JP2004334695A - コンテンツ自動連携システム - Google Patents

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Shinji Fukatsu
真二 深津
Akito Akutsu
明人 阿久津
Yoshinobu Tonomura
佳伸 外村
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Abstract

【課題】コンテンツ間の連携を記述したスケジュールやシナリオを予め作成することを必要とせず、利用者が任意に選択したコンテンツ間の連携を実現する。
【解決手段】コンテンツ自動連携システムSは、ネットワークNを介して互いに接続されるクライアント1、クライアント2、管理サーバ3から構成されており、クライアント1は、コンテンツ管理部11と、ブラウザ部12と、コンポーネント間通信部13と、サーバ通信部14とを備えている。また、管理サーバ3は、クライアント管理部31と、連携コンポーネント管理部32と、連携メッセージ仲介部33と、共有支援部34とを備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上におけるコンテンツ自動連携システムに関し、詳しくは、端末同士で、利用者が任意に選択したコンテンツ間の自動連携を実現することができる、コンテンツ自動連携システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像、音声、静止画、テキスト、アニメーションなどのマルチメディアコンテンツを連携させる技術として、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)が広く用いられている。SMILを用いることで、複数のマルチメディアコンテンツを同期させて再生することができる。また、映像や音声とアプリケーションを連携させるシステムとして、例えば、SVMV(Software Vision Multi−Vision)がある(特許文献1参照)。
【0003】
SMILやSVMVを用いることにより、複数のマルチメディアコンテンツを連携して提示することが可能になっている。特に、映像や音声コンテンツの再生に同期して、その映像や音声コンテンツの内容に関連した静止画やテキスト、アニメーションなどを提示することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−244889号公報(段落[0035]〜[0045]、図3,図6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、SMILやSVMVでは、事前にスケジュール(時間とイベントとの関係を記述するドキュメント)やシナリオ(イベントに伴うシステムの状態遷移を記述するドキュメント)を作成することによって、予めコンテンツ間の連携を指定する必要がある。この際、連携内容はスケジュールやシナリオにより固定されてしまう。そのため、SMILやSVMVでは、スケジュールやシナリオに記載されていないコンテンツ間の連携は行えない。また、コンテンツの組み合わせの数に比例して、作成するスケジュールやシナリオが増加する。
【0006】
また、SMILやSVMVでは、ネットワークを介して、異なる端末間に存在するコンテンツ同士を連携するということは実現できない。また、SMILやSVMVは予め、作成された連携コンテンツとして提示することが通常であり、ネットワーク上のサーバを介して、動的に連携コンテンツをつくり出すようなことはできない。
【0007】
そこで、本発明では、コンテンツ間の連携を記述したスケジュールやシナリオを予め作成することを必要とせず、利用者が任意に選択したコンテンツ間の連携を実現することを課題とする。特に、連携可能なコンテンツを利用者端末上のコンテンツに閉じることなく、異なる端末上のコンテンツ間の連携を実現すると共に、ネットワーク上のサーバを利用することで、動的に連携コンテンツを作成することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のコンテンツ自動連携システムは、コンテンツ間の連携操作を行うクライアントと、連携操作を実現するための連携コンポーネントの提供と共に、ネットワークを介したクライアント間での連携を仲介する管理サーバとから構成されるコンテンツ自動連携システムであって、前記クライアントは、利用者によるクライアントで動作する連携システムヘのコンテンツの登録・解除操作を受信し、システム内でのコンテンツの登録状況