JP2004336467A - 通信端末装置、課金先変更方法、及び課金先変更システム - Google Patents
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Abstract
【課題】通話料金の課金先の変更を、通話後において可能とすることである。
【解決手段】本発明に係る社員用電話10の有する課金情報表示要求部11は、社員用電話10による他端末との通話終了後に、当該通話に関する課金情報の表示を課金情報DBサーバ30に要求する。課金情報リスト受信部12は、表示を要求された課金情報を課金情報DBサーバ30から受信する。課金情報リスト表示部13は受信された課金情報を表示する。課金先変更要求部14は、上記通話に関する課金先を社員用電話10から会社用電話40に変更することを課金情報DBサーバ30に要求する。課金先変更通知受信部15は、会社用電話40により課金先の変更が許可され、課金情報DBサーバ30による課金先の変更が完了した場合に、課金先が変更された旨の通知を受信する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る社員用電話10の有する課金情報表示要求部11は、社員用電話10による他端末との通話終了後に、当該通話に関する課金情報の表示を課金情報DBサーバ30に要求する。課金情報リスト受信部12は、表示を要求された課金情報を課金情報DBサーバ30から受信する。課金情報リスト表示部13は受信された課金情報を表示する。課金先変更要求部14は、上記通話に関する課金先を社員用電話10から会社用電話40に変更することを課金情報DBサーバ30に要求する。課金先変更通知受信部15は、会社用電話40により課金先の変更が許可され、課金情報DBサーバ30による課金先の変更が完了した場合に、課金先が変更された旨の通知を受信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末装置、課金先変更方法、及び課金先変更システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通話料金の被課金者(以下、「課金先」と記す。)を通話中に変更する技術として、課金先可変型交換システム(特許文献1参照。)が提案されている。また、通話者への情報提供に際して、無料情報から有料情報への切替えが可能な課金切替方法(特許文献2参照。)が提案されている。これらの技術は何れも、課金先の変更を通話中に行うものである。
【0003】
一方で、通話前に予め指定された情報に基づいて、課金先を適宜変更する技術も開示されている。例えば、第三者課金通信システム(特許文献3参照。)においては、発信者番号に特番が付与されている場合には、該特番に応じて予め登録されている第三者に課金先が変更される。また、第3者課金方式(特許文献4参照。)では、発呼の用途に合わせて通話前に予め指定された第3者に対する課金が行われる。更に、分担課金方法(特許文献5参照。)においては、着信者が予め許容した通話区域からの着呼に関してのみ、通話料金が分担して課金される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−273910号公報
【特許文献2】
特開平9−214642号公報
【特許文献3】
特開平10−322479号公報
【特許文献4】
特開平11−88505号公報
【特許文献5】
特開平10−136126
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は何れも、通話中又は通話前に、課金先を指定すると共に、必要に応じて指定内容を変更するものであることから、以下に示す様な難点があった。すなわち、通話時間や通話料金などの通話後に確定する事項(通話実績)に関しては、課金先変更の是非判断や課金先の選択に勘案されることはない。このため、例えば、通話前や通話中には予期できなかった事実が通話実績から明らかになった場合であっても、電話の発信者が既存の課金情報を変更することはできなかった。
【0006】
そこで、本発明の課題は、通話料金の課金先を通話後に変更可能とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る通信端末装置は、通信端末装置による通話終了後に、当該通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求手段と、前記表示要求手段により表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信手段と、前記課金情報受信手段により受信された前記課金情報を通話実績として表示する表示手段と、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から別の通信端末装置に変更することを前記課金サーバ装置に要求する変更要求手段と、前記別の通信端末装置により課金先の変更が許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信手段とを備える。
【0008】
本発明に係る課金先変更方法は、通信端末装置が、通話終了後に、当該通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求ステップと、前記通信端末装置が、前記表示要求ステップにて表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信ステップと、前記通信端末装置が、前記課金情報受信ステップにて受信された前記課金情報を通話実績として表示手段に表示する表示ステップと、前記通信端末装置が、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から別の通信端末装置に変更することを前記課金サーバ装置に要求する変更要求ステップと、前記別の通信端末装置により課金先の変更が許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記通信端末装置が、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信ステップとを含む。
【0009】
本発明に係る課金先変更システムは、上述した通信端末装置と、前記課金サーバ装置とを備え、前記通信端末装置は、前記課金サーバ装置から送信された課金情報に関して、当該課金サーバ装置に対して課金先の変更を要求し、前記課金サーバ装置は、前記課金情報に関する課金先の変更処理を行う。
【0010】
これらの発明によれば、通信端末装置による通話終了後に該通話に伴う料金の課金先の変更が要求されると、その変更先となる別の通信端末装置により課金先の変更が許可され、かつ、課金サーバ装置による課金先の変更が完了した場合に、課金先が変更された旨が通信端末装置に通知される。すなわち、通信端末装置は、通話終了後においても、自端末装置以外の通信端末装置(別の通信端末装置)に通話料金の課金先を変更することができる。したがって、通信端末装置のユーザは、通話時間、通話料金、通話内容などの通話後に確定する事項(通話実績)を勘案した上で、課金先変更の是非判断や課金先の選択を行うことが可能となる。このような通話後における課金先変更は、通話前や通話中には予期できなかった事実が通話実績から明らかになった場合などに特に効果的である。
【0011】
ここで、課金先の変更には、通話料金の全額の課金先を変更して通話料金を無料にする場合のみならず、通話料金の一部の課金先を変更して通話料金を減額する場合を含む。つまり、課金先の変更には、課金比率の変更を含む。
【0012】
すなわち、本発明に係る通信端末装置において、前記変更要求手段は、前記通信端末装置と前記別の通信端末装置との間における前記通話に関する課金比率を前記課金サーバ装置に指示するものとしてもよい。
また、本発明に係る課金先変更方法において、前記変更要求ステップにて、前記通信端末装置が、当該通信端末装置と前記別の通信端末装置との間における前記通話に関する課金比率を前記課金サーバ装置に指示するものとしてもよい。
【0013】
これらの発明によれば、通信端末装置と、変更後の課金先となる別の通信端末装置との間における通話料金の課金比率が課金サーバ装置に指示される。課金サーバ装置は、指示された課金比率に基づいて、各通信端末装置に課金する通話料金を算定し課金する。これにより、通信端末装置のユーザに課された通話料金の負担割合や上記別の通信端末装置のユーザからの要望などに応じたより木目細やかな課金先の変更が可能となる。
【0014】
本発明に係る通信端末装置は、上述した通信端末装置と前記課金サーバ装置とに接続された、前記通信端末装置とは別の通信端末装置であって、当該別の通信端末装置への課金先の変更が要求された通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求手段と、前記表示要求手段により表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信手段と、前記課金情報受信手段により受信された前記課金情報を表示する表示手段と、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から当該別の通信端末装置に変更することの許否を前記課金サーバ装置に応答する応答手段と、前記別の通信端末装置への課金先の変更が前記応答手段により許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信手段とを備える。
【0015】
本発明に係る課金先変更方法は、通信端末装置と課金サーバ装置とに接続された、前記通信端末装置とは別の通信端末装置が、当該別の通信端末装置への課金先の変更が要求された通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求ステップと、前記別の通信端末装置が、前記表示要求ステップにて表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信ステップと、前記別の通信端末装置が、前記課金情報受信ステップにて受信された前記課金情報を表示手段に表示する表示ステップと、前記別の通信端末装置が、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から当該別の通信端末装置に変更することの許否を前記課金サーバ装置に応答する応答ステップと、前記別の通信端末装置が、当該別の通信端末装置への課金先の変更が前記応答ステップにて許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信ステップとを含む。
【0016】
これらの発明によれば、別の通信端末装置への課金先の変更が要求された通話に関する課金情報の参照の結果、かかる課金先の変更が許可され、かつ、課金サーバ装置による課金先の変更が完了した場合に、課金先が変更された旨が上記別の通信端末装置に通知される。すなわち、変更後の課金先となることが要求された通信端末装置(別の通信端末装置)は、該要求を許可することにより、通信端末装置の通話終了後においても、当該通話の料金の課金先となることができる。したがって、通信端末装置のユーザは、通話時間や通話料金などの通話後に確定する事項を勘案した上で、課金先変更の是非判断や課金先の選択を行うことが可能となる。
【0017】
なお、課金先変更の対象となる通話は、必ずしも、通信端末装置と別の通信端末装置との間における通話に限らない。例えば、通信端末装置が会社従業員の携帯電話であり、別の通信端末装置が会社の携帯電話である場合には、別の通信端末装置には、自端末装置のユーザが行っていない通話に係る料金が課金されることも想定され得る。
【0018】
本発明に係る通信端末装置において好ましくは、前記課金情報は、課金先変更の要求元である通信端末装置を識別するための情報を含む。
また、本発明に係る課金先変更方法において好ましくは、前記課金情報は、課金先変更の要求元である通信端末装置を識別するための情報を含む。
【0019】
