JP2004330959A

JP2004330959A - Occupant leg safety device

Info

Publication number: JP2004330959A
Application number: JP2003131811A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Abe; 和宏安部
Original assignee: Takata Corp
Current assignee: Takata Corp
Priority date: 2003-05-09
Filing date: 2003-05-09
Publication date: 2004-11-25
Anticipated expiration: 2023-05-09
Also published as: JP4211479B2

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an occupant leg safety device constituted in a manner to quickly expand and develop a knee bag along a compartment member. SOLUTION: An interior of a knee bag 18 is blocked into two chambers of a first chamber 18a and a second chamber 18b by a partition panel 30. The partition panel 30 is coupled with a front panel 24 at a peripheral edge, and fastened to a rear panel 16 at a non-peripheral edge. A communication port 32 communicating the first chamber 18a and the second chamber 18b is provided at a portion between the peripheral edge and the non-peripheral edge of the partition panel 30. When the first chamber 18a is expanded, the partition panel 30 diagonally extends in such a posture that the portion between the peripheral edge and the non-peripheral edge is opposed to an interior panel 10. Gas in the first chamber 18a flows from the communication port 32 in a direction toward the interior panel 10 against the second chamber 18b. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の衝突時に乗員の下脚が座席前方の内装パネル等に当ることから保護したり、あるいは膝の移動を拘束して乗員の下半身の車両前方への動きを抑制するためのニーバッグを有する乗員脚部保護装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車等の高速移動体の正面衝突時に乗員の下脚が座席前方の内装パネルに当って大きな荷重を受けることから保護するための乗員脚部保護装置として、乗員脚部の前方にニーバッグを膨張させるようにしたものがある。
【０００３】
特開平１１−３２１５３９号には、ニーバッグ内に円筒形のガスガイドを左右方向に延設し、ガス発生器からのガスを該ガスガイド内に導入し、次いでこのガスガイドの左右両端から流出させることによりニーバッグを左右に押し拡げる如く膨張させるように構成した乗員脚部保護装置が記載されている。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１１−３２１５３９号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平１１−３２１５３９号にあっては、ガスガイドから左右方向に流出したガスは、ニーバッグ内面を回り込んでニーバッグを前方すなわち乗員に向う方向に付勢するようになり、ニーバッグが車室部材に沿って膨張展開するのが遅くなる。
【０００６】
本発明は、ニーバッグを車室部材に沿って素早く膨張展開させるよう構成された乗員脚部保護装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の乗員脚部保護装置は、車両乗員脚部の前方の車室部材に沿って膨張するニーバッグと、該ニーバッグを膨張させるガス発生器とを有した乗員脚部保護装置において、該ニーバッグ内は、該ガス発生器からガスが先に導入されて先に膨張する第１室と、連通口を介して該第１室からガスが導入されて膨張する第２室との少なくとも２室に区画されており、該第２室は、該ニーバッグが膨張したときに該車室部材に沿うように配置されており、該連通口は、第１室から第２室に対し、車室部材に向う方向にガスを流出させるものであることを特徴とするものである。
【０００８】
かかる本発明の乗員脚部保護装置によると、ガス発生器からのガスによりまず第１室が膨張し、次いで該第１室から連通口を介して第２室に流出したガスにより第２室が膨張する。本発明では、この連通口が第１室から第２室に対し車室部材に向ってガスを流出させるため、ニーバッグは車室部材に沿って膨張展開するようになる。
【０００９】
本発明では、第１室と第２室とは区画パネルによって区画されており、該区画パネルの少なくとも一部は、第１室が膨張したときに該区画パネルと車室部材との間に第２室が介在する車室部材対峙面となっており、該車室部材対峙面に連通口が設けられていることが好ましい。かかる構成とすることにより、第１室からのガスが連通口を介して確実に車室部材に向う方向に流出するようになる。
【００１０】
本発明の一態様では、ニーバッグは、車室部材側のリヤパネルと乗員側のフロントパネルとによって外殻が構成され、区画パネルが内部に配置されており、該区画パネルは、一端側が該フロントパネルに結合され、他端側が該リヤパネルに結合されている。この態様のニーバッグは、製作が容易である。
【００１１】
本発明の別の一態様では、ニーバッグは、車室部材側のリヤ面と乗員側のフロント面とを一続きに形成する１枚のパネルによって外殻が構成され、該区画パネルが内部に配置されており、該区画パネルは、一端側が該フロント面に結合され、他端側が該リヤ面に結合されている。この態様では、１枚のパネルでニーバッグの外殻を構成することができるので、製作が一層容易である。
