JP2004342552A - 開閉装置 - Google Patents

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JP2004342552A JP2003140283A JP2003140283A JP2004342552A JP 2004342552 A JP2004342552 A JP 2004342552A JP 2003140283 A JP2003140283 A JP 2003140283A JP 2003140283 A JP2003140283 A JP 2003140283A JP 2004342552 A JP2004342552 A JP 2004342552A
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Yasuhiro Matsumoto
泰弘 松本
Jun Matsuzaki
順 松崎
Tomio Go
冨夫 郷
Yoshimitsu Niwa
芳充 丹羽
Kunio Yokokura
邦夫 横倉
Mitsutaka Honma
三孝 本間
Akihisa Kataoka
秋久 片岡
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Abstract

【課題】電磁反発駆動時の開極直後に再閉極方向へ戻り難い開閉装置を得る。
【解決手段】接離自在の一対の電極3、4を有する真空バルブ5からなる遮断部1aと、この遮断部1aに連結された第1の電磁反発駆動部1eと、前記第1の電磁反発駆動部1eに連結され、且つ前記遮断部1aの電極3、4間の閉極時に接触荷重を加えるワイプバネ15を収納したワイプバネ部1cと、このワイプバネ部1cに連結された第2の電磁反発駆動部1fと、前記第2の電磁反発駆動部1fに連結され、前記遮断部1aを開閉する操作機構部1dとを備え、前記第1、第2の電磁反発駆動部1e、1fおよび前記操作機構部1dの同時駆動により前記ワイプバネ15を移動させ、前記遮断部1aの一対の電極3、4間を開極させたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空バルブを用いた開閉装置に係り、特に、真空バルブを電磁反発駆動により高速度で駆動する開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電磁反発駆動を用いた開閉装置は、事故電流を高速度で遮断し、電力系統の保護が速やかに行われるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この種の開閉装置は、図3に示すように、図示最上段から電流を遮断する遮断部1a、高速度で遮断部1aを開極する電磁反発駆動部1b、遮断部1aの閉極時に接触荷重を加えるワイプバネ部1c、および図示最下段に遮断部1aを開閉する操作機構部1dが配置され構成されている。なお、図3において、閉極状態を図示右に、開極状態を図示左に示している。
【0004】
遮断部1aには、真空絶縁容器2内に接離自在の一対の電極3、4を有する3相分の真空バルブ5が設けられ、上部固定部材6に夫々固定されている。また、上部固定部材6と対向する真空絶縁容器2外には、軸方向に移動自在の可動通電軸7が設けられている。
【0005】
電磁反発駆動部1bには、可動通電軸7に一方端が連結された絶縁操作ロッド8、およびこの絶縁操作ロッド8の他方端に連結された第1の可動軸9が軸方向に移動自在に設けられている。この第1の可動軸9の中間部には、非磁性体よりなる導体リング10が固定されている。また、導体リング10と絶縁操作ロッド8間には、開閉装置本体に固定された電磁反発コイル11が設けられ、略中心部を第1の可動軸9が挿通している。電磁反発コイル11には、高周波電流を通電する高周波電源部12が接続されている。この電磁反発駆動部1bは、高速で電極3、4間を開離させる。
【0006】
ワイプ部1cには、第1の可動軸9と第2の可動軸13とを連結するワイプバネフォルダ14が設けられている。このワイプバネフォルダ14内には、一対の電極3、4間に接触荷重を加えるワイプバネ15、およびワイプバネ15のバネ力や開閉時の衝撃力を吸収する衝撃緩衝部材16が設けられている。
【0007】
操作機構部1dには、3相分の第2の可動軸13を連結する連絡梁17、および電磁アクチュエータ18が設けられている。電磁アクチュエータ18は、磁路を形成するヨーク19、ヨーク19内を移動するように設けられた磁性体のアーマチュア20、アーマチュア20を移動、もしくは閉極保持するための永久磁石21、ヨーク19内の磁束を増減させるソレノイドコイル22、およびアーマチュア20を挟持して永久磁石21とヨーク19を貫き連絡梁17に連結された非磁性体の操作ロッド23から構成されている。そして、前記した電磁反発駆動部1bで開離させた電極3、4間を最終位置まで開離させる。
