JP2004351609A - ブローチ工具及びブローチ加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】硬度が45〜65HRC相当の高硬度材の中空穴の仕上げ加工用のブローチ加工に用いられ、切れ刃材質が超硬合金の場合でも、刃先のチッピング、異常摩耗が少なく、長寿命なブローチ加工ができるブローチ工具及びブローチ加工方法を提供。
【解決手段】多数の切れ刃2を寸法順に長手方向へ配列した中空穴の仕上げ加工用ブローチ工具であって、切れ刃2の少なくとも仕上げ部は、切れ刃2の材料が超硬合金とされ、切れ刃2の1刃当たりの切り込み量が切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm、丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満にされている。
【選択図】図3
【解決手段】多数の切れ刃2を寸法順に長手方向へ配列した中空穴の仕上げ加工用ブローチ工具であって、切れ刃2の少なくとも仕上げ部は、切れ刃2の材料が超硬合金とされ、切れ刃2の1刃当たりの切り込み量が切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm、丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満にされている。
【選択図】図3
Description
本発明は硬度が45〜65HRC(ロックウエル硬さCスケール)相当の高硬度材の中空穴の仕上げ加工用のブローチ加工に用いられるブローチ工具及びブローチ加工方法に関する。
従来、熱処理された後の硬度が45〜65HRC相当の高硬度材を仕上げ加工するブローチとしては、例えば特許文献1に開示され、このブローチでは、仕上げ切れ刃を構成する工具材質を超硬合金とし、さらに、各切れ刃を硬質被膜でコーティングし、各切れ刃のすくい角を−10〜−30°とすることにより、高硬度材の切削で良好な加工面が得られるとしている。また同ブローチを用いて速度40〜60m/minで加工することにより、工具摩耗量が抑制されるとしている。
特開2001−239425号公報 要約
しかしながら、特許文献1のブローチの各切れ刃については、仕上げ代、ブローチの切れ刃の1刃当たりの切り込み量については記述が無く、従来、熱処理前の加工で用いられるブローチ工具では、ブローチの切れ刃の1刃当たりの切り込み量は、それぞれ炭素鋼、合金鋼の、スプライン穴では25μm〜30μm、丸ブローチ穴では9μm〜20μm程度の切り込み量に設定するのが普通である。これは、スプライン穴又はボール溝などの溝穴では20μm未満、丸ブローチ穴では9μm未満では、切れ刃とワークとのこすりにより、切れ刃が摩耗し、工具寿命が短くなったからである。また従来、熱処理された後の硬度が45〜65HRC相当の高硬度材を仕上げ加工するブローチ加工においては、切り込み量の定説はない。逆に、1刃の切り込み量を減らすと、ブローチ長さが長くなり工具費が高くなるという課題があった。
本発明の課題は、かかる従来の課題を解決した、熱処理された後の硬度が45〜65HRC相当の高硬度材の中空穴の仕上げ加工用のブローチ加工に用いられ、切れ刃材質が超硬合金の場合でも、刃先のチッピング、異常摩耗が少なく、長寿命なブローチ加工ができるブローチ工具及びブローチ加工方法を提供することにある。
このため本発明の第1発明は、多数の切れ刃を寸法順に長手方向へ配列した中空穴の仕上げ加工用ブローチ工具であって、前記切れ刃のうちの少なくとも仕上げ部は、前記切れ刃の材料が超硬合金とされ、1刃の切り込み量が切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm、丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満、であることを特徴とするブローチ工具によって、上述した課題を解決した。なお、各切れ刃のすくい面以外の切れ刃表面にTiAlNの硬質被膜のコーティングを施したので、より摩耗に強く、より長寿命な工具を提供するものとなった。
本発明の第2発明は、中空穴の仕上げ加工において、完成品寸法に対して仕上げ加工の切り込み方向で0.01mm以上0.15mm以下の仕上げ削り代を残して前加工され、熱処理された後の硬度が45〜65HRC相当の高硬度の中空穴被削面を、請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載のブローチ工具を用いて、完成品寸法に仕上げ加工することを特徴とするブローチ加工方法によっても上述した課題を解決した。
