JP2004341740A - メール受信装置 - Google Patents

メール受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004341740A
JP2004341740A JP2003136277A JP2003136277A JP2004341740A JP 2004341740 A JP2004341740 A JP 2004341740A JP 2003136277 A JP2003136277 A JP 2003136277A JP 2003136277 A JP2003136277 A JP 2003136277A JP 2004341740 A JP2004341740 A JP 2004341740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving image
time
display
sentence
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003136277A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4201641B2 (ja
Inventor
Masaaki Nakae
優晃 中江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2003136277A priority Critical patent/JP4201641B2/ja
Publication of JP2004341740A publication Critical patent/JP2004341740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4201641B2 publication Critical patent/JP4201641B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】動画を見ると共に文の内容を知ることを容易にする。
【解決手段】携帯電話1は、文を表わす文データおよび動画を表わす動画ファイルを受信できる携帯電話である。携帯電話1は、文データおよび動画ファイルを記憶するメモリ7と、文を、少なくとも一部について自動的に、スクロール表示し、かつ動画を表示するディスプレイ6と、文が表示される時期および動画が表示される時期それぞれの少なくとも一部が重なるように、ディスプレイ6を制御する制御回路2とを含む。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メール受信装置に関し、特に、動画の画像データと共にメールの受信が可能なメール受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、静止画や動画とともに、メッセージを通信できる携帯電話が広く用いられている。このような携帯電話において、画像とメッセージとをユーザにとってよりわかりやすく表示することが重要な課題となっている。
【0003】
たとえば、画像と共に送信されたメッセージを表示する場合、画像とメッセージとを同時に表示するなどの工夫が用いられている。
【0004】
具体的には、特許文献1には、電子メールに画像データが添付されている場合、画像データ上に電子メールのメッセージを表示させる携帯電話が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−288082公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されているような、画像データ上にメッセージを表示する場合においては、一度に表示画面上に表示できる文字数が限られているため、たとえばユーザのキー操作に基づいたスクロール処理などの対応が必要となる。この場合、ユーザは、スクロール処理と、本文を読む動作と、画像を見聞する動作とを一度にこなさねばならず、メッセージが読みにくくなるという問題がある。この問題は、画像が動画の場合、特に顕著になる。
【0007】
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、動画を見ると共に文の内容を知ることが容易なメール受信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、メール受信装置は、通信文を表わす文データおよび動画を表わす動画ファイルを、メールとして受信できるメール受信装置である。メール受信装置は、文データおよび動画ファイルを記憶するための記憶手段と、文を、少なくとも一部について自動的に、スクロール表示するための第1の表示手段と、動画を表示するための第2の表示手段と、文が表示される時期および動画が表示される時期それぞれの少なくとも一部が重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための制御手段とを含む。
【0009】
すなわち、記憶手段は、文データおよび動画ファイルを記憶する。第1の表示手段は、文を、少なくとも一部について自動的に、スクロール表示する。第2の表示手段は、動画を表示する。制御手段は、文が表示される時期および動画が表示される時期それぞれの少なくとも一部が重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御する。これにより、動画が表示される時期の少なくとも一部において、文が、少なくとも一部について自動的に、スクロール表示される。その結果、動画を見ると共に文の内容を知ることが容易なメール受信装置を提供することができる。
【0010】
また、上述の制御手段は、文が表示される時期および動画が表示される時期の一方が、他方のすべてに重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含むことが望ましい。
【0011】
すなわち、制御手段は、文が表示される時期および動画が表示される時期の一方が、他方のすべてに重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御できる。これにより、動画が表示される時期に、文がより的確にスクロール表示される。その結果、動画を見ると共に文の内容を知ることがより的確かつ容易なメール受信装置を提供することができる。
【0012】
また、上述の制御手段は、文が表示される時期および動画が表示される時期が、それぞれの開始時において重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含むことが望ましい。
【0013】
すなわち、制御手段は、文が表示される時期および動画が表示される時期が、それぞれの開始時において重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御できる。これにより、動画が表示される時期の開始時において、文が表示される。その結果、動画を見ると共に文の内容を知ることが、さらに的確かつ容易なメール受信装置を提供することができる。
【0014】
また、上述の記憶手段は、動画のいずれかの時点の特定画像と文を構成する文字のいずれかである特定文字との対応関係を表わす対応情報を記憶するための手段をさらに含むことが望ましい。併せて、制御手段は、対応情報に基づいて、文が表示される時期のうち特定文字が表示される時期と、動画が表示される時期のうち特定画像が表示される時期とが重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含むことが望ましい。
【0015】
すなわち、記憶手段は、動画のいずれかの時点の特定画像と文を構成する文字のいずれかである特定文字との対応関係を表わす対応情報を記憶する。制御手段は、対応情報に基づいて、文が表示される時期のうち特定文字が表示される時期と、動画が表示される時期のうち特定画像が表示される時期とが重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御することができる。これにより、制御手段は、動画が表示される時期のいずれかにおいて、特定文字が表示されるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御できる。その結果、動画を見ると共に文の内容を知ることが、より容易なメール受信装置を提供することができる。