【0008】
また、電磁アクチュエータ18の両側には、アーマチュア20を連絡梁17を介して永久磁石21から離す方向に常時付勢する弾性部材の開路バネ24が、連絡梁17と下部固定部材25間に設けられている。閉極時は、永久磁石21の吸引力によりアーマチュア20を常時吸引している。
【0009】
そして、閉極状態において、短絡事故電流が流れたときに、電磁反発コイル11を高周波電源部12で励磁し、導体リング10を反発させて第1の可動軸9を高速で図示下方方向に移動させるようになっている。同時に、ソレノイドコイル22を永久磁石21の磁束と逆方向の磁束が生じるように励磁し、ヨーク19内の磁束を減少させる。それに伴って永久磁石21とアーマチュア20の吸引状態は、開路バネ24のバネ力が勝ることでアーマチュア20とともに操作ロッド23を図示下方の開極方向に移動させる。なお、互いのバネ力は、ワイプバネ15のバネ力<開路バネのバネ力の関係にある。これにより、一対の電極3、4間を例えば3m/sの高速度で最終位置まで開極させ、事故電流が遮断できるようになっている。
【0010】
ここで、開閉装置を高速度で開閉させると、機構部を衝撃に耐え得る構造としなければならない。このため、機構部に設けられた高速度で移動する可動部材と開閉装置本体に固定された固定部材間に減速ダンパを設けたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0011】
一方、閉極状態にする場合には、ソレノイドコイル22を永久磁石21の磁束と同方向の磁束が生じるように励磁して、アーマチュア20を永久磁石21の方向に吸引させる。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−299041号公報(第2頁、図8)
【0013】
【特許文献2】
特開2002−124165号公報(第4頁、図1)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の開閉装置においては、以下のような問題がある。
【0015】
電磁反発コイル11およびソレノイドコイル22を励磁すると導体リング10が反発して、第1の可動軸9、および操作ロッド23とアーマチュア20が高速度で開極方向に移動する。しかしながら、電極3、4間の開極直後におけるワイプバネ部1cのワイプバネ15は、圧縮されバネ力が電極3、4間の閉極方向へ働く状態となっている。
【0016】
従って、一対の電極3、4間は、図4に示すように、時間t1で一旦開極を始めるものの、ワイプバネ15のバネ力により戻され(時間t3)、その後、アーマチュア20が永久磁石21から離れ、ワイプバネ15のバネ力より開路バネ24のバネ力が勝り時間t2で開極位置に達する。このワイプバネ15の戻りで電極3、4間が再閉極方向に戻り、最小ギャップとなる時間t3のときに、電極3、4間で再点弧を起こし、遮断できなくなる恐れがある。
【0017】
また、ワイプバネホルダ14内には、衝撃緩衝部材16が設けられているが、ワイプバネ15の戻りのバネ力を全て吸収することができなかった。これを吸収させるためには、衝撃緩衝部材16を複雑且つ大型にしなければならず、開閉装置全体が大型化する問題があった。
【0018】
更に、可動部材と固定部材間に減速ダンパを設けたものでは、開極位置に達したときの可動部材の跳ね返りを防止できるが、開極直後のワイプバネ15による電極3、4間の再閉極方向の戻りは防止できなかった。
【0019】
従って、本発明は、電磁反発駆動時の開極直後に一対の電極の再閉極方向への戻りを抑制し、再点弧の発生を防止できるようにした開閉装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明の開閉装置は、接離自在の一対の電極を有する真空バルブからなる遮断部と、この遮断部に連結された電磁反発コイルおよび第1の導体リングからなる第1の電磁反発駆動部と、前記第1の電磁反発駆動部の前記第1の導体リングに連結され、且つ前記遮断部の電極間の閉極時に接触荷重を加えるワイプバネフォルダ内にワイプバネを収納したワイプバネ部と、このワイプバネ部のワイプバネフォルダに連結された電磁反発コイルおよび第2の導体リングからなる第2の電磁反発駆動部と、前記第2の電磁反発駆動部の前記第2の導体リングに連結され、前記遮断部を開閉する操作ロッド、電磁アクチュエータおよび開路バネからなる操作機構部とを備え、前記電磁アクチュエータはヨーク内を移動自在に配置したアーマチュア、およびこのアーマチュアを保持する永久磁石を有してなり、前記第1、第2の電磁反発駆動部および前記操作機構部の同時駆動による第1および第2の導体リングの移動により前記ワイプバネを移動させ、その後前記アーマチュアを永久磁石から離して前記開路バネのバネ力で前記操作ロッドを移動させることにより、前記遮断部の一対の電極間を開極させたことを特徴としている。
