JP2004350582A - 茸類と茸菌糸体エキスの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

茸類と茸菌糸体エキスの製造方法及びその製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004350582A
JP2004350582A JP2003151737A JP2003151737A JP2004350582A JP 2004350582 A JP2004350582 A JP 2004350582A JP 2003151737 A JP2003151737 A JP 2003151737A JP 2003151737 A JP2003151737 A JP 2003151737A JP 2004350582 A JP2004350582 A JP 2004350582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
extract
liquid
mushroom
heat treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003151737A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukeo Iwama
佐雄 岩間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003151737A priority Critical patent/JP2004350582A/ja
Publication of JP2004350582A publication Critical patent/JP2004350582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

【課題】酸化防止効果と強いエキス抽出力があって、防腐剤の不要な高品質の茸類と茸菌糸体エキスの製造方法とその装置を提供すること。
【解決手段】第一の超高温熱処理装置10によりの波動水が培養タンク21内に導入され、該培養タンク21内において、メッシュ容器26内の布製フィルター28内に投入された茸菌糸体等のエキス抽出原料Aが上下二方向からの曝気を受けながら波動水と共に攪拌混合されてエキス抽出原料Aのエキスが培養されながら抽出され、次いで、加熱殺菌タンク40内に導入されて、曝気されながら加熱されて液体中の雑菌の殺菌処理と、浮遊物の除去処理がなされ、次いで、第二の超高温熱処理装置51に導入されて、液体中の耐熱菌(ガホー菌)の殺菌処理がなされ、次いで、貯蔵タンク59内に導入されて曝気を受けながら熟成処理がなされ、出荷するまで貯蔵される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アガリクス茸(日本名をハラタケ科ハラタケ属カワリハラタケという。)であり、学名をアガリクス・ブラゼイ・ムリル(Agaricus blazei Murill)という茸の生子実体と菌糸体を含む数種の茸類と茸菌糸体より抽出するエキスの製造方法とその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アガリクス茸、ヤマブシ茸、マイタケ、花ビラ茸、メシマコブ等の茸類には、抗制がん効果、がん予防効果、血糖下降作用、血圧下降作用、抗アレルギー作用等の改善作用があることが知られており、近年、健康栄養食品として活用されている。又、各種茸類の人工栽培も栽培技術の向上により大量生産されるようになった。
【0003】
周知のように、茸は、先ず、バカスを発酵させた培地で菌床を作り、次いで、菌床の熱処理を行い、無菌状態となった菌床に植菌して菌子の培養を行い、茸子実体を発生させる。そして、茸子実体を収穫した直後に乾燥させて、この乾燥した茸を食品工場で粉末や顆粒等の健康食品に加工している。
【0004】
ところで、従来は乾燥アガリクス茸にアガリクス・ブラゼイ・ムリルの菌子体を培養し、これをエキスとして製造する方法が採られている。
【0005】
このアガリクス・ブラゼイ・ムリルの菌子体エキスの製造方法としては、特許第2887756号や特許第3093205号が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら特許に係る製造方法では、いずれも何らの処理もされていない普通の水を用いて製造しているために酸化防止上において問題があって、菌糸体の発酵や腐敗を発生することも間々あり、健康食品、健康飲料水としては品質上問題があった。