【００１２】
本発明の異なる一態様では、ニーバッグは、車室部材側のリヤパネルと乗員側のフロントパネルとによって外殻が構成され、区画パネルが内部に配置されており、該区画パネルは、周縁部が該フロントパネルに結合されている。この態様では、区画パネルとフロントパネルとの間が第１室となり、区画パネルの該フロントパネルと反対側の面が車室部材対峙面となる。この態様のニーバッグも製作が容易である。
【００１３】
この場合、区画パネルは、非周縁部がリヤパネルに結合されるか又は重なっていることが好ましい。このように構成することにより、ニーバッグが膨張したときにフロントパネルが区画パネルによってリヤパネル側に引き留められ、第１室が乗員側に過度に膨らみ出すことが防止される。
【００１４】
本発明のさらに異なる一態様では、ニーバッグは、車室部材側のリヤ面と乗員側のフロント面とを一続きに形成する１枚のパネルによって外殻が構成され、該区画パネルが内部に配置されており、該区画パネルは、周縁部が該フロント面に結合されている。この態様でも、区画パネルとニーバッグのフロント面との間が第１室となり、区画パネルの該フロント面と反対側の面が車室部材対峙面となる。この態様のニーバッグは、１枚のパネルで外殻が構成されるので、製作が一層容易である。
【００１５】
この態様においても、区画パネルは、非周縁部がニーバッグのリヤ面に結合されるか又は重なっていることが好ましい。このように構成することにより、ニーバッグが膨張したときにニーバッグのフロント面が区画パネルによって該リヤ面側に引き留められ、第１室が乗員側に過度に膨らみ出すことが防止される。
【００１６】
本発明では、第１室はニーバッグの下部に配置されており、ニーバッグは車室部材に沿って下から上へ向って膨張するものであることが好ましい。この構成によると、乗員脚部保護装置を下脚部前方に配置することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。第１図は本発明の実施の形態に係る乗員脚部保護装置のニーバッグ膨張時を示す車両の座席前方付近の断面図であり、第２図はニーバッグの正面図（平面図）、第３図は第２図のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図、第４図はこの乗員脚部保護装置のニーバッグ部分の分解斜視図、第５図（ａ）はニーバッグ膨張途中時を示す第１図と同様部分の断面図、第５図（ｂ）はニーバッグ膨張途中時を示す第３図と同様部分の断面図である。なお、以下の説明において、左右方向とは車両幅方向をいう。
【００１８】
座席１２の前方の車室部材としての内装パネル１０に乗員脚部保護装置１４が設置されている。
【００１９】
この乗員脚部保護装置１４は、容器状のリテーナ１６と、このリテーナ１６内に連結されたニーバッグ１８と、このニーバッグ１８を膨張させるためのガス発生器２０を備えている。該リテーナ１６は、内装パネル１０に設けられた開口１０ａに配置されている。平常時には、該ニーバッグ１８は折り畳まれて該リテーナ１６内に収納されており、このニーバッグ１８を覆うように該リテーナ１６の前面にリッド２２が装着されている。このリッド２２は、平常時には該内装パネル１０と略面一となるように配置されており、ニーバッグ１８が膨張するときには、その下端側を支端として該内装パネル１０の表側に開き出す。
【００２０】
この実施の形態では、該開口１０ａは座席１２の座面付近の高さと同等か又はそれよりも下位となる高さに設けられている。ニーバッグ１８は、この開口１０ａから内装パネル１０の前面（乗員側の面）に沿って下から上に膨張するものとなっている。
【００２１】
このニーバッグ１８は、乗員側のフロントパネル２４と、内装パネル１０側のリヤパネル２６とによって外殻が構成されている。第４図に示すように、この実施の形態では、該フロントパネル２４及びリヤパネル２６はそれぞれ略長方形状のパネルであり、両者はほぼ同じサイズとなっている。これらのフロントパネル２４とリヤパネル２６とは、各々の周縁部同士が全周にわたって縫合等の結合手段によって結合されることにより袋状とされている。符号２８はこれらの周縁部同士を結合した糸等よりなるシームを示している。
【００２２】
このニーバッグ１８の内部には区画パネル３０が設けられており、この区画パネル３０により、ニーバッグ１８内は第１室１８ａと第２室１８ｂの２室に区画されている。第１図に示す通り、該第１室１８ａはニーバッグ１８の下部に形成されている。区画パネル３０には、この第１室１８ａと第２室１８ｂとを連通する連通口３２が設けられている。
【００２３】
該区画パネル３０は、第４図の通り、前記フロントパネル２４及びリヤパネル２６よりも上下及び左右の長さが小さい略長方形状のパネルである。この区画パネル３０は、下辺がフロントパネル２４の下辺に重なり、且つ該フロントパネル２４の左右方向のほぼ中央に位置するように該フロントパネル２４のニーバッグ内側面に配置され、その周縁部が全周にわたって該フロントパネル２４に結合されている。符号３４はこの区画パネル３０の周縁部を該フロントパネル２４に結合したシームを示している。ただし、該区画パネル３０の下辺は、リヤパネル２６の下辺と共に前記シーム２８によってフロントパネル２４の下辺に結合されている。
【００２４】
第２図に示すように、この区画パネル３０とフロントパネル２４との間のニーバッグ下部空間が第１室１８ａとなっており、この第１室１８ａの上側と左右両側の３方をとり囲むニーバッグ上部及び左右両側部空間が第２室１８ｂとなっている。
【００２５】
この実施の形態では、該第２室１８ｂ内に、フロントパネル２４とリヤパネル２６とを連結してニーバッグ膨張時における該フロントパネル２４の乗員側への膨らみ出しを規制するタイパネル３６が設けられている。符号３８，４０は、このタイパネル３６の両端部をそれぞれ該フロントパネル２４及びリヤパネル２６に結合したシームを示している。
【００２６】
第１室１８ａ内に前記ガス発生器２０が設けられている。該ガス発生器２０は、この実施の形態では略円筒形状のものであり、筒軸方向が車両幅方向となるように配置されている。このガス発生器２０の側周面からは、第４図に示すように、該筒軸方向に位置を異ならせて２本のスタッドボルト２０ａ，２０ａが突設されている。該スタッドボルト２０ａ，２０ａは、区画パネル３０の中央側の部分（以下、この領域を非周縁部という。）に設けられたボルト挿通孔３０ａ，３０ａと、この部分と重なるリヤパネル２６の下部に設けられたボルト挿通孔２６ａ，２６ａとに挿通され、該区画パネル３０及びリヤパネル２６を貫通してニーバッグ１８の後方に突出している。
【００２７】
リテーナ１６の底面に設けられたボルト挿通孔（図示略）に該スタッドボルト２０ａ，２０ａが挿通され、このスタッドボルト２０ａ，２０ａにそれぞれナット２０ｂ，２０ｂが締め込まれることにより、ガス発生器２０が該リテーナ１６に固定されている。また、このガス発生器２０とリテーナ１６の底面との間に挟まれるようにして、区画パネル３０の非周縁部とリヤパネル２６の下部とが該リテーナ１６に留め付けられている。
