JP2004348600A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】1つのアイコンで複数の対象の状態を表現する。
【解決手段】ステータス領域に表示されるメモリステータスアイコンは、MSスロットやCFスロットに対するMS等の装着の有無を示す。すなわち、メモリステータスアイコンは、16通りに表示を変化させるようになされており、この表示の変化により、MSスロットについては、非装着、認識中、不明、通常MS、ロック状態、またはIOMS(通信機能、GPS波受信機能等のIO機能が搭載されているモジュール)の6種類の状態を示すことができる。一方、CFスロットについては、非装着、認識中、装着、または不明の4種類の状態を示すことができる。本発明は、PDAに適用することができる。
【選択図】 図15
【解決手段】ステータス領域に表示されるメモリステータスアイコンは、MSスロットやCFスロットに対するMS等の装着の有無を示す。すなわち、メモリステータスアイコンは、16通りに表示を変化させるようになされており、この表示の変化により、MSスロットについては、非装着、認識中、不明、通常MS、ロック状態、またはIOMS(通信機能、GPS波受信機能等のIO機能が搭載されているモジュール)の6種類の状態を示すことができる。一方、CFスロットについては、非装着、認識中、装着、または不明の4種類の状態を示すことができる。本発明は、PDAに適用することができる。
【選択図】 図15
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、1つのアイコンで複数の対象の状態を表現するようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
PDA(Personal Digital Assistant)等の表示画面には、例えば、バッテリの残容量を示すアイコン、音量の設定値を示すアイコン、拡張カード等の着脱状況を示すアイコン等のような所定の対象となる項目の状態を示すアイコンを表示するための領域(以下、ステータス領域と記述する)が設けられているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、ステータス領域に表示される1つのアイコンは、1つの項目の状態を示していた。しかしながら、比較的画面が小さいPDA等においては、ステータス領域に表示できるアイコンの数に限りがあるので、数多くの項目についてその状態をそれぞれ示すアイコンを表示できないという課題があった。
【0004】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、1つのアイコンで複数の対象の状態を表現できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、異なる複数の対象の状態を検知する検知手段と、検知手段によって検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更手段とを含むことを特徴とする。
【0006】
前記検知手段は、異なる複数の拡張スロットに対する拡張カードの着脱を検知するようにすることができる。
【0007】
前記検知手段は、拡張スロットに装着された拡張カードに関する情報も検知するようにすることができる。
【0008】
本発明の情報処理装置は、検知手段によって拡張スロットに対する拡張カードの装着が検知された場合、装着された拡張カードに関する情報を示すダイアログを表示するダイアログ表示手段をさらに含むことができる。
【0009】
本発明の情報処理装置は、ダイアログ表示手段によってダイアログが表示されるときの条件を設定する設定手段をさらに含むことができる。
【0010】
本発明の情報処理方法は、異なる複数の対象の状態を検知する検知ステップと、検知ステップの処理で検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明のプログラムは、異なる複数の対象の状態を検知する検知ステップと、検知ステップの処理で検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0012】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、異なる複数の対象の状態が検知され、検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示が変更される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0014】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
【0015】
すなわち、本発明の情報処理装置(例えば、図1のPDA1)は、異なる複数の対象の状態を検知する検知手段(例えば、図5のスロットI/F)と、検知手段によって検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更手段(例えば、図16のステップS25の処理を行う図5のCPU131)とを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の情報処理装置は、検知手段によって拡張スロットに対する拡張カードの装着が検知された場合、装着された拡張カードに関する情報を示すダイアログを表示するダイアログ表示手段(例えば、図23のデバイスの詳細ダイアログ261を表示させる図5のCPU131)をさらに含むことができる。
【0017】
本発明の情報処理装置は、ダイアログ表示手段によってダイアログが表示されるときの条件を設定する設定手段(例えば、図22の設定ダイアログ251を表示させる図5のCPU131)をさらに含むことができる。
【0018】
本発明の情報処理方法は、異なる複数の対象の状態を検知する検知ステップ(例えば、図16のステップS22の処理)と、検知ステップの処理で検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更ステップ(例えば、図16のステップS23の処理)とを含むことを特徴とする。
【0019】
なお、本発明のプログラムの請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係は、上述した本発明の情報処理方法のものと同様であるので、その記載は省略する。
【0020】
本発明の一実施の形態であるPDAの外観について、図1乃至図4を参照して説明する。図1および図2は本体正面、図3および図4は本体背面図を示している。
【0021】
このPDA1は、中央のヒンジ部12を境に、表示部11と本体部13とに分けられており、ヒンジ部12を介して折り畳み可能に形成されている。
【0022】
表示部11の面11−1のほぼ全面には、LCD(Liquid Crystal Display)28、および、LCD28の表面上に積層された透明なタッチパネル36が設けられている。すなわち、ユーザが指先やペン2を、LCD28上の任意の位置に接触させると、その座標がタッチパネル36により検出され、検出された座標に対応する所定の処理が行われる。
【0023】
ヒンジ部12には、CCD(Charge Coupled Device)等よりなるカメラ部21が設けられている。
【0024】
PDA1を折り畳んだとき、表示部11に対向する本体部13の面13−1には、図中上方に、PDA1にインストールされているアプリケーションプログラム(例えば、スケジュール管理用のプログラム、電話帳管理用のプログラム等)のそれぞれを表すシンボルが印刷されたボタン32が設けられており、ユーザによりボタン32が押下されたとき、それに対応するアプリケーションプログラムが起動されるようになされている。
【0025】
また、面13−1のボタン32が配置されている領域の中央部には、LCD28に表示されている画像をスクロールさせるためのスクロールボタン32が設けられている。さらに、面13−1のボタン32の下方には、文字、記号、数字等を入力するためのキーボード34が設けられている。
【0026】
本体部13の右側面13−2には、不揮発性半導体メモリの一種であるメモリースティック(商標)3(以下、MS3と記述する)を装着可能なMSスロット41が設けられている。なお、MSスロット41には、メモリースティックと同じ形状の機能拡張モジュール(例えば、Bluetooth(商標)による通信機能拡張モジュールであるIOMS)も装着することが可能である。
【0027】
本体部13の左側面13−3には、本体部13に電力を供給するリチウムイオン電池などからなるリムーバブルバッテリ162(図5)を着脱するときに開閉するバッテリ蓋26が設けられている。また、左側面13−3には、押下および回転自在なジョグダイヤル25が当該側面から僅かに突出した状態で設けられている。
【0028】
本体13の背面13−4には、不揮発性半導体メモリの一種であるコンパクトフラッシュ(登録商標)4(以下、CF4と記述する)を装着可能なCFスロット42が設けられている。CFスロット42は、図4に示すように、CF4を装着するときには当該背面からポップアップするようになされている。なお、CFスロット42には、メモリースティックと同じ形状の機能拡張モジュール(例えば、PHSによる通信機能拡張モジュール)も装着することが可能である。
【0029】
本体部13の下端面13−5には、リムーバブルバッテリ162に対して充電を行うクレードル91(図5)等の付属機器を接続するためのコネクタ67が設けられている。
【0030】
次に、PDA1の内部の構成例について、図5を参照して説明する。CPU(Central Processing Unit)131は、ROM(Read Only Memory)132に記憶されているプログラム、または記憶部139からRAM(Random Access Memory)133にロードされたアプリケーションプログラムやシルクプラグインに従って各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0031】
CPU131、ROM132、およびRAM133は、CPUインタフェース135を介して相互に接続されている。CPUインタフェース135にはまた、LCD28に表示させる画像を制御する表示制御部136が接続されている。
【0032】
表示制御部136には、CPU131の制御に基づいて、上述したカメラ部21、および、LCD28の他、VRAM138が接続されている。表示制御部136は、カメラ部21により撮像された画像をVRAM138に記憶させ、そのVRAM138に記憶されている画像や、他のメモリ(MS3、CF4、RAM133、記憶部139)に記憶されている画像を、LCD28に表示させる。VRAM138には、カメラ部21により撮像された画像の他、LCD28に表示させる画像も記憶させることができる。
【0033】
さらに、CPUインタフェース135には、上述したジョグダイヤル25、各種ボタン32,33、およびキーボード34等からなる入力部137、タッチパネル36、赤外線通信ポート62、MSスロット41およびCF42に相当するスロットI/F64、リムーバブルメインバッテリ162およびバックアップバッテリ163を充電させるとともに、他の外部装置152との通信の中継装置となるクレードル91等が接続されるコネクタ67、並びに、リモートコントローラ101若しくはヘッドホン153と接続される音声出力部としてのヘッドホンジャック24が接続されている。