これらの発明によれば、別の通信端末装置が課金先変更の許否判断に際して参照する課金情報には、課金先変更の要求元(依頼者)である通信端末装置を識別するための情報(例えば、通信端末装置のユーザ名や電話番号)が含まれる。これにより、別の通信端末装置のユーザは、上記識別情報に基づいて、課金先の変更を所望する通話を複数の通話の中から容易かつ迅速に特定することができる。本発明は、課金先変更の要求元の異なる課金情報が表示手段に多数表示されている場合に特に効果的である。
【0020】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の一実施形態としての課金先変更システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態における課金先変更システム1の全体構成を示す図である。図1に示す様に、課金先変更システム1は、社員用電話10(通信端末装置に対応)と、カスコンサーバ20と、課金情報DBサーバ30(課金サーバ装置に対応)と、会社用電話40(別の通信端末装置に対応)とを備えて構成される。
【0021】
社員用電話10は、ユーザとしての社員Aが携帯して業務に使用する携帯電話である。社員用電話10は、機能的には、図1に示す様に、課金情報表示要求部11(表示要求手段に対応)と、課金情報リスト受信部12(課金情報受信手段に対応)と、課金情報リスト表示部13(表示手段に対応)と、課金先変更要求部14(変更要求手段に対応)と、課金先変更通知受信部15(課金先変更通知受信手段に対応)とを備えて構成される。
【0022】
以下、社員用電話10の各構成要素について詳細に説明する。
課金情報表示要求部11は、社員用電話10による課金情報DBサーバ30へのアクセスが認証された場合に、後述の課金情報の表示要求を課金情報DBサーバ30宛に送信する。該表示要求には、要求元を識別するための社員用電話10の電話番号が含まれる。課金情報表示要求の送信は、社員用電話10と他の携帯電話(図示せず)間の通話終了後に行われる。
【0023】
課金情報リスト受信部12は、社員用電話10を課金先とする課金情報が掲載された課金情報リストを課金情報DBサーバ30から受信する。
課金情報リスト表示部13は、課金情報リスト受信部12により受信された上記課金情報リストを社員用電話10のユーザ(社員A)が閲覧可能な状態で表示する。
【0024】
課金先変更要求部14は、上記通話に関する課金先を社員用電話10から会社用電話40に変更することを課金情報DBサーバ30に要求する。
課金先変更通知受信部15は、会社用電話40により課金先の変更が許可され、かつ、課金情報DBサーバ30による課金先の変更処理が完了した場合に、課金先が変更された旨の通知を課金情報DBサーバ30から受信する。
【0025】
ここで、課金情報リスト表示部13は、物理的な構成要素として、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置に対応する。その他の構成要素である課金情報表示要求部11と、課金情報リスト受信部12と、課金先変更要求部14と、課金先変更通知受信部15との各機能は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の内蔵メモリに格納されたソフトウェアがCPU(Central Processing Unit)によって実行されることにより実現する。
【0026】
カスコンサーバ20は、課金情報DBサーバ30へのアクセスを試行した端末装置の識別情報(電話番号、パスワード等)に基づいて、アクセス権限の有無を判定するユーザ認証を行う。カスコンサーバ20は、認証の結果アクセス権限を有すると判定された端末装置を課金情報DBサーバ30に接続する。
【0027】
カスコンサーバ20は、機能的には、図1に示す様に、ユーザ認証部21と、課金先変更要求通知部22と、課金先変更完了通知部23とを備えて構成される。ユーザ認証部21は、社員用電話10が課金情報DBサーバ30へのアクセス権限を有するか否かを判定する。課金先変更要求通知部22は、会社用電話40に課金先を変更する要求を課金情報DBサーバ30から受信すると、該要求を課金先変更要求通知として会社用電話40宛に転送する。
【0028】
課金先変更完了通知部23は、会社用電話40に課金先を変更した旨の通知を社員用電話10の電話番号と共に課金情報DBサーバ30から受信すると、該通知を課金先変更完了通知として社員用電話10宛に転送する。つまり、課金先の変更が完了した旨の通知は、課金情報DBサーバ30からカスコンサーバ20を経由して社員用電話10に送信される。
【0029】
課金情報DBサーバ30は、社員用電話10からの要求に応じて、社員用電話10と他の携帯電話間における通話の料金の課金先を、社員用電話10から会社用電話40に変更する。課金情報DBサーバ30は、機能的には、図1に示す様に、課金情報DB31と、課金情報検索部32と、課金情報リスト送信部33と、変更中フラグ設定部34と、課金情報書込部35と、課金先変更通知部36と、補助テーブル検索部37と、課金情報変更部38と、課金先変更確認通知部39とを備えて構成される。
【0030】
課金情報DB31には、通話料金を始めとする通話に関する情報が通話終了後に課金情報として格納される。図2は、課金情報DB31内部のデータ格納例を示す図である。図2に示す様に、課金情報DB31は、通話識別領域31a、接続日時領域31b、切断日時領域31c、発信者番号領域31d、着信者番号領域31e、変更可否識別領域31f、通話時間領域31g、通話料金領域31h、第1課金先領域31i、課金比率I領域31j、第2課金先領域31k、課金比率II領域31l、変更中識別領域31mを有する。
【0031】
通話識別領域31aには、課金情報DBサーバ30が課金を管理する通話(呼)を識別するための数値(例えば、“1”,“2”,“3”,…)が通話識別番号として格納されている。
【0032】
接続日時領域31bには、上記通話識別番号により識別される通話が開始された日時を示すデータ(例えば、“02/08/27 08:12:00”,“02/08/27 10:30:00”,…)が接続日時として当該通話後に格納される。
切断日時領域31cには、通話が終了した日時を示すデータ(例えば、“02/08/27 08:13:30”,“02/08/27 11:30:30”,…)が切断日時として通話後に格納される。
【0033】
発信者番号領域31dには、上記通話識別番号により識別される通話の発信元を識別可能なデータ(例えば、電話番号である“090−2345−6789”,“03−1234−5678”,…)が発信者番号として通話後に格納される。本実施の形態では、社員用電話10の有する電話番号を“090−2345−6789”とする。
着信者番号領域31eには、通話の発信先を識別可能なデータ(例えば、電話番号である“090−3456−9876”,“03−2345−5678”,…)が着信者番号として通話後に格納される。本実施の形態では、課金情報DB31に登録されている、社員用電話10の通話相手の電話番号を“090−3456−9876”,“03−2345−6782”,“03−2345−6789”とする。
【0034】
変更可否識別領域31fには、上記通話識別番号により識別される通話の料金の課金先変更の可否を識別するためのデータ(例えば、可能を示す○、不可を示す×)が変更可否フラグとして更新可能に格納される。このフラグは、通話の発信元やその通話相手などを勘案して、課金情報DBサーバ30の管理者である通信事業者側で設定される。
【0035】
通話時間領域31gには、上記通話識別番号により識別される通話の所要時間(例えば、“90秒”,“3,630秒”,…)が通話時間として通話後に格納される。
通話料金領域31hには、上記通話識別番号により識別される通話に掛かった料金(例えば、“40円”,“800円”,…)が通話料金として通話後に格納される。
【0036】
以下に説明する第1課金先領域31i、課金比率I領域31j、第2課金先領域31k、課金比率II領域31lの各領域には、変更可否フラグが「可」に設定されている場合にのみデータが格納される。
【0037】
すなわち、第1課金先領域31iには、上記通話料金の課金先を識別するための情報(例えば、発信者である社員Aの氏名や電話番号)が第1課金先として格納される。一般的には、通話料金は発信者課金であるので、第1課金先領域31iには、上記発信者番号と同一の情報が格納される。
課金比率I領域31jには、上記第1課金先が通話料金を負担する割合を示す課金比率が課金比率Iとして更新可能に格納される。通話料金が発信者課金である場合には、課金情報DBサーバ30が課金先の変更を完了するまでは、通話料金の全額を発信者が負担することを示す課金比率“100%”が格納される。
【0038】
第2課金先領域31kには、上記通話料金の変更後の課金先を識別するための情報(例えば、変更後の課金先である会社Bの名称や電話番号)が第2課金先として格納される。第2課金先は、第1課金先としての発信者が通話終了の都度指定するものとしてもよいし、対応する第1課金先に応じて課金情報DBサーバ30が自動的に決定するものとしてもよい。
課金比率II領域31lには、上記第2課金先が通話料金を負担する割合を示す課金比率が課金比率IIとして更新可能に格納される。通話料金が発信者課金である場合には、課金情報DBサーバ30が課金先の変更を完了するまでは、通話料金を第2課金先が負担しないことを示す課金比率“0%”が格納される。
【0039】
変更中識別領域31mには、対応する通話料金の課金先の変更処理を課金情報DBサーバ30が実行中であることを識別するためのデータが変更中フラグとして更新可能に格納される。例えば、課金先を変更中でない場合にはデフォルト値である“0”が設定され、変更中である場合には“1”が設定される。すなわち、課金情報DBサーバ30は、課金先変更要求の受信を契機として、該要求に対応する通話の変更中フラグを“0”から“1”に書き換え、課金先の変更完了通知の送信を契機として、当該通話の変更中フラグを再び“0”に戻す。
【0040】
更に、課金情報DB31には、課金先変更の対象となる課金情報の退避領域として使用される補助テーブル311が接続されている。補助テーブル311には、変更中フラグが“1”に設定された通話の課金情報がコピーされる。コピーされた課金情報の内容は、社員用電話10からの課金先変更要求に従って、所与の課金先及び課金比率に書き換えられる。
【0041】
課金情報検索部32は、社員用電話10の課金情報表示要求部11により送信された課金情報送信要求を受信すると、該要求に含まれる社員用電話10の電話番号に対応付けられた課金情報を課金情報DB31から検索して取得する。同様に、課金情報検索部32は、会社用電話40から送信された課金情報送信要求を受信すると、該要求に含まれる会社用電話40の電話番号に対応付けられた課金情報を課金情報DB31から検索して取得する。
【0042】
課金情報リスト送信部33は、課金情報検索部32により取得された課金情報を社員Aが閲覧可能な形式に加工した後、課金情報リストとして、社員用電話10宛に送信する。また、課金情報リスト送信部33は、課金情報検索部32により取得された課金情報を会社用電話40のユーザが閲覧可能な形式に加工した後、課金情報リストとして、会社用電話40宛に送信する。
【0043】
変更中フラグ設定部34は、社員用電話10の課金先変更要求部14により送信された課金先変更要求を受信すると、課金情報DB31の変更中識別領域31m内の変更中フラグを“0”から“1”に変更する。
【0044】
課金情報書込部35は、変更中フラグが“1”に設定された課金情報を課金情報DB31から補助テーブル311にコピーする。また、課金情報書込部35は、社員用電話10からの課金先変更要求により指定された課金先及び課金比率に課金情報を書き換える。この書換えは、課金先として指定された会社用電話40のユーザが、変更後の課金先となることを許可するまでの間の暫定的なものである。
【0045】
課金先変更通知部36は、課金情報書込部35による課金情報の書換えが完了すると、課金先の変更要求の受付が完了した旨を示す課金先変更通知を社員用電話10宛に送信する。また、課金先変更通知部36は、通話料金の課金先の変更要求をカスコンサーバ20宛に送信する。課金先変更要求は、カスコンサーバ20を経由して会社用電話40に到達し表示される。該変更要求には、変更後の課金先を識別するための会社用電話40の電話番号が含まれる。
