JP2004351151A - 眼科装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】測定光学系の光軸外から被検眼角膜の向けて位置合わせ用の指標を投影する指標投影手段と、前記指標の角膜反射像を前記測定光学系の光軸方向から検出する指標検出手段と、該検出された角膜反射像のサイズと像高さの関係に基づいて作動距離方向のアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、を備える。角膜反射像の像高さは2つの指標又はリング指標による角膜反射像の像間隔として検出する。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼科医院等で使用される眼科装置に関する。
【0002】
【従来技術】
眼屈折力測定装置、角膜形状測定装置、眼底カメラ等の眼科装置では、被検眼角膜にアライメント用指標を投影し、その角膜反射像をCCDカメラ等の受光素子で検出することにより、測定光学系(被検眼を撮影、観察する光学系も含む)の上下左右及び作動距離方向のアライメント状態を判定している。作動距離方向におけるアライメントとしては、角膜反射像が最も小さくなる位置にアライメントし、反射像のぼけ状態(反射像のサイズ)により作動距離方向のアライメント状態の適否を判定する方法が一般的に知られている(例えば、特許文献1参照)。また、他の方法としては、光学的に被検眼との距離が異なる一対の指標を被検眼に投影し、投影された一対の指標の角膜反射像に基づいて、作動距離方向のアライメント状態を判定する方法も知られている(例えば、特許文献2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平3−1835号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平6−46999号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、角膜反射像のサイズだけで作動距離方向のアライメント状態を判定しようとすると、角膜曲率の違いによって角膜反射像のサイズが変化するため、ずれ量の判定ができない。また、前後どちらにずれても角膜反射像のサイズが同じように大きくなるため、その方向も判定できない。
作動距離検出用に専用の指標投影光学系を設ける場合には、構造の複雑化やコストアップの欠点がある。さらに、角膜に測定指標を投影する角膜形状測定等においては、その測定中に作動距離検出用の指標像がノイズ光となる場合があり、作動距離検出用の投影指標を消すと、測定中のアライメントが検出できない問題がある。手動で測定光学系を移動したり、測定中に眼が動いたりした場合、適正作動距離で測定が実行されないと、測定結果に誤差が生じることとなる。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、作動距離方向のアライメント状態を容易に検出できる眼科装置を提供することを技術課題とする。また、装置構成を複雑にすることなく、測定実行時のアライメント状態の判断が可能な眼科装置を提供することを技術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0008】
(1) 測定光学系を被検眼にアライメントする眼科装置において、測定光学系の光軸外から被検眼角膜の向けて位置合わせ用の指標を投影する指標投影手段と、前記指標の角膜反射像を前記測定光学系の光軸方向から検出する指標検出手段と、該検出された角膜反射像のサイズと像高さの関係に基づいて作動距離方向のアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼科装置において、前記指標投影手段は測定光学系の光軸外から少なくとも2つの指標を投影する手段、または測定光学系の光軸を中心にリング状の指標を投影する手段であり、前記角膜反射像の像高さは角膜反射像の像間隔として検出することを特徴とする。
(3) (1)のアライメント検出手段は、前記測定光学系が被検眼に対して作動距離方向に相対的に変化したときの角膜反射像の像高さの変化に基づいて適正作動距離に対する前後ずれを判定することを特徴とする。
