JP2004343933A - 振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ及びそれを用いた電動歯ブラシ - Google Patents

振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ及びそれを用いた電動歯ブラシ Download PDF

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Abstract

【課題】往復動と往復ローリング運動の両方を得ることができる小型で且つ低コストの振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ、及び、それを用いた小型で且つ低コストの電動歯ブラシを提供すること。
【解決手段】シャフト3の軸方向Bの一部の外周に筒状の永久磁石34を装着して振動側可動子36を、巻線37を備えた筒状をした振動側固定子40内に挿入して往復用リニア駆動部2Aを構成し、上記シャフト3の軸方向Bの他の部分に永久磁石4とヨーク5とを装着したローリング側可動子6を巻線7を備えた筒状をしたローリング側固定子10内に挿入してローリング用リニア駆動部2Bを構成する。制御部32にて各巻線7,37に電流を印加することでシャフト3が軸方向Bの往復動と軸周り方向Aの往復ローリング運動とを同時に行なえるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ及びそれを用いた電動歯ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータの駆動力を伝動機構を介して軸方向の往復直線運動と、ローリング動作のための軸周りのローリング駆動とを歯磨き用ブラシに付与できるリニアアクチュエータを備えた電動歯ブラシが知られている(例えば、特許文献1参照)。このリニアアクチュエータは、シャフトに磁性体からなるプランジャー及びばね部材を取り付けて可動子が構成され、シールドケースの内面に固定される筒状の巻線と、巻線の巻線ボビンの軸方向両側に配置される筒状をした大径の永久磁石と、筒状のヨークとで、筒状をした固定子が構成され、巻線に交番電流を印加することで、可動子が軸方向の往復動を行なうものである。また、ばね部材の一端をシールドケースに回り止め固定し、ばね部材の他端をプランジャーに回り止め固定することで、ばね部材の軸方向の伸縮に伴って小角度の軸周り回転をプランジャーに与えるようにしており、これにより、軸方向の往復動だけでなく軸周り方向のローリング駆動も得ることが可能となっている。
【0003】
他の従来例として、機械的な運動変換機構を用いて、軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動の両方の動作を行なわせることが可能な電動歯ブラシが知られている(例えば、特許文献2参照)。この電動歯ブラシでは、モータの正逆の軸周り方向の切り換えによって、運動変換機構を介して軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動の2動作を行わせるものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−176758号公報
【特許文献2】
特開平9−173360号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の電動歯ブラシのリニアアクチュエータにあっては、単独で往復ローリング運動を行なうことができないものであり、しかも往復ローリング運動を行なうにあたって、ばね部材の両端をシールドケースとプランジャーとにそれぞれ回り止め固定することで、ばね部材の軸方向の伸縮に伴って小角度の軸周り回転をプランジャーに与える必要があり、このためローリング角度を決めるのにばね部材のばね定数や取り付け設計事項を考慮する必要があり、リニアアクチュエータの構造が複雑化し、コストが高くなる。そのうえ、永久磁石がプランジャーの外周に隙間を介して配設してあるので、円筒形状をした永久磁石の内径及び外径が大きくなり、永久磁石の体積が大きくなり、これに伴い永久磁石のコストが高くなり、アクチュエータのコストがより高くなるという問題がある。
【0006】
また後者の電動歯ブラシにあっては、軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動との動作を切り替えるための運動変換機構の機械的な仕組みが複雑化し、これに伴い電動歯ブラシが大型化し、コストアップを招くという問題がある。
【0007】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、往復動と往復ローリング運動の両方を得ることができ、小型で且つ低コストの振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータを提供することにあり、また、歯磨き用ブラシの軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動の両方の動作を行なうことが可能な小型で且つ低コストの電動歯ブラシを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2は、軸方向Bに往復動自在に支持され且つ軸周り方向Aに回転自在に支持されたシャフト3の軸方向Bの一部の外周に、中心軸がシャフト3の中心軸と略一致し且つ軸方向Bの両端面部がそれぞれ異極となった筒状の永久磁石34を装着して振動側可動子36を構成し、巻線37を備えた筒状をした振動側固定子40内に上記振動側可動子36を往復動自在に挿通して構成された往復用リニア駆動部2Aと、上記振動側可動子36が設けられているシャフト3の軸方向Bの他の部分に永久磁石4とヨーク5とを装着してローリング側可動子6を構成し、巻線7を備えた筒状をしたローリング側固定子10内に上記ローリング側可動子6を備えた部分を回転自在に挿通して構成されたローリング用リニア駆動部2Bとを備えると共に、上記振動側固定子40及び上記ローリング側固定子10の各巻線7,37に電流を印加することで、上記シャフト3が軸方向Bの往復動と軸周り方向Aの往復ローリング運動とを同時に行なえるようにするための制御部32を備えていることを特徴としている。
【0009】
このような構成とすることで、1本のシャフト3の軸方向Bに往復用リニア駆動部2Aとローリング用リニア駆動部2Bとがそれぞれ設けられるので、1本のシャフト3で軸方向Bの往復動と軸周り方向Aの往復ローリング運動との2つの動作を同時に行なうことができると共に、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2全体を容易に小型且つコンパクトにできる。しかも、往復用リニア駆動部2A及びローリング用リニア駆動部2Bのそれぞれの永久磁石4,34は固定子10,40側ではなく可動子6,36側に設けられているので、従来のように大径の永久磁石を固定子側に設けた場合と比較して、各駆動部2A,2Bにおいて永久磁石4,34をそれぞれ小型化でき、これに伴い振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2の一層の小型化、低コスト化を図ることができる。
【0010】
