態であり、この状態ではディスク記憶装置100には電源が供給されていない。
【0031】
ディスク記憶装置100が本体装置111に装着されると、本体装置111からディスク記憶装置100に対して電源が供給され、ディスク記憶装置100が動作を開始する。ディスク記憶装置100は、所定の初期化処理を実行した後、アンマウント状態301に移行する。
【0032】
アンマウント状態301では、本体装置111とATAインターフェース102を介して一部のコマンドのやりとりが可能となるが、本体装置111側ではファイルシステムドライバ113とディスク記憶装置100との論理的な接続が形成されていない状態にある。ディスク記憶装置100側も、正当なユーザからマウントされるまでは磁気ディスク108上のコンテンツへアクセスを許可しない。さらに、ディスク記憶装置100の一部のブロックへの電流供給を停止し、スピンドルモータの回転を停止することで、消費電力が低減する。
【0033】
アンマウント状態301において、本体装置111からマウント指示コマンドを受けると、ディスク記憶装置100はマウント状態302に移行する。このマウント指示コマンドは、本体装置111側で、ファイルシステムドライバ113とディスク記憶装置100との論理的な接続が形成される動作に連動して発行される。
【0034】
このとき、本体装置111からは、マウント指示コマンドとともに認証情報が送られてくるので、ディスク記憶装置100はディスク登録情報を参照して、当該マウント指示が正当なユーザからのものであるか否かを判断するユーザ認証を実行する。本体装置111からの認証情報がディスク登録情報の認証情報のいずれかと一致する場合はマウント状態302に移行し、いずれにも不一致の場合はアンマウント状態301のまま留まる。
【0035】
アンマウント状態301におけるユーザ認証では、フラッシュメモリ110に記憶された認証情報が参照される。また、ディスクコメント情報204やディスク認証モード205も本体装置111からの要求により設定値を返却すべくアンマウント状態301で参照されるが、この場合の参照先もフラッシュメモリ110である。これにより、ユーザ認証が成功するまではスピンドルモータを回転していない状態を維持することができる。
【0036】
マウント状態302に移行すると、本体装置111のファイルシステムドライバ113と論理的な接続が形成され、本体装置111から磁気ディスク108上のコンテンツへのアクセスが可能となる。また、ディスク記憶装置100の各ブロックには電流が供給され、スピンドルモータがデータリード/ライト可能な定格回転数で回転している状態にある。
【0037】
マウント状態302では、ユーザ認証や各種情報の照会のためディスク登録情報を参照するが、その場合は磁気ディスク108に記憶されたディスク登録情報を参照する。これにより、例えば、データバッファ105に高速なSDRAMを使用しているような場合に、フラッシュメモリ110よりもパフォーマンス良くディスク登録情報をアクセスすることが可能となる。
【0038】
マウント状態302からアンマウント状態301へは、本体装置111からのアンマウントコマンドにより移行する。
【0039】
このように、ディスク記憶装置100は、ディスク記憶装置100の動作状態に応じて、フラッシュメモリ110または磁気ディスク108のいずれかをディスク登録情報の参照先とする。
【0040】
<第1実施形態におけるディスク記憶装置の動作>
図4は、第1実施形態におけるディスク記憶装置の動作フローチャートであり、ディスク記憶装置100がディスク登録情報の参照先を切り替える動作を示したものである。CPU101は本フローチャートに基づく制御プログラムを実行する。
【0041】
ディスク登録情報のいずれかを参照するときは、まずステップS401で、ディスク記憶装置100の状態として、磁気ディスク108がアクセス可能な回転状態にあるか否かを判断する。本実施形態では、ディスク記憶装置100がマウント状態302であれば磁気ディスク108がアクセス可能な回転状態にあるのでステップS402に進み、マウント状態302でなければ磁気ディスク108のアクセスができないと判断してステップS403に進む。
【0042】
ステップS402では、フラッシュメモリ110から所望のディスク登録情報を読み出し、ステップS403では、磁気ディスク108から所望のディスク登録情報を読み出す。
【0043】
以上、第1実施形態のディスク記憶装置によれば、ディスク登録情報をフラッシュメモリ110と磁気ディスク108にそれぞれ記憶し、磁気ディスク108が停止状態にあるときはフラッシュメモリ110からディスク登録情報を読み出し、磁気ディスク108がアクセス可能な回転状態にあるときは、磁気ディスク108からディスク登録情報を読み出すようにした。これにより、磁気ディスク108の回転を停止させたままでもディスク登録情報を参照することが可能となるとともに、磁気ディスク108がアクセス可能な回転状態にあるときはパフォーマンス良くディスク登録情報を参照することが可能となる。
【0044】
なお、磁気ディスク108の回転状態としては、アクセス可能な定格速度で回転する第1の状態と、停止している第2の状態以外に、定格速度より低速で回転させる第3の状態を別途設ける場合がある。この第3の状態についてのステップS401の判断は、「アクセス可能な回転状態にない」として否定判断にすればよいが、定格回転状態へ短時間に遷移できるのであれば肯定判断にしてもよく、いずれの場合でも本発明の適用範囲となる。
【0045】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
【0046】
