JP2004350930A - 洗濯機およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】宅外から確実に洗濯の遠隔制御ができる洗濯機を提供することを目的とする。
【解決手段】洗濯機2の予約待機中ボタン10を押して設定したときにのみ、宅外から形態電話5による遠隔制御ができるようにしたものである。これによって、携帯電話5から運転開始の指令を与えることにより、予約待機中のモードから、直ちに運転モードへ切り替わり、確実に洗濯制御を行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】洗濯機2の予約待機中ボタン10を押して設定したときにのみ、宅外から形態電話5による遠隔制御ができるようにしたものである。これによって、携帯電話5から運転開始の指令を与えることにより、予約待機中のモードから、直ちに運転モードへ切り替わり、確実に洗濯制御を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宅外から遠隔制御できる洗濯機およびそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話などを用いて、宅外から宅内へ無線の通信手段を使って洗濯機の運転/停止や運転モード、タイマーなどの設定を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−273089号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の洗濯機では、電源を入れていない状態では、洗濯機に装着された無線機器の回路にも通電されないため、宅外と宅内の洗濯機との情報のやり取りを行う情報端末との無線通信ができない。また、一度、洗濯機に「電源入」をしても、スタートせずにそのまま放って置くと、省エネ設計によるオートオフ機能により数分後に洗濯機が自分自身の電源を切るものである。したがって、宅外から携帯電話を通じて宅内の洗濯機を制御させるためには、あらかじめ洗濯機に電源を入れておく必要があり、これらは相反する。そのため、携帯電話の指令により、洗濯機の電源を入れるシステムにすればよいのではないかと考えるが、この回路構成は高価である。そしてまた、宅外から遠隔制御できたとしても、洗濯物を洗濯槽に入れていなければ、洗濯物が入っていない状態で洗濯してしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、宅外から確実に洗濯の遠隔制御ができる洗濯機およびそのプログラムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の洗濯機およびそのプログラムは、洗濯機を予約待機中に設定したときにのみ、宅外からの遠隔制御を受け付けるようにしたものである。
【0007】
これによって、携帯電話から運転開始の指令を与えることにより、予約待機中のモードから、直ちに運転モードへ切り替わり、確実に洗濯の遠隔制御ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、予約待機中に設定したときにのみ宅外からの遠隔制御を受け付ける洗濯機としたことにより、携帯電話から運転開始の指令を与えることにより、予約待機中のモードから、直ちに運転モードへ切り替わり、確実に洗濯の遠隔制御ができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、予約待機に設定することによって、予約待機中を表す予約待機中ランプのみを点灯する請求項1に記載の洗濯機としたことにより、電源をずっと入れているよりも電力消費を抑えることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、予約待機中には、予約待機を解除させる操作以外は受け付けない請求項1または2に記載の洗濯機としたことにより、誤って余計な操作ボタンを押してしまって誤作動を起こすことや、携帯電話から操作することができなくなるような状態を防ぐことができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、予約待機を設定する場合、あらかじめ洗濯物を洗濯槽に入れておかないと予約待機に設定できないようにする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機としたことにより、確実に、洗濯物が空のまま宅外から洗濯操作をしてしまうことがない。
【0012】
請求項5に記載の発明は、予約待機中に設定する場合、あらかじめ洗濯物を洗濯槽に入れておかないと予約待機に設定できないということを音声ガイダンスにて報知する請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機としたことにより、予約待機中に設定する場合、あらかじめ洗濯物を洗濯槽に入れておかないと予約待機に設定できないということを音声ガイダンスにて報知する。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機における機能の少なくとも一つをコンピューターに実現させるプログラムとしたことにより、運用途中でのプログラムの変更や追加を行うことができるので、新たな仕様変更に対応できる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
【0015】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における洗濯機の情報表示端末装置を含むネットワークシステムを示すものである。
【0016】
図において、1は宅内に設置されている情報表示端末装置、2は情報表示端末装置1と無線の家庭内LANを構成している洗濯機である。宅内に設置された情報表示端末装置1は、外部の通信ネットワーク3を介してデータセンター等に設置されるセンターサーバー4と接続している。センターサーバー4は、天気予報やニュース、販売店の情報、施設の空き情報などが常に最新の状態に更新されて記憶されている。これらセンターサーバー4に蓄積されている情報は、情報表示端末装置1を操作することにより、情報表示端末装置1から情報の要求信号が通信ネットワーク3を介してセンターサーバー4に送信され、センターサーバー4から要求された情報が通信ネットワーク3を介して情報表示端末装置1に送信され、情報表示端末装置1ではその受信した情報を表示する。5は携帯電話で、宅外から洗濯機2を遠隔制御できるものである。
【0017】
また、情報表示端末装置1や携帯電話5から洗濯機2(他の家電機器でもよい)からは運転中/停止中などの動作状態を要求した場合、無線の通信手段を使って、情報表示端末装置1や携帯電話5で表示する。また、情報表示端末装置1や携帯電話5を操作することにより、洗濯機2などの各家電機器の運転/停止や、洗い方などの運転モードやタイマーなどの制御情報を設定でき、その設定情報は無線の通信手段を使って洗濯機2などの各家電機器に送信、各家電機器は受信したその制御情報に応じて機器の運転/停止や運転モード、タイマーなどの設定を行う。他には、例えば、洗濯機2においては衣類の素材に合わせた洗いやすすぎのパターンなどをセンターサーバー4から通信ネットワーク3を介して情報表示端末装置1が受信し、洗濯機2に送信して制御することもできる。以上がネット洗濯機とその周辺の情報表示端末装置のシステム構成についての説明である。
【0018】
図2は予約待機を説明するための操作パネル6を示す。この操作パネル6には、電源ボタンのほか、洗濯の操作ボタン7、その動作ランプ8、各種の表示を行う液晶表示9、予約待機を設定する予約待機中ボタン10、予約待機中ボタン10の操作を表示する予約待機中ランプ11、および液晶表示9内容を音声ガイダンスにて報知する音声出力装置12を備えている。
【0019】
ここで、例えば、宅内の住人が洗濯機2に洗濯物が入っているものだと思い込み、後ほど宅外から携帯電話5で洗濯機2を操作するために、予約待機中状態に設定しようとする。すると、図4の様に、洗濯槽13の一番下に取付けられたおもりセンサー14により洗濯物が入っていないことを感知し、おもりセンサー14がその旨を操作パネル6へ伝える。操作パネル6は予約待機中ボタン10を操作不能にさせることを指示し、予約待機中ランプ11を点灯させる代わりに「洗濯物が洗濯層に入っておりませんので、予約待機中に設定できません。」などと、液晶表示9に図3の様に表示し、予約待機状態を行えないようにする。または近年はユニバーサルデザインにより点字のついた操作パネルが流行っているが、液晶表示の内容を認識することは不可能である。これに対処するため「洗濯物が洗濯層に入っておりませんので、予約待機中に設定できません。」などと、音声出力装置12を用いて音声によって報知することも可能なものである。なお、電源ボタンとは別に、予約待機中に設定するためには予約待機中ボタン10を意識的に操作しなければならないため、洗濯物が入っていないにもかかわらず、予約待機中ボタン10を操作してしまうことは少なく、表示や報知によらずしても確実に洗濯の遠隔制御ができる。
【0020】
次に、予約待機中機能を設けて宅外から洗濯機2を操作するという必要性であるが、例えば共働きで忙しい家庭の場合、洗濯物は仕事から帰ってくるのが遅く、朝も夜も洗濯している時間がないと仮定する。住人が深夜に帰宅してからすぐに干したい、または洗濯乾燥機付きの場合、すぐに洗濯物を取り込みたいと思ったときに、洗濯物を干す時間がない朝に洗濯物を洗濯してしまってそのまま生乾きのまま洗濯物を放置していては臭ってしまい、乾燥機付きで乾燥されていても長時間洗濯槽に放置していたのでは洗濯物がシワになってしまい、なかなかうまく洗濯できない。そこで、予約待機中モードを設けることによって、住人の会社での勤務が終わり、帰宅する時間があらかじめわかっている場合、その時間を逆算し、携帯電話5で宅内の情報表示端末装置1に洗濯時刻などを設定し、無線を用いて予約待機中モードの洗濯機2にその旨を伝え、設定時刻になると洗濯機2は洗濯・脱水・乾燥を行う。これによって、家族が帰宅時には脱水または乾燥までがちょうど終了している状態で、洗濯物をすぐに干したり、取り込んだりできる。
【0021】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2における洗濯機について説明する。実施例1との相違点は、予約待機に設定することによって、予約待機中を表す予約待機中ランプ11のみを点灯するようにしたことである。
【0022】
図2において、洗濯機2の電源が入っている場合、電源ボタンや洗濯メニューなどの動作ランプ8や、液晶表示9など色々な部分が点灯するが、予約待機中の状態でこれら全ての表示ランプ・液晶がついていたのでは電力消費が激しく、朝出勤後から深夜の帰宅時までずっと洗濯機2の電源が入っていたままになってしまう。そこで、朝の出勤時に予約待機中モードを設定した場合には、予約待機中であることを表示する予約待機中ランプ10のみを点灯させるにとどめている。
【0023】
これによって、他のランプ類は全て消灯させることにより、無駄な電力消費を抑えて、宅外からも操作できる状態で待機させるようにできる。
【0024】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3における洗濯機について説明する。実施例1との相違点は、予約待機中には、予約待機を解除させる操作以外は受け付けないようにしたことである。
【0025】
図2において、洗濯機2の予約待機中ボタン10を押して、予約待機中モードに設定した場合、誤って小さな子供が親の留守中に洗濯機2をいじってしまわないように、電源ボタンなどのボタンの使用を不能にし、予約待機中モードを解除する場合は、設置したボタンと同じボタンを押すか、携帯電話5からの操作のみにする。また情報表示端末装置1から洗濯機2を操作する場合についても、予約待機中時には情報表示端末装置1からは遠隔操作を不可能にし、洗濯機2側の予約待機中ボタン10を押して解除させた場合のみとする。
【0026】
以上のように予約待機中時には、予約待機を解除させる操作以外は受け付けなくすることによって、誤って宅内の小さな子供のいたずらで操作してしまって宅外から携帯電話5で操作不能になることを防ぐことができる。
【0027】
なお、各実施例1〜3の洗濯機における機能の少なくとも一つをコンピューターに実現させるプログラムとすることにより、運用途中でのプログラムの変更や追加を行うことができるので、新たな仕様変更に対応できる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明の洗濯機およびそのプログラムによれば、洗濯機を予約待機中に設定したときにのみ、宅外からの遠隔制御を受け付けるようにしたことによって、携帯電話から運転開始の指令を与えることにより、予約待機中のモードから、直ちに運転モードへ切り替わり、確実に洗濯の遠隔制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜3における洗濯機の情報表示端末装置を含むネットワークシステムを示す図
【図2】同洗濯機における予約待機を説明するための操作パネルの平面図
【図3】同洗濯機における予約待機設定ができない場合を説明するための操作パネルの平面図
【図4】同洗濯機の洗濯槽を示す斜視図
【符号の説明】
1 情報表示端末装置
2 洗濯機
3 通信ネットワーク
4 センターサーバー
5 携帯電話
6 操作パネル
7 操作ボタン
9 液晶表示
10 予約待機中ボタン
11 予約待機中ランプ
12 音声出力装置
13 洗濯槽
14 おもりセンサー
【発明の属する技術分野】
本発明は、宅外から遠隔制御できる洗濯機およびそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話などを用いて、宅外から宅内へ無線の通信手段を使って洗濯機の運転/停止や運転モード、タイマーなどの設定を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−273089号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の洗濯機では、電源を入れていない状態では、洗濯機に装着された無線機器の回路にも通電されないため、宅外と宅内の洗濯機との情報のやり取りを行う情報端末との無線通信ができない。また、一度、洗濯機に「電源入」をしても、スタートせずにそのまま放って置くと、省エネ設計によるオートオフ機能により数分後に洗濯機が自分自身の電源を切るものである。したがって、宅外から携帯電話を通じて宅内の洗濯機を制御させるためには、あらかじめ洗濯機に電源を入れておく必要があり、これらは相反する。そのため、携帯電話の指令により、洗濯機の電源を入れるシステムにすればよいのではないかと考えるが、この回路構成は高価である。そしてまた、宅外から遠隔制御できたとしても、洗濯物を洗濯槽に入れていなければ、洗濯物が入っていない状態で洗濯してしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、宅外から確実に洗濯の遠隔制御ができる洗濯機およびそのプログラムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の洗濯機およびそのプログラムは、洗濯機を予約待機中に設定したときにのみ、宅外からの遠隔制御を受け付けるようにしたものである。
【0007】
これによって、携帯電話から運転開始の指令を与えることにより、予約待機中のモードから、直ちに運転モードへ切り替わり、確実に洗濯の遠隔制御ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、予約待機中に設定したときにのみ宅外からの遠隔制御を受け付ける洗濯機としたことにより、携帯電話から運転開始の指令を与えることにより、予約待機中のモードから、直ちに運転モードへ切り替わり、確実に洗濯の遠隔制御ができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、予約待機に設定することによって、予約待機中を表す予約待機中ランプのみを点灯する請求項1に記載の洗濯機としたことにより、電源をずっと入れているよりも電力消費を抑えることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、予約待機中には、予約待機を解除させる操作以外は受け付けない請求項1または2に記載の洗濯機としたことにより、誤って余計な操作ボタンを押してしまって誤作動を起こすことや、携帯電話から操作することができなくなるような状態を防ぐことができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、予約待機を設定する場合、あらかじめ洗濯物を洗濯槽に入れておかないと予約待機に設定できないようにする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機としたことにより、確実に、洗濯物が空のまま宅外から洗濯操作をしてしまうことがない。
【0012】
請求項5に記載の発明は、予約待機中に設定する場合、あらかじめ洗濯物を洗濯槽に入れておかないと予約待機に設定できないということを音声ガイダンスにて報知する請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機としたことにより、予約待機中に設定する場合、あらかじめ洗濯物を洗濯槽に入れておかないと予約待機に設定できないということを音声ガイダンスにて報知する。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機における機能の少なくとも一つをコンピューターに実現させるプログラムとしたことにより、運用途中でのプログラムの変更や追加を行うことができるので、新たな仕様変更に対応できる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
【0015】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における洗濯機の情報表示端末装置を含むネットワークシステムを示すものである。
【0016】
図において、1は宅内に設置されている情報表示端末装置、2は情報表示端末装置1と無線の家庭内LANを構成している洗濯機である。宅内に設置された情報表示端末装置1は、外部の通信ネットワーク3を介してデータセンター等に設置されるセンターサーバー4と接続している。センターサーバー4は、天気予報やニュース、販売店の情報、施設の空き情報などが常に最新の状態に更新されて記憶されている。これらセンターサーバー4に蓄積されている情報は、情報表示端末装置1を操作することにより、情報表示端末装置1から情報の要求信号が通信ネットワーク3を介してセンターサーバー4に送信され、センターサーバー4から要求された情報が通信ネットワーク3を介して情報表示端末装置1に送信され、情報表示端末装置1ではその受信した情報を表示する。5は携帯電話で、宅外から洗濯機2を遠隔制御できるものである。
【0017】
また、情報表示端末装置1や携帯電話5から洗濯機2(他の家電機器でもよい)からは運転中/停止中などの動作状態を要求した場合、無線の通信手段を使って、情報表示端末装置1や携帯電話5で表示する。また、情報表示端末装置1や携帯電話5を操作することにより、洗濯機2などの各家電機器の運転/停止や、洗い方などの運転モードやタイマーなどの制御情報を設定でき、その設定情報は無線の通信手段を使って洗濯機2などの各家電機器に送信、各家電機器は受信したその制御情報に応じて機器の運転/停止や運転モード、タイマーなどの設定を行う。他には、例えば、洗濯機2においては衣類の素材に合わせた洗いやすすぎのパターンなどをセンターサーバー4から通信ネットワーク3を介して情報表示端末装置1が受信し、洗濯機2に送信して制御することもできる。以上がネット洗濯機とその周辺の情報表示端末装置のシステム構成についての説明である。
【0018】
図2は予約待機を説明するための操作パネル6を示す。この操作パネル6には、電源ボタンのほか、洗濯の操作ボタン7、その動作ランプ8、各種の表示を行う液晶表示9、予約待機を設定する予約待機中ボタン10、予約待機中ボタン10の操作を表示する予約待機中ランプ11、および液晶表示9内容を音声ガイダンスにて報知する音声出力装置12を備えている。
【0019】
ここで、例えば、宅内の住人が洗濯機2に洗濯物が入っているものだと思い込み、後ほど宅外から携帯電話5で洗濯機2を操作するために、予約待機中状態に設定しようとする。すると、図4の様に、洗濯槽13の一番下に取付けられたおもりセンサー14により洗濯物が入っていないことを感知し、おもりセンサー14がその旨を操作パネル6へ伝える。操作パネル6は予約待機中ボタン10を操作不能にさせることを指示し、予約待機中ランプ11を点灯させる代わりに「洗濯物が洗濯層に入っておりませんので、予約待機中に設定できません。」などと、液晶表示9に図3の様に表示し、予約待機状態を行えないようにする。または近年はユニバーサルデザインにより点字のついた操作パネルが流行っているが、液晶表示の内容を認識することは不可能である。これに対処するため「洗濯物が洗濯層に入っておりませんので、予約待機中に設定できません。」などと、音声出力装置12を用いて音声によって報知することも可能なものである。なお、電源ボタンとは別に、予約待機中に設定するためには予約待機中ボタン10を意識的に操作しなければならないため、洗濯物が入っていないにもかかわらず、予約待機中ボタン10を操作してしまうことは少なく、表示や報知によらずしても確実に洗濯の遠隔制御ができる。
【0020】
次に、予約待機中機能を設けて宅外から洗濯機2を操作するという必要性であるが、例えば共働きで忙しい家庭の場合、洗濯物は仕事から帰ってくるのが遅く、朝も夜も洗濯している時間がないと仮定する。住人が深夜に帰宅してからすぐに干したい、または洗濯乾燥機付きの場合、すぐに洗濯物を取り込みたいと思ったときに、洗濯物を干す時間がない朝に洗濯物を洗濯してしまってそのまま生乾きのまま洗濯物を放置していては臭ってしまい、乾燥機付きで乾燥されていても長時間洗濯槽に放置していたのでは洗濯物がシワになってしまい、なかなかうまく洗濯できない。そこで、予約待機中モードを設けることによって、住人の会社での勤務が終わり、帰宅する時間があらかじめわかっている場合、その時間を逆算し、携帯電話5で宅内の情報表示端末装置1に洗濯時刻などを設定し、無線を用いて予約待機中モードの洗濯機2にその旨を伝え、設定時刻になると洗濯機2は洗濯・脱水・乾燥を行う。これによって、家族が帰宅時には脱水または乾燥までがちょうど終了している状態で、洗濯物をすぐに干したり、取り込んだりできる。
【0021】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2における洗濯機について説明する。実施例1との相違点は、予約待機に設定することによって、予約待機中を表す予約待機中ランプ11のみを点灯するようにしたことである。
【0022】
図2において、洗濯機2の電源が入っている場合、電源ボタンや洗濯メニューなどの動作ランプ8や、液晶表示9など色々な部分が点灯するが、予約待機中の状態でこれら全ての表示ランプ・液晶がついていたのでは電力消費が激しく、朝出勤後から深夜の帰宅時までずっと洗濯機2の電源が入っていたままになってしまう。そこで、朝の出勤時に予約待機中モードを設定した場合には、予約待機中であることを表示する予約待機中ランプ10のみを点灯させるにとどめている。
【0023】
これによって、他のランプ類は全て消灯させることにより、無駄な電力消費を抑えて、宅外からも操作できる状態で待機させるようにできる。
【0024】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3における洗濯機について説明する。実施例1との相違点は、予約待機中には、予約待機を解除させる操作以外は受け付けないようにしたことである。
【0025】
図2において、洗濯機2の予約待機中ボタン10を押して、予約待機中モードに設定した場合、誤って小さな子供が親の留守中に洗濯機2をいじってしまわないように、電源ボタンなどのボタンの使用を不能にし、予約待機中モードを解除する場合は、設置したボタンと同じボタンを押すか、携帯電話5からの操作のみにする。また情報表示端末装置1から洗濯機2を操作する場合についても、予約待機中時には情報表示端末装置1からは遠隔操作を不可能にし、洗濯機2側の予約待機中ボタン10を押して解除させた場合のみとする。
【0026】
以上のように予約待機中時には、予約待機を解除させる操作以外は受け付けなくすることによって、誤って宅内の小さな子供のいたずらで操作してしまって宅外から携帯電話5で操作不能になることを防ぐことができる。
【0027】
なお、各実施例1〜3の洗濯機における機能の少なくとも一つをコンピューターに実現させるプログラムとすることにより、運用途中でのプログラムの変更や追加を行うことができるので、新たな仕様変更に対応できる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明の洗濯機およびそのプログラムによれば、洗濯機を予約待機中に設定したときにのみ、宅外からの遠隔制御を受け付けるようにしたことによって、携帯電話から運転開始の指令を与えることにより、予約待機中のモードから、直ちに運転モードへ切り替わり、確実に洗濯の遠隔制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜3における洗濯機の情報表示端末装置を含むネットワークシステムを示す図
【図2】同洗濯機における予約待機を説明するための操作パネルの平面図
【図3】同洗濯機における予約待機設定ができない場合を説明するための操作パネルの平面図
【図4】同洗濯機の洗濯槽を示す斜視図
【符号の説明】
1 情報表示端末装置
2 洗濯機
3 通信ネットワーク
4 センターサーバー
5 携帯電話
6 操作パネル
7 操作ボタン
9 液晶表示
10 予約待機中ボタン
11 予約待機中ランプ
12 音声出力装置
13 洗濯槽
14 おもりセンサー
Claims (6)
- 予約待機中に設定したときにのみ宅外からの遠隔制御を受け付ける洗濯機。
- 予約待機に設定することによって、予約待機中を表す予約待機中ランプのみを点灯する請求項1に記載の洗濯機。
- 予約待機中には、予約待機を解除させる操作以外は受け付けない請求項1または2に記載の洗濯機。
- 予約待機を設定する場合、あらかじめ洗濯物を洗濯槽に入れておかないと予約待機に設定できないようにする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 予約待機中に設定する場合、あらかじめ洗濯物を洗濯槽に入れておかないと予約待機に設定できないということを音声ガイダンスにて報知する請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機における機能の少なくとも一つをコンピューターに実現させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003152497A JP2004350930A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 洗濯機およびそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003152497A JP2004350930A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 洗濯機およびそのプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004350930A true JP2004350930A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34047702
Family Applications (1)
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JP2003152497A Pending JP2004350930A (ja) | 2003-05-29 | 2003-05-29 | 洗濯機およびそのプログラム |
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