また、上記制御部32は、振動側可動子36の往復動とローリング側可動子6の往復ローリング運動の2つの動作を同時に行なうモードと、いずれか一方のみを行なうモードとを切り替えるための切り替え手段33を備えているのが好ましい。
【0011】
このような構成とすることで、動作モードを切り替えることにより使用者に適合した最適ブラッシングが可能となり、極めて便利で都合のよいものである。
【0012】
また、上記ローリング側可動子6は平板状の永久磁石4と筒状のヨーク5とを備え、ローリング側固定子10は磁性体からなるローリング側ステータ9を備え、ローリング側可動子6の外面にステータの磁極子11と対向する円弧部分と直線部分とが連続する辺を少なくとも1個以上設け、直線部分を平板状の永久磁石4の外面にて形成すると共に円弧部分を筒状のヨーク5の外面5aにて形成するのが好ましい。
【0013】
このような構成とすることで、極性の異なる平板状の永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが隣接配置され、磁極子11と永久磁石4との間に可動子6を回転させる磁気力が発生するだけでなく、磁極子11とヨーク5の外面5aとの間に発生する磁気力を利用して可動子6を回転させることができる。しかも、平板状の永久磁石4の外面4aは直線部分であるため、磁極子11との対向面積を大きく確保でき、磁極子11と永久磁石4の外面4a間に発生する磁気力をより大きくすることができる。そのうえ、筒状のヨーク5の外面5aは円弧状に突出しているため、磁極子11とのギャップを小さくでき、磁極子11とヨーク5の外面5a間に発生する磁気力をより大きくすることができ、これにより結果、可動子6の回転トルクを容易に上昇させることができる。
【0014】
また、上記ローリング側可動子6は、軸方向Bの往復動範囲内において永久磁石4とステータの磁極子11とのギャップを一定に保つことができる長さS2を有しているのが好ましい。
【0015】
このような構成とすることで、ローリング用リニア駆動部2Bが往復用リニア駆動部2Aによって軸方向Bに往復動する場合でも、永久磁石4とステータの磁極子11とのギャップが一定に保たれるので、ローリング側可動子6の永久磁石4は、軸方向Bの往復動範囲内において磁極子11とが離反することがなく、ローリング側可動子6の往復ローリング運動を途切れることなく連続して行なうことが可能となる。
【0016】
また、上記振動側可動子36とこの振動側可動子36を往復動方向に支持するばね部材13とで往復動方向の振動系を構成し、上記ローリング側可動子6とこのローリング側可動子6を軸周り方向Aに支持するばね部材13とでローリング駆動の振動系を構成し、上記往復動方向の振動系のばね部材13がローリング駆動の振動系のばね部材13を兼用するのが好ましい。
【0017】
このような構成とすることで、振動側可動子36の往復動及び/又はローリング側可動子6の軸周り方向Aのローリング駆動に伴って、ばね部材13は伸張又は圧縮して圧縮ばね力、引っ張りばね力を振動側可動子36及びローリング側可動子6にそれぞれ付与するようになり、往復動方向の振動系及びローリング駆動の振動系の部品数を減らすことができ、小型化且つ低コスト化が容易となる。
【0018】
また、上記往復動方向の振動系とローリング駆動の振動系とに共通の吸振錘17を設け、振動側可動子36の往復動とローリング側可動子6の往復ローリング運動とが同時に行なわれる場合において、吸振錘17は振動側可動子36とは軸方向Bに逆位相で往復動され且つローリング側可動子6とは軸周り方向Aに逆位相で回転駆動されるようにするのが好ましい。
【0019】
このような構成とすることで、吸振錘17によって各可動子の振動量(振幅量)を多く取ることができると共に、吸振錘17は振動側可動子36とは軸方向Bに逆位相で回転するので、振動側可動子36の軸方向Bの往復動をアシストできるようになり、且つ、吸振錘17はローリング側可動子6とは軸周り方向Aに逆位相で回転するので、ローリング側可動子6の往復ローリング運動をアシストできるようになり、軸方向Bの往復動と往復ローリング運動のそれぞれにおいて大きな出力を得ることが可能となる。
【0020】
また、上記往復動方向の振動系のばね部材13及びローリング駆動の振動系のばね部材13をコイルバネで構成し、コイルバネの両端部の軸周り方向Aの回転を止めるためのばね受け部材26を備えているのが好ましい。
【0021】
このような構成とすることで、ばね受け部材26によってローリング側可動子6の軸周り方向Aの回転動作に伴ってバネ力が蓄積され、可動子6の回転角度を許容範囲内に規制でき、シャフト3のローリング角度を容易に決めることができる。
【0022】
また、上記ばね部材13のばね受け部材26は、各駆動部2A,2Bの固定子10,40側に設けられるばね止め部28と、各駆動部2A,2Bの可動子6,36側に設けられるばね止め部29,30とを有するのが好ましい。
【0023】
このような構成とすることで、各駆動部2A,2Bの固定子及び可動子を利用してばね部材13の両端部を回り止め固定可能となり、ばね受け部材26の部品数を削減でき、一層の小型化を図ることができると共に、各駆動部2A,2Bの可動子が許容範囲を越えて往復動したり、軸周りに回転したりするのを防止でき、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2の駆動特性の信頼性を高めることができる。
【0024】
また、上記振動側可動子36とこの振動側可動子36を往復動方向に支持するばね部材13とで往復動方向の振動系を構成すると共に振動側固定子40の巻線37に電流を印加して振動側可動子36をその共振周波数付近で往復動させる往復用リニア駆動部2Aと、上記ローリング側可動子6とこのローリング側可動子6を軸周り方向Aに支持するばね部材13とでローリング駆動の振動系を構成すると共にローリング側固定子10の巻線7に電流を印加してローリング側可動子6をその共振周波数付近で往復ローリング運動させるローリング用リニア駆動部2Bとを備え、上記往復用リニア駆動部2A、ローリング用リニア駆動部2Bを駆動するにあたり、往復用リニア駆動部2A又はローリング用リニア駆動部2Bの少なくとも一方を、該当する駆動部における共振周波数よりも低い周波数で駆動させるのが好ましい。
【0025】
このような構成とすることで、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2を駆動する際の電流の周波数を振動側可動子36の共振周波数よりも低い周波数で且つ振動側可動子36の共振周波数よりも低い周波数に設定した場合は、低電流で目的とする振幅で軸方向Bの往復動或いは往復ローリング運動を行なうことができ、特に振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2の電源が電池21の場合において、電池21の長寿命化を図ることができる。また、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2を駆動する際の電流の周波数を振動側可動子36の共振周波数よりも低い周波数で且つ振動側可動子36の共振周波数よりも高い周波数に設定した場合は、高電流で目的とする振幅で軸方向Bの往復動を行なうことができ、大きな出力での往復動が可能となり、一方、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2を駆動する際の電流の周波数を振動側可動子36の共振周波数よりも高い周波数で且つ振動側可動子36の共振周波数よりも低い周波数に設定した場合は、高電流で目的とする振幅で軸周り方向Aの往復ローリング運動を行なうことができ、大きな出力での往復ローリング運動が可能となる。