【0016】
また、上述のメール受信装置は、情報を入力するための入力手段をさらに含むことが望ましい。併せて、制御手段は、入力手段に所定の情報が入力されたことに応答して、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含むことが望ましい。
【0017】
すなわち、入力手段は、情報を入力する。これにより、制御手段は、所定の情報が入力されたことに応答して、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御できる。その結果、所定の情報が入力された場合に、動画を見ると共に文の内容を知ることが容易なメール受信装置を提供することができる。
【0018】
また、上述のメール受信装置は、情報を入力するための入力手段をさらに含むことが望ましい。併せて、第1の表示手段は、入力手段に入力された情報に基づいて定められる方向に、文をスクロール表示するための手段を含むことが望ましい。
【0019】
すなわち、入力手段は、情報を入力する。これにより、第1の表示手段は、入力手段に入力された情報に基づいて定められる方向に、文をスクロール表示できる。その結果、動画を見ると共に、入力された情報に基づいて定められる方向にスクロール表示される文の内容を知ることが容易なメール受信装置を提供することができる。
【0020】
また、上述のメール受信装置は、情報を入力するための入力手段と、入力手段に入力された情報に基づいて、動画の、表示速度および表示の順逆のいずれかを決定するための決定手段とをさらに含むことが望ましい。
【0021】
すなわち、入力手段は、情報を入力する。決定手段は、入力手段に入力された情報に基づいて、動画の、表示速度および表示の順逆のいずれかを決定できる。これにより、表示速度および表示の順逆のいずれかが決定された動画が、第2の表示手段によって表示される時期の少なくとも一部において、文が表示される。その結果、表示速度および表示の順逆のいずれかが決定された動画を見ると共に文の内容を知ることが容易で、かつより便利なメール受信装置を提供することができる。
【0022】
また、上述のメール受信装置は、予め特定された動画の表示時間に基づいて、文の表示時間を特定するための特定手段をさらに含むことが望ましい。併せて、制御手段は、動画の表示時間および文の表示時間に基づいて、文が表示される時期および動画が表示される時期が、それぞれの終了時において重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含むことが望ましい。
【0023】
すなわち、特定手段は、予め特定された動画の表示時間に基づいて、文の表示時間を特定できる。制御手段は、動画の表示時間および文の表示時間に基づいて、文が表示される時期および動画が表示される時期が、それぞれの終了時において重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御できる。これにより、文が表示される時期および動画が表示される時期が、終了時において重なるように、第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかをより容易に制御できる。その結果、動画を見ると共に文の内容を知ることがより容易なメール受信装置を提供することができる。
【0024】
本発明の他の局面に従うと、メール受信装置は、通信文を表わす文データおよび動画を表わす動画ファイルを、メールとして受信できるメール受信装置である。メール受信装置は、文データおよび動画ファイルを記憶するための第1の記憶手段と、音声を表わす音声データを記憶するための第2の記憶手段と、文データおよび音声データに基づいて、通信文に対応する音声を出力するための出力手段と、動画を表示するための表示手段と、発音が出力される時期および動画が表示される時期それぞれの少なくとも一部が重なるように、出力手段および表示手段のいずれかを制御するための制御手段とを含む。
【0025】
すなわち、第1の記憶手段は、文データおよび動画ファイルを記憶する。第2の記憶手段は、音声を表わす音声データを記憶する。出力手段は、文データおよび音声データに基づいて、通信文に対応する音声を出力する。表示手段は、動画を表示する。制御手段は、発音が出力される時期および動画が表示される時期それぞれの少なくとも一部が重なるように、出力手段および表示手段のいずれかを制御する。これにより、制御手段は、動画が表示される時期の少なくとも一部において、通信文に対応する音声を出力することができる。その結果、動画を見ると共に文の内容を知ることが容易なメール受信装置を提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0027】
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話について説明する。
【0028】
図1を参照して、本実施の形態に係る携帯電話1は、制御回路2と、無線回路3と、スピーカ4と、キーパッド5と、ディスプレイ6と、メモリ7と、マイクロフォン8とを含む。制御回路2は、携帯電話1の全体の制御および動画とともに送信されるメールの処理を担当する。無線回路3は、他の携帯電話との間でメールを通信する。スピーカ4は、データを音声に変換して出力する。キーパッド5は、ユーザの命令などの入力を受付ける。ディスプレイ6は、画像とメッセージを表わす文(以下、「メッセージ」と称する)とを表示する。メモリ7は、動画を表わす動画ファイル、メッセージに関するデータを含むメッセージデータ、およびメールのプロパティを表わすプロパティデータを記憶する。これらのデータは、画像付きメールとして送信されたデータである。マイクロフォン8は、入力されたデータを、音声に変換できる状態で出力する。制御回路2は、第1カウンタ、第2カウンタ、およびタイマ(いずれも図示せず)を含む。第1カウンタおよび第2カウンタは、ディスプレイ6に表示させる画像および文字をそれぞれ特定するパラメータを特定する。タイマは、画像および文字の表示時間を計測する。
【0029】
図2を参照して、ディスプレイ6は、動画表示領域61と、文字表示領域62とを含む。動画表示領域61は、動画およびメールの一覧表を表示する領域である。文字表示領域62は、メッセージを表示する領域である。メッセージデータは、通信文を表わす文データと、通信文の文字数を表わすデータとを含む。プロパティデータは、全再生時間を表わすデータと、動画の全フレーム数を表わすデータとを含む。
【0030】
なお、いうまでもなく、携帯電話1の形態は、図1または図2に示される具体例に限定されるものではない。図1または図2に記載されない他の機能が含まれてもよいし、図1または図2に記載されている機能の必ずしもすべてが含まれていなくても構わない。たとえば、携帯電話1は、マイクロホン8を含まなくてもよい。
【0031】
図3を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、メールの選択と表示とに関し、以下のような制御構造を有する。
【0032】
ステップ100(以下、ステップをSと略す。)にて、制御回路2はディスプレイ6の動画表示領域61にメール一覧表を表示させる。S102にて、制御回路2は、メール一覧の中から選択されたメールの、メッセージデータ、動画ファイル、およびプロパティデータを呼出す。
【0033】
S104にて、制御回路2は、メモリ7から呼出したデータに動画ファイルが含まれているか否かを判断する。もし動画ファイルが含まれていると判断した場合には(S104にてYES)、処理はS108へと移される。もしそうでないと(S104にてNO)、処理はS106へと移される。
【0034】