【００２８】
前記連通口３２は、第２図に示すように、この区画パネル３０の周縁部と非周縁部との間の領域において、該非周縁部の上側及び左右両側にそれぞれ形成されている。
【００２９】
このように構成された乗員脚部保護装置１４は、車両衝突時にガス発生器２０を作動させ、ニーバッグ膨張用のガスを発生させる。このガスは第１室１８ａ内に供給され、まず該第１室１８ａが膨張する。次いで、この第１室１８ａ内のガスが連通口３２を通って第２室１８ｂに流出し、該第２室１８ｂが膨張する。このようにして、ニーバッグ１８は、まず下部がリッド２２を押し開いて開口１０ａから内装パネル１０の表側に膨出し、次いで上部が該内装パネル１０に沿って上方に展開する。
【００３０】
該開口１０ａは、座席１２の座面付近の高さと同等か或いはそれよりも下位となる高さに設けられているので、ニーバッグ１８は乗員の下脚部前方に展開する。この開口１０ａからニーバッグ１８が内装パネル１０に沿って下から上に向って膨張展開することにより、このニーバッグ１８の展開方向が乗員の脚部の移動方向と反対方向を含むものとなり、膨張展開するニーバッグ１８から乗員脚部に対し前方移動を阻止する力が加えられることになる。これにより、乗員脚部の前方移動量が減少する。
【００３１】
このニーバッグ１８内において、区画パネル３０は、周縁部がフロントパネル２４に結合され、非周縁部がガス発生器２０によってリヤパネル２６と共にリテーナ１６に留め付けられているので、第１室１８ａが膨張したときには、第５図（ａ），（ｂ）に示す通り、該周縁部と非周縁部とが互いに離反して該フロントパネル２４側に向って拡がった傘の如き形状に展開し、該周縁部と非周縁部との間の部分がリヤパネル２４を介して内装パネル１０に対峙するように斜めに延在した姿勢となる。そのため、第１室１８ａ内のガスは、この区画パネル３０の周縁部と非周縁部との間の部分に設けられた連通口３２から第２室１８ｂに対し該内装パネル１０に向う方向に流出するようになる。
【００３２】
この連通口３２から内装パネル１０に向う方向に流出したガスの圧力により、第２室１８ｂに臨むリヤパネル２６が内装パネル１０に向って付勢される。これにより、ニーバッグ１８は内装パネル１０に沿って素早く膨張展開するようになる。
【００３３】
この実施の形態では、区画パネル３０は、周縁部が全周にわたってフロントパネル２４に結合され、非周縁部がガス発生器２０によってリヤパネル２６と共にリテーナ１６に留め付けられることによりニーバッグ１８内に設置されているため、ニーバッグ１８を製作するに当って、区画パネル３０を取り付けるに際しては、該区画パネル３０をフロントパネル２４に重ね合わせ、該区画パネル３０の周縁部を該フロントパネル２４に結合するだけでよいので、ニーバッグ１８は、製作が容易である。また、この結合手段として縫合を採用した場合には、平面縫いで区画パネル３０をフロントパネル２４に縫い付けることができるので、ニーバッグ１８の製作がきわめて容易となる。
【００３４】
なお、この実施の形態では、区画パネル３０の下辺はフロントパネル２４の下辺に結合されているが、第７図に示すように、フロントパネル２４の下辺よりも中央側に結合されてもよい。第７図では、この区画パネル３０の下辺は、シーム２８の代りに、該区画パネル３０の周縁部を周回するように設けられたシーム３４によって該フロントパネル２４に結合されている。第７図のその他の構成は第１〜６図と同様である。
【００３５】
本発明では、ニーバッグ内における区画パネルの設置構造は上記の構成に限定されるものではなく、例えば、区画パネルの一端側と他端側とをそれぞれフロントパネルとリヤパネルに結合することにより、ニーバッグ内に区画パネルを設置してもよい。第６図は、このように構成された乗員脚部保護装置１４Ａの縦断面図である。
【００３６】
この乗員脚部保護装置１４Ａにおいても、ニーバッグ１８Ａは、乗員側のフロントパネル２４と内装パネル１０側のリヤパネル２６とによって外殻が構成されており、このニーバッグ１８Ａ内に区画パネル３０Ａが配置されている。この区画パネル３０Ａにより、ニーバッグ１８Ａ内は、その下部側を占める第１室１８ａと、該第１室１８ａよりも上部側を占める第２室１８ｂの２室に区画されている。また、この区画パネル３０Ａには、該第１室１８ａと第２室１８ｂとを連通する連通口３２が設けられている。
【００３７】
該区画パネル３０Ａは、この実施の形態では、一端側がフロントパネル２４に対し縫合等により結合され、他端側がリヤパネル２６に対し縫合等により結合されている。符号３４Ａ，３４Ａは、この区画パネル３０Ａの一端側と他端側とをそれぞれフロントパネル２４とリヤパネル２６に結合したシームを示している。
【００３８】
この区画パネル３０Ａは、第６図に示す通り、ニーバッグ１８が膨張した状態において、フロントパネル２４と結合された一端側が、リヤパネル２６と結合された他端側よりも上位に位置するように設置されている。そのため、ニーバッグ１８Ａが膨張したときには、該区画パネル３０Ａは、リヤパネル２４を介して内装パネル１０に対峙するように斜めに延在した姿勢となる。
【００３９】
この実施の形態においても、第１室１８ａ内に略円筒形状のガス発生器２０が設けられている。前述の実施の形態と同様、このガス発生器２０の側周面からはスタッドボルト２０ａが突設されており、このスタッドボルト２０ａは第１室１８ａに臨むリヤパネル２６の下部に設けられたボルト挿通孔（図示略）に挿通されてニーバッグ１８Ａの後方に突出している。このスタッドボルト２０ａがリテーナ１６の底面に設けられたボルト挿通孔（図示略）に挿通され、このスタッドボルト２０ａにナット２０ｂが締め込まれることにより、ガス発生器２０が該リテーナ１６に固定されている。また、このガス発生器２０とリテーナ１６の底面との間に挟まれるようにして、リヤパネル２６の下部が該リテーナ１６に留め付けられている。
【００４０】
この乗員脚部保護装置１４Ａのその他の構成は前述の実施の形態の乗員脚部保護装置１４と同様となっており、第６図において、第１〜５図と同一符号は同一部分を示している。
【００４１】
この乗員脚部保護装置１４Ａにあっても、車両衝突時にガス発生器２０がガス発生作動し、このガスにより第１室１８ａが膨張したときには、ニーバッグ１８Ａ内において、区画パネル３０Ａが内装パネル１０に対峙するように斜めに延在した姿勢となる。そのため、第１室１８ａ内のガスは、この区画パネル３０Ａに設けられた連通口３２から第２室１８ｂに対し該内装パネル１０に向う方向に流出するようになる。
【００４２】
この連通口３２から内装パネル１０に向う方向に流出したガスの圧力により、第２室１８ｂに臨むリヤパネル２６が内装パネル１０に向って付勢され、これにより、ニーバッグ１８は内装パネル１０に沿って素早く膨張展開するようになる。
【００４３】