(4) (1)の眼科装置において、前記アライメント検出手段の検出結果に基づいて前記測定光学系による測定結果の適否を判断する判断手段を備えることを特徴とする。
(5) (1)の眼科装置において、前記測定光学系は被検眼の光学特性を測定する測定用指標を角膜に投影する測定指標投影光学系を備え、前記位置合わせ用の指標は測定用指標と兼用されることを特徴とする。
(6) (1)の眼科装置において、前記指標投影手段は光学的に距離が異なる指標を投影する少なくとも2つの指標投影光学系を備え、前記アライメント検出手段は少なくとも1つの指標投影光学系による角膜反射像のサイズと像高さの関係に基づいて作動距離方向のアライメント状態の適否を検出し、2つの指標投影光学系による角膜反射像のサイズの違いに基づいて適正作動距離に対する前後ずれを検出することを特徴とする。
(7) 測定光学系を被検眼にアライメントする眼科装置において、測定光学系の光軸外から被検眼角膜の向けて光学的に距離が異なる第1指標と第2指標を投影する指標投影光学系と、前記第1及び第2指標の角膜反射像を検出する指標検出手段と、該検出された両角膜反射像のサイズの関係に基づいて作動距離方向のアライメント状態の適否を判定するアライメント判定手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る装置の測定光学系及び制御系の概略図である。
【0010】
10は作動距離検出用のアライメント指標を測定光軸L1外から角膜に向けて投影する指標投影光学系である。指標投影光学系10は、測定光軸L1 を挟んで所定の角度で対称に配置された2組の第1投影光学系10a、10bと、この第1投影光学系10a,10bより広い角度に配置された光軸を持ち測定光軸L1を中心に90度間隔に配置された4組の第2投影光学系10c,10d,10e,10f(10e,10fは図示を略す)を備える。第1投影光学系10a,10bは赤外光を出射する点光源11a,11bを持ち、被検眼Eに対して発散光束により指標を投影する。第2投影光学系10c,10d,10e,10fは、測定光軸L1 に対して点光源11a,11bよりも外側に位置し赤外光を出射する点光源11c,11d,11e,11f(11e,11fは図示を略す)と、レンズ12c,12d,12e,12f(12e,12fは図示を略す)をそれぞれ持つ。点光源11c〜11fはそれぞれレンズ12c〜12fにより光学的に異なる距離に置かれ、第2投影光学系10c〜10fは第1投影光学系10a,10bに対して光学的に距離が異なる指標を被検眼Eに投影する。言い換えれば、第1投影光学系及び第2投影光学系は、異なった集光状態で角膜に入射する指標を被検眼に向けて投影する。また、第2投影光学系10c〜10fは角膜形状測定用の指標投影光学系を兼ねる。
【0011】
なお、レンズ12c〜12fをコリーメーティングレンズとすれば、被検眼角膜には無限遠の指標が投影される。また、第1投影光学系10a,10bによる指標投影は、いわゆるマイヤリングによりリング状の指標を角膜に投影する光学系としても良い。
【0012】
14は結像レンズである。被検眼前眼部からの光束は、結像レンズ14を介してCCDカメラ17に結像する。結像レンズ14及びCCDカメラ17は前眼部観察光学系系、測定光学系及びアライメント検出光学系を兼ねる。CCDカメラ17から画像信号は画像処理部21に入力され、指標投影光学系10による指標像(角膜反射像)が検出される。制御部20は、画像処理部21により検出された指標像に基づいてアライメント状態の判定や角膜形状測定における演算等を行う。また、CCDカメラ17に撮像された前眼部の画像は、TVモニタ22に映し出される。
【0013】
