JP2004334650A - バックアップ方法、リストア方法及びプログラム - Google Patents

バックアップ方法、リストア方法及びプログラム Download PDF

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剛 宮前
Yoshitake Shinkai
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Abstract

【課題】OPC技術を用いた場合にも、特定のファイルを指定してバックアップが可能なバックアップ方法を提供する。
【解決手段】記録装置20内のバックアップ用のボリューム(例えばボリュームVna)に、マウントしてバックアップ対象のファイル情報を抽出し、そのファイル情報をもとに、バックアップ用のボリュームVnaでのバックアップ対象ファイルのデータの記録場所と、記録媒体30での記録場所とを対応付ける対応テーブル10dを作成し、対応テーブル10dを参照して、バックアップ用のボリュームVnaからバックアップ対象ファイルのデータを記録媒体30に複製する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データのバックアップ方法、リストア方法に関し、特に、計算機が、ハードディスクなどの記録装置からバックアップ用のテープ媒体などの記録媒体へデータをバックアップするバックアップ方法と、バックアップした記録媒体から、記録装置へデータをリストアするリストア方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、計算機(コンピュータ)を用いた種々の業務では、アクセス速度の速いハードディスクなどの記録装置に記録されたデータを用いて作業を行っていた。しかし、駆動機構を有するハードディスクは他の電子部品に比べ故障率が高いので、信頼性の向上が課題となっていた。
【0003】
このような課題に鑑みて、近年、ディスクアレイ(RAID:Redundant Arrays of Independent Disksとも呼ばれる)と呼ばれる装置が登場し、大容量のデータを格納する必要があるデータベースサーバ(以下DBサーバと呼ぶ)などに用いられている。ディスクアレイは、複数のハードディスクなどの記録装置をアレイ状に配置して、同一データを複数のドライブに分散して書き込み、信頼性を向上させたものである。
【0004】
さて、このようなディスクアレイにおいても、従来のように、必要に応じてディスクアレイ内のデータを磁気テープなどの他の記録媒体にバックアップし、必要な場合にリストアすることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
DB(データベース)サーバなどでは、通常業務を24時間365日稼動できることが望ましいので、このようなバックアップ処理、リストア処理を高速に行う必要がある。
【0006】
バックアップ処理を高速に行う技術として、OPC(One Point Copy)と呼ばれる技術がある。
OPC技術は、ディスクアレイ内の論理ユニット(以下ボリュームと呼ぶ)上の連続するブロック群を、同じディスクアレイ内の異なるボリューム上の領域に高速にコピーする機能である。
【0007】
図7は、OPC技術を用いた従来のバックアップ方法を説明する図である。
通常動作時では、計算機70は、通常動作処理部70aを用いて、ディスクアレイ80の、ボリュームV1、V2、…、Vnのデータを用いて作業を行う。バックアップ時には、OPC技術により、ディスクアレイ80の、ボリュームV1、V2、…、Vn上の連続するブロック群を同じディスクアレイ80内の、異なるボリュームV1a、V2a、…、Vna上の領域に複製する。バックアップ用記録媒体として磁気テープなどを用いたテープ装置90には、複製されたボリュームV1a、V2a、…、Vnaからデータがバックアップされる。
【0008】
このようにすることで、作業を停止する時間がOPCによるコピー時間(数秒)のみですむ。そのため、ユーザからは、高速にバックアップが行われたように見える。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−011228号公報(段落番号〔0024〕〜〔0033〕,第2図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のOPC技術によるバックアップ方式はボリューム単位のコピーであるため、データの種類に応じて、特定のファイル(以下ディレクトリと呼ぶ場合もある)のみをバックアップ/リストアの対象として選択することができない。特に、特定のファイルのみをリストアする際に、記録装置側に空きボリュームを用意してボリューム全体をリストアする必要がある。