この実施の形態では、区画パネル３０Ａの一端側をフロントパネル２４に結合し、他端側をリヤパネル２６に結合することにより該区画パネル３０Ａをニーバッグ１８Ａ内に設置するよう構成しているので、ニーバッグ１８は、製作が容易である。
【００４４】
上記の実施の形態では、ニーバッグは、車室部材側のリヤパネルと乗員側のフロントパネルの２枚のパネルによって外殻が構成されているが、本発明では、第８図に示すように、該車室部材側のリヤ面と乗員側のフロント面とを一連一体に形成する１枚のパネルによってニーバッグの外殻が構成されてもよい。
【００４５】
また、本発明では、第８図に示すように、第１室からエアバッグの上部側に向ってだけでなく下部側に向ってもガスが流出するよう構成してもよい。
【００４６】
第８図のニーバッグ１８Ｂは、内装パネル１０側のリヤ面２６Ａと乗員側のフロント面２４Ａとが一続きに形成された１枚の外殻パネル５０によって外殻が構成されている。この外殻パネル５０は、該フロント面２４Ａとリヤ面２６Ａとの中間部分から折り返され、重なり合った辺縁同士がシーム２８によって結合されることにより袋状とされたものである。
【００４７】
この実施の形態では、区画パネル３０は、該ニーバッグ１８Ｂ内において、周縁部がシーム３４によって該フロント面２４Ａに結合され、非周縁部がガス発生器２０によってリヤ面２６Ａと共にリテーナ１６に留め付けられている。
【００４８】
また、この実施の形態では、該区画パネル３０の非周縁部の上側、左右両側及び下側にそれぞれ連通口３２が設けられている。
【００４９】
この実施の形態の他の構成は第７図の実施の形態と同様となっており、第８図において第７図と同一の符号は同一の部分を示している。
【００５０】
このようにニーバッグの外殻を１枚のパネルによって構成することにより、ニーバッグの製作が一層容易となる。
【００５１】
また、第１室からエアバッグの下部側にもガスを流出させることにより、エアバッグの下部側も十分に膨張するようになる。
【００５２】
上記の実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記以外の形態をもとりうる。
【００５３】
例えば、上記実施の形態ではニーバッグ内を第１室及び第２室の２室に区画しているが、本発明においては、ニーバッグ内を３室以上に区画してもよい。
【００５４】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によると、ニーバッグを車室部材に沿って素早く膨張展開させことができる乗員脚部保護装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る乗員脚部保護装置の縦断面図である。
【図２】ニーバッグの正面図である。
【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図である。
【図４】ニーバッグ部分の分解斜視図である。
【図５】ニーバッグ膨張途中時を示す図１及び図３と同様部分の断面図である。
【図６】本発明の別の実施の形態に係る乗員脚部保護装置の縦断面図である。
【図７】本発明のさらに別の実施の形態に係る乗員脚部保護装置の縦断面図である。
【図８】本発明の異なる実施の形態に係る乗員脚部保護装置の縦断面図である。
【符号の説明】
１０内装パネル
１４乗員脚部保護装置
１６リテーナ
１８，１８Ａ，１８Ｂニーバッグ
１８ａ第１室
１８ｂ第２室
２０ガス発生器
２２リッド
２４フロントパネル
２４Ａフロント面
２６リヤパネル
２６Ａリヤ面
３０，３０Ａ区画パネル
３２連通口
３６タイパネル
５０外殻パネル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a knee bag for protecting a lower leg of an occupant from hitting an interior panel or the like in front of a seat at the time of a collision of an automobile or the like, or restraining movement of a lower part of the occupant toward the front of a vehicle by restraining movement of a knee. It is related with the passenger | crew leg part protection apparatus which has this.
[0002]
[Prior art]
The knee bag is inflated in front of the occupant legs as an occupant leg protection device for protecting the lower legs of the occupant from being subjected to a large load by hitting the interior panel in front of the seat during a frontal collision of a high-speed moving body such as an automobile. There is something that was made.
[0003]
In JP-A-11-321539, a cylindrical gas guide is extended in the left-right direction in a knee bag, gas from a gas generator is introduced into the gas guide, and then flows out from both left and right ends of the gas guide. Thus, there is described an occupant leg protection device configured to inflate the knee bag so as to be pushed right and left.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-321539
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned JP-A-11-321539, the gas flowing out from the gas guide in the left-right direction goes around the inner surface of the knee bag and urges the knee bag forward, that is, toward the occupant. It becomes slow to inflate and expand along.
