JP2004344573A - 天板支持用ブラケットの取付構造 - Google Patents

天板支持用ブラケットの取付構造 Download PDF

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久鑑 松里
Yoshinori Horitake
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Abstract

【課題】天板を支持体に設けた天板支持用ブラケットに支持させた天板付家具に適用して、煩雑な取付作業を伴わずに支持体に対して精度良く天板支持用ブラケットを取り付けることができしかも天板付家具の組立精度も向上することができる天板支持ブラケットの取付構造を提供する。
【解決手段】支持体4を、その主体となる支持体本体5と天板支持面63aを有する天板支持用ブラケット6とを具備するものとして、支持体本体5に切欠部51aを形成し、この切欠部51aに天板支持用ブラケット6を挿入した状態でこの天板支持用ブラケット6を支持体本体5に上下方向に固定して取り付けるように構成した。
【選択図】図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支持体に天板を取り付けるための天板支持用ブラケットの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、天板を支持体に設けた天板支持用ブラケットに支持させた構成を有するテーブルやデスク、ワゴン等の天板付き家具において、天板支持用ブラケットの支持体本体に対する取付構造は、天板取付支持用ブラケットを支持体本体に載せ置いた状態で上方から天板支持ブラケットを支持体に固定するようにした構成が一般的である。天板を支持体本体たる一対の木製の側板に支持させた構成の机における天板支持用ブラケットの取付構造を一例に挙げると、この取付構造では、側板の上端面に上方に開口させた複数の鬼目ナットを埋め込んでおき、この鬼目ナットのネジ孔に天板支持用ブラケットの貫通孔の位置を合わせるようにして天板支持用ブラケットを側板上に載せ、その貫通孔に上方から挿入したボルトを鬼目ナットのネジ孔に締着するという構成が採用されている(例えば、参考文献1参照)。また、支持体本体が木以外の材質である場合も同様に、天板支持用ブラケットを支持体本体に載せ置いた状態で、側板の上端面に開口させて設けたナットとその上方に載せ置いた天板支持用ブラケットとを、上方から挿入されるボルトによって固定する構成が採用されている。さらに、側板に取り付けられる天板支持用ブラケットとしては、いわゆるL字金具が用いられることがある。この場合、L字金具の一片を起立姿勢で側板の内側面に沿わせて取り付けるとともに、他片を水平姿勢として天板を下方から支持するように配置される。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−12704号公報 (第8図等)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成の天板支持用ブラケットの取付構造では、支持体本体に天板支持用ブラケットを取り付けるためのナットを多数設けておく必要があるために、天板支持用ブラケットの取付位置の精度に誤差が生じる可能性があり、それに伴って天板の取付位置にも狂いが生じかねず、また天板支持用ブラケットの取付時にはそのそれぞれのナットに対してボルトを締着するという煩雑な作業を行わなくてはならない。また、支持体本体が比較的薄幅な側板であると、それに取り付けた天板支持用ブラケットの安定性が低く、特に側板が木材からなるものである場合には、側板の上端面における所定箇所に予めドリル孔を形成しておき、このドリル孔に鬼目ナットを埋め込んで取り付けることから、ドリル孔の形成位置に誤差が生じたり、鬼目ナットの埋め込み作業時にその鬼目ナット自体が傾く場合がある。また、天板支持用ブラケットの側板への取付時においても、ボルトが鬼目ナットに対して傾いて挿入されている場合には、天板支持用ブラケットの取付位置に誤差が生じ、その結果として天板の取付位置にも大きな誤差が生じる可能性もある。