【0011】
また、記録装置のディスクの使用量に関係なくボリューム全体をバックアップ/リストアすることになるため、バックアップ/リストアに必ず一定の時間がかかり、また、一定の容量のテープを消費してしまうという問題があった。
【0012】
また、ボリューム単位のバックアップではファイルシステムレイアウトごと保存してしまうため、リストアのためには該当ファイルシステムを動作させる必要がある。すなわち、該当ファイルシステムが動作していない環境では、リストアを行うことができないという問題があった。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、OPC技術を用いて高速に、且つ、特定のファイルを指定してバックアップが可能なバックアップ方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明の他の目的は、高速に且つ、特定のファイルを指定してリストアが可能なリストア方法及びプログラムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、計算機が記録装置内のデータをバックアップ用の記録媒体にバックアップするバックアップ方法において、図1に示すように、記録装置(図ではディスクアレイとしている)20のボリュームV1、V2、…、Vn内のデータを複製して格納するための、記録装置20内に用意されるバックアップ用のボリュームV1a、V2a、Vnaへマウントし(ステップS1)、複製されたデータが格納されたバックアップ用のボリュームからバックアップ対象ファイルのファイル情報を抽出し(ステップS2)、ファイル情報をもとに、バックアップ用のボリュームV1a、V2a、Vnaでのバックアップ対象ファイルのデータの記録場所と、記録媒体(図ではテープ装置としている)30での記録場所とを対応付ける対応テーブル10dを作成し(ステップS3)、対応テーブル10dを参照して、バックアップ用のボリュームV1a、V2a、Vnaからバックアップ対象ファイルのデータを記録媒体30に複製する(ステップS4)、ことを特徴とするバックアップ方法が提供される。
【0016】
上記の方法によれば、記録装置20内のバックアップ用のボリューム(例えばボリュームVna)にマウントして、バックアップ対象のファイル情報を抽出し、そのファイル情報をもとに、バックアップ用のボリュームVnaでのバックアップ対象ファイルのデータの記録場所と、記録媒体30での記録場所とを対応付ける対応テーブル10dを作成し、対応テーブル10dを参照して、バックアップ用のボリュームVnaからバックアップ対象ファイルのデータを記録媒体30に複製するので、記録媒体30にはファイルごとにバックアップされ、不用なデータの書き込みを防止する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態のバックアップ方法が適用されるシステムの、概略のシステム構成図である。
【0018】
図1のシステムは、計算機10と、ディスクアレイ20と、テープ装置30と、から構成される。
本システムは、例えばDBサーバシステムとして機能し、計算機10は、DBサーバ処理や、Webサーバ処理などの動作(以下これらを通常動作と呼ぶ)を行う通常動作処理部10aと、テープ装置30へのバックアップ処理を行うバックアップ処理部10bと、テープ装置30からのリストア処理を行うリストア処理部10cから構成される。
【0019】
ディスクアレイ20は、例えば、ハードディスクなどの記憶装置が、複数、アレイ状に配置されている。このようなディスクアレイ20では、複数のボリュームV1、V2、…、Vn、V1a、V2a、…、V2nが用意されデータが格納される。
【0020】
テープ装置30は、例えば、磁気テープなどのテープ媒体にデータを格納する。アクセス速度は遅いが大容量のデータを格納する記録装置である。本発明の実施の形態ではディスクアレイ20のデータをバックアップ及びリストアするために用いられる。
【0021】
以下、図1を用いて、上記のシステムのバックアップ処理時の動作を説明する。
なお、計算機10は、通常動作処理部10aにより通常動作を行う際、ディスクアレイ20のボリュームV1、V2、…、Vnに格納されたデータを用いて作業を行っているものとする。
