JP2004355502A - 人材配置支援システム、人材配置支援方法、サーバ装置およびプログラム - Google Patents

人材配置支援システム、人材配置支援方法、サーバ装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の求職者の中から、求人企業が求める人材を正しく選出し、適する業務に配置することを可能とする人材配置支援システム、人材配置支援方法、サーバ装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】求人企業の人事担当者は、求人側端末13からサーバ12に対し、求人情報の登録を行う。求人企業のモデル社員は、求人側端末13からサーバ12に対し、各種質問に対する回答を送信する。サーバ12は、送信されたモデル社員の回答を用いてベンチマークデータを作成する。求職者は、求職側端末14からサーバ12に対し、各種質問に対する回答を送信する。サーバ12は、送信された求職者の回答を示すデータから所定の条件を満たすものを抽出し、抽出したデータに対し得点を算出する。サーバ12は、得点順の求職者の情報を、求人側端末13に送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人材配置支援を支援するためのシステム、方法、装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等の通信網を介して、求人企業が求める人材と求職者とのマッチングを行う求人求職支援システムに関する技術がある。そのような求人求職支援システムにおいては、求人企業により通信網内のサーバに登録された採用条件と、求職者により同じサーバに登録された就労条件が比較され、それらの条件が互いに合致する求人企業および求職者に対し、それぞれ求職者および求人企業の情報が通知される。
【0003】
上記のような求人求職支援システムのあるものは、求人企業により予めサーバに登録された質問事項に対する回答を求職者に行わせ、その回答結果と企業の採用条件とのマッチングを行う(例えば、特許文献1参照。)。また、上記のような求人求職支援システムのあるものは、採用条件と就労条件との合致の度合いによりランク付けを行い、ランク付けされた求職者の情報を求人企業に通知する(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
上記のような求人求職支援システムによれば、求人企業は、簡易な手続きにより低コストで、設定した条件に合致した人材の情報を得ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−133169号公報
【特許文献2】
特開2002−259610号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来技術による求人求職支援システムにおいては、求人企業によりサーバに登録される採用条件等は、求人企業の人事担当者の恣意的な判断に委ねられていた。例えばある求人企業が、飲食店のマネージャーの求人を行う場合を考える。その求人企業の人事担当者は、個人的な判断により、マネージャーの資質としてリーダーシップが最重要であると考えるかも知れない。その場合、人事担当者は、例えば「あなたは他人の意見に従うより、自ら率先して何かを行うタイプであると思う。」といった質問に対し、「はい」と回答することを採用条件としてサーバに登録するであろう。しかしながら、その飲食店のマネージャーとして、実際にはリーダーシップより協調性の有無の方がより重要である場合がある。そのような場合、この求人求職支援システムにより求人企業に通知される求職者は、人事担当者が登録した条件を満たす人材であるが、その飲食店のマネージャーとして適切な人材ではない、という結果となる。
【0007】
上記の状況に鑑み、本発明は、複数の求職者の中から、求人企業にとって適切な人材を正しく選出することを可能とする人材配置支援システム、人材配置支援方法、サーバ装置およびプログラムを提供する。また本発明は、複数の求人の中から、求職者が自分に適する求人を正しく選択することを可能とする人材配置支援システム、人材配置支援方法、サーバ装置およびプログラムを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上説明した課題を解決するため、本発明は、複数の端末装置とサーバ装置を具備し、前記端末装置は、通信網を介して、1または複数の質問事項を指定する質問指定データを前記サーバ装置に送信する第1送信手段と、前記通信網を介して、前記サーバ装置から前記質問指定データにより指定される質問事項の内容を示す質問データを受信する第1受信手段と、前記質問データにより示される質問事項に対する回答を示す回答データを取得する第1取得手段と、前記回答データが基準用の回答データであるか否かを示す属性データを取得する第2取得手段と、前記通信網を介して、前記回答データおよび前記属性データを前記サーバ装置に送信する第2送信手段とを備え、前記サーバ装置は、前記通信網を介して、前記複数の端末装置の各々から前記質問指定データを受信する第2受信手段と、前記通信網を介して、当該端末装置に前記質問データを送信する第3送信手段と、前記通信網を介して、当該端末装置から前記回答データおよび前記属性データを受信する第3受信手段と、前記第3受信手段により受信された属性データが、前記第3受信手段により受信された回答データが基準用の回答データであることを示す属性データであった場合、当該回答データを用いてベンチマークデータを作成する第1作成手段と、前記第3受信手段により受信された属性データが、前記第3受信手段により受信された回答データが基準用の回答データでないことを示す属性データであった場合、当該回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す指標を作成する第2作成手段と、前記通信網を介して、前記複数の端末装置の少なくとも1の端末装置に前記指標を送信する第4送信手段とを備えることを特徴とする人材配置支援システムを提供する。
【0009】
また、本発明は、複数の端末装置の各々が、通信網を介して、1または複数の質問事項を指定する質問指定データをサーバ装置に送信する過程と、前記サーバ装置が、前記通信網を介して、前記質問指定データにより指定される質問事項の内容を示す質問データを、当該端末装置に送信する過程と、当該端末装置が、前記質問データにより示される質問事項に対する回答を示す回答データと、当該回答データが基準用の回答データであるか否かを示す属性データを取得する過程と、当該端末装置が、前記通信網を介して、前記回答データと前記属性データを前記サーバ装置に送信する過程と、前記サーバ装置が、回答データおよび当該回答データが基準用の回答データであることを示す属性データを受信した場合、当該回答データを用いてベンチマークデータを作成する過程と、前記サーバ装置が、回答データおよび当該回答データが基準用の回答データでないことを示す属性データを受信した場合、当該回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す指標を作成する過程と、前記サーバ装置が、前記通信網を介して、前記指標を前記複数の端末装置のいずれか1の端末装置に送信する過程とを備えることを特徴とする人材配置支援方法を提供する。
【0010】
また、本発明は、通信網を介して、複数の端末装置の各々から1または複数の質問事項を指定する質問指定データを受信する第1受信手段と、前記通信網を介して、当該端末装置に前記質問指定データにより指定される質問事項の内容を示す質問データを送信する第1送信手段と、前記通信網を介して、当該端末装置から前記質問データにより示される質問事項に対する回答を示す回答データおよび当該回答データが基準用の回答データであるか否かを示す属性データを受信する第2受信手段と、前記第2受信手段により受信された属性データが、前記第2受信手段により受信された回答データが基準用の回答データであることを示す属性データであった場合、当該回答データを用いてベンチマークデータを作成する第1作成手段と、前記第2受信手段により受信された属性データが、前記第2受信手段により受信された回答データが基準用の回答データでないことを示す属性データであった場合、当該回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す指標を作成する第2作成手段と、前記通信網を介して、前記複数の端末装置の少なくとも1の端末装置に前記指標を送信する第2送信手段とを備えることを特徴とするサーバ装置を提供する。
【0011】
また、本発明は、通信網を介して、複数の端末装置の各々から1または複数の質問事項を指定する質問指定データを受信する第1受信処理と、前記通信網を介して、当該端末装置に前記質問指定データにより指定される質問事項の内容を示す質問データを送信する第1送信処理と、前記通信網を介して、当該端末装置から前記質問データにより示される質問事項に対する回答を示す回答データおよび当該回答データが基準用の回答データであるか否かを示す属性データを受信する第2受信処理と、前記第2受信処理において受信された属性データが、前記第2受信処理において受信された回答データが基準用の回答データであることを示す属性データであった場合、当該回答データを用いてベンチマークデータを作成する第1作成処理と、前記第2受信処理において受信された属性データが、前記第2受信処理において受信された回答データが基準用の回答データでないことを示す属性データであった場合、当該回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す指標を作成する第2作成処理と、前記通信網を介して、前記複数の端末装置の少なくとも1の端末装置に前記指標を送信する第2送信処理とをコンピュータに実行させるプログラムを提供する。
【0012】
かかる構成による人材配置支援システム、人材配置支援方法、サーバ装置およびプログラムを用いれば、所定の質問事項に対するモデル回答者による回答結果と、一般回答者による回答結果との類似の程度が指標として得られるため、利用者は、モデル回答者と類似した能力、行動様式等を有する一般回答者を容易に判断することができる。
【0013】
また、上記サーバ装置は、1または複数の回答データから特定の回答データを抽出するための条件を示す条件データを記憶する記憶手段と、前記第2受信手段により受信された回答データから、前記条件データが示す条件を満たすものを抽出する抽出手段を備え、前記第2送信手段は、前記抽出手段により抽出された回答データに関する前記指標を送信するように構成されていてもよい。かかる構成によるサーバ装置を用いれば、所定の条件を満たさない回答者の回答データは除外されるため、利用者がモデル回答者と類似した能力、行動様式等を有する一般回答者を判断することがより容易となる。
【0014】
また、前記サーバ装置は、前記複数の端末装置のいずれか1の端末装置から、前記通信網を介して、複数の条件のうちの1または複数の条件を指定する条件指定データを受信する第3受信手段を備え、前記記憶手段は、複数の条件データを記憶し、前記抽出手段は、前記複数の条件データのうち前記条件指定データにより指定された条件データを用いて抽出を行うように構成されていてもよい。かかる構成によるサーバ装置を用いれば、利用者は複数の条件のうちの1または複数を指定するだけで、容易に回答データの抽出に用いられる条件を設定することができる。
【0015】
また、上記サーバ装置は、前記質問事項の各々に対応する数値であるウェイトを示すウェイトデータを記憶する第1記憶手段を備え、前記第2作成手段は、前記質問事項の各々に関し、前記回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す数値に対し前記ウェイトデータにより示される前記質問事項の各々に対応するウェイトを乗じた数値を算出し、前記質問事項の全てに関する前記数値を合計することにより、前記指標を作成するように構成されていてもよい。かかる構成によるサーバ装置を用いれば、利用者は重要と考える質問事項に関するモデル回答者による回答結果と一般回答者による回答結果との類似の程度が大きく反映された指標を得ることができるため、モデル回答者と類似した能力、行動様式等を有する一般回答者を、より正確に判断することができる。
【0016】
また、前記サーバ装置は、前記複数の端末装置のいずれか1の端末装置から、前記通信網を介して、複数のウェイトデータのうちの1のウェイトデータを指定するウェイト指定データを受信する第3受信手段を備え、前記第1記憶手段は、複数のウェイトデータを記憶し、前記第2作成手段は、前記複数のウェイトデータのうち前記ウェイト指定データにより指定されたウェイトデータにより示されるウェイトを用いて前記指標の作成を行うように構成されていてもよい。かかる構成によるサーバ装置を用いれば、利用者は複数のウェイトのうちの1を指定するだけで、容易に指標の算出に用いられるウェイトを設定することができる。
【0017】
また、前記サーバ装置は、回答データの内容に関する条件を示す条件データを記憶する第2記憶手段と、前記第2受信手段により受信された回答データの各々が、前記条件データにより示される条件を満たすか否かを判定する判定手段を備え、前記第1記憶手段は、複数のウェイトデータを記憶し、前記第2作成手段は、当該回答データの各々に関し、前記判定手段による判定の結果に応じて、前記複数のウェイトデータのうち1のウェイトデータにより示されるウェイトを用いて前記指標の作成を行うように構成されていてもよい。かかる構成によるサーバ装置を用いれば、利用者は回答結果の内容に応じて適するウェイトを用いて算出された指標を得ることができるため、モデル回答者と類似した能力、行動様式等を有する一般回答者を、より正確に判断することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
[1.実施形態]
[1.1.人材配置支援システムの構成]
図1は、この発明の一実施形態である人材配置支援システム1の全体構成を示す図である。人材配置支援システム1は、インターネット11と、インターネット11に接続されたサーバ12、複数の求人側端末13および複数の求職側端末14により構成されている。求人側端末13および求職側端末14は共にインターネット11を介して他の通信機器との間で通信可能な汎用のコンピュータである。従って、求人側端末13と求職側端末14の区別は以下の説明のための便宜的なものであり、全く同じ構成の端末を求人側端末13および求職側端末14として用いてもよい。
【0019】
インターネット11は、文字、画像等の各種データを通信可能な複数のLAN(Local Area Network)が、ゲートウェイサーバ等により互いに接続された通信網群である。
【0020】
サーバ12は、インターネット11に接続された他の通信機器との間で、インターネット11内で利用可能な通信プロトコル、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)等を用いて、データの送受信を行うことが可能な装置である。サーバ12は、例えば図2に示すような、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HD(Hard Disk)、表示部、操作部、通信部等を有する一般的なコンピュータに、Webサーバソフトに従った処理を行わせることによっても実現可能である。
【0021】
HDに記憶されたWebサーバソフトに従い、CPUは、インターネット11に接続される他の通信機器からの要求に従い、HTML(HyperText Markup Language)等の言語により記述されたWebページの構成を示すレイアウトデータおよびレイアウトデータに付属する文字や画像等のデータ(以下、レイアウトデータおよびその付属データを「Webページデータ」もしくはその内容に応じて「〜ページのデータ」と呼ぶ)を要求元の通信機器に送信する。また、Webサーバソフトに従い、CPUは、他の通信機器から処理要求を受信し、その処理要求に従ったデータ処理を行って、処理結果をWebページデータとして要求元の通信機器に送信する。コンピュータは、このようなWebサーバソフトに従った処理を行うことにより、人材配置支援システム1におけるサーバ12として機能する。
【0022】
求人側端末13および求職側端末14は、サーバ12と同様に、インターネット11に接続された他の通信機器との間でデータの送受信が可能な装置である。また、求人側端末13および求職側端末14は、例えば図2に示したような一般的なコンピュータにWebブラウザソフトに従った処理を行わせることによっても実現可能である。