【0026】
また、上記往復動方向の振動系とローリング駆動の振動系との間に筒状の非磁性体50を介在させるのが好ましい。
【0027】
このような構成とすることで、共通する1本のシャフト3の軸方向Bに往復用リニア駆動部2Aとローリング用リニア駆動部2Bを隣接して設けた場合において、両振動系の各磁束を非磁性体50によって遮断することができ、しかも非磁性体50を筒状にすることで、磁束を漏れなく遮断でき、これにより一方の駆動部の永久磁石の磁力の影響を他方の駆動部に影響を及ぼさないようにできて安定した磁気特性が得られ、これに伴い各駆動部2A,2Bにおいて往復動と往復ローリング運動の2つの動作を安定して得ることができる。
【0028】
また、本発明に係る電動歯ブラシにあっては、上記振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2を駆動源とし、該振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2のシャフト3により駆動される歯磨き用ブラシ23を備えていることを特徴としている。
【0029】
このような構成とすることで、1本のシャフト3で2つの動作を行なうことができる振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2の該シャフト3に歯磨き用ブラシ23を取り付けることで、歯磨き用ブラシ23は軸方向Bの往復動と軸周り方向Aの往復ローリング運動の2つの動作を同時に行なったり、切り替え手段33によっていずれか一方の動作を行なったりすることが可能となり、使用者に適合した最適ブラッシングが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
【0031】
図1には本発明の往復用リニア駆動部2Aとローリング用リニア駆動部2Bとを備えた振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2の一実施形態が示してある。
【0032】
筒状(実施形態では円筒状)をしたシールドケース12内には、シャフト3を軸方向Bに往復動させるための往復用リニア駆動部2Aと、軸周り方向Aに往復ローリング運動させるためのローリング用リニア駆動部2Bとが内装されている。シャフト3の両端部はそれぞれ軸受け部24a,24bにて軸方向Bに往復動可能に且つ軸周り方向Aに往復ローリング運動可能に支持されている。本例では、シャフト3は非磁性体で構成されている。シャフト3を非磁性体とすることでシャフト3を通しての磁束漏れがなくなり、出力損失を防止できるものである。もちろん、シャフト3の強度を高めるために磁性体で形成されてもよい。
【0033】
先ず、往復用リニア駆動部2Aについて説明する。シールドケース12内には筒状をした振動側固定子40が内装してある。振動側固定子40は巻線37を巻装した巻線ボビン38の軸方向B両側に筒状をした振動側ステータ39を設けて構成してある。
【0034】
上記シャフト3の軸方向Bの一部の外周には、図5に示すように、中心軸がシャフト3の中心軸と略一致する筒状(実施形態では円筒状)をした小径の筒状の永久磁石34が装着してあって振動側可動子36を構成してある。この小径の筒状の永久磁石34はシャフト3の軸方向Bに所定間隔を隔てて2個装着してある。筒状の永久磁石34は軸方向Bの両端面部がそれぞれ異極となったものであり、更に、2個の筒状を設けたものにおいては、2つの筒状の永久磁石34のそれぞれの軸方向Bの外側となる面を互いに同極となっている。つまり、図1に基づいて説明すると、図1の左側の筒状の永久磁石34の右側の端面を仮にN極とすると、該左側の筒状の永久磁石34の左側の端面がS極となり、右側の筒状の永久磁石34の右側の端面がS極となると共に該右側の筒状の永久磁石34の右側の端面がN極となとなる(また、左側の筒状の永久磁石34の右側の端面がS極の場合には上記と逆となる)関係となっている。
【0035】
このようにシャフト3に筒状の永久磁石34を設けて構成した振動側可動子36は筒状をした振動側固定子40の内周側に所定のギャップを介して挿入してあり、振動側可動子36の2個の筒状の永久磁石34の外面は振動側固定子40の巻線ボビン38の軸方向Bにおける両側に設けた2個の筒状をした振動側ステータ39の内面と対応する位置関係となっている。
【0036】
振動側可動子36を往復動方向に支持するばね部材13が設けてあって、振動側可動子36とばね部材13とで往復動方向の振動系を構成してある。すなわち、筒状の永久磁石34と軸受け部24aとの間にはばね部材13が介在してあって、振動側可動子36の往復動に伴って伸張又は圧縮して圧縮ばね力、引っ張りばね力を振動側可動子36に付与するようになっている。
【0037】
そして、巻線37に電流を流していないときには筒状の永久磁石34が振動側ステータ39に及ぼす磁力とばね部材13のばね力が釣り合う位置で振動側可動子36が停止している。巻線37に一方向の電流を流すと振動側可動子36が一方向に移動し、巻線37に他方向の電流を流すと逆方向に移動するものであり、このため、巻線37に交番電流を流すことによって振動側可動子36を軸方向Bに往復動させることができものであり、この場合、ばね部材13のばね定数及び振動側可動子36の質量で決定される共振周波数付近の交番電流を流すことで、上記往復動(往復振動)が共振状態となるようにできるものであり、これにより振動側可動子36の振動量(振幅量)を多く取れることになる。また、図1のように、シャフト3に筒状の永久磁石34を2つ軸方向Bに並設すると、2つの筒状の永久磁石34により大きな磁束を出すことができるものである。
【0038】
ところで、シャフト3を非磁性体により構成すると、シャフト3に装着した筒状の永久磁石34の磁束がシャフト3側に通らず振動側ステータ39側に有効に使用することができるものである。
【0039】
一方、シャフト3を鉄のような磁性体で形成する場合には、シャフト3の強度が強く、振動側可動子36の機械的強度を高めることができるが、シャフト3に装着した筒状の永久磁石34の磁束の一部がシャフト3側に流れることになって振動側ステータ39側に有効に利用できないことになる。したがって、このような場合には図1に示すように磁性体よりなるシャフト3と筒状の永久磁石34とを非磁性体よりなる筒状のスペーサ部材41を介して結合し、非磁性体よりなる筒状のスペーサ部材41の他の部位がシャフト3と筒状のヨーク35との間、シャフト3と筒状の鉄心42(図3)との間に介在してある。このように、非磁性体よりなるスペーサ部材41を介在することでシャフト3の強度を確保するためにシャフト3を磁性体としたにもかかわらず、筒状の永久磁石34のもつ磁束がシャフト3側に通らず振動側ステータ39側に有効に使うことができることになる。
【0040】
また、図5に示すように筒状の永久磁石34に隣接している筒状のヨーク35の内周部と磁性体により形成したシャフト3外周との間に隙間43を設け、ヨーク35の内周部からシャフト方向に突出した突起44をシャフト3に結合するようにしてもよく、このようにしてもシャフト3の強度を確保するためにシャフト3を磁性体としたにもかかわらず、筒状の永久磁石34のもつ磁束がシャフト3側に通らず振動側ステータ39側に有効に使うことができる。