S106にて、制御回路2は、メモリ7から呼出した文データを、ディスプレイ6に出力する。ディスプレイ6は、文字表示領域62に、文データに対応する文字を表示する。S108にて、制御回路2は、速度およびタイミングの設定を実施する。S110にて、制御回路2は、動画の再生および文データの表示を実施する。
【0035】
図4を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、速度およびタイミングの設定に関し、以下のような制御構造を有する。
【0036】
S120にて、制御回路2は、メモリ7に記憶されたプロパティデータから、動画の全再生時間を読出す。S122にて、制御回路2は、キーパッド5を用いてスクロール方向の選択を受付ける。S124にて、制御回路2は、キーパッド5から入力されたスクロール方向の選択が横方向か否かを判断する。選択が横方向と判断した場合には(S124にてYES)、処理はS126へと移される。もしそうでないと(S124にてNO)、処理はS128へと移される。
【0037】
S126にて、制御回路2は、下記の方程式を解いて、時間TA[ms]ごとの、横方向のスクロール速度[文字/TA(ms)]を算出する。
【0038】
(通信文の文字数)=(動画の全再生時間)×(スクロール速度)
S128にて、制御回路2は、下記の方程式を解いて、時間TA[ms]ごとの、縦方向のスクロール速度を算出する。
【0039】
(通信文の文字数)÷(文字表示領域62の1行に表示可能な文字数)=(動画の全再生時間)×(スクロール速度)
図5を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、動画の再生およびメッセージの表示に関し、以下のような制御構造を有する。
【0040】
S140にて、制御回路2は、内蔵するタイマおよびカウンタをリセットする。タイマは「0」にリセットされる。第1カウンタおよび第2カウンタはともに「1」にリセットされる。S142にて、制御回路2はメモリ7に記憶された全再生時間およびS126またはS128にて算出したスクロール速度に基づいて、動画1フレームあたりの再生時間TBを算出する。
【0041】
S144にて、制御回路2は、メモリ7を参照して、動画ファイルに第「I」フレームの画像のデータが含まれているか否かを判断する。画像のデータが含まれていると判断した場合には(S144にてYES)、処理はS146へと移される。もしそうでないと(S144にてNO)、処理はS148へと移される。
【0042】
S146にて、制御回路2は、メモリ7の動画ファイルから第「I」フレームの画像のデータを呼出す。S148にて、制御回路2は、文データの第「J」番目の文字のデータがメモリ7に記憶されているか否かを判断する。データがメモリ7に記憶されていると判断した場合(S148にてYES)、処理はS150へと移される。もしそうでないと(S148にてNO)、処理はS152へと移される。
【0043】
S150にて、制御回路2は、メモリ7に記憶された文データから第「J」番目の文字のデータを呼出す。S152にて、制御回路2は、ディスプレイ6に、呼出した画像のデータおよび文字のデータを出力する。文字のデータは、文字表示領域62に、スクロール表示される。スクロールの方向(本実施の形態においては、縦方向および横方向のいずれかである)は、S124において判断された選択にしたがう。これにより、動画表示領域61および文字表示領域62において、同時に動画の表示およびメッセージの表示が開始する。S126およびS128の処理によって、本実施の形態における動画の全再生時間と通信文の全表示時間とは一致するので、動画表示領域61および文字表示領域62において、同時に動画の表示およびメッセージの表示が終了する。
【0044】
S154にて、制御回路2は、タイマに基づいて1フレームあたりの再生時間TBが経過したか否かを判断する。1フレームあたりの再生時間TBが経過したと判断した場合には(S154にてYES)、処理はS156へと移される。もしそうでないと(S154にてNO)、処理はS158へと移される。S156にて、制御回路2は、第1カウンタの値に「1」を加算する。
【0045】
S158にて、制御回路2は、表示時間TAが経過したか否かを判断する。表示時間TAが経過したと判断した場合には(S158にてYES)、処理はS160へと移される。もしそうでないと(S158にてNO)、処理はS166へと移される。
【0046】
S160にて、制御回路2は、スクロール方向が横方向か否かを判断する。スクロール方向が横方向と判断した場合には(S160にてYES)、処理はS162へと移される。もしそうでないと(S160にてNO)、処理はS164へと移される。S162にて、制御回路2は、第2カウンタの値に「1」を加算する。S164にて、制御回路2は、第2カウンタの値に1行の文字数を加算する。
【0047】
S166にて、制御回路2は、第1カウンタおよび第2カウンタの値がともに最大値以上か否かを判断する。すなわち、第1カウンタの値が動画の全フレーム数以上であって、第2カウンタの値が通信文の文字数以上であるか否かを判断する。最大値以上と判断した場合には(S166にてYES)、処理はメインルーチンに戻る。もしそうでないと(S166にてNO)、処理はS144へと移される。
【0048】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、携帯電話1の動作について説明する。
【0049】
[横方向のスクロール処理動作]
横方向のスクロールを選択した場合の動画およびメッセージの表示処理について説明する。
【0050】
ディスプレイ6の動画表示領域61にメール一覧が表示されると(S100)、制御回路2は、メール一覧の中から選ばれたメールのメールデータを、メモリ7から呼出す(S102)。メールデータが呼出されると、制御回路2はメールデータの中に動画が添付されているか否かを判断する(S104)。この場合、動画が添付されているので(S104にてYES)、制御回路2はメモリ7に記憶されたプロパティデータから、全再生時間を読出す(S120)。
【0051】
全再生時間が読出されると、制御回路2はキーパッド5を用いてスクロール方向の選択を受付ける(S122)。選択が受付けられると、制御回路2はキーパッド5から入力されたスクロール方向の選択が横方向か否かを判断する(S124)。この場合、横方向のスクロールが選択されるので(S124にてYES)、制御回路2は、下記の方程式を解いて、時間TA[ms]ごとの横方向のスクロール速度[文字/TA(ms)]を算出する(S126)。
【0052】
(通信文の文字数)=(動画の全再生時間)×(スクロール速度)
スクロール速度が算出されると、制御回路2は、タイマおよびカウンタをリセットする(S140)。カウンタがリセットされると、制御回路2はメモリ7に記憶された全再生時間およびスクロール速度に基づいて、1フレームあたりの再生時間TBを算出する(S142)。
【0053】
1フレームあたりの再生時間TBが算出されると、制御回路2はメモリ7を参照して、動画ファイルに第「1」フレームの画像のデータが含まれているか否かを判断する(S144)。画像のデータは含まれているので(S144にてYES)、制御回路2は、メモリ7の動画ファイルから第「1」フレームの画像のデータを呼出す(S146)。
【0054】
画像のデータが呼出されると、制御回路2は、メモリ7に第「1」番目の文字のデータがあるか否かを判断する(S148)。第「1」番目の文字のデータがあるので(S148にてYES)、制御回路2は、メモリ7の文データから第「1」番目の文字のデータを呼出す(S150)。
【0055】
文字のデータが呼出されると、制御回路2は、ディスプレイ6に、呼出した画像のデータおよび文字のデータを出力する(S152)。データが出力されると、制御回路2はタイマに基づいて、1フレームあたりの再生時間TBが経過したか否かを判断する(S154)。1フレームあたりの再生時間TBが経過すると(S154にてYES)、制御回路2は、第1カウンタの値に「1」を加算する(S156)。
【0056】