本発明の第2発明は、中空穴の仕上げ加工において、完成品寸法に対して仕上げ加工の切り込み方向で0.01mm以上0.15mm以下の仕上げ削り代を残して前加工され、熱処理された後の硬度が45〜65HRC相当の高硬度の中空穴被削面を、請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載のブローチ工具を用いて、完成品寸法に仕上げ加工することを特徴とするブローチ加工方法によっても上述した課題を解決した。
従来、熱処理前の加工で用いられるブローチ工具では、ブローチの切れ刃の1刃当たりの切り込み量は、それぞれ炭素鋼、合金鋼の、スプライン穴又はボール溝などの溝穴では25μm〜30μm、丸ブローチ穴では9μm〜20μm程度の切り込み量に設定するのが普通である。これは、スプライン穴又はボール溝などの溝穴では20μm未満、丸ブローチ穴では9μm未満では、切れ刃とワークとのこすりにより、切れ刃が摩耗し、工具寿命が短くなったからである。熱処理された後の硬度が45〜65HRC相当の高硬度の被削材を、これと同等の切り込み量で加工すると、刃先にチッピングを生じ、工具寿命が短くなる。これは被削材が硬く、これを加工する切れ刃はさらに硬いので、チッピングを生じやすく、もろい性質を有するためである。
本発明では、熱処理された後の硬度が45〜65HRC相当の高硬度の被削材を加工する際は、切れ刃のこすりよりも、まずチッピングを減らすことが工具寿命延長に重要であると考え、ブローチ工具の、1刃の切り込み量を切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm、丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満に限定した。これにより、切れ刃先端にかかる応力を一定レベルに押さえ、刃先のチッピングを抑制することができた。また、切れ刃の材質を超硬合金としたので、耐熱性、耐摩耗性が強化され、摩耗に対しても強い工具となった。1刃の切り込み量を切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴で5μm未満、丸ブローチ穴で3μm未満では切れ刃とワークとのこすりにより、切れ刃が摩耗し、工具寿命が短くなり、また、切り込みを小さくした際に、ブローチ全長が長くなり、ブローチコストが高くなるのを防止する。1刃の切り込み量を切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴で15μmを越え、丸ブローチ穴で9μm以上であると刃先のチッピングが生じる。また、切り込みを小さくした際に、ブローチ全長が長くなり、ブローチコストが高くなるのを防止するため、中空穴の仕上げ加工において、完成品寸法に対して仕上げ加工の切り込み方向で0.01mm以上0.15mm以下の仕上げ削りしろを残して前加工するものとした。0.01mm以上の仕上げ削りしろとしたのは、多くの場合、前加工寸法が最終仕上がり寸法であっても、中空部品の内面加工においては、通常、熱処理変形で穴径が小さくなるので、前加工ブローチの加工ばらつきを考慮しても、削り代が無くなることがない点に着目したからである。内面ブローチ加工はバランス切削であり、前加工に倣う性質があるため、削りしろが小さくても、削りしろの偏りがでにくく、黒皮のこりが生じにくいため、0.01mm程度の非常に少ない削り代の設定が可能である。又、0.15mm以下の仕上げ削りしろとしたのは、ワーク形状によっては、熱処理変形がいびつとなり、部分的に穴径が拡大する場合があり、ブローチ工具が長くなり不経済とならない範囲で取り代に余裕を持たせる必要があるためであるが、対象ワークの熱処理変形の状態を観察して、できるだけ小さく設定するのが好ましい。