【0034】
なお、タッチパネル36により検出された座標は、CPUインタフェース135、バス134を介してCPU131に提供され、CPU131は、提供されたその座標に対応する所定の情報を取得する。
【0035】
CPUインタフェース135にはまた、EEPROMまたはハードディスクなどより構成される記憶部139が必要に応じて接続される。さらに、CPUインタフェース135には、Bluetooth等に従って無線通信を行う無線通信部146、および、FeliCa(商標)のようなICカードに対して非接触でデータを読み書きする非接触ICカードにインタフェース(I/F)147が接続されている。
【0036】
外部装置152に適宜装着される磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどから読み出されたアプリケーションプログラムやシルクプラグインは、赤外線ポート62を介する赤外線通信、無線通信部146を介する無線通信、または、クレードル91を介する有線通信等の手段により、必要に応じてPDA1に対して供給され、記憶部139にインストールされる。または、スロットI/F64に適宜装着されるMS3やCF4から読み出されたアプリケーションプログラムやシルクプラグインも、必要に応じて記憶部139にインストールされる。
【0037】
またさらに、CPUインタフェース135には、表示部11が本体部13に対して閉状態の場合、オン状態となり、かつ、表示部11が本体部13に対して開状態の場合、オフ状態となるLCD開閉スイッチ144、および、表示部11が所定の角度以上回動された場合にオン状態となるLCD回転スイッチ145が設けられている。
【0038】
さらに、CPUインタフェース135には、リムーバブルメインバッテリ162が装着されるメインバッテリ装着部161、およびリムーバブルメインバッテリ162が取り外されたときの予備電源となる、充電式ボタン電池等から成るバックアップバッテリ163が接続されている。
【0039】
CPU131は、ROM132に記憶されているプログラム、または記憶部19にインストールされていて、記憶部139からRAM133にロードされるアプリケーションプログラムやシルクプラグイン等に従って各種の処理を実行する。
【0040】
次に、LCD28の画面について、図6を参照して説明する。LCD28の画面には、標準表示領域201、シルクプラグイン領域202、およびステータス領域203が設けられている。
【0041】
標準表示領域201には、アプリケーションプログラムが実行されているときには当該アプリケーションプログラムの画面が表示される。また、アプリケーションプログラムが実行されていないときには、図6に示されるようにインストールされているアプリケーションプログラムにそれぞれ対応するアプリケーションアイコン204が表示される(ただし、厳密には、このときにおいても、アプリケーションプログラムが全く実行されていないわけではなく、アプリケーションアイコン204を表示し、ユーザに選択させるためのアプリケーションプログラムが実行されている)。
【0042】
シルクプラグイン領域202には、実行中(ロード中)のシルクプラグインに対応するユーザインタフェース(ユーザによる入力用の領域)が表示される。ステータス領域203には、PDA1の所定の項目(例えば、バッテリ容量、MSスロット41やCFスロット42に対するMS3等の装着の有無、音量設定等)の状態を示すステータスアイコン205や時刻等が表示される。
【0043】
次に、シルクプラグインを切り替えるためのユーザの2種類の操作方法について説明する。
【0044】
第1の操作方法は、従来と同様に、所定の操作によって、図7に示すようにインストールされているシルクプラグインのリストとOKボタン214等を示すシルクプラグイン切替画面を標準表示領域201に表示させ、切り替え後のシルクプラグインをタップにより選択した後、OKボタン214をタップする方法である。
【0045】
図7の場合、PDA1には、3種類のシルクプラグイン(手書き文字入力機能を実現するDecuma Japanese(商標)211、計算機機能を実現するMiniCalc212、PalmOS5に標準でインストールされている手書き入力機能を実現する標準入力(Graffiti)213)がインストールされており、Decuma Japanese211がロードされている状態であって、シルクプラグイン領域202には、Decuma Japanese211に対応するユーザインタフェースが表示されている。
【0046】
例えば、図7の標準表示領域201において、ユーザがMiniCalc212をタップして選択し、OKボタン214をタップした場合、現在ロード中のDecuma Japanese211がアンロードされ(終了され)、MiniCalc212がロードされる。これに伴い、シルクプラグイン領域202には、MiniCalc212に対応するユーザインタフェースが表示される。
【0047】
シルクプラグインを切り替える第2の操作方法は、ペン2(指先でも可)により、ステータス領域203を横方向にストロークする方法である。なお、第2の操作方法を説明する前提として、インストール済のシルクプラグインには、予め順序が設定されているものとする。順序の設定は、例えば、インストールされた順に順序を設定してもよいし、各シルクプラグインの名称をアルファベット順に並べてもよいし、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
【0048】
例えば、図8に示すように、ステータス領域203を左側から右側にストロークした場合、この操作に対応してシルクプラグイン領域202には、図9A乃至図9Cに順に示すように、現在ロード中のシルクプラグインの画面を覆うように、左側から次の順序のシルクプラグインAの画面が出現する。
【0049】
反対に、例えば、図10に示すように、ステータス領域203を右側から左側にストロークした場合、この操作に対応してシルクプラグイン領域202には、図11A乃至図11Cに順に示すように、現在ロード中のシルクプラグインの画面を覆うように、右側から前の順序のシルクプラグインBの画面が出現する。
【0050】
従って、ユーザは、ステータス領域203に対してストローク操作を行うという直感的な操作により、シルクプラグインを切り替え、切り替えたシルクプラグインの画面を、ストローク操作の方向と同一の方向に出現させることができる。
【0051】
上述したシルクプラグインを切り替える第2の操作方法を実行するCPU131の処理(以下、シルクプラグイン切替処理と記述する)について、図12のフローチャートを参照して説明する。以下、図13に示すとおり、ステータス領域203のサイズを、x方向320、y方向30に仮定する。
【0052】
このシルクプラグイン切替処理は、PDA1が起動されている期間、継続して実行される。
【0053】
ステップS1において、CPU131は、ステータス領域203に対するストロークがタッチパネル36によって検知されるまで待機する。ステータス領域203に対するストロークが検知された場合、処理はステップS2に進む。ステップS2において、CPU131は、ストロークの始点の座標S(Sx,Sy)、および終点の座標E(Ex,Ey)を取得し、中間点の座標M(Mx,My)=(Ex−Sx,Ey−Sy)を演算する。
【0054】
なお、タッチパネル36が、始点の座標S、終点の座標Eのみならず、中間点の座標Mも検出するようにしてもよい。タッチパネル36が中間点の座標Mも検出するようにすれば、直線ではない軌跡も認識することが可能となる。
【0055】
ステップS3において、CPU131は、終点におけるx方向の移動ベクトル(Ex−Sx)、中間点におけるx方向の移動ベクトル(Mx−Sx)、および中間点におけるy方向の移動ベクトル(My−Sy)を演算する。
【0056】
ステップS4において、CPU131は、ステップS1で検知されたストロークが、右方向へのストロークであるか否かを判定する。具体的には、以下の4つの条件が満たされたとき、右方向へのストロークであると判定される。
終点のy座標Ey 0<Ey<30、
終点におけるx方向の移動ベクトル Ex−Sx<100
中間点におけるx方向の移動ベクトル 50<Mx−Sx
中間点におけるy方向の移動ベクトル −30<My−Sy<30
【0057】
ステップS4において、右方向へのストロークであると判定された場合、処理はステップS5に進む。ステップS5において、CPU131は、現在ロード中のシルクプラグインをアンロードし、ステップS6において、設定されている次の順序のシルクプラグインをロードする。
【0058】
ステップS7において、CPU131は、ステップS5の処理でアンロードされたシルクプラグインの画面が覆われるように、ステップS6の処理でロードしたシルクプラグインの次のシルクプラグインの画面を出現させて、シルクプラグイン領域202の表示を切り替える。
【0059】
ステップS4において、右方向へのストロークではないと判定された場合、処理はステップS8に進む。
【0060】
ステップS8において、CPU131は、ステップS1で検知されたストロークが左方向へのストロークであるか否かを判定する。具体的には、以下の4つの条件が満たされたとき、左方向へのストロークであると判定される。
終点のy座標Ey 0<Ey<30、
終点におけるx方向の移動ベクトル Ex−Sx<−100
中間点におけるx方向の移動ベクトル Mx−Sx<−50
中間点におけるy方向の移動ベクトル −30<My−Sy<30
【0061】
ステップS8において、左方向へのストロークであると判定された場合、処理はステップS9に進む。ステップS9において、PCU131は、現在ロード中のシルクプラグインをアンロードし、ステップS10において、設定されている前の順序のシルクプラグインをロードする。この処理はステップS7に進み、ステップS7において、CPU131は、ステップS9の処理でアンロードされたシルクプラグインの画面が覆われるように、ステップS10の処理でロードした前の順序のシルクプラグインの画面を出現させて、シルクプラグイン領域202の表示を切り替える。
【0062】
この処理はステップS1に戻り、その以降の処理が繰り返されることになる。以上で、シルクプラグイン切替処理の説明を終了する。
【0063】
上述したシルクプラグイン切替処理によれば、シルク領域203における右または左方向へのストロークを、中間点における移動ベクトルによって判断しているので、始点の位置に制限を設ける必要がない。また、上述したように、ステップS4およびステップS8の処理における判断条件に幅を持たせているので、誤認識を抑止しつつ、ストロークという感覚的な1回の操作によってシルクプラグインを容易に切り替えることが可能となる。
【0064】
次に、PDA1のパスワード入力支援処理について説明する。一般に、パーソナルコンピュータやPDA等においては、ユーザ以外の者による操作を抑止するために、起動時においてパスワードの入力を操作者に要求するように設定可能である。このPDA1も同様に、パスワードの入力を操作者に要求するように設定可能である。
【0065】
ところで、ハードウェアとしてのキーボードを備えているパーソナルコンピュータでは問題とならないが、ハードウェアとしてのキーボードを備えていないこともあり得る従来のPDAでは、起動時にパスワードの入力が操作者に要求されたとしても、前回の終了時に計算機機能を実現するシルクプラグインがロードされていたために、今回の起動時にも計算機機能を実現するシルクプラグインが立ち上がってしまい、パスワードの入力ができず、そのまま使用不可能な状態に陥ってしまうことがあった。