【0007】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、酸化防止効果と強いエキス抽出力があって、防腐剤の不要な高品質の健康食品・飲料として最適な茸類と茸菌糸体エキスの製造方法とその製造装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的のため、本発明の請求項1に記載の茸類と茸菌糸体エキスの製造方法は、第一の超高温熱処理装置によりアークプラズマ処理されて高エネルギー化された25〜30℃の波動水が導入された培養タンク内に定置された上面開口の有底メッシュ容器内に、細かく解した茸子実体と細粒状、或いは顆粒状の茸菌糸体であるエキス抽出原料が投入される第一工程と、前記メッシュ容器内において、前記エキス抽出原料が、メッシュ容器の上部及び前記培養タンク内の下部よりの上下二方向からの曝気を受けながら前記波動水と共に約48時間攪拌混合されて、前記エキス抽出原料のエキスが培養されながら抽出される第二工程と、該第二工程により得られた液体が、ろ過されながら加熱殺菌タンク内に導入され、該加熱殺菌タンク内において、加熱手段により液温が100℃まで上げられてこの温度で液体中の雑菌の殺菌処理と、該液体中より浮遊した泡や死滅した雑菌等の浮遊物の除去処理が15〜30分間行われ、更に常温状態において、前記浮遊物の除去処理が3〜5日間行われる第三工程と、該第三工程により得られた液体がろ過されながら前記第一の超高温熱処理装置と同一構造を有する第二の超高温熱処理装置に導入されて、液体中の耐熱菌(ガホー菌)の殺菌処理が行われる第四工程と、該第四工程により得られた液体がろ過されながら貯蔵タンク内に導入され、かつ該貯蔵タンク内において曝気を受けながら7〜14日間熟成処理が行われ、以って茸類と茸菌糸体とのエキスが得られる第五工程とを含む構成を特徴とするものである。
【0009】
本発明の請求項2に記載の茸類と茸菌糸体エキスの製造方法は、前記第一工程において、前記エキス抽出原料は、前記メッシュ容器内に取り外し可能として内装された布製フィルター内に投入されることを特徴とするものである。
【0010】
本発明の請求項3に記載の茸類と茸菌糸体エキスの製造方法は、前記第三工程にける前記加熱殺菌タンク内の浮遊物の除去処理は、該加熱殺菌タンク内の上部に取り外し可能に張設された吸着フィルターへの吸着によって行われることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の請求項4に記載の茸類と茸菌糸体エキスの製造装置は、タンク内の天然水を、3相交流によりカーボン電極でアークプラズマ炎を発生させて高エネルギー化の波動水とする第一の超高温熱処理装置と、該第一の超高温熱処理装置からの波動水が導入される培養タンクであって、タンク内底部上に立設の支持台に取り外し可能として立設された上面開口の有底メッシュ容器と、該メッシュ容器の上部とタンク底部に近接して上下対向状に付設された曝気手段とを有し、前記メッシュ容器内に投入された細かく解した茸子実体と細粒状、或いは顆粒状の茸菌糸体であるエキス抽出原料が前記曝気手段による曝気を受けながら前記波動水と共に攪拌混合されてエキス抽出原料のエキスが培養されながら抽出される培養タンクと、該培養タンクと吸引配管、吸引ポンプを介して接続され、かつ上面開口部を開閉する密閉蓋と、内部には加熱手段と曝気手段を有し、前記培養タンクよりろ過されながら導入された液体が、前記加熱手段により100℃迄に上げられて液体中の雑菌の殺菌処理がなされるとともに、前記曝気手段により曝気を受けながら常温迄に下げられて、液体中より浮遊した泡や死滅した雑菌等の浮遊物の除去処理がなされる加熱殺菌タンクと、該加熱殺菌タンクと吸引配管、吸引ポンプを介して接続され、かつ前記加熱殺菌タンクより導入された液体中の耐熱菌(ガホー菌)の殺菌処理がなされる前記第一の超高温熱処理装置と同じ構造を有する第二の超高温熱処理装置と、該第二の超高温熱処理装置と吸引配管、吸引ポンプを介して接続され、かつ上面開口部開閉する密閉蓋と、内部には曝気手段を有し、前記第二の超高温熱処理装置からろ過されながら導入された耐熱菌(ガホー菌)の殺菌処理された液体が、前記曝気手段により曝気を受けながら熟成処理され、製品として出荷されるまで貯蔵される貯蔵タンクとを備えた構成を特徴とするものである。
【0012】
本発明の請求項5に記載の茸類と茸菌糸体エキスの製造装置は、前記メッシュ容器内に取り外し可能として布製フィルターが内装され、該布製フィルター内に前記エキス抽出原料が投入される構成を特徴とするものである。