【0046】
補助テーブル検索部37は、課金先の変更要求リストの送信要求を会社用電話40から受信すると、補助テーブル311に保持されている課金情報の中から、会社用電話40を新規の課金先とする課金情報を検索して取得する。補助テーブル検索部37は、取得された課金情報を会社用電話40のユーザが閲覧可能な形式に加工した後、変更要求リストとして、会社用電話40宛に送信する。
【0047】
課金情報変更部38は、課金先の変更許可通知を会社用電話40から受信したことを契機として、課金先の変更が許可された課金情報を補助テーブル311から課金情報DB31に転記する。
【0048】
課金先変更確認通知部39は、課金情報変更部38による課金情報の転記が完了すると、課金先の変更が完了した旨を示す課金先変更確認通知を会社用電話40宛に送信する。また、課金先変更確認通知部39は、課金先変更が正常に完了した旨を示す課金先変更完了通知をカスコンサーバ20宛に送信する。課金先変更完了通知は、カスコンサーバ20を経由して社員用電話10に到達し表示される。
【0049】
会社用電話40は、例えば、会社Bの電話番号を有する固定電話である。会社用電話40は、機能的には、図3に示す様に、変更要求表示部41と、課金情報表示要求部42(表示要求手段に対応)と、課金情報リスト受信部43(課金情報受信手段に対応)と、課金情報リスト表示部44(表示手段に対応)と、変更要求表示要求部45と、変更要求リスト受信部46と、変更要求リスト表示部47と、変更許否応答部48(応答手段に対応)と、課金先変更通知受信部49(課金先変更通知受信手段に対応)とを備えて構成される。
【0050】
以下、会社用電話40の各構成要素について詳細に説明する。
変更要求表示部41は、課金先を会社用電話40に変更する要求があった旨を示すメッセージをその件数と共に表示する。
課金情報表示要求部42は、会社用電話40による課金情報DBサーバ30へのアクセスが認証された場合に、課金情報の表示要求を課金情報DBサーバ30宛に送信する。該表示要求には、要求元を識別するための会社用電話40の電話番号が含まれる。
【0051】
課金情報リスト受信部43は、会社用電話40を課金先とする課金情報が掲載された課金情報リストを課金情報DBサーバ30から受信する。
課金情報リスト表示部44は、課金情報リスト受信部43により受信された上記課金情報リストを会社用電話40のユーザが閲覧可能な状態で表示する。また、課金情報リスト表示部44は、課金先の一部又は全部が社員用電話10から会社用電話40に変更された旨を示す変更完了課金情報リストを会社用電話40のユーザが閲覧可能な状態で表示する。
【0052】
変更要求表示要求部45は、会社用電話40への課金先変更が要求された課金情報の表示が指示されると、該課金情報が掲載されたリスト(変更要求リスト)の送信要求を課金情報DBサーバ30宛に送信する。該送信要求には、リストの送信先を識別するための会社用電話40の電話番号が含まれる。
変更要求リスト受信部46は、課金情報DBサーバ30の補助テーブル検索部37により送信された上記変更要求リストを受信する。
【0053】
変更要求リスト表示部47は、変更要求リスト受信部46により受信された変更要求リストを表示する。また、変更要求リスト表示部47は、課金先変更通知受信部49により課金先変更確認通知を受信すると、課金先の変更が正常に完了した旨を示すメッセージを表示する。
【0054】
変更許否応答部48は、変更要求リスト表示部47に表示された変更要求リストに掲載されている課金情報に関して、会社用電話40への課金先変更を許可するか否か(許否)を課金情報DBサーバ30に応答する。
課金先変更通知受信部49は、変更許否応答部48により課金先の変更が許可され、かつ、課金情報DBサーバ30による課金先の変更処理が完了した場合に、課金先変更確認通知を課金情報DBサーバ30から受信する。
【0055】
ここで、変更要求表示部41と、課金情報リスト表示部44と、変更要求リスト表示部47とは、物理的な構成要素として、LCD等の表示装置に対応する。その他の構成要素である課金情報表示要求部42と、課金情報リスト受信部43と、変更要求表示要求部45と、変更要求リスト受信部46と、変更許否応答部48と、課金先変更通知受信部49との各機能は、EEPROM等の内蔵メモリに格納されたソフトウェアがCPUによって実行されることにより実現する。
【0056】
次に、以下に説明する状況を想定して、課金先変更システム1の動作について説明する。併せて、本発明に係る課金先変更方法を構成する各ステップについて説明する。上記状況とは、会社従業員(以下、「社員」と記す。)の通話料金の課金先が、勤務時間内には社員の所属会社に、勤務時間外には社員自身にそれぞれ設定されている場合において、休日に緊急対応等で、所定の電話番号(090−2345−6789)を有する業務用携帯電話(社員Aの使用に係る社員用電話10)を用いて社員が発信した電話の通話料金を会社B側が負担する状況である。
【0057】
課金先変更システム1により実行される一連の課金先変更処理は、以下に説明する社員側課金情報確認処理(図4の前半部分)、課金先変更依頼処理(図4の前半部分)、会社側課金情報確認処理(図7)、及び課金先変更及び確認処理(図9)に大別される。なお、課金先変更処理の実行に先立って、課金情報DBサーバ30には、上述した課金情報(図2参照)が登録されているものとする。
【0058】
まず、図4を参照して、社員側課金情報確認処理について説明する。
社員Aにより入力装置を介して、社員用電話10を現在の課金先とする課金情報の表示が指示されると(S1)、社員用電話10の認証要求がカスコンサーバ20宛に送信される(S2)。該認証要求には、認証要求元を識別するための社員用電話10の電話番号が含まれている。
【0059】
S3では、カスコンサーバ20のユーザ認証部21により、社員Aが課金情報DBサーバ30へのアクセス権限を有するか否かの判定(認証)が行われる。認証結果は、肯定を表すOK又は否定を表すNGの認証応答として、カスコンサーバ20から社員用電話10宛に送信される(S4)。
【0060】
認証応答がNGの場合には、認証応答の受信を以って課金先変更処理が終了するが、認証応答がOKの場合には、社員用電話10の課金情報表示要求部11により、課金情報の送信要求が課金情報DBサーバ30宛に送信される(S5)。該送信要求には、返信先を特定するための社員用電話10の電話番号が含まれている。なお、当該送信要求は、社員用電話10から課金情報DBサーバ30に対して直接送信されるものとして図示したが、カスコンサーバ20を経由して送信されるものとしても勿論よい。
【0061】
S6では、課金情報検索部32により、S5で送信された電話番号(090−2345−6789)を発信者番号として有する課金情報が検索及び取得される。取得される課金情報の中には、社員Aが通話実績を特定可能な情報として、接続日時、通話時間、通話料金、及び着信者番号が少なくとも含まれている。
【0062】
S6で取得された課金情報は社員Aが閲覧可能な形式に加工された後、課金情報リストとして、課金情報DBサーバ30の課金情報リスト送信部33により社員用電話10宛に送信される(S7)。S8では、当該課金情報リストは、社員用電話10の課金情報リスト受信部12により受信されると共に、課金情報リスト表示部13に表示される。
【0063】
このとき表示される社員Aの課金情報リスト131の一例を図5(a)に示す。図5(a)に示すように、課金情報リスト131には、課金情報DB31から抽出された社員Aに関する課金情報の内、接続日時、通話時間、及び通話料金の一覧が、課金番号▲1▼〜▲3▼と対応付けられて、社員用電話10が発信した通話毎に掲載される。これにより、社員Aは、自身の通話に係る時間、料金、内容などを考慮に入れて、課金先変更の要否判断や変更を要求する通話の選択をすることが可能となる。
【0064】
続いて、課金先変更依頼処理について説明する。
S9では、社員用電話10の課金先変更要求部14により、社員Aの課金情報リスト131に掲載された課金番号▲1▼〜▲3▼の中から、社員Aが課金先の変更を希望する課金番号が選択され、変更後の課金先及び課金比率が指定される。本実施の形態では、社員Aは、課金番号▲1▼〜▲3▼の内、課金番号▲1▼,▲3▼に対応する課金先を変更するものとする。課金番号、課金先、及び課金比率の各情報は、課金先変更要求に含まれ、社員用電話10から課金情報DBサーバ30宛に送信される(S10)。
【0065】
S11では、変更中フラグ設定部34により、受信された課金番号▲1▼,▲3▼に対応する変更中フラグとして、変更中(オン)であることを示す“1”が設定される。変更中フラグが“1”に設定された課金情報は、課金情報DBサーバ30の課金情報書込部35によりコピーされた後、補助テーブル311に書き込まれる。書き込まれた課金情報は、S10で社員用電話10から送信された課金番号、課金先、及び課金比率の各情報に従って暫定的に書き換えられる(S12)。
【0066】
本実施の形態では、図6の実線R2の枠内に示す様に、課金番号▲1▼に対応する課金情報の課金先及び課金比率が、デフォルト値(社員A:100%、会社B:0%)から、社員A:0%、会社B:100%に書き換えられると共に、課金番号▲3▼に対応する課金情報の課金先及び課金比率が、デフォルト値(社員A:100%、会社B:0%)から、社員A:30%、会社B:70%に書き換えられる。その結果、補助テーブル311は図6に示すデータ格納状態となる。補助テーブル311は、変更後の課金先毎に個別に形成されるが、本実施の形態では、変更後の課金先が共に会社Bの会社用電話40であることを想定しているので、一の補助テーブルのみ形成される。
【0067】
S12において課金情報の書換えが完了すると、課金情報DBサーバ30の課金先変更通知部36により、課金先の変更要求の受付が完了した旨を示す課金先変更通知が、課金情報DBサーバ30から社員用電話10宛に送信される(S13)。課金先変更通知が、課金先変更通知受信部15により受信されると、課金先変更要求の受付を完了した旨を示すメッセージ(図5(b)参照)が課金情報リスト表示部13に表示される(S14)。
【0068】
社員用電話10に対する課金先変更通知の送信後、S15では、課金情報DBサーバ30の課金先変更通知部36により、課金先の変更要求が、課金情報DBサーバ30からカスコンサーバ20宛に送信される。該変更要求には、変更後の課金先として指定された会社用電話40の電話番号が含まれている。
【0069】
S16では、カスコンサーバ20が課金先変更要求及び会社用電話40の電話番号を受信すると、課金先変更要求通知部22により、課金情報DBサーバ30が課金先の変更要求を受けた旨を会社用電話40に通知するための課金先変更要求通知が送信される。課金先変更要求通知が会社用電話40により受信されると、課金先を会社用電話40に変更する要求があった旨を示すメッセージ(図5(c)参照)が、その件数と共に変更要求表示部41に表示される(S17)。
【0070】
次いで、図7を参照して、会社側課金情報確認処理について説明する。
会社用電話40の課金情報表示要求部42により、会社用電話40を現在の課金先とする課金情報の表示が指示されると(S18)、会社用電話40の認証要求が、カスコンサーバ20宛に送信される(S19)。該認証要求には、認証要求元を識別するための会社用電話40の電話番号が含まれている。
【0071】
S20では、カスコンサーバ20のユーザ認証部21により、会社用電話40のユーザが課金情報DBサーバ30へのアクセス権限を有するか否かの判定が行われる。認証結果は、OK又はNGにより肯否が示された認証応答として、カスコンサーバ20から会社用電話40宛に送信される(S21)。
【0072】
認証応答がNGの場合には、認証応答の受信を以って課金先変更処理が終了するが、認証応答がOKの場合には、会社用電話40の課金情報表示要求部42により、課金情報の送信要求が課金情報DBサーバ30宛に送信される(S22)。該送信要求には、返信先を特定するための会社用電話40の電話番号が含まれている。なお、該送信要求は、会社用電話40から課金情報DBサーバ30に対して直接送信されるものとしたが、カスコンサーバ20を経由して送信されるものとしても勿論よい。