カウンタの値に「1」が加算されると、制御回路2は、表示時間TAが経過したか否かを判断する(S158)。表示時間が経過すると(S158にてYES)、制御回路2は、スクロール方向が横方向か否かを判断する(S160)。この場合、スクロール方向は横方向なので(S160にてYES)、制御回路2は、第2カウンタの値に「1」を加算する。
【0057】
「1」が加算されると、制御回路2は第1カウンタおよび第2カウンタの値がともに最大値以上か否かを判断する(S166)。この場合まだ最大値ではないので(S166にてNO)、S144〜S162の動作を繰返し、制御回路2は、第1カウンタおよび第2カウンタの値がともに最大値以上か否かを判断する(S166)。ともに最大値以上となった場合(S166にてYES)、動画およびメッセージはすべて表示されたので処理を終了する。
【0058】
[縦方向のスクロール処理]
縦方向のスクロールを選択した場合の動画およびメッセージの表示処理について説明する。
【0059】
制御回路2が、キーパッド5を用いて、スクロール方向の選択を受付けると(S122)、制御回路2は、キーパッド5から入力されたスクロール方向の選択が横方向か否かを判断する(S124)。この場合、選択は縦方向なので(S124にてNO)、制御回路2は、下記の方程式を解いて、時間TA[ms]ごとの、縦方向のスクロール速度を算出する(S128)。
【0060】
(通信文の文字数)÷(文字表示領域62の1行に表示可能な文字数)=(動画の全再生時間)×(スクロール速度)
スクロール速度が算出されると、S140〜S158の処理を経て、制御回路2は、スクロール方向が横方向か否かを判断する(S160)。この場合、スクロール方向は縦方向なので(S160にてNO)、制御回路2は、第2カウンタの値に1行の文字数を加算する(S164)。
【0061】
文字数が加算されると、S166〜S164の処理を繰返して、制御回路2は、第1カウンタおよび第2カウンタの値がともに最大値以上か否かを判断する(S166)。ともに最大値以上の場合(S166にてYES)、動画およびメッセージはすべて表示されているので、処理を終了する。
【0062】
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話は、特別に操作しなくても、動画を見ると共に文の内容を知ることが容易にできる。本実施の形態に係る携帯電話は、大規模な装置を特に必要としない。本実施の形態に係る携帯電話は、キーパッド5によって入力された選択に基づいて定められる、縦方向および横方向のいずれかにスクロール表示されるメッセージを表示することができる。その結果、動画を見ると共に文の内容を知ることが容易な携帯電話を提供することができる。
【0063】
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話について説明する。
【0064】
本実施の形態に係る携帯電話1は、キーパッド5に、機能キー63と、巻戻しキー64と、再生キー65と、早送りキー66とを含む。図6を参照して、本実施の形態に係る携帯電話1のディスプレイを説明する。本実施の形態に係る携帯電話1において、ディスプレイ6はタッチパネルとなっている。ディスプレイ6は、キーパッド5のユーザインターフェイスの機能を併せ持っている。メモリ7は、方向フラグの値を表わすデータと、縦方向および横方向それぞれについてのスクロール速度を表わすデータと、機能フラグの値を表わすデータとをさらに含む。機能キー63は、本実施の形態に係る動画が再生される時期とメッセージが表示される時期との制御をON/OFFするキーである。巻戻しキー64は、動画を巻戻し再生するキーである。再生キー65は、動画を標準の設定で再生するキーである。早送りキー66は、動画を早送り再生するキーである。方向フラグとは、たとえば順送り、巻戻しといった動画の再生の方向を表わすフラグである。機能フラグとは、本実施の形態に係る動画の再生時期とメッセージの再生時期との制御を実施するか否かを表わすフラグである。スクロール速度とは、メッセージのスクロール速度を表わす値である。メモリ7に記憶されたメッセージデータは、対応情報をさらに含む。対応情報とは、動画を構成するフレームとメッセージを構成する文字との間の対応関係を表わすデータである。図7を参照して、本実施の形態に係る対応情報の内容を説明する。対応情報は、ヘッダと、文字位置と、フレームナンバーと、文字情報とを含む。ヘッダとは、1つの対応情報の始まりを表わすデータである。文字位置とは、メッセージの中における文字の順序を表わす値である。フレームナンバーとは、文字に対応している動画のフレームの番号を表わす値である。文字情報とは、対応情報が対応する文字そのものを表わすデータである。
【0065】
なお、その他のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0066】
図8を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、速度およびタイミングの設定に関し、以下のような制御構造を有する。なお、図8に示すフローチャートの中で、前述の図4に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0067】
S180にて、制御回路2は、機能キー63が押されたか否かを判断する。機能キー63が押されたと判断した場合(S180にてYES)、処理はS182へと移される。もしそうでないと(S180にてNO)、処理はS184へと移される。S182にて、制御回路2は、切換処理を実施する。切換処理は、S192〜S196のステップによって構成される処理である。
【0068】
S184にて、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する。「0」と判断した場合には(S184にてYES)、処理はS122へと移される。もしそうでないと(S184にてNO)、処理はS186へと移される。S186にて、制御回路2は、メモリ7から、縦方向のスクロール速度を呼出す。
【0069】
S188にて、制御回路2は、メモリ7から、横方向のスクロール速度を呼出す。S190にて、制御回路2は、メモリ7から、縦方向のスクロール速度を呼出す。
【0070】
図9を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、切替処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0071】
S192にて、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する。「0」と判断した場合には(S192にてYES)、処理はS194へと移される。もしそうでないと(S192にてNO)、処理はS196へと移される。S194にて、制御回路2は、機能フラグを「1」に設定する。S196にて、制御回路2は、機能フラグを「0」に設定する。
【0072】
図10を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、動画の再生の開始およびメール本文の表示に関し、以下のような制御構造を有する。なお、図10に示すフローチャートの中で、前述の図5に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0073】
S200にて、制御装置2は、方向フラグ、タイマおよびカウンタを設定する。方向フラグは「0」に設定される。タイマは「0」に設定される。第1カウンタは「1」に設定される。第2カウンタは「1」に設定される。S202にて、制御回路2はメモリ7に記憶された全再生時間およびスクロール速度に基づいて、表示時間TAおよび1フレームあたりの再生時間TBを算出する。
【0074】
S204にて、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する。「0」と判断した場合には(S204にてYES)、処理はS206へと移される。もしそうでないと(S204にてNO)、処理はS148へと移される。S206にて、制御回路2は、対応情報に基づいて、第1カウンタの値Iに対応する第2カウンタの値Jを特定する。