【0022】
バックアップ処理動作を開始すると、従来と同様にOPC技術により、バックアップ処理部10bでは、バックアップ用のボリュームV1a、V2a、…、Vnaを用意して、ここに、通常動作で用いるボリュームV1、V2、…、Vn上の連続するブロック群を複製する。本発明の実施の形態では、次に、バックアップ対象のファイルのデータブロックがあるボリューム(ここでは、ボリュームVnとする)の複製先のボリュームVnaにマウントする。この際、ボリュームVnaへのマウントは、バックアップ対象のファイルが属するファイルシステムとは異なるファイルシステムとしてマウントする(ステップS1)。
【0023】
ボリュームVnaにマウントすると、ボリュームVnaより、バックアップ対象ファイルのファイル情報を抽出する。
ファイル情報は、ディレクトリエントリ情報及びエクステント情報がある。
【0024】
ディレクトリエントリ情報はボリューム内の、ファイルの名前、サイズ、更新日時、属性、最初の実データのセクタ番号などの情報であり、OS(Operating System)が標準で用意するシステムコールによって抽出可能である。
【0025】
エクステント情報は、ファイルを構成する複数のデータブロックの、ファイル上での論理位置(ブロック番号)、ディスクアレイ20におけるアドレス、領域の長さなどの情報である。エクステント情報の抽出は、特開2001−84168号公報の技術を用いることで実現可能である。この技術によれば、ファイルシステムに依存しない方法でエクステント情報を抽出できる。
【0026】
バックアップ処理部10bでは、複製したボリュームVnaより、ディレクトリエントリ情報を再帰的に抽出し、バックアップ対象のファイルが見つかったら、そのファイルを構成するディスクアレイ20上のエクステント情報を抽出する(ステップS2)。
【0027】
バックアップ対象の全てのファイルのファイル情報を抽出したら、これらを集計し、ディスクアレイ20上でのエクステント情報と、テープ装置30上でのエクステント情報との対応テーブル10dを生成する。
【0028】
図2は、生成された対応テーブルの例である。
図のように、ファイルごとに、そのファイルを構成するデータブロックの、ディスクアレイ20上のアドレスと、そのデータブロックを格納するバックアップ先のテープ装置30のテープ媒体上のアドレスが対応付けられている(ステップS3)。
【0029】
最後にバックアップ処理部10bは、ステップS3の処理で生成した対応テーブル10dを参照して、バックアップ対象のファイルのデータブロックをテープ装置30に複製する。例えば、図2で、ファイル名“file1”のファイルのブロック番号“blk=0〜3”の連続するデータブロックは、先頭ブロックのディスクアレイ20上でのアドレスが“5977”である。これが、テープ装置30のテープ媒体上のアドレス“1000”に複製され、アドレス“1003”までを占める。ブロック番号“4〜7”の連続するデータブロックは、先頭ブロックのディスクアレイ20上でのアドレスが“10293”であり、これが、テープ装置30のテープ媒体上のアドレス“1004”に複製され、アドレス“1007”までを占める。このように、複製が行われる。なお、複製の際、図2で示した対応テーブルのエクステント情報(特に、ファイル名、ブロック番号と、テープ装置30でのアドレス)も同時に格納され、後述するリストア処理の際に用いられる(ステップS4)。
【0030】
上記のように、ファイルごとにバックアップの制御が行えるようになるため、データの種類に応じて特定のファイルのみをバックアップの対象として選択することができる。
【0031】
これによって、バックアップ時間が短縮され、さらに、不用なデータの書き込みを防止するので、バックアップ用のテープ媒体の小容量化が可能になる。
次に、テープ装置30に格納したデータをディスクアレイ20にリストアする場合について説明する。
【0032】
図3は、本発明の実施の形態のリストア方法を説明する図である。
図3は、図1と同じ構成であり、符号も同一としている。なお、図1に登場した構成要素のうち、ここでの説明に関係のないものについては図示を省略している。
【0033】
以下、図3を用いてリストア処理時の動作を説明する。