【0073】
S23では、課金情報検索部32により、S22で送信された会社用電話40の電話番号を発信者番号として有する課金情報が検索及び取得される。取得される課金情報の中には、会社用電話40のユーザ(会社B)が通話実績を特定可能な情報として、接続日時、通話時間、通話料金、及び着信者番号が少なくとも含まれている。
【0074】
S23で取得された課金情報は、会社用電話40のユーザが閲覧可能な形式に加工された後、課金情報リストとして、課金情報DBサーバ30の課金情報リスト送信部33により会社用電話40宛に送信される(S24)。S25では、当該課金情報リストは、会社用電話40の課金情報リスト受信部43により受信されると共に、課金情報リスト表示部44に表示される。このとき、会社用電話40は、課金先を会社用電話40に変更する要求があった旨を示すメッセージをその件数と共に表示してもよい。
【0075】
S25で表示される会社Bの課金情報リスト441の一例を図8(a)に示す。図8(a)に示すように、課金情報リスト441には、課金情報DB31から抽出された課金先が会社Bの課金情報の内、接続日時、通話時間、及び通話料金の一覧が、課金番号▲1▼,▲2▼と対応付けられて、会社用電話40が発信した通話毎に掲載される。これにより、会社用電話40のユーザは、会社Bの通話実績を閲覧しつつ、会社Bに対する課金先変更要求の有無を容易に把握することができる。
【0076】
次に、図9を参照して、課金先変更処理の最終フェーズである課金先変更及び確認処理について説明する。会社用電話40の変更要求表示要求部45により、会社用電話40への課金先変更が要求された課金情報の表示が指示されると(S26)、当該指示に基づく変更要求リスト送信要求が、会社用電話40から課金情報DBサーバ30宛に送信される(S27)。該送信要求には、送信先を特定するため、会社用電話40の電話番号が含まれている。なお、該送信要求は、会社用電話40から課金情報DBサーバ30に対して直接送信されるものとしたが、カスコンサーバ20を経由して送信されるものとしてもよい。
【0077】
S28では、課金情報DBサーバ30の補助テーブル検索部37により、S12で書き込まれた課金先IIが会社Bである課金情報が補助テーブル311の中から検索される。検索の結果取得された課金情報は、会社用電話40のユーザが閲覧可能な形式に加工された後、変更要求リストとして、課金情報DBサーバ30の補助テーブル検索部37により会社用電話40宛に送信される(S29)。S30では、当該変更要求リストは、会社用電話40の変更要求リスト受信部46により受信されると共に、変更要求リスト表示部47に表示される。
【0078】
このとき表示される会社Bへの課金先変更要求リスト471の一例を図8(b)に示す。図8(b)に示すように、変更要求リスト471には、社員Aが課金先の変更を依頼した課金情報の内、接続日時、通話時間、通話料金、及び会社Bの課金比率が、課金先変更の要求元である社員Aと共に一覧表示される。したがって、会社用電話40のユーザは、変更要求リスト471の掲載内容を参照することにより、会社Bが負担を依頼されている通話料金の額などを簡易迅速に把握できる。このため、課金先の変更を許可する通話の選択を適確に行うことが可能となる。
【0079】
S31では、会社用電話40の変更許否応答部48により、変更要求リスト471上の課金情報に関する課金先変更の許否が指示される。かかる指示に伴い、課金番号と課金先の変更許否とを通知する情報が、課金先変更許否応答として課金情報DBサーバ30宛に送信される(S32)。なお、当該許否応答は、会社用電話40から課金情報DBサーバ30に対して直接送信されるものとしたが、カスコンサーバ20を経由して送信されるものとしてもよい。
【0080】
S33では、課金情報DBサーバ30が上記課金先変更許否応答を受信すると、課金情報DBサーバ30の課金情報変更部38により、課金先の変更が許可された課金情報が補助テーブル311から課金情報DB31に転記される。
【0081】
本実施の形態では、課金先変更要求リスト471に掲載された課金情報の内、課金番号▲2▼に対応する課金情報の課金先変更のみが許可され、課金番号▲1▼に対応する課金情報の課金先変更は拒否された場合を想定する。この場合、図6の破線R3の枠内に示す課金情報が課金情報DB31に上書きで転記されることになり、その結果、通話識別番号“6”に対応する通話料金の内7割の課金先は、社員用電話10から会社用電話40、すなわち社員Aから会社Bに変更される。
【0082】
S33において課金情報の転記が完了すると、課金情報DBサーバ30の課金先変更確認通知部39により、課金先の変更が完了した旨を示す課金先変更確認通知が、課金情報DBサーバ30から会社用電話40宛に送信される(S34)。課金先変更確認通知が、会社用電話40の課金先変更通知受信部49により受信されると、課金先の変更が正常に完了した旨を示すメッセージ(図8(c)参照)が変更要求リスト表示部47に表示される(S35)。
【0083】
更に、会社用電話40に対する課金先変更確認通知の送信後、S36では、課金先変更確認通知部39により、課金先の変更が完了した旨を社員Aに通知するための課金先変更完了通知が、課金情報DBサーバ30からカスコンサーバ20宛に送信される。この課金先変更完了通知には、通知先を特定するための社員用電話10の電話番号及び課金先の変更が完了した課金情報はもとより、課金先の変更が拒否された課金情報も含まれている。なお、課金先変更完了通知の送信を契機として、通知の対象となる課金情報の変更中フラグは“0”に再設定される。
【0084】
S37では、カスコンサーバ20が課金先変更完了通知を受信すると、課金先変更完了通知部23により、上記課金先変更完了通知が社員用電話10宛に送信される。課金先変更完了通知が社員用電話10により受信されると、当該通知をもとに、社員用電話10から会社用電話40に課金先が変更された旨を示す変更完了課金情報リスト473(図10参照)が、課金情報リスト表示部44に表示される(S38)。これにより、社員Aは、自己が要求した課金先変更の許否状況を容易に認識することができる。
【0085】
以上説明した様に、本発明に係る課金先変更システム1によれば、社員用電話10は、他の携帯電話との通話終了後に、カスコンサーバ20によるユーザ認証を経た上で課金情報DBサーバ30にアクセスし、通話料金の課金先を社員用電話10から会社用電話40に変更することを指示する。会社用電話40は、課金先の変更が指示された上記通話に係る課金情報を課金情報DBサーバ30から受信したことに伴い、課金先変更の許否を課金情報DBサーバ30に指示する。課金先の変更が許可されると、課金情報DBサーバ30は、上記通話の料金課金先を社員用電話10から会社用電話40に変更して登録する。つまり、通話料金の課金先の変更が通話後において可能となる。したがって、社員用電話10のユーザである社員Aは、通話に関する時間、料金、内容などの諸通話実績を勘案した上で、自己が料金を負担する通話を適切に決定することが可能となる。
【0086】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変形態様を採ることも可能である。例えば、本実施の形態では、会社従業員からその所属会社に課金先を変更する状況を想定したが、これに限らず、電話の発信者から着信者に課金先を変更する状況においても本発明を適用可能である。この場合には、発信者と着信者との間における通話の通話料金の課金先が発信者から着信者に切り替えられる。
【0087】
かかる変形態様は、例えば、企業が不特定多数の顧客を対象とした着信者課金(フリーダイヤル)によりサポートを提供している場合に特に有効である。すなわち、ユーザが携帯電話を用いて通話によるサポートを受けたい場合には、フリーダイヤルではない発信者課金の通話を行うことになるが、通話終了後に課金先を着信者である企業のサポート窓口に変更することにより、ユーザは、フリーダイヤルを利用した場合と同様に通話料金を支払うことなくサポートを受けることができる。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、通話料金の課金先の変更が通話後において可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】課金先変更システム及び社員用電話の機能的構成を示す図である。
【図2】課金情報DB内部のデータ格納例を示す図である。
【図3】課金先変更システム及び会社用電話の機能的構成を示す図である。
【図4】社員側課金情報確認処理及び課金先変更依頼処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】図5(a)は、社員Aの課金情報リストの一例を示す図である。図5(b)は、課金先変更要求の受付を完了した旨のメッセージを示す図である。図5(c)は、課金先を会社Bに変更する要求があった旨のメッセージを示す図である。
【図6】補助テーブル内に暫定的に保持されるデータの一例を示す図である。
【図7】会社側課金情報確認処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8(a)は、会社Bの課金情報リストの一例を示す図である。図8(b)は、課金先変更要求リストの一例を示す図である。図8(c)は、課金先の変更が正常に完了した旨のメッセージを示す図である。
【図9】課金先変更及び確認処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】課金先が社員Aから会社Bに変更された旨を示す変更完了課金情報リストの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…課金先変更システム、10…社員用電話、11…課金情報表示要求部、12…課金情報リスト受信部、13…課金情報リスト表示部、14…課金先変更要求部、15…課金先変更通知受信部、30…課金情報DBサーバ、40…会社用電話、42…課金情報表示要求部、43…課金情報リスト受信部、44…課金情報リスト表示部、48…変更許否応答部、49…課金先変更通知受信部
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末装置、課金先変更方法、及び課金先変更システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通話料金の被課金者(以下、「課金先」と記す。)を通話中に変更する技術として、課金先可変型交換システム(特許文献1参照。)が提案されている。また、通話者への情報提供に際して、無料情報から有料情報への切替えが可能な課金切替方法(特許文献2参照。)が提案されている。これらの技術は何れも、課金先の変更を通話中に行うものである。
【0003】
一方で、通話前に予め指定された情報に基づいて、課金先を適宜変更する技術も開示されている。例えば、第三者課金通信システム(特許文献3参照。)においては、発信者番号に特番が付与されている場合には、該特番に応じて予め登録されている第三者に課金先が変更される。また、第3者課金方式(特許文献4参照。)では、発呼の用途に合わせて通話前に予め指定された第3者に対する課金が行われる。更に、分担課金方法(特許文献5参照。)においては、着信者が予め許容した通話区域からの着呼に関してのみ、通話料金が分担して課金される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−273910号公報
【特許文献2】
特開平9−214642号公報
【特許文献3】
特開平10−322479号公報
【特許文献4】
特開平11−88505号公報
【特許文献5】
特開平10−136126