【0075】
S208にて、制御回路2は、文データから第「J」番目以降の文字列のデータを呼出す。S210にて、制御回路2は、画像のデータおよび第「J」番目以降の文字列のデータを出力する。S212にて、制御回路2は、第1カウンタの値に「1」と方向フラグの値とを乗じた値を加算する。S214にて、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する。「0」と判断した場合には(S214にてYES)、処理はS222へと移される。もしそうでないと(S214にてNO)、処理はS216へと移される。S216にて、制御回路2は、再生キー65が押されたか否かを判断する。再生キー65が押されたと判断した場合(S216にてYES)、処理はS218へと移される。もしそうでないと(S216にてNO)、処理はS158へと移される。S218にて、制御回路2は、次に再生キー65が押されるまで、処理を一時停止する。
【0076】
S220にて、制御回路2は、第2カウンタの値に1行の文字数と方向フラグの値とを乗じた値を加算する。S222にて、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する。「0」と判断した場合には(S222にてYES)、処理はS224へと移される。もしそうでないと(S222にてNO)、処理はS166へと移される。S224にて、制御回路2は、再生キー65が押されたか否かを判断する。再生キー65が押されたと判断した場合(S224にてYES)、処理はS226へと移される。もしそうでないと(S224にてNO)、処理はS228へと移される。S226にて、制御回路2は標準化処理を実施する。この標準化処理は、S240〜S242のステップによって構成される処理である。
【0077】
S228にて、制御回路2は、巻戻しキー64が押されたか否かを判断する。巻戻しキー64が押されたと判断した場合(S228にてYES)、処理はS230へと移される。もしそうでないと(S228にてNO)、処理はS232へと移される。S230にて、制御回路2は、巻戻し処理を実施する。巻戻し処理は、S246〜S248のステップによって構成される処理である。S232にて、制御回路2は、早送りキー66が押されたか否かを判断する。早送りキー66が押されたと判断した場合(S232にてYES)、処理はS234へと移される。もしそうでないと(S232にてNO)、処理はS166へと移される。S234にて、制御回路2は、早送り処理を実施する。早送り処理は、S250〜S242のステップによって構成される処理である。
【0078】
図11を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、標準化処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0079】
S240にて、制御回路2は、メモリ7に記憶された全再生時間に基づいて、1フレームあたりの再生時間TBを算出する。S242にて、制御回路2は、方向フラグの値を「1」に設定する。
【0080】
図12を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、巻戻し処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0081】
S246にて、制御回路2は、1フレームあたりの再生時間TBを「500分の1」倍する。S248にて、制御回路2は、方向フラグの値を「−1」に設定する。
【0082】
図13を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、早送り処理に関し、以下のような制御構造を有する。なお、図13に示すフローチャートの中で、前述の図11に示した処理は同じステップ番号を付してある。その処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0083】
S250にて、制御回路2は、1フレームあたりの再生時間TBを「300分の1」倍する。
【0084】
なお、その他の処理フローについては前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0085】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、携帯電話1の動作について説明する。
【0086】
[機能キーが押された場合]
機能キー63が押された場合の切換処理について説明する。
【0087】
S100〜S120の処理を経て、制御回路2は、機能キー63が押されたか否かを判断する(S180)。機能キー63が押されると(S180にてYES)、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する(S192)。機能フラグが「0」とすると(S192にてYES)、制御回路2は、機能フラグを「1」に設定する(S194)。機能フラグが設定されると、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する(S184)。この場合、機能フラグが「1」なので(S192にてNO)、制御回路2は、縦方向のスクロール速度を呼出す(S186)。
【0088】
縦方向のスクロール速度が呼出されると、制御回路2は、方向フラグ、タイマおよびカウンタを設定する(S200)。設定されると、制御回路2はメモリ7に記憶された全再生時間およびスクロール速度に基づいて、表示時間TAおよび1フレームあたりの再生時間TBを算出する(S202)。表示時間などが算出されると、S144〜S146の処理を経て、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する(S204)。この場合機能フラグは「1」なので(S204にてNO)、制御回路2は、S148の処理を経て、文データから第「1」番目以降の文字列のデータを呼出す(S208)。これにより、本実施の形態に係る動画の表示時期とメッセージの表示時期との間に対する制御は実施されなくなる。文字列のデータが呼出されると、制御回路2は、画像のデータおよび第「1」番目から始まる文字列のデータを出力する(S210)。データが出力されると、1フレームあたりの再生時間TBが経過するのを待って(S154にてYES)、制御回路2は、第1カウンタの値に「1」と方向フラグの値とを乗じた値を加算する(S212)。この時点では、方向フラグの値は、まだ標準状態である「1」であるとする。値が加算されると、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する(S214)。このとき、機能フラグは「1」なので(S214にてNO)、制御回路2は、再生キー65が押されたか否かを判断する(S216)。再生キー65が押された場合(S216にてYES)、制御回路2は、次に再生キー65が押されるまで、処理を一時停止する(S218)。次に再生キー65が押され、処理が再開されると、制御回路2は、S158の処理を経て、第2カウンタの値に「1」とその時点の方向フラグの値とを乗じた値を加算する(S220)。値が加算されると、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する(S222)。このとき、機能フラグは「1」なので(S222にてNO)、制御回路2は、S166以降の処理を繰返す。
【0089】
[巻戻し処理の場合]
機能キー63が押されず、巻戻しキー64が押された場合の、巻戻し処理について説明する。
【0090】