本発明では、熱処理された後の硬度が45〜65HRC相当の高硬度の被削材を加工する際は、切れ刃のこすりよりも、まずチッピングを減らすことが工具寿命延長に重要であると考え、ブローチ工具の、1刃の切り込み量を切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm、丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満に限定した。これにより、切れ刃先端にかかる応力を一定レベルに押さえ、刃先のチッピングを抑制することができた。また、切れ刃の材質を超硬合金としたので、耐熱性、耐摩耗性が強化され、摩耗に対しても強い工具となった。1刃の切り込み量を切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴で5μm未満、丸ブローチ穴で3μm未満では切れ刃とワークとのこすりにより、切れ刃が摩耗し、工具寿命が短くなり、また、切り込みを小さくした際に、ブローチ全長が長くなり、ブローチコストが高くなるのを防止する。1刃の切り込み量を切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴で15μmを越え、丸ブローチ穴で9μm以上であると刃先のチッピングが生じる。また、切り込みを小さくした際に、ブローチ全長が長くなり、ブローチコストが高くなるのを防止するため、中空穴の仕上げ加工において、完成品寸法に対して仕上げ加工の切り込み方向で0.01mm以上0.15mm以下の仕上げ削りしろを残して前加工するものとした。0.01mm以上の仕上げ削りしろとしたのは、多くの場合、前加工寸法が最終仕上がり寸法であっても、中空部品の内面加工においては、通常、熱処理変形で穴径が小さくなるので、前加工ブローチの加工ばらつきを考慮しても、削り代が無くなることがない点に着目したからである。内面ブローチ加工はバランス切削であり、前加工に倣う性質があるため、削りしろが小さくても、削りしろの偏りがでにくく、黒皮のこりが生じにくいため、0.01mm程度の非常に少ない削り代の設定が可能である。又、0.15mm以下の仕上げ削りしろとしたのは、ワーク形状によっては、熱処理変形がいびつとなり、部分的に穴径が拡大する場合があり、ブローチ工具が長くなり不経済とならない範囲で取り代に余裕を持たせる必要があるためであるが、対象ワークの熱処理変形の状態を観察して、できるだけ小さく設定するのが好ましい。
本発明の第1発明及び本発明の第2発明の構成により、硬度が45〜65HRC相当の高硬度材の中空穴の仕上げ加工用のブローチ加工に用いられ、切れ刃材質が超硬合金の場合でも、刃先のチッピング、異常摩耗が少なく、長寿命なブローチ加工ができるブローチ工具及びブローチ加工方法を提供するものとなった。
好ましくは、前記ブローチ工具は、中空穴被削面が仕上げ代を残して前加工され、熱処理された後、硬度が45〜65HRC(ロックウエル硬さCスケール)相当の高硬度の前記中空穴被削面を、完成品寸法に仕上げ加工するブローチであることにより、摩擦係数を下げ、発熱を押さえるとともに、摩耗を抑制し、工具寿命を延ばすことができる。
さらに好ましくは、前記超硬合金は、WCの平均粒径が0.4〜0.8μmで、Co含有量が5〜15wt%としたので、切り込み量が少なく、こすりが多い条件でも耐摩耗性に優れたものとなった。WCの平均粒径が0.4未満は製造しにくいし、0.8μmを越えると欠け易くなるからである。またCo含有量は、5wt%未満では欠け易く、15wt%を越えると耐摩耗性が低くなるからである。
さらに好ましくは、前記超硬合金は、WCの平均粒径が0.4〜0.8μmで、Co含有量が5〜15wt%としたので、切り込み量が少なく、こすりが多い条件でも耐摩耗性に優れたものとなった。WCの平均粒径が0.4未満は製造しにくいし、0.8μmを越えると欠け易くなるからである。またCo含有量は、5wt%未満では欠け易く、15wt%を越えると耐摩耗性が低くなるからである。
図1は本発明の実施の形態の熱処理された後の仕上げ加工に使用するブローチの側面立面図、図2は図1のブローチ工具の加工対象スプライン穴ワークの平面図、図3は図1のブローチ工具の加工対象スプライン穴ワークの加工溝部の拡大説明図、図4は図2の加工対象スプライン穴ワークの、熱処理される前ブローチ加工、熱処理された後、及び、仕上げブローチ加工後のワーク加工部の、それぞれの大径寸法を示す説明図である。図2に示す本発明の実施の形態のブローチの加工対象ワークは、内径に4カ所の角スプラインのあるワーク6のスプライン大径部溝7〜10である。完成品の大径寸法はφd1=40.0mmとし、熱処理される前に、前加工用ブローチにてスプライン大径をφd2=39.9mmに加工する。即ち、完成品寸法に対して、径で0.1mmの仕上げしろを残して前加工する。次に、ワークを浸炭焼き入れし、表面硬度を60HRCとした。浸炭深さは約1mmである。このとき、ワークは熱処理変形により内径が縮径され、熱処理された後のスプライン大径寸法はφd3=39.8〜39.85(φd3の最小値:φd3min=39.8)となった。d1、d2、d3の関係を図4に示す。