リストア動作を開始すると、リストア処理部10cは、任意のボリューム(例えば、ボリュームVn)にマウントする(ステップS10)。その後、テープ装置30から、リストア対象ファイルのファイル情報(前述したディレクトリエントリ情報、及びエクステント情報)を抽出する(ステップS11)。次に、マウントしたボリュームVnに、抽出したファイル情報をもとに、ディレクトリを作成する(ステップS12)。なお、ディレクトリの作成には、OSが標準で用意するシステムコールを用いる。最後に、ステップS12の処理で作成したディレクトリに対して、ファイル情報をもとにテープ装置30から、データ領域を読み込み、ディレクトリに書き出す(ステップS13)。なお、ディレクトリへの書き出しも、OSが標準で用意するシステムコールを用いて実現可能である。
【0034】
上記のように、ファイルごとにリストアの制御が行えるようになるため、データの種類に応じて特定のファイルのみをリストアの対象として選択することができる。これによって、リストア時間が短縮される。
【0035】
次に、計算機10のハードウェア構成例を示す。
図4は、本発明の実施の形態の計算機のハードウェア構成例である。
計算機10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ハードディスク14、グラフィック処理部15、入力I/F(Interface)16及び通信I/F17などによって構成され、これらはバス18を介して相互に接続されている。
【0036】
ここで、CPU11は、ハードディスク14に格納されているプログラムに応じて各部を制御する。
ROM12は、CPU11が実行する基本的なプログラムやデータを格納している。
【0037】
RAM13は、CPU11が実行途中のプログラムや、演算途中のデータ(例えば、図1で示した対応テーブル10dなど)を一時的に格納する。
ハードディスク14は、CPU11が実行するOSや、サーバアプリケーションであるHTTPd(HyperText Transfer Protocol daemon)や、前述したバックアップ処理やリストア処理を行うプログラムなどが格納される。
【0038】
グラフィック処理部15には、ディスプレイなどの表示装置15aが接続されており、CPU11からの描画命令に従って、表示装置15aの画面上に画像を表示させる。
【0039】
入力I/F16には、マウス16aやキーボード16bが接続されており、例えば、計算機10の管理者により入力された情報を受信し、バス18を介してCPU11に送信する。
【0040】
通信I/F17は、ストレージエリアネットワーク(SAN)と呼ばれるディスクプロトコルで通信を行うネットワーク40を介して、ディスクアレイ20に接続される。
【0041】
上記のような、ハードウェア構成により本発明の実施の形態の処理が実現される。
なお、図1、図3の通常動作処理部10aの処理機能は、ハードディスク14に格納されたHTTPdなどのプログラムがCPU11の制御のもと、実行されることによって実現される。また、バックアップ処理部10bは、バックアップ処理を行うプログラムがCPU11の制御のもと、実行されることによって実現される。同様に、リストア処理部10cは、リストア処理を行うプログラムがCPU11の制御のもと実行されることによって実現される。
【0042】
以下、図4で示す計算機10の処理の流れを、フローチャートを用いて示すとともに、本発明の実施の形態のバックアップ方法及び、リストア方法についてまとめる。
【0043】
図5は、本発明の実施の形態のバックアップ方法の処理の流れを説明するフローチャートである。
CPU11の制御のもとハードディスク14より、バックアップ処理を行うプログラムが取り出され実行されると、CPU11は、通信I/F17を介して、ネットワーク40上のディスクアレイ20のバックアップ処理の制御を開始する。
【0044】
S20:OPCによる複製
CPU11は、ディスクアレイ20上に、図1で示したようにOPC技術によりバックアップ用のボリュームV1a、V2a、…、Vnaを用意して、ここに、通常動作で用いるボリュームV1、V2、…、Vn上の連続するブロック群を複製する。
【0045】
S21:マウント
例えば、計算機10の管理者がマウス16aやキーボード16bの操作によってバックアップ対象ファイルの情報を入力すると、入力I/F16によって、その情報が計算機10で読み取り可能なデータ形式に変換される。バックアップ対象ファイルの情報は、バス18を介してCPU11に入力される。この情報をもとに、CPU11は、ディスクアレイ20上のバックアップ対象のファイルのデータブロックがあるボリュームVnの、複製先のボリュームVnaにマウントする。この際、ボリュームVnaへのマウントは、バックアップ対象のファイルが属するファイルシステムとは、異なるファイルシステムとしてマウントする。
【0046】
S22:ファイル情報抽出
ボリュームVnaにマウントすると、CPU11は、ボリュームVnaより、バックアップ対象ファイルのファイル情報を抽出する。
【0047】
ファイル情報は、前述のように、ディレクトリエントリ情報及びエクステント情報がある。
S23:対応テーブル作成
CPU11は、バックアップ対象の全てのファイルのファイル情報を抽出すると、これらを集計し、図2で示したような、ディスクアレイ20上でのバックアップ対象のファイルのデータの記録場所(アドレス)と、テープ装置30上での記録場所とを対応付けた対応テーブル10dを生成して、例えば、RAM13に一時格納する。
【0048】
S24:データ複製
ステップS23の処理で生成した対応テーブル10dを参照して、CPU11の制御のもと、バックアップ対象のファイルのデータブロックをテープ装置30に複製する。なお、複製の際、図2で示した対応テーブルのエクステント情報(特に、ファイル名、ブロック番号と、テープ装置30でのアドレス)も同時にテープ装置30のテープ媒体に格納する。
【0049】
図6は、本発明の実施の形態のリストア方法の処理の流れを説明するフローチャートである。
CPU11の制御のもとハードディスク14より、リストア処理を行うプログラムが取り出され実行されると、CPU11は、通信I/F17を介して、ネットワーク40上のディスクアレイ20へのリストア処理の制御を開始する。
【0050】
S30:マウント
CPU11は、管理者の入力により選択されたディスクアレイ20上の任意のボリュームVnにマウントする。
【0051】
S31:ファイル情報抽出
次に、CPU11は、テープ装置30から、リストア対象ファイルのファイル情報(前述したディレクトリエントリ情報、及びエクステント情報)を抽出する。
【0052】
S32:ディレクトリ作成
CPU11は、マウントしたボリュームVnに、抽出したファイル情報をもとに、ディレクトリを作成する。
【0053】
S33:データ複製
最後にCPU11は、ステップS12の処理で作成したディレクトリに対して、ファイル情報をもとにテープ装置30からデータ領域を読み込み、ディレクトリに書き出す。
【0054】
上記のような、バックアップ方法、リストア方法によれば、バックアップの際、複製元のファイルシステムレイアウトに依存しない形式でデータを格納するため、任意のファイルシステムを用いてリストアを行うことができる。したがって、古いデータのリストアを行うのに、古いファイルシステムを動作させる必要がない。また、リストア時に希望のファイルシステムを選択することで、ファイルシステムの変換を実現することができる。
【0055】
なお、上記では、記録装置としてディスクアレイ、バックアップ用の記録媒体としてテープ媒体を用いた場合を例にして説明したが、これに限定されることはない。記録装置としては、ファイルシステムとしてアクセス可能なものであればよく、例えば、大容量の不揮発性メモリなどを用いてもよい。また、バックアップ用の記録媒体として、DVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などの光ディスクや、ハードディスクなどを用いてもよい。
【0056】
前述したように、上記の処理機能は、計算機(コンピュータ)によって実現することができる。その場合、計算機10が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM、CD−R/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto−Optical disc)などがある。
【0057】
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0058】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0059】
(付記1)計算機が記録装置内のデータをバックアップ用の記録媒体にバックアップするバックアップ方法において、
前記記録装置のボリューム内のデータを複製して格納するための、前記記録装置内に用意されるバックアップ用ボリュームへマウントし、
複製された前記データが格納された前記バックアップ用ボリュームからバックアップ対象ファイルのファイル情報を抽出し、
前記ファイル情報をもとに、前記バックアップ用ボリュームでの前記バックアップ対象ファイルのデータの記録場所と、前記記録媒体での記録場所とを対応付ける対応テーブルを作成し、