【0021】
また、第2の発明の開閉装置は、接離自在の一対の電極を有する真空バルブからなる遮断部と、この遮断部に連結された前記遮断部の電極間の閉極時に接触荷重を加えるワイプバネフォルダ内にワイプバネを収納したワイプバネ部と、このワイプバネ部のワイプバネフォルダに連結された電磁反発コイルおよび第3の導体リングからなる第3の電磁反発駆動部と、前記第3の電磁反発駆動部の前記第3の導体リングに連結され、前記遮断部を開閉する操作ロッド、電磁アクチュエータおよび開路バネからなる操作機構部とを備え、前記電磁アクチュエータはヨーク内を移動自在に配置したアーマチュア、およびこのアーマチュアを保持する永久磁石を有してなり、前記第3の電磁反発駆動部および前記操作機構部の同時駆動による第3の導体リングの移動により前記ワイプバネを移動させ、その後前記アーマチュアを永久磁石から離して前記開路バネのバネ力で前記操作ロッドを移動させることにより、前記遮断部の一対の電極間を開極させたことを特徴としている。
【0022】
このような第1および第2の発明の構成によれば、開極動作が直線的に始まり、開極直後にワイプバネ15のバネ力による再閉極方向への戻りを抑制し、再点弧を防止できる開閉装置とすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各図において、従来と同様の構成部分については、同一符号を付した。
【0024】
(第1の実施の形態)
先ず、本発明の第1の実施の形態に係る開閉装置を図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る開閉装置の構成を示す断面図、図2は、本発明の第1の実施の形態に係る遮断部の動作を説明する説明図である。
【0025】
図1に示すように、第1の実施の形態による開閉装置は、図示最上段から電流を遮断する遮断部1a、高速度で遮断部1aを開極する第1の電磁反発駆動部1e、遮断部1aの閉極時に接触荷重を加えるワイプバネ部1c、第1の電磁反発駆動部1eと同様な構成の第2の電磁反発駆動部1f、および図示最下段に遮断部1aを開閉する操作機構部1dが配置され構成されている。なお、図1において、閉極状態を図示右に、開極状態を図示左に示している。
【0026】
遮断部1aには、真空絶縁容器2内に接離自在の一対の電極3、4を有する3相分の真空バルブ5が設けられ、上部固定部材6に夫々固定されている。また、上部固定部材6と対向する真空絶縁容器2外には、軸方向に移動自在の可動通電軸7が設けられている。
【0027】
第1の電磁反発駆動部1eには、可動通電軸7に一方端が連結された絶縁操作ロッド8、およびこの絶縁操作ロッド8の他方端に連結された第1の可動軸9が軸方向に移動自在に設けられている。この第1の可動軸9の中間部には、例えばSUS304のような非磁性体からなる第1の導体リング31が固定されている。また、第1の導体リング31と絶縁操作ロッド8間には、開閉装置本体に固定された例えばエポキシ樹脂のような絶縁材料でモールドされた第1の電磁反発コイル32が設けられ、略中心部を第1の可動軸9が挿通している。そして、第1の電磁反発コイル32には、数百Hzの高周波電流を通電する高周波電源部12が接続されている。
【0028】
ワイプ部1cには、第1の可動軸9と第3の可動軸33とを連結するワイプバネフォルダ14が設けられている。このワイプバネフォルダ14内には、一対の電極3、4間に接触荷重を加える筒状のワイプバネ15、およびワイプバネ15のバネ力や開閉時の衝撃力を吸収する衝撃緩衝部材16が設けられている。この衝撃緩衝部材16は、例えばゴムのような弾性部材またはピストンのような可撓性部材からなり、ワイプバネ15のバネ力が働く軸方向に設けられ、バネ力や衝撃力を吸収するようになっている。
【0029】
第2の電磁反発駆動部1fにおける第3の可動軸33の中間部には、第1の導体リング31と同様の第2の導体リング34が固定されている。また、第2の導体リング34とワイプバネフォルダ14間には、開閉装置本体に固定された第1の電磁反発コイル32と同様の第2の電磁反発コイル35が設けられ、略中心部を第3の可動軸33が挿通している。そして、第2の電磁反発コイル35は、高周波電流を通電する高周波電源部12に接続されている。
【0030】