[0006]
An object of the present invention is to provide an occupant leg protection device configured to quickly inflate and deploy a knee bag along a vehicle compartment member.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
An occupant leg protection device according to the present invention is an occupant leg protection device having a knee bag that inflates along a compartment member in front of a vehicle occupant leg, and a gas generator that inflates the knee bag. Is divided into at least two chambers: a first chamber in which gas is first introduced from the gas generator and expands first, and a second chamber in which gas is introduced and expanded from the first chamber via a communication port. The second chamber is disposed along the vehicle compartment member when the knee bag is inflated, and the communication port faces the vehicle compartment member from the first chamber to the second chamber. The gas is allowed to flow out in the direction.
[0008]
According to the occupant leg protection device of the present invention, the first chamber is first expanded by the gas from the gas generator, and then the second chamber is opened by the gas flowing out from the first chamber to the second chamber through the communication port. Inflate. In the present invention, the communication port causes the gas to flow out from the first chamber to the second chamber toward the vehicle compartment member, so that the knee bag is inflated and deployed along the vehicle compartment member.
[0009]
In the present invention, the first chamber and the second chamber are partitioned by a partition panel, and at least a part of the partition panel is located between the partition panel and the vehicle compartment member when the first chamber is expanded. It is preferable that the two chambers are facing the vehicle compartment member, and a communication port is provided on the vehicle compartment member facing surface. With this configuration, the gas from the first chamber surely flows out in the direction toward the vehicle compartment member via the communication port.
[0010]
In one aspect of the present invention, the knee bag has a shell formed by a rear panel on the passenger compartment side and a front panel on the passenger side, and a partition panel is disposed inside, and the partition panel has one end on the front panel. The other end side is coupled to the rear panel. The knee bag of this aspect is easy to manufacture.
[0011]
In another aspect of the present invention, the knee bag has an outer shell constituted by a single panel that continuously forms a rear surface on the passenger compartment side and a front surface on the passenger side, and the partition panel is disposed inside the knee bag. The partition panel has one end coupled to the front surface and the other end coupled to the rear surface. In this aspect, since the outer shell of the knee bag can be configured with a single panel, the manufacture is easier.
[0012]
In a different aspect of the present invention, the knee bag has an outer shell composed of a rear panel on the vehicle compartment member side and a front panel on the passenger side, and the partition panel is disposed inside, and the partition panel has a peripheral portion of the knee bag. Connected to the front panel. In this aspect, the space between the partition panel and the front panel is the first chamber, and the surface of the partition panel on the side opposite to the front panel is the vehicle compartment member facing surface. The knee bag of this aspect is also easy to manufacture.
[0013]
In this case, it is preferable that the non-periphery portion of the partition panel is coupled to or overlaps with the rear panel. With this configuration, when the knee bag is inflated, the front panel is held to the rear panel side by the partition panel, and the first chamber is prevented from excessively inflating to the occupant side.
[0014]
In a further different aspect of the present invention, the knee bag has an outer shell constituted by a single panel that continuously forms a rear surface on the passenger compartment side and a front surface on the passenger side, and the partition panel is disposed inside. The partition panel has a peripheral edge portion coupled to the front surface. Also in this aspect, the space between the partition panel and the front surface of the knee bag is the first chamber, and the surface of the partition panel opposite to the front surface is the vehicle compartment member facing surface. The knee bag of this aspect is easier to manufacture because the outer shell is constituted by one panel.
[0015]
Also in this aspect, it is preferable that the non-periphery portion of the partition panel is coupled to or overlaps with the rear surface of the knee bag. With this configuration, when the knee bag is inflated, the front surface of the knee bag is retained on the rear surface side by the partition panel, and the first chamber is prevented from excessively inflating to the occupant side.
[0016]
In the present invention, it is preferable that the first chamber is disposed in the lower portion of the knee bag, and the knee bag is inflated from below to above along the vehicle compartment member. According to this configuration, the occupant leg protection device can be disposed in front of the lower leg.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view in the vicinity of the front of a vehicle seat when the knee bag is inflated by the occupant leg protecting apparatus according to the embodiment of the present invention. FIG. Is a sectional view taken along line III-III in FIG. 2, FIG. 4 is an exploded perspective view of the knee bag portion of this passenger leg protection device, and FIG. 5 (a) is the same as FIG. FIG. 5 (b) is a sectional view of the same part as FIG. 3 showing when the knee bag is inflated. In the following description, the left-right direction refers to the vehicle width direction.
[0018]
An occupant leg protection device 14 is installed on an interior panel 10 as a compartment member in front of the seat 12.
[0019]
The occupant leg protection device 14 includes a container-like retainer 16, a knee bag 18 connected to the retainer 16, and a gas generator 20 for inflating the knee bag 18. The retainer 16 is disposed in an opening 10 a provided in the interior panel 10. In normal times, the knee bag 18 is folded and stored in the retainer 16, and a lid 22 is mounted on the front surface of the retainer 16 so as to cover the knee bag 18. The lid 22 is arranged so as to be substantially flush with the interior panel 10 in a normal state. When the knee bag 18 is inflated, the lid 22 opens to the front side of the interior panel 10 with the lower end side as a supporting end.
[0020]
In this embodiment, the opening 10a is provided at a height equal to or lower than the height near the seat surface of the seat 12. The knee bag 18 is inflated from bottom to top along the front surface (occupant side surface) of the interior panel 10 from the opening 10a.
[0021]
The knee bag 18 has an outer shell composed of a front panel 24 on the passenger side and a rear panel 26 on the interior panel 10 side. As shown in FIG. 4, in this embodiment, the front panel 24 and the rear panel 26 are substantially rectangular panels, and both have substantially the same size. The front panel 24 and the rear panel 26 are formed into a bag shape by joining the peripheral edges of each of the front panel 24 and the rear panel 26 by a coupling means such as sewing. Reference numeral 28 denotes a seam made of a thread or the like obtained by joining these peripheral portions.
