JP2004333514A - 現像剤補給キット - Google Patents

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Hironori Minagawa
皆川  浩範
Yutaka Ban
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Abstract

【課題】現像剤を現像器に搬送する際に、画像不良の一因となる粗粒の発生を抑えること。
【解決手段】内部に現像剤を収容する現像剤収容部を有し、前記現像剤収容部の内部に、回転又は回動自在に配設された攪拌部材を有し、前記攪拌部材は、前記現像剤補給キットに、前記攪拌部材を回転又は回動自在に保持する軸部と、可撓性部材にて形成されると共に、前記軸部に取り付けられる攪拌翼とからなり、前記攪拌翼は、前記現像剤補給キットの内壁面を摺擦することで、前記現像剤を攪拌及び搬送する現像剤補給キットにおいて、前記現像剤はトナーと略球形のスペーサー粒子の混合物からなり、前記スペーサー粒子の平均粒径(D50)はトナーの重量平均粒径(D)よりも大きいことを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に現像剤を補給するための現像剤補給キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば電子写真方式を用いた画像形成装置には、現像剤が充填された現像器が搭載される。そして、この現像器を像担持体としての電子写真感光体(感光体)に対向配置し、静電潜像を現像剤が備えたトナーで可視化することで画像を形成する。
【0003】
カラー画像形成装置には、それぞれ異なる色の現像剤を備える複数の現像器が搭載される。そして、例えば、像担持体が1つである場合には、各色に分解された画像情報に従って像担持体上に順次形成される静電潜像に、各色用の現像器により順次所望の色の現像剤を供給して、カラー画像を形成する。特に、カラー画像形成装置においては、トナー粒子が磁性体を有しなくてよいため、現像剤として主に非磁性樹脂トナー粒子(トナー)と磁性キャリア粒子(キャリア)とを備えた、所謂2成分現像剤が用いられることが多い。
【0004】
上述のカラー画像形成装置において、トナー及びキャリアを供給する場合、従来は現像剤補給キットにトナーのみ充填し、現像剤補給キットからはトナーのみが供給され、キャリアは装置本体の現像器に先に充填しておくか、ユーザー先で設置するときに、サービスマンが現像器に充填するなどで対応していた。
【0005】
現像剤補給キットからトナーを供給する手段としては、例えば特開平7−199621号公報に開示されるような、可撓性部材を有した攪拌部材による供給方法が挙げられる。又、汚れ性の観点から、現像剤の排出口を小さくした場合には、例えば特開平11−24401号公報あるいは、特開2001−355521号公報に開示されるような攪拌部材を用いることが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例によると以下のような課題があった。
【0007】
特開平7−199621号、特開平11‐02204号あるいは、特開2001−355521号に開示されるような攪拌部材での供給方法の場合、現像剤補給キット内に充填されたトナーを確実に現像器に供給する為には、攪拌翼を現像剤補給キット内壁面と摺擦させる必要があり、攪拌部材の一回転あたりの供給量を増す必要がある場合、あるいは使用後の残量を極力少なくする必要がある場合などは、攪拌部材の回転数を上げたり攪拌翼の現像剤補給キット内壁面への侵入量を増やしたりする必要がある。その場合、画像不良の原因となる、粗粒が発生する危険性があり、攪拌部材の回転数や、攪拌翼の侵入量も制約を受けざるを得ない。
【0008】
従って、本発明の目的は、現像剤補給キット内に残留する現像剤残量を少なくすると共に現像剤補給キット内の現像剤を撹拌、搬送する際に画像不良の一因となるトナーの粗粒化を防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、画像形成装置に着脱可能に装着される現像剤補給キットであって、現像剤を収容した容器と、前記容器に設けられ現像剤を排出する排出口と、前記容器内面を摺擦しながら現像剤を攪拌すると共に前記排出口へ搬送する可撓性部材と、を有し、現像剤をトナーと略球形のスペーサー粒子との混合物より構成し、前記スペーサー粒子の平均粒径(D50)をトナーの重量平均粒径(D)よりも大きくしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る現像剤補給キットを図面に則して更に詳しく説明する。
【0011】
(第1実施形態)
図1は本発明を適用し得る画像形成装置の一実施例の概略断面図を示す。本実施形態において、本発明は、電子写真方式にてモノクロ及びフルカラーの画像を形成することができる電子写真複写機にて具現化されるが、本発明はこれに限定されるものではない。電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置には、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタなど)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサなどが含まれる。
【0012】
先ず、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
操作者によって、原稿101は原稿台ガラス102の上に置かれる。そして、光学部103の有する複数のミラーとレンズにより感光体ドラム104上に原稿の光像が結像する。一方給送カセット105〜108に積載された記録媒体P(例えば用紙、OHPシート等以下、用紙という)のうち、操作部(不図示)から操作者が入力した情報に基づいたサイズの記録媒体Pを選択する。そして、送り出しローラ105A〜108Aの内、選択された給送カセットに応じたローラが回転する。
【0013】
そして、給送カセットから送り出された1枚の記録媒体Pを搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送する。レジストローラ110は、感光体ドラム104の回転と光学部103のスキャンのタイミングとを同期させて記録媒体Pを感光体ドラム104へ搬送する。そして、記録媒体Pは、転写手段111によって、感光体ドラム104上の、トナー像を転写される。その後、記録媒体Pは分離手段112によって感光体ドラム104から分離される。そして、記録媒体Pは搬送部113により、搬送されて定着部114に到る。そして、定着部114で熱と圧力により、記録媒体P上のトナー像を定着させる。
【0014】
その後、片面コピーの場合と、多重コピーの場合と、両面コピーの場合とで記録媒体Pの搬送方法が異なる。まず、片面コピーの場合は、記録媒体Pは、反転部115を通過して、排出ローラ116によりトレー117へ排出される。一方、多重コピーの場合、記録媒体Pは反転部115のフラッパー118により、搬送部119、120へ搬送される。そして、レジストローラ110まで達する。その後、前記と同様に画像形成部、定着部114を通り、トレー117へ排出される。最後に、両面コピーの場合、記録媒体Pは、反転部115を通り、一度、排出ローラ116により、その一部を機外へ排出する。その後、記録媒体Pの終端がフラッパー118を通過した後、前記排出ローラ116を逆回転させる。そして、記録媒体Pを再度機内へ搬送する。この記録媒体Pは、搬送部119、120へ搬送されて、レジストローラ110まで至る。そして、前記と同様に画像形成部、搬送部、定着部114を通りトレー117へ排出される。
【0015】
上記構成の電子写真画像形成装置において、感光体ドラム104の回りには、現像装置201、クリーニング手段202及び、一次帯電手段203が配置されている。現像装置201はトナーを用いて、感光体ドラム104に形成された静電潜像を現像する。そして、現像装置201にトナーを供給するための現像剤補給キット1が装置本体124に取り外し可能に装着されている。
【0016】
ここで、現像装置201は感光体ドラム104と微小隙間(約300μm)をおいて現像ローラ201aを有する。そして、現像に際しては、現像ブレード201bによって、現像ローラ201a周面に薄層のトナー層を形成する。そして、現像ローラ201aに現像バイアスを加えることにより、感光体ドラム104に形成された静電潜像を現像する。
【0017】
また、帯電手段203は、感光体ドラム104を帯電するものである。また、クリーニング手段202は感光体ドラム104に残留するトナーを除去するものである。現像によって減少する現像剤は、現像剤補給装置100から順次補給される。次に、本発明の実施の形態に係る現像剤補給キット1について図を用いて説明する。
【0018】
(現像剤補給キット1の構成)
図2及び図3に示す斜視図及び図4に示す断面図のように、現像剤補給キット1には、現像剤収容部である現像剤容器本体1A、フランジ1B、攪拌部材12、及び把手部材10を備えている。図4に示すように、攪拌部材12は現像剤を攪拌・搬送する為の可撓性部材からなる攪拌翼12bと、攪拌翼12bを固定する為の撹拌軸12aとからなる。攪拌翼12bは、攪拌部材12の回転に伴い、現像剤容器本体1A内壁面と摺擦することで現像剤の攪拌・搬送を行う。
【0019】
現像剤補給キットの中には、トナーT及びスペーサー粒子Cが混入されており、スペーサー粒子Cの混入量は、現像剤に対して5wt%から30wt%が好ましい。尚、ここではスペーサー粒子Cを磁性キャリア粒子とする。5wt%よりも少ない場合、攪拌翼12bと現像剤容器本体1A内壁面との摺擦の際に、粗粒が発生する危険性があり、30wt%よりも多い場合、攪拌翼12bの回転時の回転トルクが大きくなり、搬送効率が落ちる。又、現像剤補給キットのコストも高くなる。さらには、充填可能な現像剤の量も減ってくる。
【0020】
次に、スペーサー粒子Cの平均粒径(D50)はトナーTの重量平均粒径(D)よりも大きく設定する。スペーサー粒子Cの平均粒径(D50)がトナーTの重量平均粒径(D)よりも大きいことで、図6に示すように、攪拌部材12が回転する際、攪拌翼12bと現像剤容器本体1A内壁との間に存在する現像剤中にスペーサー粒子Cがあると、攪拌翼12bがトナーTを押しつぶしてトナーTが融着する不具合を防止し、粗粒の発生が抑えられる。
【0021】
ここで、スペーサー粒子Cの平均粒径(D50)は、レーザー回折式粒度分布測定装置HEROS(日本電子製)を用いて、0.5〜200μmの範囲を32対数分割して測定し、体積50%メジアン径をもって平均粒径とした。また、トナー粒子Tの平均粒径(D)は、コールターカウンターのマルチサイザーII(コールター社製)を用いて測定する。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて、約1%NaCl水溶液を調製する。例えば、ISTON R−II(コールターサイエンティフィックジャパン社製)が使用できる。測定方法としては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、粒径2.00乃至40.30μmのトナー粒子の体積及び個数各チャンネルごとに測定して、トナーの体積分布と個数分布とを算出する。それから、トナー粒子の体積分布から求めた重量基準のトナー粒子の重量平均粒径(D)(各チャンネルの中央値をチャンネル毎の代表値とする)を求める。
【0022】
チャンネルとしては、2.00〜2.52μm;2.52〜3.17μm;3.17〜4.00μm;4.00〜5.04μm;5.04〜6.35μm;6.35〜8.00μm;8.00〜10.08μm;10.08〜12.70μm;12.70〜16.00μm;16.00〜20.20μm;20.20〜25.40μm;25.40〜32.00μm;32.00〜40.30μmの13チャンネルを用いる。
【0023】
次に、攪拌翼12bと現像剤容器本体1A内壁との侵入量は0.1mm以上10mm以下とされる。0.1mmよりも小さい場合、現像剤の搬送性が悪くなり、使用後の現像剤補給キット内に残る現像剤の量が増加する。又、10mmよりも大きい場合、攪拌部材12の回転トルクが増加し、画像形成装置本体124への負荷が増えることになり、そのため攪拌部材12を駆動する為のモーターなどもコストの高い物となってしまう。
【0024】
攪拌部材12の攪拌翼12bはポリエステル(PET)フィルムで構成されている。その厚さは、50μm〜500μmが好ましく、より好ましくは、150μm〜300μmが好適である。なお、厚さが50μmよりも薄いと、弾性が弱くなって、現像剤の搬送力が低下し、500μmよりも厚くなると、弾性が強くなりすぎて、攪拌翼が現像剤補給キットの内壁に摺擦して回転する際に、大きな回転トルクが必要となる。
【0025】
図5(a)に、本発明の実施形態における検討結果を示す。攪拌翼12bの厚みは188μmのものを用いた。さらに、現像剤補給キット内のトナー粒子Tは345g、スペーサー粒子は38.3g(混合比率約10%)とし、現像剤補給キット内に充填する前に、均一に混合した。
【0026】
検討条件としては、攪拌翼の侵入量(3、4、7、10mm)、攪拌部材12の回転数(10、20、30rpm)を振って各水準にて粗粒の発生有無を確認した。又、比較例として、各水準にてスペーサー粒子を除いた場合の粗粒発生有無の確認を行った。
【0027】
粗粒の発生有無の確認は、現像剤を排出させること無く、攪拌部材を1時間回転させ、目開き106μmのメッシュにて篩う事で行った。粗粒確認に使用するトナーは、一度、目開き106μmのメッシュにて篩い、粗粒の有無を確認したトナーを用いている。
【0028】
粗粒発生防止のメカニズムを説明する。図6に示すように、攪拌翼12bと壁面の間に、トナー粒子よりも大きなスペーサー粒子が介在することで、トナー粒子が、攪拌翼12bによってすり潰されるのを防止しており、そのためトナーの融着などによる粗粒の発生を抑えることができる。上記メカニズムを発現するためには、トナー粒子Tとスペーサー粒子Cはほぼ均一に混合されている必要がある。
【0029】
又、上記メカニズムによれば、スペーサー粒子C及びトナーTの粒径分布が、図7(a)及び(b)に示すような場合において、その効果が発揮できる。即ち、図7(b)のようにトナー粒子の重量平均粒径(D)よりも小さい粒径のスペーサー粒子が存在しても、スペーサー粒子の平均粒径(D50)がD<D50の関係にあれば、トナー粒子よりも大きなスペーサー粒子の存在割合が多いため、粗粒を防止することができる。より好ましくは2×D<D50の関係であればより確実に粗粒防止の効果が得られる。
【0030】
さらに、攪拌部材12による、現像剤の攪拌、搬送能力を高め、使用後の現像剤残量をさらに減らすようにするために、侵入量を増やす、若しくは攪拌部材12の回転数を上げることで対応するが、トナーのみの場合は限界があり、侵入量を増やせば粗粒発生の危険性が増し、回転数を上げても同様に危険性が増す。しかしながら、スペーサー粒子Cを混入することで、粗粒発生を抑えることが可能となる(図5(a)参照)。尚、本発明の第1実施の形態におけるスペーサー粒子Cは、D50=50μmの略球形のガラスビーズを用いている。トナーはD=10μmである。ガラスビーズは、現像器内に供給された後に、現像器内に滞留するので、現像に対して何ら影響を与えることは無い。
【0031】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る現像剤補給キットの説明を図を用いて説明する。前述した実施形態と同様の構成については、同符号を付すことで説明を省略する。図8は、本発明を適用し得る画像形成装置の概略断面図を示す。本実施形態において、本発明は、電子写真方式にてフルカラーの画像を形成することができるカラー電子写真複写機にて具現化されるが、本発明はこれに限定されるものではない。電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置には、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタなど)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサーなどが含まれる。本発明の第2の実施の形態に係る、現像剤補給キットの斜視図を図9、図11、図12及び図13に、断面図を図10に示す。
【0032】
現像剤補給キット1は、図8に示すように、回転式現像装置本体31に着脱自在に装着され、使用される。現像剤補給キット内部には、攪拌部材12が内装され、かつ廃現像剤回収部1Cが一体的に設けられている。
【0033】
現像剤キット1は、回転式現像装置本体31にセットされると、突起1B1及び1B2により、奥側の位置を決められ、リブ1A1及びリブ1A2により、回転式現像装置本体31に完全に固定される。ユーザーはセット完了後、把手部材10を回すことで、回転式現像装置本体31に設けられた駆動伝達部材(ギア)(不図示)を介して駆動力をシャッター3のギアに伝達し、シャッター3を開けることができる。突起1B1、突起1B3及び突起1B4は、撹拌部材に駆動力を伝達するカップリング4とほぼ同じ高さに設定されている。この突起1B1、突起1B3、突起1B4はカップリング4と同等またはそれ以上突出していることで、落下時にカップリング4のみに衝撃が集中するのを防止する、またカップリング4とほぼ同等な高さにすることで、さらに現像剤補給キット1の自立性も確保できるのでより好ましい。また、現像剤補給キット1に設けられたリブ1A1及びリブ1A2により、現像剤キット1が回転式現像装置本体31にセットされた際の、回転体30の回転接線方向の位置を規制できるが、断面形状で略L字形状を有することで、回転体30が回転する際の遠心力により現像剤キット1が回転式現像装置本体31内で、回転半径方向に浮き上がるのを防止することもでき、現像剤の漏れを防止することができる。尚、図中、1A3はリブであり、2A及び2Bはフランジ1Bに配設されるキャップである。
【0034】
廃現像剤は、回転体30の回転を利用することで、回収できる仕組みを設け、その構成は、例えば特開平9−218575に開示されているような構成が適用できる。本発明の第2実施形態では、図8に示す現像位置Sにて、攪拌部材12が回転し、現像剤を現像器に供給する構成となっている。この構成において攪拌翼12bの厚みは188μmである。尚、本発明の第2実施形態におけるスペーサー粒子Cは、磁性体分散型樹脂キャリア粒子を用いた。トナー粒子Tは重合トナーで、その充填量は540g、磁性体分散型樹脂キャリア粒子の充填量は95.3g(混合比率約15%)である。トナーは、目開き38μmのメッシュにて篩ったものを使用した。
【0035】
上記構成にて、侵入量及び攪拌部材12の回転数の水準を振って、第1実施形態と同様の方法にて粗粒の確認を行った。図5(b)にその結果を示す。キャリアは磁石により除去した後、38μmのメッシュにて確認を行った。その結果、粗粒の発生は確認されなかった。
【0036】
さらに、トナー粒子とスペーサー粒子の組合せを、粉砕トナーとフェライトキャリア粒子の組合せで、同様の検討を行っても、粗粒発生は確認されなかった。
(図5(b)参照)こちらもトナーは38μmのメッシュにて篩ったものを使用し、粗粒確認は、磁石にてキャリアを除去後、38μmのメッシュにて行った。
【0037】
上記構成においては、回転体30の回転を利用することで、廃現像剤を現像剤補給キット1に回収することが可能となるため、サービスマンによる交換作業を省略することができ、かつ、常に現像器の中は新しいキャリアが充填されるため、現像器の寿命も延び、さらには、粗粒発生せずに、かつ使用後の残量の少ない、安価な現像剤補給キットを提供することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、現像剤を収容した容器と、前記容器に設けられ現像剤を排出する排出口と、前記容器内面を摺擦しながら現像剤を攪拌すると共に前記排出口へ搬送する可撓性部材と、を有し、現像剤受入れ装置に着脱可能に装着される現像剤補給キットにおいて、現像剤をトナーと略球形のスペーサー粒子との混合物より構成し、前記スペーサー粒子の平均粒径(D50)をトナーの重量平均粒径(D)よりも大きくしたことを特徴とする。
【0039】
このように、トナー粒子よりも大きなスペーサー粒子が介在することで、トナー粒子が、可撓性部材によってすり潰されるのを防止することができる。従って、現像剤補給キット内から現像剤受入れ装置としての画像形成装置へ現像剤を搬送する際に、画像不良の一因となる粗粒の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像剤補給キットが装着される画像形成装置の断面図。
【図2】第1実施形態の現像剤補給キットの斜視図。
【図3】第1実施形態の現像剤補給キットの斜視図。
【図4】第1実施形態の現像剤補給キットの断面図。
【図5】実施の形態での検討結果を示す図表。
【図6】実施の形態における詳細説明図。
【図7】実施の形態における説明図。
【図8】第2実施形態の現像剤補給キットが装着される画像形成装置の断面図。
【図9】第2実施形態の現像剤補給キットの斜視図。
【図10】第2実施形態の現像剤補給キットの断面図。
【図11】第2実施形態の現像剤補給キットの内部斜視図。
【図12】第2実施形態の現像剤補給キットの斜視図。
【図13】第2実施形態の現像剤補給キットの斜視図。
【符号の説明】
C …スペーサー粒子、P …記録媒体、S …現像位置、
T …トナー(粒子)、1 …現像剤補給キット、1A …現像剤容器本体、
1A1 …リブ、1A2 …リブ、1A3 …リブ、1B …フランジ、
1B1 …突起、1B2 …突起、1B3 …突起、1B4 …突起、
1C …廃現像剤回収部、2A …キャップ、2B …キャップ、
3 …シャッター、4 …カップリング、10 …把手部材、12 …攪拌部材、
12a …撹拌軸、12b …攪拌翼、30 …回転体、31 …回転式現像装置本体、
100 …現像剤補給装置、101 …原稿、102 …原稿台ガラス、103 …光学部、
104 …感光体ドラム、105 …給送カセット、105A …送り出しローラ、
106 …給送カセット、106A …送り出しローラ、107 …給送カセット、
107A …送り出しローラ、108 …給送カセット、108A …送り出しローラ、
109 …搬送部、110 …レジストローラ、111 …転写手段、112 …分離手段、
113 …搬送部、114 …定着部、115 …反転部、116 …排出ローラ、
117 …トレー、118 …フラッパー、120 …搬送部、124 …画像形成装置本体、
201 …現像装置、201a …現像ローラ、201b …現像ブレード、
202 …クリーニング手段、203 …一次帯電手段、

Claims (9)

  1. 画像形成装置に着脱可能に装着される現像剤補給キットであって、
    現像剤を収容した容器と、前記容器に設けられ現像剤を排出する排出口と、前記容器内面を摺擦しながら現像剤を攪拌すると共に前記排出口へ搬送する可撓性部材と、を有し、
    現像剤をトナーと略球形のスペーサー粒子との混合物より構成し、前記スペーサー粒子の平均粒径(D50)をトナーの重量平均粒径(D)よりも大きくしたことを特徴とする現像剤補給キット。
  2. 前記スペーサー粒子は、磁性キャリア粒子であることを特徴とする請求項1記載の現像剤補給キット。
  3. 前記スペーサー粒子の前記現像剤中の混合比率は、5wt%から30wt%であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤補給キット。
  4. 前記可撓性部材を、樹脂フィルムより構成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像剤補給キット。
  5. 前記可撓性部材は、厚みが50〜500μmであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の現像剤補給キット。
  6. 前記攪拌翼と前記現像剤補給キット内壁との侵入量が0.1mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の現像剤補給キット。
  7. 前記現像剤補給キットは、廃現像剤収容部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の現像剤補給キット。
  8. 前記現像剤補給キットは、回転式現像装置に装着され、かつ廃現像剤収容部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の現像剤補給キット。
  9. 前記現像剤補給キットは、トナーとスペーサー粒子を均一に混合した後、前記現像剤補給キットに充填されることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の現像剤補給キット。
JP2003106658A 2002-07-29 2003-04-10 現像剤補給キット Withdrawn JP2004333514A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1659000A1 (en) 2004-11-17 2006-05-24 Sumtiomo Rubber Industries Ltd Pneumatic tire and method of producing the same
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