【0066】
このような不具合を抑止するため、PDA1では、起動時にパスワードの入力要求が発生した場合、この要求の発生に対応して、CPU131が、文字入力用のシルクプラグインをロードする処理(パスワード入力支援処理)が行われる。ただし、PDA1は、ハードウェアとしてのキーボード34を備えているが、キーボード34が何らかの理由によって使用できない事態を想定して、このパスワード入力支援処理が行われる。
【0067】
図14は、パスワード入力支援処理を説明するフローチャートである。このパスワード入力支援処理は、PDA1の起動時において、操作者に対してパスワードの入力を要求する表示がなされたときに開始される。
【0068】
ステップS11において、CPU131は、ユーザが文字等を入力可能な状態であるか否かを判定する。具体的には、手書き入力機能を実現するシルクプラグイン(例えば、Decuma Japanese211、標準入力(Graffiti)213等)がロードされているか否かを判定する。ユーザが文字等を入力可能な状態ではないと判定された場合、処理はステップS12に進む。ステップS12において、CPU131は、現在ロード中のシルクプラグインをアンロードし、手書き入力機能を実現するシルクプラグインをロードして、ユーザが文字等を入力可能な状態に遷移する。
【0069】
なお、ステップS11において、ユーザが文字等を入力可能な状態であると判定された場合、ステップS12の処理はスキップされる。
【0070】
以上で、パスワード入力支援処理の説明を終了する。このパスワード入力支援処理によれば、ユーザが意図的な操作をすることなく、手書き入力機能を実現するシルクプラグインをロードすることができるので、起動時において速やかにパスワードを入力することが可能となる。
【0071】
また、ハードウェアとしてのキーボードを備えていないPDA等に、このパスワード入力支援処理を実行させるようにすれば、パスワードの入力ができずに、そのまま使用不可能な状態に陥ってしまう事態の発生を抑止することができる。
【0072】
次に、LCD28のステータス領域203に表示されるステータスアイコン205のうち、MSスロット41やCFスロット42に対するMS3等の装着の有無を示すステータスアイコン(以下、メモリステータスアイコン205と記述する)について説明する。
【0073】
メモリステータスアイコン205は、図15に示すように、16通りに表示を変化させるようになされており、この表示の変化により、MSスロット41については、非装着、認識中、不明、通常MS、ロック状態、またはIOMS(通信機能、GPS波受信機能等のIO機能が搭載されたモジュール)の6種類の状態を示すことができる。一方、CFスロット42については、非装着、認識中、装着、または不明の4種類の状態を示すことができる。
【0074】
また、メモリステータスアイコン205がタップされた場合、MSスロット41に装着されたMS3等の情報を装着標準表示領域201に表示するようになされている。
【0075】
メモリステータスアイコン205の表示を切り替える処理(以下、メモリステータスアイコン表示処理と記述する)について、MSスロット41に対する装着に着目し、図15のフローチャートを参照して説明する。
【0076】
このメモリステータスアイコン表示処理は、PDA1が起動されている間、継続して実行される。
【0077】
ステップS21において、CPU131は、メモリステータスアイコン205の表示を、図16に示すように、MS3について非装着の状態とする。ステップS22において、CPU131は、MSスロット41に対してMS3が装着されるまで待機し、MS3が装着された場合、ステップS23に進み、装着されたMS3を認識する。なお、この認識が行われている間、メモリステータスアイコン205の表示を、図16に示すように、MS3について認識中の状態とする。
【0078】
装着されたMS3の認識が終了すると、ステップS25において、CPU131は、ステップS23の認識結果に対応して、メモリステータスアイコン205の表示を、MS3について変更する。具体的には、装着されたMS3が故障などにより認識できない場合には不明の表示とし、通常の半導体メモリとして認識できた場合には通常MSの表示とし、通常の半導体メモリとして認識できて、さらに、データの記録が禁止されている場合にはロック状態の表示とし、MSの形状をした通信機能、GPS波受信機能等のIO機能が搭載されたモジュールである場合にはIOMSの表示とする。
【0079】
ステップS25において、CPU131は、MSスロット41からMS3が外されるまで待機し、MS3が外された場合、ステップS23に戻り、それ以降の処理を繰り返す。以上でメモリステータスアイコン表示処理の説明を終了する。
【0080】
なお、CFスロット42に対するCF4の着脱に対しても、同様の処理が並行して実行される。
【0081】
上述したように、メモリステータスアイコン表示処理が実行されることによれば、メモリステータスアイコン205の表示の変化は、図17に示すように遷移することになる。
【0082】
メモリステータスアイコン205の表示の変化は、図15に示された例の他、例えば、図18に示すように、MS3やCF4が非装着の場合にはその輪郭すらも表示しないようにしてもよい。また、例えば、図19に示すように、MS3やCF4が非装着の場合でもその輪郭は表示するようにしてもよい。
【0083】
以上説明したように、メモリステータスアイコン205は、1つのアイコンで2つの項目(MSスロット41とCFスロット42)についての16通りの状態を示すようにしたが、1つのアイコンで3つ以上の項目についてより多くの状態を示すようにしてもよい。
【0084】
次に、図20は、メモリステータスアイコン205がタップされることに対応して標準表示領域201に表示される、MSスロット41に装着されたMS3等の情報を示すメディア情報ダイアログ241の表示例を示している。
【0085】
このメディア情報ダイアログ241には、デバイス名、当該デバイスのタイプ、ラベル、容量等の情報が表示される。メディア情報ダイアログ241のデバイス名を示す表示エリア242がタップされた場合、PDA1に装着可能なデバイスのポップアップリストが表示される。このポップアップリストには、例えば、MS、CF、本体メモリ、およびHDD等が含まれる。ポップアップリストに含まれるデバイスのうちの1つをタップして選択すると、メディア情報ダイアログ241の表示が、選択されたデバイスの情報に変更される。
【0086】
終了ボタン243は、メディア情報ダイアログ241を閉じさせるために設けられている。詳細ボタン244は、デバイスのより詳細な情報を表示させるために設けられている。
【0087】
図20の例では、デバイスとして「MS」が選択されており、タイプとして「MGメモリースティック」、ラベルとして「SAMPLE MS」、容量として「30.9MB(12.9MBの空き)」と表示されている。
【0088】
図21の例では、デバイスとして「CF」が選択されており、タイプとして「CFメモリ(ATA)」、ラベルとして「CAMERA」、容量として「30.9MB(12.9MBの空き)」と表示されている。
【0089】
このように、メモリステータスアイコン205をタップすることにより、PDA1に装着可能なデバイスの情報を切り替えて提示することができるメディア情報ダイアログ241を表示させることができるので、ユーザはデバイスの種類を意識せずにデバイスの情報を容易に取得することができる。
【0090】
ただし、メモリステータスアイコン205がタップされたことに対応して、装着されているデバイスそれぞれの情報を示す複数のダイアログ(例えば、図20と図21)を同時に表示させるようにしてもよい。
【0091】
次に、メディア情報ダイアログ241の詳細ボタン244がタップされたときに表示されるデバイスの詳細ダイアログ261について説明する。図23は、メディア情報ダイアログ241の表示エリア242がタップされたことにより表示されるポップアップリストにおいて「CF」が選択され、その状態で詳細ボタン244がタップされたときに表示されるデバイスの詳細ダイアログ261の表示例であり、CFスロット42に装着されている機能拡張モジュールの情報として、製品番号「PEGA−WL100」、製造元「Sony Corporation」、タイプ「CFネットワークアダプタ」、カテゴリ「ネットワーク」、および説明「専用ドライバを使用して動作可能な状態です」が表示されている。
【0092】
なお、メディア情報ダイアログ241の詳細ボタン244がタップされたとき以外のデバイスの詳細ダイアログ261の表示タイミングについては、所定の操作に対応して表示される、図22に示す設定ダイアログ251によって設定することができる。設定ダイアログ251においては、チェックボックス252によって、MS3やCF4の挿入時にデバイスの詳細ダイアログ261を表示するか否かを設定することができる。
【0093】
また、チェックボックス252がチェックされている状態で有効となるチェックボックス253,254によって、異常なデバイス(MS3等)が装着されたときや、正常なデバイスが装着されたとき等においてデバイスの詳細ダイアログ261を表示させるように設定することができる。
【0094】
このような設定ダイアログ251を設けることにより、ユーザが正常なデバイスであることを確認できるので、ユーザに安心感を与えることができる。
【0095】
以上のように、本発明を適用したPDA1においては、メモリステータスアイコン205をタップするだけでメディア情報ダイアログ241が表示され、さらに、メディア情報ダイアログ241の詳細ボタン244をタップするだけデバイスの詳細ダイアログ261を表示することができる。
【0096】
次に、標準表示領域201におけるアプリケーションアイコン204の表示について説明する。
【0097】
図24は、LCD28を横長の向きで使用するときの表示例であり、LCD28にシルクプラグイン領域202を設けず、標準表示領域201とステータス領域203が設けられている。
【0098】
標準表示領域201に表示されるアプリケーションアイコン204は、僅かに厚みがある矩形の3Dポリゴン(以下、オブジェクトと記述する)が所定の座標に配置され、オブジェクトの上面に各アプリケーションアイコン204の図柄(以下、テクスチャと記述する)が描画されることにより,LCD28に表示される。なお、オブジェクトの底面は上面よりも若干広いので、ユーザからは側面275が視認できるようになされている。
【0099】
標準表示領域201において1つのアプリケーションアイコン204がタップにより選択された場合、選択されたアプリケーションアイコン204(図24の場合、「HotSync」のアイコン)は強調して表示され、選択されたアプリケーションアイコン204と同種に分類されている他のアプリケーションアイコン204(図24の場合、「環境設定」、「データ保護」、「カード情報」、および「初期設定」の各アイコン)の側面275が強調表示される。
【0100】
標準表示領域201には、アプリケーションアイコン204の他、曲率スライダ271、およびスクロールバー272が設けられている。
【0101】