を管理するコンテンツ管理部と、登録されたコンテンツに連携コンポーネントを付与し表示するブラウザ部と、連携コンポーネント間での連携メッセージの通信を制御するコンポーネント間通信部と、管理サーバとの通信を制御するサーバ通信部とを備え、前記管理サーバは、各クライアントの管理サーバヘのログイン・ログアウト要求を受信すると共に、ログイン状況を管理するクライアント管理部と、クライアントで動作する連携システムにコンテンツが新たに登録された際に登録されたコンテンツのファイルタイプに応じて、対応する連携コンポーネントを前記コンテンツに付与する連携コンポーネント管理部と、クライアント間での連携メッセージの通信を制御する連携メッセージ仲介部と、クライアント間でのコンテンツの共有を支援する共有支援部とを備えていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載のコンテンツ自動連携システムは、請求項1に記載のコンテンツ自動連携システムにおいて、前記サーバ通信部は、前記クライアント管理部ヘログイン・ログアウト要求を送信するログイン部と、前記コンポーネント間通信部から送信される連携メッセージを前記連携メッセージ仲介部に送信すると共に、前記連携メッセージ仲介部から送信される他クライアントからの連携メッセージを受信し、前記コンポーネント間通信部に送信するメッセージ送受信部と、自クライアント上に所持するコンテンツを前記共有支援部にアップロードすると共に、前記共有支援部から他クライアント上のコンテンツをダウンロードする共有操作部と、前記共有支援部からダウンロードしたコンテンツを保管する共有用データベースとから構成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載のコンテンツ自動連携システムは、請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ自動連携システムにおいて、前記連携コンポーネント管理部は、ファイルタイプ毎に対応する連携コンポーネントを管理する連携コンポーネントデータベースと、前記コンテンツ管理部から、新たにそのクライアントで動作する連携システムに登録されたコンテンツのファイルタイプを受信し、そのファイルタイプに対応する連携コンポーネントを前記連携コンポーネントデータベースから検索するコンポーネント検索部と、前記コンポーネント検索部で検索された連携コンポーネントを連携コンポーネントデータベースから取得し、前記ブラウザ部に送信するコンポーネント配布部とを備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載のコンテンツ自動連携システムは、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンテンツ自動連携システムにおいて、前記連携メッセージ仲介部は、前記サーバ通信部から送信される連携メッセージを受信するメッセージ受信部と、前記クライアント管理部に設けられているクライアント管理テーブルを参照し、受信した連携メッセージを現在ログインしているクライアントに送信する連携メッセージ配信部とを備えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、本発明に係るコンテンツ自動連携システムの一実施の形態について、適宜図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
(コンテンツ自動連携システムS)
図1は、コンテンツ自動連携システムSの全体構成を示す図である。図1に示すように、コンテンツ自動連携システムSは、ネットワークNを介して互いに接続されるクライアント1、クライアント2、管理サーバ3から構成されている。クライアント1とクライアント2は、同様に構成されている。以下、クライアント1(2)と管理サーバ3について詳細に説明する。
【0014】
(クライアント1(2))
クライアント1は、利用者によるクライアントで動作するシステムヘのコンテンツの登録・解除操作を受信すると、システム内でのコンテンツの登録状況を管理するコンテンツ管理部11と、登録されたコンテンツに連携コンポーネントを付与し表示するブラウザ部12と、連携コンポーネント間での連携メッセージの通信を制御するコンポーネント間通信部13と、管理サーバ3との通信を制御するサーバ通信部14とを備えている(図1参照)。
【0015】
(コンテンツ管理部11)