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は何れも、通話中又は通話前に、課金先を指定すると共に、必要に応じて指定内容を変更するものであることから、以下に示す様な難点があった。すなわち、通話時間や通話料金などの通話後に確定する事項(通話実績)に関しては、課金先変更の是非判断や課金先の選択に勘案されることはない。このため、例えば、通話前や通話中には予期できなかった事実が通話実績から明らかになった場合であっても、電話の発信者が既存の課金情報を変更することはできなかった。
【0006】
そこで、本発明の課題は、通話料金の課金先を通話後に変更可能とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る通信端末装置は、通信端末装置による通話終了後に、当該通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求手段と、前記表示要求手段により表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信手段と、前記課金情報受信手段により受信された前記課金情報を通話実績として表示する表示手段と、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から別の通信端末装置に変更することを前記課金サーバ装置に要求する変更要求手段と、前記別の通信端末装置により課金先の変更が許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信手段とを備える。
【0008】
本発明に係る課金先変更方法は、通信端末装置が、通話終了後に、当該通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求ステップと、前記通信端末装置が、前記表示要求ステップにて表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信ステップと、前記通信端末装置が、前記課金情報受信ステップにて受信された前記課金情報を通話実績として表示手段に表示する表示ステップと、前記通信端末装置が、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から別の通信端末装置に変更することを前記課金サーバ装置に要求する変更要求ステップと、前記別の通信端末装置により課金先の変更が許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記通信端末装置が、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信ステップとを含む。
【0009】
本発明に係る課金先変更システムは、上述した通信端末装置と、前記課金サーバ装置とを備え、前記通信端末装置は、前記課金サーバ装置から送信された課金情報に関して、当該課金サーバ装置に対して課金先の変更を要求し、前記課金サーバ装置は、前記課金情報に関する課金先の変更処理を行う。
【0010】
これらの発明によれば、通信端末装置による通話終了後に該通話に伴う料金の課金先の変更が要求されると、その変更先となる別の通信端末装置により課金先の変更が許可され、かつ、課金サーバ装置による課金先の変更が完了した場合に、課金先が変更された旨が通信端末装置に通知される。すなわち、通信端末装置は、通話終了後においても、自端末装置以外の通信端末装置(別の通信端末装置)に通話料金の課金先を変更することができる。したがって、通信端末装置のユーザは、通話時間、通話料金、通話内容などの通話後に確定する事項(通話実績)を勘案した上で、課金先変更の是非判断や課金先の選択を行うことが可能となる。このような通話後における課金先変更は、通話前や通話中には予期できなかった事実が通話実績から明らかになった場合などに特に効果的である。
【0011】
ここで、課金先の変更には、通話料金の全額の課金先を変更して通話料金を無料にする場合のみならず、通話料金の一部の課金先を変更して通話料金を減額する場合を含む。つまり、課金先の変更には、課金比率の変更を含む。
【0012】
すなわち、本発明に係る通信端末装置において、前記変更要求手段は、前記通信端末装置と前記別の通信端末装置との間における前記通話に関する課金比率を前記課金サーバ装置に指示するものとしてもよい。
また、本発明に係る課金先変更方法において、前記変更要求ステップにて、前記通信端末装置が、当該通信端末装置と前記別の通信端末装置との間における前記通話に関する課金比率を前記課金サーバ装置に指示するものとしてもよい。
【0013】
これらの発明によれば、通信端末装置と、変更後の課金先となる別の通信端末装置との間における通話料金の課金比率が課金サーバ装置に指示される。課金サーバ装置は、指示された課金比率に基づいて、各通信端末装置に課金する通話料金を算定し課金する。これにより、通信端末装置のユーザに課された通話料金の負担割合や上記別の通信端末装置のユーザからの要望などに応じたより木目細やかな課金先の変更が可能となる。
【0014】
本発明に係る通信端末装置は、上述した通信端末装置と前記課金サーバ装置とに接続された、前記通信端末装置とは別の通信端末装置であって、当該別の通信端末装置への課金先の変更が要求された通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求手段と、前記表示要求手段により表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信手段と、前記課金情報受信手段により受信された前記課金情報を表示する表示手段と、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から当該別の通信端末装置に変更することの許否を前記課金サーバ装置に応答する応答手段と、前記別の通信端末装置への課金先の変更が前記応答手段により許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信手段とを備える。
【0015】
本発明に係る課金先変更方法は、通信端末装置と課金サーバ装置とに接続された、前記通信端末装置とは別の通信端末装置が、当該別の通信端末装置への課金先の変更が要求された通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求ステップと、前記別の通信端末装置が、前記表示要求ステップにて表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信ステップと、前記別の通信端末装置が、前記課金情報受信ステップにて受信された前記課金情報を表示手段に表示する表示ステップと、前記別の通信端末装置が、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から当該別の通信端末装置に変更することの許否を前記課金サーバ装置に応答する応答ステップと、前記別の通信端末装置が、当該別の通信端末装置への課金先の変更が前記応答ステップにて許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信ステップとを含む。
【0016】
これらの発明によれば、別の通信端末装置への課金先の変更が要求された通話に関する課金情報の参照の結果、かかる課金先の変更が許可され、かつ、課金サーバ装置による課金先の変更が完了した場合に、課金先が変更された旨が上記別の通信端末装置に通知される。すなわち、変更後の課金先となることが要求された通信端末装置(別の通信端末装置)は、該要求を許可することにより、通信端末装置の通話終了後においても、当該通話の料金の課金先となることができる。したがって、通信端末装置のユーザは、通話時間や通話料金などの通話後に確定する事項を勘案した上で、課金先変更の是非判断や課金先の選択を行うことが可能となる。
【0017】
なお、課金先変更の対象となる通話は、必ずしも、通信端末装置と別の通信端末装置との間における通話に限らない。例えば、通信端末装置が会社従業員の携帯電話であり、別の通信端末装置が会社の携帯電話である場合には、別の通信端末装置には、自端末装置のユーザが行っていない通話に係る料金が課金されることも想定され得る。
【0018】
本発明に係る通信端末装置において好ましくは、前記課金情報は、課金先変更の要求元である通信端末装置を識別するための情報を含む。
また、本発明に係る課金先変更方法において好ましくは、前記課金情報は、課金先変更の要求元である通信端末装置を識別するための情報を含む。
【0019】
これらの発明によれば、別の通信端末装置が課金先変更の許否判断に際して参照する課金情報には、課金先変更の要求元(依頼者)である通信端末装置を識別するための情報(例えば、通信端末装置のユーザ名や電話番号)が含まれる。これにより、別の通信端末装置のユーザは、上記識別情報に基づいて、課金先の変更を所望する通話を複数の通話の中から容易かつ迅速に特定することができる。本発明は、課金先変更の要求元の異なる課金情報が表示手段に多数表示されている場合に特に効果的である。
【0020】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の一実施形態としての課金先変更システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態における課金先変更システム1の全体構成を示す図である。図1に示す様に、課金先変更システム1は、社員用電話10(通信端末装置に対応)と、カスコンサーバ20と、課金情報DBサーバ30(課金サーバ装置に対応)と、会社用電話40(別の通信端末装置に対応)とを備えて構成される。
【0021】
社員用電話10は、ユーザとしての社員Aが携帯して業務に使用する携帯電話である。社員用電話10は、機能的には、図1に示す様に、課金情報表示要求部11(表示要求手段に対応)と、課金情報リスト受信部12(課金情報受信手段に対応)と、課金情報リスト表示部13(表示手段に対応)と、課金先変更要求部14(変更要求手段に対応)と、課金先変更通知受信部15(課金先変更通知受信手段に対応)とを備えて構成される。
【0022】
以下、社員用電話10の各構成要素について詳細に説明する。
課金情報表示要求部11は、社員用電話10による課金情報DBサーバ30へのアクセスが認証された場合に、後述の課金情報の表示要求を課金情報DBサーバ30宛に送信する。該表示要求には、要求元を識別するための社員用電話10の電話番号が含まれる。課金情報表示要求の送信は、社員用電話10と他の携帯電話(図示せず)間の通話終了後に行われる。
【0023】
課金情報リスト受信部12は、社員用電話10を課金先とする課金情報が掲載された課金情報リストを課金情報DBサーバ30から受信する。
課金情報リスト表示部13は、課金情報リスト受信部12により受信された上記課金情報リストを社員用電話10のユーザ(社員A)が閲覧可能な状態で表示する。
【0024】
課金先変更要求部14は、上記通話に関する課金先を社員用電話10から会社用電話40に変更することを課金情報DBサーバ30に要求する。
課金先変更通知受信部15は、会社用電話40により課金先の変更が許可され、かつ、課金情報DBサーバ30による課金先の変更処理が完了した場合に、課金先が変更された旨の通知を課金情報DBサーバ30から受信する。
【0025】
ここで、課金情報リスト表示部13は、物理的な構成要素として、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置に対応する。その他の構成要素である課金情報表示要求部11と、課金情報リスト受信部12と、課金先変更要求部14と、課金先変更通知受信部15との各機能は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の内蔵メモリに格納されたソフトウェアがCPU(Central Processing Unit)によって実行されることにより実現する。
【0026】
カスコンサーバ20は、課金情報DBサーバ30へのアクセスを試行した端末装置の識別情報(電話番号、パスワード等)に基づいて、アクセス権限の有無を判定するユーザ認証を行う。カスコンサーバ20は、認証の結果アクセス権限を有すると判定された端末装置を課金情報DBサーバ30に接続する。