【0013】
本発明の請求項6に記載の茸類と茸菌糸体エキスの製造装置は、前記加熱殺菌タンク内の上部に吸着フィルターが取り外し可能に張設され、該吸着フィルターへの吸着によって前記液体中の浮遊物の除去処理がなされる構成を特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照し、その作用と共に説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る茸類と茸菌糸体エキスの製造装置の一例での系統図で、同図において、先ず第一工程として、第一の超高温熱処理装置によりアークプラズマ処理されて高エネルギー化された25〜30℃の波動水が培養タンク内に導入されるとともに、培養タンク内に定置された上面開口の有底メッシュ容器内には、エキス抽出を容易とするため、細かく解した茸子実体と細粒状、或いは顆粒状の茸菌糸体(以下、エキス抽出原料Aという)が投入される。
【0016】
第一の超高温熱処理装置10は、タンク11と、上面蓋12及び電極ホルダー13により支持されてタンク11内に配置された3相交流によるカーボン電極14、15、16を含み、タンク11の上部より配管17、バルブ18を介して天然水(例えば、地下300メートル以上から汲み上げられたミネラル分を多く含んだ天然水)が導入されてカーボン電極14、15、16への通電によりアークプラズマ炎を発生させる。
【0017】
すると、水中でのアーク温度は10,000℃以上となり、水のクラスターは超微粒子となり、又、強力な紫外線や電磁振動回転磁界、遠赤外線から超紫外線に至る様々な波動エネルギーを発生する。
【0018】
このように第一の超高温熱処理装置10により高エネルギー化処理された波動水は、強いエキス抽出力があり、酸化防止効果がある。
【0019】
第一の超高温熱処理装置10により得られた波動水は水温25〜30℃とされ、タンク11の底部からバルブ18、吸引配管19及び吸引ポンプ20を介して培養タンク21の上部導入口より該培養タンク21内に導入され、エキス抽出原料Aが波動水と共に培養タンク21内において曝気を受けながら攪拌混合されて茸と茸菌糸体の成分が培養されながら抽出される。
【0020】
培養タンク21は、耐食性に優れた、例えばステンレススチール等の金属製にして、かつ底部を円弧状とした円筒体であって、該培養タンク21は外側4個所(図面上においては2個所のみを示し、他の2個所は図示を省略してある)に溶接の支持脚22を介して立設されている。
【0021】
図1及び図3に示されているように、培養タンク21はその上面開口部を密閉する開閉蓋23を有し、内部底面には、上端に上面開口の円筒状支持台24を有する4本(図面上においては2本のみを示し、他の2本は図示を省略してある)の支持脚25が溶着固定され、円筒状支持台24内には、有底メッシュ容器26が取り外し可能とし定置されている。
【0022】
図2及び図3に示されているように、メッシュ容器26は、円筒状にして、上面開口の金属製であって、胴部全周面と底面に多数の開口部27を有している。
【0023】
図4に示されているように、メッシュ容器26の内周面には、上部開口の袋状の布製フィルター28が密接して設けられ、布製フィルター28の上端縁部29はメッシュ容器26の開口上端縁部30で外側に折り返され、この折り返し周縁部が金属製の止めバンド31で止められて垂設され、止めバンド31を外すことによりメッシュ容器26内より布製フィルター28を取り外すことができるようになっている。
【0024】
そして、培養タンク21内には、その上部導入口を介して第一の超高温熱処理装置10により処理された水温25〜30℃の約1,000リットルの波動水が導入されるとともに、メッシュ容器26内の布製フィルター28内には約200kgのエキス抽出原料Aが投入される。
【0025】
次いで、エキス抽出原料Aは波動水と共に布製フィルター28内において、メッシュ容器26の上部及び培養タンク21内の下部よりの上下二方向からの曝気手段により曝気を受けながら波動水と共に約48時間攪拌混合されて、エキス抽出原料Aのエキスが培養されながら抽出される。
【0026】
