JP2004354739A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で複数の表示形状を1つの表示面に切り替えて表示が可能な表示装置を提供する。
【解決手段】基材層26上に形成される第1選択表示層27aは、第1変換部28aと第1透過部29aとから構成されている。第1変換部28aは表示形状、例えば数字を象った形状に形成され、周囲を第1透過部29aに囲まれる。この第1変換部28aは、特定範囲の波長の光、例えば光源から照射されるR光が入射するとイエロー光(Y光)に変換して出射する作用を備えた光波長変換材で構成されている。第1変換部28aの周囲には第1透過部29aが形成されている。この第1透過部29aは、光源から照射される三原色光をいずれも透過させる材料で構成されればよい。
【選択図】 図4
【解決手段】基材層26上に形成される第1選択表示層27aは、第1変換部28aと第1透過部29aとから構成されている。第1変換部28aは表示形状、例えば数字を象った形状に形成され、周囲を第1透過部29aに囲まれる。この第1変換部28aは、特定範囲の波長の光、例えば光源から照射されるR光が入射するとイエロー光(Y光)に変換して出射する作用を備えた光波長変換材で構成されている。第1変換部28aの周囲には第1透過部29aが形成されている。この第1透過部29aは、光源から照射される三原色光をいずれも透過させる材料で構成されればよい。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に関するものであり、詳しくは、照明光の波長に応じて表示を切り替え可能な表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話は音声通話のみならず電子メールの送受信手段としての役割が増している。こうした携帯電話は、サイズの制約によって操作ボタンの数が限られており、多くても20個以下が標準的である。このため、それぞれの操作ボタンには、数字、アルファベット、カナなど複数の文字種の入力が割り当てられ、入力モードを切り替えることによって1つの操作ボタンで複数の文字種を入力可能にしている。
【0003】
しかし、1つの操作ボタンに複数の文字種を割り当てているために、操作ボタンの表面にこれら割り当てられた文字種を全て表示することになり、操作ボタンのサイズが小さい携帯電話などでは1つ1つの文字が極めて小さくなって見づらく、入力ミスが発生しやすかった。また、1つの操作ボタンに複数の文字種が割り当てられたために、現在の入力文字種のモードを液晶画面で確認しながら入力しなければならず、文字入力を煩雑で難しいものにしていた。
【0004】
こうした複数の文字種による文字入力を容易にするために、例えば、ビデオテープレコーダの操作ボタンでは、1つの操作ボタンの表面を区切って複数の表示エリアを形成し、それぞれの表示エリアごとに特定の波長の光で発光する材料で形成し、操作ボタンを照明する光の波長を切り替えることによって、操作ボタンに現在の入力モードでの対応文字種だけを表示するものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−292730号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなビデオテープレコーダ用の表示装置では、現在の入力モードの把握がしやすいという特徴はあるものの、この構成を携帯電話に利用しようとしても、携帯電話の小型化のために、既にサイズを限界まで小さくしている操作ボタンの表面を更に区切って複数の表示エリアを形成する必要があるため、それぞれの文字種の表示が大変に小さくなり、現在の携帯電話用の小型のボタンに入力モードや割り当て文字種を容易に把握して快適に文字入力を行うことは困難であった。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で複数の表示形状を1つの表示面に切り替えて表示が可能な表示装置を提供することを目的する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によれば、特定範囲の波長の光の波長域を変換する光波長変換材で表示する形状を象った変換部と、前記変換部の周縁を光が透過する光透過材で形成した透過部とからなる選択表示層を少なくとも2層以上積層させたことを特徴とする表示装置が提供される。
【0009】
また、光が透過する光透過材で表示する形状を象った透過部と、前記透過部の周縁を少なくとも特定範囲の波長の光の波長域を変換する光波長変換材で形成した変換部とからなる選択表示層を少なくとも2層以上積層させたことを特徴とする表示装置が提供される。
【0010】
特定範囲の波長の光を別な波長の光に変換する変換部を備えた選択表示層を形成することによって、選択表示層に入射する光の波長を変えれば、表示形状を切り替えて表示することができる。こうした選択表示層を積層させれば、それぞれの表示形状を表示範囲いっぱいに大きく表示することができ、大変見やすくすることができる。
【0011】