操作機構部1dには、3相分の第3の可動軸33を連結する連絡梁17、および電磁アクチュエータ18が設けられている。電磁アクチュエータ18は、磁路を形成するヨーク19、ヨーク19内を移動するように設けられた磁性体のアーマチュア20、アーマチュア20を移動、もしくは閉極保持するための永久磁石21、ヨーク19内の磁束を増減させるソレノイドコイル22、およびアーマチュア20を保持して永久磁石21とヨーク19を貫き連絡梁17に連結された非磁性体の操作ロッド23から構成されている。
【0031】
また、電磁アクチュエータ18の両側には、アーマチュア20を、連絡梁17を介して永久磁石21から離す方向に付勢する弾性部材の開路バネ24が、連絡梁17と下部固定部材25間に設けられている。
【0032】
そして、閉極状態において、短絡事故電流が流れたときに、図示しない制御回路により第1および第2の電磁反発コイル32および35を高周波電源部12で同時に励磁し、第1および第2の導体リング31および34を同時に反発させて第1の可動軸9および第3の可動軸33を急速に図示下方方向に移動させるようになっている。同時に、図示しない制御回路によりソレノイドコイル22を永久磁石21の磁束と逆方向の磁束が生じるように励磁し、ヨーク19内の磁束を減少させて、開路バネ24でアーマチュア20とともに操作ロッド23を図示下方の開極方向に移動させている。これにより、一対の電極3、4間を例えば3m/sの高速度で開極させ、事故電流が遮断できるようになっている。
【0033】
このように、ワイプバネ15の両側で第1および第2の電磁反発駆動部1eおよび1fを同時に駆動させているので、第1および第2の導体リング31、34は、これに働く2つの反発力によってワイプバネ15がバネ力を保ったまま移動する。そして、開極位置に達するまでの間にアーマチュア20が永久磁石21から離れ、開路バネ24のバネ力によって操作ロッド23を移動することになり、時間t4で開極位置に達する。
【0034】
このため、一対の電極3、4間は、開極直後の動作が直線的に始まり、ワイプバネ15のバネ力による再閉極方向への戻りが抑制される。
【0035】
一方、閉極状態にする場合には、ソレノイドコイル22を永久磁石21の磁束と同方向の磁束が生じるように励磁して、アーマチュア20を永久磁石21の方向に吸引させる。これにより、アーマチュア20とともに操作ロッド23に連結されている可動通電軸7が図示上方の閉極方向に移動して、一対の電極3、4間が閉極する。閉極状態では、ソレノイドコイル22は無励磁であり、閉路保持は永久磁石21の磁力で行われる。
【0036】
上記第1の実施の形態の開閉装置によれば、ワイプバネ部1cの両側に第1、第2の電磁反発駆動部1e、1fを夫々設け、これらを同時に駆動させているので、一対の電極3、4間の開極動作が直線的に始まり、開極直後にワイプバネ15のバネ力による再閉極方向への戻りを抑制し、再点弧を防止できる。
【0037】
なお、第1および第2の電磁反発駆動部1eおよび1fの互いの駆動時間のずれによる衝撃力を吸収するため、前記導体リング31、34のような可動部材と開閉装置本体の固定部材間に減速ダンパを設けてもよい。
【0038】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る開閉装置を再び図1および図2を参照して説明する。この第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、電磁反発駆動部をワイプバネ部と操作機構部間だけに設けたことである。
【0039】
このように、電磁反発駆動部1fをワイプバネ部1cと操作機構部1d間で駆動させると、開極直後に生じる再閉極方向への戻りを抑制できる。即ち、図2のB特性で示すように、開極動作時、時間t1で電磁反発駆動部1fの駆動で導体リング34が反発され、可動軸33を急速に移動させようとするが、ワイプバネ15の閉極方向のバネ力により、可動軸9の移動が遅れ、従って開極動作が若干遅れることになる。しかしながら、電磁反発駆動部1fの反発力がワイプバネ15のバネ力に勝ると、開極動作が直線的となる。
【0040】
そして、開極位置に達するまでの間にアーマチュア20が永久磁石21から離れ、開路バネ24のバネ力によって操作ロッド23を移動することになり、時間t4で開極位置に達する。
【0041】
なお、開極位置に達するまでの間にワイプバネ15のバネ力が弱まり、開極位置に達すると、その衝撃力でワイプバネ15が跳ね返り、一旦再閉極方向への戻りが生じ、時間t5で最終的に開極位置に達する。この開極位置直前での再閉極方向への戻りにおいては、一対の電極3、4間距離は充分にギャップが確保されており、再点弧するようなことはなく、使用上問題とはならない。
【0042】