曲率スライダ271は、ユーザがペン2によってストロークさせることに対応してスライドし、左側から右側にスライドされるにつれて、アプリケーションアイコン204が配置される仮想的な面281(図25)の曲率kを、0.0から1.0まで、例えば、0.01刻みで擬似的に連続的に変化させる。これに伴い、まるで図25および図26に示す概念図のように、アプリケーションアイコン204の仮想的な面281が、図25に示す平面(曲率k=0.0)の状態から、図26に示す曲面(曲率k=1.0)の状態まで連続的に変化する。よって、標準表示領域201におけるアプリケーションアイコン204の表示は、図24の状態、図27、図28、そして図29の状態に連続的に変化する。
【0102】
図24および図27乃至図29を比較して明らかなように、曲率スライダ271を右側にスライドさせるにつれて、アプリケーションアイコン204のサイズを小型化することなく、標準表示領域201に同時に表示されるアプリケーションアイコン204の数を増加させることができる。従って、ユーザにとって所望のアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン204を発見しやすくなるので、所望のアプリケーションを速やかに起動させることが可能となる。
【0103】
図24に戻る。スクロールバー272は、標準表示領域201の表示を上下にスクロールさせるために設けられている。スクロールバー272には、標準表示領域201における複数のアプリケーションアイコン204の種類の区切線273が記されている。スクロールバー272に区切線273が設けられているので、ユーザは各種類に属するアプリケーションアイコン204の概数や標準表示領域201における表示位置を把握することが容易となる。
【0104】
次に、標準表示領域201にアプリケーションアイコン204を表示する手順について、図30乃至図32を参照して説明する。
【0105】
図30は、各アプリケーションアイコン204がLCD28に表示される前の画像バッファ(例えば、図5のVRAM138)に描画される順序を示している。すなわち、アプリケーションアイコン204は、▲1▼として示されるように、標準表示領域201の上下方向の中央であって左側のアプリケーションアイコン204(以下、オブジェクトAと記述する。他も同様とする)を先頭とする中央列のオブジェクトA,B,C,Dが順に描画され、次に、▲2▼として示されるように、中央列の上側の列のオブジェクトE,F,G,Hが順に描画され、中央列の上側の列が描画された後、▲3▼として示されるように、中央列の下側の列のオブジェクトI,J,K,Lが順に描画される。
【0106】
図30に▲1▼として示された中央列のアプリケーションアイコン204を描画する処理について、図31のフローチャートを参照して説明する。ステップS31において、CPU131は、パラメータiを0に初期化する。また、図30に示されたように、オブジェクトAが描画される中央列左端の座標を原点(X0,Y0)とするローカル座標系を設定する。
【0107】
ステップS32において、CPU131は、パラメータiが中央列のオブジェクトの数L(例えば、図29の場合、L=4)よりも小さいか否かを判定する。パラメータiが中央列のオブジェクトの数Lよりも小さいと判定された場合、処理はステップS33に進む。ステップS33において、CPU131は、ローカル座標系の座標(X0+i・ΔX,Y0)にオブジェクトAを配置する。ただし、ΔXは、予め設定されている横方向のオブジェクトの間隔である。
【0108】
ステップS34において、CPU131は、ステップS33で配置したオブジェクトAの上面に対応するテクスチャを貼付して画像バッファに描画する。ステップS35において、CPU131は、パラメータiを1だけインクリメントし、ステップS32に戻る。
【0109】
この後、ステップS32において、パラメータiが中央列のオブジェクトの数Lよりも小さくないと判定されるまで、ステップS32乃至35の処理が繰り返されることになり、画像バッファには中央列の全てのアプリケーションアイコン204が描画されることになる。
【0110】
ステップS32において、パラメータiが中央列のオブジェクトの数Lよりも小さくないと判定された場合、当該中央列のアプリケーションアイコン204を描画する処理は終了される。
【0111】
次に、図30に▲2▼として示された中央列の上側のアプリケーションアイコン204を描画する処理について、図32のフローチャートを参照して説明する。ステップS41において、CPU131は、パラメータmを0に初期化する。また、図30に示されたように、オブジェクトAが描画される中央列左端の座標を原点(X0,Y0)とするローカル座標系を設定する。
【0112】
ステップS42において、CPU131は、パラメータiが中央列の上側の列数M(例えば、図29の場合、M=2)以下であるか否かを判定する。パラメータiが列数M以下であると判定された場合、処理はステップS43に進む。ステップS43において、CPU131は、ローカル座標系のX軸を固定した状態でY,Z軸をθだけ回転させる。ここで、θ=k・θMAXである。なお、曲率kは曲率スライダ271によって設定されている値であり、θMAXは、曲率kの最大値=1における傾きを示している。
【0113】
ステップS44において、CPU131は、ローカル座標軸の原点(X0,Y0)を、ローカル座標軸のY軸に方向のΔYだけ平行移動する。ただし、ΔYは、予め設定されている縦方向のオブジェクトの間隔である。
【0114】
ここまでの処理により、ローカル座標軸が中央列よりも上側に1列分委譲したことになる。ステップS45において、CPU131は、図31を参照して上述した中央列のアプリケーションアイコン204を描画する処理と同様に、ローカル座標軸の新たな原点(X0,Y0)を左端として、横方向にオブジェクトを描画する。
【0115】
ステップS46において、CPU131はパラメータmを1だけインクリメントし、ステップS42に戻る。この後、ステップS42において、パラメータmが列数M以下ではないと判定されるまで、ステップS42乃至46の処理が繰り返されることになり、画像バッファには中央列の上側の列の全てのアプリケーションアイコン204が描画されることになる。
【0116】
ステップS42において、パラメータmが列数M以下ではないと判定された場合、当該上列のアプリケーションアイコン204を描画する処理は終了される。
【0117】
次に、図30に▲3▼として示された中央列の下側のアプリケーションアイコン204を描画する処理が実行されるが、この処理は、上述した上列のアプリケーションアイコン204を描画する処理と同様である。相違点は、ステップS43において、Y,Z軸を−θだけ回転させること、およびステップS44において、ローカル座標軸の原点(X0,Y0)を、ローカル座標軸のY軸に方向の−ΔYだけ平行移動することである。その他のステップの処理については同様であるので、その説明は省略する。
【0118】
以上説明した中央列、上側の列、および下側の列のアプリケーションアイコン204を描画する処理が実行されることにより、画像バッファには中央列、上側の列、および下側の列の全てのアプリケーションアイコン204が描画されたことになる。この後、表示制御部136により、画像バッファ上に描画された画像がLCD28の標準表示領域201に表示されることになる。
【0119】
なお、本発明は、本実施の形態のようなPDAのみならず、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機等にも適用することが可能である。
【0120】
本明細書において、記録媒体に記録される制御プログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0121】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、1つのアイコンで複数の対象の状態を表現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したPDAの外観図である。
【図2】本発明を適用したPDAの外観図である。
【図3】本発明を適用したPDAの外観図である。
【図4】本発明を適用したPDAの外観図である。
【図5】本発明を適用したPDAの内部の構成例を示すブロック図である。
【図6】LCDの画面に設けられる標準表示領域、シルクプラグイン領域、およびステータス領域を示す図である。
【図7】シルクプラグインを切り替える第1の操作方法を説明するための図である。
【図8】シルクプラグインを切り替える第2の操作方法を説明するための図である。
【図9】シルクプラグインを切り替える第2の操作方法に対応する画面表示の変化を示す図である。
【図10】シルクプラグインを切り替える第2の操作方法を説明するための図である。
【図11】シルクプラグインを切り替える第2の操作方法に対応する画面表示の変化を示す図である。
【図12】シルクプラグイン切替処理を説明するフローチャートである。
【図13】ステータス領域の座標系を示す図である。
【図14】パスワード入力支援処理を説明するフローチャートである。
【図15】メモリステータスアイコンの表示例を示す図である。
【図16】メモリステータスアイコン表示処理を説明するフローチャートである。
【図17】メモリステータスアイコンの表示遷移図である。
【図18】メモリステータスアイコンの他の表示例を示す図である。
【図19】メモリステータスアイコンの他の表示例を示す図である。
【図20】メディア情報ダイアログの表示例を示す図である。
【図21】メディア情報ダイアログの表示例を示す図である。
【図22】メディア情報ダイアログの表示に関する設定ダイアログの表示例を示す図である。
【図23】デバイスの詳細ダイアログの表示例を示す図である。
【図24】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの表示例を示す図である。
【図25】図24の曲率スライダの用途を説明するための図である。
【図26】図24の曲率スライダの用途を説明するための図である。
【図27】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの表示例を示す図である。
【図28】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの表示例を示す図である。
【図29】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの表示例を示す図である。
【図30】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの描画順序を示す図である。
【図31】標準表示領域の中央列のアプリケーションアイコン描画処理を説明するフローチャートである。
【図32】標準表示領域の中央列の上側の列のアプリケーションアイコン描画処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 PDA,2 ペン, 28 LCD, 36 パッチパネル, 41 MSスロット, 42 CFスロット, 131 CPU, 136 表示制御部, 205 ステータスアイコン, 271 曲率スライダ, 272 スクロールバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、1つのアイコンで複数の対象の状態を表現するようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