S100〜S122の処理を経て、制御回路2は、選択が横方向か否かを判断する(S124)。この場合、選択は横方向とするので(S124にてYES)、制御回路2は、メモリ7から横方向のスクロール速度を呼出す(S188)。スクロール速度が呼出されると、S200〜S146の処理を経て、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する(S204)。この場合機能フラグは「0」なので(S204にてYES)、制御回路2は、第1カウンタの値Iに対応する第2カウンタの値Jを特定する(S206)。値が特定されると、S148〜S212の処理を経て、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する(S214)。機能フラグは「0」なので(S214にてYES)、制御回路2は、機能フラグが「0」か否かを判断する(S222)。機能フラグは「0」なので(S222にてYES)、制御回路2は、再生キー65が押されたか否かを判断する(S224)。再生キー65は押されていないので(S224にてNO)、制御回路2は巻戻しキー64が押されたか否かを判断する(S228)。この場合、巻戻しキー64が押されているので(S228にてYES)、制御回路2は、1フレームあたりの再生時間TBを「500分の1」倍する(S246)。全再生時間が「500分の1」倍されると、制御回路2は、方向フラグの値を「−1」に設定する(S248)。方向フラグの値が設定されると、S166〜S154の処理を経て、制御回路2は、第1カウンタの値に「1」と方向フラグの値「−1」とを乗じた値を加算する(S212)。これにより、順次巻戻し方向に動画が表示される。
【0091】
[早送り処理の場合]
機能キー63が押されず、早送りキー66が押された場合の、早送り処理について説明する。
【0092】
S100〜S228の処理を経て、制御回路2は、早送りキー66が押されたか否かを判断する(S232)。この場合、早送りキー66が押されているので(S232にてYES)、制御回路2は、1フレームあたりの再生時間TBを「300分の1」倍する(S250)。全再生時間が「300分の1」倍されると、制御回路2は、方向フラグの値を「1」に設定する(S242)。方向フラグの値が設定されると、S166〜S210の処理を経て、制御回路2は、「300分の1」になった1フレームあたりの再生時間TBが経過するまで待つ(S154)。これを繰返すことにより、動画は早送り再生される。
【0093】
[標準化処理の場合]
機能キー63が押されず、再生キー65が押された場合の、標準化処理について説明する。
【0094】
S100〜S214の処理を経て、制御回路2は再生キー65が押されたか否かを判断する(S224)。この場合再生キー65が押されるので(S224にてYES)、制御回路2は、メモリ7に記憶された全再生時間に基づいて、1フレームあたりの再生時間TBを算出する(S240)。再生時間TBが算出されると、制御回路2は、方向フラグの値を「1」に設定する(S242)。方向フラグの値が設定されると、S166〜S210の処理を経て、制御回路2は、メモリ7に記憶された再生速度の値に基づいて定められた、1フレームあたりの再生時間TBが経過するまで待つ(S154)。これにより、それまでの全再生時間および方向フラグの値にかかわらず、メモリ7に記憶された再生速度の値に基づいて動画が再生される。
【0095】
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話は、早送り再生の処理および巻戻し再生の処理をすることができる。携帯電話は、動画の特定の時点が表示されるときに、メッセージを構成する特定の文字が表示されるように制御する処理をすることができる。携帯電話は、機能キーが押されたことに応答して、動画表示領域および文字表示領域にそれぞれ動画およびメッセージが表示させる処理をすることができる。その結果、早送り再生された動画および巻戻し再生された動画のいずれかを見ると共に文の内容を知ることがより容易で、かつより便利な携帯電話を提供できる。
【0096】
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係る携帯電話について説明する。
【0097】
本実施の形態に係る携帯電話1は、メモリ7に音声データベースを含む。音声データベースは、メッセージを構成する文字、単語、慣用句、および熟語ごとに、その発音をスピーカ4によって出力できるデータが含まれたデータベースである。それらの熟語などと発音とはそれぞれ対応づけられている。なお、その他のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0098】
図14を参照して、携帯電話1で実行されるプログラムは、動画の再生の開始およびメールの本文の表示に関し、以下のような制御構造を有する。なお、図14に示すフローチャートの中で、前述の図5に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0099】
S300にて、制御回路2は内蔵するバッファから文字列を呼出す。S302にて、制御回路2は、呼出した文字列にS150にて呼出した文字を追加する。
【0100】
S304にて、制御回路2は、メモリ7に記憶された音声データベースに、文字列に該当する音声データがあるか否かを判断する。音声データがあると判断した場合には(S304にてYES)、処理はS306へと移される。もしそうでないと(S304にてNO)、処理はS308へと移される。S306にて、制御回路2は、該当する音声データを呼出す。S308にて、制御回路2は、バッファの文字列を更新する。
【0101】
S310にて、制御回路2は、呼出した音声データをスピーカ4に出力する。S312にて、制御回路2は、バッファのデータを抹消する。
【0102】
なお、その他の処理フローについては前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
【0103】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、携帯電話1の動作について説明する。画像のデータおよび文字のデータが出力されると(S152)、制御回路2は、内蔵するバッファから文字列を呼出す(S300)。文字列が呼出されると、制御回路2は、文字列にS150にて呼出した文字を追加する(S302)。文字が追加されると、制御回路2は、メモリ7の音声データベースに、その文字列に対応するデータがあるか否かを判断する(S304)。該当するデータがない場合(S304にてNO)、制御回路2は、バッファの文字列を更新する(S308)。文字列が更新されると、S154〜S302の処理を経て、制御回路2は、音声データベースに、新たに文字が追加された文字列に該当する音声データがあるか否かを判断する(S304)。音声データがある場合(S304にてYES)、制御回路2は、該当する音声データを呼出す(S306)。音声データが呼出されると、制御回路2は、音声データをスピーカ4に出力する(S310)。音声データがスピーカに出力されると、制御回路2は、バッファのデータを抹消する(S312)。
【0104】
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話は、メッセージに対応する音声を出力することができる。その結果、より容易に動画を見ると共に文の内容を知ることが容易な携帯電話を提供できる。
【0105】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0106】
【発明の効果】