前記対応テーブルを参照して、前記バックアップ用ボリュームから前記バックアップ対象ファイルのデータを前記記録媒体に複製する、
ことを特徴とするバックアップ方法。
【0060】
(付記2)前記ファイル情報は前記バックアップ対象ファイルの、ディレクトリエントリ情報及びエクステント情報であることを特徴とする付記1記載のバックアップ方法。
【0061】
(付記3)計算機が、バックアップ用の記録媒体からデータを記録装置にリストアするリストア方法において、
前記記録媒体から、前記リストア対象のデータをリストアするための前記記録装置内のボリュームへマウントし、
前記記録媒体から前記リストア対象ファイルのファイル情報を抽出し、
前記ファイル情報をもとに前記ボリュームへディレクトリを作成し、
前記ディレクトリに前記リストア対象ファイルのデータを書き出す、
ことを特徴とするリストア方法。
【0062】
(付記4)記録装置内のデータをバックアップ用の記録媒体にバックアップする処理をコンピュータに機能させるプログラムにおいて、
コンピュータを、
前記記録装置のボリューム内のデータを複製して格納するための、前記記録装置内に用意されるバックアップ用ボリュームへマウントするマウント手段、
複製された前記データが格納された前記バックアップ用ボリュームからバックアップ対象ファイルのファイル情報を抽出するファイル情報抽出手段、
前記ファイル情報をもとに、前記バックアップ用ボリュームでの前記バックアップ対象ファイルのデータの記録場所と、前記記録媒体での記録場所とを対応付ける対応テーブルを作成する対応テーブル作成手段、
前記対応テーブルを参照して、前記バックアップ用ボリュームから前記バックアップ対象ファイルのデータを前記記録媒体に複製するデータ複製手段、
として機能させるプログラム。
【0063】
(付記5)バックアップ用の記録媒体からデータを記録装置にリストアする処理をコンピュータに機能させるプログラムにおいて、
前記記録媒体から、前記リストア対象のデータをリストアするための前記記録装置内のボリュームへマウントするマウント手段、
前記記録媒体から前記リストア対象ファイルのファイル情報を抽出するファイル情報抽出手段、
前記ファイル情報をもとに前記ボリュームへディレクトリを作成するディレクトリ作成手段、
前記ディレクトリに前記リストア対象ファイルのデータを書き出すデータ書き込み手段、
として機能させるプログラム。
【0064】
(付記6)記録装置内のデータをバックアップ用の記録媒体にバックアップする処理をコンピュータに機能させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
コンピュータを、
前記記録装置のボリューム内のデータを複製して格納するための、前記記録装置内に用意されるバックアップ用ボリュームへマウントするマウント手段、
複製された前記データが格納された前記バックアップ用ボリュームからバックアップ対象ファイルのファイル情報を抽出するファイル情報抽出手段、
前記ファイル情報をもとに、前記バックアップ用ボリュームでの前記バックアップ対象ファイルのデータの記録場所と、前記記録媒体での記録場所とを対応付ける対応テーブルを作成する対応テーブル作成手段、
前記対応テーブルを参照して、前記バックアップ用ボリュームから前記バックアップ対象ファイルのデータを前記記録媒体に複製するデータ複製手段、
として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0065】
(付記7)バックアップ用の記録媒体からデータを記録装置にリストアする処理をコンピュータに機能させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記記録媒体から、前記リストア対象のデータをリストアするための前記記録装置内のボリュームへマウントするマウント手段、
前記記録媒体から前記リストア対象ファイルのファイル情報を抽出するファイル情報抽出手段、
前記ファイル情報をもとに前記ボリュームへディレクトリを作成するディレクトリ作成手段、
前記ディレクトリに前記リストア対象ファイルのデータを書き出すデータ書き込み手段、
