JP2004341299A - レーザビームの干渉パターン強度低減装置及び方法 - Google Patents

レーザビームの干渉パターン強度低減装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コヒーレント性の高いレーザ光源を用いても、コンパクトかつ調整が容易な構成で、干渉縞の発生を効果的に低減することができるレーザビームの干渉パターン強度低減装置及び方法を提供する。
【解決手段】レーザビーム1を焦点面2に集光させ、この焦点面からレーザ透過材料からなる干渉低減素子14の前面14aにレーザビームを入射し、互いに平行な全反射面14c,14dで入射角に応じて多重反射させてレーザビームに空間的な位相差を生じさせ、干渉低減素子の後面14bから出射する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コヒーレント光であるレーザビームの干渉パターン強度を低減する干渉パターン強度低減装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、レーザ照射装置の模式図である。この図において、レーザコントローラー51により制御されたレーザ光源52により、レーザビーム1を発生・放射する。このレーザビーム1は、光学系54とホモジナイザ55を通り、ミラー56で下向きに反射され、反応容器57に設けられた開口(図示せず)を通して、基板58の上面に照射される。
【0003】
レーザビーム1は、例えばミラー56の揺動又は光学系54の移動により基板上を走査する。また、ステージコントローラー59により、基板58を二次元的に移動できるようになっている。更に、反応容器57(チャンバー)内はポンプ系60及びガス導入部61により所定のガス雰囲気にコントロールされる。
【0004】
図6は図5の光学系54とホモジナイザ55の平面図である。
【0005】
この例において、光学系54は、レーザビーム1の幅(図で上下方向)を広げるエキスパンダ54a(シリンドリカル凹レンズ)とレーザビームを平行光に戻すシリンドリカル凸レンズ54bからなる。また、ホモジナイザ55は、複数のシリンドリカルレンズからなるシリンドリカルレンズアレイ55aとフォーカシングレンズ55bからなる。焦点面Sは図5の例では基板58の上面であり、ミラー56は焦点面Sとフォーカシングレンズ55bの間に位置する。
【0006】
図6の構成により、レーザ光源52から出射した円形断面のレーザビーム1aは、エキスパンダ54aとシリンドリカル凸レンズ54bにより細長いレーザビーム1bとなってシリンドリカルレンズアレイ55aに入射する。レンズアレイ55aに入射したコリーメート光(レーザビーム1b)は、矩形レンズ群により矩形のビームプロファイルを持つビーム群1cに分割され、各ビーム群はレンズアレイ55aにより集光され、焦点面を越えたあと広がる。フォーカシングレンズ55b(凸レンズ)は各ビーム群1cを屈折させ焦点面S上に集光する。
【0007】
従って、焦点面Sでは、すべてのビーム群53cが重なり合って強度分布の均質化が生じ、平準化された強度分布を得ることができる。なお、シリンドリカル凸レンズ54bの代わりにシリンドリカル凹レンズを用いることもできる。
【0008】
なお、関連する技術として「スペックルパターン分散装置及びレーザ光照射システム」(特許文献1)、「レーザ照射装置並びに半導体装置の作製方法」(特許文献2)等が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−337888号公報
【特許文献2】
特開2001−244213号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のレーザ照射装置において、レーザ光源にYAGレーザ等のコヒーレント性の高い光源を用いると、レーザビームがホモジナイザを透過した後で干渉作用が生じて照射対象物を均一に照射できないという問題点があった。
【0011】