[0022]
A partition panel 30 is provided inside the knee bag 18, and the partition panel 30 divides the knee bag 18 into two chambers, a first chamber 18a and a second chamber 18b. As shown in FIG. 1, the first chamber 18 a is formed in the lower part of the knee bag 18. The partition panel 30 is provided with a communication port 32 for communicating the first chamber 18a and the second chamber 18b.
[0023]
As shown in FIG. 4, the partition panel 30 is a substantially rectangular panel whose vertical and horizontal lengths are smaller than those of the front panel 24 and the rear panel 26. The partition panel 30 is disposed on the inner side surface of the knee bag of the front panel 24 so that the lower side overlaps with the lower side of the front panel 24 and is positioned at the substantially center of the front panel 24 in the left-right direction. Connected to the front panel 24. Reference numeral 34 denotes a seam in which the peripheral portion of the partition panel 30 is coupled to the front panel 24. However, the lower side of the partition panel 30 is coupled to the lower side of the front panel 24 by the seam 28 together with the lower side of the rear panel 26.
[0024]
As shown in FIG. 2, a knee bag lower space between the partition panel 30 and the front panel 24 serves as a first chamber 18a. The knee bag surrounds the upper side and the left and right sides of the first chamber 18a. The upper and left and right side spaces are the second chamber 18b.
[0025]
In this embodiment, a tie panel 36 is provided in the second chamber 18b for connecting the front panel 24 and the rear panel 26 to restrict the front panel 24 from bulging out toward the passenger when the knee bag is inflated. Yes. Reference numerals 38 and 40 denote seams in which both ends of the tie panel 36 are coupled to the front panel 24 and the rear panel 26, respectively.
[0026]
The gas generator 20 is provided in the first chamber 18a. The gas generator 20 has a substantially cylindrical shape in this embodiment, and is arranged so that the cylinder axis direction is the vehicle width direction. As shown in FIG. 4, two stud bolts 20a and 20a project from the side peripheral surface of the gas generator 20 at different positions in the cylinder axis direction. The stud bolts 20a and 20a are provided in bolt insertion holes 30a and 30a provided in a central portion of the partition panel 30 (hereinafter, this region is referred to as a non-peripheral portion), and in a lower portion of the rear panel 26 overlapping with this portion. The bolt insertion holes 26 a and 26 a are inserted through the partition panel 30 and the rear panel 26 and project rearward of the knee bag 18.
[0027]
The stud bolts 20a and 20a are inserted into bolt insertion holes (not shown) provided on the bottom surface of the retainer 16, and the nuts 20b and 20b are tightened into the stud bolts 20a and 20a, respectively. It is fixed to the retainer 16. Further, the non-peripheral edge portion of the partition panel 30 and the lower portion of the rear panel 26 are fastened to the retainer 16 so as to be sandwiched between the gas generator 20 and the bottom surface of the retainer 16.
[0028]
As shown in FIG. 2, the communication port 32 is formed on the upper side and the left and right sides of the non-peripheral part in the region between the peripheral part and the non-peripheral part of the partition panel 30, respectively.
[0029]
The occupant leg protection device 14 configured in this manner operates the gas generator 20 at the time of a vehicle collision to generate a gas for inflating a knee bag. This gas is supplied into the first chamber 18a, and first, the first chamber 18a expands. Next, the gas in the first chamber 18a flows out to the second chamber 18b through the communication port 32, and the second chamber 18b expands. In this manner, the lower portion of the knee bag 18 first pushes open the lid 22 and bulges from the opening 10 a to the front side of the interior panel 10, and then the upper portion expands upward along the interior panel 10.
[0030]
Since the opening 10a is provided at a height that is equal to or lower than the height in the vicinity of the seat surface of the seat 12, the knee bag 18 is deployed in front of the lower leg portion of the occupant. When the knee bag 18 is inflated and deployed from the opening 10a along the interior panel 10 from the bottom to the top, the deployment direction of the knee bag 18 includes the direction opposite to the moving direction of the occupant's legs, and the inflated and deployed state. A force for preventing forward movement from the knee bag 18 to the occupant leg is applied. This reduces the amount of forward movement of the occupant legs.
[0031]
In the knee bag 18, the partition panel 30 is connected to the front panel 24 at the periphery, and the non-peripheral portion is fastened to the retainer 16 together with the rear panel 26 by the gas generator 20, so that the first chamber 18a is expanded. In some cases, as shown in FIGS. 5 (a) and 5 (b), the peripheral portion and the non-peripheral portion are separated from each other and developed into a shape like an umbrella that expands toward the front panel 24 side. And the non-peripheral portion are inclined so as to face the interior panel 10 via the rear panel 24. Therefore, the gas in the first chamber 18a flows out from the communication port 32 provided in the portion between the peripheral edge portion and the non-peripheral edge portion of the partition panel 30 in the direction toward the interior panel 10 with respect to the second chamber 18b. To come.
[0032]
The rear panel 26 facing the second chamber 18 b is urged toward the interior panel 10 by the pressure of the gas flowing out from the communication port 32 in the direction toward the interior panel 10. As a result, the knee bag 18 is quickly inflated and deployed along the interior panel 10.
[0033]
In this embodiment, the partition panel 30 is installed in the knee bag 18 by connecting the peripheral edge portion to the front panel 24 over the entire periphery and fastening the non-peripheral edge portion together with the rear panel 26 to the retainer 16 by the gas generator 20. Therefore, when the knee panel 18 is manufactured, when the partition panel 30 is attached, the partition panel 30 is overlapped with the front panel 24, and the peripheral edge of the partition panel 30 is simply joined to the front panel 24. Since it is good, the knee bag 18 is easy to manufacture. Further, when stitching is employed as the coupling means, the partition panel 30 can be sewn to the front panel 24 by plane stitching, and therefore the knee bag 18 can be manufactured very easily.