前記選択表示層は3層からなり、各層の前記変換部は、R,G,Bの三原色光をそれぞれ他の波長域の光に変換するようにしてもよい。また、R,G,Bの三原色光をそれぞれ独立して発光可能な光源をさらに備えていてもよい。これにより、照明装置から出射する光をR,G,Bの三原色で切り替えれば、表示形状を切り替えて表示することができる。
【0012】
こうした表示形状の切り替えにあたって、照明装置にR,G,Bの各可視光域の光源を備え、それぞれの選択表示層に特定範囲の波長の光を別な波長の光に変換する変換部を備えた波長変換層を形成するだけなので、薄くて軽い表示装置をローコストに形成することが可能になる。なお、前記選択表示層の下面には、前記選択表示層に向けて光源からの光を伝搬する導光材をさらに備えていてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の表示装置を備えた一実施形態としての携帯電話を示す外観斜視図である。携帯電話10は、折畳式の筐体11の一方から液晶表示パネル12が、他方から操作ボタン13が表面に露出されている。液晶表示パネル12は、例えば、操作ボタン13の操作によって入力した文字や記号などが表示される。
【0014】
図2は、図1に示す携帯電話の操作ボタン付近の破断斜視略図である。筐体11には複数の操作ボタン13を露出させる開口14が形成され、これらの開口14‥のそれぞれから操作ボタン13が露出されている。操作ボタン13は、例えば透明な硬質プラスチックから形成されれば良い。
【0015】
操作ボタン13の下面には、後ほど詳述する表示装置15が形成されている。表示装置15の下側にはスイッチ基板16が形成されており、このスイッチ基板16上の各操作ボタン13に対応する位置にはスイッチ17が実装されている。
【0016】
表示装置15は、照明装置21と、この照明装置21に一端が接続され、筐体11内に広がる平板状の表示部22とから構成されている。図3は、表示装置の部分拡大断面図であり、図4はその拡大斜視図である。この形態の照明装置21は、R(赤色),G(緑色),B(青色)の三原色光をそれぞれ独立して発光可能なR光源21r,G光源21g,B光源21bを備えている。こうした光源21r,21g,21bは、例えば、発光ダイオードから構成されていれば良い。
【0017】
表示部22は、導光板(導光材)25と、この導光板25の上面に接して設けられた基材層26と、基材層26上に形成された選択表示層27とから構成されている。導光板25は、例えば透明なアクリル樹脂で形成され、内部を照明装置21から照射された照明光が伝搬する。また、基材層26と対向する導光板25の下面側は反射面25aとされ、導光板25内を伝搬する照明光を基材層26に向けて反射させる役割を果たす。こうした反射面25aは、例えば、導光板25の下面に微細な多数の突条や、微細な多数の凹凸を形成することによって実現する。
【0018】
基材層26は、光源21r,21g,21bから照射される三原色光をいずれも透過させる透明な樹脂、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)から構成されれば良く、上面で選択表示層27を支持する。選択表示層27は、第1選択表示層27a,第2選択表示層27b,第3選択表示層27cの3層から構成されている。
【0019】
基材層26上に形成される第1選択表示層27aは、第1変換部28aと第1透過部29aとから構成されている。第1変換部28aは表示形状、例えば数字を象った形状に形成され、周囲を第1透過部29aに囲まれる(図4参照)。この第1変換部28aは、特定範囲の波長の光、例えば光源21rから照射されるR光が入射するとイエロー光(Y光)に変換して出射する作用を備えた光波長変換材で構成されている。第1変換部28aの周囲には第1透過部29aが形成されている。この第1透過部29aは、光源21r,21g,21bから照射される三原色光をいずれも透過させる材料で構成されればよい。
【0020】
第1選択表示層27a上に積層される第2選択表示層27aは、第2変換部28bと第2透過部29bとから構成されている。第2変換部28bは表示形状、例えばカナ文字を象った形状に形成され、周囲を第2透過部29bに囲まれる。この第2変換部28bは、特定範囲の波長の光、例えば光源21gから照射されるG光が入射するとシアン光(C光)に変換して出射する作用を備えた光波長変換材で構成されている。第2変換部28bの周囲には第2透過部29bが形成されている。この第2透過部29aは、光源21r,21g,21bから照射される三原色光をいずれも透過させる材料で構成されればよい。
【0021】
第2選択表示層27b上に積層される第3選択表示層27cは、第3変換部28cと第3透過部29cとから構成されている。第3変換部28cは表示形状、例えばアルファベットを象った形状に形成され、周囲を第3透過部29cに囲まれる。この第3変換部28cは、特定範囲の波長の光、例えば光源21bから照射されるB光が入射するとマゼンタ光(M光)に変換して出射する作用を備えた光波長変換材で構成されている。第3変換部28cの周囲には第3透過部29cが形成されている。この第3透過部29cは、光源21r,21g,21bから照射される三原色光をいずれも透過させる材料で構成されればよい。
【0022】