【0027】
カスコンサーバ20は、機能的には、図1に示す様に、ユーザ認証部21と、課金先変更要求通知部22と、課金先変更完了通知部23とを備えて構成される。ユーザ認証部21は、社員用電話10が課金情報DBサーバ30へのアクセス権限を有するか否かを判定する。課金先変更要求通知部22は、会社用電話40に課金先を変更する要求を課金情報DBサーバ30から受信すると、該要求を課金先変更要求通知として会社用電話40宛に転送する。
【0028】
課金先変更完了通知部23は、会社用電話40に課金先を変更した旨の通知を社員用電話10の電話番号と共に課金情報DBサーバ30から受信すると、該通知を課金先変更完了通知として社員用電話10宛に転送する。つまり、課金先の変更が完了した旨の通知は、課金情報DBサーバ30からカスコンサーバ20を経由して社員用電話10に送信される。
【0029】
課金情報DBサーバ30は、社員用電話10からの要求に応じて、社員用電話10と他の携帯電話間における通話の料金の課金先を、社員用電話10から会社用電話40に変更する。課金情報DBサーバ30は、機能的には、図1に示す様に、課金情報DB31と、課金情報検索部32と、課金情報リスト送信部33と、変更中フラグ設定部34と、課金情報書込部35と、課金先変更通知部36と、補助テーブル検索部37と、課金情報変更部38と、課金先変更確認通知部39とを備えて構成される。
【0030】
課金情報DB31には、通話料金を始めとする通話に関する情報が通話終了後に課金情報として格納される。図2は、課金情報DB31内部のデータ格納例を示す図である。図2に示す様に、課金情報DB31は、通話識別領域31a、接続日時領域31b、切断日時領域31c、発信者番号領域31d、着信者番号領域31e、変更可否識別領域31f、通話時間領域31g、通話料金領域31h、第1課金先領域31i、課金比率I領域31j、第2課金先領域31k、課金比率II領域31l、変更中識別領域31mを有する。
【0031】
通話識別領域31aには、課金情報DBサーバ30が課金を管理する通話(呼)を識別するための数値(例えば、“1”,“2”,“3”,…)が通話識別番号として格納されている。
【0032】
接続日時領域31bには、上記通話識別番号により識別される通話が開始された日時を示すデータ(例えば、“02/08/27 08:12:00”,“02/08/27 10:30:00”,…)が接続日時として当該通話後に格納される。
切断日時領域31cには、通話が終了した日時を示すデータ(例えば、“02/08/27 08:13:30”,“02/08/27 11:30:30”,…)が切断日時として通話後に格納される。
【0033】
発信者番号領域31dには、上記通話識別番号により識別される通話の発信元を識別可能なデータ(例えば、電話番号である“090−2345−6789”,“03−1234−5678”,…)が発信者番号として通話後に格納される。本実施の形態では、社員用電話10の有する電話番号を“090−2345−6789”とする。
着信者番号領域31eには、通話の発信先を識別可能なデータ(例えば、電話番号である“090−3456−9876”,“03−2345−5678”,…)が着信者番号として通話後に格納される。本実施の形態では、課金情報DB31に登録されている、社員用電話10の通話相手の電話番号を“090−3456−9876”,“03−2345−6782”,“03−2345−6789”とする。
【0034】
変更可否識別領域31fには、上記通話識別番号により識別される通話の料金の課金先変更の可否を識別するためのデータ(例えば、可能を示す○、不可を示す×)が変更可否フラグとして更新可能に格納される。このフラグは、通話の発信元やその通話相手などを勘案して、課金情報DBサーバ30の管理者である通信事業者側で設定される。
【0035】
通話時間領域31gには、上記通話識別番号により識別される通話の所要時間(例えば、“90秒”,“3,630秒”,…)が通話時間として通話後に格納される。
通話料金領域31hには、上記通話識別番号により識別される通話に掛かった料金(例えば、“40円”,“800円”,…)が通話料金として通話後に格納される。
【0036】
以下に説明する第1課金先領域31i、課金比率I領域31j、第2課金先領域31k、課金比率II領域31lの各領域には、変更可否フラグが「可」に設定されている場合にのみデータが格納される。
【0037】
すなわち、第1課金先領域31iには、上記通話料金の課金先を識別するための情報(例えば、発信者である社員Aの氏名や電話番号)が第1課金先として格納される。一般的には、通話料金は発信者課金であるので、第1課金先領域31iには、上記発信者番号と同一の情報が格納される。
課金比率I領域31jには、上記第1課金先が通話料金を負担する割合を示す課金比率が課金比率Iとして更新可能に格納される。通話料金が発信者課金である場合には、課金情報DBサーバ30が課金先の変更を完了するまでは、通話料金の全額を発信者が負担することを示す課金比率“100%”が格納される。
【0038】
第2課金先領域31kには、上記通話料金の変更後の課金先を識別するための情報(例えば、変更後の課金先である会社Bの名称や電話番号)が第2課金先として格納される。第2課金先は、第1課金先としての発信者が通話終了の都度指定するものとしてもよいし、対応する第1課金先に応じて課金情報DBサーバ30が自動的に決定するものとしてもよい。
課金比率II領域31lには、上記第2課金先が通話料金を負担する割合を示す課金比率が課金比率IIとして更新可能に格納される。通話料金が発信者課金である場合には、課金情報DBサーバ30が課金先の変更を完了するまでは、通話料金を第2課金先が負担しないことを示す課金比率“0%”が格納される。
【0039】
変更中識別領域31mには、対応する通話料金の課金先の変更処理を課金情報DBサーバ30が実行中であることを識別するためのデータが変更中フラグとして更新可能に格納される。例えば、課金先を変更中でない場合にはデフォルト値である“0”が設定され、変更中である場合には“1”が設定される。すなわち、課金情報DBサーバ30は、課金先変更要求の受信を契機として、該要求に対応する通話の変更中フラグを“0”から“1”に書き換え、課金先の変更完了通知の送信を契機として、当該通話の変更中フラグを再び“0”に戻す。
【0040】
更に、課金情報DB31には、課金先変更の対象となる課金情報の退避領域として使用される補助テーブル311が接続されている。補助テーブル311には、変更中フラグが“1”に設定された通話の課金情報がコピーされる。コピーされた課金情報の内容は、社員用電話10からの課金先変更要求に従って、所与の課金先及び課金比率に書き換えられる。
【0041】
課金情報検索部32は、社員用電話10の課金情報表示要求部11により送信された課金情報送信要求を受信すると、該要求に含まれる社員用電話10の電話番号に対応付けられた課金情報を課金情報DB31から検索して取得する。同様に、課金情報検索部32は、会社用電話40から送信された課金情報送信要求を受信すると、該要求に含まれる会社用電話40の電話番号に対応付けられた課金情報を課金情報DB31から検索して取得する。
【0042】
課金情報リスト送信部33は、課金情報検索部32により取得された課金情報を社員Aが閲覧可能な形式に加工した後、課金情報リストとして、社員用電話10宛に送信する。また、課金情報リスト送信部33は、課金情報検索部32により取得された課金情報を会社用電話40のユーザが閲覧可能な形式に加工した後、課金情報リストとして、会社用電話40宛に送信する。
【0043】
変更中フラグ設定部34は、社員用電話10の課金先変更要求部14により送信された課金先変更要求を受信すると、課金情報DB31の変更中識別領域31m内の変更中フラグを“0”から“1”に変更する。
【0044】
課金情報書込部35は、変更中フラグが“1”に設定された課金情報を課金情報DB31から補助テーブル311にコピーする。また、課金情報書込部35は、社員用電話10からの課金先変更要求により指定された課金先及び課金比率に課金情報を書き換える。この書換えは、課金先として指定された会社用電話40のユーザが、変更後の課金先となることを許可するまでの間の暫定的なものである。
【0045】
課金先変更通知部36は、課金情報書込部35による課金情報の書換えが完了すると、課金先の変更要求の受付が完了した旨を示す課金先変更通知を社員用電話10宛に送信する。また、課金先変更通知部36は、通話料金の課金先の変更要求をカスコンサーバ20宛に送信する。課金先変更要求は、カスコンサーバ20を経由して会社用電話40に到達し表示される。該変更要求には、変更後の課金先を識別するための会社用電話40の電話番号が含まれる。
【0046】
補助テーブル検索部37は、課金先の変更要求リストの送信要求を会社用電話40から受信すると、補助テーブル311に保持されている課金情報の中から、会社用電話40を新規の課金先とする課金情報を検索して取得する。補助テーブル検索部37は、取得された課金情報を会社用電話40のユーザが閲覧可能な形式に加工した後、変更要求リストとして、会社用電話40宛に送信する。
【0047】
課金情報変更部38は、課金先の変更許可通知を会社用電話40から受信したことを契機として、課金先の変更が許可された課金情報を補助テーブル311から課金情報DB31に転記する。
【0048】
課金先変更確認通知部39は、課金情報変更部38による課金情報の転記が完了すると、課金先の変更が完了した旨を示す課金先変更確認通知を会社用電話40宛に送信する。また、課金先変更確認通知部39は、課金先変更が正常に完了した旨を示す課金先変更完了通知をカスコンサーバ20宛に送信する。課金先変更完了通知は、カスコンサーバ20を経由して社員用電話10に到達し表示される。
【0049】
会社用電話40は、例えば、会社Bの電話番号を有する固定電話である。会社用電話40は、機能的には、図3に示す様に、変更要求表示部41と、課金情報表示要求部42(表示要求手段に対応)と、課金情報リスト受信部43(課金情報受信手段に対応)と、課金情報リスト表示部44(表示手段に対応)と、変更要求表示要求部45と、変更要求リスト受信部46と、変更要求リスト表示部47と、変更許否応答部48(応答手段に対応)と、課金先変更通知受信部49(課金先変更通知受信手段に対応)とを備えて構成される。
【0050】
以下、会社用電話40の各構成要素について詳細に説明する。
変更要求表示部41は、課金先を会社用電話40に変更する要求があった旨を示すメッセージをその件数と共に表示する。
課金情報表示要求部42は、会社用電話40による課金情報DBサーバ30へのアクセスが認証された場合に、課金情報の表示要求を課金情報DBサーバ30宛に送信する。該表示要求には、要求元を識別するための会社用電話40の電話番号が含まれる。
【0051】
課金情報リスト受信部43は、会社用電話40を課金先とする課金情報が掲載された課金情報リストを課金情報DBサーバ30から受信する。
課金情報リスト表示部44は、課金情報リスト受信部43により受信された上記課金情報リストを会社用電話40のユーザが閲覧可能な状態で表示する。また、課金情報リスト表示部44は、課金先の一部又は全部が社員用電話10から会社用電話40に変更された旨を示す変更完了課金情報リストを会社用電話40のユーザが閲覧可能な状態で表示する。
【0052】
変更要求表示要求部45は、会社用電話40への課金先変更が要求された課金情報の表示が指示されると、該課金情報が掲載されたリスト(変更要求リスト)の送信要求を課金情報DBサーバ30宛に送信する。該送信要求には、リストの送信先を識別するための会社用電話40の電話番号が含まれる。
変更要求リスト受信部46は、課金情報DBサーバ30の補助テーブル検索部37により送信された上記変更要求リストを受信する。
【0053】
変更要求リスト表示部47は、変更要求リスト受信部46により受信された変更要求リストを表示する。また、変更要求リスト表示部47は、課金先変更通知受信部49により課金先変更確認通知を受信すると、課金先の変更が正常に完了した旨を示すメッセージを表示する。
【0054】