すなわち、レーザビームを分割して重ね合わせる光学系(例えばレンズアレイを用いたホモナイザ)ではコヒーレント性に起因した干渉が発生し、照射面にスペックルパターンを生じる。1次元方向のみにパワーを持つシリンドリカルレンズを用いた光学系では1次元のみに干渉が発生し、干渉縞が形成される。そのため、照射面への均一照射をするためには照射面の干渉を抑え、ビームプロファイルを均一化させることが必要となる。
【0012】
干渉を低減させる方法として分割したビームにコヒーレンス長以上光路長をつける方法がある。例えば、図4に例示するように、従来はミラー62とプリズム63を用いて分割ビームの一方の光路長を変化させ、光路長差をつける手段が用いられている。この構成により、光路長差をコヒーレンス長以上長くすれば、ビーム同士の干渉性がなくなり、ビームを重ね合わせても干渉しなくなる。
【0013】
しかし、図4のように、ミラー62とプリズム63により光路長差をつける手段は、光源ビームを分割する手段と、ミラーにより光路長を変化させる手段と、ビームを元の光路に戻す手段が必要になり、装置構成が大掛かりになり、かつ光軸調整が煩雑となる等の欠点があった。
【0014】
また、ビームの分割数を2以上のn分割に増やすと、n分割したビームすべてにコヒーレンス長以上の光路長差をつけなければならなくなり、最も長いものでコヒーレンス長のn−1倍の光路長差をつけなければならなくなる。そのため、分割数が増えるほど多大なスペースが必要となり、実現が困難となる。
【0015】
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、コヒーレント性の高いレーザ光源を用いても、コンパクトかつ調整が容易な構成で、干渉縞のような干渉パターンの発生を効果的に低減することができるレーザビームの干渉パターン強度低減装置及び方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、レーザビームを焦点面に集光させる前部集光レンズと、該焦点面に集光したレーザビームを前面から入射し後面から出射する干渉低減素子と、該後面から出射するレーザビームを集光する後部集光レンズとを備え、
前記干渉低減素子は、互いに平行な全反射面を有し、該全反射面でレーザビームを入射角に応じて内部で多重反射させる、ことを特徴とするレーザビームの干渉パターン強度低減装置が提供される。
【0017】
また本発明によれば、レーザビームを焦点面に集光させ、該焦点面からレーザ透過材料からなる干渉低減素子の前面にレーザビームを入射し、互いに平行な全反射面で入射角に応じて多重反射させてレーザビームに空間的な位相差を生じさせ、干渉低減素子の後面から空間的に位相の異なるビームが重なり合いながら出射する、ことを特徴とするレーザビームの干渉パターン強度低減方法が提供される。
【0018】
上記本発明の装置及び方法によれば、前部集光レンズで焦点面に集光したレーザビームが干渉低減素子の前面から入射し、その内部で互いに平行な全反射面で入射角に応じて多重反射するので、入射角により異なる位相が混じり合うことにより、照射面では干渉パターンが微小にずれて重なり、干渉パターンを打ち消し合い、レーザビームの干渉パターン強度を低減することができる。
【0019】
本発明の好ましい一実施形態によれば、前記前部集光レンズは、レーザビームを焦点面に線状に集光させるシリンドリカルレンズであり、前記後部集光レンズは、後面から出射する線状のレーザビームを集光するシリンドリカルレンズである。
【0020】
この構成により、1軸方向のみにパワーを持つシリンドリカルレンズを用いることにより、レーザビームを干渉低減素子の1軸方向のみに多重反射させることができ、もう一方の軸方向のビーム形状を保存することができる。
【0021】
また本発明の好ましい別の実施形態によれば、前記干渉低減素子は、互いに間隔を隔てて直列に配置された複数の素子セグメントと、隣接する素子セグメントの間にそれぞれ位置する複数の中間集光レンズとからなり、該中間集光レンズは、前側の素子セグメントから出射するレーザビームを後側の素子セグメントの前面に集光させる。
【0022】
この構成により、単一の長い干渉低減素子に代えて複数の製作容易な短い素子セグメントを用い、多重反射を繰返すことにより、干渉パターン強度の低減効果を容易に高めることができる。
【0023】