【0041】
そして、図6に示すように、ヨーク35の内周部と磁性体により形成したシャフト3外周との間に隙間43を設け、ヨーク35の内周部からシャフト方向に複数の突起44を突設してシャフト3外周面に圧接して取付けるのであるが、ヨーク35に非磁性体よりなるばね部材13の一端部を支持する際に、ばね止め部29を介してばね部材13を支持するようにしてもよい。つまり、ばね部材13の一端部を嵌め込んで支持すると共に軸周りに回動しないように取付けた状態で、ばね受け部材26に設けた係合突部29aを、ヨーク35の内周部と磁性体により形成したシャフト3外周との間に形成される上記隙間43に嵌め込んで、ばね受け部材26とシャフト3に固定した振動側ヨーク39とを係合するようにしてもよいものである。
【0042】
次に、上記シャフト3を軸周り方向Aに往復ローリング運動させるためのローリング用リニア駆動部2Bについて説明する。このローリング用リニア駆動部2Bは、ローリング側可動子6と筒状をしたローリング側固定子10とを備える。
【0043】
先ずローリング側可動子6について説明する。図1に示すように、上記往復用リニア駆動部2Aを設けたシャフト3と同じシャフト3の軸方向Bの他の部分に、筒状のヨーク5と平板状の永久磁石4とを装着してローリング側可動子6が構成されている。筒状のヨーク5は図7に示すように、シャフト3に対して圧入固定されている。筒状のヨーク5は鉄材などの筒状の磁性体にて形成されており、その外周面には図8に示すように、円弧部分と直線部分とが連続する辺がn個(例えば4個)設けられている。なおnは少なくとも1以上であればよい。ヨーク5の各辺の直線部分には底面が平坦なコ字状溝25(図7)が設けられており、各コ字状溝25内に永久磁石4を各々嵌め込むことで、永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが周方向に隣接配置された状態となり、この状態で各永久磁石4の外面4aがそれぞれ直線部分を形成し、永久磁石4相互間におけるヨーク5の各外面5aがそれぞれ円弧部分を形成している。
【0044】
ここでは、平板状の永久磁石4は、シャフト3の軸方向Bと交差する方向の外面4a(直線部分)と内面4bとが異極となるように着磁されている。つまり図8に示す4個の永久磁石4の外面4aがすべてN極である場合は、ヨーク5の各外面5a(円弧部分)はすべてS極となり、逆に、4個の永久磁石4の外面4aがすべてS極である場合は、ヨーク5の各外面5aはすべてN極となる。
【0045】
また、上記ヨーク5の軸方向B両側には、図1に示すように、非磁性体からなる環状のばね受け部材26がそれぞれ装着されている。ばね受け部材26はばね部材13の端部を回り止め固定するものであり、図7に示すばね受け部材26の片面に設けた複数の突起27がヨーク5のコ字状溝25の長手方向の端部に挿入されることによって、ばね受け部材26はヨーク5に対して回り止め状態で装着されるようになっている。
【0046】
一方、筒状をしたローリング側固定子10を説明する。シールドケース12の内周面には、図1に示すように、磁路を励磁するための巻線7が巻線ボビン8に巻回され、巻線ボビン8の軸方向B両側に筒状の磁性体からなるローリング側ステータ9をそれぞれ配設することで筒状のローリング側固定子10が構成されており、このローリング側固定子10内にローリング側可動子6を所定のギャップを介して回転自在に挿通することで、ローリング用リニア駆動部2Bの磁気回路が構成される。もちろん、ローリング側ステータ9は必ずしも巻線ボビン8の軸方向B両側に設ける必要はなく、軸方向Bの片側のみに設けてもよいものである。
【0047】
各ローリング側ステータ9の内周部には、図8(b)(c)に示すように、ローリング側可動子6の極(永久磁石4の外面4a、ヨーク5の外面5a)と対向するようにn個以下の磁極子11(例えば、4個)が設けられている。ここでは、図9に示すように、ローリング側ステータ9の磁極子11相互間は切欠されている。すなわち、シャフト3を鉄などの磁性体で形成した場合において、磁極子11相互間を切欠することで、シャフト3への磁束漏れを少なくでき、永久磁石4の持つ磁束をローリング側ステータ9側で有効に使用できるものとなる。なお磁極子11の数は少なくとも1個以上であればよいが、出力を高める場合は磁極子11の数を永久磁石4の数(4個)と同数まで増やすようにする。
【0048】
ここで、図8(a)に示すように、ローリング側ステータ9を巻線ボビン8の軸方向B両側に設ける場合において、図8(b)に示す一方のローリング側ステータ9の磁極子11aの位置と、図8(c)に示す他方のローリング側ステータ9の磁極子11bの位置とをローリング側可動子6の軸周り方向Aにおいて不一致としている。また本例ではローリング側可動子6の回転初期において、一方のローリング側ステータ9の磁極子11aが永久磁石4の軸周り方向Aの一端部とヨーク5との一方の接点15aに対向して位置し、他方のローリング側ステータ9の磁極子11bが当該永久磁石4の軸周り方向Aの他端部とヨーク5との他方の接点15bに対向して位置するように設定してある。これにより、同一の永久磁石4に対する一方のローリング側ステータ9の磁極子11aとのギャップ、他方のローリング側ステータ9の磁極子11bとのギャップが略同じとなり、ローリング側可動子6の往復ローリング運動が効率良く行なわれるようになる。すなわち、巻線7に一方向の電流を流すと永久磁石4は一方のローリング側ステータ9の磁極子11aからは磁気反発力を受け、同時に他方の磁極子11bからは磁気吸引力を受けることで軸周りの一方向A1に大きな力で回動できるようになり、巻線7に他方向の電流を流すと当該永久磁石4は一方のローリング側ステータ9の磁極子11aからは磁気吸引力を受け、同時に他方の磁極子11bからは磁気反発力を受けることで軸周りの他方向A2に大きな力で回動できるようになる。そのうえ、永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが周方向に隣接配置され、両者4a,4bは異極となっているため、磁極子11a,11bとヨーク5の外面5aとの間でもローリング側可動子6を回転させる磁気力が発生する。
【0049】
ここにおいて、上記極性の異なる永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが隣接配置され、磁極子11と永久磁石4との間にローリング側可動子6を回転させる磁気力が発生するだけでなく、磁極子11とヨーク5の外面5aとの間に発生する磁気力を利用してローリング側可動子6を回転させることができ、しかも、永久磁石4の外面4aは直線部分であるため、磁極子11との対向面積を大きく確保でき、一方、ヨーク5の外面5aは円弧部分であるため、磁極子11との対向面積を大きく確保しながら磁極子11とのギャップを小さくでき、これにより、巻線7に交番電流を印加することでローリング側可動子6は初期の回転力が大となり、スムーズな往復ローリング運動を開始させることが可能となる。
【0050】