PDA(Personal Digital Assistant)等の表示画面には、例えば、バッテリの残容量を示すアイコン、音量の設定値を示すアイコン、拡張カード等の着脱状況を示すアイコン等のような所定の対象となる項目の状態を示すアイコンを表示するための領域(以下、ステータス領域と記述する)が設けられているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、ステータス領域に表示される1つのアイコンは、1つの項目の状態を示していた。しかしながら、比較的画面が小さいPDA等においては、ステータス領域に表示できるアイコンの数に限りがあるので、数多くの項目についてその状態をそれぞれ示すアイコンを表示できないという課題があった。
【0004】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、1つのアイコンで複数の対象の状態を表現できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、異なる複数の対象の状態を検知する検知手段と、検知手段によって検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更手段とを含むことを特徴とする。
【0006】
前記検知手段は、異なる複数の拡張スロットに対する拡張カードの着脱を検知するようにすることができる。
【0007】
前記検知手段は、拡張スロットに装着された拡張カードに関する情報も検知するようにすることができる。
【0008】
本発明の情報処理装置は、検知手段によって拡張スロットに対する拡張カードの装着が検知された場合、装着された拡張カードに関する情報を示すダイアログを表示するダイアログ表示手段をさらに含むことができる。
【0009】
本発明の情報処理装置は、ダイアログ表示手段によってダイアログが表示されるときの条件を設定する設定手段をさらに含むことができる。
【0010】
本発明の情報処理方法は、異なる複数の対象の状態を検知する検知ステップと、検知ステップの処理で検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明のプログラムは、異なる複数の対象の状態を検知する検知ステップと、検知ステップの処理で検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0012】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、異なる複数の対象の状態が検知され、検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示が変更される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0014】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
【0015】
すなわち、本発明の情報処理装置(例えば、図1のPDA1)は、異なる複数の対象の状態を検知する検知手段(例えば、図5のスロットI/F)と、検知手段によって検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更手段(例えば、図16のステップS25の処理を行う図5のCPU131)とを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の情報処理装置は、検知手段によって拡張スロットに対する拡張カードの装着が検知された場合、装着された拡張カードに関する情報を示すダイアログを表示するダイアログ表示手段(例えば、図23のデバイスの詳細ダイアログ261を表示させる図5のCPU131)をさらに含むことができる。
【0017】
本発明の情報処理装置は、ダイアログ表示手段によってダイアログが表示されるときの条件を設定する設定手段(例えば、図22の設定ダイアログ251を表示させる図5のCPU131)をさらに含むことができる。
【0018】
本発明の情報処理方法は、異なる複数の対象の状態を検知する検知ステップ(例えば、図16のステップS22の処理)と、検知ステップの処理で検知された異なる複数の対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更ステップ(例えば、図16のステップS23の処理)とを含むことを特徴とする。
【0019】
なお、本発明のプログラムの請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係は、上述した本発明の情報処理方法のものと同様であるので、その記載は省略する。
【0020】
本発明の一実施の形態であるPDAの外観について、図1乃至図4を参照して説明する。図1および図2は本体正面、図3および図4は本体背面図を示している。
【0021】
このPDA1は、中央のヒンジ部12を境に、表示部11と本体部13とに分けられており、ヒンジ部12を介して折り畳み可能に形成されている。
【0022】
表示部11の面11−1のほぼ全面には、LCD(Liquid Crystal Display)28、および、LCD28の表面上に積層された透明なタッチパネル36が設けられている。すなわち、ユーザが指先やペン2を、LCD28上の任意の位置に接触させると、その座標がタッチパネル36により検出され、検出された座標に対応する所定の処理が行われる。
【0023】
ヒンジ部12には、CCD(Charge Coupled Device)等よりなるカメラ部21が設けられている。
【0024】
PDA1を折り畳んだとき、表示部11に対向する本体部13の面13−1には、図中上方に、PDA1にインストールされているアプリケーションプログラム(例えば、スケジュール管理用のプログラム、電話帳管理用のプログラム等)のそれぞれを表すシンボルが印刷されたボタン32が設けられており、ユーザによりボタン32が押下されたとき、それに対応するアプリケーションプログラムが起動されるようになされている。
【0025】
また、面13−1のボタン32が配置されている領域の中央部には、LCD28に表示されている画像をスクロールさせるためのスクロールボタン32が設けられている。さらに、面13−1のボタン32の下方には、文字、記号、数字等を入力するためのキーボード34が設けられている。
【0026】
本体部13の右側面13−2には、不揮発性半導体メモリの一種であるメモリースティック(商標)3(以下、MS3と記述する)を装着可能なMSスロット41が設けられている。なお、MSスロット41には、メモリースティックと同じ形状の機能拡張モジュール(例えば、Bluetooth(商標)による通信機能拡張モジュールであるIOMS)も装着することが可能である。
【0027】
本体部13の左側面13−3には、本体部13に電力を供給するリチウムイオン電池などからなるリムーバブルバッテリ162(図5)を着脱するときに開閉するバッテリ蓋26が設けられている。また、左側面13−3には、押下および回転自在なジョグダイヤル25が当該側面から僅かに突出した状態で設けられている。
【0028】
本体13の背面13−4には、不揮発性半導体メモリの一種であるコンパクトフラッシュ(登録商標)4(以下、CF4と記述する)を装着可能なCFスロット42が設けられている。CFスロット42は、図4に示すように、CF4を装着するときには当該背面からポップアップするようになされている。なお、CFスロット42には、メモリースティックと同じ形状の機能拡張モジュール(例えば、PHSによる通信機能拡張モジュール)も装着することが可能である。
【0029】
本体部13の下端面13−5には、リムーバブルバッテリ162に対して充電を行うクレードル91(図5)等の付属機器を接続するためのコネクタ67が設けられている。
【0030】
次に、PDA1の内部の構成例について、図5を参照して説明する。CPU(Central Processing Unit)131は、ROM(Read Only Memory)132に記憶されているプログラム、または記憶部139からRAM(Random Access Memory)133にロードされたアプリケーションプログラムやシルクプラグインに従って各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0031】
CPU131、ROM132、およびRAM133は、CPUインタフェース135を介して相互に接続されている。CPUインタフェース135にはまた、LCD28に表示させる画像を制御する表示制御部136が接続されている。
【0032】
表示制御部136には、CPU131の制御に基づいて、上述したカメラ部21、および、LCD28の他、VRAM138が接続されている。表示制御部136は、カメラ部21により撮像された画像をVRAM138に記憶させ、そのVRAM138に記憶されている画像や、他のメモリ(MS3、CF4、RAM133、記憶部139)に記憶されている画像を、LCD28に表示させる。VRAM138には、カメラ部21により撮像された画像の他、LCD28に表示させる画像も記憶させることができる。
【0033】
さらに、CPUインタフェース135には、上述したジョグダイヤル25、各種ボタン32,33、およびキーボード34等からなる入力部137、タッチパネル36、赤外線通信ポート62、MSスロット41およびCF42に相当するスロットI/F64、リムーバブルメインバッテリ162およびバックアップバッテリ163を充電させるとともに、他の外部装置152との通信の中継装置となるクレードル91等が接続されるコネクタ67、並びに、リモートコントローラ101若しくはヘッドホン153と接続される音声出力部としてのヘッドホンジャック24が接続されている。
【0034】
なお、タッチパネル36により検出された座標は、CPUインタフェース135、バス134を介してCPU131に提供され、CPU131は、提供されたその座標に対応する所定の情報を取得する。
【0035】
CPUインタフェース135にはまた、EEPROMまたはハードディスクなどより構成される記憶部139が必要に応じて接続される。さらに、CPUインタフェース135には、Bluetooth等に従って無線通信を行う無線通信部146、および、FeliCa(商標)のようなICカードに対して非接触でデータを読み書きする非接触ICカードにインタフェース(I/F)147が接続されている。
【0036】
外部装置152に適宜装着される磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどから読み出されたアプリケーションプログラムやシルクプラグインは、赤外線ポート62を介する赤外線通信、無線通信部146を介する無線通信、または、クレードル91を介する有線通信等の手段により、必要に応じてPDA1に対して供給され、記憶部139にインストールされる。または、スロットI/F64に適宜装着されるMS3やCF4から読み出されたアプリケーションプログラムやシルクプラグインも、必要に応じて記憶部139にインストールされる。
【0037】
またさらに、CPUインタフェース135には、表示部11が本体部13に対して閉状態の場合、オン状態となり、かつ、表示部11が本体部13に対して開状態の場合、オフ状態となるLCD開閉スイッチ144、および、表示部11が所定の角度以上回動された場合にオン状態となるLCD回転スイッチ145が設けられている。
【0038】
さらに、CPUインタフェース135には、リムーバブルメインバッテリ162が装着されるメインバッテリ装着部161、およびリムーバブルメインバッテリ162が取り外されたときの予備電源となる、充電式ボタン電池等から成るバックアップバッテリ163が接続されている。