このような不具合は、ノックダウン方式で納入現場で組立作業が行われることが多い天板付家具において特に顕著であり、その現場での誤差の調整も困難である。しかも側板を構成する木材の硬さが各部で必ずしも均質であるとは限らないため、事後に鬼目ナットが木製天板の内部で動いてしまい所定の位置からずれることも考えられる。さらに、支持体本体に上方へナット孔が開口するようにナットを設けて、その上にアングル状やL字形の薄肉な天板支持用ブラケットを載せ、さらにその上方からボルトを挿入してナットに止着するようにされていることから、ボルトの頭部とナットと間には天板支持用ブラケットしか存在しないので、そのボルトの頭部とナットとが極めて近接した状態となるため、無理な力を加えてボルトを挿入したり、組立後にボルトの軸部と直交する方向に大きな外力が作用すると、ボルト及びナットに傾きが生じる恐れがある。また、側板に天板支持用のL字金具を取り付ける構成では、ボルトとナットとによって側板とL字金具とを水平方向に挟むことになるが、側板及びL字金具の肉厚の薄さに起因して上述した不具合と同様にボルトの頭部とナットとの間の距離が短く近接した状態となるため、天板荷重を十分に支えることができず、ボルト及びナットに傾きが生じる恐れがある。また、このような構成では、側板に対するL字金具の取付位置の確定も面倒であり、そのために取付位置に誤差が生じる可能性がある。以上の結果、従来の天板支持用ブラケットの取付構造を有する天板付家具の組立精度は、低いものになりがちであるといわざるを得ない。
【0005】
そこで本発明は、以上のような問題に鑑みて、煩雑な取付作業を伴わずに支持体に対して精度良く天板支持用ブラケットを取り付けることができしかも天板付家具の組立精度も向上することができる天板支持ブラケットの取付構造を提供することを主たる目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の天板支持用ブラケットの取付構造は、天板を支持体に支持させて取り付けるようにした天板付家具に適用されるものであって、支持体を、その主体となる支持体本体と天板支持面を有する天板支持用ブラケットとを具備するものとして、支持体本体に切欠部を形成し、この切欠部に天板支持用ブラケットを挿入した状態でこの天板支持用ブラケットを支持体本体に上下方向に固定して取り付けるように構成したことを特徴としている。
【0007】
このように天板支持用ブラケットを支持体本体の内部に挿入し上下方向に固定して取り付けるように構成すると、従来のように支持体に天板支持用ブラケットを載せ置いて取り付ける場合や、側板の内側面にL字金具等の天板支持用ブラケットを当接させて取り付ける場合と比較して、天板支持用ブラケットの位置決めを遙かに簡易且つ正確に行うことができ、取付後の天板支持用ブラケットの安定性も向上することができる。その結果、この天板支持用ブラケットに支持される天板の取付位置の精度や安定性も向上させることができるので、ノックダウン方式で納入現場において天板付家具を組み立てる場合であってもその現場で面倒な精度の調整を行う必要をなくすことができる。
【0008】
さらに、支持体本体への天板支持用ブラケットの取付時及び取付後の安定性を高めるためには、支持体本体に形成される切欠部を上方に開口させて形成し、この切欠部に上方から挿入した天板支持用ブラケットをこの切欠部の上向面に載置した状態で、天板支持用ブラケットと支持体本体とを上下方向に固定することが望ましい。
【0009】
以上のような構成を具体的に簡易に実現し、さらに天板支持用ブラケットを支持体本体に対して容易且つ確実に取り付けて、その取付強度も容易に向上するためには、天板支持用ブラケットに上下方向に貫通するボルト挿通孔を形成する一方、支持体本体に形成される切欠部の上向面に開口し天板支持用ブラケットに形成されたボルト挿通孔に連通するボルト挿通孔を形成するとともに、この支持体本体のボルト挿通孔に連通させてナット部材を埋設し、天板支持用ブラケット及び支持体本体のボルト挿通孔に上方から挿入したボルト部材を埋設させたナット部材に固定することによって、天板支持用ブラケットを支持体本体に固定することが有効となる。
【0010】