本発明に係るメール受信装置は、動画を見ると共に文の内容を知ることが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話の制御ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイの表示例を表わす図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るメールの選択と表示とに係る処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る速度およびタイミングの設定処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る動画の再生の開始およびメールの本文の表示処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイの表示例を表わす図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る対応情報の概念を説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る速度およびタイミングの設定処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る切替処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る動画の再生の開始およびメールの本文の表示処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る標準化処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る巻戻し処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る早送り処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る動画の再生の開始およびメールの本文の表示処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話、2 制御回路、3 無線回路、4 スピーカ、5 キーパッド、6 ディスプレイ、7 メモリ、8 マイクロフォン、61 動画表示領域、62 文字表示領域、63 機能キー、64 巻戻しキー、65 再生キー、66 早送りキー。

Claims (9)

  1. 通信文を表わす文データおよび動画を表わす動画ファイルを、メールとして受信できるメール受信装置において、
    前記文データおよび動画ファイルを記憶するための記憶手段と、
    前記文を、少なくとも一部について自動的に、スクロール表示するための第1の表示手段と、
    前記動画を表示するための第2の表示手段と、
    前記文が表示される時期および前記動画が表示される時期それぞれの少なくとも一部が重なるように、前記第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための制御手段とを含む、メール受信装置。
  2. 前記制御手段は、前記文が表示される時期および前記動画が表示される時期の一方が、他方のすべてに重なるように、前記第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含む、請求項1に記載のメール受信装置。
  3. 前記制御手段は、前記文が表示される時期および前記動画が表示される時期が、それぞれの開始時において重なるように、前記第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含む、請求項1または2に記載のメール受信装置。
  4. 前記記憶手段は、前記動画のいずれかの時点の特定画像と前記文を構成する文字のいずれかである特定文字との対応関係を表わす対応情報を記憶するための手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記対応情報に基づいて、前記文が表示される時期のうち前記特定文字が表示される時期と、前記動画が表示される時期のうち前記特定画像が表示される時期とが重なるように、前記第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含む、請求項1に記載のメール受信装置。
  5. 前記メール受信装置は、情報を入力するための入力手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記入力手段に所定の情報が入力されたことに応答して、前記第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含む、請求項1から4のいずれかに記載のメール受信装置。
  6. 前記メール受信装置は、情報を入力するための入力手段をさらに含み、
    前記第1の表示手段は、前記入力手段に入力された情報に基づいて定められる方向に、前記文をスクロール表示するための手段を含む、請求項1から4のいずれかに記載のメール受信装置。
  7. 前記メール受信装置は、
    情報を入力するための入力手段と、
    前記入力手段に入力された情報に基づいて、前記動画の、表示速度および表示の順逆のいずれかを決定するための決定手段とをさらに含む、請求項1から4のいずれかに記載のメール受信装置。
  8. 前記メール受信装置は、予め特定された前記動画の表示時間に基づいて、前記文の表示時間を特定するための特定手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記動画の表示時間および前記文の表示時間に基づいて、前記文が表示される時期および前記動画が表示される時期が、それぞれの終了時において重なるように、前記第1の表示手段および第2の表示手段のいずれかを制御するための手段を含む、請求項1から6のいずれかに記載のメール受信装置。
  9. 通信文を表わす文データおよび動画を表わす動画ファイルを、メールとして受信できるメール受信装置において、
    前記文データおよび動画ファイルを記憶するための第1の記憶手段と、
    音声を表わす音声データを記憶するための第2の記憶手段と、
    前記文データおよび音声データに基づいて、前記通信文に対応する音声を出力するための出力手段と、
    前記動画を表示するための表示手段と、
    前記発音が出力される時期および前記動画が表示される時期それぞれの少なくとも一部が重なるように、前記出力手段および表示手段のいずれかを制御するための制御手段とを含む、メール受信装置。
JP2003136277A 2003-05-14 2003-05-14 メール受信装置 Expired - Fee Related JP4201641B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003136277A JP4201641B2 (ja) 2003-05-14 2003-05-14 メール受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003136277A JP4201641B2 (ja) 2003-05-14 2003-05-14 メール受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004341740A true JP2004341740A (ja) 2004-12-02
JP4201641B2 JP4201641B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=33526297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003136277A Expired - Fee Related JP4201641B2 (ja) 2003-05-14 2003-05-14 メール受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4201641B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248916A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Xing Inc 配信方法、配信システム、携帯端末機、配信装置及びコンピュータプログラム
WO2013001690A1 (ja) * 2011-06-29 2013-01-03 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 情報処理装置および情報処理方法
JP2013013095A (ja) * 2012-07-24 2013-01-17 Sony Computer Entertainment Inc 情報処理装置および情報処理方法