曝気手段は、図5に例示されているように、タンク上部の中央部位にして、かつその下向きの吹出口32が布製フィルター28の開口部のやや上方中央に位置するように側壁を挿通して固着されたコンプレッサー配管33からの分岐吸引配管34、バルブ18と、コンプレッサー配管33とバルブ18を介して接続されたエアーコンプレッサー35を含み、又、図6に例示されているように、タンク底内に近接した中央部位にその上向きの吹出口36が位置するように側壁を挿通して固着されたコンプレッサー配管33からの分岐吸引配管37、バルブ18と、コンプレッサー配管33とバルブ18を介して接続のエアーコンプレッサー35を含み、エアーコンプレッサー35の作動により圧搾空気はコンプレッサー配管33、分岐吸引配管34、37を通って吹出口32、36より下向き、上向きに同時に吹き出されて上下二方向より曝気されるようになっている。
【0027】
なお、図1に示されているように、下向き吹出口32と上向き吹出口36との角度を若干変えた上下両方向とされているのは、布製フィルター28内のエキス抽出原料Aの培地内に対流を起こさせ酸素を通り易くして、培地より茸と茸菌糸体の成分が良好に培養されながら抽出されるようにしたためである。
【0028】
次いで、培養タンク21内において48時間曝気攪拌混合された後、メッシュ容器26が支持台24から上方へ持ち上げられて、布製フィルター28内のエキス抽出原料Aの培地より液体が搾り出される。
【0029】
次いで、培養タンク21内の液体は、タンク底部に近接した部位からカートリッジ式のフィルター38、吸引配管39、バルブ18、吸引ポンプ21、導入口のフィルター38を介して上部より加熱殺菌タンク40内に導入されて第三工程へと移行される。
【0030】
カートリッジ式フィルター36は、図7に例示されているように、吸引配管39の終始端にそれぞれ着脱可能として螺着されており、これらフィルター36によりろ過されながら液体が導入されるようになっている。
【0031】
加熱殺菌タンク40は、耐食性に優れた、例えばステンレススチール等の金属製にして、かつ底部を円弧状とした円筒体であって、外側4個所(図面上においては2個所のみを示し、他の2個所は図示を省略してある)に溶接の支持脚41を介して立設されている。
【0032】
加熱殺菌タンク40は、上面開口部を開閉する密閉蓋42を有するとともに、内部中央部位のやや底面寄りには、培養タンク21における曝気手段と同等の上向き吹出口36を有するコンプレッサー配管33からの分岐吸引配管42、バルブ18と、エアーコンプレッサー35を含む曝気手段と、加熱手段であるヒーター43が付設されている。
【0033】
ヒーター43は、図8に例示されているように、タンク底部に近接したタンク外壁面を貫通してソケット44が固着されるとともに、該ソケット44に複数本のヒーター棒から構成のヒーター部材45が水平にして、かつ先端部がタンクの略中心部位に位置するが如くにして螺着され、該ヒーター43によりタンク内の液体が所定温度に加熱されるようになっている。
【0034】
加熱殺菌タンク40の開口上端縁には、液体中の浮遊物が吸着して除去される吸着フィルター46が取り外し可能として設けられている。
【0035】
吸着フィルター46は、図9に例示されているように、加熱殺菌タンク40の開口上端縁に取り外し可能として掛着される係合凹部48を有するホルダー47の下端にフィルター部材49が取り付けられたもので、掛着型の篩構造を有している。
【0036】
この第三工程において、培養タンク21からろ過されながら移された加熱殺菌タンク40内の液体は、密閉されたタンク内において、タイマー付スイッチのONによるヒーター43により約17時間をかけて液温が100℃まで上げられて、この100℃の液温が約15〜30分間保持されて液体中の雑菌の殺菌処理と、該液体中より浮遊したアクや泡、死滅した雑菌等の浮遊物が液体上面の吸着フィルター46に吸着することにより浮遊物の除去処理が行われる。
【0037】
なお、この第三工程における浮遊物の除去処理は、3〜5日間繰り返して行われる。
【0038】
次いで、第四工程として、加熱殺菌タンク40内の処理液体は、タンク下部よりフィルター38、吸引配管50、バルブ18、吸引ポンプ21を通して第二の超高温熱処理装置51の上部より導入される。
【0039】
第二の超高温熱処理装置51は、第一の超高温熱処理装置10と構造において同一であって、タンク52、上面蓋53及び電極ホルダー54により支持されてタンク52内に配置された3相交流によるカーボン電極55、56、57を含み、その機能においても同じである。
【0040】
第二の超高温熱処理装置51のタンク52内に導入された加熱殺菌タンク40からの液体は、3相交流によるカーボン電極55、56、57でのアークプラズマ炎の発生によって、瞬時に液体中の耐熱菌(ガホー菌)の殺菌(125℃で死滅)処理がなされる。
【0041】