この場合、ボルト部材との距離、すなわち、これらの間に介在する支持体本体及び天板支持用ブラケットの高さ方向の厚み寸法を十分に確保して、天板荷重を十分に支えることでボルト部材及びナット部材の傾きを低減し、安定した取付状態を実現するためには、天板支持用ブラケットに支持されるボルト部材の頭部とナット部材とを所定距離離間させることが好ましい。
【0011】
また本発明に係る天板支持用ブラケットの取付構造は、天板の一側端部又は両側端部に配置される支持体に支持させて取り付けるようにした天板付家具に適用される支持体を、その主体となる支持体本体たる側板と天板支持面を有する天板支持用ブラケットとを具備するものとして、側板に天板支持用ブラケットを載置するとともにその下方における側板の内部にナット部材を埋設し、さらに側板及び天板支持用ブラケットに側板内部に埋設させたナット部材のナット孔に連通して上下方向に延びるボルト挿通孔を形成し、天板支持用ブラケット及び側板のボルト挿通孔に上方から挿入したボルト部材をナット部材に固定することによって、天板支持用ブラケットを側板に固定するように構成したことを特徴とするものでもある。
【0012】
このような構成とすれば、天板支持用ブラケットを支持体本体たる側板に取り付けるためのボルト部材の頭部と側板内部のナット部材におけるナット孔との距離を、上述した従来の取付構造におけるボルト部材の頭部とナット部材との距離よりも、少なくともナット孔の上方に形成したボルト挿通孔の長手寸法分だけ長く取ることができる。そのため、ボルト部材の止着時に無理な力を加えたとしてもボルト部材とナット部材の傾きは比較的小さく、また組立後にボルト部材の軸部と直交する方向に外力が作用しても、その力をボルト挿通孔の寸法分の側板の肉厚で受けることができるのでやはりボルト部材とナットとの傾きは小さくなる。したがって、天板支持用ブラケット及び天板の取付誤差を非常に小さいものとすることができる。このことは、幅方向の肉厚が比較的薄いが高さ方向には十分な厚みがある側板の場合に特に有効となる。
【0013】
さらにこのような構成の場合にも、側板の上端部に上方へ開口する切欠部を形成し、この切欠部に上方から天板支持用ブラケットを挿入してこの切欠部の上向面に載置するように構成し、この切欠部に前記ボルト挿通孔を開口させるようにすれば、天板支持用ブラケットの位置決めが容易となり、迅速な組立作業を行うことができるようになる。
【0014】
また、上述したようなボルト部材及びナット部材を用いる何れの構成であっても、ナット部材によってボルト部材を強固且つ安定的に支持し得るものとするためには、ナット部材を、ナット孔を上下に向けた姿勢で支持体本体に埋設されるブロック状をなすものとすることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0016】
本実施形態に係る天板支持用ブラケット6の取付構造Yは、図1〜図8に示す天板付家具の一種であるテーブルTにおいて、天板1を支持体4に取り付けるに当たり、天板1を支持するための天板支持用ブラケット6を支持体本体たる側板5に取り付ける構造に適用したものである。
【0017】
図1、図2、図3及び図4に示すようにこのテーブルTは、主として天板1と、この天板1の両側端部を下方から支持する左右一対の支持体4、4とから構成されるものである。なお、これら一対の支持体4、4の間における反使用端側には、幕板7を取り付けている。なお、本実施形態では、天板1の使用縁側を前側、反使用縁側を後側として説明する。
【0018】
まず天板1は、幅方向に長辺を設定した平面視略長方形状をなす木製の天板本体2と、この天板本体2の下面2a側に取り付けられる金属製の補強部材3とから構成したものである。天板本体2は、図6、図7及び図8に示すように、その主体となる矩形板状の木質部21と、この木質部21の外面における略全域を覆うように貼り付けた化粧部材22とによって構成している。
【0019】
天板本体2の下面2aには、使用端部及び反使用端部に幅方向に沿って延びる一対の溝部21a、21aを下方へ開口させて形成してあり、これら一対の溝部21a、21aに前記補強部材3、3をそれぞれ挿入させて取り付けるようにしている。なお、天板本体2の下面2aのうちこれら溝部21aを形成している部分には化粧部材22は設けておらず、木質部21にのみ溝部21aを形成するようにしてある。ここで各補強部材3は、金属製の中空の角パイプからなるものであって、前記各溝部21aの長手寸法よりも若干短い長手寸法を有しており、高さ寸法よりも奥行き寸法が大きい扁平な形状をなしている。そして、これら補強部材3の上壁31及び側壁33の上端部側約4分の1が溝部21aに挿入されるように、各溝部21aの深さを設定している。このように補強部材3を溝部21aに幅方向中奥部を合致させて挿入した状態では、補強部材3の上壁31の上面を溝部21aの下向面たる当接面21a1に下方から突き当てるようにしている。そして、この状態で天板本体2に補強部材3を固定するために、天板本体2において溝部21aの当接面21a1にはその長手方向に沿って間欠的に、下方へ開口させたネジ孔21bを複数形成しており、これらネジ孔21bに対応する補強部材3の上壁31及び下壁32に開口させてそれぞれ貫通孔31a、32bを形成している。すなわち、補強部材3の内部に貫通孔32bから挿入したボルト31bの軸部を貫通孔31aに挿入して前記ネジ孔21bに締着することによって、補強部材3を天板本体2に固定する。また、このように補強部材3が取り付けられた溝部21aの両側端部はそれぞれ所定の大きさの隙間21asが形成されるようにしており、これら隙間21asに、後述の支持体4の一部を構成する天板支持用ブラケット6の上端部を挿入するようにしている。
【0020】
また、このテーブルTに適用した天板1の取付構造Xにおいては、補強部材3を支持体4に取り付ける構成を採用しており、そのための構成として補強部材3の両側端部には、中空の内部を閉塞するように起立板34を取り付けている。この起立板34には肉厚を貫通させた前後一対のボルト挿通孔34a、34aを形成しており、これら各ボルト挿通孔34aに対応させて起立板34の内側面に止着部材Zの一部を構成するナットN1、N1を取り付けている。さらに、下壁32の両端部における前記貫通孔32bのやや内寄りの位置にも肉厚を貫通させてボルト挿通孔32aを形成しており、このボルト挿通孔32aに対応させて下壁32の上面にナットN2を取り付けている。
【0021】
次に一対の支持体4、4は、天板1の両側端部に沿ってその下方に配置されるものであり、その主体となる支持体本体たる側板5、5と、これら各側板5、5に取り付けられる天板支持用ブラケット6、6とから構成される。各側板5は、天板1の両側端部に沿ってその奥行き方向に延びる矩形板状をなすものであり、下端部に図示しないアジャスタ等の接地部材を設けている。これら側板5は、図6、図7及び図8に示すように、天板本体2と同様にその主体となる木質部51と、この木質部51の外面の略全域に貼り付けた化粧部材52とから構成している。そして、この側板5の上端部には、天板1における補強部材3の配置位置に対応付けて前後方向に所定距離離間させた切欠部51a、51aを形成している。なお、切欠部51aには化粧部材52を設けていない。これら切欠部51aは、いずれも上方及び内側方に向けて開放するように各側板5の上端部を矩形状に切除して形成したものであり、各切欠部51aの上向面51a1に天板支持用ブラケット6を載せ置いた状態で収容するための機能を有している。また、天板支持用ブラケット6を側板5に取り付けるための本実施形態の天板支持用ブラケット6の取付構造Yの構成要素として、切欠部51aの前後2箇所において上向面51a1に開口し上下方向に延びるボルト挿通孔51dを木質部51に形成しており、このボルト挿通孔51dの下端部を横切るようにして、ナット部材N3を側板5の内側面側から水平姿勢をなすように埋め込んでいる。このナット部材N3には、前記ボルト挿通孔51dに連通するナット孔N3aが形成してある。なお、本実施形態ではボルト挿通孔51dの長手寸法を例えば約70mmとしている。
【0022】
一方、天板支持用ブラケット6は、例えばアルミ合金等の金属からなるブロック状の一体形成品であって、上述した各側板5に前後一対ずつ取り付けられて、天板1に対する取付機能を有している。具体的に説明すると、これら天板支持用ブラケット6は、側板5との取付部分となる取付部61と、天板1を接合させて取り付けるための接合部62と、天板1を安定支持するための支持部63とを備えている。