JP2016149780A (ja) * 2016-03-15 2016-08-18 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001024963A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 字幕つきテレビ番組における字幕提示方法
WO2002063490A1 (en) * 2001-02-06 2002-08-15 Kim, Deok-Woo Method for processing moving image/contents overlay, electornic mail processing method using the same, and computer-readable storage medium for storing program for execution of either of them
JP2002288082A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Denso Corp 携帯端末及びプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001024963A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 字幕つきテレビ番組における字幕提示方法
WO2002063490A1 (en) * 2001-02-06 2002-08-15 Kim, Deok-Woo Method for processing moving image/contents overlay, electornic mail processing method using the same, and computer-readable storage medium for storing program for execution of either of them
JP2002288082A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Denso Corp 携帯端末及びプログラム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248916A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Xing Inc 配信方法、配信システム、携帯端末機、配信装置及びコンピュータプログラム
JP4545106B2 (ja) * 2006-03-16 2010-09-15 株式会社エクシング 配信方法、配信システム、携帯端末機、及びコンピュータプログラム
WO2013001690A1 (ja) * 2011-06-29 2013-01-03 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 情報処理装置および情報処理方法
JP2013012955A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Sony Computer Entertainment Inc 情報処理装置および情報処理方法
CN103650521A (zh) * 2011-06-29 2014-03-19 索尼电脑娱乐公司 信息处理设备和信息处理方法
EP2731332A4 (en) * 2011-06-29 2015-05-06 Sony Computer Entertainment Inc INFORMATION PROCESSING DEVICE AND INFORMATION PROCESSING METHOD
US9787627B2 (en) 2011-06-29 2017-10-10 Sony Interactive Entertainment Inc. Viewer interface for broadcast image content
EP3343909A3 (en) * 2011-06-29 2018-07-25 Sony Interactive Entertainment Inc. Information processing apparatus and information processing method
JP2013013095A (ja) * 2012-07-24 2013-01-17 Sony Computer Entertainment Inc 情報処理装置および情報処理方法
JP2016149780A (ja) * 2016-03-15 2016-08-18 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4201641B2 (ja) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100605854B1 (ko) 이동통신단말기에서 데이터의 다운로드 및 재생 시 진행시간 표시 방법
JP4850804B2 (ja) 携帯用端末のマルチメディアコンテンツの管理装置及び方法
AU2017221872A1 (en) Method for providing contents, device and system for the same
BRPI0419230B1 (pt) dispositivo de comunicação de rádio portátil e método para processar uma mensagem recebida da rede celular móvel
US8483545B2 (en) Method and apparatus for reproducing motion picture files
JP4201641B2 (ja) メール受信装置
JP3931166B2 (ja) 携帯型端末装置
JP2005156626A (ja) スクロール処理付表示装置、記録媒体、コンピュータ読み取り可能なプログラム
EP1750270A2 (en) Method and apparatus for creating and reproducing media data in a mobile terminal
JP2009128782A (ja) 表示制御装置及びそれを用いた画像形成装置
JP4212592B2 (ja) 移動通信端末装置
JP6451098B2 (ja) コンテンツ再生装置、及びコンテンツ再生システム
JP2002149560A (ja) 電子メール装置及び電子メールシステム
JP6601615B2 (ja) 動画処理システム、動画処理プログラム、及び、携帯端末
KR100818927B1 (ko) 휴대 단말기의 컨텐츠 관리 장치 및 방법
JPWO2005104125A1 (ja) 記録再生装置、同時記録再生制御方法、および同時記録再生制御プログラム
JP7492092B1 (ja) 電子マニュアルの作成を支援するためのコンピュータシステムおよびプログラム
KR101134041B1 (ko) 동적 표시 메시지 처리기능을 갖는 이동통신단말기 및 그동적 표시 메시지 처리방법
JP4869710B2 (ja) 携帯端末装置及び画像表示方法
JP4234745B2 (ja) 携帯端末、録画再生装置、及び録画再生方法
JP4294502B2 (ja) 電話端末及び画像生成方法
KR100700100B1 (ko) 멀티미디어 메시지의 슬라이드 선택 출력 기능을 가지는이동통신 단말기 및 그 방법
US20090164877A1 (en) Memo voice recording/playback method and digital photo frame using the same
KR20080017776A (ko) 이동통신 단말기의 영상 디스플레이 방법
JP2004349800A (ja) データ機器統合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees