JP2004330128A - 自噴圧吐出用ステムバルブ - Google Patents

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JP2004330128A
JP2004330128A JP2003131443A JP2003131443A JP2004330128A JP 2004330128 A JP2004330128 A JP 2004330128A JP 2003131443 A JP2003131443 A JP 2003131443A JP 2003131443 A JP2003131443 A JP 2003131443A JP 2004330128 A JP2004330128 A JP 2004330128A
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Masaaki Seki
正晃 関
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Mitani Valve Co Ltd
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Mitani Valve Co Ltd
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Abstract

【課題】スルーステム法の再充填を防止し得る自噴圧吐出用ステムバルブを提供する。
【解決手段】エアゾール容器1に充填された内容物が流入する入口部13を先端部に備えた筒状のハウジング10に、自噴圧吐出用ステムバルブが構成されている。マウンティングカップ2のボス上面部21のステム挿通口21aからステム11を突出させ、かつステムガスケット15をステム挿通口21aの周辺のボス上面部21に接面させるようにハウジング10がボス部20に保持される。内容物は、スルーバルブ法により、ステム挿通口21aの隙間からステムガスケット15の表面及びハウジング外周面を経由して加圧状態で容器に充填される。ステム3及び入口部13間に逆止弁として機能するボール18が設けられ、ステム11の押し下げ操作時には自噴圧により開放し、一方スルーステム法によりステム3を通して内容物が容器に圧入されると閉鎖する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器に充填された内容物が流入する入口部を先端部に備え、かつ容器頭部に装着されたマウンティングカップのボス部に保持される筒状のハウジングに、ステムと、このステムをハウジングの基端開口部から突出させるように上方へ付勢を行う弾性体とが収納されると共に、基端開口部に、ステムの周壁を環状に包囲することによりステム孔を閉鎖する弾性のステムガスケットが載置され、ボス上面部のステム挿通口からステムが突出し、かつステムガスケットがステム挿通口の周辺のボス上面部に接面しているハウジングの保持状態で、内容物が、ステム挿通口のステム周辺の隙間からステムガスケットの表面及びハウジング外周面を経由してスルーバルブ法により加圧状態で充填されると共に、充填後にステムが押し下げ操作されると、ステムガスケットが連動して撓むことによりステム孔を開口させてハウジングの入口部から流入した内容物をステムから自噴圧により吐出させるようになった自噴圧吐出用ステムバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の自噴圧吐出用ステムバルブが装着された容器に、エアゾール、可燃性液化ガス等の自噴式の内容物を充填する場合、ステムを通して圧入する所謂スルーステム法に対して、最近ではより高圧でステムの周囲からステムガスケット及びハウジング外周面を経由して高速に充填するスルーバルブ法が採用される傾向にある。因みに、文献1によれば、ハウジングをマウンティングカップのボス部にクリンチにより保持させる際に、圧入流路を確保できるようにしたハウジング外周面に形成するガス充填用の溝構造が提案されている。また、このようなスルーバルブ法の充填は、例えば文献2に開示されたコンロ用のカセット式ガスボンベに燃性液化ガスを圧入して液化させる場合に採用されている。
【0003】
【特許文献1】
実開平7−24783号公報
【特許文献2】
特開平11−101400号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、内容物が消費された場合に、スルーステム法の充填は、スルーバルブ法に較べて第3者により実施され易く、したがって真正の内容物と異なる内容物が再充填されて販売されると、販売利益が損なわれるだけでなく、商品の信頼感が毀損され、場合により危険を伴う問題がある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みて、スルーステム法による再充填を防止し得る冒頭に述べた類の自噴圧吐出用ステムバルブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、容器に充填された内容物が流入する入口部を先端部に備えた筒状のハウジングに、ステムと、このステムをハウジングの基端開口部から突出させるように上方へ付勢する弾性体とが収納されると共に、基端開口部に、ステムの周壁を環状に包囲することによりステム孔を閉鎖する弾性のステムガスケットが載置されて、ハウジングが、容器頭部に装着されたマウンティングカップのボス部に保持されるようになった自噴圧吐出用ステムバルブであって、ボス上面部のステム挿通口からステムを突出させ、かつステムガスケットをステム挿通口の周辺のボス上面部に接面させるハウジングの保持状態で、内容物が、ステム挿通口のステム周辺の隙間からステムガスケットの表面及びハウジング外周面を経由して加圧状態で容器に充填されると共に、充填後にステムが押し下げ操作されると、ステムガスケットが連動して撓むことによりステム孔を開口させてハウジングの入口部から流入した内容物をステムから自噴圧により吐出させるようになった自噴圧吐出用ステムバルブにおいて、 ハウジング内のステム及び入口部間に、ステムの押し下げ操作時には自噴圧により開放し、一方ステムを通して内容物が容器に圧入されると閉鎖する逆止弁が設けられたことを特徴とする。
【0007】
逆止弁は、ステムの押し下げ操作時には自噴圧により開放し、一方ステムを通して内容物が容器に圧入されると閉鎖する。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1を基に本発明の実施の形態の一例による自噴圧吐出用ステムバルブを説明する。このステムバルブは、エアゾール容器1に充填された自噴式の内容物が流入する入口部13を先端部に備えた筒状のハウジング10に、基端開口部10aから突出するステム11と、ばね座部10bに着座してステム11を上方へ付勢するばね19とが収納されると共に、基端開口部10aに、弾性を呈し、かつステム11の周壁を包囲することによりステム孔12を閉鎖する環状でゴム製のステムガスケット15が載置される。
【0009】
ハウジング10が、エアゾール容器1の頭部に装着されたマウンティングカップ2の筒状のボス部20に、このボス上面部21のステム挿通口21aからステム11を突出させ、かつステムガスケット15がステム挿通口21aの周辺のボス上面部21の裏面に接面するように、ハウジング10の外形を膨出させた上部外周面14をボス部20にかしめて保持される。上部外周面14には、スルーバルブ法により、ステム11及びステム挿通口21a間の隙間からステムガスケット15の表面及び上部外周面14を経由して高速充填が行われるように、縦溝14aが円周方向に間欠的に複数個形成されている。
【0010】
このような自噴圧吐出用ステムバルブの構成自体は基本的に周知であるが、筒状のハウジング10の下端の内容物の入口部13及びばね座部10b間のパイプ状流路16の途中には、その外形を段差状に大きくしてボール18を収納し、かつその直径よりも小さく設定された円形の弁口17aを有する弁室17が形成されている。また、弁室17の内周面には、ボール18の上方への抜け止めを行い、かつ上方へ浮動して弁口17aを開口させる程度の隙間を残すように、ボール18よりも僅かに大きな曲線状内周面を有するリブ17bが四方に形成されている。
【0011】
ステム11に装着された噴射ボタン(図示せず)が押下げ操作されると、周知のように、ステム孔12が開口し、弁室17のステム11側が大気に連通することにより、エアゾール容器1側の噴射圧でボール18が浮上して弁室17の上部に拘束されて弁口17aが開口し、噴射ボタンの噴射口から噴射が行われる。
【0012】
内容物を使用し尽くした後にステム11の吐出路11aから内容物が噴射剤と共に加圧状態で再充填されようとすると、その圧力によりボール18が入口17aを閉鎖し、スルーステム法による充填が防止される。
【0013】
図2は別の実施の形態による自噴圧吐出用ステムバルブを示すもので、前述のものと同一もしくは同等部分は同一符号で説明する。このステムバルブは、コンロ用のカセット式容器であるガスボンベ5の眼鏡蓋5aに装着されたマウンティングカップ2のボス部20に保持され、スルーバルブ法により燃性液化ガス、例えば液化炭化水素ガスが圧入されている。ハウジング10のばね座部10bよりも先方には、ステム11の縦方向に沿った流路部33a及びその直交方向へ曲げられた流路部33bを有するL字形のパイプ状流路33が形成されると共に、流路部33bの先端部のフランジ部33cより先方には、入口部31及び逆止弁としての弾性復帰力を呈するフラップ弁32を構成するキャップ30が嵌着されている。
【0014】
このキャップは、その上面部が入口部31を形成するように円形に開口されると共に、その直径よりも僅かに大きな直径の樹脂製ディスク状のフラップ弁32が付属している。図3に示すように、その端部のノッチ34aを介して突設された突片34が、キャップ30の嵌着状態で、流路部33bの先方への突片35と、入口部31の周辺部とで挟持されることにより、フラップ弁32は流路部33bの先端から上方へ干渉しないように離間して、ノッチ34aを支点として入口部31に対して離反方向へ開口可能になっている。
【0015】
ガスボンベ5が、コンロの容器収納部にカセット式に所定の回転位置で横倒状態に収納されて受具と連結されると、入口部31は可燃性液化ガスの液面39の上方位置を占める。着火時にステム11が押下げ操作されると、加圧状態の可燃性ガスはフラップ弁32を開口させてステム11から吐出され、バーナで燃焼する。可燃性液化ガスの消費後にステム11の吐出路11aから再充填しようとすると、その充填圧力によりフラップ弁32が入口部31を閉鎖する。尚、この入口部はメッシュ状に構成することもできる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、スルーバルブ法により容器に充填されたエアゾール或は燃料用等の液化ガスの使用済み後に、スルーステム法によりステムを通して内容物が再充填されるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による自噴圧吐出用ステムバルブをマウンティングカップのボス部に装着した状態の断面図である。
【図2】別の実施の形態によるコンロにセットされる自噴圧吐出用ステムバルブの断面図である。
【図3】図2によるステムバルブのキャップを外した状態のフラップ弁の平面図である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器
2 マウンティングカップ
5 カセット式ガスボンベ
10 ハウジング
11 ステム
15 ステムガスケット
13,31 入口部
17a 弁口
18 ボール
20 ボス部
21 ボス上面部
21a ステム挿通口
32 フラップ弁