【0023】
HDに記憶されたWebブラウザソフトに従い、CPUはサーバ12からWebページデータを受信し、そのWebページデータに含まれるレイアウトデータに従い、Webページデータに含まれる付属データの内容を表示部に表示させる。また、Webブラウザソフトに従い、CPUはユーザが操作部を用いて入力するデータに応じて、データ処理、サーバ12に対するデータ処理要求の送信、Webページデータの送信要求の送信等を行う。コンピュータは、このようなWebブラウザソフトに従った処理を行うことにより、人材配置支援システム1における求人側端末13もしくは求職側端末14として機能する。
【0024】
[1.2.人材配置支援システムの動作概要]
以下、図1を用いて、人材配置支援システム1の動作概要を説明する。まず求人企業の人事担当者により、求人側端末13からサーバ12に対し、求人情報の登録が行われる(ステップS101)。その求人情報には、求職者のデータを選別(以下、「スクリーニング」と呼ぶ)し、さらにスクリーニングされたデータに得点を与える(以下、「スコアリング」と呼ぶ)ための条件等が含まれている。
【0025】
続いて、サーバ12から求人側端末13を介して求人企業の1もしくは複数のモデル社員に対し各種質問を含むWebページが提供され、これらのモデル社員により、求人側端末13からサーバ12に対し、各種質問に対する回答が送信される(ステップS102)。モデル社員とは、求人企業の人事担当者が、「この人のような人材を採用したい」と考える当該企業に実在の社員である。モデル社員に提供されるWebページには、モデル社員の氏名等の基本的な情報の入力を求める基本情報入力ページ、求人の業務内容に応じて個別に設定された質問を行う個別質問ページ、さらに回答者の行動様式の傾向等を判定するための心理テストページが含まれる。サーバ12は送信されたモデル社員の回答を用いて、仮想的な理想的人材の回答を示すベンチマークデータを作成する。
【0026】
続いて、サーバ12から求職側端末14を介してモデル社員に送られたものと同様の各種質問を含むWebページが求職者に対し提供され、求職者により、求職側端末14からサーバ12に対し、各種質問に対する回答が送信される(ステップS103)。
【0027】
サーバ12は、先に人事担当者により求人側端末13から登録された求人情報に含まれる条件等に従い、求職側端末14から送信された求職者の回答を示すデータをスクリーニングし、さらにスクリーニングされたデータをスコアリングする(ステップS104)。このスコアリングにおいて、サーバ12は、求職者の回答を示すデータのそれぞれが、先に作成したベンチマークデータとどの程度類似しているかを示す数値であるスコアを算出する。
【0028】
続いて、サーバ12から人事担当者の利用する求人側端末13に対し、スコア順に並べられた求職者の情報が送信される(ステップS105)。その結果、人事担当者はモデル社員と類似した能力等を有すると期待される求職者を容易に判定することができる。
【0029】
サーバ12は、スコア順に並べられた求職者の情報の送信を終えると、この求人に関する情報提供サービスに対する料金を算出し、算出した料金を求人企業に請求する(ステップS106)。
【0030】
[1.3.サーバが格納するデータの構成]
続いて、サーバ12のHDに記憶されるデータの構成を説明する。図3に示すように、サーバ12のHDには、Webページデータ301、企業データベース302、人事担当者データベース303、求人データベース304、テンプレートデータベース305、求職者基本情報データベース306、心理テストデータパッケージ群307およびモデル社員データベース308が記憶されている。
Webページデータ301は、各種Webページを作成するための各種データの集まりである。
【0031】
企業データベース302は、人材配置支援システム1を利用する求人企業の企業名等の基本的なデータからなるデータ群である。企業データベース302は、サーバ12の利用者である求人企業に関する企業データの集合体である。1つの企業データは、図4に示すように、「求人企業ID」、「企業名」、「事業内容」等の各種のデータを含んでいる。「求人企業ID」は求人企業の識別子である。企業データには、図4に示される項目の他、各求人企業に関し、サーバ12のサービスに対する料金支払に用いる銀行名等の情報、料金算出のための課金種別に関する情報等が含まれている。
【0032】
人事担当者データベース303は、人材配置支援システム1を利用する全ての求人企業の人事担当者のデータからなるデータ群である。人事担当者データベース303には、各人事担当者に関するデータである人事担当者データが複数、含まれている。人事担当者データは、図5に示すように、「人事担当者ID」、「人事担当者ユーザ名」、「人事担当者パスワード」、「求人企業ID」、「レベル」、「氏名」等の各種データを含んでいる。「人事担当者ID」は人事担当者の識別子である。「人事担当者パスワード」は、「人事担当者ユーザ名」と共に、サーバ12が各人事担当者の本人確認を行うために用いるパスワードである。以下、ユーザ名およびパスワードの組を「ユーザ名/パスワード」のように表す。
【0033】
人事担当者データに含まれる「求人企業ID」は、その人事担当者データに対応する人事担当者の所属する求人企業を示す求人企業IDである。また、「レベル」は、人材配置支援システム1において人事担当者に提供されるサービスの範囲を示す数値であり、本実施形態においては、例として、「1」もしくは「2」がその項目に記憶される。「レベル」が「1」である人事担当者には、人材配置支援システム1が人事担当者に対し提供可能な全てのサービスが提供されるのに対し、「レベル」が「2」である人事担当者には、新たな人事担当者のユーザ名/パスワードの登録や、課金情報の照会等が許可されない等の制限がある。
【0034】
求人データベース304は、求人企業のそれぞれに対応した複数の企業別求人データベース401に区分されている。企業別求人データベース401の各々には、求人企業の求人企業IDが対応付けられている。ただし、図5においては、理解を容易にするため、求人企業IDの代わりに企業名が示されている。
【0035】
図6は、ある企業(仮にA社とする)に対応した企業別求人データベース401aの構成を示している。図6に示すように、企業別求人データベース401aは、個別質問事項データベース501、1または複数のプロジェクト別求人データベース502および応募者データベース503を含んでいる。
【0036】
図7は、個別質問事項データベース501の内容の一部を例示した図である。個別質問事項データベース501は、A社のモデル社員またはA社に対する求職者に与えるために用意された個別質問事項に関するデータ(以下、「個別質問事項データ」と呼ぶ)の集合体である。A社の人事担当者は、これらの個別質問事項データの中から所望のものを選択し、求人活動に利用することができる。どのようにして個別質問事項データの利用が行われるかについては後述する。1つの個別質問事項データは、「質問ID」、「質問内容」、「選択肢」および「ポイント」によって構成されている。ここで、「質問ID」は、個別質問事項に与えられた識別子である。「質問内容」および「選択肢」は、モデル社員または求職者に提供される質問とこれに対する回答の選択肢を表す情報である。これらはモデル社員が操作する求人側端末13の表示部または求職者が操作する求職側端末14の表示部に表示される。「ポイント」は各選択肢に対応して設定されており、0〜100までの数値をとる。「ポイント」は、後述するスコアリングにおいて用いられる。
【0037】
プロジェクト別求人データベース502は、A社が求人の活動計画(以下、「求人プロジェクト」と呼ぶ)に従って作成する求人データの集まりである。A社が、時と業種を変えて、複数種類の求人プロジェクトを持つ場合には、それらに対応したプロジェクト別求人データベース502が企業別求人データベース401a内に用意される。プロジェクト別求人データベース502のそれぞれには、各々の求人プロジェクト名が識別情報として対応付けられている。それぞれのプロジェクト別求人データベース502は、1または複数の言語別求人データベース601およびプロジェクト管理データ602を含んでいる。
【0038】
言語別求人データベース601は、モデル社員または求職者が求人側端末13または求職側端末14との間で特定言語による質疑応答(すなわち、求職者またはモデル社員に対する質問の投げかけおよび回答の取得)を行うために用いられるデータの集まりである。求人を行う企業あるいは業種によっては、複数種類の言語に対応した言語別求人データベース601が用意される。
【0039】
それぞれの言語別求人データベース601は、基本情報データ701、スクリーニング条件データ702、質問ID群703、個別質問事項ウェイト群704、心理テストデータセット705、個別質問/心理テスト間ウェイト706、モデルデータ群707、ベンチマークデータ708および応募データ群709を含んでいる。
【0040】
基本情報データ701は、仕事内容、求人企業が採用者に提供する給与、求人企業が採用者に要求する学歴や資格等の求人に関する基本情報を示すデータである。スクリーニング条件データ702は、求職者の基本情報入力ページに対する回答に関し、最低限満たすべき条件を示すデータである。スクリーニング条件データ702が含むデータの例としては、「資格:要普通運転免許」等がある。
【0041】
質問ID群703は、個別質問に含める個別質問事項を指定するデータである。質問ID群703は、個別質問事項データベース501(図7参照)に登録されている「質問ID」を複数含んでいる。例えば、言語別求人データベース601aが「日本語」に対応したものである場合、これらの「質問ID」により特定された質問事項は日本語で表現されたものでなければならない。質問ID群703が含む「質問ID」の数は任意であるが、以下の説明において、例としてその数を20とする。
【0042】
個別質問事項ウェイト群704は、質問ID群703に含まれる「質問ID」が示す個別質問事項のそれぞれについて、その個別質問事項に対する回答をどの程度重視するかを示す、0〜100までの数値の組である。以下、この数値の各々を「個別質問事項ウェイト」と呼ぶ。個別質問事項ウェイトが大きいほど、対応する個別質問事項の回答の結果がスコアに大きく反映される。
【0043】
心理テストデータセット705は、この求人プロジェクトに関し、モデル社員および求職者に対し提供される心理テストページに関するデータの集まりである。心理テストデータセット705は、心理テストページの表示のためのデータに加え、モデル社員および求職者による回答を指標化するための換算表等のデータも含んでいる。なお、言語別求人データベース601のそれぞれは、各言語に対応する心理テストデータセット705を含んでいる。心理テストの内容については、一例を後述する。
【0044】
個別質問/心理テスト間ウェイト706は、個別質問に対する回答と、心理テストの結果とのいずれをどの程度重視するかを示す、0〜100までの2つの数値の組であり、例えば30/70のように与えられる。この場合、個別質問に対する回答と心理テストの結果が、30:70の比率でスコアに反映される。
【0045】
モデルデータ群707は、複数のモデル社員から各々得られた複数のモデルデータの集合体である。1人のモデル社員に対応するモデルデータは、図8に示すように、そのモデルデータの識別子である「モデル社員ID」に続き、モデル社員が選択した言語を示す「言語」、モデル社員の「氏名」、「生年月日」等の基本情報入力ページに対する回答、個別質問ページに対する回答および心理テストの結果を含んでいる。ベンチマークデータ708は、モデルデータ群707を構成する複数のモデルデータの内容を、項目ごとに平均化等の処理により集約したデータである。心理テストの結果の作成およびベンチマークデータ708の作成の方法については、後述する。
【0046】
応募データ群709は、複数の求職者のそれぞれから得られる複数の応募データの集合体である。1人の応募者に対応した応募データは、図9に示すように、その求職者を特定する「求職者ID」と、その求職者の個別質問ページに対する回答(「質問1」〜「質問20」)、その求職者による心理テストの結果(「心理テスト結果」)、その求職者によって応募がなされた他の求人プロジェクトに関するデータ(「他の求人プロジェクト」)およびその応募におけるスコアを含んでいる。
以上が1つの言語別求人データベース601を構成する各データの詳細である。
【0047】
プロジェクト管理データ602は、プロジェクト別求人データベース502に対応する求人プロジェクトの課金および応募期間を管理するためのデータである。図10に示すように、プロジェクト管理データ602は、人事担当者ID、課金情報および応募期間情報を含んでいる。人事担当者IDは、この求人プロジェクトの登録を行った人事担当者を示すIDである。課金情報は、この求人プロジェクトに関し、サーバ12のサービスに対する料金の算出に用いられる情報である。課金情報は、この求人プロジェクトに関し求人側端末13および求職側端末14とサーバ12との間で現時点までに送受信されたデータ総量、プロジェクト別求人データベース502の現時点で記憶されているデータ総量、モデルデータの総数および応募データの総数、採用候補者として人事担当者により選択された応募者の数を表す選択求職者数等を含んでいる。応募期間情報は、この求人プロジェクトに対する求職者による応募の受付期間を示す情報である。
以上が1つの求人プロジェクトに対応したプロジェクト別求人データベース502の詳細である。
【0048】
応募者データベース503は、A社の過去および現在の求人プロジェクトのいずれかに対し、現時点までに応募を行った求職者に関するデータの集まりである。図11に示すように、応募者データベース503は各求職者に関するデータである応募者データを複数、含んでいる。それぞれの応募者データは、求職者を識別する「求職者ID」、その求職者がA社から将来の求人プロジェクトに関する情報の通知を希望するか否かを示す「求人情報通知」その求職者が応募を行った求人プロジェクトを示す「求人プロジェクト名」、その求職者により選択された言語を示す「言語」、その求職者により回答された個別質問の個別質問IDを示す「質問ID1」〜「質問ID20」、その求職者の個別質問に対する回答を示す「質問1」〜「質問20」、その求職者により回答された心理テストを示す「心理テスト名」およびその求職者による心理テストの結果を示す「心理テスト結果」が含まれている。なお、その求職者が将来の求人プロジェクトに関する情報の通知を希望している場合、「求人情報通知」に「はい」が記憶される。同じ求職者が現時点までに、A社の複数の求人プロジェクトに応募を行っている場合、1つの応募者データにはそれぞれの求人プロジェクトに対応する複数組の「求人プロジェクト名」〜「心理テスト結果」が含まれる。
以上が1つの求人企業に対応した企業別求人データベース401の詳細である。
【0049】
図3に戻り、サーバ12のHDに格納される他のデータに関し説明を続ける。テンプレートデータベース305は、言語別求人データベース601内の基本情報データ701、スクリーニング条件データ702、質問ID群703、個別質問事項ウェイト群704、心理テストデータセット705および個別質問/心理テスト間ウェイト706の雛形として用意されたテンプレートデータの集合体である。本実施形態では、人事担当者が基本情報データ701等の作成を行う際の労力を軽減するために、業種、職種、雇用期間および従業員規模の異なった各種の業務を想定して、複数のテンプレートデータがテンプレートデータベース305内に予め用意されている。図12に示すように、各テンプレートデータは、テンプレートデータを分類するための「業種」、「職種」、「雇用期間」および「従業員規模」に続き、基本情報、スクリーニング条件、個別質問事項の指定情報、個別質問事項ウェイト、心理テストデータパッケージの指定情報および個別質問/心理テスト間ウェイトに関する項目を有している。人事担当者は、業種、職種、雇用期間および従業員規模を指定することにより、適切なテンプレートデータをテンプレートデータベース305の中から取得し、これに必要な修正を加えることにより、求人プロジェクトに合った基本情報データ701等を作成することができる。
【0050】