こうした表示部22の上には、前述した操作ボタン13が形成されている。変換部28a〜28cは、こうした操作ボタン13の形成されている部分に形成されており、操作ボタン13の入力モードに応じて、各操作ボタン13に割り当てられた入力文字種を表示する。
【0023】
以上のような構成の携帯電話10における、本発明の表示装置15の作用について、図5を参照して説明する。図5aに示すように、携帯電話10が待機時や通話時など操作ボタン13の入力モードが数字になっている時には、表示装置15を構成する照明装置21は光源21rを点灯させる。光源21rから出射したR光(赤色光)は導光板25内を伝搬して反射面25aで選択表示層27方向に反射して、導光板25の上面全体から出射される。
【0024】
基材層26を経て選択表示層27に入射したR光のうち、第1選択表示層27aで第1変換部28aに入射したR光は、第1変換部28aの波長変換作用によってY光に変換される。一方、第1透過部29aに入射したR光は、そのまま第1選択表示層27aを透過する。
【0025】
第1変換部28aは、前述したとおり、数字を象った形状に形成されているので、第1選択表示層27aの上面からは、第1透過部29aをそのまま透過したR光の中に数字を象ったY光が浮き上がるように出射される。
【0026】
続いてこの数字を象ったY光とその周囲のR光は第2選択表示層27bに入射するが、第2選択表示層27bを構成する第2透過部29bは全ての波長域の光を透過し、また、第2変換部28bはG光(緑色光)だけを波長変換し、他の波長域の光は透過させるので、数字を象ったY光とその周囲のR光は第2選択表示層27bをそのまま透過する。同様に、第3選択表示層27cにおいても、第3透過部29cは全ての波長域の光を透過し、第3変換部28cはB光(青色光)だけを波長変換しし、他の波長域の光は透過させるので数字を象ったR光その周囲のR光は第3選択表示層27cもそのまま透過する。
【0027】
このように、照明装置21からR光を出射させると選択表示層27の表面からは、第1変換部28aの形状、即ち数字を象った黄色の表示光が赤色光に囲まれた状態で出射される。携帯電話10の操作ボタン13には、現在の入力モードが数字入力であることを示す数字が赤色をバックに黄色で鮮明に表示される。
【0028】
図5bに示すように、携帯電話10での電子メールの作成入力時など操作ボタン13の入力モードがカナになっている時には、表示装置15を構成する照明装置21は光源21gを点灯させる。光源21gから出射したG光(緑色光)は導光板25内を伝搬して反射面25aで選択表示層27方向に反射して、導光板25の上面全体からムラ無く出射される。
【0029】
基材層26を経て選択表示層27に入射したG光は、まず第1選択表示層27aに入射するが、第1選択表示層27aを構成する第1透過部29aは全ての波長域の光を透過し、また、第1変換部28aはR光(赤色光)だけを吸収し、他の波長域の光は透過させるので、G光は全面で第1選択表示層27aをそのまま透過する。
【0030】
第1選択表示層27aをそのまま透過したG光は第2選択表示層27bに入射するが、第2変換部28aに入射したG光は、第2変換部28aのG光変換作用によってC光(シアン光)に波長変換されて出射される。一方、第2透過部29bに入射したG光はそのまま第2透過部29bを透過する。
【0031】
これにより、第2選択表示層27bの上面からは、カナを象ったシアン色の表示光が緑色光に囲まれた状態で出射される。続いてこのカナを象ったC光およびこれを囲むG光は第3選択表示層27cに入射するが、第3選択表示層27cを構成する第3透過部29cは全ての波長域の光を透過し、また、第3変換部28cはB光(青色光)だけを波長変換して出射し、他の波長域の光はそのまま透過させる。
【0032】
このように、照明装置21からG光を出射させると選択表示層27の表面からは第2変換部28bの形状、即ちカナを象ったシアン色の表示光が緑色をバックに出射される。携帯電話10の各操作ボタン13には、現在の入力モードがカナ入力であり、それぞれの操作ボタン13に割り当てられたシアン色のカナが緑色をバックに鮮明に表示される。
【0033】
図5cに示すように、操作ボタン13の入力モードがアルファベットになっている時には、表示装置15を構成する照明装置21は光源21bを点灯させる。光源21bから出射したB光(青色光)は導光板25内を伝搬して反射面25aで選択表示層27方向に反射して、導光板25の上面全体からムラ無く出射される。
【0034】
基材層26を経て選択表示層27に入射したB光は、まず第1選択表示層27aに入射するが、第1選択表示層27aを構成する第1透過部29aは全ての波長域の光を透過し、また、第1変換部28aはR光(赤色光)だけを波長変換し、他の波長域の光はそのまま透過させるので、B光は全面で第1選択表示層27aをそのまま透過する。
【0035】
同様に、第2選択表示層27bを構成する第2透過部29bは全ての波長域の光を透過し、また、第2変換部28bはG光(緑色光)だけを波長変換し、他の波長域の光はそのまま透過させるので、B光は全面で第2選択表示層27bをそのまま透過する。
【0036】