Claims (4)

  1. 容器に充填された内容物が流入する入口部を先端部に備えた筒状のハウジングに、ステムと、このステムをハウジングの基端開口部から突出させるように上方へ付勢する弾性体とが収納されると共に、基端開口部に、ステムの周壁を環状に包囲することによりステム孔を閉鎖する弾性のステムガスケットが載置されて、ハウジングが、容器頭部に装着されたマウンティングカップのボス部に保持されるようになった自噴圧吐出用ステムバルブであって、ボス上面部のステム挿通口からステムを突出させ、かつステムガスケットをステム挿通口の周辺のボス上面部に接面させるハウジングの保持状態で、内容物が、ステム挿通口のステム周辺の隙間からステムガスケットの表面及びハウジング外周面を経由して加圧状態で容器に充填されると共に、充填後にステムが押し下げ操作されると、ステムガスケットが連動して撓むことによりステム孔を開口させてハウジングの入口部から流入した内容物をステムから自噴圧により吐出させるようになった自噴圧吐出用ステムバルブにおいて、
    ハウジング内のステム及び入口部間に、前記ステムの押し下げ操作時には自噴圧により開放し、一方前記ステムを通して内容物が容器に圧入されると閉鎖する逆止弁が設けられたことを特徴とする自噴圧吐出用ステムバルブ。
  2. 容器に、内容物が噴射剤と共にエアゾールとして充填されていることを特徴とする請求項1記載の自噴圧吐出用ステムバルブ。
  3. 容器に、内容物として液化ガスが充填されていることを特徴とする請求項1記載の自噴圧吐出用ステムバルブ。
  4. 容器に可燃性液化ガスがガスボンベとして充填されると共に、ハウジングに、ステムの縦方向に沿った流路部及びその直交方向へ曲げられて先端を入口部とする流路部を有するL字形のパイプ状流路が設けられ、
    このパイプ状流路に逆止弁を設けられると共に、前記容器がコンロに横倒されてセットされた状態で、前記入口部が液面より上方位置を占めることを特徴とする請求項1記載の自噴圧吐出用ステムバルブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100957512B1 (ko) 2008-03-17 2010-05-14 원정제관(주) 재충전이 불가능한 밸브
KR101556112B1 (ko) 2015-04-30 2015-09-30 유재열 분사조절밸브유닛
JP2018510818A (ja) * 2015-01-29 2018-04-19 ロレアル 美容用製品をスプレーとして分配するための分配装置
KR101903455B1 (ko) 2015-08-07 2018-10-02 유재열 분사조절밸브유닛과 이것을 구비한 유체분사장치

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