テンプレートデータベース305を構成する個々のテンプレートデータは、サーバ12を管理する企業が、多くの企業から収集した求人に関する基本情報、スクリーニング条件、個別質問事項等の設定事例を集約することにより作成したものである。例えば、テンプレートデータには、それらの設定事例に一定以上の頻度で登場するスクリーニング条件や、個別質問事項を指定する質問ID等が含まれている。また、個別質問事項ウェイトおよび個別質問/心理テスト間ウェイトは、テンプレートデータに含まれる指定情報により指定された個別質問事項を用いた個別質問およびテンプレートデータに含まれる指定情報により指定された心理テストに対する、既に企業で就労している多くのスタッフの回答結果に基づいて設定されている。すなわち、それらのスタッフの回答結果と業績との関係を、例えば要因分析により数式化した場合の係数に基づいて、個別質問事項ウェイトおよび個別質問/心理テスト間ウェイトが設定されている。
【0051】
求職者基本情報データベース306は、人材配置支援システム1を利用する各求職者が、基本情報入力ページに対し回答した情報を含む求職者データの集合体である。1人の求職者に対応した求職者データは、図13に示すように、その求職者の「求職者ID」、「求職者ユーザ名」、「求職者パスワード」およびその求職者が使用する「言語」に加え、その求職者の氏名、生年月日等の基本的な情報を含んでいる。上述した応募者データベース503はそれぞれの求人企業の求人プロジェクトに応じた個別質問ページに対する求職者の回答等の情報を含むため、求人企業別に管理されているのに対し、求職者基本情報データベース306は、求職者の氏名等の基本的な情報のみを含むため、全ての求人企業の求人プロジェクトにおいて共通して利用される。
【0052】
心理テストデータパッケージ群307は、モデル社員および求職者に対し心理テストページを提供するために必要な各種データを、複数種類の心理テストに関し含むデータの集まりである。心理テストデータパッケージ群307は、それぞれ異なる種類の心理テストに対応するデータ群である心理テストデータパッケージ3071、3072、3073・・・を含んでいる。それぞれの心理テストデータパッケージは、それぞれ異なる言語に対応する心理テストデータセットを複数、含んでいる。例えば、心理テストデータパッケージ3071は、日本語に対応する心理テストデータセット3071a、英語に対応する心理テストデータセット3071b等を含んでいる。
【0053】
モデル社員データベース308は、全ての求人企業の全ての求人プロジェクトに関し、ベンチマークデータの作成に協力するモデル社員のユーザ名/パスワード等を管理するためのデータベースである。図14に示すように、モデル社員データベース308は、各モデル社員に関するデータであるモデル社員データを複数、含んでいる。モデル社員データは、モデル社員を識別するための「モデル社員ID」、モデル社員の本人確認を行うための「モデル社員ユーザ名」および「モデル社員パスワード」、モデル社員がベンチマークデータの作成に協力する求人プロジェクトの求人企業を示す「求人企業ID」および求人プロジェクトを示す「プロジェクト名」を含んでいる。
【0054】
[1.4.人材配置支援システムの動作詳細]
続いて、以下に人材配置支援システム1の動作詳細を、具体例を用いて説明する。以下の説明においては、複数の飲食店を経営する企業A社が、飲食店のマネージャー、フロアスタッフおよび本社の企画担当スタッフの3業務に関し、求人活動を行う場合を具体例として用いる。また、サーバ12はX社により管理されているものとする。
【0055】
[1.4.1.人事担当者による求人情報の登録]
A社の人事担当者は、まず求人側端末13のWebブラウザソフトの画面において、人材配置支援システム1に関するメインメニューページのデータの格納場所を示すアドレス情報、すなわちURL(Uniform Resource Locator)を入力し、サーバ12に対し、メインメニューページのデータの送信要求を送信する。サーバ12はその送信要求に応じ、Webページデータ301(図3)に含まれるメインメニューページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、図15に示す画面が表示される。
【0056】
図15の画面において、人事担当者は「求人企業登録」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13はサーバ12に対し、求人企業登録ページのデータの送信要求を送信する。サーバ12はその送信要求に応じて、Webページデータ301に含まれる求人企業登録ページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、図16に示す画面が表示される。
【0057】
人事担当者は、図16の画面において、任意のユーザ名およびパスワードに続き、企業名、人事担当者名、E−mailアドレス、事業内容および企業の設立年月日など(以下、単に企業名等という)のデータを入力し、「送信」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13は、入力されたユーザ名/パスワードおよび企業名等のデータをサーバ12に送信する。その際、インターネット11を介して送受信される企業名等のデータには、SSL(Secure Socket Layer)等のセキュリティ技術により暗号化等の処理が施される。従って、第三者がそれらのデータに対し盗聴、改竄、なりすまし等の攻撃を行うことはできない。以下の動作において、インターネット11を介して送受信される全てのデータに関し、同様にセキュリティが確保されているものとする。
【0058】
サーバ12はユーザ名/パスワードおよび企業名等のデータを受信すると、まずそのデータに含まれるユーザ名が、人事担当者データベース303(図5参照)に既に記憶されているものと一致しないかを確認する。受信されたユーザ名と同じものが、既に人事担当者データベース303のいずれかのデータ行に記憶されている場合、サーバ12は「入力されたユーザ名は既に使用されています。他のユーザ名を入力して下さい。」等のメッセージを含むWebページデータを求人側端末13に送信する。
【0059】
一方、人事担当者により入力されたユーザ名と同じものが、人事担当者データベース303のいずれのデータ行にも記憶されていない場合、サーバ12はA社のために求人企業IDを生成し、生成した求人企業IDおよび受信した企業名等のデータを企業データベース302(図4参照)に追加する。続いて、サーバ12は人事担当者IDを生成し、生成した人事担当者IDを人事担当者データベース303の新たなデータ行に記憶する。また、サーバ12は、受信したユーザ名およびパスワードを人事担当者データベース303の同じデータ行に、それぞれ人事担当者ユーザ名および人事担当者パスワードとして記憶する。さらに、サーバ12は、人事担当者データベース303の同じデータ行の「求人企業ID」の項目に、先に企業データベース302に記憶したA社の求人企業IDを、「レベル」の項目に「1」を、「氏名」等の項目に、受信したデータに含まれる対応するデータを、それぞれ記憶する。
【0060】
続いて、サーバ12は求人データベース304内に、A社用の空の企業別求人データベース401aを作成する(以下、図3および図6参照)。なお、求人データベース304内にはA社以外の求人企業に関する企業別求人データベース401が複数格納されているが、それらは互いに個別に管理されているため、例えばA社以外の求人企業の人事担当者が、A社の企業別求人データベース401a内のデータを利用することはできない。
【0061】
人事担当者は、上記のように自分のための人事担当者ユーザ名/パスワードの登録を完了すると、求人者として人材配置支援システム1を利用できるようになる。また、A社の自分以外の人事担当者が人材配置支援システム1を利用することができるように、他の人事担当者のための人事担当者ユーザ名/パスワードを作成することもできるようになる。
【0062】
人事担当者は、他の人事担当者のために人事担当者ユーザ名/パスワードを作成したいと考える場合、再度、図15の画面を表示させ、「人事担当者登録」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13はサーバ12に対し、人事担当者登録ページのデータの送信要求を送信する。サーバ12はその送信要求に応じて、人事担当者登録ページのデータの送信に先立ち、その送信要求の送信者がそのデータを送ってもよい相手かどうかを確かめるために、人事担当者ユーザ名/パスワードの入力ページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には人事担当者ユーザ名/パスワードの入力ページが表示される。人事担当者はそのページに対し、先に登録した自分の人事担当者ユーザ名/パスワードを入力し、それらのデータをサーバ12に送信する。
【0063】
サーバ12は、人事担当者ユーザ名/パスワードを受信すると、人事担当者データベース303から、受信した人事担当者ユーザ名/パスワードにより特定される人事担当者データを検索する。その検索に失敗した場合、サーバ12はエラーメッセージの表示ページのデータを求人側端末13に送信する。一方、その検索が成功した場合、サーバ12は人事担当者登録ページのデータの送信要求が正しい相手から送信されたものであると判断すると同時に、検索されたデータ行の求人企業IDを含むデータ行を、企業データベース302から検索し、この人事担当者がA社の人事担当者である、と判断する。以下、上記のユーザ名およびパスワードによる本人確認のための一連の処理を、「認証処理」と呼ぶ。
【0064】
「認証処理」が完了すると、サーバ12は、Webページデータ301に含まれる人事担当者登録ページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、図17に示す画面が表示される。図17の画面において、人事担当者は、新たに人材配置支援システム1の利用を可能としたい他の人事担当者の氏名、任意のユーザ名およびパスワード、Eメールアドレスおよびレベルを入力し、「送信」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13は、入力された氏名等のデータをサーバ12に送信する。
【0065】
サーバ12は、氏名等のデータを受信すると、受信したデータに含まれるユーザ名と同じものが、既に人事担当者データベース303のいずれかのデータ行に記憶されていないか確認する。受信されたユーザ名と同じものが、既に人事担当者データベース303のいずれかのデータ行に記憶されている場合、サーバ12は「入力されたユーザ名は既に使用されています。他のユーザ名を入力して下さい。」等のメッセージを含むWebページデータを求人側端末13に送信する。
【0066】
一方、人事担当者により入力されたユーザ名と同じものが、人事担当者データベース303のいずれのデータ行にも記憶されていない場合、サーバ12は人事担当者IDを生成し、生成した人事担当者IDを人事担当者データベース303の新たなデータ行に記憶する。また、サーバ12は、受信したユーザ名およびパスワードを、それぞれ人事担当者ユーザ名および人事担当者パスワードとして、同じデータ行に記憶する。さらに、サーバ12は、A社の求人企業ID、受信したデータに含まれるレベルおよび氏名を、それぞれ同じデータ行の対応する項目に記憶する。人事担当者は、このようにして新たに登録したユーザ名/パスワードを、他の人事担当者にEメール等で通知する。
【0067】
上記のようにして人事担当者ユーザ名/パスワードを取得した人事担当者は、サーバ12に対し、新たな求人プロジェクトの登録を行うことができる。人事担当者は、新たな求人プロジェクトの登録を行いたいと考える場合、図15の画面を表示させ、「求人プロジェクト」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13はサーバ12に対し、求人プロジェクトページのデータの送信要求を送信する。サーバ12はその送信要求に応じて、求人プロジェクトページのデータの送信に先立ち、その送信要求の送信者がそのデータを送ってもよい相手かどうかを確かめるために、既に説明した「認証処理」を行う。「認証処理」が完了すると、サーバ12は、Webページデータ301に含まれる求人プロジェクトページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、図18に示す画面が表示される。
【0068】
人事担当者は図18の「求人プロジェクト名」欄に適当な求人プロジェクト名、例えば「飲食店マネージャー」を入力する。求人プロジェクト名の入力が確定されると、求人側端末13は入力された求人プロジェクト名をサーバ12に送信する。サーバ12は、求人プロジェクト名「飲食店マネージャー」を受信すると、A社用の企業別求人データベース401a内に、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」用の空のプロジェクト別求人データベース502aを作成する。以降、サーバ12は、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に関し、求人側端末13および求職側端末14とサーバ12の間で送受信されるデータ量の累計を、プロジェクト別求人データベース502a内のプロジェクト管理データ602に送受信されたデータ総量として順次記憶する。また、サーバ12は、プロジェクト別求人データベース502aにデータの書き込み等がある度に、プロジェクト別求人データベース502aのデータ総量をプロジェクト管理データ602に現時点におけるデータ総量として記憶する。
【0069】
続いて、人事担当者は図18の「言語」欄をクリックし、表示される言語の中から、使用する言語として、例えば「日本語」を選択する。「日本語」の選択が確定されると、求人側端末13は「日本語」を示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12はそのデータを受信すると、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」用のプロジェクト別求人データベース502a内に、日本語用の空の言語別求人データベース601aを作成する。
【0070】
続いて、人事担当者は図18の「業種」、「職種」、「雇用期間」および「従業員規模」の各欄をクリックし、表示される業種名等から適当なものを選択した後、「テンプレートの適用」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13はサーバ12に対し、選択された業種名等を示すデータを送信する。サーバ12はそのデータを受信すると、テンプレートデータベース305から、受信したデータにより特定されるテンプレートデータを検索する。続いて、サーバ12は、日本語用の言語別求人データベース601a内の基本情報データ701、スクリーニング条件データ702、質問ID群703、個別質問事項ウェイト群704および個別質問/心理テスト間ウェイト706のそれぞれに、検索したテンプレートデータの対応する部分をコピーする。また、サーバ12は、検索したテンプレートデータに含まれる指定情報により指定される心理テストデータパッケージの「日本語」に対応する心理テストデータセットを、心理テストデータパッケージ群307から読み出し、読み出した心理テストデータセットを日本語用の言語別求人データベース601a内の心理テストデータセット705にコピーする。
【0071】
次に人事担当者が図18の「基本情報」ボタンをクリックすると、そのクリック操作に応じて、求人側端末13はサーバ12に対し、基本情報データ表示ページのデータの送信要求を送信する。サーバ12は、この送信要求を受信すると、テンプレートデータの対応部分がコピーされた基本情報データ701を用いて基本情報データ表示ページのデータを作成し、作成したデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には基本情報データ701の内容が表示される。その表示ページにおいて、人事担当者は表示されたデータの内容を編集することができる。人事担当者がデータの編集後、表示ページを閉じると、求人側端末13は編集後のデータをサーバ12に送信する。サーバ12はそのデータを受信すると、受信したデータに基づき基本情報データ701の内容を更新する。同様に、人事担当者は図18の「スクリーニング条件」ボタンをクリックすることにより、テンプレートデータの対応部分がコピーされたスクリーニング条件データ702の内容を確認および編集することができる。