前記焦点面の位置は、干渉低減素子の前面に入射するレーザビームが干渉低減素子の全反射面においてその臨界角を超えないように設定されている。
この構成により、多重反射によるレーザビームの損失を低減することができる。
【0024】
前記干渉低減素子の全反射面に、反射率の高い反射膜がコーティングされている、ことが好ましい。
この構成により、臨界角を超える場合でも、多重反射によるレーザビームの損失を低減することができる。
【0025】
前記干渉低減素子は、レーザビームの透過率の高いレーザ透過材料からなるのがよい。
この構成により、レーザビームの吸収による損失を最小限に抑えることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0027】
図1は、本発明による干渉パターン強度低減装置の第1実施形態を示す光学系概略図である。この図において、(A)は全体構成図、(B)はB部拡大図、(C)はC部拡大図である。
【0028】
図1(A)において、本発明の干渉パターン強度低減装置10は、前部集光レンズ12、干渉低減素子14、及び後部集光レンズ16を備える。
前部集光レンズ12は、レーザビーム1を焦点面2に集光させる単一レンズ又は複合レンズである。
【0029】
レーザビーム1は、例えば干渉パターン強度の高いYAGレーザ光であるが、本発明はこれに限定されず、コヒーレンス性を有し干渉パターン強度のあるレーザ光、すなわちコヒーレント光であればよい。
【0030】
焦点面2は、仮想的な焦点面であり、この位置に焦点板を設ける必要はないが、必要に応じて設けてもよい。焦点面に集光されたレーザビームの形状は、後述するように線状であるのが好ましいが、これに限定されず、点、円、矩形、その他の形状であってもよい。
【0031】
干渉低減素子14は、レーザビームの透過率の高い(透過率92%以上)のレーザ透過材料(例えばBK7、高屈折ガラス、等)からなる。
また、干渉低減素子14は、好ましくは平板状の直方体であり、この図において、前面14a、後面14b、右側面14c、左側面14d、上面と下面(図示せず)の6つの外面を有する。
【0032】
干渉低減素子14の前面14aは、焦点面2より後方に位置し、図1(B)に示すように、干渉低減素子14の前面14aに入射するレーザビーム1が干渉低減素子14の全反射面(右側面14cと左側面14d)においてその臨界角φを超えないように設定されている。
【0033】
右側面14cと左側面14dは全反射面であり、互いに平行に位置し、この全反射面14c,14dで前面から入射したレーザビーム1をその入射角に応じて内部で多重反射し、後面から出射するようになっている。内部で互いに平行な全反射面14c,14dで入射角に応じて多重反射するので、入射角により異なる位相が混じり合い、レーザビーム1の干渉パターン強度が低減される。
なお全反射面14c,14dに、反射率の高い(反射率99.5%以上)の反射膜(例えば銀)をコーティングするのがよい。また図示しない上面と下面は、右側面14c及び左側面14dと同様の全反射面にしてもよく、或いは必要に応じて非反射処理をしてもよい。
【0034】
後部集光レンズ16は、干渉低減素子14の後面14bから出射するレーザビーム1を集光する単一レンズ又は複合レンズである。この後部集光レンズ16は、後面14bからランダムに出射するレーザビーム1を平行光に戻し、或いは図示しない焦点面に集光させる機能を有する。
【0035】
図2は、本発明の第2実施形態を示す光学系概略図である。この図において、(A)は平面図、(B)は側面図である。この例では、前部集光レンズ12は、レーザビーム1を焦点面に線状に集光させるシリンドリカルレンズである。また、後部集光レンズ16は、後面14bから出射する線状のレーザビーム1を集光するシリンドリカルレンズである。
【0036】
図2の例を532nmの2倍波YAGレーザの場合を例として説明する。レーザビーム1はレーザ透過材料への透過率の高い(透過率92%以上)レーザであればよい。この例では直径20mmのビームをf=15mmのシリンドリカルレンズ12を用いて絞る。