上記巻線7が巻回される巻線ボビン8の軸方向Bの側面には、図9に示すように、ローリング側ステータ9を巻線ボビン8に対して軸周り方向Aに位置決めするためのステータ位置決め部16がそれぞれ設けられている。本例では、巻線ボビン8の軸方向Bの側面の周方向の複数箇所に、円弧状をした凸リブ状のステータ位置決め部16が突設されており、ローリング側ステータ9の複数箇所に該ステータ位置決め部16が嵌合可能な円弧状をした位置決め凹所117が凹設されており、各位置決め凹所117に各ステータ位置決め部16を横から嵌め込むようにしてローリング側ステータ9を巻線ボビン8の軸方向B両側に取り付けた状態で、各ローリング側ステータ9をシールドケース12の内面に対して回り止め固定する。ここでは、図10に示すように、ローリング側ステータ9の外周部にキー溝状の嵌合部19を設け、シールドケース12の内面に、該嵌合部19に嵌合してローリング側ステータ9の軸周り方向Aの回転を規制するためのキー形状の回転規制部20を設けてある。このように、ローリング側ステータ9の嵌合部19にシールドケース12の回転規制部20を嵌め込むようにすることで、ローリング側ステータ9の軸周り方向Aの回転をシールドケース12によって簡単に規制できるようになり、シールドケース12へのローリング側固定子10の固定が容易となっている。
【0051】
また、ローリング側可動子6は、図1に示すように、軸方向Bの往復動範囲内において永久磁石4とローリング側ステータ9の磁極子11とのギャップを一定に保つことができる長さS2を有している。ここでは、ローリング側可動子6における永久磁石4の軸方向Bの中間位置と巻線ボビンの軸方向B両側に設けられる左右のローリング側ステータ9間の軸方向Bの中間位置とが略一致した状態で、永久磁石4の軸方向Bの長さS2が左右のローリング側ステータ9間の距離S1(<S2)よりも長くなるように設定してある。これにより、ローリング側可動子6は、軸方向Bの往復動範囲内において永久磁石4と磁極子11とが離反することがなく、常に一定のギャップを保持できるので、ローリング側可動子6の軸周り方向Aの往復ローリング運動を途切れることなく、連続して行なえるようになっている。
【0052】
上記のように軸方向Bに往復動する振動側可動子36と、該振動側可動子36を軸方向Bに支持するばね部材13とで往復動の振動系が構成され、一方、軸周り方向Aに所定角度で往復ローリング運動を行なうローリング側可動子6と、該ローリング側可動子6を軸周り方向Aに支持するばね部材13とで、ローリング駆動の振動系が構成されている。本発明では往復動方向の振動系のばね部材13はローリング駆動の振動系のばね部材13を兼用している。つまり、ばね部材13は振動側可動子36の軸方向Bの往復動に伴って伸張又は圧縮して圧縮ばね力、引っ張りばね力を振動側可動子36に付与すると同時に、ローリング側可動子6の軸周り方向Aの往復ローリング運動に伴って伸張又は圧縮して圧縮ばね力、引っ張りばね力を可動子6に付与するものであり、このばね部材13のばね定数及び可動子6の質量とで決定される共振周波数付近の電流を流すことで各駆動部2A,2Bにおいて振動量(振幅量)を多く取ることができるようになっている。
【0053】
また上記両振動系のばね部材13は、図11に示すコイルバネからなる。本例では3つのばね部材13,13a,13bを使用している。第1ばね部材13は、図1に示すように、振動側可動子36の一端面とシールドケース12の一方の内側面との間に介在されており、第1ばね部材13の一端は一方の軸受け部24aに対して回り止め固定されており、第1ばね部材13の他端は図11に示すばね受け部材26の突起27が設けられる面と反対側の面に設けたばね止め部28に係合することで回り止め固定されている。さらに、ローリング側可動子6の他端面と吸振錘17の一端面との間には第2ばね部材13aが介在されており、この第2ばね部材13aの一端は、図11に示すばね受け部材26に設けたばね止め部28に係合することで回り止め固定され、第2ばね部材13aの他端は、吸振錘17の一端面に設けた溝状のばね止め部29(図12(b))に係合することで回り止め固定されている。さらに、吸振錘17の他端面とシールドケース12の他方の内側面との間に第3ばね部材13bが介在されており、この第3ばね部材13bの一端は吸振錘17の他端面に設けた溝状のばね止め部30(図12(c))に係合することで回り止め固定され、第3ばね部材13bの他端は他方の軸受け部24bに対して回り止め固定される。これら3つのばね部材13,13a,13bは振動側可動子36を軸方向Bに往復動可能に保持すると共に、ローリング側可動子6を軸周り方向Aに許容範囲内で回転可能な状態で保持する働きをし、さらに、ローリング側可動子6の軸周り方向Aの回転動作に伴ってバネ力が蓄積されることで、ローリング側可動子6のの回転角度を許容範囲内に規制して、シャフト3のローリング角度を決める働きをする。
【0054】
また、上記往復動方向の振動系のばね部材13及びローリング駆動の振動系のばね部材13をそれぞれコイルバネで構成し、コイルバネの両端部の軸周り方向Aの回転を止めるためのばね受け部材26を設けたことにより、ローリング側可動子6の軸周り方向Aの回転動作に伴ってバネ力が蓄積され、可動子6の回転角度を許容範囲内に規制でき、シャフト3のローリング角度を決めることが容易となる。しかも、ばね部材13のばね受け部材26は、各駆動部2A,2Bの固定子10,40側に設けられるばね止め部と、各駆動部2A,2Bの可動子6,36側に設けられるばね止め部とからなるので、各駆動部2A,2Bの固定子及び可動子を利用してばね部材13の両端部を回り止め固定可能となり、ばね受け部材26の部品数を削減でき、一層の小型化を図ることができると共に、各駆動部2A,2Bの可動子が許容範囲を越えて往復動したり、軸周りに回転したりするのを防止でき、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2の駆動特性の信頼性を高めることができるものである。
【0055】
また上記往復動方向の振動系とローリング駆動の振動系との間には、筒状の非磁性体が介在されている。これにより、共通する1本のシャフト3の軸方向Bに往復用リニア駆動部2Aとローリング用リニア駆動部2Bを隣接して設けた場合において、両振動系の各磁束を非磁性体によって遮断することができ、しかも非磁性体を筒状にすることで、磁束を漏れなく遮断でき、これにより一方の駆動部の永久磁石の磁力の影響を他方の駆動部に影響を及ぼさないようにできて安定した磁気特性が得られ、これに伴い各駆動部2A,2Bにおいて往復動と往復ローリング運動の2つの動作を安定して得ることができるものである。
【0056】
さらに、上記両振動系には、図1に示すように、吸振錘17が設けられている。吸振錐17は略筒状をしていてシャフト3に遊びを持たせて被嵌してあり、可動子6と軸受け部24aとの間に位置し、後述するばね部材13a,13bにて軸方向Bに対して保持されている。吸振錘17の重心位置Mを可動子6の回転軸線Dと同軸上に配置している。ここでは吸振錘17は、往復動方向の振動系のものとローリング駆動の振動系のものとを兼用している。そして、振動側可動子36の往復動とローリング側可動子6の往復ローリング運動とが同時に行なわれる場合において、吸振錘17は振動側可動子36とは軸方向Bに逆位相で往復動され且つローリング側可動子6とは軸周り方向Aに逆位相で回転駆動されるようになっている。これにより、吸振錘17によって各駆動部2A,2Bの振動量(振幅量)を多く取ることができると共に、吸振錘17は振動側可動子36とは軸方向Bに逆位相で回転するので、振動側可動子36の軸方向Bの往復動をアシストできるようになり、且つ、吸振錘17はローリング側可動子6とは軸周り方向Aに逆位相で回転するので、ローリング側可動子6の往復ローリング運動をアシストできるようになり、軸方向Bの往復動と往復ローリング運動のそれぞれにおいて大きな出力を得ることが可能となる。