図2は、コンテンツ管理部11の構成を示す図である。図2に示すように、コンテンツ管理部11は、利用者による自クライアントで動作するシステムへのコンテンツの登録・解除操作を受信する登録・解除操作受信部11Aと、システム内でのコンテンツの登録状況を管理するコンテンツ管理テーブル11Bと、コンテンツ管理テーブル11Bに対してコンテンツの登録・除去操作を行うコンテンツ登録部11Cと、コンテンツが新たに登録された時にそのコンテンツのファイルタイプを調べ、管理サーバ3の連携コンポーネント管理部32に通知するファイルタイプ通知部11Dとを備えている。
【0016】
(ブラウザ部12)
図3は、ブラウザ部12の構成を示す図である。図3に示すように、ブラウザ部12は、コンテンツ間の連携を実現するための各種の連携コンポーネント12Aと、登録したコンテンツを表示するための各種のメディアビューワ12Bとを備えている。連携コンポーネント12Aとしては、HTML(Hyper Text Markup Language)文書連携コンポーネント、PPT(POWERPOINT、登録商標)文書連携コンポーネント、映像コンテンツ連携コンポーネント等がある。また、メディアビューワ12Bとしては、HTML文書メディアビューワ、PPT文書メディアビューワ、映像コンテンツメディアビューワ等がある。
【0017】
(連携コンポーネント12A)
図4は連携コンポーネント12Aとメディアビユーワ12Bの構成を示す図である。図4に示すように、連携コンポーネント12Aは、コンテンツにおいて発生したイベント情報(例えば、イベント名とデータ)を、そのコンテンツを表示しているメディアビユーワ12Bから取得するイベント受信部121と、コンテンツ同士を連携する連携ルール122に基づいて、発生したイベント情報を連携情報(例えば、連携メソッドとデータ)に変換するイベント・メソッド変換部123と、その連携情報を記述した連携メッセージを作成し、その作成した連携メッセージをコンポーネント間通信部13に送信する連携メッセージ送信部124と、コンポーネント間通信部13から送信された連携メッセージを受信し、その受信した連携メッセージに記述されている連携情報を取得する連携メッセージ受信部125と、連携ルールに基づいて、その連携情報を制御情報(例えば、制御関数名とデータ)に変換するメソッド・関数変換部126と、その制御情報をメディアビユーワ12Bに送信する制御情報送信部127とを備えている。
【0018】
(メディアビユーワ12B)
また、図4に示すように、メディアビユーワ12Bは、メディアビユーワ12Bによって表示されたコンテンツにおいて発生したイベント情報を連携コンポーネントに出力するイベント出力部128と、連携コンポーネント12Aから制御情報を受信し、その受信した制御情報に記述されている処理をコンテンツに対して実行する外部制御入力部129とを備えている。
【0019】
このように構成することにより、連携コンポーネント12Aは、コンテンツにおいて発生するイベント情報を取得し、そのイベント情報に対応する連携メッセージをコンポーネント間通信部13に送信するとともに、コンポーネント間通信部13から連携メッセージを受信したときに、その連携メッセージに対応する処理をコンテンツに実行する。このように、連携コンポーネント間で連携メッセージが相互に通信され、各連携コンポーネントが受信した連携メッセージに基づいて、コンテンツを自律的に制御する結果、コンテンツ間の連携が実現される。さらには、この連携メッセージをサーバ通信部から管理サーバの連携メッセージ仲介部に送信する、または連携メッセージ仲介部から、各クライアントに連携メッセージを送信することで、異なるクライアント間での連携も実現される。
【0020】
(コンポーネント間通信部13)
図6はコンポーネント間通信部13の構成を示す図である。図6に示すようにコンポーネント間通信部13は、自クライアントで動作するシステム内の各連携コンポーネントから送信される連携メッセージ、ならびに、管理サーバ3から送信される他クライアントからの連携メッセージを、サーバ通信部14を介して受信するメッセージ受信部13Aと、コンテンツ管理部11のコンテンツ管理テーブル11Cを参照し、現在自クライアントで動作するシステムに登録されている各コンテンツ(連携コンポーネント)に関する情報を取得するコンテンツID取得部13Bと、コンテンツID取得部13Bで取得した各IDが示すコンテンツに対して連携メッセージを送信すると共に、サーバ通信部14を介して、管理サーバ3に連携メッセージを送信するメッセージ配信部13Cとを備えている。
【0021】
(サーバ通信部14)
図7は、サーバ通信部14の構成を示す図である。図7に示すように、サーバ通信部14は、管理サーバ3のクライアント管理部31ヘログイン・ログアウト要求を送信するログイン部14Aと、コンポーネント間通信部13のメッセージ配信部13Cから送信される連携メッセージを、管理サーバ3の連携メッセージ仲介部33に送信すると共に、管理サーバ3の連携メッセージ仲介部33から送信される他クライアントからの連携メッセージを受信し、コンポーネント間通信部13のメッセージ受信部13Aに送信するメッセージ送受信部14Bと、自クライアント上に所持するコンテンツを管理サーバ3の共有支援部34にアップロードすると共に、共有支援部34から他クライアント上のコンテンツをダウンロードする共有操作部14Cと、共有支援部34からダウンロードしたコンテンツを保管する共有用データベース14Dとを備えている。
【0022】
(管理サーバ3)
管理サーバ3は、各クライアントの管理サーバ3ヘのログイン・ログアウト要求を受信すると共に、ログイン状況を管理するクライアント管理部31と、クライアントで動作するシステムにコンテンツが新たに登録された際に登録されたコンテンツのファイルタイプに応じて、対応する連携コンポーネントをそのコンテンツに付与する連携コンポーネント管理部32と、クライアント間での連携メッセージの通信を制御する連携メッセージ仲介部33と、クライアント間でのコンテンツの共有を支援する共有支援部34とを備えている(図1参照)。
【0023】
(クライアント管理部31)
図8は、クライアント管理部31の構成を示す図である。図8に示すように、クライアント管理部31は、各クライアントのサーバ通信部14のログイン部14Aから送信されるログイン・ログアウト要求を受信するログイン管理部31Aと、管理サーバ3ヘの各クライアントのログイン状況を管理するクライアント管理テーブル31Bとを備えている。この際、クライアント管理テーブル31Bには、利用者名と端末のIPアドレスなどを記述することが考えられる。
【0024】
(連携コンポーネント管理部32)
図9は、連携コンポーネント管理部32の構成を示す図である。図9に示すように、連携コンポーネント管理部32は、ファイルタイプ毎に対応する連携コンポーネントを管理する連携コンポーネントデータベース32Aと、クライアントのコンテンツ管理部11から、新たにそのクライアントで動作するシステムに登録されたコンテンツのファイルタイプを受信し、そのファイルタイプに対応する連携コンポーネントを連携コンポーネントデータベース32Aから検索するコンポーネント検索部32Bと、コンポーネント検索部32Bで検索された連携コンポーネントを連携コンポーネントデータベース32Aから取得し、そのクライアントのブラウザ部12に送信するコンポーネント配布部32Cとを備えている。
【0025】
(連携メッセージ仲介部33)
図10は、連携メッセージ仲介部33の構成を示す図である。図10に示すように、連携メッセージ仲介部33は、クライアントのサーバ通信部14にあるメッセージ送受信部14Bから送信される連携メッセージを受信するメッセージ受信部33Aと、クライアント管理部31のクライアント管理テーブル31Bを参照し、受信した連携メッセージを現在ログインしているクライアントに送信するメッセージ配信部33Bとを備えている。この際、クライアントに連携メッセージを送信後、クライアント側で連携メッセージを受信したかを確認する処理を行い、確認されたときのみ連携メッセージを受信させることなどが考えられる。
【0026】
(共有支援部34)
図11は、共有支援部34の構成を示す図である。図11に示すように、共有支援部34は、クライアントのサーバ通信部14にある共有操作部14Cからアップロードされたコンテンツを保管する共有用一時データベース34Aと、クライアント管理部31のクライアント管理テーブル31Bを参照し、アップロードされたコンテンツを現在ログインしているクライアントにダウンロードさせる共有管理部34Bとを備えている。この際、クライアントにコンテンツをダウンロードさせる前に、クライアントにファイルのダウンロードを許可するかを確認し、承認されたときのみダウンロードさせることなどが考えられる。
【0027】
次に、コンテンツ自動連携システムSの処理について説明する。ここでは、HTML文書をクライアント1とクライアント2で共有し、クライアント1上でのHTML文書に対するインタラクションに連携して、クライアント2上のHTML文書の表示が変化させる際の処理を想定している。
【0028】
まず、利用者は、クライアント1のサーバ通信部14のログイン部14Aを介して、管理サーバ3にログインする。この際、ログイン操作としては、例えば、利用者にログインダイアログを表示し、利用者名とパスワードの記入を求めることが考えられる。また、管理サーバ3では、クライアント管理部31のログイン管理部31Aで、クライアント1からのログイン要求を受信し、クライアント1に関する情報をクライアント管理テーブル31Bに登録する。
【0029】
続いて、利用者は、デスクトップ上にあるHTMLファイルアイコンをブラウザ部12にドロップすることで、クライアント1上で動作するシステムにそのHTMLファイルを登録する。この際、クライアント1のコンテンツ管理部11では、登録・操作解除操作受信部11AでそのHTMLファイルを受信後、コンテンツ登録部11BでそのHTMLファイル名とそのHTMLコンテンツを一意に識別するためのIDをコンテンツ管理テーブル11Cに記述する。また、ファイルタイプ通知部11DでそのHTMLファイルのファイルタイプ(「HTML」)をそのファイル名の拡張子から判別し、管理サーバ3の連携コンポーネント管理部32に通知する。
【0030】
そして、サーバ3の連携コンポーネント管理部32では、コンポーネント検索部32Bで、クライアント1から受信したファイルタイプ(「HTML」)に対応する連携コンポーネントを連携コンポーネントデータベース32Aに照会し、コンポーネント配布部32Cで、対応するHTML文書連携コンポーネントを取得し、クライアント1に送信する。この際、クライアント1のブラウザ部12は、HTMLコンテンツに管理サーバ3から送信されたHTML文書連携コンポーネントを付与し、メディアビューワ12BによりそのHTMLファイルをブラウザ部12上に表示する。
【0031】
次に、利用者がクライアント1のブラウザ12上に表示されているHTMLコンテンツに共有操作を行った場合、例えば、ウィンドウを右クリックし、そのときに開くダイアログから共有を選択した場合の処理について説明する。
【0032】
まず、クライアント1のサーバ通信部14の共有操作部14Cで、選択されたウィンドウ中に表示されているコンテンツを取得し、管理サーバ3の共有支援部34にそのコンテンツをアップロードする。この際、管理サーバ3の共有管理部34で、クライアント1からアップロードされたコンテンツを受信し、共有用一時データベース34Aに保管する。そして、クライアント管理部31のクライアント管理テーブル31Bを参照し、現在ログインしているクライアントに対して、コンテンツをダウンロードさせる。
【0033】
ここで、クライアントにコンテンツをダウンロードさせる前に、クライアント(利用者)にファイルのダウンロードを許可するかを確認し、承認されたときのみダウンロードさせる。例えば、クライアント2上に、クライアント1からのコンテンツ共有の許諾を促すダイアログを表示し、ダイアログのOKボタンが押された場合に限り、ダウンロード処理を実行し、ダウンロードしたコンテンツを、クラインアント2のサーバ通信部14の共有用データベース14Dに蓄積する。
【0034】
その後、クライアント2のコンテンツ管理部21が管理するコンテンツ管理テーブルにダウンロードしたコンテンツを登録すると共に、管理サーバ3の連携コンポーネント管理部32にアクセスし、ダウンロードしたコンテンツに対応する連携コンポーネントを取得する。今回は、HTML連携モジュールを取得し、コンテンツをブラウザ部22に表示する。
【0035】
次に、クライアント1上のHTMLコンテンツに対して利用者からのインタラクションが発生した際の処理について説明する。
【0036】
例えば、HTMLコンテンツ内のある文字列(「富士山」)をドラッグした場合、メディアビユーワ12Bのイベント出力部128は、その働きかけに対応するイベント情報(「Drag,富士山」)を作成し、その作成したイベント情報を連携コンポーネント12Aのイベント受信部121に出力する。
【0037】
続いて、連携コンポーネント12Aのイベント・メソッド変換部123は、イベント受信部121で受信したイベント情報(「Drag,富士山」)を、連携ルール122に基づいて連携情報(「Search Text,富士山」)に変換する。次に、連携メッセージ送信部124は、その連携情報(「Search Text,富士山」)を記述した連携メッセージを作成し、コンポーネント間通信部13に送信する。ここで、連携ルールには、event要素に処理するイベント名、method要素に連携メッセージに記述する連携メソッド名、及び、function要素に連携操作として実行する制御関数名の組み合わせが記述されている(図5参照)。
【0038】
次に、コンポーネント間通信部13でその連携メッセージを受信し、クライアント1のシステムに登録されているコンテンツとサーバ通信部14のメッセージ送受信部14Bに送信する。この際、メッセージ送受信部14Bは、受信した連携メッセージを管理サーバ3の連携メッセージ仲介部33に送信する。
【0039】
そして、管理サーバ3の連携メッセージ仲介部33は、クライアント1からの連携メッセージをメッセージ受信部33Aで受信し、クライアント管理部31のクライアント管理テーブル31Bを参照し、受信した連携メッセージを現在ログインしているクライアントにメッセージ配信部33Bから送信する。
【0040】
次に、連携メッセージ受信後の各クライアントでの処理について説明する。
【0041】
まず、クライアント1では、連携コンポーネント12Aの連携メッセージ受信部125が、コンポーネント間通信部13から送信された連携メッセージを受信する。続いて、メソッド・関数変換部126が、その連携メッセージに記述されている連携情報(「Search Text,富士山」)を、連携ルール122に基づいて制御情報(「Search Html Text,富士山」)に変換する。そして、制御情報送信部127は、その制御情報(「Search Html Text,富士山」)をメディアビユーワ12Bに送信する。その後、HTMLコンテンツのメディアビユーワ12Bの外部制御入力部129が、制御情報を受信し、その制御情報に記述されている処理を実行する。ここでは、HTMLコンテンツ中に記述されている「富士山」という文字列を検索しハイライト表示する。
【0042】
続いて、クライアント2では、管理サーバ3の連携メッセージ仲介部33のメッセージ配信部33Bから送信された連携メッセージを、サーバ通信部14のメッセージ送受信部14Bで受信した後、その連携メッセージをコンポーネント間通信部13に送信する。その後、連携コンポーネント12Aがコンポーネント間通信部13から送信された連携メッセージを受信し、その受信した連携メッセージに基づき、HTML文書を制御する。具体的には、HTML文書中で「富士山」が記述されている部分を検索しハイライト表示する。
【0043】
以上の操作により、クライアント1上のHTML文書に対するインタラクションにより、クライアント1上に存在するHTML文書上で変化が生じると共に、クライアント2上に存在するHTML文書にも変化が生じ、結果的に異なる端末間に存在するコンテンツ間の連携が実現される。今回は、クライアント1とクライアント2に同じコンテンツが存在するため、クライアント1とクライアント2間での同期制御が実現されたわけだが、この際、端末上に他のコンテンツが存在すれば、そのコンテンツも連携して変化し、多様な連携が可能となる。
【0044】
また、本実施の形態では、クライアントは2台であったが、2台に限定されるものではなく、複数台存在する場合、全クライアントに存在する全てのコンテンツ間の連携を実現できる。また、本実施の形態では、クライアント1とクライアント2を異なる端末としたが、同一の端末上にあるようなことも考えられる。
【0045】
さらには、クライアントが複数存在する場合、連携メッセージを全てに送信(ブロードキャスト)するだけでなく、連携したいクライアント(利用者)を指定して送信することが考えられる。具体的には、イベント発生時に管理サーバのクライアント管理テーブルを参照し、送信先をサーバに指定する方法が考えられる。又は、管理サーバから連携メッセージを受信するメッセージ送受信部で、受信するクライアントを登録しておく方法も考えられる。この際、連携メッセージ送受信部では、管理サーバからクライアント管理テーブルを取得し、そのクライアント管理テーブルを用いて、拒否するクライアントを指定する。そして、管理サーバから送信される連携メッセージに送信元のクライアントIDを含む形に拡張し、そのクライアントIDを元に連携メッセージの受理を判断する。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コンテンツ間の連携を記述したスケジュールやシナリオを予め作成することを必要とせず、利用者が任意に選択したコンテンツ間の連携を実現することができる。特に、連携可能なコンテンツを利用者端末上のコンテンツに閉じることなく、異なる端末上のコンテンツ間の連携を実現すると共に、ネットワーク上のサーバを利用することで、動的に連携コンテンツを作成することができる。また、本システムでは、管理サーバ上で連携コンポーネントを一元管理するため、各端末が連携コンポーネントを管理する場合に比較して、拡張性の高いシステムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテンツ自動連携システムSの全体構成を示す図である。
【図2】コンテンツ管理部11の構成を示す図である。
【図3】ブラウザ部12の構成を示す図である。
【図4】連携コンポーネント12Aとメディアビユーワ12Bの構成を示す図である。
【図5】連携ルール122の例を示す図である。
【図6】コンポーネント間通信部13の構成を示す図である。
【図7】サーバ通信部14の構成を示す図である。
【図8】クライアント管理部31の構成を示す図である。
【図9】連携コンポーネント管理部32の構成を示す図である。
【図10】連携メッセージ仲介部33の構成を示す図である。
【図11】共有支援部34の構成を示す図である。
【符号の説明】
S…………コンテンツ自動連携システム
1(2)…クライアント
11………コンテンツ管理部
12………ブラウザ部
13………コンポーネント間通信部
14………サーバ通信部
3…………管理サーバ
31………クライアント管理部
32………連携コンポーネント管理部
33………連携メッセージ仲介部
34………共有支援部

Claims (4)

  1. コンテンツ間の連携操作を行うクライアントと、前記クライアントとネットワークを介して接続され、クライアント間での連携を仲介する管理サーバとから構成されるコンテンツ自動連携システムであって、
    前記クライアントは、利用者によるクライアントで動作する連携システムヘのコンテンツの登録・解除操作を受信し、システム内でのコンテンツの登録状況を管理するコンテンツ管理部と、登録されたコンテンツに連携コンポーネントを付与し表示するブラウザ部と、連携コンポーネント間での連携メッセージの通信を制御するコンポーネント間通信部と、管理サーバとの通信を制御するサーバ通信部とを備え、
    前記管理サーバは、各クライアントの管理サーバヘのログイン・ログアウト要求を受信すると共に、ログイン状況を管理するクライアント管理部と、クライアントで動作する連携システムにコンテンツが新たに登録された際に登録されたコンテンツのファイルタイプに応じて、対応する連携コンポーネントを前記コンテンツに付与する連携コンポーネント管理部と、クライアント間での連携メッセージの通信を制御する連携メッセージ仲介部と、クライアント間でのコンテンツの共有を支援する共有支援部とを備えていることを特徴とするコンテンツ自動連携システム。
  2. 前記サーバ通信部は、
    前記クライアント管理部ヘログイン・ログアウト要求を送信するログイン部と、
    前記コンポーネント間通信部から送信される連携メッセージを前記連携メッセージ仲介部に送信すると共に、前記連携メッセージ仲介部から送信される他クライアントからの連携メッセージを受信し、前記コンポーネント間通信部に送信するメッセージ送受信部と、
    自クライアント上に所持するコンテンツを前記共有支援部にアップロードすると共に、前記共有支援部から他クライアント上のコンテンツをダウンロードする共有操作部と、
    前記共有支援部からダウンロードしたコンテンツを保管する共有用データベースとから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ自動連携システム。
  3. 前記連携コンポーネント管理部は、ファイルタイプ毎に対応する連携コンポーネントを管理する連携コンポーネントデータベースと、
    前記コンテンツ管理部から、新たにそのクライアントで動作する連携システムに登録されたコンテンツのファイルタイプを受信し、そのファイルタイプに対応する連携コンポーネントを前記連携コンポーネントデータベースから検索するコンポーネント検索部と、
    前記コンポーネント検索部で検索された連携コンポーネントを連携コンポーネントデータベースから取得し、前記ブラウザ部に送信するコンポーネント配布部とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ自動連携システム。
  4. 前記連携メッセージ仲介部は、
    前記サーバ通信部から送信される連携メッセージを受信するメッセージ受信部と、
    前記クライアント管理部に設けられているクライアント管理テーブルを参照し、受信した連携メッセージを現在ログインしているクライアントに送信する連携メッセージ配信部とを備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンテンツ自動連携システム。
JP2003132042A 2003-05-09 2003-05-09 コンテンツ自動連携システム Pending JP2004334695A (ja)

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