次に、作動距離のアライメント状態の判定方法について説明する。図2は、上下左右のアライメントが完了した時のTVモニタ22の表示例を示す図である。41a,41bは点光源11a,11bの角膜反射による指標像であり、その外側にある41c〜41fは点光源11c〜11fの角膜反射による指標像である。以下では、水平方向に形成される指標像41a及び41bをM像とし、指標像41c及び41dをK像とする。作動距離のアライメント状態の検出には、M像のサイズSm、K像のサイズSk、2つのM像の像間隔Lm、2つのK像の像間隔Lkを利用する。Smのサイズは、CCDカメラ17からの輝度信号に対して、あるスレッショレベルで二値化することにより求めることができる。2つのM像の像間隔Lmは、各M像の像中心位置(又は重心位置)の間隔として求めることができる。K像のサイズSk、2つのK像の像間隔Lkも同様とする。なお、M像及びK像のぞれぞれの像間隔は、測定光軸L1からの像高さとして検出することができる。また、角膜にマイヤリングを投影するときは、角膜反射によるマイヤリング像のリング間隔とすることできる。
【0014】
図4は、作動距離方向の変化に対するの指標像のサイズSk及びSmの関係を示したものである。K像を形成する光源11c,11dは、M像を形成する光源11a,11bより光学的に遠方距離にあるので、それぞれの指標像が形成される位置にはずれが生じる。図3に示すようにM像が被検眼の手前側に形成され、K像が被検眼の奥側に形成される。よって、図4に示すように、K像のサイズSk及びM像のサイズSmがそれぞれ最も小さくなるときの装置(測定光学系)の作動距離も異なる。
【0015】
ここで、Skが最も小さくなるときの作動距離をamm、Smが最も小さくなるときの作動距離をbmmとし、両者の中間位置Tが適正作動距離となるように光学系を設定しておく。装置が適正作動距離Tに対して被検眼側に近づくときは、Smは大きくなり、Skは一旦小さくなった後に大きくなる。逆に装置が適正作動距離Tに対して遠ざかるときは、Smは一旦小さくなった後に大きくなり、Skは大きくなる。したがって、適正作動距離TでのSk及びSmのサイズ関係を予め記憶しておけば(適正作動距離Tで両像の大きさが同一になるように設定しておくと分かり易い)、適正作動距離Tに対する前後ずれが分かる。すなわち、Sm>Skの場合には適正作動距離より被検眼に近い側(前側)にあり、Sm<Skの場合には適正作動距離より被検眼に遠い側(後側)にあり、Sm=Sk(アライメント精度との関係である幅を持たせても良い)の場合に適正作動距離に位置する。
【0016】
なお、光学的に距離が異なる指標を投影する光学系として、実施形態では発散光としたが、収束光で指標を投影しても良い。収束光の場合は、指標像がさらに被検眼の奥側に形成されるので、拡散光と組み合わせれば、両指標像のサイズが最も小さくなるときの作動距離差が大きくなり、違いを検出しやすくなる。
【0017】
作動距離のずれ量の検出について説明する。M像及びK像の大きさは作動距離のずれによって変化するが、角膜曲率によっても変化してしまう。つまり、角膜曲率が小さいと像サイズも小さくなり、角膜曲率が大きいと像サイズも大きくなる。このため、作動距離のずれ量は単に像サイズを検出しただけでは正確に検出できず、作動距離のずれ量から測定結果を補正する場合等に不都合となる。そこで、2つのM像の像間隔Lm、又は2つのK像の像間隔Lkを検出し、それに応じて像サイズの判定を行う。像サイズ(Sm,Sk)と像間隔(Lm,Lk)は共に角膜曲率の変化に比例して変化するので、Sm/Lm又はSk/Lkを計算することにより、角膜曲率の違いの影響を取り除いて作動距離のずれ量を判定できる。
【0018】
図5にSm/LmとSk/Lkの関係を示す。ここで、例えば、ある形状(半径8mmのスチールボール等)で、適正作動距離TでのM像のSm0/Lm0、K像のSk0/Lk0を予め求めて記憶しておく。そして、実際のアライメント時及び測定時には、Sm0/Lm0に対するSm/Lmの差の関係、またはSk0/Lk0に対するSk/Lkの差の関係によりずれ量が検出できる。この時、適正作動距離Tより近い場合は、M像のSmが大きくなるので、Sm/Lmの値を用いてずれ量を判定することができる。適正作動距離Tより遠い場合は、K像のSkが大きくなるので、Sk/Lkの値を用いてずれ量を判定することができる。
【0019】