【0057】
吸振錘17の一例を図12に示す。そして本実施形態においては、振動側固定子40とローリング側固定子10とシールドケース12を固定部とし、振動側可動子36、ローリング側可動子6の総質量、吸振錘17の質量の2質点系の振動モデルとして取り扱うことができ、この場合、各可動子6,36と吸振錘17とが同位相で運動する第1次(低次側)の振動モードと、各可動子6,36と吸振錘17とが逆位相で運動する第2次(高次側)の振動モードとがあり、この第2次の固有振動数付近の周波数の電流を巻線7,37に印加することで、各可動子6,36とは逆移動の運動を行なう吸振錘17が各可動子6,36の慣性力をそれぞれ打ち消すものである。これにより、シールドケース12側に伝わる振動を減少させることができるのである。さらに吸振錘17の慣性モーメントが各可動子6,36の慣性モーメントよりも大きくなるように吸振錘17の重量を設定すれば、各可動子6,36の往復動及び回転方向のアシスト力がそれぞれ増大し、一層の出力アップを図ることが可能となる。さらに本例では吸振錘17とローリング側可動子6との間に、シャフト3の軸方向Bと交差する方向に隙間18が設けられている。この隙間18はエアーギャップであり、吸振錘17を抵抗なくスムーズな動作で軸方向B及び軸周り方向Aにそれぞれ回転駆動させる働きをする。なお、ベアリング等を介在させてもよいが、コストを低く抑えるためには隙間18の方が好ましい。
【0058】
ところで、上記ばね部材13(13a,13b)のみでローリング側可動子6の回転を規制する構造では、外部からシャフト3を軸周り方向Aに許容範囲以上に回転させる力が加わったときにはシャフト3が許容範囲を越えて回転する可能性があり、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2の駆動特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0059】
そこで本例では、外部からローリング側可動子6に対して軸周り方向Aに許容範囲以上に回転させる力がかかったときにローリング側可動子6の回転を機械的に止めるためのストッパー手段14を設けている。ここでは、図4に示すように、歯磨き用ブラシ23が取り付けられるシャフト3の軸方向Bの一端部とは反対側の他端部が断面D字状をしたDカット面14aとなっており、他方の軸受け部24bに設けた山形状テーパー部31に嵌め込んである。ローリング側可動子6が振幅の中立位置にあるときは、シャフト3のDカット面14aは山形状テーパー部31の斜面に当たらず、シャフト3は軸周り方向Aに許容範囲で往復回転可能となり、シャフト3が軸周りの一方向A1に許容範囲以上に回転したときはDカット面14aが山形状テーパー部31の片側斜面に当たることでシャフト3の一方向A1への回転が止められ、またシャフト3が他方向A2に許容範囲以上に回転したときにはDカット面14aが山形状テーパー部31の他側斜面に当たることでシャフト3の他方向A2への回転が止められるようになる。これにより、シャフト3のローリング角度以上の回転が機械的に阻止されることとなり、外的付加荷重や衝撃荷重等に対して振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2の信頼性を確保できるようになっている。
【0060】
なお、Dカット面14aは、シャフト3にヨーク5を圧入固定して組み付ける際の基準面として使用できるものである。つまり、ヨーク5のコ字状溝25の平坦な底面25a(図7)とDカット面14aとが略平行となるようにヨーク5を組み付けることで、シャフト3に対するヨーク5の正規の組み付け角度を容易に決定できるようになっている。
【0061】
上記振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2は、振動側固定子40及びローリング側固定子10の各巻線7,37に電流を印加することで、シャフト3が軸方向Bの往復動と軸周り方向Aの往復ローリング運動とを同時に行なえるようにするための制御部32を備えている。さらにこの制御部32は、図15に示すように、振動側可動子36の往復動とローリング側可動子6の往復ローリング運動の2つの動作を同時に行なうモードと、いずれか一方のみを行なうモードとを切り替えるための切り替え手段33を備えている。
【0062】
しかして、上記振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2は、共通する1本のシャフト3の軸方向Bの異なる位置に、往復用リニア駆動部2Aとローリング用リニア駆動部2Bとが設けられるので、1本のシャフト3で軸方向Bの往復動と軸周り方向Aの往復ローリング運動との2つの動作を同時に得ることが可能になると共に、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2全体を容易に小型化できる。しかも、往復用リニア駆動部2A及びローリング用リニア駆動部2Bのそれぞれの永久磁石4,34は固定子10,40側ではなく可動子6,36側に設けられているので、従来のように大径の永久磁石をシールドケース12の内面に配設した場合と比較して、各駆動部2A,2Bの永久磁石4の内径及び外径が小さくなって永久磁石4の体積が小さくなり、このように永久磁石4の小型化に伴いコストが安くなり、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2のコストを低減することができる。さらに、往復用リニア駆動部2Aに用いられる筒状をした永久磁石は、例えば軸方向Bの両端面が異極となった棒磁石の長手方向にわたって孔を開けたものを長手方向と直交するように輪切りにすることで、簡単にシャフト3の外周に装着するための筒状の永久磁石を形成することが可能となるものであり、一方、ローリング用リニア駆動部2Bに用いられる永久磁石は、例えば磁石をスライス切断するだけで、安価に製作することができ、これにより各永久磁石4,34の構成が簡単で、製造も容易でコストも更に安価となるものである。
【0063】
ここで、上記実施形態のものは、往復用リニア駆動部2A、或いはローリング用リニア駆動部2Bにおいて、電圧を一定にした場合における周波数と可動子6の振幅の関係、及び、この関係における周波数と電流の関係は図13に示すようなグラフとなる。すなわち図13において、線イ、ロは電圧を一定にした場合における周波数と可動子6の振幅の関係を示し、線ハ、ニは周波数と電流の関係を示しており、共振周波数(図13においてホで示す)付近の周波数の交番電流を流すことで、前述のように可動子6の振動量(振幅量)が多く取れるのであり、例えば、図13において、共振周波数が250[Hz]の場合、可動子6は1.1[mm]の最大振幅となり、250[Hz]以下、230[Hz]以上の範囲(図13において範囲ヘで示す)、及び、250[Hz]以上、280[Hz]以下の範囲では、それぞれ、0.5[mm]以上の振幅となり、この範囲内に可動子6の振幅が設定されると、ばね部材13を利用して可動子6の振動量(振幅量)を多く取れることになる。ここで、共振周波数付近で且つ共振周波数よりも高い周波数と低い周波数との2箇所で同じ振幅が得られるが、共振周波数よりも低い周波数に設定して可動子6をローリング駆動させる場合(範囲ト内で周波数を設定した場合)は、低電流で目的とする振幅で動作させることができ、特に電源が電池21の場合において、電池21の長寿命化を図ることができる。一方、共振周波数よりも高い周波数に設定した場合(範囲ヘ内で周波数を設定した場合)は、高電流で目的とする振幅で動作させることができ、大きな出力を得ることができる。もちろん図14は一例であり、往復用リニア駆動部2Aの共振周波数とローリング用リニア駆動部2Bの共振周波数とは異なる場合もある。