【0072】
人事担当者が図18の「個別質問事項の設定」ボタンをクリックすると、そのクリック操作に応じて、求人側端末13は個別質問事項表示ページのデータの送信要求を、サーバ12に送信する。サーバ12は、この送信要求を受信すると、テンプレートデータの対応部分がコピーされた質問ID群703により特定される各個別質問事項データを、企業Aに対応した企業別求人データベース401a内の個別質問事項データベース501から読み出し、これらの個別質問事項データを用いて個別質問事項表示ページのデータを作成する。そして、サーバ12は、この個別質問事項表示ページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には図20に示す画面が表示される。
【0073】
図20の画面において、人事担当者は「質問ID」欄をクリックし、個別質問事項表示ページ内の個別質問事項から任意の質問IDに対応したものを選択することができる。また、図20の画面において、人事担当者は質問内容等の内容を編集することができる。個別質問事項の内容が変更された場合、求人側端末13は、内容の変更が行われた個別質問事項の質問IDと、変更後の個別質問事項を表す新たな個別質問事項データを記憶する。人事担当者が編集後、図20の画面を閉じると、求人側端末13は、内容の変更が行われた個別質問事項の質問IDと、内容変更後の個別質問事項を表す新たな個別質問事項データをサーバ12に送信する。サーバ12はそれらのデータを受信すると、新たな個別質問事項データに新たな質問IDを付与する。そして、質問ID群703内の質問IDのうち内容変更が行われた個別質問事項の質問IDを新たな質問IDに置換すると同時に、新たな個別質問事項データを個別質問事項データベース501に追加登録する。
【0074】
また、人事担当者が図18の画面において「心理テストデータパッケージ」ボタンをクリックすると、そのクリック操作に応じて、求人側端末13は心理テストパッケージの選択ページのデータの送信要求を、サーバ12に送信する。サーバ12は、この送信要求を受信すると、Webページデータ301から心理テストパッケージの選択ページのデータを読み出し、求人側端末13に送信する。この選択ページのデータには、心理テストデータパッケージ群307に含まれる全ての心理テストデータパッケージの名称のリストが含まれている。求人側端末13は、選択ページのデータを受信すると、表示部に心理テストデータパッケージの名称のリストを表示する。人事担当者がそのリストからいずれかの名称を選択すると、求人側端末13は選択された名称を示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12は、心理テストデータパッケージの名称を示すデータを受信すると、そのデータにより示される心理テストデータパッケージを心理テストデータパッケージ群307から読み出し、求人側端末13に送信する。求人側端末13は、心理テストデータパッケージを受信すると、心理テストデータパッケージに含まれる各言語に対応する心理テストデータセットで、言語別求人データベース601のそれぞれに含まれる心理テストデータセット705を更新する。このようにして、人事担当者は求人プロジェクトにおいて利用される心理テストデータパッケージを変更することができる。
【0075】
また、人事担当者は、上述した「基本情報」ボタンのクリックにより基本情報データ701の内容の確認等を行う場合と同様に、図18の「個別質問/心理テスト間のウェイト」ボタンをクリックすることにより、テンプレートデータの対応部分がコピーされた個別質問/心理テスト間ウェイト706の内容を確認および編集することができる。
【0076】
以上のような処理を経て、人事担当者が望む内容の「日本語」に対応した言語別求人データベース601aが、「飲食店マネージャー」に対応したプロジェクト別求人データベース502a内に作成される。
【0077】
人事担当者は、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に関し、日本語以外の言語でも応募を受け付けたいと考える場合、図18の「言語」欄において他の言語名、例えば「英語」を選択することにより、プロジェクト別求人データベース502a内に英語用の言語別求人データベース601b等を作成することができる。そのように作成された言語別求人データベース601内の基本情報データ701等にテンプレートデータの内容をコピーし、それらの内容を確認および編集する動作は、言語別求人データベース601aにおけるものと同様である。
【0078】
プロジェクト別求人データベース502a内に複数の言語別求人データベース601が作成される場合、それぞれの言語別求人データベース601に含まれるデータの内容は、言語の違いのみならず、実質的な内容において異なっていてもよい。例えば、日本語用の言語別求人データベース601aの質問ID群703に、「英語による会話能力はどの程度ですか?」といった個別質問事項を指定する質問IDを含めることは有意義であるが、英語用の言語別求人データベース601bの質問ID群703に同じ個別質問事項を指定する質問IDを含めることはあまり有意義ではない。英語用の言語別求人データベース601bの質問ID群703には、むしろ「日本語による会話能力はどの程度ですか?」といった異なる個別質問事項を指定する質問IDを含めることが望ましい。従って、言語に応じて、そのような適切な質問IDが使用されるようにテンプレートデータを作成しておくことが望ましい。
【0079】
また、同じ質問に対する回答であっても、いずれの言語を用いる回答者であるかにより回答の傾向に差が生じる場合も多い。その差は、原語と訳語の印象の違いや各言語圏の国民性の違い等によりもたらされる。そのような回答の傾向における差は、スコアリングの際に用いるポイント、個別質問事項ウェイトおよび個別質問/心理テスト間ウェイト等を言語に応じて変えることにより、スコアに反映されないように調整することができる。
【0080】
例えば、「自分はリーダーシップがどの程度あると思いますか?」という質問内容に対し、選択肢として「1.とてもある/2.普通程度にある/3.あまりない」が与えられている個別質問事項があるとする。この質問に対し、日本語使用者は英語使用者と比較して、自分のリーダーシップを控えめに回答する傾向があるとする。そのような場合、平均的な日本語使用者が「2.普通程度にある」と回答する場合の実際のリーダーシップと、平均的な英語使用者が「1.とてもある」と回答する場合の実際のリーダーシップが同程度であるかも知れない。
【0081】
上記の例のような場合、例えば日本語用の言語別求人データベース601aに含まれる個別質問事項ウェイト群704の、その個別質問事項に対応する個別質問事項ウェイトを大きくする一方で、英語用の言語別求人データベース601bに含まれる個別質問事項ウェイト群704の、その個別質問事項に対応する個別質問事項ウェイトを小さくすることにより、上記のような使用言語による回答者の差を吸収することができる。また、日本語用と英語用に、同じ質問内容に対し異なるポイントを設定した異なる個別質問事項データを準備し用いることにより、同様の結果を得ることもできる。そのような調整の結果、互いに異なる言語を使用する求職者間のスコアが比較可能となる。テンプレートデータベース305には、予めそのような言語間の回答における傾向の差を吸収するように調整されたテンプレートデータが含まれている。
【0082】
人事担当者は言語別求人データベース601の作成および編集の作業を終えると、続いて図18の「応募期間」ボタンの右の欄に、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」の応募期間を入力し、「応募期間」ボタンをクリックする。そのクリックに応じて、求人側端末13は入力された応募期間を示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12はそのデータを受信すると、受信したデータを、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」用のプロジェクト別求人データベース502a内のプロジェクト管理データ602に、応募期間情報として記憶する。
【0083】
[1.4.2.モデル社員によるモデルデータの登録]
続いて、人事担当者は図18の「モデル社員ユーザ名/パスワード登録」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13はモデル社員登録ページのデータの送信要求をサーバ12に送信する。サーバ12は、その送信要求を受信すると、Webページデータ301からモデル社員登録ページのデータを読み出し、求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、図19に示す画面が表示される。
【0084】
図19の画面において、人事担当者は任意のユーザ名およびパスワードを入力し、「送信」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13は、入力されたユーザ名/パスワードをサーバ12に送信する。サーバ12は、ユーザ名/パスワードを受信すると、受信したユーザ名と同じものが、既にモデル社員データベース308(図14参照)のいずれかのデータ行に記憶されていないか確認する。受信されたユーザ名と同じものが、既にモデル社員データベース308のいずれかのデータ行に記憶されている場合、サーバ12は「入力されたユーザ名は既に使用されています。他のユーザ名を入力して下さい。」等のメッセージを含むWebページデータを求人側端末13に送信する。
【0085】
一方、人事担当者により入力されたユーザ名と同じものが、モデル社員データベース308のいずれのデータ行にも記憶されていない場合、サーバ12はモデル社員IDを生成し、生成したモデル社員IDをモデル社員データベース308の新たなデータ行に記憶する。また、サーバ12は、受信したユーザ名およびパスワードを、それぞれモデル社員ユーザ名およびモデル社員パスワードとして、同じデータ行に記憶する。さらに、サーバ12は、A社の求人企業IDおよび求人プロジェクトの名称「飲食店マネージャー」を、それぞれ同じデータ行の「求人企業ID」および「プロジェクト名」に記憶する。
【0086】
人事担当者は、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」のベンチマークデータの作成に協力を求めるモデル社員の人数分だけ、上述したモデル社員ユーザ名/パスワード登録の操作を繰り返す。人事担当者は、そのようにして登録したモデル社員ユーザ名/パスワードのそれぞれを、各モデル社員に電子メール等で通知する。
【0087】
モデル社員ユーザ名/パスワードの通知を受けたモデル社員は、各自の都合のよい時に、利用可能ないずれかの求人側端末13を用いて、Webブラウザソフトの画面でメインメニューページのURLを入力し、図15の画面を表示させる。モデル社員は、図15の「モデルデータ登録」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、モデル社員が操作する求人側端末13はサーバ12に対し、モデルデータ登録のための各種ページのデータの送信要求を送信する。サーバ12はその送信要求を受信すると、送信要求の送信者がモデルデータの登録を行ってもよい相手かどうかを確認するために、モデル社員ユーザ名/パスワードによる「認証処理」を行う。モデル社員が先に人事担当者から通知されたモデル社員ユーザ名/パスワードを入力すると、サーバ12はそのモデル社員ユーザ名/パスワードを含むデータ行を、モデル社員データベース308(図14参照)から検索する。
【0088】
そのようにして「認証処理」を完了すると、サーバ12はモデル社員データベース308から検索したデータ行の「求人企業ID」および「プロジェクト名」により、このモデル社員がベンチマークデータの作成に協力する求人プロジェクトとして、A社の求人プロジェクト「飲食店マネージャー」を特定する。続いて、サーバ12は、この求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対応するプロジェクト別求人データベース502a内の言語別求人データベース601のそれぞれに対応する言語から、1つの言語を選択するための言語選択ページのデータを作成する。サーバ12は、この言語選択ページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、言語選択ページが表示される。モデル社員はその言語選択ページにおいて、用いる言語を選択する。以下、例として、モデル社員は「日本語」を選択したものとする。求人側端末13は「日本語」を指定するデータをサーバ12に送信する。
【0089】
サーバ12は、「日本語」を指定するデータを受信すると、日本語に対応する言語別求人データベース601aに含まれる応募データ群709(図8参照)に、新たなデータ行を追加し、そのデータ行の「モデル社員ID」に、先にモデル社員データベース308から検索したデータ行に含まれる「モデル社員ID」を、また「言語」に「日本語」を、それぞれ記憶する。続いて、サーバ12は、日本語用の基本情報入力ページのデータを求人側端末13に送信する。ここで、日本語用の基本情報入力ページのデータは、いずれの求人企業およびいずれの求人プロジェクトに関しても共通しているため、サーバ12はWebページデータ301に予め準備されている日本語用の基本情報入力ページのデータを読み出し、読み出したデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、図21に示す基本情報入力ページが表示される。基本情報入力ページには、履歴書等に通常記載される内容を回答者に対し質問する項目が含まれている。モデル社員は、図21の画面において、氏名等のデータを入力し、「次へ」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じ、求人側端末13は入力されたデータをサーバ12に送信する。サーバ12はそのデータを受信すると、受信したデータを、先にモデルデータ群707に追加したデータ行の対応する項目にそれぞれ記憶する。
【0090】
続いて、サーバ12は、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対応したプロジェクト別求人データベース502aに含まれる日本語用の言語別求人データベース601aから、質問ID群703を取り出す。続いて、サーバ12は、プロジェクト別求人データベース502aが属しているA社用の企業別求人データベース401a内の個別質問事項データベース501から、先に取り出した質問ID群703の各質問IDにより特定される個別質問事項データを各々検索し、検索した複数の個別質問事項データを用いて個別質問ページのデータを作成する。サーバ12は、この個別質問ページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、図22に示す個別質問ページが表示される。
【0091】
モデル社員は、図22の各質問事項に対する回答を選択肢から選択し、「次へ」ボタンをクリックする。このクリック操作に応じて、求人側端末13は、どの質問事項に対してどの選択肢が選択されたかを示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12はそのデータを受信すると、受信したデータを先にモデルデータ群707に追加したデータ行の対応する項目にそれぞれ記憶する。
【0092】
サーバ12は、続いて、言語別求人データベース601aから心理テストデータセット705に含まれる、心理テストページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には図23に示す画面が表示される。
【0093】
心理テストページには、回答者の行動様式の傾向等を把握するための心理テストが含まれている。心理テストもしくは適性判断テスト等で呼称されるテストとしては、既に多くのものが開発されており、心理テストデータパッケージ群307はそれらの様々な心理テストを提供するための心理テストデータパッケージを含んでいる。また、既に説明したように、人事担当者はそれらの様々な心理テストに対応した心理テストデータパッケージから、所望する心理テストデータパッケージを選択することができる。以下の説明においては、例として、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」においては、DISC(Dominance, Influence, Steadiness and Compliance)理論に基づく心理テストが用いられるものとする。この心理テストに対応する心理テストデータパッケージの名称は「DISC」とし、心理テストデータパッケージ「DISC」に含まれる日本語に対応する心理テストデータセットの名称は「DISC−日本語」のように表すものとする。また、この心理テストに含まれる質問数は24とする。