第2実施形態のディスク記憶装置では、第1実施形態のディスク記憶装置に更に次の処理を設けている。すなわち、本体装置111からのディスク登録情報の登録/変更指示を、まず磁気ディスク108側のみに反映し、本体装置111からの所定の指示に応じて磁気ディスク108側に反映された変更をフラッシュメモリ110側に反映させるものである。
【0047】
以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
【0048】
図5は、本発明の第2実施形態に係るディスク記憶装置の動作フローチャートであり、本体装置111からATAインターフェース102を介してコマンドを受け付けたときのディスク記憶装置100の動作を示すものである。CPU101は本フローチャートに基づく制御プログラムを実行する。
【0049】
本第2実施形態におけるディスク登録情報の書き換えは、ディスク記憶装置100がマウント状態302にあるときのみ可能であるものとし、図5のフローチャートはディスク記憶装置100がマウント状態302にあるものとして示してある。
【0050】
まず、ステップS501では、本体装置111からのコマンドを解釈し、ディスク登録情報の登録コマンドであればステップS502に進む。なお、この登録コマンドにより新規登録及び登録内容の変更が実行されるものとする。
【0051】
ステップS502では、登録コマンドの内容に基づいて、磁気ディスク108のディスク登録情報の対応項目に書き込みを行う。その際、磁気ディスク108側の登録内容に変更があった項目を変更履歴情報に記憶する。変更履歴情報は、磁気ディスク108上の所定領域に設けられており、マウント状態302への移行時にその内容が初期化される。
【0052】
ステップS503では、本体装置111からのコマンドがアンマウント状態301への移行を示すアンマウントコマンドであるか否かを判断し、肯定判断の場合はステップS504に進む。このアンマウントコマンドは、本体装置111側においてファイルシステムドライバ113がディスク記憶装置100をアンマウントすることに連動して発行される。
【0053】
ステップS504では、マウント状態302において磁気ディスク108のディスク登録情報で変更されている項目があるか否かを、上記変更履歴情報の内容に基づいて判断し、変更がある場合はステップS505に進む。
【0054】
ステップS505では、磁気ディスク108上で変更されているディスク登録情報の内容をフラッシュメモリ110のディスク登録情報に対応する領域へコピーする。ステップS506では、アンマウント処理を実行する。すなわち、本体装置111からのマウントを解除するための所定の内部処理とともに、スピンドルモータの停止等の処理を実行する。
【0055】
一方、ステップS503が否定判断の場合はステップS507に進み、本体装置111からのコマンドがフラッシュ登録コマンドか否かを判断する。フラッシュ登録コマンドは、本体装置111がディスク記憶装置100に対して、マウント状態302において生じた磁気ディスク108側のディスク登録情報の変更をフラッシュメモリ110側へ反映することを指示するためのコマンドである。このフラッシュ登録コマンドを受け付けた場合はステップS508、S509の処理を実行する。ステップS508、S509の処理は、それぞれステップS504、S505の処理と同じであるので説明を省略する。
【0056】
ステップS507が否定判断となるとステップS510へ進んで、本体装置111から他のコマンドを受け付けた場合の処理を実行する。
【0057】
ここで、指示ディスク108側のディスク登録情報の変更をフラッシュメモリ110側へ反映する前に不用意にディスク記憶装置100の電源がオフされた場合には、次回の起動後に磁気ディスク108に記憶されている変更履歴情報から変更の反映動作が完了していないことを判断し、電源がオフされる前の指示ディスク108側のディスク登録情報の変更をフラッシュメモリ110側へ反映すればよい。
【0058】
また、上記図5のフローチャートでは、本体装置111側においてファイルシステムドライバ113がディスク記憶装置100をアンマウントすることに連動して本体装置111からアンマウントコマンドが発行されるとして説明したが、本体装置111のアンマウント動作に連動してフラッシュ登録コマンドを発行するようにしてもよい。
【0059】
以上、第2実施形態のディスク記憶装置では、本体装置111からのディスク登録情報の登録/変更指示を、まず磁気ディスク108側のみに反映し、本体装置111からの所定の指示に応じて、磁気ディスク108側に反映された変更をフラッシュメモリ110側に反映させるようにしたので、頻繁にディスク登録情報が書き換えられた場合のフラッシュメモリ110の書き換え頻度が低減され、フラッシュメモリ110の寿命を向上させることができる。
【0060】
なお、上述した図4及び図5のフローチャートに従ったプログラムを、フラッシュメモリ110に格納し動作することにより、上述の制御方法を実現させることが可能となる。
【0061】
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【0062】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク108、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0063】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0064】
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0065】
<実施態様1> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置であって、当該ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する手段と、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御手段とを備えたことを特徴とするディスク記憶装置。