アライメント動作を説明する。据え置きタイプの眼科装置においては、測定光学系を収納する測定部を上下左右及び前後(作動距離)方向に移動可能に設ける。モータを駆動して測定部を自動アライメントする場合、各方向のアライメントの検出結果に基づいて測定部を各方向に移動するモータを駆動制御する。上下左右のアライメント検出は、図2における指標像41a及び41b(41c及び41d、41e及び41fでも良い)の指標像間の中心から検出することができる。別に測定光軸L1方向から角膜中心に指標を投影する光学系を設けても良い。作動距離方向のアライメントは上記の方法によりアライメント状態を検出し、適正作動距離の許容範囲に入るように測定部を移動する。手動操作の場合、あるいは、手持ち装置の場合には、アライメント状態の検出結果に基づいて測定部を移動すべき方向を誘導するガイドをモニタ22に表示すれば良い。上下左右方向及び作動距離方向のアライメント状態が所定の許容範囲になれば、制御部20により測定実行のトリガ信号が発せられ、自動的に測定が実行される。
【0020】
角膜形状の測定については、指標像41c〜41fの位置から算出される。例えば、特開昭61−85920等に記載されるように少なくとも3点の角膜投影の指標像が検出されれば、角膜形状を測定できる。測定時に被検眼が動いたり、又は手動により測定を開始し、アライメントずれがあった場合は、上記のSm/Lm又はSk/Lkによりずれ量が検出できるので、そのずれ量にに応じて測定結果を補正する。測定結果の補正についは、予め作動距離のずれ量に対する角膜曲率の補正係数を求めておけば良い。なお、Sm/Lm又はSk/Lkの値が、適正距離位置の値より大きくずれた場合はエラーとする。その範囲は期待される精度に入らない範囲を予め設定して記憶しておけば良い。
【0021】
上記で説明した実施形態では、被検眼角膜に向けて光学的に距離が異なる指標を投影する2つの投影光学系を用いたが、角膜形状測定用の第2投影光学系10c〜10fによるK像のみでもアライメント状態の検出が可能である。以下、この変容例について説明する。
【0022】
図6は作動距離距離の変化に対するK像のSk/Lkの関係を示した図であり、図7は作動距離距離の変化に対するK像のLkの関係を示した図である。適正作動距離はSk/Lkが最小となる位置aとし、前述と同様に、適正作動距離の位置aでのSk0/Lk0を予め求めて記憶しておく。そして、Sk0/Lk0に対するSk/Lkの差の関係から、角膜曲率の影響を排除したずれ量が判定できる。ずれ量がある一定値以下であれば適正作動距離の許容範囲にあると判定できる。
【0023】
ここで、適正作動距離位置に対する前後ずれの判定には、Sk/LkとLkの検出結果を利用する。Sk/Lkの変化は適正作動距離の位置aを境に逆転する。一方、Lkは被検眼に近くなるほど大きくなり、遠くなるほど小さくなる。この関係を利用して、ある位置P1でのLkとSk/Lkの値を一時的に記憶しておき、次の検出時の位置P2でのLkとSk/Lkの変化から、位置P2についての適正作動距離位置aに対する前後ずれの判定を次のように行う。
(1)Sk/Lk及びLkが共に大きくなったとき(図8(a)及び(b))→適正作動距離位置aより近くにある。
(2)Sk/Lkが大きくなり、かつLkが小さくなったとき(図8(c)及び(d))→適正作動距離位置aより遠くにある。
(3)Sk/Lkが小さくなり、かつLkも小さくなったときは、図9(a)と(b)のパターンがある。P1は何れも適正作動距離位置aより近くにあるときである。ここで、作動距離に対するLkの変化量は角膜曲率が異なってもほぼ一定であるので、Lkの変化量から求められる作動距離の変化量を計算する。作動距離とLkの変化量の関係は予め記憶していく。適正作動距離位置aからP1までの作動距離の変化量をΔZ0、P1からP2に移動したときの作動距離の変化量をΔZとし、ΔZoに対するΔZの大小を比較する。ΔZ<ΔZ0の場合(図9(a))→適正作動距離位置aより近くにある。ΔΔZ>ΔZ0の場合(図9(b))→適正作動距離位置aより遠くにある。
(4)Sk/Lkが小さくなり、かつLkが大きくなったときは、図9(c)と(d)のパターンがある。P1は何れも適正作動距離より遠くにあるときである。この場合も上記(3)と同様な方法により判定する。すなわち、ΔZ>ΔZ0の場合(図9(c))→適正作動距離位置aより近くにある。ΔZ<ΔZ0の場合(図9(d))→適正作動距離位置aより遠くにある。
【0024】