【0094】
図23の画面において、モデル社員は各質問において示される性格等のタイプについて、自分の性格等に最も近いと思うものおよび最も遠いと思うものにチェックを付ける。モデル社員は、全ての質問に関しチェックを付けると、「次へ」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じ、求人側端末13は、チェックの内容を示すデータをサーバ12に送信する。
【0095】
サーバ12は、そのデータを受信すると、図23の画面に対するモデル社員によるチェックの内容を、インデックスに変換する処理を行う。まず、サーバ12は、心理テストデータセット705に含まれる、図24に示す回答/分類対応表を参照して、「近い」に対するチェックに対応する「D」「I」「S」および「C」の数を数える(以下、その数を「カウント」と呼ぶ)。なお、「X」の数は無視する。例えば、あるモデル社員が第1問に関し、「優しい、思いやりのある」の行の「近い」にチェックを付けた場合、「近い」の「S」のカウントに1が追加される。同様に、サーバ12は、「遠い」に対するチェックに対応する「D」「I」「S」および「C」の数を数える。その結果、図25の「近い」および「遠い」に対応する行に例示するカウントリストが作成される。続いて、サーバ12は「D」「I」「S」および「C」のそれぞれについて、「近い」のカウントから「遠い」のカウントを減算する。その結果、図25の「差」に対応する行に例示するカウントリストが作成される。
【0096】
続いて、サーバ12は、心理テストデータセット705に含まれる、図26に示すカウント/インデックス対応表を参照して、図25の「差」に対応する行の各カウントをインデックスに換算する。例えば、図25の最終行の例では、「D」のカウントは「1」であり、図26のカウント/インデックス対応表によれば、「D」列のカウント「1」に対応するインデックスは「11」である。なお、カウント/インデックス対応表に示されないカウントについては、カウント/インデックス対応表に示される、そのカウントに最も近いカウントに対応するインデックスが用いられる。例えば、図25の最終行の例では、「I」のカウントは「11」であり、カウント/インデックス対応表によれば、「I」列のカウント「11」に最も近いカウントは「9」であるため、カウント「9」に対応するインデックス「23」が用いられる。上記のような換算により、図25の最終行のカウントリストから、図27に示すインデックスリストが作成される。
【0097】
DISC理論においては、図27に示される「D」「I」「S」「C」とインデックス「11」「23」「8」「4」の対応関係を平面上にプロットした際の形状によって、回答者の行動様式の傾向等が類型化できるとされている。サーバ12は以上のようにしてインデックスリストを作成すると、作成したインデックスリストの各インデックスをモデルデータ群707に心理テスト結果として記憶する。
【0098】
モデル社員ユーザ名/パスワードの通知を受けた全てのモデル社員が、上記のような質問およびテストに対する回答作業を個々に行い、その結果、モデル社員が回答の際に選択した言語に応じて、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」用のプロジェクト別求人データベース502aに含まれるいずれかの言語別求人データベース601内のモデルデータ群707に、各モデル社員のモデルデータが記憶される。
【0099】
以上のようにして、モデルデータがモデルデータ群707に追加されると、サーバ12はプロジェクト管理データ602内の課金情報に含まれるモデルデータ総数に1を加え、更新する。また、モデルデータがモデルデータ群707に追加される度に、サーバ12は、モデルデータ群707に含まれるモデルデータの内容の要約を示すサマリデータを作成する。図28は、日本語に対応した言語別求人データベース601aに含まれるモデルデータ群707から作成されたサマリデータのうち、基本質問に関する部分の内容の一部を例示した図である。例えば、サーバ12は、現時点でモデルデータ群707に含まれる全てのモデルデータの「生年月日」を用いて、図28に示される年齢の分布の表を作成し、また年齢の平均値を算出する。
【0100】
図29は、サマリデータのうち、個別質問に関する部分の内容の一部を例示した図である。図29において、「質問番号」および「質問内容」は、日本語用の個別質問ページ(図22参照)において示された個別質問事項の質問番号および質問内容を示している。「平均ポイント」は、各個別質問事項に対するモデル社員の回答に応じたポイントの平均値を示している。以下、例として図29における質問1に対応する平均ポイントの算出方法を説明する。
【0101】
サーバ12はまず、個別質問の質問1に対応する質問IDとして、質問ID群703に含まれる1番目の質問IDを読み出し、読み出した質問IDにより特定される個別質問事項データを個別質問事項データベース501内のデータから検索する。図7に示したように、個別質問事項データにおいて、各選択肢には対応するポイントが設定されている。サーバ12は、モデルデータ群707に含まれる全てのモデルデータに関し、「質問1」のデータが示す選択肢に対応するポイントを、先に検索した個別質問事項データから取得し、それらの平均値を算出する。サーバ12はその平均値を、図29の質問1に対応する平均ポイントとして記憶する。サーバ12は、質問2以降についても、同様に平均ポイントを算出し記憶する。
【0102】
図30は、サマリデータのうち、心理テストに関する部分の内容を例示した図である。サーバ12は、「D」「I」「S」および「C」のそれぞれについて、モデルデータ群707に含まれる全モデルデータに心理テスト結果として記憶されているインデックスの平均値を算出し、図30に示したようなインデックスリストを作成する。
【0103】
サーバ12は、上記のように作成した基本質問、個別質問および心理テストに関するサマリデータを、日本語用の言語別求人データベース601a内のベンチマークデータ708に記憶する。サーバ12は、プロジェクト別求人データベース502a内の複数の言語別求人データベース601のそれぞれに関し、モデルデータ群707に対するモデルデータの追加がある度に同様にサマリデータを作成し、作成したサマリデータで、各々の言語別求人データベース601内のベンチマークデータ708を更新する。
【0104】
このようにしてサーバ12により各言語に応じたベンチマークデータ708が記憶されると、人事担当者はベンチマークデータ708の内容を確認することができるようになる。その場合、人事担当者は図18の画面において求人プロジェクト名および言語を指定した後、「ベンチマークデータ表示」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13はベンチマークデータ表示ページのデータの送信要求をサーバ12に送信する。その送信要求には、例えば求人プロジェクト名「飲食店マネージャー」および言語「日本語」を示すデータが含まれている。サーバ12はその送信要求に応じて、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対応したプロジェクト別求人データベース502a内の日本語用の言語別求人データベース601aに含まれるベンチマークデータ708を用いて、ベンチマークデータ表示ページのデータを作成し、作成したデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部にはベンチマークデータ708の内容が表示される。人事担当者は、表示されるベンチマークデータの内容を参考にし、必要に応じてスクリーニング条件データ702等の編集を行う。
【0105】
人事担当者は、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に関して行った上記の作業と同様の作業を行うことにより、A社用の企業別求人データベース401a内に、他の求人プロジェクト、例えば求人プロジェクト「飲食店フロアスタッフ」および求人プロジェクト「本社企画担当スタッフ」に関するプロジェクト別求人データベース502b、プロジェクト別求人データベース502c等を作成することができる。
【0106】
[1.4.3.求職者による求職者データおよび応募データの登録]
上述した人事担当者およびモデル社員による作業と並行して、求職者は、求職者として人材配置支援システム1を利用するためのユーザ名/パスワードと、全ての求人企業の全ての求人プロジェクトに関し共通して回答を要求される情報、すなわち基本情報入力ページに対する回答を、求職者基本情報データとして求職者基本情報データベース306(図13参照)に登録する作業を行う。
【0107】
求職者は、各自の都合のよい時に、利用可能ないずれかの求職側端末14を用いて、Webブラウザソフトの画面においてメインメニューページのURLを入力することにより、図15の画面を表示させる。求職者は図15の画面において、「言語」欄をクリックし使用する言語を選択した後、「求職者登録」ボタンをクリックする。例として、求職者は「日本語」を選択したものとする。そのクリック操作に応じて、求職側端末14は日本語に対応する基本情報入力ページのデータの送信要求をサーバ12に送信する。
【0108】
サーバ12は、その送信要求に応じて、日本語に対応する基本情報入力ページのデータを送信するのに先立ち、求職者ユーザ名/パスワードの入力を求める入力ページのデータを求職側端末14に送信する。その結果、求職側端末14の表示部には、図19で示した画面と類似した、求職者ユーザ名/パスワードの入力ページが表示される。
【0109】
求職者ユーザ名/パスワードの入力ページにおいて、求職者は任意のユーザ名およびパスワードを入力し、「送信」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求職側端末14は、入力されたユーザ名/パスワードをサーバ12に送信する。サーバ12は、ユーザ名/パスワードを受信すると、受信したユーザ名と同じものが、既に求職者基本情報データベース306(図13参照)のいずれかのデータ行に記憶されていないか確認する。受信されたユーザ名と同じものが、既に求職者基本情報データベース306のいずれかのデータ行に記憶されている場合、サーバ12は「入力されたユーザ名は既に使用されています。他のユーザ名を入力して下さい。」等のメッセージを含むWebページデータを求職側端末14に送信する。
【0110】
一方、求職者により入力されたユーザ名と同じものが、求職者基本情報データベース306のいずれのデータ行にも記憶されていない場合、サーバ12は求職者IDを生成し、生成した求職者IDを求職者基本情報データベース306の新たなデータ行に記憶する。また、サーバ12は、受信したユーザ名およびパスワードを、それぞれ求職者ユーザ名および求職者パスワードとして、同じデータ行に記憶する。さらに、サーバ12は、先に求職者により選択された言語を示す「日本語」を、同じデータ行の「言語」に記憶する。
【0111】
続いて、サーバ12は、日本語に対応する基本情報入力ページのデータをWebページデータ301から読み出し、読み出したデータを求職側端末14に送信する。その結果、求職側端末14の表示部には図21の画面が表示される。
【0112】
求職者は、図21の画面に対し、氏名、生年月日、性別、E−mailアドレス、最終学歴といった各種のデータを入力し、「次へ」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求職側端末14は入力されたデータをサーバ12に送信する。サーバ12は、そのデータを受信すると、先に追加したデータ行の対応する項目に、受信したデータをそれぞれ記憶する。
【0113】
求職者は、上記のようにして求職者基本情報データの登録作業を終えると、登録した求職者ユーザ名/パスワードを用いて個々の求人プロジェクトに対する応募を行うことができるようになる。求職者は、求人プロジェクトに対する応募を行う場合、まず図15の画面を表示させ、図15の画面において「求人情報検索」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求職側端末14はサーバ12に対し、求人情報検索ページのデータの送信要求を送信する。サーバ12は、その送信要求に応じて、要求されたデータの送信に先立ち、その送信要求の送信者が既に求職者基本情報データの登録を行っている求職者であることを確認するために、求職者ユーザ名/パスワードによる「認証処理」を行う。すなわち、サーバ12は、求職側端末14から求職者ユーザ名/パスワードを受信し、受信した求職者ユーザ名/パスワードを含むデータ行を、求職者基本情報データベース306から検索する。
【0114】
サーバ12は、「認証処理」を完了すると、検索した求職者基本情報データに含まれる「言語」が示す言語、すなわちこの場合は日本語に対応する求人情報検索ページのデータを作成する。求人情報検索ページのデータには、全ての求人企業の全ての求人プロジェクトのうち、現在、プロジェクト管理データ602に含まれる応募期間情報が示す期間内であり、かつ日本語による応募を行っている求人プロジェクトに関する基本情報データ701が全て含まれている。
【0115】
求人情報検索ページのデータを作成するに当たり、サーバ12は、まず、求人データベース304に含まれる全ての企業別求人データベース401に含まれるプロジェクト別求人データベース502のうち、それに含まれるプロジェクト管理データ602内の応募期間情報が示す期間が現在の日時を含むものを抽出する。続いて、サーバ12は、抽出したプロジェクト別求人データベース502に含まれる全ての言語別求人データベース601のうち、日本語用のものを抽出する。サーバ12は、抽出した言語別求人データベース601のそれぞれに含まれる基本情報データ701の内容をリスト化し、そのリストを用いて求人情報検索ページのデータを作成する。サーバ12は、そのように作成した求人情報検索ページのデータを求職側端末14に送信する。
【0116】
求職側端末14は、求人情報検索ページのデータを受信すると、表示部に図31に示す画面を表示する。求職者が図31の画面において、「検索キーワード」欄に検索したい求人に関するキーワード、例えば「マネージャー」等を入力し「検索」ボタンをクリックすると、求職側端末14はそのキーワードを含むデータを求人情報検索ページのデータに含まれるリストから抽出し、抽出したデータの内容を図面下部の表に表示する。また、求職者が図31の画面において、「業種」欄および「職種」欄をクリックし、適当な業種名等を選択すると、求職側端末14は選択された業種名等のデータを含むデータを求人情報検索ページのデータに含まれるリストから抽出し、抽出したデータの内容を図面下部の表に表示する。
【0117】
求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対応したプロジェクト別求人データベース502aに含まれるプロジェクト管理データ602内の応募期間情報が示す期間中に、求職者が、例えば図31の「業種」欄において「飲食業」を、また「職種」欄において「経営管理」を選択すると、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対応したプロジェクト別求人データベース502a内の日本語用の言語別求人データベース601aに含まれる基本情報データ701の内容が、画面下部の表のいずれかの行に表示される。求職者がその行を選択し、「応募」ボタンをクリックすると、求職側端末14は個別質問ページのデータの送信要求を、サーバ12に送信する。その送信要求には、求職者により選択された基本情報データに対応する企業名および求人プロジェクト名、すなわち「A社」および「飲食店マネージャー」を示すデータが含まれている。
【0118】