【0039】
CPU131は、ROM132に記憶されているプログラム、または記憶部19にインストールされていて、記憶部139からRAM133にロードされるアプリケーションプログラムやシルクプラグイン等に従って各種の処理を実行する。
【0040】
次に、LCD28の画面について、図6を参照して説明する。LCD28の画面には、標準表示領域201、シルクプラグイン領域202、およびステータス領域203が設けられている。
【0041】
標準表示領域201には、アプリケーションプログラムが実行されているときには当該アプリケーションプログラムの画面が表示される。また、アプリケーションプログラムが実行されていないときには、図6に示されるようにインストールされているアプリケーションプログラムにそれぞれ対応するアプリケーションアイコン204が表示される(ただし、厳密には、このときにおいても、アプリケーションプログラムが全く実行されていないわけではなく、アプリケーションアイコン204を表示し、ユーザに選択させるためのアプリケーションプログラムが実行されている)。
【0042】
シルクプラグイン領域202には、実行中(ロード中)のシルクプラグインに対応するユーザインタフェース(ユーザによる入力用の領域)が表示される。ステータス領域203には、PDA1の所定の項目(例えば、バッテリ容量、MSスロット41やCFスロット42に対するMS3等の装着の有無、音量設定等)の状態を示すステータスアイコン205や時刻等が表示される。
【0043】
次に、シルクプラグインを切り替えるためのユーザの2種類の操作方法について説明する。
【0044】
第1の操作方法は、従来と同様に、所定の操作によって、図7に示すようにインストールされているシルクプラグインのリストとOKボタン214等を示すシルクプラグイン切替画面を標準表示領域201に表示させ、切り替え後のシルクプラグインをタップにより選択した後、OKボタン214をタップする方法である。
【0045】
図7の場合、PDA1には、3種類のシルクプラグイン(手書き文字入力機能を実現するDecuma Japanese(商標)211、計算機機能を実現するMiniCalc212、PalmOS5に標準でインストールされている手書き入力機能を実現する標準入力(Graffiti)213)がインストールされており、Decuma Japanese211がロードされている状態であって、シルクプラグイン領域202には、Decuma Japanese211に対応するユーザインタフェースが表示されている。
【0046】
例えば、図7の標準表示領域201において、ユーザがMiniCalc212をタップして選択し、OKボタン214をタップした場合、現在ロード中のDecuma Japanese211がアンロードされ(終了され)、MiniCalc212がロードされる。これに伴い、シルクプラグイン領域202には、MiniCalc212に対応するユーザインタフェースが表示される。
【0047】
シルクプラグインを切り替える第2の操作方法は、ペン2(指先でも可)により、ステータス領域203を横方向にストロークする方法である。なお、第2の操作方法を説明する前提として、インストール済のシルクプラグインには、予め順序が設定されているものとする。順序の設定は、例えば、インストールされた順に順序を設定してもよいし、各シルクプラグインの名称をアルファベット順に並べてもよいし、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
【0048】
例えば、図8に示すように、ステータス領域203を左側から右側にストロークした場合、この操作に対応してシルクプラグイン領域202には、図9A乃至図9Cに順に示すように、現在ロード中のシルクプラグインの画面を覆うように、左側から次の順序のシルクプラグインAの画面が出現する。
【0049】
反対に、例えば、図10に示すように、ステータス領域203を右側から左側にストロークした場合、この操作に対応してシルクプラグイン領域202には、図11A乃至図11Cに順に示すように、現在ロード中のシルクプラグインの画面を覆うように、右側から前の順序のシルクプラグインBの画面が出現する。
【0050】
従って、ユーザは、ステータス領域203に対してストローク操作を行うという直感的な操作により、シルクプラグインを切り替え、切り替えたシルクプラグインの画面を、ストローク操作の方向と同一の方向に出現させることができる。
【0051】
上述したシルクプラグインを切り替える第2の操作方法を実行するCPU131の処理(以下、シルクプラグイン切替処理と記述する)について、図12のフローチャートを参照して説明する。以下、図13に示すとおり、ステータス領域203のサイズを、x方向320、y方向30に仮定する。
【0052】
このシルクプラグイン切替処理は、PDA1が起動されている期間、継続して実行される。
【0053】
ステップS1において、CPU131は、ステータス領域203に対するストロークがタッチパネル36によって検知されるまで待機する。ステータス領域203に対するストロークが検知された場合、処理はステップS2に進む。ステップS2において、CPU131は、ストロークの始点の座標S(Sx,Sy)、および終点の座標E(Ex,Ey)を取得し、中間点の座標M(Mx,My)=(Ex−Sx,Ey−Sy)を演算する。
【0054】
なお、タッチパネル36が、始点の座標S、終点の座標Eのみならず、中間点の座標Mも検出するようにしてもよい。タッチパネル36が中間点の座標Mも検出するようにすれば、直線ではない軌跡も認識することが可能となる。
【0055】
ステップS3において、CPU131は、終点におけるx方向の移動ベクトル(Ex−Sx)、中間点におけるx方向の移動ベクトル(Mx−Sx)、および中間点におけるy方向の移動ベクトル(My−Sy)を演算する。
【0056】
ステップS4において、CPU131は、ステップS1で検知されたストロークが、右方向へのストロークであるか否かを判定する。具体的には、以下の4つの条件が満たされたとき、右方向へのストロークであると判定される。
終点のy座標Ey 0<Ey<30、
終点におけるx方向の移動ベクトル Ex−Sx<100
中間点におけるx方向の移動ベクトル 50<Mx−Sx
中間点におけるy方向の移動ベクトル −30<My−Sy<30
【0057】
ステップS4において、右方向へのストロークであると判定された場合、処理はステップS5に進む。ステップS5において、CPU131は、現在ロード中のシルクプラグインをアンロードし、ステップS6において、設定されている次の順序のシルクプラグインをロードする。
【0058】
ステップS7において、CPU131は、ステップS5の処理でアンロードされたシルクプラグインの画面が覆われるように、ステップS6の処理でロードしたシルクプラグインの次のシルクプラグインの画面を出現させて、シルクプラグイン領域202の表示を切り替える。
【0059】
ステップS4において、右方向へのストロークではないと判定された場合、処理はステップS8に進む。
【0060】
ステップS8において、CPU131は、ステップS1で検知されたストロークが左方向へのストロークであるか否かを判定する。具体的には、以下の4つの条件が満たされたとき、左方向へのストロークであると判定される。
終点のy座標Ey 0<Ey<30、
終点におけるx方向の移動ベクトル Ex−Sx<−100
中間点におけるx方向の移動ベクトル Mx−Sx<−50
中間点におけるy方向の移動ベクトル −30<My−Sy<30
【0061】
ステップS8において、左方向へのストロークであると判定された場合、処理はステップS9に進む。ステップS9において、PCU131は、現在ロード中のシルクプラグインをアンロードし、ステップS10において、設定されている前の順序のシルクプラグインをロードする。この処理はステップS7に進み、ステップS7において、CPU131は、ステップS9の処理でアンロードされたシルクプラグインの画面が覆われるように、ステップS10の処理でロードした前の順序のシルクプラグインの画面を出現させて、シルクプラグイン領域202の表示を切り替える。
【0062】
この処理はステップS1に戻り、その以降の処理が繰り返されることになる。以上で、シルクプラグイン切替処理の説明を終了する。
【0063】
上述したシルクプラグイン切替処理によれば、シルク領域203における右または左方向へのストロークを、中間点における移動ベクトルによって判断しているので、始点の位置に制限を設ける必要がない。また、上述したように、ステップS4およびステップS8の処理における判断条件に幅を持たせているので、誤認識を抑止しつつ、ストロークという感覚的な1回の操作によってシルクプラグインを容易に切り替えることが可能となる。
【0064】
次に、PDA1のパスワード入力支援処理について説明する。一般に、パーソナルコンピュータやPDA等においては、ユーザ以外の者による操作を抑止するために、起動時においてパスワードの入力を操作者に要求するように設定可能である。このPDA1も同様に、パスワードの入力を操作者に要求するように設定可能である。
【0065】
ところで、ハードウェアとしてのキーボードを備えているパーソナルコンピュータでは問題とならないが、ハードウェアとしてのキーボードを備えていないこともあり得る従来のPDAでは、起動時にパスワードの入力が操作者に要求されたとしても、前回の終了時に計算機機能を実現するシルクプラグインがロードされていたために、今回の起動時にも計算機機能を実現するシルクプラグインが立ち上がってしまい、パスワードの入力ができず、そのまま使用不可能な状態に陥ってしまうことがあった。
【0066】
このような不具合を抑止するため、PDA1では、起動時にパスワードの入力要求が発生した場合、この要求の発生に対応して、CPU131が、文字入力用のシルクプラグインをロードする処理(パスワード入力支援処理)が行われる。ただし、PDA1は、ハードウェアとしてのキーボード34を備えているが、キーボード34が何らかの理由によって使用できない事態を想定して、このパスワード入力支援処理が行われる。
【0067】
図14は、パスワード入力支援処理を説明するフローチャートである。このパスワード入力支援処理は、PDA1の起動時において、操作者に対してパスワードの入力を要求する表示がなされたときに開始される。
【0068】
ステップS11において、CPU131は、ユーザが文字等を入力可能な状態であるか否かを判定する。具体的には、手書き入力機能を実現するシルクプラグイン(例えば、Decuma Japanese211、標準入力(Graffiti)213等)がロードされているか否かを判定する。ユーザが文字等を入力可能な状態ではないと判定された場合、処理はステップS12に進む。ステップS12において、CPU131は、現在ロード中のシルクプラグインをアンロードし、手書き入力機能を実現するシルクプラグインをロードして、ユーザが文字等を入力可能な状態に遷移する。
【0069】
なお、ステップS11において、ユーザが文字等を入力可能な状態であると判定された場合、ステップS12の処理はスキップされる。
【0070】
以上で、パスワード入力支援処理の説明を終了する。このパスワード入力支援処理によれば、ユーザが意図的な操作をすることなく、手書き入力機能を実現するシルクプラグインをロードすることができるので、起動時において速やかにパスワードを入力することが可能となる。
【0071】