[0034]
In this embodiment, the lower side of the partition panel 30 is coupled to the lower side of the front panel 24, but may be coupled to the center side of the lower side of the front panel 24 as shown in FIG. In FIG. 7, the lower side of the partition panel 30 is connected to the front panel 24 by a seam 34 provided so as to go around the peripheral edge of the partition panel 30 instead of the seam 28. The other structure of FIG. 7 is the same as that of FIGS.
[0035]
In the present invention, the installation structure of the partition panel in the knee bag is not limited to the above configuration. For example, by connecting one end side and the other end side of the partition panel to the front panel and the rear panel, respectively, You may install a division panel in. FIG. 6 is a longitudinal sectional view of the occupant leg protection device 14A configured as described above.
[0036]
Also in this occupant leg protection device 14A, the knee bag 18A has an outer shell composed of a front panel 24 on the occupant side and a rear panel 26 on the interior panel 10, and a partition panel 30A is disposed in the knee bag 18A. Yes. The partition panel 30A divides the knee bag 18A into two chambers: a first chamber 18a that occupies the lower side thereof, and a second chamber 18b that occupies the upper side of the first chamber 18a. The partition panel 30A is provided with a communication port 32 for communicating the first chamber 18a and the second chamber 18b.
[0037]
In this embodiment, the partition panel 30A has one end connected to the front panel 24 by sewing or the like, and the other end connected to the rear panel 26 by sewing or the like. Reference numerals 34A and 34A denote seams in which one end side and the other end side of the partition panel 30A are coupled to the front panel 24 and the rear panel 26, respectively.
[0038]
As shown in FIG. 6, the partition panel 30A is installed so that one end side coupled to the front panel 24 is positioned higher than the other end side coupled to the rear panel 26 when the knee bag 18 is inflated. ing. Therefore, when the knee bag 18 A is inflated, the partition panel 30 A has a posture extending obliquely so as to face the interior panel 10 via the rear panel 24.
[0039]
Also in this embodiment, the substantially cylindrical gas generator 20 is provided in the first chamber 18a. As in the previous embodiment, a stud bolt 20a protrudes from the side peripheral surface of the gas generator 20, and the stud bolt 20a is inserted through a bolt provided at the lower portion of the rear panel 26 facing the first chamber 18a. It is inserted through a hole (not shown) and protrudes rearward of the knee bag 18A. The stud bolt 20a is inserted into a bolt insertion hole (not shown) provided on the bottom surface of the retainer 16, and the nut 20b is tightened into the stud bolt 20a, whereby the gas generator 20 is fixed to the retainer 16. Yes. Further, the lower portion of the rear panel 26 is fastened to the retainer 16 so as to be sandwiched between the gas generator 20 and the bottom surface of the retainer 16.
[0040]
The other structure of this occupant leg protection device 14A is the same as that of the occupant leg protection device 14 of the above-described embodiment. In FIG. 6, the same reference numerals as in FIGS. 1 to 5 denote the same parts. Yes.
[0041]
Even in this occupant leg protection device 14A, when the gas generator 20 is operated to generate gas at the time of a vehicle collision and the first chamber 18a is inflated by this gas, the partition panel 30A becomes the interior panel 10 in the knee bag 18A. The posture extends diagonally so as to confront each other. Therefore, the gas in the first chamber 18a flows out from the communication port 32 provided in the partition panel 30A in the direction toward the interior panel 10 with respect to the second chamber 18b.
[0042]
The pressure of the gas flowing out from the communication port 32 in the direction toward the interior panel 10 urges the rear panel 26 facing the second chamber 18 b toward the interior panel 10, whereby the knee bag 18 is moved along the interior panel 10. It expands quickly.
[0043]
In this embodiment, the partition panel 30A is installed in the knee bag 18A by connecting one end side of the partition panel 30A to the front panel 24 and the other end side to the rear panel 26. 18 is easy to manufacture.
[0044]
In the above embodiment, the knee bag has an outer shell composed of two panels, a rear panel on the passenger compartment side and a front panel on the passenger side. In the present invention, as shown in FIG. The outer shell of the knee bag may be constituted by a single panel that integrally forms a rear surface on the passenger compartment side and a front surface on the passenger side.
[0045]
In the present invention, as shown in FIG. 8, the gas may flow out from the first chamber not only toward the upper side of the airbag but also toward the lower side.
[0046]
The knee bag 18B in FIG. 8 has an outer shell constituted by a single outer shell panel 50 in which a rear surface 26A on the interior panel 10 side and a front surface 24A on the passenger side are formed in a row. The outer shell panel 50 is folded from an intermediate portion between the front surface 24A and the rear surface 26A, and overlapped edges are joined together by a seam 28 to form a bag shape.
[0047]
In this embodiment, the partition panel 30 is joined to the front surface 24A by the seam 34 in the knee bag 18B, and the non-peripheral portion is fastened to the retainer 16 together with the rear surface 26A by the gas generator 20. ing.
[0048]
In this embodiment, communication ports 32 are provided on the upper side, the left and right sides, and the lower side of the non-peripheral portion of the partition panel 30, respectively.
[0049]
The other configuration of this embodiment is the same as that of the embodiment of FIG. 7. In FIG. 8, the same reference numerals as those in FIG. 7 denote the same parts.
[0050]
Thus, the knee bag can be more easily manufactured by configuring the outer shell of the knee bag with a single panel.
[0051]
In addition, by letting gas flow out from the first chamber to the lower side of the airbag, the lower side of the airbag is also sufficiently expanded.
[0052]
The above embodiment is an example of the present invention, and the present invention may take other forms.
[0053]
For example, in the above embodiment, the knee bag is divided into two chambers, the first chamber and the second chamber, but in the present invention, the knee bag may be partitioned into three or more chambers.