として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、記録装置のボリューム内のデータを、同一記録装置内に用意されるバックアップ用のボリュームに複製してから、バックアップ用の記録媒体にバックアップする技術を用いた場合においても、ファイルごとのバックアップ制御が可能になる。これによって、バックアップ時間が短縮され、さらに、バックアップ用の記録媒体の小容量化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のバックアップ方法が適用されるシステムの、概略のシステム構成図である。
【図2】生成された対応テーブルの例である。
【図3】本発明の実施の形態のリストア方法を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態の計算機のハードウェア構成例である。
【図5】本発明の実施の形態のバックアップ方法の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態のリストア方法の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図7】OPC技術を用いた従来のバックアップ方法を説明する図である。
【符号の説明】
10 計算機
10a 通常動作処理部
10b バックアップ処理部
10c リストア処理部
10d 対応テーブル
20 ディスクアレイ
30 テープ装置

Claims (5)

  1. 計算機が記録装置内のデータをバックアップ用の記録媒体にバックアップするバックアップ方法において、
    前記記録装置のボリューム内のデータを複製して格納するための、前記記録装置内に用意されるバックアップ用ボリュームへマウントし、
    複製された前記データが格納された前記バックアップ用ボリュームからバックアップ対象ファイルのファイル情報を抽出し、
    前記ファイル情報をもとに、前記バックアップ用ボリュームでの前記バックアップ対象ファイルのデータの記録場所と、前記記録媒体での記録場所とを対応付ける対応テーブルを作成し、
    前記対応テーブルを参照して、前記バックアップ用ボリュームから前記バックアップ対象ファイルのデータを前記記録媒体に複製する、
    ことを特徴とするバックアップ方法。
  2. 前記ファイル情報は前記バックアップ対象ファイルの、ディレクトリエントリ情報及びエクステント情報であることを特徴とする請求項1記載のバックアップ方法。
  3. 計算機が、バックアップ用の記録媒体からデータを記録装置にリストアするリストア方法において、
    前記記録媒体から、前記リストア対象のデータをリストアするための前記記録装置内のボリュームへマウントし、
    前記記録媒体から前記リストア対象ファイルのファイル情報を抽出し、
    前記ファイル情報をもとに前記ボリュームへディレクトリを作成し、
    前記ディレクトリに前記リストア対象ファイルのデータを書き出す、
    ことを特徴とするリストア方法。
  4. 記録装置内のデータをバックアップ用の記録媒体にバックアップする処理をコンピュータに機能させるプログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記記録装置のボリューム内のデータを複製して格納するための、前記記録装置内に用意されるバックアップ用ボリュームへマウントするマウント手段、
    複製された前記データが格納された前記バックアップ用ボリュームからバックアップ対象ファイルのファイル情報を抽出するファイル情報抽出手段、
    前記ファイル情報をもとに、前記バックアップ用ボリュームでの前記バックアップ対象ファイルのデータの記録場所と、前記記録媒体での記録場所とを対応付ける対応テーブルを作成する対応テーブル作成手段、
    前記対応テーブルを参照して、前記バックアップ用ボリュームから前記バックアップ対象ファイルのデータを前記記録媒体に複製するデータ複製手段、
    として機能させるプログラム。
  5. バックアップ用の記録媒体からデータを記録装置にリストアする処理をコンピュータに機能させるプログラムにおいて、
    前記記録媒体から、前記リストア対象のデータをリストアするための前記記録装置内のボリュームへマウントするマウント手段、
    前記記録媒体から前記リストア対象ファイルのファイル情報を抽出するファイル情報抽出手段、
    前記ファイル情報をもとに前記ボリュームへディレクトリを作成するディレクトリ作成手段、
    前記ディレクトリに前記リストア対象ファイルのデータを書き出すデータ書き込み手段、
    として機能させるプログラム。
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