上記第2の実施の形態の開閉装置によれば、電磁反発駆動部1fをワイプバネ部1cと操作機構部1d間で駆動させているので、開極直後の再閉極方向への戻りを抑制し、再点弧を防止できる開閉装置を提供することができる。
【0043】
なお、上記第2の実施の形態では、開極位置直前でワイプバネ15に跳ね返りが生じる場合について説明したが、導体リング34や連絡梁17のような可動部材と開閉装置の固定部材間に減速ダンパを設ければ、開極位置直前でのワイプバネ15の跳ね返りを抑制し、再点弧を防止できる開閉装置を提供することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ワイプバネ部の両側に電磁反発駆動部を設けて、これらを同時に駆動させ真空バルブを開極しているので、真空バルブ内の一対の電極間の開極動作が直線的に始まり、開極直後にワイプバネのバネ力で生じる再閉極方向への戻りを抑制し、再点弧を防止できる開閉装置とすることができる。
【0045】
また、本発明によれば、電磁反発駆動部をワイプバネ部と操作機構部間に設けて真空バルブを開極しているので、開極動作が若干遅れるものの直線的に始まり、開極直後にワイプバネのバネ力で生じる再閉極方向への戻りを抑制し、再点弧を防止できる開閉装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施の形態に係る開閉装置の構成を示す断面図。
【図2】本発明の第1および第2の実施の形態に係る遮断部の動作を説明する説明図。
【図3】従来の開閉装置の構成を示す断面図。
【図4】従来の遮断部の動作を説明する説明図。
【符号の説明】
1a 遮断部
1b 電磁反発駆動部
1c ワイプバネ部
1d 操作機構部
1e 第1の電磁反発駆動部
1f 第2の電磁反発駆動部
2 真空絶縁容器
3、4 電極
5 真空バルブ
6 上部固定部材
7 可動通電軸
8 絶縁操作ロッド
9 第1の可動軸
10 導体リング
11 電磁反発コイル
12 高周波電源部
13 第2の可動軸
14 ワイプバネフォルダ
15 ワイプバネ
16 衝撃緩衝部材
17 連絡梁
18 電磁アクチュエータ
19 ヨーク
20 アーマチュア
21 永久磁石
22 ソレノイドコイル
23 操作ロッド
24 開路バネ
25 下部固定部材
31 第1の導体リング
32 第1の電磁反発コイル
33 第3の可動軸
34 第2の導体リング
35 第2の電磁反発コイル

Claims (2)

  1. 接離自在の一対の電極を有する真空バルブからなる遮断部と、
    この遮断部に連結された電磁反発コイルおよび第1の導体リングからなる第1の電磁反発駆動部と、
    前記第1の電磁反発駆動部の前記第1の導体リングに連結され、且つ前記遮断部の電極間の閉極時に接触荷重を加えるワイプバネフォルダ内にワイプバネを収納したワイプバネ部と、
    このワイプバネ部のワイプバネフォルダに連結された電磁反発コイルおよび第2の導体リングからなる第2の電磁反発駆動部と、
    前記第2の電磁反発駆動部の前記第2の導体リングに連結され、前記遮断部を開閉する操作ロッド、電磁アクチュエータおよび開路バネからなる操作機構部とを備え、
    前記電磁アクチュエータはヨーク内を移動自在に配置したアーマチュア、およびこのアーマチュアを保持する永久磁石を有してなり、
    前記第1、第2の電磁反発駆動部および前記操作機構部の同時駆動による第1および第2の導体リングの移動により前記ワイプバネを移動させ、その後前記アーマチュアを永久磁石から離して前記開路バネのバネ力で前記操作ロッドを移動させることにより、前記遮断部の一対の電極間を開極させたことを特徴とする開閉装置。
  2. 接離自在の一対の電極を有する真空バルブからなる遮断部と、
    この遮断部に連結された前記遮断部の電極間の閉極時に接触荷重を加えるワイプバネフォルダ内にワイプバネを収納したワイプバネ部と、
    このワイプバネ部のワイプバネフォルダに連結された電磁反発コイルおよび第3の導体リングからなる第3の電磁反発駆動部と、
    前記第3の電磁反発駆動部の前記第3の導体リングに連結され、前記遮断部を開閉する操作ロッド、電磁アクチュエータおよび開路バネからなる操作機構部とを備え、
    前記電磁アクチュエータはヨーク内を移動自在に配置したアーマチュア、およびこのアーマチュアを保持する永久磁石を有してなり、
    前記第3の電磁反発駆動部および前記操作機構部の同時駆動による第3の導体リングの移動により前記ワイプバネを移動させ、その後前記アーマチュアを永久磁石から離して前記開路バネのバネ力で前記操作ロッドを移動させることにより、前記遮断部の一対の電極間を開極させたことを特徴とする開閉装置。
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