サーバ12は、その送信要求に応じて、A社用の企業別求人データベース401a内の個別質問事項データベース501から、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」の日本語用の言語別求人データベース601a内の質問ID群703に含まれる質問IDにより特定される個別質問事項データを検索し、検索した個別質問事項データを用いて個別質問ページのデータを作成する。サーバ12はこの個別質問ページのデータを求職側端末14に送信する。その結果、求職側端末14の表示部には、図22に示した個別質問ページが表示される。求職者は、図22の各質問事項に対する回答を選択肢から選択した後、「次へ」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じ、求職側端末14は選択された選択肢を示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12はそのデータを受信すると、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」の日本語用の言語別求人データベース601aに含まれる応募データ群709(図9参照)に新たなデータ行を作成し、受信したデータを、先に求職者基本情報データベース306から検索したデータ行に含まれる求職者IDと共にそのデータ行の対応する項目にそれぞれ記憶する。
【0119】
続いて、サーバ12は心理テストページのデータを心理テストデータセット705から読み出し、読み出したデータを求職側端末14に送信する。その結果、求職側端末14の表示部には図23の画面が表示される。
【0120】
図23の画面において、求職者は各質問において示される性格等のタイプについて、自分の性格等に最も近いと思うものおよび最も遠いと思うものにチェックを付ける。求職者は、全ての質問に関しチェックを付けると、「次へ」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じ、求職側端末14は、チェックの内容を示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12は、そのデータを受信すると、受信したデータに基づき、図27に示した形式のインデックスリストを作成する。そのインデックスリストの作成の方法は、モデル社員のモデルデータにおける場合と同じであるので、その説明を省略する。サーバ12は作成したインデックスリストに含まれるインデックスを、応募データ群709の、先に追加したデータ行に心理テスト結果として記憶する。
【0121】
続いて、サーバ12は「今、あなたが応募を行った求人企業による、現在応募受付中の他の求人に対する応募を希望しますか?」という内容の質問を表示する質問ページのデータを求職側端末14に送信する。その結果、求職側端末14の表示部には上記の質問が表示される。その質問ページにおいて、求職者が「はい」という回答を選択すると、求職側端末14はその回答を示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12はそのデータを受信すると、A社用の企業別求人データベース401aに含まれる他のプロジェクト別求人データベース502のうち、それに含まれるプロジェクト管理データ602内の応募期間情報が示す期間が現在の日時を含むものを抽出し、さらに抽出したプロジェクト別求人データベース502に含まれる言語別求人データベース601から、日本語用のものを抽出する。サーバ12は、抽出した言語別求人データベース601に含まれる基本情報データ701をリスト化し、そのリストの内容を表示する表示ページのデータを作成し、作成したデータを求職側端末14に送信する。その結果、求職側端末14の表示部には図31の画面と類似した画面が表示される。ただし、この場合、表にはA社の求人プロジェクトに関する基本情報のみが表示される。
【0122】
その表示ページにおいて、求職者は他の求人プロジェクト、例えば求人プロジェクト「本社企画担当スタッフ」に対する応募を行うことができる。その応募の作業は、上記の求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に関する作業と同様であるので、その説明を省略する。求職者により求人プロジェクト「本社企画担当スタッフ」に対し応募がされた場合、サーバ12は既に応募がされている求人プロジェクト「飲食店マネージャー」の日本語用の言語別求人データベース601に含まれる応募データ群709において、この求職者に対応する求職者データの「他の求人プロジェクト」の項目に、新たに応募がされた求人プロジェクトの求人プロジェクト名「本社企画担当スタッフ」を記憶する。同様に、サーバ12は、新たに応募がされた求人プロジェクト「本社企画担当スタッフ」の日本語用の言語別求人データベース601に含まれる応募データ群709において、この求職者に対応する求職者データの「他の求人プロジェクト」の項目に、既に応募がなされている求人プロジェクトの求人プロジェクト名「飲食店マネージャー」を記憶する。
【0123】
なお、上記のように同じ求職者により同じ求人企業の複数の求人プロジェクトに対し応募が行われる場合、サーバ12は個別質問ページのデータの作成の際に、既に応募がされている求人プロジェクトと新たに応募を受け付ける求人プロジェクトのそれぞれの質問ID群703に含まれる質問IDを比較し、重複している質問IDが示す個別質問事項データを個別質問ページのデータに含めないようにしてもよい。そうすれば、求職者は同じ個別質問事項に対し複数回、回答する必要がなくなる。その場合、サーバ12は既に応募がされている求人プロジェクトの応募データ群709から、新たに応募を受け付けた求人プロジェクトの応募データ群709に、重複している質問IDに対応する回答のデータをコピーする。同様に、サーバ12は心理テストページのデータの作成の際に、既に応募がされている求人プロジェクトと新たに応募を受け付ける求人プロジェクトのそれぞれの心理テストデータセット705に含まれるデータを比較し、それらが同じであれば、心理テストページの求職側端末14に対する送信をスキップするようにしてもよい。そうすれば、求職者は同じ心理テストページに対し繰り返し回答する必要がなくなる。その場合、サーバ12は既に応募がされている求人プロジェクトの応募データ群709から、新たに応募を受け付けた求人プロジェクトの応募データ群709に、心理テスト結果をコピーする。
【0124】
サーバ12は、上記のようにして応募データ群709に新たな応募データを追加すると、プロジェクト管理データ602内の課金情報に含まれる応募データ総数に1を加え、更新する。また、サーバ12は応募データ群709に新たな応募データを追加すると、その応募データの内容に基づいて、応募者データベース503(図11参照)の内容を更新する。まず、サーバ12は追加された応募データの求職者IDを含むデータ行を、応募者データベース503から検索する。その検索が失敗した場合、サーバ12は応募者データベース503に新たなデータ行を追加し、追加したデータ行の対応する項目に、追加された応募データの内容をそれぞれ記憶する。また、サーバ12は、追加された応募データを含む言語別求人データベースに対応する言語を示すデータを、応募者データベース503の追加したデータ行の「言語」に、同じ言語別求人データベースに含まれる質問ID群703の内容を、応募者データベース503の追加したデータ行の「質問ID1」〜「質問ID20」に、同じ言語別求人データベースに含まれる心理テストデータセット705の名称、例えば「DISC−日本語」を「心理テスト名」に、それぞれ記憶する。一方、サーバ12は、追加された応募データの求職者IDを含むデータ行が応募者データベース503から検索された場合、検索されたデータ行に、追加された応募データの内容および「言語」等のデータを記憶する。
【0125】
求職者は、A社の求人プロジェクトに関しさらに応募を希望するものがない場合、上述した「今、あなたが応募を行った求人企業による、現在応募受付中の他の求人に対する応募を希望しますか?」という質問ページにおいて、「いいえ」という回答を選択する。その選択の操作に応じて、求職側端末14はその回答を示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12はそのデータを受信すると、さらに「今、あなたが応募を行った求人に関し、万一あなたが不採用であった場合、同じ求人企業による今後の求人に対する応募を希望しますか?」という内容の質問を表示する質問ページのデータを求職側端末14に送信する。その結果、求職側端末14の表示部には上記の質問が表示される。
【0126】
その質問ページにおいて、求職者が「はい」もしくは「いいえ」のいずれかの回答を選択すると、求職側端末14はその回答を示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12は「はい」を示すデータを受信すると、応募者データベース503から先に検索されたデータ行、もしくはその検索に失敗した際に追加したデータ行の「求人情報通知」に「はい」を記憶する。その後、サーバ12は、求職者の応募に関する一連の処理を終了する。一方、サーバ12は「いいえ」を示すデータを受信すると、応募者データベース503の「求人情報通知」の項目を変更することなく、求職者の応募に関する一連の処理を終了する。
【0127】
上記のように応募者データベース503に登録された「求人情報通知」は、次のように利用される。まず、サーバ12は、常時、求人データベース304内の全ての応募期間情報を監視している。サーバ12はこの監視により、ある求人企業のある求人プロジェクトの応募期間が始まったことを検知すると、上述したような求職者による応募を受け付ける一方で、応募が開始された求人プロジェクトに対応するプロジェクト別求人データベース502を含む企業別求人データベース401内の応募者データベース503から、「求人情報通知」が「はい」である応募者データを抽出する。続いて、サーバ12は、抽出した応募者データに含まれる求職者IDを含む求職者基本情報データを、求職者基本情報データベース306から抽出する。サーバ12は、そのようにして抽出した求職者基本情報データに含まれるE−mailアドレスに対し、新たに応募の受付が始まった求人プロジェクトのプロジェクト別求人データベース502に含まれる基本情報データ701の内容を送信する。求職者はその情報を受け取り、その求人プロジェクトに応募したいと考える場合、上述した応募の作業を行う。
【0128】
[1.4.4.サーバによる求職者のスクリーニングおよびスコアリング]
複数の求職者により、上述したように求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対する応募が行われた後、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対応したプロジェクト別求人データベース502aに含まれるプロジェクト管理データ602内の応募期間情報が示す期間が終了すると、サーバ12は求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対応したプロジェクト別求人データベース502aに含まれる言語別求人データベース601のそれぞれに含まれる応募データ群709に含まれる各応募データおよびそれらの応募データと求職者IDにより対応付けられた求職者基本情報データに関し、スクリーニングおよびスコアリングの処理を行う。以下、そのスクリーニングおよびスコアリングの処理を説明する。
【0129】
サーバ12は、例えば日本語用の言語別求人データベース601a内の応募データ群709に関し、求職者基本情報データベース306から、その応募データ群709に含まれる応募データのそれぞれの「求職者ID」の内容により特定される求職者基本情報データを検索する。以下、このように「求職者ID」により対応付けられた応募データと求職者基本情報データの組を、「応募求職者データ」と呼ぶ。サーバ12は、上記の検索により得られた応募求職者データをRAMに一時的に記憶する。
【0130】
続いて、サーバ12は、日本語用の言語別求人データベース601a内のスクリーニング条件データ702を読み出し、RAMに記憶した応募求職者データのそれぞれに関し、応募求職者データの内容がスクリーニング条件データ702により示される条件を満たしているか否かを判定する。サーバ12は、スクリーニング条件データ702により示される条件を満たさない応募求職者データを、RAMから削除する。以上がサーバ12によるスクリーニングの処理である。
【0131】
続いて、サーバ12は、スクリーニングの後、RAMに記憶されている応募求職者データのそれぞれについて、以下の式(1)〜(3)を用いてスコアSを算出する。
【0132】
【数1】
Figure 2004355502
【0133】
ただし、式(1)〜(3)内の各記号は以下のとおりとする。
〜w20:個別質問事項ウェイト群704に含まれる各個別質問事項ウェイトの値(ただし、添字は個別質問事項の質問番号を示す。)
およびW:個別質問/心理テスト間ウェイト706の値(ただし、添字iは個別質問を、添字dは心理テストを示す。)
〜I20:ベンチマークデータ708の個別質問ページに関するサマリデータ、すなわち平均ポイントの値(ただし、添字は個別質問事項の質問番号を示す。)
〜i20:応募求職者データの個別質問ページに関するデータ、すなわち各個別質問事項に対するポイントの値(ただし、添字は個別質問事項の質問番号を示す。)
〜D:ベンチマークデータ708の心理テストページに関するインデックスの値(ただし、添字の1〜4はそれぞれ、心理テストにおける分類「D」、「I」、「S」、「C」を示す。)
〜d:応募求職者データの心理テストページに関するインデックスの値(ただし、添字の1〜4はそれぞれ、心理テストにおける分類「D」、「I」、「S」、「C」を示す。)
【0134】
式(1)は、個別質問における各個別質問事項に関し、ベンチマークデータ708の平均ポイントと、応募求職者データのポイントとの差の絶対値に対し、個別質問事項ウェイトを乗じた値を算出し、さらにそれらを合計した値をXとして算出することを示している。式(2)は、心理テストに関する各インデックスに関し、ベンチマークデータ708のインデックスと、応募求職者データのインデックスの差の絶対値を算出し、さらにそれらを合計した値をYとして算出することを示している。式(3)は、上記のように算出したXおよびYに対し、個別質問/心理テスト間ウェイト706に含まれる個別質問のウェイトおよび心理テストのウェイトをそれぞれ乗じ、その結果を合計した値をスコアSとして算出することを示している。
【0135】
スコアSは、求職者による個別質問に対する回答および心理テストに対する回答が、モデル社員による回答のサマリに類似しているほど0に近づき、類似していないほど大きな値となる。また、個々の個別質問事項に対して設定されたウェイトの大小により、より重要な個別質問事項の結果が大きな数値としてスコアSに反映される。さらに、個別質問/心理テスト間に設定されたウェイトに応じ、個別質問および心理テストのうちより重要なものの結果が、大きな数値としてスコアSに反映される。
【0136】
なお、式(1)〜(3)はスコアSを算出する算出式の一例であって、人材配置支援システム1において、他の様々な算出式を採用可能であることは言うまでもない。また、スコアSに代わる指標として、例えばスコアSに基づくA〜F等の分類を用いてもよい。
【0137】
サーバ12は、上記のように算出したスコアSを、応募データ群709(図9参照)の該当する応募データの「スコア」の項目に記憶する。サーバ12は、RAMに記憶されている応募求職者データの全てに関しスコアSの算出を行い、算出したスコアSを応募データ群709に記憶する。以上がサーバ12によるスコアリングの処理である。
【0138】
人事担当者は、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」の応募期間が終了すると、その求人プロジェクトに対する応募の結果を確認することができる。その場合、人事担当者は求人側端末13の表示部に図18の画面を表示させ、求人プロジェクト名に「飲食店マネージャー」と入力し、「結果表示」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13は結果表示ページのデータの送信要求をサーバ12に送信する。その送信要求には、求人プロジェクト名「飲食店マネージャー」を示すデータが含まれている。サーバ12は、その送信要求を受信すると、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対応したプロジェクト別求人データベース502a内の全ての言語別求人データベース601に関し、言語別求人データベース601に含まれる応募データ群709および求職者基本情報データベース306から、「スコア」の項目にデータが記憶されている応募求職者データ、すなわちスクリーニングにより残った応募求職者データを抽出する。続いて、サーバ12は抽出した応募求職者データをスコア順に並び替えて、並び替えた応募求職者データを結果データとしてRAMに一時的に記憶する。