第1選択表示層27aおよび第2選択表示層27bを全面で透過したB光は第3選択表示層27cに入射するが、第3変換部28cに入射したB光は、第3変換部28cのB光変換作用によってM光(マゼンタ光)に波長変換されて出射される。一方、第3透過部29cに入射したB光はそのまま第3透過部29cを透過する。
【0037】
これにより、第3選択表示層27cの上面からは、アルファベットを象ったマゼンタ色の表示光が青色光に囲まれた状態で出射される。このように、照明装置21からB光を出射させると選択表示層27の表面からは第3変換部28cの形状、即ちアルファベットを象ったマゼンタ色の表示光が青色をバックに出射される。携帯電話10の各操作ボタン13には、現在の入力モードがアルファベット入力であり、それぞれの操作ボタン13に割り当てられたマゼンタ色のアルファベットが青色をバックに鮮明に表示される。
【0038】
以上のように、吸収する波長域が互いに異なる変換部を備えた選択表示層27a〜27cを形成することによって、照明装置21から出射する光の波長を変えれば、各層の変換部が象った表示形状(数字、カナ、アルファベット)を切り替えて表示することができる。こうした表示形状を象った変換部は互いに重なるように積層されているので、それぞれの表示形状を図4または図5に示すように操作ボタン13の範囲いっぱいに大きく表示することができ、大変見やすくすることができる。
【0039】
こうした表示形状の切り替えにあたって、照明装置21にR,G,Bの各可視光域の光源を備え、それぞれの選択表示層27a〜27cに変換する波長域が互いに異なる変換部28a〜28cを形成するだけなので、薄くて軽い表示装置をローコストに形成することが可能になる。
【0040】
なお、上述した実施形態においては、変換部で表示する形状を構成し、この変換部の周囲を透過部で囲っているが、これとは逆に透過部で表示する形状を構成し、その周囲に変換部を形成してもよい。更に、各選択表示層に、上述した透過部に代えて、特定範囲の波長の光を吸収する光選択吸収材で形成されたマスク部をそれぞれ形成しても良い。こうしたマスク部を形成することによって、変換部が象る表示形状である数字やカナだけを光源の波長を変えることで切り替えて表示することもできるようになる。
【0041】
なお、図4、図5において、R光でカナ文字、G光で数字、B光でアルファベットをそれぞれ表示させるようにしたり、R光でアルファベット、G光で数字、B光でカナ文字をそれぞれ表示させるようにするなど、各変換部と表示形状との組み合わせは限定されるものではない。
【0042】
また、上述した実施形態では、本発明の表示装置を携帯電話の操作ボタンに適用した例を示したが、もちろんこれに限定されるものではなく、例えば、パソコンのキーボードのカナ入力モードと英数字入力モードでのキーの表示の切り替えや、各種電気機器の操作ボタンのモード切替に伴う機能の表示等にも全く同様に適用可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の表示装置によれば、特定範囲の波長の光を別な波長の光に変換する変換部を備えた選択表示層を形成することによって、選択表示層に入射する光の波長を変えれば、表示形状を切り替えて表示することができる。こうした選択表示層を積層させれば、それぞれの表示形状を表示範囲いっぱいに大きく表示することができ、大変見やすくすることができる。
【0044】
前記選択表示層は3層からなり、各層の前記変換部は、R,G,Bの三原色光をそれぞれ他の波長域の光に変換するようにしてもよい。また、R,G,Bの三原色光をそれぞれ独立して発光可能な光源をさらに備えていてもよい。これにより、照明装置から出射する光をR,G,Bの三原色で切り替えれば、表示形状を切り替えて表示することができる。
【0045】
こうした表示形状の切り替えにあたって、照明装置にR,G,Bの各可視光域の光源を備え、それぞれの選択表示層に特定範囲の波長の光を別な波長の光に変換する変換部を備えた波長変換層を形成するだけなので、薄くて軽い表示装置をローコストに形成することが可能になる。なお、前記選択表示層の下面には、前記選択表示層に向けて光源からの光を伝搬する導光材をさらに備えていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の表示装置を備えた携帯電話を示す外観斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す携帯電話の操作ボタン近傍を示す拡大斜視図である。
【図3】図3は、本発明の表示装置を示す拡大断面図である。
【図4】図4は、本発明の表示装置の要部を示す拡大斜視図である。
【図5】図5は、本発明の表示装置の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
13 操作ボタン
15 表示装置
21r,21b,21g 光源
25 導光板(導光材)
27 選択表示層
28a,28b,28c 変換部
29a,29b,29c 透過部