シリンドリカルレンズ12により線状に集光されたビームを幅1〜5mm、高さ30mm、長さ150mmの干渉低減素子14に入射させる。線状に集光したビームは広がりながら干渉低減素子14に入射し、干渉低減素子14の両側面14c,14dで反射される。干渉低減素子14の形状は幅を狭く、長さを長くするほど反射回数が増加し、光路長差がつきやすい。高さは入射ビーム径より大きければよい。干渉低減素子14は、レーザ透過材料(例えばBK7、高屈折ガラス)である。レーザ透過材料がBK7(n=1.519)の場合、臨界反射角は41.28°なので入射NAを0.96未満に設定し、レーザ透過材料の壁面から外部への損失を防止する。
干渉低減素子14で多重反射されたレーザビームは広がりをもってレーザ透過材料の後面14bから出射する。後部集光レンズ16(像転写レンズ)を用いて出射ビームの結像面を照射面に像転写すれば、図2(A)に示すように、照射面に均一なビームプロファイルが形成される。
【0037】
図3は、本発明の第3実施形態を示す光学系概略図である。この例において、干渉低減素子14は、互いに間隔を隔てて直列に配置された複数の素子セグメント15aと、隣接する素子セグメントの間にそれぞれ位置する複数の中間集光レンズ15bとからなる。中間集光レンズ15は、前側の素子セグメント15aから出射するレーザビームを後側の素子セグメント15aの前面に集光させるようになっている。
【0038】
干渉低減素子14を構成するガラス板の製作できる長さには限界があるので、コヒーレント性の良いレーザは1つのガラス板ではインコヒーレントなビームにすることができない場合がある。その場合は素子セグメント14a(ガラス板)を複数用意し、1つの素子セグメント14aを通ったビームを中間集光レンズ15(像転写レンズ)で転送し、次の素子セグメント14aに入射させればよい。すなわち、原理的にはインコヒーレントなビームになるまで素子セグメント14aに繰返し入射させれば必ずインコヒーレントなビームになる。
【0039】
上述した光学系は図2のように、シリンドリカルレンズを用いた1次元のみにパワーを持つものでなくても適用できる。例えば、シリンドリカルレンズを球面レンズにし、干渉低減素子14を幅1〜5mm、高さ1〜5mm、長さ150mmのもの、若しくは直径1〜5mmの円筒形状のものを用いることで、1次元に限定されない光学系を構成することもできる。
【0040】
上述した装置を用い、本発明のレーザビームの干渉パターン強度低減方法では、レーザビーム1を焦点面に集光させ、この焦点面からレーザ透過材料からなる干渉低減素子14の前面にレーザビーム1を入射し、互いに平行な全反射面14c,14dで入射角に応じて多重反射させてレーザビームの干渉パターン強度を低減し、干渉低減素子14の後面14bから出射する。
【0041】
本発明は、レーザビームの集光角度によってレーザ透過材料の壁面での反射回数が変化することを利用して分布的に光路長差を発生させ、干渉性を低減させるものである。
出射側では干渉パターン強度が低減された発散ビームが出射されるので、結像面を照射面に転写させる。干渉性のないビームは照射面で干渉せず、均一な照射が可能となる。
【0042】
また図2に示したように、本発明により、ビーム形状の成形効果も得られる。すなわち従来であれば、入射ビーム形状がガウシアン形状から大きく外れた複雑形状の場合、ホモジナイズの効果が減少し、均一性が低下していたが、本発明を用いることにより、入射ビームは任意形状であっても、レーザ透過材料で多重反射させることによってビームが平滑化され、ファイバーからの出射ビームのようにトップハット形状となる。
【0043】
また1軸方向のみにパワーを持つシリンドリカルレンズを用いた光学系では、レーザ透過材料の1軸方向のみに多重反射させればよく、もう一方の軸方向はビーム形状が保存される。
【0044】
なお、本発明は上述した実施例及び実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】
上述した本発明で生成されたインコヒーレントビームはホモジナイズ後も干渉せず、均一なビームプロファイルを生成することができる。
また、本発明の手段は、インコヒーレントビームが必要な場所の直前に干渉低減光学系を配置すればよく、それ以前の系はコヒーレントなビームで転送することができ、全系の転送効率を高く維持できる。