【0139】
続いてサーバ12は、結果データを用いて、結果表示ページのデータを作成する。その際、サーバ12は応募求職者データに含まれるデータのうち、A社が求職者と直接連絡を取ることを可能とするE−mailアドレス等のデータに関しては、結果表示ページのデータに含めないようにする。これは、求人企業の人事担当者がサーバ12のサービスを介すことなく求職者と連絡を取ることを防ぐためである。サーバ12は、そのように作成したデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、図32に例示する画面が表示される。
【0140】
結果表示ページには、応募の際に使用された言語の別にかかわらず、スクリーニングされた求職者に関する情報がスコア順に表示される。従って、結果表示ページによって人事担当者は、それぞれの求職者の能力等がモデル社員の能力等とどの程度類似した人材であるかを容易に知るすることができる。また、結果表示ページによって人事担当者は、求職者が応募しているA社の他の求人プロジェクトを知ることができる。従って、人事担当者は同じ求職者に関し、複数の求人プロジェクトのそれぞれにおけるスコアを比較することにより、その求職者に最適と思われる業務を容易に判断することができる。なお、図32の画面において、「他の求人プロジェクト」の項目に表示される求人プロジェクトにおける各求職者のスコアを表示させるようにしてもよい。
【0141】
また、図32の画面において、人事担当者は、「キーワード」欄にキーワードを入力して「検索」ボタンをクリックすることにより、特定のキーワードを含む応募求職者データを検索することができる。なお、図32の画面において、表に含まれる情報に関し、条件検索や並び替えを行うことができるようにしてもよい。
【0142】
人事担当者は、図32の画面において、直接面接等を行いたいと考える求職者の行の「選択」欄にチェックを付け、「メール送信」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13はチェックの付けられた情報に対応する求職者IDをサーバ12に送信する。サーバ12は求職者IDを受信すると、応募データ群709および求職者基本情報データベース306から、受信した求職者IDを含む応募求職者データを抽出し、抽出した応募求職者データに含まれるE−mailアドレスに対し、例えば「あなたは、A社の飲食店マネージャーの求人に関する第1次選考に合格致しました。面接を行いたいので、弊社までご都合のよい時間帯をお知らせ下さい。」等の情報を送信する。サーバ12は、チェックの付けられた求職者IDの数を選択求職者数としてプロジェクト管理データ602の課金情報に記憶する。
【0143】
続いて、サーバ12は応募データ群709および求職者基本情報データベース306から、受信した求職者IDを含まない応募求職者データを抽出し、抽出した応募求職者データに含まれるE−mailアドレスに対し、例えば「残念ながら、A社の飲食店マネージャーの求人に関するあなたの採用を見送らせて頂くことになりました。」等の情報を送信する。
【0144】
人事担当者は、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に関する人材配置支援システム1を用いた上記一連の求人作業を終えると、求人側端末13の表示部に図18の画面を表示させ、求人プロジェクト名に「飲食店マネージャー」と入力し、「求人プロジェクトの削除」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13はサーバ12に対し、求人プロジェクト別データの削除要求を送信する。その削除要求には、求人プロジェクト名「飲食店マネージャー」を示すデータが含まれている。サーバ12は、その削除要求を受信すると、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に対応したプロジェクト別求人データベース502aの削除に先だち、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に関する課金処理を行う。
【0145】
既述のとおり、プロジェクト管理データ602の課金情報には、求人プロジェクト「飲食店マネージャー」に関し求人側端末13および求職側端末14とサーバ12の間で送受信されたデータ総量、現時点におけるプロジェクト別求人データベース502aのデータ総量、モデルデータの総数、応募データの総数、人事担当者により採用候補者として選択された求職者の数等が記憶されている。サーバ12は、企業データベース302からA社の企業データを読み出し、読み出した企業データの課金種別に関するデータに従い、課金情報の内容を用いて料金を算出する。
【0146】
例えば、人事担当者が図16の画面において、「応募者の数に応じて課金」といった課金種別を選択していた場合、サーバ12は課金情報に含まれる応募データ総数を用いて、料金の算出を行う。料金の算定式としては、課金情報に記憶されたデータを組み合わせて用いる、あらゆるものが利用可能である。また、課金情報に含めるデータの種類は、送受信されたデータ総量、現時点におけるデータ総量、選択求職者数、モデルデータ総数、応募データ総数および選択求職者数に限られず、アクセス時間等、他の様々な統計的数値が利用可能である。そのように求められた料金は、A社の企業データに記憶されている銀行口座に関するデータ等に従い、A社の銀行口座から引き落とされ、X社の銀行口座に振り込まれる。
【0147】
なお、図16の画面において、人事担当者は求人プロジェクト単位の課金種別を選択できるようにしてもよい。例えば一定期間の人材配置支援システム1の利用に対し定額の課金を行う方法や、人材配置支援システム1を利用する人事担当者の数、すなわちA社の人事担当者により登録された人事担当者ユーザ名/パスワードの総数に応じた課金を行う方法を選択できるようにすることが考えられる。その場合、プロジェクト管理データ602の課金情報はサーバ12により利用されず、代わりに、例えば人事担当者データベース303に含まれるデータ等が使用される。
【0148】
[1.4.5.その他の動作]
ところで、レベルが「1」である人事担当者は、いつでもA社の人材配置支援システム1の利用に対する課金情報を照会することができる。人事担当者は、課金情報を照会したい場合、図15の画面において「課金情報照会」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末13は、サーバ12に課金情報照会ページのデータの送信要求を送信する。サーバ12は、送信要求を受信すると、課金情報照会ページのデータの送信に先立ち、その送信要求の送信者が人事担当者データベース303に登録され、さらにレベル「1」の人事担当者であることを確認するための「認証処理」を行う。すなわち、サーバ12は人事担当者に人事担当者ユーザ名/パスワードの入力を求め、入力された人事担当者ユーザ名/パスワードを含むデータ行を人事担当者データベース303から検索する。さらに、サーバ12は検索したデータ行の「レベル」が「1」であることを確認する。
【0149】
この「認証処理」を完了すると、サーバ12は課金情報照会ページのデータを求人側端末13に送信し、求人側端末13の表示部には図33に示す画面が表示される。図33の画面に対し、人事担当者が求人プロジェクト名を入力し、「表示」ボタンをクリックすると、入力されたデータが求人側端末13からサーバ12に送信される。サーバ12はそれらのデータを受信すると、受信したデータに含まれる求人プロジェクト名により特定されるプロジェクト別求人データベース502内の課金情報に基づき、その求人プロジェクトにより現時点までに発生している課金額を算出し、算出した課金額を示すデータを求人側端末13に送信する。その結果、人事担当者は各求人プロジェクトに対し発生している費用を知ることができる。
【0150】
同様に、人事担当者は図33の画面において、期間および人事担当者ユーザ名を入力し、「表示」ボタンをクリックすることにより、指定した期間において、特定の人事担当者により登録された求人プロジェクトに関し発生している費用を知ることができる。その場合、サーバ12は入力された人事担当者ユーザ名を含む人事担当者データを人事担当者データベース303から検索し、検索した人事担当者データに含まれる人事担当者IDを含むプロジェクト管理データ602の課金情報を用いて、課金額を算出する。なお、図33の画面において、人事担当者は例えば「部署」等の条件を入力し、部署別の課金額を知ることができるようにしてもよい。その場合、図18において人事担当者は「部署」等の属性データを入力し、サーバ12はそれらの属性データをプロジェクト管理データ602に記憶しておき、上述した人事担当者IDの代わりに、それらの属性データに基づいて課金額を算出すべき求人プロジェクトを特定するようにすればよい。
【0151】
また、人事担当者は、いつでも現時点までにA社の求人プロジェクトに対し応募を行った求職者に関するデータを利用することができる。人事担当者は、過去の応募者のデータを利用したい場合には、図15の画面において、「応募者データ検索」ボタンをクリックする。このクリック操作に応じて、求人側端末13は応募者データ検索ページのデータの送信要求をサーバ12に送信する。サーバ12は、送信要求を受信すると、人事担当者ユーザ名/パスワードによる「認証処理」を行った後、応募者データ検索ページのデータを求人側端末13に送信する。その結果、求人側端末13の表示部には、「最終学歴」、「資格」等の検索条件を指定するための画面が表示される。人事担当者は、その画面に対し、検索したい応募者の条件を入力し、「表示」ボタン等をクリックする。そのクリック操作に応じて、求人側端末は人事担当者により入力された検索条件を示すデータをサーバ12に送信する。サーバ12は、検索条件を示すデータを受信すると、その検索条件を満たす応募者データを、応募者データベース503から検索し、検索された応募者データの内容を求人側端末13に送信する。その結果、人事担当者は、過去の応募者に関するデータを新たな求人活動に活用することができる。
【0152】
なお、人事担当者はいつでも、自分のパスワードを変更することができる。人事担当者は、パスワードを変更したい場合、図15の画面において、「人事担当者パスワード変更」ボタンをクリックする。そのクリック操作に応じて、サーバ12により人事担当者ユーザ名/パスワードによる「認証処理」が行われた後、新たなパスワードの入力ページが求人側端末13の表示部に表示される。人事担当者は、その入力ページに対して新しいパスワードを入力し、「送信」ボタンをクリックする。入力されたパスワードは求人側端末13からサーバ12に送信され、そのパスワードにより人事担当者データベースの該当するデータ行の「人事担当者パスワード」が更新される。同様に、求職者はいつでも、図15の画面の「求職者パスワード変更」ボタンをクリックして、自分のパスワードを変更することができる。
【0153】
[2.変形例]
上述した実施形態は本発明の実施形態の例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の主旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。
【0154】
[2.1.第1変形例]
第1変形例においては、サーバ12は求人企業により直接管理される。すなわち、X社はサーバ12を管理する代わりに、サーバ12を装置としてA社に販売するか、もしくはWebサーバソフトを記録媒体もしくは通信回線等を介してA社に販売する。A社により管理されるサーバ12は、求人データベース304の中にA社用の企業別求人データベース401のみを記憶しており、企業データベース302は不要のため、記憶していない。また課金処理は不要のため、サーバ12は課金情報を記憶していない。他の構成および動作は、上記実施形態において示したものと同様である。なお、第1変形例においては、サーバ12が求人側端末13の機能を兼ねてもよい。
【0155】
第1変形例によれば、A社の求人に対する求職者の応募に関する情報が、A社の内部において全て管理されるため、上記実施形態と比較して情報漏洩の危険性がさらに低くなり、好ましい。
【0156】
[2.2.第2変形例]
第2変形例においては、A社の求人プロジェクトは、社外の求職者に対してではなく、A社の一般社員による応募を受け付ける。人事担当者は、A社内の各部署の業務に関し、それぞれプロジェクト別求人データベース502の作成を行う。
【0157】
一般社員は、配属を希望する部署の求人プロジェクトに対し、上記実施形態における求職者と同様の応募を行う。その結果、サーバ12にはA社の一般社員による応募データおよび求職者基本情報データが記憶され、記憶されたそれらのデータにより、上記実施形態と同様にA社の一般社員の能力や行動様式等を反映したスコアが算出される。
【0158】
人事担当者は、スコアを付された一般社員の情報を用いて、一般社員のそれぞれに関し、能力や行動様式等に応じた配属先への配置変更を行うことができる。従って、第2変形例によれば、人事担当者は、社内における人材配置を容易に改善することができる。なお、社外からの求職者による応募と社員からの応募とを同時に受け付けるようにしてもよい。その場合、例えば社外からの応募と社内からの応募を異なって表示させるようにしてもよい。
【0159】
[2.3.第3変形例]
第3変形例においては、サーバ12は、求人企業の人事担当者に対してのみならず、求職者に対してもスコアを通知する。求職者は、同じ求人企業の複数の求人プロジェクトに対し、仮の応募を行った後、サーバ12から各求人プロジェクトに関する自分のスコアの通知を受ける。求職者は通知されたスコアを比較し、例えば最も良いスコアの求人プロジェクトに対する正式な応募を行う。
【0160】
第3変形例によれば、求職者は、複数の求人プロジェクトにおける自分の適性の程度をスコアにより容易に判断することができる。
【0161】
[2.4.第4変形例]
第4変形例においては、求人企業であるA社による人材配置支援システム1の利用の開始に先立ち、A社とサーバ12の管理事業者であるX社との間において、人材配置支援システム1の利用に対する課金等の条件を定めた利用契約が結ばれる。X社は、利用契約に基づき、サーバ12に格納される企業データベース302に対し、A社に関するデータの登録を行う。
【0162】
A社の人事担当者は、人材配置支援システム1を最初に利用する際、図16に示した求人企業登録ページの代わりに、求人企業登録ページに類似した新規人事担当者登録ページを求人側端末13の表示部に表示させる。新規人事担当者登録ページには、「ユーザ名」、「パスワード」、「企業名」、「人事担当者名」および「E−mail」等の入力欄が含まれているが、料金支払に用いる銀行名等の情報、料金算出のための課金種別に関する情報等を入力するための欄は含まれていない。
【0163】
人事担当者は、新規人事担当者登録ページに対し、任意のユーザ名/パスワードの他、A社の社名、人事担当者の氏名等の情報を入力し、入力した情報を求人側端末13からサーバ12に登録要求として送信する。サーバ12はその登録要求を受信すると、登録要求に含まれるユーザ名/パスワードが、人事担当者データベース303に既に含まれる人事担当者ユーザ名/パスワードと重複していないことを確認した後、X社の社員の所定のE−mailアドレスに対しE−mailを送信する等により、その登録要求を通知する。
【0164】
X社の社員は、登録要求の通知を受け取ると、登録要求に含まれる企業名や人事担当者名等から、この人事担当者が先にX社が利用契約を結んだA社の人事担当者であることを確認する。その後、X社の社員はE−mail等にてサーバ12に対し、この登録要求の内容を人事担当者データベース303に登録してよいことを示す許可通知を送信する。サーバ12は、その許可通知を受信すると、人事担当者データベース303に新たなデータ行を作成し、そのデータ行の対応する項目に、登録要求に含まれる情報を格納する。その際、「レベル」には「1」が格納される。その後の人材配置支援システム1の動作は、上述した実施形態と同様である。