【0066】
<実施態様2> 前記読み出し制御手段は、ディスク媒体がアクセス可能な駆動状態にないときは前記不揮発性メモリ上の登録情報を読み出すことを特徴とする実施態様1に記載のディスク記憶装置。
【0067】
<実施態様3> 前記読み出し制御手段は、ディスク媒体がアクセス可能な駆動状態にあるときは、前記ディスク媒体上の登録情報を読み出すことを特徴とする実施態様1または2に記載のディスク記憶装置。
【0068】
<実施態様4> 前記登録情報は、ユーザ認証を行うための情報を含むことを特徴とする実施態様1乃至3のいずれかに記載のディスク記憶装置。
【0069】
<実施態様5> 前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御手段を更に備えたことを特徴とする実施態様1乃至4のいずれかに記載のディスク記憶装置。
【0070】
<実施態様6> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置であって、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する手段と、前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御手段とを備えたことを特徴とするディスク記憶装置。
【0071】
<実施態様7> 前記第2の指示は、前記本体装置上で稼動するファイルシステムドライバが当該ディスク記憶装置をアンマウントすることに応じて発行されることを特徴とする実施態様6に記載のディスク記憶装置。
【0072】
<実施態様8> 前記第2の指示に応じて、前記ディスク媒体の駆動状態をアクセス可能な駆動状態から所定の状態に移行させるディスク制御手段を更に備えたことを特徴とする実施態様6または7に記載のディスク記憶装置。
【0073】
<実施態様9> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法であって、当該ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する工程と、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御工程とを有することを特徴とするディスク記憶装置の制御方法。
【0074】
<実施態様10> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法であって、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する工程と、前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御工程とを有することを特徴とするディスク記憶装置の制御方法。
【0075】
<実施態様11> 電気的な書き換えの回数に制限を有する不揮発性メモリを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続され、前記不揮発性メモリに記憶すべき所定情報をディスク媒体上に保持する手段を備えたディスク記憶装置の制御方法であって、前記本体装置上で稼動するファイルシステムドライバが前記ディスク記憶装置をアンマウントする動作に連動して、前記ディスク媒体上に保持された前記所定情報を前記不揮発性メモリ側に書き込むための指示コマンドを、前記ディスク記憶装置に発行することを特徴とするディスク記憶装置の制御方法。
【0076】
<実施態様12> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶するステップと、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御ステップとを有することを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【0077】
<実施態様13> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶するステップと、前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御ステップとを有することを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【0078】
<実施態様14> 電気的な書き換えの回数に制限を有する不揮発性メモリを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続され、前記不揮発性メモリに記憶すべき所定情報をディスク媒体上に保持する手段を備えたディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記本体装置上で稼動するファイルシステムドライバが前記ディスク記憶装置をアンマウントする動作に連動して、前記ディスク媒体上に保持された前記所定情報を前記不揮発性メモリ側に書き込むための指示コマンドを、前記ディスク記憶装置に発行することを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【0079】
<実施態様15> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶するステップと、前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方から前記登録情報を読み出す読み出し制御ステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