図1に図2に示すようなスプライン穴ワーク(ボール溝などの溝穴ワークであってもよい)、スプライン大径部を仕上げ加工する本発明の実施の形態のブローチ工具を示す(丸ブローチ穴を仕上げ加工するブローチ工具も丸穴用の類似した形状のものが使用される)。図1のブローチ工具は、多数の切れ刃2を寸法順に切れ刃部5の軸線方向ないし長手方向へ配列した中空穴の仕上げ加工用ブローチ工具であって、切れ刃2のうちの少なくとも仕上げ部は、切れ刃2の材料が超硬合金とされ、1刃の切り込み量が切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm(丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満)にされている。図1のブローチ工具は、つかみ部1に続き、切れ刃2を多数有する。切れ刃2は、WC平均粒径は0.7μm、Co含有量は11wt%の超硬合金製とし、5は切れ刃部で、各切れ刃2のすくい面以外の切れ刃表面にTiAlNの硬質被膜のコーティングが施されている。切れ刃部5の前半部3は切れ刃1刃あたりの切り込み量を15μmとし、切れ刃部5の仕上げ加工する仕上げ部4である後半部4は切れ刃1刃あたりの切り込み量を10μmとした。すなわち、このようなブローチによる切り込みは図3に示すように、総切り込み量L1=(d1−d3min)/2=0.1mmとなり、切れ刃部5の前半部切り込み量L2=15μm、後半切り込み量L3=10μmとしたとき、切れ刃部5の前半部3切れ刃数を4枚、後半部4の切れ歯数を4枚とした。また、切れ刃部5のブローチ刃のピッチは15mmとし、ブローチ切れ刃部全長は120mm程度としたので、コンパクトで経済的なブローチとなった。
こうしたブローチで図2に示すようなワークの熱処理後のスプライン大径を加工したところ、切り込み量25μmとした場合に比べ、刃先のチッピングの発生が大幅に少なく、2倍以上の工具寿命となった。
本発明は、1刃の切り込み量が切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm(丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満)にすることが特徴であるが、例えば、粗加工用切れ刃と仕上げ加工用切れ刃で切り込み量を変える場合に、仕上げ加工切れ刃の1刃の切り込みを15μm以下とするようにしても、ある程度の効果は得られる。粗加工切れ刃の寿命が先に来ても、仕上げ歯のチッピングを遅らせることができるからである。
また、この実施例に限らず、インボリュートスプラインの大径加工、歯面加工、内径加工、またはそのいずれかの組み合わせ、CVTボール溝加工、内径加工、またはその組み合わせ等でも同様に適用できるものである。
〔発明を実施するための最良の形態の効果〕
本発明は、1刃の切り込み量が切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm(丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満)にすることが特徴であるが、例えば、粗加工用切れ刃と仕上げ加工用切れ刃で切り込み量を変える場合に、仕上げ加工切れ刃の1刃の切り込みを15μm以下とするようにしても、ある程度の効果は得られる。粗加工切れ刃の寿命が先に来ても、仕上げ歯のチッピングを遅らせることができるからである。
また、この実施例に限らず、インボリュートスプラインの大径加工、歯面加工、内径加工、またはそのいずれかの組み合わせ、CVTボール溝加工、内径加工、またはその組み合わせ等でも同様に適用できるものである。
〔発明を実施するための最良の形態の効果〕
本発明の実施の形態のブローチ工具の構成により、高硬度材の中空穴の仕上げ加工において、熱処理後に切れ刃の1刃の切り込み量が切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm(丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満)のブローチで仕上げ加工するようにしたので、刃先のチッピング、異常摩耗が少なく、長寿命なブローチ加工ができるようになった。特に、切れ刃材質が超硬合金の場合でも、チッピングなく長寿命となる。また、前加工は完成品寸法に対して仕上げ加工の切り込み方向で0.01mm以上0.15mm以下の仕上げ削り代としたので、未加工の黒皮が残ることはなく、1刃の切り込み量が15μm 以下の超硬ブローチであってもブローチ全長が短く、経済性に優れるものとなった。さらに、各切れ刃2のすくい面以外の切れ刃表面にTiAlNのコーティングを施したので、より摩耗に強く、より長寿命な工具を提供するものとなった。