[0054]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, there is provided an occupant leg protection device that can quickly inflate and deploy a knee bag along a compartment member.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an occupant leg protection device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of a knee bag.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
FIG. 4 is an exploded perspective view of a knee bag portion.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the same part as in FIGS. 1 and 3 showing the knee bag during expansion.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of an occupant leg protecting apparatus according to another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of an occupant leg protecting apparatus according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view of an occupant leg protection device according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 interior panel 14 occupant leg protection device 16 retainer 18, 18A, 18B knee bag 18a first chamber 18b second chamber 20 gas generator 22 lid 24 front panel 24A front surface 26 rear panel 26A rear surface 30, 30A partition panel 32 communication port 36 Tie panel 50 Shell panel

Claims

車両乗員脚部の前方の車室部材に沿って膨張するニーバッグと、該ニーバッグを膨張させるガス発生器とを有した乗員脚部保護装置において、該ニーバッグ内は、
該ガス発生器からガスが先に導入されて先に膨張する第１室と、
連通口を介して該第１室からガスが導入されて膨張する第２室と
の少なくとも２室に区画されており、
該第２室は、該ニーバッグが膨張したときに該車室部材に沿うように配置されており、
該連通口は、第１室から第２室に対し、車室部材に向う方向にガスを流出させるものであることを特徴とする乗員脚部保護装置。An occupant leg protection device having a knee bag that inflates along a compartment member in front of a vehicle occupant leg and a gas generator that inflates the knee bag.
A first chamber in which gas is first introduced from the gas generator and expands first;
Partitioned into at least two chambers, a second chamber that expands when gas is introduced from the first chamber through the communication port;
The second chamber is arranged along the vehicle compartment member when the knee bag is inflated,
The occupant leg protection device according to claim 1, wherein the communication port allows gas to flow out from the first chamber to the second chamber in a direction toward the compartment member.

請求項１において、該第１室と第２室とは区画パネルによって区画されており、
該区画パネルの少なくとも一部は、第１室が膨張したときに該区画パネルと車室部材との間に第２室が介在する車室部材対峙面となっており、
該車室部材対峙面に前記連通口が設けられていることを特徴とする乗員脚部保護装置。In Claim 1, the 1st room and the 2nd room are divided by the division panel,
At least a part of the partition panel is a compartment member facing surface in which the second chamber is interposed between the partition panel and the compartment member when the first chamber is expanded,
The occupant leg protection device, wherein the communication port is provided on the opposite surface of the vehicle compartment member.

請求項２において、該ニーバッグは、車室部材側のリヤパネルと乗員側のフロントパネルとによって外殻が構成され、該区画パネルが内部に配置されており、
該区画パネルは、一端側が該フロントパネルに結合され、他端側が該リヤパネルに結合されていることを特徴とする乗員脚部保護装置。In claim 2, in the knee bag, an outer shell is constituted by a rear panel on the passenger compartment side and a front panel on the passenger side, and the partition panel is disposed inside,
An occupant leg protecting device, wherein the partition panel has one end coupled to the front panel and the other end coupled to the rear panel.

請求項２において、該ニーバッグは、車室部材側のリヤ面と乗員側のフロント面とを一続きに形成する１枚のパネルによって外殻が構成され、該区画パネルが内部に配置されており、
該区画パネルは、一端側が該フロント面に結合され、他端側が該リヤ面に結合されていることを特徴とする乗員脚部保護装置。3. The knee bag according to claim 2, wherein an outer shell is constituted by a single panel that continuously forms a rear surface on the passenger compartment side and a front surface on the passenger side, and the partition panel is disposed inside. ,
An occupant leg protection device according to claim 1, wherein the partition panel has one end coupled to the front surface and the other end coupled to the rear surface.

請求項２において、該ニーバッグは、車室部材側のリヤパネルと乗員側のフロントパネルとによって外殻が構成され、該区画パネルが内部に配置されており、
該区画パネルは、周縁部が該フロントパネルに結合されていることを特徴とする乗員脚部保護装置。In claim 2, in the knee bag, an outer shell is constituted by a rear panel on the passenger compartment side and a front panel on the passenger side, and the partition panel is disposed inside,
An occupant leg protecting device, wherein the partition panel has a peripheral edge coupled to the front panel.

請求項５において、該区画パネルは、非周縁部が該リヤパネルに結合されるか又は重なっていることを特徴とする乗員脚部保護装置。6. The occupant leg protection device according to claim 5, wherein the partition panel has a non-peripheral portion joined to or overlapped with the rear panel.

請求項２において、該ニーバッグは、車室部材側のリヤ面と乗員側のフロント面とを一続きに形成する１枚のパネルによって外殻が構成され、該区画パネルが内部に配置されており、
該区画パネルは、周縁部が該フロント面に結合されていることを特徴とする乗員脚部保護装置。3. The knee bag according to claim 2, wherein an outer shell is constituted by a single panel that continuously forms a rear surface on the passenger compartment side and a front surface on the passenger side, and the partition panel is disposed inside. ,
An occupant leg protecting device, wherein the partition panel has a peripheral edge coupled to the front surface.

請求項７において、該区画パネルは、非周縁部が該リヤ面に結合されるか又は重なっていることを特徴とする乗員脚部保護装置。8. The occupant leg protection device according to claim 7, wherein the partition panel has a non-peripheral edge joined to or overlapped with the rear surface.

請求項１ないし８のいずれか１項において、該第１室はニーバッグの下部に配置されており、
ニーバッグは前記車室部材に沿って下から上へ向って膨張するものであることを特徴とする乗員脚部保護装置。In any one of Claims 1 thru | or 8, this 1st chamber is arrange | positioned at the lower part of a knee bag,
The occupant leg protection device according to claim 1, wherein the knee bag is inflated from bottom to top along the vehicle compartment member.