【0023】
まず取付部61は、前記切欠部51aにちょうど収容される大きさの矩形ブロック状をなし、その前後両端部における上面61aから下面61bに亘って段付きのボルト挿通孔61eを形成している。すなわち、図6、図7及び図8に詳細に示すように、この取付部61を切欠部51aに上方から挿入して、取付部61の下面61bを切欠部51aの上向面51a1に当接させ、且つ取付部61の外側面61dを切欠部51aの内向面51a2に当接させた状態で、このボルト挿通孔61eを、側板4に形成したボルト挿通孔51dと上下方向に連通させるようにしてある。なお、本実施形態ではこのボルト挿通孔61eの長手寸法を例えば約40mmとしており、両ボルト挿通孔61e、51dの合計長手寸法を約110mmとしている。そして、ボルト挿通孔61e、51dの合計長手寸法に略対応する長さの軸部B3aを有するボルト部材B3を、これらボルト挿通孔61e、51dに上方から挿入し、このボルトB3の頭部B3bを、段付のボルト挿通孔61eの上向面61e1を足場にして回転させることで、軸部B3aの先端部をナット部材N3のナット孔N3aに締め込むことによって、天板支持用ブラケット6を側板5に取り付けるようにしている。
【0024】
接合部62は、前記取付部61の上向面61aの外側端部において、その奥行き方向中央部から上方に突出させた矩形ブロック状をなすものである。この接合部62の外側面62aは取付部61の外側面61dと面一となるようにしてある。また、接合部62の奥行き寸法及び高さ寸法を、前記補強部材3の奥行き寸法及び高さ寸法と略合致させている。すなわち、この接合部62の上側約4分の1の部分は、天板本体2に形成した溝部21aの左右両端部における隙間21asに挿入されるようになっている。さらに、この接合部62には、補強部材3における起立板34に形成したボルト挿通孔34a、34aに対応させて、外側面62a及び内側面62bに亘って貫通する段付の貫通孔62c、62cを形成している。そして、天板1の取付構造Xにおいては、対応する貫通孔62c及びボルト挿通孔34aに外側方からボルトB1を挿入して起立板34の内側で待機しているナットN1に締め込むことで、この起立板34の起立面たる外側面34bを接合部62の起立面たる内側面62bに当接させ、補強部材3を左右の接合部62に引き寄せることで、天板支持用ブラケット6の接合部62に補強部材3を、換言すれば支持体4に天板1を強固に取り付けるようにしている。すなわち、ボルトB1はナットN1と共に、天板1を支持体4に取り付ける止着部材Zを構成している。
【0025】
また、支持部63は、取付部61の内側面61cの幅方向中央部において内側方へ突出するように形成した平面視矩形且つ正面視三角形のブロック状をなす部位であり、その天板支持面たる上向面63aを取付部61の上向面61aと面一としている。そして、この上向面63aに天板1の補強部材3の下壁32を上方から載置させて支持するようにしている。そして、上述した天板1の取付構造Xにおける支持体4に対する天板1の水平方向への取り付けを補助すべく、この支持部63と補強部材3とを上下方向に固定するようにしている。すなわち、補強部材3の下壁32に形成したボルト挿通孔32a及びナットN2と連通するように、支持部63の略中央部に幅方向に延びる長孔63bを形成しており、この長孔63bに下方から挿通したボルトB2を補強部材のボルト挿通孔32aにも挿通し、さらにナットN2に締め込む構成を採用している。そのために、長孔63bは、上端部63b1よりも下端部63b2の開口幅を広くしてあり、これら上端部63b1と下端部63b2との境界部分となる段差部63b3の下向面をボルトB2の回転の足場としている。なお、このように長孔63を形成したのは、上述した天板1の取付構造Xにおいて、補強部材3が接合部62に引き寄せられて支持部63に単に載置した位置から多少のズレが生じた場合でも、ナットN2にボルトB2を確実に止着できるようにするためである。
【0026】