【0064】
本例では、往復用リニア駆動部2Aとローリング用リニア駆動部2Bとを駆動するにあたり、往復用リニア駆動部2A又はローリング用リニア駆動部2Bの少なくとも一方を、該当する駆動部における共振周波数よりも低い周波数で駆動させる。すなわち、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2を駆動する際の電流の周波数を振動側可動子36の共振周波数よりも低い周波数で且つ振動側可動子36の共振周波数よりも低い周波数に設定した場合は、低電流で目的とする振幅で軸方向Bの往復動或いは往復ローリング運動を行なうことができ、また、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2を駆動する際の電流の周波数を振動側可動子36の共振周波数よりも低い周波数で且つ振動側可動子36の共振周波数よりも高い周波数に設定した場合は、高電流で目的とする振幅で軸方向Bの往復動を行なうことができ、一方、振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2を駆動する際の電流の周波数を振動側可動子36の共振周波数よりも高い周波数で且つ振動側可動子36の共振周波数よりも低い周波数に設定した場合は、高電流で目的とする振幅で軸周り方向Aの往復ローリング運動を行なうことができるものとなる。なお、往復用リニア駆動部2A及びローリング用リニア駆動部2Bの両方を、それぞれ、該当する駆動部における共振周波数よりも高い周波数で駆動させるようにしてもよく、この場合は、軸方向Bの往復動と往復ローリング運動とが共に大きな出力で動作可能となる。
【0065】
本発明の上記した実施形態に示す振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2は種々の駆動源として用いることができるが、その一例として例えば電動歯ブラシに用いることができる。その一例を図14に示す。
【0066】
電動歯ブラシの略筒状をした細長いハウジング22内にはハウジング22内の長手方向の略半分に上記の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2が内装してあり、ハウジング22内の長手方向の他の略半分に電池21が内装してある。また、このハウジング22内には図示を省略しているが制御回路部が内装してあり、更にハウジング22の外周面部にはスイッチが設けてある。ハウジング22に内装した振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2のシャフト3の一端部はハウジング22の長手方向の一端面部に露出しており、このシャフト3の一端部に歯磨き用ブラシ23の柄部24の長手方向の一端部を取付けてあり(柄部24はシャフト3に固定してもよく、あるいは着脱自在に取付けてもよく、着脱自在に取付けた状態では柄部24はシャフト3に対して軸周りには回動しないように取付ける)、柄部24の長手方向の他端部の一側面に柄部24の長手方向と略直交する方向に突出するブラシ部が設けてある。
【0067】
しかして、往復用リニア駆動部2A及びローリング用リニア駆動部2Bの各巻線7,37に電流を印加することで、シャフト3を軸方向Bの往復動及び軸周り方向Aの往復ローリング運動をさせてシャフト3に取付けた歯磨き用ブラシ23が往復動及び往復ローリング運動を行ない、これにより歯磨きを行うものである。また、軸方向Bの往復動と往復ローリング運動のいずれか一方の動作モードを切り替え手段33(図15)によって切り替えることで、使用者に適合した最適ブラッシングが可能となる。
【0068】
そして、上記振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2を備えた電動歯ブラシにおいては、既に述べたように往復用リニア駆動部2A及びローリング用リニア駆動部2Bの各永久磁石4,34をそれぞれシャフト3に装着することで、低コスト化した振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2を使用できるので電動歯ブラシの低コスト化が図れるものである。
【0069】
また、本発明に係る振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ2は、電動歯ブラシ1の駆動源として利用される場合に限らず、電気かみそりの駆動源として、さらに各種の機械制御用の駆動源として広い範囲に適用可能である。
【0070】
【発明の効果】
上述のように本発明の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータにおいては、1本のシャフトに往復用リニア駆動部とローリング用リニア駆動部とを軸方向に隣接して設けられているので、1本のシャフトで軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動との2つの動作を同時に行なうことができる振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータの小型化を容易に図ることができる。しかも、往復用リニア駆動部及びローリング用リニア駆動部のそれぞれの永久磁石は固定子側ではなく可動子側に設けられているので、従来のように大径の永久磁石を固定子側に設けた場合と比較して、各駆動部において永久磁石をそれぞれ小型化でき、これに伴い振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータの一層の小型化、低コスト化を図ることができるものである。
【0071】
また本発明の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータを用いた電動歯ブラシは、上記のように1本のシャフトが軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動とを行なうことができると共に、小型で且つ低コストの振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータを用いているので、歯磨き用ブラシの軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動の2つの動作が可能で、しかも低コスト且つ小型の電動歯ブラシを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータの断面図である。
【図2】(a)は同上の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータの斜視図、(b)はシールドケースを装着した状態の斜視図である。
【図3】同上の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータの分解斜視図である。
【図4】同上のシャフトのDカット面付近の断面図である。
【図5】(a)は同上のシャフトの外周に振動系のヨークを取付ける例を示す斜視図であり、(b)はヨークの一例を示す側面図である。