変更許否応答部48は、変更要求リスト表示部47に表示された変更要求リストに掲載されている課金情報に関して、会社用電話40への課金先変更を許可するか否か(許否)を課金情報DBサーバ30に応答する。
課金先変更通知受信部49は、変更許否応答部48により課金先の変更が許可され、かつ、課金情報DBサーバ30による課金先の変更処理が完了した場合に、課金先変更確認通知を課金情報DBサーバ30から受信する。
【0055】
ここで、変更要求表示部41と、課金情報リスト表示部44と、変更要求リスト表示部47とは、物理的な構成要素として、LCD等の表示装置に対応する。その他の構成要素である課金情報表示要求部42と、課金情報リスト受信部43と、変更要求表示要求部45と、変更要求リスト受信部46と、変更許否応答部48と、課金先変更通知受信部49との各機能は、EEPROM等の内蔵メモリに格納されたソフトウェアがCPUによって実行されることにより実現する。
【0056】
次に、以下に説明する状況を想定して、課金先変更システム1の動作について説明する。併せて、本発明に係る課金先変更方法を構成する各ステップについて説明する。上記状況とは、会社従業員(以下、「社員」と記す。)の通話料金の課金先が、勤務時間内には社員の所属会社に、勤務時間外には社員自身にそれぞれ設定されている場合において、休日に緊急対応等で、所定の電話番号(090−2345−6789)を有する業務用携帯電話(社員Aの使用に係る社員用電話10)を用いて社員が発信した電話の通話料金を会社B側が負担する状況である。
【0057】
課金先変更システム1により実行される一連の課金先変更処理は、以下に説明する社員側課金情報確認処理(図4の前半部分)、課金先変更依頼処理(図4の前半部分)、会社側課金情報確認処理(図7)、及び課金先変更及び確認処理(図9)に大別される。なお、課金先変更処理の実行に先立って、課金情報DBサーバ30には、上述した課金情報(図2参照)が登録されているものとする。
【0058】
まず、図4を参照して、社員側課金情報確認処理について説明する。
社員Aにより入力装置を介して、社員用電話10を現在の課金先とする課金情報の表示が指示されると(S1)、社員用電話10の認証要求がカスコンサーバ20宛に送信される(S2)。該認証要求には、認証要求元を識別するための社員用電話10の電話番号が含まれている。
【0059】
S3では、カスコンサーバ20のユーザ認証部21により、社員Aが課金情報DBサーバ30へのアクセス権限を有するか否かの判定(認証)が行われる。認証結果は、肯定を表すOK又は否定を表すNGの認証応答として、カスコンサーバ20から社員用電話10宛に送信される(S4)。
【0060】
認証応答がNGの場合には、認証応答の受信を以って課金先変更処理が終了するが、認証応答がOKの場合には、社員用電話10の課金情報表示要求部11により、課金情報の送信要求が課金情報DBサーバ30宛に送信される(S5)。該送信要求には、返信先を特定するための社員用電話10の電話番号が含まれている。なお、当該送信要求は、社員用電話10から課金情報DBサーバ30に対して直接送信されるものとして図示したが、カスコンサーバ20を経由して送信されるものとしても勿論よい。
【0061】
S6では、課金情報検索部32により、S5で送信された電話番号(090−2345−6789)を発信者番号として有する課金情報が検索及び取得される。取得される課金情報の中には、社員Aが通話実績を特定可能な情報として、接続日時、通話時間、通話料金、及び着信者番号が少なくとも含まれている。
【0062】
S6で取得された課金情報は社員Aが閲覧可能な形式に加工された後、課金情報リストとして、課金情報DBサーバ30の課金情報リスト送信部33により社員用電話10宛に送信される(S7)。S8では、当該課金情報リストは、社員用電話10の課金情報リスト受信部12により受信されると共に、課金情報リスト表示部13に表示される。
【0063】
このとき表示される社員Aの課金情報リスト131の一例を図5(a)に示す。図5(a)に示すように、課金情報リスト131には、課金情報DB31から抽出された社員Aに関する課金情報の内、接続日時、通話時間、及び通話料金の一覧が、課金番号▲1▼〜▲3▼と対応付けられて、社員用電話10が発信した通話毎に掲載される。これにより、社員Aは、自身の通話に係る時間、料金、内容などを考慮に入れて、課金先変更の要否判断や変更を要求する通話の選択をすることが可能となる。
【0064】
続いて、課金先変更依頼処理について説明する。
S9では、社員用電話10の課金先変更要求部14により、社員Aの課金情報リスト131に掲載された課金番号▲1▼〜▲3▼の中から、社員Aが課金先の変更を希望する課金番号が選択され、変更後の課金先及び課金比率が指定される。本実施の形態では、社員Aは、課金番号▲1▼〜▲3▼の内、課金番号▲1▼,▲3▼に対応する課金先を変更するものとする。課金番号、課金先、及び課金比率の各情報は、課金先変更要求に含まれ、社員用電話10から課金情報DBサーバ30宛に送信される(S10)。
【0065】
S11では、変更中フラグ設定部34により、受信された課金番号▲1▼,▲3▼に対応する変更中フラグとして、変更中(オン)であることを示す“1”が設定される。変更中フラグが“1”に設定された課金情報は、課金情報DBサーバ30の課金情報書込部35によりコピーされた後、補助テーブル311に書き込まれる。書き込まれた課金情報は、S10で社員用電話10から送信された課金番号、課金先、及び課金比率の各情報に従って暫定的に書き換えられる(S12)。
【0066】
本実施の形態では、図6の実線R2の枠内に示す様に、課金番号▲1▼に対応する課金情報の課金先及び課金比率が、デフォルト値(社員A:100%、会社B:0%)から、社員A:0%、会社B:100%に書き換えられると共に、課金番号▲3▼に対応する課金情報の課金先及び課金比率が、デフォルト値(社員A:100%、会社B:0%)から、社員A:30%、会社B:70%に書き換えられる。その結果、補助テーブル311は図6に示すデータ格納状態となる。補助テーブル311は、変更後の課金先毎に個別に形成されるが、本実施の形態では、変更後の課金先が共に会社Bの会社用電話40であることを想定しているので、一の補助テーブルのみ形成される。
【0067】
S12において課金情報の書換えが完了すると、課金情報DBサーバ30の課金先変更通知部36により、課金先の変更要求の受付が完了した旨を示す課金先変更通知が、課金情報DBサーバ30から社員用電話10宛に送信される(S13)。課金先変更通知が、課金先変更通知受信部15により受信されると、課金先変更要求の受付を完了した旨を示すメッセージ(図5(b)参照)が課金情報リスト表示部13に表示される(S14)。
【0068】
社員用電話10に対する課金先変更通知の送信後、S15では、課金情報DBサーバ30の課金先変更通知部36により、課金先の変更要求が、課金情報DBサーバ30からカスコンサーバ20宛に送信される。該変更要求には、変更後の課金先として指定された会社用電話40の電話番号が含まれている。
【0069】
S16では、カスコンサーバ20が課金先変更要求及び会社用電話40の電話番号を受信すると、課金先変更要求通知部22により、課金情報DBサーバ30が課金先の変更要求を受けた旨を会社用電話40に通知するための課金先変更要求通知が送信される。課金先変更要求通知が会社用電話40により受信されると、課金先を会社用電話40に変更する要求があった旨を示すメッセージ(図5(c)参照)が、その件数と共に変更要求表示部41に表示される(S17)。
【0070】
次いで、図7を参照して、会社側課金情報確認処理について説明する。
会社用電話40の課金情報表示要求部42により、会社用電話40を現在の課金先とする課金情報の表示が指示されると(S18)、会社用電話40の認証要求が、カスコンサーバ20宛に送信される(S19)。該認証要求には、認証要求元を識別するための会社用電話40の電話番号が含まれている。
【0071】
S20では、カスコンサーバ20のユーザ認証部21により、会社用電話40のユーザが課金情報DBサーバ30へのアクセス権限を有するか否かの判定が行われる。認証結果は、OK又はNGにより肯否が示された認証応答として、カスコンサーバ20から会社用電話40宛に送信される(S21)。
【0072】
認証応答がNGの場合には、認証応答の受信を以って課金先変更処理が終了するが、認証応答がOKの場合には、会社用電話40の課金情報表示要求部42により、課金情報の送信要求が課金情報DBサーバ30宛に送信される(S22)。該送信要求には、返信先を特定するための会社用電話40の電話番号が含まれている。なお、該送信要求は、会社用電話40から課金情報DBサーバ30に対して直接送信されるものとしたが、カスコンサーバ20を経由して送信されるものとしても勿論よい。
【0073】
S23では、課金情報検索部32により、S22で送信された会社用電話40の電話番号を発信者番号として有する課金情報が検索及び取得される。取得される課金情報の中には、会社用電話40のユーザ(会社B)が通話実績を特定可能な情報として、接続日時、通話時間、通話料金、及び着信者番号が少なくとも含まれている。
【0074】
S23で取得された課金情報は、会社用電話40のユーザが閲覧可能な形式に加工された後、課金情報リストとして、課金情報DBサーバ30の課金情報リスト送信部33により会社用電話40宛に送信される(S24)。S25では、当該課金情報リストは、会社用電話40の課金情報リスト受信部43により受信されると共に、課金情報リスト表示部44に表示される。このとき、会社用電話40は、課金先を会社用電話40に変更する要求があった旨を示すメッセージをその件数と共に表示してもよい。
【0075】
S25で表示される会社Bの課金情報リスト441の一例を図8(a)に示す。図8(a)に示すように、課金情報リスト441には、課金情報DB31から抽出された課金先が会社Bの課金情報の内、接続日時、通話時間、及び通話料金の一覧が、課金番号▲1▼,▲2▼と対応付けられて、会社用電話40が発信した通話毎に掲載される。これにより、会社用電話40のユーザは、会社Bの通話実績を閲覧しつつ、会社Bに対する課金先変更要求の有無を容易に把握することができる。
【0076】
次に、図9を参照して、課金先変更処理の最終フェーズである課金先変更及び確認処理について説明する。会社用電話40の変更要求表示要求部45により、会社用電話40への課金先変更が要求された課金情報の表示が指示されると(S26)、当該指示に基づく変更要求リスト送信要求が、会社用電話40から課金情報DBサーバ30宛に送信される(S27)。該送信要求には、送信先を特定するため、会社用電話40の電話番号が含まれている。なお、該送信要求は、会社用電話40から課金情報DBサーバ30に対して直接送信されるものとしたが、カスコンサーバ20を経由して送信されるものとしてもよい。
【0077】
S28では、課金情報DBサーバ30の補助テーブル検索部37により、S12で書き込まれた課金先IIが会社Bである課金情報が補助テーブル311の中から検索される。検索の結果取得された課金情報は、会社用電話40のユーザが閲覧可能な形式に加工された後、変更要求リストとして、課金情報DBサーバ30の補助テーブル検索部37により会社用電話40宛に送信される(S29)。S30では、当該変更要求リストは、会社用電話40の変更要求リスト受信部46により受信されると共に、変更要求リスト表示部47に表示される。
【0078】
このとき表示される会社Bへの課金先変更要求リスト471の一例を図8(b)に示す。図8(b)に示すように、変更要求リスト471には、社員Aが課金先の変更を依頼した課金情報の内、接続日時、通話時間、通話料金、及び会社Bの課金比率が、課金先変更の要求元である社員Aと共に一覧表示される。したがって、会社用電話40のユーザは、変更要求リスト471の掲載内容を参照することにより、会社Bが負担を依頼されている通話料金の額などを簡易迅速に把握できる。このため、課金先の変更を許可する通話の選択を適確に行うことが可能となる。
【0079】