以上のように構成されるテーブルTは、予め工場などで天板1及び支持体4を、天板本体2に補強部材3を組み付け、また側板5に天板支持用ブラケット6を組み付けた状態とされ、その状態で出荷してユーザのもとに納入され、図1に示すようにその納入現場においてノックダウン方式で、天板1と支持体4とが組み立てられる。なお、幕板7は、納入現場において、ボルト71等を用いて側板5、5の間に取り付けられる。
【0027】
以上のように、本実施形態に係る天板支持用ブラケット6の取付構造Yでは、支持体本体たる側板4の上端部に形成した切欠部51aに天板支持用ブラケット6を挿入して、天板支持用ブラケット6を側板4に対して上下方向に固定するようにした構成を採用している。具体的には、このように切欠部51aに天板支持用ブラケット6を上方から挿入した状態で、その下方における側板5の内部に埋設したナット部材N3に、天板支持用ブラケット6及び側板5を部分的に貫通させたボルト部材B3を止着することによって、天板支持用ブラケット6を側板5に固定している。そのため、従来のように側板等の支持体本体に天板支持用ブラケットを単に載せた状態でそれらを固定したり、或いは側板タイプの支持体本体の側面にL字形ブラケット等をあてがって固定していた態様と比較すると、本実施形態は、天板支持用ブラケット6の側板5に対する位置決めが極めて容易であるとともに、上方から取付作業を行うことができるという点で、極めて簡便且つ正確な作業を行うことができるという利点が得られる。また、ノックダウン方式での納入現場におけるテーブルTの組立作業における従来の煩雑さを解消し、迅速且つ正確な組立作業を行うことができることから、結果としてコストダウンにも貢献することが可能である。
【0028】
しかも、ボルト部材B3を上方から挿通するためのボルト挿通孔61e、51dを天板支持用ブラケット6の取付部61及び側板5に連通させて形成しており、側板5のボルト挿通孔51dの下端部にナット部材N3をそのナット孔N3aが上下方向を向くように配置していることから、ボルト部材B3の頭部B3bとナット孔N3aとの離間距離を十分に取ることができ、それらの間に介在する天板支持用ブラケット6と側板5の肉厚を十分に確保することができる。この結果、天板支持用ブラケット6の取付時や取付後において、ボルト部材B3とナット部材N3とが傾いて取付誤差が生じる可能性が極めて小さくなり、天板支持用ブラケット6のみならず天板1の取付精度及び取付強度をも非常に高いものとすることができる。
【0029】
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。例えば、支持体本体に側板を適用せず、いわゆる袖構造体、T字脚、L字脚等を適用しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。その他、天板支持用ブラケットや支持体本体等の各部の具体的構成や形状、素材などについても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明の天板支持用ブラケットの取付構造は、天板を支持する支持体の主要部である支持体本体に形成した切欠部に、天板支持用ブラケットを挿入して、上下方向に固定して取り付けるように構成したものであるので、天板支持用ブラケットの位置決めを極めて簡単で正確に行うことができる。また、それに伴って、取付時及び取付後の天板支持用ブラケット並びにそれに支持される天板の安定性も向上することが可能である。従って、特にノックダウン方式で納入現場において組立作業が行われる天板付家具においては、その組立現場で面倒な精度の調整を行う必要がなく、作業の迅速化と簡易化、ひいてはコストダウンを図ることができる。
【0031】