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に関するものであり、詳しくは、照明光の波長に応じて表示を切り替え可能な表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話は音声通話のみならず電子メールの送受信手段としての役割が増している。こうした携帯電話は、サイズの制約によって操作ボタンの数が限られており、多くても20個以下が標準的である。このため、それぞれの操作ボタンには、数字、アルファベット、カナなど複数の文字種の入力が割り当てられ、入力モードを切り替えることによって1つの操作ボタンで複数の文字種を入力可能にしている。
【0003】
しかし、1つの操作ボタンに複数の文字種を割り当てているために、操作ボタンの表面にこれら割り当てられた文字種を全て表示することになり、操作ボタンのサイズが小さい携帯電話などでは1つ1つの文字が極めて小さくなって見づらく、入力ミスが発生しやすかった。また、1つの操作ボタンに複数の文字種が割り当てられたために、現在の入力文字種のモードを液晶画面で確認しながら入力しなければならず、文字入力を煩雑で難しいものにしていた。
【0004】
こうした複数の文字種による文字入力を容易にするために、例えば、ビデオテープレコーダの操作ボタンでは、1つの操作ボタンの表面を区切って複数の表示エリアを形成し、それぞれの表示エリアごとに特定の波長の光で発光する材料で形成し、操作ボタンを照明する光の波長を切り替えることによって、操作ボタンに現在の入力モードでの対応文字種だけを表示するものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−292730号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなビデオテープレコーダ用の表示装置では、現在の入力モードの把握がしやすいという特徴はあるものの、この構成を携帯電話に利用しようとしても、携帯電話の小型化のために、既にサイズを限界まで小さくしている操作ボタンの表面を更に区切って複数の表示エリアを形成する必要があるため、それぞれの文字種の表示が大変に小さくなり、現在の携帯電話用の小型のボタンに入力モードや割り当て文字種を容易に把握して快適に文字入力を行うことは困難であった。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で複数の表示形状を1つの表示面に切り替えて表示が可能な表示装置を提供することを目的する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によれば、特定範囲の波長の光の波長域を変換する光波長変換材で表示する形状を象った変換部と、前記変換部の周縁を光が透過する光透過材で形成した透過部とからなる選択表示層を少なくとも2層以上積層させたことを特徴とする表示装置が提供される。
【0009】
また、光が透過する光透過材で表示する形状を象った透過部と、前記透過部の周縁を少なくとも特定範囲の波長の光の波長域を変換する光波長変換材で形成した変換部とからなる選択表示層を少なくとも2層以上積層させたことを特徴とする表示装置が提供される。
【0010】
特定範囲の波長の光を別な波長の光に変換する変換部を備えた選択表示層を形成することによって、選択表示層に入射する光の波長を変えれば、表示形状を切り替えて表示することができる。こうした選択表示層を積層させれば、それぞれの表示形状を表示範囲いっぱいに大きく表示することができ、大変見やすくすることができる。
【0011】
前記選択表示層は3層からなり、各層の前記変換部は、R,G,Bの三原色光をそれぞれ他の波長域の光に変換するようにしてもよい。また、R,G,Bの三原色光をそれぞれ独立して発光可能な光源をさらに備えていてもよい。これにより、照明装置から出射する光をR,G,Bの三原色で切り替えれば、表示形状を切り替えて表示することができる。
【0012】
こうした表示形状の切り替えにあたって、照明装置にR,G,Bの各可視光域の光源を備え、それぞれの選択表示層に特定範囲の波長の光を別な波長の光に変換する変換部を備えた波長変換層を形成するだけなので、薄くて軽い表示装置をローコストに形成することが可能になる。なお、前記選択表示層の下面には、前記選択表示層に向けて光源からの光を伝搬する導光材をさらに備えていてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の表示装置を備えた一実施形態としての携帯電話を示す外観斜視図である。携帯電話10は、折畳式の筐体11の一方から液晶表示パネル12が、他方から操作ボタン13が表面に露出されている。液晶表示パネル12は、例えば、操作ボタン13の操作によって入力した文字や記号などが表示される。
【0014】
図2は、図1に示す携帯電話の操作ボタン付近の破断斜視略図である。筐体11には複数の操作ボタン13を露出させる開口14が形成され、これらの開口14‥のそれぞれから操作ボタン13が露出されている。操作ボタン13は、例えば透明な硬質プラスチックから形成されれば良い。
【0015】
操作ボタン13の下面には、後ほど詳述する表示装置15が形成されている。表示装置15の下側にはスイッチ基板16が形成されており、このスイッチ基板16上の各操作ボタン13に対応する位置にはスイッチ17が実装されている。
【0016】
表示装置15は、照明装置21と、この照明装置21に一端が接続され、筐体11内に広がる平板状の表示部22とから構成されている。図3は、表示装置の部分拡大断面図であり、図4はその拡大斜視図である。この形態の照明装置21は、R(赤色),G(緑色),B(青色)の三原色光をそれぞれ独立して発光可能なR光源21r,G光源21g,B光源21bを備えている。こうした光源21r,21g,21bは、例えば、発光ダイオードから構成されていれば良い。
【0017】
表示部22は、導光板(導光材)25と、この導光板25の上面に接して設けられた基材層26と、基材層26上に形成された選択表示層27とから構成されている。導光板25は、例えば透明なアクリル樹脂で形成され、内部を照明装置21から照射された照明光が伝搬する。また、基材層26と対向する導光板25の下面側は反射面25aとされ、導光板25内を伝搬する照明光を基材層26に向けて反射させる役割を果たす。こうした反射面25aは、例えば、導光板25の下面に微細な多数の突条や、微細な多数の凹凸を形成することによって実現する。
【0018】
基材層26は、光源21r,21g,21bから照射される三原色光をいずれも透過させる透明な樹脂、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)から構成されれば良く、上面で選択表示層27を支持する。選択表示層27は、第1選択表示層27a,第2選択表示層27b,第3選択表示層27cの3層から構成されている。
【0019】
基材層26上に形成される第1選択表示層27aは、第1変換部28aと第1透過部29aとから構成されている。第1変換部28aは表示形状、例えば数字を象った形状に形成され、周囲を第1透過部29aに囲まれる(図4参照)。この第1変換部28aは、特定範囲の波長の光、例えば光源21rから照射されるR光が入射するとイエロー光(Y光)に変換して出射する作用を備えた光波長変換材で構成されている。第1変換部28aの周囲には第1透過部29aが形成されている。この第1透過部29aは、光源21r,21g,21bから照射される三原色光をいずれも透過させる材料で構成されればよい。
【0020】
第1選択表示層27a上に積層される第2選択表示層27aは、第2変換部28bと第2透過部29bとから構成されている。第2変換部28bは表示形状、例えばカナ文字を象った形状に形成され、周囲を第2透過部29bに囲まれる。この第2変換部28bは、特定範囲の波長の光、例えば光源21gから照射されるG光が入射するとシアン光(C光)に変換して出射する作用を備えた光波長変換材で構成されている。第2変換部28bの周囲には第2透過部29bが形成されている。この第2透過部29aは、光源21r,21g,21bから照射される三原色光をいずれも透過させる材料で構成されればよい。
【0021】
第2選択表示層27b上に積層される第3選択表示層27cは、第3変換部28cと第3透過部29cとから構成されている。第3変換部28cは表示形状、例えばアルファベットを象った形状に形成され、周囲を第3透過部29cに囲まれる。この第3変換部28cは、特定範囲の波長の光、例えば光源21bから照射されるB光が入射するとマゼンタ光(M光)に変換して出射する作用を備えた光波長変換材で構成されている。第3変換部28cの周囲には第3透過部29cが形成されている。この第3透過部29cは、光源21r,21g,21bから照射される三原色光をいずれも透過させる材料で構成されればよい。
【0022】
こうした表示部22の上には、前述した操作ボタン13が形成されている。変換部28a〜28cは、こうした操作ボタン13の形成されている部分に形成されており、操作ボタン13の入力モードに応じて、各操作ボタン13に割り当てられた入力文字種を表示する。
【0023】
以上のような構成の携帯電話10における、本発明の表示装置15の作用について、図5を参照して説明する。図5aに示すように、携帯電話10が待機時や通話時など操作ボタン13の入力モードが数字になっている時には、表示装置15を構成する照明装置21は光源21rを点灯させる。光源21rから出射したR光(赤色光)は導光板25内を伝搬して反射面25aで選択表示層27方向に反射して、導光板25の上面全体から出射される。
【0024】
基材層26を経て選択表示層27に入射したR光のうち、第1選択表示層27aで第1変換部28aに入射したR光は、第1変換部28aの波長変換作用によってY光に変換される。一方、第1透過部29aに入射したR光は、そのまま第1選択表示層27aを透過する。
【0025】
第1変換部28aは、前述したとおり、数字を象った形状に形成されているので、第1選択表示層27aの上面からは、第1透過部29aをそのまま透過したR光の中に数字を象ったY光が浮き上がるように出射される。
【0026】
続いてこの数字を象ったY光とその周囲のR光は第2選択表示層27bに入射するが、第2選択表示層27bを構成する第2透過部29bは全ての波長域の光を透過し、また、第2変換部28bはG光(緑色光)だけを波長変換し、他の波長域の光は透過させるので、数字を象ったY光とその周囲のR光は第2選択表示層27bをそのまま透過する。同様に、第3選択表示層27cにおいても、第3透過部29cは全ての波長域の光を透過し、第3変換部28cはB光(青色光)だけを波長変換しし、他の波長域の光は透過させるので数字を象ったR光その周囲のR光は第3選択表示層27cもそのまま透過する。