また、ハードウェアとしてのキーボードを備えていないPDA等に、このパスワード入力支援処理を実行させるようにすれば、パスワードの入力ができずに、そのまま使用不可能な状態に陥ってしまう事態の発生を抑止することができる。
【0072】
次に、LCD28のステータス領域203に表示されるステータスアイコン205のうち、MSスロット41やCFスロット42に対するMS3等の装着の有無を示すステータスアイコン(以下、メモリステータスアイコン205と記述する)について説明する。
【0073】
メモリステータスアイコン205は、図15に示すように、16通りに表示を変化させるようになされており、この表示の変化により、MSスロット41については、非装着、認識中、不明、通常MS、ロック状態、またはIOMS(通信機能、GPS波受信機能等のIO機能が搭載されたモジュール)の6種類の状態を示すことができる。一方、CFスロット42については、非装着、認識中、装着、または不明の4種類の状態を示すことができる。
【0074】
また、メモリステータスアイコン205がタップされた場合、MSスロット41に装着されたMS3等の情報を装着標準表示領域201に表示するようになされている。
【0075】
メモリステータスアイコン205の表示を切り替える処理(以下、メモリステータスアイコン表示処理と記述する)について、MSスロット41に対する装着に着目し、図15のフローチャートを参照して説明する。
【0076】
このメモリステータスアイコン表示処理は、PDA1が起動されている間、継続して実行される。
【0077】
ステップS21において、CPU131は、メモリステータスアイコン205の表示を、図16に示すように、MS3について非装着の状態とする。ステップS22において、CPU131は、MSスロット41に対してMS3が装着されるまで待機し、MS3が装着された場合、ステップS23に進み、装着されたMS3を認識する。なお、この認識が行われている間、メモリステータスアイコン205の表示を、図16に示すように、MS3について認識中の状態とする。
【0078】
装着されたMS3の認識が終了すると、ステップS25において、CPU131は、ステップS23の認識結果に対応して、メモリステータスアイコン205の表示を、MS3について変更する。具体的には、装着されたMS3が故障などにより認識できない場合には不明の表示とし、通常の半導体メモリとして認識できた場合には通常MSの表示とし、通常の半導体メモリとして認識できて、さらに、データの記録が禁止されている場合にはロック状態の表示とし、MSの形状をした通信機能、GPS波受信機能等のIO機能が搭載されたモジュールである場合にはIOMSの表示とする。
【0079】
ステップS25において、CPU131は、MSスロット41からMS3が外されるまで待機し、MS3が外された場合、ステップS23に戻り、それ以降の処理を繰り返す。以上でメモリステータスアイコン表示処理の説明を終了する。
【0080】
なお、CFスロット42に対するCF4の着脱に対しても、同様の処理が並行して実行される。
【0081】
上述したように、メモリステータスアイコン表示処理が実行されることによれば、メモリステータスアイコン205の表示の変化は、図17に示すように遷移することになる。
【0082】
メモリステータスアイコン205の表示の変化は、図15に示された例の他、例えば、図18に示すように、MS3やCF4が非装着の場合にはその輪郭すらも表示しないようにしてもよい。また、例えば、図19に示すように、MS3やCF4が非装着の場合でもその輪郭は表示するようにしてもよい。
【0083】
以上説明したように、メモリステータスアイコン205は、1つのアイコンで2つの項目(MSスロット41とCFスロット42)についての16通りの状態を示すようにしたが、1つのアイコンで3つ以上の項目についてより多くの状態を示すようにしてもよい。
【0084】
次に、図20は、メモリステータスアイコン205がタップされることに対応して標準表示領域201に表示される、MSスロット41に装着されたMS3等の情報を示すメディア情報ダイアログ241の表示例を示している。
【0085】
このメディア情報ダイアログ241には、デバイス名、当該デバイスのタイプ、ラベル、容量等の情報が表示される。メディア情報ダイアログ241のデバイス名を示す表示エリア242がタップされた場合、PDA1に装着可能なデバイスのポップアップリストが表示される。このポップアップリストには、例えば、MS、CF、本体メモリ、およびHDD等が含まれる。ポップアップリストに含まれるデバイスのうちの1つをタップして選択すると、メディア情報ダイアログ241の表示が、選択されたデバイスの情報に変更される。
【0086】
終了ボタン243は、メディア情報ダイアログ241を閉じさせるために設けられている。詳細ボタン244は、デバイスのより詳細な情報を表示させるために設けられている。
【0087】
図20の例では、デバイスとして「MS」が選択されており、タイプとして「MGメモリースティック」、ラベルとして「SAMPLE MS」、容量として「30.9MB(12.9MBの空き)」と表示されている。
【0088】
図21の例では、デバイスとして「CF」が選択されており、タイプとして「CFメモリ(ATA)」、ラベルとして「CAMERA」、容量として「30.9MB(12.9MBの空き)」と表示されている。
【0089】
このように、メモリステータスアイコン205をタップすることにより、PDA1に装着可能なデバイスの情報を切り替えて提示することができるメディア情報ダイアログ241を表示させることができるので、ユーザはデバイスの種類を意識せずにデバイスの情報を容易に取得することができる。
【0090】
ただし、メモリステータスアイコン205がタップされたことに対応して、装着されているデバイスそれぞれの情報を示す複数のダイアログ(例えば、図20と図21)を同時に表示させるようにしてもよい。
【0091】
次に、メディア情報ダイアログ241の詳細ボタン244がタップされたときに表示されるデバイスの詳細ダイアログ261について説明する。図23は、メディア情報ダイアログ241の表示エリア242がタップされたことにより表示されるポップアップリストにおいて「CF」が選択され、その状態で詳細ボタン244がタップされたときに表示されるデバイスの詳細ダイアログ261の表示例であり、CFスロット42に装着されている機能拡張モジュールの情報として、製品番号「PEGA−WL100」、製造元「Sony Corporation」、タイプ「CFネットワークアダプタ」、カテゴリ「ネットワーク」、および説明「専用ドライバを使用して動作可能な状態です」が表示されている。
【0092】
なお、メディア情報ダイアログ241の詳細ボタン244がタップされたとき以外のデバイスの詳細ダイアログ261の表示タイミングについては、所定の操作に対応して表示される、図22に示す設定ダイアログ251によって設定することができる。設定ダイアログ251においては、チェックボックス252によって、MS3やCF4の挿入時にデバイスの詳細ダイアログ261を表示するか否かを設定することができる。
【0093】
また、チェックボックス252がチェックされている状態で有効となるチェックボックス253,254によって、異常なデバイス(MS3等)が装着されたときや、正常なデバイスが装着されたとき等においてデバイスの詳細ダイアログ261を表示させるように設定することができる。
【0094】
このような設定ダイアログ251を設けることにより、ユーザが正常なデバイスであることを確認できるので、ユーザに安心感を与えることができる。
【0095】
以上のように、本発明を適用したPDA1においては、メモリステータスアイコン205をタップするだけでメディア情報ダイアログ241が表示され、さらに、メディア情報ダイアログ241の詳細ボタン244をタップするだけデバイスの詳細ダイアログ261を表示することができる。
【0096】
次に、標準表示領域201におけるアプリケーションアイコン204の表示について説明する。
【0097】
図24は、LCD28を横長の向きで使用するときの表示例であり、LCD28にシルクプラグイン領域202を設けず、標準表示領域201とステータス領域203が設けられている。
【0098】
標準表示領域201に表示されるアプリケーションアイコン204は、僅かに厚みがある矩形の3Dポリゴン(以下、オブジェクトと記述する)が所定の座標に配置され、オブジェクトの上面に各アプリケーションアイコン204の図柄(以下、テクスチャと記述する)が描画されることにより,LCD28に表示される。なお、オブジェクトの底面は上面よりも若干広いので、ユーザからは側面275が視認できるようになされている。
【0099】
標準表示領域201において1つのアプリケーションアイコン204がタップにより選択された場合、選択されたアプリケーションアイコン204(図24の場合、「HotSync」のアイコン)は強調して表示され、選択されたアプリケーションアイコン204と同種に分類されている他のアプリケーションアイコン204(図24の場合、「環境設定」、「データ保護」、「カード情報」、および「初期設定」の各アイコン)の側面275が強調表示される。
【0100】
標準表示領域201には、アプリケーションアイコン204の他、曲率スライダ271、およびスクロールバー272が設けられている。
【0101】
曲率スライダ271は、ユーザがペン2によってストロークさせることに対応してスライドし、左側から右側にスライドされるにつれて、アプリケーションアイコン204が配置される仮想的な面281(図25)の曲率kを、0.0から1.0まで、例えば、0.01刻みで擬似的に連続的に変化させる。これに伴い、まるで図25および図26に示す概念図のように、アプリケーションアイコン204の仮想的な面281が、図25に示す平面(曲率k=0.0)の状態から、図26に示す曲面(曲率k=1.0)の状態まで連続的に変化する。よって、標準表示領域201におけるアプリケーションアイコン204の表示は、図24の状態、図27、図28、そして図29の状態に連続的に変化する。
【0102】
図24および図27乃至図29を比較して明らかなように、曲率スライダ271を右側にスライドさせるにつれて、アプリケーションアイコン204のサイズを小型化することなく、標準表示領域201に同時に表示されるアプリケーションアイコン204の数を増加させることができる。従って、ユーザにとって所望のアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン204を発見しやすくなるので、所望のアプリケーションを速やかに起動させることが可能となる。
【0103】
図24に戻る。スクロールバー272は、標準表示領域201の表示を上下にスクロールさせるために設けられている。スクロールバー272には、標準表示領域201における複数のアプリケーションアイコン204の種類の区切線273が記されている。スクロールバー272に区切線273が設けられているので、ユーザは各種類に属するアプリケーションアイコン204の概数や標準表示領域201における表示位置を把握することが容易となる。
【0104】
次に、標準表示領域201にアプリケーションアイコン204を表示する手順について、図30乃至図32を参照して説明する。
【0105】