また本発明の天板支持用ブラケットの取付構造は、支持体本体である側板の内部にナット部材を埋設し、さらに側板及び天板支持用ブラケットに側板内部に埋設させたナット部材のナット孔に連通して上下方向に延びるボルト挿通孔を形成し、このボルト挿通孔の上方において側板に載置した天板支持用ブラケットを、前記ボルト挿通孔に上方から挿入してナット部材に止着されるボルト部材を利用して、天板支持用ブラケットを側板に固定するように構成したものである。そのため、比較的薄幅な側板に対する天板支持用ブラケットの取付構造であっても、ボルト部材の頭部と側板内のナット部材におけるナット孔との距離を、少なくとも側板に形成したボルト挿通孔の長手寸法分、或いはそれに加えて天板支持用ブラケットの一部の肉厚分だけ長く取ることができる。従って、ボルト部材の止着時に無理な力を加えた場合や組立後にボルト部材の軸部と直交する方向に外力が作用した場合でも、ボルト部材とナット部材とに生じる傾きを非常に小さく抑制することができ、天板支持用ブラケットの天板支持用ブラケット及び天板の取付誤差を非常に小さいものとすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る天板の取付構造を適用したテーブルを示す分解斜視図。
【図2】同テーブルの正面図。
【図3】同側面図。
【図4】図2におけるA−A線断面図。
【図5】同要部を拡大して示す部分分解斜視図。
【図6】図4におけるB−B線断面図。
【図7】図3におけるC−C線断面図。
【図8】図3におけるD−D線断面図。
【符号の説明】
1…天板
4…支持体
5…支持体本体(側板)
6…天板支持用ブラケット
51a…切欠部
51a1…上向面
51d…ボルト挿通孔
61a、63a…天板支持面(上向面)
61e…ボルト挿通孔
B3…ボルト部材
B3b…頭部
N3…ナット部材
N3a…ナット孔
T…天板付家具(テーブル)
Y…天板支持用ブラケットの取付構造

Claims (7)

  1. 天板を支持体に支持させて取り付けるようにした天板付家具に適用されるものであって、
    前記支持体を、その主体となる支持体本体と天板支持面を有する天板支持用ブラケットとを具備するものとして、支持体本体に切欠部を形成し、該切欠部に天板支持用ブラケットを挿入した状態で該天板支持用ブラケットを支持体本体に上下方向に固定して取り付けるように構成している天板支持用ブラケットの取付構造。
  2. 前記切欠部を上方に開口させて形成し、該切欠部に上方から挿入した天板支持用ブラケットをこの切欠部の上向面に載置した状態で、天板支持用ブラケットと支持体本体とを上下方向に固定するようにしている請求項1記載の天板支持用ブラケットの取付構造。
  3. 前記天板支持用ブラケットに上下方向に貫通するボルト挿通孔を形成する一方、支持体本体に前記切欠部の上向面に開口し前記ボルト挿通孔に連通するボルト挿通孔を形成するとともに、この支持体本体のボルト挿通孔に連通させてナット部材を埋設し、両ボルト挿通孔に上方から挿入したボルト部材を前記ナット部材に固定することによって、天板支持用ブラケットを支持体本体に固定するようにしている請求項2記載の天板支持用ブラケットの取付構造。
  4. 前記天板支持用ブラケットに支持されるボルト部材の頭部と前記ナット部材とを所定距離離間させている請求項3記載の天板支持用ブラケットの取付構造。
  5. 天板をその一側端部又は両側端部に配置される支持体に支持させて取り付けるようにした天板付家具に適用されるものであって、
    前記支持体を、その主体となる支持体本体たる側板と天板支持面を有する天板支持用ブラケットとを具備するものとして、側板に上方から天板支持用ブラケットを載置するとともにその下方における側板の内部にナット部材を埋設し、さらに側板及び天板支持用ブラケットに前記ナット部材のナット孔に連通して上下方向に延びるボルト挿通孔を形成し、天板支持用ブラケット及び側板のボルト挿通孔に上方から挿入したボルト部材を前記ナット部材に固定することによって、天板支持用ブラケットを側板に固定するように構成している天板支持用ブラケットの取付構造。
  6. 前記側板の上端部に上方へ開口する切欠部を形成し、該切欠部に上方から天板支持用ブラケットを挿入してこの切欠部の上向面に載置するように構成し、該切欠部に前記ボルト挿通孔を開口させている請求項5記載の天板支持用ブラケットの取付構造。
  7. 前記ナット部材が、ナット孔を上下に向けた姿勢で支持体本体に埋設されるブロック状をなすものである請求項3、4、5又は6記載の天板支持用ブラケットの取付構造。
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