S31では、会社用電話40の変更許否応答部48により、変更要求リスト471上の課金情報に関する課金先変更の許否が指示される。かかる指示に伴い、課金番号と課金先の変更許否とを通知する情報が、課金先変更許否応答として課金情報DBサーバ30宛に送信される(S32)。なお、当該許否応答は、会社用電話40から課金情報DBサーバ30に対して直接送信されるものとしたが、カスコンサーバ20を経由して送信されるものとしてもよい。
【0080】
S33では、課金情報DBサーバ30が上記課金先変更許否応答を受信すると、課金情報DBサーバ30の課金情報変更部38により、課金先の変更が許可された課金情報が補助テーブル311から課金情報DB31に転記される。
【0081】
本実施の形態では、課金先変更要求リスト471に掲載された課金情報の内、課金番号▲2▼に対応する課金情報の課金先変更のみが許可され、課金番号▲1▼に対応する課金情報の課金先変更は拒否された場合を想定する。この場合、図6の破線R3の枠内に示す課金情報が課金情報DB31に上書きで転記されることになり、その結果、通話識別番号“6”に対応する通話料金の内7割の課金先は、社員用電話10から会社用電話40、すなわち社員Aから会社Bに変更される。
【0082】
S33において課金情報の転記が完了すると、課金情報DBサーバ30の課金先変更確認通知部39により、課金先の変更が完了した旨を示す課金先変更確認通知が、課金情報DBサーバ30から会社用電話40宛に送信される(S34)。課金先変更確認通知が、会社用電話40の課金先変更通知受信部49により受信されると、課金先の変更が正常に完了した旨を示すメッセージ(図8(c)参照)が変更要求リスト表示部47に表示される(S35)。
【0083】
更に、会社用電話40に対する課金先変更確認通知の送信後、S36では、課金先変更確認通知部39により、課金先の変更が完了した旨を社員Aに通知するための課金先変更完了通知が、課金情報DBサーバ30からカスコンサーバ20宛に送信される。この課金先変更完了通知には、通知先を特定するための社員用電話10の電話番号及び課金先の変更が完了した課金情報はもとより、課金先の変更が拒否された課金情報も含まれている。なお、課金先変更完了通知の送信を契機として、通知の対象となる課金情報の変更中フラグは“0”に再設定される。
【0084】
S37では、カスコンサーバ20が課金先変更完了通知を受信すると、課金先変更完了通知部23により、上記課金先変更完了通知が社員用電話10宛に送信される。課金先変更完了通知が社員用電話10により受信されると、当該通知をもとに、社員用電話10から会社用電話40に課金先が変更された旨を示す変更完了課金情報リスト473(図10参照)が、課金情報リスト表示部44に表示される(S38)。これにより、社員Aは、自己が要求した課金先変更の許否状況を容易に認識することができる。
【0085】
以上説明した様に、本発明に係る課金先変更システム1によれば、社員用電話10は、他の携帯電話との通話終了後に、カスコンサーバ20によるユーザ認証を経た上で課金情報DBサーバ30にアクセスし、通話料金の課金先を社員用電話10から会社用電話40に変更することを指示する。会社用電話40は、課金先の変更が指示された上記通話に係る課金情報を課金情報DBサーバ30から受信したことに伴い、課金先変更の許否を課金情報DBサーバ30に指示する。課金先の変更が許可されると、課金情報DBサーバ30は、上記通話の料金課金先を社員用電話10から会社用電話40に変更して登録する。つまり、通話料金の課金先の変更が通話後において可能となる。したがって、社員用電話10のユーザである社員Aは、通話に関する時間、料金、内容などの諸通話実績を勘案した上で、自己が料金を負担する通話を適切に決定することが可能となる。
【0086】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変形態様を採ることも可能である。例えば、本実施の形態では、会社従業員からその所属会社に課金先を変更する状況を想定したが、これに限らず、電話の発信者から着信者に課金先を変更する状況においても本発明を適用可能である。この場合には、発信者と着信者との間における通話の通話料金の課金先が発信者から着信者に切り替えられる。
【0087】
かかる変形態様は、例えば、企業が不特定多数の顧客を対象とした着信者課金(フリーダイヤル)によりサポートを提供している場合に特に有効である。すなわち、ユーザが携帯電話を用いて通話によるサポートを受けたい場合には、フリーダイヤルではない発信者課金の通話を行うことになるが、通話終了後に課金先を着信者である企業のサポート窓口に変更することにより、ユーザは、フリーダイヤルを利用した場合と同様に通話料金を支払うことなくサポートを受けることができる。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、通話料金の課金先の変更が通話後において可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】課金先変更システム及び社員用電話の機能的構成を示す図である。
【図2】課金情報DB内部のデータ格納例を示す図である。
【図3】課金先変更システム及び会社用電話の機能的構成を示す図である。
【図4】社員側課金情報確認処理及び課金先変更依頼処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】図5(a)は、社員Aの課金情報リストの一例を示す図である。図5(b)は、課金先変更要求の受付を完了した旨のメッセージを示す図である。図5(c)は、課金先を会社Bに変更する要求があった旨のメッセージを示す図である。
【図6】補助テーブル内に暫定的に保持されるデータの一例を示す図である。
【図7】会社側課金情報確認処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8(a)は、会社Bの課金情報リストの一例を示す図である。図8(b)は、課金先変更要求リストの一例を示す図である。図8(c)は、課金先の変更が正常に完了した旨のメッセージを示す図である。
【図9】課金先変更及び確認処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】課金先が社員Aから会社Bに変更された旨を示す変更完了課金情報リストの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…課金先変更システム、10…社員用電話、11…課金情報表示要求部、12…課金情報リスト受信部、13…課金情報リスト表示部、14…課金先変更要求部、15…課金先変更通知受信部、30…課金情報DBサーバ、40…会社用電話、42…課金情報表示要求部、43…課金情報リスト受信部、44…課金情報リスト表示部、48…変更許否応答部、49…課金先変更通知受信部
Claims (7)
- 通信端末装置による通話終了後に、当該通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求手段と、
前記表示要求手段により表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信手段と、
前記課金情報受信手段により受信された前記課金情報を通話実績として表示する表示手段と、
前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から別の通信端末装置に変更することを前記課金サーバ装置に要求する変更要求手段と、
前記別の通信端末装置により課金先の変更が許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信手段と
を備えることを特徴とする通信端末装置。 - 前記変更要求手段は、前記通信端末装置と前記別の通信端末装置との間における前記通話に関する課金比率を前記課金サーバ装置に指示することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
- 請求項1に記載の通信端末装置と前記課金サーバ装置とに接続された、前記通信端末装置とは別の通信端末装置であって、
当該別の通信端末装置への課金先の変更が要求された通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求手段と、
前記表示要求手段により表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信手段と、
前記課金情報受信手段により受信された前記課金情報を表示する表示手段と、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から当該別の通信端末装置に変更することの許否を前記課金サーバ装置に応答する応答手段と、
前記別の通信端末装置への課金先の変更が前記応答手段により許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信手段と
を備えることを特徴とする通信端末装置。 - 前記課金情報は、課金先変更の要求元である通信端末装置を識別するための情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の通信端末装置。
- 通信端末装置が、通話終了後に、当該通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求ステップと、
前記通信端末装置が、前記表示要求ステップにて表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信ステップと、
前記通信端末装置が、前記課金情報受信ステップにて受信された前記課金情報を通話実績として表示手段に表示する表示ステップと、
前記通信端末装置が、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から別の通信端末装置に変更することを前記課金サーバ装置に要求する変更要求ステップと、
前記別の通信端末装置により課金先の変更が許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記通信端末装置が、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信ステップと
を含むことを特徴とする課金先変更方法。 - 通信端末装置と課金サーバ装置とに接続された、前記通信端末装置とは別の通信端末装置が、当該別の通信端末装置への課金先の変更が要求された通話に関する課金情報の表示を要求する表示要求ステップと、
前記別の通信端末装置が、前記表示要求ステップにて表示を要求された前記課金情報を課金サーバ装置から受信する課金情報受信ステップと、
前記別の通信端末装置が、前記課金情報受信ステップにて受信された前記課金情報を表示手段に表示する表示ステップと、
前記別の通信端末装置が、前記通話に関する課金先を前記通信端末装置から当該別の通信端末装置に変更することの許否を前記課金サーバ装置に応答する応答ステップと、
前記別の通信端末装置が、当該別の通信端末装置への課金先の変更が前記応答ステップにて許可され、前記課金サーバ装置による前記課金先の変更が完了した場合に、前記課金先が変更された旨の通知を受信する課金先変更通知受信ステップと
を含むことを特徴とする課金先変更方法。 - 請求項1に記載の通信端末装置と、前記課金サーバ装置とを備え、
前記通信端末装置は、前記課金サーバ装置から送信された課金情報に関して、当該課金サーバ装置に対して課金先の変更を要求し、
前記課金サーバ装置は、前記課金情報に関する課金先の変更処理を行うことを特徴とする課金先変更システム。
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JP2008022338A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Ntt Docomo Inc | 課金管理サーバ及び課金管理方法 |
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2003
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