JP2004350869A - 遊技機 - Google Patents

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JP2004350869A JP2003151546A JP2003151546A JP2004350869A JP 2004350869 A JP2004350869 A JP 2004350869A JP 2003151546 A JP2003151546 A JP 2003151546A JP 2003151546 A JP2003151546 A JP 2003151546A JP 2004350869 A JP2004350869 A JP 2004350869A
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Hiroaki Yozawa
宏明 与沢
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Abstract

【課題】本物のリールを用いることなく、立体感、リアル感のあるリールの画像を効果的に演出することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】スロットマシン(1)は、前方から目視可能な湾曲スクリーン(31)と、リールの画像を湾曲スクリーン(31)に対して投射する液晶プロジェクタ(35)と、当該液晶プロジェクタ(35)を制御する投射制御回路(37)と、を備えている。湾曲スクリーン(31)の縦断面の形状は、所定の曲率半径を持つ円弧状に形成してある。液晶プロジェクタ(35)は、湾曲スクリーン(31)の曲率中心から投射可能に配してある。投射されるリール画像情報は、湾曲スクリーン(31)の曲率半径とほぼ等しい曲率半径を持つリールの正面を表示するための情報を含む。このような構成によりリールの正面画像を写実的に表すことができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スロットマシン、パチスロ機、パロット(登録商標)、パチンコ機に代表される遊技機の画像表示装置及びそれを備える遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ドラム型図柄表示器の変動状態を、液晶表示器等の二次元(平面)表示器に動画表示する遊技機が提案されている。この提案は、遊技機が有する二次元表示器に、ドラムが回転する様子を表示しようとするものである。ところが、元々奥行きのない二次元表示器に、奥行きのあるリールを単に表示するだけでは、どうしても遠近感に欠ける。そこで、表示されるリールの縦方向中央部の幅を、同じく上端部又は下端部の幅よりも広く表示するなどして遠近法に基づく演出が行われている。しかしながら、そのような演出をもってしても、平面的な画像を立体的に見せるには限度がある。つまり、画像自体が歪んでいることから、写実性に欠けた画像しか表示することができないのが現状である。
【0003】
また、CRT上に擬似的なリールを表示する提案もある(たとえば、特許文献1参照)。CRT画面は、その表面に僅かな湾曲があるため、液晶表示器等に比べ、幾分立体感を出しやすいともいえる。しかしながら、CRT画面の僅かな湾曲だけでは、その曲率と表示しようとするリールの曲率との差が大きいため、やはり出せる立体感に限度がある。このため、写実性欠如を補うことはできない。
【0004】
さらに、透過型スクリーンに拡大投射される透過式液晶パネルの画像を、透過型スクリーンの湾曲部を介して遠近感を伴う画像に変換する技術が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。しかしながら、この技術は、透過型スクリーンの湾曲部を介して画像を変換するものであるため、画像光屈折に伴う画像の歪みを免れない。したがって、この場合においても、画像の歪みに伴う写実性欠如の問題が解決されない。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−229145(段落番号0101)
【特許文献2】
特開平9−122296(段落番号0015、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した写実性に欠ける画像は、遊技者の違和感を誘い、その違和感が遊技の楽しみを減退させる。本発明が解決しようとする課題は、表示されるリール(ドラム)の画像の歪みを可及的に少なくすることにより画像の立体感、リアル感を効果的に演出し、それにより、動画表示による遊技者の違和感を緩和して遊技を楽しめるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、次の構成を備えている。なお、何れかの請求項に係る発明の説明に当たって行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項に係る発明にも適用されるものとする。
【0008】
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係る遊技機は、遊技者が前方から目視可能な透過型スクリーンと、少なくとも図柄が描かれたリールの画像に関するリール画像情報を、静止画像及び/又は動画画像として、当該透過型スクリーンの後方から当該透過型スクリーンに対して投射する投射装置と、当該リール画像情報が、遊技者の遊技操作と関連して静止画像及び/又は動画画像として投射されるように、当該投射装置を制御するための制御手段と、を備えている。当該透過型スクリーンの縦断面の形状が、所定の曲率半径を持つ円弧状に形成してあり、当該投射装置が、当該透過型スクリーンの曲率中心又は当該曲率中心の近傍を通過する当該透過型スクリーンと平行な線上から投射可能に配してあり、当該リール画像情報が、当該透過型スクリーンの曲率半径とほぼ等しい曲率半径を持つリールの正面を表示するための情報を含むものである。
【0009】
請求項1の遊技機によれば、投射しようとするリールの曲率半径とほぼ等しい曲率半径を持つ透過型スクリーンに、曲率中心又はその近傍からリール画像情報を投射するので、少なくとも縦方向においてリールの正面画像を写実的に再現することができる。つまり、遊技位置にある遊技者の目から見て、透過型スクリーンの上下端は、その中央部に比べて遠くなるため、遠くなった分だけ先細りして見え、透過型スクリーン全体があたかもリール全体と入れ替わったような状態になる。したがって、リール画像を極力歪めることなく表示可能になり、画像の写実性が高まる。当該リール画像情報は、投射装置により投射され、投射装置は、制御手段により遊技者の遊技操作と関連させ制御される。遊技者の遊技操作とは、たとえば、スタートボタンやストップボタンの操作のことをいい、前者の操作により静止画像が動画画像に移行したり、後者の操作により動画画像が静止画像に移行したりすることを遊技操作との関連という。
【0010】
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る遊技機は、請求項1の遊技機であって、前記投射装置が複数の個別投射装置から構成してあり、当該複数の個別投射装置のそれぞれが、個別に、前記リール画像情報を、静止画像及び/又は動画画像として、当該透過型スクリーンの後方から当該透過型スクリーンに対して投射する。
【0011】
請求項2の遊技機によれば、請求項1の遊技機の作用効果に加え、縦方向の歪みに加えて横方向の歪みも比較的少なくなるように、透過型スクリーンに対してリール画像を投射することができる。すなわち、請求項2に記載の遊技機においては、投射装置は、複数の個別投射装置から構成されている。そして、これらの複数の個別投射装置のそれぞれが、個別に、リール(擬似的なリール)の静止画像及び/又は動画画像(回転画像)を投射するようになっている。したがって、複数の個別投射装置のそれぞれが投射する各リール画像の横方向の幅は、単一の投射装置によって複数のリール画像を投射する場合における当該複数のリール画像の横方向の幅と比較して、狭くなる。その結果、透過型スクリーンに対して、より鮮明に(投射される各画像の両側領域の歪みが少なくなるように)リール画像情報を投射することが可能になる。これにより、透過型スクリーン上に表示されるリール画像の写実性をより高めることができる。また、複数の個別投射装置のそれぞれが、個別に、リールの画像を投射するようになっているので、単一の投射装置のみで複数のリール画像を同時に投射する場合と比較して、遊技機における制御負担を軽くすることが可能になる。なお、本発明における「透過型スクリーン」は、透過型スクリーンを一枚のスクリーンとして構成する場合と、透過型スクリーンを複数のスクリーン(分割スクリーン)より構成する場合のいずれの場合も含む。前者の場合、本発明における「複数の個別投射装置」は、一枚の透過型スクリーンに対して、複数のリールの画像を投射する態様で用いることが可能である。また、後者の場合、「複数の個別投射装置」は、複数の透過型スクリーンのそれぞれに対して、個別にリールの画像を投射する態様で用いることが可能である。
【0012】
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係る遊技機は、請求項1又は2の遊技機であって、前記透過型スクリーンが、球面の一部と同程度の湾曲形状に形成された部分を含むように形成してあり、前記投射装置は、前記球面を有する仮想上の球体の中心付近から投射可能に配してある。
【0013】
請求項3の遊技機によれば、請求項1又は2の遊技機の作用効果に加え、半筒状の透過型スクリーンを用いる場合と比較して、より歪みが少なくなるように、リール画像情報を投射することが可能になる。すなわち、請求項3の遊技機において、透過型スクリーンは、球面の一部と同程度の湾曲形状を有するように形成されているので、光源と透過型スクリーンの投射面との間の直線距離が一定になる位置(すなわち前記球面を成す想像上の球体の中心)に投射装置を配置することができる。そして、光源と透過型スクリーンの投射面との間の直線距離が一定になる結果、投射面のほぼ全面に渡って、ほとんど歪みがなく写実性が極めて高いリールの動画画像を投射することが可能になる。また、リール画像情報に関するプログラムを作成する際に画像の歪みを考慮する必要がないので、作成者にとって、リール画像情報に関するプログラムを作成する際の負担が軽減される。
【0014】
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明に係る遊技機は、請求項1乃至3の何れかの遊技機であって、遊技者方向に突き出る透明板を備えており、前記透過型スクリーンの少なくとも一部が、当該透明板の突き出る側とは反対側の凹状をなす内側に近接して配してあり、遊技者の側からは、当該透明板を介して、前記透過型スクリーンを視認することが可能である。なお、本発明における「凸状の縦断面を含む透明板」の形状は、透過型スクリーンが透明板の内側方向に進入することが可能である限り特に限定されない。たとえば、当該透明板は、湾曲した凸状の縦断面を有しても良く、また、V字状の縦断面を有しても良い。
【0015】
請求項4の遊技機によれば、請求項1乃至3の何れかの遊技機の作用効果に加え、遊技機の奥行き寸法を小さくすることが可能になる。すなわち、請求項4の遊技機においては、透明板が凸部(例えば半筒状の湾曲凸部)を有するように形成され、透過型スクリーンの湾曲凸部の側が当該透明板の凹部の内側に進入するように(透明板が透過型スクリーンの湾曲凸部の側を覆うように)、透過型スクリーンと透明板とを近接して配置している。これにより、透過型スクリーンと透明板とをより近接して配置することが可能になるので、結果として、奥行き寸法が短くなるように、遊技機を設計することが可能になる。したがって、請求項4の遊技機を用いることにより、限られた遊技場等の空間(特に、複数の遊技機が背中合せの状態で配置される、遊技場の中程に位置する「島」と称されるエリア)を有効に活用することができる。
【0016】
(請求項5記載の発明の特徴)
請求項5記載の発明に係る遊技機は、請求項1乃至4の何れかの遊技機であって、投射するリール画像情報形成のためのリール画像情報信号を入力する入力手段を備えており、前記制御手段が、当該入力手段から入力されたリール画像情報信号に係る一のリール画像情報とは異なる他のリール画像情報に係るリール画像情報信号にも対応して当該投射装置を制御可能に構成してある。
【0017】
請求項5の遊技機によれば、請求項1乃至4の何れかの遊技機の作用効果に加え、遊技機にすでに入力されているリール画像情報とは異なるリール画像情報(特に、新規に作成されたリール画像情報)を、入力手段を介して、遊技機に新たに入力することができる。すなわち、本発明においては、実物のリールを用いる代わりに、図柄が描かれたリールを表示するための媒体として、透過型スクリーンを用いている。ここで、図柄を表示するための媒体として本物のリールを用いている場合において、リールの図柄を変更する際には、リールそのものの取り替え等の煩雑な作業が必要である。一方、リールを表示する媒体として、本発明のように透過型スクリーンを用いている場合においては、入力手段を介して、遊技機に入力されているリール画像情報を更新するだけで、遊技機において表示されるリール画像情報を変更することが可能である。したがって、請求項5の遊技機によれば、リール交換等の煩雑な作業を行うことなく、遊技機において表示されるリールのデザインや、リールの上に描かれる図柄を、簡単かつ迅速に変更することが可能になる。
【0018】
(請求項6に記載された発明の特徴)
請求項6記載の発明に係る遊技機は、請求項1乃至5の何れかの遊技機であって、前記リールの画像に含まれる図柄が、当該リールの地模様を含むものである。
【0019】
請求項6の遊技機によれば、請求項1乃至5の何れかの遊技機の作用効果に加え、リールの地模様を含む状態でリールの画像を表示することが可能になる。その結果、数字や果物等の絵柄のみを含む状態(すなわち、地模様が描かれていない状態)でリールの画像を表示する場合と比較して、より写実的にリールの画像を表示することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、各図を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。まず最初に、図1乃至6に基づいて、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、遊技機の一例であるスロットマシンの正面図である。図2は、第1実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーン(透過型スクリーン)と液晶プロジェクタ(投射装置)の構成の概略を示す斜視図である。図3は、第1実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの位置関係を示す側面図である。図4は、図2及び図3に示すように配置された液晶プロジェクタが、湾曲スクリーンに対してリール画像情報を投射している状態を示す斜視図である。図5は、図4と同様の斜視図であって、絵柄に加えて地模様を含んだ状態でリールの画像を投射している状態を示している。図6は、スロットマシンの電気的構成を示す図である。図7は、スロットマシンの遊技の流れを示すフローチャートである。
【0021】
(遊技機の外観構造)
図1乃至4を参照しながら、遊技機の代表例であるスロットマシンの概略構造について説明する。スロットマシン1は、後述する種々の部材を収納する筐体と、この筐体に対して開閉自在にヒンジ結合したフロントドア5と、から概ね構成してある。
【0022】
フロントドア5は、その上段に装飾フレーム7を、中段に操作パネル9を、下段に装飾パネル11を、それぞれ有し、さらに、最下段には遊技者方向に突き出る受け皿13と、多数の小孔群15,15と、を有している。小孔群15,15は、フロントドア5の背面に設けてある1対のスピーカの音声を外部に流すためのものである。
【0023】
図3に示すように、フロントドア5に設けられた装飾フレーム7にはガラス等から成る透明板21が嵌め込んである。この透明板21には、図4に示すように、投入されたメダルの枚数に応じて有効となる役の列を示すための有効ラインL1〜L5が予め描かれている。この有効ラインL1〜L5は、遊技者が、役の成立を判断する際に参照するものである。具体的には、投入されたメダル数が1枚のときは、中段の水平方向に延びる有効ラインL1が、役成立判断との関係で有効となる。投入されたメダル数が2枚のときは、有効ラインL1に加え、その上下段にある有効ラインL2,L3が、役成立判断との関係で有効となる。そして、投入されたメダル数が3枚のときは、有効ラインL1〜L3に加え、これらを対角線方向に横切るL4及びL5が、役成立判断との関係で有効となる。なお、本発明に係るスロットマシン1に用いられる透明板は、無色透明の板に限定されず、有色透明の板(例えば、透き通った黄色の透明板)から形成されてもよい。また、遊技者が実際に遊技を行う上で邪魔にならない程度であれば、透明板を、無色又は有色の半透明の材料から形成してもよい。本発明において用いられる透明板には、これらのすべての態様が含まれる。
【0024】
透明板21の背面側には、矩形小窓25が形成された仕切板23(図2乃至4において想像線で示す)を配してある。仕切板23の背面側には、後述する湾曲スクリーン31を配してある。遊技者は、これらの透明板21及び矩形小窓25を介して、前方(遊技者の側)から湾曲スクリーン31を目視することが可能である。なお、遊技者が湾曲スクリーン31を見る際、当該湾曲スクリーン31の周囲の配線や部品等は見えないようになっている。上述した仕切板23が湾曲スクリーン31の周囲を囲み、遊技者の視界を遮っているからである。湾曲スクリーン31と仕切板23との詳細な位置関係については、湾曲スクリーン31の構成、配置との関係で後述する。
【0025】
操作パネル9には、図1に示すように、1枚用ベットスイッチ41、2枚用ベットスイッチ42、マックスベットスイッチ43、キャンセルスイッチ44、スタートレバー45、ストップスイッチ47a,47b,47c、メダル投入口49を設けてある。1枚用ベットスイッチ41はベット用に貯留してあるメダルから1枚分だけベットするときに操作するスイッチであり、2枚用ベットスイッチ42は同じく2枚をベットするときに操作するスイッチである。マックスベットスイッチ43は、その遊技状態において最多枚数のメダルを貯留してあるメダルから投入するためのスイッチである。キャンセルスイッチ44は、ベット用に貯留してあるメダルを清算するときに押すスイッチであり、これを操作すると貯留した枚数に相当する枚数のメダルが受け皿13に払い出されるようになっている。スタートレバー45は、押し下げ操作ができるように構成されている。遊技者によってスタートレバー45の押し下げ操作が行われた際には、後述する湾曲スクリーン31にリール(擬似的なリール)の回転画像が表示されるようになっている。ストップスイッチ47a,47b,47cは、それぞれが上記擬似的なリールを停止させようとするときに押すスイッチである。すなわち、遊技者がストップスイッチ47a,47b,47cを押した際には、当該押す操作(遊技操作)に応答して、動画画像として表示されている各リール画像が順番に静止画像として表示される。メダル投入口49は、ベットするメダルを投入するための投入口である。符合50は、フロントドア5を筐体にロックするときに鍵を差し込む鍵穴を示している。
【0026】
(湾曲スクリーン)
図2乃至4を参照しながら、第1実施形態に係るスロットマシン1の湾曲スクリーン(透過型スクリーン)31の構成及び作用について説明する。湾曲スクリーン31は、従来のスロットマシンに設けられているような回転式リール(回胴/ドラム)の代わりに設けられ、擬似的なリールを表示する目的で用いられる。
【0027】
湾曲スクリーン31は、背面照射型スクリーン(背面側から画像を投射した際に、正面側(遊技者の側)においてその投射画像を目視することが可能なタイプのスクリーン)として構成され、全体として略半筒状の形状を有するように形成されている。具体的には、湾曲スクリーン31は、その縦断面の形状が所定の曲率半径を持つように、円弧状に形成されている。ここで、「所定の曲率半径」とは、スロットマシン1に設置することが可能な実際のリールの曲率半径とほぼ同程度の曲率半径を意味する。このような大きさ及び形状を有するように湾曲スクリーン31を形成することにより、本物のリールが回転しているように見えるリアルな画像を、湾曲スクリーン31上に表示することが可能になる。なお、スロットマシン1に設置することが可能なリールの大きさ(リールの曲率半径の大きさ)は、スロットマシン1のデザインや透明板21の大きさ等によって変動する。したがって、本発明において用いられる湾曲スクリーン31の「曲率半径」は、一定の値に定まっているものではないことに留意されたい。
【0028】
湾曲スクリーン31は、スロットマシン1の内部において、後述する液晶プロジェクタ(投射装置)35と仕切板23との間に配してある。具体的には、湾曲スクリーン31の湾曲状に突出した側は、矩形小窓25を通って仕切板23から部分的に突き出た状態で、透明板21と対向している。一方、湾曲スクリーンの31の反対側は、液晶プロジェクタ35と対向している。そして、この湾曲スクリーン31に対しては、液晶プロジェクタ35によって、図柄が描かれたリールの画像が擬似的に投射されるようになっている。湾曲スクリーン31に投射されたリールの画像は、図3に示す透明板21を介して、遊技者の側から目視することが可能である。
【0029】
上述した湾曲スクリーン31を有するスロットマシン1によれば、投射しようとするリールの曲率半径とほぼ等しい曲率半径を持つ湾曲スクリーン31に、曲率中心又はその近傍からリール画像情報を投射するので、少なくとも縦方向においてリールの正面画像を写実的に再現することができる。つまり、遊技位置にある遊技者の目から見て、湾曲スクリーン31の上下端は、その中央部に比べて遠くなるため、遠くなった分だけ先細りして見え、湾曲スクリーン31全体があたかもリール全体と入れ替わったような状態になる。したがって、リール画像を極力歪めることなく表示可能になり、画像の写実性が高まる。当該リール画像情報は、液晶プロジェクタ35により投射され、液晶プロジェクタ35は、投射制御回路37により遊技者の遊技操作と関連させ制御される。ここで、遊技者の遊技操作とは、たとえば、スタートレバーやストップスイッチの操作のことをいい、前者の操作により静止画像が動画画像に移行したり、後者の操作により動画画像が静止画像に移行したりすることを遊技操作との関連という。
【0030】
(液晶プロジェクタ)
図2乃至4を参照しながら、第1実施形態に係るスロットマシン1の液晶プロジェクタ(投射装置)35の構成及び作用について説明する。第1実施形態における液晶プロジェクタ35は、図2に示すように単一の光源を含んで構成されている。この液晶プロジェクタ35には、遊技者の遊技操作に応じて当該液晶プロジェクタの投射処理を制御するための投射制御回路(制御手段)37が接続されている。
【0031】
このように構成された液晶プロジェクタ35は、上述した湾曲スクリーン31の湾曲凹部の側と対向するように、スロットマシン1の内側に配置されている。具体的には、図3に示す例において、液晶プロジェクタ35は、その光源付近が曲率半径aを有する湾曲スクリーン31のほぼ曲率中心(湾曲スクリーンに対して垂直な面上において、光源と湾曲スクリーンとの間の直線距離が、ほぼ一定距離aに保たれるような位置)に位置するように配置されている。別言すれば、液晶プロジェクタ35は、その光源が、当該曲率中心の近傍を通過する線上であって、且つ湾曲スクリーン31と平行な線上(図3において紙面と垂直を成す線上)に配置されている。このような位置に液晶プロジェクタ35を配置することにより、液晶プロジェクタ35の光源と、湾曲スクリーン31の投射面との間の直線距離が可給的に一定に保たれるようになる。
【0032】
上述したように配置された液晶プロジェクタ35は、リールの画像に関するリール画像情報を、静止画像及び/又は動画画像として、湾曲スクリーン31の後方(湾曲凹部の側)から当該湾曲スクリーン31に対して投射するようになっている。リール画像情報を湾曲スクリーン31に投射した状態を、図4に示す。
【0033】
なお、本実施形態において、「静止画像」とは、湾曲スクリーン31に投射されたリールが静止して見える(回転していない)状態であって、且つ、当該リール上に表れる図柄が変動していない状態を表している画像をいう。一方、「動画画像」とは、湾曲スクリーン31に投射されたリールが動いて見える(回転して見える)状態であって、且つ、このリール画像の動きに伴って当該リール上に描かれた図柄が変動して見える状態を表している画像をいう。
【0034】
また、リール画像情報に含まれているリール上に描かれる「図柄」とは、遊技者による遊技に関連して参照される絵柄(主に、当選用絵柄及び落選用絵柄)を含む模様をいう。この「図柄」には、絵柄とともに当該絵柄の背景として描かれる地模様(リールの地面の模様)を表示する場合には、当該地模様も含まれる。ここで、図柄に含まれる「絵柄」は、文字、数字、符合、その他の記号(「☆」「!」等の記号も含む)、これら以外の手段によって表現される模様(たとえばベル、果物等の模様)、これらの結合(2種以上の任意の組み合わせ)、及びこれらと色彩(1種または2種以上の色彩)との結合を含む。本発明においては、リール画像情報に含まれる疑似リール上には、上述した絵柄の1種のみが複数描かれていても良く、また、これらの2種以上の任意の組み合わせが描かれていても良い。また、リール画像情報に含まれる疑似リール上には、必要に応じて(任意に)、上述したリールの地模様が描かれていてもよい(図5参照)。このような地模様を含む状態で図柄を表示した場合には、数字や果物等の絵柄のみを含む状態(すなわち、地模様が描かれていない状態)で図柄を表示する場合と比較して、より写実的にリールの画像を表示することが可能になる。
【0035】
図4に示す例において、湾曲スクリーン31に投射されているリール画像情報は、図柄が描かれた3つのリールに関する正面画像を含んでいる。3つのリールに関する画像は、一枚のスクリーン上に横3列に並んで表示してある。各リールの画像は、遊技者が見やすいように、矩形の枠の画像とともに表示してある。
【0036】
正面画像として表されている各リールは、湾曲スクリーン31の曲率半径aとほぼ等しい曲率半径を持つ大きさで、湾曲スクリーン31に投射されている。なお、図4において、リール画像情報に含まれる各リールの画像は、静止した状態で示されているが、遊技者が所定の操作を行った際には、当該操作に応じて回転した状態で表されるようになっている。
【0037】
(スロットマシンの制御)
図6に基づいて説明する。スロットマシン1を制御する制御装置51には、CPU52、ROM53、RAM54、入力インターフェイス55、出力インターフェイス56の他、駆動回路58、駆動回路59a,59b等を設けてある。入力インターフェイス55には、メダル投入口49の近傍に設けたメダル投入センサ61、ベットスイッチ43、スタートレバー45、ストップスイッチ47a〜47c、キャンセルスイッチ44を接続してある。また、この入力インターフェイス55には、後述するデータ入力ポート(入力手段)71及び選択スイッチ73を接続してある。他方、駆動回路58はメダルを払い出すための払出装置64に、駆動回路59a,59bはスピーカ65a,65bに、それぞれ接続してある。また、出力インターフェイス56は投射制御回路37に接続してあり、投射制御回路37は前述したように液晶プロジェクタ35を制御して湾曲スクリーン31上にリール画像情報を表示させるようになっている。
【0038】
(遊技の流れ)
図7に示すフローチャートを中心に、図1乃至5を参考にしながら遊技の流れを説明する。遊技は、遊技者がメダルをメダル投入口49に投入することから始まる(S1)。投入されたメダルは、メダル投入センサ61により検知され、その検知信号は入力インターフェイス55に入力される。この検知信号を受けたCPU52は、駆動回路59a,59bを介してスピーカ65a,65bから投入効果音を投入メダル毎に発生させる。これと同時にCPU52は、投射制御回路37に信号を送り液晶プロジェクタ35にメダル投入を示す画像を投射させる(S3)。遊技者は投入効果音と湾曲スクリーン31上に表示された映像とにより、聴覚的・視覚的にメダル投入を確認かつ実感する。
【0039】
投入されたメダルは、メダル選別装置(図示を省略)によりその真贋が判断され、受け入れるべきメダルだけが通過を許され、受け入れるべきでないメダルは受け皿13へ返却される。本実施形態では、メダル投入の煩わしさを少なくするために、多数のメダルを前もって預けて(クレジットして)おけるようにしてある。メダルの預けは、メダル投入口49に投入することにより行う。預けたメダルは、ベットスイッチ41を1回押す毎に1枚づつ減算され、減算された分がベットに回される。つまり、10枚預けてあったメダルがベットスイッチ41を1回操作することにより1枚が減算されて残り9枚となり、減算された1枚がベットに回されることになる。同じく、2回操作すれば残り8枚で2枚がベットに回され、3回操作すれば残り7枚で3枚がベットに回される。回されたメダルは、投入されたメダルと同じに扱われる。
【0040】
メダルが投入された後、遊技者がスタートレバー45を操作すると、そのスタート信号は制御装置51に入力され(S7)、続いてCPU52が抽選処理(役抽選)を行う(S9)。この抽選処理は、たとえば、プログラムに基づいて生成された乱数値を読み込み、この乱数値が所定の当選値の何れかと一致するかどうかを判定する作業のことをいう。乱数値生成プログラムは、たとえばRAM54に格納しておく。
【0041】
続いて、液晶プロジェクタ35は、すべてのリールが所定の速度で回転して見えるようなリール画像情報の動画画像(回転画像)を、湾曲スクリーン31に対して投射する(S13)。このような動画画像の投射は、スタートレバー45の操作に応じてCPU52及び投射制御回路37から送られる所定の信号に基づいて行われる。
【0042】
所定の速度で回転するリールの動画画像が始まると、CPU52が投射制御回路37に信号を送り液晶プロジェクタ35にストップスイッチ47a〜47cを操作できる状態になった画像を湾曲スクリーン31上に表示させる(S17)。たとえば、「PUSH」「押してください」の文字や、ストップボタンを押す様子を示す「人差し指を突き出した手」の絵などが、表示方法として挙げられる。
【0043】
リールの動画画像が一定時間表示された後、ストップスイッチ47a〜47cが操作されたかどうかをCPU52が判定する(S19)。CPU52は、3個あるストップスイッチ47a〜47cの全てが操作されたことが判定できたら、投射制御回路37に信号を送り上記例における「PUSH」の文字を消滅させる(S21)。
【0044】
同時に、CPU52及び投射制御回路37は、遊技者による各ストップスイッチの操作タイミングに応じて、所定の信号を液晶プロジェクタ35に送る。この信号に基づいて、液晶プロジェクタ35は、一部又は全てのリールの回転が停止して見えるようなリール画像情報の静止画像を、湾曲スクリーン31に対して投射する(S23)。
【0045】
リールが停止して見える画像が投射された後、CPU52は、役確認を行う(S25)。この役確認により、大役、小役の成立、或いは外れを決定する(S27,S31)。役確認は、前述した有効ラインL1〜L5上に、前述したS9で行った抽選処理の結果と対応する特定の図柄が揃っているか否かによって行う。投入されたコインが1枚なら有効ラインL1上に、同じく2枚なら有効ラインL1〜L3上に、さらに同じく3枚なら有効ラインL1〜L5に、それぞれ揃っていれば入賞となり、揃っていなければハズレとなる。
【0046】
S27において大役が成立している場合は、これまで行って来た通常遊技モードから大役モードに移行するとともに(S29)、この移行の事実を遊技者に報知する。一方、S27において大役が成立していない場合であって、S31において小役が成立している場合は、これまで行って来た通常遊技モードから小役モードに移行するとともに(S33)、この移行の事実を遊技者に報知する。なお、大役が成立せず、さらに小役も成立しない場合は、ハズレ処理を行い(S35)、スタートに戻る。
【0047】
メダルの払出は、払出装置64(図6参照)が行う。払出装置64は、CPU52の指示に基づいて、役に応じた枚数のメダルを受け皿13に払い出す。他方、この払出の代わりに、クレジット数を加算するようにしてもよい。払出枚数を10枚とすると、前者の場合は10枚のメダルそのものを受け皿13に払い出し、後者の場合はクレジットの残数に10を加算することになる。
【0048】
(リール画像情報信号の入力操作及び書き換え操作)
図6を参照しながら、投射されるリール画像情報を形成するリール画像情報信号をスロットマシン1に入力するための操作、及びこの信号を書き換えるための操作について説明する。スロットマシン1の入力インターフェイス55には、データ入力ポート(入力手段)71が接続してある。スロットマシン1の製造者や管理者等は、新たにリール画像情報信号を入力する際には、所定の端末をデータ入力ポート71に接続する。次に、データ入力ポート71を介して、当該端末から、投射するべきリール画像情報形成のためのリール画像情報信号をスロットマシン1に入力する。入力されたリール画像情報信号は、スロットマシン1において、RAM54に格納される。CPU52及び投射制御回路37は、遊技者による遊技操作に応じて、該当するリール画像情報信号をRAM54から抽出し、液晶プロジェクタ35に送信する。この際、必要であれば、CPU52は、抽出したリール画像情報信号に対して画像処理等を施す。液晶プロジェクタ35は、投射制御回路37からリール画像情報信号を受信し、この信号に従って所定のリール画像情報を湾曲スクリーン31に投射する。
【0049】
スロットマシン1の製造後において、RAM54に格納されているリール画像情報信号を書き換える必要が生じる場合もある。たとえば、湾曲スクリーン31に投射される遊技内容を、新たに開発された遊技内容に変更する場合等が、これに相当する。このような場合には、スロットマシン1の管理者等は、データ入力ポート71に接続した端末を利用して、RAM54に格納されているリール画像情報信号を、新たなリール画像情報信号に変更する(書き換える)。
【0050】
また、スロットマシン1の製造後において、すでに入力されているリール画像情報に加えて、新たにリール画像情報信号を入力する必要が生じる場合もある。たとえば、複数種類の遊技内容(リール画像情報信号)を選択的に湾曲スクリーン31に投射することができるように、追加的に新たなリール画像情報信号を入力する場合等が、これに相当する。このような場合には、スロットマシン1の管理者等は、上述した方法と同様の方法に従って、データ入力ポート71を介して、端末からリール画像情報信号をRAM54に入力する。なお、本発明において、スロットマシン1の投射制御回路37は、データ入力ポート71から入力されたリール画像情報信号に係る一のリール画像情報とは異なる他のリール画像情報に係るリール画像情報信号にも対応して液晶プロジェクタ35を制御できるように構成されている。したがって、上述したように複数種類のリール画像情報信号をRAM54に追加的に入力した場合であっても、所定の選択操作によって、当該選択に応じた所望のリール画像情報を湾曲スクリーン31に投射することができる。この選択操作については以下で詳述する。
【0051】
上述したようなデータ入力ポート71を設けることにより、スロットマシン1にすでに入力されているリール画像情報とは異なるリール画像情報(特に、新規に作成されたリール画像情報)を、データ入力ポート71を介して、スロットマシン1に新たに入力することができる。すなわち、本発明においては、実物のリールを用いる代わりに、図柄が描かれたリールを表示するための媒体として、湾曲スクリーン31を用いている。ここで、図柄を表示するための媒体として本物のリールを用いている場合において、リールの図柄を変更する際(特に遊技内容の種類を変更する際)には、リールそのものの取り替え等の煩雑な作業が必要である。一方、リールを表示する媒体として、本発明のように湾曲スクリーン31を用いている場合においては、データ入力ポート71を介して、スロットマシン1に入力されているリール画像情報を更新(又は追加)するだけで、スロットマシン1において表示される遊技内容を変更(又は追加)することが可能である。
【0052】
(遊技内容の選択操作)
図6を参照しながら、湾曲スクリーン31に投射される遊技内容(リール画像情報信号の種類)の選択操作について説明する。スロットマシン1には、管理者や遊技者等が当該スロットマシンの外側から操作できるように、選択スイッチ73が設けてある。この選択スイッチ73は、スロットマシン1の内部において入力インターフェイス55に接続してある。
【0053】
選択スイッチ73は、RAM54に複数種類のリール画像情報信号が格納されている場合に利用することが可能である。一例として、スロットマシン1の管理者が、選択スイッチ73を操作して、複数種類のうちの一の遊技内容(リール画像情報信号)を選択する場合について説明する。この場合、管理者は、まず選択スイッチ73を切り替えて、当該スイッチを希望する遊技内容を示す位置に合わせる。この操作に応じて、選択スイッチ73は、実行すべき遊技内容が変更された旨の信号をCPU52に送信する。CPU52は、選択スイッチ73から受信した信号に従って、RAM54に格納された複数種類のリール画像情報信号の中から、選択された遊技内容に該当するリール画像情報信号を抽出する。次に、CPU52は、抽出したリール画像情報信号を投射制御回路37に送信する。そして、CPU52及び投射制御回路37から受信した信号に従って、液晶プロジェクタ35が、選択された遊技内容に関するリール画像情報を、湾曲スクリーン31に投射する。以上説明した操作及び処理を経て、スロットマシン1の湾曲スクリーン31に表示される遊技内容が変更される。
【0054】
上述したように、選択スイッチ73を設け、さらに、複数種類のリール画像情報信号を格納することが可能なRAM54を設けることにより、簡単な操作で迅速にスロットマシン1の遊技内容を変更することが可能になる。その結果、遊技内容を変更する際に、本物のリールを取り換える等の煩わしい作業を行うことなく、湾曲スクリーン31に表示される遊技内容(リールの画像)を変更することが可能になる。また、1台のスロットマシンで複数種類の遊技内容を楽しむことが可能になるので、遊技内容の種類に応じてスロットマシンの数を増やす必要がなくなる。その結果、遊技店における限られたスペースを有効に活用することが可能になる。
【0055】
なお、上述した例では、管理者のみならず遊技者も自由に操作できるように、選択スイッチ73をスロットマシン1の外側に設ける場合について説明した。このように選択スイッチ73を外側に設けることにより、遊技者は、複数種類の遊技内容の中から、自分の好みに応じた遊技内容を自由に選択することが可能になる。また、管理者は、必要に応じて、迅速に遊技内容を変更することが可能になる。なお、選択スイッチ73を設ける箇所は上述した例に限定されない。たとえば、このような選択スイッチ73は、外側から自由に操作できないように、スロットマシン1の内側に設けてもよい。この場合には、スロットマシン1の管理者だけが操作することが可能になるので、遊技者による誤操作やいたずら等を防止することがきる。
【0056】
(第2実施形態)
図8及び図9を参照しながら、第2の実施形態に係るスロットマシン1の湾曲スクリーン及び液晶プロジェクタの構成について説明する。図8は、第2実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの構成の概略を示す斜視図である。図9は、第2実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの位置関係を示す上面図である。なお、第2実施形態に係るスロットマシン1は、湾曲スクリーンの数及び寸法を変更した点と、仕切板の形状を変更した点と、液晶プロジェクタの数を変更した点を除いて、上記第1実施形態と同様の構成を有している。以下、第1実施形態と比較した場合の異なる点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成及び作用についてはその説明を省略する。
【0057】
第2の実施形態おいて、湾曲スクリーンは、3つの個別スクリーン31a,31b,31cから構成されている。これらの3つの個別スクリーンは、第1実施形態に係る湾曲スクリーン31をほぼ等間隔で3分割することによって構成されたものである。したがって、3つの個別スクリーン31a,31b,31cは、ほぼ同様の形状を有しているとともに、その縦断面は第1実施形態の湾曲スクリーン31と同様の形状を有している。
【0058】
液晶プロジェクタは、上述した3つの個別スクリーン31a,31b,31cのそれぞれに対応する3個の個別液晶プロジェクタ(個別投射装置)35a,35b,35cから構成されている。これらの個別液晶プロジェクタは、それぞれ、第1実施形態に係る液晶プロジェクタと同様の構成を有している。
【0059】
図8及び図9において想像線で示す仕切板23’には、横方向に並ぶ3個の矩形小窓25’a,25’b,25’cが形成してある。本実施形態において、仕切板23’は、個別スクリーン31a〜31c間の隙間を塞いで、その隙間から配線や部品が遊技者から見えないように(目隠し)することを主目的に設けたものである。
【0060】
上述した個別スクリーン31a〜31cは、対応する個別液晶プロジェクタ35a〜35cとの関係において第1実施形態の場合と同様の位置関係において配置される。具体的には、個別スクリーン31a〜31cは、それぞれ、スロットマシン1の内部において、対応する個別液晶プロジェクタ35a〜35cと仕切板23’との間に配してある。各個別スクリーンの湾曲状に突出した側は、対応する位置の矩形小窓を通って仕切板23’から部分的に突き出た状態(図8参照)で、透明板21と対向している。一方、各個別スクリーン31a〜31cの反対側は、対応する個別液晶プロジェクタ35a〜35cと対向している。このような構成、配置により、個別液晶プロジェクタ35a〜35cのそれぞれは、個別に、リール画像情報を、対応する個別スクリーン31a〜31cに対して投射する(図8及び図9参照)。
【0061】
なお、第2実施形態において、スロットマシン1は、複数枚のスクリーンと、複数台の液晶プロジェクタとを備えて構成してあり、当該複数枚のスクリーンに対して、対応する液晶プロジェクタが個別にリールの画像を投射するようになっている。しかしながら、本発明において用いられる湾曲スクリーン(透過型スクリーン)は、湾曲スクリーンを一枚のスクリーンとして構成する場合と、湾曲スクリーンを複数のスクリーンより構成する場合のいずれの場合も含むことに留意されたい。したがって、例えば、本発明のスロットマシン1を、一枚の透過型スクリーンと、複数の個別投射装置とを備えて構成し、当該一枚の透過型スクリーンに対して、複数のリールの画像を投射するように構成しても良い。
【0062】
上述した第2実施形態に係るスロットマシン1によれば、単一の液晶プロジェクタのみで複数のリール画像を投射する場合(図4に示すような例)と比較して、各個別液晶プロジェクタによって投射される画像の横方向の幅は狭くなる。その結果、個別スクリーン31a,31b,31cに対して、より鮮明に(投射される各リール画像情報の両側領域の歪みが少なくなるように)リール画像情報を投射することができるので、臨場感溢れるリアルなリールの画像を表すことが可能になる。また、複数の個別液晶プロジェクタ35a,35b,35cのそれぞれが、個別に、リールの画像を投射するようになっているので、単一の投射装置のみで複数のリール画像を同時に投射する場合(図4に示すような例)と比較して、スロットマシン1における制御負担をより軽くすることが可能になる。
【0063】
(第3実施形態)
図10を参照しながら、第3の実施形態に係るスロットマシン1の湾曲スクリーン及び液晶プロジェクタの構成について説明する。図10は、第3実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの構成の概略を示す斜視図である。なお、第3実施形態に係るスロットマシン1は、湾曲スクリーンの形状を変更した点を除いて、上記第1実施形態と同様の構成を有している。以下、第1実施形態と比較した場合の異なる点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成及び作用についてはその説明を省略する。
【0064】
第3実施形態おいては、湾曲スクリーン31’は、球面(図10において想像線で示す球体の球面)の一部と同程度の湾曲形状を有するように形成されている。なお、この場合においても、湾曲スクリーン31’の縦断面は、上記第1実施形態の場合と同様に、所定の曲率半径を持つ円弧状の形を有していることは言うまでもない。一方、液晶プロジェクタ35は、第1実施形態の場合と同様の構成を有しており、前記球面の中心付近(図10において想像線で示す球体の中心付近)から投射可能に配置されている。
【0065】
このような構成を有する第3実施形態に係るスロットマシン1によれば、湾曲スクリーン31’は、部分的な球面形状を有している。その結果、液晶プロジェクタ35の光源と湾曲スクリーン31’の投射面との間の直線距離がほぼ一定になる位置において、該液晶プロジェクタ35を配置することができる。そして、光源と湾曲スクリーン31’の投射面との間の直線距離が一定になる結果、投射面のほぼ全面に渡って、ほとんど歪みがなく写実性が極めて高いリールの画像を投射することが可能になる。また、リール画像情報に関するプログラムを作成する際に画像の歪みを考慮する必要がないので、作成者にとって、リール画像情報に関するプログラムを作成する際の負担が軽減される。
【0066】
(第4実施形態)
図11を参照しながら、第4実施形態に係るスロットマシン1の湾曲スクリーン及び液晶プロジェクタの構成について説明する。図11は、第4実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの構成の概略を示す側面図である。なお、第4実施形態に係るスロットマシン1は、透明板の形状を変更した点と、湾曲スクリーン及び液晶プロジェクタの配置を変更した点と、仕切板を取り除いた点を除いて、上記第1実施形態と同様の構成を有している。以下、第1実施形態と比較した場合の異なる点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成及び作用についてはその説明を省略する。
【0067】
第4実施形態において、透明板21’は、略半筒状の形状を有するように、湾曲して形成されている。この透明板21’は、その湾曲凸部の側が遊技者と対向するように、装飾フレーム7に取り付けられている。
【0068】
湾曲スクリーン31は、上記第1実施形態の場合と同様の形を有している。ただし、本実施形態においては、湾曲スクリーン31は、透明板21’の湾曲凹部の内側に部分的に進入するように、当該透明板21’に近接して配置されている。別言すれば、湾曲スクリーン31は、上記透明板21’によって部分的に覆われるように、透明板21’に近接して配置されている。
【0069】
このような構成を有する第4実施形態に係るスロットマシン1によれば、透過型スクリーンと透明板とをより近接して配置することができるので、結果として、奥行き寸法が短くなるようにスロットマシン1を設計することが可能になる。したがって、このような薄型のスロットマシン1を複数用いることにより、限られた遊技場等の空間(特に、複数のスロットマシンが背中合せの状態で配置される、遊技場の中程に位置する「島」と称されるエリア)を有効に活用することができる。
【0070】
なお、図11に示す例において、透明板21’は、略半筒状に形成されているが、本発明において用いることが可能な透明板の形状はこれに限定されない。凸状の縦断面を有するように形成された部分を含み、且つ、湾曲スクリーン31が凹状を成す部分の内側に進入することが可能な形状であれば、透明板21’はいかなる形状に形成されていても良い。このような形状に形成されていれば、透明板21’と湾曲スクリーン31をより近接して配置することができるので、薄型のスロットマシン1を提供することが可能になるからである。
【0071】
(本発明のその他の実施形態)
上述した第1乃至第4の実施形態は、遊技機がスロットマシンである場合について説明した。前方表示と後方表示の組み合わせと、特に前者の多様性に富む演出表示とから、スロットマシンに適用することが好ましいと考えられるからである。しかしながら、上述した実施形態は、本発明から、スロットマシン以外の遊技機(たとえばパチンコ機等)を排除する趣旨ではない。すなわち、本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも適用することができることに留意されたい。たとえば、本発明は、スロットマシンに類似するパチスロ機のみならず、メダルの代わりにパチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機や、スロットマシンとパチンコ機を組合せた機能を持つパロット(登録商標)等にも適用することが可能である。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、リールの曲率半径とほぼ等しい曲率半径を持つ透過型スクリーンに対して、曲率中心又はその近傍からリール画像情報を投射するので、リールの正面画像を写実的に再現することができる。その結果、本物のリールを用いることなく、透過型スクリーン全体があたかもリール全体と入れ替わったような状態を再現することができる。また、本物のリールの代わりに、リールの画像が表される透過型スクリーンを用いているので、遊技場等における不正行為(例えば、目押し操作を補助する目的でリールに目印を付ける行為)を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例であるスロットマシンの正面図である。
【図2】第1実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる透過型スクリーンと液晶プロジェクタ投射装置の構成の概略を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの位置関係を示す側面図である。
【図4】図2及び図3に示すように配置された液晶プロジェクタが、湾曲スクリーンに対してリール画像情報を投射している状態を示す斜視図である。
【図5】図4と同様の斜視図であって、絵柄に加えて地模様(リールの地面の模様)を含んだ状態でリールの画像を投射している状態を示している。
【図6】スロットマシンの電気的構成を示す図である。
【図7】スロットマシンの遊技の流れを示すフローチャートである。
【図8】第2実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの構成の概略を示す斜視図である。
【図9】第2実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの位置関係を示す上面図である。
【図10】第3実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの構成の概略を示す斜視図である。
【図11】第4実施形態に係るスロットマシンにおいて用いられる湾曲スクリーンと液晶プロジェクタの構成の概略を示す側面図である。
【符合の説明】
1 スロットマシン(遊技機)
5 フロントドア
7 装飾フレーム
9 操作パネル
11 装飾パネル
13 受け皿
15 小孔群
21 透明板
21’ 透明板
23 仕切板
23’ 仕切板
25 矩形小窓
25’a 矩形小窓
25’b 矩形小窓
25’c 矩形小窓
31 湾曲スクリーン(透過型スクリーン)
31a 個別スクリーン(透過型スクリーン)
31b 個別スクリーン(透過型スクリーン)
31c 個別スクリーン(透過型スクリーン)
35 液晶プロジェクタ(投射装置)
35a 個別液晶プロジェクタ(個別投射装置)
35b 個別液晶プロジェクタ(個別投射装置)
35c 個別液晶プロジェクタ(個別投射装置)
37 投射制御回路
41 1枚用ベットスイッチ
42 2枚用ベットスイッチ
43 マックスベットスイッチ
44 キャンセルスイッチ
45 スタートレバー
47a ストップスイッチ
47b ストップスイッチ
47c ストップスイッチ
49 メダル投入口
51 制御装置
52 CPU
53 ROM
54 RAM
55 入力インターフェース
56 出力インターフェース
58 駆動回路
59a 駆動回路
59b 駆動回路
61 メダル投入センサ
64 払出装置
71 データ入力ポート(入力手段)
73 選択スイッチ

Claims (6)

  1. 遊技者が前方から目視可能な透過型スクリーンと、
    少なくとも図柄が描かれたリールの画像に関するリール画像情報を、静止画像及び/又は動画画像として、当該透過型スクリーンの後方から当該透過型スクリーンに対して投射する投射装置と、
    当該リール画像情報が、遊技者の遊技操作と関連して静止画像及び/又は動画画像として投射されるように、当該投射装置を制御するための制御手段と、を備え、
    当該透過型スクリーンの縦断面の形状が、所定の曲率半径を持つ円弧状に形成してあり、
    当該投射装置が、当該透過型スクリーンの曲率中心又は当該曲率中心の近傍を通過する当該透過型スクリーンと平行な線上から投射可能に配してあり、
    当該リール画像情報が、当該透過型スクリーンの曲率半径とほぼ等しい曲率半径を持つリールの正面を表示するための情報を含むものである
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記投射装置が複数の個別投射装置から構成してあり、
    当該複数の個別投射装置のそれぞれが、個別に、前記リール画像情報を、静止画像及び/又は動画画像として、当該透過型スクリーンの後方から当該透過型スクリーンに対して投射する
    ことを特徴とする請求項1に記載した遊技機。
  3. 前記透過型スクリーンが、球面の一部と同程度の湾曲形状に形成された部分を含むように形成してあり、
    前記投射装置は、前記球面を有する仮想上の球体の中心付近から投射可能に配してある
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技機。
  4. 遊技者方向に突き出る透明板を備えており、
    前記透過型スクリーンの少なくとも一部が、当該透明板の突き出る側とは反対側の凹状をなす内側に近接して配してあり、
    遊技者の側からは、当該透明板を介して、前記透過型スクリーンを視認することが可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載した遊技機。
  5. 投射するリール画像情報形成のためのリール画像情報信号を入力する入力手段を備えており、
    前記制御手段が、当該入力手段から入力されたリール画像情報信号に係る一のリール画像情報とは異なる他のリール画像情報に係るリール画像情報信号にも対応して当該投射装置を制御可能に構成してある
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載した遊技機。
  6. 前記リールの画像に含まれる図柄が、当該リールの地模様を含むものである
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載した遊技機。
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