上記の変容例においては、角膜形状測定用の指標投影光学系(実施形態では、第2投影光学系10c〜10f)を用いてアライメント状態の検出が可能であるので、光学系の簡素化を図ることができ、経済的にも有利となる。また、作動距離検出用の指標像がノイズ光とならずに済む。また、測定中に眼が動いた場合(アライメント完了後に眼が動いた場合)、あるいは手動により測定を開始する場合においても、測定用の角膜反射像から測定結果の補正も可能である。
また、上記では角膜形状測定装置を例にとって説明したが、本発明は眼屈折力測定装置や、非接触式眼圧計、眼底カメラ等のアライメント調整が必要な装置に適用可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、作動距離方向のアライメント状態を容易に判定できる。また、装置構成を簡素化しつつ、測定中もアライメント状態の判断も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の測定光学系及び制御系の概略図である。
【図2】モニタの表示例を示す図である。
【図3】M像とK像が被検眼に形成される位置を説明する図である。
【図4】作動距離方向の変化に対するの指標像のサイズSk及びSmの関係を示した図である。
【図5】Sm/LmとSk/Lkの関係を示す図である。
【図6】作動距離距離の変化に対するK像のSk/Lkの関係を示した図である。
【図7】作動距離距離の変化に対するK像のLkの関係を示した図である。
【図8】K像のみを用いた場合の、適正作動距離位置に対する前後ずれの判定を説明する図である。
【図9】K像のみを用いた場合の、適正作動距離位置に対する前後ずれの判定を説明する図である。
【符号の説明】
10 指標投影光学系
10a、10b 第1投影光学系
10c,10d 第2投影光学系
17 CCDカメラ
20 制御部
21 画像処理部
22 TVモニタ
Claims (7)
- 測定光学系を被検眼にアライメントする眼科装置において、測定光学系の光軸外から被検眼角膜の向けて位置合わせ用の指標を投影する指標投影手段と、前記指標の角膜反射像を前記測定光学系の光軸方向から検出する指標検出手段と、該検出された角膜反射像のサイズと像高さの関係に基づいて作動距離方向のアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、を備えることを特徴とする眼科装置。
- 請求項1の眼科装置において、前記指標投影手段は測定光学系の光軸外から少なくとも2つの指標を投影する手段、または測定光学系の光軸を中心にリング状の指標を投影する手段であり、前記角膜反射像の像高さは角膜反射像の像間隔として検出することを特徴とする眼科装置。
- 請求項1のアライメント検出手段は、前記測定光学系が被検眼に対して作動距離方向に相対的に変化したときの角膜反射像の像高さの変化に基づいて適正作動距離に対する前後ずれを判定することを特徴とする眼科装置。
- 請求項1の眼科装置において、前記アライメント検出手段の検出結果に基づいて前記測定光学系による測定結果の適否を判断する判断手段を備えることを特徴とする眼科装置。
- 請求項1の眼科装置において、前記測定光学系は被検眼の光学特性を測定する測定用指標を角膜に投影する測定指標投影光学系を備え、前記位置合わせ用の指標は測定用指標と兼用されることを特徴とする眼科装置。
- 請求項1の眼科装置において、前記指標投影手段は光学的に距離が異なる指標を投影する少なくとも2つの指標投影光学系を備え、前記アライメント検出手段は少なくとも1つの指標投影光学系による角膜反射像のサイズと像高さの関係に基づいて作動距離方向のアライメント状態の適否を検出し、2つの指標投影光学系による角膜反射像のサイズの違いに基づいて適正作動距離に対する前後ずれを検出することを特徴とする眼科装置。
- 測定光学系を被検眼にアライメントする眼科装置において、測定光学系の光軸外から被検眼角膜の向けて光学的に距離が異なる第1指標と第2指標を投影する指標投影光学系と、前記第1及び第2指標の角膜反射像を検出する指標検出手段と、該検出された両角膜反射像のサイズの関係に基づいて作動距離方向のアライメント状態の適否を判定するアライメント判定手段と、を備えることを特徴とする眼科装置。
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