さらに本発明の手段は、集光レンズ、レーザ透過材料、像転写レンズのみで構成することができ、ミラー方式に比べてコンパクトで低コストである。
またミラー方式のようにビームを分割して合成するという手間がかからず、調整が非常に簡単である。
【0046】
上述したように、本発明のレーザビームの干渉パターン強度低減装置及び方法は、コヒーレント性の高いレーザ光源を用いても、コンパクトかつ調整が容易な構成で、干渉縞のような干渉パターンの発生を効果的に低減することができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による干渉パターン強度低減装置の第1実施形態を示す光学系概略図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す光学系概略図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示す光学系概略図である。
【図4】従来の干渉パターン強度低減装置の模式図である。
【図5】従来のレーザ照射装置の模式図である。
【図6】図5の主要部の構成図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c レーザビーム、2 焦点面、
10 干渉パターン強度低減装置、12 前部集光レンズ、
14 干渉低減素子、14a 前面、14b 後面、
14c 全反射面(右側面)、14d 全反射面(左側面)、
15a 素子セグメント、15b 中間集光レンズ、
16 後部集光レンズ、
51 レーザコントローラー、52 レーザ光源、
54 光学系、54a エキスパンダ、
54b シリンドリカル凸レンズ、
55 ホモジナイザ、55a シリンドリカルレンズアレイ、
55b フォーカシングレンズ、56 ミラー、
57 反応容器、58 基板、59 ステージコントローラー、
60 ポンプ系、61 ガス導入部

Claims (7)

  1. レーザビームを焦点面に集光させる前部集光レンズと、該焦点面に集光したレーザビームを前面から入射し後面から出射する干渉低減素子と、該後面から出射するレーザビームを集光する後部集光レンズとを備え、
    前記干渉低減素子は、互いに平行な全反射面を有し、該全反射面でレーザビームを入射角に応じて内部で多重反射させる、ことを特徴とするレーザビームの干渉パターン強度低減装置。
  2. 前記前部集光レンズは、レーザビームを焦点面に線状に集光させるシリンドリカルレンズであり、前記後部集光レンズは、後面から出射する線状のレーザビームを集光するシリンドリカルレンズである、ことを特徴とする請求項1に記載の干渉パターン強度低減装置。
  3. 前記干渉低減素子は、互いに間隔を隔てて直列に配置された複数の素子セグメントと、隣接する素子セグメントの間にそれぞれ位置する複数の中間集光レンズとからなり、
    該中間集光レンズは、前側の素子セグメントから出射するレーザビームを後側の素子セグメントの前面に集光させる、ことを特徴とする請求項1に記載の干渉パターン強度低減装置。
  4. 前記焦点面の位置は、干渉低減素子の前面に入射するレーザビームが干渉低減素子の全反射面においてその臨界角を超えないように設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の干渉パターン強度低減装置。
  5. 前記干渉低減素子の全反射面に、反射率の高い反射膜がコーティングされている、ことを特徴とする請求項1に記載の干渉パターン強度低減装置。
  6. 前記干渉低減素子は、レーザビームの透過率の高いレーザ透過材料からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の干渉パターン強度低減装置。
  7. レーザビームを焦点面に集光させ、該焦点面からレーザ透過材料からなる干渉低減素子の前面にレーザビームを入射し、互いに平行な全反射面で入射角に応じて多重反射させてレーザビームに空間的な位相差を生じさせ、干渉低減素子の後面から空間的に位相の異なるビームが重なり合いながら出射する、ことを特徴とするレーザビームの干渉パターン強度低減方法。
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