次いで、第五工程として、第二の超高温熱処理装置51内の殺菌処理済液体は、タンク52の底部近傍より吸引配管58、バルブ18、吸引ポンプ21を介し、かつ上部の液体導入口に装着のカートリッジ式フィルター38によりろ過されながら上部より貯蔵タンク59内に導入される。
【0042】
貯蔵タンク59は、耐食性に優れた、例えばステンレススチール等の金属製にして、かつ底部を円弧状とした円筒体であって、外側4個所(図面上においては2個所のみを示し、他の2個所は図示を省略してある)に溶接の支持脚60を介して立設されている。
【0043】
貯蔵タンク59は、上面開口部を開閉するタンク密閉蓋61を有するとともに、内部略中央部における底面近傍には、加熱殺菌タンク40における曝気手段と同等の上向き吹出口36と、カートリッジ式フィルター38が付設されている。
【0044】
そして、貯蔵タンク59内に導入された液体は、上向き吹出口36、コンプレッサー配管33、バルブ18、エアーコンプレッサー35を含む曝気手段により曝気を受けながら7〜14日間位の期間熟成処理される。
【0045】
貯蔵タンク59内の熟成処理された液体中の沈殿物は自然沈殿せられ、エキス抽出原料Aより得られた抽出エキス液体は、カートリッジ式フィルター38によりろ過されながら、吸引配管62、バルブ18を介して吸引ポンプ21の作動により貯蔵タンク59内より吸引されて瓶詰め室に送られ、瓶詰めされて製品とし出荷される。
【0046】
図1において、培養タンク21、加熱殺菌タンク40及び貯蔵タンク61の底部中心部位におけるドレン口は各配管64、バルブ18を介して共通ドレン配管63と接続され、各タンク内の沈殿物や残留液体、タンク内洗浄水等は各バルブ18の開閉操作により外部に排出されるようになっている。
【0047】
【発明の効果】
しかして、本発明によれば、第一の超高温熱処理装置により高エネルギー化された波動水によって茸と茸菌糸体エキスを抽出するものであるから、強いエキス抽出力があって、効率良くエキスを抽出することができるとともに、酸化防止効果があって、菌糸体の発酵や腐敗がなくなって、防腐剤の不要な、しかも、第二の超高温熱処理装置による瞬時の耐熱菌(ガホー菌)の殺菌処理により、高品質の健康食品・飲料として最適な茸類と茸菌糸体エキスを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る茸類と茸菌糸体エキスの製造装置の一例での系統図である。
【図2】メッシュ容器の拡大横断面図である。
【図3】メッシュ容器の一部省略の拡大縦断面図である。
【図4】メッシュ容器の部分拡大正面図である。
【図5】曝気手段の構成を示す一部省略の縦断面図で、下向き吹き出の場合を示す。
【図6】曝気手段の構成を示す一部省略の縦断面図で、上向き吹き出の場合を示す。
【図7】カートリッジ式フィルターの構成を示す一部省略の断面図である。
【図8】加熱手段の構成を示す一部省略の縦断面図である。
【図9】吸着フィルターの掛着構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 第一の超高温熱処理装置
11 タンク
14、15、16 カーボン電極
21 培養タンク
23 開閉蓋
24 支持台
25 支持脚
26 メッシュ容器
27 開口部
28 布製フィルター
29 布製フィルターの上端縁部
30 メッシュ容器の開口上端縁部
31 止めバンド
32 下向き吹出口
33 コンプレッサー配管
34、37、42 分岐吸引配管
35 エアーコンプレッサー
36 上向き吹出口
38 カートリッジ式フィルター
39、50、62 吸引配管
40 加熱殺菌タンク
41 支持脚
42 開閉蓋
43 加熱手段
46 吸着フィルター
51 第二の超高温熱処理装置
52 タンク
55、56、57 カーボン電極
59 貯蔵タンク
60 支持脚
61 開閉蓋
A エキス抽出原料

Claims (6)

  1. 第一の超高温熱処理装置によりアークプラズマ処理されて高エネルギー化された25〜30℃の波動水が導入された培養タンク内に定置された上面開口の有底メッシュ容器内に、細かく解した茸子実体と細粒状、或いは顆粒状の茸菌糸体であるエキス抽出原料が投入される第一工程と、
    前記メッシュ容器内において、前記エキス抽出原料が、メッシュ容器の上部及び前記培養タンク内の下部よりの上下二方向からの曝気を受けながら前記波動水と共に約48時間攪拌混合されて、前記エキス抽出原料のエキスが培養されながら抽出される第二工程と、
    該第二工程により得られた液体が、ろ過されながら加熱殺菌タンク内に導入され、該加熱殺菌タンク内において、加熱手段により液温が100℃まで上げられてこの温度で液体中の雑菌の殺菌処理と、該液体中より浮遊した泡や死滅した雑菌等の浮遊物の除去処理が15〜30分間行われ、更に常温状態において、前記浮遊物の除去処理が3〜5日間行われる第三工程と、
    該第三工程により得られた液体がろ過されながら前記第一の超高温熱処理装置と同一構造を有する第二の超高温熱処理装置に導入されて、液体中の耐熱菌(ガホー菌)の殺菌処理が行われる第四工程と、
    該第四工程により得られた液体がろ過されながら貯蔵タンク内に導入され、かつ該貯蔵タンク内において曝気を受けながら7〜14日間熟成処理が行われ、以って茸類と茸菌糸体とのエキスが得られる第五工程と
    を含む構成を特徴とする茸類と茸菌糸体エキスの製造方法。
  2. 前記第一工程において、前記エキス抽出原料は、前記メッシュ容器内に取り外し可能として内装された布製フィルター内に投入される請求項1の茸類と茸菌糸体エキスの製造方法。
  3. 前記第三工程にける前記加熱殺菌タンク内の浮遊物の除去処理は、該加熱殺菌タンク内の上部に取り外し可能に張設された吸着フィルターへの吸着によって行われる請求項1の茸類と茸菌糸体エキスの製造方法。
  4. タンク内の天然水を、3相交流によりカーボン電極でアークプラズマ炎を発生させて高エネルギー化の波動水とする第一の超高温熱処理装置と、
    該第一の超高温熱処理装置からの波動水が導入される培養タンクであって、タンク内底部上に立設の支持台に取り外し可能として立設された上面開口の有底メッシュ容器と、該メッシュ容器の上部とタンク底部に近接して上下対向状に付設された曝気手段とを有し、前記メッシュ容器内に投入された細かく解した茸子実体と細粒状、或いは顆粒状の茸菌糸体であるエキス抽出原料が前記曝気手段による曝気を受けながら前記波動水と共に攪拌混合されてエキス抽出原料のエキスが培養されながら抽出される培養タンクと、
    該培養タンクと吸引配管、吸引ポンプを介して接続され、かつ上面開口部を開閉する密閉蓋と、内部には加熱手段と曝気手段を有し、前記培養タンクよりろ過されながら導入された液体が、前記加熱手段により100℃迄に上げられて液体中の雑菌の殺菌処理がなされるとともに、前記曝気手段により曝気を受けながら常温迄に下げられて、液体中より浮遊した泡や死滅した雑菌等の浮遊物の除去処理がなされる加熱殺菌タンクと、
    該加熱殺菌タンクと吸引配管、吸引ポンプを介して接続され、かつ前記加熱殺菌タンクより導入された液体中の耐熱菌(ガホー菌)の殺菌処理がなされる前記第一の超高温熱処理装置と同じ構造を有する第二の超高温熱処理装置と、
    該第二の超高温熱処理装置と吸引配管、吸引ポンプを介して接続され、かつ上面開口部開閉する密閉蓋と、内部には曝気手段を有し、前記第二の超高温熱処理装置からろ過されながら導入された耐熱菌(ガホー菌)の殺菌処理された液体が、前記曝気手段により曝気を受けながら熟成処理され、製品として出荷されるまで貯蔵される貯蔵タンクと
    を備えた茸類と茸菌糸体エキスの製造装置。
  5. 前記メッシュ容器内に取り外し可能として布製フィルターが内装され、該布製フィルター内に前記エキス抽出原料が投入される請求項4の茸類と茸菌糸体エキスの製造装置。
  6. 前記加熱殺菌タンク内の上部に吸着フィルターが取り外し可能に張設され、該吸着フィルターへの吸着によって前記液体中の浮遊物の除去処理がなされる請求項4の茸類と茸菌糸体エキスの製造装置。
JP2003151737A 2003-05-29 2003-05-29 茸類と茸菌糸体エキスの製造方法及びその製造装置 Pending JP2004350582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003151737A JP2004350582A (ja) 2003-05-29 2003-05-29 茸類と茸菌糸体エキスの製造方法及びその製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003151737A JP2004350582A (ja) 2003-05-29 2003-05-29 茸類と茸菌糸体エキスの製造方法及びその製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004350582A true JP2004350582A (ja) 2004-12-16

Family

ID=34047141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003151737A Pending JP2004350582A (ja) 2003-05-29 2003-05-29 茸類と茸菌糸体エキスの製造方法及びその製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004350582A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314275A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Tottori Univ 濾過液及び混合液
CN110092447A (zh) * 2019-05-06 2019-08-06 重庆工商大学 一种高压放电等离子体高cod乳化废水破乳降解装置
KR102130662B1 (ko) * 2019-07-22 2020-07-06 김재민 버섯종균의 대량생산이 가능한 배양장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314275A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Tottori Univ 濾過液及び混合液
JP4543201B2 (ja) * 2005-05-13 2010-09-15 国立大学法人鳥取大学 無味無臭の飲料水
CN110092447A (zh) * 2019-05-06 2019-08-06 重庆工商大学 一种高压放电等离子体高cod乳化废水破乳降解装置
KR102130662B1 (ko) * 2019-07-22 2020-07-06 김재민 버섯종균의 대량생산이 가능한 배양장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105942102B (zh) 一种山楂发酵饮料的制作方法
KR100970950B1 (ko) 숙성 흑마늘진액 제조방법
KR101656292B1 (ko) 초미세 미립자 공기방울을 이용한 새싹채소 세척방법 및 그 세척장치
KR101000469B1 (ko) 숙성 흑마늘 홍삼 진액 제조방법
CN108157724A (zh) 一种新会陈皮活性饮品的生产方法
CN107581463A (zh) 一种高密度二氧化碳‑闪蒸脱腥装置及脱腥方法
CN104172378A (zh) 一种黄瓜清汁及其制备方法
JP2004350582A (ja) 茸類と茸菌糸体エキスの製造方法及びその製造装置
KR101392512B1 (ko) 맑은 호박음료의 제조방법
CN111165810A (zh) 一种酵素的生产方法及其发酵装置
CN209219153U (zh) 一种高密度二氧化碳-闪蒸脱腥装置
JP3492989B2 (ja) アガリクス・ブラゼイ・ムリルの菌糸塊体エキスの製造方法及びその装置
CN206173314U (zh) 一种环保节能黄酒杀菌装置
CN206173306U (zh) 鲜酿发酵器
EP3082452A1 (en) Inhibition of microbial and cellular growth in substances
JP6796891B1 (ja) レトルト食品及びレトルト食品の製造方法
CN108277150A (zh) 一种葛根茶制备的发酵设备
JP3093205B1 (ja) アガリクス・ブラゼイ・ムリルの菌糸塊体エキスの製造方法及びその装置
CN106135984B (zh) 一种红枣浓浆及其生产工艺
CN211185738U (zh) 一种雪花梨浓缩果汁生产线以及生产设备
CN209234889U (zh) 一种溶液灭菌灭藻装置
Samani et al. The simultaneous effect of electromagnetic and ultrasound treatments on Escherichia coli count in red grape juice
CN111248259A (zh) 基于脉冲电场的流体食品杀菌装置及方法
JP2005065580A (ja) アガリクス・ブラゼイ・ムリル菌糸体の製造方法と該方法により得られたアガリクス・ブラゼイ・ムリル菌糸体エキスの製造方法及びその製造装置
CN113142439A (zh) 多营养浓缩山楂汁的加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051013

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051213