図30は、各アプリケーションアイコン204がLCD28に表示される前の画像バッファ(例えば、図5のVRAM138)に描画される順序を示している。すなわち、アプリケーションアイコン204は、▲1▼として示されるように、標準表示領域201の上下方向の中央であって左側のアプリケーションアイコン204(以下、オブジェクトAと記述する。他も同様とする)を先頭とする中央列のオブジェクトA,B,C,Dが順に描画され、次に、▲2▼として示されるように、中央列の上側の列のオブジェクトE,F,G,Hが順に描画され、中央列の上側の列が描画された後、▲3▼として示されるように、中央列の下側の列のオブジェクトI,J,K,Lが順に描画される。
【0106】
図30に▲1▼として示された中央列のアプリケーションアイコン204を描画する処理について、図31のフローチャートを参照して説明する。ステップS31において、CPU131は、パラメータiを0に初期化する。また、図30に示されたように、オブジェクトAが描画される中央列左端の座標を原点(X0,Y0)とするローカル座標系を設定する。
【0107】
ステップS32において、CPU131は、パラメータiが中央列のオブジェクトの数L(例えば、図29の場合、L=4)よりも小さいか否かを判定する。パラメータiが中央列のオブジェクトの数Lよりも小さいと判定された場合、処理はステップS33に進む。ステップS33において、CPU131は、ローカル座標系の座標(X0+i・ΔX,Y0)にオブジェクトAを配置する。ただし、ΔXは、予め設定されている横方向のオブジェクトの間隔である。
【0108】
ステップS34において、CPU131は、ステップS33で配置したオブジェクトAの上面に対応するテクスチャを貼付して画像バッファに描画する。ステップS35において、CPU131は、パラメータiを1だけインクリメントし、ステップS32に戻る。
【0109】
この後、ステップS32において、パラメータiが中央列のオブジェクトの数Lよりも小さくないと判定されるまで、ステップS32乃至35の処理が繰り返されることになり、画像バッファには中央列の全てのアプリケーションアイコン204が描画されることになる。
【0110】
ステップS32において、パラメータiが中央列のオブジェクトの数Lよりも小さくないと判定された場合、当該中央列のアプリケーションアイコン204を描画する処理は終了される。
【0111】
次に、図30に▲2▼として示された中央列の上側のアプリケーションアイコン204を描画する処理について、図32のフローチャートを参照して説明する。ステップS41において、CPU131は、パラメータmを0に初期化する。また、図30に示されたように、オブジェクトAが描画される中央列左端の座標を原点(X0,Y0)とするローカル座標系を設定する。
【0112】
ステップS42において、CPU131は、パラメータiが中央列の上側の列数M(例えば、図29の場合、M=2)以下であるか否かを判定する。パラメータiが列数M以下であると判定された場合、処理はステップS43に進む。ステップS43において、CPU131は、ローカル座標系のX軸を固定した状態でY,Z軸をθだけ回転させる。ここで、θ=k・θMAXである。なお、曲率kは曲率スライダ271によって設定されている値であり、θMAXは、曲率kの最大値=1における傾きを示している。
【0113】
ステップS44において、CPU131は、ローカル座標軸の原点(X0,Y0)を、ローカル座標軸のY軸に方向のΔYだけ平行移動する。ただし、ΔYは、予め設定されている縦方向のオブジェクトの間隔である。
【0114】
ここまでの処理により、ローカル座標軸が中央列よりも上側に1列分委譲したことになる。ステップS45において、CPU131は、図31を参照して上述した中央列のアプリケーションアイコン204を描画する処理と同様に、ローカル座標軸の新たな原点(X0,Y0)を左端として、横方向にオブジェクトを描画する。
【0115】
ステップS46において、CPU131はパラメータmを1だけインクリメントし、ステップS42に戻る。この後、ステップS42において、パラメータmが列数M以下ではないと判定されるまで、ステップS42乃至46の処理が繰り返されることになり、画像バッファには中央列の上側の列の全てのアプリケーションアイコン204が描画されることになる。
【0116】
ステップS42において、パラメータmが列数M以下ではないと判定された場合、当該上列のアプリケーションアイコン204を描画する処理は終了される。
【0117】
次に、図30に▲3▼として示された中央列の下側のアプリケーションアイコン204を描画する処理が実行されるが、この処理は、上述した上列のアプリケーションアイコン204を描画する処理と同様である。相違点は、ステップS43において、Y,Z軸を−θだけ回転させること、およびステップS44において、ローカル座標軸の原点(X0,Y0)を、ローカル座標軸のY軸に方向の−ΔYだけ平行移動することである。その他のステップの処理については同様であるので、その説明は省略する。
【0118】
以上説明した中央列、上側の列、および下側の列のアプリケーションアイコン204を描画する処理が実行されることにより、画像バッファには中央列、上側の列、および下側の列の全てのアプリケーションアイコン204が描画されたことになる。この後、表示制御部136により、画像バッファ上に描画された画像がLCD28の標準表示領域201に表示されることになる。
【0119】
なお、本発明は、本実施の形態のようなPDAのみならず、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機等にも適用することが可能である。
【0120】
本明細書において、記録媒体に記録される制御プログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0121】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、1つのアイコンで複数の対象の状態を表現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したPDAの外観図である。
【図2】本発明を適用したPDAの外観図である。
【図3】本発明を適用したPDAの外観図である。
【図4】本発明を適用したPDAの外観図である。
【図5】本発明を適用したPDAの内部の構成例を示すブロック図である。
【図6】LCDの画面に設けられる標準表示領域、シルクプラグイン領域、およびステータス領域を示す図である。
【図7】シルクプラグインを切り替える第1の操作方法を説明するための図である。
【図8】シルクプラグインを切り替える第2の操作方法を説明するための図である。
【図9】シルクプラグインを切り替える第2の操作方法に対応する画面表示の変化を示す図である。
【図10】シルクプラグインを切り替える第2の操作方法を説明するための図である。
【図11】シルクプラグインを切り替える第2の操作方法に対応する画面表示の変化を示す図である。
【図12】シルクプラグイン切替処理を説明するフローチャートである。
【図13】ステータス領域の座標系を示す図である。
【図14】パスワード入力支援処理を説明するフローチャートである。
【図15】メモリステータスアイコンの表示例を示す図である。
【図16】メモリステータスアイコン表示処理を説明するフローチャートである。
【図17】メモリステータスアイコンの表示遷移図である。
【図18】メモリステータスアイコンの他の表示例を示す図である。
【図19】メモリステータスアイコンの他の表示例を示す図である。
【図20】メディア情報ダイアログの表示例を示す図である。
【図21】メディア情報ダイアログの表示例を示す図である。
【図22】メディア情報ダイアログの表示に関する設定ダイアログの表示例を示す図である。
【図23】デバイスの詳細ダイアログの表示例を示す図である。
【図24】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの表示例を示す図である。
【図25】図24の曲率スライダの用途を説明するための図である。
【図26】図24の曲率スライダの用途を説明するための図である。
【図27】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの表示例を示す図である。
【図28】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの表示例を示す図である。
【図29】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの表示例を示す図である。
【図30】標準表示領域におけるアプリケーションアイコンの描画順序を示す図である。
【図31】標準表示領域の中央列のアプリケーションアイコン描画処理を説明するフローチャートである。
【図32】標準表示領域の中央列の上側の列のアプリケーションアイコン描画処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 PDA,2 ペン, 28 LCD, 36 パッチパネル, 41 MSスロット, 42 CFスロット, 131 CPU, 136 表示制御部, 205 ステータスアイコン, 271 曲率スライダ, 272 スクロールバー
Claims (7)
- アイコンの表示を変更することにより、対象の所定の状態をユーザに認識させる情報処理装置において、
異なる複数の前記対象の状態を検知する検知手段と、
前記検知手段によって検知された異なる複数の前記対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更手段と
を含むことを特徴とする情報処理装置。 - 前記検知手段は、異なる複数の拡張スロットに対する拡張カードの着脱を検知する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記検知手段は、前記拡張スロットに装着された前記拡張カードに関する情報も検知する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記検知手段によって前記拡張スロットに対する前記拡張カードの装着が検知された場合、装着された前記拡張カードに関する情報を示すダイアログを表示するダイアログ表示手段を
さらに含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記ダイアログ表示手段によって前記ダイアログが表示されるときの条件を設定する設定手段を
さらに含むことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - アイコンの表示を変更することにより、対象の所定の状態をユーザに認識させる情報処理方法において、
異なる複数の前記対象の状態を検知する検知ステップと、
前記検知ステップの処理で検知された異なる複数の前記対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - アイコンの表示を変更することにより、対象の所定の状態をユーザに認識させるためのプログラムであって、
異なる複数の前記対象の状態を検知する検知ステップと、
前記検知ステップの処理で検知された異なる複数の前記対象の状態に対応して、1つのアイコンの表示を変更するアイコン変更ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2003146883A JP2004348600A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
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