【0165】
第4変形例によれば、求人企業による人材配置支援システム1の利用に関し、求人企業は人材配置支援システム1の管理事業者と直接、利用契約を結ぶため、求人企業および管理事業者は、求人企業の様々な利用形態に応じて、課金等の条件を柔軟に決定することができる。
【0166】
[2.5.その他の変形例]
上記の変形例の他、本発明の実施形態には、例えば以下のような変形を加えてもよい。
【0167】
本発明の人材配置支援システムにおいては、サーバおよび端末を相互に接続する通信網はインターネットに限られない。例えば社内におけるイントラネット等のLANやWANであってよい。また、通信網に無線通信網が含まれていてもよい。
【0168】
本発明の人材配置支援システムにおいては、サーバが管理する企業別求人データベースは、求人企業ごとに個別に管理される必要はない。例えば複数の関連企業間でそれぞれの企業別求人データベースを共有していてもよい。その場合、関連企業内において、ある企業において不採用となった求職者の情報が、他の企業の人事担当者に自動的に通知されるようにしてもよい。
【0169】
本発明の人材配置支援システムにおいては、サーバのWebページは他のWebページにリンクされていてもよい。例えば、求人企業のWebページ内に、本発明の求人プロジェクトのWebページを埋め込んで表示させることにより、求職者にとっては求人プロジェクトのWebページが求人企業のサイト内のWebページとして感じられるため、複数のサイト間を移動する際の煩わしさが軽減される。また、他の求人サイトのWebページ内に、本発明の求人プロジェクトのWebページをリンクさせてもよい。そうすることにより、求人企業にとって、複数の求人サイトに対し同様の内容の求人情報を登録する煩わしさが軽減される。
【0170】
本発明の人材配置支援システムにおいては、上記実施形態において示した言語によるスクリーニング条件やウェイト等の変更のみならず、他の条件によりそれらの変更を行ってもよい。例えば、求職者の年齢によって、スクリーニング条件やウェイト等の変更を行えば、若年の求職者に関しては経験よりも行動様式等の傾向をより重視し、年輩の求職者に関しては行動様式等の傾向よりも経験を重視する、といったスクリーニングおよびスコアリングが可能となる。
【0171】
本発明の人材配置支援システムにおいては、スクリーニングおよびスコアリングのタイミングは、求人の応募期間の終了後に限られない。例えば、サーバは求職者による応募データの登録が完了する毎にスクリーニングおよびスコアリングを行い、その結果、所定の基準を満たすスコアが算出された場合には、E−mail等により即時にその求職者に関する情報を人事担当者に通知するようにしてもよい。
【0172】
本発明の人材配置支援システムにおいては、求人プロジェクトの応募期間が終了した後も、その求人プロジェクトに関するデータを削除せずに、他の求人プロジェクトに利用可能としてもよい。その場合、人事担当者は過去の求人プロジェクトに対し応募のあった求職者の応募求職者データから、応募者データベースと比較して、より詳細な求職者の情報を得ることができる。
【0173】
【発明の効果】
以上示したように、本発明にかかる人材配置支援システム、人材配置支援方法、サーバ装置およびプログラムによれば、所定の質問事項に対するモデル社員による回答結果と、求職者もしくは一般社員による回答結果との類似の程度がスコアとして得られるため、人事担当者、求職者もしくは一般社員は、モデル社員と求職者もしくは一般社員との間の能力、行動様式等の類似の程度を容易に判断することが出来る。従って、人事担当者は、多くの求職者の中から特定の業務に適する求職者を容易に選考することができる。また、人事担当者は、一般社員の社内における配置を容易に改善することができる。また、求職者もしくは一般社員は、自分に適する業務を容易に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の人材配置支援システムの全体構成および動作概要を示す図である。
【図2】本実施形態のサーバ、求人側端末もしくは求職側端末として機能するコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態のサーバのHDに格納される各種データを示す図である。
【図4】本実施形態の企業データベースの内容の一部を例示した図である。
【図5】本実施形態の人事担当者データベースの内容の一部を例示した図である。
【図6】本実施形態の求人データベースの構成を示した図である。
【図7】本実施形態の個別質問事項データベースの内容の一部を例示した図である。
【図8】本実施形態のモデルデータ群の内容の一部を例示した図である。
【図9】本実施形態の応募データ群の内容の一部を例示した図である。
【図10】本実施形態のプロジェクト管理データの内容の一部を例示した図である。
【図11】本実施形態の応募者データベースの内容の一部を例示した図である。
【図12】本実施形態のテンプレートデータベースの内容の一部を例示した図である。
【図13】本実施形態の求職者基本情報データベースの内容の一部を例示した図である。
【図14】本実施形態のモデル社員データベースの内容の一部を例示した図である。
【図15】本実施形態のメインメニューページの画面を示した図である。
【図16】本実施形態の求人企業登録ページの画面を示した図である。
【図17】本実施形態の人事担当者登録ページの画面を示した図である。
【図18】本実施形態の求人プロジェクトページの画面を示した図である。
【図19】本実施形態のモデル社員登録ページの画面を示した図である。
【図20】本実施形態の個別質問事項の設定ページの画面を示した図である。
【図21】本実施形態の基本情報入力ページの画面を示した図である。
【図22】本実施形態の個別質問ページの画面を示した図である。
【図23】本実施形態の心理テストページの画面を示した図である。
【図24】本実施形態の回答/分類対応表の内容の一部を例示した図である。
【図25】本実施形態の心理テストに対する回答結果をインデックスに変換する様子を示した図である。
【図26】本実施形態のカウント/インデックス対応表の内容を示した図である。
【図27】本実施形態のインデックスリストを例示した図である。
【図28】本実施形態のサマリデータの内容の一部を例示した図である。
【図29】本実施形態のサマリデータの内容の一部を例示した図である。
【図30】本実施形態のサマリデータの内容の一部を例示した図である。
【図31】本実施形態の求人情報検索ページの画面を示した図である。
【図32】本実施形態の結果表示ページの画面を示した図である。
【図33】本実施形態の課金情報照会ページの画面を示した図である。
【符号の説明】
1…人材配置支援システム、11…インターネット、12…サーバ、13…求人側端末、14…求職側端末、301…Webページデータ、302…企業データベース、303…人事担当者データベース、304…求人データベース、305…テンプレートデータベース、306…求職者基本情報データベース、307…心理テストデータパッケージ群、308…モデル社員データベース、401…企業別求人データベース、501…個別質問事項データベース、502…プロジェクト別求人データベース、503…応募者データベース、601…言語別求人データベース、602…プロジェクト管理データ、701…基本情報データ、702…スクリーニング条件データ、703…質問ID群、704…個別質問事項ウェイト群、705…心理テストデータセット、706…個別質問/心理テスト間ウェイト、707…モデルデータ群、708…ベンチマークデータ、709…応募データ群。

Claims (9)

  1. 複数の端末装置とサーバ装置を具備し、
    前記端末装置は、
    通信網を介して、1または複数の質問事項を指定する質問指定データを前記サーバ装置に送信する第1送信手段と、
    前記通信網を介して、前記サーバ装置から前記質問指定データにより指定される質問事項の内容を示す質問データを受信する第1受信手段と、
    前記質問データにより示される質問事項に対する回答を示す回答データを取得する第1取得手段と、
    前記回答データが基準用の回答データであるか否かを示す属性データを取得する第2取得手段と、
    前記通信網を介して、前記回答データおよび前記属性データを前記サーバ装置に送信する第2送信手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記通信網を介して、前記複数の端末装置の各々から前記質問指定データを受信する第2受信手段と、
    前記通信網を介して、当該端末装置に前記質問データを送信する第3送信手段と、
    前記通信網を介して、当該端末装置から前記回答データおよび前記属性データを受信する第3受信手段と、
    前記第3受信手段により受信された属性データが、前記第3受信手段により受信された回答データが基準用の回答データであることを示す属性データであった場合、当該回答データを用いてベンチマークデータを作成する第1作成手段と、
    前記第3受信手段により受信された属性データが、前記第3受信手段により受信された回答データが基準用の回答データでないことを示す属性データであった場合、当該回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す指標を作成する第2作成手段と、
    前記通信網を介して、前記複数の端末装置の少なくとも1の端末装置に前記指標を送信する第4送信手段とを備える
    ことを特徴とする人材配置支援システム。
  2. 複数の端末装置の各々が、通信網を介して、1または複数の質問事項を指定する質問指定データをサーバ装置に送信する過程と、
    前記サーバ装置が、前記通信網を介して、前記質問指定データにより指定される質問事項の内容を示す質問データを、当該端末装置に送信する過程と、
    当該端末装置が、前記質問データにより示される質問事項に対する回答を示す回答データと、当該回答データが基準用の回答データであるか否かを示す属性データを取得する過程と、
    当該端末装置が、前記通信網を介して、前記回答データと前記属性データを前記サーバ装置に送信する過程と、
    前記サーバ装置が、回答データおよび当該回答データが基準用の回答データであることを示す属性データを受信した場合、当該回答データを用いてベンチマークデータを作成する過程と、
    前記サーバ装置が、回答データおよび当該回答データが基準用の回答データでないことを示す属性データを受信した場合、当該回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す指標を作成する過程と、
    前記サーバ装置が、前記通信網を介して、前記指標を前記複数の端末装置のいずれか1の端末装置に送信する過程と
    を備えることを特徴とする人材配置支援方法。
  3. 通信網を介して、複数の端末装置の各々から1または複数の質問事項を指定する質問指定データを受信する第1受信手段と、
    前記通信網を介して、当該端末装置に前記質問指定データにより指定される質問事項の内容を示す質問データを送信する第1送信手段と、
    前記通信網を介して、当該端末装置から前記質問データにより示される質問事項に対する回答を示す回答データおよび当該回答データが基準用の回答データであるか否かを示す属性データを受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段により受信された属性データが、前記第2受信手段により受信された回答データが基準用の回答データであることを示す属性データであった場合、当該回答データを用いてベンチマークデータを作成する第1作成手段と、
    前記第2受信手段により受信された属性データが、前記第2受信手段により受信された回答データが基準用の回答データでないことを示す属性データであった場合、当該回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す指標を作成する第2作成手段と、
    前記通信網を介して、前記複数の端末装置の少なくとも1の端末装置に前記指標を送信する第2送信手段と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  4. 1または複数の回答データから特定の回答データを抽出するための条件を示す条件データを記憶する記憶手段と、
    前記第2受信手段により受信された回答データから、前記条件データが示す条件を満たすものを抽出する抽出手段を備え、
    前記第2送信手段は、前記抽出手段により抽出された回答データに関する前記指標を送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 前記複数の端末装置のいずれか1の端末装置から、前記通信網を介して、複数の条件のうちの1または複数の条件を指定する条件指定データを受信する第3受信手段を備え、
    前記記憶手段は、複数の条件データを記憶し、
    前記抽出手段は、前記複数の条件データのうち前記条件指定データにより指定された条件データを用いて抽出を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載のサーバ装置。
  6. 前記質問事項の各々に対応する数値であるウェイトを示すウェイトデータを記憶する第1記憶手段を備え、
    前記第2作成手段は、前記質問事項の各々に関し、前記回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す数値に対し前記ウェイトデータにより示される前記質問事項の各々に対応するウェイトを乗じた数値を算出し、前記質問事項の全てに関する前記数値を合計することにより、前記指標を作成する
    ことを特徴とする請求項3に記載のサーバ装置。
  7. 前記複数の端末装置のいずれか1の端末装置から、前記通信網を介して、複数のウェイトデータのうちの1のウェイトデータを指定するウェイト指定データを受信する第3受信手段を備え、
    前記第1記憶手段は、複数のウェイトデータを記憶し、
    前記第2作成手段は、前記複数のウェイトデータのうち前記ウェイト指定データにより指定されたウェイトデータにより示されるウェイトを用いて前記指標の作成を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載のサーバ装置。
  8. 回答データの内容に関する条件を示す条件データを記憶する第2記憶手段と、
    前記第2受信手段により受信された回答データの各々が、前記条件データにより示される条件を満たすか否かを判定する判定手段を備え、
    前記第1記憶手段は、複数のウェイトデータを記憶し、
    前記第2作成手段は、当該回答データの各々に関し、前記判定手段による判定の結果に応じて、前記複数のウェイトデータのうち1のウェイトデータにより示されるウェイトを用いて前記指標の作成を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載のサーバ装置。
  9. 通信網を介して、複数の端末装置の各々から1または複数の質問事項を指定する質問指定データを受信する第1受信処理と、
    前記通信網を介して、当該端末装置に前記質問指定データにより指定される質問事項の内容を示す質問データを送信する第1送信処理と、
    前記通信網を介して、当該端末装置から前記質問データにより示される質問事項に対する回答を示す回答データおよび当該回答データが基準用の回答データであるか否かを示す属性データを受信する第2受信処理と、
    前記第2受信処理において受信された属性データが、前記第2受信処理において受信された回答データが基準用の回答データであることを示す属性データであった場合、当該回答データを用いてベンチマークデータを作成する第1作成処理と、
    前記第2受信処理において受信された属性データが、前記第2受信処理において受信された回答データが基準用の回答データでないことを示す属性データであった場合、当該回答データと前記ベンチマークデータとの類似の程度を示す指標を作成する第2作成処理と、
    前記通信網を介して、前記複数の端末装置の少なくとも1の端末装置に前記指標を送信する第2送信処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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