【0027】
このように、照明装置21からR光を出射させると選択表示層27の表面からは、第1変換部28aの形状、即ち数字を象った黄色の表示光が赤色光に囲まれた状態で出射される。携帯電話10の操作ボタン13には、現在の入力モードが数字入力であることを示す数字が赤色をバックに黄色で鮮明に表示される。
【0028】
図5bに示すように、携帯電話10での電子メールの作成入力時など操作ボタン13の入力モードがカナになっている時には、表示装置15を構成する照明装置21は光源21gを点灯させる。光源21gから出射したG光(緑色光)は導光板25内を伝搬して反射面25aで選択表示層27方向に反射して、導光板25の上面全体からムラ無く出射される。
【0029】
基材層26を経て選択表示層27に入射したG光は、まず第1選択表示層27aに入射するが、第1選択表示層27aを構成する第1透過部29aは全ての波長域の光を透過し、また、第1変換部28aはR光(赤色光)だけを吸収し、他の波長域の光は透過させるので、G光は全面で第1選択表示層27aをそのまま透過する。
【0030】
第1選択表示層27aをそのまま透過したG光は第2選択表示層27bに入射するが、第2変換部28aに入射したG光は、第2変換部28aのG光変換作用によってC光(シアン光)に波長変換されて出射される。一方、第2透過部29bに入射したG光はそのまま第2透過部29bを透過する。
【0031】
これにより、第2選択表示層27bの上面からは、カナを象ったシアン色の表示光が緑色光に囲まれた状態で出射される。続いてこのカナを象ったC光およびこれを囲むG光は第3選択表示層27cに入射するが、第3選択表示層27cを構成する第3透過部29cは全ての波長域の光を透過し、また、第3変換部28cはB光(青色光)だけを波長変換して出射し、他の波長域の光はそのまま透過させる。
【0032】
このように、照明装置21からG光を出射させると選択表示層27の表面からは第2変換部28bの形状、即ちカナを象ったシアン色の表示光が緑色をバックに出射される。携帯電話10の各操作ボタン13には、現在の入力モードがカナ入力であり、それぞれの操作ボタン13に割り当てられたシアン色のカナが緑色をバックに鮮明に表示される。
【0033】
図5cに示すように、操作ボタン13の入力モードがアルファベットになっている時には、表示装置15を構成する照明装置21は光源21bを点灯させる。光源21bから出射したB光(青色光)は導光板25内を伝搬して反射面25aで選択表示層27方向に反射して、導光板25の上面全体からムラ無く出射される。
【0034】
基材層26を経て選択表示層27に入射したB光は、まず第1選択表示層27aに入射するが、第1選択表示層27aを構成する第1透過部29aは全ての波長域の光を透過し、また、第1変換部28aはR光(赤色光)だけを波長変換し、他の波長域の光はそのまま透過させるので、B光は全面で第1選択表示層27aをそのまま透過する。
【0035】
同様に、第2選択表示層27bを構成する第2透過部29bは全ての波長域の光を透過し、また、第2変換部28bはG光(緑色光)だけを波長変換し、他の波長域の光はそのまま透過させるので、B光は全面で第2選択表示層27bをそのまま透過する。
【0036】
第1選択表示層27aおよび第2選択表示層27bを全面で透過したB光は第3選択表示層27cに入射するが、第3変換部28cに入射したB光は、第3変換部28cのB光変換作用によってM光(マゼンタ光)に波長変換されて出射される。一方、第3透過部29cに入射したB光はそのまま第3透過部29cを透過する。
【0037】
これにより、第3選択表示層27cの上面からは、アルファベットを象ったマゼンタ色の表示光が青色光に囲まれた状態で出射される。このように、照明装置21からB光を出射させると選択表示層27の表面からは第3変換部28cの形状、即ちアルファベットを象ったマゼンタ色の表示光が青色をバックに出射される。携帯電話10の各操作ボタン13には、現在の入力モードがアルファベット入力であり、それぞれの操作ボタン13に割り当てられたマゼンタ色のアルファベットが青色をバックに鮮明に表示される。
【0038】
以上のように、吸収する波長域が互いに異なる変換部を備えた選択表示層27a〜27cを形成することによって、照明装置21から出射する光の波長を変えれば、各層の変換部が象った表示形状(数字、カナ、アルファベット)を切り替えて表示することができる。こうした表示形状を象った変換部は互いに重なるように積層されているので、それぞれの表示形状を図4または図5に示すように操作ボタン13の範囲いっぱいに大きく表示することができ、大変見やすくすることができる。
【0039】
こうした表示形状の切り替えにあたって、照明装置21にR,G,Bの各可視光域の光源を備え、それぞれの選択表示層27a〜27cに変換する波長域が互いに異なる変換部28a〜28cを形成するだけなので、薄くて軽い表示装置をローコストに形成することが可能になる。
【0040】
なお、上述した実施形態においては、変換部で表示する形状を構成し、この変換部の周囲を透過部で囲っているが、これとは逆に透過部で表示する形状を構成し、その周囲に変換部を形成してもよい。更に、各選択表示層に、上述した透過部に代えて、特定範囲の波長の光を吸収する光選択吸収材で形成されたマスク部をそれぞれ形成しても良い。こうしたマスク部を形成することによって、変換部が象る表示形状である数字やカナだけを光源の波長を変えることで切り替えて表示することもできるようになる。
【0041】
なお、図4、図5において、R光でカナ文字、G光で数字、B光でアルファベットをそれぞれ表示させるようにしたり、R光でアルファベット、G光で数字、B光でカナ文字をそれぞれ表示させるようにするなど、各変換部と表示形状との組み合わせは限定されるものではない。
【0042】
また、上述した実施形態では、本発明の表示装置を携帯電話の操作ボタンに適用した例を示したが、もちろんこれに限定されるものではなく、例えば、パソコンのキーボードのカナ入力モードと英数字入力モードでのキーの表示の切り替えや、各種電気機器の操作ボタンのモード切替に伴う機能の表示等にも全く同様に適用可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の表示装置によれば、特定範囲の波長の光を別な波長の光に変換する変換部を備えた選択表示層を形成することによって、選択表示層に入射する光の波長を変えれば、表示形状を切り替えて表示することができる。こうした選択表示層を積層させれば、それぞれの表示形状を表示範囲いっぱいに大きく表示することができ、大変見やすくすることができる。
【0044】
前記選択表示層は3層からなり、各層の前記変換部は、R,G,Bの三原色光をそれぞれ他の波長域の光に変換するようにしてもよい。また、R,G,Bの三原色光をそれぞれ独立して発光可能な光源をさらに備えていてもよい。これにより、照明装置から出射する光をR,G,Bの三原色で切り替えれば、表示形状を切り替えて表示することができる。
【0045】
こうした表示形状の切り替えにあたって、照明装置にR,G,Bの各可視光域の光源を備え、それぞれの選択表示層に特定範囲の波長の光を別な波長の光に変換する変換部を備えた波長変換層を形成するだけなので、薄くて軽い表示装置をローコストに形成することが可能になる。なお、前記選択表示層の下面には、前記選択表示層に向けて光源からの光を伝搬する導光材をさらに備えていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の表示装置を備えた携帯電話を示す外観斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す携帯電話の操作ボタン近傍を示す拡大斜視図である。
【図3】図3は、本発明の表示装置を示す拡大断面図である。
【図4】図4は、本発明の表示装置の要部を示す拡大斜視図である。
【図5】図5は、本発明の表示装置の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
13 操作ボタン
15 表示装置
21r,21b,21g 光源
25 導光板(導光材)
27 選択表示層
28a,28b,28c 変換部
29a,29b,29c 透過部
Claims (5)
- 特定範囲の波長の光の波長域を変換する光波長変換材で表示する形状を象った変換部と、前記変換部の周縁を光が透過する光透過材で形成した透過部とからなる選択表示層を少なくとも2層以上積層させたことを特徴とする表示装置。
- 光が透過する光透過材で表示する形状を象った透過部と、前記透過部の周縁を少なくとも特定範囲の波長の光の波長域を変換する光波長変換材で形成した変換部とからなる選択表示層を少なくとも2層以上積層させたことを特徴とする表示装置。
- 前記選択表示層は3層からなり、各層の前記変換部は、R,G,Bの三原色光の少なくとも1つを他の波長域の光に変換することを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
- R,G,Bの三原色光をそれぞれ独立して発光可能な光源をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記選択表示層の下面には、前記選択表示層に向けて光源からの光を伝搬する導光材をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008009526A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Toshiba Corp | 移動無線端末装置 |
CN102356421A (zh) * | 2009-05-15 | 2012-02-15 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 照明显示装置 |
-
2003
- 2003-05-29 JP JP2003152779A patent/JP2004354739A/ja not_active Withdrawn
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