好ましくは、また、WCの平均粒径が0.4〜0.8μmで、Co含有量が5〜15wt%としたので、切り込み量が少なく、こすりが多い条件でも耐摩耗性に優れる。
好ましくは、また、WCの平均粒径が0.4〜0.8μmで、Co含有量が5〜15wt%としたので、切り込み量が少なく、こすりが多い条件でも耐摩耗性に優れる。
2・・切れ刃 6・・スプライン穴ワーク 7〜10・・スプライン大径部溝
Claims (4)
- 多数の切れ刃を寸法順に長手方向へ配列した中空穴の仕上げ加工用ブローチ工具であって、前記切れ刃のうちの少なくとも仕上げ部は、前記切れ刃の材料が超硬合金とされ、1刃の切り込み量が切り込み方向でスプライン穴又はボール溝などの溝穴では5μm〜15μm、丸ブローチ穴では3μm〜9μm未満、であることを特徴とするブローチ工具。
- 前記ブローチ工具は、中空穴被削面が仕上げ代を残して前加工され、熱処理された後の硬度が45〜65HRC(ロックウエル硬さCスケール)相当の高硬度の前記中空穴被削面を、完成品寸法に仕上げ加工するブローチであることを特徴とする請求項1に記載のブローチ工具。
- 前記超硬合金は、WCの平均粒径が0.4μm〜0.8μmで、Co含有量が5wt%〜15wt%であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブローチ工具。
- 中空穴の仕上げ加工において、完成品寸法に対して仕上げ加工の切り込み方向で0.01mm以上0.15mm以下の仕上げ削り代を残して前加工され、熱処理された後の硬度が45〜65HRC相当の高硬度の中空穴被削面を、請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載のブローチ工具を用いて、完成品寸法に仕上げ加工することを特徴とするブローチ加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004123157A JP2004351609A (ja) | 2003-05-07 | 2004-04-19 | ブローチ工具及びブローチ加工方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003128625 | 2003-05-07 | ||
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Publications (1)
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Family
ID=34066992
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JP2004123157A Withdrawn JP2004351609A (ja) | 2003-05-07 | 2004-04-19 | ブローチ工具及びブローチ加工方法 |
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JP (1) | JP2004351609A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013029202A (ja) * | 2006-07-05 | 2013-02-07 | Neumayer Tekfor Holding Gmbh | トルク伝達装置、トルクを伝達するために2つの機能領域を有する構成部分を製造するための方法、及びジョイント軸 |
-
2004
- 2004-04-19 JP JP2004123157A patent/JP2004351609A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013029202A (ja) * | 2006-07-05 | 2013-02-07 | Neumayer Tekfor Holding Gmbh | トルク伝達装置、トルクを伝達するために2つの機能領域を有する構成部分を製造するための方法、及びジョイント軸 |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070703 |