【図6】同上のばね受け部材とヨークとの結合前の状態を示す斜視図である。
【図7】同上のシャフトにローリング側ヨーク及びばね受け部材を組み付けた状態の斜視図である。
【図8】(a)は同上のローリング用リニア駆動部の動作を説明するための概略断面図、(b)は巻線ボビンの片側に配置される一方のローリング側ステータの磁極子と永久磁石との位置関係を説明する断面図、(c)は巻線ボビンの他の片側に配置される他方のローリング側ステータの磁極子と永久磁石との位置関係を説明する断面図である。
【図9】同上のローリング用リニア駆動部における巻線ボビンとステータの分解斜視図である。
【図10】(a)は同上のシールドケースとローリング用リニア駆動部のステータ付き巻線ボビンの分解斜視図、(b)は同上のシールドケースの断面図である。
【図11】同上のばね受け部材にばね部材の一端を回り止めする場合の説明図である。
【図12】(a)〜(d)は同上の吸振錘の正面図、側面断面図、背面図、斜視図である。
【図13】同上の巻線に印加される電圧を一定にした場合における周波数と可動子の振幅の関係、及び、この関係における周波数と電流の関係を示すグラフである。
【図14】同上の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータを内蔵した電動歯ブラシの側面断面図である。
【図15】同上の切り替え手段に関するブロック図である。
【符号の説明】
1 電動歯ブラシ
2 振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ
2A 往復用リニア駆動部
2B ローリング用リニア駆動部
3 シャフト
4,34 永久磁石
5,35 ヨーク
6 ローリング側可動子
7,37 巻線
9,39 ステータ
10 ローリング側固定子
11 磁極子
13 ばね部材
17 吸振錘
26 ばね受け部材
29,30 ばね止め部
32 制御部
33 切り替え手段
36 振動側可動子
40 振動側固定子
50 非磁性体
A 軸方向
B 軸周り方向

Claims (11)

  1. 軸方向に往復動自在に支持され且つ軸周り方向に回転自在に支持されたシャフトの軸方向の一部の外周に、中心軸がシャフトの中心軸と略一致し且つ軸方向の両端面部がそれぞれ異極となった筒状の永久磁石を装着して振動側可動子を構成し、巻線を備えた筒状をした振動側固定子内に上記振動側可動子を往復動自在に挿通して構成された往復用リニア駆動部と、上記振動側可動子が設けられているシャフトの軸方向の他の部分に永久磁石とヨークとを装着してローリング側可動子を構成し、巻線を備えた筒状をしたローリング側固定子内に上記ローリング側可動子を備えた部分を回転自在に挿通して構成されたローリング用リニア駆動部とを備えると共に、上記振動側固定子及び上記ローリング側固定子の各巻線に電流を印加することで上記シャフトが軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動とを同時に行なえるようにするための制御部を備えていることを特徴とする振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  2. 上記制御部は、振動側可動子の往復動とローリング側可動子の往復ローリング運動の2つの動作を同時に行なうモードと、いずれか一方のみを行なうモードとを切り替えるための切り替え手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  3. 上記ローリング側可動子は平板状の永久磁石と筒状のヨークとを備え、ローリング側固定子は磁性体からなるローリング側ステータを備え、ローリング側可動子の外面にローリング側ステータの磁極子と対向する円弧部分と直線部分とが連続する辺を少なくとも1個以上設け、直線部分を平板状の永久磁石の外面にて形成すると共に円弧部分を筒状のヨークの外面にて形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  4. 上記ローリング側可動子は、軸方向の往復動範囲内において永久磁石とローリング側ステータの磁極子とのギャップを一定に保つことができる長さを有していることを特徴とする請求項3記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  5. 上記振動側可動子とこの振動側可動子を往復動方向に支持するばね部材とで往復動方向の振動系を構成し、上記ローリング側可動子とこのローリング側可動子を軸周り方向に支持するばね部材とでローリング駆動の振動系を構成し、上記往復動方向の振動系のばね部材がローリング駆動の振動系のばね部材を兼用することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  6. 上記往復動方向の振動系とローリング駆動の振動系とに共通の吸振錘を設け、振動側可動子の往復動とローリング側可動子の往復ローリング運動とが同時に行なわれる場合において、吸振錘は振動側可動子とは軸方向に逆位相で往復動され且つローリング側可動子とは軸周り方向に逆位相で回転駆動されるようにしたことを特徴とする請求項5記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  7. 上記往復動方向の振動系のばね部材及びローリング駆動の振動系のばね部材をコイルバネで構成し、コイルバネの両端部の軸周り方向の回転を止めるためのばね受け部材を備えていることを特徴とする請求項5記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  8. 上記ばね部材のばね受け部材は、各駆動部の固定子側に設けられるばね止め部と、各駆動部の可動子側に設けられるばね止め部とを有することを特徴とする請求項7記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  9. 上記振動側可動子とこの振動側可動子を往復動方向に支持するばね部材とで往復動方向の振動系を構成すると共に振動側固定子の巻線に電流を印加して振動側可動子をその共振周波数付近で往復動させる往復用リニア駆動部と、上記ローリング側可動子とこのローリング側可動子を軸周り方向に支持するばね部材とでローリング駆動の振動系を構成すると共にローリング側固定子の巻線に電流を印加してローリング側可動子をその共振周波数付近で往復ローリング運動させるローリング用リニア駆動部とを備え、上記往復用リニア駆動部、ローリング用リニア駆動部を駆動するにあたり、往復用リニア駆動部又はローリング用リニア駆動部の少なくとも一方を、該当する駆動部における共振周波数よりも低い周波数で駆動させることを特徴とする請求項1記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  10. 上記往復動方向の振動系とローリング駆動の振動系との間に筒状の非磁性体を介在させたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータを駆動源とし、該振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータのシャフトにより駆動される歯磨き用ブラシを備えていることを特徴とする電動歯ブラシ。
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