【0080】
<実施態様16> 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段とを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続されるディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶するステップと、前記本体装置からの第1の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の内容を変更し、前記本体装置からの第2の指示に応じて前記ディスク媒体上の登録情報の変更を前記不揮発性メモリ上の登録情報に反映させる書き込み制御ステップとを有することを特徴とする制御プログラム。
【0081】
<実施態様17> 電気的な書き換えの回数に制限を有する不揮発性メモリを有し、所定のインターフェースを介して本体装置と接続され、前記不揮発性メモリに記憶すべき所定情報をディスク媒体上に保持する手段を備えたディスク記憶装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記本体装置上で稼動するファイルシステムドライバが前記ディスク記憶装置をアンマウントする動作に連動して、前記ディスク媒体上に保持された前記所定情報を前記不揮発性メモリ側に書き込むための指示コマンドを、前記ディスク記憶装置に発行することを特徴とする制御プログラム。
【0082】
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば、ディスク媒体の駆動が停止した状態であっても不揮発性メモリより登録情報を読み出すことができ、またディスク媒体がアクセス可能な駆動状態にあるときはパフォーマンス良く登録情報を読み出すことができるので、記憶されている登録情報へのアクセスを効率的に行うことが可能になる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、不揮発性メモリとディスク媒体の両方に登録情報を書き込むので、ディスク装置の状態に応じて、効率良く登録情報を読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るディスク記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ディスク登録情報のデータフォーマットを示した図である。
【図3】ディスク記憶装置の状態遷移を説明する図である。
【図4】第1実施形態に係るディスク記憶装置の動作フローチャートである。
【図5】第2実施形態に係るディスク記憶装置の動作フローチャートである。
【符号の説明】
100 ディスク記憶装置
101 CPU
102 ATAインターフェース
103 インターフェース制御部
104 データ制御部
105 データバッファ
106 記録再生制御部
107 機構制御部
108 磁気ディスク
109 ワークRAM
110 フラッシュメモリ
111 本体装置
Claims (1)
- 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、
ディスク媒体を駆動するディスク駆動手段と、
前記不揮発性メモリ及び前記ディスク媒体に対するデータの書き込み/読み出しを制御する制御手段と、
本体装置と接続するためインターフェース手段と、
当該ディスク記憶装置の動作に係る登録情報を前記ディスク媒体と前記不揮発性メモリのそれぞれに記憶する手段と、
前記本体装置からの指示に基づき、当該ディスク記憶装置の状態に応じて前記ディスク媒体または前記不揮発性メモリのいずれか一方より前記登録情報を読み出す読み出し制御手段とを備えたことを特徴とするディスク記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153130A JP2004355737A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | ディスク記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003153130A JP2004355737A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | ディスク記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004355737A true JP2004355737A (ja) | 2004-12-16 |
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ID=34048173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003153130A Withdrawn JP2004355737A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | ディスク記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004355737A (ja) |
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- 2003-05-29 JP JP2003153130A patent/JP2004355737A/ja not_active Withdrawn
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